JP3791231B2 - センサ及びセンサシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、センサ及びセンサシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、FAシステム等において各種の制御をする場合、PLCにセンサ等を接続し、そのセンサで検出した情報をPLCで解析し、その解析結果に基づいてPLCの制御対象の機器に対して制御命令を送り、協調・同期制御等を行うようになっている。
【0003】
そして、近年、センサに信号処理機能を付加したものが開発されている。すなわち、図1に示すように、センサ1をPLC2の下位に接続する。センサ1には、センサヘッド3を接続し、そのセンサヘッドで検出した信号をデジタル化するA/D変換器1aと、受信したデータを信号処理し、センシング情報を生成する信号処理回路1bと、その信号処理回路1bで生成したセンシング情報を上位のPLC2へ送るためのインタフェース(I/F)1cを有し、さらに、上記の信号処理をするためのプログラムやパラメータ等を格納するROM1d並びに作業用メモリとしてのRAM1eなどを有している。そして、上記の信号処理は、例えば「入力信号がある条件に一致すればONとする」等の処理である。
【0004】
また、係るセンシング信号処理機能を備えたセンサが接続されるPLC2は、センサ1から接点のON/OFF信号を、接点入出力インタフェース2aを介してコントローラアプリケーション2bが受け取り、そのコントローラアプリケーション2bが、接点のON/OFF信号に基づいてシーケンス制御やプロセス制御を行うようになる。さらに、このPLC2は、ネットワークインタフェース2cを介して、イーサネット等のネットワークに接続可能となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した図1に示す従来のセンサでは、以下に示す問題を有している。すなわち、センサ1は、必要機能を実現するための信号処理回路1bの内容(機能)が固定されており、別な機能の追加や変更をするには、信号処理回路1bの交換や増設、或いはセンサ1そのものを交換する必要があった。従って、汎用性・柔軟性に欠けるという問題がある。
【0006】
また、すべての機能をあらかじめ実装しておき、必要に応じて動作を切り替えるという方法も考えられる。つまり、各機能にあわせた信号処理回路を複数用意し、それらを並列的に配置する。そして、マルチプレクサなどの切り替え器を用い、いずれか必要な信号処理回路を動作可能にすることができる。しかし、係る構成をとった場合、多大なハードウェア資源を要するため必要以上にコストが増大するという新たな問題を生じる。さらに、あらかじめ予定していて実装した機能以外の新たな機能追加や変更には対応できないという点では、図1に示すものと同様の問題を有する。
【0007】
さらに、上記した機能変更を行う場合には、センサの動作を停止した状態で行わなければならず、そのセンサを組み込んだネットワーク・システムが一時停止してしまい、システムの稼動率が低下するという問題がある。また、RAM1eの容量も決まっているので、実際の処理に必要な作業エリアが足りなくなると、処理ができなくなる等の問題も有する。
【0008】
さらにまた、PLC等の上位装置に同種の複数のセンサが接続されているような場合、購入時期のずれなどから、個々のセンサに格納された処理プログラムのバージョンが異なることがある。このような場合、できれば同種のセンサのバージョンは揃えたいという要求があるが、バージョンを揃えるためには、例えば古いバージョンのセンサを廃棄し、新しいバージョンのセンサに交換することになり、コスト・資源の無駄となる。また、各センサのバージョンを調べる処理も煩雑となる。
【0009】
本発明は、上記した背景に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、上記した問題を解決し、例えばパソコンやPLC等の処理装置(上位ホスト,上位装置)と連携して信号処理の回路構成を再編し、センサのハードウェア資源を再利用することにより、少ないハードウェア資源で多様な処理機能を実現することのできるセンサ及びセンサシステムを提供することにある。さらに、機能の追加や変更に対して、現実的なコストで、システムの運転を停止することなく、容易に対応できるセンサシステムを提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明に係るセンサでは、ネットワークに接続取り外し可能なセンサであって、受け取ったデータに対して格納された処理プログラムに基づいてセンシング信号処理を行う信号処理部と、前記信号処理部の処理結果を出力する手段と、ネットワ−クを介した上位装置からの指令で、前記信号処理部をバイパスし、前記受け取ったデータをセンシング信号処理することなく出力する手段とを備えて構成した(請求項1)。
【0011】
係る構成にすると、例えば通常はセンサに接続されたセンサヘッドから受け取ったデータに対してセンシング信号処理をし、処理済みのデータをPLC等に送るようにし、必要に応じてその経路を切り替えて信号処理部をバイパスさせ、センシング処理をせず、生データを上位装置に送り、その生データに対するセンシング信号処理を上位装置に委託でき、余裕のできたセンサのハードウェア資源を利用できる。係る処理を、動的(センサ稼働中に一時停止等することなく)に行なうことができる。
【0012】
従って、例えばセンサがロギング機能を備えていて、ロギングに使用できる記憶領域が足りなくなった時に、ロギング領域を拡張したりロギングデータ回収を上位装置に指示して、ロギングデータを確実に保存/回収できる。また、稼働中に、システムの動作を停めることなく、センサのハードウェア資源を利用してパラメータチューニングや自己診断作業等を実行できる。もちろん、その他の利用形態も採り得る。
【0013】
そして、本発明に係るセンサは、好ましくは前記信号処理部に格納された処理プログラムを、上位装置に向けて出力する機能を備えて構成することである(請求項2)。
【0014】
このようにすると、センシング信号処理を上位装置に委託するに際し、センサが有する処理プログラムを上位装置に送ることで、上位装置側では、あらかじめセンサの種類やプログラムのバージョンに関するデータベースを持っていなくても、プログラムの同一性を確実に保証できる。つまり、センサで行うセンシング信号処理と同一の処理を上位装置で行うことができる。
【0015】
このとき、少なくとも上位装置に送るプログラムは例えばJavaのようなプラットフォーム非依存の高級言語で記述しておくとよい。つまり、センサが信号処理を実行するためのプログラムと、これとまったく同一機能で例えばJavaのようなプラットフォーム非依存言語で記述されたプログラムを1セットとして記憶領域に格納しておくとよい。もちろん、センサ側でJava等のプログラムを実行できる環境にあれば、上記のように言語の異なる2つのプログラムを用意する必要が無いのはもちろんである。
【0016】
