JP3777045B2 - 偏波スクランブラー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、信号光の偏波をスクランブルする偏波スクランブラーに関し、特に、入射される信号光について偏波方向の入射角度等の管理が容易な偏波スクランブラーに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、光通信システムの高速化、長距離伝送化が進められているが、これらを実現する上でのキーデバイスの1つに偏波スクランブラーがある。
現在、光通信システムの長距離伝送は、例えば、多数の光ファイバアンプを多段に接続して行なわれている。このような光通信システムでは、光ファイバアンプで発生する雑音光が信号光の偏光状態に依存するために余分雑音光が増大する現象(偏波ホールバーニング、polarization hole burning)が指摘されている。この偏波ホールバーニングにより、信号光対雑音光の比(光SNR)の平均値が低下すると同時に光SNRの揺らぎが増大するため、長距離伝送を行う上で問題になった。また、複数の波長光を多重化して伝送する波長多重(WDM)伝送方式の場合には、光伝送路の非線形効果の一つである四光波混合(FWM)が発生して伝送特性が劣化する。この四光波混合は、いくつかの信号光の偏光状態が一致する場合にその発生効率が最大になることが知られている。
【0003】
このような偏波ホールバーニングや四光波混合の影響を低減するための技術として、例えば、送信側において信号光の偏波を積極的に変化させて無偏光状態にする偏波スクランブル(polarization scrambling)などが提案されている。この信号光の偏波をランダムにする手段が偏波スクランブラーである。
従来の偏波スクランブラーとしては、例えば、特開平9−162809号公報、特開平9−211391号公報及び特開平9−113854号公報等で公知のものがある。このような従来の偏波スクランブラーの一例として、電気光学効果を利用したものを図10に示す。
【0004】
図10の偏波スクランブラーは、ニオブ酸リチウム(LiNbO3 :以下LNとする)等の電気光学効果を有する基板に光導波路を形成し、その基板上に電極を設け、光導波路の入出力側に光ファイバを光学結合させたものである。このような構成の偏波スクランブラーでは、図10(b) に示すように、直線偏波の信号光が、その偏波方向を光導波路の垂直方向に対して45°傾けて入射されて、直線偏波が垂直成分と水平成分に分解される。このとき光導波路上に設けた電極に正弦波等の変調信号を与えることで、光導波路の垂直成分と水平成分の屈折率が電気光学効果により変化して、光導波路内を伝わる各方向成分の速度が変わる。これにより、信号光の垂直成分と水平成分とに位相差が生じ、図10(c) に示すように、出射される信号光の偏光状態がランダムになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、偏波スクランブラーの重要な特性の1つに偏光度(DOP;degree of polarization)がある。この偏光度は、偏光の程度を表す指標である。即ち、完全に偏光状態にある光成分の強度をIp とし、偏光状態にない光成分の強度をIm とするとき、偏光度Pは次の(1) 式にように全光量に対する偏光成分の比をもって表される。
【0006】
P=Ip /(Ip +Im ) …(1)
具体的には、偏光度の値が0に近くなる程ランダム偏光であり、100に近づく程定偏光であることを表す。
上記の電気光学効果を利用した従来の偏波スクランブラーでは、その偏光度が電極に与える変調信号の電圧や光導波路に入射させる直線偏波の信号光の偏波方向の入射角度に依存する。電極に与える信号の電圧を制御して偏光度を小さくすることは比較的簡易に実現できる。しかしながら、信号光の入射角度を正確に管理することは容易ではない。従来では、偏波スクランブラーの入射側に光ファイバを固定する際に、その光ファイバから出射される信号光の偏波方向の入射角度が光導波路の垂直方向に対して45°±0.5 °となるように調整して、偏光度が最小になるようにしていたが、この調整が非常に難しくて長時間を要するため、製造性が悪いという問題があった。また、光ファイバが偏波スクランブラーに一旦固定されてしまうと、その後の入射角度の調整ができないため、例えば、光学系部品の経時劣化等により偏光度が変化してしまったときの対処が難しいという問題もある。
