JP3779358B2 - 立体形状造形方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は立体形状造形方法に関する。詳しくは、例えば、液状光硬化型樹脂材に光学的ビーム、例えば、レーザー光を照射して任意に設計された立体像イメージに基づいて立体形状を造形する立体形状造形方法、特に、液状光硬化型樹脂材の液面を立体像イメージの水平方向で分解された等高断面の形状に応じて露光することにより硬化樹脂層を形成すると共にこのような硬化樹脂層を順次積層して行くことにより立体形状を造形する立体形状造形方法に関するものであり、ビームスポットの各走査線における始端と終端との精度を向上させ、これにより、造形された立体形状の表面を滑らかにすると共に、立体形状の造形を高速で行なう技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
液状光硬化型樹脂材に所定の光学的ビームを照射することにより所望の形状の物品を造形する方法が提案されており、例えば、特願昭63−267945号にそのような造形方法が示されている。
【0003】
図8は上記した造形方法を実施するための立体形状造形装置の一例aを示すものである。
【0004】
樹脂貯留槽bには、所定の光学的ビーム、例えば、紫外光を照射することによって硬化する液状光硬化型樹脂材cが貯留されていると共に、該樹脂貯留槽bには水平な板状を為すステージdを有し図示しない移動手段によって上下方向へ移動されるエレベータeが配設されている。
【0005】
樹脂貯留槽bの上方には光学的ビームfを液状光硬化型樹脂材cの液面gに対して集光照射するビームスキャナーhが配置され、該ビームスキャナーhによる光学的ビームfの液面gに対する走査やエレベータeの移動が造形コントローラiによって制御されるようになっている。
【0006】
そして、所定の立体形状を造形するには、先ず、エレベータeを同図に実線で示すように、そのステージd上に液状光硬化型樹脂材cが所定の厚さ(この厚さについては後述する。)で位置する初期位置へと移動する。
【0007】
次に、光学的ビームfによる液面gに対する走査を行なう。この走査は、任意に設計された立体像イメージjの鉛直方向で多数に分解された各平面(以下、「等高断面」と言う。)のそれぞれに応じたパターンで、ラスタスキャンが行なわれる。このような光学的ビームfの走査が為されると、光学的ビームfが照射された液状光硬化型樹脂材cの部分が硬化し、液面gのうち当該等高断面の形状と同じ形状を有したシート状に硬化され、一の硬化樹脂層が形成される。また、エレベータeはこのように一の硬化樹脂層の形成が完了する度に下方へ所定のピッチ、即ち、立体像イメージjを鉛直方向で多数の等高断面に分解したときの分解ピッチに応じたピッチ(初期の状態におけるステージd上の液状光硬化型樹脂材cの厚さもこれと同じにされる。)で下方へ移動され、それにより、硬化樹脂層の上に液状光硬化型樹脂材cが1ピッチ分の厚さで流れ込むように供給され、次の順位の等高断面についての光学的ビームfの走査が行なわれて別の硬化樹脂層が形成される。尚、このとき当該硬化樹脂層は前の硬化樹脂層と接着される。
【0008】
ところでこのような立体形状造形装置aにあっては、光学的ビームfを振るための偏向器と液面gに焦点を合わせるための焦点補正器と光学的ビームfの光強度を調整するAOM(音響光学効果光変調器)とを有し、また、これら偏向器、焦点補正器、AOMを各別に制御するための制御部を備えている。尚、これら偏向器、焦点補正器、AOMは図示は省略したが、上記ビームスキャナーh又はこれよりレーザー発振器側に配設される。
【0009】
偏向器は例えばガルバノミラーが用いられ、該偏向器の角度を動かすことにより、光学的ビームfの照射方向を偏向するようになっており、光学的ビームfが一方向に振られることによりビームスポットkの移動ラインが主走査ラインlとして硬化する。また、偏向器の角度の変更速度がビームスポットkの走査速度を決定することになる。図9はある等高断面についての光学的ビームfの走査軌跡の一部を概念的に示す平面図である。
【0010】
焦点補正器は偏向器の角度変更に伴い、液面gに焦点を合わせるため光学的ビームfのフォーカシングを行うようになっている。
【0011】
AOMは、光学的ビームfの光強度を制御して、硬化した主走査ラインlの深さ、幅等の硬化状態をその始端から終端まで一定にする。
【0012】
