JP3773901B2 - 電動歯ブラシ - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動歯ブラシに関するもので、さらに詳しく説明すると歯牙全体を包みながら歯牙に対する理想的な歯磨きが歯牙全体に自動的に遂行されるようにした電動歯ブラシに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
一般的に手動式ハンド歯ブラシは、棒型の握り手の一端部に多数のブラシが取り付けられて具現されたものであり、それを使用する場合は、使用者が手で握り手を持ちブラシの部分を歯牙に擦りつけ歯牙を掃除するものである。しかし、このようなハンド歯ブラシは使用者が歯磨きをする方向に手動作をいちいち遂行しなければならないため使用上の不便な点が多い。
【０００３】
これを解消しようと歯ブラシのブラシ部分を自動で回転させたり振動させて使用者が歯ブラシのブラシ部分を歯牙に当てている状態で歯ブラシのブラシ部分がモーターの動力で駆動するようにして、より手軽に歯牙を掃除できるようにするために電動歯ブラシが開発された。
【０００４】
この従来の電動歯ブラシは、使用者が歯牙に沿い続けてブラシ部分の位置を変動させながら掃除を望む部位に位置させなければならないので使用者の継続する手動作が必要になる。
【０００５】
つまり、たとえ駆動自体が自動で行われると言ってもいっぺんにすべての歯牙を選択することができないために従来の手動式ハンド歯ブラシのように歯牙掃除部位を選択しなければならない。従って、たとえ従来の電動歯ブラシが手動式ハンド歯ブラシに比べて歯牙掃除を簡単にできるといっても歯牙全体に対するすみずみまでの掃除は従来の手動式ハンド歯ブラシのように使用者の選択によってのみ行われる。
【０００６】
このため、たとえ歯ブラシが電動で駆動して歯牙を磨くとしても歯牙と歯牙との隙間や歯茎の境界部分などに対しては、使用者がかなり注意しなければ、まともに歯牙掃除ができない。むしろ多くの使用者たちはこのような歯牙の奥の部分に対してはまともに歯牙掃除をしないため電動歯ブラシを使用してもこのような問題点を解決することはできない。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前述した問題点を解決するためのものであり、歯牙全体をいっぺんに選択した後モーターの動力を歯牙全体に対する掃除が同時に行われるようにする事によって自動で歯牙掃除が行われるようにするだけでなく歯牙の奥の部分に対しても簡単に隅々まで掃除ができるようにした電動歯ブラシを提供するものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するため本発明による電動歯ブラシは多数の歯を覆いかぶすように形成され、歯牙との接触する面にブラシが取り付けられている歯牙カバー、前記歯牙カバーの内側部分と結合される内側駆動ロッド、前記歯牙カバーの外側部分と結合される外側駆動ロッド、前記内側駆動ロッドと前記外側駆動ロッドを互いに反対方向に駆動させて前記歯牙カバーの内側面と外側面が互いに反対方向に動きながら歯牙を掃除するようにモーターにより提供された動力で駆動する昇降手段を備える。
【０００９】
前記歯牙カバーは上側歯牙を覆いかぶせるように形成され、歯牙との接触する面にブラシが形成されている上側歯牙カバーと、下側歯牙を覆いかぶすように形成され、歯牙との接触する面にブラシが形成されている下側歯牙カバーを含み；前記内側駆動ロッドは、前記上側歯牙カバーと前記下側歯牙カバーの内側部分に結合された第１駆動ロッドを含み；前記外側駆動ロッドは、前記上側歯牙カバーと前記下側歯牙カバーの外側部分中の左側に結合された第２駆動ロッドと、前記上側歯牙カバーと前記下側歯牙カバーの外側部分中の右側に結合された第３駆動ロッドを含む。
【００１０】
また、前記上側歯牙カバーと前記下側歯牙カバーには前記第１駆動ロッドと第２駆動ロッドそして第３駆動ロッドが結合される結合盤が設置されていて、望ましくは前記上部歯牙カバーと前記下側歯牙カバーはそれぞれブラシが取り付けられてあり、互いに接着結合された多数のブラシ盤が互いに結合して形成される。
【００１１】
そして、前記上部歯牙カバーと前記下部歯牙カバーの谷部分には歯牙中の奥歯部分にブラシが密着できるようにする凸部が形成される。
【００１２】
前記昇降手段は前記モーターが設置された握り手の内部に設置され、前記モーターの回転軸に設置されて前記モーターが回転すると、前記第１駆動ロッドを上下に駆動させる第１昇降手段；前記握り手の内部に設置され、前記モーターの回転軸に設置されて前記モーターが回転すると、前記第２駆動ロッドと前記第３駆動ロッドを前記第１駆動ロッドの反対方向に上下駆動させる第２昇降手段を含む。
【００１３】
ここで、前記回転軸は、一方向に折曲され偏心回転され前記第１昇降手段に偏心力を提供する第１偏心部と他側方向に折曲され偏心回転し、前記第２昇降手段に偏心力を提供する第２偏心部で具備される。
【００１４】
また、前記第１昇降手段は、前記第１偏心部が貫通してはめられるように、一方向に延長された長孔が形成された第１昇降輪と；前記第１昇降輪で延長され、前記握り手内部に支持され、前記第１駆動ロッドが結合された第１伸縮ロッドで具備され、前記第２昇降手段は、前記第２偏心部が貫通してはめられるように、一方向に延長された長孔が形成された第２昇降輪と；前記第２昇降輪で延長され、前記握り手内部に支持され、前記第２駆動ロッドと第３駆動ロッドが結合された第２伸縮ロッドで具備される。
【００１５】
そして、前記握り手の内部には、前記第１昇降輪と第２昇降輪の両側端がそれぞれはめられて前記第１昇降輪と前記第２昇降輪の上下昇降を案内する第１案内ホームと第２案内ホームが形成される。
【００１６】
これとは違って、前記モーターは静力回転モーターで具備され、前記第１昇降手段は、上段と下段が前記握り手の内部に支持され昇降方向により両方向に伸縮可能となり、側面に前記第１偏心部がはめられる第１昇降ピストンを含み、前記第２昇降手段は、上段と下段が前記握り手の内部に支持され昇降方向により両方向に伸縮可能となり、側面に前記第２偏心部がはめられる第２昇降ピストンを含む。
【００１７】
前記第１駆動ロッドは、前記上部歯牙カバーの内側に結合されるようになっている多数の第１上側分岐ロッドと前記下部歯牙カバーの内側に結合されるようになっている多数の第１下側分岐ロッドを含み、前記第２駆動ロッドは、前記上部歯牙カバーの外側の左側に結合される第２上側分岐ロッドと前記下部歯牙カバーの外側の左側に結合される第２下側分岐ロッドを含み、前記第３駆動ロッドは、前記上部歯牙カバーの外側の右側に結合される第３上側分岐ロッドと前記下側歯牙カバーの外側の右側に結合される第３下側分岐ロッドを含む。
【００１８】
そして、望ましくは前記それぞれの駆動ロッドは、中間部分が分離結合可能となる。
【００１９】
また、望ましくは前記昇降手段は、前記それぞれの駆動ロッドらの位置を感知するセンサーを含む。
【００２０】
また、望ましくは前記歯牙カバーには、形状記憶合金が一体で成形されることを特徴とする。
【００２１】
【発明の実施の形態】
以下では、本発明による望ましい実施例を図面を参照して、より詳しく説明することにする。
本発明による電動歯ブラシは、図１に図示するように使用者の手の中に握られる大きさでできた円筒形状の握り手１０と、この握り手１０の前方側に突き出て形成された三つの駆動ロッド７０、８０、９０をそなえる。ここで、握り手１２には、電動歯ブラシの作動をオン、オフしたり、または後述する分離可能な歯牙カバーの交代のための整列モードが表示されている。
【００２２】
そして、それぞれの駆動ロッド７０、８０、９０に結合されて上下に上側歯牙と下側歯牙を覆いかぶせる上側歯牙カバー５０と下側歯牙カバー６０を備え、握り手１０の内部には、それぞれの駆動ロッド７０、８０、９０を昇降駆動させる昇降手段が備えられる。
【００２３】
