JP3776035B2

JP3776035B2 - Agricultural machine

Info

Publication number: JP3776035B2
Application number: JP2001376428A
Authority: JP
Inventors: 俊彦加藤; 圭介渡里; 洋司石田
Original assignee: MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Current assignee: MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority date: 2001-12-10
Filing date: 2001-12-10
Publication date: 2006-05-17
Anticipated expiration: 2021-12-10
Also published as: JP2003169514A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗用田植機等の農作業機に関する。
【０００２】
【従来の技術】
乗用田植機等の農作業機においては、機体を圃場に乗り入れたり、圃場から出したりする際に、急傾斜な畦越えをする場合がある。この畦越えの際には、機体が前後に大きく傾斜するため、このような場合は、オペレータが降車した状態で操縦できるようにすることが好ましい。また、機体を遠隔の地に移動する場合には、該機体をトラック等の荷台に積んで運搬する場合もあり、この積み込み・積み下しの場合も、オペレータが降車した状態で、農作業機の機体を渡し板（傾斜板）の上を走行できるようにすることが望ましい。
【０００３】
これに対し、降車して操縦できるような補助ハンドルを、農作業機の前部に設けた技術は公知である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述したように、降車状態で操縦可能な補助ハンドルを設けた従来の農作業機では、走行クラッチの入切操作は、別途設けた専用の切換えレバーにより行わなければならなかったため、降車して操縦する場合には、クラッチ操作等が煩わしかった。
【０００５】
また、足を滑らせて転倒した場合等に、機体がそのまま走行を続ける不都合があった。
【０００６】
更に、例えば、オペレータが降車して補助ハンドルを走行停止位置に操作した状態で、次に乗車して機体を走行させようとする場合に、ブレーキが作動したままでは、操作性に欠けることになる。
【０００７】
本発明は、斯かる課題を解消するためになされたもので、その目的とするところは、降車して操作可能な歩行操作具と乗車して機体走行を制御するクラッチペダルとの連係を、容易に入切操作可能とした農作業機を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項１記載の発明は、機体（１６）にエンジン（２０）を搭載すると共に運転席（２８）を配置し、運転席に乗った作業者の操作により前記エンジンの回転をクラッチ機構（２９）を介して走行輪に伝達して走行しつつ農作業する農作業機において、
前記機体（１６）から降車した状態で、前記クラッチ機構（２９）を操作可能な歩行操作具（５０）と、
前記運転席（２８）で操作するクラッチペダル（３０）と前記歩行操作具（５０）とを連係する状態と連係を解除する状態に切換える連係操作具（５８）と、
前記クラッチペダル（３０）と前記歩行操作具（５８）とを連係した状態で、前記クラッチペダルを接続位置に付勢する付勢力より強い付勢力にて、前記歩行操作具（５０）を前記クラッチ機構（２９）が切位置となるように付勢する付勢手段（９０）と、を備えてなる、
ことを特徴とする農作業機にある。
【０００９】
請求項２記載の発明は、請求項１記載の農作業機において、ブレーキ機構（１２５）を備え、
前記連係操作具（５８）により前記クラッチペダル（３０）と前記歩行操作具（５０）とを連係した状態で、前記歩行操作具（５０）を操作することにより前記ブレーキ機構（１２５）と前記歩行操作具（５０）とを連係することを特徴とする。
【００１０】
請求項３記載の発明は、請求項１又は２記載の農作業機において、前記クラッチペダル（３０）を切位置にてロックするロック機構（６２）を備え、
前記連係操作具（５８）により前記クラッチペダル（３０）と前記歩行操作具（５０）とを連係した状態で、前記歩行操作具を操作することにより前記ロック機構（６２）のロックを解除してなる。
【００１１】
［作用］
本発明によれば、降車して操作可能で、かつ揺動により作業機本体（１６）の走行と停止とに切換え操作する歩行操作具（５０）と、該歩行操作具（５０）とクラッチペダル（３０）との連係を入切操作可能な連係操作具（５８）とを備えているので、例えば、降車して歩行操作具（５０）を走行停止位置に操作した状態であっても、オペレータが乗車して連係操作具（５８）を操作することにより、歩行操作具（５０）とクラッチペダル（３０）との連係を切操作可能であり、例えば乗車したまま走行操作を容易に行うことが可能となる。
【００１２】
なお、上述したカッコ内の符号は図面を参照するためのものであって、本発明を何ら限定するものではない。
【００１３】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
【００１４】
図１は、本発明に係る農作業機としての乗用田植機の全体側面図である。この乗用田植機１０は、前輪１２及び後輪１４に支持された走行機体１６を有し、該走行機体１６には、前部のボンネット１８内にエンジン２０が搭載されている。また、走行機体１６上には、ステアリングハンドル２４と座席シート２６、及び各種操作レバー等を有する運転席２８が配設されていて、この運転席２８のステップ面には、クラッチペダル３０とブレーキペダル（図示せず）が配設されている。
【００１５】
前記エンジン２０の後部には、該エンジン２０と一体的で、前輪１２が軸支されたミッションケース２２が取付けられていて、該エンジン２０の動力は、ベルト式無段変速機構を介してミッションケース２２に入力されている。該入力された動力は、ミッションケース２２で変速されて前輪１２に伝達されると共に、走行ＰＴＯ軸１２２（図１８参照）を介して後輪１４に伝達されている。更に、ミッションケース２２の後部から、植付ＰＴＯ（図示せず）を介して作業用の動力が、後述する植付部３２に伝達されている。
【００１６】
走行機体１６の後方には、リンク機構３４を介して植付部３２が昇降自在に支持されていて、該植付部３２には多数の植付杆３６、フロー卜３７、及びマット苗を載置し得る苗載せ台３８が備えられている。なお、この植付部３２は、図示しない油圧シリンダ装置の伸縮作動により昇降制御される。
【００１７】
図２は、走行機体１６を構成する機体フレームと走行手段１５の概要を示しており、該走行手段１５は機体走行を制御するものであり、走行駆動力の伝達を入切操作可能なクラッチ機構２９と、走行駆動部に制動力を付与するブレーキ機構１２５とを有している。
【００１８】
同図において、機体左右両側に、前後方向に沿い２本のメインフレーム４０が延設され、該メインフレーム４０の前部は内方に向けて略々直角方向に折曲されて、エンジンベース４２に接続されている。このメインフレーム４０の長手方向の中間部には、ブラケット４４を介して横架フレーム４６が固定されている。また、メインフレーム４０の右側前部にはバッテリ載置フレーム４７が設けられ、更にその後方で該メインフレーム４０の側方には、サブフレーム４８が取付けられている。
【００１９】
この機体フレームに略々沿うように、クラッチペダル３０とクラッチ軸５６等を有するクラッチ機構２９と、ブレーキ連係レバー１００及びブレーキシュー１２６等を有するブレーキ機構１２５が配設されている。なお、これらクラッチ機構２９及びブレーキ機構１２５の詳細については後述する。
【００２０】
