JP3784883B2 - セルフタッピング式アンカ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は全体的に壁用アンカに関し、特に壁板やプラスタボードで作られた壁材(drywall) やシートロック(登録商標)等の脆い材料で形成された壁に対して使用される壁用アンカに関する。
【0002】
【従来の技術】
壁用アンカが従来技術から公知である。壁用アンカは一般的に、壁内に打ち込まれる摩擦嵌め式アンカか、壁内にねじ込まれるセルフタッピング式アンカかのいずれかの形態をとる。これらの壁用アンカは、絵画などの物品を壁に取り付けるのに特に有用である。この種類の壁用アンカは典型的には、脆い材料からなる壁用に用いられる。壁用アンカは通常、亜鉛などの合金または剛固なプラスチックで形成される。
【0003】
摩擦嵌め式壁用アンカは、壁内の予め穿孔された穴内に取付者によって打ち込まれる。摩擦嵌め式壁用アンカは通常、細長いねじ付き止め具を受容するように構成された円筒状本体と、壁用アンカが壁内に完全に入り込んでしまうことを防止するためのフランジとを具備する。フランジはまた、所望の打ち込み力が取付者によって施されることができる領域としての役割を果たす。ひとたびねじ付き止め具が壁内に挿入されると、ねじ付き止め具が円筒状本体内に係合し、これにより壁用アンカが迅速に膨張せしめられる。その結果摩擦嵌め式壁用アンカが、壁と壁用アンカ間の摩擦作用によって所定の場所に保持される。
【0004】
セルフタッピング式壁用アンカは取付者によって壁内にねじ込まれる。取付者は挿入器具、例えば例えば手動式または動力付きのフィリップス(登録商標)ヘッド形ねじ回しを用いることによって、セルフタッピング式壁用アンカを迅速かつ容易に壁内に挿入することができる。セルフタッピング式壁用アンカは三つの別個の構成要素、即ち脆い材料内に穴をあける穿孔部分と、脆い材料と係合する支持用円筒状本体上にねじ山部を有するねじ付き部分と、壁用アンカが壁内に完全に入り込んでしまうことを防止するためのフランジとを具備する。フランジはまた、挿入器具を受容する。斯くしてセルフタッピング式壁用アンカが挿入器具によって回転されたとき、係合されたねじ山部がセルフタッピング式壁用アンカを壁内に引き込み、かつセルフタッピング式壁用アンカが壁内に強固に取り付けられる。
【0005】
従来技術の壁用アンカは、壁用アンカの円筒状本体上にスプラインを具備する。スプラインは、円筒状本体の内側表面上に配置され、かつ円筒状本体に対して全体的に長手方向に延びており、かつシートメタルスクリュー(sheet metal screw) (SMS)等の細長いねじ付き止め具と係合する。スプラインを用いることにより、ねじ付き止め具とスプライン間の小さな接触表面積が得られるので、ねじ付き止め具が壁用アンカ内により容易に挿入されることが可能にされる。典型的にはねじ付き止め具を形成する材料は、壁用アンカを形成する材料よりも硬いので、スプラインは、ねじ付き止め具がスプライン内に雌ねじを切ることを可能にし、これにより取り付けられるべき物品がしっかりと取り付けられることが確保される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
利用可能な種々の止め具は、止め具の長さと、止め具のねじ付き部分の直径との双方において変化することができる。上述の壁用アンカの取付者は提供される種々の止め具を取り付ける必要があるので、取付者は、種々のねじ径の止め具を収容するために種々の壁用アンカを持っていなければならない。このことは、壁用アンカの製造者が種々の壁用アンカを供給しなければならないということを意味する。しかしながら、種々の壁用アンカを用意しておくことは取付者にとって厄介なことである。また、種々の壁用アンカを供給することは製造者にとって煩わしいことである。例えば、収容されるべき各止め具の寸法に応じて異なるダイが設計されかつ製造されなければならない。種々の寸法の止め具に対して別々のダイを製造することは、壁用アンカの製造コストを増大させるのみならず、製造者によって在庫され、輸送されかつ販売されなければならない部品の数を増大させる。
【0007】
従って、種々のねじ径を有する止め具を収容する単一の壁用アンカを提供する必要性がある。
従って本発明の目的は、種々のねじ径の止め具を収容する改良された壁用アンカを提供することにある。
【0008】
