JP3789215B2 - 外接歯車ポンプ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、歯車の回転により液体等の流体を送給する外接歯車ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
互いに噛み合った一対の歯車をケーシングの内部で回転させてケーシングの内周部と各歯車の歯溝との間に流体(例えば、水や油、或いはこれらを溶媒とする溶液)を充填し、両歯車の軸直交方向一端側から他端側へ流体を送り出す所謂外接歯車ポンプでは、各歯車の外歯が互いに接触することによってこの外歯に対応する歯溝に囲まれた閉込空間が形成される。この閉込空間の容積は歯車の回転により変化するため、閉込空間の容積が小さくなり内圧が上昇すると歯車の回転効率が悪化したり、振動や音の発生の原因となる。
【0003】
このような閉込空間内の内圧の異常上昇を防止するために、通常は両歯車の軸中心を結ぶ線よりもケーシングの流体の吸入側及び吐出側の部分にそれぞれ逃げ溝を形成し、逃げ溝を介して閉込空間とケーシング内の流体の吐出部、或いは流体の吸入部とを連通させ、閉込空間内の残留流体を吐出部或いは吸入部へ逃がして内圧の異常上昇を防止している。さらに、このような逃げ溝を改良した構造が特開平6−193567号に開示されている。
【0004】
特開平6−193567号に開示されている歯車ポンプは、吐出側の逃げ溝の先端部に傾斜部を形成し、この傾斜部が閉込空間に形成されたV字状の隙間と連通する。このとき、隙間が絞りとして機能し、この隙間及び傾斜部を介して閉込空間と逃げ溝とが連通するため、閉込空間内の急激な圧力変化を防止できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、上述した従来の構成では、各歯車の回転位置によっては両方の逃げ溝が閉込空間を介して連通して、高圧側の吐出部から低圧側の吸入部へ作動液が流出してしまうため、容積効率が悪化するという問題が生じる。
【0006】
また、仮に、閉込空間内の内圧の上昇による歯車の回転効率の低下に起因する全効率の悪化と、上述した容積効率の低下に起因する全効率の悪化の双方の折り合いが付くように逃げ溝の寸法を設定したとしても、ポンプの周囲の温度や作動液の温度の変化によってケーシングの寸法変化、すなわち、逃げ溝の寸法変化が生じてしまい、結果として全効率が悪化してしまう。
【0007】
本発明は、上記事実を考慮して、容積効率を悪化させることなく、閉込空間の内圧上昇に伴う振動や音、回転効率の低下を防止或いは軽減できる外接歯車ポンプを得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の外接歯車ポンプは、互いに噛み合い、一方が駆動力を受けて回転し他方が一方の回転力を受けて従動回転する一対の外歯歯車と、外部から流体を吸入可能な吸入部と前記流体を外部へ吐出可能な吐出部が形成され、且つ、前記吸入部と吐出部との間で噛み合い状態の前記一対の外歯歯車を収容すると共に前記吸入部及び吐出部の双方に連通し、前記一対の外歯歯車の噛み合いによって前記吸入部側と吐出部側とが遮断され、前記一対の外歯歯車の回転により前記吸入部へ吸入された流体を内周部と前記一対の外歯歯車の歯溝との間へ充填して当該流体を前記吐出部へ搬送する歯車収容部が形成されたケーシング本体と、前記一対の外歯歯車の軸方向両側で前記歯車収容部を閉止すると共に、前記吐出部と連通し、前記一対の外歯歯車の外歯が互いに接触することによって当該外歯に対応する歯溝に囲まれた閉込空間が形成されてから前記閉込空間の容積が最小となるまでの間は前記閉込空間と連通し、前記閉込空間の容積が最小となってから前記一対の外歯歯車が所定角度回転した状態と、前記閉込空間が前記吸入部側で開放されるまでの間は、先端側が前記一対の外歯歯車の外歯に重なり合うことで、前記外歯によって前記閉込空間との連通が遮断される溝部が形成されたケーシング側部と、を備えている。
【0009】
