JP3793133B2 - 原子炉格納容器貫通部取替え工法 - Google Patents

原子炉格納容器貫通部取替え工法 Download PDF

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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、原子炉格納容器を貫通する配管の貫通部取替え工法に係り、特に原子炉格納容器の内外の狭隘な作業スペースにおける原子炉格納容器貫通部取替え工事の作業性を向上させた工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図13は、沸騰水型原子炉の原子炉格納容器1全体を示しており、金属製の原子炉格納容器1に制御棒駆動機構配管貫通部(以下、CRD貫通部)3が多数貫通している構造である。また、原子炉格納容器1の外周に設置されたコンクリート製の生体遮へい壁2にCRD貫通部3が貫通している。図14は、CRD貫通部3の詳細を示す。このCRD貫通部3は原子炉格納容器1の圧力バウンダリを構成するものであるから、気密シールが保たれていなければならない。CRD貫通部3はコンクリートスリーブ4内に設置され、生体遮へい壁2のコンクリートに埋設されない構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
原子力発電所の運転継続に伴い、原子炉格納容器CRD貫通部の腐食が発生した場合、CRD貫通部を取り替える工事が必要となる。しかしながら、CRD貫通部の取替え工事を実施する場合、原子炉格納容器内には機器・配管が混在し、また原子炉格納容器外には生体遮へい壁が存在することから、原子炉格納容器内外における作業スペースが狭隘であり、作業は困難であった。
【0004】
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、原子炉格納容器の内外の狭隘な作業スペースにおいて、原子炉格納容器の気密性を確保し、かつ、原子炉格納容器を貫通する配管の貫通部の取替え工事の作業性を向上させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するものであって、本発明の一つの態様においては、原子炉格納容器を複数の配管が貫通してその貫通部が気密に溶接され、その貫通部に隣接して前記原子炉格納容器外側に生体遮へい壁が設けられている前記複数の配管の貫通部を取り外して新規貫通部に取り替える取替え工法において、前記配管を前記貫通部付近の前記原子炉格納容器の内側および前記生体遮へい壁の外側でそれぞれ切断する配管切断工程と、前記配管切断工程の後に、前記切断された配管の前記貫通部を前記原子炉格納容器から取り外す貫通部取り外し工程と、前記貫通部取り外し工程の後に、新規貫通部を1本ずつ前記原子炉格納容器に取り付けて、これを原子炉格納容器の内側から隅肉溶接によって気密に溶接する貫通部溶接工程と、前記貫通部溶接工程の後に、前記新規貫通部の両端をそれぞれ、前記原子炉格納容器の内側および前記生体遮へい壁の外側の配管に溶接接続する配管接続工程と、を有することを特徴とする。
【0006】
また、本発明の他の一つの態様においては、原子炉格納容器を複数の配管が貫通してその貫通部が気密に溶接され、その貫通部に隣接して前記原子炉格納容器外側に生体遮へい壁が設けられている前記複数の配管の貫通部を取り外して新規貫通部に取り替える取替え工法において、前記配管を前記貫通部付近の前記原子炉格納容器の内側および前記生体遮へい壁の外側でそれぞれ切断する配管切断工程と、前記配管切断工程の後に、前記切断された配管の前記貫通部を前記原子炉格納容器から取り外す貫通部取り外し工程と、前記生体遮へい壁の少なくとも前記貫通部付近を取り外す生体遮へい壁取り外し工程と、前記貫通部取り外し工程および前記生体遮へい壁取り外し工程の後に、新規貫通部を1本ずつ前記原子炉格納容器に取り付けて、これを原子炉格納容器の内側および外側から隅肉溶接によって気密に溶接する貫通部溶接工程と、前記貫通部溶接工程の後に、前記生体遮へい壁を復旧する生体遮へい壁復旧工程と、前記貫通部溶接工程の後に、前記新規貫通部の両端をそれぞれ、前記原子炉格納容器の内側および前記生体遮へい壁の外側の配管に溶接接続する配管接続工程と、を有することを特徴とする。
【0007】