本発明の別の目的は、種々のねじ径の止め具を収容するスプライン形態が組み込まれた改良された壁用アンカを提供することにある。
本発明の更に別の目的は、少なくとも二組のスプラインを具備する改良された壁用アンカであって、少なくとも一組のスプラインが第1のねじ径を有する止め具と係合すると共に、両方の組のスプラインがより大きな第2のねじ径を有する止め具と係合するようにした、壁用アンカを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の目的は、第1の組のスプラインと第2の組のスプラインとを有するスプライン形態を具備する本発明による壁用アンカによって達成される。このスプライン形態は、種々のねじ径を有する止め具を収容する。
【0010】
本発明による壁用アンカは、壁板やプラスタボードで作られた壁材やシートロック(登録商標)等の脆い材料で形成された壁などに物品を取り付けるのに有用である。物品は、特定の直径のねじ山部を有する止め具によって脆い材料に取り付けられる。壁用アンカは、壁用アンカの挿入時に壁用アンカが壁内に完全に入り込んでしまうことを防止するフランジと、全体的に円筒状をなす本体とを具備し、この円筒状本体はフランジ側端部と内側表面とを備える。円筒状本体はフランジ側端部においてフランジに結合される。円筒状本体の内側表面は、予め定められた直径D1 を有する穴によって形成される。内側表面上に配置されたスプライン形態は、少なくとも二つの特定の直径の止め具を収容するように形成される。
【0011】
別の実施態様では、壁用アンカは、脆い材料用のセルフタッピング式壁用アンカである。この壁用アンカは、挿入器具を受容するための切欠き部を有するフランジと、円筒状本体とを具備し、円筒状本体は、フランジ側端部と内側表面と外側表面とを有する。フランジ側端部においてフランジが円筒状本体に結合される。円筒状本体の内側表面は、予め定められた直径D1 を有する穴によって形成され、スプライン形態が円筒状本体の内側表面上に配置される。このスプライン形態は、少なくとも第1および第2の直径の内の一つを有する止め具を収容するように構成される。円筒状本体の外側表面は、外側表面上に配置されたねじ山部を有する。
【0012】
好ましくは上述のセルフタッピング式壁用アンカは更に、フランジ側端部と反対側の円筒状本体の端部に結合された穿孔部分を具備する。この穿孔部分が脆い材料を切削して、ねじ山部が脆い材料と係合することを可能にするようにする。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1を参照すると、種々の直径の止め具を収容するための本発明による壁用アンカ10が示されている。好ましい実施例では壁用アンカ10は、セルフタッピング作用を有するアンカである。しかしながら、摩擦嵌め式アンカを含む他の種類の壁用アンカにも本発明を適用することができる。壁用アンカ10の主要な特徴は、種々のねじ径を有する止め具を収容するように円筒状本体の内側表面上に配置されたスプライン形態が使用されている点にある。好ましい実施例では、壁用アンカ10は亜鉛で形成される。しかしながら、亜鉛と同様の特性を有する他の合金が、壁用アンカ10を形成するために用いられることもできる。また、成形可能な剛固なプラスチックが、壁用アンカ10を形成するために用いられることもできる。
【0014】
壁用アンカ10は、ねじ付き部分12と、穿孔部分14と、フランジ16とを具備する。ねじ付き部分12は円筒状本体18を備え、この円筒状本体18は、円筒状本体18の外側表面22上に配置されたねじ山部20を有する。フランジ16は、円筒状本体18のフランジ側端部24において円筒状本体18に結合される。フランジ16は空隙26によってねじ山部20から直線的に間隔を隔てられており、且つフランジ16は止め具係合表面28を有する。
【0015】
円筒状本体18はまた、穴32によって形成される内側表面30を有する。穴32は、フランジ16上の止め具係合表面28から結合部36まで円筒状本体18の全長に亘って延びている。好ましい実施例では、対をなして対向するスプライン38,40(図4参照)が円筒状本体18の全長に亘って延びている。別の実施例では、適用分野に応じてスプライン38,40の長さが変えられることができる。
【0016】
