JP3768912B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば複写機あるいはプリンタなどとされる電子写真方式あるいは静電記録方式を用いた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、異なる色の現像剤(以下、「トナー」という)をそれぞれ収納する複数の現像器(現像手段)を備え、電子写真方式を用いて多色画像を得るカラー画像形成装置がよく知られている。
【0003】
上記カラー画像形成装置としては、特開2000−206786号公報に示されるものがある。
【0004】
図9に上記のごときカラー画像形成装置の構成例を示す。ここでは一例として、接触現像における非磁性の負帯電トナーを用いた反転現像系の一成分現像装置を備えたカラー画像形成装置について説明する。
【0005】
このカラー画像形成装置は、主に、像担持体(以下、「感光ドラム」という)101、感光ドラム101を一様に帯電する帯電手段としての帯電器102、画像情報を与える露光器103、複数の現像器104a,104b,104c,104dを支持する回転式現像装置105、および中間転写体106によって構成されている。
【0006】
図10に回転式現像装置105の拡大図を示す。この回転式現像装置105は、4個の現像器104a〜104dの一つを支持体107の回転により現像位置に定置する方式である。回転式現像装置105は支持体回転軸107aを中心とする同一円周上に各現像器104a〜104dの現像用開口面を有している。
【0007】
現像器104a〜104dはトナーを感光ドラム101との接触部に搬送するための回転する現像剤担持体である現像ローラ110a,110b,110c,110dをそれぞれ有しており、この現像ローラ110a〜110dは導電性芯金上に弾性体を成形したいわゆる弾性現像ローラである。
【0008】
また現像ローラ110a〜110dの周囲には、現像ローラ110a〜110d上に非磁性一成分トナーを塗布する矢印方向に回転する塗布ローラ111a,111b,111c,111d、および現像ローラ110a〜110d上のトナーに所望の帯電量を与えトナー量を規制する規制ブレード112a,112b,112c,112dが配設され、また、現像ローラ110a〜110dへ現像バイアス電圧を印加する現像バイアス電圧電源113を有する。
【0009】
また、この回転式現像装置105は、現像時だけ現像器104a〜104dを加圧装置114で加圧することにより現像器104a〜104d内の現像ローラ110a〜110dと感光ドラム101を当接させ、回転式現像装置105が回転している間や非現像時には加圧装置114の加圧動作を解除することにより現像器104a〜104d内の現像ローラ110と感光ドラム101を離間する構成とされている。
【0010】
図9において、感光ドラム101は矢印方向に回転され、帯電器102にて一様に帯電され、その後露光器103によって感光ドラム101上に静電潜像が形成される。この潜像は、現像器104a〜104d内のカラー現像剤、例えばイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色に対応した潜像である。
【0011】
詳しく述べると、まず1色目、例えばイエロー現像剤に対応する静電潜像を感光ドラム101上に形成し、イエロー現像剤の収容された現像器104aによって可視化した後、中間転写体106に転写する。続いて感光ドラム101上の残留トナーをブレードなどのクリーニング装置109で清掃した後、2色目、例えばマゼンタ現像剤に対応する静電潜像を感光ドラム101上に形成し、マゼンタ現像剤の収容された現像器104bによって可視化した後、1色目のイエロー可視画像が転写された中間転写体106上に重ね転写する。
【0012】
上記動作を複数回行った後、中間転写体106上に複数層に重ねられた現像剤は転写材Pに転写され、定着装置116によって融解固着される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の画像形成装置において画像形成動作を行ったところ、以下に示す不具合が見られた。なお、各現像器104a〜104dや各現像ローラ110a〜110dは同一の構成を備えているので、構成部材の参照番号のうち添え字のアルファベットを省略して説明する。
【0014】
従来例の画像形成装置においては、感光ドラム101と現像ローラ110の接離時(離間状態から当接状態になる時(当接動作時)、および当接状態から離間状態になる時(離間動作時)をさす。)にはトナーを感光ドラム101側から現像ローラ110側に付勢する電界が形成される。すなわち、感光ドラム101上が−700Vに帯電されている場合には、−350Vを現像ローラ110に印加することにより、負帯電性トナー(以下、ネガトナーという)を現像ローラ110側に付勢する。
【0015】
電界により現像ローラ110上に担持されたネガトナーを感光ドラム101から現像ローラ110側へ付勢することで、機内の汚れを発生させるようなトナーの転移は防止できるようになった。
【0016】
しかし、上記構成で画像形成の耐久を行った結果、機内の汚れは発生しなかったものの、トナーの消費量が耐久をするとともに多くなってしまった。特に、高温高湿環境において顕著であり、耐久後半において消費量が増大した。
【0017】
