JP3795674B2 - 長物農産物の供給装置 - Google Patents

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【0001】
【発明が属する産業上の分野】
本発明は、所定の仕分区分で仕分けられた農産物を所定数づつ一まとめにして包装装置等に供給する装置に関し、より詳しくは、同じ仕分区分の農産物を一まとめに包装する装置に供給する際の作業効率のよい長物農産物の供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
人参,茄子等の所定個数を一まとめとして包装する長物農産物の選果場における選別仕分け作業は、仕分区分の計測,判定、仕分排出、包装という一連の流れは球塊状等の農産物(青果物)と概ね同様であるが、梨,林檎,桃等のいわゆる果物に比べて、衝撃に対しては比較的に強く、また一把分あるいは一袋分という簡単な形態に包装するのが普通であるため、一まとめにする作業が比較的簡単に取扱われる場合が多い。
【0003】
例えば、必要な等級・階級の要素を計測しかつ仕分区分を判定した農産物を載せて搬送する選別コンベアに対して、各仕分区分別の排出装置とこれに対応する引出コンベアを設け、更にこの引出コンベアの下流端をプール部(貯留部)に接続して、このプール部に貯まった農産物を作業者が数を数えながら手作業で袋詰めする作業態様が多く採用されている。この方式は、比較的衝撃に強い農産物であっても「みかん」等では段ボール箱にバラで落とし込むのが普通であることと比べて大きく異なっており、この違いは球塊状と長物という農産物の形状に起因している。つまり長物農産物をランダムに落とし込むようにして包装すると、球塊状のものと比べて姿勢がまちまちとなって包装された状態の見栄えが極めて悪いだけでなく、プラスチック製の包材を用いた袋詰めではこの包材の破損を招くこともあるからである。
【0004】
しかし、手作業包装の方式は手間がかかって能率の向上が難しく、また近時においては作業員の確保も簡単ではないという問題があるため、この点を改善して、包装単位の一まとめの農産物の取り出しを自動化,機械化するための提案がされている(特公平6−30743号公報、特開平2−4488号公報、特開平7−313943号公報等)。
【0005】
この提案方法は、選別コンベアに対して仕分区分別に設けられた引出コンベアを所定個数の農産物が排出蓄積するまで待機させ、一まとめ分が排出された時点で移動を行わせるようにした引出コンベア間欠移動方式のものであり、この方式によれば、手作業で包装単位の一まとめを数えるという負担がなくなり、包装作業の自動化,機械化に有利となる。
【0006】
しかし、この方法には更に改善すべき点がある。その一つは、静止待機している引出コンベアの上に一まとめの個数になるまで選別コンベアから長物農産物を落下排出する場合、選別コンベアの上で姿勢(向き)が安定しているとは必ずしも言えない農産物は落下時に更に姿勢がランダムに変化する可能性があり、このため引出コンベアの上では個数はまとまっているにしても姿勢が一定になる保証がなく、極端な場合には殆ど直角に交叉することも考えられ、これでは、後段に自動化した包装装置を適用することが難しいという問題がある。また、選別コンベアの搬送速度と引出コンベアの間欠作動の時間的な関係により、一まとめ分の最後の農産物が排出されて引出コンベアが作動している途中でたまたまこの仕分区分に該当する農産物が排出されるタイミングになってしまうことがあると、この農産物の排出ができないないからその対策が必要になるという問題もある。つまり、各仕分区分毎に引出コンベアを2系列設けるか、あるいは通過してしまう該当農産物をもう一度選別コンベアの上流側に戻す径路を設けることが必要になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
以上のような従来技術の問題点に鑑み、本発明者は、仕分区分が判定された後、同一区分に分けて排出された各仕分区分の長物農産物を、人手を介することなく所定数にまとめて小袋包装装置などに自動的に送り出すことができる長物農産物の供給装置を提供することを目的として本発明をなすに至ったものである。
【0008】
本発明の別の目的は、小袋包装装置などの包装ステージに対して、一まとめの長物農産物の姿勢を崩すことなく、また端部を揃えた状態で供給することができる長物農産物の供給装置を提供するところにある。
【0009】
本発明の更に別の目的は、大量の長物農産物の処理を効率よく行うことができる長物農産物の供給装置を提供するところにある。
【0010】
また本発明の他の目的は、上記した装置をできるだけ簡易な構成で実現することで低廉な装置を提供できるようにするところにある。
【0011】
【課題を解決するための手段及び作用】
上記の目的は本願の特許請求の範囲の各請求項に記載した発明により達成される。
【0012】
請求項1の長物農産物の供給装置の発明は、仕分区分判定済みの長物農産物を搬送方向に対し横向きの状態で並べて搬送する搬送コンベア装置と、この搬送コンベア装置の搬送路の一部の下方位置から直交方向に移動する搬送軌道面を有し、かつ該搬送軌道面上でその横方向に隣接して長物農産物を一個宛てに収容する複数の区画をその搬送方向に延設した仕切りで仕切った整列コンベア装置と、該整列コンベア装置上の並列した各区画に前記搬送コンベア装置から同じ仕分区分の長物農産物を一個宛てに排出するように該搬送コンベア装置に沿って設けられた複数の排出装置と、この整列コンベア装置上の並列区画に収容された長物農産物の横一列を該整列コンベア装置の終端部から受入れた後、その横一列の長物農産物をその整列姿勢を揃えたまま一まとめに集積させるように送出す集積送出装置と、を備えた長物農産物の供給装置において、前記集積送出装置は、前記整列コンベア装置から受入れた長物農産物の受入れ方向と直交する方向を長物農産物の送出し方向とし、前記整列コンベア装置から受入れた長物農産物の先端が当接するストッパを有することを特徴とする。
