JP3779845B2 - バスシステムおよび情報処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、非接触バス用のデータ受信回路、および、エラー検出訂正回路、および、それらを備えた情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、バスシステムを備えた、コンピュータをはじめとする情報処理装置において、バスの高速化やメモリの大容量化が進み、バスシステムにおける転送レートは、数百メガbpsからギガbps台が要求されている。さらに、同バスシステムに接続される機能モジュール数も多くなってきている。例えば、メモリモジュールだと、総容量がギガバイト台にもなるシステムが要求されている。
【0003】
バス配線に接続される機能モジュール数が増えると、バス配線の実効的特性インピーダンスが低下し、機能モジュールとバス配線との間でインピーダンスミスマッチが生じて信号波形の歪みが大きくなる。これはバスシステムの高速化を行うときの障害となる。
【0004】
この問題を解決する技術として、日本国特許・特開平7−141079に示される技術がある。この技術は、バス配線に接続されている機能モジュールを、クロストークを用いて結合するものである。この技術の構成例を図13に示す。
【0005】
130aはバス配線である。130bはスタブ配線であり、長さLの区間だけ、バス配線130aと配線が近接している。131a、131bは機能モジュールであり、それぞれバス配線130a、および、スタブ配線130bに接続されている。132a、132bは集積回路であり、それぞれ、機能モジュール131a、131bに設けられている。133a、133bは送信回路であり、集積回路132a、132bに内蔵されている。134a、134bは受信回路であり、同様に集積回路132a、132bに内蔵されている。135a、135bは終端抵抗であり、135aの一端はバス配線130aに、もう一端は終端電源に接続されている。また135bの一端はスタブ配線130bに、もう一端は終端電源に接続されている。終端抵抗135a、135bには、電圧Vtの終端電圧が供給されている。この電圧Vtは、0Vから電源電圧(出力信号の波形振幅)までで設定した電圧である。
【0006】
この例では、バス配線130aとスタブ配線130bとの、長さLの区間で近接している部分において、クロストークが発生する。クロストーク信号は、送信回路133a、133bの信号レベルが切り替わる瞬間に発生する。この例では、発生するクロストーク信号のうち、後方クロストークを受信する構成となっている。
【0007】
このクロストーク信号を、受信回路134a、134bにより受信して、クロストーク信号を元の信号に復号する。
【0008】
なお、この例では、バス配線130aは1本しかないが、実際のシステムのデータバスに用いる場合において、例えばデータバス幅が64ビットであった場合、バス配線は64組存在する。また、この例では、スタブ配線130bは1つしか記載していないが、実際のシステムにおいては、バス配線130aに接続されるモジュール数だけ存在する。
【0009】
もし仮に、通常のバス配線と同じく、バス配線130aとスタブ配線130bが直接接続されている場合には、スタブ配線130bが負荷容量として作用して、バス配線130aの実効的特性インピーダンスが低下する。
【0010】
この技術により、バス配線に接続される機能モジュール数の増加に伴う、実効的特性インピーダンスの低下を抑えることができる。そのため、モジュール数が増えても波形歪みがほとんど発生しないため、バスシステムの多モジュール化と高速化を同時に図ることが可能となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術において、バス配線を介して送られてくるクロストーク信号のレベルは、後方クロストークを用いた場合でも、クロストーク前の信号レベルの20%以下程度である。また、信号レベルが、外部からのノイズや電源電圧の変動等で、クロストーク後の信号波形が歪み、場合によってはデータを正常に受信できない可能性がある。
【0012】
本発明の目的は、有極性RTZ信号を扱う非接触バスシステムにおいて、データ伝送を確実に行うことのできる受信回路を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明の一態様によれば、有極性RTZ信号に用いるデータ受信回路であって、データ受信回路は、入力信号振幅の10%以上50%以下のオフセット値を持つ電圧比較器を2つと、RSフリップフロップ回路を1つを有し、2つの電圧比較器からの出力信号をそれぞれRSフリップフロップのSet入力端子とReset入力端子に接続し、有極性RTZ信号をNRTZ信号に変換することを特徴とするデータ受信回路が提供される。
【0014】
