JP3775092B2

JP3775092B2 - Scooter type vehicle intake system

Info

Publication number: JP3775092B2
Application number: JP02661699A
Authority: JP
Inventors: 徹男野嶋; 祐司園田
Original assignee: Suzuki Motor Co Ltd
Current assignee: Suzuki Motor Co Ltd
Priority date: 1999-02-03
Filing date: 1999-02-03
Publication date: 2006-05-17
Anticipated expiration: 2019-02-03
Also published as: JP2000227059A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、着座シートの下方にキャブレターとエアクリーナーが設置されたスクーター型車両の吸気装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
スクーター型車両の多くは、着座シートの下方に位置するエンジンのシリンダーを前方に向けて略水平に延ばすことにより、エンジンの全高を低め、これに関連して着座シート高を下げ、乗車性や足付き性、走行安定性等の向上を図っている。
【０００３】
このため、着座シートとエンジン（シリンダー）との間にはキャブレターやエアクリーナー等の機材を配置する充分なスペースがなく、これらの機材はシリンダー後方のクランクケース上部や後輪の側方等、シリンダーから離れた位置に配置される。エンジンが２サイクル形式である場合には、キャブレターが接続される吸気ポートがクランクケース上面に設けられるので上記レイアウトでも問題がない。
【０００４】
ところが、エンジンが４サイクル形式である場合には、吸気ポートがシリンダー（シリンダーヘッド）自体に形成されるので、特開平1-223091号公報に開示されるように、キャブレターをシリンダーの上方に設置し、その上にエアクリーナーを接続しなければならない。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の如くシリンダーの上方に着座シートが位置し、シリンダー上部に充分なスペースが取れないため、必然的にエアクリーナーの容量が制限され、エアクリーナーの浄化性能やエンジン出力等に悪影響が及ぶ。エアクリーナーの容量を大きくするには着座シート高を上げざるを得ず、乗車性、足付き性、走行安定性等が損なわれる。
【０００６】
本発明に係るスクーター型車両の吸気装置は、上記問題点を解決するべくなされたものであり、その目的は、エンジンと着座シートの間隔を小さく保ちながら大容量のエアクリーナーをキャブレターと共に設置可能にするとともに、エアクリーナーの対異物吸入性およびメンテナンス性とキャブレターの調整作業性を良好にし、併せて吸気音の低減を図ることにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明に係るスクーター型車両の吸気装置は、請求項１に記載したように、エンジンを略水平シリンダー型としたパワーユニットの上方に着座シートが設置され、上記パワーユニットのエンジンと上記着座シートとの間にダウンドラフト形式のキャブレターと内部にエアフィルターが設けられたエアクリーナーが設置されたスクーター型車両において、上記エアクリーナーのクリーナーケース外面に前面と側面と下面とに跨って開放されるように凹陥部を形成し、この凹陥部に上記キャブレターを全体的に埋没する形で設置するとともに、凹陥部の内面に開設した接続口に上記キャブレターを接続する一方、前記クリーナーケースの内部空間をエアフィルターで区画して下側の空間をダーティーサイド、上側の空間をクリーンサイドとし、前記凹陥部を上記ダーティーサイド側に形成してダーティーサイドをキャブレターの側方に延在させ、上記クリーンサイドをキャブレターとダーティーサイドの上方に設けたことを特徴とする。
【０００９】
さらに、本発明に係るスクーター型車両の吸気装置は、請求項２に記載したように、前記クリーナーケースを、下側のケース本体と、このケース本体の上部開口部に着脱可能に固定される上側のケースキャップとを備えて構成し、前記エアフィルターを上記ケース本体と上記ケースキャップの合わせ目付近に設置した。
【００１０】
そして、本発明に係るスクーター型車両の吸気装置は、請求項３に記載したように、前記クリーナーケース外面に形成した凹陥部の開放方向の少なくとも１つの開放方向と、前記キャブレターのアイドルスクリュー等の調整部の向きを整合させた。
【００１１】
また、本発明に係るスクーター型車両の吸気装置は、請求項４に記載したように、前記エアクリーナーの吸入空気を外部から前記ダーティーサイドに導くインレットパイプを前記クリーナーケースの外壁面に沿って水平方向に延設した。
【００１２】
さらに、本発明に係るスクーター型車両の吸気装置は、請求項５に記載したように、前記インレットパイプの吸入口を前記着座シート下方の物品収納室と前記クリーナーケースとの間に開口させた。
【００１３】
請求項１のようにスクーター型車両の吸気装置を構成すれば、エアクリーナーの凹陥部にキャブレターが埋没する形で設置されるので、従来ではデッドスペースとされていたキャブレター周囲の余剰スペースがエアクリーナーの設置スペースに置換される。このため、エアクリーナーの全高を延ばすことなくエアクリーナー容量を増大させることができ、エンジンと着座シートの間隔を小さく保ちながら大容量のエアクリーナーをキャブレターと共に設置できるようになる。
