JP2001051758A - 有極性rtz信号用データ受信回路 - Google Patents

有極性rtz信号用データ受信回路

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JP2001051758A
JP2001051758A JP11220793A JP22079399A JP2001051758A JP 2001051758 A JP2001051758 A JP 2001051758A JP 11220793 A JP11220793 A JP 11220793A JP 22079399 A JP22079399 A JP 22079399A JP 2001051758 A JP2001051758 A JP 2001051758A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】非接触バスシステムにおけるデータ受信を確実
に行うための受信回路を提供する。 【解決手段】非接触バスシステム用のデータ受信回路に
おいて、非接触バスと接続され、有極性RTZ信号を入
力するための入力端子と、基準電圧供給配線と、予め設
定されたオフセット電圧Voffsを持つ電圧比較器1
2、13と、RSフリップフロップ(RS−FF)と、
出力端子を備えている。電圧比較器は、入力端子に入力
された電圧が、基準電圧供給配線の電圧Vrefと前記
オフセット電圧Voffsの和で示されるしきい電圧を
越えた時に、RS−FFに接続された出力端子の出力レ
ベルをHレベルに設定する。電圧比較器は、入力端子1
0に入力された電圧が、基準電圧供給配線の電圧Vre
fと前記オフセット電圧Voffsの差で示されるしき
い電圧を下回る時に、RS−FFに接続された出力端子
の出力レベルをLレベルに設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非接触バス用のデ
ータ受信回路、および、エラー検出訂正回路、および、
それらを備えた情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、バスシステムを備えた、コンピュ
ータをはじめとする情報処理装置において、バスの高速
化やメモリの大容量化が進み、バスシステムにおける転
送レートは、数百メガbpsからギガbps台が要求さ
れている。さらに、同バスシステムに接続される機能モ
ジュール数も多くなってきている。例えば、メモリモジ
ュールだと、総容量がギガバイト台にもなるシステムが
要求されている。
【0003】バス配線に接続される機能モジュール数が
増えると、バス配線の実効的特性インピーダンスが低下
し、機能モジュールとバス配線との間でインピーダンス
ミスマッチが生じて信号波形の歪みが大きくなる。これ
はバスシステムの高速化を行うときの障害となる。
【0004】この問題を解決する技術として、日本国特
許・特開平7−141079に示される技術がある。こ
の技術は、バス配線に接続されている機能モジュール
を、クロストークを用いて結合するものである。この技
術の構成例を図13に示す。
【0005】130aはバス配線である。130bはス
タブ配線であり、長さLの区間だけ、バス配線130a
と配線が近接している。131a、131bは機能モジ
ュールであり、それぞれバス配線130a、および、ス
タブ配線130bに接続されている。132a、132
bは集積回路であり、それぞれ、機能モジュール131
a、131bに設けられている。133a、133bは
送信回路であり、集積回路132a、132bに内蔵さ
れている。134a、134bは受信回路であり、同様
に集積回路132a、132bに内蔵されている。13
5a、135bは終端抵抗であり、135aの一端はバ
ス配線130aに、もう一端は終端電源に接続されてい
る。また135bの一端はスタブ配線130bに、もう
一端は終端電源に接続されている。終端抵抗135a、
135bには、電圧Vtの終端電圧が供給されている。
この電圧Vtは、0Vから電源電圧(出力信号の波形振
幅)までで設定した電圧である。
【0006】この例では、バス配線130aとスタブ配
線130bとの、長さLの区間で近接している部分にお
いて、クロストークが発生する。クロストーク信号は、
送信回路133a、133bの信号レベルが切り替わる
瞬間に発生する。この例では、発生するクロストーク信
号のうち、後方クロストークを受信する構成となってい
る。
【0007】このクロストーク信号を、受信回路134
a、134bにより受信して、クロストーク信号を元の
信号に復号する。
【0008】なお、この例では、バス配線130aは1
本しかないが、実際のシステムのデータバスに用いる場
合において、例えばデータバス幅が64ビットであった
場合、バス配線は64組存在する。また、この例では、
スタブ配線130bは1つしか記載していないが、実際
のシステムにおいては、バス配線130aに接続される
モジュール数だけ存在する。
【0009】もし仮に、通常のバス配線と同じく、バス
配線130aとスタブ配線130bが直接接続されてい
る場合には、スタブ配線130bが負荷容量として作用
して、バス配線130aの実効的特性インピーダンスが
低下する。
【0010】この技術により、バス配線に接続される機
能モジュール数の増加に伴う、実効的特性インピーダン
スの低下を抑えることができる。そのため、モジュール
数が増えても波形歪みがほとんど発生しないため、バス
