JP3791323B2 - 光素子用光学デバイス - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、発光ダイオード(LED)や半導体レーザー(LD)などの発光素子から出射する光、またはフォトダイオードや光電変換素子などの受光素子へ入射する光を、効率よく利用できるようにした光素子用光学デバイスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、発光ダイオード(LED)や半導体レーザー(LD)などの発光素子チップを砲弾型形状にモールド樹脂で封止した発光デバイスが存在する。こういった発光素子においては、前方へ出射された光はそのまま出射されるが、斜め方向へ出射された光はモールド樹脂の界面で全反射されたり、ケースの内部で散乱されたりしてロスとなり、光の利用効率が悪いものがあった。
【0003】
そのため本願出願人は、特願平11−341344号において、図11(A)に断面図を示したように、発光ダイオード(LED)や半導体レーザー(LD)などの発光素子チップ(以下発光素子と略称する)1を受け皿部2に載置してダイボンドしたリードフレーム3、ボンディングワイヤ4で発光素子1と接続された他方のリードフレーム5、その回りに設けられた光反射部材6などを有し、光出射側中央部に球面レンズ状、非球面レンズ状、放物面状などの凸レンズ形状をした直接出射領域7、及びこの直接出射領域7を囲むように平面状に全反射領域8を形成するようモールド樹脂9で封止した光素子用光学デバイスを用いた発光デバイスを提案した。
【0004】
この図11に示した発光デバイスにおいて、発光素子1は直接出射領域7の凸レンズ状部の焦点、またはその近傍に置かれているため、発光素子1から出て直接出射領域7に向かった光はほぼ平行光化され、経路10に示したように直接モールド樹脂9の前面から前方へ出射される。一方直接出射領域7と全反射領域8との境界方向と発光素子1の光軸とのなす角度αを、モールド樹脂9と空気との間の全反射の臨界角と等しいか、それよりも大きく設定してあるため、発光素子1から出射された光のうち、経路11に示した全反射領域8に向かった光は、モールド樹脂9の空気との界面で全反射され、さらに光反射部材6で反射されてほぼ平行光となって全反射領域8から前方へ出射する。そのためこの発光デバイスにおいては、発光素子1から出た光のほとんどが有効光として直接出射領域7と全反射領域8とから出射され、非常に効率の良い発光デバイスを得ることができる。
【0005】
また、前記特願平11−341344号においては、このような光素子用光学デバイスを用い、図12(A)のように発光素子の代わりにフォトダイオードや光電変換素子などの受光素子を封止した受光デバイスも提案している。すなわちこの図12において、6は光反射部材、21は光入射側中央部に球面レンズ状、非球面レンズ状、放物面状などの凸レンズ形状として設けた直接入射領域、22は入射した光を光反射部材6で反射した後、モールド樹脂9と空気との界面で全反射させてフォトダイオードや光電変換素子などの受光素子20に導く全反射領域で、これらの部材をモールド樹脂9で封止してある。
【0006】
フォトダイオードや光電変換素子などの受光素子は、例えばセンシング用であれば受光量が大きくなることによって感度が向上し、また光電変換素子では受光量が大きくなることによって発生する電気エネルギーが増加する。従って、これらの受光素子では、できるだけ受光面を大きくすることが望まれる。
【0007】
入射光の強度が同じであれば、受光量を増加させる方法としてまず考えられることは、受光素子の面積を大きくすることである。しかし、受光素子のチップ面積を大きくする方法では、一枚の単結晶ウェハから得られるチップ数が少なくなるため大幅なコストアップにつながる。また、受光素子の前方にレンズを配置し、レンズに入射した光を受光素子に集光する方法もある。しかし、この方法では大きなレンズが必要になると共に、受光素子とレンズの距離の分だけ厚みがますので、受光デバイスが大型になるという問題があった。
【0008】
しかしながら、図12(A)に示したような光素子用光学デバイスを用いると、直接入射領域21に経路23などで入射した光は、空気とモールド樹脂9との界面で屈折して受光素子20に達し、一方、全反射領域22に経路24などで入射した光は、光反射部材6で反射された後、全反射領域22で反射されて受光素子20に達し、受光素子そのものの受光面は小さいにも関わらず大きな面積から入射した光を受光することができ、非常に効率の良い受光デバイスを構成することができる。
【0009】
