JP3776011B2 - ウォータークーラー - Google Patents

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文男 前田
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、飲用水を冷却して注出するようにしたウォータークーラーに関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】
従来、飲用水を冷却して供給するためのウォータークーラーとしては、上水道から供給される飲用水を冷却して貯留しておき、必要時に、その貯留された冷却飲用水を適宜注出するものが周知である。
【0003】
しかしながら、このようなウォータークーラーでは、上水道の水道管等に配管接続する必要があるため、周辺に上水道の供給口がなければ設置することができず、設置場所が制約される。その上更に、ウォータークーラーを、上水道の供給口がない場所に、設置する場合には、設置場所周辺まで、上水道を引き込むという大がかりな配管敷設作業が別途必要となるため、設置作業が困難であるという問題があった。
【0004】
また一般に、ウォータークーラー等の飲用水冷却貯留装置等においては、内部に貯留される飲用水の衛生上の管理が重要であり、その管理のために、洗浄や保守点検作業に多大な負担が要求されるので、維持管理作業が困難であるという問題を抱えている。
【0005】
この発明は、上記従来技術の問題を解消し、簡単に設置することができる上、衛生上問題なく、維持管理も容易に行うことができるウォータークーラーを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明は、飲用水注出口を有するケーシングと、前記ケーシングに着脱自在に取り付けられ、飲用水を貯留するための飲用水タンクと、前記ケーシングに着脱自在に取り付けられ、前記飲用水タンクから供給される飲用水を浄化するための浄水器と、前記ケーシングに設けられ、前記飲用水タンクから供給される飲用水を冷却するための冷却手段と、前記ケーシングに設けられ、前記飲用水タンクから、前記浄水器及び前記冷却手段を通って、前記飲用水注出口に達する飲用水路と、前記飲用水タンク内の飲用水を、前記飲用水路に沿って送給するための送給ポンプと、前記飲用水路における前記飲用水注出口近傍に設けられ、その注出口からの飲用水の注出及びその停止を制御するための注出制御弁と、前記注出制御弁の開閉操作を行う操作手段とを備え、前記操作手段の操作によって、前記注出制御弁を開放した状態では、前記送給ポンプによって、前記飲用水タンク内の飲用水が、前記浄水器及び前記冷却手段を流通して浄化及び冷却されて、前記飲用水注出口から注出されるよう構成されてなるものを要旨としている。
【0007】
この発明のウォータークーラーにおいては、飲用水タンク内に貯留した飲用水を、浄化冷却して注出するものあるため、例えば上水道の水道管等に配管接続する必要はなく、設置場所も制約されることはない。
【0008】
更に浄水器から飲用水注出口近傍の注出制御弁にかけての飲用水路を、外部に対し密閉できるため、脱塩素等の浄化後における雑菌の浸入増殖等を確実に防止できるので、極めて衛生的である。
【0009】
本発明においては、前記ケーシングの外壁面に、浄水器取付凹部が設けられ、その凹部内に前記浄水器が外付け状態に配置されてなる構成を採用するのが好ましい。
【0010】
すなわちこの構成を採用する場合、浄水器の交換作業を簡単に行うことができる。
【0011】
また本発明においては、前記冷却手段が、前記用水経路の一部が引き込まれ、かつ冷却水が貯留される冷却水タンクと、前記冷却水タンク内の冷却水を冷却するための冷凍サイクルとを具備し、前記冷却水タンク内の前記飲用水路を通過する飲用水が、冷却水を介して冷却されるよう構成されてなるものを採用するのが良い。
【0012】
すなわちこの場合には、飲用水を冷却水によって効率良く冷却することができる。
【0013】
更に本発明においては、前記ケーシングの内部に、蒸発容器が配置され、オーバーフローチューブの一端が前記冷却水タンクに設けられるとともに、他端が前記蒸発容器内に設けられ、前記冷却水タンクに貯留された冷却水のオーバーフロー分が、前記オーバーフローチューブを介して前記蒸発容器に導入されて蒸発気化されるよう構成されてなるものを採用するのが望ましい。
【0014】
