JP3794901B2 - 手術システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、外科手術を行う際に使用する、外科手術装置、麻酔器、患者モニター等の手術システムに関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
近年、患者への侵襲を小さくし、身体に対する負担を小さくするために、開腹することなく治療処置を行う腹腔鏡下手術が行われている。この腹腔鏡下手術は、患者の体表から、観察用の内視鏡を体腔内に導くトラカールと、処置具を体腔内の処置部位に導くトラカールとを腹部に穿刺し、内視鏡を介して処置具と処置部位とを観察しつつ治療処置を行うものである。この手法では、例えば炭酸ガスである気腹ガスを気腹装置を通じて腹腔内に導入し、腹腔内における視野および処置のための空間領域を確保している。
【0003】
図17は、このような手術を行う手術室の配置例を示す図である。図中、符号Sは外科医を、Aは麻酔医、Pは患者を示す。また、符号41は外科手術装置で気腹装置、電気メス、TVカメラ、光源、CRT等で構成されている。符号42は麻酔医が監視あるいは管理する装置で、麻酔器、患者モニター装置等で構成されている。また、外科医、麻酔医の視線を矢印で示す。
【0004】
このような手術に関して、日本麻酔学会第46回大会リフレッシャー・コースのテキストP36〜43に記載の「胸腔鏡・腹腔鏡の麻酔科的問題」と題する論文には、次ぎの様に述べられている。すなわち「腹腔圧が過度に上昇した場合、循環動態に影響を与えたり、ガス塞栓症を引き起こす可能性がある。このため、血圧、心電図、パルスオキシメータ等のパラメーター(以下、バイタルサインとも称する)のチェックの他に、気腹圧の上限値を正しくセットし、腹腔内圧を観察する必要がある。」旨が述べられている。
【0005】
また、小児外科VOL.26.no.8 1994−8の「小児腹腔鏡下手術の麻酔」と題する論文には、気腹時の高炭酸ガス血症の防止処置について、「呼気終末炭酸ガス濃度を監視して、濃度が上がらぬ様に、換気(呼吸)回数を増やす。また、腹腔内圧が高めの場合は、換気回数を増やしても、呼気終末炭酸ガス濃度を抑えられない場合があり、この場合は術者(外科医)に協力を求め、気腹を一時中断して患者の状態の改善を待つ。」とある。更に、気腹ガスとして炭酸ガスを選択した場合における炭酸ガス塞栓の発見と処置について「カテーテルから血管内に気腹ガスが進入する可能性があり、大量の炭酸ガスが血管内に入ると、炭酸ガス塞栓症を生じる。この場合、終末呼気炭酸ガス分圧は、急速に低下する。もし、炭酸ガス塞栓症を生じた場合は、直ちに気腹装置を停止し、気腹回路よりできるだけ炭酸ガスを排出する。」旨が記載されている。
【0006】
また、消化器内視鏡VOL.6.no.9 1994の「気腹下手術の麻酔の注意点」と題する論文中には、「気道内圧が上昇したり、動脈血酸素飽和度が低下した場合、気胸の可能性があり、手術を中断して胸部X線撮影を行い、診断をする必要がある。」旨が記載されている。
【0007】
以上述べた様に、従来、麻酔医が管理する装置(麻酔器、呼吸器、患者モニター装置等)の表示は、麻酔医が監視していた。これらのバイタルサインの表示値に異常があれば、麻酔医が判断して必要があれば外科医に伝え、処置が行われていた。一方、外科医が管理する手術装置(気腹装置、電気メス等)の表示は、外科医もしくは看護婦が監視し、麻酔医に伝えて処置が行われていた。
【0008】
このように、各種の装置の管理および監視を複数の医師が分担して行う場合には、いずれかの装置の表示から異常を見落としたり、あるいは、麻酔医と外科医との間の伝達が滑らかに行われない場合には、処置が遅れてしまう。
【0009】
本発明は、上述のような事情に基づいてなされたもので、例えば患者の終末呼気炭酸ガス分圧等の患者の生体情報を知らせるパラメーターに異常が生じた場合に、迅速かつ確実に確認することができる手術システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の手術システムは、外科医が操作又は管理する手術装置と、患者の生体情報を検知する患者モニター装置と、前記手術装置と前記患者モニター装置とに電気的に接続され、前記手術装置の処置出力に関する情報と前記患者モニター装置が検知した生体情報とを同一の表示器上に並べて表示する表示装置と、を備え、前記表示器は、表裏両側から観察可能に構成され、前記手術装置の処置出力を主とする側では前記手術装置の処置出力に関する情報のパラメーターを、前記患者モニター装置が検知した生体情報を主とする側では前記患者モニター装置が検知した生体情報のパラメーターを、夫々他の情報のパラメーターに比べて大きく表示する、ことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]
