JP3774587B2 - 表示装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は音声出力手段を備えたテレビ受像機のスピーカシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のステレオ対応テレビ受像機等の表示装置では、画面の左右近傍の画像表示部と同一筐体内にスピーカを固定配置している。また、映画やスポーツ番組を見る臨場感を求める視聴者に対しては、筐体の複数の面に多数のスピーカを配置したり(特開平06−105257)、指向特性の異なるスピーカを複数配置したり(特開平06−197293)などの構造が提供されている。また、臨場感を出すために、電気的な信号処理により、音声信号の位相を変えたり、擬似的に残響音を混ぜるなどの様々な方法が取られてきた。更に、臨場感を求める視聴者に対しては、外部スピーカを追加するシステムも提供されている。更に、内蔵スピーカが上下左右に移動する構造も提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例では、左右の音源位置はそのその画面サイズに応じた左右スピーカ距離に限定されるため、臨場感に乏しく、これに満足できない視聴者は別に外部スピーカを準備しなければならなかった。この場合、設置スペースが必要であったり、専用にスピーカ用の配線をするなどの手間も掛かり、一部のマニアにしか受け入れられていない。更に、近年は画面サイズが40インチから50インチと拡大傾向にあるが、家庭やオフィスでの様々な環境下では、視聴者の位置により音源と画面の相対位置が変ることにより、満足のいく臨場感を得ることはできなかった。また、狭い家庭では生活の都合で音場に関係無く、表示装置の置き場所が決まってしまうこともある。また、近年プラズマディスプレイなどの薄型壁掛け表示雄値が提供されてきたが、一度、壁に設置して音源位置が合わない場合に、再度場所を変更するのは困難であった。また、テレビに内蔵したスピーカを視聴者が移動できる支持構造が提供されていても、そのスピーカ調整位置が最も臨場感が味わえるか、判断しかねる場合があったり、手でスピーカ部分を移動する煩わしさがあった。
【0004】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、操作性が良く、いかなる視聴者にとっても臨場感あるスピーカ配置を有する表示装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
【0005】
また、遠隔操作の取り扱いを更に便利にして、視聴者にとっても臨場感あるスピーカ配置を有する表示装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明による表示装置は以下の構成を備える。即ち、
また、好ましくは、画像を表示する表示装置であって、
画像を表示する画像表示手段と
音声を出力する音声出力手段と、
前記画像表示手段と前記音声出力手段の相対位置を変更する変更手段と、
前記音声出力手段を前記画像表示手段に対して固定する固定手段と、
前記変更手段と前記固定手段を動作させる操作手段と
を備える。
【0007】
また、好ましくは、前記操作手段は、遠隔操作で前記変更手段と前記固定手段を動作させる。
【0008】
また、好ましくは、前記遠隔操作は、無線操作である。
【0009】
また、好ましくは、前記操作手段に赤外線信号発信手段、前記画像表示手段に赤外線信号受信手段と
を備える。
【0010】
また、好ましくは、前記操作手段に電波信号送信手段、画像表示手段に電波信号受信手段と
を備える。
【0011】
また、好ましくは、前記操作手段は、前記画像表示手段で表示される画像の表示を制御する表示画像制御手段と、
前記音声出力手段で出力される音声を制御する音声制御手段と、
前記音声出力手段の配置を制御する配置制御手段と
を備える。
【0012】
また、好ましくは、前記表示画像制御手段、音声制御手段及び配置制御手段それぞれは、操作ボタンである。
【0013】
また、好ましくは、前記操作手段は、前記画像表示手段に表示される画像の表示状態、前記音声出力手段で出力される音声の出力状態及び該音声出力手段の配置状態を表示する表示手段と
を備える。
【0014】
また、好ましくは、前記表示手段は、液晶画像表示器である。
【0015】
また、好ましくは、前記配置制御手段は、前記音声出力手段を任意の位置に配置するためのデータを記憶する記憶手段を備える。
【0016】
また、好ましくは、前記変更手段は、前記記憶手段に記憶されるデータに基づいて、前記画像表示手段と前記音声出力手段の相対位置を変更する。
【0017】
また、好ましくは、前記記憶手段に記憶されるデータは、任意に消去可能である。
【0018】
また、好ましくは、前記変更手段は、前記赤外線信号発信手段から発信される赤外線信号の発信位置に基づいて、前記画像表示手段と前記音声出力手段の相対位置を変更する。
【0019】
また、好ましくは、前記変更手段は、前記電波信号発信手段から発信される電波信号の発信位置に基づいて、前記画像表示手段と前記音声出力手段の相対位置を変更する。
【0020】
また、好ましくは、前記変更手段は、テレビ放送電波に含まれる放送コードを検知する検知手段を備え、
前記検知手段で検知された放送コードに基づいて、前記画像表示手段と前記音声出力手段の相対位置を変更する。
【0021】
また、好ましくは、前記変更手段は、前記音声出力手段を配置する配置手段と、
前記音声出力手段を収納する収納手段と
を備える。
【0022】
また、好ましくは、当該表示装置への電源投入で、前記配置手段は前記音声出力手段を配置し、当該表示装置の電源切断で、前記音声出力手段を収納する。
【0023】
また、好ましくは、前記変更手段は、前記画像表示手段に対して前記音声出力手段を水平方向へ移動する移動手段と、前記画像表示手段の表示面に対して前記音声出力手段を前傾斜または後傾斜する回転手段のいずれか、または両方の手段と
