JP3795514B1 - 携帯電話機及び音楽データ配信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】音楽再生用のメモリ容量の小さな機種でも音楽データのダウンロードを可能する。
【解決手段】一対の音楽再生用記憶部RAM(2),RAM(3)を交互に音楽再生用のバッファに用い、基地局又はインターネットのいずれか一方から配信された音楽データ一曲を構成する複数の分割音楽データを連続再生する制御手段CPU10を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、携帯電話機に関し、特に、サーバよりダウンロードする音楽データの再生が可能な携帯電話機に関するものである。
最新の携帯電話機は、ダウンロード用のRAM容量が大きく、また、音楽再生用として使用できるRAM容量も大容量化されているので、サーバから携帯電話機にダウンロードした数曲の音楽データを再生できるという特長がある。
ところが、従来の携帯電話機は、ダウンロード用のRAM容量が小さく、また、音楽再生用として使用できるRAM容量が小さいので、最新の携帯電話機のように大容量のダウンロードやダウンロードした音楽データの再生ができず、ユーザのニーズを満足させることができないという不具合がある。
そこで、音楽再生用のメモリ容量の小さな機種でも音楽データのダウンロードを可能にし、又、大容量の音楽データ一曲分の連続再生を可能にするために解決すべき課題が生じるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
第1の発明は、音楽データを再生する際にそれぞれ音楽再生用バッファとして用いられる一対の音楽再生用記憶部と、
前記音楽再生用記憶部の容量に基づいて複数に分割され基地局又はネットワークから配信された複数の分割音楽データからなる一曲の音楽データを格納するメモリと、
一曲の音楽データを構成する全ての分割音楽データが前記メモリに格納された後、前記一対の音楽再生用記憶部を交互に用いて前記メモリに格納された分割音楽データを順に連続再生する制御手段と、
を備えた携帯電話機であって、
前記複数の分割音楽データのうち、先に再生する分割音楽データの後端部のコピーデータが次に再生する分割音楽データの先端に貼り付けられており、
前記制御手段が、先に再生する分割音楽データの後端部と次に再生される分割音楽データのコピーデータとを相互に重ね合わせて再生するように構成されているものである。
このように音楽データ一曲が複数の分割音楽データで構成されているので、容量の小さい音楽再生用記憶部であっても、一曲の音楽データを構成する複数の分割音楽データの連続再生が可能になる。また、このようにすると、先に再生される分割音楽データと次に再生する分割音楽データとがノイズを発生することなくシームレスに再生される。
第2の発明は、音楽データを再生する際にそれぞれ音楽再生用バッファとして用いられる一対の音楽再生用記憶部と、
前記音楽再生用記憶部の容量に基づいて複数に分割され基地局又はネットワークから配信された複数の分割音楽データからなる一曲の音楽データを格納するメモリと、
一曲の音楽データを構成する全ての分割音楽データが前記メモリに格納された後、前記一対の音楽再生用記憶部を交互に用いて前記メモリに格納された分割音楽データを順に連続再生する制御手段と、
を備えた携帯電話機であって、
前記複数の分割音楽データのうち、先に再生する分割音楽データの後端に、次に再生する分割音楽データの先端部のコピーデータが貼り付けられており、
前記制御手段が、先に再生する分割音楽データのコピーデータと次に再生される分割音楽データの先端部とを相互に重ね合わせて再生するように構成されているものである。
このようにしても、第1の発明と同様に、先に再生される分割音楽データと次に再生する分割音楽データとがノイズを発生することなくシームレスに連続再生される。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、
前記制御手段が、再生の応答遅れに対応して先に再生する分割音楽データと次に再生する分割音楽データとの再生タイミングを修正し、前後の分割音楽データ同士をシームレスに接続するように構成されているものである。