すなわちこの場合には、オーバーフローした余剰の冷却水を蒸発容器に排出できるので、余剰冷却水の漏水等の不具合を防止できるとともに、余剰冷却水を蒸発容器内で自然蒸発させることにより、余剰冷却水の廃棄処理も不要となる。
【0015】
また本発明においては、前記飲用水路における飲用水タンクと冷却手段との間に、飲用水タンクから供給された飲用水を一旦貯留する補助タンクが設けられるとともに、前記補助タンクに、そのタンク内の水位を検出するための水位検出手段が設けられ、前記水位検出手段からの情報に基づき、前記送給ポンプの駆動が制御されるよう構成されてなるものを採用するのが、より一層好ましい。
【0016】
すなわちこの場合には、送給ポンプへの空気の混入を防止でき、送給ポンプの空回り等による破損劣化を有効に防止することができる。
【0017】
更に本発明においては、前記飲用水注出口に、前記操作手段の開閉操作に基づき、開閉駆動する注出口キャップが設けられてなる構成を採用するのが、より望ましい。
【0018】
すなわちこの構成を採用する場合には、飲用水注出口からの雑菌の浸入も確実に防止でき、衛生上、より好ましいものとなる。
【0019】
また本発明においては、前記ケーシングの上壁に、前記飲用水タンクの下端が着脱自在に連結されてなり、前記飲用水タンクが、透明ないしは半透明な容器によって構成されてなるものを採用するのが、より一層望ましい。
【0020】
すなわちこの場合には、良好な外観美を得ることができる上、タンク内の水量を目視によって正確に把握することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1ないし図8はこの発明の実施形態であるウォータークーラーを示す図である。これらの図に示すように、このウォータークーラーは、略ボックス状のケーシング(1)と、そのケーシング(1)の上壁に設けられた飲用水タンク(10)とを具備している。
【0022】
ケーシング(1)は、飲用水の経路に沿って設けられる飲用水路系機器と、飲用水を冷却するための冷却手段とを有しており、更に冷却手段は、冷凍サイクル系機器と、ケーシング(1)の略中央上部に配置される冷却水タンク(20)とを有している。
【0023】
そして、飲用水タンク(10)内の飲用水が、飲用水路系機器を通って、ケーシング(1)の前面上部における注ぎ口部(2)から注出される一方、飲用水が飲用水路系機器を通過する間に冷却手段によって冷却されるよう構成されている。
【0024】
まず、図5及び図6に示すように、飲用水タンク(10)は、透明ないしは半透明の中空形状の合成樹脂成形品をもって構成されており、下端開口部に、閉塞キャップ(11)が螺着されている。この閉塞キャップ(11)には、軸心に沿って筒状の流出口(12)が設けられている。
【0025】
流出口(12)の内端側には、流出口(12)に対し接離することにより流出口(12)を開閉自在な開閉弁(13)が設けられる。更に流出口(12)内には、軸心に沿って弁軸(14)が配置されるとともに、その弁軸(14)の一端が開閉弁(13)に固定されている。また、弁軸(14)は、その外部に巻回状に配置されたコイルばね(15)の付勢力によって外方(下方)に突出する方向に付勢されている。そして、自然状態においては、ばね(15)により、弁軸(14)が下方に突出付勢されて、開閉弁(13)が流出口(12)に密着して流出口(12)を閉塞するとともに、弁軸(14)をばね(15)の付勢力に抗して内方に押し込んだ際には、開閉弁(13)が流出口(12)から離脱して、流出口(12)を開放するよう構成されている。
【0026】
一方、ケーシング(1)の上壁ほぼ中央には、タンク取付部(5)が設けられるとともに、そのタンク取付部(5)の上面中央には、タンク取付凹部(6)が設けられており、その凹部(6)に飲用水タンク(10)の下部を嵌合することにより、飲用水タンク(10)を所定の姿勢に保持した状態に固定できるよう構成されている。
【0027】
更にタンク取付凹部(6)における底壁中央には、弁開放用突起(7)が形成されるとともに、底壁側部には、流出口(8)が形成されている。そして飲用水タンク(10)を、上記したようにタンク取付凹部(6)に嵌着固定した状態においては、弁開放用突起(7)により、開閉弁(13)が弁軸(14)を介して上方に押し上げられて、タンク(10)側の流出口(12)が開放されて、タンク(10)内の飲用水がタンク取付凹部(6)内に貯留されるとともに、その凹部(6)内の飲用水が流出口(8)を介して適宜流出されるよう構成されている。こうして凹部(6)内の飲用水が流出されるごとに、タンク(10)内から飲用水が供給されることにより、タンク取付凹部(6)内に、常時、所定量の飲用水が貯留されるよう構成されている。
