JP3798092B2 - 研究用植物育成装置のユーザーインターフェース装置 - Google Patents

研究用植物育成装置のユーザーインターフェース装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、植物の育種又は栽培など、農学の研究、実験に使用する研究用植物育成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
研究用植物育成装置は、植物の環境因子である温度及び湿度など(必要に応じて、照明光、CO2濃度なども)を人為的に厳密に制御した環境下で植物を育成するために使用する装置である。そして、研究用植物育成装置は、一般的に、育成室と、該育成室内の環境因子を決めるように作動する冷凍機、電気ヒータ、加湿器、送風機、ランプ等の照明装置、CO2供給装置などの駆動装置と、温度センサ、湿度センサ、CO2センサなどの環境因子検出用の検出器と、前記検出器からの検出信号に基づいて前記育成室内が所望の環境となるように前記駆動装置を制御したり、試運転を行うように前記駆動装置を制御したりする調節計と、を備えている。また、研究用植物育成装置は、使用者が当該装置に対して各種の指示を与えるためのユーザーインターフェース装置を有している。
【0003】
このような研究用植物育成装置では、当該装置を用いて植物を育成する育成者等の本来のユーザーが、前記ユーザインターフェース装置を操作して、時間経過に応じた自己が望む環境因子の値(すなわち、運転パターン)を設定したり、当該運転パターンに従った運転を開始及び停止させたりできるように構成されている。
【0004】
従来の研究用植物育成装置のユーザーインターフェース装置は、植物の育成者等の本来のユーザーのみならず、いずれの人であっても、当該ユーザーインターフェース装置に対して入力操作を行うことが可能であり、その入力操作に応じて研究用植物育成装置が所定の動作を開始するように構成されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の研究用植物育成装置のユーザーインターフェース装置のように、いずれの人であっても入力操作が可能でしかもその入力操作に応じて研究用植物育成装置が所定の動作を開始してしまうと、操作方法を十分に習得していない者による誤操作や第三者によるいたずらの操作などによって、当該操作に忠実に研究用植物育成装置が動作することから、育成者等の本来のユーザーが望む育成環境を実現することができなくなってしまう。研究用植物育成装置を用いて植物を育成し所望の農学の研究を行うためには、長期間(例えば、数ヶ月から数年)に渡って前記環境因子を厳密に制御し続けなければならないが、このような誤操作やいたずらによる操作が行われてしまうと、所望の条件下で植物を育成することができなくなり、当該研究の目的を達成することができず、長期間に渡り費やした労力及び費用等が全く無駄になってしまったり、再び得ることができないような稀少な植物が枯死してしまったりする。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、操作方法を十分に習得していない者による誤操作や第三者によるいたずらの操作などによって所望の環境下で植物を育成することができないという事態を未然に防止することができる植物育成装置のユーザーインターフェース装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明の第1の態様による研究用植物育成装置のユーザーインターフェース装置は、主入力手段に対する入力操作に応答して、研究用植物育成装置に所定の動作を開始させる指示を与える研究用植物育成装置のユーザーインターフェース装置において、登録すべきID情報を記憶するID情報記憶手段と、前記ID情報記憶手段に登録すべきID情報を記憶させるID情報登録手段と、照合すべきID情報を入力するID情報入力手段と、前記ID情報入力手段により入力されたID情報を前記ID情報記憶手段に記憶されたID情報と照合して両者が一致するか否かを判定する照合手段と、前記照合手段により一致すると判定された場合にのみ、前記研究用植物育成装置の運転状態に影響を与える前記主入力手段に対する入力操作を有効にする手段と、を備えたものである。
【0008】
この第1の態様によれば、メーカー等が、予めID情報登録手段により所定のID情報をID情報記憶手段に記憶させて登録しておき、当該登録したID情報を植物の育成者等の本来のユーザーにのみ知らせておく。当該ユーザーは、研究用植物育成装置の使用に際して、登録されたID情報をID情報入力手段により入力する。この場合、ID情報入力手段により入力されたID情報はID情報記憶手段に記憶されたID情報と一致するので、照合手段により両者が一致すると判定され、研究用植物育成装置の運転状態に影響を与える主入力手段に対する入力操作が有効となり、いわば入力操作に対するロックが解除された状態となる。したがって、登録されたID情報を知っている本来のユーザーは、研究用植物育成装置に対して、研究用植物育成装置の運転に影響を与える動作を含む所望の動作を開始させることが可能である。一方、操作方法を十分に習得していない者やいたずらを行う第三者等の、登録されたID情報を知らない者は、登録されたID情報をID情報入力手段により入力し得ないことから、たとえID情報入力手段により何らかのID情報が入力されても、当該ID情報はID情報記憶手段に記憶されたID情報と一致しないので、照合手段により両者が一致しないと判定され、研究用植物育成装置の運転状態に影響を与える主入力手段に対する入力操作が有効とならず、いわば入力操作がロックされた状態となる。したがって、操作方法を十分に習得していない者やいたずらを行う第三者等は、研究用植物育成装置に対して、研究用植物育成装置の運転に影響を与える動作を開始させることができない。その結果、前記第1の態様によれば、操作方法を十分に習得していない者による誤操作や第三者によるいたずらの操作などによって所望の環境下で植物を育成することができないという事態を未然に防止することができる。
【0009】
本発明の第2の態様による研究用植物育成装置のユーザーインターフェース装置は、前記第1の態様によるユーザーインターフェース装置において、前記研究用植物育成装置の運転状態に影響を与える前記主入力手段に対する前記入力操作を強制的に無効又は不能にするための指示を入力する強制無効入力手段と、前記強制無効入力手段に対する入力操作に応答して、前記研究用植物育成装置の運転状態に影響を与える前記主入力手段に対する前記入力操作を強制的に無効又は不能にする手段と、を備えたものである。
【0010】
