JP3769244B2 - パス設定サービス提供方法およびルータおよび認証課金サーバ - Google Patents

パス設定サービス提供方法およびルータおよび認証課金サーバ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のネットワークとリンク接続された複数のルータを介して各種コンテンツが通信端末と情報提供者装置との間をパケット転送されるIPネットワークに利用する。特に、通信端末と情報提供者装置との間に配置されたルータによるルーティングのパス選択技術に関する。ここで、情報提供者装置とは、例えば、コンテンツサーバあるいは通信装置である。
【0002】
【従来の技術】
従来、ユーザが通信端末により情報提供者装置へアクセスする際には、この通信端末と情報提供者装置との間のIPパケット転送は、ルータがこのルータに実装されているルーティングプロトコル機能によりルーティングテーブルの検索処理を行ってパケットを相手先まで次々に転送する。ルーティングプロトコルにより、例えば、ルータを越えた回数を表すホップ数が少ないパスが選択される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来のIPパケット転送では、いわゆるルーティングプロトコルにしたがってネットワーク側が設定したパスを強制的に使わざるをえない。そのため、ユーザの通信端末が利用するパスが信頼性の低いパスの場合でも運用上のパス制御は、例えば、ルータを越えた回数を表すホップ数が少ないパスが選択されるので、ユーザが重要なコンテンツを入手する場合でも、その重要度に応じてユーザ自身による信頼性の基準を元にしたパスを選ぶことはできない。
【0004】
例えば、ユーザが通信端末より情報提供者装置へアクセスするとき、ユーザが通常のIPのパスとは異なるパスで、ルータが同じリンクに繋がっているなどの共通利用の複数リンクグループ接続情報により信頼性を基準とした経路ダウン時の予備パス選択ができれば、このユーザは、安定してコンテンツを入手することが可能である。
【0005】
本発明は、このような背景に行われたものであって、ユーザ自身が適正と判断したパスおよび当該パスの予備パスの設定を行うことができるパス設定サービス提供方法およびルータおよび認証課金サーバおよびプログラムおよび記録媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のIPネットワークでは、ルータは、ネットワークトポロジ情報と情報提供者装置までの幾つかの複数パスのSRLG(Shared Risk Link Group)情報とを収集し、ユーザが通信端末より情報提供者装置へアクセスするときには、このルータの保持するネットワークトポロジ情報あるいはSRLG情報がこの通信端末へ送付される。
【0007】
ユーザは、送付された当該情報を参照し、ユーザ自身が適正と判断するネットワークルーティングの設定を行うことができる。あるいは、ユーザは、送付された当該情報を参照し、自身の利用目的に合わせたネットワークルーティングの設定をルータに行ってもらうためのポリシを当該ルータ上に設定することができる。
【0008】
このときに、ユーザの通信端末と直接接続された認証課金サーバが通信端末とルータとの仲介の役割を果たすように構成する。これにより、ネットワーク管理者は、ユーザに対して適正な課金を行うことができる。また、認証課金サーバの仲介機能を拡充することにより、従来のネットワークを本発明のネットワークに改造することを簡単に実現できる。
【0009】
ここで、SRLG情報とは、一つの障害発生により影響を受ける複数のリンクに関する情報である。すなわち、同じSRLGに属する二つのリンクをそれぞれパスおよび当該パスの予備パスとして設定した場合には、一つの障害発生によりこれらパスおよび当該パスの予備パスが共に不通になることがわかる。したがって、高い信頼性を必要とするパス設定の場合には、異なるSRLGに属する二つのリンクをそれぞれパスおよび当該パスの予備パスとして設定することが望ましい。
【0010】
あるいは、本発明では、ユーザが通信端末より情報提供者装置へアクセスするときには、パス決定に必要とされるネットワークトポロジの選択肢や幾つかのSRLG別のパス候補の情報が通信端末へ送付され、ユーザは、この選択肢やパス候補の情報を参照し、自分が適正と判断する予備パスの設定を行うことができる。
【0011】
この場合には、通常パスは従来どおりのルーティングプロトコルによって設定されても、その予備パスを本発明のパス設定サービスによって設定することができれば、経路ダウン時に有効な予備パスを設定できるので、ユーザは、安定してコンテンツを入手することができる。
【0012】
また、ユーザが通信端末より情報提供者装置へアクセスするときには、ユーザが、例えば、この情報提供者装置のIPアドレスおよびドメイン名を指定して検索すると、この通信端末にパス設定に必要なネットワークトポロジ情報あるいはSRLG情報あるいはネットワークトポロジの選択肢あるいはパス候補の情報が図形表示され、ユーザは、図形表示された当該情報に基づき所望する予備パスを選択することにより、視覚的に簡単かつ確実にパス設定を行うことができる構成とすることもできる。
【0013】
さらに、ユーザが通信端末より情報提供者などのサーバあるいは通信装置へアクセスしたときのネットワークアドレスによるパス選択情報を認証課金サーバが収集し、パスやリンク毎の使用料金を精算する構成とすることもできる。
【0014】
このように、ユーザが通信端末より情報提供者装置へアクセスするときには、ユーザ自身が適正と判断したパスおよび当該パスの予備パスを選択することができ、ユーザは安定してコンテンツを入手することができる。
【0015】
すなわち、本発明の第一の観点は、複数のルータを介して通信端末と情報提供者装置との間でパケット転送を行うIPネットワークに適用されるパス設定サービス提供方法である。
【0016】
