JP3771546B2 - 画像表示装置 - Google Patents

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    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps
    • Y02B20/40Control techniques providing energy savings, e.g. smart controller or presence detection

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像表示装置用の光源ユニット及びそれを備えた画像表示装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1には、光源装置および表示装置が記載されている。この表示装置においては、概ね立方体のダイクロイックプリズムの3つの側面に面するように赤色、緑色、青色の発光ダイオードアレイが夫々配置されている。各発光ダイオードアレイから照射された光は、ダイクロイックプリズムによって偏向され、ダイクロイックプリズムの残りの側面の方向に射出される。各色の発光ダイオードアレイは、1つの画像を表示する1フィールドの期間に、順次点灯される。ダイクロイックプリズムの、光が射出される側面に面するように、透過型液晶表示素子が配置されている。ダイクロイックプリズムから射出され、透過型液晶表示素子によって変調された光は、投写レンズによって拡大されてスクリーンに投写される。各色の発光ダイオードアレイは1フィールドの期間に時分割で夫々点灯される。各色の光は、透過型液晶表示素子によって各色に対応した変調を加えられて順次投写され、スクリーン上の画像はカラー画像として認識される。
【0003】
この表示装置においては、スクリーンに投写される画像のカラーバランスは、順次点灯される各色の発光ダイオードアレイに流す電流値を、可変抵抗によって増減させることによって調整される。例えば、スクリーンに投写された画像が黄色がかっている場合には、青色の発光ダイオードアレイに流す電流値を増加させ、青色の発光ダイオードアレイの輝度を高くすることによって適正なカラーバランスを得ている。
【0004】
【特許文献1】
特開2003−57746号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の表示装置のように、各色の光源に流す電流値を変化させることによってカラーバランスを調整すると、光源の寿命を短くしたり、故障の原因となるという問題がある。即ち、各色の光源のうちの何れかの光源の電流値を大きくして使用すると、電流値の大きい光源の設計余裕度が小さくなり、その色の光源が早く劣化するので、経年色変化が起ったり、特定の色が出なくなるという故障の原因となる。また、順次点灯させる各色の光源の電流値が異なると、電流負荷が時間的に変動するため、光源を点灯させる電源に大きなストレスがかかり、電源の寿命を短くするという問題もある。さらに、従来の表示装置では、可変抵抗を手動で動かすことによりカラーバランスを調整する必要があるので、調整に時間と手間を要するという問題がある。
【0006】
そこで、本発明は、光源や、光源の電源の寿命を短くすることなく、カラーバランスを調整することができる画像表示装置及び画像表示装置用光源ユニットを提供することを目的としている。
また、本発明は、カラーバランスを自動的に調整することができる画像表示装置及び画像表示装置用光源ユニットを提供することを目的としている。
【0011】
本発明の画像表示装置は、3つの色成分の光を夫々照射する第1光源、第2光源及び第3光源と、これら第1、第2、第3光源から照射された光を変調する変調手段と、この変調手段によって変調された光を投写する投写レンズと、各光源の点灯時間を制御する光源制御手段と、第1、第2、第3光源を切換えて点灯させる切換手段と、を有し、光源制御手段は、カラーバランス調整モードにおいて、第1、第2、第3光源を同時に点灯させ、投写レンズから色バランス測定手段に光を照射する段階と、投写レンズから照射された光の色度を、色バランス測定手段によって測定する段階と、色バランス測定手段によって測定された色度に基づいて、第1光源を点灯させる時間T1、第2光源を点灯させる時間T2、及び、第3光源を点灯させる時間T3を変化させ、所定のカラーバランスが得られるように各点灯時間を決定する段階と、によって調整されており、画像表示モードにおいて、切換手段は、カラーバランス調整モードにおいて決定された時間T1、T2、T3に亘って第1、第2、第3光源を順次点灯させることを特徴としている。
【0012】
このように構成された本発明の画像表示装置は、画像表示装置から投写された光の色度を測定し、適正なカラーバランスが得られるように各光源の点灯時間が調整されている。
【0013】
さらに、本発明の画像表示装置の光源制御手段の調整は、時間T1、T2、T3、及び画像1フレームの表示時間Tに基づいて、第1光源を点灯させる時間T1を、T1c=T*T1/(T1+T2+T3)に補正する段階と、第2光源を点灯させる時間T2を、T2c=T*T2/(T1+T2+T3)に補正する段階と、第3光源を点灯させる時間T3を、T3c=T*T3/(T1+T2+T3)に補正する段階と、をさらに含むことを特徴としている。
このように構成された本発明においては、画像を表示する各フレーム毎に適正なカラーバランスを得ることができる。
【0014】
また、本発明の画像表示装置は、3つの色成分の光を夫々照射する第1光源、第2光源及び第3光源と、これら第1、第2、第3光源から照射された光を変調する変調手段と、この変調手段によって変調された光を投写する投写レンズと、各光源を、所定のクロック数に対応する時間点灯させるように制御する光源制御手段と、第1、第2、第3光源を切換えて点灯させる切換手段と、を有し、光源制御手段は、カラーバランス調整モードにおいて、第1、第2、第3光源を同時に点灯させ、投写レンズから色バランス測定手段に光を照射する段階と、投写レンズから照射された光の色度を、色バランス測定手段によって測定する段階と、色バランス測定手段によって測定された光の色度データの中の第1光源に対応する色成分の第1輝度データと、所定の第1光源の基準輝度とを比較する段階と、第1輝度データと第1光源の基準輝度が近似するように、第1光源を点灯させるクロック数を増加又は減少させる段階と、測定された光の色度データの中の第2光源に対応する色成分の第2輝度データと、所定の第2光源の基準輝度とを比較する段階と、第2輝度データと第2光源の基準輝度が近似するように、第2光源を点灯させるクロック数を増加又は減少させる段階と、測定された光の色度データの中の第3光源に対応する色成分の第3輝度データと、所定の第3光源の基準輝度とを比較する段階と、第3輝度データと第3光源の基準輝度が近似するように、第3光源を点灯させるクロック数を増加又は減少させる段階と、によって調整されており画像表示モードにおいて、切換手段は、カラーバランス調整モードにおいて決定された各クロック数に対応する時間に亘って第1、第2、第3光源を順次点灯させることを特徴としている。
