JP3774340B2 - 流量測定装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば水処理等の開路での流体流量の測定に用いられる流量測定装置に係り、特に設置スペ−ス効率を良くし、しかも低コストで流量測定を実現できるようにした流量測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、例えば水処理等の開路での流体流量の測定は、堰式流量計を用いて行なわれている。
【0003】
また、図9に概要図を示すように流路を変更し、開水路23の堰24の下流側の配管26に設置した電磁流量計25で流量を測定することもできる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、堰式流量計の場合には、流路を測定用に造る必要があり、これは非常にコストがかかる。
【0005】
一方、電磁流量計による測定方式では、流路を変更し、配管26内を満水状態にしなければならないばかりでなく、電磁流量計25を設置するスペースも必要である。さらに、電磁流量計25のコストも多くかかり、小規模な処理施設には向かない。
【0006】
本発明の目的は、既存の施設でも、設置スペ−ス効率を良くし、しかも低コストで流量測定を実現することが可能な流量測定装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に対応する発明では、流体が全て流れ込むように流路端に設けられた第1の単位容器と、第1の単位容器と接しかつ底部で当該第1の単位容器と開口部を持って設けられた第2の単位容器と、開口部を含む第1の単位容器から第2の単位容器に至る流路内において圧力差を発生させる圧力差発生手段と、第1の単位容器と第2の単位容器とが接する部分に設けた穴部に取り付けられ、当該第1の単位容器と第2の単位容器との間の圧力差を検出する差圧検出手段と、前記差圧検出手段の出力から、あらかじめ求められた圧力差と流量との関係式を用いて前記流体の流量を求める演算機能とを備え、前記圧力発生手段は、前記第2の単位容器の内部側壁に複数の板状突起体を有し、または、前記第2の単位容器の流路面積は、前記第1の単位容器の流路面積よりも小さくしてなり、前記差圧検出手段は、高圧側および低圧側の受圧ダイアフラムを表裏の位置関係とした受圧部を有するリモートシールダイアフラムとを備える。
【0008】
ここで、特に上記圧力差発生手段としては、例えば請求項2に示すように、前記リモートシールダイアフラム付差圧伝送器の2つの受圧部を一体化し、高圧側および低圧側の受圧ダイアフラムが表裏の位置関係とした受圧部としたことが好ましい。
【0037】
以上により、既存の施設でも、設置スペ−ス効率を良くし、しかも低コストで流量測定を実現することが可能となる。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0039】
(第1の実施の形態:請求項1、請求項2、請求項6に対応)
図1は、本実施の形態による流量測定装置の概観構成例を示す断面図である。
【0040】
図1において、流体が全て流れ込むように流路端1に第1の単位容器2を設け、この第1の単位容器2と接しかつ底部で第1の単位容器2と開口部を持って第2の単位容器3を設けている。
【0041】
ここで、第1の単位容器2と第2の単位容器3は、例えば一端が開口したほぼ立方体の1個の容器5に、下部だけ開口するように仕切り板7を設けることで構成することができる。
【0042】
また、開口部を含む第1の単位容器2から第2の単位容器3に至る流路内に、すなわち本例では、第2の単位容器3の内部側壁に、この流路内において圧力差を発生させる圧力差発生手段である複数の板状突起体4を、図示のように設けている。
【0043】
さらに、第1の単位容器2と第2の単位容器3とが接する部分、すなわち仕切り板7に設けられた穴部7aに、第1の単位容器2と第2の単位容器3との間の圧力差を検出する差圧検出手段である差圧伝送器6を取り付けている。
【0044】
ここで、差圧伝送器6は、第1の単位容器2と第2の単位容器3との間の圧力差を水位差として検出するものである。
【0045】
以上のように構成した本実施の形態の流量測定装置においては、流路端1より第1の単位容器2から第2の単位容器3に流れ込んだ流体は、第2の単位容器3内に設けられた板状突起体4によって圧力損失を生じ、第1の単位容器2の液面よりも低い液面で容器5からあふれ出る。
【0046】
この場合、流体が流れていない時には、第1の単位容器2と第2の単位容器3の2つの単位容器の水位は同じであり、また流体が流れると、開口部を含む第1の単位容器2から第2の単位容器3に至る流路内に設けた圧力差発生手段である板状突起体4によって生じる圧力差のため、2つの単位容器の水位差は流量の大きさに応じて増加する。
【0047】
そして、この2つの単位容器の圧力差を水位差として検出し、これから流量に換算することができる。