システムの多モジュール化と高速化を同時に図ることが
可能となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来技術において、バ
ス配線を介して送られてくるクロストーク信号のレベル
は、後方クロストークを用いた場合でも、クロストーク
前の信号レベルの20%以下程度である。また、信号レ
ベルが、外部からのノイズや電源電圧の変動等で、クロ
ストーク後の信号波形が歪み、場合によってはデータを
正常に受信できない可能性がある。
【0012】本発明の目的は、有極性RTZ信号を扱う
非接触バスシステムにおいて、データ伝送を確実に行う
ことのできる受信回路を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の一態様によれば、有極性RTZ信号に用いる
データ受信回路であって、データ受信回路は、入力信号
振幅の10%以上50%以下のオフセット値を持つ電圧
比較器を2つと、RSフリップフロップ回路を1つを有
し、2つの電圧比較器からの出力信号をそれぞれRSフ
リップフロップのSet入力端子とReset入力端子
に接続し、有極性RTZ信号をNRTZ信号に変換する
ことを特徴とするデータ受信回路が提供される。
【0014】上記目的を達成するための本発明のさらに
別の態様によれば、データ受信回路であって、受信回路
には、ラッチ回路が保持しているデータと一方の電圧比
較器の信号とAND回路を有し、ラッチ回路の保持デー
タと前記電圧比較器の信号のANDをとることで、連続
する同極性の信号が入力されるというエラーを検出する
ことを特徴とするデータ受信回路が提供される。
【0015】上記目的を達成するための本発明のさらに
別の態様によれば、有極性RTZ信号用データ受信回路
を有するバスシステムであって、バスシステムに接続さ
れている機能モジュールには、エラー検出が可能なデー
タ受信回路と、機能モジュール以外からの受信データを
一時的に蓄えるためのデータバッファと、受信データの
パリティチェックの結果を蓄えるためのバッファと、を
備えており、エラー検出回路によりデータ受信中に検出
したエラーと、パリティチェックの結果を蓄えたバッフ
ァのデータとを用いることでエラーを訂正することを特
徴とするデータ受信回路が提供される。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態について
説明する。
【0017】図1は、本発明によるデータ受信回路の構
成図である。
【0018】本実施形態では、受信回路は、前述の構成
例、図13の集積回路134aおよび134bに内蔵し
た場合について説明する。
【0019】10は入力端子であり、図13のバス配線
130aまたは130bに接続されている。この入力端
子10には、送信回路133aまたは133bから出力
された信号が、バス配線130a、130b間を伝達し
たときに発生するクロストーク波形が入力される。
【0020】11は基準電圧供給配線である。この配線
11は、ここでは図示していない他の回路にも接続され
る、共通配線である。この基準電圧供給配線11の電圧
は、終端抵抗105aおよび105bに供給されている
終端電圧と同じ電圧にする。
【0021】12および13は、電圧比較器である。電
圧比較器12、13は、2つの入力端子(正入力端子
(+)および負入力端子(−))と、1つの出力端子を
備えている。
【0022】14は、RSフリップフロップ(RS−F
F)である。RS−FF14は、セット入力端子
(S)、リセット入力端子(R)、および、出力端子
(Q)を備えている。セット入力端子SにHレベルが入
力されると、出力端子QのレベルをHレベルにする。ま
た、リセット入力端子RにHレベルが入力されると、出
力端子QのレベルをLレベルにする。セット入力端子
S、および、リセット入力端子Rの、両方のレベルがL
の場合(定常状態)には、出力端子Qのレベルは、前の
状態を維持する。
【0023】入力端子10は、電圧比較器12の正入力
端子と、電圧比較器13の負入力端子に接続されてい
る。また、基準電圧供給配線11は、電圧比較器12の
負入力端子と、電圧比較器13の正入力端子に接続され
ている。
【0024】電圧比較器12、13の出力端子は、それ
ぞれ、RS−FF14のセット入力端子(S)、およ
び、リセット入力端子(R)に接続されている。RS−
FF14の出力端子(Q)に、本受信回路のデータ出力
端子16が設けられている。
【0025】電圧比較器12の入出力電圧特性を示すグ
ラフを図3に示す。なお、電圧比較器13は、電圧比較
器12と同じ特性を持っているが、受信する信号波形に
合わせて電圧比較器12または13の特性に差を持たせ
ても良い。
【0026】図3のグラフの横軸は、入力端子10の電
圧(電圧比較器12の正入力端子の電圧、入力電圧)で
あり、縦軸は、電圧比較器12の出力端子の電圧であ
る。
【0027】電圧比較器12の負入力端子には、基準電
圧供給配線により基準電圧が供給されている。本実施形
態では、この基準電圧をVrefであるとする。電圧比
較器12は、入力電圧がしきい電圧よりも低い場合に
は、出力端子からLレベルを出力する。また、入力電圧
がしきい電圧よりも高い場合には、出力端子からHレベ
ルを出力する。
【0028】ここで、この電圧比較器12のしきい電圧
は、基準電圧Vrefにオフセット電圧Voffsを加
算した電圧である。
【0029】なお、一般的な電圧比較器(コンパレー
タ)においては、しきい電圧は基準電圧Vrefとほぼ
