JP4000188B2

JP4000188B2 - Air vent tube holding structure of vaporizer

Info

Publication number: JP4000188B2
Application number: JP31381798A
Authority: JP
Inventors: 紀之荻巣; 明男後藤
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 1998-11-04
Filing date: 1998-11-04
Publication date: 2007-10-31
Anticipated expiration: 2018-11-04
Also published as: CN1103867C; CN1253232A; JP2000145545A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、気化器のエアベントチューブ保持構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
実開昭６２−６６２５７号には、気化器から後方へ延出するエアベントチューブの途中を、気化器とエアクリーナケースを接続するコンチューブと一体に形成された保持部で保持する構造が示されている。この保持部が先端が矢形をなす紐状であり、その基部に横穴を設け、エアベントチューブの周囲へ巻き付けてから先端の矢形部を横穴へ差し込んで係止するようになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような構造の保持部は、エアベントチューブに対する保持部作業に手間がかかり、かつ成形も容易でない。また、一般にエアベントチューブは開放端からエンジンの熱や走行風並びに水などの侵入を防止するため、燃料タンクやシートの下方まで長く延ばさなければならず、その短縮化も望まれていた。そこで、本願発明はこのような問題点の解決を目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本願の気化器のエアベントチューブ保持構造に係る第１の発明は、エアークリーナケースから前方へ延出するコンチューブの前端部に気化器を接続し、この気化器から後方へ延出するエアベントチューブの中間部をコンチューブに一体形成された保持部に保持させた気化器のエアベントチューブ保持構造において、前記保持部はエアベントチューブを通すための通過穴を設け、エアベントチューブをこの通過穴へ通して保持するとともに、前記保持部及びエアベントチューブの開放端を側面視でサイドカバーにより覆われる位置に配設し
前記保持部はゴム製のコンチューブのエアクリーナケース接続部近傍ヘ一体に設けられ
平面視で側方へ張り出し、通過穴は上下方向に開口し、前記通過穴の外縁部にスリットが設けられ
コンチューブのエアクリーナケース接続端部近傍を横断するように設けられるセンターサイドカバーの前端被覆部内側に位置し、
エアベントチューブは前記通過穴を通って前記前端被覆部内側に沿いながら下方に垂れ下がっている
ことを特徴とする。
【０００５】
第２の発明は、上記第１の発明において、
前記エアクリーナケースの内側は、
フィルタを挟んでクリーンサイドと
ダーティサイドが左右方向に並ぶように区画され、
前記エアクリーナケースのクリーンサイド側の前部から前記コンチューブが延出し、
前記ダーティサイド側の後部に、ダーティサイド内に外気を吸入するダクトが設けられ、
前記保持部は、コンチューブの前記ダーティサイドとは反対側に設けられた
ことを特徴とする。
第３の発明は、上記第２の発明において、
前記エアクリーナケースは車体の左右方向一方へ向かって開口部のあるケース本体部と、この開口部を覆う蓋と、前記ケース本体部と前記蓋の間に介在されるフィルタで構成されるものであって、
前記フィルターと前記ケース本体部の内側で区画されるクリーンサイドに、コンチューブの接続より下方の位置で前記ケース本体部と一体に還元室を設け、前記還元室とエンジンのクランクケース内に設けられたブリーザ室を還元通路で接続したことを特徴とする。
【０００６】
【発明の効果】