【0048】
すなわち、この水位差は流量が大きくなるほど大きくなるため、差圧伝送器6で2の単位容器の間の圧力差を水位差hとして検出し、あらかじめ求められている水位差hと流量Qとの関係式(Q=f(h))から、容器5内を流れる流量を求めることができる。
【0049】
この差圧伝送器6からの出力は、圧力差に比例した4〜20mADCであり、この電流信号を基に上位系の演算器等で流量信号に変換され、制御、監視等の用途に使用される。
【0050】
この場合、2つ単位容器は、既存の施設に簡単に取り付けることができるため、前述した従来のように流量計を設置するスペ−スを省くことができる上、低コストで流量測定を実現することができる。
【0051】
また、第1の単位容器2と第2の単位容器3は、一端が開口したほぼ立方体の1個の容器5に、下部だけ開口するように仕切り板7を設けることで構成できるため、装置を簡単に構成することができ、コスト的に安価である。
【0052】
上述したように、本実施の形態の流量測定装置では、既存の施設に簡単に取り付けることができるため、流量計を設置するスペ−スを省いて設置スペ−ス効率を良くし、しかも低コストで流量測定を実現することが可能となる。
【0053】
(第2の実施の形態:請求項5に対応)
本実施の形態の流量測定装置は、前述した第1の実施の形態の流量測定装置において、前記検出された第1の単位容器2と第2の単位容器3との間の圧力差に相当する水位差から、あらかじめ求められた水位差と流量との関係式を用いて流体の流量を求める演算機能を、前記差圧伝送器6に備える構成としている。
【0054】
以上のように構成した本実施の形態の流量測定装置においては、差圧伝送器6に演算機能を備えていることにより、水位差hと流量Qとの関係式Q=f(h)を基に、2つの単位容器の圧力差に相当する水位差hから流体の流量Qが差圧伝送器6側で演算され、差圧伝送器6の出力信号が流体の流量に比例したものとして得られる。
【0055】
これにより、流体の流量測定を迅速に行なうことができる。
【0056】
上述したように、本実施の形態の流量測定装置では、前述した第1の実施の形態と同様の効果を得ることが可能であるのに加えて、流体の流量測定を迅速に行なうことが可能となる。
【0057】
(第3の実施の形態:請求項7に対応)
図2は、本実施の形態による流量測定装置における差圧伝送器の取り付け構成例を示す断面図であり、図1と同一要素には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0058】
すなわち、本実施の形態の流量測定装置は、前述した第1の実施の形態の流量測定装置において、差圧伝送器6として、高圧側の受圧ダイアフラム9および低圧側の受圧ダイアフラム8を表裏の位置関係とした受圧部を有するリモートシールダイアフラム付差圧伝送器を用いる構成としている。
【0059】
なお、図2において、10は受圧部に配置されて圧力を感知する感圧センサ、11は回路基板をそれぞれ示している。
【0060】
以上のように構成した本実施の形態の流量測定装置においては、差圧伝送器6を、高圧側および低圧側の受圧ダイアフラム9および8を表裏の位置関係とした受圧部を有するリモートシールダイアフラム付差圧伝送器としていることにより、受圧部を2つの単位容器が接する部分に設けた仕切り板7の穴部7aに取り付けるだけで、簡単に圧力差に相当する水位差を測定することができる。
【0061】
上述したように、本実施の形態の流量測定装置では、前述した第1の実施の形態と同様の効果を得ることが可能であるのに加えて、受圧部を2つの単位容器が接する部分に設けた仕切り板7の穴部7aに取り付けるだけで、簡単に圧力差を測定することが可能となる。
【0062】
(第4の実施の形態:請求項8に対応)
本実施の形態の流量測定装置は、前述した第3の実施の形態の流量測定装置において、リモートシールダイアフラム付差圧伝送器の2つの受圧部を一体化し、高圧側および低圧側の受圧ダイアフラム9および8が表裏の位置関係とした受圧部とする構成としている。
【0063】
以上のように構成した本実施の形態の流量測定装置においては、リモートシールダイアフラム付差圧伝送器の2つの受圧部を一体化し、高圧側および低圧側の受圧ダイアフラム9および8が表裏の位置関係とした受圧部としていることにより、装置を簡単に取り付けすることができ、コスト的に安価となる。
【0064】
上述したように、本実施の形態の流量測定装置では、前述した第3の実施の形態と同様の効果を得ることが可能であるのに加えて、装置を簡単に取り付けすることが可能となり、コスト的に安価となる。
【0065】
(第5の実施の形態:請求項9、請求項10に対応)
図3は、本実施の形態による流量測定装置装置における差圧伝送器の取り付け構成例を示す断面図であり、図1および図2と同一要素には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0066】