また、発光素子1や受光素子を封止せずに光反射部材6とモールド樹脂で直接出射領域7と全反射領域8を形成し、発光素子や受光素子と組み合わせる光素子用光学デバイスとすると、いろいろな素子と容易に組み合わせて効率の良い光素子を構成できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらこの図11に示したような発光デバイスや、図12に示したような受光デバイスにおいては、直接出射領域7と全反射領域8、または直接入射領域21と全反射領域22との境界方向と発光素子1や受光素子20との光軸とのなす角度αを、モールド樹脂9と空気との間の全反射の臨界角と等しいか、それよりも大きく設定してあるため、図11の発光デバイスにおいても図12の受光デバイスにおいても、(B)に12で示した領域からは光が出射しない、またはこの領域に入射した光は受光素子20に達せず、発光面にドーナツ状に光っていない部分ができて発光状態にムラがあるように見えたり(図11)、この領域に入射した経路25の光は受光素子20で受光されずに再び受光デバイス外に出射されてロスとなってしまう(図12)。
【0011】
またこの臨界角は、使用するモールド樹脂9によって一定であり、このモールド樹脂9の全反射領域8、または22を光軸方向に大きくすることはできず、また直接出射領域7から出射される光、または直接入射領域21に入射する光より、全反射領域8から出射される光、または全反射領域22に入射する光の強度割合を大きくする、などということもできなかった。
【0012】
上記事情に鑑み本発明においては、発光デバイスにおいては図11(B)に12で示したような光の出射しないところ、及び、図12に示したような受光デバイスにおいては、受光素子で受光されずにロスしてしまう図12(B)示したような領域12をなくし、効率よく光を出射、若しくは受光できる光素子用光学デバイスを提供することが課題である。
【0013】
また本発明においては、使用するモールド樹脂9によって定まる臨界角に左右されずに全反射領域8、または22を、光軸方向に大きくすること、及び、直接出射領域7から出射される光、または直接入射領域21に入射する光より、全反射領域8から出射される光、または全反射領域22に入射する光の強度割合を大きくすることも課題である。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明においては、全反射領域を形成する樹脂界面の大きさをそのままに、レンズ部をこの全反射領域に重なるように大きくするか、または逆に全反射領域を光軸側にレンズ部の下まで延長し、このレンズ部を大きくした部分、または全反射領域を延長した部分に空気との界面を持たせるか反射面を持たせて第2の光反射部材を形成し、この第2の光反射部材の光軸に最も近い側から反射した光が光反射部材で反射されて前方に出射したとき、レンズ部外径近傍を通過するようにして、光の出射しない部分、または受光素子で受光されずにロスしてしまう領域12をなくすようにした。また、この第2の光反射部材を光軸方向に大きくし、光反射部材で反射させる面積を大きくすることでコリメート範囲を大きくしたり、光の出射特性を反射板の形状で制御できるようにすると共に、全反射領域8から出射される光、または全反射領域22に入射する光の強度割合を大きくできるようにした。
【0015】
これを実現するため本発明においては、請求項1に記載したように、発光素子と、前記発光素子を載置する受け皿部と、前記受け皿部の周囲に設置された光反射部材と、前記光反射部材の光反射面を覆うように前記光反射部材の上方に形成され全反射領域と、前記全反射領域よりも光軸付近に設けたレンズ部とからなる光素子用光学デバイスにおいて、前記発光素子は前記レンズ部の焦点近傍に位置するように前記受け皿部に載置されており、前記光反射部材は前記受け皿部と前記全反射領域の外周近傍を掛け渡すように設置されており、前記全反射領域は前記発光素子の光軸側に向かって、前記受け皿部に対して水平方向の前記レンズ部の最大外周よりも内側に延長しており、前記全反射領域の一部が前記レンズ部の下に位置し、前記発光素子から到達した光が前記全反射領域で全反射された後、前記光反射部材へ到達し、前記光反射部材で反射されてほぼ平行光となって前記全反射領域から出射されることを特徴とする光素子用光学デバイスを開示する。
【0016】
そして請求項2に記載したように、受光用のデバイスとして、請求項1の発光用のデバイスとは基本的には同様であるが、受光素子と、前記受光素子を載置する受け皿部と、前記受け皿部の周囲に設置された光反射部材と、前記光反射部材の光反射面を覆うように前記光反射部材の上方に形成され全反射領域と、前記全反射領域よりも光軸付近に設けたレンズ部とからなる光素子用光学デバイスにおいて、前記受光素子は前記レンズ部の焦点近傍に位置するように前記受け皿部に載置されており、前記光反射部材は前記受け皿部と前記全反射領域の外周近傍を掛け渡すように設置されており、前記全反射領域は前記受光素子の光軸側に向かって、前記受け皿部に対して水平方向の前記レンズ部の最大外周よりも内側に延長しており、前記全反射領域の一部が前記レンズ部の下に位置し、前記全反射領域から入射した光が前記光反射部材で反射された後、さらに前記全反射領域で全反射された後、前記受光素子で受光されることを特徴とする光素子用光学デバイスを開示する。