ここで、本発明の特徴とするところは、前記ルータは、ネットワークトポロジ情報と同一リンクを経由する複数のパスのグループ情報であるSRLG情報とを収集し、前記通信端末が当該通信端末に接続された認証課金サーバを介して前記情報提供者装置にアクセスを行うと、この認証課金サーバは、前記ルータが収集したネットワークトポロジ情報およびSRLG情報を前記通信端末に対して送付し、ネットワークルーティングに関する要求を前記通信端末が前記認証課金サーバを介して前記ルータに送付すると、前記ルータは、送付された当該要求に基づきネットワークルーティングの設定を行うところにある。
【0017】
前記ネットワークルーティングの設定は、例えば、通常パスおよび予備パスのソースルーティングの設定である。または、ネットワークルーティングにおけるポリシの設定である。
【0018】
ここで、ネットワークルーティングにおけるポリシとは、例えば、当該設定されたパスによって行われる通信の重要性に応じて信頼性の高いパスの選択を希望するというポリシであったり、あるいは、当該設定されたパスによって行われる通信のリアルタイム性に応じて遅延の少ないパスの選択を希望するといったポリシである。
【0019】
あるいは、本発明の特徴とするところは、前記ルータは、ネットワークトポロジ情報と同一リンクを経由する複数のパスのグループ情報であるSRLG情報とを収集し、この収集したネットワークトポロジ情報およびSRLG情報に基づきパス決定に必要とされるネットワークトポロジの選択肢をリストアップし、前記通信端末が当該通信端末に接続された認証課金サーバを介して前記情報提供者装置にアクセスを行うと、この認証課金サーバは、前記ルータによりリストアップされた前記ネットワークトポロジの選択肢の情報を前記通信端末に対して送付し、前記通信端末では、このネットワークトポロジの選択肢が画面に表示され、当該選択肢のいずれかが選択されると、当該選択結果は前記認証課金サーバを介して前記ルータに送付されて予備パスの設定が行われるところにある。
【0020】
このように、ユーザは自分の通信端末に図形表示された情報にしたがって簡単かつ確実に自分が所望するパスを選択することができる。
【0021】
あるいは、前記ルータは、ネットワークトポロジ情報と同一リンクを経由する複数のパスのグループ情報であるSRLG情報とを収集し、この収集したネットワークトポロジ情報およびSRLG情報に基づきSRLG別のパス候補を複数生成し、前記通信端末が当該通信端末に接続された認証課金サーバを介して前記情報提供者装置にアクセスを行うと、この認証課金サーバは、前記ルータにより複数生成された前記SRLG別のパス候補の情報を前記通信端末に対して送付し、前記通信端末では、このSRLG別のパス候補が画面に表示され、当該パス候補のいずれかが選択されると、当該選択結果は前記認証課金サーバを介して前記ルータに送付されて予備パスの設定が行われるところにある。
【0022】
これによれば、ある程度までのパス候補の絞り込みは、ネットワーク側で行われるので、ユーザのパス選択を簡単化することができる。
【0023】
また、前記通信端末が当該通信端末に接続された前記認証課金サーバを介して前記情報提供者装置にアクセスを行うときに、当該情報提供者装置のIPアドレスおよびドメイン名を指定して当該情報提供者装置を検索すると、前記ルータは、収集したネットワークトポロジ情報およびSRLG情報に基づき、指定されたIPアドレスおよびドメイン名に基づき特定された当該情報提供者装置へのパス決定に必要とされるネットワークトポロジの選択肢をリストアップすることが望ましい。
【0024】
あるいは、前記通信端末が当該通信端末に接続された前記認証課金サーバを介して前記情報提供者装置にアクセスを行うときに、当該情報提供者装置のIPアドレスおよびドメイン名を指定して当該情報提供者装置を検索すると、前記ルータは、収集したネットワークトポロジ情報およびSRLG情報に基づき、指定されたIPアドレスおよびドメイン名に基づき特定された当該情報提供者装置へのパス決定に必要とされるSRLG別のパス候補を複数生成することが望ましい。
【0025】
これにより、ユーザは、情報提供者装置のIPアドレスおよびドメイン名を指定するだけで、簡単に本発明のパス設定サービスの提供を受けることができる。
【0026】
本発明の第二の観点は、複数のルータを介して通信端末と情報提供者装置との間でパケット転送を行うIPネットワークに適用されるルータである。
【0027】
ここで、本発明の特徴とするところは、ネットワークトポロジ情報と同一リンクを経由する複数のパスのグループ情報であるSRLG情報とを収集する手段と、この収集する手段により収集した前記情報を認証課金サーバの要求に応じて当該認証課金サーバを介して前記通信端末に送付する手段と、前記認証課金サーバを介して前記通信端末から送付されたネットワークルーティングに関する要求に基づきネットワークルーティングの設定を行う手段とを備えたところにある。
【0028】
前記ネットワークルーティングの設定は、例えば、通常パスおよび予備パスのソースルーティングの設定である。または、前記ネットワークルーティングの設定は、ネットワークルーティングにおけるポリシの設定である。
【0029】
あるいは、本発明の特徴とするところは、ネットワークトポロジ情報と同一リンクを経由する複数のパスのグループ情報であるSRLG情報とを収集する手段と、この収集する手段により収集したネットワークトポロジ情報およびSRLG情報に基づきパス決定に必要とされるネットワークトポロジの選択肢をリストアップする手段と、このリストアップする手段によりリストアップした前記ネットワークトポロジの選択肢の情報を認証課金サーバの要求に応じて当該認証課金サーバを介して前記通信端末に送付する手段と、前記認証課金サーバを介して前記通信端末から送付された前記ネットワークトポロジの選択肢の選択結果に基づき予備パスの設定を行う手段とを備えたところにある。
【0030】
あるいは、本発明の特徴とするところは、ネットワークトポロジ情報と同一リンクを経由する複数のパスのグループ情報であるSRLG情報とを収集する手段と、この収集する手段により収集したネットワークトポロジ情報およびSRLG情報に基づきSRLG別のパス候補を複数生成する手段と、この複数生成する手段により複数生成された前記SRLG別のパス候補の情報を認証課金サーバの要求に応じて当該認証課金サーバを介して前記通信端末に送付する手段と、前記認証課金サーバを介して前記通信端末から送付された前記SRLG別のパス候補の選択結果に基づき予備パスの設定を行う手段とを備えたところにある。