このようにすると、先に再生される分割音楽データと次に再生される分割音楽データとの相互間の応答遅れが修正されるので、ノイズの発生のない連続再生が可能となる。
第4の発明は、第1〜第3の発明において、
前記制御手段が、画像保存用記憶部に前記複数の分割音楽データからなる音楽データ一曲又は一曲の一部を偽装画像データとして保存するように構成されているものである。
このようにすると、分割音楽データを容量の大きい画像保存部に保存することができる。
また、第5の発明は、第1の発明の携帯電話機に音楽データを配信する音楽データ配信方法において、前記携帯電話機の音楽再生用記憶部の容量に基づいて前記携帯電話機に配信する一曲の音楽データを複数の分割音楽データに分割する分割工程と、前記分割工程で分割した複数の分割音楽データのうち、前記携帯電話機で最初に再生される分割音楽データを除き、先に再生される分割音楽データの後端部のコピーデータを、次に再生される分割音楽データの先端に貼り付ける分割音楽データ編集工程と、前記分割音楽データ編集工程で編集した各分割音楽データと、前記分割音楽データ編集工程で編集から除外した分割音楽データとを、基地局又はネットワークを介して前記携帯電話機に配信する工程とを含む音楽データ配信方法を提供するものである。
さらに、第6の発明は、第2の発明の携帯電話機に音楽データを配信する音楽データ配信方法において、前記携帯電話機の音楽再生用記憶部の容量に基づいて前記携帯電話機に配信する一曲の音楽データを複数の分割音楽データに分割する分割工程と、前記分割工程で分割した複数の分割音楽データのうち、前記携帯電話機で最後に再生される分割音楽データを除き、先に再生される分割音楽データの後端に、次に再生される分割音楽データの先端部のコピーデータを貼り付ける分割音楽データ編集工程と、前記分割音楽データ編集工程で編集した各分割音楽データと、前記分割音楽データ編集工程で編集から除外した分割音楽データとを、基地局又はネットワークを介して前記携帯電話機に配信する工程とを含む音楽データ配信方法を提供するものである。
以上、説明したことから明らかなように、本発明によれば、音楽再生用のメモリ容量の小さな機種でも音楽データのダウンロードが可能となり、又、大容量の音楽データ一曲分の連続再生が可能となる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る音楽配信システムの概略図である。
図示されるように、音楽配信システム1は、基地局2とサービス提供会社内の楽曲サーバ(以下、サーバという)3とで構成され、携帯電話機(携帯端末)4に音楽データを一曲ずつ配信する。
サーバ3は、多数の音楽データをジャンル別に格納したデータベース6を有し、ネットワーク(図示せず)を介して音楽データをダウンロードするためのWebサイトを公開している。
前記データベース6の一曲一曲を構成する各音楽データは、サーバ3に接続されたコンピュータ5が作成する。
前記サーバ3は、基地局2又はネットワークを介してユーザの携帯電話機4との接続を許可し、接続時に、音楽データのジャンル別のリストを送信する。そして、ユーザの携帯電話機4からジャンルの選択信号を受信すると音楽データのタイトル画面を送信する。このタイトル画面でユーザがダウンロードする音楽データのタイトルを送信すると、サーバ3はユーザの携帯電話機4に音楽データ一曲を複数に分割した分割音楽データを送信する。
各分割音楽データはそれぞれが携帯電話機4の音楽再生用RAM(音楽再生用記憶部)のうち最少のバッファ容量に基づいて決定されており、一つ一つがこの音楽再生用のバッファ容量よりも小さいサイズ数となっている。このため、携帯電話機4の一対の音楽再生用RAM(音楽再生用記憶部)を交互に音楽再生用のバッファとして再生する機種でも一曲の音楽データの連続再生が可能になる。
なお、以下の説明において、複数の分割音楽データからなる音楽データ一曲を、便宜上、音楽データ、音楽、又は曲ともいう。また、複数の分割音楽データからなる音楽データ一曲を再生する場合において、再生する分割音楽データの番号を曲番号と呼ぶことにする。