この第2の態様によれば、入力操作のロック状態が一旦解除された後に、ユーザーが望む任意の時点で再びロック状態にすることができるので、好ましい。
【0011】
本発明の第3の態様による研究用植物育成装置のユーザーインターフェース装置は、前記第1又は第2の態様によるユーザーインターフェース装置において、前記研究用植物育成装置の運転状態に影響を与える前記主入力手段に対する前記入力操作が有効になった後に、前記主入力手段に対して所定の入力操作が所定時間行われない場合に、前記研究用植物育成装置の運転状態に影響を与える前記主入力手段に対する入力操作を無効又は不能にする手段を備えたものである。
【0012】
この第3の態様によれば、入力操作のロック状態が一旦解除された後に、所定の入力操作が所定時間行われない場合に、自動的にロック状態に戻るので、好ましい。
【0013】
本発明の第4の態様による研究用植物育成装置のユーザーインターフェース装置は、オブジェクトを画面に表示し、前記オブジェクトに対する入力操作に応答して、前記オブジェクトに対応する所定の動作を研究用植物育成装置に開始させる指示を発生する、研究用植物育成装置のユーザーインターフェース装置において、第1群のオブジェクトを前記画面に表示可能にして当該オブジェクトに対する入力操作を可能にする第1のユーザーインターフェースモードから、第2群のオブジェクトを前記画面に表示可能にして当該オブジェクトに対する入力操作を可能にする第2のユーザーインターフェースモードへ、前記画面上の表示からは知り得ない前記画面に対する所定の入力操作に応答して、切り換える手段を備え、電源投入時に前記第1のユーザーインターフェースモードとなり、登録すべきID情報を入力するためのID情報登録用オブジェクトが、前記第1群のオブジェクトには含まれないとともに前記第2群のオブジェクトには含まれ、照合すべきID情報を入力するためのID情報入力用オブジェクトが、前記第1群のオブジェクトに含まれ、登録すべきID情報を記憶するID情報記憶手段と、前記第2のユーザーインターフェースモードにおいて、前記ID情報登録用オブジェクトに対するID情報の入力操作に応答して、当該入力されたID情報を前記ID情報記憶手段に記憶させるID情報登録処理部と、前記第1のユーザーインターフェースモードにおいて、前記ID情報入力用オブジェクトに対するID情報の入力操作に応答して、当該入力されたID情報を前記ID情報記憶手段に記憶されたID情報と照合して両者が一致するか否かを判定する照合手段と、前記第1のユーザーインターフェースモードにおいて、前記照合手段により一致すると判定された場合にのみ、前記第1群のオブジェクトのうちの前記研究用植物育成装置の運転状態に影響を与えるオブジェクトに対する入力操作を有効にする手段と、を備えたものである。
【0014】
この第4の態様によれば、電源投入時には第1群のオブジェクトを表示可能にして入力操作可能とする第1のユーザーインターフェースモードとなり、画面上からは知り得ない画面に対する所定の入力操作、すなわち、画面隠し操作が行われたときにのみ、前記第2群のオブジェクトを表示可能にして入力操作可能とする第2のユーザーインターフェースモードとなる。登録すべきID情報を入力するためのID情報登録用オブジェクトが、前記第1群のオブジェクトには含まれないとともに前記第2群のオブジェクトには含まれ、ID情報の登録は第2のユーザーインターフェースモードのみで可能となる。したがって、前記画面隠し操作をメーカー等のみが知るようにしておけば、第三者にID情報を知られるおそれなく、メーカー等が第2のユーザーインターフェースモードにおいてID情報の登録を行うことができる。そして、登録されたID情報を知っている植物の育成者等の本来のユーザーは、第1のユーザーインターフェースモードにおいて、前記第1の態様と同様に、入力操作のロック状態を解除することができる一方、操作方法を十分に習得していない者やいたずらを行う第三者等の、登録されたID情報を知らない者は、入力操作のロック状態を解除することができない。したがって、前記第1の態様と同様に、操作方法を十分に習得していない者による誤操作や第三者によるいたずらの操作などによって所望の環境下で植物を育成することができないという事態を未然に防止することができる。
【0015】
なお、前記第4の態様によれば、前記第1群のオブジェクトを植物の育成者等である本来のユーザーが操作するオブジェクトとし、前記第1群のオブジェクトにはメーカー等のみが操作するオブジェクトを含まないようにするとともに、前記第2群のオブジェクトには少なくともメーカー等のみが操作するオブジェクトを含むようにし、前記画面隠し操作をメーカー等のみが知るようにしておけば、植物の育成者等の本来のユーザーが、メーカー等のみが行う操作を誤って行ってしまうおそれがなくなる。このため、誤操作により所望の環境下で植物を育成することができないという事態を未然に防止することができる。また、前記画面隠し操作を行わない限り、第1のユーザーインターフェースモードのままであって前記第2群のオブジェクトは表示され得ないので、植物の育成者等の本来のユーザーは、メーカー等のみが操作すべき不要で邪魔なオブジェクトに接することはなく、植物の育成者等の本来のユーザーにとって操作方法の習得が容易となる。
【0016】
本発明の第5の態様による研究用植物育成装置のユーザーインターフェース装置は、前記第4の態様によるユーザーインターフェース装置において、前記第1群のオブジェクトが、前記第1群のオブジェクトのうちの前記研究用植物育成装置の運転状態に影響を与えるオブジェクトに対する入力操作を強制的に無効にするか又は当該オブジェクトの表示を強制的に禁止するための入力操作を行うための強制無効用オブジェクトを含み、前記第1のユーザーインターフェースモードにおいて、前記強制無効用オブジェクトに対する入力操作に応答して、前記第1群のオブジェクトのうちの前記研究用植物育成装置の運転状態に影響を与えるオブジェクトに対する入力操作を強制的に無効にするか又は当該オブジェクトの表示を強制的に禁止する手段を備えたものである。
【0017】
この第5の態様によっても、前記第2の態様と同様に、入力操作のロック状態が一旦解除された後に、ユーザーが望む任意の時点で再びロック状態にすることができるので、好ましい。
【0018】
本発明の第6の態様による研究用植物育成装置のユーザーインターフェース装置は、前記第4又は第5の態様によるユーザーインターフェース装置において、前記第1のユーザーインターフェースモードにおいて、前記第1群のオブジェクトのうちの前記研究用植物育成装置の運転状態に影響を与えるオブジェクトに対する入力操作が有効になった後に、前記第1群のオブジェクトに対して所定の入力操作が所定時間行われない場合に、前記第1群のオブジェクトのうちの前記研究用植物育成装置の運転状態に影響を与えるオブジェクトに対する入力操作を無効にするか又は当該オブジェクトの表示を禁止する手段を備えたものである。