を備える。
【0024】
また、好ましくは、前記移動手段及び回転手段の駆動はモータを利用する。
【0025】
また、好ましくは、前記モータにエンコーダを備え、該モータの制御部にエンコーダ信号検出回路と信号記憶メモリと
を備える。
【0026】
また、好ましくは、前記変更手段は、複数の前記音声出力手段を同時に配置する、または各音声出力手段を個別に配置する配置手段と
を備える。
【0027】
また、好ましくは、前記画像表示手段は、少なくとも電子放出素子、プラズマ放電素子、あるいは液晶のいずれか一つを含む。
【0028】
上記の目的を達成するための本発明による表示装置の制御方法は以下の構成を備える。即ち、
画像表示部と音声出力部を有する表示装置の制御方法であって、
操作部からの操作信号を検知する検知工程と、
前記検知工程で検知された操作信号に基づいて、前記画像表示部と前記音声出力部の相対位置を変更する変更工程と
を備える。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態を詳細に説明する。
(実施形態1)
図1、図2、図3は実施形態1の表示装置の外観を示す図である。特に、図1はスピーカ部収納状態を表わし、図2はスピーカ部展開状態を表わし、図3はスピーカ回転状態を表わしている。
【0030】
図1、図2、図3において、1は薄型テレビ装置の画像表示部、2は左スピーカ部、3は右スピーカ部、4は画像表示部1を壁に設置するための固定金具、5aは赤外線の受光窓であり、レンズ光学系を利用して赤外線受信部43に赤外光を導く構造である。5bは画像表示部1の本体操作部であり、視聴者が本表示装置を操作するボタン類が蓋の内部に収納(不図示)されている。
【0031】
6は左上支持棒、7は右上支持棒、8は左下支持棒、9は右下支持棒で、各々の支持棒は画像表示部1と左スピーカ部2、右スピーカ部3を機械的に接続している。10は左スピーカ部ベース、11は右スピーカ部ベースであり、先の各支持棒6、7、8、9と固定され、かつ左スピーカ部2、右スピーカ部3の回転動作の支持部材となっている。12は左スピーカ部ベース10、右スピーカ部ベース11に確実に固定された回転軸、13は左スピーカ部ベース10、右スピーカ部ベース11に確実に固定されたロックピン、14は画像表示部1の側面に配置されたロックピン嵌合部である。
【0032】
尚、画像表示部1は表面伝導型電子放出素子を用いた装置よりなり、一般的にSED(Surface Conduction Emitter)とよばれている。その構造は、真空空隙を形成した対向する基板間において、背面側の後面ガラス板(リアプレート)上に各画素位置に電子放出のための+電極と−電極を導電性膜で数十[μm]の間隔で対向する形に形成する。次に、真空空隙外の電気実装回路からの電気信号を+電極に導くためのX方向配線を印刷法で形成後、Y方向配線とX方向配線とを電気的に絶縁するための眉間絶縁層をX方向配線上のY方向配線とX方向配線の交差部に形成する。その後に、真空空隙外の電気実装回路からの電気信号を−電極に導くためのY方向配線を印刷法で形成する。更に、+電極と−電極をつなぐ微粒子からなる導電性薄膜を形成し、+電極と−電極に電位を与えて電子放出部を導電性薄膜の一部に形成する。一方対向する表面側の前面ガラス板(フェイスプレート)の真空空隙側には、コントラストを向上するためのブラックストライプ膜、三原色RGB各色相の蛍光体膜、更に、その上に導電性のメタルバック膜が形成されている。また、この前面ガラス板の外面側には、ガラス飛散防止のための樹脂フィルムを貼り合わせ、その表面には帯電防止のための導電性膜とコントラストを向上する低反射膜が形成されている。
【0033】
この電子放出素子の動作は、テレビ受像用チューナからの同期信号を分離し、シフトレジスタ、ラインメモリを経て変調信号が出力される。また、制御回路を経て走査信号が出力される。これらの信号が、フレキシブルボードを経て後面ガラス板のY方向配線とX方向配線とに出力される。X方向配線とY方向配線間に十数[v]の電圧が掛けられると、電子放出素子から電子が放出される。更に、前面ガラス板の真空空隙側のメタルバック膜に外部高圧電源から供給された数[kv]の+電位により、放出電子が加速されて蛍光体膜に衝突して発光を起こす。以上の動作により画像を表示することができる。
【0034】
図4、図5、図6は実施形態1の表示装置の背面側機構を示す図である。特に、図4はスピーカ部収納状態を表し、図5はスピーカ部展開状態を表わし、図6はスピーカ回転状態を表わしている。
【0035】
図4、図5、図6において、15は左右2個所に設けられ、左上支持棒6、右上支持棒7を滑動可能に支持するためのスライドユニットであり、内部に滑りを良くするボールと潤滑剤(不図示)を備えている。16は左下支持棒8及び右下支持棒9の先端部に設けられたラックギア部である。17はラックギア部16と噛み合う、左右2個所に配置されたピニオンギアである。18は左下支持棒8と右下支持棒9を案内するためのガイドローラである。19は左右に配置された左スピーカ部2、右スピーカ部3を水平移動するための展開用モータであり、位置検出用のエンコーダを付加した構造となっている。20は展開用モータ19に電気を供給するための出力ケーブルである。
【0036】
21は左スピーカ部2、右スピーカ部3の動作を制御するためのスピーカ部動作制御回路である。22は左スピーカ部2をチルト動作させるモータへ電気を供給するための出力ケーブルである。23は左スピーカ部2のスピーカ用音声出力ケーブルであり、左上支持棒6、右上支持棒7内部を貫通し左スピーカ部2に接続され、もう一方が図には示さないが、本表示装置内部に設置された音声制御回路と接続されている。24は右スピーカ部3のスピーカ用音声出力ケーブルであり、左上支持棒6、右上支持棒7内部を貫通し右スピーカ部3に接続され、もう一方が図には示さないが、本表示装置内部に設置された音声制御回路と接続されている。
【0037】
