JP3782344B2 - コンバイン - Google Patents

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JP3782344B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、連続的に穀稈を刈取脱穀するためのコンバインの構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、特開平2001−84001号公報では、エンジンからの出力を動力分岐ミッションケースに入力し、このミッションケースにおける脱穀用出力軸を介して扱胴等の脱穀装置に伝達する一方、前記動力分岐ミッションケースにおける第2出力軸を介して油圧式無段変速機構に伝達して走行装置を駆動させる。そして、刈取前処理装置を走行速度を同調して駆動させるためには、油圧式無段変速機構における同調出力軸に設けたワンウエイクラッチクラッチ付きプーリを介してベルト連結により刈取前処理装置に動力伝達する。走行同調させないとき(走行速度が遅い場合)には、前記同調出力軸に設けたワンウエイクラッチにより動力非伝達状態とし、代わりに前記動力分岐ミッションケースにおける第2出力軸からの駆動力をベルト連結により刈取前処理装置に伝達するように構成したものがあった。
【0003】
その場合、油圧式無段変速機構おける油圧モータを可変型にして副変速手段とする構成では、刈取前処理装置の作業速度と走行装置(走行クローラ)の車速との相対速度を副変速の切替えによって実行することになる。ところで、圃場の倒伏穀稈(一般的に雨に濡れた湿った穀稈である)を刈り取る場合には、走行速度(車速)を遅くする一方、刈取前処理装置の速度を前記車速同調の最高速度より速い速度にして(但し、脱穀部及び選別部の作業速度は速くしない)高速カット処理したいという要望があったが、前記の構成では、前記副変速を低速に切り換えた上に、エンジンの回転数を上げる必要がある。そうすると、刈取前処理装置ばかりでなく、フイードチェンや脱穀部も自動的に高速回転してしまい、それらの機構の耐久性に問題が発生したり、脱穀性能、選別性能を前記倒伏穀稈(湿り穀稈)に対応できない等の問題が発生した。
【0004】
そこで、本願出願人は、エンジンの第1出力軸を油圧式無段変速機構に接続して、この油圧式無段変速機構を介して走行装置に伝達する一方、油圧式無段変速機構からカウンタケースの第2入力軸に伝達する。また、エンジンの第2出力軸から扱胴等の脱穀装置を駆動するためのカウンタケースの第1入力軸に入力し、前記カウンタケース内には、前記第1入力軸から前記扱胴に動力を伝達する扱胴入力軸と選別装置等に伝達する一定回転軸とに動力分岐する分岐部と、前記第2入力軸に関連させた刈取変速機構と、該刈取変速機構及び前記一定回転軸に関連させた一定回転機構とを備え、前記刈取変速機構の出力部または前記一定回転機構の出力部から択一的に刈取前処理装置に動力伝達する。また、一定回転機構の出力部から脱穀装置(脱穀部)に動力伝達させるように構成する。さらに、前記油圧式無段変速機構における可変式油圧モータを駆動させる副変速操作部を設けたものを提案した。
【0005】
そして、前記第2入力軸の回転数を検知するカウンタケース入力軸センサを設け、このセンサによる検出値(回転数)に応じて、刈取前処理装置の作業速度を車速同調とするか、一定回転とするかの選択を行うように構成していた。その場合、前記センサの検出値が所定値以上になった場合には、車速同調モードから一定回転モードに切替えできるように構成されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記提案した構成において、前記カウンタケース入力軸センサが故障したり、検出値にエラーが発生する等の異常があった場合、これを無視して、オペレータが刈取脱穀作業モードに設定した状態で、車速を高速側にするような副変速作業を実行すると、刈取前処理装置等が高速回転する可能性が発生し、その場合には、刈取前処理装置等の部品が破損する等の不都合があった。
【0007】
本発明は、このような従来の問題点を解決すべくなされたものであって、カウンタケース入力軸センサの異常発生をオペレータに確実に報知できるようにしたコンバインを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明のコンバインは、コンバインに搭載したエンジンの第1出力軸を油圧式無段変速機構に接続し、該油圧式無段変速機構を介して走行装置に伝達する一方、油圧式無段変速機構からカウンタケースの第2入力軸に伝達し、前記エンジンの第2出力軸から扱胴等の脱穀装置を駆動するためのカウンタケースの第1入力軸に入力し、前記カウンタケース内には、前記第1入力軸から前記扱胴に動力を伝達する扱胴入力軸と選別装置等に伝達する一定回転軸とに動力分岐する分岐部と、前記第2入力軸に関連させた刈取変速機構と、該刈取変速機構及び前記一定回転軸に関連させた一定回転機構とを備え、前記刈取変速機構の出力部または前記一定回転機構の出力部から択一的に刈取前処理装置に動力伝達し、前記第2入力軸の回転数を検知するためのカウンタケース入力軸センサを設け、該カウンタケース入力軸センサが異常の場合には、表示手段にその旨の警告標識を表示し、且つ警報音を発するように制御する制御手段を備えたものである。