上記目的を達成するための本発明のさらに別の態様によれば、データ受信回路であって、受信回路には、ラッチ回路が保持しているデータと一方の電圧比較器の信号とAND回路を有し、ラッチ回路の保持データと前記電圧比較器の信号のANDをとることで、連続する同極性の信号が入力されるというエラーを検出することを特徴とするデータ受信回路が提供される。
【0015】
上記目的を達成するための本発明のさらに別の態様によれば、有極性RTZ信号用データ受信回路を有するバスシステムであって、バスシステムに接続されている機能モジュールには、エラー検出が可能なデータ受信回路と、機能モジュール以外からの受信データを一時的に蓄えるためのデータバッファと、受信データのパリティチェックの結果を蓄えるためのバッファと、を備えており、エラー検出回路によりデータ受信中に検出したエラーと、パリティチェックの結果を蓄えたバッファのデータとを用いることでエラーを訂正することを特徴とするデータ受信回路が提供される。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施形態について説明する。
【0017】
図1は、本発明によるデータ受信回路の構成図である。
【0018】
本実施形態では、受信回路は、前述の構成例、図13の集積回路134aおよび134bに内蔵した場合について説明する。
【0019】
10は入力端子であり、図13のバス配線130aまたは130bに接続されている。この入力端子10には、送信回路133aまたは133bから出力された信号が、バス配線130a、130b間を伝達したときに発生するクロストーク波形が入力される。
【0020】
11は基準電圧供給配線である。この配線11は、ここでは図示していない他の回路にも接続される、共通配線である。この基準電圧供給配線11の電圧は、終端抵抗105aおよび105bに供給されている終端電圧と同じ電圧にする。
【0021】
12および13は、電圧比較器である。電圧比較器12、13は、2つの入力端子(正入力端子(+)および負入力端子(−))と、1つの出力端子を備えている。
【0022】
14は、RSフリップフロップ(RS−FF)である。RS−FF14は、セット入力端子(S)、リセット入力端子(R)、および、出力端子(Q)を備えている。セット入力端子SにHレベルが入力されると、出力端子QのレベルをHレベルにする。また、リセット入力端子RにHレベルが入力されると、出力端子QのレベルをLレベルにする。セット入力端子S、および、リセット入力端子Rの、両方のレベルがLの場合(定常状態)には、出力端子Qのレベルは、前の状態を維持する。
【0023】
入力端子10は、電圧比較器12の正入力端子と、電圧比較器13の負入力端子に接続されている。また、基準電圧供給配線11は、電圧比較器12の負入力端子と、電圧比較器13の正入力端子に接続されている。
【0024】
電圧比較器12、13の出力端子は、それぞれ、RS−FF14のセット入力端子(S)、および、リセット入力端子(R)に接続されている。RS−FF14の出力端子(Q)に、本受信回路のデータ出力端子16が設けられている。
【0025】
電圧比較器12の入出力電圧特性を示すグラフを図3に示す。なお、電圧比較器13は、電圧比較器12と同じ特性を持っているが、受信する信号波形に合わせて電圧比較器12または13の特性に差を持たせても良い。
【0026】
図3のグラフの横軸は、入力端子10の電圧(電圧比較器12の正入力端子の電圧、入力電圧)であり、縦軸は、電圧比較器12の出力端子の電圧である。
【0027】
電圧比較器12の負入力端子には、基準電圧供給配線により基準電圧が供給されている。本実施形態では、この基準電圧をVrefであるとする。電圧比較器12は、入力電圧がしきい電圧よりも低い場合には、出力端子からLレベルを出力する。また、入力電圧がしきい電圧よりも高い場合には、出力端子からHレベルを出力する。
【0028】
ここで、この電圧比較器12のしきい電圧は、基準電圧Vrefにオフセット電圧Voffsを加算した電圧である。
【0029】
なお、一般的な電圧比較器(コンパレータ)においては、しきい電圧は基準電圧Vrefとほぼ同じであり、オフセット電圧はほぼ0である。本発明で用いる電圧比較器では、このオフセット電圧Voffsが設けられているところが、一般的な電圧比較器と異なる。
【0030】
次に、この受信回路の動作を図4を用いて説明する。
【0031】
図4は、図1の受信回路の各部分における、信号レベルの遷移を示すタイミングチャートである。
【0032】
図4の各段の波形は、上から、送信回路133aまたは133bの出力端子(DRV)、入力端子10(IN)、電圧比較器12の出力(A)、電圧比較器13の出力(B)、出力端子15(OUT)で観測したものである。以下、各観測点を、DRV、IN、A、B、OUTと呼ぶことにする。
【0033】