上記構成の外接歯車ポンプによれば、一対の外歯歯車の一方が回転し、この一方の外歯歯車に噛み合う他方の外歯歯車が従動回転すると、吸入部から吸入されて一対の外歯歯車の歯溝へ充填された流体(例えば、水や油、或いはこれらの溶媒とする溶液等)が、この歯溝とケーシング本体の歯車収容部の内周部との間に収容された状態で一対の外歯歯車の回転により吐出部側へ搬送される。両外歯歯車は互いに噛み合って回転しており、吸入部と吐出部とは両外歯歯車の噛み合いによって遮断されるため、吐出部へ搬送された流体は吸入部へ戻ることができない。したがって、両外歯歯車の回転により吐出部へ断続的に搬送された流体によって他方の流路では内圧が上昇し、吐出部からケーシング本体の外部へ流体が吐き出される。
【0010】
ところで、双方の外歯歯車が互いに噛み合った部分では、双方の外歯歯車の外歯が互い接触して、これらの外歯に対応する歯溝に囲まれた閉込空間が形成される。しかしながら、本外接歯車ポンプでは、この閉込空間が形成されてから閉込空間の容積が最小となるまでの間は、ケーシング側部に形成された溝部を介して閉込空間と吐出部とが連通される。したがって、閉込空間の容積が減少することにより、閉込空間の内部に残留した残留流体が圧縮されると、この残留流体が溝部を介して吐出部へ押し出される。このため、閉込空間内の圧力が異常上昇することはなく、閉込空間内の圧力の異常上昇に起因する音や振動の発生及び外歯歯車の回転負荷変動を防止或いは軽減できる。
【0011】
また、本外接歯車ポンプでは、閉込空間の容積が最小となった状態から、両外歯歯車の回転により閉込空間の容積が段々と大きくなり、それまで互いに接触して閉込空間を形成していた外歯が離間して閉込空間が吸入部側で開放されるまでの間に、一対の外歯歯車の何れかの外歯が溝部の先端側に重なり合うことで、この外歯によって溝部と閉込空間との連通が遮断される。したがって、溝部と閉込空間の連通が遮断された状態からそれまで互いに接触していた外歯が離間するまでの間はそれまでとは異なり、閉込空間が真に閉じ込められた空間となる。このため、閉込空間及び溝部を介して吐出部と吸入部とが連通することはなく、吐出部から吸入部へ流体が逆流することはない。
【0012】
しかも、本外接歯車ポンプでは、閉込空間が両外歯歯車の軸を結ぶ線上の中心点で軸対称となった状態から外歯が離間して閉込空間が開放されるまでの間に、閉込空間と溝部との連通が遮断されるため、環境温度や流体の温度の変化等により、流体の粘度や溝部の寸法変化が生じても流路の吸入側と吐出側が閉込空間及び溝部を介して互いに連通することはなく、容積効率の低下を抑えることができる。
【0013】
なお、本外接歯車ポンプにおけるケーシング側部とは、溝部を有し、且つ、ケーシング本体の側方で歯車収容部を閉止する構成であればよい。したがって、ケーシング本体とケーシング側部とが一体であってもよく、ケーシング本体とケーシング側部とが別体で構成されていてもよい。
【0014】
また、ケーシング側部は外歯歯車の軸方向両側に設けられて歯車収容部を閉止するが、このケーシング側部に形成された溝部は、外歯歯車の軸方向両側に設けてもよいし、外歯歯車の軸方向一方の側にのみ設けてもよい。
【0015】
請求項2記載の外接歯車ポンプは、互いに噛み合い、一方が駆動力を受けて回転し他方が一方の回転力を受けて従動回転する一対の外歯歯車と、外部から流体を吸入可能な吸入部と前記流体を外部へ吐出可能な吐出部が形成され、且つ、前記吸入部と吐出部との間で噛み合い状態の前記一対の外歯歯車を収容すると共に前記吸入部及び吐出部の双方に連通し、前記一対の外歯歯車の噛み合いによって前記吸入部側と吐出部側とが遮断され、前記一対の外歯歯車の回転により前記吸入部へ吸入された流体を内周部と前記一対の外歯歯車の歯溝との間へ充填して当該流体を前記吐出部へ搬送する歯車収容部が形成されたケーシング本体と、前記一対の外歯歯車の軸方向両側で前記歯車収容部を閉止すると共に、前記吐出部と連通し、前記一対の外歯歯車の外歯が互いに接触することによって当該外歯に対応する歯溝に囲まれた閉込空間が、前記一対の外歯歯車の回転により前記一対の外歯歯車の軸間を結ぶ線上の中心点を通り、前記一対の外歯歯車の回転軸に対して平行な軸周りに対称状態となる位置までは、前記閉込空間と連通し、前記閉込空間が前記対称状態となってから前記一対の外歯歯車が回転した状態と、前記閉込空間が前記吸入部側で開放されるまでの間に、先端側が前記一対の外歯歯車の外歯に重なり合うことで、前記外歯によって前記閉込空間との連通が遮断される溝部が形成されたケーシング側部と、を備えている。