ビームスキャナーhで光学的ビームfを振るには予め造形コントローラiに入力された立体像イメージjの情報に基づき行われ、1つ1つの主走査ラインlを形成して行くことになるが、ビームスポットkが予定したライン上を走査しているか否かをチェックする必要があるため、常にビームスポットkの現在位置(位置情報)に基づきフィードバックされる。かかる場合、例えば、ビームスキャナーhの偏向器の角度を逐次検知して、この角度情報に基づき、フィードバック制御が為され、上記偏向器の角度が変更されて光学的ビームfを振ることになる。
【0013】
また、光学的ビームfのフォーカシングにあってもフィードバック制御される。即ち、検出された偏向器の角度情報からビームスポットkのX−Y座標値を逐次算出し、これと予め入力されたX−Y座標の各点における光学的ビームfの焦点補正値のテーブルとを比較して、これに基づいて、焦点補正器を駆動してビームスポットkのフォーカシングが行われる。
【0014】
更に、AOMによってなされる光強度Pにあってもフィードバック制御される。即ち、検出された偏向器の角度情報から光学的ビームfのX−Y座標値を算出し、該X−Y座標値の所定時間における変化量からビームスポットkの走査速度Vを逐次算出し、これと光強度Pとの「積:V×P」が一定になるように、AOMを制御している。
【0015】
しかして、形成された硬化樹脂層の上に新たな硬化樹脂層が順次積層されて行き、積層された多数の硬化樹脂層により、所望の立体形状が造形される。
【0016】
このような立体形状造形方法によれば、任意に設計された立体像イメージjに基づいて立体形状を造形することができるので、従来の金型による立体形状造形方法に比して立体形状の試作を即座に行なうことができ、設計から量産段階までの開発作業を迅速かつ低コストに行なうことができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、各制御対象(AOM、焦点補正器、偏向器)からのフィードバック信号により逐次、次の制御信号を生成して各制御対象を制御する方法にあっては、常に、1つ前のタイミングによる情報に基づき、制御信号が生成されるため、少なからず「ズレ」が生じ、造形された立体形状の精度が悪い。光学的ビームによる立体形状造形方法にあっては、光学的ビームが所定の照射位置からずれた場合、フィードバック制御により光学的ビームを止めたり、逆戻りさせたりすることは当該部分の硬化状態を変えてしまい、造型した立体形状の精度が低下してしまうことになる。
【0018】
しかも、上記従来例における偏向器のフィードバック制御は、偏向器自身の位置(角度)情報に基づき行い、また、光学的ビームfの光強度のフィードバック制御は、偏向器の位置(角度)情報に基づきX−Y座標値を算出し、該X−Y座標値の所定時間における変化量から速度を算出し、その速度情報から光強度を演算しなければならず、同じ情報(偏向器の角度)に基づくフィードバック制御ではあるが指令値を演算するまでの過程が相違するため、指令値の算出までの間の時間が、偏向器のフィードバック制御に比較して長いため、両者(偏向器とAOM)の同期が採りにくいという問題がある(図10参照)。
【0019】
また、フィードバック信号により逐次、次の制御信号を生成して各制御対象を制御する方法にあっては、フィードバック信号に基づき次の指令を出すまでに、必ず、指令値を算出するための時間と各制御対象ヘ制御信号を送る時間とがかかるため、各制御対象に各制御信号が入力されるまでに「遅延(Delay)」が生じてしまう。そして、この「Delay」は各制御対象により異なるため、最も遅い「Delay」に合せて制御信号の指令タイミングを採らなければならず、結局、指令タイミングの同期は、最も遅い「Delay」に合わせる必要があり、造形速度を上げられないという問題がある。
【0020】
更に、各制御対象(AOM、焦点補正器、偏向器)のレスポンス(指令信号の入力から動作開始までの時間)が相違するため、フィードバック制御により同時に各制御対象に指令を出力しても、各制御対象が動作し始めるタイミングが相違してしまうため、光学的ビームfの照射状態が目標値からズレてしまうという問題がある(図11参照)。
【0021】
そして、各制御対象(AOM、焦点補正器、偏向器)における「Delay」及び「レスポンス」が相違するためこれらの同期をとることが難しく、これらにズレが生じた場合、主走査ラインlの始端あるいは終端において、欠損(光学的ビームがOFF状態で偏向器が動いてしまう場合)やいわゆる「だま」(偏向器が動かないのに光学的ビームがONしてしまう状態)が生じてしまうという問題がある(図12参照)。
【0022】