25はロックピン13を係止するための係止ユニットであり、電磁ソレノイドを利用して動作する構造である。26は係止ユニット25へ電気を供給する出力ケーブルであり、一方は先のスピーカ部動作制御回路21に接続されている。27は画像表示部1の左右に設けられたスピーカ部回転軸12の逃げ部である。28は左スピーカ部ベース10、右スピーカ部ベース11に固定されて、左スピーカ部2、右スピーカ部3のチルト動作を行うためのチルト用モータであり、位置検出用のエンコーダを付加した構造となっている。
【0038】
29はモータの回転をギアの組み合わせで減速するための減速機構である。30は左スピーカ部2、右スピーカ部3内部に固定されたギアボックスである。31はギアボックス30の内部に円周状に設けられたギアである。32は左スピーカ部2、右スピーカ部3内部のギアボックス30をモータ28で低い摩擦で回転方向のガイドをするためのガイドボールである。33は左スピーカ用音声出力ケーブル23、右スピーカ用音声出力ケーブル24を左スピーカ部2、右スピーカ部3内部に配線するためのケーブルガイドである。
【0039】
図7は実施形態1の表示装置の電気ブロック図である。
【0040】
図7において、40は本表示装置の各種動作を外部から行うためのリモートコントローラである。41はリモートコントローラ40に内蔵した赤外線発光部であり、リモートコントローラ40の操作に従って発生した電気信号を赤外線信号に変換した後、画像表示部1に向かって赤外線を発信する。43は画像表示部1の前面側の赤外線受光窓5a内部に配置された赤外線検知部であり、(CCD)固体撮像素子のエリアセンサを利用し、受信した赤外線信号をエリア毎の電気信号に変換後、増幅して信号出力を行う。44は画像表示部1内部に配置された赤外線検知部制御回路であり、赤外線検知部43の制御をはじめ、画像処理回路45、リモートコントロールコード検知回路46の制御をすることにより、受信した信号の識別、判定を行う。
【0041】
45は画像表示部1内部に配置された画像処理回路であり、受信した赤外線信号の発信位置をあらかじめ登録されたデータと比較し、スピーカ部動作制御回路21へ画像表示装置制御部53を介して結果を出力する。46は画像表示部1内部に配置されたリモートコントロールコード検知回路であり、受信した赤外線信号のパルス幅などをあらかじめメモリしてあるデータと比較し、その結果(リモートコントローラ40で操作した内容に合致する動作命令の電気信号)を画像表示装置制御部53へ出力する。
【0042】
47は画像表示部1内部に配置されたチューナであり、放送信号の受信とその受信した信号の選択を行い、信号別に放送コード検知回路48、音声制御回路49、画像表示回路51へ出力する。48は画像表示部1内部に配置された放送コード検知回路であり、チューナ47からの放送コードを含む信号を判断した結果をスピーカ部動作制御回路21、音声制御回路49へ出力する。49は画像表示部1内部に配置された音声制御回路であり、チューナ47からの音声信号を画像表示装置制御部53からの制御信号に従って音質・音量を制御し、スピーカ駆動信号としてスピーカ50へ出力する。
【0043】
50は左スピーカ部2および右スピーカ部3の内部に配置されたスピーカであり、図には示さないがネットワーク回路を介した中高音用スピーカと低音用スピーカの組み合わせで構成される。51は画像表示部1内部に配置された画像表示回路であり、画像表示装置制御回路53によって制御され、チューナ47からの映像信号を画像表示信号に変換する。52は薄型の表面伝導型の電子放出素子を用いて画像を表示するディスプレイであり、画像表示回路51からの画像表示信号によりカラー画像を表示する。53はあらかじめ内蔵のプログラム若しくは視聴者の操作により、本表示装置を制御する画像表示装置制御部である。
【0044】
図8は実施形態1の表示装置の操作を行うリモートコントローラの外観図であり、図9はそのリモートコントローラの部分拡大図である。
【0045】
図8、図9において、60はリモートコントローラ40に内蔵されたテレビ操作用スイッチ群であり、画像表示部1の電源オンオフをはじめ放送チャンネルの選択などが、導電性ゴムを利用した押しボタンで操作可能となっている。61は左スピーカ部2、右スピーカ部3を手動動作する際の左右同時または左右選択するためのスピーカ操作左右切換スイッチである。特に、Rを押した状態では右スピーカ部3が動作可能となり、Lを押した状態では左スピーカ部2が動作可能となり、LとRを同時に押した状態では左スピーカ部2、右スピーカ部3が同時動作可能となる導電性ゴムを利用した押しボタンを採用している。
【0046】
62は左スピーカ部2、右スピーカ部3を手動で展開方向に動作させるための展開動作スイッチであり、導電性ゴムを利用した押しボタンを押している間、前記動作が継続する。63は左スピーカ部2、右スピーカ部3を手動で収納方向に動作させるための収納動作スイッチであり、導電性ゴムを利用した押しボタンを押している間、前記動作が継続する。64は左スピーカ部2、右スピーカ部3を手動でチルト上方向に動作させるためのチルト上昇動作スイッチであり、導電性ゴムを利用した押しボタンを押している間、前記動作が継続する。
【0047】
65は左スピーカ部2、右スピーカ部3を手動でチルト下方向に動作させるためのチルト下降動作スイッチであり、導電性ゴムを利用した押しボタンを押している間、前記動作が継続する。66はリモートコントローラ40を操作する視聴者の最適位置に、左スピーカ部2、右スピーカ部3を自動的に動作し停止させる自動ユーザモードスイッチであり、導電性ゴムを利用した押しボタンを押した直後に左スピーカ部2、右スピーカ部3が動作を開始する。
【0048】
67は放送信号に含まれる音声に関係するコード(ステレオ放送、2か国語放送など)の指示に従って、その音声に最適なスピーカ配置を自動的に行うための受信信号自動モードスイッチであり、放送を受信中に導電性ゴムを利用した押しボタンを押した直後に左スピーカ部2、右スピーカ部3を自動的に動作し停止させる。68は視聴者が最適な数種類のスピーカ配置を、プログラム登録し実行する際に使用するプログラム操作スイッチであり、導電性ゴムを利用した押しボタンを押した直後に各プログラム用ボタンを操作することで、登録や実行が行われる。
