JP3782799B2 - 包装方法及び包装物 - Google Patents

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Description

本発明は、内面に接着剤層が形成された包装シートを用いた包装方法及び包装物に関するもので、包装効率の向上を企画したものである。
湿気の侵入を防止して商品の品質向上が図れるようにした三方シールによる包装方法として、例えば、図13に示す方法が知られている。
この包装方法では、図13の(イ)に示すように、内面に接着剤層たるホットメルト層を備えた包装シート(108)を被包装物(105)に筒状に巻き付け、その巻き付け方向の両端の合掌部(51a)を前記ホットメルト層どうしにて溶着する。
次に、筒状に巻き付けられた包装シート(108)が被包装物(105)の端部から突出する端部(106a)(106b)に対してガゼット仕上げといわれる折込部(55a)(55b)を形成する(図13の(ロ)参照)。この状態で端部(106a)(106b)の上面と下面とを加熱圧着してシール済み端部(57)(57)を形成し、その後、図13の(ハ)の矢印で示すように、シール済み端部(57)(57)を上又は下に折畳んでその先端を、包装物(A)の表面に別途用意した粘着シールや接着剤で固定する。
このものでは、前記合掌部(51a)及びシール済み端部(57)(57)がホットメルト層で溶着されて気密性が確保されると共に、シール済み端部(57)(57)が包装物(A)の表面側に折り畳まれた状態で粘着シール等で固定されるから、該シール済み端部(57)(57)が飛び出さず、コンパクトで見栄えの良い包装物(A)が得られる。
特開平10−218105号公報
しかしながら、上記従来の包装方法では、シール済み端部(57)(57)を包装物(A)の表面側に重ねるように折畳んだ後に固定するには、前述のように、別途用意した粘着シールや特別な接着剤が必要となるから、このシール済み端部(57)(57)の処理に手間がかかると言う問題があった。
本発明は、係る点に鑑みて成されたもので、
請求項1に係る発明は、『片面に接着剤層が形成された包装シート(108)を用い、前記接着剤層が内側になるように前記包装シート(108)で被包装物(105)を包装する方法』に於いて、被包装物(105)側に折り畳んだシール済み端部(57)(57)の先端を固定する為の前記特別な粘着シールや接着剤を不要にすると共に、前記折畳み状態に固定する作業が簡単且つ効率的に行なえるようにすることをその課題とする。
又、請求項2〜3に係る発明は、前記請求項1の製法発明で製造される包装物に係る発明であり、請求項1に係る発明と同一の課題を解決するものである。
[請求項1に係る発明]
上記課題を解決する為の請求項1に係る発明の技術的手段は、
『前記包装シート(108)を前記被包装物(105)に巻き付けて巻き付け方向の一方端の全縁を他方端の全縁から貼合代だけ突出させた状態にこれら両端縁近傍相互を合掌させ、この合掌部を前記接着剤層どうしにて接着する第1工程と、
前記突出させた貼合代の接着剤層が外面となるように、該貼合代を倒す第2工程と、
前記巻き付けた包装シート(108)のうち、前記被包装物(105)の両端から突出した端部(106a)(106b)を表裏から挟圧して内面の接着剤層どうしにて接着することによりシール済み端部(57)(57)を形成する第3工程と、
前記シール済み端部(57)に露出した前記貼合代が、前記包装シート(108)の前記被包装物(105)への巻き付き部に露出した前記貼合代に重なるように少なくとも一方のシール済み端部(57)を折り畳んで前記重なった両貼合代を前記接着剤層どうしにて接着する第4工程と、を具備する』ことである。
ここで前記接着剤層としては、例えば、ホットメルト層や、圧力を作用させると接着性が生じるコールドグルーと称される接着剤の層や更に粘着剤の層が採用できる。但し、粘着剤層が形成された包装シート(108)を使用する場合は、粘稠性を有する粘着剤層が被包装物(105)に粘着することから菓子以外の包装に適用するのが好ましい。
