JP3771856B2 - 車両のハイブリッドシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両の動力源にエンジンと回転電機(モータジェネレータ)を備える車両のハイブリッドシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
車両のハイブリッドシステムとして、エンジンの出力軸と変速機の入力軸を断続するクラッチと、電動機と発電機を兼ねる回転電機と、回転電機の入出力軸と変速機の入力軸を連結する歯車伝達機構と、回転電機から供給される電力を蓄える蓄電要素と、を備えたものがある(特願2000-315757号、参照)。
【0003】
この先願例においては、蓄電要素のSOC(State Of Chage)をパラメータに回転電機の出力とエンジンの出力との分担比を設定する制御マップがハイブリッドシステムを司る制御装置に備えられる。
【0004】
制御装置は、制御マップから蓄電要素のSOCに応じた出力分担比を求め、この分担比とアクセル操作量(車両駆動力の要求量)に基づいて、回転電機の出力およびエンジンの出力を制御するのである。回転電機の最高出力は低回転時に大きく、回転が上がるに連れて低下する特性のため、車両の発進は回転電機の出力のみで行われることが望ましい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
クラッチは、制御装置により自動制御されるが、必要なときに手動制御が行えるよう、クラッチペダルを備えることが考えられる。その場合、クラッチアクチュエータの自動制御回路に手動制御回路をうまく組み合わせるのが難しい。たとえば、自動制御回路の働きにより、クラッチアクチュエータに液圧(供給圧)封じ込められ、クラッチが切断状態に保持される場合、初期位置(踏込み開放状態)のクラッチペダルに手動制御回路を介してクラッチアクチュエータの液圧が伝達されると、クラッチペダルが硬くて踏めない状態になってしまう。ハイブリッドシステム(特願2000-315757号、参照)においては、車両の発進が回転電機の出力のみによる頻度が高くなるが、坂道などの発進に際しては、運転者のペダル操作により、クラッチを接続することも必要となるのである。このような場合、クラッチペダルが踏めないと、円滑な発進が得られない。
【0006】
この発明は、このような課題に着目してなされたものであり、自動制御に基づくクラッチの切断状態においても、クラッチペダルによるクラッチの手動制御が行えるように改善することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、エンジンの出力軸と変速機の入力軸を断続するクラッチと、電動機と発電機を兼ねる回転電機と、回転電機の入出力軸と変速機の入力軸を連結する歯車伝達機構と、回転電機からの電力を蓄える蓄電要素と、蓄電要素のSOCに応じた出力分担比を設定する手段と、この分担比とアクセル操作量(車両駆動力の要求量)に基づいて、クラッチの断続と共に回転電機の出力およびエンジンの出力を制御する手段と、を備える車両のハイブリッドシステムにおいて、
エンジンの出力を断続するクラッチは、1つのシリンダの内部にその軸方向へ摺動可能な2つのピストンの互いに向き合う受圧面で仕切られる液圧室Aと、同じくシリンダの内部に一方のピストンの液圧室Aと反対側の受圧面で仕切られる液圧室Bと、同じくシリンダの内部にもう一方のピストンの液圧室Aと反対側の受圧面に仕切られる液圧室Cと、液圧室Aの液圧を給排する自動制御回路と、液圧室Bの液圧を駆動力にクラッチを断続する液圧アチュエータと、クラッチペダルに連動するマスタシリンダを液圧室Cに接続する手動制御回路と、クラッチのストロークを検出する手段と、クラッチペダルのストロークがマスタシリンダのストロークに遊びを加える初期位置のときにONするペダルスイッチと、これらの検出信号に基づいて、クラッチが切断状態のときにペダルスイッチがOFFすると、再びONに戻るまでの間、液圧室Aを低圧側へ開放するように制御する手段と、を備える。