【0015】
さらに、本発明の画像表示装置の光源制御手段の調整は、第1、第2、第3光源を夫々点灯させるクロック数の合計を画像1フレームの表示時間に対応するクロック数と一致させるために、第1、第2、第3光源を点灯させるクロック数の割合を一定に保ちながら、第1、第2、第3光源を点灯させるクロック数を夫々増加又は減少させる段階をさらに含んでいるのが良い。
【0016】
また、本発明の画像表示装置は、3つの色成分の光を夫々照射する第1光源、第2光源及び第3光源と、これら第1、第2、第3光源から照射された光を変調する変調手段と、この変調手段によって変調された光を投写する投写レンズと、各光源が、所定のクロック数に対応する時間点灯されるように制御する光源制御手段と、第1、第2、第3光源を切換えて点灯させる切換手段と、を有し、光源制御手段は、カラーバランス調整モードにおいて第1、第2、第3光源の点灯時間を夫々決定するための、基準白色光を与える各光源の基準輝度を格納した記憶手段と、第1、第2、第3光源を同時に点灯させることによって投写レンズから照射された光の色度を測定した色度データを入力する入力手段と、入力された色度データの中の第1光源に対応する色成分の第1輝度データと、記憶手段に格納された第1光源の基準輝度とを比較する第1比較手段と、第1輝度データよりも第1光源の基準輝度の方が大きい場合に、第1光源を点灯させるクロック数を増加させ、第1輝度データよりも第1光源の基準輝度の方が小さい場合に、第1光源を点灯させるクロック数を減少させる第1アップダウンカウンタと、入力された色度データの中の第2光源に対応する色成分の第2輝度データと、記憶手段に格納された第2光源の基準輝度とを比較する第2比較手段と、第2輝度データよりも第2光源の基準輝度の方が大きい場合に、第2光源を点灯させるクロック数を増加させ、第2輝度データよりも第2光源の基準輝度の方が小さい場合に、第2光源を点灯させるクロック数を減少させる第2アップダウンカウンタと、入力された色度データの中の第3光源に対応する色成分の第3輝度データと、記憶手段に格納された第3光源の基準輝度とを比較する第3比較手段と、第3輝度データよりも第3光源の基準輝度の方が大きい場合に、第3光源を点灯させるクロック数を増加させ、第3輝度データよりも第3光源の基準輝度の方が小さい場合に、第3光源を点灯させるクロック数を減少させる第3アップダウンカウンタと、第1、第2、第3アップダウンカウンタによって設定されたクロック数の合計が、画像1フレームの表示時間に対応するクロック数と一致するように、第1、第2、第3光源を点灯させるクロック数の割合を一定に保ちながら、第1、第2、第3光源を点灯させるクロック数を夫々増加又は減少させる第4アップダウンカウンタと、を有し、画像表示モードにおいて、切換手段は、カラーバランス調整モードにおいて決定された点灯時間に亘って第1、第2、第3光源を順次点灯させることを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を説明する。
まず、図1乃至図3を参照して、本発明の第1実施形態による画像表示装置を説明する。図1は本発明の第1実施形態による画像表示装置の概略構成図であり、図2は各光源および変調素子に加えられる信号の伝達経路を表すブロック図であり、図3は各光源を点灯させる信号を示すグラフである。
【0018】
図1に示すように、本発明の第1実施形態による画像表示装置1は、赤色光を射出する第1の光源2Rと、緑色光を射出する第2の光源2Gと、青色光を射出する第3の光源2Bと、を有する。さらに、画像表示装置1は、第1の光源2Rから射出された光を平行光に変換するレンズ群4Rと、第2の光源2Gから射出された光を平行光に変換するレンズ群4Gと、第3の光源2Bから射出された光を平行光に変換するレンズ群4Bと、を有する。また、画像表示装置1は、レンズ群4R、4G、4Bによって平行光に変換された光を所定の方向に偏向させる光合成手段であるダイクロイックプリズム6と、光源2R、2G、2Bを所定のタイミングで発光させる光源制御手段8と、を有する。さらに、画像表示装置1は、ダイクロイックプリズム6によって偏向された光を変調する変調手段である透過型液晶板10と、透過型液晶板10によって変調された光をスクリーンSに投写するための投写レンズ12と、透過型液晶板10を制御する信号を出力する画像制御手段14と、を有する。
【0019】
本実施形態においては、第1の光源2Rは、格子状に配列された複数の赤色の発光ダイオード(LED)によって構成されている。同様に、第2の光源2G及び第3の光源2Bも格子状に配列された複数の緑色及び青色の発光ダイオードによって夫々構成されている。しかしながら、各色の光源として、有機EL素子(organic electroluminescent device)、無機EL素子(inorganic electroluminescent device)、平板型又は棒状の蛍光管、単一の発光ダイオード等を使用することもできる。
【0020】
また、レンズ群4R、4G、4Bは、第1の光源2R、第2の光源2G、第3の光源2Bと、ダイクロイックプリズム6との間に夫々配置されている。各レンズ群4R、4G、4Bは、格子状に配列された各発光ダイオードから射出された光を平行光に変換できるように、各発光ダイオードに対応する位置に配置された複数のコリメートレンズを一体に成形したレンズである。しかしながら、レンズ群は、使用する光源の素子の種類、配置等に応じて省略しても良く、或いは、レンズ群の代りにプリズムアレイを使用することもできる。
【0021】