又、ホットメルト層を採用する場合は、接着対象部を加熱押圧することによりホットメルト層を溶融又は軟化させて接着対象部を接着する。
上記技術的手段によれば、シール済み端部(57)を被包装物(105)側に折り畳むと、シール済み端部(57)に露出した前記貼合代が、前記包装シート(108)の被包装物(105)への巻き付き部に露出した貼合代に重なる。そして、該重なった両貼合代を接着剤層どうしにて接着するから、該接着剤層と包装シート(108)の外面(接着剤層が形成されていない面)を接着する場合に比べて確実に接着固定されると共に、前記シール済み端部(57)の先端を固定する特別な粘着シールや接着剤が不要となる。従って、シール済み端部(57)を折畳み状態に固定する作業が簡単且つ効率的に行なえる。
[請求項2に係る発明]
上記課題を解決するための請求項2に係る発明の技術的手段は、
『内面に接着剤層が形成された包装シート(108)を被包装物(105)に筒状に巻き付け、該筒状に巻き付けた前記包装シート(108)の両端開放部を内面の接着剤層どうしにて接着してシール済み端部(57)(57)とし、少なくとも一方のシール済み端部(57)を折り返した状態に固定した包装物に於いて、
前記包装シート(108)の前記被包装物(105)への前記巻き付け方向の一方端の全縁が他方端の全縁から貼合代だけ突出した状態の合掌部が形成されていると共に、該合掌部が前記接着剤層どうしにて接着されており、
折り返した前記シール済み端部(57)の前記貼合代が、前記包装シート(108)の前記被包装物(105)への巻き付き部に露出した前記貼合代に重なった状態で前記接着剤層どうしにて接着されている』ことである。
このものでは、シール済み端部(57)に露出した貼合代の表面の接着剤層が前記包装シート(108)の前記被包装物(105)への巻き付き部に露出した前記貼合代の表面のホットメルト層に重なった状態で接着されるから、前記シール済み端部(57)を固定する特別な粘着シールや接着剤が不要となる。従って、シール済み端部(57)を折畳み状態に固定する作業が簡単且つ効率的に行なえる。
[請求項3に係る発明]
請求項2に係る発明に於いて、
『折り返した前記シール済み端部(57)には、
該シール済み端部(57)の厚み方向中間部の接着剤層から被包装物(105)側の表面に至る深さの固定孔(72)(72)が開設され、該固定孔(72)(72)を介して露出する前記接着剤層が、前記包装シート(108)の前記被包装物(105)への巻き付き部に接着されている』ものでは、被包装物(105)側に折り畳まれたシール済み端部(57)が固定孔(72)(72)の部位でも固定されるから、該シール済み端部(57)の幅が広い場合でも、これの折畳み状態が一層安定する。
本発明は次の特有の効果を有する。
請求項1,2に係る発明では、シール済み端部(57)に露出する貼合代の表面の接着剤層が、包装シート(108)の前記被包装物(105)への巻き付き部に露出する貼合代の表面の接着剤層に接着されるから、既述従来のものと相違し、シール済み端部(57)を固定する為の特別な粘着シールや接着剤が不要となる。従って、シール済み端部(57)を折畳み状態に固定する作業が簡単且つ効率的に行なえる。
請求項3に係る発明では、シール済み端部(57)が固定孔(72)(72)の部位でも固定されるから、該シール済み端部(57)の折畳み状態が一層安定する。
次に、上記した本発明の実施の形態を図面に従って詳述する。
図1は、本願の包装方法に係る発明を実施する為の包装装置の正面図であり、装置本体(31)の上部には紙等の基材の片面に既述接着剤層としてのホットメルト層が形成された非通気性のラミネート紙からなる包装シート(108)を巻き取った原反ロール(32)が配設されている。又、前記原反ロール(32)の下方には、被包装物(105)たる菓子片(12)(12)(例えば最中等)を図示しない供給装置から受け取ってこれを包装工程に搬送する搬送装置(34)が設けられていると共に、該搬送装置(34)の下流側には原反ロール(32)から引き出された包装シート(108)を筒状連続体(11)に整形しながら菓子片(12)に巻き付ける為の整形筒(41)と、該整形筒(41)から包装シート(108)を引き出すシート送り装置(43)と、前記筒状連続体(11)の下面に露出する包装シートの合掌部を溶着する第1ヒートシール装置(51)と、筒状連続体(11)を搬送方向に所定間隔を置いて上下に溶着すると同時に切断する第2ヒートシール装置(61)が設けられている。