これらの構成に対してより詳しく説明すると、はじめに上側歯牙カバー５０と下側歯牙カバー６０は、図２に図示するように上側歯牙と下側歯牙の前歯と奥歯すべてを包めるようにその端部構成がまるい半円形状で具現され、内面つまり歯牙と接する面には、おおよそ２〜３ｍｍ程度のブラシ５９が取り付けられて形成されている。
【００２４】
そして、内側上段部と外側上段部には、前述した駆動ロッド７０、８０、９０との結合のための多数の結合盤５１、６１が設置されている。ここでこの上側歯牙カバー５０と下側歯牙カバー６０は、全てシリコン材質で具現されていて、それぞれの結合盤５１、６１は上側歯牙カバー５０と下側歯牙カバー６０に内設された状態で通常的な射出成形などの方法で具現することができる。
【００２５】
上側歯牙カバー５０に設置された結合盤５１は、内側上段部に中心部と両側部にそれぞれ形成された第１上側結合盤と第２上側結合盤そして第３上側結合盤を備え、上側歯牙カバー５０の外側上段部の中心部と両側部にそれぞれ形成された第４上側結合盤と第５上側結合盤、そして第６上側結合盤で形成される。
【００２６】
続いて、下側歯牙カバー６０に設置された結合盤６１は、内側下段部の中心部と両側部にそれぞれ形成された第１下側結合盤と第２下側結合盤、そして第３下側結合盤を備え、下側歯牙カバー６０の外側下段部の中心部と両側部にそれぞれ形成された第４下側結合盤と第５下側結合盤、そして第６下側結合盤で形成される。
【００２７】
ここで、上側歯牙カバー５０の内側部分に設置された結合盤５１と下側歯牙カバー６０の内側部分に設置された結合盤６１は、図４と図５に図示するようにそれぞれの歯牙カバー５０、６０の末端部との間に約１〜２ｍｍ程度の間隔を置き設置されている。これは歯牙の内側の歯茎に結合盤５１、６１がぶつからないようにする事により歯磨き中、歯茎が損傷するのを防ぐためのものである。
【００２８】
そして、上側歯牙カバー５０は、前の部分が上側に一部上昇した状態で結合されている。これは上側歯牙カバー５０が歯牙にはめられる時、口が開かれる角度を考慮したものである。
【００２９】
一方、それぞれの上側歯牙カバー５０と下側歯牙カバー６０は、その側端部から内側円柱方向に沿って内向きに突出した凸部５７が形成されている。この凸部５７は歯牙中奥歯の上段の平坦な部分にブラシ５９がよりよく密着し掃除できるようにするためのものである。
【００３０】
そして、それぞれの歯牙カバー５０、６０はシリコンを一体で射出成形し、ブラシ５９を埋め込めて使用できるが、図７に図示するように四角形になると多数のブラシ５９が打ち込まれている個別ブラシ盤５８を組み立てることにより形成することができるだろう。この時にそれぞれのブラシ盤５８は、その側面部分を接着剤を利用し接着して組み立てるのが適切である。
【００３１】
このように歯牙カバー５０、６０は、年齢により平均的な歯牙の大きさを産出し標準モデルを量産して適用できるが、よりよい歯牙管理と使用効率を発揮するためには、使用者の歯牙状態と年齢によりその大きさと形状を可変して適用でき、このために前述したように個別ブラシ盤５８を適用して実施できるだろう。
【００３２】
次に、駆動ロッド７０、８０、９０は、歯牙カバー５０、６０の中央部に位置する第１駆動ロッド７０と歯牙カバー５０、６０の両側部にそれぞれ位置する第２駆動ロッド８０と第３駆動ロッド９０で形成される。
【００３３】
第１駆動ロッド７０は、その端部に全部で六つの分離ロッドが具現されるが、上側歯牙カバー５０の内側部に向けて上向き延長された三つの第１上側分岐ロッド７１と下側歯牙カバー６０の内側部に向けて下向き延長された三つの第１下側分岐ロッド７２で形成される。
【００３４】
ここで、第１上側分岐ロッド７１は、上側歯牙カバー５０の結合盤５１中、第１上側結合盤、第２上側結合盤そして第３上側結合盤にそれぞれ結合され、第１下側分岐ロッド７２は、下側歯牙カバー６０の結合盤５１中、第１下側結合盤、第２下側結合盤そして第３下側結合盤にそれぞれ結合されている。
【００３５】
従って、第１駆動ロッド７０が上側または下側に駆動すると、上側歯牙カバー５０と下側歯牙カバー６０の内側端は、第１駆動ロッド７０によって第１駆動ロッド７０の駆動方向へと動くようになる。
【００３６】
次に、第２駆動ロッド８０は、その端部に全部で四つの分岐ロッドが具現されている。この分岐ロッドは、上側歯牙カバー５０の外側の左側部分に結合される二つの第２上側分岐ロッド８１と下側歯牙カバー６０の外側の左側部分に結合される二つの第２下側分岐ロッド８２で具備される。
【００３７】
そして、第３駆動ロッド９０また、その端部に全部で四つの分岐ロッドが具現されている。この分岐ロッドは、上側歯牙カバー５０の結合盤５１中、外側の右側部分に結合される二つの第３上側分岐ロッド９１と下側歯牙カバー６０の結合盤６１中外側の右側部分に結合される二つの第３下側分岐ロッド９２で具備される。
【００３８】
このように構成されたそれぞれの駆動ロッド７０、８０、９０は、第１駆動ロッド７０が上側に駆動すると歯牙の内側部分を上側方向に磨き、第２と第３駆動ロッド８０、９０は、下側に駆動し歯牙の外側部分を下側方向に磨くようにする。
【００３９】
そして、第１駆動ロッド７０が下側に駆動し歯牙の内側部分を下側方向に磨くと、第２と第３駆動ロッド８０、９０は上側に移動し歯牙を上側方向に磨くようになるため歯牙に対する上下側交差方向に磨く動作が遂行される。
【００４０】
このような駆動状態は、第１駆動ロッド７０と第２、第３駆動ロッド８０、９０の駆動方向が互いに反対に遂行されることによって行われる。このために握り手１０内部には、第１駆動ロッド７０を昇降させるための第１昇降手段が形成され、第２と第３駆動ロッド８０９０を昇降させるための第２昇降手段が形成される。
【００４１】
以下、これらの構成を図８、図９、図１０そして図１１及び図１２を参照し、より詳しく説明することにする。
それぞれの昇降手段は、握り手１０内部に設置され駆動するようになっているが、このために握り手１０内部には動力を発揮するモーター２０が握り手１０の後方側に設置され、握り手１０の前面には、それぞれの駆動ロッド７０、８０、９０が貫通するようになっている長方形形状の貫通ホール１１が形成されている。
【００４２】
そして、モーター２０には、握り手１０の前面側に延長された回転軸２１が設置される。この回転軸２１は、二つの偏心部２３、２４を備えていて、このそれぞれの偏心部２３、２４に第１昇降手段と第２昇降手段が具現される。
【００４３】
偏心部２３、２４は、回転軸２１の前方側に形成されるが、一方向に四角形形態で折曲された第１偏心部２３と第１偏心部２３の後方側に第１偏心部２３とは反対方向に折曲された第２偏心部２４で具現され、回転軸２１の端部が結合される握り手１０内面にはベアリング（未図示）などが設置され回転軸２１を支持している。
【００４４】
そして、第１昇降手段は、第１偏心部２３にはめ込まれた側方に長さが長い長孔を持つ長方形形態の第１昇降輪２５とこの第１昇降輪２５の中心部分に結合され上側端が握り手１０の内面の上側に支持された第１伸縮ロッド２７で具現され、この第１伸縮ロッド２７は通常的なピストン構造である。
【００４５】
続いて、第２昇降手段は、第２偏心部２４にはめ込まれた側方に長さが長い長孔を持つ長方形形態の第２昇降輪２６とこの第２昇降輪２６の中心部分に結合され上側端が握り手１０の内面上側に支持される第２伸縮ロッド２８で具現され、この第２伸縮ロッド２８には、前述した第２駆動ロッド８０と第２駆動ロッド８０が両側に結合され前方に延長されている。この第２伸縮ロッド２８、また第１伸縮ロッド２７と同様で通常的なピストン構造である。
【００４６】
そして、第１昇降輪２５と第１昇降輪２５の上下スライディング駆動をより円滑に案内できるように握り手１０の内面の両側面には、上下に垂直状態でできた案内台２９が形成されていて、この案内台２９には上下方向に延長されるが前述した第１昇降輪２５の側部がはめ込まれる第１案内ホーム３０が形成されていて、第１案内ホーム３０の後方側には第２昇降輪２６の側部がはめ込まれる第２案内ホーム３１が形成されている。
