JP3772829B2 - 高周波加熱装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高周波加熱と蒸気加熱とを組み合わせて被加熱物を加熱処理する蒸気発生機能付き高周波加熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の高周波加熱装置は、加熱用の高周波発生装置を備えた電子レンジや、この電子レンジに熱風を発生させるコンベクションヒータを付加したコンピネーションレンジ等がある。また、蒸気を加熱室に導入して加熱するスチーマーや、スチーマーにコンベクションヒータを付加したスチームコンベクションオーブン等も加熱調理器として利用されている。
【0003】
上記の加熱調理器により食品等を加熱調理する際、食品の加熱仕上がり状態が最も良好な状態になるように加熱調理器を制御する。即ち、高周波加熱と熱風加熱とを組み合わせた調理はコンビネーションレンジ、蒸気加熱と熱風加熱とを組み合わせた調理はスチームコンベクションオーブンによりそれぞれ制御することができる。しかし、高周波加熱と蒸気加熱とを組み合わせた調理は、それぞれの加熱処理を別個の加熱調理器間で加熱食品を移し替えて行う等の手間が生じることになる。その不便を解消するために、高周波加熱と、蒸気加熱と、電熱加熱とを一台の加熱調理器で実現したものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開昭54−115448号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記公報の構成によれば、加熱蒸気発生のための気化室が加熱室の下方に埋設されており、常に貯水タンクから一定水位で水が供給されるようになっている。従って、日常における加熱室周辺の清掃作業が行いにくく、特に気化室においては、蒸気発生の過程で水分中のカルシウムやマグネシウム等が濃縮され、気化室底部やパイプ内に沈殿固着し、蒸気発生量が少なくなり、その結果、カビ等の繁殖しやすい不衛生な環境となる問題があった。
【0006】
また、蒸気を加熱室に導入する方法として、加熱室の外側に配置されたボイラー等の加熱手段により蒸気を発生させ、ここで発生した蒸気を加熱室に供給する方式も考えられるが、蒸気導入のためのパイプに雑菌の繁殖、凍結による破損、錆等による異物混入等の問題を生じ、また、加熱手段の分解・清掃が困難であることが多く、食品を扱うために特に衛生上配慮の必要がある加熱調理器においては、外部から蒸気を導入する方式は採用し難いものであった。
【0007】
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、蒸気発生部が清掃容易で常に衛生的に保つことができ、しかも、蒸気発生部の温度を制御することで食品に最適な蒸気量を発生させ、加熱効率を高めた蒸気発生機能付き高周波加熱装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、本発明の高周波加熱装置は高周波発生部と、加熱室内で蒸気を発生する蒸気発生部と、蒸気発生部の温度を検出する温度検出部を備え、温度検出部と蒸気発生部に水を供給する給水部を横長形状の水溜凹所の両端に構成したものである。
【0009】
これによって、加熱室内にいち早く蒸気を供給することができ蒸気発生の効率を向上するとともに、温度検出部の検知精度を上げ、その情報をもとに加熱室内の蒸気発生部を細かく制御することができる。また、高周波加熱と蒸気加熱を併用し被加熱物の温度上昇速度を速めることができるので、短時間で効率の良い調理が可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
請求項1記載の蒸気発生機能付き高周波加熱装置は、被加熱物を収容する加熱室に高周波を供給する高周波発生部と、前記加熱室内で蒸気を発生する蒸気発生部とを備え、前記加熱室に高周波と蒸気との少なくともいずれかを供給して前記被加熱物を加熱処理する高周波加熱装置であって、前記蒸気発生部は加熱により蒸気を発生する横長形状の水溜凹所を有した蒸発皿を備え、温度検出部と蒸気発生部に水を供給する給水部を横長形状の水溜凹所の両端に構成することを特徴とする。
【0011】