【0013】
上記の構成において、長物農産物を搬送方向に対し横向きの状態で並べて搬送する「搬送コンベア装置」としては、種々の形態のものを用いることができる。例えば、多数のバケット(受皿)がチェーンコンベアに一定間隔で連結されて無端回動するバケットコンベア、ベルトコンベアなど、この発明に適用可能なものであれば適宜のものを用いることができる。また搬送途中あるいは搬送の前段に、搬送方向の間隔調整手段や向き揃え手段などを必要に応じて採用することも勿論できる。この搬送コンベア装置において長物農産物を「横向きの状態で並べて」搬送するのは、搬送方向に短い間隔で農産物を連続的に搬送させるためであって、「横向き」は搬送方向に対して厳密に90°の姿勢であることを意味するものではない。次段の整列コンベア装置の区画(収容エリア)に排出することができる程度の概ね横向きの姿勢であれば、整列コンベア装置で長物農産物の姿勢,向きを矯正することもできる。
【0014】
この搬送コンベア装置に対して直交するように配置される整列コンベア装置は、搬送コンベア装置に関して言えばその搬送方向に沿って複数に仕切られた区画を有するように構成され、整列コンベア装置に関して言えばこの区画はその軌道面の移動横方向に複数の区画に仕切られる。該整列コンベア装置の始端部は、搬送コンベア装置から長物農産物を真下に落下させるようにして直下に位置させた構成とすることもできるし、斜めに傾斜して滑り落とすようにした場合には搬送コンベア装置直下でなく側方にずれた位置とすることもできる。なお区画の数は通常は小袋詰め等の包装単位の数(通常は数個程度)とされるが、これに限定されるものではない。この整列コンベア装置を構成するコンベア手段は、通常は平ベルトが好ましく用いられるが、ローラコンベア等を用いることも勿論できる。このコンベア手段と共に整列コンベア装置を構成する「仕切り」は、平ベルトの場合には該ベルト自体に移動方向に延設した上方への突起とすることもできる他、コンベア手段とは分離した固定の仕切壁として設けることもできる。特に固定の仕切壁を用いる場合には、後記する請求項6の発明のように横一列の長物農産物の姿勢を調整できる利点がある。
【0015】
排出装置は、搬送コンベア装置の形態に応じた構成が採用され、例えばバケットコンベアの場合には、各バケットを搬送姿勢から排出姿勢に傾動させる姿勢切換スイッチとして構成することができ、いずれも従来から知られている排出装置を用いることができる。
【0016】
またこの発明の構成における「集積送出装置」は、整列コンベア装置の終端部から搬送されている整列状態の長物農産物を受け入れ、これを例えば包装ステージに移送する搬出コンベア装置等の上に一まとめに集積させるように送出すための手段であり、この作用を果たすものであれば特に制限されず、また、ホッパー機構やベルトコンベア機構あるいはその他の種々の構成を併せて用いることができる。なおここで「一まとめに集積させる」というのは、仕切り等で仕切った状態からこの仕切りをなくして所定個数の長物農産物が接触して小さなひとかたまりにまとまった状態に変更することをいう。「集積送出し」は、整列コンベア装置から一まとめの長物農産物を梱包箱等に落とし込むようにして行ってもよいし、上述のように搬出コンベア装置の上に集積させるようにしてもよい他、例えばホッパーを介在させてこのホッパー内に集積させるようにしてもよい。
【0017】
この発明によれば、同一仕分区分の長物農産物を、人手を介することなく所定数にまとめて包装ステージなどに自動的に送り出すことができ、しかも、この際に、一まとめの長物農産物の姿勢を崩すことがない。
そして、前記集積送出装置は、前記整列コンベア装置から受入れた長物農産物の受入れ方向と直交する方向を長物農産物の送出し方向とし、前記整列コンベア装置から受入れた長物農産物の先端が当接するストッパを有するので、整列コンベア装置から受入れた長物農産物の端部揃えの作用を果たすことができる。
【0018】
請求項2の発明は、上記の発明において、同じ仕分区分の長物農産物を搬送するものであることを特徴とする。
【0019】
一つの搬送コンベア装置上で同じ仕分区分の長物農産物を搬送させるためには、複数の仕分区分の長物農産物を混在して搬送しながら計測を行い仕分区分を判定するのに用いる選別コンベアから、仕分区分別の排出装置によって、仕分区分別に準備した搬送コンベア装置に仕分け排出すればよい。
【0020】
この発明によれば、多数の長物農産物を大量に処理するのに適し、特に選別コンベアを複数条有する設備を構成するのに有効である。
【0021】
請求項3の発明は、上記の発明において、搬送コンベア装置は異なる仕分区分の長物農産物を混在して搬送するものであり、この搬送コンベア装置の搬送方向に沿って、同じ仕分区分の長物農産物を受け入れる整列コンベア装置を仕分区分別に配置したことを特徴とする。
【0022】
この発明における搬送コンベア装置は、複数の仕分区分の長物農産物を混在して搬送しながら計測を行い仕分区分を判定するのに用いる上述した選別コンベアに相当するものを用いることができる。排出装置は、該搬送コンベア装置(この場合は選別コンベアに相当)に沿って、仕分区分別に夫々整列コンベア装置への横一列の排出必要数だけ配置される。