【００１４】
また、請求項１のように構成すれば、キャブレター周囲のデッドスペースを一段と有効に活用できる上、エアクリーナーの吸入空気がダーティーサイド内を上方に流れてクリーンサイドに向かうので、この吸入空気中に含まれる砂粒等の異物がダーティーサイドの底部に残留し易くなる。このため、ダーティーサイドとクリーンサイドを隔てるエアフィルターに異物が付着しにくくなり、エアクリーナーの対異物吸入性が良くなる。
【００１５】
さらに、請求項２のようにスクーター型車両の吸気装置を構成すれば、ケースキャップを取り外すことによりエアフィルターを簡単に着脱できるので、エアクリーナーのメンテナンス性が良くなる。
【００１６】
そして、請求項３のようにスクーター型車両の吸気装置を構成すれば、凹陥部の開放側からキャブレターの調整部を臨めるので、キャブレターの調整作業性が良くなる。
【００１７】
また、請求項４のようにスクーター型車両の吸気装置を構成すれば、インレットパイプを長く形成できるので、インレットパイプによる消音作用が助長され、吸気音が低減される。
【００１８】
さらに、請求項５のようにスクーター型車両の吸気装置を構成すれば、比較的外部から遮蔽された部分にインレットパイプの吸入口が開口するので、外部からの塵埃等が吸入口に紛れにくく、エアクリーナーの対異物吸入性が良くなる。しかも、インレットパイプの吸入口から出る吸気音がエアクリーナーや物品収納室の容器に阻まれて外部に漏洩しにくくなるので、吸気音が一層低減される。
【００１９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図１は、本発明に係る吸気装置の一実施形態が適用されたスクーター型車両の左側面全体透視図である。
【００２０】
このスクーター型車両１の車体フレーム２は、例えば鋼管を組み合わせて構成されている。その前頭部に設置されたヘッドパイプ３からは、左右一対のロアーパイプ４が下方に低く湾入しつつ後方に延び、ロアーパイプ４の前端付近から左右一対のアッパーパイプ５が後方に延びる。左右のロアーパイプ４の後端は上方に曲り、それぞれ左右のアッパーパイプ５の中間部に繋がる。また、各ロアーパイプ４の間は車幅方向に延びる３本のクロスメンバー６，７，８で連結される。
【００２１】
最前部のクロスメンバー６は左右一対のブリッジメンバー９で左右のアッパーパイプ５に連結され、各アッパーパイプ５間にはシートブラケット11が架設される。また、アッパーパイプ５の中間部にはエンジン懸架ブラケット12が設けられ、ここにシートブリッジ13とピボット軸14が架設される。さらに、左右のアッパーパイプ５の後端付近がブリッジ部材15，16に連結される。なお、左右のロアーパイプ４の水平部には、外側にステッププレート17、内側にタンク保持プレート18がそれぞれ設けられる。
【００２２】
このように構成された車体フレーム２のヘッドパイプ３には前輪20を支持するフロントフォーク21がハンドルバー22等と共に左右回動自在に軸支され、エンジン懸架ブラケット12のピボット軸14にはパワーユニット23が上下に揺動自在に連結される。
【００２３】
パワーユニット23は、４サイクル形式のエンジン24とドライブユニット25（動力伝達装置）とが前後一体に構成されたスクーター型車両用として周知のものであり、エンジン24のシリンダー26は前方に向かって略水平に延びている。また、ドライブユニット25の後部には後輪27が軸支され、ドライブユニット25の後部とアッパーパイプ５の後部付近との間にショックアブソーバー28が連結される。
【００２４】
エンジン24の前方には燃料タンク30が設置され、その前方にエンジン24冷却用のラジエーター31が設置される。燃料タンク30は、車体フレーム２の左右のアッパーパイプ５とロアーパイプ４に囲まれてケージ状に構成された空間に配置される。そして、パワーユニット23の上方に着座シート33が設置される。なお、車体全体が合成樹脂製のフレームカバー34に覆われてスクーター型車両１の外観が整えられる。
【００２５】
着座シート33の下方の空間は、シートブリッジ13を境に前側の吸気装置室35と後側の物品収納室36とに区分される。着座シート33はシートブラケット11の頂部を支点に上方へ開放でき、吸気装置室35と物品収納室36の蓋を兼ねる。物品収納室36はヘルメット等の物品を収納可能な容積を持ち、吸気装置室35にはキャブレター38とエアクリーナー39が設置される。キャブレター38とエアクリーナー39はエンジン24の吸気装置を構成する要素であり、次のように構成されている。
【００２６】
図２および図３に示すように、キャブレター38は気流が上下方向に流れるダウンドラフト形式であり、その下流側が、エンジン24のシリンダー（シリンダーヘッド）26上面に設けられた吸気ポート41にインテークパイプ42を介して接続される。また、エアクリーナー39は図４〜図６にそれぞれ縦断面図、平面図、正面図を示すように、合成樹脂成形等によるクリーナーケース44を主体とし、その内部にエアフィルター45が設けられている。
【００２７】
クリーナーケース44は、例えば略直方体状に形成され、下側のケース本体46と、上側のケースキャップ47とを含む２ピース構造である。ケース本体46は上方に開口する有底箱状に形成され、ケースキャップ47はケース本体46の上部開口部にパッキン48を介して気密的に嵌合され、数本のスクリュー49でケース本体46に埋設されたインサートナット50に締結固定される。