【0016】
上記構成の外接歯車ポンプによれば、一対の外歯歯車の一方が回転し、この一方の外歯歯車に噛み合う他方の外歯歯車が従動回転すると、吸入部から吸入されて一対の外歯歯車の歯溝へ充填された流体(例えば、水や油、或いはこれらの溶媒とする溶液等)が、この歯溝とケーシング本体の歯車収容部の内周部との間に収容された状態で一対の外歯歯車の回転により吐出部側へ搬送される。両外歯歯車は互いに噛み合って回転しており、吸入部と吐出部とは両外歯歯車の噛み合いによって遮断されるため、吐出部へ搬送された流体は吸入部へ戻ることができない。したがって、両外歯歯車の回転により吐出部へ断続的に搬送された流体によって他方の流路では内圧が上昇し、吐出部からケーシング本体の外部へ流体が吐き出される。
【0017】
ところで、双方の外歯歯車が互いに噛み合った部分では、双方の外歯歯車の外歯が互い接触して、これらの外歯に対応する歯溝に囲まれた閉込空間が形成される。しかしながら、本外接歯車ポンプでは、この閉込空間が形成されてから閉込空間が両外歯歯車の軸を結ぶ線上の中心点で軸対称となるまでの間は、ケーシング側部に形成された溝部を介して閉込空間と吐出部とが連通される。ここで、閉込空間は、通常、両外歯歯車の回転により、その容積が段々と減少し、両外歯歯車の軸を結ぶ線上の中心点で軸対称となった状態で閉込空間の容積が最小となる。したがって、閉込空間の容積が減少することにより、閉込空間の内部に残留した残留流体が圧縮されるとこの残留流体が溝部を介して吐出部へ押し出される。このため、閉込空間内の圧力が異常上昇することはなく、閉込空間内の圧力の異常上昇に起因する音や振動の発生及び外歯歯車の回転負荷変動を防止或いは軽減できる。
【0018】
また、本外接歯車ポンプでは、閉込空間が両外歯歯車の軸を結ぶ線上の中心点(例えば、両外歯歯車のピッチ円の交点)で軸対称となって閉込空間の容積が最小となった状態から、両外歯歯車の回転により閉込空間の容積が段々と大きくなり、それまで互いに接触して閉込空間を形成していた外歯が離間して閉込空間が吸入部側で開放されるまでの間に、一対の外歯歯車の何れかの外歯が溝部の先端側に重なり合うことで、この外歯によって溝部と閉込空間との連通が遮断される。したがって、溝部と閉込空間の連通が遮断された状態からそれまで互いに接触していた外歯が離間するまでの間はそれまでとは異なり、閉込空間が真に閉じ込められた空間となる。このため、閉込空間及び溝部を介して吐出部と吸入部とが連通することはなく、吐出部から吸入部へ流体が逆流することはない。しかも、本外接歯車ポンプでは、閉込空間が両外歯歯車の軸を結ぶ線上の中心点で軸対称となった状態から外歯が離間して閉込空間が開放されるまでの間に、閉込空間と溝部との連通が遮断されるため、環境温度や流体の温度の変化等により、流体の粘度や溝部の寸法変化が生じても流路の吸入側と吐出側が閉込空間及び溝部を介して互いに連通することはなく、容積効率の低下を抑えることができる。
【0019】
なお、本外接歯車ポンプにおけるケーシング側部とは、溝部を有し、且つ、ケーシング本体の側方で歯車収容部を閉止する構成であればよい。したがって、ケーシング本体とケーシング側部とが一体であってもよく、ケーシング本体とケーシング側部とが別体で構成されていてもよい。
【0020】
また、ケーシング側部は外歯歯車の軸方向両側に設けられて歯車収容部を閉止するが、このケーシング側部に形成された溝部は、外歯歯車の軸方向両側に設けてもよいし、外歯歯車の軸方向一方の側にのみ設けてもよい。
【0021】
請求項3記載の外接歯車ポンプは、請求項1又は請求項2記載の外接歯車ポンプにおいて、前記ケーシング側部は、前記一対の外歯歯車の軸方向一端側に設けられ、前記歯車収容部を閉止するカバーと、前記一対の外歯歯車とカバーとの間に設けられると共に、前記一対の外歯歯車と対向する側の端部に前記溝部が形成され、前記一対の外歯歯車の軸方向一端側の回転軸を軸支し、且つ、前記吐出部へ搬送された流体の一部が前記カバーとの間に導かれることにより当該流体の吐出圧力で前記一対の外歯歯車側へ押し付けられるガイドと、を備えることを特徴としている。