【００４７】
ここで、第１案内ホーム３０と第２案内ホーム３１には、ここではめ込まれた昇降輪２５、２６がより円滑に昇降できるようにするためテフロン（登録商標）などの潤滑部材が塗布されることが望ましい。
【００４８】
一方、昇降手段はモーター２０を静力回転可能なモーター２０を使用することによって前述した構成と違った実施状態で具現できるだろう。
【００４９】
この昇降手段の他の実施例は、図１３と図１４に図示しているが、ここに図示したように他の実施例による第１昇降手段は、回転軸２１の第１偏心部２３の内周側がはめ込めるようになっている第１昇降ピストン１００で具備され、第２昇降手段は、第２偏心部２４の内周側にはめ込めるようになっている第２昇降ピストン１１０で形成される。
【００５０】
ここで、第１昇降ピストン１００は、第１駆動ロッド７０が結合されていて、側面に第１偏心部２３がはめ込められる支持ホーム１０３が形成された楕円形状の第１昇降管１０１と、この第１昇降管１０１の上下部に挿入設置されるが、それぞれの外側端が握り手１０の上面と下面に支持され第１昇降管１０１が上下に昇降できるようにするピストンロッド１０２を備えている。
【００５１】
ここで、第２昇降ピストン１１０は、第２と第３駆動ロッド８０、９０が結合されていて、側面に第２偏心部２４がはめ込められる支持ホーム１１３が形成された楕円形状の第２昇降管１１１と、この第２昇降管１１１の上下部に挿入設置されるが、それぞれの外側端が握り手１０の上面と下面に支持され第２昇降管１１が上下に昇降できるようにするピストンロッド１１２を備えている。
【００５２】
従って、モーター２０が所定角度で静力回転すると、第１偏心部２３と第１偏心部２３は続けて静力回転を繰り返し遂行するようになり、これにより、第１昇降管１０１と第２昇降管１１１は、互いに反対の方向に昇降駆動することにより、第１駆動ロッド７０と第２そして第３駆動ロッド８０、９０の上下繰り返しの動作が遂行される。
【００５３】
以下では、前述したように構成された本発明による電動歯ブラシの作用状態について説明することにする。
本発明による電動歯ブラシは使用者が握り手１０を握り、使用者の口内に電動歯ブラシの上側歯牙カバー５０と下側歯牙カバー６０を挿入した後、上側歯牙カバー５０は、上部歯牙に合わせるようにし下側歯牙カバー６０は、下側歯牙に合わせるようにすると、図１５に図示されたような着用状態になる。
【００５４】
このような状態で、握り手１０のスイッチ１２を作動させると、握り手１０内部のモーター２０は回転駆動を始めるようになり、これにより回転軸２１が回転するようになる。この時の回転軸２１の回転で第１偏心部２３と第２偏心部２４同時に回転するようになる。
【００５５】
そして、第１偏心部２３が回転すると、図９に図示したように第１偏心部２３に設置された第１昇降輪２５は、上側にスライディング駆動すると、第１伸縮ロッド２７が収縮するようになり、同時に第１伸縮ロッド２７に結合された第１駆動ロッド７０は上側に駆動するようになる。そして第１駆動ロッド７０が上側に駆動すると第１駆動ロッド７０に結合された上側歯牙カバー５０の内側部と下側歯牙カバー６０の内側部は上側に内側歯牙を磨きながら動くようになる。
【００５６】
同時に、第１偏心部２３に設置された第２昇降輪２６は、下側にスライディング駆動するようになり、これにより第２伸縮ロッド２８は伸びるようになる。このように第２伸縮ロッド２８が伸びると、第２駆動ロッド８０と第３駆動ロッド９０は下側に駆動するようになり、これにより上側歯牙カバー５０と下側歯牙カバー６０の外側部は下側に歯牙の外面を磨きながら動くようになる。
【００５７】
そして、続けて回転軸が回転すると図１０に図示したように、また第１伸縮ロッド２７は第１偏心部２３により上と反対方向つまり下部に伸びるようになり、同時に第２伸縮ロッド２８は上側に収縮するようになる。これにより第１伸縮ロッド２７に結合された第１駆動ロッド７０は下側に移動するようになり、この時上側歯牙カバー５０と下側歯牙カバー６０の内側部は歯牙の内側面を磨きながら下側に動くようになる。
【００５８】
また、同時に第２伸縮ロッド２８が上側に収縮することによって第２駆動ロッド８０と第３駆動ロッド９０は下側に移動するようになり、この時の動作で上側歯牙カバー５０と下側歯牙カバー６０の外側部は歯牙の外面を磨きながら上側に動くようになる。
【００５９】
このような動作が繰り返されることにより、上側歯牙カバー５０と下側歯牙カバー６０は歯牙の内側面と外側面を繰り返し上下方向に磨くことにより歯牙全体に対するすべての歯磨きが自動で遂行されるようになる。
【００６０】
そして、それぞれの駆動ロッド７０、８０、９０に結合された上部歯牙カバー５０と下側歯牙カバー６０の結合盤５１、６１は、お互いの間の間隔が約１〜２ｍｍ程度の間隔で離されている。従って、上側歯牙カバー５０と下側歯牙カバー６０が上下に動く時歯牙間の隙間をより柔軟に歯磨きが遂行できるようにし、ブラシ５９の長さを奥歯と前歯部分そして歯牙の形態により変形適用すると、より効果的な歯磨きが遂行できるだろう。
【００６１】
そして歯牙カバー５０、６０の歯茎部分と接する部分には歯茎から約１ｍｍ程度離すことが作動のためにより望ましい。
【００６２】
次に、二つ目の実施例での駆動状態は、モーター２０が所定角度で静力回転すると第１偏心部２３に結合された第１昇降ピストン１００は、一方向に伸縮し、第２偏心部２４に結合された第２昇降ピストン１１０は他の方向に伸縮するようになる。
【００６３】
この時、それぞれの偏心部２３、２４は、それぞれの昇降ピストン１００、１１０の外側面に形成された支持ホーム１０３、１１３にはめ込まれ摩擦動作するようになっているため可能な限りこの摩擦部分にはテフロン（登録商標）などの潤滑部材が塗布されることが適切であろう。
【００６４】
このように、それぞれの昇降ピストン１００、１１０が互いに違う方向に上下往復し伸縮することにより、第１駆動ロッド７０と第２、第３駆動ロッド９０は、互いに反対方向に動くようになることによって、歯牙に対する歯磨きが行われるようにする。
【００６５】
そして、また違った変形された実施例として、駆動モーターを二つ設置し、それぞれの偏心部をそれぞれの駆動モーターに設置される回転軸に別途で設置することにより、より安定的な作動を遂行できるようにすることができる。
【００６６】
前述したような本発明による電動歯ブラシの実施例による構成で、この電動歯ブラシを注文制作する場合、上部歯牙カバー５０と下部歯牙カバー６０の形態を注文者の歯牙形状によりその形状を具現して適用でき、この時は、それぞれの上部歯牙カバー５０と下部歯牙カバー６０の末端部を一体で仕切り、この仕切られた部位にもブラシを埋め込み提供することができ、また、注文制作で歯牙と歯牙との間の隙間部分に歯磨きがよりよく行われるよう歯牙間の隙間部分のブラシの長さをより長く形成できるだろう。
【００６７】
また、通常的な汎用性を持つように体型と年齢により多数個の基準形状で具現して補給型として製作も可能であろう。
【００６８】
そして、また違ったより低廉な価格での供給のため歯牙カバーを一つだけ使用して製作し、歯牙カバーの内側に結合される内側駆動ロッドと歯牙カバーの外側に結合される外側駆動ロッドを設置した後、それぞれの駆動ロッドを互いに反対の方向に駆動させるように前述した実施例の変形された昇降手段を適用することによっても実現可能であろう。
【００６９】
また、より実質的な実施状態として、内部に内部電源を装着し使用でき、または外部電源を接続し使用できるであろう。そして内部に充電用電源を設置し充電電力を提供するようにもでき、このようなことは全部でまたは個別に適用できるであろう。
【００７０】