【0028】
なお、図3及び図5においては、タンク取付凹部(6)の流出口(8)は、1つのみ示されているが、実際には、流出口(8)は2つ設けられている。
【0029】
図5及び図6に示すように、タンク取付凹部(6)の側端には、オーバーフローパイプ(9)が設けられている。このオーバーフローパイプ(9)の上端は、タンク取付凹部(6)に開口されるとともに、下端は上記冷却水タンク(20)に対応する位置に開口されている。これにより例えば、飲用水タンク(10)の脱着時等において、余分の飲用水がタンク取付凹部(6)内に流れ込んで、所定量以上の飲用水がタンク取付凹部(6)内に貯留された際には、その余分の飲用水が、オーバーフローパイプ(9)を介して、冷却水タンク(20)内に排出されるよう構成されている。
【0030】
図1ないし図4に示すように、上記飲用水路系機器は、冷却水タンク(20)の側方に配置される補助タンク(30)と、ケーシング(1)の底面に配置される送給ポンプ(40)と、ケーシング(1)の外部に配置される浄水器(50)と、冷却水タンク(20)内の内側に配置されるコイル状の飲用水冷却チューブ(60)と、電磁弁からなる注出制御弁(70)とを具備している。
【0031】
補助タンク(30)の上壁には、2本の飲用水路チューブ(81)の一端側が連結されるとともに、その飲用水路チューブ(81)の他端側が、上記タンク取付凹部(6)の2つの流出口(8)にそれぞれ連結されている。そしてタンク取付凹部(6)内の飲用水が、飲用水路チューブ(81)を介して補助タンク(30)内に供給されて、補助タンク(30)内で一旦貯留されるよう構成されている。
【0032】
補助タンク(30)内には、水位検出手段としての水位センサー(35)が設けられており、タンク(30)内の水位(水量)が所定量以上あるか否かを検知できるよう構成されている。
【0033】
一方、ケーシング(1)における正面の一側コーナー部には、浄水器取付凹部(55)が設けられている。この浄水器取付凹部(55)の上壁には、流入側及び流出側のカプラー(51)(52)が取り付けられている。そして、浄水器(50)を浄水器取付凹部(55)内にケーシング(1)の外部から収容配置できるよう構成されるとともに、凹部(55)内に浄水器(50)を収容した状態で、浄水器(50)の流入口及び流出口をカプラー(51)(52)に着脱自在に連結できるよう構成されている。
【0034】
上記補助タンク(30)の下壁には、飲用水路チューブ(82)の一端が連結されるとともに、飲用水路チューブ(82)の他端が、送給ポンプ(40)の吸引口に連結されている。
【0035】
更に送給ポンプ(40)の吐出口には、飲用水路チューブ(83)の一端が連結されるとともに、そのチューブ(83)の他端が浄水器(50)の流入側カプラー(51)に連結されている。
【0036】
また図4に示すように、浄水器(50)の流出側カプラー(52)には、飲用水路チューブ(84)の一端が連結されるとともに、そのチューブ(84)の他端が冷却水タンク(20)内に引き込まれて、飲用水冷却チューブ(60)の一端に連結されている。
【0037】
更に飲用水冷却チューブ(60)の他端には、飲用水路チューブ(85)の一端が連結されるとともに、その飲用水路チューブ(85)が冷却水タンク(20)の外部に引き出されて、他端が、注出制御弁(70)の流入側に連結される。
【0038】
更に注出制御弁(70)の流出側には、飲用水路チューブ(86)の一端が連結されるとともに、このチューブ(86)の他端が、上記注ぎ口部(2)におけるコップ設置台(2a)の上部に配置される。ここで、本実施形態においては、この飲用水路チューブ(85)の他端開口部によって、飲用水注出口(3)が構成される。
【0039】
また、ケーシング(1)における注ぎ口部(2)の上部前面には、操作手段としての注出ボタン(2b)が設けられている。そして、この注出ボタン(2b)を押操作することにより、注出制御弁(70)が開放して、送給ポンプ(40)が駆動し、後に詳述するように、飲用水注出口(3)から冷却状態の飲用水が注出されるよう構成されている。
【0040】
図7及び図8に示すように、冷凍サイクル系機器は、冷却水タンク(20)の下方に配置されるコンプレッサ(110)と、ケーシング(1)内の側壁内面に沿って配置されるコンデンサ(120)と、冷媒を乾燥するためのドライヤー(130)と、冷媒を減圧するためのキャピラリーチューブ(140)と、冷却水タンク(20)内の外側に配置され、冷媒蒸発器としてのコイル状の冷媒蒸発チューブ(150)と、これらをこの順に配管接続する複数の冷媒管(160)とを備えている。