さらにまた、ネットワークを介して上位装置から処理プログラムを受け取るとともに、前記信号処理部にて、前記格納された処理プログラムに代えて、その受け取った処理プログラムを実行して受け取ったデータに対してセンシング信号処理を行うように構成しても良い(請求項3)。すなわち、処理プログラムの更新ができるようにしておけば、不具合を修正したり、新しいバージョンのものに書き替えることができる。よって、最新で最適なプログラムを用いてセンシング信号処理をすることができる。これは、図20〜図24に示す第3の実施の形態及びその変形例や、図25〜図28に示す第4の実施の形態並びに図29に示す第5の実施の形態により実現されている。
【0017】
すなわち、稼働中にシステムの動作を停めることなく、センサの信号処理プログラムのバージョンをチェックして最新版に更新したり(第3の実施の形態)、上位ホストにクロス開発環境を持たせて、稼働中にシステムの動作を停めることなく、センサの信号処理プログラムの修正や変更ができる(第4の実施の形態)。さらには、第5の実施の形態で説明したように、プログラムを分割し、一部をセンサで処理し、残りを上位装置で行うようにすることもできる(この場合に当該一部のプログラムをダウンロードする部分がこの請求項3に属する)。
【0021】
さらに、本発明に係るセンサシステムでは、複数のセンサと、そのセンサの出力をネットワークを介して受信する上位装置とを備えたセンサシステムであって、前記複数のセンサのそれぞれは、生データに対して格納された処理プログラムに基づいてセンシング信号処理を行う信号処理部と、前記信号処理部の処理結果を出力する手段と、ネットワークを介した上位層からの指令で前記信号処理部をバイパスし、前記受け取ったデータをセンシング信号処理することなく出力する手段と、前記信号処理部に格納された処理プログラムを上位装置に向けて出力する機能と、を備え、前記上位装置は、センサからネットワークを介して前記処理プログラムを受け取るとともに、その受け取った処理プログラムを実行し、前記ネットワークを介してセンサから送られる生データに対してセンシング信号処理を行う手段、を備えて構成した。
【0022】
本発明では、上位装置自体は、あらかじめセンシング信号処理するための処理プログラムを有していなくて良いので、簡易化できるばかりでなく、そこで実行するセンシング処理は、センサが行うのと等価のものとなる。
【0023】
また、本発明に係るセンサシステムでは、前記上位装置は、前記複数のセンサからネットワークを介して受取った処理プログラムをそれぞれ比較する手段と、選択された1つの処理プログラムを前記複数のセンサに出力する手段と、を備え、前記複数のセンサは、それぞれの信号処理部にて、格納された処理プログラムに代えて、その受け取った処理プログラムを実行して受け取ったデータに対してセンシング信号処理を行うように構成した。この発明は、第3の実施の形態の変形例により実現されている。このようにすると、ネットワーク上に同種のセンサが複数存在する場合に、例えばその中の最新のバージョンのものに統一することができる。
【0024】
また、前記上位装置は、前記センサが有する処理プログラムをネットワークを介してアップロードして受取る手段と、前記ネットワークに接続されるデータベースから最新の処理プログラムに関する情報を取得し、前記アップロードした処理プログラムが最新のものか否かを判断し、最新のものでないと判断した場合には、前記最新の処理プログラムを前記センサにダウンロードする手段と、を備えて構成しても良い。この発明は、第3の実施の形態により実現されている。
【0025】
このようにすると、データベースを更新しておくだけで、例えば定期的にセンサに格納された処理プログラムのバージョンをチェックすることにより、センサの処理プログラムを最新のものに更新することができる。
【0028】
用語の定義
本発明でいうところの「上位装置」は、ネットワークの接続形態における上位という概念にはとらわれず、センサの替わりにセンシング信号処理をする装置は全て上位装置となる。従って、ネットワーク上のあらゆる機器が上位装置に成り得る。
【0029】
【発明の実施の形態】
図2は、本発明に係るセンサシステムの一実施の形態を示している。同図に示すように、ネットワークに接続して双方向に通信できるセンサ10と、ネットワーク(デバイスネット)30を通じてセンサ10と通信できる上位装置としてのPLC20とにより、センサシステムが構築されている。さらに本形態では、PLC20の上位に、そのPLC20の動作を管理するパソコン32が、やはりネットワーク(イーサネット)33を介して接続されている。さらにまた、PLC20には、複数のセンサ10が接続されており、それら複数のセンサ20からの情報に基づいて所定の制御動作をするようになっている。
【0030】
本形態におけるセンサ10は、図2に示すように、下位にセンサヘッド11が接続されており、このセンサヘッド11から与えられる生データ(アナログ信号)は、一旦センサ10内に取り込まれ、そのまま或いはセンシング信号処理して得られたデータをネットワーク30を介してPLC20に送るようになっている。そして、センサ10の内部構造は、図3に示すようになっている。
【0031】
すなわち、まず、センサヘッド11からのアナログ信号を受信する信号入力部12を有する。この信号入力部12は、A/D変換器12aを備え、アナログ信号をデジタル信号に変換する。またこのA/D変換器12aは、感度調整部12bで設定された感度で変換する。
【0032】
また、信号入力部12(A/D変換器12a)の出力は、経路選択回路13に送られる。経路選択回路13は、信号処理部14とマルチプレクサ(MUX)15の2経路を択一的に選択切替するもので、選択された一方へ信号入力部12から受け取ったデータを送るようになっている。
【0033】
信号処理部14は、センサヘッド11で検出され、信号入力部12でデジタル化されたデータに対し、所定の信号処理(センシング信号処理)を行い、接点のON/OFFなどを決定する機能を有している。そして、係る処理は、信号処理回路14aが作業用記憶領域14b(RAM)を使用しながら実行し、その実行するためのプログラムはプログラム格納領域14cに格納されている。
【0034】
この信号処理回路14aは用途に応じて例えば16ビットマイコン等で構成することができる。そして、信号処理(プログラム)はセンシング対象に応じて異なるとともに、従来公知のものを用いることができるので、その詳細な説明を省略する。ここで本発明では、信号処理回路14aで実行する信号処理プログラムと、まったく同一機能のプログラムを、Java等のプラットフォーム非依存言語で記述したものを作成し、プログラム格納領域14cに格納している。
【0035】
そして、この信号処理部14の出力もマルチプレクサ15に与えられる。このマルチプレクサ15は、経路選択回路13から直接送られる未処理入力データ(生データ)と、信号処理部14から出力されたセンシング信号処理済みデータの一方を選択し、通信制御部16のデータ送信回路16aに与えられ、ネットワーク30を介して上位装置(PLC20)に送るようになっている。
【0036】
そして、経路選択回路13とマルチプレクサ15は、構成管理部17の構成変更制御回路17aから与えられる選択信号に基づいていずれか一方の経路をとるようになっている。つまり、通常のセンシング信号処理を行う場合には、経路選択回路13の出力は信号処理部14に接続し、マルチプレクサ15は信号処理部14からのデータを通信制御部16に送るように切り替える。また、生データを送る場合には、経路選択回路13の出力は直接マルチプレクサ15に接続し、マルチプレクサ15は経路選択回路13からのデータを通信制御部16に送るように切り替える。