さらに、本発明の他の一つの態様においては、原子炉格納容器を複数の配管が貫通してその貫通部が気密に溶接され、その貫通部に隣接して前記原子炉格納容器外側に生体遮へい壁が設けられている前記複数の配管の貫通部を取り外して新規貫通部に取り替える取替え工法において、前記配管を前記貫通部付近の前記原子炉格納容器の内側および前記生体遮へい壁の外側でそれぞれ切断する配管切断工程と、前記配管切断工程の後に、前記切断された複数の配管が貫通する前記原子炉格納容器の一部を切り取るブロック切断工程と、前記切り取られた原子炉格納容器の部分に合わせて、新規の原子炉格納容器壁部分に複数の新規配管貫通部を気密に取り付けて新規ブロックを作る新規ブロック製造工程と、前記ブロック切断工程および新規ブロック製造工程の後に、前記新規ブロックを前記切り取られた原子炉格納容器の部分の位置に、前記原子炉格納容器の内側から取り付けて内側から気密に溶接するブロック溶接工程と、前記ブロック溶接工程の後に、前記新規貫通部の両端をそれぞれ、前記原子炉格納容器の内側および前記生体遮へい壁の外側の配管に溶接接続する配管接続工程と、を有することを特徴とする。
【0008】
さらに、本発明の他の一つの態様においては、原子炉格納容器を複数の配管が貫通してその貫通部が気密に溶接され、その貫通部に隣接して前記原子炉格納容器外側に生体遮へい壁が設けられている前記複数の配管の貫通部を取り外して新規貫通部に取り替える取替え工法において、前記配管を前記貫通部付近の前記原子炉格納容器の内側および前記生体遮へい壁の外側でそれぞれ切断する配管切断工程と、前記配管切断工程の後に、前記切断された複数の配管が貫通する前記原子炉格納容器の一部を切り取るブロック切断工程と、前記生体遮へい壁の少なくとも前記貫通部付近を取り外す生体遮へい壁取り外し工程と、前記切り取られた原子炉格納容器の部分に合わせて、新規の原子炉格納容器壁部分に複数の新規配管貫通部を気密に取り付けて新規ブロックを作る新規ブロック製造工程と、前記ブロック切断工程、前記生体遮へい壁取り外し工程および新規ブロック製造工程の後に、前記新規ブロックを前記切り取られた原子炉格納容器の部分の位置に取り付けて、原子炉格納容器の内側および外側の両側から気密に溶接するブロック溶接工程と、前記ブロック溶接工程の後に、前記生体遮へい壁を復旧する生体遮へい壁復旧工程と、前記ブロック溶接工程の後に、前記新規貫通部の両端をそれぞれ、前記原子炉格納容器の内側および前記生体遮へい壁の外側の配管に溶接接続する配管接続工程と、を有することを特徴とする。
【0009】
さらに、本発明の他の一つの態様においては、原子炉格納容器を貫通して貫通部スリーブが気密に取り付けられてこの貫通部スリーブの一端に端板が気密に取り付けられた予備貫通部に、前記貫通部スリーブよりも細い新規貫通部配管を貫通させて取り付ける原子炉格納容器貫通部取替え工法において、前記新規貫通部配管が新規端板を貫通するように気密に取り付けて溶接する新規貫通部配管付き端板ユニット製造工程と、既設の貫通部スリーブの前記端板の付近を切断するスリーブ切断工程と、前記新規貫通部配管付き端板ユニット製造工程および前記スリーブ切断工程の後に、前記スリーブに前記新規貫通部配管付き端板ユニットを取り付けて気密に溶接する端板ユニット溶接工程と、前記端板ユニット溶接工程の後に、前記新規貫通部配管の両端をそれぞれ、前記原子炉格納容器の内側および外側の前記新規貫通部配管とほぼ同じ太さの配管に溶接接続する配管接続工程と、を有することを特徴とする。
【0010】
さらに、本発明の他の一つの態様においては、原子炉格納容器を貫通して貫通部スリーブが気密に取り付けられ、この貫通部スリーブの一端に端板が気密に取り付けられた予備貫通部を利用して前記貫通部スリーブよりも細い新規配管を取り付ける原子炉格納容器貫通部取替え工法において、前記新規配管とほぼ同じ太さの第1の端部と前記貫通部スリーブとほぼ同じ太さの第2の端部とを有するレデューサユニットを製造するレデューサユニット製造工程と、既設の貫通部スリーブの前記端板の付近を切断するスリーブ切断工程と、前記レデューサユニット製造工程および前記スリーブ切断工程の後に、前記レデューサユニットの前記第2の端部と前記貫通部スリーブとを溶接するレデューサユニット接続工程と、前記レデューサユニットの前記第1の端部と前記新規配管とを溶接する新規配管接続工程と、を有することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る原子炉格納容器貫通部取替え工法の種々の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。ここで、従来技術と共通もしくは類似の部分、または、相互に共通もしくは類似の部分については共通の符号を用い、重複説明は省略する。
【0012】
[第1の実施の形態]
図1は、本発明に係る原子炉格納容器貫通部取替え工法の第1の実施の形態の手順を示す。図14に示したように、既設のCRD貫通部3は原子炉格納容器1に多数貫通している構造である。原子炉格納容器1の外周にはコンクリート製の生体遮へい壁2が設置され、CRD貫通部3が貫通している。CRD貫通部3はコンクリートスリーブ4内に設置され、生体遮へい壁2のコンクリートに埋設されない構造となっている。
【0013】