【0017】
上記のように構成された発光用、受光用の光素子用光学デバイスでは、全反射領域は発光素子の光軸側に向かって、受け皿部に対して水平方向の記レンズ部の最大外周よりも内側に延長しており、前記全反射領域の一部が前記レンズ部の下に位置するように構成されているために、従来技術である図11に示すような、発光、受光のロスとなるドーナツ状の領域12を除去することが可能となる。
【0018】
さらに請求項3では、前記レンズ部の基部に外側から前記発光素子あるいは前記受光素子の光軸側に向かって切り込み部を設け、前記レンズ部の下に位置する前記全反射領域の一部が、空気との界面を形成していることを特徴とする上記発光用、受光用の光素子用光学デバイスを開示する。この構成では、レンズ部と発光用または受光用の光素子の距離が長くなるので、光素子の位置精度をそれほど高くしなくてもよく、またこのレンズ部から出射される配光特性をより狭指向角にできるという効果を有する。
【0019】
さらに請求項4では、前記レンズ部前記全反射領域の間に位置し、かつ、前記レンズ部の下部と前記全反射領域に接するように第2の光反射部材が形成されており、前記第2の光反射部材の外径が前記レンズ部の外径とほぼ一致することを特徴とする請求項1または2に記載の光素子用光学デバイスを開示する。この構成では、従来例と比較して全反射領域が広がり、発光、受光の効率が向上するという効果を有する。
【0020】
さらに請求項5では、前記第2の光反射部材からなる光反射面をハーフミラー面としたことを特徴とする請求項4に記載の光素子用光学デバイスを開示する。この第2の光反射部材を用いることにより、さらに効率的な発光、受光の光経路の確保が可能となり、同時にドーナツ状の光の出射しない部分がなくなると共に、このハーフミラーで構成した第2の光反射面を透過した光により、樹脂界面から出射される光の境目がはっきりしなくなるので、発光デバイスを正面から見ても、発光状態にムラが無く、非常にきれいに見えるという効果を有する。また請求項6では、前記光反射部材の中央近辺に、発光素子を封止するか、または配置できるようにした。
【0021】
上記のように発光用、受光用の光素子用光学デバイスを構成することで、単に発光、受光の効率が向上するのみならず、レンズ部と発光用または受光用の光素子の距離を従来の構成よりも長く確保することで、レンズ部に対する光素子の位置精度をそれほど高くしなくてもよいという製造上の利点を有することになる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を例示的に詳しく説明する。但し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りはこの発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
【0023】
図1は、本発明における第1の実施形態の光素子用光学デバイスを用いた発光デバイスの概略断面図であり、前記図11で示した従来例と同一の構成要素には同一番号を付した。図中1は発光素子、2は発光素子1を載置してダイボンドする受け皿部、3はリードフレーム、4は発光素子1と他方のリードフレーム5を結ぶボンディングワイヤ、5は他方のリードフレーム、6は光反射部材、7は直接出射領域、8は全反射領域、9はこれら発光素子1やリードフレーム3、5、光反射部材6等を覆う第1のモールド樹脂、30は直接出射領域7に、球面レンズ状、非球面レンズ状、放物面状などの凸レンズ状で、かつ、前記図11(B)に光の出射しない領域として示した12の部分を覆う大きさとして形成したレンズ部、31、32、33は光の経路、34はレンズ部30に形成したレンズの切れ込み部である。
【0024】
このうち切れ込み部34は、レンズ部30の基部、すなわちレンズ部30と全反射領域8の境界部分が発光素子1の光軸とのなす角度αを、モールド樹脂9と空気との間の全反射の臨界角と等しいか、または大きくなるように設定し、かつ、全反射領域8を形成しているモールド樹脂9が空気と接するようにしてある。
【0025】
この図1に示した発光デバイスにおいて、発光素子1は、直接出射領域7に形成したレンズ30の焦点、またはその近傍に置かれているため、発光素子1から出て経路32へ向かった光は、直接出射領域7に形成したレンズ部30のモールド樹脂9と空気の界面で屈折してほぼ平行光化されて直接出射領域7から出射する。一方、発光素子1から出て経路33の全反射領域8に向かった光は、モールド樹脂9の空気との界面で全反射され、さらに光反射部材6で反射されてほぼ平行光となって全反射領域8から前方へ出射する。