このように、従来のフィードバック信号により各制御対象を制御する場合、各主走査ラインlの始端及び終端においての位置精度が悪く、結局、造形された立体形状の表面が荒くなると共に、かかる問題は走査速度を速くすると顕著になるため、高速での立体形状造形ができないという問題があった。
【0023】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明立体形状造形方法は、上記した課題を解決するために、ビームスポットの速度情報に基づき、光学的ビームの光強度及び光学的ビームの偏向を制御するようにしたものである。すなわち、上記ビームスポットの走査速度を、「0」からの加速期間の初期及び「0」までの減速期間の終期において、ビーム走査速度の時間変化率の絶対値が徐々に変化するように設定し、また、該ビームスポットの速度情報に基づき、各等高断面のデータにより任意の中間点におけるビームスポットの走査速度データを予め生成し、これら中間点群のビームスポットの走査速度データに基づき、上記光学的ビームの光強度を上記ビームスポットの走査速度に比例するように制御すると共に、上記光学的ビームの光強度を調整する光変調器と、上記光学的ビームの偏向を行う偏向器と、上記ビームスポットのフォーカシングを行う焦点補正器の各制御対象に対する信号の指令から各制御対象の実際の動作開始までの遅延を演算し、これら制御対象の動作が同時に開始するように各制御対象を制御するようにしたものである。
【0024】
従って、本発明立体形状造形方法によれば、共通の速度情報に基づき、光学的ビームの強度と光学的ビームの偏向を制御するため、光学的ビームの強度と光学的ビームの偏光との同期がとり易く、従って、走査ラインにおいて、欠損、だまの発生を少なくすることができる。すなわち、走査速度データを予め計算し、任意の点で光学ビームの光強度を制御するようにしたので、光学ビームの光強度を予測的に制御することができ、光学的ビームの光強度を遅延なく所定のタイミングで制御することができる。また、光学的ビームの光強度を上記ビームスポットの走査速度に比例するようにしたので、エネルギー密度を走査ライン上においてほゞ一定にすることができ、よって、硬化した走査ラインの深さ、幅等をその始端から終端まで一定にすることができる。そして、さらに、走査速度データを予め計算し、各制御対象に対する信号の指令から各制御対象の実際の動作開始までの遅延時間を演算したので、各制御対象を常に同時に動作開始させることができ、また、ビームスポットの始端と終端との位置精度の向上を図ることができ、これにより、ビームスポットを高速で走査させても、各制御対象の動作開始にズレが生ずることはなく、従って、立体形状の造形の高速化を図ることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明立体形状造形方法の詳細を添付図面に示した実施の一例に従って説明する。
【0030】
先ず、本発明立体形状造形方法を実施するための立体形状造形装置の一例を説明し、その後該立体形状造形装置を使用しての立体形状造形方法を説明する。
【0031】
立体形状造形装置1は、液状光硬化型樹脂材を貯留した樹脂貯留槽やエレベータ等を有する作業部2と、光学的ビームを液状光硬化型樹脂材の液面に対して走査させるビーム走査部3と、該ビーム走査部3の動きを制御する制御部4と、図示しない立体形状プログラミング装置により任意に設計された立体像イメージのいわゆるCADデータに基づき予め上記制御部4ヘの指令信号を生成するデータ処理手段5等から成る。
【0032】
作業部2の樹脂貯留槽6は、その内部に液状光硬化型樹脂材7が貯留されており、該液状光硬化型樹脂材7は所定の光学的ビームを照射されることによって硬化する液状を為し、かつ、既に硬化された部分の表面上で硬化する際該表面に固着する接着性を有することが必要である。
【0033】
また、液状光硬化型樹脂材7の粘度はできるだけ低いことが望ましい。尚、このような特性を有する液状光硬化型樹脂材7としては、例えば、紫外光硬化型の変性アクリレートがある。
【0034】
作業部2のエレベータ8は、その下端部に位置した水平な板状を為すステージ9を有すると共に上端部10にナット11が固定されており、該ナット11がステッピングモータ12により回転される送りねじ13と螺合され、該送りねじ13が回転することによってナット11が送りねじ13に沿って軸方向に移動され、それにより、エレベータ8が上下方向へ移動される。
【0035】