この蒸気発生機能付き高周波加熱装置では、加熱室の内部で蒸気を発生するようにしているので、加熱室内にいち早く蒸気を供給することができ、蒸気発生の効率を向上することができる。また、蒸気発生部が加熱室内に存在するため、加熱室内の清掃と同時に蒸気発生部の清掃を簡単に行うことができ、加熱室内を常に衛生的な環境に保つことができる。
【0012】
また、蒸気発生部の温度を検出する温度検出部を横長形状の水溜凹所近傍に備え、横長形状の水溜凹所に水を供給する給水部とは反対側の端付近に構成されているため、給水部から供給された水が温度検出部に到達するときには蒸発皿で水が加熱された状態になり、給水部付近と温度検出部付近では水に温度差が生じることになる。そのため、蒸発皿の水は温度検出部付近から早く蒸発しやすくなり水残量の検出力が上がるので、蒸気発生部を木目細かく制御することが出来るうえに、水が無い状態で加熱される空焚き状態を事前に検知して防ぐ事が可能になり、安全性を上げる事が出来る。また、加熱方式としては、高周波加熱と蒸気加熱の両方を同時に行ったり、いずれかを個別に行ったり、両方を所定の順番で行ったりすることが自在にできるため、食品の種類や冷凍品か冷蔵品かの区別等に応じて、適切な調理方法を任意に選択することができる。特に、高周波加熱と蒸気加熱を併用した場合には、被加熱物の温度上昇速度を速めることができるので、短時間で効率の良い調理が可能となる。
【0013】
請求項2記載の蒸気発生機能付き高周波加熱装置は、蒸気発生部は、加熱により蒸気を発生する横長形状の水溜凹所を有した蒸発皿を備え前記横長形状の水溜凹所は中央の平面部に対し両端に傾斜面を備える構成としたことを特徴とする。
【0014】
この蒸気発生機能付き高周波加熱装置では、蒸気を発生する横長形状の水溜凹所を有する蒸発皿の両端部に傾斜面を備えているので、蒸発皿加熱ヒータにより最も加熱されやすい中央部に水が溜まりやすくし、水が無い状態で加熱される空焚き状態を防ぐ事が出来る。
【0015】
請求項3記載の蒸気発生機能付き高周波加熱装置は、蒸気発生部は、加熱により蒸気を発生する横長形状の水溜凹所を有した蒸発皿近傍に蒸気発生部の温度を検出する温度検出部を備え、水溜凹所は中央の平面部に対し長手方向の両端に傾斜面を備え、温度検出部を配した側の傾斜面を他方の傾斜面よりも広くする構成としたことを特徴とする。
【0016】
この蒸気発生機能付き高周波加熱装置では、蒸発皿の温度検出部付近の傾斜を広くしているので、中央の平面部との水位差から温度検出部付近に供給された水がいち早く蒸発し、蒸発皿の水の量が減少したことを温度検出部で検知することができることになり、食品に応じた蒸気の発生量を制御することが可能となる。
【0017】
請求項4記載の蒸気発生機能付き高周波加熱装置は、蒸発皿が、横長形状の水溜凹所の外周部に温度検出部を固定する温度検出面を有し、前記温度検出面が水溜凹所の短手方向に傾斜して構成されることを特徴とする。
【0018】
この蒸気発生機能付き高周波加熱装置では、加熱室内に蒸発皿を配し、その蒸発皿の水溜凹所に溜めた水を加熱することにより蒸気を発生するようにしており、蒸発皿の温度を検出する温度検出部を固定している温度検出面を傾斜させて構成しているので、水溜凹所で沸騰し飛び散った水滴が付着しても傾斜に沿って落下し、残った水滴により温度検出面の温度上昇を妨げることを防ぐ事ができる。
そうすることで、温度検出面の温度が安定し、温度検出部での水残量の検知性能向上するので、空焚きを防ぐとともに食品に応じた蒸気の発生量を制御することが可能となる。
【0019】
請求項5記載の蒸気発生機能付き高周波加熱装置は、温度検出面を構成する傾斜面の下端を、水溜凹所の外周部よりも低くすることを特徴とする。
【0020】
この蒸気発生機能付き高周波加熱装置では、加熱室内に蒸発皿を配し、その蒸発皿の水溜凹所に溜めた水を加熱することにより蒸気を発生するようにしており、温度検出面の傾斜した水溜凹所側端部が、水溜凹所の外周部よりも低く構成されているので、水が温度検出部付近まで供給されたときに温度検出面の水溜め凹所側端部に水が付着し、一時的に温度検出面の温度が下がるため、温度の変化で水が供給されたことを検出することができる。
【0021】
請求項6記載の蒸気発生機能付き高周波加熱装置は、水溜凹所と外周部の境界壁面は、突起のない直線状に構成されたことを特徴とする。