【0041】
そして、コンプレッサ(110)から吐出された高温高圧のガス冷媒が、コンデンサ(120)によって凝縮され、更にドライヤー(130)を通過して乾燥された後、キャピラリーチューブ(140)を通過して減圧膨張されて、霧状の気液混相冷媒となって冷媒蒸発チューブ(150)を通過する。更にこのチューブ(150)を通過する間に、冷媒は、冷却水タンク(20)内の冷却水から熱を吸収して冷却水を冷却し、冷媒自身は、蒸発気化した後、コンプレッサ(110)に戻るというサイクルを形成するものである。
【0042】
なお、図8において、(170)は、コンプレッサ(110)に併設される送風ファンであり、このファン(170)の駆動によって、コンプレッサ(110)に十分な空気が送り込むまれるよう構成されている。
【0043】
図8に示すように、冷却水タンク(20)の上壁中央には、モータ(21)が下向き配置に取り付けられるとともに、そのモータ(21)のモータ軸下端に、撹拌用プロペラ(22)が取り付けられている。そして、モータ(21)の駆動によりプロペラ(22)が回転することにより、冷却水タンク(20)内の冷却水が撹拌されて、タンク内全域において、冷却水の温度が均一になるよう構成されている。
【0044】
図7及び図8に示すように、冷却水タンク(20)の上端部には、タンク(20)内における冷却水のオーバーフロー分を排出するためのオーバーフローチューブ(25)と、タンク(20)内に冷却水を注入するための注水用チューブ(26)との各一端が連結されるとともに、冷却水タンク(20)の下端部には、タンク(20)内の冷却水を排出するための排水用チューブ(27)の一端が連結されている。
【0045】
なお、ケーシング(1)内には、合成樹脂成形品等からなる蒸発容器(図示省略)が配置されており、この蒸発容器内に、上記オーバーフローチューブ(25)の他端が挿入配置されている。
【0046】
上記構成における本実施形態のウォータークーラーを使用する場合には、まず冷却水タンク(20)内に冷却水を貯留する。このとき、注水用チューブ(26)の他端側から冷却水(上水等)を注入して、冷却水タンク(20)に冷却水を所定量貯留する。なお、冷却水タンク(20)に所定以上の冷却水が注入されると、その余剰の冷却水がオーバーフローチューブ(25)から流出されて、蒸発容器内に貯留されることになる。
【0047】
ここで、蒸発容器内に貯留される余剰の冷却水は、使用者が廃棄するようにしても良いが、少量の場合には、自然に蒸発して消失するので、そのまま放置しておいても良い。
【0048】
こうして、冷却水タンク(20)内に冷却水を貯留し、電源を投入すると、上記したように冷凍サイクルが作動して、冷却水タンク(20)内の冷却水が冷却される。このとき、冷却水タンク(20)内の水温が所定の設定温度以下に低下すると、上記水温センサーからその旨の情報が出力され、その出力情報に基づき、冷凍サイクルの作動が停止する。更に水温が所定の温度以上になると、冷凍サイクルが作動する。これにより、冷却水タンク(20)内の水温が所定の設定温度に維持されるものである。
【0049】
一方、飲用水タンク(10)は、その内部に飲用水を貯留して、上記したようにケーシング(1)にセットしておく。このとき、飲用水タンク(10)内の飲用水は、自重により、流出口(12)から流出して、タンク取付凹部(6)及び補助タンク(30)に貯留されて、送給ポンプ(40)に到達する位置まで流通する。
【0050】
この状態において、ケーシング(1)の注ぎ口部(2)におけるコップ設置台(2a)上にコップを載置して、注出ボタン(2b)を押操作すると、注出制御弁(70)が開放して、送給ポンプ(40)が駆動する。これにより補助タンク(30)を通過した飲用水が、送給ポンプ(40)から送り出されて、浄水器(50)を通過して浄化される。浄水器(50)を通過した飲用水は、冷却水タンク(20)内の飲用水冷却チューブ(60)を通過し、その間に冷却水タンク(20)内の冷却水と熱交換して冷却される。こうして冷却された飲用水は、飲用水注出口(3)から流出されて、コップ内に注ぎ込まれる。
【0051】
更にコップ内に所定量の飲用水が注ぎ込まれたところで、上記注出ボタン(2b)の押操作を解除する。これにより、注出制御弁(70)が閉塞されるとともに、送給ポンプ(40)の駆動が停止されて、飲用水の注出が停止される。
【0052】