【0022】
上記構成の外接歯車ポンプでは、一対の外歯歯車の回転により吐出部へ搬送された流体の一部がガイド(『圧力バランス用側板』或いは『可動側板』等の呼び名もある)とケーシング本体との間の隙間を通ってガイドとカバーの間へ入り込み、流体の吐出圧力がガイドに作用するとガイドが両外歯歯車へ押し付けられる。これにより、ガイドと一対の外歯歯車との間のクリアランスが小さくなり、ケーシング本体内における吐出側の流路から吸入側の流路への流体の内部漏洩が減少し、容積効率が向上する。
【0023】
ここで、本外接歯車ポンプでは、ケーシング本体やカバーとは別体で構成されたガイドに溝部が形成されているため、溝部の形成(加工)が容易で溝部を形成することによる加工コスト上昇を抑えることができる。特に、ガイドを双方の外歯歯車の各々に対応するガイド構成体を連結してガイドを構成する態様の場合には、一方のガイド構成体の外周部のうち他方のガイド構成体に隣接する部分に切欠を形成したり、また、この部分に面取加工を施すだけでも上述した溝部を形成でき、溝部を形成することによる加工コストの上昇を効果的に抑えることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
図7には本発明の一実施の形態に係る外接歯車ポンプ10を適用した油圧式車高調整装置12の正面図が示されており、図8には油圧式車高調整装置12の側面図が示されている。
【0025】
これらの図に示されるように、油圧式車高調整装置12はボックス状のタンク14を備えており、このタンク14の内部へ流体としての作動油を貯留できるようになっている。このタンク14の下側には、タンク14内の作動油を車両の懸架シリンダ(図示省略)へ供給するアクチュエータ16が設けられている。このアクチュエータ16は外接歯車ポンプ10、モータ18、及び、外接歯車ポンプ10とモータ18とを支持するブラケット20によって構成されており、ボルト22によりブラケット20がタンク14の下端部へ固定され、タンク14と一体とされている。
【0026】
外接歯車ポンプ10は、ブラケット20の内側に配置され、通常はブラケット20へボルト21によって固定された蓋23によってブラケット20の外部から遮蔽されたケーシング24を備えている。ここで、図2に示されるように、このケーシング24はケーシング本体26と後述するガイド36、37及びカバー58によって構成されている。図1に示されるように、ケーシング本体26は平面視で2つの円の一部が互いに重なり合った略「8」の字形状の歯車収容部28が形成されている。図2に示されるように歯車収容部28はケーシング本体26を貫通しており、内部には同一のピッチ円で同一の歯数を有する一対の外歯歯車30、32が互いに噛み合った状態で収容されている。外歯歯車30の回転軸34はブラケット20内に配置されたギヤ等の駆動力伝達手段を介してモータ18の出力軸(何れも図示省略)へ接続されており、モータ18の駆動力(回転力)が駆動力伝達手段を介して回転軸34へ伝達されて外歯歯車30が回転し、外歯歯車30の回転力を受けて外歯歯車32が従動回転するようになっている。
【0027】
モータ18はコネクタ19(図7及び図8参照)を介してコンピュータ等の制御手段(図示省略)へ電気的に接続されている。この制御手段には乗員数や荷物重量等の変動による車高の変動を検知する車高センサ(図示省略)が電気的に接続されており、車高変動に伴う車高センサからの信号に応じて制御手段がモータ18を駆動させるようになっている。
【0028】
また、歯車収容部28内で且つ外歯歯車30の軸方向両側にはそれぞれガイド36が設けられている。また、外歯歯車32の軸方向一端側にはガイド36が設けられており、軸方向他端側にはガイド37が設けられている。図2に示されるように、これらのガイド36、37は円柱形状の大径部38とこの大径部38よりも外径寸法が小径とされた円柱形状の小径部40とが同軸的に一体とされた形状で、その半径方向中心には軸方向に沿って貫通した透孔42が貫通し、外歯歯車30の回転軸34或いは外歯歯車32の回転軸44が挿入されている。