【0009】
そして、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のコンバインにおいて、前記油圧式無段変速機構に副変速操作部を設け、前記制御手段は、前記カウンタケース入力軸センサが異常の場合には、前記刈取前処理装置の作業クラッチが入りの状態で前記副変速操作部を高速側に切替えようとするときに前記警告標識の表示と警報とを発し、作業クラッチを切りにすると変速可能とする表示を実行するように制御するものである。
【0010】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のコンバインにおいて、前記制御手段は、前記刈取前処理装置の作業クラッチが入りの状態で、且つ前記副変速操作部が高速側に切替えられた状態のとき、前記カウンタケース入力軸センサが異常になった場合には、前記副変速を低速に強制的に切替え、且つその強制切替えの旨の通知と副変速操作可能な条件とを前記表示手段に表示するように制御するものである。
【0011】
他方、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載のコンバインにおいて、前記刈取変速機構に刈取操作部を設け、前記制御手段は、前記カウンタケース入力軸センサが異常の場合には、前記刈取前処理装置の作業クラッチが入りの状態で前記刈取操作部を高速側に切替えようとするときに前記警告標識の表示と警報とを発するように制御するものである。
【0012】
さらに、請求項5に記載の発明は、請求項1に記載のコンバインにおいて、前記制御手段は、前記刈取操作部の操作により前記刈取変速機構を高速状態で、前記カウンタケース入力軸センサが異常になった場合には、前記刈取変速を低速側に強制的に切替え、且つその強制切替えの旨の通知を前記表示手段に表示するように制御するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて詳述する。図1はコンバインの全体左側面図、図2は同平面図であり、図中1は走行クローラ2を装設するトラックフレーム、3は前記トラックフレーム1に架設する機台、4はフィードチェン5を左側に張架し扱胴6及び処理胴7を内蔵している脱穀機である脱穀部、8は刈刃9及び穀稈搬送機構10などを備える刈取前処理装置としての刈取部、11は刈取フレーム12を介して刈取部8を昇降させる油圧シリンダ、13は排藁チェン14の終端を臨ませる排藁処理部、15は脱穀部4からの穀粒を揚穀筒16を介して搬入する穀物タンク、17は前記タンク15の穀粒を機外に搬出する排出オーガ、18は運転操作ハンドル19及び運転席20を備える運転キャビン、21は運転キャビン18の下方に設けるエンジンである。
【0014】
さらに、図3乃至図6に示す如く、前記エンジン21をエンジンルームカバー22に内設させ、エンジン21の前後及び左右の各側面並びに上面をエンジンルームカバー22によつて覆うと共に、エンジン21の前方で前記カバー22の外側に、ミッションケース23及びラジエータ24を設け、エンジン21とミッションケース23間に自在継手軸25を設けてエンジン21の駆動力を、油圧式無段変速機構(油圧ポンプ、油圧モータ式)のミッションケース23に伝える。ミッションケース23両側に車軸ケース26を介して左右走行クローラ2の駆動スプロケット27を軸支させる。
【0015】
さらに、前記エンジン21を内設した密閉構造のエンジンルームカバー22の前側に換気ダクト53を連結させると共に、エンジンルームカバー22と前方のラジエータ24の右側の機外側面に風洞型除塵ケース54を設け、除塵ケース54をその後側の支点軸回りに回転自在に取付け、除塵ケース54の右側(機外側)の後部上方に外気取入口を開設させ、除塵ケース54の左側(機内側)の前部下方にラジエータ側フィルタと換気側フィルタを接合させる。そして、前記冷却ファン28によつて除塵ケース54からフィルタを介してオイルクーラ29及びラジエータ24に外気を取込んで冷却する。
【0016】
また、前記エンジン21の出力軸30をエンジンルームカバー22の前側及び後側に突設させ、ギヤケース67取付け側の出力軸30の前側から自在継手軸25を介してミッションケース23にドライブシャフト駆動出力させる。該出力軸30の後側突出部にフライホイール66を取付け、その後側に設けられた作業出力プーリ31からベルト38を介して駆動出力させる。