【0049】
69はプログラムを登録または実行する際の決定を行うためのプログラムセットスタートスイッチであり、選択したプログラム番号を決定したり、手動配置したスピーカ位置を選択したプログラム番号に登録決定する際に、この導電性ゴムを利用した押しボタンを押す。70はプログラム番号を選択するためのプログラム選択スイッチであり、登録や実行の際にその導電性ゴムを利用した押しボタンを押す。71はプログラムされた内容を消去するためのプログラム解除スイッチである。72はリモートコントローラを操作している状態を表示する液晶表示器を利用したリモートコントロール表示部であり、画像表示部1の受信中のチャンネルや音量の表示の他、スピーカ動作に係わるプログラム番号の登録、実行の状態が表示される。81は電源連動スイッチであり、連動状態では本画像表示装置の電源オンオフに連動して、左スピーカ部2、右スピーカ部3が前回視聴時の位置に復帰したり収納したりする。
【0050】
図10は実施形態1のリモートコントロール表示部の拡大図である。
【0051】
図10において、73は表示装置の入力モードの選択表示部であり、テレビ放送の他に2系統のビデオ入力とテレビゲーム入力を備えている。図では、テレビ放送受信状態を表わしている。74はテレビ放送の受信チャンネル表示部であり、リモートコントローラ40のテレビ操作用スイッチ群60で選択したチャンネルを表示する。75は表示装置の音量表示部であり、テレビ操作用スイッチ群の中の音量調節スイッチ(不図示)の操作で設定した音量をグラフ表示する。76は時計表示部である。
【0052】
77はスピーカ動作が受信信号自動モードであることを表示する受信自動表示部であり、リモートコントローラ40の受信信号自動モードスイッチ67を視聴者がオンすると点灯表示に変る。78はスピーカ動作がプログラムモードであるかどうかを表示するためのプログラム状態表示部であり、視聴者がリモートコントローラ40のプログラム操作スイッチ68をオンすると点灯表示に変る。79はスピーカ動作を登録したプログラムで実行させたり、新たにプログラムに登録する際に利用する、プログラム番号を表示するためのプログラム番号表示部であり、リモートコントローラ40のプログラム選択スイッチ70を視聴者が操作することにより選択されたプログラム番号が点灯表示される。80はスピーカ動作をプログラムで実行させたり新たにプログラムに登録する際に、選択したプログラム番号が登録済みか未登録かを表示するためのプログラム登録表示部であり、図では、登録状態を表わしている。
【0053】
尚、以上説明したリモートコントロール表示部72は、白黒画像の反射型液晶表示器を利用しており、点灯表示は黒(反射光を遮断)、不点灯表示は白(反射光透過)をその液晶表示器の駆動回路(不図示)が駆動制御している。
【0054】
次に、上記構成における構造と動作の特徴を順を追って説明する。
【0055】
まず、左スピーカ部2と右スピーカ部3の回転構造について説明する。
【0056】
左スピーカ部ベース10にねじ止めされたモータ28と左スピーカ部2に内蔵のギアボックス30が回転可能に嵌合し、右スピーカ部ベース11についても同様にモータ28、ギアボックス30の嵌合で回転可能となっている。この嵌合部には回転動作を円滑にするためのガイドボール32が挿入されていて、更に、モータ28のモータ軸先端の減速機構29とギア31が噛み合っている。
【0057】
電気的には、モータ28はスピーカ部動作制御回路21から電力供給されて回転し、回転後の停止位置はモータ28に内蔵のエンコーダ(不図示)の信号を該スピーカ部動作制御回路21が受信し、その停止位置を記憶している。この構造において、モータ28が回転すると減速機構29によってゆっくりした回転がギア31を介してギアボックス30に伝達され、左スピーカ部2、右スピーカ部3がチルト動作を行う。減速機構により左スピーカ部2、右スピーカ部3を回転させるトルクが増大するため、小型で電力消費の少ないモータ28が使用可能である。
【0058】
次に、左スピーカ部2と右スピーカ部3の支持構造について説明する。
【0059】
左スピーカ部ベース10には、左上支持棒6と左下支持棒8がネジ止めまたは溶接にて固定されている。右スピーカ部ベース11についても、同様に右上支持棒7と右下支持棒9が固定されている。更に、左上支持棒6と右上支持棒7は、画像表示部1の左右に配置されたスライドユニット15に嵌合し、その内部の滑りを良くするボールと潤滑剤(不図示)の効果で円滑に移動が可能である。一方、左下支持棒8と右下支持棒9は、そのラックギア部16が展開用モータ19の回転軸に固着したピニオンギア17と噛み合い、更に左下支持棒8、右下支持棒9のラックギア部16の対向面をガイドローラ18が挟み込む構造となっている。
【0060】
電気的には、モータ19はスピーカ部動作制御回路21から電力供給されて回転し、回転後の停止位置はモータ19に内蔵のエンコーダ(不図示)の信号を該スピーカ部動作制御回路21が受信し、その停止位置を記憶している。この構造において、展開用モータ19が回転すると上記ギアの組み合わせにより回転運動が直線運動に変えられ、更にピニオンギア17とラックギア部16の減速比の効果で、左スピーカ部2と右スピーカ部3はゆっくりと展開動作と収納動作を行うことが可能となっている。展開用モータ19においても、上記減速効果とスライドユニット15内部の低摩擦の効果で、より小型のモータを使用することができる。
【0061】
次に、左スピーカ部2と右スピーカ部3の安全ロック構造について説明する。ロックピン13は、左スピーカ部ベース10、右スピーカ部ベース11にカシメまたは溶接で固定されている。また、ロックピン13の外周部は先端付近が根元よりも細くなっており、画像表示部1の左右側面に配置された略孔形状のロックピン嵌合部14に嵌合し、更に、ロックピン13の外周部に設けた係止用の溝、その溝に係止ユニット25の先端部が飛び込み確実にロックピン13を固定状態に保持する。係止ユニット25は、電磁ソレノイドを利用して直線運動する構造で、かつロック状態(係止状態)、解除状態いずれの位置でも電磁ソレノイドへの電気供給無しにその位置で待機する、ばねを利用した構造(図示省略)のため、電力消費はわずかである。