図1は手術室内の状態を概略的に示し、符号25は麻酔医を示し、符号26は外科医を示し、符号24は麻酔医が管理する装置を示す。
図1に示すように、手術室の壁面に設置された集中表示モニター23には、麻酔医が管理する装置24と、図示せぬ手術装置とが電気的に接続され、各々の情報が表示されるようになっている。この集中表示モニター23は、麻酔医25と外科医26との双方の医師が監視できる。符号27は患者を示す。
【0012】
この第1実施形態によると、麻酔医25と、外科医26とのいずれも必要な時に相手側の情報を確認できるために、より迅速で正確な処置を効率よく行うことができる。
【0013】
[第2実施形態]
第2実施形態について図2を参照しつつ説明する。なお、第1実施形態に関する図1と同様な部分については同様な符号を付し、詳細な説明を省略する。
【0014】
本実施形態は、表示装置29を両面側からそれぞれ見ることができるように形成し、麻酔医25と外科医26との間に設置したものである。このような表示装置29は、例えば液晶ディスプレイを2枚用いて裏表に張り合わせることにより形成することもできる。
【0015】
この第2実施形態によれば、外科医と麻酔医との両者の近くに両面側からそれぞれ見ることができる表示装置29を設けたので、表示装置29の画面のサイズを小さく、コンパクトに形成することができる。
【0016】
また、デッドスペースである患者27の頭部近傍の手術台28に近接した位置に設置することも可能であるので、狭い手術室のスペースを有効に活用することができる。
【0017】
[第3実施形態]
第3実施形態について図3を参照しながら説明する。
この第3実施形態は、表示装置30の表示面のレイアウトを、手術装置と麻酔医が管理する装置とのそれぞれのパラメーターを区分けして表示するようにしたものである。
【0018】
この第3実施形態によれば、例えば気腹圧と血圧の単位は同じmmHgで表示されるために、紛らわしいが、このように外科医と麻酔医とがそれぞれ必要とするパラメータを区分けしたレイアウトで表示装置30上に表示することで、極めて容易かつ確実に認識でき、見誤るおそれがほとんどなくなる。
【0019】
[第4実施形態]
第4実施形態について図4を参照しながら説明する。
本実施形態は、第2実施形態とほぼ同様に外科医側の表示装置31と麻酔医側の表示装置32とに分けて表示するものである。外科医側の表示装置31である外科医側モニター(図4の(A))には、外科医が管理する気腹圧と電気メス出力とを表示するとともに、麻酔医が管理する終末呼気炭酸ガス分圧を表示している。このうち終末呼気炭酸ガス分圧は他の2つのパラメーターより表示面積を小さくしてある。一方、麻酔医側の表示装置32である麻酔医側モニター(図4の(B))には、麻酔医が管理する終末呼気炭酸ガス分圧と血圧を表示するとともに、気腹圧を表示するようにしてある。このうち気腹圧は他の2つのパラメーターより表示面積を小さくしてある。
【0020】
この第4実施形態によれば、外科医と麻酔医のそれぞれにとって重要度が高いパラメーターを大きく表示したので、把握しやすい。更に、関連するパラメーターも表示されることにより、全体の把握が容易となる。
【0021】
この場合、パラメーターを表示する大きさを術者が自由に設定できるようにしてもよいし、あるいは、互いのパラメーターの識別には色分けを用いてもよく、これらの双方を組合わせて用いてもよい。
【0022】
このような第1実施形態から第4実施形態の手術システムでは、患者の腹腔内に気腹ガスを導入する気腹装置と、患者の生体情報を検知する患者モニター装置とを備え、患者モニター装置で検知した患者生体情報に基づいて前記気腹装置をコントロールするようにしたので、例えば終末呼気炭酸ガス分圧等の生体情報に異常が生じた場合に、自動的に気腹装置の動作を停止することができ、麻酔医と外科医との間の連係の煩雑さが無くなり、取扱いが極めて容易となる。
【0023】
[第5実施形態]