【0023】
この発明によれば、上記請求項2の搬送コンベア装置を省略して比較的少量の長物農産物を包装処理する設備、あるいは処理速度を遅くしてもよい設備を、安価に提供できる。
【0024】
請求項4の発明は、上記の発明において、集積送出装置より送出されて集積される一まとめの長物農産物を受入れ、包装ステージに搬出する搬出コンベア装置を有することを特徴とする。
【0025】
この発明によれば、包装装置を機械化、自動化した設備を適切に構成することができる。
【0026】
請求項5の発明は、上記の各発明において、搬送コンベア装置に沿って配置した同じ仕分区分の長物農産物を整列コンベア装置に対して排出するための複数の排出装置を、搬送下流側から上流側に順次に排出するように設けたことを特徴とする。
【0027】
この発明によれば、搬送コンベア装置から整列コンベア装置に排出する横一列分の長物農産物の排出を搬送コンベア装置の搬送下流側から上流側に順次に排出するので、前の回の横一列分の最後の長物農産物の排出から次の回の横一列分の最初の長物農産物の排出までの空き時間を、この搬出順序を逆にした場合に比べて十分長くすることができ、その結果、整列コンベア装置の作動の迅速化、効率化が実現される。
【0028】
請求項6の発明は、上記の各発明において、上記整列コンベア装置上で複数の区画を仕切る仕切りの横方向の間隔を、搬送コンベア装置から長物農産物を受け入れる始端部側は広く、集積送出装置に接続する終端部側は狭く設けたことを特徴とする。
【0029】
この発明によれば、整列コンベア装置上で移動される長物農産物の姿勢が間隔を変更する仕切りに案内されて矯正され、集積送出装置の送り込まれる複数の長物農産物が交叉するような状態となる虞が軽減されてより姿勢の揃った荷姿のよい状態とできる作用が得られる。
【0030】
請求項7の発明は、上記の各発明において、上記集積送出装置が、長物農産物の片側端部を揃える端部揃え手段を有することを特徴とする。
【0031】
この端部揃え手段としては、例えばコロコンベアを用いて整列コンベア装置からこの上に送り込まれた長物農産物をコロの回転で送り方向の先端壁につき当てるようにした構成のもの、あるいは整列コンベア装置と直交する例えばベルト式の送出しコンベアの上に送り込まれた長物農産物を、該ベルト式コンベアとは別の送り手段で該送り方向の先端壁につき当てるようにした構成のものなどを例示することができる。
【0032】
この発明によれば、包装ステージに長物農産物を搬送する搬出コンベア装置への一まとめの長物農産物の集積状態が端部を揃えた状態となるため、一層荷姿のよい状態となる。
【0033】
請求項8の発明は、上記の各発明において、上記集積送出装置が、整列コンベア装置から受け入れた横一列の長物農産物の隣接同士を区画する手段を有することを特徴とする。
【0034】
上記の区画手段は、例えば整列コンベア装置の横方向に一まとめの長物農産物を送出す際の送出し手段として利用することができる。
【0035】
この発明によれば、例えば搬出コンベア装置に集積させる前の所定個数の長物農産物が仕切り手段等で横一列に区画・離間されているので、自動化,機械化した装置で集積する際の長物農産物の姿勢変化を抑制できるという利点がある。
【0036】
請求項9の発明は、上記の各発明において、集積送出装置が、横一列の整列方向の片側に長物農産物を集積のために送り出す送出手段を有することを特徴とする。
【0037】
この発明によれば、集積装置は前記整列コンベア装置から受入れた長物農産物の受入れ方向と直交する方向を長物農産物の送出し方向とし、前記整列コンベア装置から受入れた長物農産物の先端が当接するストッパを有するので、この整列コンベア装置の移動方向とは直交する方向の移動を行わせる手段をその機能に適したものとして構成できる。
【0038】
請求項10の発明は、上記の各発明において、整列コンベア装置とその終端部に接続される集積送出装置の組が、一条の搬送コンベア装置及び/又は一条の搬出コンベア装置に対して複数組設けられていることを特徴とする。
【0039】
この発明によれば、搬送コンベア装置,搬出コンベア装置及び整列コンベア装置という組合せで稼働する本発明装置を、最も効率の良い状態で運用することができる。
【0040】
請求項11の発明は、上記請求項10の発明において、複数設けられている整列コンベア装置の横一列の各区画に対して長物農産物を排出する排出装置が、複数の整列コンベア装置全体の搬送コンベア装置最下流の区画から最上流の区画に渡って順次に長物農産物を排出するようにしたことを特徴とする。
【0041】
この発明によれば、上述した搬送コンベア装置から整列コンベア装置に排出する横一列分の長物農産物の排出時間の有効利用、つまり前の回の最後の長物農産物の排出から次の回の最初の長物農産物の排出までの空き時間を、この搬出順序を逆にした場合に比べてより一層長くすることができるので、整列コンベア装置の作動の迅速化、効率化が極めて良好に実現される。
【0042】
請求項12の発明は、上記請求項10又は11の発明において、複数の集積送出装置から搬出コンベア装置に一まとめの長物農産物を送出す位置を、該搬出コンベア装置の搬送方向に関して相互にずれて設定したことを特徴とする。
【0043】