次にCRD貫通部3の取替え工法の手順を示す。まず、図1(a)の▲1▼に示すように、原子炉格納容器1の内外の既設のCRD配管6を切断する。次に、図1(a)の▲2▼に示すように、原子炉格納容器1内側から、CRD貫通部3を原子炉格納容器1付近で切断した後、ドリル等によりCRD貫通部3を1本ずつ掘削し、図1(a)の▲3▼に示すように、原子炉格納容器1からCRD貫通部3を引き抜いて取り外す。
【0014】
次に、図1(b)に示すように新規CRD貫通部103を1本ずつ原子炉格納容器1内側もしくは外側から挿入し、次いで、図1(c)▲1▼に示すように原子炉格納容器1内側のみを隅肉溶接で取り付ける。その後、図1(c)▲2▼に示すように、原子炉格納容器1内側および外側で、新規CRD貫通部103の両端に、新規CRD配管106を溶接により接続する。
【0015】
従来技術において、CRD貫通部3の取替え工事を実施する場合、原子炉格納容器1内には機器・配管が混在し、また原子炉格納容器1外には生体遮へい壁2が存在することから、原子炉格納容器1内外における作業スペースが狭隘であり、作業は困難を要する難点があった。
【0016】
この実施の形態によれば、CRD貫通部3を1本ずつ取り替えることで、搬入性が容易となり、また原子炉格納容器1内外の狭隘な作業スペースであってもCRD貫通部3の1本ずつの工事であれば作業は容易となる。
【0017】
また、原子炉格納容器1外側の生体遮へい壁2を掘削せずにCRD貫通部3の取替え作業を行なう簡易な工事となり、工事作業時間の短縮が可能となる。また、当該作業エリアは原子炉施設内の放射性レベルが高いエリアであるが、前記工事作業時間を短縮することにより、作業員の被ばく低減を図ることができる。
【0018】
さらに、この実施の形態では、配管接続用カップリング(後述)を新規CRD貫通部103に設置せず、新規CRD貫通部103の両端に新規CRD配管106を直接溶接することから、現地作業時間が低減し作業員の被ばく低減を図ることが可能となる。
【0019】
[第2の実施の形態]
図2は、本発明に係る原子炉格納容器貫通部取替え工法の第2の実施の形態の手順を示す。まず、図2(a)の▲1▼に示すように、原子炉格納容器1の内外のCRD配管6を切断する。次に、図2(a)の▲2▼に示すように、原子炉格納容器内側からCRD貫通部3を原子炉格納容器1付近で切断した後、ドリル等によりCRD貫通部3を1本ずつ掘削し、原子炉格納容器1からCRD貫通部3を取り外す。次に、図2(a)の▲4▼に示すように、原子炉格納容器1を貫通する複数のCRD貫通部3全体を一括して含むCRD貫通部3ブロック範囲の原子炉格納容器1外側の生体遮へい壁(同図X線で挟まれた範囲)を掘削する。
【0020】
次に、図2(b)に示すように新規CRD貫通部103を1本ずつ原子炉格納容器1内側もしくは外側から挿入する。次に、図2(c)の▲1▼に示すように、原子炉格納容器1内および外側からの隅肉溶接で取り付けて、その後、図2(c)の▲2▼に示すように生体遮へい壁2を復旧する。その後、第1の実施の形態と同様に、原子炉格納容器1内側および外側で、新規CRD貫通部103の両端に新規CRD配管を接続する(図示は省略)。
【0021】
この実施の形態によれば、生体遮へい壁102を掘削することで、原子炉格納容器1外側の作業スペースを確保し作業性の向上を図ることができる。また、第1の実施の形態のような原子炉格納容器内側の溶接だけでなく、外側からの溶接も可能となり、原子炉格納容器バウンダリとしてシール性を向上することが可能となる。
【0022】
[第3の実施の形態]
図3は、本発明に係る原子炉格納容器貫通部取替え工法の第3の実施の形態の手順を示す。まず、図3(a)の▲1▼に示すように、原子炉格納容器1の内外のCRD配管6を切断する。次に、図3(a)の▲2▼に示すように、CRD貫通部一括ブロック8範囲の原子炉格納容器1を切断し、これをCRD貫通部3とともに取り外す。ここで、CRD貫通部一括ブロック8範囲とは、原子炉格納容器1を貫通する複数のCRD貫通部3全体を一括して含むものである。
【0023】
次に、図3(b)に示すように、新規CRD貫通部一括ブロック108を原子炉格納容器1内側から挿入する。ここで、新規CRD貫通部一括ブロック108は、複数の新規CRD貫通部103を予め格納容器当て板131に溶接して固定したものであり、例えば、工場で製造することができる。なお、新規CRD貫通部一括ブロック108を原子炉格納容器1内側から挿入するにあたっては、必要により、原子炉格納容器1内の干渉物(図示せず)を一時的に外部に搬出する。
【0024】
次に、図3(c)に示すように、格納容器当て板131を原子炉格納容器1内側からの片側突合せ溶接によって取り付ける。その後、一時的に外部に搬出しておいた原子炉格納容器1内の前記干渉物を元の位置に戻す。その後、第1の実施の形態と同様に、原子炉格納容器1内側および外側で、新規CRD貫通部103の両端に新規CRD配管を接続する(図示は省略)。
【0025】
