JP3784675B2 - 撮像装置、撮像方法、およびプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、固体撮像素子の欠陥画素を検出して補正を行う撮像装置、撮像方法、および撮像処理プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、固体撮像素子の欠陥画素を補正する撮像装置は、特開昭63−310280号公報に記載されたものが知られている。
【0003】
図7に、従来の撮像装置の欠陥画素検出と補正を行う構成を示すブロック図と、図8に、動作説明図を示す。
【0004】
この撮像装置においては、欠陥画素を検出する回路のクロック周期と、欠陥画素の補正を行う回路のクロック周期が同一で構成され、欠陥画素の検出信号が発生されると当該検出信号と同一の期間に補正を行う、即ち検出信号と同一のクロック数だけ補正を行うように構成されている。このような撮像装置の具体例の動作について、以下に説明する。
【0005】
撮像素子601は、クロック周期τで映像信号を出力する。振幅検出器602,603でそれぞれ欠陥によって発生した白レベルあるいは黒レベルを検出し、白レベルは設定閾値1よりも大きければ欠陥画素、黒レベルは設定閾値2よりも小さければ欠陥画素と検出する。信号成形回路604,605及び極性反転回路606は、欠陥の信号と検出されたときに、欠陥長×τ時間、即ちτあるいは2τの正極性パルスを生成し、合成器607で両者を加算する。白の欠陥画素と黒の欠陥画素の両者が重なることはない。
【0006】
撮像素子601の出力は、τ単位の遅延素子609〜613に導かれる。遅延素子609は、特に判断回路608の判別に伴う制御信号の遅延に対して個体撮像素子601の出力を補償するものである。
【0007】
欠陥なしでは、遅延素子611の出力を選択器622のa点につなぐ。期間τ即ち1画素の欠陥では、遅延素子610と遅延素子612を加算器614にて加算して、減衰器615で1/2にしてb点につなぐ。期間2τ即ち2画素の欠陥では、遅延素子609の出力を1/3係数乗算器617で1/3し、遅延素子612の出力を2/3係数乗算器616にて2/3し、この両者を加算器618にて加算したものを選択器622のc点につなぐ。また、遅延素子613の出力を1/3係数乗算器619で1/3し、遅延素子610の出力を2/3係数乗算器620にて2/3し、この両者を加算器621にて加算したものを選択器622のd点につなぐ。選択器622は、判断回路608の出力で制御され、欠陥画素補正出力623を出力する。
【0008】
判断回路608の出力制御を図8に示す。撮像素子出力は、時間τ毎にABCDEの順で信号が出力されるものとする。1画素を補正する場合には、判断回路608は、B以外の非欠陥画素にてa点入力のACDE信号を出力し、Bの欠陥画素を補正して出力するときには、b点入力の(A+C)/2を選択する。また、欠陥画素が2連続画素である場合でBC以外が非欠陥画素のときには、a点入力のADE信号を出力し、Bを補正して出力するときには、c点入力の(2A+D)/3を選択し、Cを補正して出力するときには、d点入力の(A+2D)/3を選択する。このように、従来の撮像装置では、欠陥画素の検出と補正を同一のクロックにて行うように構成されていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の撮像装置においては、欠陥画素の検出と補正が同一クロックにて行われるため、固体撮像素子を駆動することによって得られる第一の映像と、第一の映像と露光時間が異なるように固体撮像素子を駆動することによって得られる第二の映像とを得て、第一の映像と第二の映像とを加算して広いダイナミックレンジの映像を出力する撮像装置においては、加算前と後とでクロック周波数が異なる場合があり、第一の映像と第二の映像についてそれぞれ欠陥画素の補正を行うときには、欠陥画素の検出もそれぞれ第一の映像と第二の映像について行わなければならないという問題があった。
