JP3780923B2 - 情報処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、CPU等の情報処理装置及びメモリを備えるとともに、MD(登録商標)、DVD等の各種記録媒体の駆動ドライブを搭載した情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、パソコン等の情報処理装置に、MDやDVD等のドライブを搭載し、各種記録媒体の記録、再生を行うことができる情報処理装置がある。このような情報処理装置は、CPU、HDD等のメモリ、各ドライブ装置等を搭載した装置本体を有し、この装置本体にキーボード等の情報入力装置や、LCDパネル等の情報表示装置、スピーカ等の音声出力装置が接続される。そして、この情報処理装置は、映像や音楽等のコンテンツが記録された記録媒体を再生し、また、音楽や映像等のコンテンツデータを記録媒体に記録させることができる。
【0003】
この種の情報処理装置においては、装置本体は略矩形状の筐体として形成され、この筐体に、光磁気ディスクを記録媒体に用いるディスクカートリッジのディスクカートリッジドライブ装置や、ICカードのドライブ装置、光ディスクのドライブ装置等が組み込まれるとともに、モニタやキーボード、スピーカ等の外部機器と接続されている。そして、装置本体は、他の外部機器とともにユーザの卓上等に載置されて用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような情報処理装置は、卓上等に載置された際に、なるべく卓上の占有スペースを小さくするために、装置本体の小型化が図られることが望ましい。
【0005】
また、装置本体が略矩形状の筐体により形成されているため、ユーザが装置本体近傍で作業を行う際に指先等の体の一部を装置本体のコーナ部にぶつけてしまう場合があった。
【0006】
更に、装置本体の側面部には、サイドパネルがビス等により装着されているため、装置本体のメンテナンスを行う際においてサイドパネルの脱着が煩雑であった。
【0007】
そこで、本発明は、装置本体を小型に見せるとともに、ユーザの保護を図ることができ、更にサイドパネルの着脱が容易な情報処理装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、本発明に係る情報処理装置は、略矩形状に形成された筐体の前面側に突出する突出部が形成されたフロントパネルを有し、上記フロントパネルは、上側面部より上記突出部の先端にかけて内方に傾斜する第1の傾斜面と、下側面部より上記突出部の先端にかけて内方に傾斜する第2の傾斜面と、左右両側面部より上記突出部の先端にかけて内方に傾斜する第3及び第4の傾斜面が設けられた装置本体と、上記装置本体の左右両側面に取り付けられるパネル部と、上記パネル部の一端部より屈折され上記第3又は第4の傾斜面と係合される折曲部とを有する一対のサイドパネルとを備え、上記装置本体は、左右両側面部に上記サイドパネルと係合する係合部が形成され、上記第3及び第4の傾斜面は、上記サイドパネルの折曲部が係止する係止部が形成され、上記サイドパネルは、上記パネル部に上記装置本体の左右両側面部と弾性係合する係合部材が形成されるとともに、上記折曲部に上記第3又は第4の傾斜面に形成された係止部と係止する係止部材が形成され、上記サイドパネルの折曲部は、上記フロントパネルの第3及び第4の傾斜面と略同一の略三角形状とされ、上記サイドパネルが上記装置本体に取り付けられることにより、上記第3及び第4の傾斜面と当接され、上記フロントパネルの突出部と略面一とされることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明が適用された情報処理装置1は、図1に示すように、パーソナルコンピュータとほぼ同様な機能を有するものであって、装置本体2と、この装置本体2に接続されるCRT(Casord Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)等のモニタ3と、装置本体2に接続されるスピーカ10,10と、装置本体2に対して操作信号を入力するキーボード、マウス、トラックボール、ジョイスティック等の入力装置4と、装置本体2を遠隔操作するための遠隔操作装置5とを備える。
【0010】