【0062】
次に、左スピーカ部2、右スピーカ部3の動作について説明を行う。
【0063】
展開用モータ19とチルト用モータ28の動作と制御は、以下のように行われる。それぞれのモータの駆動電流は、スピーカ部動作制御回路21から出力されるが、その出力のための命令は赤外線検知部制御回路44、リモートコントロールコード検知回路46、放送コード検知回路48及び本体操作部5bの情報を判断する画像表示装置制御部53のスピーカ動作命令信号によっている。
【0064】
本発明の表示装置のスピーカ動作の操作方法には大きく分けて5通りある(操作方法詳細は、後述のリモートコントローラ操作説明を参照)。
【0065】
一つ目は、視聴者がリモートコントローラ40にて、左スピーカ部2、右スピーカ部3それぞれのスピーカを展開動作スイッチ62をはじめとする手動ボタン類により任意の最適位置に移動する場合、及びプログラム操作スイッチ68をはじめとするプログラムボタン類の操作で視聴者があらかじめ記憶させた任意の最適位置に移動する場合、以上のうちいずれの場合にも先の赤外線検知部制御回路44、リモートコントロールコード検知回路46よりスピーカ動作のための情報が発せられる。
【0066】
スピーカ部動作制御回路21内部には各モータ19、28のエンコーダからの左スピーカ部2、右スピーカ部3の位置データが内部メモリに保存されている。先のスピーカ動作命令信号が画像表示装置制御部53から入力されると、その内部メモリから位置データを呼び出し比較し演算する。その演算結果を基に、係止ユニット25と各モータ19、28に必要な電流を供給する。次に、各モータ19、28に内蔵のエンコーダの信号をスピーカ部動作制御回路21が確認し、スピーカ位置データに合致した位置で各モータ19、28に供給している電流を遮断する。
【0067】
二つ目は、視聴者が画像表示部1に内蔵の画像表示装置制御部53に接続の本体操作部5b内の操作ボタン(不図示)を操作した場合で、その詳細は上記リモートコントローラ操作と同様に、手動ボタン類やプログラムボタン類のいずれかを操作した場合に、画像表示装置制御部53よりスピーカ動作命令信号が発せられ上記説明と同様にスピーカ部動作制御回路21から係止ユニット25と各モータ19、28に必要な電流を供給する。次に、各モータ19、28に内蔵のエンコーダの信号をスピーカ部動作制御回路21が確認し、スピーカ位置データに合致した位置で各モータ19、28に供給している電流を遮断する。
【0068】
三つ目は、本体操作部5b内の操作ボタン(不図示)または、リモートコントローラ40の電源連動スイッチ81をオン状態にした場合である。この状態では本表示装置の電源オン時に、前回視聴時の左スピーカ部2、右スピーカ部3の配置に自動的に復帰し、電源オフ時に左スピーカ部2、右スピーカ部3が自動的に画像表示部1側に収納される。これらの動作は、スピーカ部動作制御回路21に内蔵の各モータのエンコーダ位置データの書き込みと読み出し機能(不図示)とそのデータに基づいて動作する。
【0069】
四つ目は、リモートコントローラ40の受信信号自動モードスイッチ67、もしくは本体操作部5bの受信信号自動モードスイッチ(不図示)を操作した場合である。図11の動作フロー図を利用して、更に説明を加える。画像表示装置制御部53が赤外線検知部制御回路44とリモートコントロールコード検知回路46の情報、もしくは本体操作部5bの情報いずれかから「受信信号自動モード」と決定すると(ステップS101)、次に、放送コード検知回路48が受信中の放送コード情報をチューナ47から取り込み、その情報信号に含まれるデータを内部のメモリから呼び出したデータと比較し、合致した「音声出力部相対位置と音声制御」の情報を画像表示装置制御部53に出力する(ステップS102、ステップS103)。
【0070】
画像表示装置制御部53は、該情報を基に左スピーカ部2、右スピーカ部3を適正配置にすべく、スピーカ動作命令と位置データの信号をスピーカ部動作制御回路21に伝達する。それにより、上記説明と同様にスピーカ部動作制御回路21から係止ユニット25と各モータ19、28に必要な電流を供給する。次に、各モータ19、28に内蔵のエンコーダの信号をスピーカ部動作制御回路21が確認し、スピーカ位置データに合致した位置で各モータ19、28に供給している電流を遮断する。同時に画像表示装置制御部53は該情報を基に各スピーカ50を適正音声にすべく、スピーカ音声制御用データを音声制御回路49へ伝達する。それにより、音声制御回路49から各スピーカ50への音声信号が変更される。
【0071】
五つ目は、リモートコントローラ40の自動ユーザモードスイッチ66を操作した場合である。図12の動作フロー図を利用して、更に説明を加える。赤外線検知部制御回路44からのエリアセンサ信号に含まれるリモートコントロールコードを、リモートコントロールコード検知回路46の判断により「自動ユーザモード」と判断すると(ステップS201)、赤外線検知部制御回路44はエリアセンサを利用した赤外線検知部43からの信号出力を画像処理回路45に画像データとして伝送し、更に画像処理回路45はその受信した画像データをあらかじめ登録されたデータと照合してリモートコントローラ40の発信位置を確定し(ステップS202)、その位置情報は赤外線検知部制御回路44から画像表示装置制御部53へ送られる。
【0072】
画像表示装置制御部53は、あらかじめ登録されたリモートコントローラ40の発信位置に最適な左スピーカ部2、右スピーカ部3の配置データ(スピーカ位置設定データ)とスピーカ動作命令をスピーカ部動作制御回路21へ出力する(ステップS203)。それにより、上記説明と同様にスピーカ部動作制御回路21から係止ユニット25と各モータ19、28に必要な電流を供給する。次に、各モータ19、28に内蔵のエンコーダの信号をスピーカ部動作制御回路21が確認し、スピーカ位置データに合致した位置で各モータ19、28に供給している電流を遮断する。