大径部38の外周部一部には軸方向に沿ってカットされた平面部46が形成されており、この平面部46にはガイド36、37の径方向中央へ向けて円孔48が形成されており、平面部46同士を互いに対向させて密着させ、更に、両ガイド36、或いはガイド36とガイド37の高さを揃えると円孔48が互いに連通する。この円孔48には長さが円孔48の深さの略2倍とされたピン50が挿入されており、このピン50が互いに対向した円孔48の双方へ挿入されることで隣接した両ガイド36、或いはガイド36とガイド37とが連結される。この連結状態では、平面視では歯車収容部28に対応した略「8」の字形状となり、各ガイド36、37の透孔42へ外歯歯車30の回転軸34或いは外歯歯車32の回転軸44が挿入された状態で歯車収容部28へ挿入できる。但し、連結状態での一対のガイド36及びガイド36とガイド37の外寸は歯車収容部28の内寸よりも極僅かに小さく、連結状態の一対のガイド36を歯車収容部28へ収容した状態では、ガイド36、37を歯車収容部28の間に幅寸法が数ミクロンから数十ミクロン程度の隙間が形成される。このため、ガイド36、37は歯車収容部28に沿って回転軸34及び外歯歯車32の回転軸44の軸方向(すなわち、図2の矢印A方向及びその反対方向)へ向けてスライド可能とされている。
【0029】
さらに、図1に示されるように、ケーシング24には吸入部52と吐出部54が形成されている。吸入部52と吐出部54は外歯歯車30と外歯歯車32の各々の軸中心を結ぶ線Lを境に線対称的に形成されており、吸入部52はケーシング本体26の外周部で開口してパイプやホース等の接続手段を介してタンク14の下端部に形成された作動油流出用の流出部(図示省略)へ接続されている。一方、吐出部54は、ブラケット20に設けられた吐出ポート65(図7及び図8参照)と連通しており、この吐出ポート65と懸架シリンダ(図示省略)とが吸入部52とケーシング本体26とを接続する接続手段とは別の接続手段を介して接続されており、吐出部54から吐き出された作動油を懸架シリンダ内部へ送給できるようになっている。
【0030】
また、図2に示されるように、ケーシング24は一対のカバー58を備えている。これらのカバー58は、回転軸34、44方向(すなわち、図2の矢印A方向及びその反対方向)両側からケーシング本体26を挟み込むように配置されており、ボルト等の締結手段によってケーシング本体26を介して互いに対向するようにケーシング本体26へ固定され、これによりケーシング本体26の歯車収容部28が閉止されている。
【0031】
ところで、図2に示されるように、ガイド37には溝部60が形成されている。ここで、図1に示されるように、溝部60は外歯歯車30と外歯歯車32との噛み合い部分の中心よりも外歯歯車32側に位置するように形成されており、その長手方向一端は吐出部54と連通している。さらに、長手方向他端(先端)は、外歯歯車30と外歯歯車32の各々の軸中心を結ぶ線Lよりも僅かに吸入部52側へ突出している。より詳細には、図3に示されるように、外歯歯車30と外歯歯車32の噛み合い部分で、外歯歯車30の外歯30Aと外歯歯車32の外歯32Aとが互いに当接し、外歯歯車30の回転方向(図3の矢印B方向)とは反対側で外歯30Aと隣接する外歯30Bと外歯歯車32の回転方向(図3の矢印C方向)とは反対側で外歯32Aと隣接する外歯32Bとが互いに当接することにより、外歯30A、30B間の歯溝と外歯32A、32B間の歯溝で囲まれた閉込空間62に溝部60の他端(先端)が対応しており、溝部60と閉込空間62とが連通している。
【0032】
但し、図3乃至図6に示されるように、閉込空間62は、両外歯歯車30、32の回転に伴ってその平面形状が変化しその容積を変化させる。閉込空間62が形成されてから(図3参照)、閉込空間62が外歯歯車30と外歯歯車32の両軸芯を結ぶ直線Lの中心点M周りに軸対称となり(図4参照)、閉込空間62の容積が最小となるまでは、溝部60の先端側が閉込空間62と連通している。しかし、図4に示されるように、閉込空間62が外歯歯車30と外歯歯車32の両軸芯を結ぶ直線Lの中心点M周りに軸対称となった状態から、外歯歯車30と外歯歯車32が所定角度回転した状態では、溝部60の先端側は外歯32Bと重なり合い、溝部60と閉込空間62との連通が外歯32Bによって遮断される。
