JP3773014B2 - 天然ガスエンジン用ガスセンサ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、天然ガスエンジンからの排出ガスに含まれる特定ガス成分を検出するためのガスセンサ、例えば、空燃比制御用のO2 センサ等として利用されるガスセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、石油の代替燃料車として、天然ガス自動車が注目されてきている。天然ガス自動車は、ガソリンエンジンに比しCO2 排出量の低減が可能である、クリーンな排気エミッション特性が期待できる、等の利点を有し、その燃料供給システムとしては、従来、LPG自動車に用いられるキャブレターシステムを応用したシステム(ガスミキサーシステム)が知られている。また、排気エミッション特性をさらに向上させて電気自動車に匹敵する超低公害車とするためには、ガスミキサーシステムを上回る高精度な空燃比制御が必要で、このため、空燃比変動が小さく、燃料制御の応答性に優れるインジェクションシステムを搭載した天然ガス自動車の開発が進められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
空燃比は、通常、排気管内に設置されるO2 センサの出力に基づいてフィードバック制御される。従って、空燃比制御の高精度化には、O2 センサの検出精度が、欠くことのできない要素である。ところが、天然ガスエンジンの空燃比を検出するために、ガソリンエンジン用のO2 センサをそのまま適用すると、O2 センサの出力特性にずれが生じることが判明した。これは、天然ガスはメタン(CH4 )を主成分とするためガソリンに比べてH/C比が大きく、排出ガスに含まれる水素(H2 )の量が多いことに起因し、特に、インジェクションシステムにおいて、顕著に発生する。
【0004】
この原因は、吸気通路の上流部でガスを均一に混合した後、燃焼室に吸引するガスミキサーシステムに対して、燃料制御の応答性を確保するために燃焼室近傍にガスを直接噴射するインジェクションシステムでは、燃焼室内の混合気が不均一になりやすいことにある。このため、インジェクションシステムでは、燃焼室内の空燃比がリッチな領域においてH2 が多量に発生し、ガスミキサーシステムより排気中のH2 濃度が高くなる結果、センサ出力のずれが拡大する。従って、天然ガスエンジン用のO2 センサにおいて、空燃比制御を高精度化するためには、センサ出力に対するH2 の影響を排除し、センサ出力のずれを解消することが大きな課題となっている。
【0005】
しかして、本発明は、排出ガス中のH2 によるセンサの出力ずれを防止して、検出精度を向上可能であり、例えば、インジェクションシステムの天然ガスエンジンのように、排出ガスに多量のH2 が含まれる場合においても、高精度な空燃比制御が可能な天然ガスエンジン用のガスセンサを実現することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明請求項1の構成の天然ガスエンジン用ガスセンサは、酸素イオン導電性固体電解質の表面に、天然ガスエンジンからの排出ガスに晒される第1の電極と、基準酸素濃度ガスに晒される第2の電極とを設け、上記第1の電極の表面を覆うコーティング層を設けてなり、上記第1の電極と上記第2の電極の酸素濃度差に応じた起電力を生じる。そして、上記コーティング層を、平均細孔径が1000Å以上で、かつ全細孔の90%以上が細孔径1000Å以上の出力ずれ防止機能を有する多孔質膜で構成したことを特徴とするものである。
【0007】
天然ガスエンジンからの排出ガスには、低分子量の水素(H2)が多量に含まれており、このH2 がコーティング層を拡散する速度と、酸素(O2)がコーティング層を拡散する速度との間に差が生じることが、センサの出力ずれの原因と考えられる。本発明は、上記コーティング層の平均細孔径を1000Åとすることで、H2に比較して分子量の大きいO2の拡散を容易にし、両者の拡散速度差を小さくすることができることを見出したものである。特に、全細孔の90%以上が細孔径1000Å以上の膜で構成し、細孔径1000Å以上の割合を大きくすることで、H 2 とO 2 の拡散速度差をほぼ0とすることができる。従って、センサ出力に対するH2の影響を排除して、出力ずれを防止することができるので、インジェクションシステムの天然ガスエンジン用として用いた場合にも、高精度な空燃比制御が可能であり、排気エミッションの改善に優れた効果を有する。
【0009】