【0007】
本発明は上記問題点に着目してなされたもので、入射された直線偏波の信号光の偏波を回転可能として、最小の偏光度が容易に得られるようにした偏波スクランブラーを提供することを目的とする。また、無偏光状態の信号光が入射されても最小の偏光度が得られるようにした偏波スクランブラーを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このため本発明の偏波スクランブラーの一態様は、直線偏波の入力光の偏波を回転させる偏波回転手段と、該偏波回転手段の出力光の偏波を変調信号に応じてスクランブルさせる偏波スクランブル手段と、該偏波スクランブル手段の出力光の偏光度を検出する偏光度検出手段と、該偏光度検出手段の検出結果に基づき、前記偏波回転手段による偏波回転角を制御する制御手段と、を備える。さらに、前記偏波回転手段は、音響光学効果を有する基板に形成された光導波路と、該光導波路を伝わる信号光の波長に対応した周波数の弾性表面波を発生する弾性表面波発生部と、該弾性表面波発生部で発生した弾性表面波を前記光導波路に沿った所定の領域内に閉じ込めておく伝搬制限部と、該弾性表面波を吸収する吸収体と、を有し、前記制御手段は、前記偏光度検出手段の検出結果に基づき、前記弾性表面波発生部に印加する電圧を制御することで偏波回転角の制御を行うものとする。
また、本発明の偏波スクランブラーの他の態様は、直線偏波の入力光の偏波を回転させる偏波回転手段と、該偏波回転手段の出力光の偏波を変調信号に応じてスクランブルさせる偏波スクランブル手段と、該偏波スクランブル手段の出力光の偏光度を検出する偏光度検出手段と、該偏光度検出手段の検出結果に基づき、前記偏波回転手段による偏波回転角および前記変調信号を制御する制御手段と、を備える。さらに、前記偏波回転手段は、音響光学効果を有する基板に形成された光導波路と、該光導波路を伝わる信号光の波長に対応した周波数の弾性表面波を発生する弾性表面波発生部と、該弾性表面波発生部で発生した弾性表面波を前記光導波路に沿った所定の領域内に閉じ込めておく伝搬制限部と、該弾性表面波を吸収する吸収体と、を有し、前記制御手段は、前記偏光度検出手段の検出結果に基づき、前記弾性表面波発生部に印加する電圧を制御することで偏波回転角の制御を行うものとする。
【0009】
かかる構成では、直線偏波の信号光が偏波スクランブラーに入射されると、その入力光が偏波回転手段の光導波路に与えられ、該光導波路を伝搬する光の偏波方向が、弾性表面波発生部で発生し伝搬制限部および吸収体により前記光導波路に沿った所定の領域内に閉じ込められたた弾性表面波による音響光学効果を利用して回転されて、偏波スクランブル手段に送られる。偏波スクランブル手段では、偏波回転手段からの出力光の偏波が変調信号に応じてスクランブルされて出射される。そして、偏波スクランブル手段からの出力光の偏光度が偏光度検出手段で検出され、その検出結果に基づき、偏波回転手段の弾性表面波発生部に印加する電圧、または、偏波回転手段の弾性表面波発生部に印加する電圧および変調信号が制御手段によって制御される。これにより、直線偏波の入力光の偏波を偏波回転手段で調整可能にすることで、組立時等に偏波方向の角度調整を高い精度で行なう必要がなくなる。また、偏波回転手段における偏波回転角や偏波スクランブル手段で用いられる変調信号が制御手段によって最適な状態に制御されるようになる。
【0011】
加えて、前記偏波回転手段及び前記偏波スクランブル手段が、電気光学効果を有する1つの基板上に形成されるようにしてもよい。このようにすることで、偏波スクランブラーの製造が容易となる。
また、上記の偏波スクランブラーについて、入射される任意の偏波状態の信号光を直線偏波の信号光に変換する直線偏波変換手段を備え、該直線偏波変換手段から出力された信号光が前記偏波回転手段に入力される構成としてもよい。