第１の発明によれば、コンチューブと一体に形成した保持部に通過穴を設けたので、この通過穴にエアベントチューブを通すだけで保持できるから、保持のための作業が容易かつ迅速化する。また、側面視においてエアベントチューブの保持部から開放端までをサイドカバーで覆ったので、開放端からエンジンの熱や走行風並びに水などの侵入を防止することができ、その結果、従来と比べてエアベントチューブを短縮化できる。
【０００７】
第２の発明によれば、コンチューブを成形する割型の割面にて前記保持部を成形するので、保持部をコンチューブの成形と同時に成形でき、成形が容易になりかつコストダウンが可能になる。
【０００８】
【発明の実施の形態】
図面にもとづいて自動２輪車に適用された本願発明の一実施例を説明する。図１は自動２輪車の外観における進行方向左側面図、図２はそのエンジン回り要部側面を拡大して示す図、図３はエアクリーナケース部分をさらに拡大して示す側面図、図４はその横断面図、図５は保持部の拡大図である。
【０００９】
まず、この自動２輪車の全体構造を概説する。図１に示すように、この自動２輪車はアメリカンタイプとして構成され、ロングホイールベースをなす前輪１及び後輪２、キャスター角の大きなフロントフォーク３、ドロップハンドル４、涙滴型燃料タンク５並びに比較的取付位置の低いタンデムシート６、その後部に設けられた背もたれ７等の特徴的な構造を備えている。
【００１０】
前後輪間に配置されたエンジン８は、例えば１００ｃｃ程度の小型空冷式エンジンであり、シリンダヘッド９は、前後方向へ略水平に寝かされ、上方の気化器１０から混合気を吸気し、排気口から後方へ延出する排気管１１及びマフラー１２を介して排気するようになっている。
【００１１】
気化器１０は燃料タンク５から燃料を供給され、後方のエアクリーナケース１３より新気を供給される。また気化器１０は、燃料タンク５の下方に左右一対で設けられるフロントサイドカバー１４で挟まれた空間内へ配設されている。エアクリーナケース１３は気化器１０の後方に配設され、左右両側をセンターサイドカバー１５により覆われている。
【００１２】
エンジン８は車体フレームのうち側面視（図１）で略ループ状をなす車体フレームの前部に支持され、この部分はヘッドパイプ１６、上部パイプ１７、ダウンパイプ１８、下部パイプ１９及びピボットプレート２０で構成され、上部パイプ１７は車体中心に沿ってヘッドパイプ１６から後方へ延びて燃料タンク５を支持するとともに、車体略中央部で屈曲し、下方へ延びてピボットプレート２０へ接続している。
【００１３】
車体フレームの後部は、上部パイプ１７の屈曲部から左右一対で略水平に後方へ延出してタンデムシート６を支持するシートレール２２と、下部パイプ１９の後端部から連続してピボットプレート２０の側方を斜め上がりに後方へ延びてシートレール２２の中間部へ接続するサイドフレーム２３とで略トラス状に構成され、この側面視略三角形状の空間内にエアクリーナケース１３が配置され、さらにこの空間は前記センターサイドカバー１５で覆われている。
【００１４】
ピボットプレート２０にはリヤフォーク２４の前端部が揺動自在に支持され、その後端部に後輪２が支持されている。図中の符号２５緩衝器である。
【００１５】
次に、図２によりエンジン回りの構造をより詳細に説明する。気化器１０はコンチーブ３０を介してエアクリーナケース１３と接続され、インテークパイプ３１を介してシリンダヘッド９の吸気口へ接続されている。さらに気化器１０のフロート室３２に一端を接続されたエアベントチューブ３３がコンチューブ３０に沿って配設され、他端部がエアクリーナケース１３近傍で開放されている。
【００１６】
エンジン８のクランクケース３４内に設けられたブリーザー室には、チューブ等で構成された還元通路３５の一端が接続され、その他端はクランクケース３４の上方を後方へ延びてエアクリーナケース１３内に設けられた還元室３６へ接続されている。
【００１７】
図３及び図４に示すように、エアクリーナケース１３は、車体左側へ向って開放されたケース本体部４０と、この開口部を覆う蓋４１及びこれらケース本体部４０と蓋４１の間に介在されるフィルタ４２で構成され、フィルタ４２を挟んでケース本体部４０の内側がクリーンサイド４３、蓋４１の内側がダーテイサイド４４をなしている。
【００１８】
さらに、クリーンサイド４３内の一部は、ケース本体部４０の底部を部分的に車体右側へ張り出すことにより一体の小室として形成された還元室３６が設けられ、その開口部４５は還元室用蓋４６で閉じられ、クリーンサイド４３と区画されている。
【００１９】