また、上記送りねじ13と平行にエレベータ位置検出センサー14が配置されており、上記エレベータ8は該エレベータ位置検出センサー14によりその位置が検出される。
【0036】
尚、このようなエレベータ8は、そのステージ9が前記樹脂貯留槽6に貯留されている液状光硬化型樹脂材7中に位置され、また、所定のピッチでステップ移動される。
【0037】
ビーム走査部3は、光学的ビーム15を発振するレーザビーム発振器16と、該レーザビーム発振器16から発振された光学的ビーム15の光強度を調整する音響光学効果光変調器(AOM)17と、ビームスポット18のフォーカシングを行う焦点補正器19と、光学的ビーム15を液状光硬化型樹脂材7の液面7a上における所定の位置に偏向するための偏向器20、21等から成る。
【0038】
偏向器20、21は、例えば、ガルバノスキャナー等で上記レーザビーム発振器16から発振された光学的ビーム15を液状光硬化型樹脂材7の液面7aに対する照射方向を偏向するようになっており、その一方の偏向器20(以下、「X方向偏向器」と言う。)は図2における左右方向(以下、この方向を「X方向」と言う。)に光学的ビーム15を偏向するように配設され、また、他方の偏向器21(以下、「Y方向偏向器」と言う。)は上記X方向と直交する方向(以下、「Y方向」と言う。)に光学的ビーム15を偏向するように配設されている。
【0039】
これら偏向器20及び21は軸回り方向へ高速で回動される回動軸22、22′を有する駆動部23、23′と回動軸22、22′に固定された例えば、ガルバノミラー等の偏向ミラー24、24′とを備えている。
【0040】
そして、これら2つの偏向器20、21のうちX方向偏向器20はその回動軸22の軸方向が上記Y方向と平行な方向に延びると共に偏向ミラー24が前記エレベータ8のステージ9のほゞ真上に位置されており、また、Y方向偏向器21はその回動軸22′の軸方向が上下方向に沿って延びると共にその偏向ミラー24′の反射面24′aがX方向偏向器20の偏向ミラー24の反射面24aに側方から対向するように配置されている(図2参照)。
【0041】
従って、偏向器20、21により偏向ミラー24、24′の向きを変更することにより、光学的ビーム15の照射方向の偏向と光学的ビーム15の走査速度の変更を行うようになっている。
【0042】
レーザビーム発振器16は所定の光学的ビーム15、例えば、波長が360nm(ナノメートル)のアルゴンイオンレーザあるいは波長が325nmのヘリウムカドミウムレーザを発振するようになっており、該レーザビーム発振器16から発振された光学的ビーム15を所定の方向へ向けて順次全反射して前記Y方向偏向器21の偏向ミラー24′に入射せしめるために全反射ミラー25、26が配設されている。
【0043】
AOM17は上記2つの全反射ミラー25と26との間に配置され、そこから先の光路への進行を制御し、光学的ビーム15の光強度を変更するようになっている。
【0044】
焦点補正器19は、例えば、フォーカシングレンズ等が用いられ、上記一方の全反射ミラー26とY方向偏向器21との間に配設されている。かかる焦点補正器19は偏向ミラー24及び/又は24′の角度変更に伴い、偏向ミラー24又は24′から液状光硬化型樹脂材7の液面7aまでの光路長が変化してしまうので、液面7aに焦点を合わせるため光学的ビーム15のフォーカシングを行うようになっている。
【0045】
しかして、レーザビーム発振器16から発振された光学的ビーム15は、全反射ミラー25によってAOM17へ向けて反射され、該AOM17におけるスイッチング作用によってそこから先の光路への進行をON−OFF制御され、AOM17のスイッチングがONであるときは全反射ミラー26に入射しかつここで焦点補正器19へ向けて反射せしめられ、この焦点補正器19を透過する際光束が絞られ、2つの偏向ミラー24′、24により順次反射されて液状光硬化型樹脂材7に上方から照射される。
【0046】
そして、このような光学的ビーム15は、焦点補正器19によって光束を絞られることにより液状光硬化型樹脂材7の液面7aに、常時、所定の径のビームスポット18で集光照射され、また、X方向偏向器20の回動軸22が回動してその偏向ミラー24が揺動されたときに液状光硬化型樹脂材7の液面7aを前記X方向へ走査され、Y方向偏向器21の回動軸22′が回動してその偏向ミラー24′が揺動されたときに液状光硬化型樹脂材7の液面7aを前記Y方向へ走査される。
【0047】