【0026】
そして、全反射領域8とレンズ部30の境界近辺、すなわち発光素子1を出て光軸からαの角度近くで全反射領域8に向かった光は、全反射領域8、光反射部材6で反射されてほぼ平行光となって全反射領域8から出射するとき、直接出射領域7に構成したレンズ部30の端を通り、前記図11(B)に12で示した光の出射しない部分がなくなる。そのため、この図1に示した発光デバイスを正面から見ても、発光状態にムラが無く、非常にきれいに見える。また、直接出射領域7に形成したレンズ部30と発光素子1の距離が長くなるので、発光素子1の位置精度をそれほど高くしなくてもよく、さらにこのレンズ部30から出射される配光特性をより狭指向角にできる。
【0027】
図2は、本発明における第2の実施形態の光素子用光学デバイスを用いた発光デバイスの概略断面図で、図1に示した第1の実施形態におけるレンズ部30の切れ込み部34を無くして第2の光反射部材を設け、成形しやすくしたもので、前記図1と同一の構成要素には同一番号を付した。
【0028】
図中1は発光素子、2は発光素子1を載置してダイボンドする受け皿部、3はリードフレーム、4は発光素子1と他方のリードフレーム5を結ぶボンディングワイヤ、5は他方のリードフレーム、6は光反射部材、7は直接出射領域、8は全反射領域、9はこれら発光素子1やリードフレーム3、5、光反射部材6等を覆う第1のモールド樹脂、35、36、37は光の経路、38は直接出射領域7に、球面レンズ状、非球面レンズ状、放物面状などの凸レンズ状で、かつ、前記図11(B)に光の出射しない領域として示した12の部分を覆う大きさとして形成したレンズ部、39はレンズ部38と全反射領域8の間に形成した第2の光反射部材である。
【0029】
このうち第2の光反射部材39は、前記図11(B)に光の出射しない領域として示した12の部分を覆う大きさのドーナツ状とし、外径をレンズ部38の外径とほぼ一致させ、内径と発光素子1の光軸とのなす角度αを、モールド樹脂9と空気との間の全反射の臨界角とほぼ等しくなる位置となるよう設定してある。
【0030】
このように光素子用光学デバイスを構成することにより、発光素子1から出て経路36へ向かった光は、直接出射領域7に形成したレンズ部38のモールド樹脂9と空気の界面で屈折してほぼ平行光化されて直接出射領域7から出射し、一方、発光素子1から出て経路37の全反射領域8に向かった光は、第2の光反射部材39で反射され、さらに光反射部材6で反射されてほぼ平行光となって全反射領域8から前方へ出射する。
【0031】
そして、この第2の光反射部材39における光軸に近い方の境界部、すなわち発光素子1を出て光軸からαの角度近くで全反射領域8に向かった光は、全反射領域8、光反射部材6で反射されてほぼ平行光となって全反射領域8から出射するとき、直接出射領域7に構成したレンズ部38の端を通り、前記図11(B)に12で示した光の出射しない部分がなくなる。そのため、この図2に示した発光デバイスを正面から見ても、発光状態にムラが無く、非常にきれいに見える。また、直接出射領域7に形成したレンズ部30と発光素子1の距離が長くなるので、発光素子1の位置精度をそれほど高くしなくてもよく、さらにこのレンズ部30から出射される配光特性をより狭指向角にできる。また、図1に示した第1の実施形態に較べ、レンズの切れ込み部34が無くなるので一体成形が一回ででき、図11に示す従来品と較べても生産コストをほぼ同じに製作できる。
【0032】
図3は、図2に示した第2の実施形態における光素子用光学デバイスの作成手順を説明するための図である。まず図3aにおいて、モールド樹脂9の界面とレンズ部38を形成する樹脂型40を用意し、第2の光反射部材39,光反射部材6、リードフレーム3にダイボンドされた発光素子1、その発光素子1と他のリードフレーム5を接続したボンディングワイヤ4等を挿入し、位置決めする。そして図3bにおいて、モールド樹脂9を注入し、熱硬化させる。そして図3cにおいて、樹脂型40から取り出すことで、図3dに示した図2における第2の実施形態の光素子用光学デバイスを用いた発光デバイスが完成する。
【0033】
なおこの図3に示した作成手順においては、第2の光反射部材39を位置決めしやすいように、図3aにxで示したように樹脂型40に段差を設け、樹脂界面とレンズ部38の間に存在する第2の光反射部材39が、図3dに示したようにxだけはみ出すようにしている。このようにして図2に示した光素子用光学デバイスを作成することで、一体成形が一回ででき、図11に示す従来品と較べても生産コストをほぼ同じに製作できる。
【0034】