【0017】
エンジン21の左側で脱穀部4の前側の機台3上面にカウンタケース32を設ける。カウンタケース32には、後向きに突出する第1入力軸62(扱胴入力軸62aと一体)と、機内方向に突出する第2入力軸としての同調入力軸68と、前向きに突出する前記第1入力軸62と一体的な扱胴入力軸62aと、機体外側方に突出する刈取入力軸83と、車速同調軸71と、フイードチェン入力軸50とを備える。出力軸30の後側に設けた作業出力プーリ31と前記第1入力軸62に設けたケース32後側の入力プーリ33とにベルト38を巻掛けし、テンションローラ形脱穀クラッチ63介してベルト38を緊張させてエンジン21の駆動力(一定回転動力)をカウンタケース32内に伝える。
【0018】
後述する油圧式無段変速機構(油圧ポンプ、油圧モータ式)のミッションケース23の出力軸117に設けた刈取駆動プーリ39と前記カウンタケース32右側に突出した同調入力軸68に設けた車速同調プーリ34とにベルト40を巻掛し、テンションローラ形刈取クラッチ69を介してベルト40を緊張させ、ミッションケース23からカウンタケース32に車速同調動力を入力させる。
機台3の前側上面に支持台41を立設させ、支持台41に刈取1軸ケース42を回転自在に軸支させ、前記刈取1軸ケース42に刈取フレーム12を連結させて刈取1軸ケース42の回りに刈取部8を回転させて昇降させるものである。前記刈取1軸ケース42の左側に刈取1軸43を介して刈取入力プーリ44を軸支させ、前記カウンタケース32左側の刈取プーリ36から刈取入力プーリ44にベルト45を巻掛け連結させて、刈取部8の各部に駆動力を伝える。
【0019】
また、カウンタケース32前側に突出する扱胴入力軸62aに設けた脱穀プーリ35と前記扱胴6及び処理胴7の各駆動入力プーリ46・47とをベルト48にて巻掛け連結する一方、前記車速同調軸71に取付けられた選別プーリ37からベルト61等を介して扱胴6下側の選別唐箕49及び揺動選別機構に駆動力を伝え、脱穀部4の各部を駆動すると共に、前記カウンタケース32の左側面のフィードチェン入力軸50から、外側に移動可能な前記フイードチェン5の駆動スプロケット51に動力を伝える。また、前記穀物タンク15の前側に排出駆動プーリ52を設け、該プーリ52を前記作業出力プーリ31に排出クラッチを介してベルト巻掛け連結させ、排出オーガ17にエンジン21出力を伝えてタンク15の穀粒を排出させる。
【0020】
エンジン21前部の発電機プーリ及びファンプーリに前記出力軸30をベルト連結させる。ファンプーリの前側(同軸上)に換気ファン55を設け、前託エンジンルームカバー22内部のエンジンルームと前記換気ダクト53の連結部に換気ファン55を設け、外気取入口から除塵ケース54に取込んだ外気を換気ファン55によって換気ダクト53を介して密閉エンクローズ形のエンジンルームカバー22内に供給し、エンジンルームを換気する。
【0021】
さらに、図6に示す如く、穀粒を前記タンク15に取出す一番コンベヤ56を前記選別唐箕49の後側に設け、再選別処理する二番選別物を取出す二番コンベヤ57と副唐箕58をさらに後側に設け、前記扱胴6と各コンベヤ56.57間に横架させる揺動選別盤59を設け、扱胴6の下側で選別機構60を構成し、前記選別プーリ37から選別入力ベルト61を介して選別機構60に動力を伝える。さらに、図7に示す知く、左右一対の前後の防振ゴム64・65を介して前記エンジン21が支持されている。
【0022】
次に、カウンタケース32内の構成を詳述すると、図7〜図10に示す如く、前記扱胴入力軸(第1入力軸)62と、その右側に直交するように配置された選別入力軸である一定回転軸71と、該軸71の前側に略平行に設けられた車速同調軸72と、前記第2入力軸としての同調入力軸68とを、カウンタケース32に軸支させる。扱胴入力軸(第1入力軸)62から一定回転軸71にベベルギヤ70を介して動力伝達される。
【0023】
前記同調入力軸68には、ギヤ74a及び75aを備えた筒軸がボール軸受78を介して回転自在に支持され、さらに、この筒軸と同調入力軸68との間に一方向クラッチ77を設け、同調入力軸68が正回転(走行クローラ2を前進させるときに対応)するときには同調入力軸68と前記筒軸とが一体的に回転するように係合し、前記同調入力軸68が逆回転(走行クローラ2を後退させるときに対応)するときには、前記一方向クラッチ77が係合解除され、同調入力軸68と筒軸とは無関係(回転力を非伝達状態とする)ように構成されている。
【0024】