そして、向上された作動のためそれぞれの歯牙カバーに歯牙の奥歯が接する位置の左右側におおよそ２〜３ｍｍ程度の幅を持つ補強部材として形状記憶合金を設置すると歯牙カバーの作動状態がより堅固で円滑に遂行されるであろう。そして図６に図示したように形状記憶合金５５を歯牙カバー５０、６０にすべてモルディングして成形することもできる。
【００７１】
一方、また他の実施例として本発明による電動歯ブラシで歯牙カバー５０、６０は図１７、図１８に図示したように継続した使用によりその形状が磨耗変形することがある。このような場合は、歯牙カバー５０、６０を交換することが望ましいが、これのために駆動ロッド７０、８０、９０は中間部分が切開されて歯牙カバー５０、６０側と握り手１０側の駆動ロッドが互いに組み立てられるようになっている。
【００７２】
そして、このような歯牙カバー５０、６０の交換は、スイッチ１２を整列モードに位置させると図１６に図示したように握り手１０内部に設置された二つの光センサー１３がそれぞれの駆動ロッド７０、８０、９０の位置を感知する。つまり駆動ロッド７０、８０、９０中のどれか一つが上側または下側に位置するとモーター２０はこれを自動制御して三つの駆動ロッド７０、８０、９０が互いに水平状態に位置するようにする。
【００７３】
このような状態で別途で購入した歯牙カバー５０、６０を組み立てするが、この時の別途購入された歯牙カバー５０、６０の駆動ロッド７０、８０、９０は三つのホールが水平に形成された締結輪１５により支持されている。従って、歯牙カバー５０、６０を組み立てる時には、この締結輪１５が締結された状態で握り手１０側の駆動ロッド７０、８０、９０に形成された挿入ロッド７４、８４、９４が歯牙カバー５０、６０側の駆動ロッド７０、８０、９０に形成された挿入ホール７３、８３、９３に同時にはめ込まれるようにする。この時、はめ込まれた挿入ロッド７４、８４、９４の切断面７５、８５、９５は、挿入ホール７３、８３、９３内部の段部７６に挿入され組み立てられることによって堅固な設置が成り立つ。
【００７４】
一方、より堅固な結合状態を維持させるため挿入ホール７３、８３、９３内部を内側にいくほど、その幅が狭くなるよう形成し挿入ロッド７４、８４、９４が挿入ホール７３、８３、９３内部に堅固に圧着支持するようにできる。そして、その他に挿入ロッド７４、８４、９４と挿入ホール７３、８３、９３を多様な形態に具現できる。このように挿入ロッド７４、８４、９４が挿入ホール７３、８３、９３にはめ込まれると、以後締結輪１５を分離し電動歯ブラシを使用すればよい。
【００７５】
【発明の効果】
以上のように本発明による電動歯ブラシは、これらを適用する時、必要によって構成の一部が変形され実施されることがあるが、このような変形された実施例が基本的に上下反対方向に互いに動くようなった歯牙カバーとこれを駆動させる多数の駆動ロッドと昇降手段を備えたものだとしたら、すべて本発明の技術的カテゴリーに含まれると見なければならない。
【００７６】
以上のように本発明による電動歯ブラシは、歯牙全体を包むようになっている歯牙カバーの内側と外側を互いに反対方向に駆動させ歯牙に対する自動的で、全体的な掃除が行われるようにすることによってより簡単で、容易にそしてきれいに歯牙の掃除が行われるようにする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明による電動歯ブラシを図示した斜視図である。
【図２】 本発明による電動歯ブラシに設置された歯牙カバーと結合される駆動ロッドなどを拡大図示した斜視図である。
【図３】 本発明による電動歯ブラシに設置された歯牙カバーを図示した拡大斜視図である。
【図４】 図３のＡ−Ａ線による断面図である。
【図５】 図３のＢ−Ｂ線による断面図である。
【図６】 本発明による電動歯ブラシに設置された歯牙カバーの他の実施例を図示した断面図である。
【図７】 本発明による電動歯ブラシに設置された歯牙カバーの他の実施例を図示した拡大斜視図である。
【図８】 本発明による電動歯ブラシで駆動ロッドを駆動させる内部構成を図示した部分拡大斜視図であり各ロッドの作動状態を図示したものである。
【図９】 本発明による電動歯ブラシで駆動ロッドを駆動させる内部構成を図示した部分拡大斜視図であり各ロッドの作動状態を図示したものである。
【図１０】 本発明による電動歯ブラシで駆動ロッドを駆動させる内部構成を図示した部分拡大斜視図であり各ロッドの作動状態を図示したものである。
【図１１】 本発明による電動歯ブラシの握り手を切断した断面図である。
【図１２】 本発明による電動歯ブラシの握り手を拡大図示した部分切開斜視図である。
【図１３】 本発明による電動歯ブラシによる実施例による駆動ロッドを駆動させる構成を図示した斜視図である。
【図１４】 図１３の実施例による電動歯ブラシの作動状態を図示した断面図である。
【図１５】 本発明による電動歯ブラシの歯牙カバーが歯牙に着用された状態を図示した側断面図である。
【図１６】 本発明による電動歯ブラシの他の実施例による握り手を切断した断面図である。
【図１７】 本発明による電動歯ブラシで分離可能な歯牙カバーの実施状態を図示した部分斜視図である。
【図１８】 本発明による電動歯ブラシで分離可能な歯牙カバーの組立構成を図示した断面図である。
【符号の説明】
１０ 握り手
１３ 光センサー
２０ モーター
２３ 第１偏心部
２４ 第２偏心部
５０ 上側歯牙カバー
５１、６１ 結合盤
５７ 凸部
５９ ブラシ
６０ 下側歯牙カバー
７０ 第１駆動ロッド（内側駆動ロッド）
８０ 第２駆動ロッド（外側駆動ロッド）
９０ 第３駆動ロッド（外側駆動ロッド）
１００ 第１昇降ピストン
１１０ 第２昇降ピストン
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動歯ブラシに関するもので、さらに詳しく説明すると歯牙全体を包みながら歯牙に対する理想的な歯磨きが歯牙全体に自動的に遂行されるようにした電動歯ブラシに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
一般的に手動式ハンド歯ブラシは、棒型の握り手の一端部に多数のブラシが取り付けられて具現されたものであり、それを使用する場合は、使用者が手で握り手を持ちブラシの部分を歯牙に擦りつけ歯牙を掃除するものである。しかし、このようなハンド歯ブラシは使用者が歯磨きをする方向に手動作をいちいち遂行しなければならないため使用上の不便な点が多い。
【０００３】
これを解消しようと歯ブラシのブラシ部分を自動で回転させたり振動させて使用者が歯ブラシのブラシ部分を歯牙に当てている状態で歯ブラシのブラシ部分がモーターの動力で駆動するようにして、より手軽に歯牙を掃除できるようにするために電動歯ブラシが開発された。
【０００４】
この従来の電動歯ブラシは、使用者が歯牙に沿い続けてブラシ部分の位置を変動させながら掃除を望む部位に位置させなければならないので使用者の継続する手動作が必要になる。
【０００５】
つまり、たとえ駆動自体が自動で行われると言ってもいっぺんにすべての歯牙を選択することができないために従来の手動式ハンド歯ブラシのように歯牙掃除部位を選択しなければならない。従って、たとえ従来の電動歯ブラシが手動式ハンド歯ブラシに比べて歯牙掃除を簡単にできるといっても歯牙全体に対するすみずみまでの掃除は従来の手動式ハンド歯ブラシのように使用者の選択によってのみ行われる。
【０００６】