送信回路103aより、図4のDRVに示すようなデータが出力された場合、配線130a、130b間でクロストークが生じ、そのクロストーク波形が受信回路104b内の入力端子10に入力される。その波形を図4のINに示す。このINにおけるクロストーク波形は、送信回路103aの出力が、LレベルからHレベルに遷移するところでは、41に示すパルス信号が発生する。また、送信回路133aの出力が、HレベルからLレベルに遷移するところでは、42に示すパルス信号が発生する。送信回路133aからの出力信号がHレベル、Lレベル間を遷移しないところ(定常状態時)では、INにおける信号レベルは終端電圧Vtの状態に保たれている。このような信号は、いわゆる、有極性RTZ(Return To Zero)と呼ばれるものである。
【0034】
INにおけるパルス信号41、42について、それぞれの場合における動作を説明する。なお、受信回路に供給される基準電圧Vrefは、前記終端電圧Vtと同じ電圧に設定されているものとする。
【0035】
入力端子10にパルス信号41が入力された場合、パルス信号の振幅の絶対値が電圧比較器12のオフセット電圧Voffsを越えると、電圧比較器12の出力端子(A)より、43のようなパルス信号が出力される。
【0036】
このパルス信号43は、INにおける信号振幅の絶対値がオフセット電圧Voffsを越えている期間だけ発生する。INおけるパルス信号が定常状態に戻ると、Aにおける波形は、Lレベルに戻る。
【0037】
電圧比較器12の出力端子よりパルス信号43が発生することで、RS−FF14の出力Q、および、出力端子16の電圧が、Hレベルに設定される。
【0038】
入力端子10にパルス信号42が入力された場合、パルス信号の振幅の絶対値が電圧比較器13のオフセット電圧Voffsを越えると、電圧比較器13の出力端子(B)より、44のようなパルス信号が出力される。このパルス信号44は、INにおける信号振幅の絶対値がオフセット電圧Voffsを越えている期間だけ発生する。INおけるパルス信号が定常状態に戻ると、Bにおける波形は、Lレベルに戻る。
【0039】
電圧比較器13の出力端子よりパルス信号44が発生することで、RS−FF14の出力Q、および、出力端子16の電圧が、Lレベルに設定される。
【0040】
ここで、電圧比較器オフセット電圧Voffsは、配線130a、130bで発生するクロストーク波形の振幅の絶対値よりも、低い電圧になるように設定する。また、ノイズや終端電圧の変動が考えられる場合には、この電圧変動も考慮する必要がある。例えば、クロストーク波形の振幅が終端電圧を中心に200mV、ノイズ等の電圧変動が50mVである場合、オフセット電圧Voffsは、50mVから150mVの間になるよう設定すると良い。
【0041】
この2つの動作により、本実施形態の受信回路において、クロストーク信号を、元の信号に復号することができる。なお、本実施形態においては、バス配線130aおよび130bが1本で構成される場合(シングルエンド)について説明したが、バス配線130aおよび130bが、2本1組の差動線路である場合にも、本発明を適用することができる。この場合の受信回路の構成を、図2に示す。差動線路である場合、バス配線130aおよび130bには、各々、正論理側、負論理側の2本1組の配線を備えているものとする。
【0042】
図2の受信回路では、図1の基準電圧供給配線11の代わりに、もう一つの入力端子20が設けられている。この入力端子20は、入力端子10と同様に、受信回路毎に設けられている。
【0043】
バス配線130aまたは130bの正論理側の配線は、入力端子10に接続する。また、同バス配線の負論理側の配線は、入力端子20に接続する。
【0044】
次に、電圧比較器12の構成を、図5を用いて説明する。なお、電圧比較器13は、電圧比較器12と同じ構成である。すなわちこれは、一般的な電圧比較器(コンパレータ)と同じ配線を持つ回路である。
【0045】
図5は、電圧比較器12を、MOS−FETで構成した場合の構成図である。
【0046】
51、52は、Pチャネル型MOSFET(以下、PMOSと呼ぶ)である。53、54、55は、Nチャネル型MOSFET(以下、NMOS)である。
【0047】
1つのMOSFETには、ゲート端子(G)、ソース端子(S)、ドレイン端子(D)が、それぞれ1本ずつ備わっている。図中では、横方向に出ている端子がゲート端子、縦方向に出ている端子がソース端子、および、ドレイン端子である。PMOSにおいて、高電位側の端子(電源供給端子に近い側)がソース端子である。また、NMOSにおいて、低電位側の端子(接地端子に近い側)がソース端子である。
【0048】
PMOS51およびPMOS52のソース端子は、電源(VDD)に接続されている。PMOS51のゲート端子とドレイン端子間は接続されている。PMOS51のドレイン端子と、NMOS53のドレイン端子とが接続されている。また、PMOS52のドレイン端子とNMOS54のドレイン端子同士が接続されている。さらに、PMOS22、NMOS24のドレイン端子に、本電圧比較器の出力端子を設けている。
【0049】