蓋４１の後部側にはダクト４７が設けられ、このダクト４７の一端はダーテイサイド４４内に開口し、他端はエアクリーナケース１３の後方へ延出して開口している。このため、エアクリーナケース１３の後方からダーテイサイド４４内へ吸入された外気は、フィルタ４２で濾過された後、クリーンサイド４３へ入り、ケース本体部４０の前面からコンチューブ３０へ送り出される。
【００２０】
図４に示すように、エアベントチューブ３３の中間部は、ケース本体部４０近傍のコンチューブ３０外周部に一体形成された保持部３７に支持されている。また、この保持部３７が設けられている部分からエアベントチューブ３３の開放端４９までの範囲はセンターサイドカバー１５の前端被覆部４８によって覆われ、外観を遮られている。
【００２１】
図４中の符号３８はケース本体部４０と一体に形成されたツールボックス、３９はダーテイサイド４４内に連通するドレインパイプである。
【００２２】
図５は図４の保持部３７を拡大して示す図であり、保持部３７は略台形状をなし、比較的軟いゴム質からなるコンチューブ３０の外表面から一体に径方向へ突出しており、中央部には通過穴５０が形成され、これを囲む縁部のうち、コンチューブ３０の長手方向へ略平行に延びる外縁部５１は、中間部に入れられたスリット５２により分断されている。
【００２３】
このため、仮想線で示すようにエアベントチューブ３３を外縁部５１の外方から通過穴５０方向へ押しつければ、外縁部５１が変形してスリット５２を拡大し、エアベントチューブ３３を通過穴５０内へ入れることができる。逆に通過穴５０内のエアベントチューブ３３を外へ出す場合も簡単にできる。図中の符号５３は一体に形成されているリブである。
【００２４】
この保持部３７は、コンチューブ３０が図示しない割型で成形されるとき、その割面に形成される。このとき、通過穴５０とスリット５２も一体に形成され、通過穴５０の成形部は型開き時に無理抜きされる。
【００２５】
次に、本実施例の作用を説明する。図３乃至図５に示すように、エアベントチューブ３３を保持させるには、コンチューブ３０に沿わせて気化器１０から後方へ延出させ保持部３７のところで外縁部５１のスリット５２へエアベントチューブ３３を押しつけると容易に通過穴５０内へ入れることができ、保持作業を容易かつ迅速にできる。取り外し時も同様に容易かつ迅速である。
【００２６】
通過穴５０を通過することにより中間部を保持部３７に保持されたエアベントチューブ３３は、開放端４９をケース本体部４０の前面近傍に位置させてあり、側面視においてエアベントチューブ３３の保持部３７から開放端４９までを左右のセンターサイドカバー１５で覆うようにしたので、開放端４９は左右のセンターサイドカバー１５の各前端被覆部４８内側に入っている。
【００２７】
このようにすると、左右のセンターサイドカバー１５により、エアベントチューブ３３の開放端４９に対するエンジン８の熱や走行風並びに水などの侵入を防止することができ、その結果、従来と比べてエアベントチューブ３３を短縮化できる。
【００２８】
しかも、保持部３７は、コンチューブ３０を成形する割型の割面にて成形されるので、コンチューブ３０の成形と同時に成形でき、成形が容易になりかつコストダウンが可能になる。
【００２９】
なお、本願発明は上記実施例に限定されず種々応用可能であり、例えば、自動２輪車以外の各種車両における内燃機関に適用できる。また、スリット５２を設けずに外縁部５１を分断しなくても、開放端４９から通過穴５０内へ通せば、比較的容易にエアベントチューブ３３を保持させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】実施例の適用された自動２輪車の左側面図
【図２】そのエンジン回り要部側面を拡大して示す図
【図３】エアクリーナケース部分をさらに拡大して示す側面図
【図４】その横断面図
【図５】ガイド部の拡大図
【符号の説明】
１０：気化器、１３：エアクリーナケース、１５：センターサイドカバー、３０：コンチューブ、３３：エアベントチューブ、３５：還元チューブ、３６：還元室、４０：ケース本体部、４１：蓋、４２：フィルタ、４３：クリーンサイド、４４：ダーテイサイド、４６：還元室用蓋、５０：通過穴、５１：外縁部、５２：スリット[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an air vent tube holding structure for a vaporizer.