【0010】
また、回路規模を削減するために従来の技術を適用しようとすると、第一の映像と第二の映像の加算後に、図7に示したような回路が挿入される構成になってしまうため、固体撮像素子の出力が得られた直後に補正を行うよりも補正精度が低下する問題があった。
【0011】
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、固体撮像素子を駆動することによって得られる第一の映像と、第一の映像と露光時間の異なるように固体撮像素子を駆動することによって得られる第二の映像の両者を加算して映像を出力する広いダイナミックレンジの撮像用途において、欠陥画素の検出回路を1つに削減しつつ検出精度を向上させ、欠陥画素の補正精度をも向上させることのできる撮像装置、撮像方法、および撮像処理プログラムを提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の撮像装置は、固体撮像素子を駆動して露光時間の異なる第一の映像と第二の映像とを得る映像獲得手段と、前記第一の映像と前記第二の映像との欠陥画素の補正を行う欠陥画素補正手段と、前記第一の映像と前記第二の映像とを加算して映像を出力する映像出力手段と、前記加算後の映像において欠陥画素を検出する欠陥画素検出手段と、前記加算後の映像における欠陥画素の水平位置と垂直位置とを求める位置検出手段と、前記求められた水平位置と垂直位置とを加算前の前記第一の映像と前記第二の映像との画素位置に変換する位置変換手段とを備え、前記欠陥画素補正手段が、前記位置変換手段に求められた前記第一の映像と前記第二の映像とのそれぞれの欠陥画素位置に基づいて前記欠陥画素の補正を行うことを特徴とした構成を有している。
【0013】
この構成により、第一の画像と第二の画像とを加算して、加算後の映像に対して欠陥画素を検出し、検出した画素位置を加算前の第一の映像と第二の映像の画素位置に変換するので、一系統の検出手段で二系統の映像に対して欠陥画素を補正することができることとなる。
【0018】
さらに、本発明の撮像装置は、固体撮像素子を駆動して露光時間の異なる第一の映像と第二の映像とを得る映像獲得手段と、前記第一の映像と前記第二の映像との欠陥画素の補正を行う欠陥画素補正手段と、前記第一の映像と前記第二の映像とを加算して映像を出力する映像出力手段と、前記加算後の映像において欠陥画素を検出する欠陥画素検出手段と、前記加算後の映像における欠陥画素の水平位置と垂直位置とを求める位置検出手段と、前記検出された欠陥画素の水平位置と垂直位置とを加算前の前記第一の映像と前記第二の映像とのそれぞれの欠陥画素の水平位置と垂直位置とに変換するマイコンとを備え、前記欠陥画素補正手段が、前記マイコンに求められた前記第一の映像と前記第二の映像のそれぞれの欠陥画素位置に基づいて前記欠陥画素の補正を行うことを特徴とした構成を有している。
【0019】
この構成により、第一の画像と第二の画像とを加算して、加算後の映像に対して欠陥画素を検出し、検出した画素位置から加算前の第一の映像と第二の映像の画素位置を求めるので、一系統の検出手段で二系統の映像に対して欠陥画素を補正することができることとなる。
【0024】
さらに、本発明の撮像方法は、固体撮像素子を駆動して露光時間の異なる第一の映像と第二の映像とを得る映像獲得ステップと、前記第一の映像と前記第二の映像との欠陥画素の補正を行う欠陥画素補正ステップと、前記第一の映像と前記第二の映像とを加算して映像を出力する映像出力ステップと、前記加算後の映像において欠陥画素を検出する欠陥画素検出ステップと、前記加算後の映像における欠陥画素の水平位置と垂直位置とを求める位置検出ステップと、前記求められた水平位置と垂直位置とを加算前の前記第一の映像と前記第二の映像との画素位置に変換する位置変換ステップとを備え、前記欠陥画素補正ステップが、前記位置変換ステップで求められた前記第一の映像と前記第二の映像のそれぞれの欠陥画素位置に基づいて前記欠陥画素の補正を行うことを特徴としたものである。