NMOS53のゲート端子に、本電圧比較器の正入力端子を設けている。また、NMOS54のゲート端子に、本電圧比較器の負入力端子を設けている。PMOS55のゲート端子には、バイアス電圧、あるいは、電源電圧(VDD)を供給する。NMOS55のソース端子は接地(GNDに接続)されている。
【0050】
本電圧比較器において、NMOS53とNMOS54のチャネル幅は、同値に設定されている。
【0051】
ここで、一般的な電圧比較器と異なる点は、PMOS51のチャネル幅をW1、PMOS52のチャネル幅をW2とすると、W1とW2は、次式の関係になるように設定されていることである。
【0052】
【数1】
W1>W2 ・・・・・(数1)
このように設定することで、電圧比較器12にオフセット電圧Voffsを持たせることができる。W1、W2の差を大きくすることで、オフセット電圧Voffsを大きくすることができる。
【0053】
本発明の受信回路においては、定常状態における電圧比較器の正入力端子と負入力端子の電圧が同じであるため、オフセット電圧を待たない通常の電圧比較器では出力が不定となる。
【0054】
電圧比較器にオフセット電圧Voffsを持たせることで、受信回路の定常状態時においても、電圧比較器の出力を安定に保つことができる。
【0055】
次に、電圧比較器の別な構成例を、図6を用いて説明する。図6は、本実施形態で用いる電圧比較器であって、電圧比較器のオフセット電圧が可変である場合の構成例を示す図である。本構成の図5と異なる点は、図5の回路にPMOS60、PMOS61、および、オフセット電圧Voffsを設定するための入力端子(CTRL)が設けられていることである。
【0056】
CTRLの電圧を、0V(GND電圧)から電源電圧VDDまでの間の値に設定することで、CTRLの電圧に対応した、電圧比較器のオフセット電圧Voffsを設定することが可能となる。電圧比較器をこのように構成することで、動的にオフセット電圧Voffsが設定可能となるため、本受信回路を装置に搭載後でも、信号振幅に合わせてオフセット電圧を調整することが可能となる。
【0057】
以上のように、本発明の受信回路を用いることで、クロストーク信号のような有極性RTZ信号の受信が可能となり、高速化と多モジュール化が可能な非接触バスシステムを実現することができる。なお、本発明の受信回路は、電圧比較器12および電圧比較器13のオフセット電圧によるヒステリシス電圧Vhysを持つ、ヒステリシスアンプとしても使用することが出来る。このヒステリシス電圧Vhysは、比較器12のオフセット電圧と、電圧比較器13のオフセット電圧を加算した電圧である。
【0058】
次に、本発明の第2の実施形態を、図7を用いて説明する。図7は、本発明の第2の実施形態である、エラー検出回路付の受信回路の構成図である。
【0059】
本実施形態では、前述第1の実施形態における回路に、ANDゲート71、72、RSフリップフロップ(RS−FF)73、エラー検出出力端子55、および、エラー検出リセット端子56が追加されている。
【0060】
また、14aは、図1のRS−FF14に、反転出力(Q#)が追加されたものである。この反転出力Q#は、同RS−FFの出力端子QがLレベルであるときはHレベルを、出力端子QがLレベルのときはHレベルを出力する。
【0061】
RS−FF73は、セット端子2本(S1、S2)とリセット端子(R)、および、出力端子(Q)を備えている。14、14aのRS−FFと異なり、セット端子が2本あって、2本のうちどちらかがHレベルになることで、出力端子QがHレベルになる。
【0062】
ANDゲート71および72は、RS−FF14aで保持している現在のデータと、次に受信回路に送られてくるデータとの比較を行い、エラーを検出するためのゲートである。このANDゲートは、エラーを検出するとHレベルを出力する。ANDゲート71の2つの入力端子は、それぞれ、電圧比較器12の出力端子と、RS−FF14aの出力端子Qに接続されている。ANDゲート72の2つの入力端子は、それぞれ、電圧比較器13の出力端子と、RS−FF14aの反転出力Q#に接続されている。
【0063】
ANDゲート71、72の出力端子は、入力端子に接続されている。RS−FF73は、ANDゲート71および72で検出したエラー情報を保持するためのものである。
【0064】
受信したデータからエラーを検出すると、エラー検出出力端子74はHレベルとなり、他の回路にエラーを検出したことを知らせる。通常、この端子はLレベルである。
【0065】
電源投入時、システムの起動時、あるいは、バスに有効なデータが送られてきていない場合等において、RS−FF73の状態をリセットするために、エラー検出リセット端子75をHレベルにする。この端子は、通常使用時にはLレベルにしておく。
【0066】
次に、本実施形態における受信回路の動作を、図8を使って説明する。図8は、図7の受信回路の各部分における、信号レベルの遷移を示すタイミングチャートである。
【0067】