【００２８】
そして、ケース本体46とケースキャップ47の合わせ目付近にエアフィルター45が設置される。ケース本体46の開口部内周にはフィルター保持枠部52が形成され、ここにエアフィルター45が上方から嵌合される。また、ケースキャップ47の下面に突設されたリブ53がエアフィルター45の上面に当接し、エアフィルター45を固定する。クリーナーケース44の内部空間は、エアフィルター45を境にケース本体46側の内部がダーティーサイドＡ、ケースキャップ47側の内部がクリーンサイドＢとなる。
【００２９】
ケース本体46の外面には凹陥部55が形成され、その内面、例えば天井面56に開設された接続口57にジョイントパイプ58を介してキャブレター38の上流側が接続される。エアフィルター45の平面形状は天井面56を避けるように略「Ｌ」字形（図５参照）に形成されているため、ジョイントパイプ58はエアフィルター45を貫通せずにクリーンサイドＢに連通する。なお、ジョイントパイプ58の上端はファンネル状に拡開されてネット状のトラップ59が装着される。一方、ジョイントパイプ58の下端には環状のクランプ60が嵌装され、このクランプ60のスクリュー61を締め込むことによりジョイントパイプ58の下端がキャブレター38の上流側に堅固に連結される。
【００３０】
エアクリーナー３９の凹陥部５５は、クリーナーケース４４外面の前面と側面と下面とに跨って開放されるように形成されている。そして、この凹陥部にキャブレターが全体的に埋没する形で設置されている。一方、キャブレター３８の一面には調整部６４（図２参照）が設けられ、アイドルスクリューやエアスクリュー等が配置されている。この調整部６４の向きは凹陥部５５の開放方向に整合するように左方に向けられている。なお、クランプ６０のスクリュー６１の向きも同じく左方に向けられている。
【００３１】
凹陥部55はケース本体46側、即ちにダーティーサイドＡ側に形成されているので、ダーティーサイドＡがキャブレター38の側方、つまりこの実施形態ではキャブレター38の右側と後側とに延在し、キャブレター38がダーティーサイドＡに囲まれる態様となる。また、クリーンサイドＢはキャブレター38とダーティーサイドＡの上方を覆うように位置する。
【００３２】
凹陥部55の大きさは、側面視（図２参照）、正面視（図３参照）、および平面視（図５参照）において、キャブレター38がエアクリーナー39（クリーナーケース44）に完全にオーバーラップするように形成されているが、キャブレター38の一部がオーバーラップするように凹陥部55を形成してもよい。
【００３３】
さらに、クリーナーケース44にはインレットパイプ65が設けられている。このインレットパイプ65は、その開放端である吸入口66が、例えばケース本体46後部の左下部に位置し、ここからケース本体46後面の外壁面に沿って水平に右方へ延び、ケース本体46の右側面に回り込んで右側面の後下部に形成された連通口67に連結される。この連通口67はダーティーサイドＡに繋がる。また、このインレットパイプ65の吸入口66の開口位置は着座シート33下方の物品収納室36とエアクリーナー39との間となる（図１参照）。なお、ケース本体46に形成された凹陥部55の天井面56には、エンジン24のクランクケースに繋がるブリーザーパイプ68（図６参照）が接続される。
【００３４】
エンジン24が作動すると、その吸気負圧により、インレットパイプ65の吸入口66から外気が吸入され、この吸入空気がインレットパイプ65を経てエアクリーナー39のダーティーサイドＡに流入し、エアフィルター45を通過して砂粒や塵埃等の異物が除去された後にクリーンサイドＢに流れる。クリーンサイドＢに流れた吸入空気は、トラップ59とジョイントパイプ58を経てキャブレター38に流れ、燃料混合気としてエンジン24に供給される。
【００３５】
以上のように構成された吸気装置は、そのエアクリーナー39に形成された凹陥部55にキャブレター38が全体的に埋没する形で設置されているので、従来ではデッドスペースとされていたキャブレター38周囲の余剰スペースがエアクリーナー39の設置スペースに効率良く置換されている。このため、エアクリーナー39の全高を延ばすことなくエアクリーナー39の容量を増大させることができ、エンジン24と着座シート33の間隔を小さく保ちながら大容量のエアクリーナー39をキャブレター38と共に設置することができる。よって、スクーター型車両１の乗車性や足付き性、走行安定性等を良好に保てる。
【００３６】
特に、エアクリーナー39のダーティーサイドＡがキャブレター38の側方に延在し、クリーンサイドＢがキャブレター38とダーティーサイドＡの上方に位置しているため、キャブレター38周囲のデッドスペースを一段と有効に活用でき、主にダーティーサイドＡ側の容量拡大に貢献できる。
【００３７】
また、エアクリーナー39の吸入空気がダーティーサイドＡ内を上方に流れてクリーンサイドＢに向かう構造なので、吸入空気中に含まれる砂粒等の異物がダーティーサイドＡの底部に残留し易く、この異物がエアフィルター45に付着しにくい。したがって、エアフィルター45の目詰まりが起きにくく、エアクリーナー39の対異物吸入性が良い。
【００３８】
さらに、エアフィルター45がケース本体46とケースキャップ47との合わせ目付近に設置されているので、ケースキャップ47を取り外すことによりエアフィルター45を簡単に着脱することができる。したがって、エアクリーナー39のメンテナンス性は極めて良好である。
【００３９】