【0025】
この方法により、第一の画像と第二の画像とを加算して、加算後の映像に対して欠陥画素を検出し、検出した画素位置を加算前の第一の映像と第二の映像の画素位置に変換するので、一系統の検出ステップで二系統の映像に対して欠陥画素を補正することができることとなる。
【0030】
さらに、本発明の撮像処理プログラムは、固体撮像素子を駆動して露光時間の異なる第一の映像と第二の映像とを得る映像獲得ステップと、前記第一の映像と前記第二の映像との欠陥画素の補正を行う欠陥画素補正ステップと、前記第一の映像と前記第二の映像とを加算して映像を出力する映像出力ステップと、前記加算後の映像において欠陥画素を検出する欠陥画素検出ステップと、前記加算後の映像における欠陥画素の水平位置と垂直位置を求める位置検出ステップと、前記求められた水平位置と垂直位置とを加算前の前記第一の映像と前記第二の映像との画素位置に変換する位置変換ステップとを備え、前記欠陥画素補正ステップが、前記位置変換ステップで求められた前記第一の映像と前記第二の映像のそれぞれの欠陥画素位置に基づいて前記欠陥画素の補正を行うことを特徴としたものである。
【0031】
このプログラムにより、第一の画像と第二の画像とを加算して、加算後の映像に対して欠陥画素を検出し、検出した画素位置を加算前の第一の映像と第二の映像の画素位置に変換するので、一系統の検出ステップで二系統の映像に対して欠陥画素を補正することができることとなる。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0037】
図1に、本発明の第1の実施の形態の撮像装置を示す。図1に示すように、本発明の第1の実施の形態の撮像装置は、固体撮像素子101、欠陥画素補正回路102、時間軸伸長回路103、ダイナミックレンジ拡大回路104、フレーム巡回型ノイズ低減回路105、欠陥画素検出回路106、欠陥画素位置保存メモリ107および位置変換回路108を備えている。
【0038】
固体撮像素子101は、露光時間を長くして低輝度の階調性を向上させる撮像と、露光時間を短くして高輝度の階調性を向上させる撮像とを、交互に行うことができるもので、例えば、CCDから構成されている。
【0039】
欠陥画素補正回路102は、固体撮像素子101の欠陥画素の特異レベルを周辺画素と見分けがつかないように置き換えて補正を行うもので、例えば、周辺画素から置き換え値を求めるフィルタから構成されている。
【0040】
時間軸伸長回路103は、露光時間の長い撮像がなされた映像信号と、露光時間の短い撮像がなされた映像信号のそれぞれを、映像信号規格の1ラインに走査するのに必要な時間に、それぞれ伸長を行うもので、例えば、書き込み時間よりも読み出し時間を長くすることによって時間軸伸長を実現できるラインメモリから構成されている。
【0041】
ダイナミックレンジ拡大回路104は、時間軸伸長された上記2種類の映像信号を加算して、低輝度でも高輝度でも階調性を向上できるようにするためのもので、映像信号を加算する加算器から構成されている。
【0042】
フレーム巡回型ノイズ低減回路105は、ダイナミックレンジが拡大された映像信号規格に規定されている時間パラメータを満たす映像信号についてノイズ低減を行うもので、フレームメモリと加算器とから構成され、前フレームの映像をフレームメモリに保存し、現フレームの映像との間で加算を行い、加算された割合で除算を行うことにより、フレーム間相関のないノイズ成分については、フレーム間相関のある信号成分に比べてレベルが小さくなることにより、ノイズ低減ができるものであり、ノイズを欠陥画素と誤検出される頻度を低減でき、空間的なフィルタでないことから小さなレベルや幅が狭い欠陥画素がなまることがないので、検出精度が向上できるものである。
【0043】
