JP3786311B2 - 撮像装置及び映像信号の警告方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【目次】
以下の順序で本発明を説明する。
【0002】
発明の属する技術分野
従来の技術
発明が解決しようとする課題(図8)
課題を解決するための手段
発明の実施の形態(図1〜図7)
発明の効果
【0003】
【発明の属する技術分野】
本発明は撮像装置及び輝度レベル調整方法に関し、例えばカメラ一体型ビデオテープレコーダに適用して好適なものである。
【0004】
【従来の技術】
従来、カメラ一体型ビデオテープレコーダ(以下、これをカムコーダと呼ぶ)においては近年回路の大部分がデイジタル化されて来ており、撮像した被写体像をデイジタル信号処理して磁気テープにデイジタル記録するようになされている。このカムコーダは工場出荷時点において多くの調整項目が最適な状態に調整されて出荷されるようになされており、通常使用する上で扱い易い状態に設定されている。すなわち、カムコーダは工場出荷時の調整値が機器の標準値(デフオルト)となつている。
【0005】
このように工場出荷時に設定される調整項目は、プロ用のカムコーダにおいて画質、絞り、バツテリの残量表示の基準値及び撮像時の被写体の信号レベル(明るさ)の基準値(以下、これを「LOW−LIGHT」項目と呼ぶ)等、約100種類程存在する。これら調整項目の内の1つである「LOW−LIGHT」項目は、撮像時にビユーフアインダ上に映し出している被写体の信号レベルがそのカムコーダにとつて明るいか暗いかを示すワーニング(警告)表示である。
【0006】
ここで、ワーニング表示とは、ある被写体を撮像したときにカムコーダ内部で被写体の映像信号をビデオレベルに変換し、当該ビデオレベルがカムコーダにとつて適切かどうかを判定し、適切でないときにビユーフアインダ上の一部分に警告の表示を行うものである。すなわち、カムコーダにおいては被写体の信号レベルが十分に明るい場合にはきれいに撮像できるのでワーニング表示が出ることはないが、カメラ内部の検出系において被写体の信号レベルが低く検出された場合にはビユーフアインダ上の一部分に「LOW−LIGHT」という文字を点滅させてワーニング表示を出するようになされている。これにより、カメラマンはビユーフアインダ上のワーニング表示を確認して絞りを調節するようになされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上述のカムコーダにおいては、「LOW−LIGHT」項目のワーニング表示を出す信号レベルの基準値が工場出荷時点で通常の使用状態に合わせて設定されている。例えば、図8に示すように「LOW−LIGHT」項目のワーニング表示と設定レベルとの関係においては、「項目の設定」が「OFF」の場合に「ワーニング表示を行うビデオレベル」の内容が「表示OFF」となり、被写体の信号レベルが低く検出されたときにでもビユーフアインダ上の一部分に「LOW−LIGHT」のワーニング表示が点滅することはない。
【0008】
また、「項目の設定」が「1」の場合には「ワーニング表示を行うビデオレベル」の内容が「ビデオレベル:約10〔%〕」となり、撮影した被写体の信号レベルが10〔%〕に相当する基準値以下になつたときにビユーフアインダ上の一部分に「LOW−LIGHT」のワーニング表示が点滅する。同様に、「項目の設定」が「2」の場合には「ワーニング表示を行うビデオレベル」の内容が「ビデオレベル:約20〔%〕」となり、撮影した被写体の信号レベルが20〔%〕に相当する基準値以下になつたときに「LOW−LIGHT」のワーニング表示が点滅するようになされ、「項目の設定」が「3」の場合には被写体の信号レベルが30〔%〕に相当する基準値以下になつたときに「LOW−LIGHT」のワーニング表示が点滅するようになされている。従つて、ユーザは撮像時の環境条件(被写体の明るさ等)に応じて「項目の設定」を「1」〜「3」の範囲で選択することにより、「LOW−LIGHT」のワーニング表示を出す基準値を10〔%〕、20〔%〕、30〔%〕の中から選定し得るようになされている。
【0009】
しかし、ユーザのカムコーダを使用する環境条件は必ずしも同一条件ではないので、標準値として設定された「ビデオレベル:約10〔%〕、20〔%〕、30〔%〕」では使用条件を満足しない場合がある。実際上、ユーザの使用条件を満足させるために「項目の設定」が「1」の場合に「ビデオレベル:約15〔%〕」、「項目の設定」が「2」の場合に「ビデオレベル:約25〔%〕」、「項目の設定」が「3」の場合に「ビデオレベル:約35〔%〕」の基準値に変更を余儀無くされた場合、機器の安全性を考慮してユーザレベルでは基準値を変更することができなかつた。つまり、メーカーがユーザ側の仕様に合わせた基準値の変更をサービス部門においてのみ行えるようにしていたため、その間ユーザはカムコーダを使用することはできず不便であるという問題があつた。
【0010】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、撮像した被写体像を示す映像信号の輝度レベルに対して設定された基準値をユーザレベルで容易に変更して自動設定し得る撮像装置及び輝度レベル調整方法を提案しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明の撮像装置及び映像信号の警告方法においては、映像信号の1フイールド分を積分した結果得られる積分値を画素数で割ることにより映像信号の平均値を算出し、複数の操作子が同時に操作されたときに限つて当該平均値を新たな基準値として記憶手段に記憶し、算出した平均値と、記憶手段に記憶した新たな基準値とを比較し、当該平均値が新たな基準値以下になつたときにユーザに対して警告を行うようにした。
