JP3778454B2 - 遊技カード - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、遊技に使用される遊技カードであって、遊技店内のみでなく、遊技店外においてもサービスの一環として利用可能な遊技カード(例えば、ICカード)に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、遊技媒体を用いた遊技装置としては、例えばパチンコ機、アレンジボール機、雀球機、コインを用いたスロットマシン、球を用いたスロットマシン等がある。
従来、遊技店においては、プリペイドカードを利用して遊技球を貸出す(例えば、遊技店より1個当り4円で借りる)ようなシステムが普及している。このシステムの普及の背景には、遊技店においての経理上での簡便化を図るためであるとともに、また、遊技者が遊技を行う場合に紙幣を貨幣に変換する(例えば、台間玉貸機に使用)手間を省くと共に、さらには遊技を行いながら貨幣を台間玉貸機に投入して貸し出された遊技球を遊技者が手で受け取り、遊技機の遊技球投入皿(上皿)へ投入するという手間を省くためでもある(すなわち、遊技者の手が汚れないから便利である)。
【0003】
このようにプリペイドカードを利用した貸し出しシステムが遊技者に受け入れるに至って、より遊技者へのサービスの向上を行うべく拡張性が高く、安全性の高いICカードを利用した遊技システムの提案がある。
すなわち、従来、カードを用いて遊技を行う遊技機、例えばパチンコ遊技機、スロットマシン(パチスロ)等は、カードに記録されている有価価値を遊技価値である遊技球、遊技コインに変換して遊技を行っている。そして、遊技において付与された価値を、実球及び実コインとして払い出さずに、前記カードに記録する遊技機が提案されている。
また、このように遊技価値(実球及び実コイン)を記録媒体としてカードを使用することで、各遊技店間での相互使用が可能となり、今まで、ハウスカード的に使用されていたカードを各遊技店間で相互に使用できるような共通カードとして、記憶容量の豊富さ、及び、高度な安全性の確保からICカード(Intergrated Circuit Card)を用いた遊技カードが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように安全性の高いICカードであっても、以下の点で改良の余地があった。
(イ)安全性の高いICカードを利用した共通カードを用いることで、いろいろな拡張が考えられ、例えば銀行の預金口座からの自動引き落とし等が考えられる。ところで、この便利な共通カードも遊技店においては、いろいろな汎用性が生まれるものの、いざ遊技店外では、利用度の無い携帯物になってしまっていた。したがって、遊技店外においても、利用価値のあることが望まれている。
(ロ)例えば、遊技店外では、仮に携帯中であっても、そのままでは役に立たず、共通カードとしての有効な使い道がなかった。遊技店外での有効な使い道がなければ、普及にもマイナスになるおそれがある。
(ハ)遊技店外においては、遊技カードに対して遊技店のサービスを付けることが行われておらず、何等かのサービスを付加して、遊技店間の差別化を図ることができるような遊技カードが望まれている。
(ニ)ICカードは記憶容量が比較的に大きく、かつ記憶内容(特に、データ)の書換えが自由であるにもかかわらず、従来は遊技に関するデータのみが使用されており、遊技以外のサービスを付加して遊技店と遊技者との間で情報交換ができるようなシステムはなかった。
【0005】
そこで本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたもので、汎用性の高い遊技カードを遊技店内のみの使用だけではなく、遊技店外においても遊技店のサービスの一環として利用可能な遊技カードを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、請求項1記載の発明による遊技カードは、遊技機に使用されるカードであって、
該遊技カードは、
所定の情報を表示する表示部と、
該表示部の両側に配置され、当該遊技カードに電源を供給する太陽電池と、
前記表示部の下方に配置され、前記表示部に表示される情報を選択、及び操作するスイッチ操作部と、
当該遊技カードの裏面側に設けられ、外部と接続して情報の授受を行う外部接続端子と、
有価価値情報を記憶する有価価値情報記憶手段と、
特典情報を記憶する特典情報記憶手段と、
前記有価価値情報記憶手段の有価価値情報を読込み及び書込む有価価値情報更新手段と、
前記特典情報記憶手段の特典情報を読込み及び書込む特典情報更新手段と、
前記有価価値情報記憶手段の有価価値情報及び前記特典情報記憶手段の特典情報に基づいて、前記表示に所定の情報を表示するように制御する表示制御手段と、
前記特典情報記憶手段に記憶された特典情報に基づき前記表示制御手段を制御する遊技制御手段と、を備え、
前記スイッチ操作部を操作することで、前記表示部に所定の情報を表示させるための操作信号を前記表示制御手段に与えるように構成され、
前記特典情報は、
遊技店内に設置された各遊技機毎の稼働情報を記憶する遊技管理装置からの特定の情報を表示するために遊技店内に設置された遊技情報案内装置の操作に基づいて、前記外部接続端子を通して前記特典情報記憶手段に書き込まれる、各遊技機毎の稼働情報及び所定のゲームを実行可能なプログラムであり、
前記所定のゲームプログラムは、
前記スイッチ操作部の操作によって実行されるとともに、前記表示当該ゲームが表示されることを特徴とする。
【0008】
【作用】