本実施の形態では、降車して操作可能で揺動によって作業機本体１６の走行と停止とに切換え操作する歩行操作具５０と、乗車して操作可能に配設され、機体走行を制御する走行手段１５と、前記歩行操作具５０と前記走行手段１５との連係を入切操作可能な連係操作具５８と、を備えている。
【００２１】
すなわち、図１乃至図３において、ボンネット１８の前方下部に、機体幅方向に延びる回動支点軸５２を中心として機体前後に回動自在な手動クラッチレバー（歩行操作具）５０が設けられている。この手動クラッチレバー５０は、降車して操作可能で、揺動操作により機体の走行と停止とに切換え可能であって、これを機体前方に回動操作すると（図１のＣ’側）、機体は走行側に切換えられ、また、この位置から手を放すと、後述するスプリングの付勢圧で元の位置に自動復帰し（図１のＣ側）、機体は走行停止側に切換えられる。
【００２２】
前記手動クラッチレバー５０は、図３及び図４に示すように、取付基部側を前記回動支点軸５２に回動自在に軸着された左右略々対象のレバー部材４５，４５と、該レバー部材４５，４５にボルト固定された左右の中空部材５０ａ，５０ａと、これら左右の中空部材５０ａ，５０ａを先端側で一体的に連結する連結ステー４９とを有している。この中空部材５０ａ，５０ａの先端把持部には、ラバー部材５０ｂ，５０ｂが被覆されている。
【００２３】
また、前記中空部材５０ａは、手動クラッチレバー５０が走行側に操作された状態、すなわち機体前方に回動操作された状態では、該中空部材５０ａに引張り力が付与されるように、基部側から先端把持側に向けて略々直線状に延設されていて、先端把持部は湾曲形成されている。
【００２４】
前記連結ステー４９には、長手方向の中間部で、かつ機体幅方向の略々中心位置に、圃場に引かれた線に沿ってトレース走行する際の目印となるセンタマーカ５４が取付けられている。このセンタマーカ５４は、ボルト５５により機体前後に回動調節可能に取付けられている。
【００２５】
次いで、手動クラッチレバー５０とクラッチ機構２９との連係について説明する。
【００２６】
図５乃至図７において、クラッチペダル３０を踏み込むことにより、該ペダルに連結されたクラッチ軸５６を介して、ミッションケース２２に設けられたクラッチアーム（図示せず）が作動し、ディスククラッチの入断が行われる。このクラッチ軸５６と、手動クラッチレバー５０の回動支点軸５２との中間位置には、これら回動支点軸５２及びクラッチ軸５６と略々平行に、連係操作レバー５８の支点軸５９と、その前方に連係プレート６０の支点軸６１とが、ベースプレート５７に植立されている（図６参照）。前記連係プレート６０には、くぼみ部６０ｂを有する長孔６０ａが形成されている。
【００２７】
また、前記支点軸５９には、連係操作レバー５８に対面配置されたロックレバー（ロック機構）６２が回動可能に軸着されていて、該ロックレバー６２と前記連係操作レバー５８とは、ピン６４により一体的に回動可能に連結されている。該ロックレバー６２には、鉤状のフック部６２ａと、その近傍に長孔６２ｂが形成されている。
【００２８】
また、これら連係操作レバー５８及びロックレバー６２に対し、支点軸５９の軸方向に微小間隙を隔てて、前記支点軸５９を中心として回動可能な側面視Ｌ字状の係合板６６が対面配置されている。この係合板６６の水平辺には、係合ピン６６ａが植設されていると共に、垂直辺の上部には突起６６ｂが形成されている。
【００２９】
前記連係操作レバー５８（及びロックレバー６２）は、前記支点軸５９を中心として回動可能かつ該支点軸５９の軸方向にスライド操作可能に配置されている。そして、連係操作レバー５８を、支点軸５９を中心として略々Ｕ字状に回動操作及びスライド操作すると、図８に示すように、該連係操作レバー５８をガイドプレート６８の２箇所の案内部６８ａ，６８ｃに夫々係合することができる。
【００３０】
すなわち、図８において、連係操作レバー５８が、一方の案内部６８ａに係合された状態（通常位置）では、通常通り、クラッチペダル３０のみによるクラッチ入切動作が可能となる。また、連係操作レバー５８を支点軸５９の軸方向にスライド操作後、他方の案内部６８ｃに係合した状態（連動位置）では、クラッチペダル３０又は手動クラッチレバー５０によるクラッチ入切動作が可能となる。更に、連係操作レバー５８が、前記案内部６８ｂに係合した状態（解除位置）では、手動クラッチレバー５０によるクラッチ操作及びブレーキ操作を行うことはできない。
【００３１】
すなわち、本実施の形態では、前記ガイドプレート６８に平面視略々Ｕ字状の案内部６８ａ〜６８ｃを形成したので、連係操作レバー５８の切換え位置が明確になり誤操作を防止することができる。例えば、オペレータは降車した位置から連係操作レバー５８のレバー位置を明確に把握できるので、該レバーが不用意に外れたとしても、直ちに気付いて対応することができる。また、この案内部６８ｂと案内部６８ｃとの間に傾斜部６８ｄを設けたので、この傾斜部６８ｄが連係操作レバー５８をガイドする役目を果たすと共に、連係操作レバー５８の戻り防止の役目を果たす。更に、連係操作レバー５８を、前記案内部６８ａ，６８ｃの間で切換え操作する場合に、切換え操作方向をＵ字形としたので、連係操作レバー５８の操作範囲を小さくできるので、該レバー近傍のスペースを広くとることができる。
【００３２】
また、前述した図６及び図７において、クラッチペダル３０のアーム３０ａと前記連係プレート６０とは、両端部をピン７２，７４で軸着された連係ロッド７０によって接続されている。このため、クラッチペダル３０を踏込み操作すると、この連係ロッド７０を介して連係プレート６０が図の時計方向に回転する。なお、クラッチペダル３０のアーム３０ａには、ロックピン３０ｂが設けられている。
【００３３】
更に、図６及び図７において、手動クラッチレバー５０には、その基端側にレバーアーム５１が一体固定されていて、このレバーアーム５１は回動支点軸５２に回動可能に軸着されている。この回動支点軸５２には、三角プレート８２が回動可能に軸着されていて、この三角プレート８２には、ピン８６を介して連係アーム８４の一端が軸着されている。この連係アーム８４の他端側には、長孔８４ａが形成されていて、この長孔８４ａに、係合板６６に植設された係合ピン６６ａが嵌合されている。また、連係アーム８４と連係プレート６０とは、該連係アーム８４に植設されたピン８７が、連係プレート６０の長孔６０ａに嵌入されている。
【００３４】
一方、前記三角プレート８２の一辺には、ばね９０で付勢されたピストンロッド９１の一端が当接されていて、該三角プレート８２の他の辺は、前記レバーアーム５１に植設されたピン５３に当接されている。こうして、前述したばね９０の付勢圧により、手動クラッチレバー５０は、ピン５３とレバーアーム５１を介して回動支点軸５２を中心として図の時計方向に常時付勢されている。
【００３５】
このため、手動クラッチレバー５０から手を放すと、該手動クラッチレバー５０はばね９０の付勢圧により元の位置（走行停止側）に自動復帰するように構成されている。
【００３６】
以上により、手動クラッチレバー５０とクラッチペダル３０とが、図６のように連係されていない状態では、クラッチペダル３０の踏込みによって、連係プレート６０は、連係ロッド７０を介して押圧され、支点軸６１を中心として図の時計方向に回転する。しかし、この場合、連係アーム８４に植設されたピン８７は、連係プレート６０の長孔６０ａ内を自由に移動できるため、該連係プレート６０の回転は連係アーム８４には伝達されない。よって、この状態では、手動クラッチレバー５０とクラッチ機構２９とは連動関係にはなっていない。
【００３７】
一方、図９に示すように、手動クラッチレバー５０はブレーキ機構（駐車ブレーキ機構）１２５にも連係されている。
【００３８】