欠陥画素検出回路106は、ノイズ低減された映像信号について閾値を設定し、例えば閾値よりも大きい画素については白傷なる欠陥画素と判断し、その映像信号の水平・垂直位置を検出するもので、欠陥画素を判断する手段としては、映像信号と閾値が入力される比較回路、欠陥画素の水平・垂直位置を求める手段として、画面の左上角を原点として水平方向の画素数と、垂直方向のライン数とを数える計数回路とから構成されている。
【0044】
欠陥画素位置保存メモリ107は、検出された水平・垂直位置を保存するためのもので、読み出し可能なメモリから構成される。
【0045】
位置変換回路108は、欠陥画素位置保存メモリ107から読み出された垂直位置から、時間軸伸長する前の欠陥画素につき、露光時間の長い映像信号のラインと短い映像信号ラインそれぞれを補正できるように、検出された欠陥画素につき、欠陥画素が現れるタイミングで検出された欠陥画素に対して、露光時間が長い映像信号の補正用と短い映像信号の補正用とのパルスを発生させるものである。
【0046】
また、欠陥画素補正回路102は、この位置変換回路108から発生された発生パルスによって、露光時間が長い映像信号と短い映像信号のそれぞれについて、欠陥画素の補正を行う。
【0047】
以上のように構成された撮像装置について、図2を用いてその動作を説明する。固体撮像素子101から出力される露光時間の長く低レベルの階調のある映像信号(以下L)と、露光時間の短く高輝度で階調のある映像信号(以下S)は、垂直映像信号の開始即ち、画面上端を起点として、A)のように順番にそのライン出力の順番が0.5H毎に割り当てられるものとする。ライン出力順番5,6については、LとSそれぞれに欠陥画素の特異点としてパルス状の映像信号が、B)のように得られている。
【0048】
時間軸伸長回路103によって、Lと、Lから0.5H遅れのSは、それぞれC)とD)のように1Hに時間軸伸長されると共に、C)とD)とが時間的に同時になるようにタイミング調整される。
【0049】
ダイナミックレンジ拡大回路104は、C)とD)とを加算して、低輝度から高輝度の階調のある映像信号を生成し、フレーム巡回型ノイズ低減回路105にてノイズ低減と、欠陥画素検出回路106にて閾値比較のノイズ検出処理が行われる。このとき、E)に示す映像1ラインにつき順にラインの位置がF)のように計数回路により割り当てられ、欠陥画素が「ライン3」である情報が欠陥画素位置保存メモリ107に保存される。
【0050】
位置変換回路108では、欠陥画素補正回路102にて補正ができるように、欠陥画素位置保存メモリ107に保存されているライン位置F)を、ライン出力順番A)に変換する。例えば、本実施例では、F)の「ライン3」は、A)の「ライン出力順番5と6」に変換される。
【0051】
このように、本発明の第1の実施の形態によれば、ノイズ低減された映像信号に対して誤検出を低減して欠陥画素の検出が行うようにし、検出されたラインから補正するときのL,Sを指定するようにライン位置の変換の演算を回路で行うことができるので、欠陥画素を補正することができる。
【0052】
図3に、本発明の第2の実施の形態の撮像装置を示す。図3に示すように、本発明の第2の実施の形態の撮像装置は、固体撮像素子301、欠陥画素補正回路302、時間軸伸長回路303、ダイナミックレンジ拡大回路304、フレーム巡回型ノイズ低減回路305、欠陥画素検出回路306、欠陥画素位置保存メモリ307およびマイコン308を備えている。
【0053】
固体撮像素子301、時間軸伸長回路303〜フレーム巡回型ノイズ低減回路305については、上記第1の実施の形態の撮像装置、すなわち、図1に示した固体撮像素子101、時間軸伸長回路103〜フレーム巡回型ノイズ低減回路105と構成・動作原理は同様である。
【0054】
欠陥画素補正回路302は、固体撮像素子301の欠陥画素の特異レベルを周辺画素と見分けがつかないように置き換えて補正を行うもので、例えば、周辺画素から置き換え値を求めるフィルタなどから構成されており、欠陥画素補正回路102と補正動作は同じであるが、マイコン308の指示により補正動作が開始される。