本発明では、遊技カードが遊技に使用され、有価価値情報(例えば、持ち玉数、金額)が格納されるとともに、遊技機から離れて、遊技店内に設置された各遊技機毎の稼働情報を記憶する遊技管理装置よりの特定の稼働情報を表示する遊技情報案内装置に遊技カードを挿入し、操作することによって特典情報(例えば、ゲームプログラム)が書き込まれる。次いで、遊技者は遊技店外で遊技カードのスイッチ操作部を操作することにより、ゲームプログラムが実行され、カードの表示部にゲームが表示される。
したがって、遊技カード上でゲームを行うことができ、遊技店内だけではなく、遊技店外においても有効に遊技カードを活用することができ、遊技者へのサービスが向上する。
また、遊技情報案内装置の操作により、好みのゲームを選択可能で、遊技者の好みに適合したゲームプログラムを書き込むことができ、遊技店側からの一方的なサービスの提供ではなく、遊技者に選択権を与えることで、よりよいサービスを提供することができる。
ゲームプログラムの書き込みの際に、遊技情報案内装置の操作に基づくとともに、所定の有価価値情報(例えば、5000円以上の金額を購入する場合)を条件として、ゲームプログラムの書き込みを許可することにより、高額な有価価値情報を取得した遊技者、または、遊技において有価価値を大きく損出した遊技者等、遊技店側が設定することで、特典を付与する条件を異ならせることが可能になり、共通カードを用いた遊技においても遊技店間の差別化が行える。
特典情報を各遊技機毎の稼働情報にすることにより、遊技店外においても遊技機のデータを参照して次回の遊技に生かすことが可能になり、有効に遊技カードを活用することができ、遊技者へのサービスが向上する。
【0009】
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の一実施例について説明する。
店内構成
図1は本発明の一実施例を示す遊技店内の構成図である。図1において、ホールの管理室には管理装置1(遊技管理装置)が配置され、管理装置1は管理コンピュータ2を備えている。管理コンピュータ2はディスプレイ3、プリンタ4、店内放送装置5、端末装置(例えば、キーボード)6、データ記憶装置7等を有している。
また、管理装置1は伝送路10を介して店内の島設備11、遊技情報案内装置12、監視カメラ13、スピーカ14、カード発行及び金額付加装置(以下、単に、カード販売機という)15に接続され、相互に必要なデータの授受が行われるようになっている。島設備11にはホールの係員等が見やすい位置に呼び出しランプ等の配置された表示器11a、11bが設けられている。監視カメラ13は不正の監視を行い、その向きは管理コンピュータ2によって管理装置1で制御可能であるとともに、不正の画像は記録可能である。
【0010】
遊技情報案内装置12はホールに設置された多数の遊技機からの情報を管理している管理装置1からデータを受信し、必要な情報を遊技者に提供するもので、例えば大当り回数、出玉数、大当り確率等のデータを後述の表示部に表示するとともに、後述の遊技カード(ICカード)に対してゲームソフトのプログラム等(その他に遊技機の稼働情報でもよい)を書き込む処理を行う。
カード販売機15は遊技に使用される遊技カードを新規に発行するとともに、新規発行の際に、所望の遊技価値に対応する金額(例えば、5,000円)が選択されて納付されると、遊技カードにその納付金額に応じた金額情報を付加して発行する。これにより、遊技カードには、例えば5,000円分の金額情報が付加され、この遊技カードを後述のパチンコ遊技機に挿入することにより、該パチンコ遊技機の購入スイッチを操作することにより、所望の遊技価値に変換でき遊技を行うことが可能になる。
また、カード販売機15は遊技カードを新規に発行する際に、発行すべき遊技者に対して暗証番号の入力を求め、暗証番号を決定して遊技カードを発行する。なお、カードの発行状況のデータは管理装置1に送信される。
【0011】
管理コンピュータ2はホールの島設備11に設置された多数の封入球式でカード方式(実球を使用しないもの)のパチンコ遊技機31a、31b、・・・31n、及び32a、32b、・・・32n(図2参照)、コインを用いた回胴型スロットルマシン遊技機(以下、パチスロ遊技機という)33a、33b、・・・33n(図2参照)から必要なデータを収集して各種遊技状態に対応するデータを整理し、整理したデータをディスプレイ3に表示させたり(例えば、大当りの多い台番号順、大当り発生率の高い台番号順に表示させたり)、各遊技機の動作状態を監視したり、さらには遊技情報案内装置12に対して遊技者に提供可能なデータを送信したりする処理を行う。
また、端末装置6を操作することにより、遊技種類別、機種別、島単位別、製造メーカー別に大当りデータ、賞球データ等を収集したり、遊技情報案内装置12によって遊技者に対してゲームソフトプログラムの提供状況を整理して管理コンピュータ2のディスプレイ3に表示させることができる。
【0012】
店内放送装置5はアンプを有し、管理コンピュータ2からの信号に基づいて大当り情報を店内の所定箇所に配置されたスピーカ14から放送する。この場合、各遊技機には各々台番号が決められており、店内放送装置5は大当りの発生した遊技機の台番号を放送したり、遊技に必要な店内情報を放送する。データ記憶装置7は毎日のデータを記憶しており、管理コンピュータ2はデータ記憶装置7に記憶されたデータに基づいて過去の遊技状態データや遊技情報案内装置12による遊技者へのゲームソフトプログラムの提供データを収集し、必要に応じて過去の遊技状態データを呼び出したり、島設備11に各台が設置されてからのトータルの稼働データを処理したりすることができるようになっている。
【0013】
店内の制御系統