これにより本発明では、ユーザに警告を行うための基準値となる映像信号の平均値をユーザの好みに合わせて変更する際、複数の操作子が同時に操作されたときに限つてその平均値を新たな基準値として記憶手段に記憶することができるので、警告を行うための基準値が誤操作により変更されることを防止しながら、警告を行うための基準値をユーザレベルで容易に更新することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。
【0013】
図1において、1は全体として撮像装置としてのカムコーダを示し、大きく分けてカメラ部1AとVTR部1Bとから構成されている。カムコーダ1はカメラ部1Aにおいて被写体からの入射光をレンズ2によつて集光した後、ダイクロイツクプリズム3によつてR(赤色原色成分)、G(緑色原色成分)、B(青色原色成分)の入射光に分解してCCD(Charge Coupled Device) 固体撮像素子4R、4G、4Bの撮像面に集光する。この場合、カムコーダ1は制御部5からの制御データに基づいてレンズ2を調整することによりフオーカス及び倍率を調整し得ると共に、レンズ2に備え付けられたアイリス6を介して絞りを調整することにより被写体からの光量を可変し得るようになされている。
【0014】
CCD固体撮像素子4R、4G、4Bは、それぞれ赤色用、緑色用、青色用の撮像素子によりR、G、Bの入射光を受光し、被写体像を表す映像信号としてプリアンプ7に出力する。プリアンプ7は映像信号を規定利得で所定レベルに増幅して出力し、図示しない相関二重サンプリング回路によつてノイズ成分を低減すると共にR、G、Bの色信号に変換してビデオアンプ8に出力する。
【0015】
ビデオアンプ8はこれらR、G、Bの色信号を規定利得で所定レベルに増幅してアナログ/デイジタル変換回路9に出力する。ここで、ビデオアンプ8は制御部5からの制御データに基づいて利得を切り換えると共に信号レベルを補正することにより、ゲイン調整、ホワイトバランス調整、ブラツクバランス調整、ブラツクレベル調整、シエーデイング補正等の各種処理を実行するようになされている。
【0016】
アナログ/デイジタル変換回路9は、次段のデイジタルビデオプロセス回路10から出力されるシステムクロツクを基準として各色信号をデイジタルデータに変換処理し、デイジタル色信号を形成してデイジタルビデオプロセス回路10に送出する。デイジタルビデオプロセス回路10はこれらのデイジタル色信号を受け、先のビデオアンプ8で処理されずに残つている各種信号処理を実行することによりデイジタルのビデオ信号を生成してVTR部1Bのレート変換回路12に送出する。
【0017】
この場合、図2に示すようにデイジタルビデオプロセス回路10においてはデイテクタ10Aを介してR、G、Bの各チヤンネルごとにデイジタル色信号をカメラシステム制御回路22に送出すると共にビデオプロセス回路10Bにも送出する。また、デイジタルビデオプロセス回路10はビデオプロセス回路10Bにおいて、R、G、Bのデイジタル色信号をマトリクス演算することによりデイジタル輝度信号、デイジタル色差信号を生成してデイジタルアナログ変換回路11及びレート変換回路12に出力する。
【0018】
このとき、デイジタルビデオプロセス回路10はビデオプロセス回路10Bにおいてガンマ補正、ニー処理、ホワイトクリツプ等の処理を実行するようになされており、制御部5からの制御データに基づいて動作を切り換えることによりガンマ補正処理の特性、ニー処理の特性等を切り換えたり、また制御部5からの制御データに基づいてマトリクス演算の係数を切り換えることにより色再現性を可変調整し得るようになされている。
【0019】
デイジタルアナログ変換回路11は、デイジタル輝度信号、デイジタル色差信号をアナログ信号に変換処理して輝度信号及び色差信号を生成し、インターフエース回路13に送出する。インターフエース回路13はこれら輝度信号及び色差信号をビユーフアインダ14に出力し、当該ビユーフアインダ14を介して撮像結果を表示すると共に、撮像結果の輝度レベルを外部の波形モニタ26に表示するようになされている。従つて、ユーザはビユーフアインダ14に写し出された撮像結果を見ながら画枠を合わせられるようになされている。また、インターフエース回路13はレート変換回路12から出力されるデイジタル信号を規定フオーマツトのシリアルデイジタルビデオ信号として、あるいは規定フオーマツトのアナログビデオ信号として出力することにより、必要に応じて撮像結果を外部機器に表示する。
【0020】
このため、レート変換回路12はデイジタルビデオプロセス回路10から出力されるデイジタル輝度信号及びデイジタル色差信号を規定フオーマツトに従つてインターフエース回路13に送出し、また伝送レートを変換して続くデイジタルビデオプロセス回路15に送出する。デイジタルビデオプロセス回路15はVTRシステム制御回路16により制御されて動作し、レート変換回路12から出力されるデイジタル輝度信号及びデイジタル色差信号をデータ圧縮した後、誤り訂正符号等を付加して規定のデータ構造に変換し、磁気テープの記録に適した符号化方式により符号化したデータ列をVTRメカデツキ17に出力する。
【0021】