具体的には、上記第1の電極を上記酸素イオン導電性固体電解質の一方の表面に、上記第2の電極を上記酸素イオン導電性固体電解質の他方の表面に設けた構成が考えられる(請求項2)。例えば、上記酸素イオン導電性固体電解質を試験管状としてその内周側表面に上記第1の電極を、外周側表面に上記第2の電極を設けた構成、あるいは、平板状とした上記酸素イオン導電性固体電解質の表面に上記第1の電極を、裏面に上記第2の電極を設けた構成とすることができる。
【0010】
上記コーティング層より外側に、気孔率40〜50容量%の多孔質膜を設けてトラップ層としてもよく(請求項3)、エンジンオイルの燃焼等によって生じるデポジット成分が、上記コーティング層内に侵入して、目詰まりを生じるのを防止することができる。
【0011】
また、センサを加熱するためのヒータ部材を設けることにより(請求項4)、エンジンオイルの燃焼等によって生じるデポジット成分を、上記コーティング層内で燃焼させ、上記コーティング層の目詰まりを防止することができる。また、センサを早期に活性化して、排気エミッションの悪化を防止する効果がある。
【0012】
上記コーティング層の表面に酸化作用を有する触媒層を形成することもできる(請求項5)。これにより、排出ガス中のH2を触媒層で酸化させて、上記コーティング層に至るH2の量を減少させ、H2によるセンサ出力のずれをより確実に抑制できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を天然ガスエンジンの空燃比を制御するために用いられるO2 センサに適用した例について説明する。図2は、O2 センサの全体構成を示すもので、O2 センサは、図略の天然ガスエンジンの排気管壁に取り付けられる筒状ハウジング1と、その内部に挿通保持されるガス検出素子2とを有している。筒状ハウジング1は中央部外周に突設したフランジ部11を排気管壁に当接し、その下方に形成したねじ部にて天然ガスエンジンの排気管壁に取り付けられるようになしてある。ガス検出素子2は試験管状で、その下端部は上記ハウジング1より突出して排気管内に位置しており、ハウジング1下端に固定されるカバー体3内に収容されている。カバー体3は二重筒状で、内外筒の側面に複数のガス流通孔31、32を有し、このガス流通孔31、32を介してガス検出素子2に天然ガスエンジンの排出ガスが導入されるようになしてある。
【0014】
上記ハウジング1の上方には、上記ガス検出素子2の上部外周を覆う筒状カバー12が配設されている。該筒状カバー12は、上記ハウジング1上端に固定される下部カバー121と、その上半部にかしめ固定される上部カバー122を有し、該上部カバー122の上半部外周は筒状部材123で覆われて二重構造となっている。上部カバー122の上端開口はゴムブッシュ13で封止され、このゴムブッシュ13を貫通して、上記ガス検出素子2の出力を取り出すためのリード線4が外部に延びている。上部カバー122および上記筒状部材123には、側部の対向位置に複数の大気孔124、125がそれぞれ形成してあり、これら大気孔124、125を介して導入される大気が、基準酸素濃度ガスとして上記ガス検出素子2の中空部内に導入される構成となしてある。なお、上記大気孔124、125の形成位置において、上部カバー122および筒状部材123の間には防水のために溌水性のフィルタ14が配設してある。
【0015】
上記ガス検出素子2は、図1に示すように、試験管状に成形したジルコニア等の酸素イオン導電性固体電解質21と、その内周面に沿って設けた第1の電極たる内側電極22、外周面に沿って設けた第2の電極たる外側電極23を有している。これら電極22、23は、例えば白金(Pt)等よりなり、蒸着等、通常の手段で形成される。上記電極22、23は、図2に示されるように、上記酸素イオン導電性固体電解質21表面に押圧接触する出力金属端子41、42を通じて上記リード線4に接続される。
【0016】
上記外側電極23の外表面には、これを覆うコーティング層たる保護皮膜24が形成してある。該保護皮膜24は、外側電極23表面を排気中の有害物質から保護するもので、例えばスピネル(MgO・Al2 3 )等のセラミックスよりなる多孔質膜が好適に用いられる。本発明の特徴は、上記保護皮膜24を、平均細孔径が1000Å以上である多孔質膜で構成することにあり、これにより、排出ガスに含まれるH2 とO2 の拡散速度の差を十分小さくして、センサ出力のずれを防止する。好ましくは、平均細孔径が1000Åの細孔が、全細孔中の90%以上となるようにすることで、H2 とO2 の拡散速度の差をほぼ0とし、H2 の影響を排除することができる。
【0017】