次に、第5実施形態から第8実施形態について説明すると、これらの実施形態は、患者の腹腔圧及びバイタルサイン等に異常があった場合に、麻酔医がこれらの異常を容易かつ迅速に確認して処置を行える。また、必要があれば、直ちに外科医に伝えて、気腹を停止してもらことができるようにしたものである。
【0024】
第5実施形態を図5から図7を参照して説明する。図5は本実施形態の手術システムの構成を示し、図6は麻酔医が監視する装置を示し、図7は図5の表示装置45を詳細に表した図である。
【0025】
図5に示すように、本実施形態の手術システムは、気腹装置43と、患者モニター装置44と、表示装置45とを備える。気腹装置43は、上述の図17に示す外科用手術装置41に含まれ、外科医が操作・管理する手術装置を形成する。また、患者モニター装置44および表示装置45は麻酔医が監視あるいは管理する装置42に含まれており、患者モニター装置44は、患者の生体情報を検知して表示し、表示装置45は、気腹装置43に関する情報と患者モニター装置44が表示する情報とを近接させて表示する。気腹装置43は、送気口金46を介して気腹チューブ47を接続され、トラカール48を通じて、人体49の腹腔内に炭酸ガスを送気するようになっている。
【0026】
気腹装置43の内部には、内部管路50が設けられており、一端が前記送気口金46に、他端が高圧口金86にそれぞれ接続されている。高圧口金86は、高圧ホース87を介してCO2ボンベ88に接続されている。このボンベ88から供給された炭酸ガスは、減圧器51を経由してバルブ52を開閉制御することにより、人体49の腹腔内を設定した圧力に制御する。
【0027】
また、内部管路50には排気弁53が設けられており、制御部55からの信号により腹腔内のガスを排気する。符号54は、設定表示装置であり、気腹圧の設定操作と値の表示を行うと共に、人体49の腹腔圧測定値を表示する。気腹装置43内部では通信コネクタ71は制御部55と電気的に接続されている。
【0028】
次に、患者モニター装置44について説明する。
患者モニター装置44には信号接続部56が設けられており、ケーブル57を介して、心電計58と、パルスオキシメーター59と、カプノメーター60等のバイタルサイン測定器とが接続されている。カプノメーター60はケーブル61を介して呼気センサー62に接続されており、この呼気センサー62は、患者49に取り付けられた呼吸器のホース63に設けられている。
【0029】
信号接続部56は、患者モニター装置44の内部で、制御部64と電気的に接続される。また、制御部64は、映像信号線65と映像コネクタ66とケーブル67とを介して表示装置45に接続される。
また、制御部64は、通信制御部68と電気的に接続されている。この通信制御部68は、通信コネクタ69と通信ケーブル70とを介して、気腹装置43の通信コネクタ71に電気的に接続される。
【0030】
次にこのように構成された第5実施形態の作用について説明する。
本実施形態では心電計58とパルスオキシメーター59とカプノメーター60等を通じて測定された患者すなわち人体49のバイタルサインは、制御部64で処理され、表示装置45に表示される。一方、気腹装置43で測定された人体49の腹腔圧設定値と測定値とは、患者モニター44の通信制御部68に通信され、更に、制御部64で処理された後、表示装置45に表示される。
【0031】
図7に表示装置45の詳細を説明するように、本実施形態の表示装置45には、心電図、呼気炭酸ガス濃度、血圧、血中酸素飽和度等のバイタルサインと共に、腹腔圧設定値と測定値とが表示される。図中、表示装置45の最下段に、気腹装置43から通信された情報を例示してあり、四角で囲った数字の内、スラッシュの左側の10mmHgが腹腔圧設定値であり、右側の12mmHgが測定値である。
尚、通信の方式はRS−232CやIEEE1394、USB等、汎用の規格を用いることができる。
【0032】
したがって、本実施形態によれば、気腹装置43の情報を、麻酔医が監視する装置に表示したため、麻酔医は監視しやすくなり、異常状態を示す情報の見落としや、発見の遅れを防ぐことができる。
【0033】