そして、該第2ヒートシール装置(61)から排出される図10の如き中間包装物(10)(10)のシール済み端部(57)(57)を図11のように適宜折り畳むと共に熱溶着することにより、包装物(A)を製造するようにしている。
以下、各部の詳細を説明する。
[原反ロール(32)等について]
装置本体(31)の上部に装着される原反ロール(32)は、前述した2層構造のラミネート紙からなる帯状の包装シート(108)を巻き取ったもので、支軸(35)によって装置本体(31)に回転自在に取付けられている。又、原反ロール(32)の下流側には、該原反ロール(32)から包装シート(108)を引き出す一対のフィードローラ(36)(36)と、その下流側のガイドローラ(37)が設けられている。
[搬送装置(34)等について]
上記原反ロール(32)の下方に配設された搬送装置(34)は、駆動側スプロケット(38)と従動側スプロケット(39)の間に架設されたチェーン(33)の外周に所定ピッチで移送棒(26)(26)を配設したもので、図2に示すように、前記移送棒(26)(26)は物品滑走板(27)に形成されたスリット(28)内を物品搬送方向に走行するようになっている。従って、物品滑走板(27)上に載置された菓子片(12)は、該物品滑走板(27)に形成されたスリット(28)内を走行する移送棒(26)で押されて後述の整形筒(41)側に搬送される。
[整形筒(41)について]
原反ロール(32)から引き出された包装シート(108)を筒状連続体(11)に整形する整形筒(41)は軸線方向の両端が開放していると共に、図3に示すように、該整形筒(41)の底壁には軸線方向の全域に亘る下方スリット(45)が形成されている。そして、該下方スリット(45)の上流端部には、該下方スリット(45)を挟んで対向するシート合わせ板(47)(47)が垂下している。又、整形筒(41)の入口部(42)は上流側及び下方に開放していると共に、該入口部(42)は搬送装置(34)に於ける移送棒(26)(26)の走行域の下流端部に被さった状態になっている。又、図3に示すように、整形筒(41)の両側壁には上流端の下端コーナ部に位置し且つ下流側に向けて順次低くなったシート案内翼(44)(44)が設けられている。
従って、原反ロール(32)から引き出された包装シート(108)は、整形筒(41)に挿通されることによって筒状連続体(11)に整形されると共に、搬送装置(34)の下流端から移送棒(26)(26)で押し出される菓子片(12)(12)は整形筒(41)の入口部(42)に押し込まれ、これにより、筒状連続体(11)内に一定ピッチで菓子片(12)(12)が収納された状態になる。即ち、菓子片(12)に包装シート(108)が巻き付けられた状態になる。又、図4に示すように、包装シート(108)が整形筒(41)に挿通されると、後述のように包装シート(108)の巻き付け方向の一方端(110)が他方端(111)より貼合代(T)だけ突出した合掌状態になると共に、該合掌部(19)は整形筒(41)の底壁から垂下するシート合わせ板(47)(47)で挟まれて鉛直状態になる。又、前記一方端(110)と他方端(111)の重ね合わせ部たる合掌部(19)が後述するシート送り装置(43)の送り円板(48)(48')で挟圧されつつ(図4参照)搬送方向の下流側に送られる。
尚、包装シート(108)の巻き付け方向の前記一方端(110)が他方端(111)から下方へ突出する突出長さ(貼合代(T)の幅)を調節する手法としては、例えば、整形筒(41)の入口部(42)に対して包装シート(108)をシート幅方向に移動させる手法が採用できる。具体的には、ガイドローラ(37)からの包装シート(108)の送り出し位置をシート幅方向に微調節する手法が採用できる。このため、ガイドローラ(37)を軸方向(図1の紙面に対して前後方向)に移動させる為の図示しない調節ネジが設けられている。