その上、クリーナーケース44に形成された凹陥部55が左方向に開放されており、この開放方向がキャブレター38の調整部64の向きに整合しているので、凹陥部55の開放側、即ち車体左側からキャブレター38の調整部64を臨むことができ、キャブレター38の調整作業をたやすく行うことができる。なお、凹陥部55の開放方向とキャブレター38の調整部64の向きを別な方向（右方や前方等）に向けて整合させてもよい。
【００４０】
一方、外気吸入用のインレットパイプ65がクリーナーケース44（ケース本体46）の外壁面に沿って水平方向に延設され、その吸入口66が比較的外部から遮蔽された着座シート33下方の物品収納室36とクリーナーケース44との間の空間に開口しているので、インレットパイプ65自体が長いことによる良好な吸気音の消音作用に加え、吸入口66から出る吸気音がクリーナーケース44や物品収納室36の容器に阻まれて外部に漏洩しにくく、これらの点により吸気音の大幅な低減を達成することができる。また、外部からの塵埃等が吸入口66に紛れにくく、この点でもエアクリーナー39の対異物吸入性が高められる。
【００４１】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るスクーター型車両の吸気装置は、エアクリーナーのクリーナーケース外面に前面と側面と下面とに跨って開放されるように凹陥部を形成し、この凹陥部に上記キャブレターを全体的に埋没する形で設置するとともに、凹陥部の内面に開設した接続口にキャブレターを接続したので、凹陥部内にキャブレターを埋没させる形で設置してキャブレター周囲の余剰スペースをエアクリーナーの設置スペースに置換し、これによってエアクリーナーの全高を延ばすことなくエアクリーナー容量を増大させ、エンジンと着座シートの間隔を小さく保ちながら大容量のエアクリーナーをキャブレターと共に設置することができる。
【００４２】
また、本発明に係るスクーター型車両の吸気装置は、前記エンジンを略水平シリンダー型とし、前記キャブレターをダウンドラフト形式にするとともに、前記クリーナーケースの内部空間をエアフィルターで区画して下側の空間をダーティーサイド、上側の空間をクリーンサイドとし、前記凹陥部を上記ダーティーサイド側に形成してダーティーサイドをキャブレターの側方に延在させ、上記クリーンサイドをキャブレターとダーティーサイドの上方に設けたので、キャブレター周囲のデッドスペースを一段と有効に活用してエアクリーナー容量を増大するとともに、エアクリーナーの対異物吸入性を良好にすることができる。
【００４３】
さらに、本発明に係るスクーター型車両の吸気装置は、前記クリーナーケースを、下側のケース本体と、このケース本体の上部開口部に着脱可能に固定される上側のケースキャップとを備えて構成し、前記エアフィルターを上記ケース本体と上記ケースキャップの合わせ目付近に設置したため、ケースキャップを取り外すことによりエアフィルターを簡単に着脱でき、エアクリーナーのメンテナンス性を良くすることができる。
【００４４】
そして、本発明に係るスクーター型車両の吸気装置は、前記クリーナーケース外面に形成した凹陥部の開放方向の少なくとも１つの開放方向と、前記キャブレターのアイドルスクリュー等の調整部の向きを整合させたため、エアクリーナーに阻まれることなく外方からキャブレターの調整部を臨むことができ、キャブレターの調整作業性が良い。
【００４５】
また、本発明に係るスクーター型車両の吸気装置は、前記エアクリーナーの吸入空気を外部から前記ダーティーサイドに導くインレットパイプを前記クリーナーケースの外壁面に沿って水平方向に延設したので、インレットパイプを長く形成してインレットパイプによる消音作用を高め、吸気音を低減させることができる。
【００４６】
さらに、本発明に係るスクーター型車両の吸気装置は、前記インレットパイプの吸入口を前記着座シート下方の物品収納室と前記クリーナーケースとの間に開口させたので、外部からの塵埃等が吸入口に紛れにくく、エアクリーナーの対異物吸入性が一層良くなると同時に、インレットパイプの吸入口から出る吸気音がエアクリーナーや物品収納室の容器に阻まれて外部に漏洩しにくくなるので、吸気音を一段と低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る吸気装置の一実施形態が適用されたスクーター型車両の左側面全体透視図。
【図２】本発明の一実施形態を示す吸気装置とパワーユニットの左側面図。
【図３】吸気装置とパワーユニットの正面図。
【図４】図５の IV-IV線に沿うエアクリーナーの縦断面図。
【図５】エアクリーナーの平面図。
【図６】エアクリーナーの正面図。
【符号の説明】
１スクーター型車両
23 パワーユニット
24 エンジン
33 着座シート
38 キャブレター
39 エアクリーナー
42 インテークパイプ
44 クリーナーケース
45 エアフィルター
46 ケース本体
47 ケースキャップ
55 凹陥部
56 凹陥部の内面に相当する天井面
57 接続口
58 ジョイントパイプ
64 調整部
65 インレットパイプ
66 吸入口
67 連通口
Ａダーティーサイド
Ｂクリーンサイド[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an air intake device for a scooter type vehicle in which a carburetor and an air cleaner are installed below a seating seat.