装置本体2は、内部に、オペレーティングシステム、閲覧ソフトウェア、電子メールプログラム、通信プロトコル、各種アプリケーションプログラム、オーディオデータ、映画データ等が保存されるハードディスクドライブ6が設けられている。また、装置本体2には、装置本体2に対して着脱可能な外部記憶装置のドライブとして、光磁気ディスクを記録媒体に用いるディスクカートリッジ11のディスクカートリッジドライブ28と、半導体メモリを記録媒体に用いるICカード12のICカードドライブ29と、CD、DVD等の光ディスク13の光ディスクドライブ30が設けられている。更に、この装置本体2は、電気通信回線14を介してインターネット等のネットワーク15に接続されているとともに、テレビジョン放送やラジオ放送を受信するための受信機が内蔵され、この受信機がアンテナ16に接続されている。また、装置本体2の前面側の上面には、装置本体2の基本的操作を行うための複数の押し釦からなる操作部17が設けられている。
【0011】
このような装置本体2を備える情報処理装置1は、例えば、ディスクカートリッジ11をディスクカートリッジドライブ28に装着し、記録されたオーディオデータを読み出すことによって、又は、ICカード12をICカードドライブ29に装着し、記録されたオーディオデータ等のコンテンツデータを読み出すことによって、更には、コンパクトディスク等の光ディスク13を光ディスクドライブ30に装着し、記録されたオーディオデータ等のコンテンツデータを読み出すことによって、これら外部記憶装置から読み出したコンテンツデータをハードディスク6に保存することができる。また、ハードディスク6には、EMD(Electronic Music Distribution)等音楽配信サービスを利用して電気通信回線14を介してダウンロードしたオーディオデータ等のコンテンツデータを保存することができる。更に、ハードディスク6には、テレビジョン放送やラジオ放送の番組も保存することができる。そして、情報処理装置1は、ハードディスク6に保存された様々なコンテンツデータを、スピーカ10,10より聞くことができ、また、モニタ3で見ることができる。
【0012】
また、この情報処理装置1では、ハードディスク6に保存された種々のコンテンツデータを外部記憶装置であるディスクカートリッジ11、ICカード12、光ディスク13に複写することができ、これによって、ユーザは、自らが所有する携帯型の再生装置を用いてコンテンツデータを再生することができる。
【0013】
更に、情報処理装置1は、ハードディスク6に多くのコンテンツデータを保存することができることから、容易に所望のコンテンツデータを検索することができるようになっている。この情報処理装置1には、マイク18が接続され、音声でコンテンツデータを検索することができるようにもなっている。
【0014】
更に、この情報処理装置1は、電気通信回線14を介してインターネット等のネットワーク15に接続することによって、様々なウェブページを閲覧することができ、また、電子メールを送信し又は受信することができるようになっている。
【0015】
以上のような情報処理装置1を構成する装置本体2は、図2に示すように、各種電子部品やドライブ装置等が配設されているシャーシ20と、シャーシ20を上側から覆うように配設されたシールドケース21と、シールドケース21上に配設され、操作部17が形成されている操作盤22と、シャーシ20の前面側に配設され、シャーシ20内に配設されているドライブ装置28〜30の挿入口28a〜30aを外方に臨ませているフロントパネル23と、シールドケース21に取り付けられ、装置本体2の側壁を構成する一対の第1、第2のサイドパネル24,25とを有する。そして、装置本体2は、シャーシ20内に各種電子部品が実装されている回路基板27が配設されている。また、装置本体2は、装置本体2の一側面2a側に、光磁気ディスクを記録媒体に用いるディスクカートリッジ11のディスクカートリッジドライブ28と、半導体メモリを記録媒体に用いるICカード12が装着されるICカードドライブ29が配設されている。また、装置本体2は、装置本体2の他側面2b側に、DVD及びCD等の光ディスク13を駆動させる光ディスクドライブ30と、装置本体2及び画像表示装置3等の周辺機器に駆動電源を供給する電源ユニット31と、空気を取り込み、送風を行うことにより装置本体2内の熱を除去する冷却ファン32が配設されている。