【0008】
【発明の効果】
第1の発明においては、自動制御回路の働きにより、液圧室Aの拡張に伴って液圧室Bが収縮されると、その液圧を受けて液圧シリンダがクラッチを切断状態に保持する。この状態において、クラッチペダルが踏まれ、ペダルスイッチがOFFすると、再びONするまでの間、液圧室Aが低圧側へ開放されるように制御されるので、クラッチペダルに連動するマスタシリンダからの液圧により、液圧室Cが拡張するに伴って液圧室Aが収縮され、2つのピストンが連接すると、クラッチペダルの踏み量に応じて液圧室Bの液圧を駆動力にクラッチを断続する液圧アクチュエータの手動制御が可能となる。そのため、坂道など車両の負荷が大きい場合において、運転者のクラッチ操作により、車両を円滑に発進させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1において、1はエンジン、2は歯車式の変速機であり、これらの間に摩擦クラッチ3が介装される。エンジン1は、ディーゼルエンジン(または高圧天然ガスを燃料とするCNGエンジン)が採用される。4は回転電機(モータジェネレータ)であり、その入出力軸は動力伝達機構5(ギヤボックス)を介して変速機2の入力軸に連結される。
【0010】
変速機2には、そのギヤシフトを制御するコントロールユニット6(FCT-ECU)が備えられる。コントロールユニット6は、ハイブリッド制御ユニット10(ハイブリッドECU)に接続され、運転室のチェンジレバー装置7からの変速要求に基づくハイブリッドECU10の命令に従ってギヤシフトを制御する。
【0011】
クラッチ3には、これを断続するクラッチアクチュエータ8(クラッチブースタ)が備えられる。クラッチアクチュエータ8は、運転者のペダル操作またはハイブリッドECU10の要求に応じてエンジン1から変速機2およびギヤボックス5への動力の伝達を断続する。
【0012】
回転電機4は、高効率および小形軽量化の面から、永久磁石型同期電動機(IPM同期モータ)が使用され、図外の蓄電要素にインバータを介して接続される。蓄電要素には、ブレーキエネルギを短時間で無駄なく高効率に回生するため、車両の電池許容質量に対して必要な出力密度を確保しやすい、電気二重層キャパシタが使用される。
【0013】
インバータは、ハイブリッドECU10の要求に応じて回転電機4を電動モードまたは発電モードに制御する。電動モードにおいては、蓄電要素の充電電力(直流電力)を交流電力に変換して回転電機4を駆動する一方、発電モードにおいては、回転電機4の発電電力(交流電力)を直流電力に変換して蓄電要素を充電する。
【0014】
ハイブリッドECU10は、クラッチ3のストロークを検出するクラッチストロークセンサ14、エンジンの回転速度(クランクシャフト回転速度)を検出するエンジン回転センサ16、アクセルペダル12の踏み量からアクセル開度(要求駆動力)を検出するアクセル開度センサ13、クラッチペダル23の開放(初期位置)および踏込み(作動位置)を検出するペダルスイッチ14a,14b、変速機2の出力側の回転速度(プロペラシャフト回転速度)を検出するPS回転センサ18(車速センサ)、変速機2の入力側の回転速度(カウンタシャフト回転速度)を検出するCP回転センサ19、等が備えられる。
【0015】
これらの検出信号および蓄電要素のSOC(State Of Chage)を含む各種情報(回転電機4のインバータ,変速機2のコントロールユニット6、等から得られる)に基づいて、ハイブリッドECU10は、エンジンの燃料供給装置,各輪のブレーキ装置(図示せず),クラッチアクチュエータ8,回転電機4のインバータ、を制御する一方、変速機2のコントロールユニット6への命令(目標ギヤ信号,ギヤ抜きのタイミング信号,ギヤ入れのタイミング信号、など)、を送信する。
【0016】