また、本実施形態では、気腹装置43から通信されるデータを腹腔圧設定値と測定値としたが、これに限らず、流量値やボンベの圧力値等の気腹装置43のパラメーターを通信して表示装置45に接続しても良いし、気腹装置43が持つ警告情報を通信してもよい。このような警告情報には、例えば、腹腔過圧警告、チューブ閉塞警告、ボンベ圧低下(残量低下)警告を含めることができる。腹腔過圧警告を表示する場合は、設定値と測定値を気腹装置43の制御部55で比較演算し、警告状態であると判断した場合は、患者モニター装置に警告状態であることを通信し、患者モニター装置44の制御部64で、気腹圧情報を点滅して表示する信号を、表示装置45に通信することが好ましい。腹腔圧に異常に上昇した場合は、表示が点滅するので、術者は気づきやすくなる。また、表示の方法としては、点滅のみならず、色を変えたり、音を発する等の手段に置換え、あるいは、これらを組合わせることも考えられる。
【0034】
また、気腹装置のみならず、電気メス(高周波処置具)、光源、TVカメラ等の外科用の装置のパラメーターを患者モニター装置に通信して、表示装置45に表示しても良い。更に、本実施形態では、患者モニター装置44を経由して表示装置45に気腹装置43のデータを表示したが、気腹装置43の表示装置を、電気的ケーブルを介して、麻酔医が監視する装置2の近傍に配置しても同様の効果が得られる。
【0035】
[第6実施形態]
図8は本発明の第6実施形態を示すものである。
本実施形態は、通信信号及び映像信号の伝達を赤外線で行うことに特徴がある。その他は第5実施形態に同じである。
本実施形態では、気腹装置43には符号79で示す赤外線送信器を設け、患者モニター44に赤外線受信器80と映像信号用赤外線送信器81とを設け、更に、表示装置45に映像信号用受信器82を設けてある。
【0036】
気腹装置43の気腹圧設定値と患者の腹腔庄測定値は、赤外線によって患者モニター44に送信される。送信された信号は患者モニター装置の制御部で処理され、映像信号に変換されて、表示装置45に送信、表示される。赤外線通信の規格はIrDA等を用いることができる。
【0037】
この実施形態では、ケーブルを接続する必要がないので、手術室内の配線を少なくすることができ、術者や手術装置の移動をスムーズにすることができる。また、本実施形態では赤外線を用いて通信しているが、これに代えて電波を用いても良い。例えば、Bluetoothの仕様を用いることができる。
【0038】
[第7実施形態]
図9は本発明の第7実施形態を示すものである。
本実施形態は、気腹装置43から通信されたデータとバイタルサインの両者を自動的に記録できる様にしたことに主たる特徴がある。
【0039】
本実施形態では、患者モニター44が、コネクタ83とデータ線84とを介してサーバー85に接続されている。
気腹装置43の気腹圧設定値と測定値、および、測定されたバイタルサインはデータ線を通って、サーバ85に逐次記録される。
本実施形態によれば、従来、手書きで記録していた気腹装置に関するデータが自動的に記録されるため、正確かつ、簡単に記録することが可能となるばかりか、記録忘れを防ぐことが可能となる。
【0040】
[第8実施形態]
MEの基礎知識と安全管理 第2版(南江堂)のP288〜295に記載の「麻酔器の取り扱いと保守」によれば、麻酔器には酸素や笑気(亜酸化窒素)等のガスが用いられ、これらの供給源としてボンベが用いられている。一方、気腹装置においても供給源として炭酸ガスボンベが使用されている。
【0041】
これらのボンベは、10kg以上の重さがあるものも有り、転倒防止のために専用のホルダーに固定する必要がある。このため、麻酔器および気腹装置のそれぞれにホルダーが設けられている。これらのボンベは空になったり、残量が少なくなった場合には、充填済みのボンベと交換する必要がある。管理者は術前、術中にボンベの残量チェックや交換を行う必要があるが、しかし、従来の手術システムでは、麻酔器、気腹装置それぞれの場所で作業をする必要があり、作業が煩雑であった。
【0042】
このようなボンベの取扱い作業を容易とした本発明の第8実施形態が、図10および図11に示してあり、図10は、麻酔医が監視する装置42を正面側から見た図、図11、は背面から見た図をそれぞれ示す。
【0043】
この第8実施形態は、気腹装置43を麻酔医が監視する装置42(図17)に搭載した点に主たる特徴があり、その他は第5実施形態に同じである。
図10中、符号72は気腹装置保持部を示し、気腹装置43を安定して据え置くことができる。図11の符号73はCO2ボンベで、高圧ホース75を介して、ガス取り入れ口74に接続されている。ガス取り入れ口74は図示せぬ内部管路を介して気腹装置43に通じている。符号76はボンベの固定具である。
【0044】