VTRメカデツキ17はVTRシステム制御回路16により制御されるサーボ制御回路18によつて動作し、回転ドラムを規定の回転速度で回転駆動すると共に、ビデオカセツトテープ19から磁気テープを引き出して回転ドラムに巻き付けて保持する。また、VTRメカデツキ17は回転ドラムに巻き付けた磁気テープを規定の走行速度で走行させることにより当該磁気テープに順次斜めに記録トラツクを形成し、デイジタルビデオプロセス回路15から入力したデータ列を記録する。このようにして、カムコーダ1は撮像結果を磁気テープに順次記録するようになされている。
【0022】
サーボ制御回路18は磁気テープを走行させ、また回転ドラムを回転駆動する際に、VTRメカデツキ17の駆動系に配置されたセンサ(図示せず)によつて磁気テープ走行速度、回転ドラム回転速度を検出し、当該磁気テープ走行速度及び回転ドラム回転速度が規定値を保持するようにVTRメカデツキ17を制御する。VTRシステム制御回路16はVTR部1B全体の動作を制御するマイクロコンピユータにより形成され、タイムコード制御回路20を介してVTR1Bに関する複数の操作スイツチ21の操作に応じて、また制御部5のカメラシステム制御回路22により制御されてデイジタルビデオプロセス回路15及びサーボ制御回路18の動作を切り換えるようになされている。
【0023】
ここで、タイムコード制御回路20は複数の操作スイツチ21の操作状況(スイツチ情報)を検出してVTRシステム制御回路16に通知すると共に、必要に応じてタイムコードを生成して出力し、当該タイムコードを撮像結果と共に磁気テープに順次記録するようになされている。
【0024】
これに対してカメラ部1Aの制御部5はカメラシステム制御回路22により撮像系全体の動作を制御すると共に、VTR部1Bの制御系であるVTRシステム制御回路16を制御することにより、カムコーダ1全体の動作を制御するようになされている。すなわち、カメラシステム制御回路22はマイクロコンピユータにより形成され、入出力(In/Out)回路23を介して複数のスイツチ24及びロータリスイツチ25の操作状況を検出し、検出結果に応じて各種制御データを出力するようになされている。
【0025】
ここで、図3に示すように、制御部5においてカメラシステム制御回路22は中央処理ユニツト(以下、これをCPUと呼ぶ)30、リードオンリメモリ(以下、これをROMと呼ぶ)31、ランダムアクセスメモリ(以下、これをRAMと呼ぶ)32、電源が切れても各種調整データを保持する不揮発性RAM、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory) 33、各種スイツチ情報を読み込む入出力回路23及び文字を作成するためのキヤラクタジエネレータ34から構成されている。
【0026】
カメラシステム制御回路22においては、CPU30が各種処理を行うためにRAM32に確保されたワークエリアを用いてROM31に格納された制御プログラムを規定の処理手順で実行するようになされている。これにより、CPU30はデイジタル/アナログ変換回路11やデイジタルビデオプロセス回路10に制御データを出力することにより、カムコーダ1のカメラ部1Aの動作を制御し、また必要に応じてVTRシステム制御回路16との間でデータ通信を行つてVTR部1B全体の動作を制御する。
【0027】
また、CPU30は入出力回路23を介してキヤラクタジエネレータ34に制御データを送出する。キヤラクタジエネレータ34は制御データに応じて文字画像を形成し表示インターフエース回路36に出力する。表示インターフエース回路36はキヤラクタジエネレータ34から送られて来た文字画像をビユーフアインダ14に送出し、撮像結果であるビデオ信号と合成して表示する。これにより、CPU30はビユーフアインダ14の表示画面上に種々の情報(例えば種々の設定項目の表示されたメニユ画面)を表示し得るようになされている。
【0028】
さらに、CPU30はセツトアツプカード37にビユーウアインダ14上のメニユ画面で設定された各項目の状態を記憶させられるようになされている。このセツトアツプカード37はカムコーダ1と容易に取り外しできるようになされており、他のカムコーダにセツトアツプカード37をセツトすることにより、同じ撮像条件を別のカムコーダにおいて再現し得るようになされている。
【0029】
また、カメラシステム制御回路22は入出力回路23を介してメニユーON/OFFスイツチ24A、ページスイツチ24B、メニユITEMスイツチ24C及びオートホワイトバランス(AWB)スイツチ24D、並びにロータリスイツチ25の操作によるスイツチ情報を読み取り、当該スイツチ情報に基づいてメニユ画面の内容を変更して更新するようになされている。従つて、カメラシステム制御回路22はユーザによつてメニユON/OFFスイツチ24Aが「オン」されると、入出力回路23がスイツチ情報を読み取り、CPU30がスイツチ情報に基づいた制御データを入出力回路23を介してキヤラクタジエネレータ34に送出する。これにより、キヤラクタジエネレータ34は制御データに応じた文字画像を形成して表示インターフエース回路36を介してビユーフアインダ14に送出することによりメニユ画面を表示するようになされている。
【0030】