[0002]
[Prior art]
Many scooter-type vehicles extend the engine's cylinder, which is located below the seat, to the front and extend almost horizontally to lower the overall height of the engine. It improves the attachment and running stability.
[0003]
For this reason, there is not enough space between the seating seat and the engine (cylinder) to place equipment such as carburetors and air cleaners. It is arranged in the position away from. When the engine is a two-cycle type, the intake port to which the carburetor is connected is provided on the upper surface of the crankcase, so there is no problem with the above layout.
[0004]
However, when the engine is of a 4-cycle type, the intake port is formed in the cylinder (cylinder head) itself, so that a carburetor is installed above the cylinder as disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 1-223091. On top of that, you must connect an air cleaner.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, as described above, the seat is located above the cylinder, and there is not enough space above the cylinder, so the capacity of the air cleaner is inevitably limited, and the purification performance of the air cleaner, engine output, etc. are adversely affected. . In order to increase the capacity of the air cleaner, it is necessary to raise the seating seat height, and the riding performance, legging performance, running stability, and the like are impaired.
[0006]
The air intake device for a scooter type vehicle according to the present invention is made to solve the above-mentioned problems, and its purpose is to enable a large-capacity air cleaner to be installed together with the carburetor while keeping the distance between the engine and the seating seat small. At the same time, it is intended to improve the air cleaner's ability to absorb foreign matter and maintainability, and the adjustment workability of the carburetor, and to reduce the intake noise.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a scooter type vehicle air intake device according to the present invention has a seat seat installed above a power unit having a substantially horizontal cylinder type engine, as described in claim 1, and the engine of the power unit. In a scooter type vehicle in which a downdraft type carburetor and an air cleaner with an air filter provided therein are installed between the seat and the seat, the outer surface of the cleaner case of the air cleaner straddles the front, side and bottom surfaces. A concave portion is formed so as to be opened, and the carburetor is installed so as to be entirely buried in the concave portion , and the carburetor is connected to a connection port opened on the inner surface of the concave portion , while the cleaner case The internal space is partitioned by an air filter, the lower space is the dirty side, the upper space And a clean side, said recess extend the dirty side to the side of the carburetor to form on the dirty-side, characterized in that a said clean side above the carburetor and dirty side.
[0009]
Furthermore, the scooter type vehicle intake device according to the present invention is the scooter type vehicle intake device according to the second aspect , wherein the cleaner case is detachably fixed to the lower case body and the upper opening of the case body. The air filter was installed near the joint between the case body and the case cap.
[0010]
The scooter type vehicle air intake device according to the present invention includes, as described in claim 3 , at least one opening direction of the recessed portion formed on the outer surface of the cleaner case, and an idle screw of the carburetor. The orientation of the adjustment unit was matched.
[0011]
According to a scooter type vehicle air intake device of the present invention, as described in claim 4 , the inlet pipe that guides the intake air of the air cleaner from the outside to the dirty side is horizontally disposed along the outer wall surface of the cleaner case. Extended in the direction.
[0012]
Further, an intake apparatus scooter type vehicle according to the present invention, as described in claim 5, and the inlet of the inlet pipe is opened between the seating seat below the article accommodation box and the cleaner case.
[0013]
If the air intake device for a scooter type vehicle is configured as in claim 1, the carburetor is installed so as to be buried in the recess of the air cleaner. It will be replaced with the installation space. Therefore, the capacity of the air cleaner can be increased without extending the overall height of the air cleaner, and a large capacity air cleaner can be installed together with the carburetor while keeping the distance between the engine and the seating seat small.
[0014]
Further , according to the first aspect , the dead space around the carburetor can be used more effectively, and the intake air of the air cleaner flows upward in the dirty side toward the clean side. Foreign substances such as contained sand particles are likely to remain at the bottom of the dirty side. For this reason, it is difficult for foreign matter to adhere to the air filter separating the dirty side and clean side, and the air cleaner's ability to inhale foreign matter is improved.
[0015]
Furthermore, if the air intake device for a scooter type vehicle is configured as in claim 2, the air filter can be easily attached and detached by removing the case cap, so that the maintainability of the air cleaner is improved.
[0016]
When the scooter type vehicle intake device is configured as in claim 3, the carburetor adjustment portion can be seen from the open side of the recessed portion, so that the carburetor adjustment workability is improved.
[0017]
Further, if the intake device for a scooter type vehicle is configured as in claim 4 , the inlet pipe can be formed long, so that the silencing action by the inlet pipe is promoted and the intake noise is reduced.
[0018]
Furthermore, if the intake device for a scooter type vehicle is configured as in claim 5 , the inlet of the inlet pipe opens in a relatively shielded part from the outside, so that dust and the like from the outside are not easily lost to the inlet, The air cleaner's ability to absorb foreign matter is improved. In addition, since the intake sound coming out from the inlet of the inlet pipe is blocked by the air cleaner or the container of the article storage chamber and is difficult to leak outside, the intake sound is further reduced.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a perspective view of the entire left side of a scooter type vehicle to which an embodiment of an intake device according to the present invention is applied.