上記保護皮膜24の形成は、例えば、公知のプラズマ溶射装置を用いて行うことができる。プラズマ溶射法は、加熱溶融した溶射原料をプラズマジェット化し、これを高速で被溶射体表面に吹き付けるもので、溶射原料としては、上記保護皮膜24を構成するスピネル(MgO・Al2 3 )等のセラミックスの粉末が、作動ガスとしてアルゴン(Ar)と窒素(N2 )の混合ガスが用いられる。プラズマアーク電圧は、通常、50〜60V程度、プラズマアーク電流は、通常、500〜700A程度の範囲とし、プラズマガンから被溶射体までの距離は、約80〜100mm程度とする。上記保護皮膜24の細孔径は、溶射原料となるセラミックス粉末の粒度、溶射パワーを調整することにより制御することができ、一般に、セラミックス粉末の粒度を大きく、あるいは溶射パワーを小さくすると、細孔径は大きくなる。
【0018】
なお、上記保護皮膜24の膜厚は、センサ出力の安定性、機械的強度等を考慮すると、通常、100〜200μm程度の範囲とすることが望ましい。
【0019】
次に、上記構成のO2 センサにおける上記保護皮膜24の作用について説明する。図1においてガス検出素子2の外側電極23には、上記保護皮膜24を通過した排出ガスが、内側電極22には大気が導入される。この時、酸素イオン導電性固体電解質21には、これら内側電極23と外側電極22の酸素濃度差に応じた起電力が生じる。そのセンサ出力は、理論的には、空気過剰率(λ)=1.0で出力が急変するはずである(図3に理論値(a)として示す)。
【0020】
ところが、天然ガスエンジンの排気中には、ガソリンエンジンの2〜3倍のH2 が存在し、上記保護皮膜24の細孔径が小さい場合、センサ出力が急変する空気過剰率(λ)がリーン側にシフトする(図3に(b)として示す)。これは、上記保護皮膜24の細孔径が小さいと、ガス拡散がKnudsenフローに支配され、H2 とO2 の拡散速度に差が生じるためと考えられる。
【0021】
そこで、上記保護皮膜24の平均細孔径と拡散速度の関係を調べ、その結果を図4に示した。測定に用いた各サンプルの形成は以下のようにした。
なお、細孔径の測定は、次のようにした。
【0022】
図4に示すように、上記保護皮膜24の細孔径が1000Åより小さい領域では、分子量の小さいH2 の拡散速度がO2 に比べて大きくなる。この場合、H2 は保護皮膜24をO2 より早く通過して外側電極23の表面に到達し、外側電極23は実際よりもH2 リッチな状態となる。つまり、外側電極23の表面においてO2 不足が生じ、O2 センサの出力特性は、理論値に対し、出力急変点がリーン側にずれることになる(図3(b))。この結果、O2 フィードバック制御システムにおけるλ値がずれ、排気エミッションが悪化するおそれがある。
【0023】
これに対し、上記保護皮膜24の平均細孔径が1000Å以上の領域では、図4のように、出力ずれの原因であるH2 とO2 の拡散速度差がほぼ0となる。従って、外側電極23の表面におけるO2 不足が解消され、出力特性のずれを防止することができる。そこで、平均細孔径と出力が急変する空気過剰率(λ)との関係を調べ、図5に示した。図5に明らかなように、平均細孔径が1000Å以下では、センサ出力がリーン側にずれているが、平均細孔径が1000Åで空気過剰率(λ)がほぼ1となり、1000Åでは、出力ずれが生じないことが確認された。
【0024】
図6に本発明の第2の実施の形態を示す。本実施の形態では、上記第1の実施の形態のO2 センサ構成に加えて、上記コーティング層24の外側を覆うトラップ層5を設けている。その他の構成は上記第1の実施の形態と同様である。トラップ層5は多孔性焼成体、例えばAl2 3 等のセラミックスよりなり、その気孔率は、通常、40〜50%とすることが望ましい。また、トラップ層5の膜厚は、通常、100μm以下とするのがよい。このトラップ層5を設けることにより、エンジンオイルの燃焼等によって生じるデポジット成分が保護皮膜24内に侵入することを防止し、これによる保護皮膜24の目詰まりを防止することができる。
【0025】
図7に本発明の第3の実施の形態を示す。本実施の形態は、上記図1の構成のO2 センサにおける、酸素イオン導電性固体電解質21の中空部内に、センサ加熱用のヒータ6を配設したものである。その他の構成は上記第1の実施の形態と同様である。ヒータ6は棒状、板状または管状等の形状とした絶縁体、例えばAl2 3 等の内部に、タングステン(W)、モリブデン(Mo)等の発熱体を埋設してなり、該発熱体はリード線を介して外部電源に接続されている。ヒータ6に供給する電力は、上記保護皮膜24の温度が、通常、500℃以上になるように、エンジン条件に応じて予め作成したマップによって制御するか、あるいはヒータ6の発熱体の抵抗値をもとにフィードバック制御する。
【0026】
上記構成によれば、ヒータ6を設けることにより、エンジンオイルの燃焼等によって生じるデポジット成分を保護皮膜24内で燃焼させることで、これによる保護皮膜24の目詰まりを防止することができる。また、ヒータ6によりセンサの早期活性化を行い、エンジンの冷間始動時等、フィードバック制御ができない機関を短縮し、エミッションの悪化を防ぐことができる。