本実施形態では、ボンベの管理者は、術前あるいは術中に麻酔医が監視する装置42の近傍でボンベの充填状態を監視し、装置からボンベ残量低下の警告が発せられた場合は、ボンベを充填済みのものと交換する。また、麻酔医は、気腹圧の設定値と測定値を、目の前の気腹装置3を見て確認する。
【0045】
本実施形態によれば、手術室で使用するガスボンベを1箇所で集中管理できるために、作業が効率よく行える。また、麻酔医は直接気腹装置の表示を監視することができるため、腹腔圧の異常に気づきやすい。
【0046】
尚、本実施形態の変形例として、手術室内に配管された設備から、ガス供給を受けるようにすることもできる。図11中の符号77は、手術室の壁に設けられたガス配管の接続部を示し、酸素、笑気、二酸化炭素、および、吸引用の4つの口金78が例示されている。これらのガス配管を用いる際には、図示せぬ接続ホースを用いて、前記ガス取り入れ口74と口金78を接続する。この場合、重量のあるガスボンベの交換あるいは運搬等を必要としないので、準備がより簡単になる。
【0047】
[第9実施形態]
本発明の第9実施形態を図12および図13を参照して説明する。図12は、第1実施形態による手術システムの全体の構成を示し、図13は、終末呼気炭酸ガス分圧の変化および気腹装置の送気動作状態を示す。
【0048】
本実施形態の手術システムは、例えば患者の終末呼気炭酸ガス分圧等の患者の生体情報を知らせるパラメーターに異常が生じた場合に、自動的に気腹装置の動作を停止することができる手術システムを提供するもので、図12に示すように、気腹装置1と、患者モニター装置2と、連動制御部3と、表示装置4とを備え、これらの各装置は通信線5を介して連動制御部3に接続されている。
【0049】
気腹装置1は、送気口金7に接続した気腹チューブ8およびトラカール9を介して、患者である人体6の腹腔内に気腹ガスとして炭酸ガスを送気するようになっている。
【0050】
この気腹装置1の内部には、内部管路10が設けられている。この内部管路10は図示しないボンベに接続されており、ボンベから供給された炭酸ガスは減圧器11を経由して所定圧力に減圧され、更に、バルブ12を開閉制御することにより、患者6の腹腔内を設定した所要圧力に制御することができる。
【0051】
また、内部管路10のバルブ12と送気口金7との間には、排気弁13が設けられている。この排気弁13は、制御部15からの信号により腹腔内のガスを外部に排気する。符号14は、設定表示部であり、腹腔内の設定した圧力および測定した圧力を表示する。
【0052】
患者モニター装置2は、信号線18を介して呼気センサー19に接続されており、この呼気センサー19は、患者6に取り付けられた呼吸器のホース20に設けられている。呼気センサー19から出力された値は、制御部21で処理され、患者の生体情報として検知され、図示せぬ表示部に表示される。この患者モニター装置2の制御部21は、通信コネクター22と通信線5を介して連動制御部3に接続されている。この連動制御部3は、気腹装置1の制御部15に、通信コネクター16と通信線5とを介して接続されている。
【0053】
更に、連動制御部3には、通信線5を介して表示装置4が接続され、更に、図示せぬ呼吸器及び麻酔器が接続されている。
【0054】
図13の(a)は、このような手術システムにより検知した、患者の生体情報としての終末呼気炭酸ガス分圧の変化を経時的に示し、図13の(b)は、気腹装置1の送気動作のオン・オフの状態を、終末呼気炭酸ガス分圧との関係にしたがって示す。
【0055】
図13の(a)に示すように、通常の術中は、患者の終末呼気炭酸ガス分圧は約40mmHg程度で推移する。しかし、炭酸ガス塞栓症が生じた場合には、この終末呼気炭酸ガス分圧の値が低下する。
【0056】
本実施形態における手術システムでは、この連動制御部3は、患者モニター装置2の制御部21からの信号を読み取り、終末呼気炭酸ガス分圧が例えば5mmHgの値を下回った場合は、気腹装置1の制御部15に気腹装置1の送気動作を停止する信号を出すとともに、表示部4にも警告を表示する。
【0057】
本発明の第9実施形態による手術システムの効果は次の通りである。
患者モニター装置2がセンサー19を通じて患者の終末呼気炭酸ガス分圧を生体情報として常時モニターしている。そして、この患者モニター装置2の検知した値に異常が生じた場合、気腹装置1の制御部15が連動制御部3から気腹装置1の送気動作を停止する信号を受け、これにより、気腹装置1が自動的に送気動作を停止する。このため、麻酔医と外科医との間の連係の煩雑さが無くなると共に、患者に対する処置を確実に行うことができる。手術システムの取扱いは、極めて容易なものとなる。