従って、X方向の偏向ミラー24のみを揺動させることによって為されるX方向でのライン走査(以下、「Xライン走査」と言う。)が1つ終了する度にY方向の偏向ミラー24′を揺動させてXライン走査のY方向における位置を変えながら光学的ビーム15を照射するか、あるいはY方向の偏向ミラー24′のみを揺動させることによって為されるY方向でのライン走査(以下、「Yライン走査」と言う。)が1つ終了する度にX方向の偏向ミラー24を揺動させてYライン走査のX方向における位置を変えながら光学的ビーム15を照射することによって、ラスタスキャンによる照射が行なわれる。
【0048】
制御部4は、AOM17へ制御信号を出力するAOM制御部27と、焦点補正器19に制御信号を出力する焦点制御部28と、2つの偏向器20、21に各別に制御信号を出力する偏向器制御部29とを有する。
【0049】
尚、これら各制御部27、28、29からの各制御対象17、19、20、21への制御信号の出力の指令タイミングについては後述する。
【0050】
AOM制御部27は後述する中間点群生成部で生成された走査速度データ(中間点群データ)に基づき、その値に対応するRF(Radio Frequency)パワー(光強度制御値)をAOM17に出力することにより光学的ビーム15の光強度を制御する。かかる制御は光学的ビーム15の光強度Pをこれとビームスポット18の走査速度Vとの「積:V×P」が一定であるようにして、これにより、ビームスポット18による走査ラインの全長においてエネルギー密度が一定になり、硬化した走査ラインの深さ、幅等がその始端から終端までほゞ一定にすることができる。
【0051】
焦点制御部28は前記偏向器20、21の角度変更に伴う焦点距離の変動による焦点ボケ(例えば、図4において、液状光硬化型樹脂材7の液面7aの点aでビームスポット18が合焦していたとき、偏向器20、21の角度変更により、補正を行わなければその合焦点は点b′となってしまう。これを補正して、ビームスポット18の合焦点を液状光硬化型樹脂材7の液面7a上の点bにする必要がある。)を補正するため、後述する焦点位置算出部で算出された値に基づき、焦点補正器19を移動させる(例えば、フォーカスレンズを光軸方向へ移動させる)制御信号を焦点補正器19に出力する。これにより、ビームスポット18のビーム径が液状光硬化型樹脂材7の液面7aにおいて常に一定であるように制御され、ビームスポット18の走査線上におけるエネルギー密度をほゞ一定にすることができる。
【0052】
偏向器制御部29は後述する中間点群生成部で生成された走査速度データ(中間点群データ)に基づき、X−Y座標算出部でX−Y座標値を算出し、これに基づき、X方向、Y方向のそれぞれの偏角の制御指令を偏向器20、21に出力し、光学的ビーム15の偏向及びビームスポット18の走査が為される。尚、ビームスポット18の走査速度は予め設定されて、データ処理手段5に入力されており、これに基づき、上記偏向器20、21がその偏向角を変更するようになっている。
【0053】
データ処理手段5は、立体像イメージに関するすべてのCADデータが格納された立体造形情報記憶部30と、上記エレベータ8を主に制御する一般制御部31と、上記立体造形情報記憶部30に格納されたCADデータからある1つの等高断面における情報のみ抽出する走査硬化層情報抽出部32と、予め設定したビームスポット18の走査速度の変化を始点から終点まで表わした速度曲線M(図5参照)における任意の点(以下、「中間点」という。)の走査速度データ(以下、「中間点群データ」という。)を算出する中間点群生成部33と、該中間点群生成部33で生成された各中間点群データに対応する液状光硬化型樹脂材7の液面7a上のX−Y座標値を算出するX−Y座標算出部34と、該X−Y座標算出部34で算出されたX−Y座標値に基づき焦点位置を算出する焦点位置算出部35とを有する(図3参照)。
【0054】
立体造形情報記憶部30は図示しない立体形状プログラミング装置、例えば、いわゆるCADに接続されており、立体像イメージに関するすべてのCADデータが格納される。
【0055】
一般制御部31は、主にエレベータ8を制御するためのデータを立体造形情報記憶部30に入力された立体像イメージのCADデータに基づき算出し、これをエレベータ制御器36に送出し、また、該エレベータ制御器36においては一般制御部31の指令信号と上記エレベータ位置検出センサー14からのエレベータ8の位置情報とに従い、ステッピングモータ12を制御するようになっている。
【0056】