【0019】
この第6の態様によっても、入力操作のロック状態が一旦解除された後に、所定の入力操作が所定時間行われない場合に、自動的にロック状態に戻るので、好ましい。
【0020】
本発明の第7の態様による研究用植物育成装置のユーザーインターフェース装置は、前記第4乃至第6のいずれかの態様によるユーザーインターフェース装置において、画面表示及び入力操作が可能なタッチパネルを有するものである。
【0021】
この第7の態様のように、画面表示及び入力操作が可能なタッチパネルを用いると、画面表示部と入力操作部とが当該タッチパネルにより兼用され、設置スペースを少なくすることができるなどの利点が得られるが、前記第4乃至第6の態様では、タッチパネルを用いずに、互いに独立した画面表示部及び入力操作部を用いてもよい。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態によるユーザーインターフェース装置について、図面を参照して説明する。
【0023】
まず、本実施の形態によるユーザーインターフェース装置を有する研究用植物育成装置の一例について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、本例による研究用植物育成装置を示す概略縦断面図である。図2は、本例による研究用植物育成装置を示すブロック図である。
【0024】
本例による研究用植物育成装置は、図1に示すように、植物Sが収容される育成室1及び該育成室1の上部に形成されたランプ室2を備えている。育成室1は、本体3内において底板4及び側壁5によって仕切られるとともに、天井部分に装着された透明なガラス板6によってランプ室2とは遮断された構造を有している。育成室1を形成する少なくとも対向する2つの側壁5のうちの一方には多数の孔からなる空気吹出部7が構成され、他方には多数の孔からなる空気吸込部8が構成されている。本体3内における育成室1の外側において、空気吹出部7と空気吸込部8との間を接続する空気通路9が形成されている。この空気通路9における育成室1下部の部分が機械室10を構成している。
【0025】
前記機械室10には、冷凍機11を構成する冷却コイル11a、ヒーター装置12、送風機13、CO2供給装置14の供給口14a及び加湿器15の加湿ノズル15aが配置されている。CO2供給装置14は、図面には示していないが、CO2ガスボンベ及び該ガスボンベと供給口14aとを接続する管路の途中に設けられた電磁弁からなる本体14bを有しており、該本体14bは、前記本体3の外部に配置されている。また、冷凍機11の本体11b及び加湿器15の本体15bも、前記本体3の外部に配置されている。なお、冷凍機11を構成する冷却コイル11a、ヒーター装置12、送風機13、CO2供給装置14の供給口14a及び加湿器15の加湿ノズル15aを、前記本体3の外部に配置することも可能である。
【0026】
前記ランプ室2内には、ガラス板6を介して育成室1内を照明する人工光源となる照明装置16を構成する複数のランプ16aが配置されている。また、図1において、20aはランプ室2用の冷凍機20の冷却コイル、19は該冷却コイル20aを介してランプ室2内の空気を循環させるランプ室2用の送風機であり、これらにより、ランプ室2内の温度上昇を抑えることができるようになっている。なお、冷凍機20及び送風機19を取り除き、ランプ室2の側壁に外気を導入するための外気導入口を設けるとともにランプ室2の天井にランプ室2内の空気を外部に排気する排気口を設け、外気を前記外気導入口から送風機にて強制的にランプ室2内に導入し当該空気をランプ室2を流通させて前記排気口から外部に排気するようにしてもよく、この場合にもランプ室2内の温度上昇を抑えることができる。また、本発明では、照明装置16に代えて、太陽光を利用するように構成してもよい。
【0027】
本例では、冷凍機11、ヒーター装置12、送風機13、CO2供給装置14及び加湿器15によって、空気通路9内を流通する空気の温度、CO2濃度及び湿度が決定され、この空気が空気吹出部7から育成室1内に吹き出され、育成室1を流通した後、空気吸込部8から空気通路9に排気されることになる。一方、照明装置16により照明光が育成室1内に照射される。なお、送風機19によりランプ室2内において循環された空気が冷凍機20により冷却される。これにより、ランプ16の発熱が育成室1内の温度に対して影響を与えなくなる。以上の説明からわかるように、本例では、冷凍機11、ヒーター装置12、送風機13、CO2供給装置14、加湿器15及び照明装置16が、育成室1内の環境因子を決めるように作動する駆動手段を構成している。もっとも、本発明では、必ずしも、CO2供給装置14等を設ける必要はないし、太陽光を利用すれば照明装置16も設ける必要はない。
【0028】
図面には示していないが、本例では、冷凍機11、ヒーター装置12、送風機13、加湿器15、ランプ室2用の送風機19、ランプ室2用の冷凍機20はそれぞれ、異常検出信号を出力するように構成されている。例えば、冷凍機11は、冷媒圧力の異常を示す信号、過熱状態にあることを示す信号及び過負荷状態にあることを示す信号を、それぞれ異常検出信号として出力し、ヒーター装置12は、過熱状態にあることを示す信号を異常検出信号として出力する。
【0029】
また、本例では、前記空気通路9における空気吸込口8の付近には、育成室1内の環境因子としての温度、湿度及びCO2濃度を間接的に検出するための温度センサ21、湿度センサ22、CO2濃度センサ23が配置されている。ランプ室2内には、ランプ室2内の温度を検出するための温度センサ24が配置されている。
【0030】
そして、本例による研究用植物育成装置は、図2に示すように、調節計25と、画面表示及び入力操作が可能なタッチパネル26とを備えている。このように、タッチパネル26を用いると、画面表示部と入力操作部とが当該タッチパネル26により兼用され、設置スペースを少なくすることができるので、好ましい。もっとも、本発明では、タッチパネル26を用いずに、互いに独立した画面表示部及び入力操作部を用いてもよい。
【0031】