【0031】
本発明の第三の観点は、複数のルータを介して通信端末と情報提供者装置との間でパケット転送を行うIPネットワークに適用され、前記通信端末と前記ルータとの間に設置された認証課金サーバである。
【0032】
ここで、本発明の特徴とするところは、前記通信端末の前記情報提供者装置へのアクセスを検出する手段と、この検出する手段が前記通信端末の前記情報提供者装置へのアクセスを検出すると前記ルータが収集したネットワークトポロジ情報およびSRLG情報を前記通信端末に対して送付する手段と、前記通信端末のネットワークルーティングに関する要求を前記ルータに送付する手段とを備えたところにある。
【0033】
あるいは、本発明の特徴とするところは、前記通信端末の前記情報提供者装置へのアクセスを検出する手段と、この検出する手段が前記通信端末の前記情報提供者装置へのアクセスを検出すると前記ルータによりリストアップされたパス決定に必要とされるネットワークトポロジの選択肢の情報を前記通信端末に対して送付する手段と、前記通信端末の当該選択肢の選択結果を前記ルータに送付する手段とを備えたところにある。
【0034】
あるいは、本発明の特徴とするところは、前記通信端末の前記情報提供者装置へのアクセスを検出する手段と、この検出する手段が前記通信端末の前記情報提供者装置へのアクセスを検出すると前記ルータにより複数生成されたSRLG別のパス候補の情報を前記通信端末に対して送付する手段と、前記通信端末の当該パス候補の選択結果を前記ルータに送付する手段とを備えたところにある。
【0035】
さらに、パスの信頼性または遅延量を含むパス品質に応じてパス毎の使用料金があらかじめ設定され、自己が係わるパス設定に対して当該使用料金の設定に基づき課金を行う手段を備えることが望ましい。
【0036】
これにより、ユーザの要求を満足するパス設定を行う対価として適正な課金を行うことができる。例えば、ユーザは、信頼性が低くても、あるいは、遅延量が大きくても安価なパス設定を要求することもできるし、あるいは、高価でも信頼性が高く、あるいは、遅延量が小さいパス設定を要求することもできる。認証課金サーバは、このようなユーザの要求に対して適正な課金を行うことかできる。
【0037】
本発明の第四の観点は、情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、本発明のルータを介して通信端末と情報提供者装置との間でパケット転送を行うIPネットワークに適用されるルータを制御する装置に相応する機能を実現させるプログラムである。
【0038】
ここで、本発明の特徴とするところは、ネットワークトポロジ情報と同一リンクを経由する複数のパスのグループ情報であるSRLG情報とを収集する機能と、この収集する機能により収集した前記情報を認証課金サーバの要求に応じて当該認証課金サーバを介して前記通信端末に送付する機能と、前記認証課金サーバを介して前記通信端末から送付されたネットワークルーティングに関する要求に基づきネットワークルーティングの設定を行う機能とを実現させるところにある。
【0039】
あるいは、本発明の特徴とするところは、ネットワークトポロジ情報と同一リンクを経由する複数のパスのグループ情報であるSRLG情報とを収集する機能と、この収集する機能により収集したネットワークトポロジ情報およびSRLG情報に基づきパス決定に必要とされるネットワークトポロジの選択肢をリストアップする機能と、このリストアップする機能によりリストアップした前記ネットワークトポロジの選択肢の情報を認証課金サーバの要求に応じて当該認証課金サーバを介して前記通信端末に送付する機能と、前記認証課金サーバを介して前記通信端末から送付された前記ネットワークトポロジの選択肢の選択結果に基づき予備パスの設定を行う機能とを実現させるところにある。
【0040】
あるいは、本発明の特徴とするところは、ネットワークトポロジ情報と同一リンクを経由する複数のパスのグループ情報であるSRLG情報とを収集する機能と、この収集する機能により収集したネットワークトポロジ情報およびSRLG情報に基づきSRLG別のパス候補を複数生成する機能と、この複数生成する機能により複数生成された前記SRLG別のパス候補の情報を認証課金サーバの要求に応じて当該認証課金サーバを介して前記通信端末に送付する機能と、前記認証課金サーバを介して前記通信端末から送付された前記SRLG別のパス候補の選択結果に基づき予備パスの設定を行う機能とを実現させるところにある。
【0041】
本発明の第五の観点は、本発明のプログラムが記録された前記情報処理装置読取可能な記録媒体である。本発明のプログラムは本発明の記録媒体に記録されることにより、前記情報処理装置は、この記録媒体を用いて本発明のプログラムをインストールすることができる。あるいは、本発明のプログラムを保持するサーバからネットワークを介して直接前記情報処理装置に本発明のプログラムをインストールすることもできる。
【0042】
これにより、コンピュータ装置等の情報処理装置を用いて、ユーザ自身が適正と判断したパスおよび当該パスの予備パスの設定を行うことができるルータを実現することができる。
【0043】
【発明の実施の形態】
本発明実施例を図1ないし図9を参照して説明する。図1は本実施例のシステム概要を示すシステム構成図である。図2は本実施例のユーザが設定するテーブル設定説明図である。図3は本実施例のユーザが利用するSRLG情報によるパスおよび当該パスの予備パスのパス選択を説明するパス選択説明図である。図4は本実施例のユーザが利用するSRLG情報によるルータ乗り換え時のパスおよび当該パスの予備パスのパス選択を説明するパス選択説明図である。図5は本実施例のユーザがSRLG情報による特定リンク選択により予備パス設定するパス選択案内画面を示す図である。図6は本実施例のユーザが利用したい予備パスルートを設定するSRLG情報によるルータ乗り換え案内画面を示す図である。図7は本実施例のユーザが設定するポリシ設定表を示す図である。図8は本実施例のユーザが設定選択を検索するときのルータ乗り換え時接続先指定画面を示す図である。図9は本実施例のユーザがパス選択を検索するときのパス選択時接続先指定画面を示す図である。