[0020]
The body frame 2 of the scooter type vehicle 1 is configured by combining, for example, steel pipes. A pair of left and right lower pipes 4 extend downward from the head pipe 3 installed at the front head while entering the lower portion of the pipe, and a pair of left and right upper pipes 5 extend rearward from the vicinity of the front end of the lower pipe 4. The rear ends of the left and right lower pipes 4 bend upward and are respectively connected to the middle portions of the left and right upper pipes 5. The lower pipes 4 are connected by three cross members 6, 7, 8 extending in the vehicle width direction.
[0021]
The foremost cross member 6 is connected to the left and right upper pipes 5 by a pair of left and right bridge members 9, and a seat bracket 11 is installed between the upper pipes 5. Further, an engine suspension bracket 12 is provided at an intermediate portion of the upper pipe 5, and a seat bridge 13 and a pivot shaft 14 are installed on the engine suspension bracket 12. Further, the vicinity of the rear ends of the left and right upper pipes 5 are connected to the bridge members 15 and 16. In the horizontal portion of the left and right lower pipes 4, a step plate 17 is provided on the outside and a tank holding plate 18 is provided on the inside.
[0022]
A front fork 21 that supports the front wheel 20 is pivotally supported on the head pipe 3 of the vehicle body frame 2 configured in this manner together with a handlebar 22 and the like so as to be rotatable left and right. A power unit 23 is mounted on the pivot shaft 14 of the engine suspension bracket 12. Are connected to be swingable up and down.
[0023]
The power unit 23 is well-known for a scooter type vehicle in which a four-cycle engine 24 and a drive unit 25 (power transmission device) are integrated in the front and rear, and the cylinder 26 of the engine 24 is substantially horizontal toward the front. It extends. A rear wheel 27 is pivotally supported at the rear part of the drive unit 25, and a shock absorber 28 is connected between the rear part of the drive unit 25 and the vicinity of the rear part of the upper pipe 5.
[0024]
A fuel tank 30 is installed in front of the engine 24, and a radiator 31 for cooling the engine 24 is installed in front of it. The fuel tank 30 is disposed in a cage-shaped space surrounded by the left and right upper pipes 5 and the lower pipe 4 of the vehicle body frame 2. A seating seat 33 is installed above the power unit 23. The entire vehicle body is covered with a frame cover 34 made of synthetic resin, and the appearance of the scooter type vehicle 1 is adjusted.
[0025]
The space below the seating seat 33 is divided into a front intake device chamber 35 and a rear article storage chamber 36 with the seat bridge 13 as a boundary. The seating seat 33 can be opened upward with the top of the seat bracket 11 as a fulcrum, and also serves as a lid for the intake device chamber 35 and the article storage chamber 36. The article storage chamber 36 has a volume capable of storing articles such as a helmet, and a carburetor 38 and an air cleaner 39 are installed in the intake device chamber 35. The carburetor 38 and the air cleaner 39 are elements constituting the intake device of the engine 24, and are configured as follows.
[0026]
As shown in FIGS. 2 and 3, the carburetor 38 is a downdraft type in which the airflow flows in the vertical direction, and the downstream side of the carburetor 38 is connected to the intake port 41 provided on the upper surface of the cylinder (cylinder head) 26 of the engine 24. Connected through. The air cleaner 39 is mainly composed of a cleaner case 44 formed by synthetic resin molding or the like, and an air filter 45 is provided therein, as shown in the longitudinal sectional view, the plan view, and the front view in FIGS. .
[0027]
The cleaner case 44 is formed in a substantially rectangular parallelepiped shape, for example, and has a two-piece structure including a lower case body 46 and an upper case cap 47. The case body 46 is formed in a bottomed box shape that opens upward, and the case cap 47 is hermetically fitted to the upper opening of the case body 46 via a packing 48, and is attached to the case body 46 with several screws 49. Fastened and fixed to the embedded insert nut 50.
[0028]
An air filter 45 is installed in the vicinity of the joint between the case body 46 and the case cap 47. A filter holding frame 52 is formed on the inner periphery of the opening of the case body 46, and an air filter 45 is fitted into the filter holding frame 52 from above. Further, ribs 53 projecting from the lower surface of the case cap 47 abut against the upper surface of the air filter 45 and fix the air filter 45. The internal space of the cleaner case 44 is the dirty side A inside the case body 46 and the clean side B inside the case cap 47 with the air filter 45 as a boundary.
[0029]
A concave portion 55 is formed on the outer surface of the case main body 46, and the upstream side of the carburetor 38 is connected to the inner surface, for example, a connection port 57 formed on the ceiling surface 56 via a joint pipe 58. Since the plane shape of the air filter 45 is formed in a substantially “L” shape (see FIG. 5) so as to avoid the ceiling surface 56, the joint pipe 58 communicates with the clean side B without penetrating the air filter 45. The upper end of the joint pipe 58 is expanded in a funnel shape, and a net-shaped trap 59 is attached. On the other hand, an annular clamp 60 is fitted to the lower end of the joint pipe 58, and the lower end of the joint pipe 58 is firmly connected to the upstream side of the carburetor 38 by tightening the screw 61 of the clamp 60.