【0027】
図8に本発明の第4の実施の形態を示す。本実施の形態では、上記保護皮膜24の外表面を、酸化作用を有する触媒層7で被覆している。上記触媒層5は、多孔質のセラミックス、例えばアルミナ(Al2 3 )に、触媒金属(Pt、Pt−Rh等)を担持させてなり、排出ガスに含まれるH2 を保護皮膜24に達する前に酸化することができる。ここで、上記触媒金属の担持量は、上記触媒層7の全重量に対して、0.5〜5重量%程度とするのが望ましい。また、触媒層7の膜厚は、通常、50μm以下とすることが望ましい。この触媒層7を設けることにより、排出ガス中のH2 を、触媒層7内で酸化させ、保護皮膜24に到達するH2 の量を減少させることができる。よって、H2 によるセンサ出力のずれをより確実に防止することができる。
【0028】
図9に本発明の第5の実施の形態を示す。上記各実施の形態では、ガス検出素子2として、試験管状の酸素イオン導電性固体電解質の内外周面に第1の電極、第2の電極を形成した例について説明したが、ガス検出素子2の形状は、これに限定されるものではなく、図9に示すように、平板状の酸素イオン導電性固体電解質81の上下表面の対向位置に第1の電極82、第2の電極83を形成した積層構造としてももちろんよい。排気側の第1の電極82上には保護皮膜84が形成され、大気側の第2の電極83の下面には、大気室85aおよびこれに連通する大気通路85bを形成するための平板状支持体85が積層される。該支持体85の下面にはさらにヒータ86、絶縁シート87が積層配設される。
【0029】
上記各実施の形態では、本発明を天然ガスエンジンの空燃比制御用O2 センサに適用した例について説明したが、本発明はこれら用途に限定されるものはなく、より広域の空燃比を検出する空燃比センサ等、天然ガスエンジン用ガスセンサであればいずれにも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す天然ガスエンジン用O2 センサの主要部拡大断面図である。
【図2】第1の実施の形態のO2 センサの全体断面図である。
【図3】
天然ガスエンジンのセンサ出力特性を示す図である。
【図4】細孔径と拡散速度の関係を示す図である。
【図5】細孔径とセンサ出力の関係を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示すO2 センサの主要部拡大断面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態を示すO2 センサの主要部拡大断面図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態を示すO2 センサの主要部拡大断面図である。
【図9】本発明の第5の実施の形態を示す図で、(a)はガス検出素子構造を示す展開図、(b)は(a)のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング
11 フランジ
12 筒状部材
2 ガス検出素子
21 酸素イオン導電性固体電解質
22 内側電極(第1の電極)
23 外側電極(第2の電極)
24 保護皮膜(コーティング層)
3 カバー体
4 リード線
5 トラップ層
6 ヒータ
7 触媒層

Claims (5)

  1. 酸素イオン導電性固体電解質の表面に、天然ガスエンジンからの排出ガスに晒される第1の電極と、基準酸素濃度ガスに晒される第2の電極とを設けるとともに、上記第1の電極の表面を覆うコーティング層を設け、上記第1の電極と上記第2の電極の酸素濃度差に応じた起電力を生じる天然ガスエンジン用ガスセンサにおいて、上記コーティング層を、平均細孔径が1000Å以上で、かつ全細孔の90%以上が細孔径1000Å以上の出力ずれ防止機能を有する多孔質膜で構成したことを特徴とする天然ガスエンジン用ガスセンサ。
  2. 上記第1の電極を上記酸素イオン導電性固体電解質の一方の表面に、上記第2の電極を上記酸素イオン導電性固体電解質の他方の表面に設けた請求項1記載の天然ガスエンジン用ガスセンサ。
  3. 上記コーティング層より外側に気孔率40〜50%の多孔質膜よりなるトラップ層を設けた請求項1または2記載の天然ガスエンジン用ガスセンサ。
  4. センサ加熱用のヒータ部材を設けた請求項1ないし3のいずれか記載の天然ガスエンジン用ガスセンサ。
  5. 上記コーティング層より外側に酸化作用を有する触媒層を設けた請求項1ないし4のいずれか記載の天然ガスエンジン用ガスセンサ。
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