図2は遊技店内における制御系統を示す図である。図2において、管理装置1は各島設備に設置された封入球式でカード方式のパチンコ遊技機31a、31b、・・・31n、、及び32a、32b、・・・32n、パチスロ遊技機33a、33b、・・・33nに対してデータの授受が可能であるとともに、監視カメラ13のコントロールを行う。また、管理装置1は遊技情報案内装置12やカード販売機15との間でデータの授受を行う。
A.遊技情報案内装置の外観構成
図3は遊技情報案内装置12の外観図である。図3において、遊技情報案内装置12は表示部41、操作部42および遊技カード50が挿入されるカード挿入口43を有している。遊技情報案内装置12は遊技者が立って操作可能な大きさに形成され、遊技店内の所定の位置(例えば、島設備の横、景品カウンタの前、あるいは店内の入口付近)に設置されている。
表示部41は管理装置1からの各種情報の表示や読み出し、ゲームソフトの選択や書込み等の処理に必要な情報を表示するもので、立型に配置されたカラーのCRTディスプレイによって構成される。なお、表示部41の表示例は後述の各図面で示される。表示部41はCRTディスプレイに限らず、LCD等の液晶表示装置を用いてもよい。
【0014】
操作部42は遊技者(あるいはホールの店員等)によって操作されるもので、各種情報の表示や読み出し、ゲームソフトの選択や書込み等の処理に必要な情報の各種の操作を行うことが可能になっている。操作部42は、例えば図4に示すように横型に配置されたカラーのCRTディスプレイを使用した画面スイッチによって構成される。なお、操作部42はCRTディスプレイを使用した画面スイッチに限らず、例えばLCD等の液晶表示装置を使用した画面スイッチでもよいし、あるいはシートスイッチを用いてもよい。
図4は操作部42の一例を示す図である。図4において、操作部42は上下左右に画面上のカーソルを移動させるカーソルスイッチ51、メニュー画面を選択するメニュースイッチ52、画面上の各種情報を択一的に選択する選択スイッチ53、および「0」〜「9」、「C」の各キーからなり数字を入力可能なテンキー54によって構成される。なお、「C」はクリアキーである。これらの各キーはCRTディスプレイ上に画面スイッチの形態で使用可能になっている。例えば、各キー別にカラフルな色を施すようにしてもよい。
【0015】
B.遊技情報案内装置の機能
次に、図5は遊技情報案内装置12によって実現される機能について説明する。図5は遊技情報案内装置12の機能ブロック図である。図5に示すように、遊技情報案内装置12は演算手段71、通信手段72、表示手段73、遊技情報記憶手段74、入力手段75、カード読み出し/書込み(R/W)制御手段76、カード読み出し/書込み(R/W)手段77、ゲーム取込手段78、ゲーム記憶手段79という機能を実現する。
通信手段72は管理装置1と演算手段71との間における情報(データやゲームプログラム等)の授受を行うもので、例えばシリアルインターフェースボードによって実現される。ゲームプログラムは、例えば1ヵ月に1回程度管理装置1から送信されて更新される。
【0016】
演算手段71は遊技情報案内装置12の各部を制御するもので、CPUを含むマイクロコンピュータからなっている。表示手段73は外部に情報を表示するもので、例えば前述した表示部41によって実現され、管理装置1からの各種情報の表示や読み出し、ゲームソフトの選択や書込み等の処理に必要な情報を表示する。遊技情報記憶手段74は管理装置1から送られてきた遊技機の稼働データ等の遊技に関する情報を一時的に記憶する。入力手段75は遊技者によって操作されるもので、例えば前述した操作部42によって実現され、図4に示すような各種の画面スイッチからなる。
カード読み出し/書込み(R/W)手段77は遊技カード50を取り込んでデータの読み出しや書込みを行い(つまり、カードリーダ・ライタとしての動作を行い)、カード読み出し/書込み(R/W)制御手段76は演算手段71の出力に基づいてカード読み出し/書込み(R/W)手段77の動作を制御する。
ゲーム取込手段78は管理装置1から送られてきたゲームソフトのプログラムを取り込み、ゲーム記憶手段79は取り込まれたゲームソフトのプログラムを記憶する。ゲーム記憶手段79は、例えばEEPROMにより構成される。
【0017】
C.遊技カードの機能
次に、図6は遊技カード50によって実現される機能について説明する。図6は遊技カード50の機能ブロック図である。図6に示すように、遊技カード50は外部接続手段101、第1記憶手段102、第2記憶手段103、第3記憶手段104、第1更新手段105、第2更新手段106、第3更新手段107、表示制御手段108、遊技制御手段109、外部操作手段110、表示部111という機能を実現する。
【0018】
外部接続手段101は第1更新手段105、第2更新手段106および第3更新手段107と連絡するもの、すなわち遊技カード50と外部の遊技情報案内装置12とを接続して情報の授受を行うためのもので、例えば遊技情報案内装置12のカードリーダ・ライタ(カード読み出し/書込み(R/W)手段77)に対して結合し、必要なデータの授受を行う端子である。外部接続手段101は、例えば後述の図7に示す外部接続端子群131、外部信号端子132によって構成される。第1記憶手段102は有価価値情報を記憶するもので、例えば持ち玉数、金額データ等を記憶する。第2記憶手段103は識別情報を記憶するもので、例えば遊技者の識別番号(例えば、暗証番号、IDナンバー)を記憶する。識別情報が正当である場合に、遊技カード50に対してゲームプログラムの書き込み等が許可される。
【0019】