図4に示すように、ビユーフアインダ14の表示画面上に映し出されたメニユ画面40は「OPERATION MODE 1」とタイトルが表示され、同様のメニユ画面が「OPERATION MODE 2」、「OPERATIONMODE 3」と続いて複数ページ存在する。メニユ画面40には「R-G/B-G SEL 」項目40A、「GAMMA TABLE 」項目40B、「LOW LIGHT 」項目40C、「BARS SELECT 」項目40D、「WHITE B CH」項目40E、「BATT WARNING」項目40F、「WIDE AWB」項目40G、「ZEBRA 」項目40Hが設けられており、ユーザが選択した項目を所望のレベル(各項目ごとに「オン」、「オフ」あるいは「1」、「2」、「3」等の設定レベルが存在する)に設定し得るようになされている。
【0031】
ここで、「R-G/B-G SEL 」項目40Aはビデオ信号調整時の確認用に出力したい信号を選択するための項目であり、設定レベルには「オン」及び「オフ」がある。「GAMMA TABLE 」項目40Bはガンマ補正用の項目であり、ガンマ補正処理の特性を切換えられるように設定レベルとして「A」及び「B」がある。「LOW LIGHT 」項目40Cは本発明の一実施例として取り上げられた調整項目であり、設定レベルはビデオ信号の明るさの基準値に応じて「1」〜「3」まで存在する。「BARS SELECT 」項目40Dはカラーバーを選択するための項目であり、設定レベルは「1」〜「3」まで存在する。すなわち、3種類のカラーバーを選択し得るようになされている。
【0032】
「WHITE B CH」項目40Eは自動追尾のホワイトバランス調整の設定項目である。「BATT WARNING」項目40Fはバツテリの残量が所定レベル以下になつたときにワーニング表示する項目であり、設定レベルには「10〔%〕」、「20〔%〕」、「30〔%〕」の3種類存在する。「WIDE AWB」項目40Gはホワイトバランス調整によつて収束できる色温度の範囲を選択するための項目であり、設定レベルには「オン」及び「オフ」があつて「オン」のときに色温度の範囲が広くなるようになされている。最後に「ZEBRA 」項目40Hはビユーフアインダ上にゼブラ模様を表示させるか否かを選択する項目であり、設定レベルには「オン」及び「オフ」が存在する。
【0033】
この場合、メニユ画面40は「LOW LIGHT 」項目40Cが設定レベルとして「1」を表示しており、ビデオレベルの基準値が「10〔%〕」以下になつたときにビユーフアインダ14上にワーニング表示を点滅させるように設定されていることを表している。つまり、この「LOW LIGHT 」項目40Cの設定レベルはユーザの好みによつて「1」〜「3」までの3段階に設定レベルを変更できるようになされている。本発明のカムコーダ1においては「LOW LIGHT 」項目40Cの設定レベル「1」〜「3」におけるビデオ信号の輝度レベルの基準値をユーザ所望の基準値に容易に変更(自動設定)しようとするものである。
【0034】
このメニユ画面40における「OPERATION MODE 1」の中に所望の項目が存在しない場合、ユーザはページスイツチ24B(図3)を「オン」することにより次のページに切り換えられるようになされている。また、ページ内の項目40A〜40Hのうちのいずれかを選択するためにはメニユITEMスイツチ24Cを「オン」することにより矢印→で示したカーソル40Jを順次移動させるようになされている。ユーザは所望の項目(この場合「LOW LIGHT 」項目40C)にカーソル40Jを合わせて、ロータリスイツチ25を回転させることにより、その選択した項目の設定レベル(この場合、「1」〜「3」)を変更し、所望の設定レベルのところでロータリスイツチ25を押す。これにより、カムコーダ1は「LOW LIGHT 」項目40Cにおける設定レベルを「1」〜「3」のいずれかに確定するようになされている。
【0035】
次に、カムコーダ1において「LOW LIGHT 」項目40Cの設定レベル「1」〜「3」におけるビデオレベルの基準値を15〔%〕、25〔%〕、35〔%〕に自動設定する場合を考える。この場合の条件として、カムコーダ1はビデオ出力端子が一般の放送局等で通常使用されている波形モニタ26(図1)に接続されると共に、撮影した被写体を映し出す映像の画枠を確認するためのモニタ(図示せず)に接続されていることとする。この実施例の場合、画枠を確認するためのモニタはビユーフアインダ14に撮像結果を映し出すようにしているので、これを代用する。
【0036】
まず、カムコーダ1においてはユーザによつてメニユON/OFFスイツチ24A(図3)が「オン」されると、カメラシステム制御回路22はCPU30によつてメニユ画面40をビユーフアインダ14上に表示する。続いて、カムコーダ1はユーザによるメニユITEMスイツチ24Cの操作によつて「LOW LIGHT 」項目40Cを選択し、ロータリスイツチ25を介して設定レベルを「1」に確定する。ここで、現在の「LOW LIGHT 」項目40Cの設定レベル「1」はビテオ信号の輝度レベルの基準値が「10〔%〕」以下になつたときにワーニング表示を出すように設定された状態である。
【0037】
この状態において、ユーザは輝度レベルを確認し易いように10段階に色の濃度が変化した色票でなるグレースケール等のチヤートをカムコーダ1で所定の画枠に沿つて撮影し、波形モニタに映し出された10段階の階段状のビデオ信号の輝度レベルを確認しながら、最も明るいピーク部分の輝度レベルを所望の基準値「15〔%〕」になるようにアイリス6を介して絞りを調整する。
【0038】