この発明によれば、複数の集積送出装置から搬出コンベア装置への一まとめの長物農産物の集積,送り出しを同時に行うことが可能であり、これによって制御の簡単化や、同時作業を行うことで作業工数の削減による時間短縮も得られる。また、包装ステージに送る一まとめの長物農産物の送り込み時間の間隔を短縮できるので、包装装置の稼働効率を向上させることができる。
【0044】
請求項13の発明は、上記の各発明において、整列コンベア装置の搬送軌道面の移動を間欠的に行うようにしたことを特徴とする。
【0045】
この発明によれば、搬送コンベア装置と包装ステージへの供給作業の時間的なずれを解消した効率の良い作業を実現することができる。
【0046】
請求項14の発明は、上記の各発明において、搬送コンベア装置が、長物農産物を搬送しながらその仕分区分の計測・判定を行う選別コンベアの複数条から仕分区分別に排出された長物農産物が合流して搬送するものとしたことを特徴とする。
【0047】
この発明によれば、いわゆる選別コンベアの複数条で搬送される同一仕分区分の長物農産物を、共通した整列コンベア装置等で仕分け処理でき、包装装置の稼働効率を向上させることができる。
【0048】
本発明の供給装置は、人参、大根、茄子、胡瓜、牛蒡等の長物農産物を対象として用いることができる。
【0049】
【発明の実施の形態】
以下図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0050】
実施形態1
本発明の一実施形態は図1ないし図5に示され、図1は搬送コンベア装置から包装ステージに至る供給装置1の経路を示した平面図、図2は図1を含む選果場の全体を示した平面図、図3は図1のA矢視図、図4は図1のB矢視図、図5は図1のC−C断面図である。
【0051】
図1及び図2において、2は長物農産物を仕分するために等級・階級の要素を計測して所定の判定手段で仕分区分を判定する選別コンベアであり、詳細は図示しないが、本例では6条の選別コンベア2で1系列をなす選別コンベア群を2系列設けている。201は計測装置を示している。
【0052】
202は排出コンベアであり、長物農産物Pを選別して選別コンベア2から仕分排出するため、仕分区分別にそれぞれ設けられている図示しない排出装置により各仕分区分の長物農産物が排出されるように、仕分区分別に選別コンベア2に対して分岐接続されている。なお本例においては上記のように6条の選別コンベア群からなる2系列の全ての選別コンベア2に対し、仕分区分毎の一つの排出コンベアが接続さている。
【0053】
3は平ベルト式の合算コンベアであり、上記2系列の排出コンベア202に各選別コンベア2から排出された同一仕分区分の長物農産物Pを合流し、列化装置4を介して供給装置1に乗り継ぎ移送するように設けられている。なおこの列化装置4は、一対のベルトコンベア401,402によってトラフを形成するように対称的に傾斜設置し(図3参照)、合算コンベア3から一つづつ移載される長物農産物Pをこのコンベアトラフの底部に沿って一定方向に向きを揃えるようにされる。
【0054】
5は自動化した包装装置であり、供給装置1で一まとめの包装単位に集積グループ化された長物農産物Pが間欠的に送り込まれて小袋詰めするようになっている。なお、6は手詰め作業部であり、仕分区分によっては分布量が少ないため機械化,自動化して包装するよりは手詰めで包装するのが設備的あるいはコスト的に有利である仕分区分の長物農産物を詰めるために準備される。また、203は手詰め作業部6に長物農産物Pを搬送する排出コンベア、204は包装の必要がない格外品を排出するための排出コンベアである。
【0055】
次に本例の供給装置1の詳細を図1,図3〜図5に基づいて説明する。
【0056】
本例の供給装置1には、図3に示すようにバケット無端回動式の搬送コンベア装置10が設けられている。すなわち、モータ1021で駆動される一つの駆動チェーンスプロケット102と三つの従動チェーンスプロケット103とによって垂直面内で平行四辺形状にリンクチェーン101が無端回動され、このリンクチェーン101に一定の間隔でバケット104が連結されて図3の矢印方向に連行搬送される構成の搬送コンベア装置10が設けられている。そして、バケット104が下方水平軌道から上方水平軌道に向かって斜めに傾斜上動する搬送軌道の途中で、上述した列化装置4から長物農産物Pが一つのバケット104に一個の長物農産物Pが収容されるように移載される。なお、本例のバケット104は、搬送方向の下流端側でリンクチェーン101により軸1011で枢支されると共に、搬送方向の上流端側で通常は長物農産物Pの受入れ状態に係止されるが、所定位置に設けた排出装置105の作動によって長物農産物Pを下方に排出する姿勢に枢支軸回りに回転されるようになっている。一つの搬送コンベア装置10に送り込まれる長物農産物Pは同一の仕分区分に属するものであるのは上述の通りである。
【0057】
なお、バケット104の排出動作は、図3に示したセンサ106によりバケット104内に農産物が収容されていることが確認されたバケットについて、本例では搬送方向に沿って8個配置されている排出装置105のいずれかにシフト送りで排出信号を送り、該当するバケットがその位置に至った時に排出動作を行わせる。
【0058】
上記のように無端回動されるリンクチェーン101等により構成される搬送コンベア装置10に対し、整列コンベア装置11は次のように設けられる。すなわち、搬送コンベア装置10に対して直交する方向に搬送軌道面が移動する平ベルト式コンベア111が、その始端部がバケット104の上側搬送軌道の所定位置の直下に位置し、かつバケット搬送軌道から側方にずれた位置に終端部が位置するように設けられる。これらの状態は図3及び図4に示される。