第3記憶手段104(特典情報記憶手段)は特典情報を記憶するもので、例えば遊技者へのサービスとなるゲームソフトのプログラムや遊技機の各種データ(例えば、大当り回数)を記憶する。この場合、遊技機の各種データは遊技店内に設置された各遊技機毎の稼働情報を記憶する遊技管理装置1よりの特定の稼働情報を表示する遊技情報案内装置12の操作に基づき外部接続手段101を通して第3記憶手段104に書き込まれる。また、遊技店内に設置された各遊技機毎の稼働情報を記憶する遊技管理装置1よりの特定の稼働情報を表示する遊技情報案内装置12の操作に基づくとともに、所定の有価価値情報(例えば、5000円の購入金額以上)を条件として、外部接続手段101を通して第3記憶手段104に特典情報(例えば、ゲームソフトプログラム)が書き込まれる。
これらの第1記憶手段102、第2記憶手段103および第3記憶手段104は、例えば不揮発性のEEPROM(例えば、後述の図7に示すEEPROM124)によって構成される。
【0020】
第1更新手段105は第1記憶手段102の有価価値情報を読込み及び書込む処理を行い、第2更新手段106は第2記憶手段103の識別情報を読込み及び書込む処理を行い、さらに第3更新手段107は第3記憶手段104の特典値情報を読込み及び書込む処理を行う。
表示制御手段108は第1記憶手段102、第2記憶手段103および第3記憶手段104の記憶情報に基づいて表示部111に情報を表示させる場合の制御を行う。表示部111は外部(特に、遊技者)に対して情報の表示を行うもので、例えば後述の図7に示すLCD133(モノクロでもカラーでもよい)によって構成される。遊技制御手段109は第3記憶手段104に格納された特典情報に基づき表示制御手段108を制御する。外部操作手段110は表示制御手段108の作動を外部より操作するもので、例えば各種の操作スイッチによって構成(例えば、後述の図7に示すスイッチ群130)される。上記第3更新手段107、第2更新手段106、第1更新手段105、遊技制御手段109、表示制御手段108は後述の図7に示すCPU121によって構成される。
【0021】
D.遊技カードの回路構成
次に、上記機能を実現する遊技カード50の具体的な回路構成について説明する。図7は遊技カード50の構成を示すブロック図である。図7に示すように、遊技カード50はカードに対して必要な制御を行うCPU121と、CPU121に内蔵され制御プログラム等を格納しているROM122と、同じくCPU121に内蔵されワークエリアの設定や制御に必要なデータの一時記憶等を行うRAM123と、特典情報(例えば、ゲームソフトプログラム)を記憶し、電源がオフしても記憶を継続させる不揮発性のEEPROM124と、CPU121の基本クロックを得るための水晶発振器125と、CPU121等に必要な電源を供給する太陽電池126と、遊技カード50を遊技情報案内装置12に挿入したとき外部の遊技情報案内装置12から電源の供給(電源供給信号)を受けるための電源供給端子127と、各種情報信号を受け入れる入力フィルタ128と、CPU121からの信号を受けて駆動信号を形成するドライバー129と、入力フィルタ128に接続されるスイッチ群130(スイッチ操作部)と、入力フィルタ128に接続される各種の外部接続端子群131と、ドライバー129に接続されデータ信号を外部に出力する出力側の外部信号端子132と、ドライバー129に接続されるLCD133とを有している。
【0022】
入力フィルタ128に接続されるスイッチ群130としては、選択スイッチA141、選択スイッチB142、上移動スイッチ143、下移動スイッチ144、左移動スイッチ145、右移動スイッチ146がある。これらの各スイッチは遊技カード50のLCD133に表示されたゲームを行うときに操作されるものである。
入力フィルタ128に接続される各種の外部接続端子群131としては、遊技カード50を遊技情報案内装置12に挿入したとき遊技情報案内装置12との制御の同期をとる同期信号を受ける同期信号端子147、CPU121のリセットに使用されるリセット信号を受けるリセット信号端子148、外部からデータ信号を受ける入力側のデータ信号端子149がある。
【0023】
なお、データ信号(入力側)、同期信号、リセット信号、電源供給信号、データ信号(出力側)は遊技情報案内装置12のカード読み出し/書込み(R/W)手段77に遊技カード50を挿入したときに連絡される信号である。このとき、同期信号に基づいてデータ信号によってデータの読込み、書込みがEEPROM124に対して行われる。なお、EEPROM124の読み出しデータは入力フィルタ128を介してCPU121に入力される。リセット信号はCPU121のリセットに使用され、電源供給信号によって遊技カード50に電源が供給される。すなわち、遊技情報案内装置12のカード読み出し/書込み(R/W)手段77に遊技カード50を挿入したとき、電源が供給される。
【0024】
太陽電池126は蓄電池126Aを有しており、上述のように電源供給信号によって遊技カード50に電源が供給されるときには、電源供給信号によって遊技カード50が動作するとともに、同時に蓄電池126Aに充電される。また、太陽光を受けているときには太陽光により遊技カード50が動作するとともに、蓄電池126Aに充電される。
一方、電源供給信号による電源の供給が無い場合には(例えば、持ち玉数及び金額表示を表示しているとき、または、ゲームを行うとき、すなわちカード読み出し/書込み(R/W)手段77に挿入していないで携帯しているとき)、太陽電池126の蓄電池126Aによって蓄えられた電荷を駆動源として遊技カード50が動作する。