ダイクロイックプリズム6は概ね立方体の形状を有し、この立方体の3つの側面に面するように各レンズ群4R、4G、4B及び各光源2R、2G、2Bが配置されている。また、ダイクロイックプリズム6の光源が配置されていない側面に面するように透過型液晶板10が配置されている。さらに、ダイクロイックプリズム6は、立方体の対角線上に、赤色光のみを反射させ他の波長の光を透過させる平面6Rと、青色光のみを反射させ他の波長の光を透過させる平面6Bが形成されている。また、ダイクロイックプリズム6の代りに、光合成手段としてダイクロイックミラー、ハーフミラー等を使用することができる。
【0022】
図2は、各光源2R、2G、2Bを所定のタイミングで発光させる光源制御手段8、及び光源制御手段8と同期したタイミングで透過型液晶板10を制御する画像制御手段14の構成を示すブロック図である。図2に示すように、光源制御手段8は、所定のタイミングで各光源を切り換える切換手段16と、切換手段16の出力信号に基づいて各光源に電流を流す光源駆動回路18R、18G、18Bと、を有する。さらに、光源制御手段8は、カラーバランスを調整するために各光源2R、2G、2Bの1回の点灯時間を調整する点灯時間調整手段26を有する。また、点灯時間調整手段26は、各光源2R、2G、2Bの点灯時間の合計が1フィールドの長さになるように、各光源の点灯時間を補正する演算回路28を内蔵している。
【0023】
また、画像制御手段14は、表示すべき画像の画像データを記憶するフレームメモリ20と、フレームメモリ20から画像データを読み出すタイミングを指示するタイミング発生回路22と、タイミング発生回路22の指令に基づいてフレームメモリ20から画像データを読み出す画像出力部24と、を有する。
【0024】
切換手段16は、タイミング発生回路22からの指令信号に従って、所定の長さのパルスを、1フレームの画像を表示する1フィールドの期間に各光源駆動回路18R、18G、18Bに対して順次出力するように構成されている。光源駆動回路18R、18G、18Bは、切換手段16からパルス信号が入力されると、各光源2R、2G、2Bに出力電流を流し、各光源を発光させるように構成されている。
【0025】
フレームメモリ20は、入力された1フレーム分の画像データを、各色成分毎に記憶するように構成されている。タイミング発生回路22は、1フレームの画像を表示する1フィールドの期間毎にパルス状の指令信号を発生するように構成されている。画像出力部24は、タイミング発生回路22からの指令信号を受けると、各光源の発光と同期して、発光する光源の色に対応した色成分の画像データをフレームメモリ20から順次読み出し、透過型液晶板10に出力するように構成されている。
【0026】
点灯時間調整手段26は、色バランス測定手段Cによって測定した、画像表示装置1から照射された光の色度に基づいて、適正なカラーバランスが得られるように各光源2R、2G、2Bの1回の点灯時間を調整できるように構成されている。また、演算回路28は、点灯時間調整手段26によって調整された各光源2R、2G、2Bの点灯時間の合計が1フィールドの長さになり、各光源2R、2G、2Bの点灯時間の比率が変化しないように、各光源2R、2G、2Bの点灯時間を計算するように構成されている。
【0027】
次に、図1乃至図3を参照して。本発明の第1実施形態の画像表示装置1の作用を説明する。画像表示装置1は、画像表示モード及びカラーバランス調整モードで作用する。初めに、画像表示モードにおける作用を説明する。
【0028】
まず、1フレーム分の画像データがフレームメモリ20に送られ、フレームメモリ20には、各色成分毎に画像データが記憶される。フレームメモリ20に画像データが記憶されると、タイミング発生回路22は、パルス状の指令信号を発生する。本実施形態においては、1フレームの画像が1/60[sec]ずつ表示されるので、タイミング発生回路22は、1/60[sec]に1回指令信号を発生することになる。
【0029】
切換手段16は、タイミング発生回路22からの指令信号が入力されると、各光源駆動回路18R、18G、18Bに、順次、パルス状の信号を出力する。各光源駆動回路18R、18G、18Bは、切換手段16からパルス状の信号が入力されると、予め設定された時間、光源2R、2G、2Bを点灯させる。各光源2R、2G、2Bを点灯させる1回の点灯時間は、後述するカラーバランス調整モードにおいて決定され、各光源駆動回路18R、18G、18Bに夫々記憶されている。
【0030】
本実施形態においては、切換手段16は、タイミング発生回路22からの指令信号が入力されると、まず、光源駆動回路18Rに点灯起動信号を出力する。光源駆動回路18Rは、予め設定された時間、光源2Rに電流を供給し、光源2Rを発光させる。光源駆動回路18Rは、予め設定された時間、光源2Rを発光させると、切換手段16に立ち下がり信号を出力する。切換手段16は、光源駆動回路18Rからの立ち下がり信号を受けると、今度は、光源駆動回路18Gに点灯起動信号を出力する。以下同様に、切換手段16は、光源2G、光源2Bを順次所定の時間点灯させ、以上の動作を繰り返す。
【0031】
一方、切換手段16からの点灯起動信号は、画像出力部24にも入力される。画像出力部24は、点灯起動信号が入力されると、各光源2R、2G、2Bの点灯と対応するように、フレームメモリ20から画像データを読み出し、透過型液晶板10に送って、像を形成する。即ち、本実施形態においては、切換手段16からの点灯起動信号が光源駆動回路18Rに出力されると、赤色の光源2Rが点灯するので、画像出力部24は、フレームメモリ20から赤色成分の画像データを読み出し、透過型液晶板10に送る。透過型液晶板10には、入力された赤色成分の画像データの像が形成される。このとき、透過型液晶板10には、光源2Rから赤色の光が照射されているので、スクリーンSには、画像の赤色成分が赤色の光によって投写される。
【0032】
次いで、切換手段16が発生する点灯起動信号が光源駆動回路18Gに出力されると、画像出力部24は、フレームメモリ20から緑色成分の画像データを読み出し、透過型液晶板10に送る。以下同様に、画像出力部24は、フレームメモリ20から青色成分の画像データを読み出し、透過型液晶板10に送り、以上の動作が繰り返される。
【0033】
赤色の光源2Rから照射された赤色光は、レンズ群4Rによって平行光に変換されてダイクロイックプリズム6に入射する。ダイクロイックプリズム6に入射した赤色光は、ダイクロイックプリズムの中の平面6Bを透過し、平面6Rによって反射されることによって90゜偏向される。ダイクロイックプリズム6によって90゜偏向された赤色光は、ダイクロイックプリズム6の透過型液晶板10に面する側面から射出され、透過型液晶板10に入射する。透過型液晶板10に入射した赤色光は、画像データの赤色成分によって像が形成された透過型液晶板10により変調され、投写レンズ12によってスクリーンSに画像の赤色成分が投写される。