前記調節計25は、機能的には、タッチパネル26からの操作信号及び後述する表示制御部28からのタッチパネル26上の画面の状態を示す信号に基づいてタッチパネル26に対する入力操作を解析し、解析結果に応じて、後述する処理部29に所定の動作を開始させる指示を与えたり表示制御部28に表示内容を切り換える指示を与えたりID番号登録処理部50やロック制御部51に所定の指示を与えたりする入力操作解析部27と、該入力操作解析部27からの指示及び処理部29から与えられる表示データに基づいてタッチパネル26に表示制御信号を与えてその画面にオブジェクト等の所定の表示内容を表示させる表示制御部28と、入力操作解析部27からの指示に応答して後述する制御や異常監視などの各種処理を行う処理部29と、入力操作解析部27からの指示に応答してID情報としてのID番号の登録処理を行うID番号登録処理部50と、後述するロック制御を行うロック制御部51と、を有している。具体的には、調節計25は、図示しないCPUや入出力回路等、更にはメモリ52,53を用いて構成することができる。なお、メモリ52,53は単一のメモリで兼用してもよいことは勿論である。
【0032】
本実施の形態では、前記タッチパネル26、前記調節計25の入力操作解析部27としての機能、前記調節計25の表示制御部28としての機能、ID番号登録処理部50としての機能及びロック制御部51としての機能、並びにメモり52が、オブジェクトを画面に表示し、前記オブジェクトに対する入力操作に応答して、前記オブジェクトに対応する所定の動作を研究用植物育成装置に開始させる指示を発生する、研究用植物育成装置のユーザーインターフェース装置を構成している。
【0033】
次に、本実施の形態によるユーザーインターフェース装置について、図2乃至図5を参照して説明する。図3は、本実施の形態によるユーザーインターフェース装置のモード遷移図である。図4(a)はユーザーモードにおけるメインメニュー画面(本装置のメインメニュー画面でもある。)であってロック状態のメインメニュー画面の一例を示す図、図4(b)はユーザーモードにおける解除状態のメインメニュー画面の一例を示す図、図4(c)はメーカーモードにおけるメインメニュー画面の一例を示す図である。
【0034】
本実施の形態によるユーザーインターフェース装置では、図3に示すように、電源投入時には、第1群のオブジェクトをタッチパネル26の画面に表示可能にして当該オブジェクトに対する入力操作を可能にする第1のユーザーインターフェースモードとしてのユーザーモードとなる。すなわち、ロック制御部51は電源投入に応答して表示制御部28及び入力操作部にロック指令を与え、表示制御部28は、電源投入及び前記ロック指令に応答して、タッチパネル26上に図4(a)に示すメニュー画面を表示させる。図4(a)に示すメニュー画面は前記ユーザーモードのいわば初期画面であり、後述するようにロック状態となっている。前記ユーザーモードにおいて、後述するようにロックが解除された解除状態となると、タッチパネル26上に図4(b)に示すメニュー画面が表示される。なお、本実施の形態では、ユーザーモードにおいてオブジェクトの全てが同時に表示されるわけではなく、これらのオブジェクトは階層的に画面上に表示されるようになっている。
【0035】
図4(a)及び図4(b)において、30は「スイッチ」に関する操作を選択するオブジェクトとしてのキー、31は「制御表示」を選択するオブジェクトとしてのキー、32は「プログラムセット」に関する操作を選択するオブジェクトとしてのキー、33は「異常表示」を選択するオブジェクトとしてのキー、34は「時刻修正」に関する操作を選択するオブジェクトとしてのキー、35は「ID入力」に関する操作を選択するオブジェクトとしてのキーである。図4(a)において、38は、現在の状態がロック状態にあることを示す単なる表示であって、入力操作のためのオブジェクトではない。一方、図4(b)において、39は、強制的にロック状態にするための入力操作を行うためのオブジェクトとしてのキーであり、該キー39中の「解除」は現在の状態が解除状態であることを示している。各キーを押し下げたときの動作については、後述する。なお、図4(a)及び図4(b)において、右下のハッチング領域36は、単に画面上の領域を示しており、実際には画面上に表示されない。
【0036】
本実施の形態では、以下の説明からわかるように、ユーザーインターフェースモードにおけるロック状態のメインメニュー画面である図4(a)に示す画面では、「ID入力」に関する操作を選択するキー35に対する入力操作が有効であるとともに他のキー30〜34に対する入力操作は無効となる。一方、ユーザーインターフェースモードにおける解除状態のメインメニュー画面である図4(b)に示すメニュー画面では、全てのキー30〜35,39に対する入力操作が有効となる。
【0037】
そして、本実施の形態によるユーザーインターフェース装置では、図3に示すように、前記ユーザーモードにおける図4(a)又は図4(b)に示すメインメニュー画面が表示されているときに、タッチパネル26の画面からは知り得ない当該画面に対する所定の入力操作(画面隠し操作)である前記ハッチング領域36を所定時間間隔内において連続して3回押し下げる操作に応答して、前記ユーザーモードから、第2群のオブジェクトをタッチパネル26の画面に表示可能にして当該オブジェクトに対する入力操作を可能にする第2のユーザーインターフェースモードとしてのメーカーモードとなる。すなわち、図4(a)又は図4(b)に示すメインメニュー画面が表示されているときに、前記ハッチング領域36が所定時間間隔内において連続して3回押し下げられると、入力操作解析部27はその旨の指示を表示制御部28に与え、表示制御部28は、これに応答して、タッチパネル26上に図4(c)に示すメニュー画面を表示させる。なお、本実施の形態では、メーカーモードにおいてもオブジェクトの全てが同時に表示されるわけではなく、これらのオブジェクトは階層的に画面上に表示されるようになっている。なお、前記画面隠し操作は、メーカー等のみが知っており、植物の育成者等の本来のユーザーには知らせない。以上の説明からわかるように、本実施の形態では、入力操作解析部27及び表示制御部28が、前記画面隠し操作に応答して前記ユーザーモードから前記メーカーモードへ切り換える手段を構成している。
【0038】
図4(c)において、40は「スイッチ」に関する操作を選択するオブジェクトとしてのキー、41は「制御表示」を選択するオブジェクトとしてのキー、42は「プログラムセット」に関する操作を選択するオブジェクトとしてのキー、43は「異常表示」を選択するオブジェクトとしてのキー、44は「時刻修正」に関する操作を選択するオブジェクトとしてのキー、45は「イベント」に関する操作を選択するオブジェクトとしてのキー、46は「セットアップ」に関する操作を選択するオブジェクトとしてのキー、47は「試運転」に関する操作を選択するオブジェクトとしてのキー、48は「自己診断」に関する操作を選択するオブジェクトとしてのキー、49は「メインメニュー」に戻る操作を行うオブジェクトとしてのキーである。これらのキーを押し下げたときの動作については、後述する。
【0039】