図2は、蓄電要素のSOCをパラメータに回転電機4の出力とエンジン1の出力との分担比を設定する制御マップであり、ハイブリッドECU10に格納される。ハイブリッドECU10は、制御マップから蓄電要素のSOC情報に応じた出力分担比を求め、この分担比と要求駆動力(アクセル操作量)に基づいて、回転電機4の出力およびエンジン1の出力を制御する。つまり、回転電機4が分担出力を発生するようにインバータ11を制御する一方、エンジン1が分担出力を発生するように燃料供給装置を制御するのである。
【0017】
回転電機4の出力分担比=1(エンジン1の出力分担比=0)の場合、クラッチ3を切断した状態において、アクセル操作量に相当する出力が回転電機4から得られるようにインバータ11を制御する。回転電機4の出力分担比<1(エンジン1の出力分担比>0)の場合、クラッチ3を接続した状態において、蓄電要素のSOCの低下に連れて回転電機4の分担出力が小さくなり、それに応じてエンジン1の分担出力が大きくなるようにエンジン1の燃料供給装置およびインバータ11を制御する。エンジン1の出力分担比が=1(回転電機の出力分担比=0)の場合、アクセル操作量に相当する出力がエンジン1から得られるようにエンジン1の燃料供給量を制御する。
【0018】
ハイブリッドECU10は、ブレーキペダルの踏み量(要求制動力)に基づいて、蓄電要素への充電が可能な限り、クラッチ3を切断した状態において、後輪の配分制動力(要求制動力×制動力配分比)に相当する回生制動力が回転電機4から得られるようにインバータ11を制御する一方、前輪の配分制動力を発生させるのに加え、後輪の配分制動力を回生制動力で賄い切れない場合、その不足分の制動力を後輪に発生させるように各輪のブレーキ装置を制御する。また、蓄電要素のSOC情報から、発電の必要を判定すると、クラッチ3の接続状態において、エンジン1の出力に余裕がある場合、回転電機4の発電により、蓄電要素を充電するようにインバータ11を制御する。
【0019】
図1において、20は中継シリンダであり、その内部にその軸方向へ摺動可能な2つのピストン20a,20bが収装され、これらの互いに向き合う受圧面で仕切られる液圧室Aと、ピストンの液圧室Aと反対側の受圧面で仕切られる液圧室Bと、ピストンの液圧室Aと反対側の受圧面に仕切られる液圧室Cと、を備える。
【0020】
液圧室Aの油圧を給排するのが自動制御回路21、液圧室Bの油圧を駆動力にクラッチを断続するのがクラッチブースタ8(クラッチアクチュエータ)であり、クラッチペダル23に連動するマスタシリンダ24を含む手動制御回路25が液圧室Cに接続される。
【0021】
自動制御回路21は、リザーバ26と液圧室Aとの間において、クラッチ切断用の油圧ポンプ27と、クラッチ緩接続用の電磁弁28と、クラッチ急接続用の電磁弁29と、が並列に介装される。電磁弁28,29の閉弁状態において、油圧ポンプ27が駆動すると、リザーバ26の油が加圧され、液圧室Aへ送り込まれる。油圧ポンプ27から液圧室Aへの油圧は、油圧ポンプ27の停止により封じ込められる。このポンプの停止状態において、電磁弁28または29が開弁すると、液圧室Aの油圧が電磁弁28または29を介してリザーバ26側へ開放(排出)されるのである。
【0022】
中継シリンダ20は、図示の状態において、油圧ポンプ27から液圧室Aに油圧の供給を受けると、ピストン20aの往動により、液圧室Bが収縮され、その油圧をクラッチブースタ8へ供給する。油圧ポンプ27の停止状態において、液圧室Aの油圧が電磁弁28または29を介して開放されると、ピストン20aの復動により、液圧室Bがクラッチブースタ8からの油圧を受け入れながら拡張する。
【0023】