この実施の形態によれば、第1の実施の形態のようにCRD貫通部3を1本ずつ原子炉格納容器1から取り外す代わりにCRD貫通部3を一括ブロック8で取り外すことにより、大幅な工事作業時間の短縮が可能となる。また、当該作業エリアは原子炉施設内の放射性レベルが高いエリアであるため、工事作業時間を短縮することにより、作業員の被ばく低減を図ることが可能となる。
【0026】
[第4の実施の形態]
図4は、本発明に係る原子炉格納容器貫通部取替え工法の第4の実施の形態の手順を示す。第4の実施の形態では、第3の実施の形態と同様の格納容器当て板131を原子炉格納容器1に溶接するにあたり、片側突合せ溶接の代わりに隅肉溶接を用いる。すなわち、図4(c)に示すように、原子炉格納容器1内側を裏当金として新規CRD貫通部一括ブロック108の格納容器当て板131を原子炉格納容器1内側に隅肉溶接で取り付ける。その後、第1の実施の形態と同様に、原子炉格納容器1内側および外側で、新規CRD貫通部103の両端に新規CRD配管を接続する(図示は省略)。
【0027】
この実施の形態によれば、第3の実施の形態と同様の効果が得られる。また、原子炉格納容器1内側を裏当金とすることで、原子炉格納容器1と新規CRD貫通部一括ブロック108の位置合わせが容易となり、併せて溶接作業も容易となり、現地作業時間が低減し作業員の被ばく低減を図ることが可能となる。
【0028】
[第5の実施の形態]
図5は、本発明に係る原子炉格納容器貫通部取替え工法の第5の実施の形態の手順を示す。まず、図5(a)の▲1▼に示すように、原子炉格納容器1の内外のCRD配管6を切断する。次に、図5(a)の▲2▼に示すように、CRD一括ブロック8の範囲の原子炉格納容器1を切断し、これをCRD貫通部3とともに取り出す。次に、図5(a)の▲3▼に示すように、生体遮へい壁2のうちのCRD一括ブロック8の範囲の生体遮へい壁102(同図の線Xではさまれた範囲)を掘削する。
【0029】
次に、図5(b)に示すように、新規CRD貫通部一括ブロック108を原子炉格納容器1内側から挿入し、図5(c)の▲1▼に示すように、原子炉格納容器1内および外側からの両側突合せ溶接で取り付けて、その後、図5(c)の▲2▼に示すように、生体遮へい壁を復旧する。その後、第1の実施の形態と同様に、原子炉格納容器1内側および外側で、新規CRD貫通部103の両端に新規CRD配管を接続する(図示は省略)。
【0030】
この実施の形態によれば、第3の実施の形態と同様の効果が得られる。また、生体遮へい壁2を掘削することで、原子炉格納容器1外側の作業スペースを確保し作業性の向上を図ることができる。また第3の実施の形態のような原子炉格納容器内側の溶接だけでなく、外側からの溶接も可能となり、原子炉格納容器バウンダリとしてシール性を向上することが可能となる。
【0031】
[第6の実施の形態]
図6は、本発明に係る原子炉格納容器貫通部取替え工法の第6の実施の形態の手順を示す。第6の実施の形態では、図6(c)に示すように、第5の実施の形態の両側突合せ溶接の代わりに、原子炉格納容器1内側を裏当金として新規CRD貫通部一括ブロック108の格納容器当て板131を原子炉格納容器1内側に、両面からの隅肉溶接で取り付ける。その他は第5の実施の形態と同様である。
【0032】
この実施の形態によれば、第5の実施の形態と同様の効果が得られる。また、原子炉格納容器1内側を裏当金とすることで、原子炉格納容器1とCRD貫通部一括ブロック108の位置合わせが容易となり、併せて溶接作業も容易となり、現地作業時間が低減し作業員の被ばく低減を図ることが可能となる。
【0033】
[第7の実施の形態]
図7は、本発明に係る原子炉格納容器貫通部取替え工法の第7の実施の形態を示す。第7の実施の形態は、第3〜第6の実施の形態において、新規CRD貫通部ブロックを一括の代わりに複数の分割ブロック110とするものである。分割方法は種々ありうるが、図7には、縦横に2列ずつとして全体で4個のブロックに分割する例を示している。
【0034】
この実施の形態によれば、新規CRD貫通部ブロック9を一括の代わりに分割ブロック110とし、1ブロックのサイズを小さくすることで、搬入性を向上させることが可能となる。原子炉建屋内の搬入通路スペースを考慮し、CRD貫通部ブロック110の分割サイズを決定することが可能となる。
【0035】
[第8の実施の形態]
図8は、本発明に係る原子炉格納容器貫通部取替え工法の第8の実施の形態の手順を示す。この実施の形態は第1の実施の形態の変形例であって、図8(b)に示すように、新規CRD貫通部103の片側先端にCRD配管接続用のカップリング5を予め工場で取り付けておく。カップリングが付いていない片側から新規CRD貫通部103を原子炉格納容器1に挿入して、図8(c)の▲1▼に示すようにこれを原子炉格納容器1に溶接して固定し、その後、図8(c)の▲2▼に示すように、カップリング105の反対側先端にCRD配管接続用のカップリング125をさらに取り付ける。その後、図8(c)の▲3▼に示すように、両側のカップリング105、125に新規CRD貫通部103を溶接する。