[シート送り装置(43)について]
整形筒(41)の下流側に配設されたシート送り装置(43)は、図4に示すように、回転軸(46)(46') の上端に取付けられた送り円板(48)(48')を具備すると共に、上記回転軸(46)(46')はこれらの軸線方向の中程に取付けられた歯車(40)(40')で動力伝達状態に連結されている。又、上記一方の回転軸(46)は図示しない駆動源で回転されるようになっている。上記回転軸(46)(46')を支持する軸受(81)(81')の下部に固着された取付ブラケット(83)(83')は、装置本体(31)のテーブル(29)に立設された支持脚(49)(49)に対して共通の支軸(84)で回動自在に軸支されている。そして、軸受(81)(81')の上部外周から突出するバネ掛けピン(80)(80')に架設された引っ張りバネ(82)によって、軸受(81)(81')の上端相互が接近する方向に付勢され、これにより、該軸受(81)(81')で保持された回転軸(46)(46')の上端の送り円板(48)(48')が相互に圧接された状態に維持されている。従って、整形筒(41)で整形された筒状連続体(11)の下面から垂下する包装シート(108)の合掌部(19)は、送り円板(48)(48')で挟圧され、これにより、送り円板(48)(48')の回転に伴って筒状連続体(11)が搬送方向の下流側に送られる。
[第1ヒートシール装置(51)について]
上記筒状連続体(11)の下面から垂下した合掌部(19)を溶着する第1ヒートシール装置(51)は、図5に示すように、回転軸(56)(56')の上端に設けられた回転ドラム(50)(50')を具備していると共に、該回転ドラム(50)(50')の上端外周には円盤状の加熱シーラ(59)(59')の外周部が張り出している。又、回転ドラム(50)(50')の下端外周には上記加熱シーラ(59)(59')よりも更に外側に張り出した、間隙設定円板(58)(58')が設けられている。そして、これら間隙設定円板(58)(58')の外周は相互に当接した状態に維持されており、これにより、外周が平滑面になった前記加熱シーラ(59)(59')の相互間には溶着間隙(54)が形成されるようになっている。そして、前記溶着間隙(54)の寸法が、既述筒状連続体(11)の下面から垂下した合掌部(19)の厚さ(本実施の形態では包装シート(108)の二枚分の厚さ)より小さな設定寸法Sになるように、加熱シーラ(59)(59')や間隙設定円板(58)(58')の外径寸法が決定されている。
又、回転軸(56)(56')は、これらの軸線方向の中程に取付けられた歯車(52)(52')で動力伝達状態に連結されていると共に、一方の回転軸(56)は図示しない駆動源で既述シート送り装置(43)の回転軸(46)(46')と同期回転されるようになっている。そして、回転軸(56)(56')の下方に図示した引張りバネ(99),軸受(53)(53'),取付けブラケット(95)(95')等は、既述シート送り装置(43)の対応部と同様に構成されている。
このものでは、軸受(53)(53')で保持された回転軸(56)(56')の上端の回転ドラム(50)(50')に備えられた間隙設定円板(58)(58')が引張りバネ(99)の付勢力によって相互に圧接され、その上方の加熱シーラ(59)(59')の相互間に既述設定寸法Sを有する最接近間隙たる溶着間隙(54)が確保される。
従って、加熱シーラ(59)(59')を包装シート(108)の溶融温度又はこれより若干高い温度に維持すると共に図示しない駆動源で回転軸(56)を回転させると、シート送り装置(43)から下流側に搬送される筒状連続体(11)の下面に垂下した合掌部(19)が、上記加熱シーラ(59)(59')で連続的に挟圧されながら溶着間隙(54)を搬送方向に通過し、これにより、前記合掌部(19)が包装シート(108)内面のホットメルト層どうしにて熱溶着される。これにより、図8に示すように、被包装物(105)に巻き付けた包装シート(108)の巻き付け方向の一方端(110)の全縁が他方端(111)の全縁より若干突出した合掌状態になると共に、ホットメルト層(H)が露出した貼合代(T)が形成される。従って、本実施の形態では、包装シート(108)を整形筒(41)に挿通して筒状連続体(11)を形成すると共に第1ヒートシール装置(51)で合掌部(19)を熱溶着する工程が既述発明特定事項たる第1工程に相当する。