ハイブリッドECU10は、クラッチ3の切断が必要になると、電磁弁28,29の閉弁状態において、油圧ポンプ27を駆動する。クラッチブースタ8の伸張により、クラッチ3が切断されると、クラッチ3を切断状態に保持するよう、油圧ポンプ27を停止させる。その一方、クラッチ3の接続が必要になると、油圧ポンプ27を停止状態に維持しつつ、要求されるクラッチのストローク特性に応じて電磁弁28、29の開弁を選択的に制御する。クラッチ3の急接続が必要なときは、電磁弁28を開弁する一方、クラッチ3の緩接続が必要なときは、電磁弁29を開弁する。クラッチブースタ8の収縮により、クラッチ3が接続されると、電磁弁28または29を閉弁状態に切り替える。
【0024】
クラッチ3の接続状態において、クラッチペダル23が踏み込まれると、マスタシリンダ24から液圧室Cへ油圧が供給される。中継シリンダ20は、図示の状態において、ピストン20b,20aの往動により、液圧室Bが収縮され、クラッチブースタ8へ油圧を供給する。クラッチペダル23が戻されると、その分の油圧が液圧室Cからマスタシリンダ23へ戻され、ピストン20a,20bの復動により、液圧室Bがクラッチブースタ8からの油圧を受け入れながら拡張する。つまり、手動制御回路25により、クラッチペダル23の踏み量に応じたクラッチ3の断続が行えるのである。
【0025】
自動制御回路21の働きに基づく、クラッチ3の切断状態においては、中継シリンダ20の液圧室Aに油圧が封じ込められ、クラッチペダル23が踏み込めないことになる。そのため、ハイブリッドECU10にペダルスイッチ14aがOFFすると、再びONするまでの間、自動制御回路21の電磁弁29を開弁状態に保持する機能(クラッチリリース)が設定される。クラッチペダル23の初期位置とマスタシリンダ24の初期位置との間に遊びが設けられ、ペダルスイッチ14aは、クラッチペダル23の初期位置でONする一方、クラッチペダル23が初期位置から踏まれるとOFFするように配置される。
【0026】
図3は、クラッチリリースに係わるブロック構成を表すものであり、クラッチオートカット判定手段10aと、クラッチマニュアル判定手段10bと、クラッチリリース判定手段10cと、油圧開放バルブ制御手段10dと、が備えられる。これら判定手段10a〜10cは、クラッチストロークセンサ14およびペダルスイッチ14aからの入力信号に基づいて、自動制御に基づく、クラッチ3の切断状態において、ペダルスイッチ14aがOFFすると、再びONするまでの間、クラッチ3の自動制御を中断する一方、油圧開放バルブ制御手段10dを介して自動制御回路21の電磁弁29を開弁(開放)するのである。
【0027】
図4は、クラッチリリースに係わる制御フローを表すものであり、S1においては、クラッチストローク(クラッチストロークセンサ14の検出信号)が所定値(例えば、60%以上のクラッチ切断状態)かどうかを判定する。S2においては、クラッチペダルクローズ(ペダルスイッチ14aがON)かどうかを判定する。S1の判定およびS2の判定が共にyesのときは、S3へ進み、データラッチ=オートクラッチカット(自動制御回路21の働きにより、クラッチ3は切断状態に保持される)とする。
【0028】
S1の判定がnoのときは、S4へ飛び、クラッチ3の接続動作が自動制御に拠るのか手動制御に拠るのかを確認するため、クラッチペダルクローズかどうかを判定する。S4の判定がnoのときは、S6へ飛び、データラッチ=クラッチマニュアル(足掛け)カットとする。S4の判定がyesのときは、自動制御に基づくクラッチ3の接続動作であり、S5へ進み、データラッチ=クリアとする。
【0029】
S2の判定がnoのときは、S7へ飛び、データラット=オートクラッチカットかどうかを判定する。S7の判定がyesのときは、自動制御に基づくクラッチ3の切断状態において、クラッチペダル23への足掛けが行われたのであり、S8およびS9へ進み、自動制御回路21の電磁弁29を開弁に切り替える(クラッチリリース)かその状態に保持すると共にデータラッチ=クラッチマニュアル(足掛け)カットに切り替える。S7の判定がnoのときは、クラッチ3の手動制御が継続中であり、S10へ飛び、データラッチ=クラッチマニュアル(足掛け)カットを保つのである。
【0030】