カムコーダ1は、このようにして絞りの調整が終了するとユーザによつてAWBスイツチ24Dが押された状態でロータリスイツチ25が押されたときに、CPU30がデイジタルビデオプロセス回路10から送られて来たR、G、Bの各色データを読み取り、そのうちのGチヤンネルの色データを用いて、1フイールド分のデータを積分し、積分結果を画素数で割ることにより算出した平均値をビデオレベルの「15〔%〕」に相当する基準値として本体内部のRAM32に一旦保持する。カムコーダ1は同様の手順でビデオレベルが「25〔%〕」及び「35〔%〕」になるように絞りを調節して、Gチヤンネルの色データに基づいて算出したビデオレベルの「25〔%〕」及び「35〔%〕」に相当する基準値を本体内部のRAM32に順次保持していく。
【0039】
ここで、カムコーダ1においては基準値を更新するに当たつてAWBスイツチ24Dが押された状態でロータリスイツチ25が押されたときに基準値の設定を更新するという手順を採用しているが、これは1回のスイツチ操作だけで容易に基準値を更新できてしまうと誤操作等によつて基準値が更新されてしまう恐れがあるからであり、このような誤操作による基準値の更新を防止しようとする安全上のためである。
【0040】
カムコーダ1はこの3回の基準値変更の操作を行つた後、CPU30がそれぞれの設定レベル「1」〜「3」における基準値を比較してそれぞれの差が一定の間隔(この場合は5〔%〕)以上離れている場合に、それぞれの基準値が正しいものと判断し、機器本体の電源を切つてもこれら基準値のデータが消去されない不揮発性RAM33にそれぞれの基準値を書き込む。このとき、CPU30は同時に図5に示すようなメニユ画面40上に基準値を更新したことを表す文字情報(この場合は「123」)を「LOW LIGHT 」項目40Cの設定レベルとして表示するようになされている。これにより、ユーザは文字情報「123」を確認することにより、各設定レベル「1」〜「3」における基準値の変更が終了したことを認識し得るようになされている。
【0041】
ところで、CPU30はそれぞれの各設定レベル「1」〜「3」における基準値を比較してそれぞれの差が一定の間隔以上離れていなかつた場合、測定ミスや被写体が適切ではなかつたと判断して一旦保持した基準値を不揮発性RAM33に書込むことはせず、メニユ画面40上の「LOW LIGHT 」項目40Cの設定レベルに「123」の文字情報も表示しない。
【0042】
続いて、メニユ画面40を用いて設定レベルの基準値を更新するために各項目の設定レベルを選択して確定するまでの一般的なCPU30の処理手順を図6のフローチヤートを用いて説明し、引き続き選択した設定レベルの基準値を新たな基準値に変更するCPU30の処理手順を図7のフローチヤートを用いて説明する。すなわち、図6においてカメラシステム制御回路22ではRT1の開始ステツプから入つてステツプSP1に移る。ステツプSP1において、CPU30はユーザの操作によつてメニユON/OFFスイツチ24Aが変化したか否かを判定する。
【0043】
ここで否定結果が得られると、これはユーザによつてメニユON/OFFスイツチ24Aが何ら操作されていないことを表しており、このときCPU30はステツプSP1に戻つてメニユON/OFFスイツチ24Aが操作されるまで待ち受ける。これに対してステツプSP1において肯定結果が得られると、これはユーザによつてメニユON/OFFスイツチ24Aが操作されたことを表しており、このときCPU30はステツプSP2に移る。
【0044】
ステツプSP2においてCPU30はユーザの操作によつてメニユON/OFFスイツチ24Aが「ON」になつたか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、これはメニユON/OFFスイツチ24Aが「ON」になつたことを表しており、このときCPU30はステツプSP3に移つて設定メニユのメニユ画面40をビユーフアインダ14上に表示する。これに対してステツプSP2において否定結果が得られると、これはメニユON/OFFスイツチ24Aが「OFF」になつたことを表しており、このときCPU30はステツプSP4に移つてメニユ画面40が表示されていた場合は当該メニユ画面40をビユーフアインダ14上から消去し、ステツプSP5に移つて処理を終了する。
【0045】
ステツプSP6において、CPU30はユーザの操作によつてページスイツチ24Bが変化したか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、これはページスイツチ24Bが「ON」になつたことを表しており、このときCPU30はステツプSP7に移つてメニユ画面40の内容を次のページに変更する。これに対してステツプSP6において否定結果が得られると、これはユーザによつてページスイツチ24Bが何ら操作されておらず、このページ内にユーザが選択すべき所望の項目が存在することを表しており、このときCPU30はステツプSP8に移る。
【0046】
ステツプSP8において、CPU30はユーザの操作によつてメニユITEMスイツチ24Cが変化したか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、これはユーザによつてメニユITEMスイツチ24Cが操作されたことを表しており、このときCPU30はステツプSP9に移つてメニユITEMスイツチ24Cの操作に応じてメニユ画面40のカーソル40Jをユーザ所望の項目位置まで移動させる。これに対してステツプSP8において否定結果が得られると、これはユーザによつてメニユITEMスイツチ24Cが何ら操作されていないことを表しており、すなわちユーザはメニユ画面40が表示されたときのカーソル40Jの位置の項目をそのまま選択する意志があることを表しており、このときCPU30はステツプSP10に移る。