[0030]
The recessed portion 55 of the air cleaner 39 is formed so as to be opened across the front surface, the side surface, and the lower surface of the outer surface of the cleaner case 44. And the carburetor is installed in this recessed part so that it may be entirely buried. On the other hand, an adjustment unit 64 (see FIG. 2) is provided on one surface of the carburetor 38, and an idle screw, an air screw, or the like is disposed. The direction of the adjusting portion 64 is directed to the left so as to match the opening direction of the recessed portion 55. The direction of the screw 61 of the clamp 60 is also directed to the left.
[0031]
Since the recessed portion 55 is formed on the case body 46 side, that is, the dirty side A side, the dirty side A extends to the side of the carburetor 38, that is, the right side and the rear side of the carburetor 38 in this embodiment, The carburetor 38 is surrounded by the dirty side A. The clean side B is positioned so as to cover the carburetor 38 and the dirty side A.
[0032]
The size of the recessed portion 55 is such that the carburetor 38 completely overlaps the air cleaner 39 (cleaner case 44) in a side view (see FIG. 2), a front view (see FIG. 3), and a plan view (see FIG. 5). However, the recessed portion 55 may be formed so that a part of the carburetor 38 overlaps.
[0033]
Further, the cleaner case 44 is provided with an inlet pipe 65. The inlet pipe 65 has an inlet 66 that is an open end thereof, for example, located in the lower left part of the rear portion of the case body 46, and extends horizontally to the right along the outer wall surface of the rear surface of the case body 46 from here. Is connected to a communication port 67 formed at the rear lower portion of the right side surface. This communication port 67 is connected to Dirty Side A. Further, the opening position of the suction port 66 of the inlet pipe 65 is between the article storage chamber 36 below the seating seat 33 and the air cleaner 39 (see FIG. 1). Note that a breather pipe 68 (see FIG. 6) connected to the crankcase of the engine 24 is connected to the ceiling surface 56 of the recessed portion 55 formed in the case body 46.
[0034]
When the engine 24 is operated, outside air is sucked from the inlet 66 of the inlet pipe 65 due to the negative pressure of the intake air, and this intake air flows into the dirty side A of the air cleaner 39 through the inlet pipe 65 and passes through the air filter 45. Then, it flows to the clean side B after foreign matters such as sand particles and dust are removed. The intake air that has flowed to the clean side B flows through the trap 59 and the joint pipe 58 to the carburetor 38 and is supplied to the engine 24 as a fuel mixture.
[0035]
The air intake device configured as described above is installed in such a manner that the carburetor 38 is entirely buried in the recessed portion 55 formed in the air cleaner 39, so the surroundings of the carburetor 38 that was conventionally considered a dead space The excess space is efficiently replaced with the installation space of the air cleaner 39. For this reason, the capacity of the air cleaner 39 can be increased without extending the overall height of the air cleaner 39, and a large capacity air cleaner 39 can be installed together with the carburetor 38 while keeping the distance between the engine 24 and the seating seat 33 small. it can. Therefore, it is possible to satisfactorily maintain the riding performance, legging performance, running stability, etc. of the scooter type vehicle 1.
[0036]
In particular, since the dirty side A of the air cleaner 39 extends to the side of the carburetor 38 and the clean side B is located above the carburetor 38 and the dirty side A, the dead space around the carburetor 38 is more effectively utilized. It can contribute mainly to capacity expansion on the dirty side A side.
[0037]
In addition, since the intake air of the air cleaner 39 flows upward in the dirty side A and goes to the clean side B, foreign matters such as sand particles contained in the intake air are likely to remain on the bottom of the dirty side A. Hard to adhere to air filter 45. Therefore, the air filter 45 is less likely to be clogged, and the air cleaner 39 has good foreign substance inhalability.
[0038]
Further, since the air filter 45 is installed near the joint between the case body 46 and the case cap 47, the air filter 45 can be easily attached and detached by removing the case cap 47. Therefore, the maintainability of the air cleaner 39 is extremely good.
[0039]
In addition, the recessed portion 55 formed in the cleaner case 44 is opened to the left, and this opening direction is aligned with the direction of the adjusting portion 64 of the carburetor 38. The adjustment part 64 of the carburetor 38 can be seen from the left side, and the adjustment work of the carburetor 38 can be easily performed. Note that the opening direction of the recessed portion 55 and the direction of the adjustment portion 64 of the carburetor 38 may be aligned in different directions (rightward, forward, etc.).
[0040]
On the other hand, an inlet pipe 65 for sucking outside air extends horizontally along the outer wall surface of the cleaner case 44 (case body 46), and stores the articles below the seating seat 33 whose suction port 66 is relatively shielded from the outside. Since it opens in the space between the chamber 36 and the cleaner case 44, in addition to the good silencing action of the intake sound due to the long inlet pipe 65 itself, the intake sound coming out from the suction port 66 is stored in the cleaner case 44 and the article storage It is difficult to leak outside due to being blocked by the container of the chamber 36, and it is possible to achieve a significant reduction in intake sound due to these points. In addition, dust and the like from the outside are unlikely to be mixed into the suction port 66, and the air cleaner 39's ability to suck foreign matter is also improved in this respect.