【0055】
欠陥画素検出回路306は、ノイズ低減された映像信号について閾値を設定し、例えば、閾値よりも大きい画素については白傷なる欠陥画素と判断し、その映像信号の水平・垂直位置を検出するもので、欠陥画素を判断する手段としては、映像信号と閾値が入力される比較回路、欠陥画素の水平・垂直位置を求める手段として、画面の左上角を原点として水平方向の画素数と、垂直方向のライン数とを数える計数回路とから構成されている点で、欠陥画素検出回路106と同じであるが、マイコン308の指示により、検出動作が開始され、検出の状態を読み込むことができるように構成されている。
【0056】
欠陥画素位置保存メモリ307は、欠陥画素の水平・垂直位置を保存するためのもので、マイコン308からの読み出しと書き込みが可能なように構成されている。
【0057】
以上のように構成された撮像装置のうち、欠陥画素補正回路302と欠陥画素検出回路306と欠陥画素位置保存メモリ307のマイコン308による動作を図4のフローチャートを用いて説明する。
【0058】
マイコン308は、欠陥画素検出開始指示を欠陥画素検出回路306に対して行い(S401)、検出動作が終了したかどうかの判定を行い(S402)、検出動作が終了すると、欠陥画素位置保存メモリ307から欠陥画素を検出したライン位置を読み込み(S403)、(読み込まれた検出ライン位置×2)と(読み込まれた検出ライン位置×2−1)を求める処理を行い(S404)、欠陥画素位置保存メモリ307にS404で求まった欠陥画素補正用のライン位置を保存し(S405)、S403〜S405が全ての検出された欠陥画素について終了したかどうかを判断し(S406)、終了しなければS403からの処理を引き続き行い、全ての欠陥画素について終了したと判断したら、欠陥画素保存メモリ307から補正位置を読み出して欠陥画素の補正を開始するように、欠陥画素補正回路302に指示を行う(S407)。
【0059】
このように、本発明の第2の実施の形態によれば、ノイズ低減された映像信号に対して誤検出を低減して欠陥画素の検出が行われるようにし、検出されたラインをマイコンで読み取り、補正するときのL,Sを指定するようにライン位置の変換の演算をマイコンにより制御して、欠陥画素を補正することができる。
【0060】
図5、図6に、本発明の第3の実施の形態の撮像方法のフローチャートを示す。
【0061】
本発明の第3の実施の形態の撮像方法は、まず、露光時間Mのフレーム映像をバッファ1に保存し(S501)、露光時間Nのフレーム映像をバッファ2に保存する(S502)。次に、上記S501でバッファ1に保存した映像と、上記S502でバッファ2に保存した映像を加算し、バッファ3に保存する(S503)。
【0062】
次に、再び露光時間Mのフレーム映像をバッファ1に保存し(S504)、再び露光時間Nのフレーム映像をバッファ2に保存する(S505)。次に、S504でバッファ1に保存した映像と、S505でバッファ2に保存した映像を加算し、バッファ4に保存する(S506)。さらに、(バッファ3の映像+バッファ4の映像)/2をバッファ3に保存する(S507)。次に、S504からS507を繰り返すかどうかを判断し(S508)、繰り返すと判断されるとS504に戻る(S508)。
【0063】
前記S508にて繰り返さないと判断されると、水平・垂直座標をそれぞれ原点(例えば画面左上角)に設定し(S509)、欠陥画素のレベルが閾値と比較して大きいかどうかを判断する(S510)。画素のレベルが閾値より大きい場合にのみ、欠陥画素として水平・垂直座標を座標バッファに設定する(S511)。
【0064】