【0012】
かかる構成によれば、任意の偏波状態で信号光が偏波スクランブラーに入射されると、まず、直線偏波変換手段で直線偏波に変換される。そして、直線偏波の信号光が偏波回転手段に送られて、その偏波が回転された後に偏波スクランブル手段に送られるようになる。これにより、無偏光の信号光等を偏波スクランブラーの入射信号光とすることができるようになる。
【0013】
さらに、前記直線偏波変換手段の具体的な構成として、信号光を互いに垂直な2つの偏波成分に分離する偏波分離部と、該偏波分離部で分離された一方の偏波成分を他方の偏波成分と同じ偏波に変換する偏波変換部と、該偏波変換部で変換された一方の偏波成分及び前記他方の偏波成分を合波する合波部と、を備えるようにしてもよい。前記偏波変換部としては、音響光学効果や1/2波長板を利用することができる。また、前記偏波分離部としては、信号光をTMモード及びTEモードに分離する偏光ビームスプリッタや、信号光を常光及び異常光に分離する複屈折部材を用いることが可能である。さらに、偏波分離部に偏光ビームスプリッタを用いる場合には、前記直線偏波変換手段、前記偏波回転手段及び前記偏波スクランブル手段を電気光学効果を有する1つの基板上に形成してもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、第1の実施形態に係る偏波スクランブラーに用いられるチップの構成を示す上面図である。また、図2は、図1のチップの斜視図である。さらに、図3は、上記チップを実装した偏波スクランブラーモジュールの断面図である。
【0017】
図において、本偏波スクランブラーモジュールは、チップ1がパッケージ3内に固定され、パッケージ3の開口部がリッド4により気密封止されている。入射側光ファイバ5及び出射側光ファイバ6は、レンズ7及びサファイア窓8を介して光導波路2の入出力端面と光学結合がとられた状態で、パッケージ3に固定されている。なお、本実施形態では、入射側光ファイバ5として、信号光の偏波を一定に保持する定偏波ファイバを使用し、出射側光ファイバ6としては、通常のシングルモードファイバを使用する。
【0018】
チップ1は、例えば、ニオブ酸リチウム(LN)等の電気光学効果を有する基板が用いられ、入射側(図1で左側)に偏波回転手段としての偏波回転部10が設けられ、出射側(図1で右側)に偏波スクランブル手段としての偏波スクランブル部20が設けられている。このチップ1には、長手方向に沿って表面中央部分に光導波路2が形成され、また、偏波回転部10に位置する表面両端部分(図1で左側の上下部分)に高濃度チタン拡散領域13が形成されている。この光導波路2及び高濃度チタン拡散領域13は、例えば、チップ表面に所望の形状でパターニングされたチタン膜を1000℃前後の高温で熱拡散処理することによって予め形成される。
【0019】
偏波回転部10は、上記高濃度チタン拡散領域13の他に、弾性表面波を発生する電極(トランスデューサ)11、該電極11に所定のRF信号を印加するRF信号発生器12及び弾性表面波を吸収する吸収体14A,14Bを有する。
電極11は、例えば、光導波路2上の所定の位置に形成された交差指型電極等とする。RF信号発生器12は、光導波路2を伝わる信号光の波長に対応した周波数で、かつ、後述するように本偏波スクランブラーから出射される信号光の偏光度に応じた電圧(振幅)V1のRF信号を発生する。このRF信号が電極11に印加されることにより、電極11から弾性表面波が発生する。吸収体14A,14Bとしては、例えば、テープや接着剤等の音響波を吸収可能なものが使用でき、通信波長に対して透明な弾性体で基板との密着性がよければその材質を問わない。高濃度チタン拡散領域13では、その周囲に比べて材料が硬くなるので音響波の伝搬速度が速くなる。音響波は速度の遅い部分を伝わる性質を持つため、弾性表面波が光導波路付近に閉じ込められるスロット導波路となっている。したがって、電極11から発生した弾性表面波は、吸収体14A,14B及び高濃度チタン拡散領域13に囲まれた領域内を伝搬するようになる。ここでは、吸収体14A,14B及び高濃度チタン拡散領域13が伝搬制限部として機能する。