【0034】
同様に、緑色の光源2Gが点灯すると、緑色光は、レンズ群4Gによって平行光に変換され、ダイクロイックプリズム6の中の平面6B、6Rを透過して透過型液晶板10に入射する。透過型液晶板10に入射した緑色光は、画像データの緑色成分によって像が形成された透過型液晶板10により変調され、投写レンズ12によってスクリーンSに画像の緑色成分が投写される。さらに、青色の光源2Bが点灯すると、青色光は、レンズ群4Bによって平行光に変換され、ダイクロイックプリズムの中の平面6Rを透過し、平面6Bによって反射されて90゜偏向される。ダイクロイックプリズム6によって90゜偏向された青色光は透過型液晶板10に入射する。透過型液晶板10に入射した青色光は、画像データの青色成分によって像が形成された透過型液晶板10により変調され、投写レンズ12によってスクリーンSに画像の青色成分が投写される。
【0035】
本実施形態においては、1フレームの画像が表示される1/60[sec]の間に、画像の赤色成分、緑色成分、青色成分が順に時分割でスクリーンSに投射され、人間の目には、画像の各色の成分が合成されたカラー画像として認識される。
次いで、新たな1フレーム分の画像データがフレームメモリ20に送られ、以上の作用が繰り返される。
【0036】
次に、カラーバランス調整モードにおける作用を説明する。画像表示装置1は、カラーバランスの調整時には、カラーバランス調整モードで作用し、上述した画像表示モードにおける作用とは異なる作用をする。カラーバランス調整モードによるカラーバランスの調整は、画像表示装置1の製品出荷時に行われる。
【0037】
点灯時間調整手段26は、図3に示すように、赤色光、緑色光、青色光、夫々に対応した一定周期の鋸状の波形を発生する。点灯時間調整手段26は、この鋸状の波形の値が所定のしきい値よりも大きい値を取っている期間、パルスを出力する。従って、出力されるパルスの幅は、しきい値が小さいほど広くなり、しきい値が大きくなるほど狭くなる。図3(a)の例では、緑色光に対する波形のしきい値が、赤色光、青色光に対する波形のしきい値よりも大きいので、赤色光、青色光のパルスは、緑色光のパルスよりも幅が狭くなっている。
【0038】
カラーバランス調整モードにおいては、切換手段16は、点灯時間調整手段26から入力されたパルスに応じて各色の光源を点灯させる。即ち、切換手段16は、点灯時間調整手段26から赤色光に対応したパルスが入力されている期間、光源駆動回路18Rを介して光源2Rを点灯させ、緑色光のパルスの期間、光源2Gを点灯させ、青色光のパルスの期間、光源2Bを点灯させる。従って、カラーバランス調整モードにおいては、光源2R、2G、2Bが同時に点灯する場合がある。
【0039】
光源2R、2G、2Bから射出された光は、上述したようにダイクロイックプリズム6によって偏向され、透過型液晶板10及び投写レンズ12を介して、投写される。カラーバランス調整モードにおいては、透過型液晶板10は、ダイクロイックプリズム6から射出された光を変調せず、そのまま透過させる。図2に示すように、投写レンズ12から射出された光は、色バランス測定手段Cに投写される。色バランス測定手段Cは、入射した光の色度を測定する。測定された色度は、点灯時間調整手段26にフィードバックされ、適正なカラーバランスが得られるように、各光源の点灯時間が調整される。
【0040】
調整の初期においては、各色のしきい値は同一の値に設定されている。この状態においては、各色の光源は同一の期間点灯する。各色の光源が同一の期間点灯する状態で射出された光の色度を色バランス測定手段Cで測定し、測定された色度が白色になるように、各光源の点灯時間を調整する。例えば、測定された色度が黄色に偏っているならば、青色に対応した波形のしきい値を下げ、青色の光源2Bの点灯時間を長くする。逆に、色度が青色に偏っているならば、青色に対応した波形のしきい値を上げ、青色の光源2Bの点灯時間を短くする。同様に、色度が、シアンに偏っているならば赤色の光源2Rの、マゼンタに偏っているならば緑色の光源2Gの点灯時間を長くし、赤色に偏っているならば赤色の光源2Rの、緑色に偏っているならば緑色の光源2Gの点灯時間を短くする。
以上のカラーバランスの調整は、色バランス測定手段Cの測定値に基づいて、人間が手動で行うように構成することもできる。
【0041】
カラーバランスの調整により得られた、各色の光源の点灯時間により、適正なカラーバランスを得ることができるが、点灯時間Tr、Tg、Tbの合計は1フィールドの時間と必ずしも一致していない。図3(a)は、点灯時間の合計が1フィールドの時間Tよりも短い場合の例であり、図3(b)は、点灯時間の合計が1フィールドの時間Tよりも長い場合の例である。このような場合には、各フィールドの内では適正なカラーバランスが得られていないことになる。そこで、点灯時間Tr、Tg、Tbの合計が1フィールドの時間と一致するように、点灯時間を補正する。
【0042】
まず、点灯時間Tr、Tg、Tbが、演算回路28に送られる。演算回路28では、各点灯時間Tr、Tg、Tbの割合を変化させずに、各点灯時間の合計が1フィールドの時間T=1/60[sec]となるように、各点灯時間の補正値Trc、Tgc、Tbcを計算する。即ち、
Trc=T*Tr/(Tr+Tg+Tb)
Tgc=T*Tg/(Tr+Tg+Tb)
Tbc=T*Tb/(Tr+Tg+Tb)
によって、補正値を計算する。
【0043】
計算された補正値Trc、Tgc、Tbcは、切換手段16を介して、光源駆動回路18R、18G、18Bに夫々送られ、記憶される。前述した画像表示モードにおいては、各光源駆動回路18R、18G、18Bが、各光源2R、2G、2Bを、時間Trc、Tgc、Tbcずつ順次点灯させ、画像を表示する。
【0044】
本発明の第1実施形態の画像表示装置によれば、各光源の点灯時間を増減することによりカラーバランスを調整することができる。このため、各光源に流す電流を一定にすることができるので、光源や、光源の電源の寿命を長くすることができる。
【0045】
また、上述した第1実施形態では、各色の光源を発光させる順序は常に一定であったが、各色の光源をランダムに発光させても良い。即ち、各色の光源を発光させる時間は変化させずに、各色の光源を発光させる順序をランダムに入れ替えることができる。
