JP3799690B2

JP3799690B2 - Side airbag device

Info

Publication number: JP3799690B2
Application number: JP29810896A
Authority: JP
Inventors: 猛山地; 徹尾崎
Original assignee: Toyoda Gosei Co Ltd
Current assignee: Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date: 1996-10-21
Filing date: 1996-10-21
Publication date: 2006-07-19
Anticipated expiration: 2016-10-21
Also published as: JPH10119702A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばピラー部やルーフサイドレール部から車両の窓部側方にエアバッグを展開させる側部用エアバッグ装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
エアバッグ装置は、車両の衝突時にエアバッグを膨張させて乗員を拘束する装置であり、一般にガス発生器であるインフレータと、インフレータのガスにより膨張するエアバッグとを備えている。
【０００３】
上記エアバッグ装置は乗員を前方から拘束するものに限らず、近年は側方から拘束するものも開発されており、なかでもエアバッグを車両の窓部側方に展開させる側部用エアバッグ装置は、エアバッグを車両の窓部周囲に収納して、このエアバッグを車室側面に沿って展開させる必要がある。
【０００４】
このような側部用エアバッグ装置としては、車両のセンターピラー部やフロントピラー部、あるいはルーフサイドレール部等を利用するものが考えられるが、何れにしても車両の細長い構造部にエアバッグ装置を埋設する必要上、細長く折り畳み又は巻回したエアバッグの軸延長上にインフレータを配設し、ピラー部等に固定されたエアバッグの一端にこのインフレータのガス噴出口を接続するような構造が主流となる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はかかる側部用エアバッグ装置において、エアバッグの展開性能の向上や組立工数の削減等を図ることを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
すなわち、上記目的に適合する本発明の側部用エアバッグ装置は、請求項１記載のものは、エアバッグを車両のフロントピラー部とルーフサイドレール部の少なくとも一方に収納し、このエアバッグをインフレータにより上記フロントピラー部やルーフサイドレール部から車室側面に沿い上記窓部間の側方に展開させる側部用エアバッグ装置であって、重合しまたは折り重ねた布の外周部を縫合することにより形成してなるゴムコーティング材によりコートされた気密のエアバッグの一部にインフレータを内包するインフレータ収納部を一体に形成し、かつ上記インフレータにボルトを付設してインフレータのアッセンブリ体を形成すると共に、上記インフレータ収納部の側部にこのアッセンブリ体を挿入しうる開口部を形成し、上記インフレータ収納部にボルトを形成して、この収納部に挿入したアッセンブリ体のボルトを挿通せしめ、さらに上記開口部付近の縫製の残り代を上記ボルト側に折り返して、この残り代に形成したボルト孔を上記ボルトに嵌挿し、かつこの残り代の外面に板状のリテーナを重合して、この残り代とリテーナとを上記ボルトに螺合したナットにより共締めしたことを特徴とする。
【０００９】
そして、上記請求項１の側部用エアバッグ装置において、インフレータ収納部の内面にシリコンゴム等のゴムコーティング材をコーティングすることも可能である。
【００１０】
また、上記リテーナを所要延出して車両のボデーに固定する取り付け座を形成することも可能である。
【００１１】
一方、本発明の請求項４の側部用エアバッグ装置は、エアバッグを車両のフロントピラー部とルーフサイドレール部の少なくとも一方に収納し、このエアバッグをインフレータにより、上記フロントピラー部とルーフサイドレール部から車室側面に沿い上記窓部の側方に展開させる側部用エアバッグ装置であって、重合しまたは折り重ねた布の外周部を縫合することにより形成してなるゴムコーティング材でコートされた気密のエアバッグを更に縫製により、互いに連通する複数の気室に区画したことを特徴とする。
【００１２】
上記気室は、上記エアバッグ上部の縫合部の縫製の残り代を所要延出して、この残り代延出部を車両のフロントピラー部とルーフサイドレール部に固定すると共に、上記気室をセンターピラー部の前後に亘らせて形成することも可能である。
【００１３】
【作用】