[0002]
[Prior art]
Japanese Utility Model Publication No. 62-66257 shows a structure in which the air vent tube extending rearward from the vaporizer is held by a holding portion formed integrally with a con tube connecting the vaporizer and the air cleaner case. Yes. This holding part is a string-like shape whose tip is formed in an arrow shape, and a horizontal hole is provided in the base part, and after winding around the air vent tube, the arrow part at the tip is inserted into the horizontal hole and locked.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the holding part having the structure as described above takes time and labor for the holding part work on the air vent tube and is not easy to mold. In general, the air vent tube has to be extended from the open end to the lower part of the fuel tank and the seat in order to prevent intrusion of engine heat, running wind, water, and the like. Therefore, the present invention aims to solve such problems.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the first invention relating to the air vent tube holding structure for a vaporizer according to the present application is such that a vaporizer is connected to a front end portion of a contube extending forward from an air cleaner case, and the rear from the vaporizer In the air vent tube holding structure of the carburetor in which the intermediate portion of the air vent tube extending to the holding tube is held integrally with the connecting tube, the holding portion has a passage hole for passing the air vent tube, While passing through this passage hole and holding it, the holding part and the open end of the air vent tube are arranged at a position covered by the side cover in a side view.
The holding part is integrally provided in the vicinity of the air cleaner case connection part of the rubber contube.
Projected to the side in plan view, the through hole opens in the vertical direction, and a slit is provided at the outer edge of the through hole.
Located inside the front side covering part of the center side cover provided to cross the vicinity of the air cleaner case connecting end of the contube,
The air vent tube hangs downward while passing along the inside of the front end covering portion through the passage hole .
[0005]
According to a second invention, in the first invention,
The inside of the air cleaner case is
Clean side with filter
Dirty sides are partitioned so that they are lined up in the left-right direction,
The contube extends from the front side of the clean side of the air cleaner case,
A duct that sucks outside air into the dirty side is provided at the rear of the dirty side,
The holding portion is provided on the opposite side of the dirty tube from the dirty side .
According to a third invention, in the second invention,
The air cleaner case includes a case main body having an opening toward one side in the left-right direction of the vehicle body, a lid covering the opening, and a filter interposed between the case main body and the lid. And
A reduction chamber is provided integrally with the case main body at a position below the connecting tube connection on the clean side partitioned between the filter and the case main body, and is provided in the reduction chamber and the engine crankcase. The breather chambers are connected by a reduction passage.
[0006]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, since the passage hole is provided in the holding portion formed integrally with the con tube, it can be held simply by passing the air vent tube through the passage hole. . In addition, since the side cover covers the air vent tube holding part to the open end in side view, it is possible to prevent intrusion of engine heat, running wind, water, etc. from the open end. The air vent tube can be shortened.
[0007]
According to the second invention, since the holding portion is formed by the split surface of the split mold for forming the contube, the holding portion can be formed simultaneously with the forming of the contube, facilitating the molding and reducing the cost. become.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of the present invention applied to a motorcycle will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a left side view in the direction of travel in the appearance of a motorcycle, FIG. 2 is an enlarged view showing a side surface of a main part around the engine, FIG. 3 is a side view showing an enlarged air cleaner case portion, and FIG. FIG. 5 is an enlarged view of the holding section.
[0009]
First, the overall structure of the motorcycle will be outlined. As shown in FIG. 1, the motorcycle is configured as an American type, and includes a front wheel 1 and a rear wheel 2 forming a long wheel base, a front fork 3 having a large caster angle, a drop handle 4, a teardrop type fuel tank 5, and It has a characteristic structure such as a tandem seat 6 with a relatively low mounting position and a backrest 7 provided at the rear part thereof.
[0010]
The engine 8 disposed between the front and rear wheels is a small air-cooled engine of about 100 cc, for example, and the cylinder head 9 is laid down substantially horizontally in the front-rear direction, and sucks the air-fuel mixture from the upper carburetor 10 and exhausts it. Exhaust pipes 11 and a muffler 12 extending rearward from the mouth are exhausted.
[0011]
The carburetor 10 is supplied with fuel from the fuel tank 5 and is supplied with fresh air from the rear air cleaner case 13. The carburetor 10 is disposed in a space sandwiched between a pair of left and right front side covers 14 provided below the fuel tank 5. The air cleaner case 13 is disposed behind the vaporizer 10 and is covered with a center side cover 15 on both the left and right sides.