【0046】
次に、図4を参照して、本発明の第2実施形態による画像表示装置を説明する。本発明の第2実施形態による画像表示装置は、各光源を点灯させる時間を調整する点灯時間調整手段26の構成、作用が本発明の第1実施形態とは異なる。従って、ここでは、第1実施形態と同様の点については説明を省略し、第1実施形態と異なる構成、作用、効果についてのみ説明する。
【0047】
本発明の第2実施形態の画像表示装置においては、光源制御手段8が一定の基準クロックに基づいて動作し、各光源の点灯時間も、1クロックの時間単位で増減される。また、本実施形態においては、点灯時間調整手段26は、基準白色光を与える各光源の基準輝度を格納した記憶手段(図示せず)と、色バランス測定手段Cによって測定された色度データを入力する入力手段(図示せず)と、を内蔵している。さらに、点灯時間調整手段26は、入力された色度データの中の赤色の光源2Rに対応する色成分の第1輝度データと記憶手段に格納された光源2Rの基準輝度とを比較する第1比較手段(図示せず)と、第1輝度データよりも光源2Rの基準輝度の方が大きい場合には、光源2Rを点灯させるクロック数を増加させ、第1輝度データよりも光源2Rの基準輝度の方が小さい場合には、光源2Rを点灯させるクロック数を減少させる第1アップダウンカウンタ(図示せず)と、を内蔵している。また、点灯時間調整手段26は、緑色の光源2G、青色の光源2Bについて、同様の作用をする第2比較手段、第3比較手段、第2アップダウンカウンタ、第3アップダウンカウンタ(以上図示せず)も内蔵している。さらに、点灯時間調整手段26は、入力された色度データと記憶手段に格納された基準白色光とを比較し、光源2R、2G、2Bを夫々点灯させるクロック数の合計を所定のクロック数と比較する第4比較手段と、各光源を夫々点灯させるクロック数を増加又は減少させる第4アップダウンカウンタ(以上図示せず)も内蔵している。
【0048】
図4は、点灯時間調整手段26の作用を示すフロー図である。まず、ステップS101において、カラーバランスの調整作用が開始される。カラーバランス調整の初期において、各光源2R、2G、2Bは同一のクロック数ずつ点灯され、投写レンズ12から射出される。次いで、ステップS102において、色バランス測定手段Cによって測定された色度データが入力手段(図示せず)によって入力される。色バランス測定手段Cは、画像表示装置から射出される光の色度を時々刻々測定し、測定された色度を点灯時間調整手段26の入力手段(図示せず)に出力する。ステップS103においては、点灯時間調整手段26の記憶手段(図示せず)に予め記憶されている基準白色光を与える赤色の光源の基準輝度Rrと、ステップS102において入力された色度データの赤色成分の輝度Rmが第1比較手段(図示せず)によって比較される。基準輝度Rrと赤色成分の輝度Rmとの差が所定の値以上の場合にはステップS104へ進み、所定の値以下の場合にはステップS105に進む。
【0049】
ステップS104においては、第1アップダウンカウンタ(図示せず)が、基準輝度Rrよりも赤色成分の輝度Rmの方が小さい場合には、赤色の光源2Rを点灯させるクロック数を1増加させ、RrよりもRmの方が大きい場合には、クロック数を1減少させる。変更されたクロック数の情報は、切換手段16へ送られ、光源駆動回路18Rを介して光源2Rを点灯させる時間が変更される。また、カラーバランスの調整処理は、ステップS102に戻る。
【0050】
光源2Rの点灯時間が変更されると、画像表示装置から射出される光の色度が変化するので、ステップS102において入力される色度データも変化する。以下、赤色の光源の基準輝度Rrと入力された色度データの赤色成分の輝度Rmとの差が所定の値未満になるまで、光源2Rを点灯させるクロック数が増加又は減少される。基準輝度Rrと輝度Rmの差が所定の値未満になるとステップS105に進む。
【0051】
ステップS105においては、ステップS103と同様に、点灯時間調整手段26の記憶手段(図示せず)に予め記憶されている基準白色光を与える緑色の光源の基準輝度Grと、ステップS102において入力された色度データの緑色成分の輝度Gmが、第2比較手段(図示せず)によって比較される。基準輝度Grと緑色成分の輝度Gmの差が所定の値以上の場合には、ステップS106に進み、以下、GrとGmの差が所定の値未満になるまで、光源2Gを点灯させるクロック数が、第2アップダウンカウンタ(図示せず)によって、増加又は減少される。GrとGmの差が所定の値未満になると、ステップS107に進む。
【0052】
同様に、ステップS107及びS108においては、点灯時間調整手段26の記憶手段(図示せず)に予め記憶されている基準白色光を与える青色の光源の基準輝度Brと、ステップS102において入力された色度データの青色成分の輝度Bmの差が第3比較手段(図示せず)によって比較され、輝度の差が所定の値未満になるまで、光源2Bを点灯させるクロック数が、第3アップダウンカウンタ(図示せず)によって増加又は減少される。BrとBmの差が所定の値未満になると、ステップS109に進む。この状態において、各光源2R、2G、2Bは基準輝度Rr、Gr、Brの光を夫々射出しているので、各光源の光を合成した光は基準白色光となる。
【0053】
ステップS109においては、点灯時間調整手段26に予め記憶されている基準白色光の基準色度Wrと、ステップS102において入力された色度データWmを第4比較手段(図示せず)によって比較し、各光源の合成光が基準白色光となっていることを確認する。基準色度Wrと色度データWmの差が所定範囲内にない場合には、ステップS110に進む。また、ステップS109において、光源2Rを点灯させるクロック数と、光源2Gを点灯させるクロック数と、光源2Bを点灯させるクロック数との合計と、1フィールドの時間に対応するクロック数を、第4比較手段(図示せず)によって比較し、それらの差が所定範囲内にない場合にもステップS110に進む。
【0054】