同じであり、オフセット電圧はほぼ0である。本発明で
用いる電圧比較器では、このオフセット電圧Voffs
が設けられているところが、一般的な電圧比較器と異な
る。
【0030】次に、この受信回路の動作を図4を用いて
説明する。
【0031】図4は、図1の受信回路の各部分におけ
る、信号レベルの遷移を示すタイミングチャートであ
る。
【0032】図4の各段の波形は、上から、送信回路1
33aまたは133bの出力端子(DRV)、入力端子
10(IN)、電圧比較器12の出力(A)、電圧比較
器13の出力(B)、出力端子15(OUT)で観測し
たものである。以下、各観測点を、DRV、IN、A、
B、OUTと呼ぶことにする。
【0033】送信回路103aより、図4のDRVに示
すようなデータが出力された場合、配線130a、13
0b間でクロストークが生じ、そのクロストーク波形が
受信回路104b内の入力端子10に入力される。その
波形を図4のINに示す。このINにおけるクロストー
ク波形は、送信回路103aの出力が、LレベルからH
レベルに遷移するところでは、41に示すパルス信号が
発生する。また、送信回路133aの出力が、Hレベル
からLレベルに遷移するところでは、42に示すパルス
信号が発生する。送信回路133aからの出力信号がH
レベル、Lレベル間を遷移しないところ(定常状態時)
では、INにおける信号レベルは終端電圧Vtの状態に
保たれている。このような信号は、いわゆる、有極性R
TZ(Return To Zero)と呼ばれるもの
である。
【0034】INにおけるパルス信号41、42につい
て、それぞれの場合における動作を説明する。なお、受
信回路に供給される基準電圧Vrefは、前記終端電圧
Vtと同じ電圧に設定されているものとする。
【0035】入力端子10にパルス信号41が入力され
た場合、パルス信号の振幅の絶対値が電圧比較器12の
オフセット電圧Voffsを越えると、電圧比較器12
の出力端子(A)より、43のようなパルス信号が出力
される。
【0036】このパルス信号43は、INにおける信号
振幅の絶対値がオフセット電圧Voffsを越えている
期間だけ発生する。INおけるパルス信号が定常状態に
戻ると、Aにおける波形は、Lレベルに戻る。
【0037】電圧比較器12の出力端子よりパルス信号
43が発生することで、RS−FF14の出力Q、およ
び、出力端子16の電圧が、Hレベルに設定される。
【0038】入力端子10にパルス信号42が入力され
た場合、パルス信号の振幅の絶対値が電圧比較器13の
オフセット電圧Voffsを越えると、電圧比較器13
の出力端子(B)より、44のようなパルス信号が出力
される。このパルス信号44は、INにおける信号振幅
の絶対値がオフセット電圧Voffsを越えている期間
だけ発生する。INおけるパルス信号が定常状態に戻る
と、Bにおける波形は、Lレベルに戻る。
【0039】電圧比較器13の出力端子よりパルス信号
44が発生することで、RS−FF14の出力Q、およ
び、出力端子16の電圧が、Lレベルに設定される。
【0040】ここで、電圧比較器オフセット電圧Vof
fsは、配線130a、130bで発生するクロストー
ク波形の振幅の絶対値よりも、低い電圧になるように設
定する。また、ノイズや終端電圧の変動が考えられる場
合には、この電圧変動も考慮する必要がある。例えば、
クロストーク波形の振幅が終端電圧を中心に200m
V、ノイズ等の電圧変動が50mVである場合、オフセ
ット電圧Voffsは、50mVから150mVの間に
なるよう設定すると良い。
【0041】この2つの動作により、本実施形態の受信
回路において、クロストーク信号を、元の信号に復号す
ることができる。なお、本実施形態においては、バス配
線130aおよび130bが1本で構成される場合(シ
ングルエンド)について説明したが、バス配線130a
および130bが、2本1組の差動線路である場合に
も、本発明を適用することができる。この場合の受信回
路の構成を、図2に示す。差動線路である場合、バス配
線130aおよび130bには、各々、正論理側、負論
理側の2本1組の配線を備えているものとする。
【0042】図2の受信回路では、図1の基準電圧供給
配線11の代わりに、もう一つの入力端子20が設けら
れている。この入力端子20は、入力端子10と同様
に、受信回路毎に設けられている。
【0043】バス配線130aまたは130bの正論理
側の配線は、入力端子10に接続する。また、同バス配
線の負論理側の配線は、入力端子20に接続する。
【0044】次に、電圧比較器12の構成を、図5を用
いて説明する。なお、電圧比較器13は、電圧比較器1
2と同じ構成である。すなわちこれは、一般的な電圧比
較器(コンパレータ)と同じ配線を持つ回路である。
【0045】図5は、電圧比較器12を、MOS−FE
Tで構成した場合の構成図である。
【0046】51、52は、Pチャネル型MOSFET
(以下、PMOSと呼ぶ)である。53、54、55
は、Nチャネル型MOSFET(以下、NMOS)であ
る。
【0047】1つのMOSFETには、ゲート端子
(G)、ソース端子(S)、ドレイン端子(D)が、そ
れぞれ1本ずつ備わっている。図中では、横方向に出て
いる端子がゲート端子、縦方向に出ている端子がソース
端子、および、ドレイン端子である。PMOSにおい
て、高電位側の端子(電源供給端子に近い側)がソース
端子である。また、NMOSにおいて、低電位側の端子
(接地端子に近い側)がソース端子である。