【0016】
各ドライブ装置28〜30や各種電子部品が配設されるシャーシ20は、板金を折り曲げ形成されている。シャーシ20は、図2に示すように、略矩形状の載置部40と、載置部40の長手方向に沿って、前面壁41及び背面壁42が形成されている。
【0017】
前面壁41は、前面方向に張出し43が形成されている。張出し43は、前面部43aに、ディスクカートリッジドライブ28、ICカードドライブ29、光ディスクドライブ30にそれぞれ開口されている各記録媒体の挿入孔28a〜30aを外方に臨ませる挿入開口部44と、後述するフロントパネル23の第1の吸気孔に対応して空気を装置本体2内に取り込み、冷却ファン32に供給する第1の開口部45が形成されている。また、張出し43は、下端部43bに、後述するフロントパネル23の下端部に形成されている第2の吸気孔に対応して空気を装置本体2内に取り込む第2の開口部46が形成されている。
【0018】
また、背面壁42は、載置部40の長手方向に沿って、前面壁41に対向する他側面側に形成されている。この背面壁42は、冷却ファン32の送風を装置本体2外へ排気する排気孔47と、回路基板27に実装されたコネクタ等の端子を外方に臨ませる端子孔48とが形成されている。
【0019】
シャーシ20の載置部40に配設される回路基板27は、回路パターンが形成されるとともに、CPUや、CPU等の電子部品が発生する熱を吸収し、装置本体2内の過熱を防止するヒートシンク35等の電子部品が実装されている。
【0020】
シャーシ20内に配設される各ドライブ装置28〜30は、いずれも略矩形状に形成された筐体を有し、その一側面部より記録媒体が挿入される挿入口28a〜30aが形成されている。そして、各ドライブ装置28〜30は、シャーシ20内に配設されることにより、シャーシ20の前面壁41に形成されている挿入開口部44より挿入口28a〜30aを外方に臨ませられている。
【0021】
装置本体2等に駆動電源を供給する電源ユニット31は、略矩形状に形成された筐体50を有し、筐体50内には装置本体2内を熱を取り除く冷却ファン32が配設されている。電源ユニット31は、筐体50の一側面部50aに開口部52が形成され、装置本体2内に向かって冷却ファン32の回転中心が臨まされている。また電源ユニット31は、冷却ファン32の回転中心と対向する筐体50の他側面部50bに、後述するサイドパネル25の排出孔を介して冷却ファン32の送風を装置本体2の外側に排出する第1の排出孔53が形成されている。また、電源ユニット31は、筐体50の背面部50cに、シャーシ20の排気孔47を介して冷却ファン32の送風を装置本体2外へ排気する第2の排出孔54が形成されている。そして、電源ユニット31は、冷却ファン32が駆動されることにより、開口部52から装置本体2内の熱気を吸引し、第1及び第2の排出孔53,54より冷却ファン32の送風を装置本体2外へ排気する。
【0022】
この電源ユニット31は、図3に示すように、回路基板27上に実装されたCPU等の発熱を伴う電子部品の近傍に開口部52が位置するようにシャーシ20内に配設される。すなわち、回路基板27は、CPU等の発熱を伴い熱を除去する必要の高い電子部品上にヒートシンク35を配設する。また、電源ユニット31は、ヒートシンク35の熱遮蔽板と平行な方向に冷却ファン32を配設し、開口部52よりヒートシンク35側に臨ませている。
【0023】
したがって、装置本体2は、冷却ファン32によりCPU等による熱気を効率よく吸引し、電源ユニット31の筐体50の第1及び第2の排出孔53,54より排出することができ、装置本体2の過熱による動作不良を防止することができる。また、装置本体2は、電源ユニット31の他側面部50b及び背面部50cに排出孔53,54を設けることにより、冷却ファン32による送風の排出量を増加させるとともに空気の吸引量を増加させることができため、わずかの駆動量で装置本体2の熱を除去することができ、冷却ファン32の駆動音を抑えることができる。更に、装置本体2は、筐体50の全体に冷却ファン32の送風を流すことができ、電源ユニット31の過熱を防止することができる。
【0024】