[0012]
The engine 8 is supported on the front portion of the vehicle body frame that is substantially loop-shaped in a side view (FIG. 1), and this portion includes a head pipe 16, an upper pipe 17, a down pipe 18, a lower pipe 19, and a pivot plate 20. The upper pipe 17 extends rearward from the head pipe 16 along the center of the vehicle body to support the fuel tank 5, bends at a substantially central portion of the vehicle body, extends downward, and is connected to the pivot plate 20.
[0013]
The rear portion of the vehicle body frame extends from the bent portion of the upper pipe 17 in a pair of left and right substantially horizontally to support the tandem seat 6 and the pivot plate 20 continuously from the rear end portion of the lower pipe 19. A side frame 23 that extends rearward obliquely upward and is connected to an intermediate portion of the seat rail 22 is configured in a substantially truss shape, and an air cleaner case 13 is disposed in a substantially triangular space in a side view. The space is covered with the center side cover 15.
[0014]
The pivot plate 20 supports the front end portion of the rear fork 24 so as to be swingable, and the rear wheel 2 is supported at the rear end portion thereof. Reference numeral 25 in the figure denotes a shock absorber.
[0015]
Next, the structure around the engine will be described in more detail with reference to FIG. The carburetor 10 is connected to the air cleaner case 13 via the continue 30 and is connected to the intake port of the cylinder head 9 via the intake pipe 31. Further, an air vent tube 33 having one end connected to the float chamber 32 of the vaporizer 10 is disposed along the con tube 30, and the other end is opened near the air cleaner case 13.
[0016]
The breather chamber provided in the crankcase 34 of the engine 8 is connected to one end of a reduction passage 35 formed of a tube or the like, and the other end extends rearward above the crankcase 34 and is provided in the air cleaner case 13. Connected to the reduction chamber 36.
[0017]
As shown in FIGS. 3 and 4, the air cleaner case 13 is interposed between a case main body 40 opened toward the left side of the vehicle body, a lid 41 covering the opening, and between the case main body 40 and the lid 41. The inside of the case main body 40 forms a clean side 43 and the inside of the lid 41 forms a dirty side 44 with the filter 42 interposed therebetween.
[0018]
Further, a part of the clean side 43 is provided with a reduction chamber 36 formed as an integral small chamber by partially projecting the bottom of the case body 40 to the right side of the vehicle body, and the opening 45 is for the reduction chamber. It is closed with a lid 46 and partitioned from the clean side 43.
[0019]
A duct 47 is provided on the rear side of the lid 41. One end of the duct 47 opens into the dirty side 44, and the other end extends to the rear of the air cleaner case 13 and opens. For this reason, the outside air sucked into the dirty side 44 from the rear of the air cleaner case 13 is filtered by the filter 42, enters the clean side 43, and is sent out from the front surface of the case main body 40 to the contube 30.
[0020]
As shown in FIG. 4, the intermediate portion of the air vent tube 33 is supported by a holding portion 37 formed integrally with the outer periphery of the contube 30 near the case main body portion 40. Further, the range from the portion where the holding portion 37 is provided to the open end 49 of the air vent tube 33 is covered by the front end covering portion 48 of the center side cover 15 to block the appearance.
[0021]
A reference numeral 38 in FIG. 4 is a tool box formed integrally with the case main body 40, and 39 is a drain pipe communicating with the dirty side 44.
[0022]
FIG. 5 is an enlarged view of the holding portion 37 shown in FIG. 4, and the holding portion 37 has a substantially trapezoidal shape and integrally protrudes in the radial direction from the outer surface of the tube 30 made of a relatively soft rubber. In addition, a passage hole 50 is formed in the center portion, and an outer edge portion 51 extending substantially parallel to the longitudinal direction of the contube 30 is divided by a slit 52 inserted in an intermediate portion among the surrounding edges. .
[0023]
For this reason, if the air vent tube 33 is pressed from the outside of the outer edge portion 51 toward the passage hole 50 as shown by the phantom line, the outer edge portion 51 is deformed and the slit 52 is enlarged, and the air vent tube 33 is inserted into the passage hole 50. You can enter. Conversely, the air vent tube 33 in the passage hole 50 can be easily removed. Reference numeral 53 in the figure is a rib formed integrally.