図8の各段の波形は、上から、送信回路133aまたは133bの出力端子(DRV)、入力端子10(IN)、電圧比較器12の出力(A)、電圧比較器13の出力(B)、出力端子15(OUT)、ANDゲート71の出力(E)、エラー検出出力端子74(ERROR)で観測したものである。以下、各観測点を、DRV、IN、A、B、OUT、E、ERRORと呼ぶことにする。
【0068】
送信回路133aより、図8のDRVに示すようなデータが出力された場合、配線130a、130b間でクロストークが生じ、そのクロストーク波形が受信回路134b内の入力端子10に入力される。その波形を図8のINに示す。前述の図4の説明と同様に、送信回路133aの出力(DRV)がLレベル、Hレベル間で遷移するところで、INにおいてパルス信号81、82、83が発生する。
【0069】
パルス信号81、83のような、終端電圧Vtよりも高い側のパルス信号を受信すると、電圧比較器12の出力Aにおいて、Hレベルのパルスが発生する。また、パルス信号82のような、終端電圧Vtよりも低い側のパルス信号を受信すると、電圧比較器13の出力Bにおいて、Hレベルのパルスが発生する。ここで、パルス信号82が、外部からのノイズなどの影響を受けたことにより欠落したとする。この場合、電圧比較器13の出力Bにおけるパルス信号84が発生しないため、データ出力端子OUTはLレベルに遷移せずに、Hレベルのままとなる。その後、入力端子10にパルス信号83が入ると、AがHレベルとなり、RS−FF14aに接続されたデータ出力端子OUTをHレベルにしようとする。しかし、この段階において、データ出力端子OUTはHレベルのままである。
【0070】
パルス信号82のデータが欠落しなかった場合は、データ出力端子OUTはLレベルになっているはずである。このことから、受信パルスと受信回路が保持しているデータとの間に矛盾が生じており、エラーであることが判る。このエラーの場合、RS−FF14aの出力Qと、電圧比較器12の出力Aは、両方ともHレベルとなり、ANDゲート71の出力EはHレベルとなる。この出力は通常Lレベルである。このANDゲート71の出力がHレベルとなることで、RS−FF73の出力74(ERROR)がHレベルとなり、エラーを検出したことを他の回路に知らせる。この出力ERRORの状態は、エラー検出リセット端子75がLレベルとなる(リセットされる)まで保持される。
【0071】
以上のように、本実施形態による受信回路を、クロストーク信号のような有極性RTZ信号の受信に用いることで、データ電送の高速化の他に、データ欠落等によるデータ伝送中のエラー検出が可能となる。
【0072】
次に、本発明の第3の実施形態を、図9を用いて説明する。図9は、本発明の第2の実施形態によるエラー検出機能付受信回路を応用して、エラー訂正が可能となるシステムの構成図である。
【0073】
91は、前述の第2の実施形態による受信回路である。
【0074】
受信回路91には、データ受信時に検出したエラーを知らせるためのエラー検出出力端子と、エラー検出出力をリセットするためのリセット入力端子、が設けられている。ここで、エラー検出出力端子の状態をE0で表す。92a、92b、92c、92dは、Dフリップフロップ(D−FF)であり、受信回路91により受信したデータを一時的に格納する。受信したデータは、クロック信号(CLK)に同期してD−FFに格納される。実際のシステムにおいては、受信回路91と、D−FF92a、92b、92c、92dは、データバス幅と同じ組だけ設けられている。
【0075】
93は、データ信号と同時に送られてくるパリティ信号を受信するための受信回路である。この受信回路の出力をP’とする。91および93の各受信回路には、バスストローブ信号が入力されている。このバスストローブ信号は、図7の受信回路のエラー検出リセット端子75に接続されている。バスストローブ信号は、有効なデータ信号が送られている期間にLレベルとなり、他のモジュール間のデータ転送中など、有効なデータが送られていない場合にはHレベルとなる。
【0076】
パリティ信号は、同時に送られてくるデータ信号に誤りがないかを調べるために設けられた信号である。
【0077】
パリティ信号は、データの送信側において、送信するデータを基に生成され、データと一緒に送信側より送られてくる。また、データ受信側(本実施形態)においても、送信側と同じ方法で、受信データを基にパリティ信号を再生成する。そして、送信側から送られてきたパリティ信号と、受信側で再生成したパリティ信号を比較し、一致していれば、送られてきたデータにエラーが無いと判断し、一致していなければ、送られてきたデータにエラーが含まれていると判断することができる。
【0078】
95は、受信側におけるパリティ信号生成回路であり、送信側から送られてきたデータを基に、パリティ信号を再生成する。この出力レベルをP’’とする。パリティ信号生成回路の例としては、PRINCIPLES OF CMOS VLSI DESIGN誌(1993年、Neil H.E. WESTE、KAMRAN ESHRAGHIAN著、ADDISON−WESLEY PUBLISHING COMPANY発行、ページ537〜538)に記載されている。