【0036】
この実施の形態によれば、新規CRD貫通部103の片側先端にCRD配管接続用のカップリング105を予め工場において設置することで、現地作業時間が低減し作業員の被ばく低減を図ることが可能となる。
【0037】
なお、上記説明では第1の実施の形態の変形例として、新規CRD貫通部103の片側先端にCRD配管接続用のカップリング105を予め工場において設置することとしたが、同様のことは、第2〜第7の実施の形態のいずれにも適用可能である。
【0038】
[第9の実施の形態]
図9は、本発明に係る原子炉格納容器貫通部取替え工法の第9の実施の形態の手順を示す。この実施の形態は第5の実施の形態の変形例であって、図9(b)に示すように、予め工場で、複数の新規CRD貫通部103を格納容器当て板131に取り付け、さらにCRD貫通部103の両側先端にCRD配管接続用のカップリング105を設置しておく。新規CRD貫通部ブロック110を原子炉格納容器1に取り付けた後に、図9(c)の▲3▼に示すように、両側のカップリング105に新規CRD配管106を溶接する。
【0039】
この実施の形態によれば、新規CRD貫通部103の両側先端にCRD配管接続用のカップリング105を予め工場において設置することで、現地作業時間が低減し作業員の被ばく低減を図ることが可能となる。
【0040】
なお、上記説明では第5の実施の形態の変形例として、新規CRD貫通部103の両側先端にCRD配管接続用のカップリング105を予め工場において設置することとしてが、同様のことは、第6、第7の実施の形態等にも適用可能である。
【0041】
[第10の実施の形態]
図10は、本発明に係る原子炉格納容器貫通部取替え工法の第10の実施の形態の手順を示す。この実施の形態は第5の実施の形態の変形例であるが、図10(b)、(c)に示すように、新規CRD貫通部103の原子炉格納容器1外側の突出し長さを短尺としている。このため、新規CRD貫通部103の原子炉格納容器1外側の先端部は図10(c)に示すように生体遮へい壁2の外表面よりも内側の位置になる。そのため、新規CRD貫通部103に原子炉格納容器1外側の新規CRD配管106を溶接する工程(図10(c)の▲2▼)の後に、掘削した生体遮へい壁2を復旧する(図10(c)の▲3▼)。
【0042】
この実施の形態によれば、CRD貫通部の原子炉格納容器外側の突出し長さを短尺とすることで、CRD貫通部の搬入性を向上させることが可能となる。
なお、上記説明では第5の実施の形態の変形例として、新規CRD貫通部103の原子炉格納容器1外側の突出し長さを短尺としたが、同様のことは、第2、第6の実施の形態等にも適用可能である。
【0043】
[第11の実施の形態]
図11は、本発明に係る原子炉格納容器貫通部取替え工法の第11の実施の形態の手順を示す。この実施の形態では、原子炉格納容器1に設けられている予備貫通部の貫通部スリーブ12を利用して原子炉格納容器貫通部取替えを行なう。貫通部スリーブ12は、予め原子炉格納容器1を貫通して気密に取り付けられた中空円筒状のもので、原子炉格納容器外側の端部には端板13が気密に取り付けられている。
【0044】
貫通部スリーブ12の口径より小さい口径の配管を取り付ける場合、貫通部スリーブ12の端板13近くを切断して(図11(a))端板13を取り除いた後、新規の端板付き配管ユニット114を貫通部スリーブ12内に挿入する(図11(b))。新規の端板付き配管ユニット114は予め工場にて製作したもので、新規の配管貫通部103と、これが貫通して気密に接合された新規の端板113とからなる。その後、図11(c)の▲1▼に示すように、新規の端板113と貫通部スリーブ12の端部とを気密に溶接接合する。次に、図11(c)の▲2▼に示すように、新規の配管貫通部113の先端にこれと同径の新規配管106を溶接する。
この実施の形態によれば、新規の端板付き配管ユニットを予め工場で製作することで、現地作業時間が低減し作業員の被ばく低減を図ることが可能となる。
【0045】
[第12の実施の形態]
図12は、本発明に係る原子炉格納容器貫通部取替え工法の第12の実施の形態の手順を示す。この実施の形態では、第11の実施の形態と同様に、原子炉格納容器1に設けられている予備貫通部の貫通部スリーブ12を利用して原子炉格納容器貫通部取替えを行なう。
【0046】
貫通部スリーブ12の口径より小さい口径の配管を取り付ける場合、貫通部スリーブ12の端板13近くを切断して(図12(a)の▲1▼)端板13を取り除いた後、新規のレデューサユニット115のレデューサ118の最大口径部を貫通部スリーブ12の先端に気密に溶接する(図12(c))。新規のレデューサユニット115は、予め工場にて製作したもので、溶接接合されたレデューサ118と、その最小口径部先端に気密に溶接接合された新規の直管部117とからなる。
【0047】