【0037】
さらに、通信制御部16は、データ受信回路16bを備え、PLC20から送られる各種情報を受信可能としている。また、構成管理部17には、ロード制御回路17bを有し、プログラム格納領域14cに格納されたJavaで記述された上記プログラムを上位装置(PLC20)に向けてアップロードしたり、上位装置(PLC20)から送られるプログラムをプログラム格納領域14cにダウンロードする機能を有する。
【0038】
一方、センサ10の上位装置(上位ホスト)としてのPLC20は、従来と同様センサ10との間でデータの送受を行う通信制御部21と、シーケンス制御やプロセス制御等を行うコントローラアプリケーション23と、イーサネット33に接続するためのネットワークインタフェース24を備えている。なお、通信制御部21は、センサ10における通信制御部16と同様に、データ送信回路とデータ受信回路を内蔵している。
【0039】
そして、本発明では、センサ10から生データが送られてくることが有るので、それに対応すべく生データに対してセンシング信号処理をする中央演算処理部22を備え、その中央演算処理部22で処理した演算結果をコントローラアプリケーション23に送るようにしている。
【0040】
さらに、センサ10からは、センシング信号処理済みのデータ(接点ON/OFF等)も送られてくるが、このときは中央演算処理部22をスルーしてコントローラアプリケーション23に処理済みのデータを与えるようにしている。これにより、コントローラアプリケーション23は、従来と同様にセンシング信号処理されたデータが与えられるので、基本的に従来のアプリケーションをそのまま使用することができる。また、上記のスルーは、実際に中央演算処理部22をスルーさせても良いし、センサ10と同様に経路選択回路とマルチプレクサを実装し、中央演算処理部22をバイパスするようにしてももちろん良い。
【0041】
さらにまた、上記した中央演算処理部22におけるセンシング信号処理は、プログラム格納領域22cに格納されたセンシング信号処理プログラムに基づいて中央演算回路22aが作業用記憶領域22bを適宜使用して実行するようになっている。そして、このようにセンシング信号処理したりスルーしたりするのは、構成管理部25からの制御信号により実行される。なお、中央演算処理部22はセンシング処理専用とはかぎらない。すなわち、例えば、コントローラアプリケーションは中央演算装置22で実行する場合もあれば、専用ハ−ドウェア回路で実行することもある。
【0042】
そして、プログラム格納領域22cに格納されるセンシング信号処理プログラムは、センサ10から送られたものをアップロードして格納するようにしている。そして、そのロードは、構成管理部25により制御される。
【0043】
また、上記したようにネットワーク(イーサネット)33上にはパソコン32が接続されており、パソコン32にはJavaVM(Java VirtualMachine)が実装されている。このJavaVM上ではプラットフォームに関係なくJavaプログラムを実行できるという特徴がある。そして、本発明のPLC20も、JavaVMを実装している。これにより上位ホスト(上位装置)になることができ、ハードウェアやOS等のプラットフォームに制約を受けない。つまり、上記したセンサ10からアップロードされたJava言語で記述されたセンシング信号処理プログラムを実行することができ、そこで行う信号処理は、センサ10で行うセンシング信号処理と等価のものとなる。
【0044】
次に、上記したネットワーク30を介して接続されるセンサ10とPLC20からなるセンサシステムについて説明する。まず、通常はセンサ10側でセンシング信号処理をするようにしている。つまり、構成管理部17からの選択信号に基づき、経路選択回路13は信号処理部14側を選択し、マルチプレクサ15は信号処理部14からの信号を選択する。これにより、センサヘッド11から与えられるデータは、信号入力部12でデジタル化された後、経路選択回路13を介して信号処理部14の信号処理回路14aに与えられ、そこにおいてセンシング信号処理される。そして、そのセンシング信号処理済みのデータは、マルチプレクサ15,通信制御部16,ネットワーク30を経てPLC20に与えられる。
【0045】
PLC20では、通信制御部21を介して係るセンシング信号処理済みデータを受け取るとともに、その受け取ったデータを中央演算処理部22をスルーしてコントローラアプリケーション23に与え、通常のPLC20としてのシーケンス制御等を行う。そして、その結果をネットワークインタフェース24からイーサネット33に出力し、そのイーサネット33を経由して制御対象の機器に対して制御信号を送る。
【0046】
一方、センシング信号処理をPLC20側で行うには、以下のように処理する。まず、センサ10は、図4に示すようにプログラム格納領域14cに格納されたJavaで記述されたセンシング信号処理プログラムを、PLC20側に送り、PLC20のプログラム格納領域22cに記憶(アップロード)する(図4中▲1▼)。
【0047】
そして、このアップロードが完了したならば、経路選択回路13,マルチプレクサ15を切り替え、信号処理部14をバイパスする経路に切り替える。これにより、センサ10は、センサヘッド11で検出した生データ(デジタル化はしている)を、PLC20に向けて出力するようになる(図4中▲2▼)。
【0048】
また、PLC20側では、プログラム格納領域22cに格納されたセンサ処理プログラムを読み出し、中央演算回路22aで受け取った生データに対してセンシング信号処理をする。このとき、アップロードされた処理プログラムは、Javaで記述されているので、PLC側でもそのまま使用することができ、しかも、センサ10で使用していたセンサ処理プログラムを用いるので、中央演算回路22aで実行して得られるセンシング信号処理結果と、信号処理回路14aで実行して得られるセンシング信号処理結果は等価となる。よって、その中央演算回路22aの処理結果をコントローラアプリケーション23に与えることにより、以降は通常の動作と同様の処理にしたがい、制御対象機器を制御する。
【0049】
このように、Javaプログラムを上位ホスト(PLC20)にアップロードして、出力データを切り替えることにより、信号処理の実行主体を上位ホスト(PLC20)に切り替えることができる。そして、図4に示すように直近上位のPLC20を上位ホストとして信号処理を委託することにより、信号処理に要するセンサ10の消費電力を抑えることができる。
【0050】
また、センサ10で行うべきセンシング信号処理を委託する上位ホストは、上記したようにPLC20に限ることはなく、ネットワーク接続させたさらに上位の装置でも良い。一例としては、例えば図5に示すように、PLC20のさらに上位のパソコン32に委託するようにしてもよい。つまり、Javaで記述したセンシング信号処理プログラムをPLC20を介してパソコン32に与え(図5中▲3▼)、その後生データをPLC20を介してパソコン32に与える(図5中▲4▼)。そして、パソコン32が、受け取った処理プログラムを実行し、センシング信号処理をする。