【0079】
96は、排他的論理和(Exclusive−OR、EX−OR、または、XOR)ゲートである。本実施形態では、送信側から送られてきたパリティ信号P’と、受信側で再生成したパリティ信号との比較を行い、一致していればLレベル、不一致(エラー)であればHレベルを出力する。このゲートの出力をeとする。
【0080】
94a、94b、94c、94dはD−FFであり、受信回路93により受信したパリティ信号と、受信側で再計算したパリティ信号との比較結果(エラーの有無)を一時的に格納する。
【0081】
本実施形態において、D−FFの段数は4段(a、b、c、d)としている。本実施形態においては、バースト転送により一回の転送でデータバス上に送られてくるデータ数が4回である場合、或いは、外部のデータバス幅4ビットであり内部バスが16ビットである場合のビット幅変換を行う場合を想定している。
【0082】
本実施形態では、1回の転送で4つのデータがバースト転送されてくる場合について説明する。
【0083】
図10は、本実施形態の受信回路に入力される、入力波形の例である。図10の各段は、データバス内の各データ信号(D1、D2、D3、D4)に対応する。また、バースト転送により送られてくる4つのデータの組は、それぞれ列a、b、c、dで表している。データ信号D1におけるデータは、a、b、c、dの順番で、受信回路91に送られる。データ信号D2、D3、D4についても同様の順番で送られる。
【0084】
各データ信号、および、各列には、受信回路により受信した際の信号(送信側より送られてきた信号)のレベルが併記されている。左側の括弧書きで示した信号レベルは、列aの前の時点における信号レベルである。
【0085】
ここで、データ信号D1におけるパルス信号100が欠落したことを想定する。この場合、パルス信号100が欠落した時点から、次のパルス信号101が送られてくるまでの期間、すなわち、列bおよび列cのデータは誤りであるとする。
【0086】
次に、図11に、図10に示した1回のバースト転送により、図9の各D−FFに格納された信号レベルを示す。本表の行方向の数は、D−FFの段数(本実施形態では4段)に対応している。また、本表の列方向の数はデータ幅に対応している。
【0087】
表の行eは、受信したデータの各段(a、b、c、d)における、パリティ信号チェックの結果(RS−FFの出力、Ea、Eb、Ec、Ed)に対応している。表の行eは、バースト転送中の1回のデータ転送毎に、前述のパリティ信号のチェックを行った結果であり、エラーを検出した場合にHレベルとなる。
【0088】
表の列Eは、受信回路のエラー検出出力端子(E1、E2、E3、E4)の状態に対応している。表の列Eは、1回のバースト転送中にエラーを検出した場合、対応するデータ信号(D1、D2、D3、D4)、あるいは、エラー有無(e)列が、Hレベルとなる。
【0089】
ここで、図10の入力波形において、データ信号D1の列b、cにおいて、データ誤りが起きている。列b、cにおいては、パリティ信号チェックによりエラーが検出されるため、行e−b列、および、行e−c列がHレベルとなる。また、データ信号D1においては、パルス信号101が受信された時点で、受信回路91によりエラーが検出されるため、列E−D1行がHレベルとなる。このように、行Eにおけるエラー検出結果が1つであり、かつ、列eにおいてエラーが検出された場合、エラーの起きた場所を特定することができる。さらに、本発明で扱うデータは2値(Hレベル、Lレベル)であるため、エラーの起きた場所のデータを反転することで、エラーを訂正することができる。
【0090】
なお、受信回路93(e行−E列)でエラーを検出した場合、あるいは、E列で2箇所以上エラーを検出した場合には、訂正すべきエラー箇所が特定できないので、この場合はエラー検出のみ可能となる。
【0091】
本発明による受信回路と、受信したデータ信号とエラー情報を格納できるデータバッファとを組み合わせることで、データのエラー訂正が可能となり、信号の欠落によるシステムダウンを回避可能なシステムを構築することが可能となる。
【0092】
次に、本発明の第4の実施形態について図12を用いて説明する。図12には、非接触バスを用いて構成された情報処理装置の例が示されている。プロセッサボード121は、122に示す中央処理装置(CPU)と、123に示すキャッシュメモリと、124に示すバスブリッジを備えている。CPU122、キャッシュメモリ123、バスブリッジ124は、バス配線によって相互に接続されている。
【0093】
120a、120bはバス配線であり、バス配線120aには、121に示すプロセッサボードと、129に示すバスブリッジが非接触バスで構成されている。また、バス配線120bには、バスブリッジ127を備えたメモリボード125と、バスブリッジ128、129が接続されている。
【0094】
本発明を、バス配線120aおよび120bに接続されている装置、バスブリッジ124、127、128、129に適用することで、高速かつ高信頼性なシステムを構築することが可能となる。