【0058】
なお、本実施形態では、自動的に気腹装置1の送気動作を停止するようにしたが、連動制御部3に気腹装置オン/オフの切り替えスイッチ(図示しない)を設けて、術者が動作を切り替える様にしてもよい。また、連動のトリガーとして用いるパラメーターは上述のような終末呼気炭酸ガス分圧に限らず、例えば動脈血酸素飽和度等の他の患者パラメーターを生体情報として用いてもよいことは明らかである。
【0059】
また、患者モニター装置2が検知した生体情報あるいはパラメーターに異常が生じた場合に、連動制御部3に接続された呼吸器または麻酔器の動作を制御させるようにしても良い。例えば、終末呼気炭酸ガス分圧が上昇した場合は、呼吸器の換気回数を増して、終末呼気炭酸ガス分圧の値を下げる。
【0060】
[第10実施形態]
次に、図14を参照して本発明の第10実施形態について説明する。図14の(a)は、終末呼気炭酸ガス分圧を示し、(b)は気腹装置の送気動作と腹腔内圧の変化とを示す。図14の(b)における符号▲1▼は、気腹装置の送気動作のオン・オフ状態を示す。また、符号▲2▼は、第9実施形態における腹腔内圧の変化を示し、符号▲3▼は、本実施形態の腹腔内圧の変化を示す。その他は、図13に示すものと同じである。
【0061】
本実施形態では、終末呼気炭酸ガス分圧がしきい値である5mmHgを下回った場合には以下のように作動する。
連動制御部3は、患者モニター2の制御部21からの信号を読み取り、終末呼気炭酸ガス分圧が5mmHgを下回ったときに、気腹装置1の制御部15に気腹装置1の排気弁13を開く信号を出すとともに、表示部4に警告を表示する。第1実施形態の場合と同様に、気腹装置1の送気動作はこのときに停止される。
【0062】
そして、気腹装置1で測定した腹腔圧が0mmHgになると、連動制御部3は、気腹装置1の排気弁13を閉じる信号を気腹装置1の制御部15に出す。
【0063】
この第10実施形態による効果は次の通りである。
送気装置1の送気動作を停止することに加え、腹腔内のガスを強制的に排気するため、図14の(b)に符号▲3▼で示すように迅速に腹腔内圧力が低下する。腹腔内圧力は、符号▲2▼で示す第1実施形態の場合よりも迅速に低下するため、患者の負担をより小さく出来る。
【0064】
[第11実施形態]
第11実施形態について図15を参照しつつ説明する。符号▲1▼は、第10実施形態と同様な気腹装置の送気動作のオン・オフ状態を示し、符号▲4▼は、本実施形態の腹腔内圧の変化を示す。他は上述の第10実施形態と同様である。
【0065】
第11実施形態は、終末呼気炭酸ガス分圧がしきい値を下回ってから、気腹装置1の排気弁13を開くまでに時間差Tを設けたものである。
【0066】
この第11実施形態によれば、電気的なノイズが通信線5に入ったり、あるいは、終末呼気炭酸ガス分圧の瞬間的な変化により、しきい値を一瞬だけ超えたような場合に、誤って気腹装置1の排気弁13を開放することがない。これにより手術システム全体の信頼性が増大する。
【0067】
[第12実施形態]
第12実施形態について図16を参照しつつ説明する。
この第12実施形態では、終末呼気炭酸ガス分圧の変化に応じて気腹装置1の設定圧を変化させるようにしたものである。図16の(a)は上述の各実施形態と同様に終末呼気炭酸ガス分圧を示し、(b)は、気腹装置の設定圧を示す。
【0068】
本実施形態では、図16の(a)に示すように、時刻t1で終末呼気炭酸ガス分圧が低下し始めると、時間Tの経過後の時刻t2で、連動制御部3は終末呼気炭酸ガス分圧の低下率に応じて気腹装置1の設定圧を下げるような信号を出す。そして、時刻t3で、終末呼気炭酸ガス分圧が上昇に転じると、制御部3は終末呼気炭酸ガス分圧の上昇率に応じて気腹装置1の設定圧を上げるような信号を出す。更に、時刻t4で、設定圧が当初の値12mmHgまで上昇すると、設定圧をこの値に固定する。再度、終末呼気炭酸ガス分圧が低下が低下し始め、この終末呼気炭酸ガス分圧の低下開始から所定時間Tが経過した時刻t5で、再び設定圧を下げるような制御を行う。
【0069】
この第12実施形態によると、終末呼気炭酸ガス分圧がしきい値を超える前に、気腹圧を低下する事ができるので、合併症の発症を未然に防止できる効果が得られる。
【0070】
なお、前述した説明によれば、少なくとも以下に付記として列記する特徴事項が得られる。
【0071】
<付記>
1.外科医が管理する手術装置と、