【0051】
また、センサ10は、図2,図3に示すような内部構成となっており、データ出力とは独立にプログラムを入れ替えたり実行したりできる。さらに、フラッシュROMで構成されるプログラム可能領域14c中の空いた領域やRAMで構成される作業用記憶領域14bと、センシング信号処理をせず暇になった信号処理回路14aを利用して、ロギングやチューニング、自己診断などのまったく別の処理を行うことができ、しかも、センシングと信号処理は上位ホスト(PLC20)と連携して実行しているので、システムの動作を停めなくても、様々な処理を実行できる。そして、それらの具体的な処理例を説明すると、以下のようになっている。
*ロギング
センサ10は、入力,出力,中間処理データなどのロギング機能を備え、ロギングデータ保存用記憶領域、つまり作業用記憶領域14bの空状況を監視する機能を持つ。そして、作業用記憶領域14bがフルになったならば、プロクラム格納領域14cに格納された処理プログラムを上位ホスト(PLC20)にアップロードする(図6参照)。これにより、プログラム格納領域14cに空領域をつくる。
【0052】
次いで、空いたプログラム格納領域をロギングデータ保存用記憶領域に再配置する。つまり、作業用記憶領域を拡張する(図7参照)。そして、センシング信号処理は、センサ10が信号処理部13をバイパスさせて生データをセンシング信号処理プログラムをアップロードした上位ホスト(図示の例ではPLC20)に送り、その上位ホストであるPLC20がセンシング信号処理をする。
【0053】
また、ロギングデータ保存用領域に空領域ができたならば、拡張した領域を開放して元のプログラム格納領域14cを形成し、上位ホストからプログラムをダウンロードして元の状態に復帰させる機能も併せ持っている。
【0054】
このように、緊急避難的にロギング領域を拡張してデータの喪失防止と、ログデータの回収指示という抜本的対策を、稼働中に本来の動作と並行して行えるので信頼度が高まる。
【0055】
そして、上記した処理を行うためのセンサ10の構成管理部17の機能は、図8,図9に示すフローチャートを実現するようになっている。また、PLC20の構成管理部25の機能は、図10,図11に示すようなフローチャートを実現するようになっている。そして、センサ10とPLC20間の状態遷移図は、図12に示すようになっている。
【0056】
まず、図12に示すように本形態では、センサ10がログ領域を監視し、ログ領域がフルになったり、逆にログ領域に空きが生じた場合に、それらの状態を上位ホスト(PLC20)に通知するようになっている。そして、PLCは、それら各通知を受けてセンサ10に対して対応する指示、つまり「ログ領域拡大指示」や「ログ領域復帰指示」を与え、それら各指示を受けて、センサ10の構成管理部17が動作するようになっている。
【0057】
すなわち、領域を拡大する場合には、センサ10の構成管理部17は、図8に示すように、「領域拡大指示」を受信したか否かを判断する(ST1)。そして、拡大指示を受信したならば、プログラム格納領域14cに格納されているプログラムをPLC20に対してアップロードする(ST2)。このアップロードが完了すると、上位ホスト(PLC)より準備完了通知が来るので、係る完了通知が来たか否かを判断する(ST3)。そして、完了通知を受信したならば、経路選択回路13並びにマルチプレクサ15に対して選択信号を出力し、入力データ経路をバイパスに切り替える(ST4)。
【0058】
その後、プログラム格納領域14cを開放し(ST5)、ログ領域を拡大する(ST6)。つまり、当初の作業用記憶領域14bのみから、プログラム格納領域14cまで広げる。以後、送信データを切り替えて生データを送る。
【0059】
また、上記のようにしてログ領域を拡大後、元の状態に復帰するには、図9に示すように、上位ホストであるPLC20から「ログ領域復帰指示」を受信したか否かを判断する(ST11)。そして、受信したならば、まずプログラム領域を確保する。つまり、図2,図3に示すように、プログラム格納領域14cを形成する。
【0060】
次いで、元のプログラム(ステップ2でアップロードしたもの)をダウンロードし、プログラム格納領域14cに格納する(ST13)。その後、経路選択回路13並びにマルチプレクサ15に対して選択信号を出力し、信号処理部14を経由する経路に切り替える(ST14)。これにより、以後は送信データが切り替わり、センシング信号処理したデータがセンサ10から出力される。
【0061】
一方、PLC20側の構成管理部25の処理は、以下のようになる。まず、領域拡大は、図10に示すように、「ログ領域フル」通知が来たか否かを判断する(ST21)。そして、通知が来たならば、センサに対してログ領域拡大指示を送る(ST22)。
【0062】
その指示を受けたセンサから処理プログラムが送られてくるので、係るプログラムをアップロードし、プログラム格納領域22cに格納する(ST23)。そして、アップロードが完了したならば、センサ10に対して実行準備完了通知を送る(ST24)。
【0063】
次いで、センサから生データに切り替わった送信データ(フラグなどによりわかるようにしておく)が送られてきたか否かを判断する(ST25)。そして、係るデータが送られてきたならばデータ切り替えが完了したことがわかり、ログデータをアップロードするとともに、そのログデータを保存する(ST26,27)。
【0064】
また、領域復帰時は、まずログ領域空き(Empty,Not Full)通知の受信を待つ(ST31)。そして、受信したならば、センサに対してログ領域復帰指示を送り、その後ステップ23でアップロードしたプログラムをセンサにダウンロードさせる(ST33)。
【0065】
そして、データ切替が完了、つまり、センシング済みのデータが送られてくると、プログラム格納領域22cに格納していたプログラムを破棄する。つまりメモリ開放する(ST34,ST35)。なお、その後ステップ27で保存したログデータをセンサ側にダウンロードさせるようにしても良い。
【0066】
なお、上記した例で「ログ領域フル」とは、完全にフル状態になった(あふれた)場合もあれば、あふれそうになった場合としてもよい。また、ステップ35でプログラムを破棄することはせずに、保存しておいてもよい。また、プログラムのアップロードのタイミングは、上記したようにログ領域フルになった場合に限らず、最初に全てアップロードしデータ保存するようにしてもよい。その様に保存した場合、ログ領域があふれそうになった場合にアップロードの処理をすることなくすぐに経路切り替え・ログ領域拡大ができるので好ましい。
*チューニング
図13に示すように、センサ10の信号処理部14に、信号処理パラメータを調整して評価関数の変化を調べるチューニングプログラム14dを持たせる。係る構成にすると、まず、センサ10とPLC20の各構成管理部17,25により、プログラム格納領域14cに格納されたセンシング信号処理プログラムをPLC20のプログラム格納領域22cに送るとともに、経路を切り替えてセンサヘッド11からの入力データをPLC20に送り、そこにおいて受け取った生データに対してセンシングをする。