このため、たとえ歯ブラシが電動で駆動して歯牙を磨くとしても歯牙と歯牙との隙間や歯茎の境界部分などに対しては、使用者がかなり注意しなければ、まともに歯牙掃除ができない。むしろ多くの使用者たちはこのような歯牙の奥の部分に対してはまともに歯牙掃除をしないため電動歯ブラシを使用してもこのような問題点を解決することはできない。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前述した問題点を解決するためのものであり、歯牙全体をいっぺんに選択した後モーターの動力を歯牙全体に対する掃除が同時に行われるようにする事によって自動で歯牙掃除が行われるようにするだけでなく歯牙の奥の部分に対しても簡単に隅々まで掃除ができるようにした電動歯ブラシを提供するものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するため本発明による電動歯ブラシは多数の歯を覆いかぶすように形成され、歯牙との接触する面にブラシが取り付けられている歯牙カバー、前記歯牙カバーの内側部分と結合される内側駆動ロッド、前記歯牙カバーの外側部分と結合される外側駆動ロッド、前記内側駆動ロッドと前記外側駆動ロッドを互いに反対方向に駆動させて前記歯牙カバーの内側面と外側面が互いに反対方向に動きながら歯牙を掃除するようにモーターにより提供された動力で駆動する昇降手段を備える。
【０００９】
前記歯牙カバーは上側歯牙を覆いかぶせるように形成され、歯牙との接触する面にブラシが形成されている上側歯牙カバーと、下側歯牙を覆いかぶすように形成され、歯牙との接触する面にブラシが形成されている下側歯牙カバーを含み；前記内側駆動ロッドは、前記上側歯牙カバーと前記下側歯牙カバーの内側部分に結合された第１駆動ロッドを含み；前記外側駆動ロッドは、前記上側歯牙カバーと前記下側歯牙カバーの外側部分中の左側に結合された第２駆動ロッドと、前記上側歯牙カバーと前記下側歯牙カバーの外側部分中の右側に結合された第３駆動ロッドを含む。
【００１０】
また、前記上側歯牙カバーと前記下側歯牙カバーには前記第１駆動ロッドと第２駆動ロッドそして第３駆動ロッドが結合される結合盤が設置されていて、望ましくは前記上部歯牙カバーと前記下側歯牙カバーはそれぞれブラシが取り付けられてあり、互いに接着結合された多数のブラシ盤が互いに結合して形成される。
【００１１】
そして、前記上部歯牙カバーと前記下部歯牙カバーの谷部分には歯牙中の奥歯部分にブラシが密着できるようにする凸部が形成される。
【００１２】
前記昇降手段は前記モーターが設置された握り手の内部に設置され、前記モーターの回転軸に設置されて前記モーターが回転すると、前記第１駆動ロッドを上下に駆動させる第１昇降手段；前記握り手の内部に設置され、前記モーターの回転軸に設置されて前記モーターが回転すると、前記第２駆動ロッドと前記第３駆動ロッドを前記第１駆動ロッドの反対方向に上下駆動させる第２昇降手段を含む。
【００１３】
ここで、前記回転軸は、一方向に折曲され偏心回転され前記第１昇降手段に偏心力を提供する第１偏心部と他側方向に折曲され偏心回転し、前記第２昇降手段に偏心力を提供する第２偏心部で具備される。
【００１４】
また、前記第１昇降手段は、前記第１偏心部が貫通してはめられるように、一方向に延長された長孔が形成された第１昇降輪と；前記第１昇降輪で延長され、前記握り手内部に支持され、前記第１駆動ロッドが結合された第１伸縮ロッドで具備され、前記第２昇降手段は、前記第２偏心部が貫通してはめられるように、一方向に延長された長孔が形成された第２昇降輪と；前記第２昇降輪で延長され、前記握り手内部に支持され、前記第２駆動ロッドと第３駆動ロッドが結合された第２伸縮ロッドで具備される。
【００１５】
そして、前記握り手の内部には、前記第１昇降輪と第２昇降輪の両側端がそれぞれはめられて前記第１昇降輪と前記第２昇降輪の上下昇降を案内する第１案内ホームと第２案内ホームが形成される。
【００１６】
これとは違って、前記モーターは静力回転モーターで具備され、前記第１昇降手段は、上段と下段が前記握り手の内部に支持され昇降方向により両方向に伸縮可能となり、側面に前記第１偏心部がはめられる第１昇降ピストンを含み、前記第２昇降手段は、上段と下段が前記握り手の内部に支持され昇降方向により両方向に伸縮可能となり、側面に前記第２偏心部がはめられる第２昇降ピストンを含む。
【００１７】
前記第１駆動ロッドは、前記上部歯牙カバーの内側に結合されるようになっている多数の第１上側分岐ロッドと前記下部歯牙カバーの内側に結合されるようになっている多数の第１下側分岐ロッドを含み、前記第２駆動ロッドは、前記上部歯牙カバーの外側の左側に結合される第２上側分岐ロッドと前記下部歯牙カバーの外側の左側に結合される第２下側分岐ロッドを含み、前記第３駆動ロッドは、前記上部歯牙カバーの外側の右側に結合される第３上側分岐ロッドと前記下側歯牙カバーの外側の右側に結合される第３下側分岐ロッドを含む。
【００１８】
そして、望ましくは前記それぞれの駆動ロッドは、中間部分が分離結合可能となる。
【００１９】
また、望ましくは前記昇降手段は、前記それぞれの駆動ロッドらの位置を感知するセンサーを含む。
【００２０】
また、望ましくは前記歯牙カバーには、形状記憶合金が一体で成形されることを特徴とする。
【００２１】
【発明の実施の形態】
以下では、本発明による望ましい実施例を図面を参照して、より詳しく説明することにする。
本発明による電動歯ブラシは、図１に図示するように使用者の手の中に握られる大きさでできた円筒形状の握り手１０と、この握り手１０の前方側に突き出て形成された三つの駆動ロッド７０、８０、９０をそなえる。ここで、握り手１２には、電動歯ブラシの作動をオン、オフしたり、または後述する分離可能な歯牙カバーの交代のための整列モードが表示されている。
【００２２】
そして、それぞれの駆動ロッド７０、８０、９０に結合されて上下に上側歯牙と下側歯牙を覆いかぶせる上側歯牙カバー５０と下側歯牙カバー６０を備え、握り手１０の内部には、それぞれの駆動ロッド７０、８０、９０を昇降駆動させる昇降手段が備えられる。
【００２３】
これらの構成に対してより詳しく説明すると、はじめに上側歯牙カバー５０と下側歯牙カバー６０は、図２に図示するように上側歯牙と下側歯牙の前歯と奥歯すべてを包めるようにその端部構成がまるい半円形状で具現され、内面つまり歯牙と接する面には、おおよそ２〜３ｍｍ程度のブラシ５９が取り付けられて形成されている。
【００２４】
そして、内側上段部と外側上段部には、前述した駆動ロッド７０、８０、９０との結合のための多数の結合盤５１、６１が設置されている。ここでこの上側歯牙カバー５０と下側歯牙カバー６０は、全てシリコン材質で具現されていて、それぞれの結合盤５１、６１は上側歯牙カバー５０と下側歯牙カバー６０に内設された状態で通常的な射出成形などの方法で具現することができる。
【００２５】
上側歯牙カバー５０に設置された結合盤５１は、内側上段部に中心部と両側部にそれぞれ形成された第１上側結合盤と第２上側結合盤そして第３上側結合盤を備え、上側歯牙カバー５０の外側上段部の中心部と両側部にそれぞれ形成された第４上側結合盤と第５上側結合盤、そして第６上側結合盤で形成される。
【００２６】
続いて、下側歯牙カバー６０に設置された結合盤６１は、内側下段部の中心部と両側部にそれぞれ形成された第１下側結合盤と第２下側結合盤、そして第３下側結合盤を備え、下側歯牙カバー６０の外側下段部の中心部と両側部にそれぞれ形成された第４下側結合盤と第５下側結合盤、そして第６下側結合盤で形成される。
【００２７】
ここで、上側歯牙カバー５０の内側部分に設置された結合盤５１と下側歯牙カバー６０の内側部分に設置された結合盤６１は、図４と図５に図示するようにそれぞれの歯牙カバー５０、６０の末端部との間に約１〜２ｍｍ程度の間隔を置き設置されている。これは歯牙の内側の歯茎に結合盤５１、６１がぶつからないようにする事により歯磨き中、歯茎が損傷するのを防ぐためのものである。
【００２８】
そして、上側歯牙カバー５０は、前の部分が上側に一部上昇した状態で結合されている。これは上側歯牙カバー５０が歯牙にはめられる時、口が開かれる角度を考慮したものである。
【００２９】
一方、それぞれの上側歯牙カバー５０と下側歯牙カバー６０は、その側端部から内側円柱方向に沿って内向きに突出した凸部５７が形成されている。この凸部５７は歯牙中奥歯の上段の平坦な部分にブラシ５９がよりよく密着し掃除できるようにするためのものである。
【００３０】