【0020】
偏波スクランブル部20は、上述した電気光学効果を利用した従来の偏波スクランブラーの構成と同様に、光導波路2に沿って形成された信号電極21と、該信号電極21に所定の変調信号を印加する変調信号発生器22と、信号電極21を囲むように形成されたアース電極23と、から構成される。変調信号発生器22は、後述するように本偏波スクランブラーから出射される信号光の偏光度に応じた電圧(振幅)V2の変調信号を発生する。
【0021】
次に、このような構成の偏波スクランブラーの動作について説明する。
まず、本偏波スクランブラーには、入射側の定偏波ファイバ5から直線偏波の信号光INが入射される。信号光INは、レンズ7及びサファイア窓8を介して光導波路2の入射端面に送られる。この信号光INの偏波方向の入射角度は、従来のように光導波路2の垂直方向に対して45°±0.5 °に調整する必要はなく、任意の角度とすることが可能である。
【0022】
光導波路2に入射された信号光INは、偏波回転部10を通過することで偏波が回転される。この偏波回転部10の具体的な動作は、RF信号発生器12からのRF信号が電極11に印加されることで弾性表面波が電極11から発生する。この弾性表面波が、吸収体14A,14B及び高濃度チタン拡散領域13で囲まれた領域内の基板表面を光導波路2に沿って伝搬することで、音響光学効果により光導波路2に変化が生じる。このときの光導波路2の状態は、結晶軸がずれた結晶が周期的に並んだ状態と等価と考えられる。このため、偏波回転部10を通る直線偏波の信号光INの偏波が回転されるようになる。このとき、偏波の回転される信号光の波長は、弾性表面波の周波数に依存し、また、偏波の回転角度は、弾性表面波を発生させるRF信号の電圧V1及び吸収体14A,14Bの間の距離に依存する。このため、入射される信号光INの波長に対応した周波数のRF信号を電極に印加し、そのRF信号の電圧V1を変化させることで、信号光INの偏波の角度を任意に変えることができる。RF信号の電圧V1は、偏波回転部10から出力される信号光の偏波方向が、光導波路2の垂直方向に対して45°となるように設定される。この電圧V1の具体的な設定は、例えば、後述するように本偏波スクランブラーから出射される信号光OUTの偏光度をモニタして、その偏光度を最小にするフィードバック制御等によって決定される。
【0023】
偏波回転部10から出力された信号光は、偏波スクランブル部20を通過することで偏波がスクランブルされる。この偏波スクランブル部20の具体的な動作は、偏波方向を45°傾けて入射された直線偏波の信号光が、垂直成分と水平成分に分解される。このとき光導波路2上に設けた信号電極21に変調信号を与えることで、光導波路2の垂直成分と水平成分の屈折率が電気光学効果により変化して、光導波路2内を伝わる各方向成分の速度が変わる。これにより、信号光の垂直成分と水平成分とに位相差が生じて、出射される信号光OUTの偏光状態がランダムに変化する。
【0024】
ここで、RF信号の電圧V1及び変調信号の電圧V2のフィードバック制御について説明する。
図4は、偏波スクランブラーモジュールと制御部の構成例を示すブロック図である。
図4において、制御部40は、偏光度検出手段としての偏光度(DOP)検出器41、制御手段としてのフィードバック回路42,43及び光カプラ44、から構成される。光カプラ44は、偏波スクランブラーモジュールから出射された信号光OUTの一部を分岐して偏光度検出器41に送るものである。偏光度検出器41は、例えば、光カプラ44で分岐された信号光を図示しない回転検光子に通し、透過強度の最大値とこれに直角方向の強度の最小値を測定して偏光度を算出しその値を電圧で出力する。フィードバック回路42,43は、偏光度検出器41からの出力に応じて変調信号の電圧V2及びRF信号の電圧V1を調整するフィードバック信号を出力する。
【0025】