【0067】
これと同時に、チューニングプログラムを作動して、パラメータのチューニング処理を実行する。すなわち、センサは調整できるパラメータに応じたチューニング用プログラムを持っているので、システム稼働のための信号処理を上位ホスト(PLC20)に任せている間に、パラメータを調整しながら評価関数の変化を調べ、最適なパラメータを決定する。
【0068】
このとき、チューニングとセンシングを独立して並列処理ができるので、システム稼働中に、動作を停めることなく、オートチューニングができる。また、チューニング完了後、経路を元に戻し、センサヘッド11からの信号を信号処理部14を経由させることによりセンシング信号処理の実行をセンサに復帰させることができる。
【0069】
そして、係る処理を行うための構成管理部17,25の機能は、図14,図15に示すフローチャートのようになっており、その場合の状態遷移図は図16のようになっている。すなわち、センサ10の構成管理部17では、チューニングをするか否か、つまり上位ホスト(PLC)から「チューニング指示」が来たか否かを判断する(ST41)。そして、チューニング指示を受信すると、上位ホスト用のプログラム、つまり、Javaで記述したセンシング信号処理を実行するプログラムをアップロードする(ST42)。
【0070】
次いで、準備完了したか否かを判断する(ST43)。すなわち、後述するように、上位ホスト側でアップロードが完了すると、実行準備完了通知が送られてくるので、係る準備完了通知を受信したか否かにより、判断できる。
【0071】
そして、準備完了したならば、入力データ経路の切替処理を行い、センサヘッド11からの生データをそのままPLC20へ送るようにする(ST44)。次いで、プログラムの切り替えを行う(ST45)。すなわち、通常の動作では、信号処理回路14aは、プログラム格納領域14cに格納されたセンシング信号処理プログラムを実行するようになっているが、チューニングプログラムを読み込む。そして、新規プログラム(チューニングプログラム)を実行させ、チューニングを行う(ST46)。
【0072】
実行完了したならば(ST47)、上位ホストに対して完了通知を発信し(ST48)、その後元の状態に戻す。つまり、信号処理回路14aで実行するプログラムを、センシング処理プログラムに切り替え(ST49)、その後、入力データを切り替えて、センサヘッド11から送られるデータを信号処理回路14aを通過させ、そこにおいてセンシングするようにする(ST50)。
【0073】
一方、PLC20側の処理は、図15に示すように、チューニング開始通知を発信する(ST51)。次いで、センサ20から送られてくるセンシング信号処理プログラムをアップロードし(ST52)、アップロードが完了したならば、実行準備完了通知を発信する(ST53)。
【0074】
そして、センサからチューニング完了通知が送られるのを待ち(ST54)、完了通知が来たならば、次に、データ切替が完了、つまり、センシング済みのデータが送られて来たのを確認し(ST55)、プログラム格納領域22cに格納していたプログラムを破棄する。つまり、メモリ開放する(ST56)。なお、図15のフローチャートには記載していないが、ステップ53の完了通知を発した後、センサから生データが送られてきた場合には、アップロードしたセンシング信号処理プログラムを実行し、センシング信号処理をするのはもちろんである。
【0075】
なお、上記した例では、チューニングプログラムはセンサ側に持たせていたが、図17に示すように上位ホスト20側にチューニングプログラムを持たせていても良い。つまり、センサヘッド11からの入力データを信号処理回路14aで処理すると同時に、その処理結果の出力とは独立にバイパス経路を用いて生データを上位ホスト20に送る。そして、上位ホスト20側でチューニング処理を実行し、最適化されたパラメータやアルゴリズムをプログラムとしてセンサ10にダウンロードする。このようにすると、システム稼働中に、動作を停めることなく、上位ホストの強力な演算資源を利用した高度なオートチューニングができる。
【0076】
特に、チューニングに関しては、センサ装置は、チューニングプログラムのみ持ち、実行に必要なハードウエアリソースを持たないように構成し、チューニングプログラムを上位装置に送り、それに基づいてチューニングさせ結果だけをダウンロードするように構成することができる。すなわち、信号処理は比較的軽いがチューニングは複雑な処理が必要なことが多い。しかもチューニングは最初に行うだけである。そこで、チューニングに必要な構成をできるだけセンサ装置に組み込まないようにすることにより、センサの小型化が図れる。
【0077】
なお、上記した各実施の形態では、いずれもセンサ10とPLC20とはデバイスネットワーク30で接続し、PLC20をイーサネット33に接続することにより、パソコン32ともネットワークを組むようにした構成について説明した。つまり、センサとパソコン32の間でデータの送受を行うには、PLC20を介して行うようにした。しかし、本発明はこれに限ることはなく、例えば図18に示すように、イーサネット33に対してセンサ10とPLC20並びにパソコン32を接続するようにしたネットワークにおいても適用できる。
【0078】
このようにすると、例えばセンサ10の上位ホストをPLC20とした場合には、同図中二点鎖線で示すように、イーサネット33を介してセンシング信号処理プログラムのアップロード並びに生データの送信を行うようになる。また、上位ホストをパソコン32とした場合には、同図中実線で示すように、イーサネット33を介してセンシング信号処理プログラムのアップロード並びに生データの送信を行うようになる。共に、センサの出力が直接ネットワークを介して上位ホストに与えられるようになる。
【0079】
そして、このようにネットワークの接続形態が上下関係になくても、本発明を適用できる。つまり、本発明における上位ホスト(上位装置)は、ネットワークの接続形態における上位ではなく、ネットワークに接続された全ての装置が上位装置に成り得る。しいていえば、センサヘッド11にとってセンサ10よりも上位と称することもできる。
【0080】
また、信号の送受信は、上記した実施の形態及びその変形・使用例は、センサ10との通信媒体はいずれも有線で示しているが、通信媒体として電波または赤外線等の光を利用した無線通信を用いても良い。このように無線通信とすると、センサと上位ホストは離れて設置されていても協調できる。
【0081】
図19は、本発明の第2の実施の形態を示している。本実施の形態では、センサ10でセンシング信号処理をすることはなく、生データを上位ホスト20に与えるようにしている。そして、本実施の形態の特徴は、そのセンサ10用のセンシング信号処理プログラムをJava等のプラットフォーム非依存プログラムで記述し、それをプログラム格納領域18に格納しておく。
【0082】
そして、起動時に上位ホスト20に対して、プログラム格納領域18に格納されたプロクラムをアップロードする。この処理は制御部19からの制御信号に基づいて実行する。
【0083】
また、センシング信号処理プログラムを受け取った上位ホスト20は、まず受け取った処理プログラムをプログラム格納領域22cに格納する。そして、中央演算回路22aは、センサ10から送られてくる生データを、上記受け取ったプログラムを実行してセンシング信号処理をする。