すなわち、ブレーキ機構１２５は、ブレーキ連係レバー１００とブレーキ作動ロッド１２０、及びブレーキシュー１２６（図２参照）等を有し、手動クラッチレバー５０の基端側のレバーアーム５１に植設されたピン５３には、ブレーキ連係レバー１００の一端が連結されている。また、このブレーキ連係レバー１００の他端側は、係合ピン１０２を介して切換えプレート１０４の長孔１０４ａに係合されていると共に、取付ピン１０６とスプリング１０８を介してインナワイヤ１１０の一端に接続されている。このインナワイヤ１１０の他端は、前述したクラッチ系の係合板６６に連結されている。
【００３９】
更に、前記切換えプレート１０４は、図１０に示すように、枢軸１１２を中心として揺動自在に軸着され、該枢軸１１２の左右両側には、２つの穴１１４，１１６が穿設されている。この２つの穴１１４，１１６のうち、一方の穴１１４には捩りばね１１８が装着され、他方の穴１１６にはブレーキ作動ロッド１２０の一端が軸着されている。
【００４０】
そして、図９の状態では、ブレーキ連係レバー１００の係合ピン１０２と切換えプレート１０４とは、長孔１０４ａが介在することにより連動する関係にはなっていない。このため、手動クラッチレバー５０と駐車ブレーキは連動しない。
【００４１】
次いで、図１１に示すように、クラッチペダル３０を踏込み、連係操作レバー５８をロックレバー６２と共に矢印方向に引いて、クラッチペダル３０のロックピン３０ｂをロックレバー６２のフック部６２ａに引っ掛ければ、クラッチペダル３０は踏込み状態にロックされる。このように、クラッチペダル３０を踏み込んだ状態で固定できるので、後述するように、その状態で機体から降車しても機体が動き出すことはない。
【００４２】
また、本実施の形態では、連係操作レバー５８とロックレバー６２のフック部６２ａとを一体的に連動させたことで、該連係操作レバー５８を操作して、手動クラッチレバー５０とクラッチペダル３０とを連係する際に、該クラッチペダル３０を切位置に操作するロック機構（６２，６２ａ，３０ｂ）を有しているので、クラッチをロックした状態で降車することができ、その後に手動クラッチレバー５０を操作することができる。また、このようにすれば、クラッチペダル３０をロックするための専用のロック手段を設ける必要がないため、その分、設置スペースの削減を図ることができる。
【００４３】
次いで、図１２に示すように、このペダルロック状態から、連係操作レバー５８を支点軸５９の軸方向にスライド操作すると、ロックレバー６２の長孔６２ｂに係合板６６の突起６６ｂが嵌入して、連係操作レバー５８と係合板６６とが一体となり、この状態で連係操作レバー５８を矢印方向に操作すると、両レバーが一体で同方向に回動する。
【００４４】
これに伴い、連係アーム８４の長孔８４ａに嵌入されている係合板６６の係合ピン６６ａが、該長孔８４ａの端部に当接し、連係アーム８４をその長手方向に引張る。
【００４５】
これにより、ピン８７が連係プレート６０の長孔６０ａのくぼみ部６０ｂに落ち込み、手動クラッチレバー５０とクラッチペダル３０とが連係されて連動関係になる。その後、ロックレバー６２のフック部６２ａがクラッチペダル３０のロックピン３０ｂから離れ、ペダルロックは解除される。しかし、クラッチペダル３０が元に戻ろうとしても（連結ロッド７０が矢印方向に移動しようとしても）、前記ピン８７がくぼみ部６０ｂに落ち込んでいて、ばね９０の付勢力がクラッチペダル３０の付勢力より強いため、戻ることはできず、クラッチ切状態が維持される。
【００４６】
一方、図１３に示すように、連係操作レバー５８を、手動クラッチレバー５０での操作が可能となる位置に操作すると、係合板６６が支点軸５９を中心として図の反時計方向に回動してインナワイヤ１１０が引張られた状態になる。
【００４７】
次いで、図１４に示すように、手動クラッチレバー５０を機体前方（矢印Ｃ’側）に回動操作すると、クラッチペダル３０が元に戻り、クラッチが接続される。これにより、走行機体１６はエンジン２０の動力で走行できる。
【００４８】
このように、手動クラッチレバー５０とクラッチとが連動した状態で、該手動クラッチレバー５０を前方に倒すと、クラッチペダル３０が持ち上り、手動クラッチレバー５０を戻すとクラッチペダル３０が下がるので、目視にてクラッチが切れているか否かを確認することができる。
【００４９】
なお、この場合、例えば図１５に示すように、手動クラッチレバー５０と副変速レバー１５０とを連結し、超低速でのみ手動クラッチレバー５０が作動するようにしても良い。すなわち、副変速レバー１５０を走行側に操作しているときは、ワイヤ１５２を介して接続されたピン１５４が、スプリング１５６の付勢力に抗して連係操作レバー５８の孔（図示せず）から引出されていて、該連係操作レバー５８と係合板６６とは連係されていない。そして、副変速レバー１５０を超低速側に操作すると、ワイヤ１５２が緩み、スプリング１５６の付勢力によりピン１５４が連係操作レバー５８の孔に入り、該連係操作レバー５８と係合板６６とが連係される。
【００５０】
これにより、手動クラッチレバー５０とクラッチとが連繋されるが、この実施の形態によれば、副変速レバー１５０が超低速側に操作されている場合にのみ、手動クラッチレバー５０とクラッチとが連繋されるので安全である。
【００５１】
一方、図１６に示すように、手動クラッチレバー５０を、回動支点軸５２を中心として機体前方（矢印Ｃ’側）に回動操作すると、ブレーキ連係レバー１００は矢印方向（図の右方）に押されると共に、該ブレーキ連係レバー１００の他端側は、インナワイヤ１１０とスプリング１０８を介して図の斜め右上方に引張られているため、係合ピン１０２が右方に移動して、長孔１０４ａのくぼみ部１０４ｂと係合する。
【００５２】
すなわち、連係操作レバー５８を矢印方向に操作して、係合板６６に連結されているインナワイヤ１１０を引き、ブレーキ連係レバー１００を図の上方に付勢した状態で、手動クラッチレバー５０を機体前方に回動操作して一度クラッチ入に操作すると、手動クラッチレバー５０を戻したときにブレーキ機構１２５が作動する。
【００５３】
このとき、ブレーキ連係レバー１００を捩りばね１１８の付勢力に抗して上方に付勢する力は、該捩りばね１１８を撓ませる程度で良いので、連係操作レバー５８の操作荷重は少なくて良い。
【００５４】
この状態で、図１７に示すように、手動クラッチレバー５０を機体後方（矢印Ｃ側）に戻し操作すると、ブレーキ連係レバー１００が矢印方向（図の左方）に引かれ、切換えプレート１０４は、枢軸１１２を中心として時計方向（矢印方向）に回動し、これによりブレーキ作動ロッド１２０が図面下方（矢印方向）に移動し、ブレーキ機構１２５が制動作動する。
【００５５】
このため、本実施の形態によれば、手動クラッチレバー５０が機体前方（走行側）に操作保持されている場合にのみ、機体走行が可能となり、手を放せば自動的に元の位置に復帰して駐車ブレーキが作動する。すなわち、手動クラッチレバー５０が機体前方に回動操作されている場合には、機体走行が可能となり、手動クラッチレバー５０が機体上方（走行停止側）に復帰した状態では、駐車ブレーキが作動して走行が停止するようになっている。
【００５６】
図１８は、前述したブレーキ機構（駐車ブレーキ機構）１２５の要部構成を示している。
【００５７】
同図において、走行ＰＴＯ軸１２２の外周に溝付きプーリ１２４が一体回転可能に配置され、この溝付きプーリ１２４の上方に、ブレーキシュー１２６が対向配置されている。このブレーキシュー１２６は、一端が回動支点１２８に回動自在に軸着され、中途部はスプリング１３０によりブレーキを解除する方向に付勢され、他端にはカラー１３２が固定されている。このカラー１３２には、ブレーキ作動ロッド１２０が摺動自在に嵌合され、かつ該カラー１３２は、ばね（圧縮）１３４により常時図面下方に付勢されている。
【００５８】
そして、このばね（圧縮）１３４の圧力によりカラー１３２が下方に移動すると、これと一体にブレーキシュー１２６が回動支点１２８を中心として下方に回動し、駐車ブレーキが作動する。一方、切換えプレート１０４により、カラー１３２の下方への移動が規制されていると、ブレーキシュー１２６は、スプリング１３０により上方に移動され、駐車ブレーキは作動しない。
【００５９】