本実施の形態によるユーザーインターフェース装置では、図3に示すように、前記メーカーモードにおける図4(c)に示すメニュー画面が表示されているときに、メインメニューキー操作(キー49を押し下げる操作)に応答して、前記メーカーモードから前記ユーザーモードに復帰する。すなわち、図4(c)に示すメニュー画面が表示されているときに、キー49が押し下げられると、入力操作解析部27はその旨の指示を表示制御部28及びロック制御部51に与え、ロック制御部51はこの指示に応答してロック指令を入力操作解析部27及び表示制御部28に与え、表示制御部28は、入力操作解析部27からの前記指示及びロック制御部51からのロック指令に応答して、タッチパネル26上に図4(a)に示すメニュー画面を表示させる。なお、図4(c)のメニュー画面においてキー49を表示せずに、図4(c)のメニュー画面が表示されているときに前記画面隠し操作に応答してユーザーモードに復帰するようにしてもよい。また、装置の電源を一旦オフにして再投入すれば前記ユーザーモードとなるので、必ずしも、タッチパネル26による画面操作(キー49の操作や画面隠し操作)によってユーザーモードに復帰するようにしておかなくてもよい。
【0040】
ここで、オブジェクトである前述した各キーの意味と当該キーを操作したときの動作について、説明する。本実施の形態では、前記ユーザーモードの解除状態における図4(b)に示すメインメニュー画面中の各キー30,31,32,33,34と、前記メーカーモードにおける図4(c)に示すメニュー画面中の各キー40,41,42,43,44とは、それぞれ同一の動作に対応している。ただし、これらのキーを押し下げると、下位の階層の画面(図示せず)がタッチパネル26上に表示され、当該下位の画面中に、メニューに戻る操作を行うオブジェクトとしてのキー(図示せず)が表示されるが、ユーザーモードにおいて当該下位の階層の画面の当該キーを押し下げると図4(b)に示すメインメニュー画面に戻るとともに、メーカーモードにおいて当該下位の階層の画面の当該キーを押し下げると図4(c)に示すメニュー画面に戻るようになっている。また、図4(a)に示す画面においてキー35を押し下げると、下位の階層の画面(図示せず)がタッチパネル26上に表示され、当該下位の階層の画面にメニューに戻る操作を行うオブジェクトとしてのキー(図示せず)が表示されるが、当該下位の階層の画面の当該キーを押し下げると、ロック状態又は解除状態に応じて図4(a)又は図4(b)に示すメインメニュー画面に戻るようになっている。
【0041】
図4(b)、図4(c)に示す画面がタッチパネル26上に表示されているときに、キー30,40を押し下げると、図面には示していないが、プログラム制御(メモリ53に予め格納された所望の運転パターン(時間経過に応じた所望の環境因子の値)に従った制御)による運転を開始させるキーや当該運転を停止させるキーを含む下位の階層の画面(図示せず)が、タッチパネル26上に表示される。このとき、運転開始キーが押し下げられると、その指示が入力操作解析部27から処理部29に与えられ、処理部29は、温度センサ21、湿度センサ22、CO2濃度センサ23及びランプ室2用の温度センサ24からの検出信号に基づいて、育成室1内が前記運転パターンに応じた環境となるように、冷凍機11、ヒーター装置12、送風機13、CO2供給装置14、加湿器15、照明装置16、ランプ室2用の送風機19、ランプ室2用の冷凍機20を制御する。一方、停止キーが押し下げられると、その指示が入力操作解析部27から処理部29に与えられ、処理部29は当該運転を停止させる。
【0042】
図4(b)、図4(c)に示す画面がタッチパネル26上に表示されているときに、キー31,41を押し下げると、図面には示していないが、プログラム制御運転における現在の制御状態を示す画面がタッチパネル26上に表示される。この表示は、キー31,41に応答して入力操作解析部27がその指示を処理部29及び表示制御部28に与え、処理部29が表示制御部28に当該画面表示に必要な表示データを与えるように動作し、表示制御部28が当該画面表示を行わせるようにタッチパネル26を表示制御することによって、行われる。
【0043】
図4(b)、図4(c)に示す画面がタッチパネル26上に表示されているときに、キー32,42を押し下げると、図面には示していないが、プログラム制御のための前記運転パターン(時間経過に応じた所望の環境因子の値)を設定するためのキー等のオブジェクトを含む下位の階層の画面が、タッチパネル26上に表示される。このとき、当該キー等により運転パターンが入力されると、その運転パターンを示すデータを含む指示が入力操作解析部27から処理部29に与えられ、処理部29は、当該運転パターンをメモリ53内に格納させる。
【0044】
図4(b)、図4(c)に示す画面がタッチパネル26上に表示されているときに、キー33,43を押し下げると、図面には示していないが、現在及び過去の異常の種類と発生時刻等を示す異常データを示す画面がタッチパネル26上に表示される。この表示は、キー33,43に応答して入力操作解析部27がその指示を処理部29及び表示制御部28に与え、処理部29がメモリ53内に格納されている異常データを表示データとして表示制御部28に与えるように動作し、表示制御部28が当該画面表示を行わせるようにタッチパネル26を表示制御することによって、行われる。なお、処理部29は、運転中に自動的に、冷凍機11、ヒーター装置12、送風機13、加湿器15、ランプ室2用の送風機19及びランプ室2用の冷凍機20からの異常信号等を監視し、異常の種類と発生時刻等を示す異常データをメモリ53内に格納させるように動作する。
【0045】
図4(b)、図4(c)に示す画面がタッチパネル26上に表示されているときに、キー34,44を押し下げると、図面には示していないが、時刻を修正するためのキー等のオブジェクトを含む下位の階層の画面が、タッチパネル26上に表示される。このとき、当該キー等により修正した時刻が入力されると、その修正時刻を示すデータを含む指示が入力操作解析部27から処理部29に与えられ、時刻が修正される。なお、処理部29はタイマー機能を有している。
【0046】
図4(a)中のキー35は、前記ユーザーモードに固有のオブジェクトである。図4(a)に示す画面がタッチパネル26上に表示されているときに、キー35を押し下げると、図面には示していないが、当該植物育成装置を使用することを許可されている者にのみ予め与えられたID番号(照合すべきID番号)を入力するためのキー等のオブジェクト(ID番号入力用オブジェクト)を含む下位の階層の画面が、タッチパネル26上に表示される。このとき、当該キー等によりID番号が入力されると、入力操作解析部27はそのID番号を含む指示をロック制御部51に与え、ロック制御部51は、当該入力されたID番号とメモリ52内に予め格納されたID番号とを照合して操作者が使用を許可された者か否かを判定する。許可された者であれば、ロック制御部51は、解除信号を入力操作解析部27及び表示制御部28に与え、表示制御部28はこれに応答して、図4(b)に示す画面をタッチパネル26上に表示させる。一方、許可された者でなければ、ロック制御部51はロック指令を入力操作解析部27及び表示制御部28に与えて続ける。