【0044】
本実施例は、図1に示すように、複数のルータ11〜17を介して通信端末1と情報提供者装置であるコンテンツサーバ3との間でパケット転送を行うIPネットワークに適用されるパス設定サービス提供方法である。
【0045】
ここで、本発明の特徴とするところは、ルータ11〜17は、ネットワークトポロジ情報と同一リンクを経由する複数のパスのグループ情報であるSRLG情報とを収集し、通信端末1が当該通信端末1に接続された認証課金サーバ2を介してコンテンツサーバ3にアクセスを行うと、この認証課金サーバ2は、ルータ11〜17が収集したネットワークトポロジ情報およびSRLG情報を通信端末1に対して送付し、ネットワークルーティングに関する要求を通信端末1が認証課金サーバ2を介してルータ11〜17に送付すると、ルータ11〜17は、送付された当該要求に基づきネットワークルーティングの設定を行うところにある。
【0046】
前記ネットワークルーティングの設定は、例えば、図3に示すように、通常パスおよび予備パスのソースルーティングの設定である。または、図2および図7に示すように、ネットワークルーティングにおけるポリシの設定である。
【0047】
あるいは、ルータ11〜17は、ネットワークトポロジ情報と同一リンクを経由する複数のパスのグループ情報であるSRLG情報とを収集し、この収集したネットワークトポロジ情報およびSRLG情報に基づきパス決定に必要とされるネットワークトポロジの選択肢をリストアップし、通信端末1が当該通信端末1に接続された認証課金サーバ2を介してコンテンツサーバ3にアクセスを行うと、この認証課金サーバ2は、ルータ11〜17によりリストアップされた前記ネットワークトポロジの選択肢の情報を通信端末1に対して送付し、通信端末1では、図5に示すように、このネットワークトポロジの選択肢が画面に表示され、当該選択肢のいずれかが選択されると、当該選択結果は認証課金サーバ2を介してルータ11〜17に送付されて予備パスの設定が行われることを特徴とする。
【0048】
あるいは、ルータ11〜17は、ネットワークトポロジ情報と同一リンクを経由する複数のパスのグループ情報であるSRLG情報とを収集し、この収集したネットワークトポロジ情報およびSRLG情報に基づきSRLG別のパス候補を複数生成し、通信端末1が当該通信端末1に接続された認証課金サーバ2を介してコンテンツサーバ3にアクセスを行うと、この認証課金サーバ2は、ルータ11〜17により複数生成された前記SRLG別のパス候補の情報を通信端末1に対して送付し、通信端末1では、図6に示すように、このSRLG別のパス候補が画面に表示され、当該パス候補のいずれかが選択されると、当該選択結果は認証課金サーバ2を介してルータ11〜17に送付されて予備パスの設定が行われることを特徴とする。
【0049】
また、通信端末1が当該通信端末1に接続された認証課金サーバ2を介してコンテンツサーバ3にアクセスを行うときに、図9に示すように、当該コンテンツサーバ3のIPアドレスおよびドメイン名を指定して当該コンテンツサーバ3を検索すると、ルータ11〜17は、収集したネットワークトポロジ情報およびSRLG情報に基づき、指定されたIPアドレスおよびドメイン名に基づき特定された当該コンテンツサーバ3へのパス決定に必要とされるネットワークトポロジの選択肢をリストアップする。
【0050】
あるいは、通信端末1が当該通信端末1に接続された認証課金サーバ2を介してコンテンツサーバ3にアクセスを行うときに、図8に示すように、当該コンテンツサーバ3のIPアドレスおよびドメイン名を指定して当該コンテンツサーバ3を検索すると、ルータ11〜17は、収集したネットワークトポロジ情報およびSRLG情報に基づき、指定されたIPアドレスおよびドメイン名に基づき特定された当該コンテンツサーバ3へのパス決定に必要とされるSRLG別のパス候補を複数生成する。
【0051】
本実施例のルータ11〜17は、情報処理装置であるコンピュータ装置を用いて実現することができる。すなわち、コンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置に、複数のルータ11〜17を介して通信端末1とコンテンツサーバ3との間でパケット転送を行うIPネットワークに適用されるルータ11〜17を制御する装置に相応する機能を実現させるプログラムであって、ネットワークトポロジ情報と同一リンクを経由する複数のパスのグループ情報であるSRLG情報とを収集する機能と、この収集する機能により収集した前記情報を認証課金サーバ2の要求に応じて当該認証課金サーバ2を介して通信端末1に送付する機能と、認証課金サーバ2を介して通信端末1から送付されたネットワークルーティングに関する要求に基づきネットワークルーティングの設定を行う機能とを実現させるプログラムをコンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置を本実施例のルータ11〜17を制御する装置に相応する装置とすることができる。
【0052】
あるいは、ネットワークトポロジ情報と同一リンクを経由する複数のパスのグループ情報であるSRLG情報とを収集する機能と、この収集する機能により収集したネットワークトポロジ情報およびSRLG情報に基づきパス決定に必要とされるネットワークトポロジの選択肢をリストアップする機能と、このリストアップする機能によりリストアップした前記ネットワークトポロジの選択肢の情報を認証課金サーバ2の要求に応じて当該認証課金サーバ2を介して通信端末1に送付する機能と、認証課金サーバ2を介して通信端末1から送付された前記ネットワークトポロジの選択肢の選択結果に基づき予備パスの設定を行う機能とを実現させるプログラムをコンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置を本実施例のルータ11〜17を制御する装置に相応する装置とすることができる。
【0053】