そして、それぞれの歯牙カバー５０、６０はシリコンを一体で射出成形し、ブラシ５９を埋め込めて使用できるが、図７に図示するように四角形になると多数のブラシ５９が打ち込まれている個別ブラシ盤５８を組み立てることにより形成することができるだろう。この時にそれぞれのブラシ盤５８は、その側面部分を接着剤を利用し接着して組み立てるのが適切である。
【００３１】
このように歯牙カバー５０、６０は、年齢により平均的な歯牙の大きさを産出し標準モデルを量産して適用できるが、よりよい歯牙管理と使用効率を発揮するためには、使用者の歯牙状態と年齢によりその大きさと形状を可変して適用でき、このために前述したように個別ブラシ盤５８を適用して実施できるだろう。
【００３２】
次に、駆動ロッド７０、８０、９０は、歯牙カバー５０、６０の中央部に位置する第１駆動ロッド７０と歯牙カバー５０、６０の両側部にそれぞれ位置する第２駆動ロッド８０と第３駆動ロッド９０で形成される。
【００３３】
第１駆動ロッド７０は、その端部に全部で六つの分離ロッドが具現されるが、上側歯牙カバー５０の内側部に向けて上向き延長された三つの第１上側分岐ロッド７１と下側歯牙カバー６０の内側部に向けて下向き延長された三つの第１下側分岐ロッド７２で形成される。
【００３４】
ここで、第１上側分岐ロッド７１は、上側歯牙カバー５０の結合盤５１中、第１上側結合盤、第２上側結合盤そして第３上側結合盤にそれぞれ結合され、第１下側分岐ロッド７２は、下側歯牙カバー６０の結合盤５１中、第１下側結合盤、第２下側結合盤そして第３下側結合盤にそれぞれ結合されている。
【００３５】
従って、第１駆動ロッド７０が上側または下側に駆動すると、上側歯牙カバー５０と下側歯牙カバー６０の内側端は、第１駆動ロッド７０によって第１駆動ロッド７０の駆動方向へと動くようになる。
【００３６】
次に、第２駆動ロッド８０は、その端部に全部で四つの分岐ロッドが具現されている。この分岐ロッドは、上側歯牙カバー５０の外側の左側部分に結合される二つの第２上側分岐ロッド８１と下側歯牙カバー６０の外側の左側部分に結合される二つの第２下側分岐ロッド８２で具備される。
【００３７】
そして、第３駆動ロッド９０また、その端部に全部で四つの分岐ロッドが具現されている。この分岐ロッドは、上側歯牙カバー５０の結合盤５１中、外側の右側部分に結合される二つの第３上側分岐ロッド９１と下側歯牙カバー６０の結合盤６１中外側の右側部分に結合される二つの第３下側分岐ロッド９２で具備される。
【００３８】
このように構成されたそれぞれの駆動ロッド７０、８０、９０は、第１駆動ロッド７０が上側に駆動すると歯牙の内側部分を上側方向に磨き、第２と第３駆動ロッド８０、９０は、下側に駆動し歯牙の外側部分を下側方向に磨くようにする。
【００３９】
そして、第１駆動ロッド７０が下側に駆動し歯牙の内側部分を下側方向に磨くと、第２と第３駆動ロッド８０、９０は上側に移動し歯牙を上側方向に磨くようになるため歯牙に対する上下側交差方向に磨く動作が遂行される。
【００４０】
このような駆動状態は、第１駆動ロッド７０と第２、第３駆動ロッド８０、９０の駆動方向が互いに反対に遂行されることによって行われる。このために握り手１０内部には、第１駆動ロッド７０を昇降させるための第１昇降手段が形成され、第２と第３駆動ロッド８０９０を昇降させるための第２昇降手段が形成される。
【００４１】
以下、これらの構成を図８、図９、図１０そして図１１及び図１２を参照し、より詳しく説明することにする。
それぞれの昇降手段は、握り手１０内部に設置され駆動するようになっているが、このために握り手１０内部には動力を発揮するモーター２０が握り手１０の後方側に設置され、握り手１０の前面には、それぞれの駆動ロッド７０、８０、９０が貫通するようになっている長方形形状の貫通ホール１１が形成されている。
【００４２】
そして、モーター２０には、握り手１０の前面側に延長された回転軸２１が設置される。この回転軸２１は、二つの偏心部２３、２４を備えていて、このそれぞれの偏心部２３、２４に第１昇降手段と第２昇降手段が具現される。
【００４３】
偏心部２３、２４は、回転軸２１の前方側に形成されるが、一方向に四角形形態で折曲された第１偏心部２３と第１偏心部２３の後方側に第１偏心部２３とは反対方向に折曲された第２偏心部２４で具現され、回転軸２１の端部が結合される握り手１０内面にはベアリング（未図示）などが設置され回転軸２１を支持している。
【００４４】
そして、第１昇降手段は、第１偏心部２３にはめ込まれた側方に長さが長い長孔を持つ長方形形態の第１昇降輪２５とこの第１昇降輪２５の中心部分に結合され上側端が握り手１０の内面の上側に支持された第１伸縮ロッド２７で具現され、この第１伸縮ロッド２７は通常的なピストン構造である。
【００４５】
続いて、第２昇降手段は、第２偏心部２４にはめ込まれた側方に長さが長い長孔を持つ長方形形態の第２昇降輪２６とこの第２昇降輪２６の中心部分に結合され上側端が握り手１０の内面上側に支持される第２伸縮ロッド２８で具現され、この第２伸縮ロッド２８には、前述した第２駆動ロッド８０と第２駆動ロッド８０が両側に結合され前方に延長されている。この第２伸縮ロッド２８、また第１伸縮ロッド２７と同様で通常的なピストン構造である。
【００４６】
そして、第１昇降輪２５と第１昇降輪２５の上下スライディング駆動をより円滑に案内できるように握り手１０の内面の両側面には、上下に垂直状態でできた案内台２９が形成されていて、この案内台２９には上下方向に延長されるが前述した第１昇降輪２５の側部がはめ込まれる第１案内ホーム３０が形成されていて、第１案内ホーム３０の後方側には第２昇降輪２６の側部がはめ込まれる第２案内ホーム３１が形成されている。
【００４７】
ここで、第１案内ホーム３０と第２案内ホーム３１には、ここではめ込まれた昇降輪２５、２６がより円滑に昇降できるようにするためテフロン（登録商標）などの潤滑部材が塗布されることが望ましい。
【００４８】
一方、昇降手段はモーター２０を静力回転可能なモーター２０を使用することによって前述した構成と違った実施状態で具現できるだろう。
【００４９】
この昇降手段の他の実施例は、図１３と図１４に図示しているが、ここに図示したように他の実施例による第１昇降手段は、回転軸２１の第１偏心部２３の内周側がはめ込めるようになっている第１昇降ピストン１００で具備され、第２昇降手段は、第２偏心部２４の内周側にはめ込めるようになっている第２昇降ピストン１１０で形成される。
【００５０】
ここで、第１昇降ピストン１００は、第１駆動ロッド７０が結合されていて、側面に第１偏心部２３がはめ込められる支持ホーム１０３が形成された楕円形状の第１昇降管１０１と、この第１昇降管１０１の上下部に挿入設置されるが、それぞれの外側端が握り手１０の上面と下面に支持され第１昇降管１０１が上下に昇降できるようにするピストンロッド１０２を備えている。
【００５１】
ここで、第２昇降ピストン１１０は、第２と第３駆動ロッド８０、９０が結合されていて、側面に第２偏心部２４がはめ込められる支持ホーム１１３が形成された楕円形状の第２昇降管１１１と、この第２昇降管１１１の上下部に挿入設置されるが、それぞれの外側端が握り手１０の上面と下面に支持され第２昇降管１１が上下に昇降できるようにするピストンロッド１１２を備えている。
【００５２】
従って、モーター２０が所定角度で静力回転すると、第１偏心部２３と第１偏心部２３は続けて静力回転を繰り返し遂行するようになり、これにより、第１昇降管１０１と第２昇降管１１１は、互いに反対の方向に昇降駆動することにより、第１駆動ロッド７０と第２そして第３駆動ロッド８０、９０の上下繰り返しの動作が遂行される。
【００５３】
以下では、前述したように構成された本発明による電動歯ブラシの作用状態について説明することにする。
本発明による電動歯ブラシは使用者が握り手１０を握り、使用者の口内に電動歯ブラシの上側歯牙カバー５０と下側歯牙カバー６０を挿入した後、上側歯牙カバー５０は、上部歯牙に合わせるようにし下側歯牙カバー６０は、下側歯牙に合わせるようにすると、図１５に図示されたような着用状態になる。