そして、ステッピングモータ12は、上記エレベータ制御器36からの指令によって駆動され、該駆動は立体形状の形成動作が開始される時はエレベータ8をそのステージ9が液状光硬化型樹脂材7の液面7aより1階層ピッチ、即ち、立体像イメージを多数の等高断面に分解したときの分解ピッチ分下方にある位置に移動されるように制御され、また、上記形成動作が開始された後は1つの等高断面についての光学的ビーム15の走査が終了する度にエレベータ8を1階層ピッチ分下方へ移動するように制御される。
【0057】
走査硬化層情報抽出部32は、上記立体造形情報記憶部30に入力された立体像イメージのうちある1つの等高断面における造形領域である走査硬化層に関する情報のみを抽出し、該走査硬化層のデータを中間点群生成部33に出力する。
【0058】
中間点群生成部33は予め設定したビームスポット18の走査速度に基づき、該ビームスポット18の走査速度の変化を始点から終点まで表わした速度曲線Mを等時間間隔で分割した時点での中間点群データを算出する。
【0059】
かかるビームスポット18の走査速度の速度曲線Mを、図5に示すようにその「0」からの加速期間の初期及び「0」までの減速期間の終期において、ビーム走査速度の時間変化率の絶対値が徐々に変化するように、即ち、ビームスポット18がその1つの走査ラインS上を走査するときにその走査初期と走査終期とはゆるやかに走査速度を増し又は減じるように設定し、また、走査ラインにおける中間部分においてはある程度速い走査速度になるようにされている。
【0060】
これは、走査ラインS上の始端と終端との位置精度を向上させると共に、ビームスポット18の平均走査速度を上げて、立体形状の全体の造形時間の短縮を図るためである。即ち、ビームスポット18の初期及び終期の走査速度を速くした場合、このビームスポット18の走査速度を決定しているのが機械的な偏向ミラー24、24′の動きであり、制御信号の指令を受けてから動作おw開始するまでに少なからず遅延があり、走査ラインにおける始端と終端との位置精度の向上が図れず、また逆に、全体にビームスポット18の走査速度を遅くすると、立体形状の造形時間が掛かり過ぎるからである。
【0061】
尚、中間点群生成部33はビームスポット18の設定走査速度の速度曲線Mを等時間間隔で分割して中間点群データを算出するようにしたが、本発明立体形状造形方法並びにその装置はこれに限らず、不規則な時点で分割した任意の点で中間点群データを算出するようにしても良い。
【0062】
中間点群生成部33で生成された中間点群データは上記AOM制御部27及びX−Y座標算出部34に出力される。
【0063】
AOM制御部27においては、AOM17のレスポンスが比較的速いため、指令信号からAOM17の動作開始までの遅延が少なく、従って、後述するように、AOM17の動作と他の制御対象(焦点補正器19、偏向器20、21)の動作との同期を図るべく、AOM17への指令信号の出力を遅らせるようになっている。
【0064】
X−Y座標算出部34は中間点群生成部33で生成された中間点群データを受け、この各中間点に対応するX−Y座標値を算出して焦点位置算出部35に出力すると共に、X−Y座標値から偏向ミラー24、24′の角度情報を算出して、この角度情報を上記偏向器制御部29に出力する。
【0065】
偏向ミラー24、24′の角度情報を受けた偏向器制御部29は、通常、偏向器20、21のレスポンスがAOM17よりは遅いが焦点補正器19よりも速いため、指令信号から偏向器20、21の動作開始までの遅延がやや多く、従って、後述するように、偏向器20、21の動作と他の制御対象(焦点補正器19)の動作との同期を図るべく、偏向器20、21への指令信号の出力をやや遅らせるようになっている。
【0066】
X−Y座標値を受けた焦点位置算出部35は、偏向器20、21の角度変更に伴い、偏向器20、21から液状光硬化型樹脂材7の液面7aまでの光路長が変化してしまうので、液面7aに焦点を合わせてビームスポット18のビーム径が常に一定になるようにそのフォーカスレンズを光軸方向に移動させるための焦点位置情報を算出する。
【0067】
かかる焦点位置情報は、焦点位置算出部35に入力されたX−Y座標値と予め入力されたX−Y座標の各点における光学的ビーム15の焦点補正値のテーブルとを比較して、これに基づいて焦点補正器19を駆動して光学的ビーム15のフォーカシングが行われる。
【0068】
焦点位置検出部28から焦点位置情報を受けた焦点制御部28は、通常、焦点補正器19のレスポンスが偏向器20、21よりは遅いため、指令信号から焦点補正器19の動作開始までの遅延が多く、従って、焦点補正器19の動作と他の制御対象(AOM17、偏向器20、21)の動作との同期を図るべく、焦点補正器19への指令信号の出力を遅らせるようになっている。