穿孔部分14が結合部36においてねじ付き部分12に結合される。穿孔部分14は刃44を備え、この刃44は、円筒状本体18の穴32と連通するカップ状区域46を有する。刃44は更に、結合部36上または結合部36の近傍に破断部域または脆弱部域48を有し、これらの脆弱部域48はねじ付き部分12と穿孔部分14間の結合力を弱める。脆弱部域48は減少した表面積を与え、その結果止め具が円筒状本体18の穴32内に挿入されたときに穿孔部分14がぽきっと折り取られる。
【0017】
好ましい実施例では、刃44は更に、一対の側方スパイク52間に配置された中央スパイク50を有する。中央スパイク50は側方スパイク52よりも長く形成され、壁用アンカ10が壁内に挿入されるときに中央スパイク50が最初の接触点を与える。最初の挿入時に壁用アンカ10が挿入器具、例えばフィリップス(登録商標)ヘッド形ねじ回し(図示しない)によって回転されると、側方スパイク52が壁内に穴をあける。図2から最も良く判るように、側方スパイク52は角度54をなして傾斜している。好ましい実施例では、角度54は約90°である。しかしながら、適用分野に応じて他の角度が採用されることができる。刃44は更に、開放区域42を有し、この開放区域42は、壁用アンカ10の全重量を低減させるのに寄与する。
【0018】
従来技術のセルフタッピング式アンカ56の断面図を図3に示す。図3には、円筒状本体62の内側表面60上に配置された4個のスプライン58が示されている。ねじ山部64が円筒状本体62の外側表面66上に配置される。このセルフタッピング式アンカ56では、各スプライン58がほぼ同一の寸法および同一の形状を有する。その結果セルフタッピング式アンカ56は、単一の寸法(直径)の止め具、例えば単一の寸法のシートメタルスクリュー(sheet metal screw) (SMS)を収容することしかできない。
【0019】
次に図4を参照すると、フランジ16は4個の切欠き部68を備え、各切欠き部68は互いに約90°の間隔を隔ててフランジ16の止め具係合表面28周りに配置される。各切欠き部68は全体的に矩形形状をなす。切欠き部68は、挿入器具、例えば手動式または動力付きのフィリップス(登録商標)ヘッド形ねじ回しを受容するような形状に形成される。しかしながら切欠き部68は、従来からある任意の種類の駆動工具、例えばアレン(Allen) 形ねじ回し、Tcrx形ねじ回し、又はスリット付きねじ回しを収容するような形状に形成されることもできる。挿入器具は、取付者が壁用アンカ10を時計回り方向(矢印70によって示される方向)に回転させることを可能にし、その結果壁用アンカ10が壁内に挿入されることができる。壁用アンカ10を反時計回り方向に回転させることにより、壁用アンカ10が壁から取り外されることができる。
【0020】
穴32によって形成される全体的に円筒状をなす内側表面30は、予め定められた直径D1 を有する円を形成する。この円の直径D1 は、円筒状本体18の全長に亘って、即ち止め具係合表面28から結合部36まで一定に保たれる。
【0021】
図4には、スプライン形態の好ましい実施例が示されており、このスプライン形態が図1に示す壁用アンカ10に組み込まれたとき、スプライン形態は種々のねじ径の止め具を収容するようになっている。図4に示されるスプライン形態の好ましい実施例は、標準的な6番シートメタルスクリュー(♯6 SMS)か、または6番シートメタルスクリューよりも大きなねじ径を有する標準的な8番シートメタルスクリューかのいずれかを収容するように形成されている。ねじ径DT を有する典型的な止め具72が図5に示されている。
【0022】
好ましい実施例では、対をなして対向するスプライン38および40は夫々、互いに直径方向に対向するように配置される。しかしながら、他の個数および他の配置のスプラインを採用することもできる。例えば壁用アンカ10は、単一のスプライン38と一対のスプライン40とを具備することができ、または一対のスプライン38と単一のスプライン40とを具備することができる。構造的観点から言えば、スプライン38および40の双方は全体的に、スプライン38,40がなす三角形断面と、穴32の中心76に向かうスプライン38,40の突出部がなす角度と、内側表面30から中心76に向かうスプライン38,40の突出部の高さ又は距離とによって特徴付けられる。本発明の好ましい実施例の特徴は、一対のスプライン38が6番シートメタルスクリューと係合するように形成されると共に、一対のスプライン40が8番シートメタルスクリューと係合するように形成されるという点にある。