【0048】PMOS51およびPMOS52のソース
端子は、電源(VDD)に接続されている。PMOS5
1のゲート端子とドレイン端子間は接続されている。P
MOS51のドレイン端子と、NMOS53のドレイン
端子とが接続されている。また、PMOS52のドレイ
ン端子とNMOS54のドレイン端子同士が接続されて
いる。さらに、PMOS22、NMOS24のドレイン
端子に、本電圧比較器の出力端子を設けている。
【0049】NMOS53のゲート端子に、本電圧比較
器の正入力端子を設けている。また、NMOS54のゲ
ート端子に、本電圧比較器の負入力端子を設けている。
PMOS55のゲート端子には、バイアス電圧、あるい
は、電源電圧(VDD)を供給する。NMOS55のソ
ース端子は接地(GNDに接続)されている。
【0050】本電圧比較器において、NMOS53とN
MOS54のチャネル幅は、同値に設定されている。
【0051】ここで、一般的な電圧比較器と異なる点
は、PMOS51のチャネル幅をW1、PMOS52の
チャネル幅をW2とすると、W1とW2は、次式の関係
になるように設定されていることである。
【0052】
【数1】 W1>W2 ・・・・・(数1) このように設定することで、電圧比較器12にオフセッ
ト電圧Voffsを持たせることができる。W1、W2
の差を大きくすることで、オフセット電圧Voffsを
大きくすることができる。
【0053】本発明の受信回路においては、定常状態に
おける電圧比較器の正入力端子と負入力端子の電圧が同
じであるため、オフセット電圧を待たない通常の電圧比
較器では出力が不定となる。
【0054】電圧比較器にオフセット電圧Voffsを
持たせることで、受信回路の定常状態時においても、電
圧比較器の出力を安定に保つことができる。
【0055】次に、電圧比較器の別な構成例を、図6を
用いて説明する。図6は、本実施形態で用いる電圧比較
器であって、電圧比較器のオフセット電圧が可変である
場合の構成例を示す図である。本構成の図5と異なる点
は、図5の回路にPMOS60、PMOS61、およ
び、オフセット電圧Voffsを設定するための入力端
子(CTRL)が設けられていることである。
【0056】CTRLの電圧を、0V(GND電圧)か
ら電源電圧VDDまでの間の値に設定することで、CT
RLの電圧に対応した、電圧比較器のオフセット電圧V
offsを設定することが可能となる。電圧比較器をこ
のように構成することで、動的にオフセット電圧Vof
fsが設定可能となるため、本受信回路を装置に搭載後
でも、信号振幅に合わせてオフセット電圧を調整するこ
とが可能となる。
【0057】以上のように、本発明の受信回路を用いる
ことで、クロストーク信号のような有極性RTZ信号の
受信が可能となり、高速化と多モジュール化が可能な非
接触バスシステムを実現することができる。なお、本発
明の受信回路は、電圧比較器12および電圧比較器13
のオフセット電圧によるヒステリシス電圧Vhysを持
つ、ヒステリシスアンプとしても使用することが出来
る。このヒステリシス電圧Vhysは、比較器12のオ
フセット電圧と、電圧比較器13のオフセット電圧を加
算した電圧である。
【0058】次に、本発明の第2の実施形態を、図7を
用いて説明する。図7は、本発明の第2の実施形態であ
る、エラー検出回路付の受信回路の構成図である。
【0059】本実施形態では、前述第1の実施形態にお
ける回路に、ANDゲート71、72、RSフリップフ
ロップ(RS−FF)73、エラー検出出力端子55、
および、エラー検出リセット端子56が追加されてい
る。
【0060】また、14aは、図1のRS−FF14
に、反転出力(Q#)が追加されたものである。この反
転出力Q#は、同RS−FFの出力端子QがLレベルで
あるときはHレベルを、出力端子QがLレベルのときは
Hレベルを出力する。
【0061】RS−FF73は、セット端子2本(S
1、S2)とリセット端子(R)、および、出力端子
(Q)を備えている。14、14aのRS−FFと異な
り、セット端子が2本あって、2本のうちどちらかがH
レベルになることで、出力端子QがHレベルになる。
【0062】ANDゲート71および72は、RS−F
F14aで保持している現在のデータと、次に受信回路
に送られてくるデータとの比較を行い、エラーを検出す
るためのゲートである。このANDゲートは、エラーを
検出するとHレベルを出力する。ANDゲート71の2
つの入力端子は、それぞれ、電圧比較器12の出力端子
と、RS−FF14aの出力端子Qに接続されている。
ANDゲート72の2つの入力端子は、それぞれ、電圧
比較器13の出力端子と、RS−FF14aの反転出力
Q#に接続されている。
【0063】ANDゲート71、72の出力端子は、入
力端子に接続されている。RS−FF73は、ANDゲ
ート71および72で検出したエラー情報を保持するた
めのものである。
【0064】受信したデータからエラーを検出すると、
エラー検出出力端子74はHレベルとなり、他の回路に
エラーを検出したことを知らせる。通常、この端子はL
レベルである。
【0065】電源投入時、システムの起動時、あるい
は、バスに有効なデータが送られてきていない場合等に
おいて、RS−FF73の状態をリセットするために、
エラー検出リセット端子75をHレベルにする。この端
子は、通常使用時にはLレベルにしておく。
【0066】次に、本実施形態における受信回路の動作
を、図8を使って説明する。図8は、図7の受信回路の