図4は、本発明における第3の実施形態の光素子用光学デバイスを用いた発光デバイスの概略断面図で、図2に示した第2の実施形態における第2の光反射部材39をハーフミラーにしたものであり、それによって樹脂界面から出射される光の境目を目立たなくするようにした。この図4において、前記図2と同一の構成要素には同一番号を付した。
【0035】
図中1は発光素子、2は発光素子1を載置してダイボンドする受け皿部、3はリードフレーム、4は発光素子1と他方のリードフレーム5を結ぶボンディングワイヤ、5は他方のリードフレーム、6は光反射部材、7は直接出射領域、8は全反射領域、9はこれら発光素子1やリードフレーム3、5、光反射部材6等を覆う第1のモールド樹脂、35、36、41、42、43は光の経路、38は直接出射領域7に形成したレンズ部で、このレンズ部38は前記したように球面レンズ状、非球面レンズ状、放物面状などの凸レンズ状に形成したものである。44はレンズ部38と全反射領域8の間にハーフミラーで形成した第2の光反射部材である。
【0036】
このうち第2の光反射部材44は、前記図11(B)に光の出射しない領域として示した12の部分を覆う大きさのドーナツ状とし、外径をレンズ部38の外径とほぼ一致させ、内径と発光素子1の光軸とのなす角度αを、モールド樹脂9と空気との間の全反射の臨界角とほぼ等しくなる位置となるよう設定してある。
【0037】
このように光素子用光学デバイスを構成することにより、発光素子1から出て経路36へ向かった光は、直接出射領域7に形成したレンズ部38のモールド樹脂9と空気の界面で屈折してほぼ平行光化されて直接出射領域7から出射し、一方、発光素子1から出て経路41のハーフミラーで構成された第2の光反射部材44に向かった光は、この第2の光反射部材44で一部が透過して経路42へ進み、レンズ部38のモールド樹脂9と空気の界面で屈折してほぼ平行光化されて直接出射領域7から出射し、一部が反射されてさらに光反射部材6で反射され、ほぼ平行光となって直接出射領域7に構成したレンズ部38の端を通って前方へ出射する。
【0038】
そのため、前記図11(B)に12で示した光の出射しない部分がなくなると共に、このハーフミラーで構成した第2の光反射部材44を透過した経路42のような光により、樹脂界面から出射される光の境目がはっきりしなくなるので、この図4に示した発光デバイスを正面から見ても、発光状態にムラが無く、非常にきれいに見える。また、直接出射領域7に形成したレンズ部と発光素子1の距離が長くなるので、発光素子1の位置精度をそれほど高くしなくてもよく、さらにこのレンズ部から出射される配光特性をより狭指向角にできる点、図1に示した第1の実施形態に較べ、レンズの切れ込み部34が無くなるので一体成形が一回ででき、図11に示す従来品と較べても生産コストをほぼ同じに製作できる点などは第2の実施形態の効果と同じである。
【0039】
図5は、本発明における第4の実施形態の光素子用光学デバイスを用いた発光デバイスの概略断面図であり、この第4の実施形態においては、第2の光反射部材の外径部分と発光素子1の光軸とのなす角度αをモールド樹脂9と空気との間の全反射の臨界角近辺とし、使用するモールド樹脂9によって定まる臨界角に左右されずに全反射領域8を光軸方向に大きくすると共に、直接出射領域7から出射される光より、全反射領域8から出射される光の強度割合を大きくできるようにしたものある。
【0040】
図中1は発光素子、2は発光素子1を載置してダイボンドする受け皿部、3はリードフレーム、4は発光素子1と他方のリードフレーム5を結ぶボンディングワイヤ、5は他方のリードフレーム、6は光反射部材、7は直接出射領域、8は全反射領域、9はこれら発光素子1やリードフレーム3、5、光反射部材6等を覆う第1のモールド樹脂、35、36、45、46は光の経路、38は直接出射領域7に形成したレンズ部で、このレンズ部38は前記したように球面レンズ状、非球面レンズ状、放物面状などの凸レンズ状に形成したものである。47はレンズ部38と全反射領域8の間に形成した第2の光反射部材であるが、この第4の実施形態において、第2の光反射部材47は、今まで説明してきた第1から第3の実施形態の場合とは異なり、直接出射領域7に形成したレンズ部38と、全反射領域8との境界方向と発光素子1の光軸とのなす角度αより光軸側、すなわちモールド樹脂9と空気との間の全反射の臨界角より小さな部分に設けてある。
【0041】
このように光素子用光学デバイスを構成することにより、発光素子1から出て経路36へ向かった光は、直接出射領域7に形成したレンズ部38のモールド樹脂9と空気の界面で屈折してほぼ平行光化されて直接出射領域7から出射し、一方、以上説明してきた第1から第3の実施形態においては全反射せずに直接出射領域7に向かっていた臨界角より小さな角度でモールド樹脂9の界面方向の経路45へ向かう光は、第2の光反射部材47で反射され、光反射部材6で反射されて全反射領域8から出射する。また、発光素子1から出て経路46に向かった光は、前記の説明のように全反射領域8で反射されて光反射部材6で反射され、全反射領域8から前方へ出射する。