[ガゼット折り装置について]
図1に示すように、本実施の形態では、前記第1ヒートシール装置(51)の下流側隣接部には筒状連続体(11)の両側部をガゼット折りする為のガゼット折り装置(91)が配設されている。
このガゼット折り装置(91)は、図6に示すように、筒状連続体(11)を両側部から挟む態様で対向する水平板状の癖つけ板(93)(93')を具備すると共に、該癖つけ板(93)(93')はこれに連結された進退軸(94)(94')によって接離動作するようになっている。具体的には、ガゼット折り装置(91)の配設部を被包装物(105)(105)の相互間が通過するときにのみ癖つけ板(93)(93')が図6の状態に接近し、これにより、筒状連続体(11)の両側部にガゼット折り部(90)(90')が形成される。尚、ガゼット折り部を形成しない場合はガゼット折り装置(91)を設ける必要はないことは言うまでもない。
[帯状耳部(190)の折畳みガイドについて]
図1,図7に示すように、上記ガゼット折り装置(91)の下方には、筒状連続体(11)の下面から垂下する帯状耳部(190)(合掌部(19)と貼合代(T)の集合)を水平に折り曲げる為の折畳みガイド(75)が配設されていると共に、該折畳みガイド(75)の先端は下方に屈曲しており、これにより、筒状連続体(11)の下面から垂下する帯状耳部(190)を包装物(A)の下面に沿うように折り曲げ得るようになっている。具体的には、折畳みガイド(75)の配設部を筒状連続体(11)が通過すると、帯状耳部(190)が折畳みガイド(75)の案内作用によって包装物(A)の下面に沿うように折り曲げられる。これにより、図9に示すように、ホットメルト層(H)が外面となるように貼着代(T)が倒された状態になる。
そして、この貼着代(T)を倒すように折り曲げる工程が既述発明特定事項たる第2工程に対応する。
[第2ヒートシール装置(61)について]
筒状連続体(11)がガゼット折り装置(91)及び折畳みガイド(75)の配設域を通過すると、その後、筒状連続体(11)が第2ヒートシール装置(61)に供給され、菓子片(12)(12)の相互間に位置する筒状連続体(11)の上下のシート部のホットメルト層が第2ヒートシール装置(61)で相互に溶着されると同時に溶断される。
上記第2ヒートシール装置(61)は図7に示すように構成されている。
筒状連続体(11)の搬送方向と直交する方向に延びる一対の平行な水平回転軸(62)(62')には、高温筒(63)(63')が回り止め状態に外嵌していると共に、該高温筒(63)(63')の外周には、その軸線方向に連続する山形部(64)(64')が隆起している。又、山形部(64)(64')の頂部の厚み方向の中央には、高温筒(63)(63')の軸線方向と平行な切断刃(66)(66')が植設されている。
又、水平回転軸(62)(62')は相互に接離し得るように図示しない軸受けで回転自在に保持されていると共に、図示しない駆動源によって既述第1ヒートシール装置(51)の回転軸(56)(56')やシート送り装置(43)の回転軸(46)(46')と同期回転されるようになっている。