図2は、複数の分割音楽データからなる一曲の音楽データをシームレスに再生するために編集した分割音楽データを示す解説図である。
図2(a)に示す例は、複数の分割音楽データからなる音楽データ一曲を再生する場合において、先に再生する分割音楽データの後端部(後尾部)のコピーデータを次に再生する分割音楽データの先端に貼り付けた例を示しており、図2(b)に示す例は、後に再生する分割音楽データの先端部(先頭部)のコピーデータを先に再生する分割音楽データの後端に貼り付けた例を示している。
このように分割音楽データに編集を加え、連続再生の際に、先に再生する分割音楽データの後端部と次に再生する分割音楽データの先端部とを相互に重ねて同時に再生するとノイズのないシームレスな連続再生が実現される。また、先に再生する分割音楽データの後端部のコピーデータを次に再生する分割音楽データの先端に貼り付け、先に再生する分割音楽データの後端部と、後に再生する分割音楽データのコピーデータとを相互に重ねて再生すると、ノイズのないシームレスな再生が可能となる。
この場合、分割音楽データの先端部又は後端部に貼り付けるコピーデータのデータ長は、100ms〜500ms、より好ましくは250msとする。この場合、最小値100msは、携帯電話機4でプログラムにより取得できるタイマー誤差の範囲が100ms以下であることにより、それ以上の時間を設ける必要がある。最大値500msは、ファイル製作時に作業しやすく、且つ長すぎない値として導き出された数値である。
前記分割音楽データの編集後、これらの分割音楽データは、一曲の音楽データを構成する分割音楽データとしてリストに関連付けてデータベース6に格納される。なお、各分割音楽データは、携帯電話機4の着信メロディフォーマット形式(例えば、拡張子mld)でデータベースに6に保存されており、同じフォーマット形式のままでユーザの携帯電話機4に配信される。
図3は前記携帯電話機4の内部構造を示すブロック図であり、10はCPU、20は操作キー等の入力部、21は表示部、22はスピーカである。また、(1)、(2)、(3)、(4)…は分割音楽データ、[1]、[2]、[3]、…は画像データ、JPEG(1)、JPEG(2)は、音楽データを構成している複数の分割音楽データを格納した偽装ファイル(拡張子JPEG)を示している。
図3において、CPU(制御手段)10は前記サーバ3に音楽データ一曲を構成する複数の分割音楽データの配信を要求する配信要求手段であり、また、携帯電話機4の各部を後述するプログラムに対応して制御する制御手段である。11は通信部であり外部との無線通信、有線通信を行う。12,13はそれぞれサウンド再生エンジン(再生手段)であり、分割音楽データを音楽信号に変換してこれをスピーカ22に出力する。
15は、CPU10が実行するプログラムや初期値等を格納したROM(リードオンリメモリ)である。
RAM(1)はダウンロード専用のRAM(画像保存部)であり、複数に分割された一曲分の分割音楽データと、各分割音楽データに関連付けられた画像データなどを格納する。
RAM(2)、RAM(3)は、複数の分割音楽データからなる音楽データ一曲を再生するための音楽再生用のバッファとして用いられる。音楽再生用記憶部としてのRAM(2)、RAM(3)のバッファ容量は相互に等しく、各分割音楽データのサイズは、RAM(2)、RAM(3)の容量よりも小さい。なお、各分割音楽データは図2(a),(b)で説明した編集後の分割音楽データである。
RAM(4)は、複数枚の画像データを保存できる画像保存用のメモリである。このRAM(4)には、画像ファイルの他、偽装ファイル(後述する)が保存される。
サウンド再生エンジン12は、RAM(2)に格納した分割音楽ファイルを音楽信号に変換してスピーカ22に出力し、サウンド再生エンジン13は、RAM(3)に格納した分割音楽データを音楽信号に変換してスピーカ22に出力する。また、画像表示エンジン14は、画像ファイルを表示部21に表示する手段である。
ROM15は、CPU10が携帯電話機4のハードウエア資源を利用するプログラムとして、偽装画像データ保存プログラム、偽装画像データ再生プログラム、サウンド再生プログラム、タイミング最適化プログラム、画像データ表示プログラム等の各種プログラム等を格納している。