【0069】
そして、AOM17、焦点補正器19、偏向器20、21の動作タイミングが一致するように、各制御部27、28、29から制御信号が出力される(図6参照)。即ち、レスポンスのもっとも悪い焦点補正器19に先ず指令信号を発し、次に、焦点補正器19と偏向器20、21とのレスポンスの差分を遅らせて偏向器20、21に指令信号を発し、更に、偏向器20、21とAOM17とのレスポンスの差分を遅らせてAOM17に指令信号を発する。これにより、AOM17、焦点補正器19、偏向器20、21は同時に動作を開始し、従って、上記走査ラインの始端又は終端において上述のような欠損、だまが発生することはない。尚、各制御対象17、19、20、21のレスポンスはその制御対象17、19、20、21の固有のものであり、予め計算することができる。
【0070】
図7は本実施例の制御部及びデータ処理手段における処理手順を示す、フローチャートである。
【0071】
尚、光学的ビーム15の照射による液状光硬化型樹脂材7の一方向(例えば、X方向)の走査における偏向器20の動作、X方向走査が終了したときの走査ラインの変更及びエレベータ8の昇降動作についての制御は前記従来例と同じなのでその説明は省略し、以下、一方向におけるライン走査における各制御対象のタイミングを合せるための各処理手段における処理手順を説明する。
【0072】
先ず、立体造形情報記憶部30に格納された立体像イメージに関するすべてのCADデータからある1つの等高断面における情報のみを走査硬化層情報抽出部32において抽出する(図7(S1)参照)。
【0073】
次に、走査硬化層情報抽出部32において抽出した等高断面情報から、中間点群生成部33において、予め設定したビームスポットの走査速度の変化を走査ラインの始端から終端まで表わした速度曲線Mにおける中間点の中間点群データを生成する(図7(S2)参照)。
【0074】
更に、かかる中間点群データに基づき、X−Y座標算出部34においてX−Y座標値を算出する(図7(S3a)参照)。
【0075】
一方、AOM制御部27において、先ず、中間点群生成部33で生成した中間点群データに基づいて、かかる中間点群データと出力する光強度の積が一定になるように、光強度制御値を演算し(図7(S3b)参照)、次に、その光強度制御値を基に、偏向器20、21の応答特性に合せて光強度制御値を補正する(図7(S4b)参照)。これにより、光強度の変化とビームスポット18の走査速度の同期がとれ、造形精度が向上する。
【0076】
焦点位置算出部35において、X−Y座標算出部34が算出したX−Y座標値に対する焦点位置を算出し(図7(S3c)参照)、該焦点位置の値を基に、焦点位置の制御値(フォーカスレンズの光軸方向における位置)を算出する(図7(S4c)参照)。
【0077】
そして、偏向器制御部29においては、X−Y座標算出部34から受けたX−Y座標値を基に、偏向器20、21の制御値(偏角)を算出する(図7(S4a)参照)。
【0078】
しかして、AOM制御部27、焦点制御部28、偏向器制御部29により得られた制御値により、各制御対象(AOM17、焦点補正器19、偏向器20、21)をこれら制御対象の動作開始が同じになるようなタイミングに制御することにより、液状光硬化型樹脂材7の液面7a上でエネルギー密度を一定に保ちつつ光学的ビーム15を走査させ、立体形状を高精度に造形することができる(図7(S5)参照)。
【0079】
【発明の効果】
以上に記載したところから明らかなように、本発明立体形状造形方法によれば、共通の速度情報に基づき、光学的ビームの強度と光学的ビームの偏向を制御するため、光学的ビームの強度と光学的ビームの偏光との同期がとり易く、従って、走査ラインにおいて、欠損、だまの発生を少なくすることができる。すなわち、上記ビームスポットの走査速度を、「0」からの加速期間の初期及び「0」までの減速期間の終期において、ビーム走査速度の時間変化率の絶対値が徐々に変化するように設定し、また、該ビームスポットの速度情報に基づき、各等高断面のデータにより任意の中間点におけるビームスポットの走査速度データを予め生成し、これら中間点群のビームスポットの走査速度データに基づき、上記光学的ビームの光強度を上記ビームスポットの走査速度に比例するように制御する。この目的のため、上記光学的ビームの光強度を調整する光変調器と、上記光学的ビームの偏向を行う偏向器と、上記ビームスポットのフォーカシングを行う焦点補正器の各制御対象に対する信号の指令から各制御対象の実際の動作開始までの遅延を演算し、これら制御対象の動作が同時に開始するように各制御対象を制御するようにした。