【００５４】
このような状態で、握り手１０のスイッチ１２を作動させると、握り手１０内部のモーター２０は回転駆動を始めるようになり、これにより回転軸２１が回転するようになる。この時の回転軸２１の回転で第１偏心部２３と第２偏心部２４同時に回転するようになる。
【００５５】
そして、第１偏心部２３が回転すると、図９に図示したように第１偏心部２３に設置された第１昇降輪２５は、上側にスライディング駆動すると、第１伸縮ロッド２７が収縮するようになり、同時に第１伸縮ロッド２７に結合された第１駆動ロッド７０は上側に駆動するようになる。そして第１駆動ロッド７０が上側に駆動すると第１駆動ロッド７０に結合された上側歯牙カバー５０の内側部と下側歯牙カバー６０の内側部は上側に内側歯牙を磨きながら動くようになる。
【００５６】
同時に、第１偏心部２３に設置された第２昇降輪２６は、下側にスライディング駆動するようになり、これにより第２伸縮ロッド２８は伸びるようになる。このように第２伸縮ロッド２８が伸びると、第２駆動ロッド８０と第３駆動ロッド９０は下側に駆動するようになり、これにより上側歯牙カバー５０と下側歯牙カバー６０の外側部は下側に歯牙の外面を磨きながら動くようになる。
【００５７】
そして、続けて回転軸が回転すると図１０に図示したように、また第１伸縮ロッド２７は第１偏心部２３により上と反対方向つまり下部に伸びるようになり、同時に第２伸縮ロッド２８は上側に収縮するようになる。これにより第１伸縮ロッド２７に結合された第１駆動ロッド７０は下側に移動するようになり、この時上側歯牙カバー５０と下側歯牙カバー６０の内側部は歯牙の内側面を磨きながら下側に動くようになる。
【００５８】
また、同時に第２伸縮ロッド２８が上側に収縮することによって第２駆動ロッド８０と第３駆動ロッド９０は下側に移動するようになり、この時の動作で上側歯牙カバー５０と下側歯牙カバー６０の外側部は歯牙の外面を磨きながら上側に動くようになる。
【００５９】
このような動作が繰り返されることにより、上側歯牙カバー５０と下側歯牙カバー６０は歯牙の内側面と外側面を繰り返し上下方向に磨くことにより歯牙全体に対するすべての歯磨きが自動で遂行されるようになる。
【００６０】
そして、それぞれの駆動ロッド７０、８０、９０に結合された上部歯牙カバー５０と下側歯牙カバー６０の結合盤５１、６１は、お互いの間の間隔が約１〜２ｍｍ程度の間隔で離されている。従って、上側歯牙カバー５０と下側歯牙カバー６０が上下に動く時歯牙間の隙間をより柔軟に歯磨きが遂行できるようにし、ブラシ５９の長さを奥歯と前歯部分そして歯牙の形態により変形適用すると、より効果的な歯磨きが遂行できるだろう。
【００６１】
そして歯牙カバー５０、６０の歯茎部分と接する部分には歯茎から約１ｍｍ程度離すことが作動のためにより望ましい。
【００６２】
次に、二つ目の実施例での駆動状態は、モーター２０が所定角度で静力回転すると第１偏心部２３に結合された第１昇降ピストン１００は、一方向に伸縮し、第２偏心部２４に結合された第２昇降ピストン１１０は他の方向に伸縮するようになる。
【００６３】
この時、それぞれの偏心部２３、２４は、それぞれの昇降ピストン１００、１１０の外側面に形成された支持ホーム１０３、１１３にはめ込まれ摩擦動作するようになっているため可能な限りこの摩擦部分にはテフロン（登録商標）などの潤滑部材が塗布されることが適切であろう。
【００６４】
このように、それぞれの昇降ピストン１００、１１０が互いに違う方向に上下往復し伸縮することにより、第１駆動ロッド７０と第２、第３駆動ロッド９０は、互いに反対方向に動くようになることによって、歯牙に対する歯磨きが行われるようにする。
【００６５】
そして、また違った変形された実施例として、駆動モーターを二つ設置し、それぞれの偏心部をそれぞれの駆動モーターに設置される回転軸に別途で設置することにより、より安定的な作動を遂行できるようにすることができる。
【００６６】
前述したような本発明による電動歯ブラシの実施例による構成で、この電動歯ブラシを注文制作する場合、上部歯牙カバー５０と下部歯牙カバー６０の形態を注文者の歯牙形状によりその形状を具現して適用でき、この時は、それぞれの上部歯牙カバー５０と下部歯牙カバー６０の末端部を一体で仕切り、この仕切られた部位にもブラシを埋め込み提供することができ、また、注文制作で歯牙と歯牙との間の隙間部分に歯磨きがよりよく行われるよう歯牙間の隙間部分のブラシの長さをより長く形成できるだろう。
【００６７】
また、通常的な汎用性を持つように体型と年齢により多数個の基準形状で具現して補給型として製作も可能であろう。
【００６８】
そして、また違ったより低廉な価格での供給のため歯牙カバーを一つだけ使用して製作し、歯牙カバーの内側に結合される内側駆動ロッドと歯牙カバーの外側に結合される外側駆動ロッドを設置した後、それぞれの駆動ロッドを互いに反対の方向に駆動させるように前述した実施例の変形された昇降手段を適用することによっても実現可能であろう。
【００６９】
また、より実質的な実施状態として、内部に内部電源を装着し使用でき、または外部電源を接続し使用できるであろう。そして内部に充電用電源を設置し充電電力を提供するようにもでき、このようなことは全部でまたは個別に適用できるであろう。
【００７０】
そして、向上された作動のためそれぞれの歯牙カバーに歯牙の奥歯が接する位置の左右側におおよそ２〜３ｍｍ程度の幅を持つ補強部材として形状記憶合金を設置すると歯牙カバーの作動状態がより堅固で円滑に遂行されるであろう。そして図６に図示したように形状記憶合金５５を歯牙カバー５０、６０にすべてモルディングして成形することもできる。
【００７１】
一方、また他の実施例として本発明による電動歯ブラシで歯牙カバー５０、６０は図１７、図１８に図示したように継続した使用によりその形状が磨耗変形することがある。このような場合は、歯牙カバー５０、６０を交換することが望ましいが、これのために駆動ロッド７０、８０、９０は中間部分が切開されて歯牙カバー５０、６０側と握り手１０側の駆動ロッドが互いに組み立てられるようになっている。
【００７２】
そして、このような歯牙カバー５０、６０の交換は、スイッチ１２を整列モードに位置させると図１６に図示したように握り手１０内部に設置された二つの光センサー１３がそれぞれの駆動ロッド７０、８０、９０の位置を感知する。つまり駆動ロッド７０、８０、９０中のどれか一つが上側または下側に位置するとモーター２０はこれを自動制御して三つの駆動ロッド７０、８０、９０が互いに水平状態に位置するようにする。
【００７３】
このような状態で別途で購入した歯牙カバー５０、６０を組み立てするが、この時の別途購入された歯牙カバー５０、６０の駆動ロッド７０、８０、９０は三つのホールが水平に形成された締結輪１５により支持されている。従って、歯牙カバー５０、６０を組み立てる時には、この締結輪１５が締結された状態で握り手１０側の駆動ロッド７０、８０、９０に形成された挿入ロッド７４、８４、９４が歯牙カバー５０、６０側の駆動ロッド７０、８０、９０に形成された挿入ホール７３、８３、９３に同時にはめ込まれるようにする。この時、はめ込まれた挿入ロッド７４、８４、９４の切断面７５、８５、９５は、挿入ホール７３、８３、９３内部の段部７６に挿入され組み立てられることによって堅固な設置が成り立つ。
【００７４】
一方、より堅固な結合状態を維持させるため挿入ホール７３、８３、９３内部を内側にいくほど、その幅が狭くなるよう形成し挿入ロッド７４、８４、９４が挿入ホール７３、８３、９３内部に堅固に圧着支持するようにできる。そして、その他に挿入ロッド７４、８４、９４と挿入ホール７３、８３、９３を多様な形態に具現できる。このように挿入ロッド７４、８４、９４が挿入ホール７３、８３、９３にはめ込まれると、以後締結輪１５を分離し電動歯ブラシを使用すればよい。
【００７５】
【発明の効果】