【0073】
ここで、リモートコントローラ40の発信位置を確定する手段について、図13を用いて更に詳しく説明する。
【0074】
赤外線検知部43は、エリアセンサであるCCD43bとレンズ光学系とからなり、CCD43b表面に赤外光が結像するような構造となっている。CCD43bでは多数の画素が行列状に配置され各画素の各々が受光した光の光量に応じた電荷を蓄積し、この電荷を所定時に順次転送するように構成されている。電荷は微弱なアナログ信号であり、増幅回路43aで増幅された増幅画像信号として赤外線検知部制御回路44へ出力される。以上の動作は、赤外線検知部制御回路44の制御により動作する。
【0075】
赤外線検知部制御回路44は、CCD駆動回路44d、同期信号発生回路44e、A/D変換器44c、メモリ制御回路44f、制御部(CPU)44b、不揮発性メモリ44aで構成されている。CCD駆動回路44dは水晶発振器を有し、これを利用したクロック信号はA/D変換のタイミングを得るためにA/D変換器44cに入力され、同時に同期信号発生回路44eにも入力される。
【0076】
同期信号発生回路44eでは、このクロック信号に同期する水平同期信号と垂直同期信号が生成されCCD駆動回路44dに出力される。CCD駆動回路44dでは更に、CCD水平駆動パルスとCCD垂直駆動パルスが出力され、CCDでの電荷の蓄積と転送が制御される。また、CCD駆動回路44dでは、クロック信号に水平同期信号と垂直同期信号を複合した複合クロック信号を生成し、メモリ制御回路44fと制御部44bに出力する。
【0077】
メモリ制御回路44fは、アドレスカウンタ44f1を有しており、画像処理回路45内のメインメモリ45c上での画像データの書き込み、読み出しのアドレスを決定する。制御部44bはアドレスカウンタ44b1を有しており、複合クロック信号に基づき、後述するしきい値データを不揮発性メモリ44a上で書き込み、読み出しの際のアドレスを決定する。また、A/D変換器44cは、クロック信号に基づいて増幅回路43aからのアナログ増幅画像信号をデジタル画像信号に変換し、画像処理回路45の二値化回路45aに出力する。一方、不挿発性メモリ44aには、画像データの読み取りの際に利用するしきい値データが格納されていて、制御部44bにより制御される。
【0078】
画像処理回路45は、二値化回路45a、シリアル/パラレル変換回路45b及びメインメモリ45cで構成されている。二値化回路45aでは、A/D変換器44cからのデジタル画像信号が、赤外線検知部制御回路44の制御部44bが読み出した不揮発性メモリ44aのしきい値データと比較されて、画像二値化データとして出力される。シリアル/パラレル変換回路45bでは、二値化回路45aからの画像二値化データが入力されパラレルデータに変換される。メインメモリ45cでは、パラレルデータが先の赤外線検知部制御回路44のメモリ制御回路44fの定めるアドレス45c1に書き込まれる。1画面分のデータが格納されたメインメモリ45cからは、赤外線検知部制御回路44のメモリ制御回路44fの定めるアドレスに従って、1画面分の画像データが順次読み出され赤外線検知部制御回路44の制御部44bに入力される。制御部44bの演算部44b3では、該1画面分の画像データは画像処理後、デコーダ44b2によるスピーカ部位置データに変換され、画像表示装置制御部53に出力される。
【0079】
次に、リモートコントロール40のスピーカ操作スイッチ類を使用して、左スピーカ部2、右スピーカ部3の動作をさせる場合の操作方法について説明を加える。
【0080】
1)手動操作(すべて画像表示部1の赤外線の受光窓5aに赤外線発光部41を向けて行う)
▲1▼スピーカ操作左右切換スイッチ61のうち、左右いずれか(LまたはR位置)、または左右両方のスイッチを選択して押し続ける。
【0081】
▲2▼▲1▼動作を続行しつつ、展開動作スイッチ62または収納動作スイッチ63いずれかを押して、左スピーカ部2、右スピーカ部3の位置を決める。
【0082】
▲3▼▲1▼動作を続行しつつ、チルト上昇動作スイッチ64またはチルト下降動作スイッチ65いずかを押して左スピーカ部2、右スピーカ部3のチルト角度を決める。尚、左スピーカ部2、右スピーカ部3が収納状態では、このチルト動作のスイッチ64、65は無効となる。
【0083】
2)自動ユーザモード
▲1▼画像表示部1の赤外線の受光窓5aに赤外線発光部41を向けて自動ユーザモードスイッチ66を押す。以上の操作で、左スピーカ部2、右スピーカ部3が自動的に動作して、リモートコントローラ40を持つ視聴者に対する最適位置にて停止する。
【0084】
3)受信信号自動モード
▲1▼画像表示部1の赤外線の受光窓5aに赤外線発光部41を向けて受信信号自動モードスイッチ67を押す。受信自動表示部77が点灯状態になる。左スピーカ部2、右スピーカ部3が自動的に動作して、受信中の放送の最適位置にて停止する。更に、音声制御回路49の働きで左右の音のバランスや音量が最適状態に変更される。尚、この最適位置は先に説明したように、放送電波に含まれる放送コード(ステレオ放送、モノラル放送、二カ国語放送などの区別を信号コード化)によって決められる。
【0085】
4)プログラム実行
▲1▼プログラム操作スイッチ68を押す。プログラム状態表示部78が点灯状態になる。
【0086】
▲2▼視聴者が希望するプログラム番号を、プログラム番号表示部79の点灯位置を確認しながらプログラム選択スイッチ70押すことにより選択する。尚、プログラム選択スイッチ70を1回押すごとに、プログラム番号表示は1→2→3→4→5→1→2…(以下繰り返し)と変更される。また、登録されていない番号を選択中はプログラム登録表示部80が不点灯状態になる。
【0087】