【0059】
またこの整列コンベア装置11の平ベルトコンベア111の搬送面の上側には、該コンベア111の搬送面を横方向(幅方向)に区画する固定ガイド壁(仕切り)112が、搬送面の移動方向に延びて本例では三つ(両幅端の脱落止め壁を含めると五つ)設けられている。そしてこの固定ガイド壁112は、始端部側の隣接間隔よりも終端側の隣接間隔が狭くなるように設けられていて、これによって長物農産物Pの姿勢(向き)が一定方向に確実に揃えられる。なお113,114は平ベルトコンベア111を回転させるためのホィールであり、本例では図示しない駆動制御装置により、コンベア111の移動を間欠的に行うように設けられているがこれについては後述する。また整列コンベア装置11は、本例では、搬送コンベア装置の搬送方向に沿って二つ設けられているが、これについても後述する。
【0060】
12は本例の集積送出装置を示し、本例のこの装置12は、整列コンベア装置11の平ベルトコンベア111の終端部に接してその前方に配置され、該コンベア111の幅方向をなす回転軸回りに回転する複数本(本例では5本)のコロ121からなるコロコンベアと、このコロコンベア121の前方に配置されて、整列コンベア装置11から送り込まれた長物農産物Pの端部揃えの作用をはたすストッパ板122と、コロコンベアの上に送り込まれた一まとめの長物農産物Pをその整列状態を維持したまま該コロコンベア121の軸方向片側に送出すブレード回転機構123と、このようにしてコロコンベア上から送出された一まとめの長物農産物Pを集積した状態で受け入れるホッパー124とから構成されている。このような構成の集積送出装置12により、整列コンベア装置11から整列した状態とされた一まとめの長物農産物Pは、コロコンベアの上でその端部(移動の先端側端部)がストッパ板122に係合することで揃えられ、次いでブレード回転機構123により回転移動するブレード1231に押されて、コロコンベア上から横方向に送り出されてホッパー124内に落下して集積されることになる。なお本例においては、上記ホッパー124はフレームに組み付けられた昇降用シリンダ装置125により昇降可能に設けられていて、コロコンベアにできるだけ接近した上動位置で長物農産物Pの受入れを行い、他方、次記する搬出コンベア装置13の搬出コンベア131への排出時には下動位置まで下降して排出動作を行うように設けられている。1251は昇降用シリンダ、1252はガイドバー、1253はホッパー支持フレーム、1254は支持フレームガイドである。また1241はホッパー開閉用シリンダ装置である。以上の構成は主に図1,図4,図5により示されている。なお、ブレード回転機構123は、図5に示すように回転するリンクチェーン1232により径外方に延出するブレード1231が、回転方向に所定の間隔で多数隔設され、コロコンベア上に送り込まれた一まとめの長物農産物Pをブレード1231の移動でホッパー124方向に押し出すものであり、ブレード1231の隔設の間隔は上述した整列コンベア装置11における固定ガイド壁112の終端部の隣接間隔と一致するように設定されており、該整列コンベア装置11から長物農産物Pを受け入れることができる位置で停止され、送出し時に回転移動する間欠駆動型に設けられている。
【0061】
13は搬出コンベア装置を示し、上述したホッパー124の下方の位置から、小袋詰め包装装置5までの搬送軌道を有する平ベルト式の搬出コンベア131により構成され、本例では、搬送方向に一定間隔で仕切り132が設けられることで一まとめの長物農産物Pの収容部が区画され、図示しない間欠駆動装置により、上記集積送出装置12から送出される位置に各収容部が位置するように間欠搬送駆動される。
【0062】
なお、本例の供給装置1は、整列コンベア装置11と集積送出装置12が対をなしている組が2組、搬出コンベア131を挾んで両側に配置され、かつこれら各組の集積送出装置12,12の農産物送出し位置が、搬出コンベア131の収容部の1ピッチ分だけずれて設けられていると共に、図示しない駆動制御装置により2組の集積送出装置12,12が同期して長物農産物Pの送出しを行うように構成され、これにより搬出コンベア131の上に一度に二群の長物農産物Pが送り込まれるようにしている。またこのように構成することで、本例では図4に示すようにホッパー124はこれら2組の集積送出装置12,12に共用する構成とし、これによって上述した昇降用シリンダ装置125及びホッパー開閉用シリンダ装置1241を共用して、装置の有効利用を図り、コスト削減を図っている。
【0063】
次に、以上のように構成された農産物の供給装置1の動作についてを説明する。
【0064】
選別コンベア2で所定の仕分区分が判定された長物農産物Pは、一つの仕分区分の長物農産物Pは、図示しない排出装置によりその仕分区分用として準備されている該当する一つの排出コンベア202に排出され、合算コンベア3から列化装置4を介して供給装置1の搬送コンベア10の各バケット104に一つづつ移載収容される。
【0065】