このフィードバック制御の方法としては、例えば、RF信号及び変調信号の各電圧V1,V2にそれぞれ弱い振幅変調をかけておき、その振幅変調による偏光度の変動量が0に近づくように、各電圧V1,V2の値を順に変更して制御する。これにより、偏波スクランブラーから出射される信号光の偏光度が最小となるように、偏波回転部10及び偏波スクランブル部20の動作が制御される。なお、電圧V1,V2の制御方法は、上記に限られるものではない。
【0026】
このように第1の実施形態によれば、偏波スクランブル部20の前段に偏波回転部10を設けたことにより、光導波路2に入射される直線偏波の信号光の偏波を任意に回転可能となるため、偏波スクランブラー組立時における直線偏波の入射角度の調整が不要になり、製造性の向上を図ることができる。また、組立後に直線偏波の入射角度を調整することができるため、部品の経時劣化等による偏光度の変化にも柔軟に対処することが可能である。特に、出射された信号光の偏光度を監視してフィードバック制御を行なえば、電圧V1,V2を最適値に調整できるので、偏光度が最小となる状態を確実に維持することができる。さらに、偏波回転部10及び偏波スクランブル部20を1つの基板上に形成したことで、より製造し易い偏波スクランブラーとなる。
【0027】
次に、第2の実施形態について説明する。
図5は、第2の実施形態の偏波スクランブラーに用いられるチップの構成を示す上面図である。
図5において、本偏波スクランブラーは、第1の実施形態の構成と同様の偏波回転部10及び偏波スクランブル部20に加えて、偏波回転部10の前段に直線偏波変換手段としての直線偏波変換部30が、1つのチップ1上に形成される。このチップ1は、上述の図3に示した第1の実施形態の場合と同様に、パッケージ3内に実装される。ただし、本実施形態でパッケージ3に固定される入射側光ファイバ5は、定偏波ファイバに代えて、出射側光ファイバ6と同様の通常のシングルモードファイバが用いられる。
【0028】
直線偏波変換部30は、入射側端部に交差型導波路の偏光ビームスプリッタ(以下、PBSとする)35が形成される。このPBS35には、2つの入力ポートのうちの一方(図5では上側)に信号光INが入射され、ここでは他方の入力ポートは使用しない。入射された信号光INは、TMモードとTEモードとに分離され、それぞれ別の光導波路2に送られる。図5には、TMモード成分が上側の光導波路2に送られ、TEモード成分が下側の光導波路2に送られる場合が示してある。TEモード成分が伝わる下側の光導波路2部分には、偏波回転部10と同様な構成の、電極31、RF信号発生器32、高濃度チタン拡散領域33及び吸収体34A,34Bが設けられ、電極31から弾性表面波を発生させる機構が形成されている。ただし、RF信号発生器32は、下側の光導波路2を通る信号光の偏波を90°回転させるような電圧(振幅)V3のRF信号を発生する。この機構による音響光学効果によって、TEモード成分の偏波が90°回転されてTMモードにモード変換される。そして、上側の光導波路2及び下側の光導波路2を伝わる各TMモード成分が、光合波器36によって合波される。
【0029】
なお、ここではTEモード成分をモード変換させる構成としたが、TMモードをモード変換させる構成であってもよい。また、光合波器36は、入射側と同様に偏光ビームスプリッタを用いてもよい。
このように直線偏波変換部30では、任意の偏波状態で入射される信号光INがTMモードのみの直線偏波に変換されて偏波回転部10に送られるようになる。直線偏波の信号光が入射された偏波回転部10は、第1の実施形態の場合と同様に、信号光の偏波方向が光導波路2の垂直方向に対して45°となるように偏波を回転させる。そして、偏波回転部10から出力された信号光は、偏波スクランブル部20に送られ、偏波スクランブルされて出射される。なお、RF信号の電圧V1及び変調信号の電圧V2の制御は、上述した第1の実施形態の場合と同様である。
【0030】
このように第2の実施形態によれば、偏波回転部10の前段に直線偏波変換部30を設けたことで、入射される信号光の偏波状態によらずに偏波スクランブルを行なうことができる。これにより、入力偏波無依存性の偏波スクランブラーを実現できる。また、高価な定偏波ファイバに代えてシングルモードファイバを入射側光ファイバ5として使用できるため、偏波スクランブラーの低コスト化が可能である。