なお、以上説明した本実施の形態では、走行手段１５として、クラッチ機構２９とブレーキ機構１２５を備え、連係操作レバー５８の操作に基づき、手動クラッチレバー５０とクラッチ機構２９及びブレーキ機構１２５との連係を入切操作可能とした場合について説明したが、これに限らず、例えば連係操作レバー５８の操作に基づき、手動クラッチレバー５０とクラッチ機構２９又はブレーキ機構１２５との連係を入切操作可能としても良い。
【００６０】
次に、作用について簡単に説明する。
【００６１】
路上走行時や圃場での作業時には、ステアリングハンドル２４とクラッチペダル３０、及びブレーキペダル（図示せず）を操作して、機体走行を行う。ここで、例えば畦越えする場合に、急傾斜の畦の場合には機体が前後に大きく傾斜するため、オペレータが降車して操縦することが望ましい。
【００６２】
そこで、オペレータは機体を畦際に移動させ、乗車した状態でクラッチペダル３０を踏込み、連係操作レバー５８を案内部６８ａ〜６８ｃに沿い略々Ｕ字状に操作して、図８の連動位置に操作する。このとき、図１２に示すように、ロックレバー６２の長孔６２ｂに係合板６６の突起６６ｂが嵌入し、連係操作レバー５８と係合板６６とが一体で同方向に回動する。これに伴い、連係アーム８４の長孔８４ａに嵌入されている係合ピン６６ａが、該長孔８４ａの端部に当接し、連係アーム８４をその長手方向に引張る。
【００６３】
これにより、ピン８７が連係プレート６０の長孔６０ａのくぼみ部６０ｂに落ち込み、手動クラッチレバー５０とクラッチペダル３０とが連係される。このとき、クラッチは切断されている。
【００６４】
一方、図１３に示すように、係合板６６が、支点軸５９を中心として連係操作レバー５８と共に同方向に回動すると、インナワイヤ１１０が引張られるが、ブレーキ連係レバー１００の係合ピン１０２と切換えプレート１０４とは、長孔１０４ａにより連係されていないため、ブレーキ機構１２５は作動しない。
【００６５】
この状態でオペレータが降車し、図１４に示すように、手動クラッチレバー５０を機体前方（矢印Ｃ’側）に回動操作すると、クラッチペダル３０が元に戻り、クラッチが接続される。こうして、機体は畦際の傾斜面に沿って登坂走行を開始する。
【００６６】
このとき、ブレーキ連係レバー１００は、図１６に示すように、矢印方向（図の右方）に押されると共に、係合ピン１０２がインナワイヤ１１０により右方に移動して、長孔１０４ａのくぼみ部１０４ｂと係合し、ブレーキ機構１２５が連動可能状態となる。
【００６７】
このため、若しも登坂途中で、手動クラッチレバー５０から手を放したとすると、図１７に示すように、手動クラッチレバー５０は自動的に機体後方（矢印Ｃ側）に復帰する。これにより、ブレーキ連係レバー１００が矢印方向（図の左方）に引かれ、切換えプレート１０４は、枢軸１１２を中心として時計方向（矢印方向）に回動し、ブレーキ作動ロッド１２０が図面下方（矢印方向）に移動して、ブレーキ機構１２５が制動作動する。このため、機体の自重により該機体が畦からずり落ちたりすることが防止される。
【００６８】
やがて、畦越えが終わると、オペレータは手動クラッチレバー５０から手を放すが、このとき、機体にはブレーキ機構１２５が制動作動して停止している。そこで、オペレータは乗車し、連係操作レバー５８を図８の通常位置に操作する。これで、手動クラッチレバー５０とクラッチ機構２９及びブレーキ機構１２５との連係が解除され、通常のステアリングハンドル２４とクラッチペダル３０、及びブレーキペダル（図示せず）による走行操作を行うことができる。
【００６９】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項１記載の発明によれば、降車して操作可能で揺動操作により作業機本体の走行と停止を操作する歩行操作具を設けたことで、特に畦越え時や、他の車輌（トラック等）への積み込み・積み下ろしを行う場合等に、作業を容易に行うことができるものでありながら、歩行操作具と乗車して操作するクラッチペダルとの連係及び連係解除に切換える連係操作具を備えたので、通常の乗車状態でのクラッチペダルによる操作状況と、上述した畦越え等の歩行操作具による操作状況とを、例えば乗車したままで、容易に切換えることができる。
また、歩行操作具とクラッチペダルとの連係状態にあって、クラッチペダルの戻りスプリングより強い付勢力にて、歩行操作具をクラッチ機構切換え位置に付勢する付勢手段を備えているので、歩行操作具による操作時に、該歩行操作具から手を離す状況になると、クラッチ機構は自動的に切状態となって農作業機の走行が停止し、安全に畦越え等の歩行走行を行うことができる。
【００７０】
請求項２記載の発明によれば、請求項１記載の農作業機において、連係操作具によりクラッチペダルと歩行操作具とを連係した状態で、歩行操作具を１度クラッチ機構の入位置に操作する等により、歩行操作具とブレーキ機構とが自動的に連係され、歩行操作具をクラッチ機構の切位置にすると、ブレーキ機構が制動して、農作業機が自重により急坂をずり落ちることを防止できる。
【００７１】
請求項３記載の発明によれば、請求項１又は２記載の農作業機において、連係操作具により、歩行操作具とクラッチペダルとを連係する状態で、該クラッチペダルを切位置にてロックするロック機構を備えてなるので、クラッチ機構をロックした状態で降車することができ、その後に歩行操作具を操作することによりロック機構のロックを解除するので、そのまま歩行操作具により畦越え等の操作を行うことができる。また、クラッチ機構をロックする専用のロック手段を設ける必要がないため、設置スペースの削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明が適用された乗用田植機の側面図である。
【図２】同上の走行機体を構成する機体フレームと、クラッチ及びブレーキ機構の概要を示す平面図である。
【図３】同上の正面図である。
【図４】センタマーカの取付状態の正面図である。
【図５】図２の要部の拡大平面図である。
【図６】手動クラッチレバーとクラッチ機構とが連係してない状態の側面図である。
【図７】同上の要部の拡大側面図である。
【図８】連係操作レバーの操作位置を示す平面図である。
【図９】手動クラッチレバーとクラッチ機構及びブレーキ機構とが連係してない状態の側面図である。
【図１０】切換えプレートの正面図である。
【図１１】クラッチペダルを踏込み、ペダルロックを行った状態の側面図である。
【図１２】手動クラッチレバーとクラッチ機構とが連係した状態を示す側面図である。
【図１３】手動クラッチレバーとクラッチ機構とが連係され、ブレーキ機構とは連係してない状態を示す側面図である。
【図１４】手動クラッチレバーの前方操作により、クラッチ入となった状態の側面図である。
【図１５】副変速レバーと連係操作レバーとの連係関係を示す図である。
【図１６】手動クラッチレバーの前方操作により、クラッチ入かつブレーキ解除された状態の側面図である。
【図１７】手動クラッチレバーの戻し操作により、クラッチ切かつブレーキ作動した状態の側面図である。
【図１８】ブレーキ機構の正面図である。
【符号の説明】
１０乗用田植機
１２前輪
１４後輪
１５走行手段
１６走行機体
２０エンジン
２２ミッションケース
２９クラッチ機構
３０クラッチペダル
３０ａクラッチアーム
３０ｂロックピン
５０手動クラッチレバー（歩行操作具）
５２回動支点軸
５４センタマーカ
５６クラッチ軸
５８連係操作レバー（連係操作具）
５９支点軸
６０連係プレート
６１支点軸
６２ロックレバー（ロック機構）
６２ａフック部
６６係合板
６８ガイドプレート
６８ａ，６８ｂ，６８ｃ案内部
９０ばね
１０４切換えプレート
１０４ａ長孔
１０４ｂくぼみ部
１２５ブレーキ機構
１２６ブレーキシュー[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an agricultural machine such as a riding rice transplanter.