このものでは、図示しない駆動源で水平回転軸(62)(62')を回転させると共に、高温筒(63)(63')を包装シート(108)のホットメルト層(H)の溶融温度またはこれより若干高い温度に維持し、この状態で、菓子片(12)(12)が一定ピッチで収納された筒状連続体(11)を第2ヒートシール装置(61)の配設部に供給する。すると、菓子片(12)(12)の相互間に位置する筒状連続体(11)の上下の包装シート(108)が高温筒(63)(63')の外周面相互で加熱挟圧されて図10の如き中間包装物(10)が完成する。即ち、巻き付けた包装シート(108)のうち、被包装物(105)たる菓子片(12)から突出した端部(106a)(106b)全体(図8参照)が表裏(上下)から加熱挟圧され、これにより、該端部(106a)(106b)内周のホットメルト層(H)どうしにて熱溶着されたシール済み端部(57)(57)が形成される。従って本実施の形態では、第2ヒートシール装置(61)で筒状連続体(11)を表裏から加熱挟圧して上記シール済み端部(57)(57)を形成する工程が既述発明特定事項たる第3工程に対応する。
[シール済み端部(57)(57)の折り畳みについて]
次に、第2ヒートシール装置(61)から排出された図10の如き中間包装物(10)のシール済み端部(57)(57)を、菓子片(12)の下面側に折り畳む。この折畳み作業は、機械作業で行なっても良く、又、手作業で行なってもよい。
この折畳み作業時には、図10の中間包装物(10)の菓子片(12)部分から両側に突出するシール済み端部(57)(57)に露出する貼合代(Ta)の外面の前記ホットメルト層(H)が、前記包装シート(108)のうち菓子片(12)に巻き付いた部分に露出する貼合代(Tb)の外面のホットメルト層(H)に重なるように、前記シール済み端部(57)(57)を菓子片(12)の下面側に折り畳む。そして、該折り畳んだシール済み端部(57)(57)を図示しない加熱板で押圧し、これにより、前記重なった貼合代(Ta)(Tb)のホットメルト層(H)(H)どうしを熱溶着すると、図11の如き包装物(A)が完成する。
このものでは、上記貼合代(Ta)(Tb)のホットメルト層(H)(H)どうしを熱溶着することにより、シール済み端部(57)(57)を菓子片(12)側に折畳み状態に固定するから、該シール済み端部(57)(57)の先端を別途用意した接着剤や粘着シールで菓子片(12)側に固定する必要がなく、シール済み端部(57)(57)を折畳み状態に固定する作業が円滑に行なえる。
[その他]
1.シール済み端部(57)(57)には、該シール済み端部(57)(57)の厚み方向中間部のホットメルト層から被包装物(105)側の表面に至る深さの固定孔(72)(72)を開設し、該固定孔(72)(72)を介して露出する前記ホットメルト層が、前記包装シート(108)の前記被包装物(105)への巻き付き部に重なる面に熱溶着される構成にしてもよい。即ち、図10の想像線及び図12に示すように、シール済み端部(57)(57)を構成する表裏のシートのうち、内側シート(57b)に固定孔(72)(72)(シール済み端部(57)(57)の厚み方向中間部のホットメルト層から被包装物(105)側の表面に至るシート一枚分の深さの固定孔(72)(72))を形成し、該固定孔(72)(72)を介して露出する外側シート(57a)のホットメルト層(H)を、菓子片(12)に巻き付いた包装シート(108)の表面に熱溶着すれば、シール済み端部(57)(57)が一層強固に固定できる。又、シール済み端部(57)(57)の幅が広い場合であっても、折り畳んだシール済み端部(57)(57)の先端両側部が上記固定孔(72)(72)越しに菓子片(12)側に固定されるから、シール済み端部(57)(57)の両側部が不用意に捲れて見苦しくなる不都合を防止することができる。
2.上記実施の形態では、シール済み端部(57)(57)を菓子片(12)の下面側に折り畳んだが、菓子片(12)のサイズや形状によっては、貼合代(T)が菓子片(12)の側面側に形成されるように包装シート(108)を菓子片(12)に巻き付け、これにより、シール済み端部(57)(57)を菓子片(12)の側面側に折り畳んで固定してもよい。尚、本願発明は、シール済み端部(57)(57)が菓子片(12)の上面側に折り畳まれるものも包含することは言うまでもない。
3.上記実施の形態では、菓子片(12)を個包装する場合を例示的に説明したが、ブロック状のキャンディを厚み方向に集積した集合物を全体的に包装するスティック包装を行なう場合や菓子以外の被包装物等、種々の包装形態に本発明を適用することができる。