このように走査速度データを予め計算し、すべての点で光学ビームの光強度を制御するようにしたので、光学ビームの光強度を予測的に制御することができ、光学的ビームの光強度を遅延なく所定のタイミングで制御することができる。また、光学的ビームの光強度を上記ビームスポットの走査速度に比例するようにしたので、エネルギー密度を走査ライン上においてほゞ一定にすることができ、よって、硬化した走査ラインの深さ、幅等をその始端から終端まで一定にすることができる。そして、さらに、走査速度データを予め計算し、各制御対象に対する信号の指令から各制御対象の実際の動作開始までの遅延時間を演算したので、各制御対象を常に同時に動作開始させることができ、また、ビームスポットの始端と終端との位置精度の向上を図ることができ、これにより、ビームスポットを高速で走査させても、各制御対象の動作開始にズレが生ずることはなく、従って、立体形状の造形の高速化を図ることができる。
【0082】
尚、上記実施例において、制御部及びデータ処理手段等の情報処理装置は、それぞれ別体に構成した具体例として図3に示したが、これに限らず、それぞれの各機能を備えている限り、これらを任意の組合せで組み合せて情報処理装置を構成しても良いことは勿論である。
【0083】
また、上記実施例において、光学的ビームの走査がラスタースキャンであるものについて説明したが、本発明はこれに限らず、ベクトルスキャンに適用することもできる。かかる場合、X方向の偏向ミラーとY方向の偏向ミラーの両方を同時に揺動することによって、光学的ビームを二次元の方向性を有するようにする。
【0084】
更に、前記実施例において示した具体的な形状ないし構造等は、本発明立体形状造形方法の実施に当っての具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1乃至図7は本発明立体形状造形方法の一例を示すものであり、本図は立体形状造形装置を示す概略斜視図である。
【図2】 作業部を一部切断して示す正面図である。
【図3】 ブロック回路図である。
【図4】 焦点補正の必要性を説明するための概略図である。
【図5】 中間点群データの生成を説明するためのグラフ図である。
【図6】 各制御対象の動作についてのタイムチャート図である。
【図7】 フローチャート図である。
【図8】 従来の立体形状造形装置の一例を示す概略断面図である。
【図9】 走査ラインを拡大して示す説明図である。
【図10】 偏向器とAOMとのフィードバック制御を説明するためのフローチャート図である。
【図11】 各制御対象の動作についてのタイムチャート図である。
【図12】 光強度のタイミングがズレたときの問題点を示すグラフ図である。
【符号の説明】
1 立体形状造形装置
7 液状光硬化型樹脂材
7a 液面
15 光学的ビーム
17 AOM(音響光学効果光変調器)
18 ビームスポット
20、21 偏向器

Claims (1)

  1. 光学的ビームを偏向して液状光硬化型樹脂材の液面上においてビームスポットを走査させ、かかるビーム照射により任意に設計された立体像イメージの水平方向で分解された等高断面の形状に応じたパターンの硬化樹脂層を形成し、次いで、該硬化樹脂層の上に液状光硬化型樹脂材を位置させて、再び、液状光硬化型樹脂材の液面をビーム照射して硬化樹脂層を積層するというように硬化樹脂層を順次に積層していって任意の立体形状を造形する立体形状造形方法であって、
    上記ビームスポットの走査速度を、「0」からの加速期間の初期及び「0」までの減速期間の終期において、ビーム走査速度の時間変化率の絶対値が徐々に変化するように設定し、また、該ビームスポットの速度情報に基づき、各等高断面のデータにより任意の中間点におけるビームスポットの走査速度データを予め生成し、これら中間点群のビームスポットの走査速度データに基づき、上記光学的ビームの光強度を上記ビームスポットの速度に比例するように制御すると共に、
    上記光学的ビームの光強度を調整する光変調器と、上記光学的ビームの偏向を行う偏向器と、上記ビームスポットのフォーカシングを行う焦点補正器の各制御対象に対する信号の指令から各制御対象の実際の動作開始までの遅延を演算し、これら制御対象の動作が同時に開始するように各制御対象を制御するようにした
    ことを特徴とする立体形状造形方法。
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