[0002]
[Prior art]
Agricultural machines such as riding rice transplanters sometimes make steep ridge crossings when entering or leaving the field. When the vehicle crosses the heel, the airframe largely tilts back and forth. In such a case, it is preferable that the operator can control the vehicle while getting off the vehicle. In addition, when moving the aircraft to a remote location, the aircraft may be carried on a loading platform such as a truck, and in this loading / unloading, the operator must get off the It is desirable to allow the aircraft to run on a transfer plate (tilt plate).
[0003]
On the other hand, a technique in which an auxiliary handle that can be operated after getting off the vehicle is provided in the front part of the agricultural machine is known.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, as described above, in the conventional agricultural machine provided with an auxiliary handle that can be operated when getting off, the traveling clutch on / off operation has to be performed by a dedicated switching lever provided separately. When maneuvering, the clutch operation was troublesome.
[0005]
In addition, there is a disadvantage that the aircraft continues to run as it is when it slips and falls.
[0006]
Further, for example, when the operator gets off and operates the auxiliary handle to the travel stop position, and then tries to get on and run the aircraft, the operability is lacking if the brake is operated. .
[0007]
The present invention has been made to solve such a problem, and an object of the present invention is to easily link a walking operation tool that can be operated after getting off with a clutch pedal that gets on and controls the traveling of the aircraft. It is to provide an agricultural machine that can be turned on and off .
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the object, the invention according to claim 1 is characterized in that the engine (20) is mounted on the fuselage (16) and the driver's seat (28) is arranged, and the engine is operated by the operation of an operator on the driver's seat. In the agricultural machine that performs farming while traveling by transmitting the rotation to the traveling wheels via the clutch mechanism (29),
A walking operation tool (50) capable of operating the clutch mechanism (29) in a state of getting off the aircraft (16);
A linkage operation tool (58) for switching between a state in which the clutch pedal (30) operated in the driver seat (28) and the walking operation tool (50) are linked and a state in which the linkage is released;
In a state where the clutch pedal (30) and the walking operation tool (58) are linked together, the walking operation tool (50) is moved to the clutch with a biasing force stronger than a biasing force that biases the clutch pedal to the connection position. Biasing means (90) for biasing the mechanism (29) so as to be in the cut position;
It is in an agricultural machine characterized by that.
[0009]
The invention according to claim 2 is the agricultural machine according to claim 1, comprising a brake mechanism (125),
The brake mechanism (125) and the walking are operated by operating the walking operation tool (50) in a state where the clutch pedal (30) and the walking operation tool (50) are linked by the linkage operation tool (58). The operation tool (50) is linked .
[0010]
Invention of Claim 3 is provided with the lock mechanism (62) which locks the clutch pedal (30) in the cutting position in the agricultural machine according to Claim 1 or 2 ,
The lock mechanism (62) is unlocked by operating the walking operation tool in a state where the clutch pedal (30) and the walking operation tool (50) are linked by the linkage operation tool (58). Become.
[0011]
[Action]
According to the present invention, the walking operation tool (50) that can be operated after getting off and is switched between running and stopping of the work machine body (16) by swinging, the walking operation tool (50), and the clutch pedal. (30) is provided with a linkage operating tool (58) capable of turning on and off, so that, for example, even if the walking operation tool (50) is operated to the travel stop position after getting off, Can operate the linkage operation tool (58) to cut off the linkage between the walking operation tool (50) and the clutch pedal (30) . For example , it is possible to easily perform a traveling operation while riding. It becomes possible.
[0012]
In addition, the code | symbol in the parenthesis mentioned above is for referring drawings, Comprising: This invention is not limited at all.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0014]
FIG. 1 is an overall side view of a riding rice transplanter as an agricultural working machine according to the present invention. The riding rice transplanter 10 has a traveling machine body 16 supported by front wheels 12 and rear wheels 14, and an engine 20 is mounted on the traveling machine body 16 in a hood 18 at the front portion. On the traveling machine body 16, a steering wheel 24, a seat 26, and a driver's seat 28 having various operation levers are disposed. On the step surface of the driver's seat 28, a clutch pedal 30 and a brake pedal are provided. (Not shown) is provided.
[0015]
A transmission case 22 that is integral with the engine 20 and that is supported by the front wheel 12 is attached to the rear portion of the engine 20, and the power of the engine 20 is transmitted through a belt-type continuously variable transmission mechanism. 22 is input. The input power is shifted by the transmission case 22 and transmitted to the front wheel 12 and also transmitted to the rear wheel 14 via the traveling PTO shaft 122 (see FIG. 18). Further, working power is transmitted from the rear portion of the mission case 22 to a planting unit 32 described later via a planting PTO (not shown).
[0016]
A planting part 32 is supported at the rear of the traveling machine body 16 via a link mechanism 34 so as to be movable up and down, and a large number of planting rods 36, flow rods 37, and mat seedlings are placed on the planting unit 32. A seedling stage 38 that can be placed is provided. The planting part 32 is controlled to move up and down by an expansion and contraction operation of a hydraulic cylinder device (not shown).
[0017]
FIG. 2 shows an outline of the body frame and the traveling means 15 constituting the traveling body 16, and the traveling means 15 controls the traveling of the body, and a clutch mechanism capable of turning on and off the transmission of traveling driving force. 29, and a brake mechanism 125 that applies a braking force to the travel drive unit.
[0018]
In the figure, two main frames 40 are extended along the front-rear direction on both the left and right sides of the machine body, and the front portion of the main frame 40 is bent in a substantially right-angle direction toward the inward direction, so that the engine base 42 It is connected to the. A horizontal frame 46 is fixed to a middle portion of the main frame 40 in the longitudinal direction via a bracket 44. A battery mounting frame 47 is provided at the right front part of the main frame 40, and a sub frame 48 is attached to the side of the main frame 40 behind the battery mounting frame 47.
[0019]
A clutch mechanism 29 having a clutch pedal 30, a clutch shaft 56, and the like, and a brake mechanism 125 having a brake linkage lever 100, a brake shoe 126, and the like are disposed so as to substantially follow the body frame. Details of the clutch mechanism 29 and the brake mechanism 125 will be described later.
[0020]
In the present embodiment, the walking operation tool 50 that can be operated after getting off and is switched between running and stopping of the work machine main body 16 by swinging, and the travel that is disposed so as to be able to operate after getting on and control the vehicle running. Means 15 and a linkage operation tool 58 capable of turning on and off the linkage between the walking operation tool 50 and the running means 15.
[0021]
That is, in FIGS. 1 to 3, a manual clutch lever (walking operation tool) 50 is provided at the front lower portion of the bonnet 18 so as to be pivotable around the pivot fulcrum shaft 52 extending in the width direction of the fuselage. . The manual clutch lever 50 can be operated after getting off the vehicle, and can be switched between running and stopping by swinging operation. When this is operated to rotate forward (C ′ side in FIG. 1), the body Is switched to the traveling side, and when the hand is released from this position, it automatically returns to the original position by a biasing pressure of a spring described later (C side in FIG. 1), and the aircraft is switched to the traveling stop side.
[0022]
As shown in FIGS. 3 and 4, the manual clutch lever 50 includes substantially right and left lever members 45, 45 pivotally mounted on the rotation fulcrum shaft 52 on the mounting base side, and the lever. Left and right hollow members 50a, 50a fixed to the members 45, 45 by bolts, and a connecting stay 49 that integrally connects the left and right hollow members 50a, 50a on the distal end side. Rubber members 50b and 50b are coated on the tip gripping portions of the hollow members 50a and 50a.