あるいは、ネットワークトポロジ情報と同一リンクを経由する複数のパスのグループ情報であるSRLG情報とを収集する機能と、この収集する機能により収集したネットワークトポロジ情報およびSRLG情報に基づきSRLG別のパス候補を複数生成する機能と、この複数生成する機能により複数生成された前記SRLG別のパス候補の情報を認証課金サーバ2の要求に応じて当該認証課金サーバ2を介して通信端末1に送付する機能と、認証課金サーバ2を介して通信端末1から送付された前記SRLG別のパス候補の選択結果に基づき予備パスの設定を行う機能とを実現させるプログラムをコンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置を本実施例のルータ11〜17を制御する装置に相応する装置とすることができる。
【0054】
本実施例のプログラムは本実施例の記録媒体に記録されることにより、コンピュータ装置は、この記録媒体を用いて本実施例のプログラムをインストールすることができる。あるいは、本実施例のプログラムを保持するサーバからネットワークを介して直接コンピュータ装置に本実施例のプログラムをインストールすることもできる。
【0055】
これにより、コンピュータ装置を用いて、ユーザ自身が適正と判断したパスおよび当該パスの予備パスの設定を行うことができるルータ11〜17を実現することができる。
【0056】
以下では、本実施例をさらに詳細に説明する。
【0057】
ルータ11〜17は、ネットワークトポロジ情報およびSRLG情報を収集し、利用可能なネットワークSRLG情報を公告する機能を有しており、ユーザは、このSRLG情報を利用し、コンテンツ配信時に、ルータが壊れたときには迅速にバックアップする予備パスを設定することが可能となり、安定度が高い適切な信頼性を実現することが可能となる。
【0058】
すなわち、ISP(Internet Service Provider)の認証課金サーバ2を介して通信端末1に送付されるネットワークトポロジ情報およびSRLG情報により、ユーザは、自分が適正と判断したネットワーク上の予備パス設定を認証課金サーバ2を介して複数の各ルータ11〜17上へ設定することができる。これにより、通信端末1は、コンテンツサーバ3から各種コンテンツを安定して入手することができる。
【0059】
図1によりシステム構成について説明する。図1は、複数のネットワーク4および5と複数のリンク51〜57で接続された複数のルータ11〜17および認証課金サーバ2を介して、ユーザのパソコンである通信端末1とコンテンツサーバ3との間をパケット転送によるコンテンツ配信がなされるIPネットワークである。
【0060】
図1の通信端末1と認証課金サーバ2とはPPP(Point to Point Protocol)接続され、IPパケットが転送されており、ルータ11〜17は、OSPF(Open Shortest Path First)やBGP(Border Gateway Protocol)などのパス情報プロトコルにより、ルータ間のパス表をベースにしたネットワークトポロジ情報やリンク51〜57などのSRLG情報を収集し、利用可能なネットワークSRLG情報をユーザの通信端末1に公告する機能を有する。これにより、リンク51〜57に対し、ユーザは、自分が適正と判断するSRLGや遅延などを考慮してパスおよび当該パスの予備パスを選択することができる。
【0061】
また、認証課金サーバ2は通信端末1のユーザを認証する認証機能を備え、さらに、ユーザがコンテンツサーバ3へアクセスしたときのパスやリンク毎の使用料をあらかじめ規定された料金により精算する課金機能を有する。
【0062】
図1では通信端末1が認証課金サーバ2を介してルータ12やルータ13などへ接続されているが認証課金サーバ2に置き換えて別途ルータを設置し、通信端末1と直接接続することも可能である。
【0063】
つぎに、図2によりユーザが設定するポリシ設定とルート設定の方法について説明する。図2において、ポリシ設定7は、通信端末1より認証課金サーバ2を介して実線による矢印のようにネットワーク4上のルータ13を含む全ルータに対し、図7で説明するポリシの設定を行ないポリシ設定表を作成する。
【0064】
ルート設定6は、破線による矢印のように通信端末1より認証課金サーバ2へ、ユーザが自分で転送するパケットのIPヘッダに、途中通過する各ルータのIPアドレスを付けて送ることにより行う。例えば、図1に示す通信端末1→ルータ13→ルータ17→コンテンツサーバ3というようなルートに対する通常パスと幾つかのSRLG情報による予備パスとからなるパスの記述を、ユーザが自分で転送するパケットのIPヘッダに、途中通過する各ルータのIPアドレスを付けて送ると、各ルータはルーティングテーブルとしてIPヘッダに記載されているルートのルータへパケットを転送する。
【0065】
つぎに、図3によりユーザが通信端末1よりコンテンツサーバ3へアクセスするときのリンク指定によるパス選択の方法について説明する。ユーザが通信端末1よりコンテンツサーバ3へアクセスするときに、図9で説明するパス選択の検索および図5で説明するリンク指定による予備パスの設定を行うことにより、例えば、通信端末1←→認証課金サーバ2←→リンク51←→ルータ11←→リンク55←→ルータ16←→リンク56←→ルータ17←→コンテンツサーバ3のパスによって、安定してコンテンツが入手できる適正な予備パス(破線)が選択できる。
【0066】
つぎに、図4によりユーザが通信端末1よりコンテンツサーバ3へアクセスするときのルータ乗り換え時のパス選択の方法について説明する。ユーザが通信端末1よりコンテンツサーバ3へアクセスするときに、図8で説明するルータ乗り換え時のパス選択検索および図6で説明する複数の予備パスの検索結果を入手し、例えば▲1▼に示す通信端末1←→認証課金サーバ2←→リンク54←→ルータ13←→リンク58←→ルータ14←→リンク60←→ルータ15←→リンク61←→ルータ17←→コンテンツサーバ3のパス(実線)では、予備パスは太いが通常パスと同じルータを通過するもので、信頼性は低いが遅延は小さいパスによるコンテンツの配信が可能である。
【0067】
また、▲2▼に示す通信端末1←→認証課金サーバ2←→リンク52←→ルータ12←→リンク59←→ルータ14←→リンク60←→ルータ15←→リンク61←→ルータ17←→コンテンツサーバ3のパス(破線)では、予備パスは細いが通常パスのルータが壊れても影響を受けにくい信頼性は高いが遅延は大きいパスによる安定したコンテンツの配信が可能である。