【0084】
つまり、上位ホスト20は、センサ10内部で実行されるはずだった処理内容については一切関知する必要がなく、センサ10からアップロードされたプログラムを実行してセンサ10から出力される生データをセンシング信号処理する。このようにすると、センサに信号処理部が不要となるので、センサのコストダウンを図れる。また、上位ホストはもともと演算能力に余力があり、複数のセンサから処理を任されても余力の範囲内であれば、余裕を持って処理できる。
【0085】
係る構成をとると、センサ10は起動時にプログラムを上位ホストにアップロードして信号実行を委託し、センサヘッド11からの入力信号をデジタル化する機能のみ実行するので、センサを簡素化してコストを削減できる。
【0086】
そして、各センサ10には自己にあったセンシング信号処理プログラムを持たせることができ、上位ホストはアップロードされたプログラムに基づいてセンシング信号処理をすればよく、また、終了時には当該プログラムを破棄することができ、あらかじめ多数のセンシング信号処理プログラムを内蔵する必要はなく、しかも、そのセンサにあったプログラムを実行することができる。なお、その他の構成並びに作用効果は、上記した各例と同様であるので、関連する部分は同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
**センシング信号処理プログラム更新(バージョンチェック)
図20は、本発明の第3の実施の形態を示している。上記した各実施の形態では、センシング信号処理プログラムは固定であったが、本実施の形態ではプログラム格納領域14cに格納するプログラムを更新可能としている。
【0087】
すなわち、センサ10と上位ホスト20とがネットワーク35を介して接続されている点では、上記した各実施の形態と同様である。そして、第1の実施の形態と同様に、センサ10はセンサヘッド11から受け取った入力データを信号処理部14でセンシング信号処理した後上位ホストに与える機能と、信号処理部14をバイパスして生データを上位ホストに送る機能を有している。
【0088】
そして本形態では、センサ10に格納するセンシング信号処理プログラムに、種別やバージョン情報を埋め込んでおく。また、ネットワーク30に接続されるデータベース36には、最新バージョンのリストを格納しておく。そして、上位ホスト20では、センサ10からアップロードされたセンシング信号処理プログラムのバージョンを抽出し、データベース36に格納された最新バージョンであるか否かを判断する。そして、最新でない場合には、自動または手動によりデータベースから最新プログラムを収得するとともに、その最新プログラムをセンサ10にダウンロードする。
【0089】
係る構成をとると、新たな信号処理アルゴリズムの適用や、工程変更などに伴う処理内容やパラメータの入れ替えを、データベース36で一元管理し、それを分散した上位ホストで同期をとって一斉に反映することができる。また、定期的にバージョンチェックをかけるだけてよいので、上位ホスト20は膨大なデータベース36を頻繁にアクセスしなくてもよい。そして、バージョンアップが必要になったときだけ、マスターデータベースから最新のプログラムをダウンロードすることになる。
【0090】
そして、係る処理を行うためのセンサ10の機能は、図21に示すフローチャートを実現するようになり、上位ホスト20の機能は、図22に示すフローチャートを実現するようになる。そして、その時のシステムの状態遷移図は図23のようになる。
【0091】
まず、センサ10側(構成管理部17)の処理について説明する。本形態では、上位ホストからのバージョンチェック指示に基づいてチェックを行うようにしている。従って、バージョンチェックを行うか否かを判断する(ST61)。この判断は、係るバージョンチェック指示があるか否かにより行う。
【0092】
そして、指示があった場合には、プログラム格納領域14cに格納されたプログラムをアップロードする(ST62)。そして、後述するようにこのアップロードしたプログラムについて上位ホストがバージョンのチェックを行った後、その判定結果が送られてくるので、センサ10側では、その判定結果が最新版であるか否かを判断する(ST63)。
【0093】
そして、最新版の場合には、更新する必要が無いので処理を終了する。一方、最新版でない場合には、プロクラムの更新処理に移行する。つまり、まず入力データ経路を切り替える(ST64)。この切り替えにともない、信号処理部14をバイパスし、生データを上位ホスト20に送るようになる。そして、上位ホスト20側ではすでにプログラムがアップロードされているので、上位ホスト20にセンシング信号処理を委託することになる。
【0094】
次いで、プログラム領域を開放し(ST65)、新規(最新)プログラムをダウンロードする(ST66)。これにより、プログラム格納領域には、最新のセンシング信号処理プログラムが格納される。その後、入力データ経路の切り替えを行い、信号処理部14を経由するようにする(ST67)。そして、以後、最新プログラムを用いてセンサ側でセンシング信号処理をするようになる(ST68)。
【0095】
一方、上位ホスト側では、まず「バージョンチェック指示」を通知し(ST71)、その通知に基づいて行われるセンサに格納されていたプログラムをアップロードし、プログラム格納領域に格納する(ST72)。この状態では、上位ホスト20はセンシング信号処理は行わない(センサ側で行う)。
【0096】
次に、データベース36をアクセスし、アップロードしたプログラムのバージョンが最新のものか否かを判断する。そして、最新であった場合には更新は必要ないので、判定結果(最新版である)を通知後(ST73)、ステップ79に飛びアップロードしたプログラムを破棄(プログラム格納領域のメモリを開放)し、処理を終了する。
【0097】
一方、最新でない場合には更新の必要があるので、ステップ74に飛び、判定結果としてバージョンアップ開始通知を送る(ST74)とともに、ステップ72でアップロードしたプログラムを実行する(ST75)。その後、センサ10側でのデータの切り替えの完了を待ち、最新プログラムをセンサ10にダウンロードする(ST76,ST77)。次に、データ切替が完了、つまり、ダウンロードが完了してセンシング済みのデータが送られて来たのを確認し(ST78)、プログラム格納領域22cに格納していたプログラムを破棄する。つまりメモリ開放する(ST79)。
【0098】
図24は、別のバージョンチェックの方式である。すなわち、上記した実施の形態では、データベースとチェックをするようにしたが、この実施の形態では同一ネットワークに接続された同種のセンサに格納されたプログラム同士を比較することによりバージョンチェックを行うようにしている。
【0099】
すなわち、センサ10に格納するプログラムに種別やバージョン情報を埋め込むのは、上記した実施の形態と同様である。そして、センサ交換にともない上位ホスト20は、新規追加センサのプログラムバージョンをチェックし、ネットワーク35に接続されている同種のセンサプログラムのバージョンと比較して「要更新リスト」を作成する。そして、新規追加センサから最新プログラムをアップロードして既存センサにダウンロードするようにしている。