[0023]
In addition, the hollow member 50a is arranged from the base side so that a tensile force is applied to the hollow member 50a when the manual clutch lever 50 is operated to the traveling side, that is, when the hollow member 50a is rotated forward. It extends substantially linearly toward the tip gripping side, and the tip gripping portion is curved.
[0024]
A center marker 54 is attached to the connecting stay 49 as a mark when the vehicle travels along a line drawn on the farm field at an intermediate portion in the longitudinal direction and at a substantially central position in the machine body width direction. . The center marker 54 is attached to the front and rear of the machine body by a bolt 55 so as to be adjustable.
[0025]
Next, the linkage between the manual clutch lever 50 and the clutch mechanism 29 will be described.
[0026]
5 to 7, when the clutch pedal 30 is depressed, a clutch arm (not shown) provided in the transmission case 22 is operated via the clutch shaft 56 connected to the pedal, and the disc clutch is engaged. Is done. An intermediate position between the clutch shaft 56 and the rotation fulcrum shaft 52 of the manual clutch lever 50 is substantially parallel to the rotation fulcrum shaft 52 and the clutch shaft 56. A fulcrum shaft 61 of the linkage plate 60 is planted on the base plate 57 forward (see FIG. 6). The linkage plate 60 is formed with a long hole 60a having a recess 60b.
[0027]
Further, a lock lever (lock mechanism) 62 disposed so as to face the linkage operation lever 58 is pivotally attached to the fulcrum shaft 59. The lock lever 62 and the linkage operation lever 58 are connected to each other by a pin. 64 is connected to be integrally rotatable. The lock lever 62 is formed with a hook-shaped hook portion 62a and a long hole 62b in the vicinity thereof.
[0028]
Further, an L-shaped engagement plate 66 in a side view that can rotate about the fulcrum shaft 59 is provided facing the linkage operation lever 58 and the lock lever 62 with a small gap in the axial direction of the fulcrum shaft 59. Has been. Engaging pins 66a are planted on the horizontal side of the engaging plate 66, and protrusions 66b are formed on the upper side of the vertical side.
[0029]
The linkage operation lever 58 (and the lock lever 62) is arranged to be rotatable about the fulcrum shaft 59 and to be slidable in the axial direction of the fulcrum shaft 59. Then, when the linkage operating lever 58 is rotated and slid in a substantially U shape around the fulcrum shaft 59, the linkage operating lever 58 is moved to two guide portions of the guide plate 68 as shown in FIG. 68a and 68c can be engaged respectively.
[0030]
That is, in FIG. 8, when the linkage operating lever 58 is engaged with one of the guide portions 68a (normal position), the clutch on / off operation using only the clutch pedal 30 is possible as usual. In addition, after the linkage operation lever 58 is slid in the axial direction of the fulcrum shaft 59 and engaged with the other guide portion 68c (interlocking position), the clutch on / off operation by the clutch pedal 30 or the manual clutch lever 50 can be performed. Become. Further, when the linkage operation lever 58 is engaged with the guide portion 68b (release position), the manual clutch lever 50 cannot be used for clutch operation and brake operation.
[0031]
That is, in the present embodiment, the guide plate 68 is provided with guide portions 68a to 68c that are substantially U-shaped in plan view, so that the switching position of the linkage operation lever 58 becomes clear and erroneous operation can be prevented. For example, since the operator can clearly grasp the lever position of the linkage operation lever 58 from the position of getting off, even if the lever is inadvertently removed, it can be immediately noticed and dealt with. In addition, since the inclined portion 68d is provided between the guide portion 68b and the guide portion 68c, the inclined portion 68d serves to guide the linkage operation lever 58 and also serves to prevent the linkage operation lever 58 from returning. . Further, when the linkage operation lever 58 is switched between the guide portions 68a and 68c, the switching operation direction is U-shaped, so that the operation range of the linkage operation lever 58 can be reduced. Can be taken widely.
[0032]
6 and 7 described above, the arm 30a of the clutch pedal 30 and the linkage plate 60 are connected to each other by a linkage rod 70 that is pivotally supported by pins 72 and 74 at both ends. Therefore, when the clutch pedal 30 is depressed, the linkage plate 60 rotates in the clockwise direction in the drawing via the linkage rod 70. The arm 30a of the clutch pedal 30 is provided with a lock pin 30b.
[0033]
Further, in FIGS. 6 and 7, a lever arm 51 is integrally fixed to the manual clutch lever 50 on the base end side, and this lever arm 51 is pivotally attached to a rotation fulcrum shaft 52. Yes. A triangular plate 82 is pivotally attached to the pivot fulcrum shaft 52, and one end of a linkage arm 84 is pivotally attached to the triangular plate 82 via a pin 86. A long hole 84a is formed on the other end side of the linkage arm 84, and an engagement pin 66a implanted in the engagement plate 66 is fitted into the long hole 84a. In addition, the linkage arm 84 and the linkage plate 60 have a pin 87 implanted in the linkage arm 84 fitted in the long hole 60 a of the linkage plate 60.
[0034]
On the other hand, one end of a piston rod 91 biased by a spring 90 is brought into contact with one side of the triangular plate 82, and the other side of the triangular plate 82 is a pin implanted in the lever arm 51. 53 abuts. Thus, the manual clutch lever 50 is always urged clockwise around the rotation fulcrum shaft 52 via the pin 53 and the lever arm 51 by the urging pressure of the spring 90 described above.
[0035]
For this reason, when the hand is released from the manual clutch lever 50, the manual clutch lever 50 is automatically returned to the original position (travel stop side) by the biasing pressure of the spring 90.
[0036]
As described above, when the manual clutch lever 50 and the clutch pedal 30 are not linked as shown in FIG. 6, the linkage plate 60 is pressed via the linkage rod 70 by the depression of the clutch pedal 30, and the fulcrum shaft 61. Rotate clockwise around the center of the figure. However, in this case, since the pin 87 implanted in the linkage arm 84 can freely move in the long hole 60 a of the linkage plate 60, the rotation of the linkage plate 60 is not transmitted to the linkage arm 84. Therefore, in this state, the manual clutch lever 50 and the clutch mechanism 29 are not linked.
[0037]
On the other hand, as shown in FIG. 9, the manual clutch lever 50 is also linked to a brake mechanism (parking brake mechanism) 125.
[0038]
That is, the brake mechanism 125 includes the brake linking lever 100, the brake operating rod 120, the brake shoe 126 (see FIG. 2), and the like, and the pin 53 that is implanted in the lever arm 51 on the proximal end side of the manual clutch lever 50. Is connected to one end of the brake linkage lever 100. The other end of the brake linking lever 100 is engaged with the elongated hole 104a of the switching plate 104 via the engaging pin 102 and connected to one end of the inner wire 110 via the mounting pin 106 and the spring 108. Has been. The other end of the inner wire 110 is connected to the aforementioned engagement plate 66 of the clutch system.
[0039]
Further, as shown in FIG. 10, the switching plate 104 is pivotally mounted about a pivot 112, and two holes 114 and 116 are formed on both left and right sides of the pivot 112. A torsion spring 118 is attached to one of the two holes 114 and 116, and one end of the brake operating rod 120 is axially attached to the other hole 116.
[0040]
In the state shown in FIG. 9, the engagement pin 102 of the brake linking lever 100 and the switching plate 104 are not in an interlocking relationship due to the long hole 104a. For this reason, the manual clutch lever 50 and the parking brake are not interlocked.