車室側面に沿い窓部側方に展開する側部用エアバッグは、車両のピラー部とルーフサイドレール部などに収納されることが多いが、これらピラー部やルーフサイドレール部は車両の支柱的役割を担っているために柱状になっており、このため本発明エアバッグはフロントピラー部とルーフサイドレール部に棒状に細長く折り畳まれて収納される。
そして、膨張時には、上記フロントピラー部等の狭い収納部から幕を引く（降ろす）ように展開することとシール性のためにコーティングすることが好適である。
【００１４】
さらに、表面側をコーティングすることはエアバッグの表面を平滑に形成する。上記のようにエアバッグを細長く収納するためには、平に伸ばしたエアバッグを細かくつづら折するが、このときエアバッグの表面が滑らかであることは作業上有利である。また、上記ピラー部やピラー部を覆うピラーカバーにも凹凸があることもあり、上記滑らかなエアバッグの表面はこのような場合にもエアバッグを円滑に展開させることができる。
【００１６】
一方、インフレータは、主にフロントピラーの根元、サイドパネルに固定されることがあり、この場合、エアバッグの本体部より突き出たインフレータ収納部を一体に形成することが有利である。このとき、一体形状にした裁断布を縫製することにより、縫製工数が低減される。
【００１７】
また例えば、スポーツタイプの車両の場合、フロントピラーが比較的角度がなく、つまり寝ており、裁断布をとったときフロントピラーの根元にあるインフレータ収納部が他の部分（エアバッグ本体部）より、原反を長手方向にいたずらに消費することとなり経済的に不利である。このとき、別に裁断した収納部用の裁断布をエアバッグ本体部に縫製し、さらに収納部の外周を縫製することにより、原反の歩留りを向上させることができる。
そして、インフレータは、エアバッグの膨張のため所定の熱を有するガスを発生させる。このとき、インフレータを収納する収納部の布表面の熱による影響を低減させるため、請求項２のようにゴムコーティングを施すことが好適である。コーティングにはクロロプレンゴムやシリコンゴムなどのコーティング材がある。
【００１８】
さらに、例えば運転席側エアバッグではホーンパッドなどで、助手席側エアバッグではエアバッグケースなどでインフレータを夫々収納する構造をとっているが、インフレータを包み込むように収納部内部にインフレータを挿入しておき、リテーナでバッグ開口部を押さえ込めば特別なケース状の部品がなくても済む利点がある。
この場合、請求項３のようにこのリテーナを延長し、例えばボデーに直接、又はボデーに設けられたブラケットに固定すれば、先のエアバッグケース等の部品などがなくても済む。
【００１９】
ところで、断面積の比較的小さいフロントピラー部等からエアバッグが幕を引く（降ろす）ように展開するためには、インフレータから供給されるガスを効率よく各部に供給する必要がある。単に袋状のものの場合は球状に膨張しようとするため、ガス流れ方向や折り畳みに高度な技術が必要となるが、所定の厚みで幕状に膨張旋回させるための一つの方法として、請求項４のようにエアバッグ本体を複数の気室に区画する方法がある。請求項４では、さらにこの気室の膨張をバランスよくするために、各気室を連通するように区画しながらもガス供給に自由度を与える。そして、フロントピラーから車両後方に向けてインフレータのガスを噴出させる場合、ガスが必然的に後方に向かうため、車両前後方向に気室を向けると順次気室の膨張が得られる。
【００２０】
上記の場合、フロントピラーの根元に設置されたインフレータからのガスは、フロントピラーからルーフサイドレール沿いに流れることがあり、このときこの流れに沿ってフロントピラーからルーフサイドレールに沿って横方向に長い気室を設け、初期のガス流を横方向の気室に流し、この気室にぶら下がるように連通した縦方向の気室に順次導入することが好ましい。
【００２１】
そして、上記の如き気室を形成した場合、エアバッグが膨張し乗員を拘束する時、それぞれの固定部にてエアバッグを保持するが、この時、請求項４ではエアバッグの内圧や固定部つまりエアバッグを保持する支点間の張力を考慮している。この支点となる部位としてセンターピラーを介してバッグを保持すれば、エアバッグ内圧や支点間張力の助けとなる。
【００２２】
また、エアバッグ装置では、エアバッグ表面を平滑にすることにより、エアバッグの折り畳みと展開とを円滑に行うことが可能となり、また縫製の残り代を延出してピラー部等への固定部とすることにより、部品点数を減らしコストの低減を実現すると共に、折り畳んだエアバッグのかさを低くすることが可能である。そして、インフレータ収納部をエアバッグと一体に形成することによりサイドパネルへのインフレータの固定が有利となり、さらにエアバッグを互いに連通する複数の気室に区画することにより、エアバッグを容易に所定厚みで幕状に展開させることが可能である。
【００２３】
【発明の実施の形態】
以下、さらに添付図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
【００２４】