以上のように本発明による電動歯ブラシは、これらを適用する時、必要によって構成の一部が変形され実施されることがあるが、このような変形された実施例が基本的に上下反対方向に互いに動くようなった歯牙カバーとこれを駆動させる多数の駆動ロッドと昇降手段を備えたものだとしたら、すべて本発明の技術的カテゴリーに含まれると見なければならない。
【００７６】
以上のように本発明による電動歯ブラシは、歯牙全体を包むようになっている歯牙カバーの内側と外側を互いに反対方向に駆動させ歯牙に対する自動的で、全体的な掃除が行われるようにすることによってより簡単で、容易にそしてきれいに歯牙の掃除が行われるようにする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明による電動歯ブラシを図示した斜視図である。
【図２】 本発明による電動歯ブラシに設置された歯牙カバーと結合される駆動ロッドなどを拡大図示した斜視図である。
【図３】 本発明による電動歯ブラシに設置された歯牙カバーを図示した拡大斜視図である。
【図４】 図３のＡ−Ａ線による断面図である。
【図５】 図３のＢ−Ｂ線による断面図である。
【図６】 本発明による電動歯ブラシに設置された歯牙カバーの他の実施例を図示した断面図である。
【図７】 本発明による電動歯ブラシに設置された歯牙カバーの他の実施例を図示した拡大斜視図である。
【図８】 本発明による電動歯ブラシで駆動ロッドを駆動させる内部構成を図示した部分拡大斜視図であり各ロッドの作動状態を図示したものである。
【図９】 本発明による電動歯ブラシで駆動ロッドを駆動させる内部構成を図示した部分拡大斜視図であり各ロッドの作動状態を図示したものである。
【図１０】 本発明による電動歯ブラシで駆動ロッドを駆動させる内部構成を図示した部分拡大斜視図であり各ロッドの作動状態を図示したものである。
【図１１】 本発明による電動歯ブラシの握り手を切断した断面図である。
【図１２】 本発明による電動歯ブラシの握り手を拡大図示した部分切開斜視図である。
【図１３】 本発明による電動歯ブラシによる実施例による駆動ロッドを駆動させる構成を図示した斜視図である。
【図１４】 図１３の実施例による電動歯ブラシの作動状態を図示した断面図である。
【図１５】 本発明による電動歯ブラシの歯牙カバーが歯牙に着用された状態を図示した側断面図である。
【図１６】 本発明による電動歯ブラシの他の実施例による握り手を切断した断面図である。
【図１７】 本発明による電動歯ブラシで分離可能な歯牙カバーの実施状態を図示した部分斜視図である。
【図１８】 本発明による電動歯ブラシで分離可能な歯牙カバーの組立構成を図示した断面図である。
【符号の説明】
１０ 握り手
１３ 光センサー
２０ モーター
２３ 第１偏心部
２４ 第２偏心部
５０ 上側歯牙カバー
５１、６１ 結合盤
５７ 凸部
５９ ブラシ
６０ 下側歯牙カバー
７０ 第１駆動ロッド（内側駆動ロッド）
８０ 第２駆動ロッド（外側駆動ロッド）
９０ 第３駆動ロッド（外側駆動ロッド）
１００ 第１昇降ピストン
１１０ 第２昇降ピストン
Claims (13)
- 多数個の歯牙を覆いかぶすように用意され、歯牙との接触する面にブラシが埋め込まれている歯牙カバー、
前記歯牙カバーの内側部分と結合される内側駆動ロッド、
前記歯牙カバーの外側部分と結合される外側駆動ロッド、
前記内側駆動ロッドと前記外側駆動ロッドを互いに反対方向に駆動させ前記歯牙カバーの内側面と外側面が互いに反対方向に動きながら歯牙を掃除するようモーターにより提供された動力で駆動する昇降手段を備え、
前記歯牙カバーは上側歯牙を覆いかぶすように用意され、歯牙との接触する面にブラシが形成されている上側歯牙カバーと、下側歯牙を覆いかぶすよう用意され、歯牙との接触面にブラシが形成されている下側歯牙カバーを含め；
前記内側駆動ロッドは、前記上側歯牙カバーと前記下側歯牙カバーの内側部分に結合された第１駆動ロッドを含め；
前記外側駆動ロッドは、前記上側歯牙カバーと前記下側歯牙カバーの外側部分中の左側に結合された第２駆動ロッドと、前記上側歯牙カバーと前記下側歯牙カバーの外側部分中の右側に結合された第３駆動ロッドを含み、
前記上部歯牙カバーと前記下部歯牙カバーの谷部分には歯牙中の奥歯部分にブラシが密着できるようにする凸部が形成されたことを特徴とする電動歯ブラシ。 - 請求項１において、前記上部歯牙カバーと前記下部歯牙カバーには、前記第１駆動ロッドと第２駆動ロッド、および第３駆動ロッドが結合される結合盤が設置されていることを特徴とする電動歯ブラシ。
- 請求項１において、前記上部歯牙カバーと前記下部歯牙カバーは、それぞれにブラシが埋め込まれてお互いに接着結合された多数のブラシ盤がお互いに結合し形成されたことを特徴とする電動歯ブラシ。
- 請求項１において、前記昇降手段は、前記モーターが設置された握り手の内部に設置されるが、前記モーターの回転軸に設置されて前記モーターが回転すると前記第１駆動ロッドを上下に駆動させる第１昇降手段；
前記握り手の内部に設置されるが、前記モーターの回転軸に設置されて前記モーターが回転すると前記第２駆動ロッドと前記第３駆動ロッドを前記第１駆動ロッドの反対方向に上下に駆動させる第２昇降手段を含めたことを特徴とする電動歯ブラシ。 - 請求項１または請求項４において、前記回転軸は、一方方向に切曲げられ偏心回転し、前記第１昇降手段に偏心力を提供する第１偏心部と他側方向に切曲げられ偏心回転するが、前記第２昇降手段に偏心力を提供する第２編心部で具備されたことを特徴とする電動歯ブラシ。
- 請求項５において、前記第１昇降手段は、前記第１偏心部が貫通してはめ込まれるように一方方向に延長された長孔が形成された第１昇降輪と；前記第１昇降輪で延長されるが、前記握り手内部に支持され、前記第１駆動ロッドが結合された第１伸縮ロッドで具備され、
前記第２昇降手段は、前記第２偏心部が貫通しはめ込めるように一方方向に延長された長孔が形成された第２昇降輪と；前記第２昇降輪で延長されるが前記握り手が内部に支持され、前記第２駆動ロッドと第３駆動ロッドが結合された第２伸縮ロッドで具備されたことを特徴とする電動歯ブラシ。 - 請求項５において、前記握り手の内部には、前記第１昇降輪と第２昇降輪の両側端がそれぞれはめ込まれ前記第１昇降輪と前記第２昇降輪の上下昇降を案内する第１案内ホームと第２案内ホームが用意されたことを特徴とする電動歯ブラシ。
- 請求項５または請求項６において、前記第１昇降手段は、上段と下段が前記握り手の内部に支持されるが、昇降方向により両方向に伸縮可能となり、側面に前記第１偏心部がはめ込まれる第１昇降ピストンを含め；
前記第２昇降手段は、上段と下段が前記握り手の内部に支持されるが、昇降方向により両方向に伸縮可能となり、側面に前記第２偏心部がはめ込まれる第２昇降ピストンを含めたことを特徴とする電動歯ブラシ。 - 請求項１において、前記第１駆動ロッドは、前記上部歯牙カバーの内側に結合するようになっている多数の第１上側分岐ロッドと前記下部歯牙カバーの内側に結合するようになっている多数の第１下側分岐ロッドを含むことを特徴とする電動歯ブラシ。
- 請求項１または請求項７において、前記第２駆動ロッドは、前記上部歯牙カバーの外側の左側に結合される第２上側分岐ロッドと前記下部歯牙カバーの外側の左側に結合される第２下側分岐ロッドを含め；
前記第３駆動ロッドは、前記上部歯牙カバーの外側の右側に結合される第３上側分岐ロッドと前記下部歯牙カバーの外側の右側に結合される第３下側分岐ロッドを含むことを特徴とする電動歯ブラシ。 - 請求項１において、前記それぞれの駆動ロッドは、中間部分が分離結合可能になったことを特徴とする電動歯ブラシ。
- 請求項１において、前記昇降手段は、前記それぞれの駆動ロッドの位置を感知するセンサーを含めることを特徴とする電動歯ブラシ。
- 請求項１において、前記歯牙カバーには、形状記憶合金が一体で成型されたことを特徴とする電動歯ブラシ。
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