[0041]
Next, as shown in FIG. 11, when the clutch pedal 30 is depressed, the linkage operation lever 58 is pulled together with the lock lever 62 in the direction of the arrow, and the lock pin 30b of the clutch pedal 30 is hooked on the hook portion 62a of the lock lever 62, The clutch pedal 30 is locked in the depressed state. Thus, since the clutch pedal 30 can be fixed in the depressed state, as described later, the aircraft does not start moving even if the vehicle gets off in that state.
[0042]
Further, in the present embodiment, the linkage operation lever 58 and the hook portion 62a of the lock lever 62 are integrally interlocked so that the linkage operation lever 58 is operated so that the manual clutch lever 50, the clutch pedal 30, and the like. Since the lock mechanism (62, 62a, 30b) for operating the clutch pedal 30 to the disengaged position is provided, the vehicle can be dismounted with the clutch locked, and then the manual clutch lever 50 Can be operated. Further, if this is done, there is no need to provide a dedicated locking means for locking the clutch pedal 30, so that the installation space can be reduced accordingly.
[0043]
Next, as shown in FIG. 12, when the linkage operating lever 58 is slid in the axial direction of the fulcrum shaft 59 from this pedal locked state, the projection 66b of the engaging plate 66 is fitted into the elongated hole 62b of the lock lever 62, The linkage operation lever 58 and the engagement plate 66 are integrated, and when the linkage operation lever 58 is operated in the arrow direction in this state, both levers are integrally rotated in the same direction.
[0044]
Along with this, the engagement pin 66a of the engagement plate 66 fitted in the long hole 84a of the linkage arm 84 comes into contact with the end of the long hole 84a and pulls the linkage arm 84 in the longitudinal direction.
[0045]
As a result, the pin 87 falls into the recessed portion 60b of the long hole 60a of the linkage plate 60, and the manual clutch lever 50 and the clutch pedal 30 are linked to be linked. Thereafter, the hook 62a of the lock lever 62 is separated from the lock pin 30b of the clutch pedal 30, and the pedal lock is released. However, even if the clutch pedal 30 returns to its original position (even if the connecting rod 70 moves in the direction of the arrow), the pin 87 falls into the recessed portion 60b, and the biasing force of the spring 90 is the biasing force of the clutch pedal 30. Because it is stronger, it cannot return and the clutch disengaged state is maintained.
[0046]
On the other hand, as shown in FIG. 13, when the linkage operation lever 58 is operated to a position where the manual clutch lever 50 can be operated, the engagement plate 66 rotates about the fulcrum shaft 59 in the counterclockwise direction in the figure. Thus, the inner wire 110 is pulled.
[0047]
Next, as shown in FIG. 14, when the manual clutch lever 50 is rotated forward (in the direction of arrow C ′), the clutch pedal 30 is returned to the original state and the clutch is connected. Thereby, the traveling machine body 16 can travel with the power of the engine 20.
[0048]
Thus, when the manual clutch lever 50 is tilted forward while the manual clutch lever 50 and the clutch are interlocked, the clutch pedal 30 is lifted, and when the manual clutch lever 50 is returned, the clutch pedal 30 is lowered. It can be confirmed whether or not the clutch is disengaged.
[0049]
In this case, for example, as shown in FIG. 15, the manual clutch lever 50 and the auxiliary transmission lever 150 may be connected so that the manual clutch lever 50 operates only at an ultra-low speed. That is, when the auxiliary transmission lever 150 is operated to the traveling side, the pin 154 connected via the wire 152 is against a biasing force of the spring 156 from a hole (not shown) of the linkage operation lever 58. The linkage operation lever 58 and the engagement plate 66 are not linked with each other. When the sub-shift lever 150 is operated to the ultra-low speed side, the wire 152 is loosened, and the pin 154 enters the hole of the linkage operation lever 58 by the biasing force of the spring 156, and the linkage operation lever 58 and the engagement plate 66 are linked. The
[0050]
As a result, the manual clutch lever 50 and the clutch are linked, but according to this embodiment, the manual clutch lever 50 and the clutch are linked only when the auxiliary transmission lever 150 is operated to the very low speed side. So it is safe.
[0051]
On the other hand, as shown in FIG. 16, when the manual clutch lever 50 is rotated to the front (arrow C ′ side) around the rotation fulcrum shaft 52, the brake linkage lever 100 moves in the direction of the arrow (right side in the figure). The other end side of the brake linking lever 100 is pulled diagonally right upward in the drawing via the inner wire 110 and the spring 108, so that the engagement pin 102 moves to the right and the long hole Engages with the recess 104b of 104a.
[0052]
That is, by operating the linkage operation lever 58 in the direction of the arrow, pulling the inner wire 110 connected to the engagement plate 66 and urging the brake linkage lever 100 upward in the figure, the manual clutch lever 50 is moved forward of the body. When the clutch is turned on once by turning, the brake mechanism 125 is activated when the manual clutch lever 50 is returned.
[0053]
At this time, the force for urging the brake linking lever 100 upward against the urging force of the torsion spring 118 only needs to bend the torsion spring 118, so that the operation load of the linking operation lever 58 may be small.
[0054]
In this state, as shown in FIG. 17, when the manual clutch lever 50 is operated to return to the rear side (arrow C side), the brake linkage lever 100 is pulled in the direction of the arrow (left side in the figure), and the switching plate 104 is By rotating around the pivot 112 in the clockwise direction (arrow direction), the brake operating rod 120 moves downward in the drawing (arrow direction), and the brake mechanism 125 is braked.
[0055]
For this reason, according to the present embodiment, the vehicle can travel only when the manual clutch lever 50 is operated and held in front of the vehicle (traveling side), and automatically returns to its original position when released. Then the parking brake is activated. That is, when the manual clutch lever 50 is operated to rotate forward, the vehicle can travel. When the manual clutch lever 50 is returned to the upper side of the aircraft (travel stop side), the parking brake is activated. Traveling stops.
[0056]
FIG. 18 shows a main configuration of the brake mechanism (parking brake mechanism) 125 described above.
[0057]
In the drawing, a grooved pulley 124 is disposed on the outer periphery of a traveling PTO shaft 122 so as to be integrally rotatable, and a brake shoe 126 is disposed above the grooved pulley 124 so as to face each other. One end of the brake shoe 126 is pivotally attached to the rotation fulcrum 128, the middle portion is biased in a direction to release the brake by a spring 130, and the collar 132 is fixed to the other end. The brake operating rod 120 is slidably fitted to the collar 132, and the collar 132 is always urged downward by a spring (compression) 134 in the drawing.
[0058]
When the collar 132 is moved downward by the pressure of the spring (compression) 134, the brake shoe 126 is rotated downward about the rotation fulcrum 128 integrally with the collar 132, and the parking brake is operated. On the other hand, when the downward movement of the collar 132 is restricted by the switching plate 104, the brake shoe 126 is moved upward by the spring 130, and the parking brake is not activated.
[0059]
In the embodiment described above, the traveling mechanism 15 includes the clutch mechanism 29 and the brake mechanism 125, and the manual clutch lever 50 is linked to the clutch mechanism 29 and the brake mechanism 125 based on the operation of the linkage operation lever 58. However, the present invention is not limited to this. For example, based on the operation of the linkage operation lever 58, the linkage between the manual clutch lever 50 and the clutch mechanism 29 or the brake mechanism 125 can be turned on / off. good.
[0060]
Next, the operation will be briefly described.
[0061]
When traveling on the road or working on the field, the steering wheel 24, the clutch pedal 30, and the brake pedal (not shown) are operated to perform the body travel. Here, for example, when the vehicle crosses over a saddle, it is desirable that the operator gets off and steers the aircraft because the aircraft body greatly tilts back and forth in the case of a steep slope.