【0033】
ここで、外歯歯車30と外歯歯車32の噛み合い部分の中心よりも外歯歯車32側で、且つ、先端(他端)が直線Lよりも吸入部52側に位置するという溝部60の位置関係は、閉込空間62が外歯歯車30と外歯歯車32の両軸芯を結ぶ直線Lの中心点M周りに軸対称となるまでは、溝部60の先端側が閉込空間62と連通し、この状態から外歯歯車30と外歯歯車32が所定角度回転すると溝部60の先端側は外歯32Bと重なり合い、溝部60と閉込空間62との連通が外歯32Bによって遮断されるための溝部60の位置関係の一態様である。したがって、溝部60の位置関係は上述した構成要件を満足する態様であればよく、上述した溝部60の位置関係に限定されるものではない。したがって、上述した溝部60の構成要件を満足する位置関係でさえあれば、例えば、外歯歯車30と外歯歯車32の噛み合い部分の中心よりも外歯歯車30側に溝部60を形成してもよい。
【0034】
次に、本実施の形態の作用並びに効果について説明する。
モータ18を駆動させて回転軸34を回転させると、外歯歯車30が図の矢印B方向へ向けて回転し、これに伴い外歯歯車32が図の矢印C方向へ向けて回転する。このとき吸入部52側で各外歯歯車30、32の歯溝へ充填されている作動油は、外歯歯車30、32の回転により歯車収容部28の内周部に沿って吐出部54側へ運ばれる。このように、作動油は吸入部52側から吐出部54側へは運ばれるが、各外歯歯車30、32の歯溝に作動油が残って吐出部54側から吸入部52側へ作動油が戻ろうとしても、これらの外歯歯車30、32は互いに噛み合っており、この噛み合い部分で吸入部52と吐出部54とがシール(遮断)されるため、基本的に、作動油は吐出部54側から吸入部52側へ戻ることはできない。このように、両外歯歯車30、32が回転して断続的に作動油が吸入部52側から吐出部54側へ運ばれてくることにより、作動油には吐出部54側から押し出される(吐き出される)だけの圧力が与えられる。
【0035】
また、吐出部54側へ運ばれた作動油は、与えられた圧力により、外歯歯車30、32とケーシング本体26(歯車収容部28)との間の隙間を通り、外歯歯車30、32とガイド36、37との間の隙間から吸入部52側へ漏れ出ようとするが、外歯歯車30、32とケーシング本体26(歯車収容部28)との間の隙間を通った作動油の一部はガイド36、37とケーシング本体26(歯車収容部28)との間の隙間を通り、ガイド36、37とカバー58の間の隙間へ達する。このガイド36、37とカバー58の間の隙間へ達した作動油は、上述した吐出圧力によりガイド36、37を外歯歯車30、32が側へ向けて押圧し、外歯歯車30、32とガイド36、37との間の隙間を小さくする(外歯歯車30、32とガイド36、37との間のクリアランスを詰める)。このため、外歯歯車30、32とガイド36、37との間の隙間から吸入部52側へ漏れる作動油が少なくなり、容積効率が向上する。
【0036】
ところで、図3に示されるように、外歯歯車30と外歯歯車32の噛み合い部分では、外歯歯車30の外歯30Aと外歯歯車32の外歯32Aとが互いに当接し、外歯歯車30の回転方向(図3の矢印B方向)とは反対側で外歯30Aと隣接する外歯30Bと外歯歯車32の回転方向(図3の矢印C方向)とは反対側で外歯32Aと隣接する外歯32Bとが互いに当接する。これにより、外歯30A、30B間の歯溝と外歯32A、32B間の歯溝に囲まれた閉込空間62が形成される。この閉込空間62は、外歯30Bと外歯32Bとが当接して閉込空間62が形成された直後から外歯歯車30、32の回転により容積が漸次減少させられていき閉込空間62の内圧が上昇させられる。しかしながら、本外接歯車ポンプ10では、ガイド37に長手方向一端が吐出部54と連通した溝部60が形成されており、この溝部60の先端部は、図3に示されるように閉込空間62が形成されてから両外歯歯車30、32の回転によりその平面形状が変化し容積が減少させられ、図4に示されるように、外歯歯車30と外歯歯車32の両軸芯を結ぶ直線Lの中心点M周りに閉込空間62の平面形状が軸対称となって容積が最小となるまでは、溝部60の先端側が閉込空間62と連通している。したがって、閉込空間62の容積が減少させられると閉込空間62内に残留した残留油(残留流体)が溝部60へ送り出され、溝部60を介して吐出部54へ吐き出される。したがって、閉込空間62の容積が減少させられても閉込空間62内の圧力が上昇することはなく、閉込空間62内の圧力の異常上昇に起因する騒音や振動等を防止でき、外歯歯車30、32の回転効率の低減を抑えることができる。