【0042】
そのため、前記図11(B)に12で示した光の出射しない部分がなくなると共に、モールド樹脂9と空気による界面の臨界角より小さな角度で全反射領域8へ進む光も光反射部材6で制御でき、コリメート光を出射したい場合は光反射部材6で制御した方が有効であるので効果が大きい。そのため、この図5に示した発光デバイスを正面から見ても発光状態にムラが無く、非常にきれいに見える。また、直接出射領域7に形成したレンズ部と発光素子1の距離が長くなるので、発光素子1の位置精度をそれほど高くなくてもよく、さらにこのレンズ部から出射される配光特性をより狭指向角にできる点、図1に示した第1の実施形態に較べ、レンズの切れ込み部34が無くなるので一体成形が一回ででき、図11に示す従来品と較べても生産コストをほぼ同じに製作できる点などは第2、第3の実施形態の効果と同じである。
【0043】
以上説明してきた実施形態においては、発光素子1をモールド樹脂9で封止する場合を説明してきたが、本発明はこういった一体型に成形するだけでなく、光反射部材とレンズ部を光学デバイスとして独立した発光素子や受光素子と組み合わせて使うことも可能である。この場合の実施形態を示したのが図6から図10に示した実施形態で、図6は第2の実施形態で示した光素子用光学デバイスと表面実装タイプ発光素子を組み合わせたもの、図7は図6に用いた光素子用光学デバイスを単独で示したもの、図8は砲弾タイプの発光デバイスと組み合わせた場合の例を示したもの、図9は第1の実施形態で示した光素子用光学デバイスと受光素子を組み合わせたもの、図10は第2の実施形態で示した光素子用光学デバイスと受光素子を組み合わせたものである。この図6から図10において、前記図1から図5と同様な構成要素には同一番号を付した。
【0044】
図中6は光反射部材、7は直接出射領域、8は全反射領域、9はモールド樹脂、35、36、37は光の経路、38はレンズ部、39は第2の光反射部材、50は表面実装タイプ発光素子、51は砲弾型発光素子、52は発光素子、53は直接入射領域、54は全反射領域、55、56は受光素子である。
【0045】
まず図6は、第2の実施形態で示した光素子用光学デバイスと表面実装タイプ発光素子50を組み合わせたもので、図7は図6に用いた光素子用光学デバイスを単独で示したものである。このように、発光素子50を図7に示した本発明の第2の実施形態で示した光素子用光学デバイスと組み合わせることにより、直接出射領域7に向かった経路36の光は、直接出射領域7に形成したレンズ部38のモールド樹脂9と空気の界面で屈折してほぼ平行光化されて出射し、経路37の全反射領域8に向かった光は、第2の光反射部材39で反射され、さらに光反射部材6で反射されてほぼ平行光となってレンズ部38の端を通り、前記図11(B)に12で示した光の出射しない部分がなくなる。そのため、この図6の光素子用光学デバイスの正面側から見ても、発光状態にムラが無く、非常にきれいに見える。
【0046】
また、従来はほぼ点光源として各出射方向に向かっていた光は、この光素子用光学デバイス前面の全域から出射し、大面積の発光素子として使用することが可能となる。さらに、本発明の光素子用光学デバイスの発光素子50を装着する部分を半球状にすると、本光素子用光学デバイスを被せることによる光損失も、発光素子50を出た光が光素子用光学デバイスに入射して出射したときのフレネル損、および光反射部材6のわずかな反射損のみであり、発光素子50を出た光の90%が光素子用光学デバイスの外部に出射できる。
【0047】
図8は、第2の実施形態で示した光素子用光学デバイスと砲弾タイプの発光デバイス51と組み合わせた場合の例を示したもので、砲弾タイプの発光素子では、所定外の領域に配光していた光を本発明の光素子用光学デバイスに再度取り込むことが可能となり、光の利用率が向上して明るい配光が可能となり、また、光の出射方向も自由に設計が可能となる。
【0048】
また、本発明の光素子用光学デバイスを砲弾タイプの発光デバイス51と近接して装着することが可能となるため、レンズを用いて同様の効果を得ようとした場合より空間的に小さくすることができ、また、光素子用光学デバイスに入射する光の損失も押さえることができる。また、光素子用光学デバイスを図8のように作ることで、砲弾タイプの発光デバイス51の装着時における位置決めがし易く、取り外しも簡単にでき、従来の指向角の発光デバイスと、本発明の光素子用光学デバイスと組み合わせた場合の2種類の配光特性を利用することができる。また、本発明の光素子用光学デバイスに砲弾タイプの発光デバイス51を装着したときにできる空気層を、樹脂などによって封止すると、フレネル損などによる光の損失を低減することができる。