【0047】
図4(b)中のキー39も、前記ユーザーモードに固有のオブジェクトである。図4(b)に示す画面がタッチパネル26上に表示されているときに、キー39を押し下げると、その指示が入力操作解析部27からロック制御部51に与えられ、ロック制御部51は、これに応答して、今まで与えていた解除指令に代えてロック指令を入力操作解析部27及び表示制御部28に与える。これに応答して、表示制御部28はタッチパネル26上に図4(a)に示す画面を表示させ、入力操作解析部27はキー30〜34に対する入力操作を無視する。
【0048】
一方、図4(c)中のキー45〜49は、前記メーカーモードに固有のオブジェクトである。キー49を押し下げたときの動作は、既に説明した。
【0049】
図4(c)に示す画面がタッチパネル26上に表示されているときに、キー45を押し下げると、図面には示していないが、イベント出力を設定するためのキー等のオブジェクトを含む下位の階層の画面が、タッチパネル26上に表示される。イベント出力は、接点出力であり、当該接点出力をいかなる状態のときに「開」又は「閉」にするかを設定できるようになっている。例えば、育成室1内の温度、湿度又はCO2濃度が所望の値を下回るときや上回るときに、イベント出力が「開」又は「閉」となるように、設定できるようになっている。このイベント出力は、他の装置を制御するため等に用いることができる。前記下位の階層の画面が表示されているときに、当該画面中のキー等を操作してイベント出力の設定データを入力すると、入力操作解析部27がその設定データを含む指示を処理部29に与え、処理部29は当該設定データをメモリ53内に格納させる。また、処理部29は、運転中に自動的に、メモリ53内に格納された設定データに従ってイベント出力を制御する。
【0050】
図4(c)に示す画面がタッチパネル26上に表示されているときに、キー46を押し下げると、図面には示していないが、各種の設定を行うためのキー等のオブジェクトを含む下位の階層の画面が、タッチパネル26上に表示される。この設定項目としては、例えば、冷凍機11、ヒータ装置12、CO2供給装置14及び加湿器15等の制御特性に関する制御パラメータ、制御サイクル時間及び制御設定値範囲や、許可すべき前記ID番号などがある。これらの設定値はメモリ53内に格納される。ただし、登録されたID番号はメモリ52内に格納される。例えば、制御に関する設定値等は装置の運転時に処理部29により参照される。
【0051】
なお、図4(c)に示す画面がタッチパネル26上に表示されているときに、キー46を押し下げ、更に、タッチパネル26上に表示された下位の階層の画面の所定のオブジェクト(ID番号登録用オブジェクト)に対してID番号(登録すべきID番号)を登録する入力操作を行うと、そのID番号を含む指示が入力操作解析部27からID番号登録処理部50に与えられ、ID番号登録処理部50が当該ID番号をメモリ52内に記憶させる。
【0052】
図4(c)に示す画面がタッチパネル26上に表示されているときに、キー47を押し下げると、図面には示していないが、試運転に関する操作を行うためのキー等のオブジェクトを含む下位の階層の画面が、タッチパネル26上に表示される。この画面では、例えば、プログラム制御、マニュアル制御及び定値制御のいずれによる試運転を行うかを選択するキーや、当該制御における制御目標値を設定するためのキーや、冷凍機11、ヒータ装置12、CO2供給装置14及び加湿器15などの作動状況の表示や、試運転時の温度、湿度及びCO2濃度の測定値などが、表示される。各キーの操作に応答した入力操作解析部27からの指示に従って、処理部29は、選択され設定された試運転を行うように冷凍機11等を制御し、冷凍機11、ヒータ装置12、CO2供給装置14及び加湿器15などの作動状況を示すデータや温度、湿度及びCO2濃度の測定値を示すデータを表示制御部28に与え、表示制御部28は当該作動状況や当該測定値等がタッチパネル26上に表示されるようにタッチパネル26を表示制御する。この試運転の結果により、前記制御性能に関する制御パラメータ、制御サイクル時間及び制御設定値範囲等の設定を最適に行うことができる。
【0053】
図4(c)に示す画面がタッチパネル26上に表示されているときに、キー48を押し下げると、図面には示していないが、当該調節計25の自己診断結果を示す画面が、タッチパネル26上に表示される。この表示は、キー48に応答して入力操作解析部27がその指示を処理部29及び表示制御部28に与え、処理部29が表示制御部28にメモリ53に格納されている自己診断結果を示すデータを表示データとして与えるように動作し、表示制御部28が当該自己診断結果の画面表示を行わせるようにタッチパネル26を表示制御することによって、行われる。なお、処理部29の一部が、調節計25内のハードウエア及びソフトウエアの処理エラーを監視し、その監視結果を前記自己診断結果としてメモリ53内に格納させる機能を有している。
【0054】
以上の説明からわかるように、本実施の形態では、前記タッチパネル26、入力操作解析部27及び表示制御部28は、研究用植物育成装置に所定の動作を開始させるための入力を操作を行う主入力手段、及び、照合すべきID番号を入力するID番号入力手段を兼ねている。
【0055】
ここで、前記ロック制御部51の動作の一例について、図5を参照して説明する。図5は、ロック制御部51の動作の一例を示すフローチャートである。
【0056】
ロック制御部51は、電源が投入されると動作を開始し、まず、入力操作解析部27及び表示制御部28にロック指令を与え、ロック状態にする(ステップS1)。また、前記メーカーモードにおいてメインメニューキー49を押し下げたとき(すなわち、メーカーモードからユーザーモードに戻ったとき)にも、ロック制御部51は、ステップS1から動作を開始する。
【0057】
次に、ロック制御部51は、入力操作解析部27からID番号を含む指示を受けたか否か、すなわち、図4(a)に示す画面においてキー35が押し下げられて表示された下位の階層の画面においてID番号が入力されたか否か(つまり、ユーザーモードにおいて操作者がID番号を入力したか否か)を判定する(ステップS2)。ID番号が入力されてなければ、ステップS2を繰り返し、ロック制御部51はID番号が入力されるのを待つ。一方、ID番号が入力された場合は、ステップS3に移行する。