すなわち、本実施の形態の流量測定装置は、前述した第1の実施の形態または第3の実施の形態の流量測定装置において、差圧伝送器6の受圧部に、円周部にコーン状テーパ面を有する第1の突起体である突起部12を設け、また仕切り板7に、突起部12のテーパ面に接するようなコーン状テーパ面を有しかつ円筒部がほぼC字状に切り取られた第2の突起体であるC字状リング13に固定し、さらに仕切り板7と差圧伝送器6の受圧部との間に、弾性体であるOリング14を設ける構成としている。
【0067】
なお、図3において、16はC字状リング13を仕切り板7に固定する固定用ボルトを示している。
【0068】
すなわち、メンテナンス等の際に、差圧伝送器6を仕切り板7から取り外せるようにした上で固定するための構成としている。
【0069】
また、突起部12、C字状リング13の加工誤差等で生じたガタは、Oリング14の弾性で吸収できるようにし、差圧伝送器6の受圧部と仕切り板7との間も、Oリング14でシールできるようにしている。
【0070】
さらに、C字状リング13は、上部をカットすることにより真上に引き抜くことを可能にし、中央よりも少し上側でカットすることにより、容易には抜けてこないようにしている。
【0071】
すなわち、差圧伝送器6を上側に引き抜く際に、C字状リング13のカット面を通過する突起部12の断面の最大は中心面であるため、これより大きな断面を有するような位置(中心よりどのくらい上か)をカット面に選ぶようにしている。
【0072】
以上のように構成した本実施の形態の流量測定装置においては、差圧伝送器6を引き上げると、差圧伝送器6の突起部12は仕切り板7側に押さえ付けられるが、Oリング14が圧縮されて仕切り板7に寄ることによって上側にずれることができる。
【0073】
そして、突起部12の中心断面がC字状リング13のカット面を越えた所から、Oリング14の圧縮率が小さくなって、差圧伝送器6は仕切り版7から外れる。
【0074】
これにより、例えば図2に示すようにボルトで固定した場合のように、水中に手を入れてボルトを外すような作業は発生せずに済み、差圧伝送器6を引き上げるだけで、取り外し、取り付けをすることができ、メンテナンスが容易となる。
【0075】
また、弾性体として、ゴムパッキン等でもシールは可能であるが、押さえ力が小さくてもシール可能なOリング14を用いていることにより、突起部12およびC状リング13の加工公差をラフにでき、コストも削減することができる。
【0076】
さらに、Oリング14の方が穴部分での引っかかりが少なく、抜き差しし易くなる。
【0077】
上述したように、本実施の形態の流量測定装置では、前述した第1の実施の形態または第3の実施の形態と同様の効果を得ることが可能であるのに加えて、差圧伝送器6を引き上げるだけで、取り外し、取り付けをすることができ、メンテナンスが容易となり、また弾性体としてOリング14を用いて、突起部12およびC状リング13の加工公差をラフにすることができ、コストも削減することができ、さらに抜き差しし易くすることが可能となる。
【0078】
(第6の実施の形態:請求項11、請求項12に対応)
図4は、本実施の形態による流量測定装置装置における差圧伝送器の取り付け構成例を示す断面図であり、図2と同一要素には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0079】
すなわち、本実施の形態の流量測定装置は、前述した第3の実施の形態の流量測定装置において、前記C字状リング13を弾性を有するゴム等の弾性体であるC字状リング15とする構成としている。
【0080】
以上のように構成した本実施の形態の流量測定装置においては、前述した第5の実施の形態の場合と同様に、差圧伝送器6を引き上げるだけで、取り外し、取り付けをすることができ、メンテナンスが容易となるのに加えて、C字状リング13をゴムとしていることにより、取り付け、取り外し時には、C字状リング13が変形することで、仕切り板7と差圧伝送器6との間に弾性体を設けるのと同様の効果を得ることができ、構成がより一層簡単となる。
【0081】
上述したように、本実施の形態の流量測定装置では、前述した第5の実施の形態と同様の効果を得ることが可能であるのに加えて、構成をより一層簡単とすることが可能となる。
【0082】
(第7の実施の形態:請求項13に対応)
本実施の形態の流量測定装置は、前述した第6の実施の形態の流量測定装置において、仕切り板7に設けられたC字状リング13を、弾性体を介して固定する構成としている。
【0083】
以上のように構成した本実施の形態の流量測定装置においては、C字状リング13を弾性的に取りつけていることにより、取り付け、取り外し時には、C字状リング13が仕切り板7から離れるため、前述した第6の実施の形態の場合と同様に、差圧伝送器6を引き上げるだけで、取り外し、取り付けをすることができ、メンテナンスが容易となるのに加えて、構成がより一層簡単となる。
【0084】