そして本例では、2組の整列コンベア装置11に対応して8個の排出装置105がバケット104の搬送方向に沿って配置されていて、その搬送方向最下流の排出装置105から上流側の排出装置105の順にバケット104の排出動作を行わせ、8個目の長物農産物Pの排出を終了した時点で整列コンベア装置11の平ベルトコンベア111の移動を開始させる。図1はこの時点の状態を示している。コンベア111の移動によりバケット搬送軌道の直下から長物農産物Pが横方向に所定距離移動した時点で該コンベア111の移動を停止させ、次のグループの長物農産物Pのバケット104からの排出が行われる。この際、上述のように長物農産物Pのバケット104からの排出は搬送方向最下流の位置の排出装置105から行われるようにしているので、最上流の排出装置105で前回のグループの最後の長物農産物Pの排出を行った後、先頭の長物農産物Pが最下流の排出装置105の位置に搬送されるまでは若干の時間がかかり、この搬送時間と前記した整列コンベア装置11のコンベア111の間欠移動を同期して行わせることで、無駄のない搬送、移載を行わせることができる。
【0066】
2組の整列コンベア装置11の平ベルトコンベア111により移動される各一まとめの長物農産物Pは、本例では、2回目の移動停止時点で集積送出装置12に送り込まれる。なお、2組の整列コンベア装置11による送り距離が搬出コンベア装置13の収容部の1ピッチ分だけ違っているので、これら各組の平ベルトコンベア111の間欠移動時の速度はこれに対応して異なる速度設定がされている。そしてこの間欠移動時に固定ガイド壁112に案内された各長物農産物Pは概ねその向きが一定方向に揃えられる。
【0067】
ブレード回転機構123の各ブレード1231の間に一つ一つが介挿する形で各長物農産物Pが集積送出装置12に送り込まれた一まとめは、コロコンベア121の駆動回転によりストッパ板122に当接され、これら一まとめの長物農産物Pの端部揃えがなされる。次いで、2組の集積送出装置12のブレード回転機構123が回転移動することにより、搬出コンベア装置13の両側から同期してホッパー124に落とし込まれて集積される。この際、ホッパー124は上動位置に上昇されていて長物農産物P同士がぶつかることによる落下衝撃を少なくするようになっている。
【0068】
次にホッパー124は昇降シリンダ装置125により下動位置に下降され、搬出コンベア131の収容部に集積した一まとめの長物農産物Pが移載される。
【0069】
この後、集積送出装置12からの長物農産物Pの落下送り込みのタイミングをとって、上記搬出コンベア131が間欠移動され、各収容部に集積されている各一まとめの長物農産物Pは包装装置5に送り込まれる。
【0070】
以上の動作を繰り返すことで、大量の長物農産物を順次間欠的に包装装置5に送り込むことができ、姿勢が整列されまた端部が揃った一まとめの長物農産物Pを自動化した装置で包装処理することができる。
【0071】
なお、本例においては搬出コンベア装置13を用いて包装装置5に一まとめの長物農産物Pを送り込むようにしているが、搬出コンベア装置13に代えて、例えば梱包箱搬送コンベア装置を設置し、集積送出装置12から直接、梱包箱に長物農産物Pを収容させるようにすることもでき、例えば大根等の長物農産物の場合に好適に採用される。
【0072】
実施形態2
本例は、図6,図7に示したように、実施形態1に比べて、その整列コンベア装置11の終端部に接続するように配置した集積送出装置14が異なる例を示したものである。
【0073】
すなわち、本例における集積送出装置14は、整列コンベア装置11の平ベルト111の移動方向とは直交する方向に、一対のホィール144,145により搬送面が移動する平ベルト式のコンベアを141を設置し、この平ベルトコンベア141に、整列コンベア装置11の固定ガイド壁112の終端部の隣接間隔と同じ離間寸法で仕切り142を設けると共に、この仕切り142で仕切られた各区画内の中央部に長物農産物Pよりも十分に小さい寸法の開口143を設けたという特徴的な構成をなしている。
【0074】
そして、整列コンベア装置11から長物農産物Pが送り込まれる静止状態の平ベルトコンベア141に対し、搬送面の下側から4個の各開口143に臨むように移動機構146が昇降可能に配置され、長物農産物Pが送り込まれた時にはこの移動機構146が上昇して長物農産物Pに係合し、ストッパ板147に該長物農産物Pを当接させて端部を揃えるようになっている。なお、移動機構146は、長物農産物Pとの係合部が平ベルトコンベア141の幅方向に一定長移動する係合移動部とされ、これを昇降用シリンダ装置で昇降させるようにしたものを用いることができる。
【0075】
端部を揃えた後は該移動機構146は下降し、平ベルトコンベア141の回転移動により仕切り142で各長物農産物Pを押して搬出コンベア装置13の搬出コンベア131の収容部に落下集積させる。
【0076】
本例の構成をなす集積送出装置14によっても、実施形態1と同様に姿勢が整列されまた端部が揃った一まとめの長物農産物Pを自動化した装置で包装処理することができる。
【0077】
なお、本発明は以上の実施形態に限定されるものではなく、種々の変更した態様で実施することができる。例えば、実施形態1で説明した搬送コンベア装置10や合算コンベア3等を省略して、選別コンベア2から直接整列コンベア装置11上に長物農産物を排出するように構成することもできる。この場合には、選別コンベアの搬送方向に沿って仕分け排出すべき仕分区分の数だけ整列コンベア装置を配置し、これに対応して排出装置を配置することが必要である。
【0078】
【発明の効果】
以上述べたように、本願の請求項1の発明によれば、同一区分に分けて排出された各仕分区分の長物農産物を、人手を介することなく所定数にまとめて小袋包装装置などに自動的に送り出すことができ、しかも、この際に、一まとめの長物農産物の姿勢を崩すことがない。