【0022】
この蒸気発生機能付き高周波加熱装置では、水溜凹所と外周部の境界壁面が突起のない直線状になっているので、給水部から供給された水が障害物に邪魔されること無く水溜凹所の他端にある温度検出部まで流れていくことができ、水供給の検出がより正確になり、制御の信頼性を高めることができる。
【0023】
請求項7記載の蒸気発生機能付き高周波加熱装置は、温度検出面と横長形状の水溜凹所の外周部との間に、外周部よりも高い突起面を配設されたことを特徴とする。
【0024】
この蒸気発生機能付き高周波加熱装置では、温度検出面と外周部の間の突起が外周部を伝って流れてくる水を遮断するため、温度検出面に外周部を伝わった水が流れ落ちることがなくなるので温度検出面の温度が安定し、温度検知精度をあげることができる。
【0025】
請求項8記載の蒸気発生機能付き高周波加熱装置は、蒸発皿が、上面を覆うと共に該上面の一部を開放する開口を有する蓋体を備え、前記水溜凹所の外周部に配設された突起面と蓋体との間に空間を設ける構成としたことを特徴とする。
【0026】
この蒸気発生機能付き高周波加熱装置では、水溜凹所の外周部に配設された突起面と蓋体との間に空間を設けているため、振動が加えられたときに突起面が蓋体に接触して不快な音が発生することを防ぐと共に、空間の幅を水の毛細管現象が生じない寸法以上に大きくすることで、空間に水が侵入し毛細管現象により突起面を乗り越えた水が温度検出面に付着することを防ぐことになり、温度検出面の温度が安定し、温度検知精度をあげることができる。
【0027】
【実施例】
以下、本発明の蒸気発生機能付き高周波加熱装置の好適な実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0028】
<第1実施形態>
図1は第1実施形態の蒸気発生機能付き高周波加熱装置の開閉扉を開けた状態を示す正面図、図2はこの装置に用いられる蒸気発生部の蒸発皿を示す斜視図、図3は蒸気発生部の蒸発皿加熱ヒータと反射板を示す斜視図、図4は蒸気発生部の断面図である。
【0029】
この蒸気発生機能付き高周波加熱装置100は、被加熱物を収容する加熱室11に、高周波(マイクロ波)と蒸気との少なくともいずれかを供給して被加熱物を加熱処理する加熱調理器であって、高周波を発生する高周波発生部としてのマグネトロン13と、加熱室11内で蒸気を発生する蒸気発生部15と、加熱室11内の空気を撹拌・循環させる循環ファン17と、加熱室11内を循環する空気を加熱する室内気加熱ヒータとしてのコンベクションヒータ19とを備えている

【0030】
加熱室11は、前面開放の箱形の本体ケース10内部に形成されており、本体ケース10の前面に、加熱室11の被加熱物取出口を開閉する透光窓21a付きの開閉扉21が設けられている。開閉扉21は、下端が本体ケース10の下縁にヒンジ結合されることで、上下方向に開閉可能となっている。加熱室11と本体ケース10との壁面間には所定の断熱空間が確保されており、必要に応じてその空間には断熱材が装填されている。特に加熱室11の背後の空間は、循環ファン17及びその駆動モータ(図示せず)を収容した循環ファン室25となっており、加熱室11の後面の壁が、加熱室11と循環ファン室25とを画成する仕切板27となっている。仕切板27には、加熱室11側から循環ファン室25側への吸気を行う吸気用通風孔29と、循環ファン室25側から加熱室11側への送風を行う送風用通風孔31とが形成エリアを区別して設けられている。各通風孔29,31は、多数のパンチ孔として形成されている。
【0031】
循環ファン17は、矩形の仕切板27の中央部に回転中心を位置させて配置されており、循環ファン室25内には、この循環ファン17を取り囲むようにして矩形環状のコンベクションヒータ19が設けられている。そして、仕切板27に形成された吸気用通風孔29は循環ファン17の前面に配置され、送風用通風孔31は矩形環状のコンベクションヒータ19に沿って配置されている。循環ファン17を回すと、風は循環ファン17の前面側から駆動モータのある後面側に流れるように設定されているので、加熱室11内の空気が、吸気用通風孔29を通して循環ファン17の中心部に吸い込まれ、循環ファン室25内のコンベクションヒータ19を通過して、送風用通風孔31から加熱室11内に送り出される。従って、この流れにより、加熱室11内の空気が、撹拌されつつ循環ファン室25を経由して循環されるようになっている。