【0031】
次に、第3の実施形態について説明する。
図6は、第3の実施形態の偏波スクランブラーに用いられるチップの構成を示す上面図である。
図6において、本偏波スクランブラーの構成が第2の実施形態の構成と異なる部分は、直線偏波変換部30に代えて、直線偏波変換部30’を用いた部分である。これ以外の部分は第2の実施形態の構成と同様である。
【0032】
直線偏波変換部30’は、TEモード成分をモード変換させる機構として、第2の実施形態で用いた弾性表面波を発生させる機構の代わりに、図で下側の光導波路2中に結晶軸を45°傾けた1/2波長板37を挿入したものである。この1/2波長板37をTEモード成分が通過すると、偏波が90°回転されてTMモードに変換される。そして、上側の光導波路2及び下側の光導波路2を伝わる各TMモード成分が、光合波器36によって合波され、TMモードのみの直線偏波の信号光が偏波回転部10に送られる。なお、ここでは1/2波長板37を下側の光導波路2に挿入するようにしたが、1/2波長板37を上側の光導波路2に挿入してTMモード成分をモード変換させるようにしてもよい。
【0033】
このように第3の実施形態によれば、モード変換を行なう機構として1/2波長板37を用いても、第2の実施形態の場合と同様の効果を得ることができる。ただし、1/2波長板37を用いる場合、モード変換できる信号光の波長が1/2波長板37に依存することに注意する。波長多重信号光を扱うときには、RF信号の周波数を変えることで任意の波長に対応可能な上述した第2の実施形態の構成とするのが好ましい。1つの波長または1/2波長板37で対応可能な複数の波長の信号光を扱う場合には、第3の実施形態の構成とすることで、直線偏波変換部30’での電気的な制御が不要になるという利点がある。また、この場合には、図7に示すように、偏波回転部についても弾性表面波を発生させる機構に代えて、偏波を45°回転させる1/4波長板15を用いる構成とする応用も可能である。
【0034】
次に、第4の実施形態について説明する
図8は、第4の実施形態の偏波スクランブラーに用いられるチップの構成を示す上面図である。
図8において、本偏波スクランブラーの構成が第3の実施形態の構成と異なる部分は、第3の実施形態の直線偏波変換部30’でチップ1上に形成していたPBS35に代えて、複屈折結晶板38をチップ1の入力側に配置した部分である。これ以外の部分は第3の実施形態の構成と同様である。
【0035】
複屈折結晶板38は、入射される任意の偏波状態の信号光INを常光と異常光に分離して出力する。分離された常光及び異常光は、チップ1上に形成された2つの光導波路2の各入射端面に光学結合される。ここでは、常光が図8の上側の光導波路2に送られ、異常光が下側の光導波路2に送られるものとする。下側の光導波路2の途中には、第3の実施形態の場合と同様に1/2波長板37が挿入されていて、異常光の偏波が90°回転されて常光に変換される。そして、上側の光導波路2及び下側の光導波路2を伝わる各常光が、光合波器36によって合波され、常光のみの直線偏波の信号光が偏波回転部10に送られる。なお、ここでは1/2波長板37を下側の光導波路2に挿入するようにしたが、1/2波長板37を上側の光導波路2に挿入して常光を変換させるようにしてもよい。
【0036】
このように第4の実施形態によれば、複屈折結晶板38を用いて直線偏波変換部を構成しても、第3の実施形態の場合と同様の効果を得ることができる。
次に、第5の実施形態について説明する。
図9は、第5の実施形態の偏波スクランブラーに用いられるチップの構成を示す上面図である。
【0037】
図9において、本偏波スクランブラーの構成が第4の実施形態の構成と異なる部分は、第4の実施形態でチップ1上の光導波路2に挿入していた1/2波長板37を複屈折結晶板38の一方の出力端面に設けた部分である。これ以外の部分は第4の実施形態の構成と同様である。