【0095】
次に、本発明の第5の実施形態図14を用いて説明する。図14は、本発明の受信回路であって、オフセット電圧が可変な受信回路の、別の構成例である。本構成の受信回路は、図1の受信回路で、なおかつ電圧比較器12および13を図6に示した回路で構成した場合と同じ動作が可能である。
【0096】
本構成の図1と異なる点は、電圧比較器12、13およびRSフリップフロップ回路14の代わりにラッチ機能付電圧比較器141を設けたことである。さらに、このラッチ機能付電圧比較器141には、オフセット電圧を設定するために、Voffs設定端子(VCTRL端子)142を設けている。なお、本実施形態においては、バス配線130aおよび130bが1本で構成される場合(シングルエンド)について説明したが、バス配線130aおよび130bが、2本1組の差動線路である場合にも、本発明を適用することができる。この場合の受信回路の構成を、図15に示す。
【0097】
差動線路である場合、バス配線130aおよび130bには、各々、正論理側、負論理側の2本1組の配線を備えているものとする。
【0098】
図15の受信回路では、図14の基準電圧供給配線11の代わりに、もう一つの入力端子20が設けられている。この入力端子20は、入力端子10と同様に、受信回路毎に設けられている。バス配線130aまたは130bの正論理側の配線は、入力端子10に接続する。また、同バス配線の負論理側の配線は、入力端子20に接続する。
【0099】
次に、本実施形態のラッチ機能付電圧比較器141の構成例を図16を用いて説明する。図16は、本実施形態で用いるラッチ機能付電圧比較器141の構成例である。このラッチ機能付電圧比較器141は、第1の実施形態の図6で述べた電圧比較器と同様にオフセット電圧が可変である。本構成の図6と異なる点は、PMOS51a、52a、61a、62aをさらに設けたことである。また、本実施形態では、出力端子にアンプ回路160を設けている。このアンプ回路は、電圧比較器の出力レベルが低い場合に設けると良く、出力レベルが高い場合は設けなくても構わない。
【0100】
PMOS51a、52a、61a、62aは、それぞれ、図6のPMOS51、52、61、62に対応している。さらに、オフセット電圧Voffsを持たせるために、PMOS51aのチャネル幅をW1a、PMOS52aのチャネル幅をW2aとすると、 W1aとW2aは、次式(数2)の関係になるように設定されている。
【0101】
【数2】
W1a>W2a ・・・・・・・(数2)
W1a、W2aの差を大きくすることで、オフセット電圧Voffsを大きくすることができる。なお、チャネル幅W1a、W2aは、それぞれPMOS51のチャネル幅W1、PMOS52のチャネル幅W2に対応している。W1とW1a、およびW2とW2aはそれぞれ同値であるのが好ましいが、数1および数2の条件を満たす範囲であれば、異なる値でも良い。さらに、本実施形態の受信回路は、オフセット電圧Voffsを設定するための入力端子であるVCTRL端子が設けられており、設定端子の電圧を0V(GND電圧)から電源電圧VDDまでの間の値に設定することで、設定端子142の電圧に対応したオフセット電圧Voffsを設定することが可能となる。
【0102】
このように、本実施形態の受信回路を使用しても、第1の実施形態で示した受信回路と同様、オフセット電圧の動的設定が可能な受信回路を実現することができる。また、本実施形態の受信回路を用いた場合、回路素子の数を減らすことができる。
【0103】
次に、本実施形態の応用例を図17に示す。図17は、差動線路とクロストークを用いて伝送するバスシステムに、本実施形態の受信回路を適用したときの構成図である。なお、図17では、説明の簡単のため、バスシステムを構成する1本以上のバス配線のうち、1ビット分のみを示している。
【0104】
差動線路で構成したバスには、方向性結合器171が設けられている。送信回路170と本実施形態による受信回路141は、方向性結合器171を介して接続されている。なお、説明の簡単のため、バスシステムに設けられた送信回路170、受信回路141、および方向性結合器171は、それぞれ1組だけを示している。
【0105】
送信回路170より差動のNRZ信号を出力することで、方向性結合器に171には差動の有極性RTZ信号が生成される。この有極性RTZ信号を受信回路141で受信する。受信回路141によって、方向性結合器で生じたクロストーク信号であるRTZ信号を、元のNRZ信号に復号することができる。このように、本実施形態の受信回路を、差動線路で構成されるクロストークを用いたバスにも応用することができる。これにより、コモンモードノイズ等のノイズ耐性を向上させたバスシステムを構築することが可能となる。
【0106】
【発明の効果】
本発明により、有極性RTZ信号を用いたバスシステムにおけるデータ伝送を高速に、かつ確実に行うことが可能となり、高速化と高信頼性のバスシステムを構築することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の概略を示す構成図である。