上述したように、本実施の形態の流量測定装置では、前述した第5の実施の形態と同様の効果を得ることが可能であるのに加えて、構成をより一層簡単とすることが可能となる。
【0085】
(第8の実施の形態:請求項14に対応)
図5は、本実施の形態による流量測定装置装置における差圧伝送器の取り付け構成例を示す断面図であり、図4と同一要素には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0086】
すなわち、本実施の形態の流量測定装置は、前述した第7の実施の形態の流量測定装置において、C字状リング13をばね座金17を介して仕切り板7に固定する構成としている。
【0087】
この場合、固定状態でばね座金17が圧縮しきらないようにする必要がある。本例では、固定用ボルト16がゆるまないようにロックナット18を使用している。
【0088】
以上のように構成した本実施の形態の流量測定装置においては、C字状リング13をばね座金17を介して仕切り板7に固定していることにより、前述した第7の実施の形態の場合と同様に、差圧伝送器6を引き上げるだけで、取り外し、取り付けをすることができ、メンテナンスが容易となるのに加えて、構成がより一層簡単となる。
【0089】
さらに、汎用品であるばね座金17を使用できるため、装置がコスト的により一層安価となる。
【0090】
上述したように、本実施の形態の流量測定装置では、前述した第7の実施の形態と同様の効果を得ることが可能であるのに加えて、コスト的により一層安価とすることが可能となる。
【0091】
(第9の実施の形態:請求項15に対応)
図6は、本実施の形態による流量測定装置装置における差圧伝送器の取り付け構成例を示す断面図であり、図4と同一要素には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0092】
すなわち、本実施の形態の流量測定装置は、前述した第7の実施の形態の流量測定装置において、C字状リング13をゴムブッシュ19と座金20を介して仕切り板7に固定する構成としている。
【0093】
以上のように構成した本実施の形態の流量測定装置においては、C字状リング13をゴムブッシュ19と座金20を介して仕切り板7に固定していることにより、前述した第7の実施の形態の場合と同様に、差圧伝送器6を引き上げるだけで、取り外し、取り付けをすることができ、メンテナンスが容易となるのに加えて、構成がより一層簡単となる。
【0094】
上述したように、本実施の形態の流量測定装置では、前述した第7の実施の形態と同様の効果を得ることが可能であるのに加えて、構成をより一層簡単とすることが可能となる。
【0095】
(第10の実施の形態:請求項16に対応)
図7は、本実施の形態による流量測定装置装置における差圧伝送器の取り付け構成例を示す断面図であり、図4と同一要素には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0096】
すなわち、本実施の形態の流量測定装置は、前述した第7の実施の形態の流量測定装置において、C字状リング13をゴム板21を介して仕切り板7に固定する構成としている。
【0097】
この場合、本例では、仕切り板7とゴム板21、ゴム板21とC字状リング13の固定は、接着剤で行なう。
【0098】
以上のように構成した本実施の形態の流量測定装置においては、C字状リング13をゴム板21を介して仕切り板7に固定していることにより、前述した第7の実施の形態の場合と同様に、差圧伝送器6を引き上げるだけで、取り外し、取り付けをすることができ、メンテナンスが容易となるのに加えて、構成がより一層簡単となる。
【0099】
上述したように、本実施の形態の流量測定装置では、前述した第7の実施の形態と同様の効果を得ることが可能であるのに加えて、構成をより一層簡単とすることが可能となる。
【0100】
(第11の実施の形態:請求項17に対応)
図8は、本実施の形態による流量測定装置装置における差圧伝送器の取り付け構成例を示す断面図であり、図4と同一要素には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0101】
すなわち、本実施の形態の流量測定装置は、前述した第7の実施の形態の流量測定装置において、C字状リング13をゴム糊のような硬化時でも弾性を有する接着剤22で仕切り板7に固定する構成としている。
【0102】
以上のように構成した本実施の形態の流量測定装置においては、C字状リング13を硬化時でも弾性を有する接着剤22で仕切り板7に固定していることにより、前述した第7の実施の形態の場合と同様に、差圧伝送器6を引き上げるだけで、取り外し、取り付けをすることができ、メンテナンスが容易となるのに加えて、構成がより一層簡単となる。
【0103】
上述したように、本実施の形態の流量測定装置では、前述した第7の実施の形態と同様の効果を得ることが可能であるのに加えて、構成をより一層簡単とすることが可能となる。
【0104】
