JP3791748B2 - 球根用保持台兼用容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は球根用保持台兼用容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
ヒヤシンス等の球根から花を咲かせる植物が種々知られているが、これらの球根は密閉状態を好まないため、販売する際にはネットに収納する等して行っている。また、球根の育成に際しては、観賞用として、胴部より小径の口頚部を起立し、更に口頚部上端縁より外方へ、周壁付きのフランジを延設した球根用の透明容器が一般に使用され、これら容器の口頚部上端開口部周縁のフランジ上に球根を掛け渡し載置し、胴部内に水を充填して行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこの様な実情に鑑みなされたもので、流通時に球根を収納して販売することができるとともに、球根育成に当たっては、既存のカップ状容器を利用してその上に球根とともに載置するだけで行える、取り扱い便利で、経済的であり、再生樹脂の使用が可能な優れた球根用保持台兼用容器を提案するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本請求項1発明の球根用保持台兼用容器は、上記課題を解決するため、底壁2周縁部より周壁3を立設するとともに、底壁2中央部に根張出用窓孔4を穿設し、且つ、周壁3上端縁より外方へ複数の段部を有する階段状のフランジ5を延設してなり、前記フランジ5は、外方に延びる段部水平壁と、該段部水平壁外周縁より垂設又は立設される段部垂壁とからなり、全体を合成樹脂により一体に形成してなることを特徴とする球根用保持台兼用容器として構成した。
【0005】
また、請求項2発明の容器は、上記底壁2が、下方に行くに従って窄まる階段状に周縁部を形成した底壁2である請求項1記載の球根用保持台兼用容器として構成した。
【0006】
また、請求項3発明の容器は、上記根張出用窓孔4周縁の底壁内縁部より間隔をあけて放射状に複数の切り溝6を延設してなる請求項1記載の球根用保持台兼用容器として構成した。
【0007】
また、請求項4発明の容器は、上記合成樹脂が、再生合成樹脂である請求項1記載の球根用保持台兼用容器として構成した。
【0008】
また、請求項5発明の容器は、上記フランジ5外周面に着脱可能に嵌合させた周壁7上端縁より頂壁8を延設してなる透明合成樹脂製のキャップ9を設けてなる請求項1記載の球根用保持台兼用容器として構成した。
【0009】
また、請求項6発明の容器は、上記フランジ5外周面に着脱可能に嵌合させた周壁7上端縁より頂壁8を延設するとともに、頂壁8に覗き窓13を穿設した紙製のキャップ9を設けてなる請求項1記載の球根用保持台兼用容器として構成した。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例の形態を図面を参照して説明する。
【0011】
本発明の球根用保持台兼用容器1は、図1に示す如く、底壁2周縁部より周壁3を立設するとともに、底壁2中央部に根張出用窓孔4を穿設し、且つ、周壁3上端縁より外方へ階段状のフランジ5延設してなり、全体を合成樹脂により一体に形成している。本実施例では、全体を形成する合成樹脂として再生樹脂を使用している。但し、再生樹脂以外の通常の樹脂を使用することも当然可能である。
【0012】
底壁2及び周壁3により囲まれた内部を球根Aを収納する球根収納部として構成し、販売時の容器として使用する場合には、図1に示す如く、球根Aを傾けた状態で、また、球根を育成する保持台として使用する場合には、図2に示す如く、直立させた状態で、収納載置している。
【0013】
また、底壁2は、通常のフラットな場合であっても、或いは球根の底部が球状であることを加味して半球状に形成しても良いが、図示例の如く、下方に行くに従って窄まる階段状にすることにより、球根底面の球状に対応し、また、階段状部分2aにより球根Aの位置ズレ等の防止を図ることができる。
【0014】
また、根張出用窓孔4は球根Aが落ちない程度に比較的大きく根が張り易い様に構成したものであれば、その形状は問わない。また、図3に示す如く、窓孔周縁の底壁内縁部より間隔をあけて放射状に複数の切り溝6を延設することにより、根張出用窓孔4周囲の底壁2部分が根の張出に合わせて変形可能となり、切り溝6内に根の一部が挿通して、球根をより安定的に保持台に固定させることが可能となる。
【0015】
フランジ5は、外方へ階段状に延設することにより、開口部の大きさの異なる種々のカップ状容器上に安定して載置できる如く構成している。図1に示す実施例では、外方へ下る階段状をなし、周壁3上端縁より外方に延びる段部水平壁a1外周縁より段部垂壁b1を垂設し、順次段部水平壁a2,段部垂壁b2,段部水平壁a3,段部垂壁b3を延設している。
【0016】
そして、販売等の際には、図1に示す如く、フランジ5の外周縁に着脱可能に嵌合させた周壁7上端縁より頂壁8を延設してなる蓋体9を装着して行うことができる。本実施例の蓋体9は、再生樹脂を利用した透明合成樹脂製であり、根張出用窓孔4の存在で通気性が無くても不都合はないが、更に良好な通気性を付与するために網目状等通気のある形態に形成することも可能である。尚、蓋体9は図6に示す如く、紙で構成しても良く、この場合には覗き窓13を穿設すると良い。
【0017】