各部分における、信号レベルの遷移を示すタイミングチ
ャートである。
【0067】図8の各段の波形は、上から、送信回路1
33aまたは133bの出力端子(DRV)、入力端子
10(IN)、電圧比較器12の出力(A)、電圧比較
器13の出力(B)、出力端子15(OUT)、AND
ゲート71の出力(E)、エラー検出出力端子74(E
RROR)で観測したものである。以下、各観測点を、
DRV、IN、A、B、OUT、E、ERRORと呼ぶ
ことにする。
【0068】送信回路133aより、図8のDRVに示
すようなデータが出力された場合、配線130a、13
0b間でクロストークが生じ、そのクロストーク波形が
受信回路134b内の入力端子10に入力される。その
波形を図8のINに示す。前述の図4の説明と同様に、
送信回路133aの出力(DRV)がLレベル、Hレベ
ル間で遷移するところで、INにおいてパルス信号8
1、82、83が発生する。
【0069】パルス信号81、83のような、終端電圧
Vtよりも高い側のパルス信号を受信すると、電圧比較
器12の出力Aにおいて、Hレベルのパルスが発生す
る。また、パルス信号82のような、終端電圧Vtより
も低い側のパルス信号を受信すると、電圧比較器13の
出力Bにおいて、Hレベルのパルスが発生する。ここ
で、パルス信号82が、外部からのノイズなどの影響を
受けたことにより欠落したとする。この場合、電圧比較
器13の出力Bにおけるパルス信号84が発生しないた
め、データ出力端子OUTはLレベルに遷移せずに、H
レベルのままとなる。その後、入力端子10にパルス信
号83が入ると、AがHレベルとなり、RS−FF14
aに接続されたデータ出力端子OUTをHレベルにしよ
うとする。しかし、この段階において、データ出力端子
OUTはHレベルのままである。
【0070】パルス信号82のデータが欠落しなかった
場合は、データ出力端子OUTはLレベルになっている
はずである。このことから、受信パルスと受信回路が保
持しているデータとの間に矛盾が生じており、エラーで
あることが判る。このエラーの場合、RS−FF14a
の出力Qと、電圧比較器12の出力Aは、両方ともHレ
ベルとなり、ANDゲート71の出力EはHレベルとな
る。この出力は通常Lレベルである。このANDゲート
71の出力がHレベルとなることで、RS−FF73の
出力74(ERROR)がHレベルとなり、エラーを検
出したことを他の回路に知らせる。この出力ERROR
の状態は、エラー検出リセット端子75がLレベルとな
る(リセットされる)まで保持される。
【0071】以上のように、本実施形態による受信回路
を、クロストーク信号のような有極性RTZ信号の受信
に用いることで、データ電送の高速化の他に、データ欠
落等によるデータ伝送中のエラー検出が可能となる。
【0072】次に、本発明の第3の実施形態を、図9を
用いて説明する。図9は、本発明の第2の実施形態によ
るエラー検出機能付受信回路を応用して、エラー訂正が
可能となるシステムの構成図である。
【0073】91は、前述の第2の実施形態による受信
回路である。
【0074】受信回路91には、データ受信時に検出し
たエラーを知らせるためのエラー検出出力端子と、エラ
ー検出出力をリセットするためのリセット入力端子、が
設けられている。ここで、エラー検出出力端子の状態を
E0で表す。92a、92b、92c、92dは、Dフ
リップフロップ(D−FF)であり、受信回路91によ
り受信したデータを一時的に格納する。受信したデータ
は、クロック信号(CLK)に同期してD−FFに格納
される。実際のシステムにおいては、受信回路91と、
D−FF92a、92b、92c、92dは、データバ
ス幅と同じ組だけ設けられている。
【0075】93は、データ信号と同時に送られてくる
パリティ信号を受信するための受信回路である。この受
信回路の出力をP’とする。91および93の各受信回
路には、バスストローブ信号が入力されている。このバ
スストローブ信号は、図7の受信回路のエラー検出リセ
ット端子75に接続されている。バスストローブ信号
は、有効なデータ信号が送られている期間にLレベルと
なり、他のモジュール間のデータ転送中など、有効なデ
ータが送られていない場合にはHレベルとなる。
【0076】パリティ信号は、同時に送られてくるデー
タ信号に誤りがないかを調べるために設けられた信号で
ある。
【0077】パリティ信号は、データの送信側におい
て、送信するデータを基に生成され、データと一緒に送
信側より送られてくる。また、データ受信側(本実施形
態)においても、送信側と同じ方法で、受信データを基
にパリティ信号を再生成する。そして、送信側から送ら
れてきたパリティ信号と、受信側で再生成したパリティ
信号を比較し、一致していれば、送られてきたデータに
エラーが無いと判断し、一致していなければ、送られて
きたデータにエラーが含まれていると判断することがで
きる。
【0078】95は、受信側におけるパリティ信号生成
回路であり、送信側から送られてきたデータを基に、パ
リティ信号を再生成する。この出力レベルをP’’とす
る。パリティ信号生成回路の例としては、PRINCI
PLES OF CMOSVLSI DESIGN誌
(1993年、Neil H.E. WESTE、KA
MRAN ESHRAGHIAN著、ADDISON−
WESLEY PUBLISHING COMPANY
発行、ページ537〜538)に記載されている。
【0079】96は、排他的論理和(Exclusiv