そして、前記集積送出装置は、前記整列コンベア装置から受入れた長物農産物の受入れ方向と直交する方向を長物農産物の送出し方向とし、前記整列コンベア装置から受入れた長物農産物の先端が当接するストッパを有するので、整列コンベア装置から受入れた長物農産物の端部揃えの作用を果たすことができる。
【0079】
請求項2の発明によれば、多数の長物農産物を大量に処理するのに適した装置を構成することができ、例えば、選別コンベアを複数条有していて、これらの複数条の選別コンベアから同じ仕分区分の長物農産物を合流させて処理する設備を構成するのに有効である。
【0080】
請求項3の発明によれば、比較的少量の長物農産物を包装処理する設備や処理速度を遅くしてもよい設備を安価に提供できる利点がある。
【0081】
請求項4の発明によれば、包装を自動化した装置に長物農産物を一まとめにして連続的に供給することができ、効率の良い自動化した長物農産物の自動包装を実現することができる。
【0082】
請求項5の発明によれば、搬送コンベア装置から整列コンベア装置に排出する横一列分の長物農産物の排出を搬送コンベア装置の搬送下流側から上流側に順次に排出するので、前の回の横一列分の最後の長物農産物の排出から次の回の横一列分の最初の長物農産物の排出までの空き時間が長くとれ、その結果、整列コンベア装置の作動の迅速化、効率化が実現されるという効果が奏される。
【0083】
請求項6の発明によれば、整列コンベア装置上で移動される長物農産物の姿勢が間隔を変更する仕切りに案内され、集積送出装置の送り込まれる複数の長物農産物が交叉するような状態となる虞が軽減されて、姿勢の揃った荷姿のよい状態とできるという効果が奏される。
【0084】
請求項7の発明によれば、集積送出装置が端部揃え手段を有するので、包装ステージに長物農産物を搬送する搬出コンベア装置への一まとめの長物農産物の集積状態が端部を揃えることができ、一層荷姿のよい状態とできるという効果が奏される。
【0085】
請求項8の発明によれば、集積送出装置に設けられた長物農産物の隣接同士の区画手段により、長物農産物が横一列に区画・離間されるので、自動化,機械化した装置で集積する際の長物農産物の姿勢変化を抑制できるという効果が奏される。
【0086】
請求項9の発明によれば、集積装置は前記整列コンベア装置から受入れた長物農産物の受入れ方向と直交する方向を長物農産物の送出し方向とし、前記整列コンベア装置から受入れた長物農産物の先端が当接するストッパを有するので、この整列コンベア装置の移動方向とは直交する方向の移動を行わせる手段をその機能に適したものとして構成できる。
【0087】
請求項10の発明によれば、一条の搬送コンベア装置あるいは一条の搬出コンベア装置に対して整列コンベア装置と集積送出装置の組を複数設けることで、本発明装置を効率良く運用することができ、特に自動化した包装装置の稼働効率を向上させることができる。
【0088】
請求項11の発明によれば、整列コンベア装置の横一列の区画に対して長物農産物を搬送コンベア装置最下流の区画から最上流の区画に順次に排出するので、前の回の最後の長物農産物の排出から次の回の最初の長物農産物の排出までの空き時間を十分長くすることができ、整列コンベア装置の作動の迅速化、効率化が極めて良好に実現できるという効果が奏される。
【0089】
請求項12の発明によれば、複数の集積送出装置から搬出コンベア装置に長物農産物を送出す位置が相互にずれて設定されているので、一まとめの長物農産物の複数を、同時に搬出コンベア装置上に送出すことが可能であり、制御の簡単化や、同時作業を行うことで作業工数の削減による時間短縮も得られる。また、包装ステージに送る一まとめの長物農産物の送り込み時間の間隔を短縮できるので包装装置の稼働効率を向上できるという効果が奏される。
【0090】
請求項13の発明によれば、搬送コンベア装置と包装ステージへの供給作業の時間的なずれを解消した効率の良い作業を実現できる。
【0091】
請求項14の発明によれば、複数条の選別コンベアから仕分区分別に排出された長物農産物を合流して共通した整列コンベア装置等で処理することができるので、包装装置の稼働効率を向上させることができる。また、大量の長物農産物の処理を効率よく行うことができる。
【0092】
また以上のような種々の効果を奏する本発明装置を、簡易な構成で低廉に供給できるという効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の供給装置の搬送コンベア装置1から包装ステージ2に至る経路を示した平面図。
【図2】図1の供給装置を含む選果場の全体を示した平面図。
【図3】図1のA矢視(ただし整列コンベア装置は断面とした)。
【図4】図1のB矢視図。
【図5】図1のC−C断面図。
【図6】本発明の実施形態2の供給装置の集積送出装置の構成を示した平面図。
【図7】図6の装置の正面図。
【符号の説明】
1・・・供給装置
10・・・搬送コンベア装置
101・・・リンクチェーン
1011・・・軸
102・・・駆動チェーンスプロケット
1021・・・モータ
103・・・従動チェーンスプロケット
104・・・バケット
105・・・排出装置
106・・・センサ
11・・・整列コンベア装置
111・・・平ベルトコンベア
112・・・固定ガイド壁
113・・・ホィール
114・・・ホィール
12・・・集積送出装置
121・・・コロコンベア
122・・・ストッパ板
123・・・ブレード回転機構
1231・・・ブレード
1232・・・リンクチェーン
124・・・ホッパー
1241・・・ホッパー開閉用シリンダ装置
125・・・昇降用シリンダ装置