図１（イ）は本発明実施形態の側部用エアバッグ装置を示す正面図、同図（ロ）は同図（イ）のＡ−Ａ線断面図、図２は同実施例エアバッグ装置の膨張状態を示す断面図であり、上記エアバッグ１は、車両のフロントピラー部Ｆとルーフサイドレール部Ｒとに夫々収納され、インフレータ収納部２に収納するインフレータ３により上記フロントピラー部Ｆとルーフサイドレール部Ｒから図２に示す如く車室側面に沿い車両の窓部Ｗ側方に展開するようになっている。なお、図２において、Ｍは乗員、Ｄはドアである。
【００２５】
上記エアバッグ１は、同形の２枚の布を重合するか、あるいは対称形状の１枚の布を２つに折り重ねた後、この布の外周縁部を縫合することにより形成されており、このエアバッグ１の外表面には、クロロプレンゴムやシリコンゴム等のゴムコーティング材４がコーティングされている。これによりエアバッグ１を気密に形成すると共に、エアバッグ１の表面を平滑に形成している。
【００２６】
一方、上記エアバッグ１では、図１に示すように、外周の縫製部５の縫製の残り代６をエアバッグの上部で所要延出すると共に、この残り代延出部にボルトやリベットを挿通させる複数の小孔８を形成して、上記フロントピラー部Ｆとルーフサイドレール部Ｒへの取付部７となしている。
【００２７】
また、上記エアバッグ１のインフレータ収納部２は、エアバッグ１の前部を図１に示す如く細く形成することにより、棒（または筒）状のインフレータ３を内包するように形成されている。このインフレータ収納部２は、図示の如くエアバッグ本体１と連続する布によっても形成しうるが、図３に示す如く別体の布２′をエアバッグ用布１′に縫着し、その後外周縫製を施すことにより、上記エアバッグ本体１と一体のインフレータ収納部２を形成することも可能である。
そして、このインフレータ収納部２の内面には、耐熱性を向上させるべくシリコンゴムまたはクロロプレンゴム等のゴムコーティング材がコーティングされている。
【００２８】
一方、上記インフレータ収納部２を有するエアバッグ装置は、図４に示すように、上記インフレータ３をブラケット９に固定することにより、このインフレータ３にほぼ軸直角方向に２本のボルト１０を付設してインフレータ３のアッセンブリ体１１を形成すると共に、図５に示す如く、上記インフレータ収納部２の側部にこのアッセンブリ体１１を挿入しうる開口部１２を外周縫製５を止めることによって形成し、図６に示すように上記インフレータ収納部２にボルト孔１３を形成して、この収納部２に挿入したアッセンブリ体１１のボルト１０を挿通せしめ、さらに図７に示すように上記開口部１２付近の縫製の残り代１４を上記ボルト側に折り返して、この残り代１４に形成したボルト孔１５を上記ボルト１０に嵌挿し、図８、図９に示す如く、この残り代１４の外面に板状のリテーナ１６を重合して、この残り代１４とリテーナ１６とを上記ボルト１０に螺合したナット１７により共締めしている。
この場合、図１０に示す如くリテーナ１６を所要延出して、車両のボデーに直接または間接的に固定する取り付け座１８を形成することもできる。
【００２９】
これらインフレータ収納部２をエアバッグに一体に有するエアバッグ装置の組立方法としては、先に説明した図４〜図９に示すように、棒状のインフレータ３に略軸直角方向のボルト１０を付設してインフレータ３のアッセンブリ体１１を形成する一方、エアバッグ１の前記インフレータ収納部２の側部にこのアッセンブリ体１１を挿入しうる開口部１２を形成し、上記アッセンブリ体１１をこの開口部１２からインフレータ収納部２に挿入して、上記ボルト１０をこのインフレータ収納部２に形成したボルト孔に挿通せしめ、次いで上記開口部１２付近の縫製の残り代１４を上記ボルト１０側に折り返して、この残り代１４に形成したボルト孔１５を上記ボルト１０に嵌挿し、さらにこの残り代１４の外面に板状のリテーナ１６を重合して、上記折り返した縫製残り代１４とこのリテーナ１６とを上記ボルトに螺合したナット１７により共締めをする。
【００３０】
次に、エアバッグに気室を形成する例を説明する。
図１１は本発明第２実施形態の側部用エアバッグ装置を示す正面図、図１２は図１１のＡ−Ａ線断面図、図１３は同、第３実施形態の側部用エアバッグ装置を示す正面図であり、各図において、先の実施形態と同一部材は同一符号を記すことにより説明を省略する。
【００３１】
すなわち、これらの実施形態のエアバッグ１は、先に説明したエアバッグの構成に加え、エアバッグの中央部付近にさらに縫製１９を施すことにより、エアバッグを互いに連通する複数の気室に区画するものであり、図１１、図１２に示すものは、気室２０を車両の前後方向にほぼ平行となる筒状に形成している。この筒状の気室２０は夫々車両方向前後において互いに連通している。
この場合、図１１に示すように、上記エアバッグ１の上部を車両のフロントピラー部Ｆとルーフサイドレール部Ｒに固定すると共に、上記筒状の気室２０をセンターピラー部Ｃの前後に亘らせて形成することが可能である。
【００３２】
一方、図１３に示すエアバッグは、エアバッグ１を区画する気室を、車両のフロントピラー部Ｆとルーフサイドレール部Ｒに沿う横方向の気室２１と、この横方向の気室の下方に並設された複数の縦方向の気室２２とにより形成している。縦方向の気室２２はその上部において、上記横方向の気室２１と連通している。