刈取変速機構73を形成する低速ギヤ74b及び高速ギヤ75bは、前記一定回転軸71に設けられており、前記ギヤ74a及び75aと噛み合っている。そして、低速及び中立及び高速の各刈取変速を行う刈取変速スライダ76によつて前記各ギヤ74bまたは75bを車速同調軸72に択一的に係合させ、刈取変速を行う。なお、前記同調入力軸68の回転速度を検知するためのカウンタケース入力軸センサ140は、図9に示すように同調入力軸68に被嵌して一体的に回転し得るギヤ74aの歯車に近接させて配置した電磁ピックアップなどからなるが、このカウンタケース入力軸センサ140を同調入力軸68個所に配置してその回転数を検知するようにしても良い。
【0025】
さらに、一定回転機構79を形成する流し込みギヤ80と高速カットギヤ81を前記一定回転軸71と車速同調軸72との間に設け、刈取部8を流し込み駆動または高速カット駆動させる切換スライダ82によって前記各軸71、72に前記各ギヤ80・81を択一的に係合させる。これにより、刈取部8を流し込み駆動して走行状態に関係なく刈取部8の穀稈をフィードチェン5側に搬送させる作業を実行するか、又は刈取部8を高速カット駆動して車速同調の最高速よりも早い一定回転速度で刈取部8を駆動して倒伏穀稈を刈取る作業を実行することを選択できる。
【0026】
また、前記カウンタケース32の左側で下部後側に一定回転軸71の左側端を突出させ、該一定回転軸71の左側端部に選別プーリ37を軸支させる。さらに、カウンタケース32の左側で下部前側に刈取入力軸83を軸支させ、該軸83右側を車速同調軸72にギヤ84連結させ、カウンタケース32左側に突出させた前記刈取入力軸83の左側端部に刈取プーリ36を軸支させる(図9参照)。他方、前記支持台41に支点軸87を介してギヤケース88を縦軸回りに回転自在に設け、刈取1軸ケース42の左側をギヤケース88に着脱可能に固定させ、前記刈取1軸43に刈取駆動軸85をギヤ86連結させ、刈取駆動軸85に刈取入力プーリ44を軸支させてあり、各ケース42・88に前記ギヤ86を内設させ、刈取1軸43の左端側から刈取り動力を入力させ、前記ケース42右端側の刈取フレーム12に内挿させる刈取2軸89を介して刈取部8の駆動を行わせる一方、支点軸87回りに機体左側に水平に刈取部8を回転移動させ、機体内側の各ケース23、32付近のメンテナンス等を行うことができるよう構成されている。
【0027】
さらに、前記カウンタケース32の左側上部に前記フィードチェン入力軸50を軸支させ、フィードチェンクラッチ90を設けるフィードチェン駆動軸91には、前記入力軸50をチェン92を介して連結させると共に、一定回転軸71の回転を車速同調軸72の回転数変化によって変速して伝えるフィードチェン変速機構93を設ける。カウンタケース32に設けたサンギヤ94とプラネタリギヤ95とリングギヤ96を備える遊星ギヤ機構97によって無段変速可能に前記フィードチェン変速機構93を構成するもので、一定回転軸71にサンギヤ94を係合軸支させる。一定回転軸71に遊転支持させるリングギヤ96を車速同調軸72にギヤ98に噛み合わせると共に、プラネタリギヤ95を遊転支持させる軸受体99を一定回転軸71に遊転支持させ、前記フィードチェンクラッチ90を介して前記フィードチェン駆動軸91に軸受体99をギヤ100に噛み合わせ連結させ、穀稈の搬送に必要な最低回転を確保しながら、低い一定回転から高回転にフィードチェン5速度を車速と同調させて変更可能となるように構成されている。
【0028】
また、図10に示すように、刈取変速スライダ76を作動させる油圧刈取変速シリンダ101と、切換スライダ82を作動させる油圧一定回転シリンダ103と、フィードチェンクラッチ90を「入り」「切り」にする油圧フィードチェンシリンダ104を、前記カウンタケース32の上面及び前面に固定させる。
【0029】
さらに、図7、図11に示す如く、油圧ポンプ05及び油圧モータ106を備える無段油圧変速機構107と、油圧ポンプ108及び油圧モータ109を備える油圧操舵機構110をミッションケース23に設け、自在継手軸25を介して伝えるエンジン21動力によって各油圧ポンプ105・108を駆動し、変起用の油圧ポンプ105の出力可変斜板111に主変速レバー112を連結させ、副変速用の油圧モータ106の出力可変斜板117aに副変速切替えスイッチ127(図11参照)に連結させると共に、操舵用の油圧ポンプ108の出力可変斜板115に操向ハンドル19を連結させ、各油圧モータ106・109の出力を遊星ギヤ機構116から強制差動出力させ、左右の走行クローラ2を駆動し、前後進及び左右旋回の各操舵動作を行わせると共に、副変速用の油圧モータ106の無段変速用出力軸117に前記刈取駆動プーリ39を軸支させ、無段変速機構107の主変速出力を前記プーリ39からカウンタケース32に伝える。
【0030】