ステップS110において、光源2Rを点灯させるクロック数と、光源2Gを点灯させるクロック数と、光源2Bを点灯させるクロック数の合計が、1フィールドの時間に対応するクロック数よりも少ない場合には、第4アップダウンカウンタ(図示せず)によって各光源2R、2G、2Bを点灯させるクロック数を夫々1ずつ増加させ、1フィールドのクロック数よりも多い場合には、クロック数を夫々1ずつ減少させる。変更されたクロック数の情報は、切換手段16へ送られ、各光源駆動回路を介して各光源を点灯させる時間が変更される。また、カラーバランスの調整処理は、ステップS102に戻り、以上の処理が繰り返される。さらに、ステップS109において、基準色度Wrと色度データWmの差が所定範囲内にあり、各光源を点灯させるクロック数の合計も、所定範囲内にある場合には、ステップS111に進み、カラーバランスの調整処理を終了する。なお、1クロックに対応する時間は、1フィールドの時間よりも非常に短いため、各光源を点灯させるクロック数の合計と、1フィールドの時間に対応するクロック数は完全に一致していなくても良い。
【0055】
カラーバランスの調整において決定された、各光源2R、2G、2Bを点灯させるクロック数は、切換手段16に記憶される。本実施形態の画像表示装置の画像表示モードにおいては、切換手段16に記憶されているクロック数ずつ各光源2R、2G、2Bを順次点灯させる。
【0056】
本発明の第2実施形態の画像表示装置によれば、各光源の点灯時間を増減することによりカラーバランスを調整することができる。このため、各光源に流す電流を一定にすることができるので、光源や、光源の電源の寿命を長くすることができる。また、各光源を点灯させる時間をクロック数の増減により調整しているので、完全なデジタル処理により、自動的にカラーバランスの調整を行うことができる。
【0057】
次に、図5を参照して、本発明の第3実施形態による画像表示装置を説明する。本発明の第3実施形態による画像表示装置は、光源から照射された光を変調する変調手段が反射型液晶板である点が、本発明の第1実施形態及び第2実施形態とは異なる。従って、ここでは、第1、第2実施形態と同様の構成要素には同一の参照番号を付して説明を省略し、第1、第2実施形態と異なる構成、作用、効果、変形例についてのみ説明する。
【0058】
図5は本発明の第3実施形態による画像表示装置の概略構成図である。図5に示すように、本発明の第3実施形態による画像表示装置30は、赤色光を射出する第1の光源2Rと、緑色光を射出する第2の光源2Gと、青色光を射出する第3の光源2Bと、を有する。さらに、画像表示装置30は、第1の光源2Rから射出された光を平行光に変換するレンズ群4Rと、第2の光源2Gから射出された光を平行光に変換するレンズ群4Gと、第3の光源2Bから射出された光を平行光に変換するレンズ群4Bと、を有する。また、画像表示装置30は、レンズ群4R、4G、4Bによって平行光に変換された光を所定の方向に偏向させるダイクロイックプリズム6と、光源2R、2G、2Bを所定のタイミングで発光させる光源制御手段8と、を有する。さらに、画像表示装置30は、ダイクロイックプリズム6から射出された光を、透過及び反射させる偏光プリズム32と、偏光プリズム32を透過した光を変調する変調手段である反射型液晶板(LCOS(Liquid Crystal on Silicon))34と、反射型液晶板34によって変調された光をスクリーンSに投写するための投写レンズ12と、反射型液晶板34を制御する信号を出力する画像制御手段14と、を有する。
【0059】
偏光プリズム32は、概ね立方体の形状を有し、ダイクロイックプリズム6の光が射出される側面に隣接して配置されている。偏光プリズム32の中の、立方体の対角線の方向に偏光ビームスプリッタ32aが形成されている。偏光ビームスプリッタ32aは、所定方向の偏光を有する光を透過させ、それと直交する方向の偏光を有する光を反射させるように構成されている。反射型液晶板34は、液晶板の中の画素がオフの状態のとき、入射した光の偏光方向を変化させずに反射させ、画素がオンの状態のとき、入射した光の偏光方向を90゜変化させて反射するように構成されている。
【0060】
次に、本発明の第3実施形態による画像表示装置30の作用を説明する。本発明の第3実施形態は、光源制御手段8が、光源2R、2G、2Bを所定の時間ずつ点灯させる点、各光源の点灯時間を調整して適正なカラーバランスを得る点、及び、画像制御手段14が画像データに基づいて反射型液晶板34を制御する点は、第1実施形態又は第2実施形態と同様にすることができるので説明を省略する。
【0061】
各光源2R、2G、2Bから照射され、ダイクロイックプリズム6によって偏向又は透過された光は、偏光プリズム32に入射する。偏光プリズム32の中に形成された偏光ビームスプリッタ32aは、入射した光の中のP偏光の成分を透過させ、S偏光の成分を反射する。従って、ダイクロイックプリズム6から偏光プリズム32に入射した光のうちのP偏光の成分のみが、偏光ビームスプリッタ32aを透過して、反射型液晶板34に入射する。
【0062】
反射型液晶板34に入射した光のうち、反射型液晶板34のオン状態の画素に入射した光は、偏光方向が90゜回転されて反射される。従って、P偏光の光として反射型液晶板34に入射した光は、S偏光の光として反射される。S偏光の光として反射型液晶板34によって反射された光は、再び偏光ビームスプリッタ32aに入射する。再び偏光ビームスプリッタ32aに入射した光は、今度はS偏光の光に変換されているため、偏光ビームスプリッタ32aによって反射され、投写レンズ12の方向に偏向されて、スクリーンSに投写される。
【0063】
一方、反射型液晶板34に入射した光のうち、反射型液晶板34のオフ状態の画素に入射した光は、偏光方向が変化せずにそのまま反射される。従って、P偏光の光として反射型液晶板34に入射した光は、P偏光の光として再び偏光ビームスプリッタ32aに入射する。偏光ビームスプリッタ32aは、P偏光の光を透過させるので、反射型液晶板34のオフ状態の画素に入射した光は、投写レンズ12の方向には偏向されず、スクリーンSには投写されない。
【0064】
実際には、反射型液晶板34の各画素は、画像制御手段14から送られた信号に従って完全なオン状態と完全なオフ状態の間の何れかの状態になっている。これにより、各画素の状態に応じてP偏光の光がS偏光の光に偏光される割合が変化し、投写レンズ12の方向に偏向される光の量が変化するので、スクリーンSに投写される光の量が変調され、スクリーンSに像が形成される。
【0065】
本発明の第3実施形態の画像表示装置によれば、反射型液晶板を使用して、各光源の点灯時間を増減することによりカラーバランスを調整することができる画像表示装置を構成することができる。
【0066】