この電子部品やドライブ装置等が配設されたシャーシ20を上面側から覆うように配設されるシールドケース21は、シャーシ20の載置部40と略同一の大きさに形成された天板60と、天板60の短手方向に沿って折り曲げ形成され、後述する一対の第1、第2のサイドパネル24,25が取り付けられる取付壁61,62とを有する。
【0025】
天板60は、略矩形状に形成され、前面部に長手方向に沿って、操作回路部63が形成されている。操作回路部63は、シールドケース21上に配設される操作盤22の操作に応じて装置本体2各部に操作信号を送信する。天板60の短手方向に沿って形成された取付壁61,62は、第1、第2のサイドパネル24,25に突設された複数の係合突起が係合する係合孔64が複数形成されている。また、装置本体2の他側面2b側の取付壁62には、装置本体2内に発生した冷却ファン32の送風を排出する排出孔65が形成されている。排出孔65は、電源ユニット31の第1の排出孔53より排出された冷却ファン32の送風をサイドパネル25を介して装置本体2外へ排出する。
【0026】
シールドケース21の天板60上に配設される操作盤22は、情報処理装置1の操作を行う操作部17と、ディスクカートリッジドライブ28、ICカードドライブ29、光ディスクドライブ30に開口されている各種記録媒体の挿入孔28a〜30aを外方に臨ませる開口部69とが形成されている。操作部17は、情報処理装置1の操作メニューの切換えや各種記録媒体やHDDに記録されているコンテンツデータの編集等を行う操作子が配設されている。この操作部17は、シールドケース21の天板60に形成された操作回路部63と接続され、操作子の操作に応じて装置本体2各部の操作を行う。また、開口部69は、操作盤22の前面側に折り曲げ形成され、操作盤22がシールドケース21上に取り付けられることにより、シャーシ20の挿入開口部44及び後述するフロントパネル23の挿入孔74を外方に臨ませている。
【0027】
シャーシ20の前面側に取り付けられるフロントパネル23は、略矩形に形成された板状体からなり、長手方向に亘って前面側に張り出し形成された突出部70を有する。このフロントパネル23は、長手方向の長さをシャーシ20の長手方向の長さと略同一に、短手方向の長さをシャーシ20の高さ方向の長さと略同一に形成されている。
【0028】
前面側に張り出し形成されている突出部70は、先端にシャーシ20の前面壁41と略平行に形成されフロントパネル23の長手方向に沿って形成されている先端部70aと、フロントパネル23の上下側縁より先端部70aにかけて内方に傾斜する上下側斜面70b,70cと、フロントパネル23の左右両側縁より先端部70aにかけて内方に傾斜する傾斜面部80,81とを有する。
【0029】
この突出部70の先端部70aは、装置本体2内に空気を取り込む第1の吸気孔72がフロントパネル23の長手方向に亘って連続して形成されている。また、先端部70aは、一端側に装置本体2を遠隔操作する遠隔操作装置5からの信号を受信する受信部73が形成されている。また、突出部70の上側斜面70bは、上述した各記録媒体のドライブ装置28〜30に形成された挿入孔28a〜30aを外方に臨ませる挿入孔74が形成されている。また、突出部70の下側斜面70cは、図4に示すように、基端部76に、装置本体2内に空気を供給する第2の吸気孔77が形成されている。下側斜面70cの基端部76はシャーシ20の前面壁41側に屈折されているため、第2の吸気孔77は、下側斜面70cの基端部76に形成されることにより、フロントパネル23の前面には現れず、装置本体2の外観を損ねることがない。
【0030】
このような装置本体2は、上記第1、第2の吸気孔72,77より空気が装置本体2内に取り込まれ、後述する冷却ファン32により多くの空気を供給することができ、送風量を増加することができる。これにより、装置本体2は、冷却ファン32により装置本体2内の熱を効率よく除去することができ、冷却ファン32の駆動量を少なくして駆動音による騒音を減らすことができる。また、装置本体2は、下側斜面70cの基端部に第2の吸気孔77が形成されているため、図5に示すように、冷却ファン32により第2の吸気孔77から装置本体2内に吸引された空気は低位置からヒートシンク35の熱遮蔽板を上昇していく。したがって、装置本体2は、第1の吸気孔72のみ設けた場合に比して、装置本体2の低位置に熱がこもることがなく効率よく熱を除去することができる。
【0031】