図12及び図13は運転キャビン18内の操縦部を示し、運転席20の左側方の前後に長いサイドコラム141の前寄りには主変速レバー112と副変速用スイッチ127と、刈取変速レバー122とが配置され、サイドコラム141の後寄りには、作業クラッチレバー118が配置されている。作業クラッチレバー118は平面視逆L字状のガイド溝142に沿って移動可能であり、図12及び図14を参照して理解できるように、ガイド溝142の後端左寄り位置142aに作業クラッチレバー118が位置するときには、刈取クラッチ「切り」且つ脱穀クラッチ「切り」の状態となり、位置142bでは刈取クラッチ「切り」且つ脱穀クラッチ「入り」の状態となり、ガイド溝142の前端である位置142cでは刈取クラッチ「入り」且つ脱穀クラッチ「入り」の状態となるように構成されている。
【0031】
また、運転席20の前方に立設するハンドルコラム143のカバー体の上端には表示手段としての液晶表示装置144が平面視で操向丸ハンドル19の略半円形のハンドルホイール19aの内径側に配置されている。液晶表示装置144は、前記ハンドルコラム143のカバー体にのみ固定されていて、操向丸ハンドル19と連結されていないので、操向丸ハンドル19を回動操作しても液晶表示装置144の向きは変化しない。また、液晶表示装置144はハンドルホイール19aよりも下方に位置するのでハンドルホイール19aを回動させても、液晶表示装置144と干渉しないようになっている。液晶表示装置144は、液晶画面144aとその左右両側に4つの操作スイッチ145、146、147、148が配置されて、各種モードのときの画面の表示の切替え等に際して使用される。流し込み操作のためのペタル149は前記ハンドルコラム143の左側方の床上に設けられている。
【0032】
図12は制御手段の機能ブロック図であり、これに示す如く、カウンタケース入力軸センサ144、1本の作業クラッチレバー118の操作により連動して脱穀クラッチ63の「入り」且つ刈取クラッチ69の「入り」と、脱穀クラッチ63の「入り」且つ刈取クラッチ69の「切り」と、脱穀クラッチ63の「切り」且つ刈取クラッチ69の「切り」との3つ状態を検出する刈取センサ121と、刈取変速レバー122の刈取変速スライダ76の低速・中立・高速の切換を検出する刈取変速センサ123と、主変速レバー112の前進・中立・後進の切換を検出する主変速センサ124と、作業者の流し込みぺダル125の足踏み操作を検出する手動流し込みセンサ126と、低速(標準)と高速(走行)との切換を実行するための副変速スイッチ127とを、マイクロコンピュータで構成する作業コントローラ128に接続させる。
【0033】
また、左右の走行クローラ2の速度(車速)を検出する左及び右車速センサ130、131と、刈取部8の搬送穀稈の有無を検出する穀稈センサ132と、刈取部8の駆動速度を検出する刈取入力センサ133と、刈取変速シリンダ101を低速または高速に切換える刈取低速及び刈取高速ソレノイド134、135と、フィードチェンクラッチ90を「入り」「切り」にするようにフィードチェンクラッチシリンダ104を作動させるフィードチェンソレノイド136と、一定回転シリンダ103により切換スライダ82を流し込みギヤ80を係合動作させる流し込みソレノイド137と、一定回転シリンダ103により切換スライダ82を高速カットギヤ81に係合動作させる高速カットソレノイド138と、液晶表示装置144とその表示の切替えスイッチ148と、警報報知手段としてのブザー150とを、作業コントローラ128に接続させる。
【0034】
次に、作業コントローラ128による刈取、脱穀の作業の動作の制御及び、カウンタケース入力軸センサ140がエラー(異常)になった場合の表示手段である液晶表示装置144への警告標識の表示、ブザー150による警告音の発生制御について説明する。
副変速レバー114を低速または高速に操作する、また作業クラッチレバー118が脱穀クラッチ63の「入り」且つ刈取クラッチ69の「切り」位置に操作されると、フィードチェンソレノイド136がオフ維持されてフィードチェン5が駆動される。また、刈取変速レバー122を低速または高速に操作し、作業クラッチレバー118が刈取クラッチ69「入り」且つ脱穀クラッチ63の「入り」位置に操作されると、刈取部8が車速同調駆動される。脱穀クラッチ63の「入り」、「切り」によって扱胴6と同時に選別機構60を駆動または停止させる。
刈取作業のとき、流し込みペタル125を足で踏んでオン操作すると、流し込みソレノイド137がオンになり、流し込みギヤ80を介して刈取部8を定速駆動する。また、▲1▼穀稈センサ132がオンで、且つ刈取変速レバー122の操作により刈取変速機構73の低速ギヤ74a,74bを介して刈取部8を駆動しているとき、▲2▼車速センサ130・131によって検出される走行速度(移動速度)が一定以下になったとき、または▲3▼主変速レバー112の操作によって停止または後進になったときには、それぞれ前記流し込みソレノイド137が自動的にオンになり、刈取部8に残っている全ての穀稈を脱穀部4に搬送させる。刈取部8に穀稈がなくなり、前進走行以外で、且つ刈取図8が停止しているとき、フィードチェンソレノイド136をオンにしてフイードチェン5を自動的に停止させる。