1251・・・昇降用シリンダ
1252・・・ガイドバー
1253・・・ホッパー支持フレーム
1254・・・支持フレームガイド
13・・・搬出コンベア装置
131・・・搬出コンベア
14・・・集積送出装置
141・・・平ベルトコンベア
142・・・仕切り
143・・・開口
144・・・ホィール
145・・・ホィール
146・・・移動機構
147・・・ストッパ板
2・・・選別コンベア
201・・・計測装置
202・・・排出コンベア
203・・・排出コンベア
204・・・排出コンベア
3・・・合算コンベア
4・・・列化装置
401,402・・・ベルトコンベア
5・・・包装装置。

Claims (14)

  1. 仕分区分判定済みの長物農産物を搬送方向に対し横向きの状態で並べて搬送する搬送コンベア装置と、この搬送コンベア装置の搬送路の一部の下方位置から直交方向に移動する搬送軌道面を有し、かつ該搬送軌道面上でその横方向に隣接して長物農産物を一個宛てに収容する複数の区画をその搬送方向に延設した仕切りで仕切った整列コンベア装置と、該整列コンベア装置上の並列した各区画に前記搬送コンベア装置から同じ仕分区分の長物農産物を一個宛てに排出するように該搬送コンベア装置に沿って設けられた複数の排出装置と、この整列コンベア装置上の並列区画に収容された長物農産物の横一列を該整列コンベア装置の終端部から受入れた後、その横一列の長物農産物をその整列姿勢を揃えたまま一まとめに集積させるように送出す集積送出装置と、を備えた長物農産物の供給装置において、
    前記集積送出装置は、前記整列コンベア装置から受入れた長物農産物の受入れ方向と直交する方向を長物農産物の送出し方向とし、前記整列コンベア装置から受入れた長物農産物の先端が当接するストッパを有することを特徴とする長物農産物の供給装置。
  2. 請求項1において、前記搬送コンベア装置は、同じ仕分区分の長物農産物を搬送するものであることを特徴とする長物農産物の供給装置。
  3. 請求項1において、前記搬送コンベア装置は異なる仕分区分の長物農産物を混在して搬送するものであり、この搬送コンベア装置の搬送方向に沿って、同じ仕分区分の長物農産物を受け入れる整列コンベア装置を仕分区分別に配置したことを特徴とする長物農産物の供給装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかにおいて、前記集積送出装置より送出されて集積される一まとめの長物農産物を受入れ、包装ステージに搬出する搬出コンベア装置を有することを特徴とする長物農産物の供給装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかにおいて、前記搬送コンベア装置に沿って配置された同じ仕分区分の長物農産物を整列コンベア装置に対して排出するための複数の排出装置は、搬送下流側から上流側に順次に排出するように設けられていることを特徴とする長物農産物の供給装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかにおいて、前記整列コンベア装置上で複数の区画を仕切る仕切りは、横方向の間隔が、搬送コンベア装置から長物農産物を受け入れる始端部側は広く、集積送出装置に接続する終端部側は狭く設けられていることを特徴とする長物農産物の供給装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかにおいて、前記集積送出装置は、長物農産物の片側端部を揃える端部揃え手段を有することを特徴とする長物農産物の供給装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれかにおいて、前記集積送出装置は、整列コンベア装置から受け入れた横一列の長物農産物の隣接同士を区画する手段を有することを特徴とする長物農産物の供給装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれかにおいて、前記集積送出装置は、横一列の整列方向の片側に長物農産物を集積のために送り出す送出手段を有することを特徴とする長物農産物の供給装置。
  10. 請求項1ないし9のいずれかにおいて、整列コンベア装置とその終端部に接続される集積送出装置の組は、一条の搬送コンベア装置及び/又は一条の搬出コンベア装置に対して複数組設けられていることを特徴とする長物農産物の供給装置。
  11. 請求項10において、複数設けられている整列コンベア装置の横一列の各区画に対して長物農産物を排出する排出装置は、複数の整列コンベア装置全体の搬送コンベア装置最下流の区画から最上流の区画に渡って順次に長物農産物を排出することを特徴とする長物農産物の供給装置。
  12. 請求項10又は11において、複数の集積送出装置から搬出コンベア装置に一まとめの長物農産物を送出す位置は、該搬出コンベア装置の搬送方向に関して相互にずれて設定されていることを特徴とする長物農産物の供給装置。
  13. 請求項1ないし12のいずれかにおいて、整列コンベア装置は、搬送軌道面の移動が間欠的に行われるものであることを特徴とする長物農産物の供給装置。
  14. 請求項1ないし13のいずれかにおいて、前記搬送コンベア装置は、長物農産物を搬送しながらその仕分区分の計測・判定を行った選別コンベアの複数条から仕分区分別に排出された長物農産物が合流して搬送するものであることを特徴とする長物農産物の供給装置。
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