フロントパネル23の突出部70の左右両端部に形成されている傾斜面部80,81は、突出部70の先端部70aの両端部よりフロントパネル23の短手側側縁部に亘って形成されている。この傾斜面部80,81は、後述するサイドパネル24,25と係止される係止孔82,83が形成されている。そして、傾斜面部80,81は、サイドパネル24,25に係止されることにより、傾斜面部80,81と略同一形状に形成されたサイドパネル24,25の折曲部と接続される。
【0032】
フロントパネル23及びシールドケース21に係止されることにより装置本体2の側面部を構成するサイドパネル24,25は、長手方向の長さをシャーシ20の短手方向の側面部と略同一に形成され、短手方向の長さをシャーシ20の高さと略同一に形成された略矩形状の板状体からなる。このサイドパネル24,25は、シャーシ20の側面に取り付けられ装置本体2の側面部を構成するパネル部90,91と、パネル部90,91の裏面側に突設され、シールドケース21の取付壁61,62に係合される係合突部92と、パネル部90,91の長手方向の一端側に、フロントパネル23の傾斜面部80,81に対応した折曲部93,94とを有する。
【0033】
装置本体2の他側面部2bを構成するパネル部90,91は、上下側縁部に長手方向に亘って、シールドケース21の取付壁61,62との間に所定の空隙を形成する支持壁90a,91aが形成されている。また、パネル部90,91は、長手方向他端側の側縁部に、シールドケース21の取付壁61,62の背面側端部に係止される背面壁90b,91bが形成されている。また、パネル部91は、図6に示すように、下側縁側の支持壁91aに、装置本体2内に発生した冷却ファン32の送風を排出する複数の排気孔95が形成されている。この排気孔95は、電源ユニット31の筐体50に形成されている第1の排出孔53及びシールドケース21の取付壁62に形成された排出孔65を介して排出された冷却ファン32の送風を装置本体2外へ排出する。また、この排気孔95は、パネル部91の下側縁側に形成された支持壁91aに設けられているため、サイドパネル25の前面には現れず、装置本体2の外観を損ねることはない。
【0034】
パネル部90,91の裏面側に突設されている係合突部92は、シールドケース21に形成された係合孔64に対応してパネル部90,91の裏面より立ち上がり形成され、弾性を有する弾性片92aと、弾性片92aの先端に略鉤状に形成され、シールドケース21の係合孔64に係止する係止部92bとを有する。この係合突部92は、弾性片92aが撓むことにより係止部92bがシールドケース21の係合孔64と係止する。これにより、サイドパネル24,25は、シールドケース21の取付壁61,62に取り付けられる
【0035】
フロントパネル23の傾斜面部80,81と対応して形成されている折曲部93,94は、傾斜面部80,81と略同一の略三角形状とされている。また、折曲部93,94は、フロントパネル23の傾斜面部80,81がシールドケース21の取付壁61,62に対して傾斜する角度と同一の傾斜角度で折り曲げ形成されている。したがって、折曲部93,94は、サイドパネル24,25がシールドケース21に取り付けられることにより、フロントパネル23の傾斜面部80,81と当接され、フロントパネル23の突出部70と略面一とされる。
【0036】
この折曲部93,94は、裏面側に、傾斜面部80,81に形成されている係止孔82,83に係止する係止突部96,97が形成されている。係止突部96,97は、パネル部90,91と略垂直方向に突設されている基体部96a,97aと、基体部先端より折曲部93,94の折り曲げ方向と略平行に折り曲げ形成された係止部96b,97bとからなる。
【0037】
以上のようなサイドパネル24,25は、図7に示すように、この折曲部93,94が、係止部96b,97bをフロントパネル23の傾斜面部80,81に形成されている係止孔82,83内に挿入することによりフロントパネル23に係止される。次いで、サイドパネル24,25は、係合突部92がシールドケース21の係合孔64に弾性係合されることによりシールドケース21に取り付けられる。したがって、このサイドパネル24,25によれば、シールドケース21及びフロントパネル23にビス等を用いることなく取り付けることができ、装置本体2の側面にビス等の係合孔を設ける必要がないため、コネクタ端子口等の設計を行う自由度を増すことができるとともに、部品点数の削減を図ることができる。