【0068】
図4は、このような複数の検索結果から自分が利用したいパスが選択できることを説明しており、これらのルータ乗り換え時のパス情報は、ISPがユーザに代わって幾つかのパス候補を選択してユーザに教えてくれるようになっている。すなわち、認証課金サーバ2は、ルータ11〜17が収集して公告している利用可能なネットワークトポロジ情報をルータ11〜17より収集して保持し、さらに、このネットワークトポロジ情報に基づきISPが選択したパス候補を保持し、ユーザの通信端末1からのアクセス時にパス候補の情報を画面上に表示させる。
【0069】
つぎに、図5によりユーザが使いたい予備リンクを指定して通信端末1よりコンテンツサーバ3へアクセスするときのパス選択について説明する。図5は、ユーザが適当と判断した予備リンクを指定してパス選択する様子を説明しており、ユーザが通信端末1よりコンテンツサーバ3へアクセスするときに、図9で説明するパス選択検索を通信端末1の画面上から行うと、通信端末1と接続された認証課金サーバ2により、認証課金サーバ2が収集し保持する図3に示すルータ11からのネットワークSRLG情報による幾つかの複数パスのSRLG情報としてのパス選択案内画面がこの通信端末1へ表示され、ユーザは、図5の画面上より自分が利用したいルータ間の予備リンクをクリックしてパスを特定し、特定後にパス決定ボタン80をクリックすると設定したパスを使って通信端末1はコンテンツサーバ3へ接続される。
【0070】
つぎに、図6によりユーザが使いたいルータの乗り換え指定をして、通信端末1よりコンテンツサーバ3へアクセスするときの予備パス選択について説明する。図6は、ユーザが幾つかのSRLG別のパス候補より利用したい予備パスを指定してパス設定する図であり、ユーザが通信端末1よりコンテンツサーバ3へアクセスするときに、図8で説明するルータ乗り換え時のパス選択検索を通信端末1画面上から行うと、通信端末1と接続された認証課金サーバ2より、認証課金サーバ2が収集し保持する図3に示すルータ11からのネットワークSRLG情報による幾つかのSRLG別のパス候補としてのルータ乗り換え時パス選択案内画面がこの通信端末1へ複数の検索結果として表示され、ユーザは、画面上より自分が利用したい予備パスを検索結果の中から選択ボタン81をクリック選択してパスを特定し、特定後、パス設定ボタン82をクリックすると特定し設定したパスを使って通信端末1はコンテンツサーバ3へ接続される。
【0071】
画面上にはルータの数やルータ間の信頼性(中・大など)およびパスの遅延(小・中)を表示し、複数の予備パスの選択肢を表示し、各選択肢には選択欄がある。また、複数の検索結果は画面スクロールボタン83をクリックすると検索分の改ページ表示ができ、最後になると検索結果のトップページへ戻る表示となる。
【0072】
つぎに、図2を参照して図7によりユーザが設定するポリシ設定表について説明する。図7は、図2で説明するように、通信端末1より認証課金サーバ2を介してネットワーク4上のルータ13を含んだ全ルータに対し、ユーザ自身が利用目的に合わせてパス選択が可能となるポリシ設定をするポリシ設定表である。
【0073】
このポリシ設定表のSource IP Address欄には送信元IPアドレス71が、Destination IP Address欄には接続先IPアドレス72が設定され、Policy欄にはシステムのルート運用上で必要とする、例えば今回の設定の新設定アドレス73「Next Hop routerは192.168.1.1」やSRLG設定アドレス74「router Down時は、193.169.2.2へ」のようなポリシ設定を全ルータに対して行う。また、その他の情報欄には、例えばUDP(User Datagram Protocol)のように制御情報が必要なルータに対して当該制御情報が設定される。
【0074】
ポリシ設定表はシステム運用開始時にあらかじめ設定されるものである。このようなポリシ設定により、従来は、ルータのホップ数が少ないパスを選択するという固定的なポリシ設定によるルーティングプロトコル機能のため、転送の遅延より信頼性が大きいことを要望するユーザに対してそのような要望を満足させることができなかったが、本実施例では、ユーザのそのような要望を満足させることができる。
【0075】
つぎに、図1を参照して図8によりユーザが設定するルータ乗り換え時のパス選択の検索方法について説明する。図8は、ユーザが通信端末1よりコンテンツサーバ3へアクセスするときに、コンテンツに適したパス選択を検索するときのルータ乗り換え時接続先指定画面で、ユーザはアドレス入力検索を行うために検索識別ボタン86をクリックし、アドレス入力欄84へコンテンツサーバ3に対応するWebの接続先指定であるドメイン名、例えば「http://WWW.?????.co.jp/」とし、パスを検索するための検索開始ボタン85をクリックする。ここで、検索識別ボタン86をクリックしないでアドレス入力欄84へアドレス指定した場合はパスの検索は行われず、任意のパスを使用して通信端末1とコンテンツサーバ3は接続される。
【0076】
つぎに、図1を参照して図9によりユーザが設定する特定リンクの選択によるパスの検索方法について説明する。図9は、ユーザが通信端末1よりコンテンツサーバ3へアクセスするときに、自分が好きなリンクを選択してパス設定するときのパス選択時接続先指定画面で、ユーザはアドレス入力検索を行うために検索識別ボタン89をクリックし、アドレス入力欄87へコンテンツサーバ3に対応するWebの接続先指定であるドメイン名、例えば「http://WWW.?????.co.jp」とし、パスを検索するための検索開始ボタン88をクリックする。ここで、検索識別ボタン89は、図8の説明と同様にパスの検索を行わないときには使用しない。
【0077】
以上説明したように、本実施例ではユーザが通信端末1よりコンテンツサーバ3へアクセスするときには、ユーザ自身が適正と判断するパスおよび当該パスの予備パスの選択が可能となり、コンテンツ配信において、安定した信頼性が高いコンテンツの入手が可能となる。
【0078】