次に、新規の直管部117の先端に、これとほぼ同径の新規配管106を溶接する。
この実施の形態によれば、新規のレデューサユニット115を工場で製作することで、現地作業時間が低減し作業員の被ばく低減を図ることが可能となる。
【0048】
以上の説明では、沸騰水型原子炉用原子炉格納容器を貫通するCRD配管を例にとって説明した。しかし、本発明は、原子炉格納容器であれば沸騰水型原子炉用に限定されない。また、貫通配管はCRD配管に限定されない。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の原子炉格納容器貫通部取替え工法によれば、原子炉格納容器の内外の狭隘な作業スペースにおいて、原子炉格納容器の気密性を確保し、かつ、原子炉格納容器を貫通する配管の貫通部の取替え工事の作業性を向上させ、工事作業時間の短縮が可能であり、作業員の被ばく低減を図る効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原子炉格納容器貫通部取替え工法の第1の実施の形態の手順を説明する部分縦断面図であって、(a)は既設CRD配管切断直後の状態、(b)は新規CRD貫通部取り付け直前の状態、(c)は新設CRD配管接続直前の状態をそれぞれ示す図。
【図2】本発明に係る原子炉格納容器貫通部取替え工法の第2の実施の形態の手順を説明する部分縦断面図であって、(a)は既設CRD配管切断直後の状態、(b)は新規CRD貫通部取り付け直前の状態、(c)は新設CRD配管接続直前の状態をそれぞれ示す図。
【図3】本発明に係る原子炉格納容器貫通部取替え工法の第3の実施の形態の手順を説明する部分縦断面図であって、(a)は既設CRD配管切断直後の状態、(b)は新規CRD貫通部取り付け直前の状態、(c)は新設CRD配管接続直前の状態をそれぞれ示す図。
【図4】本発明に係る原子炉格納容器貫通部取替え工法の第4の実施の形態の手順を説明する部分縦断面図であって、(a)は既設CRD配管切断直後の状態、(b)は新規CRD貫通部取り付け直前の状態、(c)は新設CRD配管接続直前の状態をそれぞれ示す図。
【図5】本発明に係る原子炉格納容器貫通部取替え工法の第5の実施の形態の手順を説明する部分縦断面図であって、(a)は既設CRD配管切断直後の状態、(b)は新規CRD貫通部取り付け直前の状態、(c)は新設CRD配管接続直前の状態をそれぞれ示す図。
【図6】本発明に係る原子炉格納容器貫通部取替え工法の第6の実施の形態の手順を説明する部分縦断面図であって、(a)は既設CRD配管切断直後の状態、(b)は新規CRD貫通部取り付け直前の状態、(c)は新設CRD配管接続直前の状態をそれぞれ示す図。
【図7】本発明に係る原子炉格納容器貫通部取替え工法の第7の実施の形態を説明する、模式的斜視図。
【図8】本発明に係る原子炉格納容器貫通部取替え工法の第8の実施の形態の手順を説明する部分縦断面図であって、(a)は既設CRD配管切断直後の状態、(b)は新規CRD貫通部取り付け直前の状態、(c)は新設CRD配管接続直前の状態をそれぞれ示す図。
【図9】本発明に係る原子炉格納容器貫通部取替え工法の第9の実施の形態の手順を説明する部分縦断面図であって、(a)は既設CRD配管切断直後の状態、(b)は新規CRD貫通部取り付け直前の状態、(c)は新設CRD配管接続直前の状態をそれぞれ示す図。
【図10】本発明に係る原子炉格納容器貫通部取替え工法の第10の実施の形態の手順を説明する部分縦断面図であって、(a)は既設CRD配管切断直後の状態、(b)は新規CRD貫通部取り付け直前の状態、(c)は新設CRD配管接続直前の状態をそれぞれ示す図。
【図11】本発明に係る原子炉格納容器貫通部取替え工法の第11の実施の形態の手順を説明する部分縦断面図であって、(a)は工事前の状態、(b)は新規配管付き端板ユニット取り付け直前の状態、(c)は新設CRD配管接続直前の状態をそれぞれ示す図。
【図12】本発明に係る原子炉格納容器貫通部取替え工法の第12の実施の形態の手順を説明する部分縦断面図であって、(a)は工事前の状態、(b)は新規レデューサユニット取り付け直前の状態、(c)は新設CRD配管接続直前の状態をそれぞれ示す図。
【図13】従来の沸騰水型原子炉の原子炉格納容器の模式的全体縦断面図。
【図14】(a)は図13のA部拡大縦断面図、(b)は(a)のB−B線部分縦断面図、(c)は(a)のC−C線部分横断面図。
【符号の説明】
1…原子炉格納容器、2…生体遮へい壁、3…CRD貫通部、4…コンクリートスリーブ、5…カップリング、6…CRD配管、8…旧CRD貫通部一括ブロック、12…貫通部スリーブ、13…端板、103…新規CRD貫通部、105…カップリング、106…新規CRD配管、108…新規CRD貫通部一括ブロック、110…新規CRD貫通部分割ブロック、113…端板、114…新規配管付き端板ユニット、115…新規レデューサユニット、117…直管部、118…レデューサ、125…カップリング、131…格納容器当て板。