【0032】
マグネトロン13は、例えば加熱室11の下側の空間に配置されており、マグネトロンより発生した高周波を受ける位置にはスタラー羽根33が設けられている。そして、マグネトロン13からの高周波を、回転するスタラー羽根33に照射することにより、該スタラー羽根33によって高周波を加熱室11内に撹拌しながら供給するようになっている。なお、マグネトロン13やスタラー羽根33は、加熱室11の底部に限らず、加熱室11の上面や側面側に設けることもできる。蒸気発生部15の上面には一部に開口41aの設けられた蓋体41で覆われ、加熱室壁面には蒸発皿に水を供給する給水部42が設けられている。
【0033】
蒸気発生部15は、図2に示すように加熱により蒸気を発生する水溜凹所35aを有した蒸発皿35と、蒸発皿35の下側に配設され、図3及び図4に示すように蒸発皿35を加熱する蒸発皿加熱ヒータ37と、該ヒータの輻射熱を蒸発皿35に向けて反射する断面略U字形の反射板39とから構成されている。蒸発皿35は金属製の細長板状のもので、加熱室11の被加熱物取出口とは反対側の奥側底面に長手方向を加熱室11と循環ファン室25とを画成する仕切板27に沿わせた向きで配設されている。水溜凹所35aも横長
形状で、中央の平面部50に対して、その両端に中央に向って傾斜をした傾斜面51、52を有し、給水部42から供給された水は傾斜面51を流れ落ち、最も蒸発皿加熱ヒータ37からの熱を受けやすい中央の平面部50に誘導される。温度検出面54側にある傾斜面52は他方の傾斜面51よりも広く構成されており、温度検出面付近の水位が低くなるようになっている。
【0034】
水溜凹所35aの周囲は一段高くなった平面の外周部53が設けられ、水溜凹所との境界は突起の無い直線状で、給水部42から供給された水は障害物にさえぎられること無く傾斜面52付近まで流れていくことになる。外周部53には、傾斜面52の近傍に水溜凹所35a側に傾斜をした温度検出面54と、その中央側に隣接して外周部53に飛び散った水が温度検出面54に流れ込まないように、外周部53よりさらに一段高い突起面55が構成されている。温度検出部20は蒸発皿35の下方でかつ反射板39の外側に配設され、傾斜した温度検出面54に接触するように固定されている。温度検出面54の水溜凹所側端部は、外周部53より低い位置まで傾斜しており、給水部42から供給された水が多い場合
は温度検出面の下端54aは水没することになり、温度検出面54の温度が下がることになる。
【0035】
図5は蒸気発生部の突起面と蓋体との空間を示す要部断面図である。蒸気発生部15の上面は蓋体41で覆われ、突起面55との間に空間56が形成される。この空間56の距離は、水滴57が付着しても毛細管現象により温度検出面側に水が流れないように、水滴よりも大きな寸法が確保されている。
【0036】
このように、本実施形態の蒸気発生機能付き高周波加熱装置によれば、加熱室11の外部ではなく内部で蒸気を発生する構成にしているので、加熱室11内を清掃する場合と同様に、蒸気を発生する部分、つまり蒸発皿35の清掃を簡単に行うことができる。例えば、蒸気発生の過程では、水分中のカルシウムやマグネシウム、塩素化合物等が濃縮されて蒸発皿35の底部に沈殿固着することがあるが、蒸発皿35の表面に付着したものを布等で拭き取るだけできれいに払拭することができる。
【0037】
さらに、この高周波加熱装置では、蒸発皿加熱ヒータ37で蒸発皿35を加熱することにより蒸気を発生させているので、簡単な構造で効率良く蒸気を供給することができ、加熱によりある程度高い温度の蒸気が発生するので、単に加湿するだけの調理、あるいは高周波加熱と併用して乾燥を防止しつつ加熱する調理も可能である。
【0038】
また、温度検出部20が蒸発皿の水が完全に無くなる前に水残量の検知が可能となり、空焚きを防ぐとともに食品に応じた蒸気の発生量を制御することが可能となる。
【0039】
また、蒸発皿加熱ヒータ37の輻射熱は、反射板39で蒸発皿35に向けて反射させ、蒸発皿加熱ヒータ37の発生する熱を無駄なく効率良く蒸気発生のために利用することができる。
【0040】