患者の生体情報を検知する患者モニター装置と、
前記外科医が管理する手術装置と前記患者モニター装置の情報を近接して表示するようにした表示装置とからなることを特徴とする手術システム。
【0072】
2.上記1項において、
前記外科医が管理する手術装置と前記患者モニター装置の情報を1つの画面に表示するようにした表示装置とからなることを特徴とする手術システム。
【0073】
3.上記1項において、
前記表示装置が、麻酔医が監視する装置近傍に設けられたことを特徴とする手術システム。
【0074】
4.上記3項において、
前記表示装置に表示される外科手術装置の情報が気腹圧であることを特徴とする手術システム。
【0075】
5.上記1項において、
前記表示装置が外科手術装置近傍に設けられたことを特徴とする手術システム。
【0076】
6.上記5項において、
前記表示装置に表示される患者モニター装置の情報が終末呼気炭酸ガス分圧、または気道内圧であることを特徴とする手術システム。
【0077】
7.上記1項において、
前記患者モニター装置と外科手術装置との間は、ソフトウエアによってデータ通信が行われることを特徴とする手術システム。
【0078】
8.上記7項において、
データの通信媒体が電気的な導通手段であることを特徴とする手術システム。
【0079】
9.上記7項において、
データの通信媒体が赤外線であることを特徴とする手術システム。
【0080】
10.上記7項において。
【0081】
データの通信媒体が電波であることを特徴とする手術システム。
【0082】
11.上記7項において、
通信された外科手術装置のデータが自動的に記録されることを特徴とする手術システム。
【0083】
12.外科医が管理する手術装置と、
患者の生体情報を検知する患者モニター装置とを備える手術システムにおいて、
麻酔医が監視する装置に、気腹装置の保持手段が備えられたことを特徴とする手術システム。
【0084】
13.上記12項において、
麻酔医が監視する装置に、気腹ガス用ボンベの保持部を設けたことを特徴とする手術システム。
【0085】
14.上記12項において、
気腹装置のガス供給源が、手術室に設けられた配管設備であることを特徴とする手術システム。
【0086】
15.患者の腹腔内に炭酸ガスを導入する気腹装置と、
患者の生体情報を検知する患者モニター装置とからなり、
患者モニター装置で検知した患者生体情報に基づいて前記気腹装置をコントロールするようにした事を特徴とする手術システム。
【0087】
16.患者の腹腔内に炭酸ガスを導入する気腹装置と、
患者の生体情報を検知する患者モニター装置と、
前記気腹装置に設けた制御部と前記患者モニター装置に設けた制御部を連動させる連動制御部とからなり、
患者モニター装置で検知した患者生体情報に基づいて前記気腹装置をコントロールするようにした事を特徴とする手術システム。
【0088】
17.上記15項において、
患者生体情報がしきい値を超えた時、警告を表示する表示手段を有している事を特徴とする手術システム。
【0089】
18.上記15項において、
患者生体情報は、終末呼気炭酸ガス分圧である事を特徴とする手術システム。
【0090】
19.上記18項において、
終末呼気炭酸ガス分圧がしきい値を下回った場合に、気腹装置の動作を停止するようにした事を特徴とする手術システム。
【0091】
20.上記18項において、
終末呼気炭酸ガス分圧の変化に応じて気腹装置の設定圧を変化させるようにした事を特徴とする手術システム。
【0092】
21.上記18項において、
終末呼気炭酸ガス分圧がしきい値を下回った場合に、気腹装置の設定圧を下げる事を特徴とする手術システム。
【0093】
22.上記19項及び21項において、
終末呼気炭酸ガス分圧がしきい値を下回った場合、一定時間経過後、気腹装置をコントロールするようにした事を特徴とする手術システム。
【0094】
23.上記18項において、
終末呼気炭酸ガス分圧がしきい値を下回った場合、腹腔内の気腹ガスを強制的に排出するようにした事を特徴とする手術システム。
【0095】
24.外科医が管理する手術装置と、
患者の生体情報を検知する患者モニター装置と、
前記手術装置からの情報と前記患者モニター装置とからの情報を区分けして表示する表示装置とからなる事を特徴とする手術システム。
【0096】
25.上記24項において、
表示装置は、表裏にモニター画面を有した事を特徴とする手術システム。
【0097】
26.外科医が管理する手術装置と、