なお、本実施形態においては、飲用水注出口(3)に、その注出口(3)を開閉自在な注出口キャップ(図示省略)が設けられており、上記注出ボタン(2b)の操作に基づき、注出口キャップが開閉駆動するように構成されている。これにより、浄水器(50)から飲用水注出口(3)にかけての飲用水路を、外部に対し確実に密閉するようにしている。
【0053】
また飲用水の注出中において、飲用水タンク(10)内の飲用水が減少し、補助タンク(30)内の飲用水が所定量以下に減少した際には、その旨の情報が、補助タンク(30)内の水位センサー(35)から出力されて、送給ポンプ(40)の駆動が停止されて、飲用水の注出が停止されるよう構成されている。これにより、送給ポンプ(40)への空気混入による空回りを防止するようにしている。
【0054】
以上説明したように、本実施形態のウォータークーラーによれば、飲用水タンク(10)内に貯留した飲用水を、浄化冷却して注出するものであるため、例えば上水道の水道管に配管接続する必要はなく、更に設置場所も制約されないので、設置作業を簡単に行うことができる。
【0055】
また飲用水を浄水器(50)に通して浄化するものであるため、塩素等の臭気成分を除去することができ、嗜好性豊かな飲用水を得ることができる。
【0056】
また浄水器(50)から飲用水注出口(3)にかけての飲用水路を、外部に対し密閉するようにしているため、脱塩素等の浄化後における雑菌の浸入増殖等を確実に防止することができ、極めて衛生的である。従って、洗浄や保守点検に手間がかからず、維持管理を容易に行うことができる。
【0057】
また、本実施形態においては、浄水器(50)をケーシング(1)に、外付け配置に取り付けるようにしているため、浄水器(50)を交換する際に、例えばケーシング(1)の裏板を外す等の面倒な作業を必要とせず、より一層、維持管理を容易に行うことができる。
【0058】
また、本実施形態においては、飲用水をタンク(20)内の冷却水によって冷却するものであるため、飲用水を効率良く安定状態に冷却することができる。
【0059】
更に本実施形態においては、飲用水が減少してなくなった際に、送給ポンプ(40)の駆動を停止するように構成しているため、送給ポンプ(40)の空回り等による破損劣化を有効に防止でき、耐久性を向上させることができる。
【0060】
また本実施形態においては、冷却水タンク(20)内における余剰の冷却水をオーバーフローチューブ(25)によって蒸発容器に回収するものであるため、余剰の冷却水の漏水等の不具合を確実に防止することができる。更に蒸発容器に回収された余剰の冷却水は、自然蒸発させて消失させるものであるため、余剰冷却水の廃棄処理も不要となり、一段と、維持管理を容易に行うことができる。
【0061】
更に本実施形態においては、飲用水タンク(10)を透明ないしは半透明な合成樹脂成形品により構成しているため、良好な外観美を得ることができる上、タンク内の水量を目視によって正確に把握することができ、水量不足等の不具合が生じるのを確実に防止することができる。
【0062】
【発明の効果】
以上のように、この発明のウォータークーラーによれば、飲用水タンク内に貯留した飲用水を、浄化冷却して注出するものあるため、例えば上水道の水道管等に配管接続する必要はなく、設置場所も制約されないので、設置作業を簡単に行うことができる。更に浄水器から飲用水注出口近傍の注出制御弁にかけての飲用水路を、外部に対し密閉できるため、脱塩素等の浄化後における雑菌の浸入増殖等を確実に防止できて、衛生的に優れているので、洗浄や保守点検に手間がかからず、維持管理を容易に行うことができるという効果がある。
【0063】
本発明において、浄水器をケーシングに外付け配置に取り付ける場合には、浄水器の交換を簡単に行うことができ、より一層維持管理を容易に行うことができるという利点がある。
【0064】
更に本発明において、冷却水タンク内の冷却水を介して飲用水を冷却する場合には、飲用水を効率良く冷却することができるという利点がある。
【0065】
また本発明において、冷却水タンクにおける冷却水のオーバーフロー分を、蒸発容器に排出して蒸発気化させるよう構成する場合には、余剰冷却水の漏水等の不具合を確実に防止できるとともに、余剰冷却水の廃棄処理も不要となり、一段と、維持管理を容易に行うことができるという利点がある。
【0066】
また本発明において、飲用水がなくなった際に、送給ポンプの駆動を停止するよう構成する場合には、送給ポンプの空回り等による破損劣化を有効に防止することができるという利点がある。
【0067】