また、加熱方法としては、高周波加熱と蒸気加熱の双方を同時に行ったり、いずれかを個別に行ったり、双方を所定の順番で行ったりすることが自由にできるため、食品の種類や冷凍品か冷蔵品かの区別等に応じて、適切な加熱方法を任意に選択することができる。特に、高周波加熱と蒸気加熱を併用した場合には、被加熱物の温度上昇速度を速めることができるので、効率の良い調理が可能となる。
【0041】
【発明の効果】
本発明に係る蒸気発生機能付き高周波加熱装置によれば、加熱室の内部で蒸気を発生す
るようにしているので、加熱室内にいち早く蒸気を供給することができ蒸気発生の効率を向上し、蒸気発生部の温度を検出することで食品に最適な蒸気量を制御して調理をおこなうことができる。また、蒸気発生部が加熱室内に存在するため、加熱室内の清掃と同時に、蒸気発生部の清掃を簡単にして行うことができ、加熱室内を常に衛生的な環境に保つことができる。また、加熱方式としては、高周波加熱と蒸気加熱の両方を同時に行ったり、いずれかを個別に行ったり、両方を所定の順番で行ったりすることが自在にできるため、食品の種類や冷凍品か冷蔵品かの区別等に応じて、適切な調理方法を任意に選択することができる。特に、高周波加熱と蒸気加熱を併用した場合には、被加熱物の温度上昇速度を速めることができるので、短時間で効率の良い調理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態における蒸気発生機能付き高周波加熱装置の扉を開けた状態を示す正面図
【図2】 図1の蒸気発生機能付き高周波加熱装置に用いられる蒸気発生部の蒸発皿を示す斜視図
【図3】 蒸気発生部の蒸発皿加熱ヒータと反射板を示す斜視図
【図4】 同装置の蒸気発生部の断面図
【図5】 蒸気発生部の突起面と蓋体との空間を示す要部断面図
【符号の説明】
11 加熱室
13 マグネトロン(高周波発生部)
15 蒸気発生部
20 温度検出部
35 蒸発皿
37 蒸発皿加熱ヒータ
42 給水部
51、52 傾斜面
53 外周部
54 温度検出面
55 突起面

Claims (8)

  1. 被加熱物を収容する加熱室に高周波を供給する高周波発生部と、前記加熱室内で蒸気を発生する蒸気発生部と、前記蒸気発生部の温度を検出する温度検出部とを備え、前記加熱室に高周波と蒸気との少なくともいずれかを供給して前記被加熱物を加熱処理する高周波加熱装置であって、前記蒸気発生部は加熱により蒸気を発生する横長形状の水溜凹所を有した蒸発皿を備え、温度検出部と、蒸気発生部に水を供給する給水部を横長形状の水溜凹所の両端に構成することを特徴とする高周波加熱装置。
  2. 蒸気発生部は、加熱により蒸気を発生する横長形状の水溜凹所を有した蒸発皿を備え前記横長形状の水溜凹所は中央の平面部に対し両端に傾斜面を備える構成としたことを特徴とする請求項1に記載の高周波加熱装置。
  3. 蒸気発生部は、加熱により蒸気を発生する横長形状の水溜凹所を有した蒸発皿近傍に蒸気発生部の温度を検出する温度検出部を備え、水溜凹所は中央の平面部に対し長手方向の両端に傾斜面を備え、温度検出部を配した側の傾斜面を他方の傾斜面よりも広くする構成としたことを特徴とする請求項1または2に記載の高周波加熱装置。
  4. 蒸発皿が、横長形状の水溜凹所の外周部に温度検出部を固定する温度検出面を有し、前記温度検出面が水溜凹所の短手方向に傾斜して構成されることを特徴とする請求項1、2または3に記載の高周波加熱装置。
  5. 前記温度検出面を構成する傾斜面の下端を、水溜凹所の外周部よりも低くすることを特徴とする請求項4に記載の高周波加熱装置。
  6. 水溜凹所と外周部の境界壁面は、突起のない直線状に構成されたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の高周波加熱装置。
  7. 温度検出面と横長形状の水溜凹所の外周部との間に、外周部よりも高い突起面を配設されたことを特徴とする請求項4または5に記載の高周波加熱装置。
  8. 蒸発皿が、上面を覆うと共に該上面の一部を開放する開口を有する蓋体を備え、前記水溜凹所の外周部に配設された突起面と蓋体との間に空間を設ける構成としたことを特徴とする請求項7に記載の高周波加熱装置。
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