患者の生体情報を検知する患者モニター装置と、
前記手術装置からの情報と患者モニター装置とからの情報を区分けして表示する表示装置とからなり、各々の情報の一部を他の情報の表示部にモニターする事を特徴とする手術システム。
【0098】
27.上記26項において、
各々の情報の一部を他の情報の表示部にモニターする時、メインの情報面積より小さくした事を特徴とする手術システム。
【0099】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の手術システムによれば、外科手術装置の情報を、麻酔医が監視する装置の近傍に表示するようにしたので、例えば、気腹圧に異常が生じた場合でも、麻酔医は迅速かつ確実に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態による手術システムの表示装置を示す説明図。
【図2】第2実施形態による手術システムの表示装置を示す説明図。
【図3】第3実施形態による手術システムの表示装置のレイアウトを例示する説明図。
【図4】第4実施形態による手術システムの表示装置を示し、(A)は外科医側モニター、(B)は麻酔医側モニターのそれぞれにおける表示例の説明図。
【図5】第5実施形態による手術システムの全体構成を概略的に示す説明図。
【図6】図5の手術システムで麻酔医が監視する装置の概略図。
【図7】図5の手術システムの表示装置を示す説明図。
【図8】第6実施形態による手術システムの気腹装置と患者モニタ−と表示装置との通信状態を示す説明図。
【図9】第7実施形態による手術システムの説明図。
【図10】第8実施形態による手術システムの麻酔医が監視する装置を正面側から見た図。
【図11】図10の麻酔医が監視する装置を背面から見た図。
【図12】本発明の第9実施形態による手術システムの全体構成を概略的に示す説明図。
【図13】終末呼気炭酸ガス分圧の変化と気腹装置の送気動作との関連を示す説明図で、(a)は終末呼気炭酸ガス分圧の経時変化を例示するグラフ図、(b)は送気動作を示すグラフ図。
【図14】第10実施形態による手術システムの図13と同様な説明図で、(a)は終末呼気炭酸ガス分圧の経時変化を例示するグラフ図、(b)は送気動作と腹腔内圧力の変化とを示すグラフ図。
【図15】第11実施形態による手術システムの図14と同様な説明図。
【図16】第12実施形態による手術システムの終末呼気炭酸ガス分圧の変化と気腹装置の送気動作との関連を示す説明図で、(a)は終末呼気炭酸ガス分圧の経時変化を例示するグラフ図、(b)は気腹装置の設定圧の変化を示すグラフ図。
【図17】手術室内の配置例を示す説明図。
【符号の説明】
1,43…気腹装置、2,44…患者モニター装置、3…連動制御部、4,45…表示装置、5…通信線、6,49…人体、7,46…送気口金、8,47…気腹チューブ、9,48…トラカール、10,50…内部管路、11,51…減圧器、12,52…バルブ、13,53…排気弁、14,54…設定表示部、15,55…制御部、16…通信コネクター、17…通信コネクター、18…信号線、19…呼気センサー、20…ホース、21…制御部、22…通信コネクター、23…集中表示装置、24…麻酔医が管理する装置、25…麻酔医、26…外科医、27…患者、28…手術台、29…集中表示装置、30,31,32…表示装置、41…外科手術装置、42…麻酔医が監視する装置。
Claims (3)
- 外科医が操作又は管理する手術装置と、
患者の生体情報を検知する患者モニター装置と、
前記手術装置と前記患者モニター装置とに電気的に接続され、前記手術装置の処置出力に関する情報と前記患者モニター装置が検知した生体情報とを同一の表示器上に並べて表示する表示装置と、
を備え、
前記表示器は、表裏両側から観察可能に構成され、前記手術装置の処置出力を主とする側では前記手術装置の処置出力に関する情報のパラメーターを、前記患者モニター装置が検知した生体情報を主とする側では前記患者モニター装置が検知した生体情報のパラメーターを、夫々他の情報のパラメーターに比べて大きく表示する、
ことを特徴とする手術システム。 - 前記手術装置の処置出力に関する情報が気腹圧であることを特徴とする請求項1に記載の手術システム。
- 前記生体情報は、終末呼気炭酸ガス分圧又は気道内圧であることを特徴とする請求項1又は2に記載の手術システム。
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