以上、本発明の実施形態を説明したが、インフレータ収納部２の代わりとして、インフレータ３が挿し込まれる開口部を形成することも可能である。
【００３３】
【発明の効果】
本発明の側部用エアバッグ装置は以上説明した通りであり、エアバッグ表面をゴムコーティング材によりコートすることにより、エアバッグを気密にすると共に平滑にすることにより、エアバッグの折り畳みと展開とを円滑に行なうことが可能となり、また縫製の残り代を延出してピラー部やルーフサイドレール部への固定部とすることにより、部品点数を減らしコストの低減を実現すると共に、折り畳んだエアバッグのかさを低くすることが可能である。
一方、インフレータは、主にフロントピラーの根元、サイドパネルに固定されることがあるが、この場合、請求項１のようにエアバッグの本体部より突き出たインフレータ収納部を一体に形成することが有利である。
また、インフレータは、エアバッグの膨張のため所定の熱を有するガスを発生させるが、このとき、インフレータを収納する収納部の布表面の熱による影響を低減させるため、請求項２のようにゴムコーティングを施すことが効果的である。
さらに、インフレータを包み込むように収納部内部にインフレータを挿入しておき、リテーナでバッグ開口部を押さえ込むことにより、特別なエアバッグケース等の部品がなくて済む利点が生じる。
この場合、請求項４のようにリテーナを延長し、例えばボデーに直接、またはボデーに設けられたブラケットに固定すれば、やはりエアバッグケース等の部品がなくて済む利点が生じる。
【００３４】
他方、断面積の比較的小さいピラー部等からエアバッグが幕を引くように展開するためには、インフレータから供給されるガスを効率よく各部に供給する必要があり、単に袋状のものの場合は球状に膨張しようとするためにガス流れ方向や折り畳みに高度な技術が必要となるが、所定の厚みで幕状に膨張展開させるためには請求項７のようにエアバッグ本体を複数の気室に区画する構成が有利であり、さらにこの構成では、この気室の膨張をバランスよくするために各気室を連通するように区画しながらもガス供給に自由度を与えることが可能である。そして、上記気室を形成するに際し、フロントピラーから車両後方に向けてインフレータのガスを噴出させる場合、ガスが必然的に後方に向かうため、車両前後方向に気室を設けることにより順次気室の膨張を得ることが可能となる。
【００３５】
さらに、インフレータガスの流れを利用してフロントピラーからルーフサイドレールに沿って横方向に長い気室を設け、初期のガス流をこの横方向の気室に流し、この気室にぶら下がるように連通した縦方向の気室に順次導入する構成も、エアバッグを所定厚みで幕状に膨張させる点で有利である。
そして、上記の如き気室を形成した場合、エアバッグが膨張し乗員を拘束する時、それぞれの固定部にてエアバッグを保持するが、この時、請求項４ではエアバッグの内圧や固定部つまりエアバッグを保持する支点間の張力を考慮し、この支点となる部位としてセンターピラーを介してバッグを保持することにより、エアバッグ内圧や支点間張力の助けとすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】（イ）本発明実施形態の側部用エアバッグ装置を示す正面図である。
（ロ）同図（イ）のＡ−Ａ線断面図である。
【図２】同実施例エアバッグ装置の膨張状態を示す断面図である。
【図３】エアバッグ用布の裁断例を示す平面図である。
【図４】インフレータのアッセンブリ体を示す斜視図である。
【図５】インフレータ挿入部の組立第１工程図である。
【図６】同、第２工程図である。
【図７】同、第３工程図である。
【図８】同、第４工程図である。
【図９】組立後のインフレータ挿入部を裏から見た斜視図である。
【図１０】リテーナを延出した例を示す部分拡大図である。
【図１１】気室を設けた例を示す正面図である。
【図１２】図１１のＡ−Ａ線断面図である。
【図１３】気室を設けた他の例を示す正面図である。
【符号の説明】
１エアバッグ
２インフレータ収納部
３インフレータ
４ゴムコーティング材
５外周縫製部
６縫製残り代
７取付部
８小孔
９ブラケット
１０ボルト
１１インフレータのアッセンブリ体
１２開口部
１３、１５ボルト孔
１４縫製の残り代
１６リテーナ
１７ナット
１８取り付け座
１９気室用縫製
２０、２１、２２気室[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is, for example, relates the pillar portion and the roof side rail portion to the side air bag equipment for which to deploy the air bag to the window portion side of the vehicle.