前記サウンド再生プログラムは、一対のサウンド再生エンジン12,13が、一対の音楽再生用のRAM(2),RAM(3)を交互に音楽再生用バッファとして用い、複数の分割音楽データからなる音楽データをシームレスに再生するプログラムであり、タイミング最適化プログラムは、サウンド再生プログラムによる各分割音楽データの再生タイミングを最適化し、ノイズのないシームレスな連続再生を実現するためのプログラムである。
図2(a)を参照してサウンド再生プログラム及びタイミング最適化プログラムの動作を説明すると、サウンド再生プログラムは、まず、一方のサウンド再生エンジン(サウンドジェネレータ)12を作動して一方の音楽再生用のRAM(2)に、一番目の分割音楽データ(1)を格納し、他方のサウンド再生エンジン(サウンドジェネレータ)13が、他方の音楽再生用のRAM(3)のバッファに、二番目の分割音楽データ(2)を格納する。この後、一方のサウンド再生エンジン12が、先に一方の音楽再生用のRAM(2)の一番目の分割音楽データ(1)を再生し、次に、他方のサウンド再生エンジン13が他方のRAM(3)のバッファに格納した2番目の分割音楽データ(2)の再生を開始する。
他方のサウンド再生エンジン13の再生開始位置は、タイミング最適化プログラムによって補正され、図2(a)に示すように、二番面の分割音楽データ(2)の再生開始位置が、二番目の分割音楽データ(2)の後端部の端面Xの位置から応答遅れ(遅延時間)tを加算した位置に補正される。この応答遅れ(遅延時間)は、一方のサウンド再生エンジン12が再生を指示してから初めてスピーカ22が鳴るまでの遅延時間であり、言い換えると、一番目に再生した分割音楽データ(1)の後端から再生方向と逆方向に250ms戻った位置より応答遅れtを減算した位置となる。
この位置では、一番目に再生する分割音楽データ(1)の後端部と、二番目に再生する分割音楽データ(2)に貼り付けたコピーデータとを重ね合わせて同時に再生できる位置となり、重ね合せ再生時の波形にずれが生じない。
一方のサウンド再生エンジン12は、一番目の分割音楽データ(1)の再生を完了すると、次に、一方の音楽再生用のRAM(2)のバッファに、三番目の分割音楽データ(3)を格納する。
一方のサウンド再生エンジンによる三番目の分割再生データ(3)の再生開始位置は、図2(a)に示すように、タイミング最適化プログラムにより、二番目に再生する分割音楽データ(2)の後端X1の位置から応答遅れ(遅延時間)t1を加算した位置からであり、言い換えると、二番目に再生した分割音楽データ(2)の後端から再生方向と逆方向に250ms戻った位置より応答遅れt1を減算した位置となる。
この場合も二番目の分割音楽データ(2)の後端部と三番目の分割音楽データ(3)のコピーデータとが相互に重ね合わせて再生されるので、ノイズのないシームレスな接続がなされる。
このようにタイミング再生プログラムは、一対のサウンド再生エンジン12,13により一対の音楽再生用のRAM(2)、RAM(3)を交互に音楽再生用のバッファとして用い、先に再生する分割音楽データの後端部と、次に、再生する分割音楽データのデータコピーとの重ね合せ再生を可能とする。サウンド再生プログラム及びタイミング最適化プログラムは、このような制御を繰り返し、ノイズのないシームレスな連続再生を実現する。
以下、このように先に再生する分割音楽データと次に再生する分割音楽データ間のタイミングの補正値t,t1,…をタイミング最適化プログラムにおける最適化値という。
複数の分割音楽データを画像保存用のRAM(4)に保存する場合は、偽装画像データ保存プログラムが複数の分割音楽データを連結し、連結した連結ファイルを偽装ファイルに保存する。
図4は画像保存用のRAM(4)に格納される偽装ファイルの偽装フォーマット構造を示す解説図である。偽装ファイルのフォーマット構造は、JPEG画像データ、複数の分割音楽データ、JPEG画像データ終了タグを有するフォーマット構造であり、偽装ファイルのJPEG画像データ部に、分割音楽データに関連付けされた画像データを格納する。
この画像データは、分割音楽データの再生の際に各分割音楽データに対応する画像として前記携帯電話機4の表示部21に表示されるが分割音楽データに関係するデータであってもよいし又は無関係なデータとしてもよい。