次に、図6を参照して、本発明の第4実施形態による画像表示装置を説明する。本発明の第4実施形態による画像表示装置は、光源から照射された光を変調する変調手段がデジタルマイクロミラーデバイス(DMD)である点が、本発明の第1実施形態及び第2実施形態とは異なる。従って、ここでは、第1、第2実施形態と同様の構成要素には同一の参照番号を付して説明を省略し、第1、第2実施形態と異なる構成、作用、効果についてのみ説明する。
【0067】
図6は本発明の第4実施形態による画像表示装置の概略構成図である。図6に示すように、本発明の第4実施形態による画像表示装置40は、赤色光を射出する第1の光源2Rと、緑色光を射出する第2の光源2Gと、青色光を射出する第3の光源2Bと、を有する。さらに、画像表示装置40は、第1の光源2Rから射出された光を平行光に変換するレンズ群4Rと、第2の光源2Gから射出された光を平行光に変換するレンズ群4Gと、第3の光源2Bから射出された光を平行光に変換するレンズ群4Bと、を有する。また、画像表示装置40は、レンズ群4R、4G、4Bによって平行光に変換された光を所定の方向に偏向させるダイクロイックプリズム6と、光源2R、2G、2Bを所定の時間ずつ発光させる光源制御手段8と、を有する。さらに、画像表示装置40は、ダイクロイックプリズム6から射出された光を変調する変調手段であるデジタルマイクロミラーデバイス42と、デジタルマイクロミラーデバイス42によって変調された光をスクリーンSに投写するための投写レンズ12と、デジタルマイクロミラーデバイス42を制御する信号を出力する画像制御手段14と、を有する。
【0068】
デジタルマイクロミラーデバイス42は、ダイクロイックプリズム6の光が射出される側面に隣接して配置され、射出される光の光軸に対して45゜の角度を為すように向けられている。デジタルマイクロミラーデバイス42の1画素に相当する1つのマイクロミラーがオン状態の時は、入射した光を投写レンズ12の方向に反射させ、オフ状態の時は、入射した光を投写レンズ12に入射しない方向に反射させるように構成されている。デジタルマイクロミラーデバイス42では、各画素の階調は、マイクロミラーがオン状態になっている時間の割合によって表現される。
【0069】
次に、本発明の第4実施形態による画像表示装置40の作用を説明する。光源制御手段8が、光源2R、2G、2Bを所定の時間ずつ発光させる点、各光源の発光時間を調整する点、及び、画像制御手段14が画像データに基づいてデジタルマイクロミラーデバイス42を制御する点は第1実施形態又は第2実施形態と同様であるので説明を省略する。
【0070】
各光源2R、2G、2Bから照射され、ダイクロイックプリズム6によって偏向又は透過された光は、デジタルマイクロミラーデバイス42に入射する。デジタルマイクロミラーデバイス42のオン状態にあるマイクロミラーは、入射した光を投写レンズ12の方向に反射し、オフ状態にあるマイクロミラーは、入射した光が投写レンズ12に入射しない方向に反射する。各マイクロミラーに対応する画素の階調は、マイクロミラーオン状態にある時間の割合で表現される。即ち、最も明るい階調では、マイクロミラーは常にオン状態になり、最も暗い階調では、マイクロミラーは常にオフ状態になり、中間の階調では、その階調が指示されている時間の半分がオン状態となる。これにより、スクリーンSに投写される光の量が変調され、スクリーンSに画像が形成される。
【0071】
本発明の第4実施形態の画像表示装置によれば、デジタルマイクロミラーデバイスを使用して、各光源の点灯時間を増減することによりカラーバランスを調整することができる画像表示装置を構成することができる。
【0072】
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、上述した実施形態に種々の変更を加えることができる。特に、上述した実施形態は画像表示装置であるが、これらの画像表示装置の光の照射に関係する部分だけを取り出し、画像表示装置用光源ユニットとして独立して実施することも可能である。
【0073】
【発明の効果】
本発明によれば、光源や、光源の電源の寿命を短くすることなく、カラーバランスを調整することができる画像表示装置及び画像表示装置用光源ユニットを提供することができる。また、本発明によれば、カラーバランスを自動的に調整することができる画像表示装置及び画像表示装置用光源ユニットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による画像表示装置の概略構成図である。
【図2】光源および変調素子に加えられる信号の伝達経路を表すブロック図である。
【図3】光源を点灯させる信号を示すグラフである。
【図4】本発明の第2実施形態における、点灯時間調整手段の作用を示すフロー図である。
【図5】本発明の第3実施形態による画像表示装置の概略構成図である。
【図6】本発明の第4実施形態による画像表示装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1 本発明の第1実施形態による画像表示装置
2R 赤色光を射出する光源
2G 緑色光を射出する光源
2B 青色光を射出する光源
4R、4G、4B、4W レンズ群
6 ダイクロイックプリズム
8 光源制御手段
10 透過型液晶板
12 投写レンズ
14 画像制御手段
16 切換手段
18R、18G、18B 光源駆動回路
20 フレームメモリ
22 タイミング発生回路
24 画像出力部
26 点灯時間調整手段
28 演算回路
30 本発明の第3実施形態による画像表示装置
32 偏光プリズム
32a 偏光ビームスプリッタ
34 反射型液晶板
40 本発明の第4実施形態による画像表示装置
42 デジタルマイクロミラーデバイス

Claims (5)

  1. 3つの色成分の光を夫々照射する第1光源、第2光源及び第3光源と、
    これら第1、第2、第3光源から照射された光を変調する変調手段と、
    この変調手段によって変調された光を投写する投写レンズと、
    前記各光源の点灯時間を制御する光源制御手段と、
    前記第1、第2、第3光源を切換えて点灯させる切換手段と、を有し、
    前記光源制御手段は、カラーバランス調整モードにおいて
    前記第1、第2、第3光源を同時に点灯させ、前記投写レンズから色バランス測定手段に光を照射する段階と、
    前記投写レンズから照射された光の色度を、前記色バランス測定手段によって測定する段階と、