[0002]
[Prior art]
An airbag device is a device that inflates an airbag and restrains an occupant at the time of a vehicle collision, and generally includes an inflator that is a gas generator and an airbag that is inflated by gas of the inflator.
[0003]
The airbag device is not limited to restraining an occupant from the front, and recently, a device that restrains an occupant from the side has been developed, and in particular, a side airbag device that deploys the airbag to the side of the vehicle window. Requires storing the airbag around the window of the vehicle and deploying the airbag along the side of the vehicle compartment.
[0004]
As such a side airbag device, one using a center pillar portion, a front pillar portion, a roof side rail portion, or the like of a vehicle is conceivable. Therefore, there is a structure in which an inflator is disposed on an axial extension of an airbag that is folded or wound in an elongated shape, and a gas outlet of the inflator is connected to one end of the airbag fixed to a pillar portion or the like. Become mainstream.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to improve the deployment performance of the airbag, reduce the number of assembly steps, and the like in such a side airbag device.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In other words, the side airbag device according to the present invention suitable for the above-mentioned object is the one according to claim 1, wherein the airbag is accommodated in at least one of the front pillar portion and the roof side rail portion of the vehicle. A side airbag device that deploys laterally between the window portions along the side of the passenger compartment from the front pillar portion or roof side rail portion by an inflator, and stitches the outer peripheral portion of the overlapped or folded cloth An inflator housing portion for containing the inflator is integrally formed in a part of an airtight airbag coated with a rubber coating material formed by the above, and a bolt is attached to the inflator to form an inflator assembly. In addition, an opening through which the assembly body can be inserted is formed in a side portion of the inflator housing portion, Bolts are formed in the data storage section, the assembly body bolts inserted in the storage section are inserted, and the remaining margin of sewing near the opening is folded back to the bolt side, and the bolt formed in the remaining margin A hole is inserted into the bolt, a plate-like retainer is superposed on the outer surface of the remaining allowance, and the remaining allowance and the retainer are fastened together by a nut screwed into the bolt .
[0009]
Then, the Te claim 1 side airbag apparatus smell for, it is also possible to coat the rubber coating material such as silicone rubber on the inner surface of Lee Nfureta compartment.
[0010]
It is also possible to form a mounting seat for extending the retainer as required and fixing it to the vehicle body.
[0011]
On the other hand, the side airbag apparatus according to claim 4 of the present invention accommodates an airbag in at least one of a front pillar portion and a roof side rail portion of a vehicle, and the airbag is connected to the front pillar portion and the roof by an inflator. A side airbag device that is deployed from the side rail portion to the side of the window portion along the side of the vehicle compartment, and is formed by stitching the outer peripheral portion of the overlapped or folded cloth. The air-tight airbag coated with the above is further divided into a plurality of air chambers communicating with each other by sewing.
[0012]
The vapor chamber is a remaining margin of sewn stitching of the upper Symbol airbag upper out the required extension, to fix the remaining Dainobe out section in the front pillar portion and the roof side rail portion of the vehicle, the upper Kiki chamber Can also be formed across the center pillar portion.
[0013]
[Action]
Side airbag to deploy to the window side along the vehicle compartment side is often housed in such pillar and the roof side rail portion of the vehicle, which Rapi color portion and a roof side rail portion vehicles Therefore, the airbag according to the present invention is stored in the front pillar portion and the roof side rail portion by being folded into an elongated shape in a rod shape.
When expanding, it is preferable to unfold the curtain from a narrow storage part such as the front pillar part, and to coat it for sealing.
[0014]
Furthermore, coating the surface side forms a smooth surface of the airbag. In order to store the airbag in a slender manner as described above, the airbag that has been flattened is folded finely, and at this time, the smooth surface of the airbag is advantageous in terms of work. Moreover, the pillar part and the pillar cover that covers the pillar part may be uneven, and the surface of the smooth airbag can smoothly deploy the airbag even in such a case.
[0016]
Meanwhile, the inflator, may be primarily fixed base of the front pillar, a side panel, this case, it is advantageous to form the inflator housing portion projecting from the main body portion of the airbags together. At this time, the number of sewing steps can be reduced by sewing the cut cloth formed into an integral shape.
[0017]
Also, for example, in the case of sports type vehicles, the front pillar is relatively angled, that is, when sleeping, the inflator storage at the base of the front pillar when taking a cut cloth is more than the other part (airbag body) This consumes the raw material in the longitudinal direction, which is economically disadvantageous. At this time, the yield of the original fabric can be improved by sewing the cut cloth for the storage section separately cut into the airbag main body section and further sewing the outer periphery of the storage section.
The inflator generates a gas having a predetermined heat for inflating the airbag. At this time, in order to reduce the influence of the heat on the cloth surface of the storage portion for storing the inflator, it is preferable to apply rubber coating as in claim 2 . Coatings include coating materials such as chloroprene rubber and silicon rubber.