また、球根を育成する場合には、既存のカップ状容器を使用して行うことができる。図2は開口部の狭いカップ状容器10内に装着した場合を示し、水を入れたカップ状容器の口頚部の上端開口に一番近い径である内方から二番目の段部水平壁a2をカップ状容器10上面に当接載置させて装着している。この場合、段部垂壁がカップ状容器10の周壁との隙間をできるだけ小さいものとなり、外力によって大きく横ズレする等の不都合を生じない。そして、図4に示す如く、球根A下部より生えた根11が根張出用窓孔4を介してカップ状容器10内の水中へ垂下し、また、球根A上部からは花12が咲く。
【0018】
図5は、図2のカップ状容器10より更に大きな開口部を有するカップ状容器10に装着した場合を示し、内方から三番目の段部水平壁a3をカップ状容器10上面に当接載置させて装着している。
【0019】
この様な段部の数は図示例の三段に限らず、二段でも、四段以上でも良いが、一般的な球根の大きさを考慮して、それに適した大きさのカップ状容器を選択し、その容器の開口部に合わせたフランジ5の大きさ,段部の数を選択をすると良い。
【0020】
図7は本発明の他の実施例を示し、本実施例では、フランジ5が、外方へ上昇する階段状に構成した例を示し、周壁3上端縁より外方に延びる段部水平壁a1外周縁より段部垂壁b1を立設し、順次段部水平壁a2,段部垂壁b2,段部水平壁a3,段部垂壁b3を延設している。また、この場合には、球根を直立させた状態で収納載置しており、蓋体9はフラットな頂壁8を有している。その他の構成は図1の実施例と同様であり、その使用方法も実質的に同じであるため説明を省く。尚、この場合の蓋体9も上記した如き透明合成樹脂製であっても覗き窓付きの紙製であっても良い。
【0021】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明の球根用保持台兼用容器は、既述構成としたことにより、販売等の流通時には、そのまま容器として使用することができ、また、球根育成の際には、既存の一般的なカップ容器を使用して、その上に球根とともに載置すれば行えるため、極めて便利である。
【0022】
また、上記底壁2が、下方に行くに従って窄まる階段状に周縁部を形成したものである場合には、球根底面の球状に対応し、また、階段状部分により球根の位置ズレ等の防止を図ることができる。
【0023】
更に、上記根張出用窓孔4周縁の底壁内縁部より間隔をあけて放射状に複数の切り溝6を延設した根張出用窓孔4である場合には、窓孔4周縁部が根の張出に合わせて変形可能となり、切り溝6内に根の一部が挿通して、球根をより安定的に保持台に固定させることが可能となる。
【0024】
また、上記合成樹脂が、再生合成樹脂であるものにあっては、資源の再利用に寄与でき、自然破壊の防止に役立つものである。
【0025】
また、上記フランジ5外周面に着脱可能に嵌合させた周壁7上端縁より頂壁8を延設してなる透明合成樹脂製のキャップ9を設けてなるものにあっては、販売時にコンパクトに球根を包装できるとともに、外から球根を見分けることができ、しかも、使用時には簡単に外れるため使い勝手も良い。
【0026】
更に、上記フランジ5外周面に着脱可能に嵌合させた周壁7上端縁より頂壁8を延設するとともに、頂壁8に覗き窓13を穿設した紙製のキャップ9を設けてなるものにあっては、上記透明合成樹脂製のキャップと同様の効果を発揮できるとともに、廃棄の際には通常の紙と同じに行える便利がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を縦断面図である。
【図2】同実施例のカップ状容器に装着した状態の縦断面図である。
【図3】同実施例の平面図である。
【図4】同実施例の根が張り花が咲いた状態の縦断面図である。
【図5】同実施例の他のカップ状容器に装着した状態の縦断面図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す縦断面図である。
【図7】本発明の更に他の実施例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
2…底壁,3…周壁,4…根張出用窓孔,5…フランジ,6…切り溝
9…キャップ,13…覗き窓
Claims (6)
- 底壁2周縁部より周壁3を立設するとともに、底壁2中央部に根張出用窓孔4を穿設し、且つ、周壁3上端縁より外方へ複数の段部を有する階段状のフランジ5を延設してなり、前記フランジ5は、外方に延びる段部水平壁と、該段部水平壁外周縁より垂設又は立設される段部垂壁とからなり、全体を合成樹脂により一体に形成してなることを特徴とする球根用保持台兼用容器として構成したことを特徴とする球根用保持台兼用容器。
- 上記底壁2が、下方に行くに従って窄まる階段状に周縁部を形成した底壁2である請求項1記載の球根用保持台兼用容器。
- 上記根張出用窓孔4周縁の底壁内縁部より間隔をあけて放射状に複数の切り溝6を延設してなる請求項1記載の球根用保持台兼用容器。
- 上記合成樹脂が、再生合成樹脂である請求項1記載の球根用保持台兼用容器。
- 上記フランジ5外周面に着脱可能に嵌合させた周壁7上端縁より頂壁8を延設してなる透明合成樹脂製のキャップ9を設けてなる請求項1記載の球根用保持台兼用容器。
- 上記フランジ5外周面に着脱可能に嵌合させた周壁7上端縁より頂壁8を延設するとともに、頂壁8に覗き窓13を穿設した紙製のキャップ9を設けてなる請求項1記載の球根用保持台兼用容器。
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