Claims (15)

  1. 原子炉格納容器を複数の配管が貫通してその貫通部が気密に溶接され、その貫通部に隣接して前記原子炉格納容器外側に生体遮へい壁が設けられている前記複数の配管の貫通部を取り外して新規貫通部に取り替える取替え工法において、
    前記配管を前記貫通部付近の前記原子炉格納容器の内側および前記生体遮へい壁の外側でそれぞれ切断する配管切断工程と、
    前記配管切断工程の後に、前記切断された配管の前記貫通部を前記原子炉格納容器から取り外す貫通部取り外し工程と、
    前記貫通部取り外し工程の後に、新規貫通部を1本ずつ前記原子炉格納容器に取り付けて、これを原子炉格納容器の内側から隅肉溶接によって気密に溶接する貫通部溶接工程と、
    前記貫通部溶接工程の後に、前記新規貫通部の両端をそれぞれ、前記原子炉格納容器の内側および前記生体遮へい壁の外側の配管に溶接接続する配管接続工程と、
    を有することを特徴とする原子炉格納容器貫通部取替え工法。
  2. 原子炉格納容器を複数の配管が貫通してその貫通部が気密に溶接され、その貫通部に隣接して前記原子炉格納容器外側に生体遮へい壁が設けられている前記複数の配管の貫通部を取り外して新規貫通部に取り替える取替え工法において、
    前記配管を前記貫通部付近の前記原子炉格納容器の内側および前記生体遮へい壁の外側でそれぞれ切断する配管切断工程と、
    前記配管切断工程の後に、前記切断された配管の前記貫通部を前記原子炉格納容器から取り外す貫通部取り外し工程と、
    前記生体遮へい壁の少なくとも前記貫通部付近を取り外す生体遮へい壁取り外し工程と、
    前記貫通部取り外し工程および前記生体遮へい壁取り外し工程の後に、新規貫通部を1本ずつ前記原子炉格納容器に取り付けて、これを原子炉格納容器の内側および外側から隅肉溶接によって気密に溶接する貫通部溶接工程と、
    前記貫通部溶接工程の後に、前記生体遮へい壁を復旧する生体遮へい壁復旧工程と、
    前記貫通部溶接工程の後に、前記新規貫通部の両端をそれぞれ、前記原子炉格納容器の内側および前記生体遮へい壁の外側の配管に溶接接続する配管接続工程と、
    を有することを特徴とする原子炉格納容器貫通部取替え工法。
  3. 原子炉格納容器を複数の配管が貫通してその貫通部が気密に溶接され、その貫通部に隣接して前記原子炉格納容器外側に生体遮へい壁が設けられている前記複数の配管の貫通部を取り外して新規貫通部に取り替える取替え工法において、
    前記配管を前記貫通部付近の前記原子炉格納容器の内側および前記生体遮へい壁の外側でそれぞれ切断する配管切断工程と、
    前記配管切断工程の後に、前記切断された複数の配管が貫通する前記原子炉格納容器の一部を切り取るブロック切断工程と、
    前記切り取られた原子炉格納容器の部分に合わせて、新規の原子炉格納容器壁部分に複数の新規配管貫通部を気密に取り付けて新規ブロックを作る新規ブロック製造工程と、
    前記ブロック切断工程および新規ブロック製造工程の後に、前記新規ブロックを前記切り取られた原子炉格納容器の部分の位置に、前記原子炉格納容器の内側から取り付けて内側から気密に溶接するブロック溶接工程と、
    前記ブロック溶接工程の後に、前記新規貫通部の両端をそれぞれ、前記原子炉格納容器の内側および前記生体遮へい壁の外側の配管に溶接接続する配管接続工程と、
    を有することを特徴とする原子炉格納容器貫通部取替え工法。
  4. 請求項3に記載の原子炉格納容器貫通部取替え工法において、前記ブロック溶接工程は、前記原子炉格納容器の内側からの片側付き合わせ溶接または隅肉溶接によること、を特徴とする原子炉格納容器貫通部取替え工法。
  5. 原子炉格納容器を複数の配管が貫通してその貫通部が気密に溶接され、その貫通部に隣接して前記原子炉格納容器外側に生体遮へい壁が設けられている前記複数の配管の貫通部を取り外して新規貫通部に取り替える取替え工法において、
    前記配管を前記貫通部付近の前記原子炉格納容器の内側および前記生体遮へい壁の外側でそれぞれ切断する配管切断工程と、
    前記配管切断工程の後に、前記切断された複数の配管が貫通する前記原子炉格納容器の一部を切り取るブロック切断工程と、
    前記生体遮へい壁の少なくとも前記貫通部付近を取り外す生体遮へい壁取り外し工程と、
    前記切り取られた原子炉格納容器の部分に合わせて、新規の原子炉格納容器壁部分に複数の新規配管貫通部を気密に取り付けて新規ブロックを作る新規ブロック製造工程と、
    前記ブロック切断工程、前記生体遮へい壁取り外し工程および新規ブロック製造工程の後に、前記新規ブロックを前記切り取られた原子炉格納容器の部分の位置に取り付けて、原子炉格納容器の内側および外側の両側から気密に溶接するブロック溶接工程と、
    前記ブロック溶接工程の後に、前記生体遮へい壁を復旧する生体遮へい壁復旧工程と、