▲3▼画像表示部1の赤外線の受光窓5aに赤外線発光部41を向けて、プログラムセットスタートスイッチ69を押す。以上の操作で、左スピーカ部2、右スピーカ部3が自動的に動作して、視聴者があらかじめ登録したプログラムの位置にて停止する。
【0088】
5)プログラム登録
▲1▼プログラム操作スイッチ68を押す。プログラム状態表示部78が点灯状態になる。
【0089】
▲2▼視聴者が登録したいプログラム番号を、プログラム番号表示部79の点灯位置を確認しながらプログラム選択スイッチ70押すことにより選択する。プログラム登録表示部80が不点灯状態のプログラム番号は未登録であるので、その番号は登録可能である。
【0090】
▲3▼1)の手動操作(すべて画像表示部1の赤外線の受光窓5aに赤外線発光部41を向けて行う)により、視聴者が最適と判断する配置に左スピーカ部2、右スピーカ部3を移動させる。
【0091】
▲4▼画像表示部1の赤外線の受光窓5aに赤外線発光部41を向けて、プログラムセットスタートスイッチ69を押す。プログラム登録表示部80が点灯状態に変り登録完了が判断できる。
【0092】
6)プログラム消去(解除)
▲1▼プログラム操作スイッチ68を押す。プログラム状態表示部78が点灯状態になる。
【0093】
▲2▼視聴者が消去したいプログラム番号を、プログラム番号表示部79の点灯位置を確認しながらプログラム選択スイッチ70押すことにより選択する。
【0094】
▲3▼プログラム解除スイッチ71を押す。プログラム登録表示部80が点滅状態になる。
【0095】
▲4▼画像表示部1の赤外線の受光窓5aに赤外線発光部41を向けて、プログラムセットスタートスイッチ69を押す。プログラム登録表示部80が不点灯状態に変り、プログラム消去(解除)が判断できる。
【0096】
7)電源連動オンオフ
▲1▼電源連動スイッチ81をオン状態にて、テレビ操作用スイッチ群60の中の電源スイッチをオンにした場合、前回まで視聴していたスピーカ配置に左スピーカ部2、右スピーカ部3が自動復帰する。
【0097】
▲2▼電源連動スイッチ81をオン状態にて、テレビ操作用スイッチ群60の中の電源スイッチを電源オフにした場合、左スピーカ部2、右スピーカ部3が収納状態になる。
【0098】
▲3▼電源連動スイッチをオフ状態では、▲1▼、▲2▼の自動動作は動作しない。
【0099】
以上説明したように、実施形態1によれば、表面伝導型電子放出素子を用いた画像表示部を備え、スピーカ部が水平可動式支持部材と回転可動部材を備えてスピーカ面が前記画像表示面に対して任意の配置ができる構造を成し、そのスピーカ部可動手段にモータと、画像表示部とスピーカ部の固定手段に電磁ソレノイドを利用し、更にその可動手段、固定手段の制御をリモートコントローラに備えた操作ボタンによる遠隔操作または画像表示部に備えた操作ボタンによる、手動動作、プログラム動作、視聴者位置検出による自動動作、受信した放送電波を検知しての放送番組ごとの自動動作、更に本薄型テレビ装置の電源に連動動作のいずれかを視聴者が選択して最適のスピーカ配置と最適なスピーカ音響を実現できるシステムを提供できる。また、水平可動の支持構造に低摩擦構造を取り入れ、展開用モータに減速構造を採用することで消費電力の低減を図り、回転可動構造に低摩擦構造を取り入れ、チルト用モータに減速構造を採用することで同様に消費電力の低減を図り、また、前述のアクチュエータを利用した画像表示部とスピーカ部の固定構造により安全性も高められた。
【0100】
また、スピーカ部が収納時は画像表示部と一体化されて省スペース性を有し、視聴者がテレビを見る際は、その位置でスピーカからの音をモニタしながら、リモートコントローラの遠隔操作にて、視聴者が臨場感を得る最適な任意の位置にスピーカ部を配置したり、視聴者の判断によらずテレビ放送電波に含まれる放送コードにより、視聴する番組ごとの最適位置にスピーカ部を自動配置しそれに合わせた音響特性を実現したり、リモートコントローラを操作する視聴者の位置に応じた最適位置にスピーカ部を自動配置したり、更に複数のスピーカ配置をプログラム登録と実行させてスピーカ部を自動配置することで、簡単に臨場感あるテレビ放送を視聴することが可能となる。
【0101】
尚、実施形態1においては、遠隔操作の手段として赤外線受信部にエリアセンサを利用したが、複数の例えば2個のセンサを画像表示部の左右端部付近に配置し、該2個のセンサで受信した各々の赤外線光量を比較計算する電気回路を赤外線受信部として代替えしても、同様の効果を得ることができる。
(実施形態2)
図14は実施形態2の表示装置の電気ブロック図である。
【0102】
尚、図14において、実施形態1と同じ構成要素については、同じ参照番号を付加し、その説明は省略する。
【0103】
図14において、85は本表示装置の各種動作を外部から行うためのリモートコントローラである。86はリモートコントローラ85に内蔵した無線の送信回路であり、リモートコントローラ85の電気スイッチ操作に従って発生した電気信号を、コード化した無線信号に変換した後、画像表示部1に向かって電磁波を送信する。87は画像表示部1の前面側内部に配置された電磁波の受信回路であり、受信した無線信号を電気信号に変換後、増幅して信号出力を行う。88は画像表示部1内部に配置された受信回路制御回路であり、受信回路87の制御をはじめ、リモートコントロールコード検知回路46の制御をすることにより、受信した信号の識別、判定を行う。
【0104】
次に、実施形態2の表示装置の遠隔操作について説明を加える。
【0105】
視聴者がリモートコントローラ85にて左スピーカ部2、右スピーカ部3の可変動作を行う場合、リモートコントローラ85上で操作したスイッチの電気抵抗の変化を内部回路(不図示)が感知する。次に、あらかじめメモリに保存されているデータの中から電気スイッチに対応したデータを取り込み、そのデータを電気信号で無線の送信回路86に送る。送信回路86は、その電気信号を電磁波に変換して表示装置に送信する。
【0106】