【0049】
なお以上の説明では、光素子用光学デバイスとして図2に示した第2の実施形態のものを組み合わせる場合を説明したが、図1に示した第1の実施形態のもの、図4、図5に示した第3、第4の実施形態のものと組み合わせると、前記それぞれの実施形態の説明に記載した効果が得られることは自明である。また、組み合わせる発光素子も、ベアチップタイプの発光デバイス、放熱タイプの発光デバイス、フラットパッケージタイプの発光デバイスなど、種々のものと組み合わせることが可能である。
【0050】
図9は、第1の実施形態で示した光素子用光学デバイスとフォトダイオードや光電変換素子などの受光素子56と組み合わせて封止した例を示したもので、このように構成することで、前方からレンズ部30に入射した光はこのレンズ部30で屈折して受光素子56へ、全反射領域54に入射した光は光反射部材6で反射され、さらに全反射領域54で反射されて受光素子56に達するから、非常に広い範囲からの光を受光素子56へ到達させることができ、無駄なく光を受光させることができる。また、レンズ部30と受光素子56の距離が長くなるので、受光素子56の設置精度をそれほど高くしなくても良くなる。
【0051】
図10は第2の実施形態で示した光素子用光学デバイスとフォトダイオードや光電変換素子などの受光素子55を組み合わせたものである。このように構成することで、前方からレンズ部38に入射した光はこのレンズ部38で屈折して受光素子55へ、全反射領域54に入射した光は光反射部材6で反射され、さらに全反射領域54、または第2の光反射部材39で反射されて受光素子56に達するから、非常に広い範囲からの光を受光素子56へ到達させることができ、無駄なく光を受光させることができる。また、レンズ部30と受光素子56の距離が長くなるので、受光素子56の設置精度をそれほど高くしなくても良くなる。また、レンズ部38から入射する光と、光反射部材6で反射されてから受光素子55に到達する光の強度割合を自由に変化させることができ、また図9に示した実施形態に較べ、レンズの切れ込み部が無くなるので一体成形が一回ででき、生産コストを低く押さえることができる。
【0052】
また、以上の説明では、光素子用光学デバイスとして図1、図2に示した第1、第2の実施形態のものを組み合わせる場合を説明したが、図4、図5に示した第3、第4の実施形態のものと組み合わせると、前記それぞれの実施形態の説明に記載した効果が得られることは自明である。
【0053】
また本願出願人は、従来例として示した特願平11−341344号以外に、特願2000−28330号、特願2000−73058号、特願2000−74976号、特願2000−89859号などにおいて、本発明のような光素子用光学デバイスを用いた光学デバイス例を示したが、本発明の光素子用光学デバイスをこれらに示された光素子用光学デバイスの代わりに用いうることも明らかである。
【0054】
【発明の効果】
以上記載の如く請求項1、請求項2に記載した本発明によれば、全反射領域は発光素子または受光素子の光軸側に向かって、受け皿部に対して水平方向の前記レンズ部の最大外周よりも内側に延長しており、前記全反射領域の一部が前記レンズ部の下に位置するように構成されているために、従来技術である図11に示すような、発光、受光のロスとなるドーナツ状の領域12を除去することが可能となる。
【0055】
さらに請求項3では、レンズ部と発光用または受光用の光素子の距離が長くなるので、光素子の位置精度をそれほど高くしなくてもよく、またこのレンズ部から出射あるいはレンズ部へ入射される配光特性をより狭指向角にできるという効果を有する。さらに請求項4、請求項5では、第2の光反射部材を用いることにより、さらに効率的な発光、受光の光経路の確保が可能となり、同時にドーナツ状の光の出射あるいは入射しない部分がなくなると共に、このハーフミラーで構成した第2の光反射面を透過した光により、樹脂界面から出射あるいは入射される光の境目がはっきりしなくなるので、発光あるいは受光デバイスを正面から見ても、発光あるいは受光状態にムラが無く、非常にきれいに見えるという効果を有する。また請求項6では、前記光反射部材の中央近辺に、発光素子を封止するか、または配置できるようにした。
【0056】
上記のように発光用、受光用の光素子用光学デバイスを構成することで、単に発光、受光の効率が向上するのみならず、レンズ部と発光用または受光用の光素子の距離を従来の構成よりも長く確保することで、レンズ部に対する光素子の位置精度をそれほど高くしなくてもよいという製造上の利点を有することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における第1の実施形態に係る要部構成を示す概略断面図である。