    前記ブロック溶接工程の後に、前記新規貫通部の両端をそれぞれ、前記原子炉格納容器の内側および前記生体遮へい壁の外側の配管に溶接接続する配管接続工程と、
    を有することを特徴とする原子炉格納容器貫通部取替え工法。
  6. 請求項5に記載の原子炉格納容器貫通部取替え工法において、前記ブロック溶接工程は、前記原子炉格納容器の内側および外側からの両側付き合わせ溶接または両側隅肉溶接によること、を特徴とする原子炉格納容器貫通部取替え工法。
  7. 請求項2、5または6に記載の原子炉格納容器貫通部取替え工法において、前記生体遮へい壁取り外し工程は、前記配管切断工程の後であることを特徴とする原子炉格納容器貫通部取替え工法。
  8. 請求項3乃至6のいずれかに記載の原子炉格納容器貫通部取替え工法において、前記原子炉格納容器の一部分を複数の配管が貫通するブロックは複数あって、前記ブロック切断工程、新規ブロック製造工程およびブロック溶接工程は、これら複数のブロックそれぞれについて実行されること、を特徴とする原子炉格納容器貫通部取替え工法。
  9. 請求項1または2に記載の原子炉格納容器貫通部取替え工法において、
    前記貫通部溶接工程の前に、前記新規貫通部の第1の端部に第1の配管接続用カップリングを溶接によって取り付ける第1カップリング取り付け工程を有し、
    前記新規貫通部を前記原子炉格納容器に取り付ける際に前記第1の端部の反対側の第2の端部から前記原子炉格納容器を貫通させるものとし、
    前記貫通部溶接工程の後で前記配管接続工程の前に、前記新規貫通部の前記第2の端部に第2の配管接続用カップリングを溶接によって取り付ける第2カップリング取り付け工程をさらに有すること、
    を特徴とする原子炉格納容器貫通部取替え工法。
  10. 請求項5または6に記載の原子炉格納容器貫通部取替え工法において、前記新規ブロック製造工程は、前記新規配管貫通部の両端に配管接続用カップリングを溶接によって取り付けるカップリング取り付け工程を含むこと、を特徴とする原子炉格納容器貫通部取替え工法。
  11. 請求項1乃至8のいずれかに記載の原子炉格納容器貫通部取替え工法において、前記配管接続工程は、配管接続用カップリングを用いずに前記新規貫通部の両端をそれぞれ、前記原子炉格納容器の内側または前記生体遮へい壁の外側の配管に直接溶接接続するものであること、を特徴とする原子炉格納容器貫通部取替え工法。
  12. 請求項2、5、6または7に記載の原子炉格納容器貫通部取替え工法において、前記配管接続工程は前記生体遮へい壁復旧工程の後であること、を特徴とする原子炉格納容器貫通部取替え工法。
  13. 請求項2、5、6または7に記載の原子炉格納容器貫通部取替え工法において、前記配管接続工程は前記生体遮へい壁復旧工程の前であること、を特徴とする原子炉格納容器貫通部取替え工法。
  14. 原子炉格納容器を貫通して貫通部スリーブが気密に取り付けられてこの貫通部スリーブの一端に端板が気密に取り付けられた予備貫通部に、前記貫通部スリーブよりも細い新規貫通部配管を貫通させて取り付ける原子炉格納容器貫通部取替え工法において、
    前記新規貫通部配管が新規端板を貫通するように気密に取り付けて溶接する新規貫通部配管付き端板ユニット製造工程と、
    既設の貫通部スリーブの前記端板の付近を切断するスリーブ切断工程と、
    前記新規貫通部配管付き端板ユニット製造工程および前記スリーブ切断工程の後に、前記スリーブに前記新規貫通部配管付き端板ユニットを取り付けて気密に溶接する端板ユニット溶接工程と、
    前記端板ユニット溶接工程の後に、前記新規貫通部配管の両端をそれぞれ、前記原子炉格納容器の内側および外側の前記新規貫通部配管とほぼ同じ太さの配管に溶接接続する配管接続工程と、
    を有することを特徴とする原子炉格納容器貫通部取替え工法。
  15. 原子炉格納容器を貫通して貫通部スリーブが気密に取り付けられ、この貫通部スリーブの一端に端板が気密に取り付けられた予備貫通部を利用して前記貫通部スリーブよりも細い新規配管を取り付ける原子炉格納容器貫通部取替え工法において、
    前記新規配管とほぼ同じ太さの第1の端部と前記貫通部スリーブとほぼ同じ太さの第2の端部とを有するレデューサユニットを製造するレデューサユニット製造工程と、
    既設の貫通部スリーブの前記端板の付近を切断するスリーブ切断工程と、
    前記レデューサユニット製造工程および前記スリーブ切断工程の後に、前記レデューサユニットの前記第2の端部と前記貫通部スリーブとを溶接するレデューサユニット接続工程と、
    前記レデューサユニットの前記第1の端部と前記新規配管とを溶接する新規配管接続工程と、
    を有することを特徴とする原子炉格納容器貫通部取替え工法。
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