【0035】
さらに、前進走行しているとき、刈取変速レバー122が中立に操作されると、高速カツトソレノイド138がオンになり、高速カットギヤ81を介して刈取部8を駆動する。他方、前記刈取変速レバー122が中立以外のときには、刈取部8とフイードチェン5が車速と同調した速度で駆動される。
【0036】
また、高速ギヤ75a,75bを介して刈取部8を駆動しているとき、刈取入力センサ133により刈取部8の回転速度を検出させ、刈取部8が高速カットギヤ81の回転まで上がると、高速ギヤ75a,75bによる駆動を中止して高速カットギヤ81による駆動を自動的に行わせる。このようにして、油圧変速機構107を介して車速と同調させて刈取部8を駆動する車速同調軸72と、エンジン21の駆動力を直接的に伝える一定回転軸71とを設け、車速同調軸72と一定回転軸71のいずれかを選択して刈取部8を駆動する。
そして、▲1▼:前記カウンタケース入力軸センサ140がエラー(異常)の場合に、作業クラッチレバー118が刈取の「入り」の状態で、オペレータが副変速スイッチ127を「走行」つまり「高速」に切替えようとすると、‥‥
作業コントローラ128は、前記ブザー150を断続音で鳴らすと共に、液晶表示装置144の表示画面144aの表示が通常の作業モードにおける表示態様から自動的に切り替わり、『カウンタケース入力軸センサがエラー(異常)のため変速できません。作業クラッチレバーを「刈取・切り」にすると、変速できます。』という文字が表示されるように制御する。そして、この表示及び警告音は、オペレータが表示切替えスイッチ148を押すまで続行される。
▲2▼:前記カウンタケース入力軸センサ140がエラー(異常)の場合に、作業クラッチレバー118が刈取の「入り」の状態で、オペレータが刈取変速レバー122を「高速」に切替えようとすると、‥‥
作業コントローラ128は、前記ブザー150を断続音で鳴らすと共に、液晶表示装置144の表示画面144aの表示が通常の作業モードにおける表示態様から自動的に切り替わり、『カウンタケース入力軸センサがエラー(異常)のため変速できません。刈取変速レバーを「低速」にすると、変速できます。』という文字が表示されるように制御する。そして、この警告表示及び警告音は、オペレータが表示切替えスイッチ148を押すまで続行される。
▲3▼:作業クラッチレバー118が刈取の「入り」の状態で、且つ副変速スイッチ127が「走行」の状態で、前記カウンタケース入力軸センサ140がエラー(異常)になった場合には、‥‥
作業コントローラ128は、前記ブザー150を適宜時間(例えば、数秒間)断続音を鳴らし、且つ強制的に副変速を「標準」つまり「低速」に切替える。そして、前記液晶表示装置144の表示画面144aの表示が通常の作業モードにおける表示態様から自動的に切り替わり、『カウンタケース入力軸センサがエラー(異常)のため、副変速を「標準」に固定します。作業クラッチレバーを「刈取・切り」に変更すると、副変速を変更できます。』という文字が表示されるように制御する。そして、この警告表示及び警告音は、オペレータが表示切替えスイッチ148を押すまで続行される。
▲4▼:刈取変速レバー122が「高速」の状態で、前記カウンタケース入力軸センサ140がエラー(異常)になった場合、‥‥
作業コントローラ128は、前記ブザー150を適宜時間(例えば、数秒間)断続音を鳴らし、且つ刈取変速を強制的に「低速」に切替える。そして、前記液晶表示装置144の表示画面144aの表示が通常の作業モードにおける表示態様から自動的に切り替わり、『カウンタケース入力軸センサがエラー(異常)のため、刈取変速を「低速」に固定します。』という文字が表示されるように制御する。そして、この警告表示及び警告音は、オペレータが表示切替えスイッチ148を押すまで続行される。
上記のように、オペレータに警告を発するのは、前記カウンタケース入力軸センサ140により、油圧式無段副変速機構107から動力伝達するカウンタケース32の第2入力軸である同調入力軸68の回転数を検知し、同調入力軸68が所定の回転数以上になった場合には、刈取部8への出力を車速同調から一定回転数(第1入力軸としての扱胴入力軸62からの回転数)に切替え対応させる制御を作業コントローラ128が実行している。従って、副変速が「走行」つまり高速状態か、もしくは刈取変速が「高速」の状態では、カウンタケース32における刈取入力軸83の回転数、ひいては刈取部8の回転数が高くなり過ぎることがあり、刈取部8の構成部品がその高速回転に耐えられなく、破損するおそれがある。そのため、副変速は「標準(低速)」に、刈取変速は「低速」に固定する必要がある。前記▲1▼及び▲2▼のときには、作業クラッチが「刈取・入り」の状態では、刈取部8が高速回転するを禁止するため、自動的に副変速及び刈取変速の「高速」への変速操作を阻止するのである。