【0058】
ステップS3において、ロック制御部51は、入力されたID番号を、メモリ52内に記憶されたID番号(すなわち、メーカー等により予め登録されたID番号)と照合して、両者が一致するか否かを判定する。一致していないと判定されると、ステップS2に戻る。
【0059】
一方、ステップS3において一致すると判定されると、ロック制御部51は、入力操作解析部27及び表示制御部28に解除指令を与え、ロック状態を解除して解除状態にする(ステップS4)。これにより、前述したように、タッチパネル26上に図4(b)に示す画面が表示されることになる。
【0060】
次に、ロック制御部51は計時を開始する(ステップS5)。次いで、ロック制御部51は、キー39に対する入力操作が行われたか否か、すなわち、強制ロック操作が行われたか否かを判定する(ステップS6)。強制ロック操作が行われたと判定されると、ステップS1に戻る。一方、強制ロック操作が行われていない場合は、ロック制御部51は、キー30〜34及びこれらに対応する下位の画面のオブジェクトのうちのいずれかに対して入力操作が行われたか否かを判定する(ステップS7)。当該入力操作が行われた場合は、ステップS5に戻り、再度計時を開始する。一方、ステップS7において当該入力操作が行われないと判定されると、ステップS5で計時を開始してから所定時間が経過したか否か、すなわち、ユーザーモードにおいて解除状態になった後に所定の入力操作が行われなかったか否かを判定する(ステップS8)。所定時間経過していなければ、ステップS6に戻る。一方、ステップS8において所定時間経過したと判定されると、ステップS1に戻る。
【0061】
本実施の形態によれば、メーカー等が、前述したように前記メーカーモードにおいてキー46等に対して入力操作を行うことによって、メモリ52に所定のID番号(例えば、植物の育成者等の本来のユーザーが望むID番号)を予め登録しておき、当該登録したID番号を植物の育成者等の本来のユーザーにのみ報せておく。当該ユーザーは、研究用植物育成装置の使用に際して、前述したように前記ユーザーモードにおいてキー35等に対して入力操作を行うことによって、登録されたID番号を入力する。この場合、前記ユーザーモードにおいて入力されたID番号はメモリ52に予め登録されたID番号と一致するので、図5中のステップS3において両者が一致すると判定され、前述した解除状態となり、研究用植物育成装置の運転状態に影響を与える操作に関連するキーを含むキー30〜34に対する入力操作も有効となる。したがって、登録されたID番号を知っている本来のユーザは、研究用植物育成装置に対して、研究用植物育成装置の運転に影響を与える動作を含む所望の動作を開始させることが可能である。いたずらを行う第三者等の登録ID番号を知らない者は、登録されたID番号を入力し得ないことから、たとえキー35等を操作して何らかのID番号が入力されても、当該ID番号はメモリ52に記憶されたID番号と一致しないので、図5中のステップS3において一致しないと判定され、前述したロック状態が継続され、研究用植物育成装置の運転状態に影響を与える操作に関連するキーを含むキー30〜34に対する入力操作が無効のままである。したがって、第三者は、研究用植物育成装置に対して、研究用植物育成装置の運転に影響を与える動作を開始させることができない。その結果、本実施の形態によれば、操作方法を十分に習得していない者による誤操作や第三者によるいたずらの操作などによって所望の環境下で植物を育成することができないという事態を未然に防止することができる。
【0062】
また、本実施の形態によれば、前記ユーザーモードにおいて一旦前記解除状態となった後に、ユーザーが望む任意の時点で再びロック状態にすることができる(図5中のステップS6参照)ので、好ましい。さらに、本実施の形態によれば、前記ユーザーモードにおいて一旦前記解除状態となった後に、所定の入力操作が所定時間行われない場合に、自動的にロック状態に戻る(図5中のステップS8参照)ので、好ましい。
【0063】
さらに、本実施の形態によるユーザーインターフェース装置では、図3に示すように、電源投入時には前記ユーザーモードとなるとともに、メーカー等のみが知っているとともに植物の育成者等の本来のユーザーが知らない前記画面隠し操作(領域36を所定時間間隔内において連続して3回押し下げる操作)が行われたときにのみ、前記メーカーモードに切り換えられる。そして、ユーザーモードでは、図4(b)に示すメインメニュー画面にメーカー等のみが操作すべきキー45〜48に相当するキー等のオブジェクトは表示されず、当該キー45〜48に関連する操作(すなわち、ID番号の登録や、イベント出力の設定や、制御特性に関する制御パラメータ、制御サイクル時間及び制御設定値範囲の設定や、試運転に関する操作や、自己診断に関する操作など)が不能である。一方、メーカーモードでは、図4(c)に示すメニュー画面にキー45〜48が表示され、当該キー45〜48に関連する操作が可能である。
【0064】
したがって、本実施の形態によれば、第三者にID番号を知られるおそれなく、メーカー等がメーカーモードにおいてID番号の登録を行うことができる。また、植物の育成者等の本来のユーザーが、メーカー等のみが行う操作を誤って行ってしまうおそれがなくなる。このため、誤操作により所望の環境下で植物を育成することができないという事態を未然に防止することができる。また、前記画面隠し操作を行わない限り、前記ユーザーモードのままであってキー45〜49に相当するオブジェクトは表示され得ないので、植物の育成者等の本来のユーザーは、メーカー等のみが操作すべき不要で邪魔なオブジェクトに接することはなく、植物の育成者等の本来のユーザーにとって操作方法の習得が容易となる。
【0065】
以上、本発明の一実施の形態によるユーザーインターフェース装置について説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されるものではない。
【0066】
例えば、前述した実施の形態では、ユーザーモードのロック状態のメインメニュー画面(図4(a)に示す画面)において、入力操作が無効になるキー30〜34が表示されていたが、当該画面においてこれらのキー30〜34の表示を行わずにキー30〜34に対応する入力操作自体を不能にしてもよい。
【0067】
また、前述した実施の形態では、ID情報としてID番号が用いられていたが、ID情報として他のID情報を用いてもよい。例えば、ID情報入力手段として、指紋入力装置や声紋入力装置などを用いれば、ID情報として、ユーザーの指紋の読み取り情報やユーザの声紋などを採用することができる。
【0068】