4.上記実施の形態では、シール済み端部(57)(57)の両者を菓子片(12)側に折り返して固定するようにしたが、一方のシール済み端部(57)のみを菓子片(12)側に折返して固定してもよい。
5.上記実施の形態では、接着剤層としてのホットメルト層が片面に形成された包装シート(108)を使用したが、圧力を作用させると接着性が生じるコールドグルーと称される接着剤層が片面に形成された包装シート(108)を使用してもよい。更に、前記接着剤層は、粘着剤が塗布された層であってもよい。
本発明の実施の形態を説明する中間包装物(10)を製造する為の包装装置の概略図 図1の物品滑走板(27)部分の断面図 図1の(41)部分を斜め下方から見た状態の斜視図 図1の包装装置に於けるシート送り装置(43)の配設部の拡大図 図1の包装装置に於ける第1ヒートシール装置(51)の配設部の拡大図 図1の包装装置に於けるガゼット折り装置(91)の配設部の横断面図 図1の包装装置に於ける第2ヒートシール装置(61)の縦断面図 筒状連続体(11)内に菓子片(12)が収納された状態を下方から見上げた斜視図 図8の筒状連続体(11)の帯状耳部(190)を折り曲げた状態を下方から見た斜視図 中間包装物(10)を下方から見た斜視図 包装物(A)を下方から見た斜視図 包装形態の変形例を示す断面図 従来例の説明図
符号の説明
(H)・・・ホットメルト層
(T)・・・貼合代
(57)・・・シール済み両端部
(72)・・・固定孔
(105)・・・被包装物
(106a)(106b)・・・両端部
(108)・・・包装シート

Claims (3)

  1. 片面に接着剤層が形成された包装シート(108)を用い、前記接着剤層が内側になるように前記包装シート(108)で被包装物(105)を包装する方法に於いて、
    前記包装シート(108)を前記被包装物(105)に巻き付けて巻き付け方向の一方端の全縁を他方端の全縁から貼合代だけ突出させた状態にこれら両端縁近傍相互を合掌させ、この合掌部を前記接着剤層どうしにて接着する第1工程と、
    前記突出させた貼合代の接着剤層が外面となるように、該貼合代を倒す第2工程と、
    前記巻き付けた包装シート(108)のうち、前記被包装物(105)の両端から突出した端部(106a)(106b)を表裏から挟圧して内面の接着剤層どうしにて接着することによりシール済み端部(57)(57)を形成する第3工程と、
    前記シール済み端部(57)に露出した前記貼合代が、前記包装シート(108)の前記被包装物(105)への巻き付き部に露出した前記貼合代に重なるように少なくとも一方のシール済み端部(57)を折り畳んで前記重なった両貼合代を前記接着剤層どうしにて接着する第4工程と、を具備する包装方法。
  2. 内面に接着剤層が形成された包装シート(108)を被包装物(105)に筒状に巻き付け、該筒状に巻き付けた前記包装シート(108)の両端開放部を内面の接着剤層どうしにて接着してシール済み端部(57)(57)とし、少なくとも一方のシール済み端部(57)を折り返した状態に固定した包装物に於いて、
    前記包装シート(108)の前記被包装物(105)への前記巻き付け方向の一方端の全縁が他方端の全縁から貼合代だけ突出した状態の合掌部が形成されていると共に、該合掌部が前記接着剤層どうしにて接着されており、
    折り返した前記シール済み端部(57)の前記貼合代が、前記包装シート(108)の前記被包装物(105)への巻き付き部に露出した前記貼合代に重なった状態で前記接着剤層どうしにて接着されている包装物。
  3. 請求項2に記載の包装物に於いて、
    折り返した前記シール済み端部(57)には、
    該シール済み端部(57)の厚み方向中間部の接着剤層から被包装物(105)側の表面に至る深さの固定孔(72)(72)が開設され、該固定孔(72)(72)を介して露出する前記接着剤層が、前記包装シート(108)の前記被包装物(105)への巻き付き部に接着されている包装物。
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