▲3▼及び▲4▼の場合は、作業クラッチが「刈取・入り」の状態で、エラー発生時に刈取変速が「高速」または副変速が「高速」の状態を早急に解消するため、オペレータの意思と無関係に刈取変速を「低速」または副変速を「標準(低速)」に強制的に切替え固定するのであり、そのことをオペレータに報知する警告表示と警報音を発するのである。
そして、オペレータが表示切替えスイッチ148を押下するまで上記の警告表示と警報音を続けることで、上記のカウンタケース入力軸センサ140のエラーを、オペレータに確実に伝達できるのである。
なお、単にカウンタケース入力軸センサ140のエラー(異常)が発生しただけの場合(前記▲1▼〜▲4▼の条件が付されない場合)であっても、液晶表示装置144の表示画面144aの表示が通常の作業モードにおける表示態様から自動的に切り替わり、『カウンタケース入力軸センサがエラー(異常)です。刈取部を動かさないか、速度を落として下さい。』との文字表示と警告音の発生とを行うようにしても良い。これにより、オペレータにカウンタケース入力軸センサにエラーが発生したとの事実と、刈取作業を制限すべき必要があることを告知でき、コンバインの作業を安全に行えるという効果を奏する。
【0037】
【発明の効果】
以上に詳述したように、請求項1に記載の発明のコンバインは、コンバインに搭載したエンジンの第1出力軸を油圧式無段変速機構に接続し、該油圧式無段変速機構を介して走行装置に伝達する一方、油圧式無段変速機構からカウンタケースの第2入力軸に伝達し、前記エンジンの第2出力軸から扱胴等の脱穀装置を駆動するためのカウンタケースの第1入力軸に入力し、前記カウンタケース内には、前記第1入力軸から前記扱胴に動力を伝達する扱胴入力軸と選別装置等に伝達する一定回転軸とに動力分岐する分岐部と、前記第2入力軸に関連させた刈取変速機構と、該刈取変速機構及び前記一定回転軸に関連させた一定回転機構とを備え、前記刈取変速機構の出力部または前記一定回転機構の出力部から択一的に刈取前処理装置に動力伝達し、前記第2入力軸の回転数を検知するためのカウンタケース入力軸センサを設け、該カウンタケース入力軸センサが異常の場合には、表示手段にその旨の警告標識を表示し、且つ警報音を発するように制御する制御手段を備えたものである。
このように構成することにより、オペレータに、カウンタケース入力軸センサにエラーがあることの事実と、刈取作業を制限する必要があることを告知でき、コンバインの作業を安全に行えるという効果を奏する。
そして、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のコンバインにおいて、前記油圧式無段変速機構に副変速操作部を設け、前記制御手段は、前記カウンタケース入力軸センサが異常の場合には、前記刈取前処理装置の作業クラッチが入りの状態で前記副変速操作部を高速側に切替えようとするときに前記警告標識の表示と警報とを発し、作業クラッチを切りにすると変速可能とする表示を実行するように制御するものである。
このように制御することにより、請求項1に記載の発明による効果に加えて、オペレータに「副変速操作部を高速側に切替る」ことをしないように、指示し、且つ変速するにはどのような操作が必要かを指示できるから、オペレータが誤った操作をしないようにできるという効果を奏する。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のコンバインにおいて、前記制御手段は、前記刈取前処理装置の作業クラッチが入りの状態で、且つ前記副変速操作部が高速側に切替えられた状態のとき、前記カウンタケース入力軸センサが異常になった場合には、前記副変速を低速に強制的に切替え、且つその強制切替えの旨の通知と副変速操作可能な条件とを前記表示手段に表示するように制御するものである。
従って、このように制御することにより、請求項1に記載の発明による効果に加えて、オペレータに「副変速が低速側に固定された」ことを告知すると共に変速するにはどのような操作が必要かを指示できるから、オペレータが誤った操作をしないようにできるという効果を奏する。
他方、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載のコンバインにおいて、前記刈取変速機構に刈取操作部を設け、前記制御手段は、前記カウンタケース入力軸センサが異常の場合には、前記刈取前処理装置の作業クラッチが入りの状態で前記刈取操作部を高速側に切替えようとするときに前記警告標識の表示と警報とを発するように制御するものである。
従って、このように制御することにより、請求項1に記載の発明による効果に加えて、オペレータに「刈取操作部を高速側に切替る」ことをしないように、指示し、且つ変速するにはどのような操作が必要かを指示できるから、オペレータが誤った操作をしないようにできるという効果を奏する。