【0023】
スプライン38に関して述べると、スプライン38の突出部が形成する角度74は約45°である。しかしながら、適用分野に応じて他の角度が採用されることができる。スプライン38が内側表面30から穴32の中心76に向けて突出する距離は、対をなして対向するスプライン38間の先端間距離によって最も良く特徴付けられる。スプライン38の重要な特徴は、スプライン38が結合部36に近付くにつれてスプライン38が徐々に中心76に向けて更に突出していくように円筒状本体18の長さ方向に沿ってスプライン38にテーパが付けられている点にある。その結果止め具係合表面28における先端間距離B1 は、円筒状本体18の結合部36における先端間距離B2 よりも大きい。好ましい実施例では、一対のスプライン38間の先端間距離B1 は0.136インチ(3.45ミリメートル)であり、一方結合部36におけるスプライン38間の先端間距離B2 は0.126インチ(3.20ミリメートル)である。なお、適用分野に応じて他の先端間距離が採用されることもできる。
【0024】
スプライン38にテーパが付けられている理由は次の通りである。スプライン38の主な目的は、6番シートメタルスクリュー等のねじ付き止め具と係合することにある。壁用アンカ10は亜鉛、即ち6番シートメタルスクリューよりも軟らかい材料で形成されているので、スプライン38は6番シートメタルスクリューのねじ山部によって雌ねじを切られる又は局所的に移動せしめられることになる。壁用アンカ10内への6番シートメタルスクリューの挿入を容易にするために、最初は6番シートメタルスクリューがスプライン38と係合しないで6番シートメタルスクリューが穴32内へ挿入されるように内側表面30の寸法が定められることが望ましい。フランジ16の止め具係合表面28における先端間距離B1 が6番シートメタルスクリューのねじ径よりもわずかに大きくなるようにし、かつ円筒状本体18の長さ方向に沿ってスプライン38にテーパを付けることにより、6番シートメタルスクリューが手によって壁用アンカ10の穴32内に容易に設置されることができる。挿入時に6番シートメタルスクリューは、先端間距離B2 が6番シートメタルスクリューのねじ径にほぼ等しい部位においてスプライン38から受ける力によって所定の位置に保持される。
【0025】
6番シートメタルスクリューが挿入器具を用いて壁用アンカ10内に実質的にねじ込まれたとき、6番シートメタルスクリューのねじ山部がスプライン38と係合し、かつ6番シートメタルスクリューのねじ山部が、スプライン38を形成するより軟らかい亜鉛内にねじを切って強固に結合される。斯くして、6番シートメタルスクリューを利用した強固な取り付けが、図1、図2および図4に示される本発明による壁用アンカ10によって達成されることができる。
【0026】
図4に示されるスプライン形態は更に、スプライン40を備える。スプライン38の場合と同様に、各スプライン40は互いにほぼ同一に形成される。好ましい実施例では、スプライン40は互いに直径方向に対向するように配置される。しかしながら、スプライン40の別の相対位置関係が採用されることもできる。
【0027】
好ましい実施例では、スプライン40が突出する角度78は100°である。しかしながら、適用分野に応じて他の角度78が採用されることもできる。スプライン40が内側表面30から穴32の中心76に向けて突出する距離は、スプライン40間の先端間距離によって特徴付けられる。
【0028】
スプライン38の場合と同様に、スプライン40は、止め具係合表面28における先端間距離A1 が円筒状本体18の結合部36における先端間距離A2 よりも大きくなるように円筒状本体18の長さ方向に沿ってテーパが付けられている。好ましい実施例では、止め具係合表面28における先端間距離A1 は0.159インチ(4.04ミリメートル)であり、一方結合部36における先端間距離A2 は0.140インチ(3.56ミリメートル)である。なお、適用分野に応じて他の先端間距離が採用されることもできる。斯くして好ましい実施例では、スプライン38は、スプライン40よりも小さい突出角度を有し、かつスプライン40よりも大きい突出距離を有する。
【0029】