分割音楽データの格納数は、偽装ファイルの最大容量の範囲で制限を受けるが、通常の曲であれば一曲分の格納が可能である。また、分割音楽データは、再生順に連結され、結合データとして偽装ファイル内の偽装画像データに埋め込まれる。なお、偽装ファイルは、拡張子が画像ファイルの拡張子(JPEG)であり、また、ヘッダは画像ファイルの情報をもつので、音楽データとしては取り扱われず、画像データとして取り扱われる。
従って、音楽データを保存するメモリ容量が小さい場合でも音楽データを前記偽装画像データ保存プログラムによって画像保存用のRAM(4)に保存することができる。
次に、図1ないし図15を参照して携帯電話機4の動作について説明する。なお、図5、図6は、一つのフローチャートを二つの図に分割したものである。
CPU10は、図5に示すように、ステップS1で画像保存用のRAM(4)に音楽データが保存されているかどうかを判定する。図7はユーザに、このような判定をさせるための問い合わせ画面の一例である。この例では、“「サンプル」が保存されています。”“こちらを再生しますか?”という文字により、ユーザの意思を確認する。この場合、文字中の「サンプル」は、後述する偽装ファイル中の偽装画像データのタイトル(名称)を示している。
図7の問い合わせ画面において、ユーザが画面中の「はい」を選択すると、CPU10は、ユーザの希望する音楽(曲)がRAM(4)に保存されておらず、ダウンロードを希望するものとみなして通信部11をサーバ3に接続し、前記サーバ3にダウンロードを要求する。
サーバ3はこの要求に対応してサーバ3からユーザの携帯電話機4の通信部11にジャンル別の選択リスト(図8参照)を送信し、CPU10は、このジャンル別の選択リストを表示部21に表示する。
ユーザが携帯電話機4の入力部20を操作し、ジャンルの選択信号をサーバ3に送信すると、サーバ3はジャンル別の選択リストの下位の音楽選択リストをユーザの携帯電話機4に送信する。
<ダウンロード>
携帯電話機4の表示部21に表示された音楽選択リストからユーザがダウンロードを希望する曲を選択すると(ステップS2)、CPU10は、この曲(音楽データ)を構成している分割ファイル数を、ネットワーク又は基地局2を介してサーバ3から取得し(ステップS3)、さらに、この分割ファイル数の分割音楽データを、ネットワーク(又は基地局2)を介してRAM(1)にダウンロードする(ステップS4)。そして、このダウンロードの開始から終了までの間、ダウンロード中の表示を表示部21に表示させる。図9は、「ダウンロード中」の表示画面の一例である。この図9に示すように、ダウンロードの雰囲気を表現する背景に「ダウンロード中」の文字を重ねて表示すると、現在の状態が、ダウンロード中であることがユーザ自身で確認できる。
ダウンロードを完了すると、CPU10は、表示部21に音楽(曲)を保存するかどうかの問い合わせ画面を表示する(ステップS5)。図15はかかる問い合わせ画面の一例である。
この問い合わせ画面でユーザがダウンロードした音楽(曲)を保存しないことを選択すると、CPU10は、ユーザが試聴を希望しているものとして図6のステップS6に進み、ダウンロードした音楽(曲)を再生するかどうかを問い合わせる問い合わせ画面を表示部21に表示させる(ステップS6)。図10はこの際に表示する画面例である。
ステップ6でユーザが「再生」を選択すると、CPU10は、ダウンロードした音楽(曲)の再生を開始した後、ステップS7に進んで、現在、再生しようとする曲番号のカウンタの初期値を0とし、タイミング最適化プログラムによるタイミング読み込み処理を実行する(ステップS8)。
図11はこのタイミング読み込み処理を示すフローチャートの一例である。このフローチャートでは、まず、最適化値が設定ファイルに保存されているかどうかを判定する(ステップS60)。
最初、設定ファイルに最適化値は保存されていないので、この場合(NO)はステップS61に進み、最適化値の初期値を1ファイルの終わり、すなわち、先に再生する分割音楽データのエンド(後端)から次に再生する分割音楽データのコピーデータの再生開始位置250msに決定(セット)する。