一方、画像表示部1の受信回路87は、受信した電磁波を受信回路制御回路88の制御により、増幅した電気信号をリモートコントロールコード検知回路46に出力する。リモートコントロールコード検知回路46は、受信回路制御回路88の制御により、リモートコントローラ85からの電気信号であるかないかを、あらかじめメモリに記憶しているデータと照合する。その後、リモートコントローラ85からの電気信号であると判断すると、同様に、あらかじめメモリに記憶している操作内容データと照合し、合致した操作内容データに対応するスピーカ動作命令信号をスピーカ部動作制御回路21に出力する。その後の電気信号の流れは、実施形態1と同様であり、説明を省略する。
【0107】
以上の電気信号の流れにより、リモートコントローラ85上の手動ボタン類、プログラムボタン類、または受信信号自動モードスイッチ67の操作により、左スピーカ部2、右スピーカ部3を任意の最適位置に移動したり、複数の最適位置をプログラム登録させたり、また、複数の登録したプログラムから左スピーカ部2、右スピーカ部3の最適位置を選択したり、更に、受信中の放送コード情報から判断して自動的に放送番組に最適な位置に左スピーカ部2、右スピーカ部3を移動し配置できる。
【0108】
以上説明したように、実施形態2によれば、送信受信に利用する電磁波の性質上、リモートコントローラを画像表示部に向けずに操作をしても、画像表示制御や音声制御、スピーカ部配置制御が可能となる。
【0109】
つまり、、視聴者がいかなる姿勢でリモートコントローラを利用しても、確実に表示画像や臨場感ある音場を得ることが可能となる。
【0110】
尚、実施形態1、2で説明した構造とシステムは、パソコンのモニタ用スピーカや公共公告、情報案内用のモニタ用スピーカに応用可能であることは、言うまでもない。
【0111】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、操作性が良く、いかなる視聴者にとっても臨場感あるスピーカ配置を有する表示装置及びその制御方法を提供できる。
【0112】
また、遠隔操作の取り扱いを更に便利にして、視聴者にとっても臨場感あるスピーカ配置を有する表示装置及びその制御方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の表示装置のスピーカ収納状態の外観を示す図である。
【図2】実施形態1の表示装置のスピーカ展開状態の外観を示す図である。
【図3】実施形態1の表示装置のスピーカ回転状態の外観を示す図である。
【図4】実施形態1の表示装置のスピーカ収納状態の背面側機構図である。
【図5】実施形態1の表示装置のスピーカ展開状態の背面側機構図である。
【図6】実施形態1の表示装置のスピーカ回転状態の背面側機構図である。
【図7】実施形態1の表示装置の電気ブロック図である。
【図8】実施形態1の表示装置の操作を行うリモートコントローラの外観図である。
【図9】実施形態1のリモートコントローラの部分拡大図である。
【図10】実施形態1のリモートコントロール表示部の拡大図である。
【図11】実施形態1の自動ユーザモードの動作を示すフロー図である。
【図12】実施形態1の受信信号自動モードの動作を示すフロー図である。
【図13】実施形態1のリモートコントローラの発信位置を確定するための回路構成を示す図である。
【図14】実施形態2の表示装置の電気ブロック図である。
【符号の説明】
1 画像表示部
2 左スピーカ部
3 右スピーカ部
4 固定金具
5a 受光窓
5b 本体操作部
6 左上支持棒
7 右上支持棒
8 左下支持棒
9 右下支持棒
10 左スピーカ部ベース
11 右スピーカ部ベース
12 ロックレバーの係止部
13 ロックピン
14 ロックピン嵌合部
15 ライドユニット
16 ラックギア部
17 ピニオンギア
18 ガイドローラ
19 展開用モータ
20 出力ケーブル
21 スピーカ部動作制御回路
22 出力ケーブル
23 左スピーカ用音声出力ケーブル
24 右スピーカ用音声出力ケーブル
25 係止ユニット
26 出力ケーブル
27 逃げ部
28 チルト用モータ
29 減速機構
30 ギアボックス
31 ギア
32 ガイドボール
33 ケーブルガイド
40 リモートコントローラ
41 赤外線発光部
43 赤外線検知部
44 赤外線検知部制御回路
45 画像処理回路
46 リモートコントロールコード検知回路
47 チューナ
48 放送コード検知回路
49 音声制御回路
50 スピーカ
51 画像表示回路
52 ディスプレイ
53 画像表示部制御部
60 テレビ操作スイッチ群
61 スピーカ操作左右切換スイッチ
62 展開動作スイッチ
63 収納動作スイッチ
64 チルト上昇動作スイッチ
65 操作下降動作スイッチ
66 自動ユーザモードスイッチ
67 受信信号自動モードスイッチ
68 プログラム操作スイッチ
69 プログラムセットスタートスイッチ
70 プログラム選択スイッチ
71 プログラム解除スイッチ
72 リモートコントロール表示部
73 入力モードの選択表示部
74 受信チャンネル表示部
75 音量表示部
76 時計表示部
77 受信自動表示部
78 プログラム状態表示部
79 プログラム番号表示部
80 プログラム登録表示部
81 電源連動スイッチ
85 リモートコントロール
86 送信回路
87 受信回路
88 受信回路制御回路

Claims (1)

  1. 画像を表示する表示装置であって、
    画像を表示する画像表示手段と
    音声を出力する音声出力手段と、
    前記画像表示手段と前記音声出力手段の相対位置を変更する変更手段と、
    前記音声出力手段を前記画像表示手段に対して固定する固定手段と、
    前記変更手段と前記固定手段を動作させる操作手段とを備え、
    前記変更手段は、テレビ放送電波に含まれる放送コードを検知する検知手段を備え、
    前記検知手段で検知された放送コードに基づいて、前記画像表示手段と前記音声出力手段の相対位置を変更する
    ことを特徴とする表示装置。
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