1/2波長板37’は、ここでは複屈折結晶板38の異常光が出射される端面に、結晶軸を45°傾けた状態で固定されるものとする。この1/2波長板37’により、複屈折結晶板38から出射された異常光の偏波が90°回転されて常光と同じ状態に変換され、チップ1上の図で下側の光導波路2に送られる。そして、上側の光導波路2及び下側の光導波路2を伝わる各常光が、光合波器36によって合波され、常光のみの直線偏波の信号光が偏波回転部10に送られる。なお、ここでは1/2波長板37’を複屈折結晶板38の異常光が出射される端面に設けるようにしたが、常光が出射される端面に設けて常光を変換させるようにしてもよい。
【0038】
このように第5の実施形態によれば、1/2波長板37’を複屈折結晶板38の出力端面に設けるようにしても、第4の実施形態の場合と同様の効果を得ることができる。加えて、1/2波長板をチップ1上に設ける必要がないため、チップ1の製造が容易になって歩留が向上する。
なお、第4、5の実施形態では、偏波回転部10が弾性表面波を発生させる機構を有する場合を図8、9に示したが、上述の図7で示したように、1/4波長板15を用いた偏波回転部10’とすることも可能である。
【0039】
また、上述した各実施形態では、信号光の偏波を回転させる手段として、弾性表面波による音響光学効果を利用したり、1/2波長板を用いる場合を説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、ファラデー回転子等を利用してもよい。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、偏波スクランブル手段の前段に、光導波路、弾性表面波発生部、伝搬制限部および吸収体を有する音響光学効果を利用した偏波回転手段を設けたことによって、直線偏波の信号光の偏波を任意に回転できるため、組立時に直線偏波の入射角度を高い精度で調整する必要がなくなり、製造性の向上を図ることができる。また、組立後にも直線偏波の入射角度を調整することができるため、部品の経時劣化等による偏光度の変化にも柔軟に対処することが可能である。さらに、偏光度検出手段及び制御手段を設けることで、偏波回転手段における偏波回転角や偏波スクランブル手段で用いられる変調信号を偏波スクランブル手段からの出力光の偏光度に応じて最適な状態に制御することができる。加えて、偏波回転手段及び偏波スクランブル手段を1つの基板上に形成したことで、偏波スクランブラーの製造がより容易なものとなる。
【0041】
また、偏波回転手段の前段に直線偏波変換手段を設けたことで、入射される信号光の偏波状態によらずに信号光の偏波をスクランブルすることが可能となり、入力偏波無依存性の偏波スクランブラーを実現できる。これにより、入射側光ファイバに通常のシングルモードファイバを使用できるため、偏波スクランブラーの低コスト化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に用いられるチップの構成を示す上面図である。
【図2】同上第1の実施形態のチップの斜視図である。
【図3】同上第1の実施形態の偏波スクランブラーモジュールの断面図である。
【図4】同上第1の実施形態の偏波スクランブラーモジュールと制御部の構成例を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に用いられるチップの構成を示す上面図である。
【図6】本発明の第3の実施形態に用いられるチップの構成を示す上面図である。
【図7】同上第3の実施形態に関し、偏波回転部に1/4波長板を用いた場合の他のチップの構成を示す上面図である。
【図8】本発明の第4の実施形態に用いられるチップの構成を示す上面図である。
【図9】本発明の第5の実施形態に用いられるチップの構成を示す上面図である。
【図10】従来の電気光学効果を利用した偏波スクランブラーの一例を示す図である。
【符号の説明】
1…チップ
2…光導波路
3…パッケージ
4…リッド
5…入射側光ファイバ
6…出射側光ファイバ
7…レンズ
8…サファイア窓
10…偏波回転部
11,31…電極
12,32…RF信号発生器
13,33…高濃度チタン拡散領域