【図2】 本発明における第2の実施形態に係る要部構成を示す概略断面図である。
【図3】 本発明における第2の実施形態の光素子用光学デバイスを用いた発光デバイスの成形方法を説明するための図である。
【図4】 本発明における第3の実施形態に係る要部構成を示す概略断面図である。
【図5】 本発明における第4の実施形態に係る要部構成を示す概略断面図である。
【図6】 本発明における第2の実施形態で示した光素子用光学デバイスと表面実装タイプ発光素子を組み合わせた場合の概略断面図である。
【図7】 本発明における第2の実施形態で示した光素子用光学デバイスを単独で示した概略断面図である。
【図8】 本発明における第2の実施形態で示した光素子用光学デバイスと砲弾タイプ発光素子を組み合わせた場合の概略断面図である。
【図9】 本発明における第1の実施形態で示した光素子用光学デバイスと受光素子を組み合わせた場合の概略断面図である。
【図10】 本発明における第2の実施形態で示した光素子用光学デバイスと受光素子を組み合わせた場合の概略断面図である。
【図11】 従来の光素子用光学デバイスを用いた発光デバイス説明するための図である。
【図12】 従来の光素子用光学デバイスを用いた受光デバイス説明するための図である。
【符号の説明】
1 発光素子
2 受け皿部
3 リードフレーム
4 ボンディングワイヤ
5 他方のリードフレーム
6 光反射部材
7 直接出射領域
8 全反射領域
9 モールド樹脂
35、36、37 光の経路
38 レンズ部
39 第2の光反射部材

Claims (6)

  1. 発光素子と、
    前記発光素子を載置する受け皿部と、
    前記受け皿部の周囲に設置された光反射部材と、
    前記光反射部材の光反射面を覆うように前記光反射部材の上方に形成され全反射領域と、
    前記全反射領域よりも光軸付近に設けたレンズ部とからなる光素子用光学デバイスにおいて、
    前記発光素子は前記レンズ部の焦点近傍に位置するように前記受け皿部に載置されており、
    前記光反射部材は前記受け皿部と前記全反射領域の外周近傍を掛け渡すように設置されており、
    前記全反射領域は前記発光素子の光軸側に向かって、前記受け皿部に対して水平方向の前記レンズ部の最大外周よりも内側に延長しており、
    前記全反射領域の一部が前記レンズ部の下に位置し、
    前記発光素子から到達した光が前記全反射領域で全反射された後、前記光反射部材へ到達し、前記光反射部材で反射されてほぼ平行光となって前記全反射領域から出射される
    ことを特徴とする光素子用光学デバイス。
  2. 受光素子と、
    前記受光素子を載置する受け皿部と、
    前記受け皿部の周囲に設置された光反射部材と、
    前記光反射部材の光反射面を覆うように前記光反射部材の上方に形成され全反射領域と、
    前記全反射領域よりも光軸付近に設けたレンズ部とからなる光素子用光学デバイスにおいて、
    前記受光素子は前記レンズ部の焦点近傍に位置するように前記受け皿部に載置されており、
    前記光反射部材は前記受け皿部と前記全反射領域の外周近傍を掛け渡すように設置されており、
    前記全反射領域は前記受光素子の光軸側に向かって、前記受け皿部に対して水平方向の前記レンズ部の最大外周よりも内側に延長しており、
    前記全反射領域の一部が前記レンズ部の下に位置し、
    前記全反射領域から入射した光が前記光反射部材で反射された後、さらに前記全反射領域で全反射された後、前記受光素子で受光される
    ことを特徴とする光素子用光学デバイス。
  3. 前記レンズ部の基部に外側から前記発光素子あるいは前記受光素子の光軸側に向かって切り込み部を設け、
    前記レンズ部の下に位置する前記全反射領域の一部が、空気との界面を形成している、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の光素子用光学デバイス。
  4. 前記レンズ部前記全反射領域の間に位置し、かつ、前記レンズ部の下部と前記全反射領域に接するように第2の光反射部材が形成されており、
    前記第2の光反射部材の外径が前記レンズ部の外径とほぼ一致する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の光素子用光学デバイス。
  5. 記第2の光反射部材からなる光反射面をハーフミラー面としたことを特徴とする請求項4に記載の光素子用光学デバイス。
  6. 前記光反射部材の中央近辺に、発光素子を封止するか、または配置できるようにしたことを特徴とする請求項1に記載した光素子用光学デバイス。
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