LCD133には、選択スイッチA141の入力を行った場合に持ち玉数及び金額が表示される。また、選択スイッチB142の入力を行った場合にはゲームがLCD133に表示され、ゲームを行うことが可能になる。なお、遊技カード50にスピーカーを設けて音声や効果音を発生してゲームを行うようにしてもよい。そのようにすると、より一層ゲームを楽しくすることができる。
【0025】
E.遊技カードの外観構成
図8は遊技カード50の正面図である。図8において、遊技カード50はICカードからなり、正面側には太陽電池126、LCD133(表示部)、選択スイッチA141、選択スイッチB142、上移動スイッチ143、下移動スイッチ144、左移動スイッチ145および右移動スイッチ146が配置されている。
ここで、遊技カード50として使用されるICカードについて定義すると、ICカードとは通常は8ビット(若しくは4ビット)のCPUとデータ用メモリを搭載し、6〜8個程度の外部接続端子を備えているもので、CPUの機能を活かして高度の判断、演算、データ保護等ができる高セキュリティメモリ媒体をいう。使用しているデータ用メモリは不揮発性で、例えば書換え型のEEPROMが主流である。そして、通常薄いプラスチックカード(塩化ビニール製カードでもよい)にICが埋め込まれて、携帯性を確保しつつ、十分な保護が図れるようになっている。また、磁気カードと異なり、安全性やセキュリティ保護が十分になされている。
【0026】
太陽電池126はLCD133を挟んで両側に配置され、カードの動作に必要な電源を供給している。なお、太陽電池126でなく、例えば小型の電池を用いてもよい。維持コストの点では太陽電池が有利である。LCD133は小型で細長い液晶ディスプレイからなり、必要な情報を外部に表示する。図8の例では、持ち玉数として2400個、金額として4500円がカードに記憶されていることを表示している。
選択スイッチA141および選択スイッチB142はLCD133の表示内容を選択するものである。また、選択スイッチA141および選択スイッチB142によってゲームに必要な各種操作を選択することも可能で、例えば選択スイッチA141をゲームのスタートに使用し、選択スイッチB142をゲームの終了に使用したりする。
上移動スイッチ143、下移動スイッチ144、左移動スイッチ145および右移動スイッチ146はゲームのキャラクタを移動させたり、ゲーム内容に応答して必要な操作を行うときに使用される。
【0027】
図9は遊技カード50の裏面図である。図9に示すように、遊技カード50の裏面側には外部接続端子151が配置されている。外部接続端子151は前述した外部接続端子群131、電源供給端子127および外部信号端子132によって構成され、遊技カード50を遊技情報案内装置12に挿入したとき遊技情報案内装置12のカード読み出し/書込み(R/W)手段77(カードリーダ・ライタ)に対して結合し、必要な信号、データの読み出しや更新を行うとともに電源の供給を受ける。また、外部接続端子151は遊技カード50を封入球式のパチンコ遊技機31a、31b、・・・31n、及び32a、32b、・・・32nの何れかに挿入したとき、当該遊技機のカードリーダ・ライタに対して結合し、必要な信号(例えば、購入信号)、データの読み出しや更新を行うとともに電源の供給を受ける。
なお、ICカードとしては外部接続端子151を使用する接触型でなく、例えば、非接触型を用い、光方式、無線方式、電磁誘導方式のICカードを使用してもよい。また、ICカードでなく、同様に安全性やセキュリティ保護が十分になされている光カードを用いられてもよい。その場合には、カードリーダ・ライタ等の必要部分は光カードに対応したものが使用される。
【0028】
F.パチンコ遊技機の構成
次に、カード方式の封入球式パチンコ遊技機31aの動作を概略説明すると、本実施例では封入球式パチンコ遊技機31aの内部に20個の球が封入され、残り度数(あるいは遊技カード50の新規購入の場合には新規に付加された金額)が記録された遊技カード50を遊技機のカード挿入口に挿入すると、最初に識別情報(例えば、暗証番号)の確認が行われ、その結果、識別情報が正規の場合に遊技が許可される。なお、識別情報は、カード購入時にカード販売機15により付加される。このとき、購入時の該当金額が有価価値として付加される。例えば、“カード代1000円+有価価値として5000円”として遊技カード50の購入金額は6000円となる。
【0029】
次いで、遊技者が玉の購入スイッチを押すと、購入度数に応じて遊技者の持ち球数を増加させ、この持ち球数の範囲内で封入された遊技球を遊技領域内に発射可能にする。そして、封入球の発射に応じて行われる遊技に対して、遊技結果が特定の利益状態(セーフ球)であるかあるいはそれ以外の状態(アウト球)であるかの判定を行ない、特定の利益状態の場合には、所定数の賞品球(例えば、13個賞球あるいは7個賞球)に対応させて、遊技者の利益(持ち球数)を増加させるべく制御が行われる。また、遊技領域を経た遊技球を回収して発射位置に導くことにより、この封入された遊技球を循環使用して第1種のパチンコ遊技が行われる。
【0030】
そして、上述の封入球の発射時点で、持玉数表示部に表示された数値から”1”を減算し、その結果に基づき持玉数表示部の表示を更新する。このとき、遊技領域内を落下する封入球に対して入賞球か否かを判定し、入賞と判定された場合には、設定された賞球数(例えば、13個賞球あるいは7個賞球)が持玉数表示部に表示された球数に加算されるとともに、その結果に基づき持玉数表示部の表示が更新される。遊技者は、この持玉数表示部の数値データにより、現在の持ち玉数の確認ならびに増減を確認することになる。遊技者が遊技を精算しようとするときは、精算スイッチを押すことにより持玉数表示部の数値データ分の遊技価値が遊技機内部のカードリーダライタによって遊技カード50に書き込まれ、その遊技価値を受け取ることになる。その後、遊技者は排出された遊技カード50を持って景品カウンタに行き、所望の景品と交換したり、あるいは次回の遊技まで遊技カード50を所持することになる。