【図2】第1の実施形態の概略を示す構成図である。
【図3】第1の実施形態で用いる電圧比較器の特性を示すグラフである。
【図4】第1の実施形態における動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図5】第1の実施形態で用いる電圧比較器の構成図である。
【図6】第1の実施形態で用いる電圧比較器の構成図である。
【図7】本発明の第2の実施形態の概略を示す構成図である。
【図8】第2の実施形態における動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図9】本発明の第3の実施形態の概略を示す構成図である。
【図10】第3の実施形態における動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図11】第3の実施形態における動作を説明するための図である。
【図12】本発明の第4の実施形態の概略を示す構成図である。
【図13】従来技術の概略を示す構成図である。
【図14】本発明の第5の実施形態の概略を示す構成図である。
【図15】第5の実施形態の概略を示す構成図である。
【図16】第5の実施形態で用いるラッチ機能付電圧比較器の構成図である。
【図17】第5の実施形態によるラッチ機能付電圧比較器の応用例を説明するための構成図である。
【符号の説明】
10・・・データ入力端子、11・・・基準電圧供給配線、
12、13・・・電圧比較器、
14、14a、73・・・RSフリップフロップ(RS−FF)、
15・・・データ出力端子、20・・・負論理データ入力端子、
41、42、43、44、81、82、83、84、100、101・・・パルス信号、
51、52、61、62、51a、52a、61a、62a ・・・PチャネルMOSFET、
53、54、55・・・NチャネルMOSFET、
71、72・・・AND(アンド)ゲート、
74・・・エラー検出出力端子、75・・・エラー検出リセット端子、
91、93・・・エラー検出機能付受信回路、
92a、92b、92c、92d、94a、94b、94c、94d・・・Dフリップフロップ、
95・・・パリティ信号生成回路、
96・・・EX−OR(排他的論理和)ゲート、
120a、120b・・・バス配線、121・・・プロセッサボード、
122・・・中央処理装置(CPU)、123・・・キャッシュメモリ、
124、127、128、129・・・バスブリッジ、
125・・・メモリボード、126・・・メモリモジュール、
130a・・・バス配線、130b・・・スタブ配線、
131a、131b・・・モジュール、
132a、132b・・・半導体集積回路、
133a、133b、170・・・送信回路、
134a、134b・・・受信回路、
135a、135b・・・終端抵抗、141・・・ラッチ機能付電圧比較器、
142・・・オフセット電圧設定端子、160・・・アンプ回路、
171・・・方向性結合器。

Claims (3)

  1. 入力信号振幅の10%以上50%以下のオフセット値を持つ電圧比較器を2つと、RSフリップフロップ回路を1つを有し、前記2つの電圧比較器からの出力信号をそれぞれ前記RSフリップフロップ回路のSet入力端子とReset入力端子に接続し、有極性RTZ信号をNRTZ信号に変換するデータ受信回路を有するバスシステムであって、
    前記バスシステムに接続されている機能モジュールには、エラー検出が可能な前記データ受信回路と、前記機能モジュール以外からの受信データを一時的に蓄えるための複数のデータバッファと、前記受信データのパリティチェックの結果を蓄えるための複数のバッファとを備え、前記データバッファと前記バッファはデータバス幅と同じ組だけ設けられており、
    前記データ受信回路は、前記RSフリップフロップ回路が保持しているデータと一方の前記電圧比較器の信号とのAND回路を有し、前記AND回路により前記RSフリップフロップ回路の保持データと前記電圧比較器の信号のANDをとることで、連続する同極性の信号が入力されるというエラーを検出するものであり、
    前記データ受信回路によりデータ受信中に検出したエラーと、前記データバス幅と同じ組だけ設けられた前記バッファに蓄えたパリティチェックの結果とを用いることで、エラーの場所を特定し、このエラーを訂正することを特徴とするバスシステム。
  2. 請求項1記載のバスシステムにおいて、
    前記データ受信回路に設けられた電圧比較器は、オフセット電圧を制御するためのオフセット電圧制御回路を有し、
    前記オフセット電圧制御回路によりオフセット電圧が可変であることを特徴とするバスシステム。
  3. 請求項1または2記載のバスシステムを備えたことを特徴とする情報処理装置。
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