【0038】
なお、サイドパネル24,25は、背面壁90b,91bに、シャーシ20の背面部にねじ止めされるねじ孔98を形成してもよい。シャーシ20にねじ止めされることにより、サイドパネル24,25は、がたつきを防止することができる。
【0039】
以上のような情報処理装置1の装置本体2は、以下のように組み立てられる。すなわち、図2に示すように、シャーシ20は、回路パターンが形成されるとともにHDDや各種コネクタ等の電子部品が実装された回路基板27が配設される。次いで、シャーシ20は、装置本体2の一側面2a側にディスクカートリッジドライブ28及びICカードドライブ29を配設し、装置本体2の他側面2b側に光ディスクドライブ30及び冷却ファン32が設けられた電源ユニット31を配設する。これらドライブ装置28〜30は、シャーシ20や回路基板27上にビス止めされることにより、シャーシ20内に固着される。次いで、ドライブ装置等が配設されたシャーシ20を上面側から覆うようにシールドケース21が配設され、ビス止めされる。次いで、フロントパネル23がシャーシ20の前面側にビス等により取り付けられる。このとき、ドライブ装置28〜30に形成された各記録媒体の挿入口28a〜30aは、シャーシ20の張出し43に形成された挿入開口部44及びフロントパネル23に形成された突出部70に形成されている挿入孔74を介して外方に臨ませられる。
【0040】
次いで、シールドケース21の取付壁61,62にサイドパネル24,25が取り付けられる。このサイドパネル24,25は、フロントパネル23の傾斜面部80,81に形成されている係止孔82,83に係止突部96,97を係止させた後、係合突部92が弾性変位することによりシールドケース21の取付壁61,62に形成されている係合孔64に係合されてシールドケース21に取り付けられる。なお、サイドパネル24,25は、シャーシ20の背面部にビス止めすることにより、がたつきを防止するようにしてもよい。次いで、シールドケース21の天板60上に、ビス等により操作盤22が取り付けられる。このとき、操作盤22は、開口部69よりドライブ装置28〜30に形成された各記録媒体の挿入口28a〜30aを外方に臨ませている。
【0041】
このような情報処理装置1によれば、フロントパネル23に突出部70を形成し、先端部70aに亘って上下側斜面70b,70cを形成するとともに、フロントパネル23の左右両側縁より先端部70aにかけて内方に傾斜する傾斜面部80,81とを形成している。また、情報処理装置1は、装置本体2の側壁を構成するサイドパネル24,25の一端部に傾斜面部80,81に係止される折曲部93,94を設け、フロントパネル23に取り付けている。したがって、情報処理装置1は、装置本体2の前面を構成するフロントパネル23は全面に亘って傾斜面が形成され、卓上等に載置されたときにも装置本体2の占有スペースを小さくすることができる。なお、情報処理装置1は、フロントパネル23の全面を内方側に傾斜する傾斜面により構成することにより、ユーザに装置本体2の薄型化を印象づけることができる。
【0042】
また、情報処理装置1によれば、フロントパネル23の全面を内方に傾斜する傾斜面により構成することにより、ユーザが装置本体近傍で作業を行う際にも、指先等の体の一部を装置本体2にぶつける危険を防止することができる。
【0043】
更に、装置本体2の側壁を構成するサイドパネル24,25は、弾性を有する係合突部92のシールドケース21の係合孔64との係合を解除し、係止突部96,97の傾斜面部80,81の係止孔82,83との係止を解除することにより、装置本体2より取り外すことができる。したがって、情報処理装置1は、装置本体2の側面に装置内に配設された各種電子部品の調整部を配置することにより、サイドパネル24,25を取り外して容易に装置本体2のメンテナンスを行うことができる。