[0024]
The holding portion 37 is formed on the split surface when the contube 30 is formed with a split mold (not shown). At this time, the passage hole 50 and the slit 52 are also integrally formed, and the molded portion of the passage hole 50 is forcibly removed when the mold is opened.
[0025]
Next, the operation of this embodiment will be described. As shown in FIGS. 3 to 5, in order to hold the air vent tube 33, the air vent tube 33 extends from the vaporizer 10 to the rear along the connecting tube 30, and into the slit 52 of the outer edge portion 51 at the holding portion 37. Can be easily put into the passage hole 50, and the holding operation can be easily and quickly performed. It is equally easy and quick to remove.
[0026]
The air vent tube 33 whose intermediate portion is held by the holding portion 37 by passing through the passage hole 50 has an open end 49 positioned in the vicinity of the front surface of the case main body portion 40, and the holding portion 37 of the air vent tube 33 in a side view. The open end 49 is covered with the left and right center side covers 15, so that the open ends 49 are inside the front end covering portions 48 of the left and right center side covers 15.
[0027]
In this way, the left and right center side covers 15 can prevent the heat, running wind, water, and the like of the engine 8 from entering the open end 49 of the air vent tube 33, and as a result, the air vent tube 33 compared to the conventional case. Can be shortened.
[0028]
Moreover, since the holding portion 37 is formed by the split surface of the split mold for forming the contube 30, it can be formed simultaneously with the forming of the contube 30, facilitating the molding and reducing the cost.
[0029]
The present invention is not limited to the above-described embodiments and can be applied in various ways. For example, the present invention can be applied to internal combustion engines in various vehicles other than motorcycles. Further, even if the outer edge portion 51 is not divided without providing the slit 52, the air vent tube 33 can be held relatively easily if it passes from the open end 49 into the passage hole 50.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a left side view of a motorcycle to which an embodiment is applied. FIG. 2 is an enlarged side view of a main part around the engine. FIG. 3 is a side view of a further enlarged air cleaner case. Fig. 4 Cross-sectional view of the guide. Fig. 5 Enlarged view of the guide.
10: Vaporizer, 13: Air cleaner case, 15: Center side cover, 30: Con tube, 33: Air vent tube, 35: Reduction tube, 36: Reduction chamber, 40: Case body, 41: Lid, 42: Filter, 43: Clean side, 44: Dirty side, 46: Reduction chamber lid, 50: Passing hole, 51: Outer edge, 52: Slit

Claims

A vaporizer is connected to the front end of the contube that extends forward from the air cleaner case, and the middle part of the air vent tube that extends backward from this vaporizer is held by a holding part that is integrally formed with the contube. In the air vent tube holding structure of the vessel,
The holding part is provided with a passage hole for passing the air vent tube and holds the air vent tube through the passage hole,
The holding part and the open end of the air vent tube are arranged at a position covered with a side cover in a side view.
The holding part is integrally provided in the vicinity of the air cleaner case connection part of the rubber contube.
Projected to the side in a plan view, the passage hole is opened in the vertical direction, a slit is provided on the outer edge of the passage hole,
Located inside the front side covering part of the center side cover provided to cross the vicinity of the air cleaner case connecting end of the contube,
An air vent tube holding structure for a carburetor, wherein the air vent tube hangs downward while passing along the inside of the front end covering portion through the passage hole .

The inside of the air cleaner case is partitioned so that the clean side and the dirty side are arranged in the left-right direction across the filter,
The contube extends from the front side of the clean side of the air cleaner case,
A duct that sucks outside air into the dirty side is provided at the rear of the dirty side,
The structure for holding an air vent tube of a carburetor according to claim 1, wherein the holding portion is provided on a side opposite to the dirty side of the contube.

The air cleaner case includes a case main body having an opening toward one side of the vehicle body in the left-right direction, a lid covering the opening, and a filter interposed between the case main body and the lid. And
A reduction chamber is provided integrally with the case main body at a position below the connecting tube connection on the clean side partitioned between the filter and the case main body, and provided in the reduction chamber and the crankcase of the engine. 3. The air vent tube holding structure for a carburetor according to claim 2, wherein the breather chambers are connected by a reduction passage.