【0047】
ステツプSP10において、CPU30はユーザの操作によつてロータリスイツチ25が回転したか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、これはユーザによつてロータリスイツチ25が回転したことを表しており、このときCPU30はステツプSP11に移つて選択した項目の設定レベルをロータリスイツチの回転に応じて「1」〜「3」の順番に変更していく。これに対してステツプSP10において否定結果が得られると、これはユーザによつてロータリスイツチ25が回転されておらず、すなわち最初に表示されたときの設定レベルを変更しない意志があることを表しており、このときCPU30はステツプSP12に移る。
【0048】
ステツプSP12において、CPU30はユーザの操作によつてロータリスイツチ25が押されたか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、これはユーザによつてロータリスイツチ25が押されていないことを表しており、このときCPU30はステツプSP12に戻つてロータリスイツチ25が押されるまで待ち受ける。これに対してステツプSP12において肯定結果が得られると、これはユーザによつてロータリスイツチ25が押されたことを表しており、このときCPU30はステツプSP13に移つてメニユ画面40上に表示された設定レベルをカムコーダに対するの新たな設定レベルとして確定し、ステツプSP5に移つて処理を終了する。
【0049】
すなわち、ユーザは上述した手順に従つてカムコーダ1における各項目40A〜40Hの設定レベルを変更して確定する。続いて、図7に示すように、「LOW LIGHT 」項目40Cにおける各設定レベルの基準値を自動変更する処理手順においては、RT2の開始ステツプから入つてステツプSP21に移る。ステツプSP21において、ユーザは上述のRT1の処理手順に沿つてメニユ画面40上の「LOW LIGHT 」項目40Cにおける設定レベルを「1」に確定してステツプSP22に移る。
【0050】
ステツプSP22において、ユーザはカムコーダ1によつてグレースケールを撮影し、カムコーダ1に接続された波形モニタ26を見ながら波形の最も明るいピーク部分のビデオ信号の輝度レベルが「15〔%〕」になるようにアイリス6を介して絞りを調節してステツプSP23に移る。ステツプSP23において、ユーザは輝度レベルが「15〔%〕」になつた状態でカムコーダ1のAWBスイツチ24Dを押しながらロータリスイツチ25を押してCPU30に知らせる。
【0051】
ステツプSP24において、CPU30はデイジタルビデオプロセス回路10から送られてくるGチヤンネルのデイジタル色データを1フイールド分積分し、その積分結果を画素数で割ることにより算出した平均値を当該ビデオレベルの「15〔%〕」に相当する新たな基準値として本体内部のRAM32上に一旦保持してステツプSP25に移る。
【0052】
ステツプSP25において、ユーザは上述のRT1の処理手順に沿つてメニユ画面40上の「LOW LIGHT 」項目40Cにおける設定レベルを「2」に変更してステツプSP26に移る。ステツプSP26において、ユーザはカムコーダ1によつてグレースケールを撮影し、カムコーダ1に接続された波形モニタ26を見ながら波形の最も明るいピーク部分の輝度レベルが「25〔%〕」になるようにアイリス6を介して絞りを調節してステツプSP27に移る。
【0053】
ステツプSP27において、ユーザは輝度レベルが「25〔%〕」になつた状態でカムコーダ1のAWBスイツチ24Dを押しながらロータリスイツチ25を押して、CPU30に知らせる。ステツプSP28において、CPU30はデイジタルビデオプロセス回路10から送られてくるGチヤンネルのデイジタル色データを1フイールド分積分し、その積分結果を画素数で割ることにより算出した平均値を当該ビデオレベルの「25〔%〕」に相当する基準値として本体内部のRAM32上に一旦保持してステツプSP29に移る。
【0054】
ステツプSP29において、ユーザは上述のRT1の処理手順に沿つてメニユ画面40上の「LOW LIGHT 」項目40Cにおける設定レベルを「3」に変更してステツプSP30に移る。ステツプSP30において、ユーザはカムコーダ1によつてグレースケールを撮影し、カムコーダ1に接続された波形モニタ26を見ながら波形の最も明るいピーク部分のビデオ信号の輝度レベルが「35〔%〕」になるようにアイリス6を介して絞りを調節してステツプSP31に移る。
【0055】
ステツプSP31において、ユーザは輝度レベルが「35〔%〕」になつた状態でカムコーダ1のAWBスイツチ24Dを押しながらロータリスイツチ25を押してCPU30に知らせる。ステツプSP32において、CPU30はデイジタルビデオプロセス回路10から送られてくるGチヤンネルのデイジタル色データを1フイールド分積分し、その積分結果を画素数で割ることにより算出した平均値を当該ビデオレベルの「35〔%〕」に相当する基準値として本体内部のRAM32上に一旦保持してステツプSP33に移る。
【0056】