e−OR、EX−OR、または、XOR)ゲートであ
る。本実施形態では、送信側から送られてきたパリティ
信号P’と、受信側で再生成したパリティ信号との比較
を行い、一致していればLレベル、不一致(エラー)で
あればHレベルを出力する。このゲートの出力をeとす
る。
【0080】94a、94b、94c、94dはD−F
Fであり、受信回路93により受信したパリティ信号
と、受信側で再計算したパリティ信号との比較結果(エ
ラーの有無)を一時的に格納する。
【0081】本実施形態において、D−FFの段数は4
段(a、b、c、d)としている。本実施形態において
は、バースト転送により一回の転送でデータバス上に送
られてくるデータ数が4回である場合、或いは、外部の
データバス幅4ビットであり内部バスが16ビットであ
る場合のビット幅変換を行う場合を想定している。
【0082】本実施形態では、1回の転送で4つのデー
タがバースト転送されてくる場合について説明する。
【0083】図10は、本実施形態の受信回路に入力さ
れる、入力波形の例である。図10の各段は、データバ
ス内の各データ信号(D1、D2、D3、D4)に対応
する。また、バースト転送により送られてくる4つのデ
ータの組は、それぞれ列a、b、c、dで表している。
データ信号D1におけるデータは、a、b、c、dの順
番で、受信回路91に送られる。データ信号D2、D
3、D4についても同様の順番で送られる。
【0084】各データ信号、および、各列には、受信回
路により受信した際の信号(送信側より送られてきた信
号)のレベルが併記されている。左側の括弧書きで示し
た信号レベルは、列aの前の時点における信号レベルで
ある。
【0085】ここで、データ信号D1におけるパルス信
号100が欠落したことを想定する。この場合、パルス
信号100が欠落した時点から、次のパルス信号101
が送られてくるまでの期間、すなわち、列bおよび列c
のデータは誤りであるとする。
【0086】次に、図11に、図10に示した1回のバ
ースト転送により、図9の各D−FFに格納された信号
レベルを示す。本表の行方向の数は、D−FFの段数
(本実施形態では4段)に対応している。また、本表の
列方向の数はデータ幅に対応している。
【0087】表の行eは、受信したデータの各段(a、
b、c、d)における、パリティ信号チェックの結果
(RS−FFの出力、Ea、Eb、Ec、Ed)に対応
している。表の行eは、バースト転送中の1回のデータ
転送毎に、前述のパリティ信号のチェックを行った結果
であり、エラーを検出した場合にHレベルとなる。
【0088】表の列Eは、受信回路のエラー検出出力端
子(E1、E2、E3、E4)の状態に対応している。
表の列Eは、1回のバースト転送中にエラーを検出した
場合、対応するデータ信号(D1、D2、D3、D
4)、あるいは、エラー有無(e)列が、Hレベルとな
る。
【0089】ここで、図10の入力波形において、デー
タ信号D1の列b、cにおいて、データ誤りが起きてい
る。列b、cにおいては、パリティ信号チェックにより
エラーが検出されるため、行e−b列、および、行e−
c列がHレベルとなる。また、データ信号D1において
は、パルス信号101が受信された時点で、受信回路9
1によりエラーが検出されるため、列E−D1行がHレ
ベルとなる。このように、行Eにおけるエラー検出結果
が1つであり、かつ、列eにおいてエラーが検出された
場合、エラーの起きた場所を特定することができる。さ
らに、本発明で扱うデータは2値(Hレベル、Lレベ
ル)であるため、エラーの起きた場所のデータを反転す
ることで、エラーを訂正することができる。
【0090】なお、受信回路93(e行−E列)でエラ
ーを検出した場合、あるいは、E列で2箇所以上エラー
を検出した場合には、訂正すべきエラー箇所が特定でき
ないので、この場合はエラー検出のみ可能となる。
【0091】本発明による受信回路と、受信したデータ
信号とエラー情報を格納できるデータバッファとを組み
合わせることで、データのエラー訂正が可能となり、信
号の欠落によるシステムダウンを回避可能なシステムを
構築することが可能となる。
【0092】次に、本発明の第4の実施形態について図
12を用いて説明する。図12には、非接触バスを用い
て構成された情報処理装置の例が示されている。プロセ
ッサボード121は、122に示す中央処理装置(CP
U)と、123に示すキャッシュメモリと、124に示
すバスブリッジを備えている。CPU122、キャッシ
ュメモリ123、バスブリッジ124は、バス配線によ
って相互に接続されている。
【0093】120a、120bはバス配線であり、バ
ス配線120aには、121に示すプロセッサボード
と、129に示すバスブリッジが非接触バスで構成され
ている。また、バス配線120bには、バスブリッジ1
27を備えたメモリボード125と、バスブリッジ12
8、129が接続されている。
【0094】本発明を、バス配線120aおよび120
bに接続されている装置、バスブリッジ124、12
7、128、129に適用することで、高速かつ高信頼
性なシステムを構築することが可能となる。
【0095】次に、本発明の第5の実施形態図14を用
いて説明する。図14は、本発明の受信回路であって、
オフセット電圧が可変な受信回路の、別の構成例であ
る。本構成の受信回路は、図1の受信回路で、なおかつ
電圧比較器12および13を図6に示した回路で構成し
た場合と同じ動作が可能である。
【0096】本構成の図1と異なる点は、電圧比較器1