[0062]
Therefore, the operator moves the aircraft to the shore, depresses the clutch pedal 30 while riding, and operates the linkage operation lever 58 in a substantially U shape along the guide portions 68a to 68c to reach the interlocked position in FIG. Manipulate. At this time, as shown in FIG. 12, the protrusion 66b of the engagement plate 66 is fitted into the long hole 62b of the lock lever 62, and the linkage operation lever 58 and the engagement plate 66 are integrally rotated in the same direction. Along with this, the engaging pin 66a fitted in the long hole 84a of the linkage arm 84 comes into contact with the end of the long hole 84a and pulls the linkage arm 84 in the longitudinal direction.
[0063]
Thereby, the pin 87 falls into the recess 60b of the long hole 60a of the linkage plate 60, and the manual clutch lever 50 and the clutch pedal 30 are linked. At this time, the clutch is disengaged.
[0064]
On the other hand, as shown in FIG. 13, when the engagement plate 66 rotates in the same direction together with the linkage operation lever 58 around the fulcrum shaft 59, the inner wire 110 is pulled, but switched to the engagement pin 102 of the brake linkage lever 100. Since the plate 104 is not linked by the long hole 104a, the brake mechanism 125 does not operate.
[0065]
In this state, the operator gets off and, as shown in FIG. 14, when the manual clutch lever 50 is rotated forward (in the direction of the arrow C ′), the clutch pedal 30 returns to the original state and the clutch is connected. In this way, the aircraft starts uphill traveling along the inclined surface at the shore.
[0066]
At this time, as shown in FIG. 16, the brake linking lever 100 is pushed in the direction of the arrow (to the right in the figure), and the engagement pin 102 is moved to the right by the inner wire 110, so that the recessed portion of the elongated hole 104a. 104b is engaged, and the brake mechanism 125 is in an interlockable state.
[0067]
For this reason, if the hand is released from the manual clutch lever 50 in the middle of climbing, the manual clutch lever 50 automatically returns to the rear (arrow C side) as shown in FIG. As a result, the brake linking lever 100 is pulled in the direction of the arrow (leftward in the figure), the switching plate 104 is rotated clockwise (in the direction of the arrow) about the pivot 112, and the brake operating rod 120 is moved downward (in the direction of the arrow). The brake mechanism 125 is braked. For this reason, the airframe is prevented from sliding off from the ridge due to its own weight.
[0068]
Eventually, when the overpass is over, the operator releases his hand from the manual clutch lever 50. At this time, the brake mechanism 125 is braked on the airframe and stopped. Therefore, the operator gets on and operates the linkage operation lever 58 to the normal position in FIG. Thus, the linkage between the manual clutch lever 50, the clutch mechanism 29, and the brake mechanism 125 is released, and a traveling operation can be performed using the normal steering handle 24, the clutch pedal 30, and the brake pedal (not shown).
[0069]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the invention, the walking operation tool that can be operated after getting off the vehicle and operates the running and stopping of the work implement body by the swinging operation is provided. When loading / unloading to / from other vehicles (trucks, etc.), the work can be easily performed, and the walking operation tool and the clutch pedal operated by getting on and off can be linked. Since the linkage operation tool to be switched is provided, it is possible to easily switch between the operation state by the clutch pedal in the normal riding state and the operation state by the walking operation tool such as the above-described overpass, for example, while riding.
Also, since the walking operation tool and the clutch pedal are linked, the walking operation tool is provided with a biasing means that biases the walking operation tool to the clutch mechanism switching position with a biasing force stronger than the return spring of the clutch pedal. When the operation tool is operated, when the hand is released from the walking operation tool, the clutch mechanism is automatically turned off, and the farm machine stops traveling, and can safely walk or go over the fence. .
[0070]
According to a second aspect of the present invention, in the agricultural machine according to the first aspect , the walking operation tool is operated once to the position where the clutch mechanism is engaged in a state where the clutch pedal and the walking operation tool are linked by the linkage operating tool. Thus, the walking operation tool and the brake mechanism are automatically linked, and when the walking operation tool is set to the disengaged position of the clutch mechanism, the brake mechanism is braked and the farm work machine can be prevented from sliding down the steep slope due to its own weight.
[0071]
According to the third aspect of the present invention, in claim 1 or 2 agricultural machine according, by linkage operation tool, in a state that links walking operation member and the clutch pedal, locking boiled off position the clutch pedal lock Since it is equipped with a mechanism, it is possible to get off with the clutch mechanism locked, and then the lock operation mechanism is unlocked by operating the walking operation tool. It can be carried out. Moreover, since it is not necessary to provide a dedicated locking means for locking the clutch mechanism, the installation space can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a riding rice transplanter to which the present invention is applied.
FIG. 2 is a plan view showing an outline of a body frame, a clutch and a brake mechanism constituting the traveling body of the above.
FIG. 3 is a front view of the same.
FIG. 4 is a front view of a center marker attached state.
FIG. 5 is an enlarged plan view of a main part of FIG. 2;
FIG. 6 is a side view of a state in which the manual clutch lever and the clutch mechanism are not linked.
FIG. 7 is an enlarged side view of the main part of the above.
FIG. 8 is a plan view showing an operation position of a linkage operation lever.
FIG. 9 is a side view showing a state where the manual clutch lever is not linked to the clutch mechanism and the brake mechanism.
FIG. 10 is a front view of a switching plate.
FIG. 11 is a side view showing a state where the clutch pedal is depressed and the pedal is locked.
FIG. 12 is a side view showing a state in which the manual clutch lever and the clutch mechanism are linked.
FIG. 13 is a side view showing a state where the manual clutch lever and the clutch mechanism are linked and not linked with the brake mechanism.
FIG. 14 is a side view showing a state where the clutch is engaged by forward operation of the manual clutch lever.
FIG. 15 is a diagram illustrating a linkage relationship between a sub-transmission lever and a linkage operation lever.
FIG. 16 is a side view showing a state where the clutch is engaged and the brake is released by a forward operation of the manual clutch lever.
FIG. 17 is a side view showing a state in which the clutch is disengaged and the brake is operated by the return operation of the manual clutch lever.
FIG. 18 is a front view of the brake mechanism.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 Riding rice transplanter 12 Front wheel 14 Rear wheel 15 Traveling means 16 Traveling machine body 20 Engine 22 Mission case 29 Clutch mechanism 30 Clutch pedal 30a Clutch arm 30b Lock pin 50 Manual clutch lever (walking operation tool)
52 Rotating fulcrum shaft 54 Center marker 56 Clutch shaft 58 Linking control lever (Linking control tool)
59 fulcrum shaft 60 linkage plate 61 fulcrum shaft 62 lock lever (lock mechanism)
62a hook portion 66 engagement plate 68 guide plates 68a, 68b, 68c guide portion 90 spring 104 switching plate 104a long hole 104b indented portion 125 brake mechanism 126 brake shoe

Claims

In an agricultural machine that mounts an engine on the fuselage and arranges a driver's seat and farms while traveling by transmitting the rotation of the engine to a traveling wheel through a clutch mechanism by the operation of an operator on the driver's seat,
A walking operation tool capable of operating the clutch mechanism in a state of getting off the aircraft,
A linkage operation tool that switches between a state in which the clutch pedal operated in the driver's seat and the walking operation tool are linked and a state in which the linkage is released;
With the clutch pedal and the walking operation tool linked, the walking operation tool is attached so that the clutch mechanism is in the disengaged position with an urging force stronger than the urging force that urges the clutch pedal to the connection position. An urging means for energizing,
Agricultural machine characterized by that.

Equipped with a brake mechanism,
The brake mechanism and the walking operation tool are linked by operating the walking operation tool in a state where the clutch pedal and the walking operation tool are linked by the linkage operation tool.
The agricultural machine according to claim 1.

A lock mechanism for locking the clutch pedal at the disengaged position;
In a state where the clutch pedal and the walking operation tool are linked by the linkage operation tool, the lock mechanism is unlocked by operating the walking operation tool.
The agricultural machine according to claim 1 or 2.