タイミング読み込み処理のステップS60で、設定ファイルに最適化値が保存されている場合(YES)、すなわち、曲番号のカウンタが1以降は、ステップS62に進んで前記設定ファイルから最適化値を読み込み、この最適化値をセットする(ステップS63)。
タイミング読み込み処理で最適化値をセットした後は、図6のステップS9に進んで現在の曲番号の再生を開始し、タイミング最適化プログラムにより、先に再生する分割音楽データに対して次に再生する分割音楽データのコピーデータの再生開始位置を決定する。図12は分割音楽データの再生中に表示部21に表示する画面例である。画面中、「タイトル」と表示された部分には、曲のタイトルが入る。
図13はこのタイミング最適化処理のフローチャートの一例である。
まず、再生を指示してから実際に一対のサウンド再生エンジン12,13による再生が開始されるまでの遅延時間(応答遅れ)を記録し(ステップS101)、続いて、記録した遅延時間の平均を算出(ステップS102)する。次に、ステップ103に進み、先に再生する分割音楽データの後端(エンド)から次に再生する分割音楽データの先頭のコピーデータの再生開始位置までの250msからステップS102で算出した遅延平均時間を減算し(ステップS103)、これを最適化値として設定ファイルに保存(セット)する(ステップS104)。
そして、図13のタイミング最適処理により最適化値を得ると、図6のステップS110に進んで、ユーザが再生を停止するかどうかを判定する。このステップS110でYESの場合は、ステップS6に戻り、NOの場合は、現在再生中の曲番号の終わりから最適化値の場所であるかどうかを判定する(ステップS11)。ステップS7のカウンタが0の場合は、ステップS12に進んで曲番号に1を加え、CPU10は、サウンド再生プログラムにより音楽データを構成する複数の分割音楽データのうち、最初の分割音楽データを再生する。
続いて、ステップS13に進んで全ての分割音楽データを再生したかどうかを判定し、NOの場合は、ステップS9からステップS10のステップを繰り返して2番目以降の分割音楽データからn番目の分割音楽データの最適化値をセットし、ステップS11に進んで、最適化値の位置を確認する。この場合、先に再生する分割音楽データの後端から再生方向と逆方向に250ms戻った位置より応答遅れt1を減算した位置かどうかを確認する。ステップS11での判定で、最適化値のときに、他方の再生エンジン13による再生を開始し、先に再生する分割音楽データの後端部と次に再生する分割音楽データのコピーデータとを重ねて同時に再生する。
ステップS12の曲番号の値が再生すべき分割音楽データの数に到達し、ステップS13で全ての分割音楽データを再生したかどうかの判定の結果がYESとなると、CPU10は、ステップS6に戻り、ユーザに対して現在再生を完了した楽曲データについて繰り返して再生するかどうかを問い合わせる。
ユーザに繰り返し再生の意思がなく通常のモードに移る場合は、携帯電話機4の操作部を操作し、このルーチンを抜けると、サウンド再生プログラム、タイミング最適化プログラムによる再生制御が終了する。
<偽装保存>
図5に示すように、ステップS5でユーザがダウンロードした音楽を保存する場合、すなわち、YESの場合は、CPU10は偽装画像データ保存プログラムを実行する。偽装画像データ保存プログラムは、偽装ファイルの最大容量内で分割音楽データを結合する(ステップS14)。続いて、分割音楽データを結合した結合データを偽装ファイルの偽装画像データに埋め込み(ステップS15)、次に、偽装ファイルを画像保存用のRAM(4)に保存することにより偽装画像データを保存する(ステップS16)。そして、ステップS17によりダウンロードした全ての分割音楽データ同士の結合と、偽装画像データへの埋め込みがなされたかどうかを確認する。全てを偽装ファイルに保存した後は、前記した再生のステップとなる。
<偽装データ読み込み>
ステップS1で画像保存用のRAM(4)に音楽データが保存されている場合、CPU10は、前記偽装画像データ再生プログラムを起動し、ステップS18に進んで、画像保存用のRAM(4)から保存してある偽装ファイルのファイル数を取得する。