    前記色バランス測定手段によって測定された色度に基づいて、前記第1光源を点灯させる時間T1、前記第2光源を点灯させる時間T2、及び、前記第3光源を点灯させる時間T3を変化させ、所定のカラーバランスが得られるように各点灯時間を決定する段階と、
    によって調整されており、
    画像表示モードにおいて、前記切換手段は、前記カラーバランス調整モードにおいて決定された時間T1、T2、T3に亘って前記第1、第2、第3光源を順次点灯させることを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記光源制御手段の調整が、
    前記時間T1、T2、T3、及び画像1フレームの表示時間Tに基づいて、
    前記第1光源を点灯させる時間T1を、
    T1c=T*T1/(T1+T2+T3)
    に補正する段階と、
    前記第2光源を点灯させる時間T2を、
    T2c=T*T2/(T1+T2+T3)
    に補正する段階と、
    前記第3光源を点灯させる時間T3を、
    T3c=T*T3/(T1+T2+T3)
    に補正する段階と、をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  3. 3つの色成分の光を夫々照射する第1光源、第2光源及び第3光源と、
    これら第1、第2、第3光源から照射された光を変調する変調手段と、
    この変調手段によって変調された光を投写する投写レンズと、
    前記各光源を、所定のクロック数に対応する時間点灯させるように制御する光源制御手段と、
    前記第1、第2、第3光源を切換えて点灯させる切換手段と、を有し、
    前記光源制御手段は、カラーバランス調整モードにおいて
    前記第1、第2、第3光源を同時に点灯させ、前記投写レンズから色バランス測定手段に光を照射する段階と、
    前記投写レンズから照射された光の色度を、前記色バランス測定手段によって測定する段階と、
    前記色バランス測定手段によって測定された光の色度データの中の前記第1光源に対応する色成分の第1輝度データと、所定の第1光源の基準輝度とを比較する段階と、
    前記第1輝度データと前記第1光源の基準輝度が近似するように、前記第1光源を点灯させるクロック数を増加又は減少させる段階と、
    測定された光の色度データの中の前記第2光源に対応する色成分の第2輝度データと、所定の第2光源の基準輝度とを比較する段階と、
    前記第2輝度データと前記第2光源の基準輝度が近似するように、前記第2光源を点灯させるクロック数を増加又は減少させる段階と、
    測定された光の色度データの中の前記第3光源に対応する色成分の第3輝度データと、所定の第3光源の基準輝度とを比較する段階と、
    前記第3輝度データと前記第3光源の基準輝度が近似するように、前記第3光源を点灯させるクロック数を増加又は減少させる段階と、
    によって調整されており
    画像表示モードにおいて、前記切換手段は、前記カラーバランス調整モードにおいて決定された各クロック数に対応する時間に亘って前記第1、第2、第3光源を順次点灯させることを特徴とする画像表示装置。
  4. 前記光源制御手段の調整が、
    前記第1、第2、第3光源を夫々点灯させるクロック数の合計を画像1フレームの表示時間に対応するクロック数と一致させるために、前記第1、第2、第3光源を点灯させるクロック数の割合を一定に保ちながら、前記第1、第2、第3光源を点灯させるクロック数を夫々増加又は減少させる段階をさらに含むことを特徴とする請求項3記載の画像表示装置。
  5. 3つの色成分の光を夫々照射する第1光源、第2光源及び第3光源と、
    これら第1、第2、第3光源から照射された光を変調する変調手段と、
    この変調手段によって変調された光を投写する投写レンズと、
    前記各光源が、所定のクロック数に対応する時間点灯されるように制御する光源制御手段と、
    前記第1、第2、第3光源を切換えて点灯させる切換手段と、を有し、
    前記光源制御手段は、カラーバランス調整モードにおいて前記第1、第2、第3光源の点灯時間を夫々決定するための
    基準白色光を与える前記各光源の基準輝度を格納した記憶手段と、
    前記第1、第2、第3光源を同時に点灯させることによって前記投写レンズから照射された光の色度を測定した色度データを入力する入力手段と、
    入力された色度データの中の前記第1光源に対応する色成分の第1輝度データと、前記記憶手段に格納された第1光源の基準輝度とを比較する第1比較手段と、
    第1輝度データよりも第1光源の基準輝度の方が大きい場合に、前記第1光源を点灯させるクロック数を増加させ、第1輝度データよりも第1光源の基準輝度の方が小さい場合に、前記第1光源を点灯させるクロック数を減少させる第1アップダウンカウンタと、
    入力された色度データの中の前記第2光源に対応する色成分の第2輝度データと、前記記憶手段に格納された第2光源の基準輝度とを比較する第2比較手段と、
    第2輝度データよりも第2光源の基準輝度の方が大きい場合に、前記第2光源を点灯させるクロック数を増加させ、第2輝度データよりも第2光源の基準輝度の方が小さい場合に、前記第2光源を点灯させるクロック数を減少させる第2アップダウンカウンタと、
    入力された色度データの中の前記第3光源に対応する色成分の第3輝度データと、前記記憶手段に格納された第3光源の基準輝度とを比較する第3比較手段と、
    第3輝度データよりも第3光源の基準輝度の方が大きい場合に、前記第3光源を点灯させるクロック数を増加させ、第3輝度データよりも第3光源の基準輝度の方が小さい場合に、前記第3光源を点灯させるクロック数を減少させる第3アップダウンカウンタと、
    前記第1、第2、第3アップダウンカウンタによって設定されたクロック数の合計が、画像1フレームの表示時間に対応するクロック数と一致するように、前記第1、第2、第3光源を点灯させるクロック数の割合を一定に保ちながら、前記第1、第2、第3光源を点灯させるクロック数を夫々増加又は減少させる第4アップダウンカウンタと、を有し、
    画像表示モードにおいて、前記切換手段は、前記カラーバランス調整モードにおいて決定された点灯時間に亘って前記第1、第2、第3光源を順次点灯させることを特徴とする画像表示装置。
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