更に本発明において、透明ないしは半透明の飲用水タンクをケーシング上壁に設ける場合には、良好な外観美を得ることができる上、タンク内の水量を目視によって正確に把握することができ、水量不足等の不具合が生じるのを確実に防止することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態であるウォータークーラーを示す斜視図である。
【図2】実施形態のウォータークーラーの飲用水路系機器を示す側面断面図である。
【図3】実施形態のウォータークーラーの飲用水路系機器を示す平面断面図である。
【図4】実施形態のウォータークーラーの飲用水路系機器を示す水平断面図である。
【図5】実施形態のウォータークーラーの飲用水タンク周辺を示す断面図である。
【図6】実施形態のウォータークーラーの飲用水タンク取付部を拡大して示す断面図である。
【図7】実施形態のウォータークーラーの冷凍サイクル系機器を示す側面断面図である。
【図8】実施形態のウォータークーラーの冷凍サイクル系機器を示す背面断面図である。
【符号の説明】
1…ケーシング
2b…注出ボタン(操作手段)
3…飲用水注出口
10…飲用水タンク
20…冷却水タンク
25…オーバーフローチューブ
30…補助タンク
35…水位センサー(水位検出手段)
40…送給ポンプ
50…浄水器
70…注出制御弁

Claims (6)

  1. 飲用水注出口を有するケーシングと、
    前記ケーシングに着脱自在に取り付けられ、飲用水を貯留するための飲用水タンクと、
    前記ケーシングに着脱自在に取り付けられ、前記飲用水タンクから供給される飲用水を浄化するための浄水器と、
    前記ケーシングに設けられ、前記飲用水タンクから供給される飲用水を冷却するための冷却手段と、
    前記ケーシングに設けられ、前記飲用水タンクから、前記浄水器及び前記冷却手段を通って、前記飲用水注出口に達する飲用水路と、
    前記飲用水タンク内の飲用水を、前記飲用水路に沿って送給するための送給ポンプと、
    前記飲用水路における前記飲用水注出口近傍に設けられ、その注出口からの飲用水の注出及びその停止を制御するための注出制御弁と、
    前記注出制御弁の開閉操作を行う操作手段とを備え、
    前記操作手段の操作によって、前記注出制御弁を開放した状態では、前記送給ポンプによって、前記飲用水タンク内の飲用水が、前記浄水器及び前記冷却手段を流通して浄化及び冷却されて、前記飲用水注出口から注出されるよう構成され
    前記ケーシングの外壁面に、浄水器取付凹部が設けられ、その凹部内に前記浄水器が外付け状態に配置され、
    前記浄水器取付凹部内に取り付けられた流入側及び流出側カプラーに、前記浄水器の流入口及び流出口が着脱自在に連結されてなることを特徴とするウォータークーラー。
  2. 前記冷却手段が、前記飲用水経路の一部が引き込まれ、かつ冷却水が貯留される冷却水タンクと、前記冷却水タンク内の冷却水を冷却するための冷凍サイクルとを具備し、
    前記冷却水タンク内の前記飲用水路を通過する飲用水が、冷却水を介して冷却されるよう構成されてなる請求項1記載のウォータークーラー。
  3. 前記ケーシングの内部に、蒸発容器が配置され、
    オーバーフローチューブの一端が前記冷却水タンクに設けられるとともに、他端が前記蒸発容器内に設けられ、
    前記冷却水タンクに貯留された冷却水のオーバーフロー分が、前記オーバーフローチューブを介して前記蒸発容器に導入されて蒸発気化されるよう構成されてなる請求項2記載のウォータークーラー。
  4. 前記飲用水路における飲用水タンクと冷却手段との間に、飲用水タンクから供給された飲用水を一旦貯留する補助タンクが設けられるとともに、
    前記補助タンクに、そのタンク内の水位を検出するための水位検出手段が設けられ、
    前記水位検出手段からの情報に基づき、前記送給ポンプの駆動が制御されるよう構成されてなる請求項1ないし3のいずれかに記載のウォータークーラー。
  5. 記飲用水注出口に、前記操作手段の開閉操作に基づき、開閉駆動する注出口キャップが設けられてなる請求項1ないし4のいずれかに記載のウォータークーラー。
  6. 前記ケーシングの上壁に、前記飲用水タンクの下端が着脱自在に連結されてなり、
    前記飲用水タンクが、透明ないしは半透明な容器によって構成されてなる請求項1ないし5のいずれかに記載のウォータークーラー。
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