続いて、次の画素を閾値と比較するために、水平座標を+1し(S512)、水平座標=水平画素数+1であるかどうかを判断し(S513)、そうでなければS510に戻り、水平座標=水平画素数+1であれば、垂直座標を+1で、水平座標を原点(例えば次の垂直ラインで画面左端)に設定する(S514)。さらに、垂直座標=垂直画素数+1であるかどうかを判断し(S515)、そうでなければS510に戻り、垂直座標=垂直画素数+1であれば、欠陥画素の検出ライン位置をバッファからマイコンに読み込む(S516)。
【0065】
次に、補正ライン位置を、(検出ライン位置×2)と(検出ライン位置×2−1)にし(S517)、算出された補正ライン位置をバッファに保存する(S518)。次に、全検出欠陥画素について終了したかどうかを判断し(S519)、終了していなければ、S516に戻る。
【0066】
全検出欠陥画素について終了したら、露光時間Mのフレーム映像をバッファ1に保存し(S520)、露光時間Nのフレーム映像をバッファ2に保存する(S521)。次に、座標バッファ設定の水平・垂直座標位置でバッファ1とバッファ2のフレーム映像を補正し(S522)、バッファ1の映像と、バッファ2の映像とを加算して生成する(S523)。最後に、電源OFFするかどうかの状態をみて(S524)、OFFしないのであればS520に戻り、OFFするのであれば処理を終了する。
【0067】
以上のように、本発明の第3の実施の形態によれば、S501〜S508では巡回型ノイズ低減過程により映像信号のノイズを低減し、S509〜S515ではノイズ低減された映像信号に対して欠陥画素の検出を行う過程で画面上にて水平方向、垂直方向に順次欠陥画素の検出を行い、S516〜S519では検出されたラインから実際に補正を行うライン位置に換算を行うようにし、S520〜S524では換算されたライン位置に基づいて欠陥画素の補正を行うように構成されているので、補正するときのL,Sを指定して欠陥画素を補正することができる。
【0068】
上記本発明の第1、第2の実施の形態においては、時間軸伸長の後、ダイナミックレンジ拡大を行うが、時間軸伸長の処理が行われる位置、有無などはこれに限らない。また、第3の実施の形態では、バッファ1〜バッファ4を用いて露光時間の異なる映像信号の保存とノイズ低減を行っているが、バッファの数や保存の方法は一例に過ぎず、プログラムを用いてノイズ低減ができればよい。また上記実施の形態では、欠陥画素検出で白傷の場合を示しているが、黒傷についても適用可能である。
【0069】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、第一の画像と第二の画像とを加算して、加算後の映像に対して欠陥画素を検出し、検出した画素位置を加算前の第一の映像と第二の映像の画素位置に変換することにより、一系統の検出手段で二系統の映像に対して欠陥画素を補正することができるというすぐれた効果を有する撮像装置、撮像方法、および撮像処理プログラムを提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の撮像装置を示すブロック図
【図2】本発明の第1の実施の形態における撮像装置の動作説明図
【図3】本発明の第2の実施の形態の撮像装置を示すブロック図
【図4】本発明の第2の実施の形態における撮像装置の動作説明フローチャート
【図5】本発明の第3の実施の形態の撮像方法を示す動作説明フローチャート
【図6】本発明の第3の実施の形態の撮像方法を示す動作説明フローチャート
【図7】従来の撮像装置の一例を示すブロック図
【図8】従来の撮像装置の一例を示す動作説明図
【符号の説明】
101 固体撮像素子
102 欠陥画素補正回路
103 時間軸伸長回路
104 ダイナミックレンジ拡大回路
105 フレーム巡回型ノイズ低減回路
106 欠陥画素検出回路
107 欠陥画素位置保存メモリ
108 位置変換回路
301 固体撮像素子
302 欠陥画素補正回路
303 時間軸伸長回路
304 ダイナミックレンジ拡大回路
305 フレーム巡回型ノイズ低減回路
306 欠陥画素検出回路