【0037】
さらに、この溝部60は、閉込空間62が外歯歯車30と外歯歯車32の両軸芯を結ぶ直線Lの中心点M周りに軸対称となった状態(図4図示状態)から、外歯歯車30と外歯歯車32が所定角度回転して、閉込空間62の容積が増大した状態では、溝部60の先端側は外歯32Bと重なり合い、溝部60と閉込空間62との連通が外歯32Bによって遮断され、閉込空間62は真に閉じ込められた空間となる。この状態から外歯歯車30、32が回転し外歯30Aと外歯32Aとが互いに離間して閉込空間62が開放されるまでの間は閉込空間62の容積が漸次増大するが、この間、溝部60と閉込空間62との間には外歯32Bが介在して溝部60と閉込空間62との連通は遮断されたままの状態である。このように、本外接歯車ポンプ10では、外歯30Bと外歯32Bとが当接して閉込空間62が形成された直後から外歯30Aと外歯32Aとが互いに離間して閉込空間62が開放されるまでの間に溝部60及び閉込空間62を介して吸入部52と吐出部54とが連通することがない。したがって、吐出部54側の作動油が吸入部52側へ漏れ出るようなことはなく、容積効率を向上させることができる。
【0038】
ここで、例えば、車両のエンジンからの熱や車両の周囲の温度等、外接歯車ポンプ10の環境温度や作動油の液温が変化することにより、ケーシング本体26やガイド37の寸法が変化して、これに伴い溝部60や吸入部52、吐出部54の寸法も変化するが、本外接歯車ポンプ10では閉込空間62の容積が最小となった状態から外歯30Aと外歯32Aとが互いに離間して閉込空間62が開放されるまでの間は溝部60と閉込空間62との間に外歯32Bが介在しているため、溝部60や吸入部52、吐出部54の寸法変化が生じたとしても、外歯30Aと外歯32Aとが互いに離間した直後の状態で溝部60と閉込空間62とが連通することはない。したがって、作動油の粘度の変化に関係なく、温度変化が大きい環境下で使用しても効率よく作動油を懸架シリンダへ送給できる。
【0039】
なお、本実施の形態では、外歯歯車32の軸方向他端側で外歯歯車32と対向するガイド37にのみ溝部60を形成した構成であったが、外歯歯車32の軸方向一端側で外歯歯車32と対向するガイド36に溝部60を形成してもよく、また、外歯歯車32の軸方向両側のガイド36、37の双方に溝部60を形成してもよい。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1又は請求項2記載の本発明によれば、閉込空間の容積が減少する際に閉込空間と吐出部とを連通するために形成された溝部が、閉込空間の容積が増大する際にはいずれか一方の外歯歯車の外歯が溝部の先端側に重なり、この外歯によって溝部の連通が遮断されるため、閉込空間内の圧力の異常上昇よる音や振動の発生及び外歯歯車の回転負荷変動を軽減でき、しかも、容積効率の低下を抑えることができる。
【0041】
請求項記載の本発明では、請求項1又は請求項2記載の本発明の効果に加え、ケーシングを構成するガイドに溝部を形成しているため、溝部の形成による加工コストの上昇を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る外接歯車ポンプの概略を示す平面図である。
【図2】図1の2−2線に沿った断面図である。
【図3】外歯歯車の噛み合い部分に形成された閉込空間とその近傍部分を拡大した平面図である。
【図4】図3図示状態から外歯歯車が回転した状態を示す平面図である。
【図5】図4図示状態から外歯歯車が回転して閉込空間と溝部との連通が外歯によって遮断された状態を示す平面図である。
【図6】図5図示状態から外歯歯車が回転して閉込空間の閉じ込みが開放された状態を示す平面図である。
【図7】本発明の一実施の形態に係る外接歯車ポンプを適用した油圧車高調整装置の正面図である。