【0100】
このようにすると、膨大なデータベースを持たなくても部品交換のタイミングクでセンサプログラムのバージョンアップができる。また、常にシステム内の最新センサにあわせてプログラムバージョンを統一できる。さらに、バイパス経路を使用し、上位ホストにセンシング信号処理を委託することにより、システム稼働中に、動作を停めることなく、センサプロクラムのバージョンアップができる。
【0101】
そして、この場合のセンサの処理は、図21に示すものと等価となる。また、上位ホスト20の機能も、処理フローとしては図22に示すものと等価となる。但し、ステップ73の更新の要否の判断が、データベースへのアクセスではなく、ネットワーク接続された各センサのプログラムのバージョンをチェックすることにより行うようにしている点で異なる。
**最適処理プログラム更新
図20に示したバージョンアップのシステム構成を用い、段取り替え時にセンサ装置に対して最適処理プログラムに更新することができる。すなわち、データベース36に、ワークや環境の変化に対応するための最適処理プログラムを登録しておく。そして、上位ホスト20は、ネットワーク35を介してデータベース36から最適処理プログラムに関する情報を取得し、その最適処理プログラムをセンサ装置10にダウンロードする。このように段取替え時に、最適処理プログラムに入れ替えることにより、ワーク・環境変化等に対してパラメータ変更よりも、より最適な状態にシステムを設定することができる。
【0102】
**センシング信号処理プログラム変更
図25は、本発明の第4の実施の形態を示している。本実施の形態では、上位ホスト20に、アップロードしたプラットフォーム非依存プログラム(Javaプログラム)の編集機能27を備えている。このように、センサ10の信号処理回路14に応じたクロスコンパイラを上位ホスト20が備え、編集機能27で編集したJavaプログラムと、それをクロスコンパイルしたセンサの信号処理回路用プログラムをペアにして、センサ10にダウンロードさせる構成をとっている。
【0103】
このようにすると、センサから上位ホストにプログラムをアップロードして信号処理を委託実行し、上位ホストにてプログラムを編集後、クロスコンパイルしたプログラムとペアにしてセンサにダウンロードして、信号処理の実行をセンサに復帰させることにより、システム稼働中に、動作を停めることなく、センサプログラムの修正や変更ができる。
【0104】
つまり、センサ10と上位ホスト20のCPUにあわせて、片方はCPUに最適化したバイナリ、片方はJavaコードとし、これをセットで持つことにより、上位ホスト20で扱うプログラムとセンサ10で実行するプログラムの整合を保証できる。
【0105】
そして、係る処理を行うためのセンサ10の機能は、図26に示すフローチャートを実現するようになり、上位ホスト20の機能は、図27に示すフローチャートを実現するようになる。そして、その時のシステムの状態遷移図は図28のようになる。
【0106】
まず、センサ10側(構成管理部17)の処理について説明する。本形態では、上位ホストからのエディット指示に基づいてチェックを行うようにしている。従って、エディット指示の通知を受けたか否かを判断する(ST81)。そして、指示があった場合には、プログラム格納領域14cに格納されたプログラムをアップロードする(ST82)。次いで、入力データ経路を切り替える(ST83)。この切り替えにともない、信号処理部14をバイパスし、生データを上位ホスト20に送るようになる。そして、上位ホスト20側ではアップロードされたプログラムを用いてセンシング信号処理を実行することになる。
【0107】
次に、プログラムの変更があったか否かを判断する(ST84)。つまり、上位ホストから「プログラム更新通知」を受信したか否かを判断する。そして、受信した場合には、プログラム領域を開放し(ST85)、新規プログラムをダウンロードする(ST86)。これにより、プログラム格納領域には、修正されたセンシング信号処理プログラムが格納される。その後、入力データ経路の切り替えを行い、信号処理部14を経由するようにする(ST87)。そして、以後修正された新規プログラムを用いてセンサ側でセンシング信号処理をするようになる(ST88)。
【0108】
一方、上位ホスト20側では、まず「エディット指示」を通知し(ST91)、その通知に基づいて行われるセンサ10に格納されていたプログラムをアップロードし、プログラム格納領域に格納する(ST92)。次いで、編集機能27を実行し、エディットしてプログラムの修正・変更を行う(ST93)。
【0109】
そして、係る修正等の処理が完了したならば、プログラム更新通知を送る(ST94)とともに、更新プログラムを実行する(ST95)。その後、センサ10側でのデータの切り替えの完了を待ち、更新プログラムをセンサ10にダウンロードする(ST96,97)。次に、データ切替が完了、つまり、ダウンロードが完了してセンシング済みのデータが送られて来たのを確認し(ST98)、プログラム格納領域22cに格納していたプログラムを破棄する。つまりメモリ開放する(ST99)。もちろん、センサにJava実行環境をもたせてもよく、その場合、クロス開発環境やプログラム二重持ちは不要となる。
**分散処理
図29は、本発明の第5の実施の形態を示している。上記した実施の形態では、センシングプログラムをアップ/ダウンロードすることはあるが、ロード後の実施はセンサ側と上位ホスト側のいずれかが択一的に選択され、一方がセンシング信号処理するようになっている。これに対し、本形態では、両方で実施するようになっている。
【0110】
すなわち、上位ホスト20側にプログラム解析処理部28を備える。このプログラム解析処理部28は、大きな演算能力を必要とする処理をプログラムから抽出して、以降の処理を上位ホスト20で分担して実行できるように、センサ10のプログラムを修正する。
【0111】
そして、そのプログラム解析部28にて、上位ホスト20にアップロードしたプログラムをシミュレーション等の方法による解析手段を備え、複雑な演算処理ループのように性能に影響する部分以降の処理を抜き出して上位ホスト20で実行し、センサ10には上記部分以前の処理を実行して結果を出力させるようプログラムを変更してダウンロードするようになっている。
【0112】
このようにすると、性能に影響する複雑な処理を演算能力の高い上位ホストが分担して実行できるので、センサシステム全体として信号処理性能が向上する。必要に応じて処理を分担することにより、システム要求性能の変化に対応できる。つまり、センサ10と上位ホスト20が協調して処理を分担することができる。システム構築後に上位ホストの演算能力の余力分までトータル性能を向上させることができる。
【0113】
【発明の効果】
以上のように、本発明では、例えばパソコンやPLC等の処理装置(上位ホスト,上位装置)と連携して信号処理の回路構成を再編し、センサのハードウェア資源を利用することにより、少ないハードウェア資源で多様な処理機能を実現することができる。さらに、本発明に係るセンサシステムでは、機能の追加や変更に対して、現実的なコストで、システムの運転を停止することなく、容易に対応することができる。