【0044】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明が適用された情報処理装置によれば、フロントパネルに突出部を形成し、先端部に亘って上下側斜面を形成するとともに、フロントパネルの左右両側縁より先端部にかけて内方に傾斜する傾斜面部とが形成されている。また、情報処理装置は、装置本体の側壁を構成するサイドパネルの一端部に傾斜面部に係止される折曲部を設け、フロントパネルに取り付けている。この折曲部は、傾斜面部と略同一の三角形状とされるとともに、サイドパネルが装置本体に取り付けられることによりサイドパネルの突出部と略面一とされる。したがって、情報処理装置は、装置本体の前面を構成するフロントパネルは全面に亘って傾斜面が形成され、卓上等に載置されたときにも装置本体の占有スペースを小さくすることができる。
【0045】
また、情報処理装置によれば、フロントパネルの全面を内方に傾斜する傾斜面により構成することにより、ユーザが装置本体近傍で作業を行う際にも、指先等体の一部を装置本体にぶつける危険を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】情報処理装置を示す斜視図である。
【図2】装置本体の分解斜視図である。
【図3】装置本体内を一部破断して示す斜視図である。
【図4】フロントパネルを一部破断して示す斜視図である。
【図5】フロントパネルを示す断面図である。
【図6】サイドパネルを示す斜視図である。
【図7】サイドパネルを装置本体に取り付ける様子を示す図である。
【符号の説明】
1 情報処理装置、2 装置本体、20 シャーシ、21 シールドケース、22 操作盤、23 フロントパネル、24,25 サイドパネル、27 回路基板、28 ディスクカートリッジドライブ、29 ICカードドライブ、30 光ディスクドライブ、31 電源ユニット、32 冷却ファン、45,46 開口部、47 排気孔、50 筐体、52 開口部、53,54 排出孔、64 係合孔、65 排出孔、70 突出部、72,77 吸気孔、80,81 傾斜面部、82,83 係止孔、90,91 パネル部、92 係合突部、93,94 折曲部、95 排気孔、96,97 係止突部、98 ねじ孔
Claims (5)
- 略矩形状に形成された筐体の前面側に突出する突出部が形成されたフロントパネルを有し、上記フロントパネルは、上側面部より上記突出部の先端にかけて内方に傾斜する第1の傾斜面と、下側面部より上記突出部の先端にかけて内方に傾斜する第2の傾斜面と、左右両側面部より上記突出部の先端にかけて内方に傾斜する第3及び第4の傾斜面が設けられた装置本体と、
上記装置本体の左右両側面に取り付けられるパネル部と、上記パネル部の一端部より屈折され上記第3又は第4の傾斜面と係合される折曲部とを有する一対のサイドパネルとを備え、
上記装置本体は、左右両側面部に上記サイドパネルと係合する係合部が形成され、
上記第3及び第4の傾斜面は、上記サイドパネルの折曲部が係止する係止部が形成され、
上記サイドパネルは、上記パネル部に上記装置本体の左右両側面部と弾性係合する係合部材が形成されるとともに、上記折曲部に上記第3又は第4の傾斜面に形成された係止部と係止する係止部材が形成され、
上記サイドパネルの折曲部は、上記フロントパネルの第3及び第4の傾斜面と略同一の略三角形状とされ、上記サイドパネルが上記装置本体に取り付けられることにより、上記第3及び第4の傾斜面と当接され、上記フロントパネルの突出部と略面一とされる
ことを特徴とする情報処理装置。 - 上記サイドパネルは、上記パネル部の他端側に、上記装置本体の背面部に係合される係合部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
- 上記装置本体のフロントパネルは、上記筐体より着脱可能に形成されていることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
- 上記装置本体は、上記筐体の側面部に、装置本体内に配設されている各種電子部品等の調整用部材が配設されていることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
- 発熱を伴う電子部品と、当該電子部品に設けられ熱を除去するためのヒートシンクとをさらに備え、
上記フロントパネルの下側面部の基端部に、空気を供給するための吸気孔が設けられていることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
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