【0031】
遊技カード使用のゲーム
次に、遊技カード50を使用したゲームについて説明する。
さて、上述のように封入球式パチンコ遊技機31aで使用された遊技カード50には残りの持ち玉数とか、金額が記憶されており、遊技者は次回の遊技を楽しみにして携帯している。また、遊技カード50を所有していない遊技者はカード販売機15から新規に遊技カード50を発行してもらい購入する。このとき、発行対象の遊技者に対して暗証番号の入力が求められ、暗証番号を決定して遊技カード50が発行される。遊技者は発行された遊技カード50を使用して遊技を行う。
通常、遊技を行わない日常にあっても、遊技者は遊技カード50を携帯している。このとき、本実施例では遊技カード50を操作してゲームを行うことが可能になっている。
【0032】
(a)ゲームプログラムの書込み
ゲームを可能にするため、まずゲームプログラムの書込みが行われる。すなわち、遊技者は遊技カード50を遊技情報案内装置12のカード挿入口43に挿入する。遊技情報案内装置12は遊技者に対して暗証番号を確認し、セキュリティチェックが行われる。次いで、遊技情報案内装置12の表示部41に図10に示すような画面(遊技情報表示およびゲーム書込み)が現れる。遊技者はカーソルスイッチ51を操作してどちらかを選択する。
【0033】
例えば、遊技情報表示を選択した場合には、遊技機の稼働データ等が表示部41に表示され、その場で遊技の参考にすることができる。具体的には、管理装置1より各遊技機の稼働情報が遊技情報記憶手段74に格納され、入力手段75による所定入力に従って、演算手段71により所定の演算をして表示手段73に表示される。例えば、始動口情報、大当たり情報等が表示手段73にグラフ表示される。したがって、遊技者は遊技機に関する情報を容易に得ることができる。
また、このとき遊技情報表示を選択した場合に、遊技機の稼働データ等を遊技カード50に書き込むようにしてもよい。そのようにすると、遊技店外においても遊技機の稼働データを遊技カード50のLCD133に表示させることができる。したがって、この表示データを参照して次回の遊技に生かすことが可能になり、有効に遊技カード50を活用することができ、遊技者へのサービスが向上する。
【0034】
一方、ゲーム書込みを選択した場合には、図11に画面が切り換わる。遊技情報案内装置12の表示部41には図11に示すように、3種類のゲーム名(例えば、日本語で「パチスロゲーム」、「スーパー○○」、「トリプル△△△△」というゲーム名)が表示され、遊技者は操作部42のカーソルスイッチ51を操作して好みのゲームを選択し、選択スイッチ53を押すとゲームプログラムが確定する。これにより、選択されたゲームプログラムが遊技カード50に書き込まれる(すなわち、EEPROM124に記憶される)。例えば、「パチスロゲーム」というゲーム名を選択すると、「パチスロゲーム」のプログラムが遊技カード50に書き込まれる。書き込みが終了すると、遊技情報案内装置12から遊技カード50が引き出され、遊技者の手に渡る。
【0035】
(b)ゲームの実行
次いで、遊技者が遊技店外で遊技カード50の選択スイッチB142(ゲームの表示を選択するスイッチ)を押すと、EEPROM124からゲームプログラムが読み出され、CPU121の制御によってゲームが可能になる。
なお、遊技カード50の選択スイッチA141を押すと、図8に示すように持ち玉数や金額情報がLCD133に表示される。
ここで、例えば「パチスロゲーム」のプログラムがEEPROM124に格納されていた場合には、選択スイッチB142を押すことにより、図12に示すようなゲームの画面がLCD133に表示される。図12において、LCD133上にはパチスロ遊技機の画面が現れている。図中、201は3列に配置されたパチスロ遊技のリール回転部、202は3つのストップスイッチで、3列のリール回転部201をそれぞれ停止させるもの、203はコイン投入スイッチ(購入スイッチ)、204はスタートスイッチを画面上で現している。この場合、上移動スイッチ143、下移動スイッチ144、左移動スイッチ145、右移動スイッチ146を操作して画面上のカーソルを移動させ、所望の位置で選択スイッチA141を押すことにより、上記何れかの画面スイッチはオンすることができる。
【0036】
ゲームの進行を説明すると、最初に選択スイッチA141を押すと、(ゲームをスタートさせるスイッチ)を押すと、図12に示すような「パチスロゲーム」の初期画面がLCD133に表示され、次いで、スタートスイッチ204をオンする。これにより、3列のリール回転部201が順次回転を開始する。次いで、ストップスイッチ202を順次押していくと、3列のリール回転部201が順次停止していく。このときリール回転部201の図柄が同一になると(例えば、図12は「7」、「7」、「7」のビッグボーナス図柄の例)、ビッグボーナスが発生し、それにふさわしいボーナスゲームが進行するようになる。一方、外れ図柄の場合には、再びスタートスイッチ204を押してゲームを開始する。このようにして、遊技カード50で「パチスロゲーム」を楽しむことができる。
【0037】
したがって、遊技をしていない場合には、遊技カード50上でゲームを行うことができ、遊技店内だけではなく、遊技店外においても有効に遊技カード50を活用することができ、遊技者へのサービスを向上させることができる。すなわち、遊技店外で利用度の有る携帯物にすることができる。
また、遊技店外での利用度が高まるから、遊技カード50の普及に貢献することができる。