このように、本実施例のIPネットワークでは、ユーザが通信端末1を用いてコンテンツサーバ2へアクセスし、コンテンツサーバ2が配信する各種コンテンツを入手するときには、ユーザ自身が使えるパスから、信頼性は小さいが遅延が少ないパスの選択や、遅延が大きくてもいいから信頼性が高いパスの選択がユーザ自身で選択でき、また、ユーザ自身が適当と判断する予備リンク選択をしてパス設定が可能となるため、ルータが壊れたときには迅速にバックアップする通常パスから予備パスへの切り替えが可能となり、ユーザがコンテンツ配信において安定度が高い適切なレベルの信頼性を実現することができる。
【0079】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ユーザ自身が適当と判断したパスおよび当該パスの予備パスの設定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のシステム概要を示すシステム構成図。
【図2】本実施例のユーザが設定するテーブル設定説明図。
【図3】本実施例のユーザが利用するSRLG情報によるパスおよび当該パスの予備パスのパス選択を説明するパス選択説明図。
【図4】本実施例のユーザが利用するSRLG情報によるルータ乗り換え時のパスおよび当該パスの予備パスのパス選択を説明するパス選択説明図。
【図5】本実施例のユーザがSRLG情報による特定リンク選択により予備パス設定するパス選択案内画面を示す図。
【図6】本実施例のユーザが利用したい予備パスルートを設定するSRLG情報によるルータ乗り換え案内画面を示す図。
【図7】本実施例のユーザが設定するポリシ設定表を示す図。
【図8】本実施例のユーザが設定選択を検索するときのルータ乗り換え時接続先指定画面を示す図。
【図9】本実施例のユーザがパス選択を検索するときのパス選択時接続先指定画面を示す図。
【符号の説明】
1 通信端末
2 認証課金サーバ
3 コンテンツサーバ
4、5 ネットワーク
6 ルート設定
7 ポリシ設定
11〜17 ルータ
20 表示部
51〜61 リンク
71 送信元IPアドレス
72 接続先IPアドレス
73 新設定アドレス
74 SRLG設定アドレス
80 パス決定ボタン
81 選択ボタン
82 パス設定ボタン
83 画面スクロールボタン
84、87 アドレス入力欄
85、88 検索開始ボタン
86、89 検索識別ボタン

Claims (18)

  1. 複数のルータを介して通信端末と情報提供者装置との間でパケット転送を行うIPネットワークに適用されるパス設定サービス提供方法において、
    前記ルータは、ネットワークトポロジ情報と同一リンクを経由する複数のパスのグループ情報であるSRLG(Shared Risk Link Group)情報とを収集し、
    前記通信端末が当該通信端末に接続された認証課金サーバを介して前記情報提供者装置にアクセスを行うと、この認証課金サーバは、前記ルータが収集したネットワークトポロジ情報およびSRLG情報を前記通信端末に対して送付し、
    ネットワークルーティングに関する要求を前記通信端末が前記認証課金サーバを介して前記ルータに送付すると、前記ルータは、送付された当該要求に基づきネットワークルーティングの設定を行う
    ことを特徴とするパス設定サービス提供方法。
  2. 前記ネットワークルーティングの設定は、通常パスおよび予備パスのソースルーティングの設定である請求項1記載のパス設定サービス提供方法。
  3. 前記ネットワークルーティングの設定は、ネットワークルーティングにおけるポリシの設定である請求項1記載のパス設定サービス提供方法。
  4. 複数のルータを介して通信端末と情報提供者装置との間でパケット転送を行うIPネットワークに適用されるパス設定サービス提供方法において、
    前記ルータは、ネットワークトポロジ情報と同一リンクを経由する複数のパスのグループ情報であるSRLG情報とを収集し、この収集したネットワークトポロジ情報およびSRLG情報に基づきパス決定に必要とされるネットワークトポロジの選択肢をリストアップし、
    前記通信端末が当該通信端末に接続された認証課金サーバを介して前記情報提供者装置にアクセスを行うと、この認証課金サーバは、前記ルータによりリストアップされた前記ネットワークトポロジの選択肢の情報を前記通信端末に対して送付し、
    前記通信端末では、このネットワークトポロジの選択肢が画面に表示され、
    当該選択肢のいずれかが選択されると、当該選択結果は前記認証課金サーバを介して前記ルータに送付されて予備パスの設定が行われる
    ことを特徴とするパス設定サービス提供方法。
  5. 複数のルータを介して通信端末と情報提供者装置との間でパケット転送を行うIPネットワークに適用されるパス設定サービス提供方法において、
    前記ルータは、ネットワークトポロジ情報と同一リンクを経由する複数のパスのグループ情報であるSRLG情報とを収集し、この収集したネットワークトポロジ情報およびSRLG情報に基づきSRLG別のパス候補を複数生成し、
    前記通信端末が当該通信端末に接続された認証課金サーバを介して前記情報提供者装置にアクセスを行うと、この認証課金サーバは、前記ルータにより複数生成された前記SRLG別のパス候補の情報を前記通信端末に対して送付し、
    前記通信端末では、このSRLG別のパス候補が画面に表示され、
    当該パス候補のいずれかが選択されると、当該選択結果は前記認証課金サーバを介して前記ルータに送付されて予備パスの設定が行われる
    ことを特徴とするパス設定サービス提供方法。
  6. 前記通信端末が当該通信端末に接続された前記認証課金サーバを介して前記情報提供者装置にアクセスを行うときに、当該情報提供者装置のIPアドレスおよびドメイン名を指定して当該情報提供者装置を検索すると、前記ルータは、収集したネットワークトポロジ情報およびSRLG情報に基づき、指定されたIPアドレスおよびドメイン名に基づき特定された当該情報提供者装置へのパス決定に必要とされるネットワークトポロジの選択肢をリストアップする請求項4記載のパス設定サービス提供方法。