[0018]
Furthermore, for example, such as the horn pad in driver's side air bag, in the front passenger seat airbag adopts the structure that respectively house the inflator in an air bag case, insert the inflator inside housing part in such a manner as to wrap the Lee Nfureta In addition, if the bag opening is pressed by the retainer, there is an advantage that no special case-like parts are required.
In this case, if the retainer is extended as in claim 3 and fixed to the body, for example, directly or to a bracket provided on the body, there is no need for parts such as the airbag case.
[0019]
By the way, in order to deploy the airbag from the front pillar portion or the like having a relatively small cross-sectional area, the gas supplied from the inflator needs to be efficiently supplied to each portion. In the case of a bag-like one, since it tends to expand into a spherical shape, a high level of technology is required for the gas flow direction and folding, but as one method for inflating and swirling into a curtain shape with a predetermined thickness, claim 4 As described above, there is a method of dividing the airbag body into a plurality of air chambers. According to the fourth aspect , in order to further balance the expansion of the air chambers, a degree of freedom is given to the gas supply while the air chambers are partitioned so as to communicate with each other. When the gas of the inflator is ejected from the front pillar toward the rear of the vehicle, the gas inevitably moves toward the rear. Therefore, when the air chamber is directed in the vehicle front-rear direction, the expansion of the air chamber is sequentially obtained.
[0020]
Above cases, the gas from the inflator disposed at the base of the full Rontopira, may flow from the front pillar along a roof side rail, laterally along the time roof side rail from the front pillar along the flow It is preferable that a long air chamber is provided, and an initial gas flow is caused to flow in the horizontal air chamber and is sequentially introduced into the vertical air chamber communicating with the air chamber .
[0021]
Then, the case of forming the such air chamber described above, when the airbag is restrain the driver retains the airbag at respective fixed portions, this time, the internal pressure and the fixed portion of the airbag in claim 4 That is, the tension between the fulcrum holding the airbag is taken into consideration. If the bag is held via the center pillar as the fulcrum portion, the airbag internal pressure and the tension between the fulcrums are helped.
[0022]
Also, the airbags device, by smoothing the airbag surface, it is possible to smoothly perform the deployment and folding of the air bag, also fixing part extending the remaining margin of the sewing to the pillar portion and the like By doing so, it is possible to reduce the number of parts and reduce the cost, and to reduce the bulk of the folded airbag. Then, by forming the inflator storage part integrally with the airbag, it is advantageous to fix the inflator to the side panel. Further, by dividing the airbag into a plurality of air chambers communicating with each other, the airbag can be easily formed to a predetermined thickness. It can be developed in a curtain.
[0023]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
[0024]
FIG. 1 (a) is a front view showing a side airbag device according to an embodiment of the present invention, FIG. 1 (b) is a cross-sectional view taken along line AA of FIG. 1 (a), and FIG. The airbag 1 is housed in a front pillar portion F and a roof side rail portion R of a vehicle, and the front pillar portion F is separated by an inflator 3 housed in an inflator housing portion 2. As shown in FIG. 2, the roof side rail portion R is developed to the side of the vehicle window portion W along the side of the vehicle compartment. In FIG. 2, M is an occupant and D is a door.
[0025]
The airbag 1 is formed by superimposing two cloths of the same shape or by folding one piece of symmetrical cloth into two and then stitching the outer peripheral edge of the cloth. The outer surface of the airbag 1 is coated with a rubber coating material 4 such as chloroprene rubber or silicon rubber. As a result, the airbag 1 is formed airtight and the surface of the airbag 1 is formed smoothly.
[0026]
On the other hand, in the airbag 1, as shown in FIG. 1, the remaining allowance 6 of the sewing portion 5 on the outer periphery extends as necessary at the upper portion of the airbag, and bolts and rivets are inserted into the remaining allowance extension. A plurality of small holes 8 are formed to form the front pillar portion F and the attachment portion 7 to the roof side rail portion R.
[0027]
Further, the inflator accommodating portion 2 of the airbag 1 is formed so as to include a rod (or cylinder) inflator 3 by forming the front portion of the airbag 1 as shown in FIG. The inflator storage portion 2 can be formed by a cloth continuous with the airbag body 1 as shown in the figure, but a separate cloth 2 'is sewn to the airbag cloth 1' as shown in FIG. It is also possible to form the inflator storage part 2 integral with the airbag body 1 by sewing.
The inner surface of the inflator housing 2 is coated with a rubber coating material such as silicon rubber or chloroprene rubber in order to improve heat resistance.