6番シートメタルスクリューよりも僅かに大きいねじ径を有する8番シートメタルスクリューが穴32内に挿入され且つ回転されたとき、8番シートメタルスクリューのねじ山部はスプラインを形成する亜鉛に雌ねじを切り又は亜鉛を移動せしめる。8番シートメタルスクリューは、スプライン38と係合するのみならず、スプライン40とも係合する。その結果、4個のスプライン38,40のすべてが8番シートメタルスクリューによってねじを切られる。これとは対照的に、6番シートメタルスクリューが穴32内に挿入されるときにはスプライン38のみがねじを切られる。このようなスプライン形態を採用することにより、種々のねじ径を有する止め具、例えば6番シートメタルスクリューと8番シートメタルスクリューとが、本発明による単一の壁用アンカ10に対して利用されることができる。
【0030】
種々のねじ径を有する止め具を収容する上述の壁用アンカに対して、本発明の範囲および精神を逸脱することなく、種々の修正および変更がなされ得るということが当業者には明らかであろう。種々の実施例に関連して上述した本発明の種々の特徴が特許請求の範囲に記載されている。特許請求の範囲に記載された開示は、特許請求の範囲に記載された範囲内に入るすべての変形例を包含することを意図されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による壁用アンカの第1の実施例の正面図である。
【図2】図1の右側から見た壁用アンカの側面図である。
【図3】従来技術の壁用アンカの、図1の3−3線に相当する線に沿ってみた断面図である。
【図4】図1の4−4線に沿ってみた壁用アンカの端面図である。
【図5】図1に示す壁用アンカ内に挿入されることができる止め具の側面図である。
【符号の説明】
10…壁用アンカ
12…ねじ付き部分
14…穿孔部分
16…フランジ
18…円筒状本体
20…ねじ山部
28…止め具係合表面
32…穴
36…結合部
38,40…スプライン
44…刃
50…中央スパイク
52…側方スパイク
68…切欠き部
72…止め具

Claims (7)

  1. 複数の特定の直径のねじ山部を有する複数の止め具を固定するために脆い材料に対して使用されるセルフタッピング式アンカであって、
    挿入器具を受容するための切欠き部を有するフランジと、
    フランジ側端部と、内側表面と、外側表面とを有する円筒状本体とを具備し、該円筒状本体が上記フランジ側端部において上記フランジに結合され、上記円筒状本体の上記内側表面が予め定められた直径を有する穴によって形成されると共にスプライン形態が上記円筒状本体の上記内側表面上に配置され、上記スプライン形態が、少なくとも一つの第1のスプラインと、該第1のスプラインとは形態の異なる少なくとも一つの第2のスプラインとを含んでいて、上記円筒状本体の上記外側表面が、該外側表面上に配置されたねじ山部を有する、セルフタッピング式アンカ。
  2. 上記第1のスプラインと上記第2のスプラインとは、上記穴の中心に向かう突出部の突出距離が異なっている、請求項1に記載のセルフタッピング式アンカ。
  3. 上記第1のスプラインと上記第2のスプラインとは、上記穴の中心に向かう突出部のなす角度が異なっている、請求項1または2に記載のセルフタッピング式アンカ。
  4. 上記フランジに結合された上記フランジ側端部と反対側の端部に結合された穿孔部分を更に具備し、該穿孔部分が上記脆い材料を切削して上記ねじ山部が該脆い材料と係合することを可能にするようにした、請求項1から3の何れか一項に記載のセルフタッピング式アンカ。
  5. 上記スプライン形態が、互いに直径方向に対向した二つの上記第1のスプラインと、互いに直径方向に対向した二つの上記第2のスプラインとを含んでいる、請求項1から4の何れか一項に記載のセルフタッピング式アンカ。
  6. 上記スプラインが実質的に上記フランジ側端部から始まっている、請求項1から5の何れか一項に記載のセルフタッピング式アンカ。
  7. 上記円筒状本体の長さ方向に沿って上記スプラインにテーパが付けられている、請求項1から6の何れか一項に記載のセルフタッピング式アンカ。
JP12496296A 1995-05-19 1996-05-20 セルフタッピング式アンカ Expired - Fee Related JP3784883B2 (ja)

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US (1) US5558479A (ja)
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