ステツプSP33において、CPU30は新たに設定した3つの基準値の差が一定の値(この場合「5〔%〕」)以上離れているか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、これは3つの基準値の差が一定の値以上離れており、基準値の変更が正確に行われたと判断してステツプSP34に移る。これに対して、ステツプSP33において否定結果が得られると、これは3つの基準値の差が一定の値以上離れておらず、何らかの測定ミスや被写体であるグレースケールが適切でなかつたと判断して一旦RAM32に保持した基準値のデータを消去し、ステツプSP35に移つて処理を終了する。
【0057】
ステツプSP34において、CPU30はRAM32に一旦保持した新たな3つの基準値を本体の電源を切つたときでもデータを保持しておく不揮発性RAM33に書き込むと同時に、基準値の変更が正確に行われたことを示す「123」の文字情報をメニユ画面40上の「LOW LIGHT 」項目40Cに表示し、ステツプSP35に移つて処理を終了する。
【0058】
以上の構成において、カムコーダ1はユーザによるスイツチ24の操作によつてメニユ画面40上に表示された「LOW LIGHT 」項目40Cの設定レベルを「1」〜「3」のうちのいずれかに確定し、グレースケールを撮影した結果を表示した波形モニタ26の輝度レベルを確認しながらアイリス6を介して輝度レベルを所望の基準値になるように絞りを調節する。このとき、カムコーダ1はCPU30がデイジタルビデオプロセス回路10から取り込んだ各デイジタル色データのうちGチヤンネルのデイジタル色データを1フイールド分積分し、その積分結果を画素数で割ることにより算出した平均値を新たな基準値として保持する。
【0059】
カムコーダ1は設定レベル「1」〜「3」ごとに全て新たな基準値を設定し、各々の基準値の差が一定間隔以上離れているときに限つて、新たな基準値を不揮発性RAM33に書き込むと同時に、メニユ画面40上の「LOW LIGHT 」項目40Cに「123」の文字を表示して基準値の更新を終了する。すなわち、ユーザは撮像時の環境に応じてワーニング表示を出す輝度レベルの基準値を変更する必要が生じたときでも、その場でスイツチ24及びロータリスイツチ25を操作すると共に、アイリス6を用いて絞りを調整することによりワーニング表示を出す輝度レベルの基準値を自動的に変更することができる。
【0060】
このように、カムコーダ1はグレースケールといつた所定の被写体を撮影し、波形モニタ26に映し出した被写体像を示す映像信号の輝度レベルを確認しながら、当該輝度レベルが所望の基準値になるようにアイリス6を介して絞りを調整し、このときCPU30がGチヤンネルの1フイールド分のデータを積分し、当該積分値を画素数で割ることにより算出した平均値をRAM32に一旦保持し、それぞれの設定レベル「1」〜「3」において新たに設定した基準値がそれぞれ一定の差以上以上離れているときに限り3つの新たな基準値を正しい値として不揮発性RAMに書き込むことにより、機器の設定レベルをユーザレベルの操作によつて新たな基準値に全て自動的に更新することができる。従つて、ユーザは基準値の更新のためにメーカーのサービス部門に持つていく手間を省けると共に、サービス部門で基準値を更新してもらつている間は使用できなくなるといつた不都合を解消することができる。
【0061】
以上の構成によれば、カムコーダ1は「LOW LIGHT 」項目40Cにおける設定レベル「1」〜「3」ごとの基準値をユーザレベルで容易に更新して自動的に設定できることにより、使用条件に係わらず常に最適なワーニング表示をビユーフアインダ14を介して表示することができ、かくしてユーザは撮影条件に応じてその場で瞬時に絞りを調整して最適な条件の下で撮影を行うことができる。
【0062】
なお上述の実施例においては、特定の被写体としてグレースケールチヤートを用いて輝度レベルを所望の基準値になるようにアイリス6を介して調整するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、撮影した際にビデオレベルが確認し易い被写体であれば他の種々の被写体を用いるようにしても良い。この場合にも上述の実施例と同様の効果を得ることができる。
【0063】
また上述の実施例においては、カムコーダ1の設定レベルにおける輝度レベルの基準値を「15〔%〕」、「25〔%〕」、「35〔%〕」に設定するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、それぞれの基準値の差がある程度一定の間隔以上離れていれば他の種々の基準値に設定しても良い。
【0064】
さらに上述の実施例においては、カムコーダ1においてメニユITEMスイツチ24Cを押すことにより各項目40A〜40Hを指すカーソル40Jの位置を順次移動させるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ユーザによつてロータリスイツチ25を回転させることによりカーソル40Jの位置を順次移動させるようにしても良い。
【0065】
さらに上述の実施例においては、撮像手段としてレンズ2、ダイクロイツクプリズム3及び固体撮像素子4R、4G、4Bを用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、被写体像を撮像できれば他の種々の組み合わせによる撮像手段を用いるようにしても良い。
【0066】
さらに上述の実施例においては、検出手段としてデイジタルビデオプロセス回路10を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、Gチヤンネルの色データを検出できれば他の種々の検出手段を用いるようにしても良い。