[0028]
On the other hand, as shown in FIG. 4, the airbag apparatus having the inflator storage portion 2 is provided with two bolts 10 attached to the inflator 3 in a direction substantially perpendicular to the axis by fixing the inflator 3 to a bracket 9. The assembly body 11 of the inflator 3 is formed, and as shown in FIG. 5, an opening 12 into which the assembly body 11 can be inserted is formed on the side portion of the inflator housing portion 2 by stopping the outer periphery sewing 5. 6, a bolt hole 13 is formed in the inflator housing portion 2, and the bolt 10 of the assembly body 11 inserted into the housing portion 2 is inserted therethrough. Further, as shown in FIG. The remaining margin 14 is folded back to the bolt side, and the bolt hole 15 formed in the remaining margin 14 is inserted into the bolt 10. It is as, by polymerizing a plate-shaped retainer 16 on the outer surface of the remaining margin 14, and the remaining margin 14 and the retainer 16 are fastened together by nuts 17 screwed on the bolt 10.
In this case, as shown in FIG. 10, the retainer 16 can be extended as required to form a mounting seat 18 that is fixed directly or indirectly to the vehicle body.
[0029]
As an assembling method of the airbag apparatus having the inflator storage portion 2 integrally with the airbag, as shown in FIGS. 4 to 9 described above, a bolt 10 in a direction substantially perpendicular to the axis is attached to the rod-shaped inflator 3. Thus, the assembly 11 of the inflator 3 is formed, while an opening 12 into which the assembly 11 can be inserted is formed on the side of the inflator housing 2 of the airbag 1, and the assembly 11 is removed from the opening 12. The bolt 10 is inserted into the inflator housing 2 and the bolt 10 is inserted into the bolt hole formed in the inflator housing 2, and then the remaining sewing margin 14 near the opening 12 is folded back to the bolt 10 side. A bolt hole 15 formed in the allowance 14 is inserted into the bolt 10, and a plate-like retainer 16 is superposed on the outer surface of the remaining allowance 14. And the retainer 16 and the sewing remaining margin 14 folded back above the fastened by a nut 17 screwed on the bolt.
[0030]
Next, an example of forming an air chamber in an airbag will be described.
11 is a front view showing a side airbag device according to a second embodiment of the present invention, FIG. 12 is a sectional view taken along line AA of FIG. 11, and FIG. 13 is a side airbag device according to the third embodiment. In each figure, the same members as those of the previous embodiment are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted.
[0031]
In other words, in addition to the configuration of the airbag described above, the airbag 1 of these embodiments is further sewn 19 near the center of the airbag, thereby dividing the airbag into a plurality of air chambers communicating with each other. 11 and 12, the air chamber 20 is formed in a cylindrical shape that is substantially parallel to the longitudinal direction of the vehicle. The cylindrical air chambers 20 communicate with each other before and after the vehicle direction.
In this case, as shown in FIG. 11, the upper portion of the airbag 1 is fixed to the front pillar portion F and the roof side rail portion R of the vehicle, and the cylindrical air chamber 20 extends across the center pillar portion C. Can be formed.
[0032]
On the other hand, the airbag shown in FIG. 13 has air chambers that define the airbag 1 as a lateral air chamber 21 along the front pillar portion F and the roof side rail portion R of the vehicle, and a lower portion of the lateral air chamber. And a plurality of longitudinal air chambers 22 arranged side by side. The vertical air chamber 22 communicates with the horizontal air chamber 21 at the upper portion thereof.
As mentioned above, although embodiment of this invention was described, it is also possible to form the opening part into which the inflator 3 is inserted instead of the inflator accommodating part 2. FIG.
[0033]
【The invention's effect】
The side airbag device of the present invention is as described above, and the airbag surface is coated with a rubber coating material to make the airbag airtight and smooth, thereby folding and deploying the airbag. In addition, the remaining part of sewing can be extended to be fixed to the pillar and roof side rails, reducing the number of parts and reducing costs, and folding airbags. It is possible to reduce the bulk.
On the other hand, the inflator may be mainly fixed to the base of the front pillar and the side panel. In this case, the inflator storage portion protruding from the main body portion of the airbag may be integrally formed as in claim 1. It is advantageous.
Further, the inflator generates a gas having a predetermined heat for the inflation of the airbag. At this time, in order to reduce the influence of the heat on the cloth surface of the storage portion for storing the inflator, the rubber as in claim 2 is used. It is effective to apply a coating.
Furthermore, advance to insert the inflator inside housing part in such a manner as to wrap the Lee Nfureta by hold down the bag opening in the retainer, advantages requires occurs without parts such as a special airbag case.
In this case, if the retainer is extended as in claim 4 and is fixed directly to the body, for example, or to a bracket provided on the body, there is an advantage that there is no need for parts such as an air bag case.