307 欠陥画素位置保存メモリ
308 マイコン
601 固体撮像素子
602 振幅検出器
603 振幅検出器
604 信号形成回路
605 信号形成回路
606 極性反転回路
607 合成器
608 判断回路
609 遅延素子
610 遅延素子
611 遅延素子
612 遅延素子
613 遅延素子
614 加算器
615 減衰器
616 2/3係数乗算器
617 1/3係数乗算器
618 加算器
619 1/3係数乗算器
620 2/3係数乗算器
621 加算器
622 選択器
623 欠陥画素補正出力
Claims (4)
- 固体撮像素子を駆動して露光時間の異なる第一の映像と第二の映像とを得る映像獲得手段と、
前記第一の映像と前記第二の映像との欠陥画素の補正を行う欠陥画素補正手段と、
前記第一の映像と前記第二の映像とを加算して映像を出力する映像出力手段と、
前記加算後の映像において欠陥画素を検出する欠陥画素検出手段と、
前記加算後の映像における欠陥画素の水平位置と垂直位置とを求める位置検出手段と、
前記求められた水平位置と垂直位置とを加算前の前記第一の映像と前記第二の映像との画素位置に変換する位置変換手段とを備え、
前記欠陥画素補正手段が、前記位置変換手段に求められた前記第一の映像と前記第二の映像とのそれぞれの欠陥画素位置に基づいて前記欠陥画素の補正を行うことを特徴とする撮像装置。 - 固体撮像素子を駆動して露光時間の異なる第一の映像と第二の映像とを得る映像獲得手段と、
前記第一の映像と前記第二の映像との欠陥画素の補正を行う欠陥画素補正手段と、
前記第一の映像と前記第二の映像とを加算して映像を出力する映像出力手段と、
前記加算後の映像において欠陥画素を検出する欠陥画素検出手段と、
前記加算後の映像における欠陥画素の水平位置と垂直位置とを求める位置検出手段と、
前記検出された欠陥画素の水平位置と垂直位置とを加算前の前記第一の映像と前記第二の映像とのそれぞれの欠陥画素の水平位置と垂直位置とに変換するマイコンとを備え、
前記欠陥画素補正手段が、前記マイコンに求められた前記第一の映像と前記第二の映像のそれぞれの欠陥画素位置に基づいて前記欠陥画素の補正を行うことを特徴とする撮像装置。 - 固体撮像素子を駆動して露光時間の異なる第一の映像と第二の映像とを得る映像獲得ステップと、
前記第一の映像と前記第二の映像との欠陥画素の補正を行う欠陥画素補正ステップと、
前記第一の映像と前記第二の映像とを加算して映像を出力する映像出力ステップと、
前記加算後の映像において欠陥画素を検出する欠陥画素検出ステップと、
前記加算後の映像における欠陥画素の水平位置と垂直位置とを求める位置検出ステップと、
前記求められた水平位置と垂直位置とを加算前の前記第一の映像と前記第二の映像との画素位置に変換する位置変換ステップとを備え、
前記欠陥画素補正ステップが、前記位置変換ステップで求められた前記第一の映像と前記第二の映像のそれぞれの欠陥画素位置に基づいて前記欠陥画素の補正を行うことを特徴とする撮像方法。 - 固体撮像素子を駆動して露光時間の異なる第一の映像と第二の映像とを得る映像獲得ステップと、
前記第一の映像と前記第二の映像との欠陥画素の補正を行う欠陥画素補正ステップと、
前記第一の映像と前記第二の映像とを加算して映像を出力する映像出力ステップと、
前記加算後の映像において欠陥画素を検出する欠陥画素検出ステップと、
前記加算後の映像における欠陥画素の水平位置と垂直位置を求める位置検出ステップと、
前記求められた水平位置と垂直位置とを加算前の前記第一の映像と前記第二の映像との画素位置に変換する位置変換ステップとを備え、
前記欠陥画素補正ステップが、前記位置変換ステップで求められた前記第一の映像と前記第二の映像のそれぞれの欠陥画素位置に基づいて前記欠陥画素の補正を行うことを特徴とする撮像処理プログラムを記録した記録媒体。
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