【0067】
さらに上述の実施例においては、輝度レベル表示手段として波形モニタ26を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、輝度レベルを表示できれば他の種々の表示手段を用いるようにしても良い。
【0068】
さらに上述の実施例においては、絞り手段としてアイリス6を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、輝度レベルを調整できれば他の種々の絞り手段を用いるようにしても良い。
【0069】
さらに上述の実施例においては、制御手段としてのCPU30を用いて記憶手段としての不揮発性RAM23に新しい基準値を記憶させるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、電源をオフにした場合にも新たに設定した基準値が消去されなければ他の種々の記憶手段を用いるようにしても良い。
【0070】
さらに上述の実施例においては、複数の操作子としてスイツチ24及びロータリスイツチ25を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、新たな基準値を記憶させるときに2種類以上のスイツチを同時に操作するようにすれば、他の種々の数や種類の操作子を用いるようにしても良い。
【0071】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、ユーザに警告を行うための基準値となる映像信号の平均値をユーザの好みに合わせて変更する際、複数の操作子が同時に操作されたときに限つてその平均値を新たな基準値として記憶手段に記憶することができるので、警告を行うための基準値が誤操作により変更されることを防止しながら、警告を行うための基準値をユーザレベルで容易に更新し得る撮像装置及び映像信号の警告方法を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるカムコーダの構成を示すブロツク図である。
【図2】デイジタルビデオプロセス回路の構成を示すブロツク図である。
【図3】カメラシステム制御回路の構成を示すブロツク図である。
【図4】メニユ画面の表示内容を示す図表である。
【図5】基準値変更完了時のメニユ画面の表示内容(「LOW LIGHT 」)を示す図表である。
【図6】項目の設定レベルを選択して確定する処理手順を示すフローチヤートである。
【図7】設定レベルの基準値を更新する処理手順を示すフローチヤートである。
【図8】設定レベルとワーニング表示の関係を示す図表である。
【符号の説明】
1……カムコーダ、6……アイリス、10……デイジタルビデオプロセス回路、22……カメラシステム制御回路、25……ロータリスイツチ、30……CPU、32……RAM、33……不揮発性RAM。

Claims (6)

  1. 被写体を撮像して映像信号を生成する撮像手段と、
    上記映像信号の1フイールド分を積分した結果得られる積分値を画素数で割ることにより上記映像信号の平均値を算出する平均値算出手段と、
    所定の基準値が記憶されている記憶手段と、
    複数の操作子と、
    上記平均値と上記基準値とを比較し、上記平均値が上記基準値以下になつたときユーザに対して警告を行い、上記複数の操作子が同時に操作されたときに限つて、上記操作時の上記平均値を新たな基準値として上記記憶手段に記憶するよう指令する制御手段と
    を具えることを特徴とする撮像装置。
  2. 上記平均値算出手段は、上記積分する対象の上記映像信号として当該映像信号の緑色成分を用いる
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 上記記憶手段は、複数の上記基準値を記憶し、
    上記制御手段は、上記操作時の上記平均値を複数段階保持し、上記保持した複数の平均値における差が一定間隔以上離れているときに限つて、上記保持した上記複数の平均値を新たな基準値として上記記憶手段に記憶するよう指令する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 映像信号の1フイールド分を積分した結果得られる積分値を画素数で割ることにより上記映像信号の平均値を算出する平均値算出ステツプと、
    複数の操作子が同時に操作されたときに限つて、上記平均値を新たな基準値として記憶手段に記憶する記憶ステツプと、
    上記平均値算出ステツプにより算出した上記平均値と、上記記憶ステツプにより記憶した上記新たな基準値とを比較し、上記平均値が上記新たな基準値以下になつたときにユーザに対して所定の警告手段から警告を行う警告ステツプと
    を具えることを特徴とする映像信号の警告方法
  5. 上記平均値算出ステツプでは、上記積分する対象の上記映像信号として当該映像信号の緑色成分を用いる
    ことを特徴とする請求項4に記載の映像信号の警告方法
  6. 上記記憶ステツプでは、上記複数の操作子が同時に制御されたときの複数段階の平均値を保持し、上記保持した複数の平均値における差が一定間隔以上離れているときに限つて、上記保持した上記複数の平均値を新たな基準値として上記記憶手段に記憶する
    ことを特徴とする請求項4に記載の映像信号の警告方法
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