遊技情報案内装置12の操作により、好みのゲームを選択可能で、遊技者の好みに適合したゲームプログラムを書き込むことができ、遊技店側からの一方的なサービスの提供ではなく、遊技者に選択権を与えることで、よりよいサービスを提供することができる。
遊技カード50に有効なサービスを付加して、遊技店間の差別化を図ることができる。
遊技者への特典情報を各遊技機毎の稼働情報にして遊技カード50に格納すれば、遊技店外においても遊技機のデータを参照して次回の遊技に生かすことが可能になり、有効に遊技カード50を活用することができ、同様に遊技者へのサービスが向上する。
定期的に(例えば1月に1回)、遊技店がゲームプログラムを新規な内容に変えることにより、常に遊技者に新しいゲームを提供(サービス)することができる。
ゲームをサービスするのではなく、例えば遊技機の攻略情報をサービスして遊技カード50に表示させるようにしてもよい。そのようにすると、遊技店と遊技者とのメールボックスとしての機能も実現でき、極めて有効に遊技カード50を活用することができる。
遊技カード50に遊技以外のサービスを付加して遊技店と遊技者との間で情報交換ができるようなシステムにすることができる。
【0038】
ゲームプログラム書込みの変形例
ゲーム書込みを選択した場合に図11に示すように画面が切り換わるが、このとき遊技情報案内装置12で所定の有価価値情報(例えば、5000円以上の金額を購入する場合)を条件として、ゲームプログラムの書き込みを許可するようにしてもよい。すなわち、遊技カード50に金額情報として5000円以上の値が書き込まれていた場合にのみ、ゲームプログラムの書き込みが行われる。
このようにすると、高額な有価価値情報を取得した遊技者、あるいは遊技において有価価値を大きく損出した遊技者等、遊技店側が自由に設定することができる。したがって、特典を付与する条件を異ならせることが可能になり、遊技カード50という共通のICカードを用いた遊技においても、遊技店間の差別化を行うことができる。
【0039】
ゲームプログラムの他の例
図13は他のゲームプログラムによって実行されるゲーム内容を示す図である。図13に示すように、LCD133上には「格闘ゲーム」の画面が現れている。図中、301は遊技者を模したキャラクター、302はCPU121側の対戦相手のキャラクターである。この場合、上移動スイッチ143、下移動スイッチ144、左移動スイッチ145、右移動スイッチ146を操作して画面上のキャラクター301を移動させ、選択スイッチA141を押してパンチを出したりする。
すなわち、ゲームの進行を説明すると、最初に選択スイッチA141を押すと、(ゲームをスタートさせるスイッチ)を押すと、「格闘ゲーム」の初期画面がLCD133に表示され、次いで、再度選択スイッチA141を押すと、。各キャラクター301、302が移動を開始する。次いで、上移動スイッチ143、下移動スイッチ144、左移動スイッチ145、右移動スイッチ146を操作して画面上のキャラクター301を移動させ、選択スイッチA141を押して対戦相手のキャラクター302に対してパンチを出す。このようにして、対戦相手のキャラクター302をノックアウトすると勝ち(勝ちの表示が現れる)になる。このようにして、遊技カード50で「格闘ゲーム」を楽しむことができ、上記の場合と同様の効果を得ることができる。
【0040】
上記実施例は遊技カードをパチンコ遊技機に適用した場合であるが、パチスロ遊技機に遊技カードを使用した場合であっても、上記と同様の効果を得ることができる。
この場合、ICカードはパチンコ遊技とパチスロ遊技で別々のものが使用されるが、同じものを使用するようにしてもよい。
本発明の実施態様は上記実施例に限らず、以下に述べるような各種の変形実施が可能である。
パチンコ遊技機の機種はどのようなものでもよい。例えば、いわゆる第1種に属する遊技機、第2種に属する遊技機、第3種に属する遊技機、他種に属する遊技機、その他の電動役物装置を有する遊技機等の何れであってもよい。同様に、パチスロ遊技機の機種もどのようなものでもよい。
遊技カードとして使用するICカードの大きさ、材質、内部の電子回路の構成等は本発明の目的の範囲内でどのようなものでもよい。
【0041】
本発明によれば、遊技カードが遊技に使用され、遊技カードには、所定の情報を表示する表示部と、該表示部の両側に配置され、当該遊技カードに電源を供給する太陽電池と、前記表示部の下方に配置され、前記表示部に表示される情報を選択、及び操作するスイッチ操作部と、当該遊技カードの裏面側に設けられ、外部と接続して情報の授受を行う外部接続端子と、有価価値情報(例えば、持ち玉数、金額)を記憶する有価価値情報記憶手段と、特典情報(例えば、ゲームプログラム)を記憶する特典情報記憶手段と、前記有価価値情報記憶手段の有価価値情報を読込み及び書込む有価価値情報更新手段と、前記特典情報記憶手段の特典情報を読込み及び書込む特典情報更新手段と、前記有価価値情報記憶手段の有価価値情報及び前記特典情報記憶手段の特典情報に基づいて、前記表示部に所定の情報を表示するように制御する表示制御手段と、前記特典情報記憶手段に記憶された特典情報に基づき前記表示制御手段を制御する遊技制御手段と、を備え、前記スイッチ操作部を操作することで、前記表示部に所定の情報を表示させるための操作信号を前記表示制御手段に与えるように構成され、前記特典情報は、遊技店内に設置された各遊技機毎の稼働情報を記憶する遊技管理装置からの特定の情報を表示するために遊技店内に設置された遊技情報案内装置の操作に基づいて、前記外部接続端子を通して前記特典情報記憶手段に書き込まれる、各遊技機毎の稼働情報及び所定のゲームを実行可能なプログラムであり、前記所定のゲームのプログラムは、前記スイッチ操作部の操作によって実行されるとともに、前記表示部に当該ゲームが表示されるように構成したので、以下の効果を得ることができる。