さらに、請求項5に記載の発明は、請求項1に記載のコンバインにおいて、前記制御手段は、前記刈取操作部の操作により前記刈取変速機構を高速状態で、前記カウンタケース入力軸センサが異常になった場合には、前記刈取変速を低速側に強制的に切替え、且つその強制切替えの旨の通知を前記表示手段に表示するように制御するものである。
従って、このように制御することにより、請求項1に記載の発明による効果に加えて、オペレータに「刈取変速が低速側に固定された」ことを告知すると共に変速するにはどのような操作が必要かを指示できるから、オペレータが誤った操作をしないようにできるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの側面図である。
【図2】コンバインの正面図である。
【図3】脱穀部及びエンジン取付け部の正面図である。
【図4】脱穀部及びエンジン取付け部の側面図である。
【図5】脱穀部及びエンジン取付け部の平面図である。
【図6】エンジン出力系統図である。
【図7】エンジン出力系統の要部拡大図である。
【図8】カウンタケースの動力伝達系の図面である。
【図9】カウンタケースの断面図である。
【図10】カウンタケースの平面図である。
【図11】油圧可変側型副変速機構のブロック図である。
【図12】運転キャビン内の平面図である。
【図13】操縦丸ハンドル及び液晶表示装置の平面図である。
【図14】制御手段の機能ブロック図である。
【符号の説明】
8 刈取前処理装置としての刈取部
21 エンジン
23 油圧式無段副変速機構付きのミッションケース
30 エンジンからの出力軸
32 カウンタケース
62 第2入力軸
62a 扱胴入力軸
68 第1入力軸
71 一定回転軸
72 車速同調軸
73 刈取変速機構
79 一定回転機構
140 カウンタケース入力軸センサ
144 液晶表示装置
144a 表示画面

Claims (5)

  1. コンバインに搭載したエンジンの第1出力軸を油圧式無段変速機構に接続し、該油圧式無段変速機構を介して走行装置に伝達する一方、油圧式無段変速機構からカウンタケースの第2入力軸に伝達し、
    前記エンジンの第2出力軸から扱胴等の脱穀装置を駆動するためのカウンタケースの第1入力軸に入力し、
    前記カウンタケース内には、前記第1入力軸から前記扱胴に動力を伝達する扱胴入力軸と選別装置等に伝達する一定回転軸とに動力分岐する分岐部と、前記第2入力軸に関連させた刈取変速機構と、該刈取変速機構及び前記一定回転軸に関連させた一定回転機構とを備え、前記刈取変速機構の出力部または前記一定回転機構の出力部から択一的に刈取前処理装置に動力伝達し、
    前記第2入力軸の回転数を検知するためのカウンタケース入力軸センサを設け、該カウンタケース入力軸センサが異常の場合には、表示手段にその旨の警告標識を表示し、且つ警報音を発するように制御する制御手段を備えたことを特徴とするコンバイン。
  2. 前記油圧式無段変速機構に副変速操作部を設け、前記制御手段は、前記カウンタケース入力軸センサが異常の場合には、前記刈取前処理装置の作業クラッチが入りの状態で前記副変速操作部を高速側に切替えようとするときに前記警告標識の表示と警報とを発し、作業クラッチを切りにすると変速可能とする表示を実行するように制御することを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記制御手段は、前記刈取前処理装置の作業クラッチが入りの状態で、且つ前記副変速操作部が高速側に切替えられた状態のとき、前記カウンタケース入力軸センサが異常になった場合には、前記副変速を低速に強制的に切替え、且つその強制切替えの旨の通知と副変速操作可能な条件とを前記表示手段に表示するように制御することを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
  4. 前記刈取変速機構に刈取操作部を設け、前記制御手段は、前記カウンタケース入力軸センサが異常の場合には、前記刈取前処理装置の作業クラッチが入りの状態で前記刈取操作部を高速側に切替えようとするときに前記警告標識の表示と警報とを発するように制御することを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
  5. 前記制御手段は、前記刈取操作部の操作により前記刈取変速機構を高速状態で、前記カウンタケース入力軸センサが異常になった場合には、前記刈取変速を低速側に強制的に切替え、且つその強制切替えの旨の通知を前記表示手段に表示するように制御することを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
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