[0034]
On the other hand, in order to deploy the airbag from the pillar part having a relatively small cross-sectional area so as to draw a curtain, it is necessary to efficiently supply the gas supplied from the inflator to each part. In order to inflate into a spherical shape, a high level of technology is required in the direction of gas flow and folding, but in order to inflate and deploy in a curtain shape with a predetermined thickness, the airbag main body has a plurality of air chambers as in claim 7. In order to improve the balance of the expansion of the air chambers, it is possible to give a degree of freedom to the gas supply while partitioning the air chambers so as to communicate with each other. Then, sequentially gas upon forming the air chamber, if the jetting inflator gas toward the front pillar to the rear of the vehicle, because the gas has towards the rear inevitably, by providing the air chamber in the vehicle both forward and backward directions It is possible to obtain expansion of the chamber.
[0035]
In addition, a long air chamber is provided in the lateral direction along the roof side rail from the front pillar using the flow of the inflator gas, and the initial gas flow is communicated so as to flow in this lateral air chamber and hang in this air chamber. The configuration of sequentially introducing the air chambers in the vertical direction is advantageous in that the airbag is inflated in a curtain shape with a predetermined thickness.
Then, the case of forming the such air chamber described above, when the airbag is restrain the driver retains the airbag at respective fixed portions, this time, the internal pressure and the fixed portion of the airbag in claim 4 That is, in consideration of the tension between the fulcrums for holding the airbag and holding the bag via the center pillar as the fulcrum, it is possible to help the airbag internal pressure and the tension between the fulcrums.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1A is a front view showing a side airbag device according to an embodiment of the present invention.
(B) It is the sectional view on the AA line of the same figure (I).
FIG. 2 is a cross-sectional view showing an inflated state of the airbag apparatus of the embodiment.
FIG. 3 is a plan view showing an example of cutting an airbag fabric.
FIG. 4 is a perspective view showing an assembly body of an inflator.
FIG. 5 is a first assembly process diagram of an inflator insertion portion.
FIG. 6 is a second process diagram.
FIG. 7 is a third process diagram.
FIG. 8 is a fourth process diagram.
FIG. 9 is a perspective view of the inflator insertion portion after assembly as viewed from the back side.
FIG. 10 is a partially enlarged view showing an example in which a retainer is extended.
FIG. 11 is a front view showing an example in which an air chamber is provided.
12 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
FIG. 13 is a front view showing another example in which an air chamber is provided.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Airbag 2 Inflator accommodating part 3 Inflator 4 Rubber coating material 5 Outer periphery sewing part 6 Remaining sewing allowance 7 Attachment part 8 Small hole 9 Bracket 10 Bolt 11 Inflator assembly body 12 Opening part 13, 15 Bolt hole 14 Remaining allowance 16 for sewing Retainer 17 Nut 18 Mounting seat 19 Sewing for air chamber 20, 21, 22 Air chamber

Claims

The airbag is stored in at least one of the front pillar portion and the roof side rail portion of the vehicle, and the airbag is deployed from the front pillar portion and the roof side rail portion to the side of the window portion along the side of the passenger compartment by the inflator. An inflator for enclosing an inflator in a part of an air-tight airbag coated with a rubber coating material formed by stitching the outer peripheral part of a superposed or folded cloth. A housing part is formed integrally , and a bolt is attached to the inflator to form an inflator assembly, and an opening through which the assembly body can be inserted is formed on the side of the inflator housing part. Bolt holes are formed in the part, and the bolts of the assembly body inserted into the storage part are inserted. Further, the remaining margin of sewing near the opening is folded back to the bolt side, the bolt hole formed in the remaining margin is fitted into the bolt, and a plate-like retainer is superposed on the outer surface of the remaining margin. The side airbag apparatus is characterized in that the remaining portion and the retainer are fastened together by a nut screwed into the bolt .

The side airbag device according to claim 1, wherein a rubber coating material such as silicon rubber is coated on an inner surface of the inflator housing portion.

The side airbag apparatus according to claim 1, wherein a mounting seat for extending the retainer as required and fixing the retainer to a vehicle body is formed.

The airbag is stored in at least one of the front pillar portion and the roof side rail portion of the vehicle, and the airbag is deployed from the front pillar portion and the roof side rail portion to the side of the window portion along the side of the passenger compartment by the inflator. A side airbag device to be operated, wherein a plurality of air-tight airbags coated with a rubber coating material formed by stitching the outer peripheral portion of a superposed or folded cloth are communicated with each other by further sewing The remaining margin of sewing of the stitching portion at the upper part of the airbag is extended, and the remaining margin extending portion is fixed to the front pillar portion and the roof side rail portion of the vehicle, and the air chamber is centered. A side airbag device, wherein the airbag device is formed across the pillar portion.