(1)遊技をしていない場合には、遊技カード上でゲームを行うことができ、遊技店内だけではなく、遊技店外においても有効に遊技カードを活用することができ、遊技者へのサービスを向上させることができる。すなわち、遊技店外で利用度の有る携帯物にすることができる。
(2)遊技店外での利用度が高まるから、遊技カードの普及に貢献することができる。
(3)遊技情報案内装置の操作により、好みのゲームを選択可能で、遊技者の好みに適合したゲームプログラムを書き込むことができ、遊技店側からの一方的なサービスの提供ではなく、遊技者に選択権を与えることで、よりよいサービスを提供することができる。
(4)遊技カードに有効なサービスを付加して、遊技店間の差別化を図ることができる。
(5)遊技者への特典情報を各遊技機毎の稼働情報にして遊技カードに格納すれば、遊技店外においても遊技機のデータを参照して次回の遊技に生かすことが可能になり、有効に遊技カードを活用することができ、同様に遊技者へのサービスが向上する。
(6)定期的に(例えば1月に1回)、遊技店がゲームプログラムを新規な内容に変えることにより、常に遊技者に新しいゲームを提供(サービス)することができる。
(7)ゲームをサービスするのではなく、例えば遊技機の攻略情報をサービスして遊技カードに表示させるようにすれば、遊技店と遊技者とのメールボックスとしての機能も実現でき、極めて有効に遊技カードを活用することができる。
(8)遊技カードに遊技以外のサービスを付加して遊技店と遊技者との間で情報交換ができるようなシステムにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の遊技カードを使用した遊技店内の構成図である。
【図2】同実施例の遊技店内における制御系統を示す図である。
【図3】同実施例の遊技情報案内装置の外観図である。
【図4】同実施例の遊技情報案内装置の操作部を示す図である。
【図5】同実施例の遊技情報案内装置の機能ブロック図である。
【図6】同実施例の遊技カードの機能ブロック図である。
【図7】同実施例の遊技カードの構成を示す図である。
【図8】同実施例の遊技カードの正面図である。
【図9】同実施例の遊技カードの裏面図である。
【図10】同実施例の遊技情報案内装置の表示部の画面の一例を示す図である。
【図11】同実施例の遊技情報案内装置の表示部の画面の一例を示す図である。
【図12】同実施例の遊技カードのLCDのゲーム表示画面を示す図である。
【図13】同実施例の遊技カードのLCDの他のゲーム表示画面を示す図である。
【符号の説明】
1 管理装置(遊技管理装置)
12 遊技情報案内装置
15 カード販売機(金額付加装置)
31a、31b、・・・31n、32a、32b、・・・32n カードリーディング方式のパチンコ遊技機
33a、33b、・・・33n パチスロ遊技機
41 表示部
42 操作部
50 遊技カード
71 演算手段
72 通信手段
73 表示手段
74 遊技情報記憶手段
75 入力手段
76 カード読み出し/書込み(R/W)制御手段
77 カード読み出し/書込み(R/W)手段
78 ゲーム取込手段
79 ゲーム記憶手段
101 外部接続手段
102 第1記憶手段
103 第2記憶手段
104 第3記憶手段(特典情報記憶手段)
105 第1更新手段
106 第2更新手段
107 第3更新手段
108 表示制御手段
109 遊技制御手段
110 外部操作手段
111 表示部(表示手段)
121 CPU
124 EEPROM
130 スイッチ群(スイッチ操作部)
131 外部接続端子群
132 外部信号端子
133 LCD(表示部)

Claims (1)

  1. 遊技機に使用されるカードであって、
    該遊技カードは、
    所定の情報を表示する表示部と、
    該表示部の両側に配置され、当該遊技カードに電源を供給する太陽電池と、
    前記表示部の下方に配置され、前記表示部に表示される情報を選択、及び操作するスイッチ操作部と、
    当該遊技カードの裏面側に設けられ、外部と接続して情報の授受を行う外部接続端子と、
    有価価値情報を記憶する有価価値情報記憶手段と、
    特典情報を記憶する特典情報記憶手段と、
    前記有価価値情報記憶手段の有価価値情報を読込み及び書込む有価価値情報更新手段と、
    前記特典情報記憶手段の特典情報を読込み及び書込む特典情報更新手段と、
    前記有価価値情報記憶手段の有価価値情報及び前記特典情報記憶手段の特典情報に基づいて、前記表示に所定の情報を表示するように制御する表示制御手段と、
    前記特典情報記憶手段に記憶された特典情報に基づき前記表示制御手段を制御する遊技制御手段と、を備え、
    前記スイッチ操作部を操作することで、前記表示部に所定の情報を表示させるための操作信号を前記表示制御手段に与えるように構成され、
    前記特典情報は、
    遊技店内に設置された各遊技機毎の稼働情報を記憶する遊技管理装置からの特定の情報を表示するために遊技店内に設置された遊技情報案内装置の操作に基づいて、前記外部接続端子を通して前記特典情報記憶手段に書き込まれる、各遊技機毎の稼働情報及び所定のゲームを実行可能なプログラムであり、
    前記所定のゲームプログラムは、
    前記スイッチ操作部の操作によって実行されるとともに、前記表示当該ゲームが表示されることを特徴とする遊技カード。
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