このような構成により、自動制御回路21の働きに基づく、クラッチ3の切断状態においても、クラッチペダル23が踏まれ、ペダルスイッチ14aがOFFすると、再びONするまでの間、液圧室Aが電磁弁29を介して低圧側へ開放されるように制御されるので、クラッチペダル23に連動するマスタシリンダ24からの油圧により、液圧室Cが拡張するに伴って液圧室Aが収縮され、2つのピストン20a,20bが連接すると、クラッチペダル23の踏み量に応じて液圧室Bの油圧を駆動力にクラッチ3を断続するクラッチブースタ8の手動制御が可能となる。そのため、坂道など車両の負荷が大きい場合において、運転者のクラッチ操作により、車両を円滑に発進させることができる。
【0031】
クラッチリリースの制御対象については、自動制御回路21のクラッチ緩接続用の電磁弁29を兼用するため、専用の開放バルブを設ける必要がない。もちろん、クラッチ急接続用の電磁弁28を兼用しても良いが、クラッチリリース(液圧室Aの油圧開放)により、クラッチブースタ8が復動するのを小さく抑える上からは、絞りの効きやすいクラッチ緩接続用の電磁弁29を兼用する方が有利となる。また、クラッチ緩接続用の電磁弁29とクラッチ急接続用の電磁弁28を諸種の状況によって使い分ける(クラッチリリースの応答性を制御する)ことも考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態を表すシステム概要図である。
【図2】同じく制御内容を説明する特性図である。
【図3】同じくクラッチリリースに係るブロック構成図である。
【図4】同じくクラッチリリースに係る制御フローである。
【符号の説明】
1 エンジン
2 変速機
3 クラッチ
4 回転電機
5 ギヤボックス
6 変速機のコントロールユニット
7 チェンジレバー装置
8 クラッチアクチュエータ
10 ハイブリッドECU
13 アクセル開度センサ
14 クラッチストロークセンサ
14a,14b ペダルスイッチ
15 エンジンECU
16 エンジン回転センサ
18 PS回転センサ
19 CS回転センサ
20 中継シリンダ
20a,20b ピストン
21 自動制御回路
23 クラッチペダル
24 マスタシリンダ
25 手動制御回路
27 クラッチ切断用の油圧ポンプ
28 クラッチ緩接続用の電磁弁
29 クラッチ急接続用の電磁弁
A,B,C 液圧室

Claims (1)

  1. エンジンの出力軸と変速機の入力軸を断続するクラッチと、電動機と発電機を兼ねる回転電機と、回転電機の入出力軸と変速機の入力軸を連結する歯車伝達機構と、回転電機からの電力を蓄える蓄電要素と、蓄電要素のSOCに応じた出力分担比を設定する手段と、この分担比とアクセル操作量(車両駆動力の要求量)に基づいて、クラッチの断続と共に回転電機の出力およびエンジンの出力を制御する手段と、を備える車両のハイブリッドシステムにおいて、エンジンの出力を断続するクラッチは、1つのシリンダの内部にその軸方向へ摺動可能な2つのピストンの互いに向き合う受圧面で仕切られる液圧室Aと、同じくシリンダの内部に一方のピストンの液圧室Aと反対側の受圧面で仕切られる液圧室Bと、同じくシリンダの内部にもう一方のピストンの液圧室Aと反対側の受圧面に仕切られる液圧室Cと、液圧室Aの液圧を給排する自動制御回路と、液圧室Bの液圧を駆動力にクラッチを断続する液圧アチュエータと、クラッチペダルに連動するマスタシリンダを液圧室Cに接続する手動制御回路と、クラッチのストロークを検出する手段と、クラッチペダルのストロークがマスタシリンダのストロークに遊びを加える初期位置のときにONするペダルスイッチと、これらの検出信号に基づいて、クラッチが切断状態のときにペダルスイッチがOFFすると、再びONに戻るまでの間、液圧室Aを低圧側へ開放するように制御する手段と、を備えたことを特徴とする車両のハイブリッドシステム。
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