2、13およびRSフリップフロップ回路14の代わり
にラッチ機能付電圧比較器141を設けたことである。
さらに、このラッチ機能付電圧比較器141には、オフ
セット電圧を設定するために、Voffs設定端子(V
CTRL端子)142を設けている。なお、本実施形態
においては、バス配線130aおよび130bが1本で
構成される場合(シングルエンド)について説明した
が、バス配線130aおよび130bが、2本1組の差
動線路である場合にも、本発明を適用することができ
る。この場合の受信回路の構成を、図15に示す。
【0097】差動線路である場合、バス配線130aお
よび130bには、各々、正論理側、負論理側の2本1
組の配線を備えているものとする。
【0098】図15の受信回路では、図14の基準電圧
供給配線11の代わりに、もう一つの入力端子20が設
けられている。この入力端子20は、入力端子10と同
様に、受信回路毎に設けられている。バス配線130a
または130bの正論理側の配線は、入力端子10に接
続する。また、同バス配線の負論理側の配線は、入力端
子20に接続する。
【0099】次に、本実施形態のラッチ機能付電圧比較
器141の構成例を図16を用いて説明する。図16
は、本実施形態で用いるラッチ機能付電圧比較器141
の構成例である。このラッチ機能付電圧比較器141
は、第1の実施形態の図6で述べた電圧比較器と同様に
オフセット電圧が可変である。本構成の図6と異なる点
は、PMOS51a、52a、61a、62aをさらに
設けたことである。また、本実施形態では、出力端子に
アンプ回路160を設けている。このアンプ回路は、電
圧比較器の出力レベルが低い場合に設けると良く、出力
レベルが高い場合は設けなくても構わない。
【0100】PMOS51a、52a、61a、62a
は、それぞれ、図6のPMOS51、52、61、62
に対応している。さらに、オフセット電圧Voffsを
持たせるために、PMOS51aのチャネル幅をW1
a、PMOS52aのチャネル幅をW2aとすると、
W1aとW2aは、次式(数2)の関係になるように設
定されている。
【0101】
【数2】 W1a>W2a ・・・・・・・(数2) W1a、W2aの差を大きくすることで、オフセット電
圧Voffsを大きくすることができる。なお、チャネ
ル幅W1a、W2aは、それぞれPMOS51のチャネ
ル幅W1、PMOS52のチャネル幅W2に対応してい
る。W1とW1a、およびW2とW2aはそれぞれ同値
であるのが好ましいが、数1および数2の条件を満たす
範囲であれば、異なる値でも良い。さらに、本実施形態
の受信回路は、オフセット電圧Voffsを設定するた
めの入力端子であるVCTRL端子が設けられており、
設定端子の電圧を0V(GND電圧)から電源電圧VD
Dまでの間の値に設定することで、設定端子142の電
圧に対応したオフセット電圧Voffsを設定すること
が可能となる。
【0102】このように、本実施形態の受信回路を使用
しても、第1の実施形態で示した受信回路と同様、オフ
セット電圧の動的設定が可能な受信回路を実現すること
ができる。また、本実施形態の受信回路を用いた場合、
回路素子の数を減らすことができる。
【0103】次に、本実施形態の応用例を図17に示
す。図17は、差動線路とクロストークを用いて伝送す
るバスシステムに、本実施形態の受信回路を適用したと
きの構成図である。なお、図17では、説明の簡単のた
め、バスシステムを構成する1本以上のバス配線のう
ち、1ビット分のみを示している。
【0104】差動線路で構成したバスには、方向性結合
器171が設けられている。送信回路170と本実施形
態による受信回路141は、方向性結合器171を介し
て接続されている。なお、説明の簡単のため、バスシス
テムに設けられた送信回路170、受信回路141、お
よび方向性結合器171は、それぞれ1組だけを示して
いる。
【0105】送信回路170より差動のNRZ信号を出
力することで、方向性結合器に171には差動の有極性
RTZ信号が生成される。この有極性RTZ信号を受信
回路141で受信する。受信回路141によって、方向
性結合器で生じたクロストーク信号であるRTZ信号
を、元のNRZ信号に復号することができる。このよう
に、本実施形態の受信回路を、差動線路で構成されるク
ロストークを用いたバスにも応用することができる。こ
れにより、コモンモードノイズ等のノイズ耐性を向上さ
せたバスシステムを構築することが可能となる。
【0106】
【発明の効果】本発明により、有極性RTZ信号を用い
たバスシステムにおけるデータ伝送を高速に、かつ確実
に行うことが可能となり、高速化と高信頼性のバスシス
テムを構築することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の概略を示す構成図で
ある。
【図2】第1の実施形態の概略を示す構成図である。
【図3】第1の実施形態で用いる電圧比較器の特性を示
すグラフである。
【図4】第1の実施形態における動作を説明するための
タイミングチャートである。
【図5】第1の実施形態で用いる電圧比較器の構成図で
ある。
【図6】第1の実施形態で用いる電圧比較器の構成図で
ある。
【図7】本発明の第2の実施形態の概略を示す構成図で
ある。
【図8】第2の実施形態における動作を説明するための
タイミングチャートである。
【図9】本発明の第3の実施形態の概略を示す構成図で
ある。
【図10】第3の実施形態における動作を説明するため