  7. 前記通信端末が当該通信端末に接続された前記認証課金サーバを介して前記情報提供者装置にアクセスを行うときに、当該情報提供者装置のIPアドレスおよびドメイン名を指定して当該情報提供者装置を検索すると、前記ルータは、収集したネットワークトポロジ情報およびSRLG情報に基づき、指定されたIPアドレスおよびドメイン名に基づき特定された当該情報提供者装置へのパス決定に必要とされるSRLG別のパス候補を複数生成する請求項5記載のパス設定サービス提供方法。
  8. 複数のルータを介して通信端末と情報提供者装置との間でパケット転送を行うIPネットワークに適用されるルータにおいて、
    ネットワークトポロジ情報と同一リンクを経由する複数のパスのグループ情報であるSRLG情報とを収集する手段と、
    この収集する手段により収集した前記情報を認証課金サーバの要求に応じて当該認証課金サーバを介して前記通信端末に送付する手段と、
    前記認証課金サーバを介して前記通信端末から送付されたネットワークルーティングに関する要求に基づきネットワークルーティングの設定を行う手段と
    を備えたことを特徴とするルータ。
  9. 前記ネットワークルーティングの設定は、通常パスおよび予備パスのソースルーティングの設定である請求項8記載のルータ。
  10. 前記ネットワークルーティングの設定は、ネットワークルーティングにおけるポリシの設定である請求項8記載のルータ。
  11. 複数のルータを介して通信端末と情報提供者装置との間でパケット転送を行うIPネットワークに適用されるルータにおいて、
    ネットワークトポロジ情報と同一リンクを経由する複数のパスのグループ情報であるSRLG情報とを収集する手段と、
    この収集する手段により収集したネットワークトポロジ情報およびSRLG情報に基づきパス決定に必要とされるネットワークトポロジの選択肢をリストアップする手段と、
    このリストアップする手段によりリストアップした前記ネットワークトポロジの選択肢の情報を認証課金サーバの要求に応じて当該認証課金サーバを介して前記通信端末に送付する手段と、
    前記認証課金サーバを介して前記通信端末から送付された前記ネットワークトポロジの選択肢の選択結果に基づき予備パスの設定を行う手段と
    を備えたことを特徴とするルータ。
  12. 複数のルータを介して通信端末と情報提供者装置との間でパケット転送を行うIPネットワークに適用されるルータにおいて、
    ネットワークトポロジ情報と同一リンクを経由する複数のパスのグループ情報であるSRLG情報とを収集する手段と、
    この収集する手段により収集したネットワークトポロジ情報およびSRLG情報に基づきSRLG別のパス候補を複数生成する手段と、
    この複数生成する手段により複数生成された前記SRLG別のパス候補の情報を認証課金サーバの要求に応じて当該認証課金サーバを介して前記通信端末に送付する手段と、
    前記認証課金サーバを介して前記通信端末から送付された前記SRLG別のパス候補の選択結果に基づき予備パスの設定を行う手段と
    を備えたことを特徴とするルータ。
  13. 複数のルータを介して通信端末と情報提供者装置との間でパケット転送を行うIPネットワークに適用され、前記通信端末と前記ルータとの間に設置された認証課金サーバにおいて、
    前記通信端末の前記情報提供者装置へのアクセスを検出する手段と、
    この検出する手段が前記通信端末の前記情報提供者装置へのアクセスを検出すると前記ルータが収集したネットワークトポロジ情報およびSRLG情報を前記通信端末に対して送付する手段と、
    前記通信端末のネットワークルーティングに関する要求を前記ルータに送付する手段と
    を備えたことを特徴とする認証課金サーバ。
  14. 複数のルータを介して通信端末と情報提供者装置との間でパケット転送を行うIPネットワークに適用され、前記通信端末と前記ルータとの間に設置された認証課金サーバにおいて、
    前記通信端末の前記情報提供者装置へのアクセスを検出する手段と、
    この検出する手段が前記通信端末の前記情報提供者装置へのアクセスを検出すると前記ルータによりリストアップされたパス決定に必要とされるネットワークトポロジの選択肢の情報を前記通信端末に対して送付する手段と、
    前記通信端末の当該選択肢の選択結果を前記ルータに送付する手段と
    を備えたことを特徴とする認証課金サーバ。
  15. 複数のルータを介して通信端末と情報提供者装置との間でパケット転送を行うIPネットワークに適用され、前記通信端末と前記ルータとの間に設置された認証課金サーバにおいて、
    前記通信端末の前記情報提供者装置へのアクセスを検出する手段と、
    この検出する手段が前記通信端末の前記情報提供者装置へのアクセスを検出すると前記ルータにより複数生成されたSRLG別のパス候補の情報を前記通信端末に対して送付する手段と、
    前記通信端末の当該パス候補の選択結果を前記ルータに送付する手段と
    を備えたことを特徴とする認証課金サーバ。
  16. パスの信頼性または遅延量を含むパス品質に応じてパス毎の使用料金があらかじめ設定され、
    自己が係わるパス設定に対して当該使用料金の設定に基づき課金を行う手段を備えた
    請求項13ないし15のいずれかに記載の認証課金サーバ。
  17. 情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、請求項8ないし12のいずれかに記載のルータを介して通信端末と情報提供者装置との間でパケット転送を行うIPネットワークに適用されるルータを制御する装置に相応する機能を実現させるプログラムにおいて、
    ネットワークトポロジ情報と同一リンクを経由する複数のパスのグループ情報であるSRLG情報とを収集する機能と、
    この収集する機能により収集した前記情報を認証課金サーバの要求に応じて当該認証課金サーバを介して前記通信端末に送付する機能と、
    前記認証課金サーバを介して前記通信端末から送付されたネットワークルーティングに関する要求に基づきネットワークルーティングの設定を行う機能と
    を実現させることを特徴とするプログラム。
  18. 請求項17記載のプログラムが記録された前記情報処理装置読み取り可能な記録媒体。
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