【図8】本発明の一実施の形態に係る外接歯車ポンプを適用した油圧車高調整装置の側面図である。
【符号の説明】
10 外接歯車ポンプ
26 ケーシング本体
28 歯車収容部
30 外歯歯車
30A 外歯
30B 外歯
32 外歯歯車
32A 外歯
32B 外歯
36 ガイド(ケーシング側部)
37 ガイド(ケーシング側部)
52 吸入部
54 吐出部
58 カバー(ケーシング側部)
60 溝部
62 閉込空間

Claims (3)

  1. 互いに噛み合い、一方が駆動力を受けて回転し他方が一方の回転力を受けて従動回転する一対の外歯歯車と、
    外部から流体を吸入可能な吸入部と前記流体を外部へ吐出可能な吐出部が形成され、且つ、前記吸入部と吐出部との間で噛み合い状態の前記一対の外歯歯車を収容すると共に前記吸入部及び吐出部の双方に連通し、前記一対の外歯歯車の噛み合いによって前記吸入部側と吐出部側とが遮断され、前記一対の外歯歯車の回転により前記吸入部へ吸入された流体を内周部と前記一対の外歯歯車の歯溝との間へ充填して当該流体を前記吐出部へ搬送する歯車収容部が形成されたケーシング本体と、
    前記一対の外歯歯車の軸方向両側で前記歯車収容部を閉止すると共に、前記吐出部と連通し、前記一対の外歯歯車の外歯が互いに接触することによって当該外歯に対応する歯溝に囲まれた閉込空間が形成されてから前記閉込空間の容積が最小となるまでの間は前記閉込空間と連通し、前記閉込空間の容積が最小となってから前記一対の外歯歯車が所定角度回転した状態と、前記閉込空間が前記吸入部側で開放されるまでの間は、先端側が前記一対の外歯歯車の外歯に重なり合うことで、前記外歯によって前記閉込空間との連通が遮断される溝部が形成されたケーシング側部と、
    を備える外接歯車ポンプ。
  2. 互いに噛み合い、一方が駆動力を受けて回転し他方が一方の回転力を受けて従動回転する一対の外歯歯車と、
    外部から流体を吸入可能な吸入部と前記流体を外部へ吐出可能な吐出部が形成され、且つ、前記吸入部と吐出部との間で噛み合い状態の前記一対の外歯歯車を収容すると共に前記吸入部及び吐出部の双方に連通し、前記一対の外歯歯車の噛み合いによって前記吸入部側と吐出部側とが遮断され、前記一対の外歯歯車の回転により前記吸入部へ吸入された流体を内周部と前記一対の外歯歯車の歯溝との間へ充填して当該流体を前記吐出部へ搬送する歯車収容部が形成されたケーシング本体と、
    前記一対の外歯歯車の軸方向両側で前記歯車収容部を閉止すると共に、前記吐出部と連通し、前記一対の外歯歯車の外歯が互いに接触することによって当該外歯に対応する歯溝に囲まれた閉込空間が、前記一対の外歯歯車の回転により前記一対の外歯歯車の軸間を結ぶ線上の中心点を通り、前記一対の外歯歯車の回転軸に対して平行な軸周りに対称状態となる位置までは、前記閉込空間と連通し、前記閉込空間が前記対称状態となってから前記一対の外歯歯車が回転した状態と、前記閉込空間が前記吸入部側で開放されるまでの間に、先端側が前記一対の外歯歯車の外歯に重なり合うことで、前記外歯によって前記閉込空間との連通が遮断される溝部が形成されたケーシング側部と、
    を備える外接歯車ポンプ。
  3. 前記ケーシング側部は、
    前記一対の外歯歯車の軸方向一端側に設けられ、前記歯車収容部を閉止するカバーと、
    前記一対の外歯歯車とカバーとの間に設けられると共に、前記一対の外歯歯車と対向する側の端部に前記溝部が形成され、前記一対の外歯歯車の軸方向一端側の回転軸を軸支し、且つ、前記吐出部へ搬送された流体の一部が前記カバーとの間に導かれることにより当該流体の吐出圧力で前記一対の外歯歯車側へ押し付けられるガイドと、
    を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の外接歯車ポンプ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101985928A (zh) * 2010-11-09 2011-03-16 龙工(江西)齿轮有限公司 高效节能齿轮泵及其制造方法

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