のタイミングチャートである。
【図11】第3の実施形態における動作を説明するため
の図である。
【図12】本発明の第4の実施形態の概略を示す構成図
である。
【図13】従来技術の概略を示す構成図である。
【図14】本発明の第5の実施形態の概略を示す構成図
である。
【図15】第5の実施形態の概略を示す構成図である。
【図16】第5の実施形態で用いるラッチ機能付電圧比
較器の構成図である。
【図17】第5の実施形態によるラッチ機能付電圧比較
器の応用例を説明するための構成図である。
【符号の説明】
10・・・データ入力端子、11・・・基準電圧供給配
線、12、13・・・電圧比較器、14、14a、73
・・・RSフリップフロップ(RS−FF)、15・・
・データ出力端子、20・・・負論理データ入力端子、
41、42、43、44、81、82、83、84、1
00、101・・・パルス信号、51、52、61、6
2、51a、52a、61a、62a ・・・Pチャネ
ルMOSFET、53、54、55・・・NチャネルM
OSFET、71、72・・・AND(アンド)ゲー
ト、74・・・エラー検出出力端子、75・・・エラー
検出リセット端子、91、93・・・エラー検出機能付
受信回路、92a、92b、92c、92d、94a、
94b、94c、94d・・・Dフリップフロップ、9
5・・・パリティ信号生成回路、96・・・EX−OR
(排他的論理和)ゲート、120a、120b・・・バ
ス配線、121・・・プロセッサボード、122・・・
中央処理装置(CPU)、123・・・キャッシュメモ
リ、124、127、128、129・・・バスブリッ
ジ、125・・・メモリボード、126・・・メモリモ
ジュール、130a・・・バス配線、130b・・・ス
タブ配線、131a、131b・・・モジュール、13
2a、132b・・・半導体集積回路、133a、13
3b、170・・・送信回路、134a、134b・・
・受信回路、135a、135b・・・終端抵抗、14
1・・・ラッチ機能付電圧比較器、142・・・オフセ
ット電圧設定端子、160・・・アンプ回路、171・
・・方向性結合器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 波多野 進 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内 (72)発明者 内田 万亀夫 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 石橋 賢一 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立製作所エンタープライズサ−バ事業部内 Fターム(参考) 5J066 AA01 CA13 CA58 CA65 FA01 HA10 HA17 HA19 HA25 HA29 HA31 KA02 KA17 KA33 KA36 KA37 KA68 MA09 ND01 ND14 ND22 ND23 PD01 SA13 TA01 TA02 TA06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有極性RTZ信号に用いるデータ受信回路
    であって、 前記データ受信回路は、入力信号振幅の10%以上50
    %以下のオフセット値を持つ電圧比較器を2つと、RS
    フリップフロップ回路を1つを有し、 前記2つの電圧比較器からの出力信号をそれぞれ前記R
    SフリップフロップのSet入力端子とReset入力
    端子に接続し、 有極性RTZ信号をNRTZ信号に変換することを特徴
    とする有極性RTZ信号用データ受信回路。
  2. 【請求項2】前記受信回路は、前記ラッチ回路が保持し
    ているデータと前記一方の電圧比較器の信号とAND回
    路を有し、 前記ラッチ回路の保持データと前記電圧比較器の信号の
    ANDをとることで、連続する同極性の信号が入力され
    るというエラーを検出することを特徴とする請求項1記
    載の有極性RTZ信号用データ受信回路。
  3. 【請求項3】前記受信回路に設けられた電圧比較器は、
    オフセット電圧を制御するためのオフセット電圧制御回
    路を有し、 前記オフセット電圧制御回路によりオフセット電圧が可
    変であることを特徴とする請求項1または2記載の有極
    性RTZ信号用データ受信回路。
  4. 【請求項4】請求項1、2、または3記載の有極性RT
    Z信号用データ受信回路を有するバスシステムであっ
    て、 前記バスシステムに接続されている機能モジュールに
    は、 エラー検出が可能な前記データ受信回路と、前記機能モ
    ジュール以外からの受信データを一時的に蓄えるための
    データバッファと、前記受信データのパリティチェック
    の結果を蓄えるためのバッファと、を備えており、 前記エラー検出回路によりデータ受信中に検出したエラ
    ーと、前記パリティチェックの結果を蓄えたバッファの
    データとを用いることでエラーを訂正することを特徴と
    するバスシステム。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3または4記載のデータ受
    信回路を備えたことを特徴とする情報処理装置。
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