また、前述した実施の形態では、前述したロック状態において、研究用植物育成装置の運転に影響のないキー31(キー31は、制御状態を表示するためのものであり、研究用植物育成装置の運転には影響がない。)に対する入力操作を無効にしていたが、このキー31のように研究用植物育成装置の運転に影響のないキーに対する入力操作は、ロック状態であっても有効にしておいてもよい。
【0069】
前述した実施の形態では、ユーザーモード及びメーカーモードの2つのユーザーインターフェースモードを有していたが、必ずしも、ユーザーインターフェースモードを複数に分ける必要はなく、単一のユーザーインターフェースモードのみを有していてもよい。また、必要に応じて3つ以上のユーザーインターフェースモードを有していてもよい。例えば、第3のユーザーインターフェースモードがある場合には、第1又は第2のユーザーインターフェースモードにおいて、前記画面に対する他の画面隠し操作に応答して第3のユーザーインターフェースモードに切り換えるようにすればよい。この場合、例えば、第1のユーザーインターフェースモードを植物の育成者等の本来のユーザー用のモード、第2のユーザーインターフェースモードをメンテナンス業者用のモード、第3のユーザーインターフェースモードをメーカー用のモードとしておくことができる。
【0070】
さらに、本発明によるユーザーインターフェース装置を適用し得る植物育成装置は前述した例に限定されないことは、勿論である。
【0071】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、操作方法を十分に習得していない者による誤操作や第三者によるいたずらの操作などによって所望の環境下で植物を育成することができないという事態を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるユーザーインターフェース装置を有する研究用植物育成装置の一例を示す概略縦断面図である。
【図2】図1に示す研究用植物育成装置を示すブロック図である。
【図3】前記実施の形態によるユーザーインターフェース装置のモード遷移図である。
【図4】画面の例を示す図であり、図4(a)はユーザーモードにおけるメインメニュー画面であってロック状態のメインメニュー画面の一例を示す図、図4(b)はユーザーモードにおける解除状態のメインメニュー画面の一例を示す図、図4(c)はメーカーモードにおけるメインメニュー画面の一例を示す図である。
【図5】ロック制御部の動作の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 育成室
2 ランプ室
11 冷凍機
12 ヒーター装置
13 送風機
14 CO2供給装置
15 加湿器
16 照明装置
19 ランプ室用送風機
20 ランプ室用冷凍機
21 温度センサ
22 湿度センサ
23 CO2濃度センサ
24 ランプ室用温度センサ
25 調節計
26 タッチパネル
27 入力操作解析部
28 表示制御部
29 処理部
30〜35,39〜49 キー(オブジェクト)
36 領域
50 ID番号登録処理部
51 ロック制御部
52,53 メモリ

Claims (4)

  1. オブジェクトを画面に表示し、前記オブジェクトに対する入力操作に応答して、前記オブジェクトに対応する所定の動作を研究用植物育成装置に開始させる指示を発生する、研究用植物育成装置のユーザーインターフェース装置において、
    第1群のオブジェクトを前記画面に表示可能にして当該オブジェクトに対する入力操作を可能にする第1のユーザーインターフェースモードから、第2群のオブジェクトを前記画面に表示可能にして当該オブジェクトに対する入力操作を可能にする第2のユーザーインターフェースモードへ、前記画面上の表示からは知り得ない前記画面に対する所定の入力操作に応答して、切り換える手段を備え、
    電源投入時に前記第1のユーザーインターフェースモードとなり、
    登録すべきID情報を入力するためのID情報登録用オブジェクトが、前記第1群のオブジェクトには含まれないとともに前記第2群のオブジェクトには含まれ、
    照合すべきID情報を入力するためのID情報入力用オブジェクトが、前記第1群のオブジェクトに含まれ、
    登録すべきID情報を記憶するID情報記憶手段と、
    前記第2のユーザーインターフェースモードにおいて、前記ID情報登録用オブジェクトに対するID情報の入力操作に応答して、当該入力されたID情報を前記ID情報記憶手段に記憶させるID情報登録処理部と、
    前記第1のユーザーインターフェースモードにおいて、前記ID情報入力用オブジェクトに対するID情報の入力操作に応答して、当該入力されたID情報を前記ID情報記憶手段に記憶されたID情報と照合して両者が一致するか否かを判定する照合手段と、
    前記第1のユーザーインターフェースモードにおいて、前記照合手段により一致すると判定された場合にのみ、前記第1群のオブジェクトのうちの前記研究用植物育成装置の運転状態に影響を与えるオブジェクトに対する入力操作を有効にする手段と、
    を備えたことを特徴とする研究用植物育成装置のユーザーインターフェース装置。
  2. 前記第1群のオブジェクトが、前記第1群のオブジェクトのうちの前記研究用植物育成装置の運転状態に影響を与えるオブジェクトに対する入力操作を強制的に無効にするか又は当該オブジェクトの表示を強制的に禁止するための入力操作を行うための強制無効用オブジェクトを含み、
    前記第1のユーザーインターフェースモードにおいて、前記強制無効用オブジェクトに対する入力操作に応答して、前記第1群のオブジェクトのうちの前記研究用植物育成装置の運転状態に影響を与えるオブジェクトに対する入力操作を強制的に無効にするか又は当該オブジェクトの表示を強制的に禁止する手段を備えたことを特徴とする請求項記載の研究用植物育成装置のユーザーインターフェース装置。
  3. 前記第1のユーザーインターフェースモードにおいて、前記第1群のオブジェクトのうちの前記研究用植物育成装置の運転状態に影響を与えるオブジェクトに対する入力操作が有効になった後に、前記第1群のオブジェクトに対して所定の入力操作が所定時間行われない場合に、前記第1群のオブジェクトのうちの前記研究用植物育成装置の運転状態に影響を与えるオブジェクトに対する入力操作を無効にするか又は当該オブジェクトの表示を禁止する手段を備えたことを特徴とする請求項又は記載の研究用植物育成装置のユーザーインターフェース装置。
  4. 画面表示及び入力操作が可能なタッチパネルを有することを特徴とする請求項乃至のいずれかに記載の研究用植物育成装置のユーザーインターフェース装置。
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