[0041]
【The invention's effect】
As described above, intake system for a scooter type vehicle according to the present invention forms a recess so as to be opened across the front and sides and a lower surface cleaner case the outer surface of the air cleaner, above the recess The carburetor was installed so as to be entirely buried, and the carburetor was connected to the connection port opened on the inner surface of the recessed portion, so that the carburetor was buried in the recessed portion to remove excess space around the carburetor. By replacing the installation space, the capacity of the air cleaner can be increased without extending the overall height of the air cleaner, and a large capacity air cleaner can be installed together with the carburetor while keeping the distance between the engine and the seating seat small.
[0042]
In the scooter type vehicle air intake device according to the present invention, the engine is a substantially horizontal cylinder type, the carburetor is a downdraft type, and the interior space of the cleaner case is partitioned by an air filter. Dirty side, the upper space is the clean side, the concave part is formed on the dirty side, the dirty side extends to the side of the carburetor, and the clean side is provided above the carburetor and dirty side. In addition, the dead space around the carburetor can be more effectively used to increase the capacity of the air cleaner and improve the air cleaner's ability to absorb foreign matter.
[0043]
Further, the scooter type vehicle air intake device according to the present invention is configured such that the cleaner case includes a lower case body and an upper case cap that is detachably fixed to the upper opening of the case body. Since the air filter is installed near the joint between the case body and the case cap, the air filter can be easily attached and detached by removing the case cap, and the maintainability of the air cleaner can be improved.
[0044]
In the scooter type vehicle air intake device according to the present invention, the opening direction of the recessed portion formed in the outer surface of the cleaner case is aligned with the direction of the adjusting portion such as an idle screw of the carburetor. The carburetor adjustment part can be seen from the outside without being obstructed by the air cleaner, and the carburetor adjustment workability is good.
[0045]
In the scooter type vehicle intake device according to the present invention, the inlet pipe that guides the intake air of the air cleaner from the outside to the dirty side extends in the horizontal direction along the outer wall surface of the cleaner case. Can be formed longer to enhance the silencing effect of the inlet pipe and reduce the intake noise.
[0046]
Furthermore, in the scooter type vehicle air intake device according to the present invention, since the inlet of the inlet pipe is opened between the article storage chamber below the seating seat and the cleaner case, dust or the like from the outside is sucked into the inlet. The air cleaner's ability to absorb foreign matter is further improved, and at the same time, the intake sound from the inlet of the inlet pipe is blocked by the air cleaner and the container in the article storage room, making it difficult to leak outside. This can be further reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall left side perspective view of a scooter type vehicle to which an embodiment of an intake device according to the present invention is applied.
FIG. 2 is a left side view of an intake device and a power unit showing an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a front view of an intake device and a power unit.
4 is a longitudinal sectional view of the air cleaner taken along line IV-IV in FIG.
FIG. 5 is a plan view of an air cleaner.
FIG. 6 is a front view of an air cleaner.
[Explanation of symbols]
1 Scooter type vehicle
23 Power unit
24 engine
33 Seating seat
38 Carburetor
39 Air cleaner
42 Intake pipe
44 Cleaner case
45 Air filter
46 Case body
47 Case cap
55 Recess
56 Ceiling equivalent to the inner surface of the recess
57 Connection port
58 Joint pipe
64 Adjustment section
65 Inlet pipe
66 Suction port
67 Communication port A Dirty side B Clean side

Claims

A seating seat was installed above the power unit with the engine as a substantially horizontal cylinder, and a downdraft carburetor and an air cleaner with an air filter installed inside were installed between the engine of the power unit and the seating seat. In the scooter type vehicle, a concave portion is formed on the outer surface of the cleaner case of the air cleaner so as to be opened across the front surface, the side surface, and the lower surface, and the carburetor is entirely buried in the concave portion. The carburetor is connected to the connection port opened on the inner surface of the recess, while the cleaner space is partitioned by an air filter so that the lower space is the dirty side and the upper space is the clean side. On the dirty side to carbure the dirty side Extend to the side of chromatography, intake system for a scooter type vehicle, characterized by comprising the clean side above the carburetor and dirty side.

The cleaner case includes a lower case body and an upper case cap that is detachably fixed to an upper opening of the case body, and the air filter is combined with the case body and the case cap. The scooter type vehicle intake device according to claim 1 , which is installed near the eyes.

The air intake device for a scooter type vehicle according to claim 1 , wherein at least one opening direction of the opening direction of the recessed portion formed on the outer surface of the cleaner case is aligned with a direction of an adjusting portion such as an idle screw of the carburetor.

2. The scooter type vehicle intake device according to claim 1 , wherein an inlet pipe that guides intake air of the air cleaner from the outside to the dirty side extends in a horizontal direction along an outer wall surface of the cleaner case.

The air intake apparatus for a scooter type vehicle according to claim 4 , wherein an inlet of the inlet pipe is opened between an article storage chamber below the seating seat and the cleaner case.