次に、偽画像データを読み出す(ステップS19)。このとき、表示部21には図14に示す音楽ファイル(偽装画像データ)の呼び出し画面が表示される。続いて、ステップS20に進んで偽装ファイルの偽装画像データが削除されたかどうかを判定する。このステップS20で、ユーザにより偽装画像データが削除されている場合(YES)は、携帯電話機4の表示部21にエラー表示を表示させ、ステップS3に進んで、ネットワーク又は基地局2を介して同じ楽曲データがデータベース6から取得され、前記した偽装ファイルの保存手順で画像保存用のRAM(4)に保存されるか、又は、複数の分割音楽データからなる音楽データ一曲の再生手順で、再生される。
ステップS20でユーザにより偽装画像データが削除されていない場合(NO)は、偽装画像データから偽装データ、すなわち、複数の結合データを抽出し(ステップS21)、さらに、ステップS22に進んで結合データを分割した後、分割された結合データから複数のサウンドファイル(拡張子mld)を生成する(ステップS23)。そして、全ての偽装画像データを呼び出したかどうかの判定を行い(ステップS24)、全ての偽装画像ファイルが呼び出されていない場合は、ステップS19からステップS23のルーチンを繰り返す。
そして、全ての偽装画像データの呼び出しを終了する。
このステップ以降は、再生のステップとなる。
このように本実施形態によれば、音楽再生用のメモリ容量の小さな従来の携帯電話機でも音楽データのダウンロードが可能となり、又、大容量の音楽データ一曲分の連続再生を可能となる。
なお、本実施の形態では、分割音楽データの再生中において携帯電話機の表示部に、関連するデータとして画像を表示する説明をしたが、静止画に限らず動画を表示させるようにしてもよい。また、静止画、動画の形態として宣伝広告を表示するようにしてもよい。
さらに、本発明の実施の形態では、連続して再生する分割音楽データの再生において、先に再生する分割音楽データの後端又は次に再生する分割音楽データの先端に、次に再生する分割音楽データの先端部又は先に再生する分割音楽データの後端部のコピーデータを貼り付けて、コピーデータと、分割音楽データの後端部又は次に再生する分割音楽データの先端部を重ねて同時に再生することにより、ノイズのないシームレスな再生を可能としたが、先に再生する分割音楽データの後端又は次に再生する分割音楽データの先端にデータに、相互に同じデータで且つ振幅、周期が1/2のコピーデータを貼付け、これらコピーデータ同士を重ね合わせて同時に再生してもよい。なお、コピーデータは、この場合には、先に再生する分割音楽データの後端部又は次に再生する分割音楽データの先端部のデータのコピーとし、これを編集により振幅、周期が1/2になるように加工するものとする。このようにしてもノイズのないシームレスな連続再生が可能となる。
本発明の一実施形態に係る音楽配信システムの概略図である。 複数の分割音楽データからなる一曲の音楽データをシームレスに再生するために編集した分割音楽データを示す解説図である。 携帯電話機の内部構造を示すブロック図である。 画像保存用のRAMに格納される偽装画像ファイルの偽装フォーマット構造を示す解説図である。 制御手段としてのCPUの制御内容を示すフローチャートである。 図5に続くCPUの制御内容を示すフローチャートである。 ユーザにダウロードを判定させるための問い合わせ画面の一例である。 ジャンル別の選択リストを示す画面例である。 ダウンロード中の表示を示す画面の一例である。 再生を繰り返すかどうかを選択するための画面の一例である。 タイミング読み込み処理を示すフローチャートの一例である。 分割音楽データの再生中に表示部に表示する画面例である。 タイミング最適化処理のフローチャートの一例である。 音楽ファイル(偽装画像データ)の呼び出し画面の一例である。 ダウンロードした音楽(曲)を再生するかどうかを問い合わせる問い合わせ画面の一例である。
符号の説明
1 音楽配信システム
2 基地局
3 サーバ
4 携帯電話機
5 コンピュータ
6 データベース
10 CPU(制御手段)
11 通信部
12 サウンド再生エンジン
13 サウンド再生エンジン
14 画像表示エンジン
15 ROM
20 入力部
21 表示部
22 スピーカ

Claims (6)