【0114】
つまり、請求項1のセンサでは、センシング信号処理を上位装置に委託することにより、余裕のできたハードウェア資源を利用することができ、チューニングや自己診断並びにロギング処理など多様な処理機能を実現することができる。つまり、従来手法ではセンサに実装できる信号処理部の容量はあまり大きくできず、高性能なものも実装しにくい。しかし、本発明によれは、データの経路を切り替えることにより、信号処理部をセンシング信号処理に用いたり、その他の処理を実行することができる。しかも、センシング信号処理を上位委託して継続したまま別の処理をすることができる。
【0115】
また、請求項2のセンサや請求項4のセンサシステムでは、上位装置で実行するセンシング信号処理のための処理プログラムは、センサが持っているものをアップロードして使用するので、上位装置側ではあらかじめ各種のセンサに対応するプログラムを用意しておく必要が無く、構成が簡易化できる。そして、実際に上位装置が委託を受けてセンシング処理をする場合には、センサで行うものと等価のものができる。
【0116】
そして、請求項2に記載のセンサでは、上記した請求項1の効果をさらに奏することができる。
【0117】
請求項に記載のセンサシステムでは、ネットワークに接続された同種のセンサが複数存在する場合に、各センサの処理プログラムのバージョンを統一できる。つまり、常に全てのセンサをできるだけ新しいバージョンのものに統一することができる。
【0118】
また、請求項6に記載のセンサシステムでは、ネットワークに接続したデータベースに格納するプログラムを更新しておくだけで、そのネットワークに接続されたセンサの処理プログラムのバージョンが更新されるため、作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示す図である。
【図3】センサの内部構造を示す図である。
【図4】作用を説明する図である。
【図5】作用を説明する図である。
【図6】ロギングを用いた例を示す図である。
【図7】ロギングを用いた例を示す図である。
【図8】ロギングを実現するためのセンサの機能を示すフローチャートである。
【図9】ロギングを実現するためのセンサの機能を示すフローチャートである。
【図10】ロギングを実現するための上位ホストの機能を示すフローチャートである。
【図11】ロギングを実現するための上位ホストの機能を示すフローチャートである。
【図12】ロギングを実施した際の状態遷移図である。
【図13】チューニングを用いた例を示す図である。
【図14】チューニングを実現するためのセンサの機能を示すフローチャートである。
【図15】チューニングを実現するための上位ホストの機能を示すフローチャートである。
【図16】チューニングを実施した際の状態遷移図である。
【図17】チューニングを用いた他の例を示す図である。
【図18】センサニング処理の上位委託の他の例を示す図である。
【図19】本発明の第2の実施の形態を示す図である。
【図20】本発明の第3の実施の形態を示す図である。
【図21】第3の実施の形態におけるセンサの機能を示すフローチャートである。
【図22】第3の実施の形態における上位ホストの機能を示すフローチャートである。
【図23】第3の実施の形態を実施した際の状態遷移図である。
【図24】第3の実施の形態の変形例を示す図である。
【図25】本発明の第4の実施の形態を示す図である。
【図26】第4の実施の形態におけるセンサの機能を示すフローチャートである。
【図27】第4の実施の形態における上位ホストの機能を示すフローチャートである。
【図28】第4の実施の形態を実施した際の状態遷移図である。
【図29】本発明の第5の実施の形態を示す図である。
【符号の説明】
10 センサ
11 センサヘッド
12 信号入力部
13 経路選択回路
14 信号処理部
15 マルチプレクサ
16 通信制御部
17 構成管理部
20 PLC(上位ホスト)
21 通信制御部
22 中央演算処理部
23 コントローラアプリケーション
24 ネットワークインタフェース
25 構成管理部
30 ネットワーク
32 パソコン(上位ホスト)
33 イーサネット
36 データベース

Claims (6)

  1. ネットワークに接続取り外し可能なセンサであって、
    受け取ったデータに対して、格納された処理プログラムに基づいてセンシング信号処理を行う信号処理部と、
    前記信号処理部の処理結果を出力する手段と、
    ネットワークを介した上位層からの指令で前記信号処理部をバイパスし、前記受け取ったデータをセンシング信号処理することなく出力する手段とを備えたことを特徴とするセンサ。
  2. 前記信号処理部に格納された処理プログラムを、上位装置に向けて出力する機能を備えた請求項1に記載のセンサ。
  3. ネットワークを介して上位装置から処理プログラムを受け取るとともに、前記信号処理部にて、前記格納された処理プログラムに代えて、その受け取った処理プログラムを実行して受け取ったデータに対してセンシング信号処理を行うようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載のセンサ。
  4. 複数のセンサと、そのセンサの出力をネットワークを介して受信する上位装置とを備えたセンサシステムであって、
    前記複数のセンサのそれぞれは、
    生データに対して格納された処理プログラムに基づいてセンシング信号処理を行う信号処理部と、
    前記信号処理部の処理結果を出力する手段と、
    ネットワークを介した上位層からの指令で前記信号処理部をバイパスし、前記受け取ったデータをセンシング信号処理することなく出力する手段と、
    前記信号処理部に格納された処理プログラムを上位装置に向けて出力する機能と、を備え、
    前記上位装置は、
    センサからネットワークを介して前記処理プログラムを受け取るとともに、その受け取った処理プログラムを実行し、前記ネットワークを介してセンサから送られる生データに対してセンシング信号処理を行う手段、を備えたことを特徴とするセンサシステム。
  5. 前記上位装置は、
    前記複数のセンサからネットワークを介して受取った処理プログラムをそれぞれ比較する手段と、
    選択された1つの処理プログラムを前記複数のセンサに出力する手段と、を備え、
    前記複数のセンサは、それぞれの信号処理部にて、格納された処理プログラムに代えて、その受け取った処理プログラムを実行して受け取ったデータに対してセンシング信号処理を行うようにすることを特徴とする請求項4に記載のセンサシステム。
  6. 前記上位装置は、
    前記センサが有する処理プログラムをネットワークを介してアップロードして受取る手段と、
    前記ネットワークに接続されるデータベースから最新の処理プログラムに関する情報を取得し、前記アップロードした処理プログラムが最新のものか否かを判断し、最新のものでないと判断した場合には、前記最新の処理プログラムを前記センサにダウンロードする手段と、を備えたことを特徴とする請求項4または5に記載のセンサシステム。
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