JP3783210B2 - アンカー用ウエイトリンク - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は特に小型船舶のアンカーを揚げ降ろしするさいのウインチで、ロープ先端に取付けて使用するアンカー用ウエイトリンクに関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は小型船舶用のアンカーロープの巻取り用ウインチ装置として特公平7−29751号その他の提案を行い、そのうちの幾つかは特許権が成立している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記ウインチ装置ではアンカーに専らロープを繋いで使用するのであり、アンカーの大きさやその重量の如何によってはロープが潮流の影響を強く受けるとアンカーが海底面上でロープと共に浮き上がったり、移動したりして安定しない問題がある。
本発明は上記問題点を解決せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は長さ寸法を凡そ3cm〜6cmとなした鉛の円筒管を作成し、該円筒管の多数を隣り合せの連続状態に芯材を挿通して連結させ、全長を凡そ1.5m〜31mで且つウインチ側のロープと接続される側の一定長さの範囲の外径寸法を、ロープ外径と凡そ同等寸法となるようにし、且つ該端縁部にコース金具を取付けてロープと接続されるようになすほか、反対側は鉛の円筒管で外径寸法を凡そ3cm〜4cmとなした別途異径寸法のものを作成し、該異径寸法の円筒管は錨の接続側へ凡そ50cm〜1mの範囲に設けてあることを特徴とする。このさい、鉛の円筒管に円錐形状のものを別途作成し、先細り外径部分を上記ロープ側の鉛の円筒管と隣接するように介在させるのであり、また芯材にはステンレスワイヤーを使用したりする。
【0005】
【発明の実施の形態】
図1は本発明品を使用した全体説明図であって、1は小型船舶、2は船上のウインチ装置、3はロープ、4はロープ先端に取付けたアンカー用ウエイトリンク、5はアンカーである。
【0006】
図2は上記アンカー用ウエイトリンクの一部破断した拡大図であり、6及び7は共に鉛で鋳造した円筒管であって、そのリンク長hは夫々れ凡そ3cm〜6cmである。8は6mm〜8mmφ程度となしたステンレスワイヤーの芯材であって各円筒管6及び7の中心孔mを挿通させ、これにより多数の円筒管6及び7が隣り合せに連続されて一定長さ、即ち凡そ1.5m〜31mの長さ範囲Lのリンク帯を形成する。
【0007】
本発明に於いて、上記円筒管6は図面からも明らかな通り、その外径Rはロープ3の外径R’と略同等若しくは少し小なる寸法となされるのであり、先端にはコース金具Pを取付けてロープ3との結合がこれを介して簡便に行われるようになっている。
【0008】
7は上記円筒管6の外径Rよりその外径を大ならしめた同じく鉛による鋳造管であり、一般的にその外径R”は3cm〜4cm程度になしたものである。該円筒管7はアンカー5側へ適宜必要なウエイトが充分に得られるようにするためのものであり、該円筒管7による接続長さL1は凡そ50cm〜1mとなされる。
【0009】
図面で9は円筒管6と円筒管7との間に介在させてなる同じく鉛により鋳造された円錐管であって、その外径寸法の小なる側を円筒管6の側へ位置するようになしてある。該円錐管9は後述のウインチ装置による巻取りのさい、円筒管6と7による外径寸法の段差でウインチのドラム側へ異常な衝撃が起生されないようにするためのものである。
【0010】
上記に於いて円筒管6の外径R寸法をロープ3の外径R’と略同等若しくは少し小となる寸法となさしめるのは、ウインチ装置への巻取りがロープ3と同様に円滑に行われるようにするための考察であり、且つその円筒管のリンク長を凡そ3cm〜6cmとすることも同様の考察結果からである。このことは、ウインチ側のロープ径の2〜3倍の長さであれば、その巻取りがロープと同様に行えることが実験結果から確かめられている。
ところで、該円筒管6による接続長さL2は凡そ1m〜30mとなされるのであり、海底面及びその近傍でロープ3の浮上がりを可及的に防止するべくアンカー5に対し、必要且つ充分なウエイトが得られるようにするのである。
【0011】
【発明の効果】
本発明は以上の通り構成するものであって、本発明品の使用によりロープが潮流に引かれてロープと共にアンカーが浮上がったり、移動したりすることのないものとなるのである。即ち、アンカーが海底上で良く効くものになることからアンカー自身の大きさや重量を小さくすることも可能になる。
なお、チェンを使用したアンカーの使用も考えられるが、チェンのウインチドラムへの巻取りは不可能なのであり、また本発明による鉛の使用はチェンより比重が大なるために必要なウエイトがチェン使用よりは短い長さ範囲で好適に得られる上で著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明品を使用した全体説明図である。
【図2】アンカー用ウエイトリンクの一部破断した拡大図である。
【符号の説明】
1 小型船舶
2 ウインチ装置
3 ロープ
4 アンカー用ウエイトリンク
5 アンカー
6 鉛の円筒管
7 鉛の円筒管
8 芯材
9 鉛の円錐管
Claims (3)
- 長さ寸法を凡そ3cm〜6cmとなした鉛の円筒管を作成し、該円筒管の多数を隣り合せの連続状態に芯材を挿通して連結させ、全長を凡そ1.5m〜31mで且つウインチ側のロープと接続される側の一定長さの範囲の外径寸法を、ロープ外径と凡そ同等寸法となるようにし、且つ該端縁部にコース金具を取付けてロープと接続されるようになすほか、反対側は鉛の円筒管で外径寸法を凡そ3cm〜4cmとなした別途異径寸法のものを作成し、該異径寸法の円筒管は錨の接続側へ凡そ50cm〜1mの範囲に設けてあることを特徴とするアンカー用ウエイトリンク。
- 鉛の円筒管に円錐形状のものを別途作成し、先細り外径部分を上記ロープ側の鉛の円筒管と隣接するように介在させたことを特徴とする請求項1記載のアンカー用ウエイトリンク。
- 芯材にステンレスワイヤーが使用されていることを特徴とする請求項1又は2記載のアンカー用ウエイトリンク。
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JP2002132231A JP3783210B2 (ja) | 2002-05-08 | 2002-05-08 | アンカー用ウエイトリンク |
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JP2002132231A JP3783210B2 (ja) | 2002-05-08 | 2002-05-08 | アンカー用ウエイトリンク |
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JP3783210B2 true JP3783210B2 (ja) | 2006-06-07 |
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JP2002132231A Expired - Fee Related JP3783210B2 (ja) | 2002-05-08 | 2002-05-08 | アンカー用ウエイトリンク |
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JP (1) | JP3783210B2 (ja) |
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2002
- 2002-05-08 JP JP2002132231A patent/JP3783210B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2003320990A (ja) | 2003-11-11 |
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