  1. 音楽データを再生する際にそれぞれ音楽再生用バッファとして用いられる一対の音楽再生用記憶部と、
    前記音楽再生用記憶部の容量に基づいて複数に分割され基地局又はネットワークから配信された複数の分割音楽データからなる一曲の音楽データを格納するメモリと、
    一曲の音楽データを構成する全ての分割音楽データが前記メモリに格納された後、前記一対の音楽再生用記憶部を交互に用いて前記メモリに格納された分割音楽データを順に連続再生する制御手段と、
    を備えた携帯電話機であって、
    前記複数の分割音楽データのうち、先に再生する分割音楽データの後端部のコピーデータが次に再生する分割音楽データの先端に貼り付けられており、前記制御手段が、先に再生する分割音楽データの後端部と次に再生される分割音楽データのコピーデータとを相互に重ね合わせて再生するように構成されていることを特徴とする携帯電話機。
  2. 音楽データを再生する際にそれぞれ音楽再生用バッファとして用いられる一対の音楽再生用記憶部と、
    前記音楽再生用記憶部の容量に基づいて複数に分割され基地局又はネットワークから配信された複数の分割音楽データからなる一曲の音楽データを格納するメモリと、
    一曲の音楽データを構成する全ての分割音楽データが前記メモリに格納された後、前記一対の音楽再生用記憶部を交互に用いて前記メモリに格納された分割音楽データを順に連続再生する制御手段と、
    を備えた携帯電話機であって、
    前記複数の分割音楽データのうち、先に再生する分割音楽データの後端に、次に再生する分割音楽データの先端部のコピーデータが貼り付けられており
    前記制御手段が、先に再生する分割音楽データのコピーデータと次に再生される分割音楽データの先端部とを相互に重ね合わせて再生するように構成されていることを特徴とする携帯電話機。
  3. 請求項1又は2に記載の携帯電話機において、
    前記制御手段が、再生の応答遅れに対応して先に再生する分割音楽データと次に再生する分割音楽データとの再生タイミングを修正し、前後の分割音楽データ同士をシームレスに接続するように構成されていることを特徴とする携帯電話機。
  4. 請求項1〜3いずれかに記載の携帯電話機において、
    前記制御手段が、画像保存用記憶部に前記複数の分割音楽データからなる音楽データ一曲又は一曲の一部を偽装画像データとして保存するように構成されていることを特徴する携帯電話機。
  5. 請求項1に記載の携帯電話機に音楽データを配信する音楽データ配信方法において、
    前記携帯電話機の音楽再生用記憶部の容量に基づいて前記携帯電話機に配信する一曲の音楽データを複数の分割音楽データに分割する分割工程と、
    前記分割工程で分割した複数の分割音楽データのうち、前記携帯電話機で最初に再生される分割音楽データを除き、先に再生される分割音楽データの後端部のコピーデータを、次に再生される分割音楽データの先端に貼り付ける分割音楽データ編集工程と、
    前記分割音楽データ編集工程で編集した各分割音楽データと、前記分割音楽データ編集工程で編集から除外した分割音楽データとを、基地局又はネットワークを介して前記携帯電話機に配信する工程と、
    を含むことを特徴とする音楽データ配信方法。
  6. 請求項2に記載の携帯電話機に音楽データを配信する音楽データ配信方法において、
    前記携帯電話機の音楽再生用記憶部の容量に基づいて前記携帯電話機に配信する一曲の音楽データを複数の分割音楽データに分割する分割工程と、
    前記分割工程で分割した複数の分割音楽データのうち、前記携帯電話機で最後に再生される分割音楽データを除き、先に再生される分割音楽データの後端に、次に再生される分割音楽データの先端部のコピーデータを貼り付ける分割音楽データ編集工程と、
    前記分割音楽データ編集工程で編集した各分割音楽データと、前記分割音楽データ編集工程で編集から除外した分割音楽データとを、基地局又はネットワークを介して前記携帯電話機に配信する工程と、
    を含むことを特徴とする音楽データ配信方法。
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