14A,14B,34A,34B…吸収体
15…1/4波長板
20…偏波スクランブル部
21…信号電極
22…変調信号発生器
23…アース電極
30〜30''' …直線偏波変換部
35…偏光ビームスプリッタ(PBS)
36…光合波器
37,37’…1/2波長板
38…複屈折結晶板
40…制御部
41…偏光度(DOP)検出器
42,43…フィードバック回路
Claims (10)
- 直線偏波の入力光の偏波を回転させる偏波回転手段と、
該偏波回転手段の出力光の偏波を変調信号に応じてスクランブルさせる偏波スクランブル手段と、
該偏波スクランブル手段の出力光の偏光度を検出する偏光度検出手段と、
該偏光度検出手段の検出結果に基づき、前記偏波回転手段による偏波回転角を制御する制御手段と、を備え、
前記偏波回転手段は、音響光学効果を有する基板に形成された光導波路と、該光導波路を伝わる信号光の波長に対応した周波数の弾性表面波を発生する弾性表面波発生部と、該弾性表面波発生部で発生した弾性表面波を前記光導波路に沿った所定の領域内に閉じ込めておく伝搬制限部と、該弾性表面波を吸収する吸収体と、を有し、
前記制御手段は、前記偏光度検出手段の検出結果に基づき、前記弾性表面波発生部に印加する電圧を制御することで偏波回転角の制御を行うことを特徴とする偏波スクランブラー。 - 直線偏波の入力光の偏波を回転させる偏波回転手段と、
該偏波回転手段の出力光の偏波を変調信号に応じてスクランブルさせる偏波スクランブル手段と、
該偏波スクランブル手段の出力光の偏光度を検出する偏光度検出手段と、
該偏光度検出手段の検出結果に基づき、前記偏波回転手段による偏波回転角および前記変調信号を制御する制御手段と、を備え、
前記偏波回転手段は、音響光学効果を有する基板に形成された光導波路と、該光導波路を伝わる信号光の波長に対応した周波数の弾性表面波を発生する弾性表面波発生部と、該弾性表面波発生部で発生した弾性表面波を前記光導波路に沿った所定の領域内に閉じ込めておく伝搬制限部と、該弾性表面波を吸収する吸収体と、を有し、
前記制御手段は、前記偏光度検出手段の検出結果に基づき、前記弾性表面波発生部に印加する電圧を制御することで偏波回転角の制御を行うことを特徴とする偏波スクランブラー。 - 前記偏波回転手段及び前記偏波スクランブル手段が、電気光学効果を有する1つの基板上に形成されたことを特徴とする請求項1または2記載の偏波スクランブラー。
- 入射される任意の偏波状態の信号光を直線偏波の信号光に変換する直線偏波変換手段を備え、該直線偏波変換手段から出力された信号光が前記偏波回転手段に入力される構成としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の偏波スクランブラー。
- 前記直線偏波変換手段が、信号光を互いに垂直な2つの偏波成分に分離する偏波分離部と、該偏波分離部で分離された一方の偏波成分を他方の偏波成分と同じ偏波に変換する偏波変換部と、該偏波変換部で変換された一方の偏波成分及び前記他方の偏波成分を合波する合波部と、を備えたことを特徴とする請求項4記載の偏波スクランブラー。
- 前記偏波変換部が、音響光学効果を利用して前記一方の偏波成分の偏波を90°回転させることを特徴とする請求項5記載の偏波スクランブラー。
- 前記偏波変換部が、1/2波長板を利用して前記一方の偏波成分の偏波を90°回転させることを特徴とする請求項5記載の偏波スクランブラー。
- 前記偏波分離部が、信号光をTMモード及びTEモードに分離する偏光ビームスプリッタを含むことを特徴とする請求項5〜7のいずれか1つに記載の偏波スクランブラー。
- 前記直線偏波変換手段、前記偏波回転手段及び前記偏波スクランブル手段が、電気光学効果を有する1つの基板上に形成されたことを特徴とする請求項5〜8のいずれか1つに記載の偏波スクランブラー。
- 前記偏波分離部が、信号光を常光及び異常光に分離する複屈折部材を含むことを特徴とする請求項5〜8のいずれか1つに記載の偏波スクランブラー。
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