(その他の実施の形態)
(a)前記実施の形態では、開口部を含む第1の単位容器2から第2の単位容器3に至る流路内において圧力差を発生させる圧力差発生手段として、第2の単位容器3の内部側壁に複数の板状突起体4を設ける場合について説明したが、これに限らず、圧力差発生手段として、第2の単位容器3の流路面積を、第1の単位容器2の流路面積よりも小さくすることにより、同様の圧力差を発生させるようにしてもよい(請求項3に対応)。
【0105】
(b)前記実施の形態では、開口部を含む第1の単位容器2から第2の単位容器3に至る流路内において圧力差を発生させる圧力差発生手段として、第2の単位容器3の内部側壁に複数の板状突起体4を設ける場合について説明したが、これに限らず、圧力差発生手段として、第1の単位容器2と第2の単位容器3の間の開口部の開口面積を、第1の単位容器2の流路面積よりも小さくすることにより、同様の圧力差を発生させるようにしてもよい(請求項4に対応)。
【0106】
(c)前記実施の形態では、第1の単位容器2と第2の単位容器3との間の圧力差を水位差として検出する場合について説明したが、これに限らず、第1の単位容器2および第2の単位容器3の水位をフロートでそれぞれ測定して、第1の単位容器2と第2の単位容器3との間の水位差を求めるようにしてもよい。
【0107】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の流量測定装置によれば、従来のように排水管に流量計を設けることなく、差圧伝送器を用いた簡単な構成によって水処理等の開路での流量測定ができるので、以下のような種々の効果を得ることができる。
【0108】
(a)専用の流量測定ラインを設ける必要がないため、設置スペ−ス効率が良くなる。
【0109】
(b)差圧伝送器を利用した簡単な構成であるため、低コストで流量測定を実現することが可能となる。
【0110】
(c)水没する差圧検出部は取り外しが容易で、流体中に手を入れて作業する必要がなくなり、メンテナンスが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による流量測定装置の第1の実施の形態を示す断面図。
【図2】本発明の第3の実施の形態による流量測定装置における差圧伝送器の取り付け構成例を示す断面図。
【図3】本発明の第5の実施の形態による流量測定装置における差圧伝送器の取り付け構成例を示す断面図。
【図4】本発明の第6の実施の形態による流量測定装置における差圧伝送器の取り付け構成例を示す断面図。
【図5】本発明の第8の実施の形態による流量測定装置における差圧伝送器の取り付け構成例を示す断面図。
【図6】本発明の第9の実施の形態による流量測定装置における差圧伝送器の取り付け構成例を示す断面図。
【図7】本発明の第10の実施の形態による流量測定装置における差圧伝送器の取り付け構成例を示す断面図。
【図8】本発明の第11の実施の形態による流量測定装置における差圧伝送器の取り付け構成例を示す断面図。
【図9】従来の流量測定の一例を示す概要図。
【符号の説明】
1…流路端
2…第1の単位容器
3…第2の単位容器
4…板状突起体
5…容器
6…差圧伝送器
7…仕切り板
8…低圧側受圧ダイアフラム
9…高圧側受圧ダイアフラム
10…感圧センサ
11…回路基板
12…突起部
13…C字状リング
14…Oリング
15…C字状リング
16…固定用ボルト
17…ばね座金
18…ロックナット
19…ゴムブッシュ
20…座金
21…ゴム板
22…接着剤。

Claims (2)

  1. 流体が全て流れ込むように流路端に設けられた第1の単位容器と、
    前記第1の単位容器と接しかつ底部で当該第1の単位容器と開口部を持って設けられた第2の単位容器と、
    前記開口部を含む前記第1の単位容器から第2の単位容器に至る流路内において圧力差を発生させる圧力差発生手段と、
    前記第1の単位容器と前記第2の単位容器とが接する部分に設けた穴部に取り付けられ、当該第1の単位容器と第2の単位容器との間の圧力差を検出する差圧検出手段と、
    前記差圧検出手段の出力から、あらかじめ求められた圧力差と流量との関係式を用いて前記流体の流量を求める演算機能と
    を備え、
    前記圧力発生手段は、前記第2の単位容器の内部側壁に複数の板状突起体を有し、または、前記第2の単位容器の流路面積は、前記第1の単位容器の流路面積よりも小さくしてなり、
    前記差圧検出手段は、高圧側および低圧側の受圧ダイアフラムを表裏の位置関係とした受圧部を有するリモートシールダイアフラムとしたことを特徴とする流量測定装置。
  2. 前記差圧検出手段は、前記リモートシールダイアフラム付差圧伝送器の2つの受圧部を一体化し、高圧側および低圧側の受圧ダイアフラムが表裏の位置関係とした受圧部としたことを特徴とする請求項 1 に記載の流量測定装置。
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