この理由として、現像器104の初期においては、現像ローラ110に担持されるトナーはほとんどがネガトナーであり、従来例の電界を形成することで感光ドラム101へのトナーの転移は防止できた。しかし現像器104を長期使用することで、現像ローラ110に担持されるトナーは除々に劣化し、現像器104によりトナーを摩擦帯電させようとしても、逆極性(ポジ)に帯電するトナー(以下、反転トナーという)の割合が増えていくことになる。これは、特に高温高湿環境で顕著であり、それは高湿環境では摩擦帯電による電荷が保持しにくいためである。
【0018】
その結果、感光ドラム101と現像ローラ110の接離時に従来例のようなバイアスを現像ローラ110に印加しても、ドラムへのトナーの転移については、機内汚れをさせるほどの量ではないにしろ、微少量の転移が発生する。これが積み重なって、耐久後半におけるトナー消費量の増大につながるのである。
【0019】
通常、小型のレーザープリンタの現像器104は、最初に所定量のトナーが容器中に入っており、所定印字率でプリントした際に所定枚数の画像形成が可能であるようにされている。
【0020】
トナー消費量の増大を見越して、余分にトナーを現像器104中に入れておくことも可能であるが、余分に入れたトナーは、即ち画像形成に寄与しないトナーであり、無駄なトナーである。また、近年は低コスト化、低エネルギー化等のために装置の小型化が叫ばれており、余分にトナーを入れるスペースを確保することは現像器104中のトナー容器を大きくしなければならず、上記の装置の小型化には逆行することとなってしまう。
【0021】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、像担持体と現像剤担持体とが接離可能な接触現像系において、耐久後半における現像剤消費量の増大を防止し得る画像形成装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。
【0023】
本発明に係る画像形成装置の一態様は、
像担持体を所定の帯電電位に帯電する帯電手段と、
前記帯電した像担持体を露光して静電潜像を形成する露光手段と、
前記像担持体に現像剤を担持した現像剤担持体を当接させて前記静電潜像を現像するものであって、前記像担持体に対して接離可能な単数または複数の現像手段と、
前記像担持体と前記現像剤担持体が離間状態から当接状態になる時の当接動作時における、又は前記像担持体と前記現像剤担持体が当接状態から離間状態になる時の離間動作時における該現像剤担持体の電位と前記帯電電位との電位差が、現像過程時における該現像剤担持体の電位と前記帯電電位との電位差よりも小さくなるように、該現像剤担持体に印加する電圧を制御する制御手段と、を備え
前記制御手段は、前記現像手段の使用量に応じて、前記像担持体と前記現像剤担持体との当接または離間動作時において該現像剤担持体に印加する電圧値を可変にすることを特徴とする。
【0024】
また、前記制御手段は、前記現像手段の使用量が多くなるにつれて、該現像剤担持体の電位と前記帯電電位との電位差が小さくなるように、前記像担持体と前記現像剤担持体との当接動作時または離間動作時において該現像剤担持体に印加する電圧値を可変にすることも好適である
【0025】
また、前記現像手段に収容されている現像剤の量を検出する現像剤量検出手段を備え、
前記現像手段の使用量は、該現像剤量検出手段の検出結果に基づことが好適である。
【0026】
また、消費された現像剤の量を検出する消費量検出手段を備え、
前記現像手段の使用量は、前記消費量検出手段の検出結果に基づことも好適である。
【0027】
本発明に係る画像形成装置の他の態様は、
像担持体を所定の帯電電位に帯電する帯電手段と、
前記帯電した像担持体を露光して静電潜像を形成する露光手段と、
前記像担持体に現像剤を担持した現像剤担持体を当接させて前記静電潜像を現像するものであって、前記像担持体に対して接離可能な単数または複数の現像手段と、
前記現像された像担持体上の画像が転写される被転写体と、
前記像担持体もしくは前記被転写体に形成された画像の濃度を検出する濃度検出手段と、
前記像担持体と前記現像剤担持体が離間状態から当接状態になる時の当接動作時における、又は前記像担持体と前記現像剤担持体が当接状態から離間状態になる時の離間動作時における前記現像剤担持体の電位と前記帯電電位との電位差が、現像過程時における前記現像剤担持体の電位と前記帯電電位との電位差よりも小さくなるように、該現像剤担持体に印加する電圧を制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記濃度検出手段の検出結果に基づいて、前記像担持体と前記現像剤
担持体との当接または離間動作時において該現像剤担持体に印加する電圧値を可変することを特徴とする
【0029】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0030】
従来例の画像形成装置においては、感光ドラムと現像ローラの接離時に現像バイアスを印加している。これは、主にトナーの機内飛散を防止するためにおこなっていた。また、その他の目的としては、帯電に不具合が発生した場合に、地かぶり(正規に帯電したトナーが非画像部に付着する)の発生を防止するものであった。
【0031】
即ち、従来の画像形成装置では感光ドラムと現像ローラの接離時に印加される電圧と、現像時に印加される電圧は同値であり、トナー消費量を最適化するためのものではない。
【0032】
カラー画像形成装置における現像時の電圧は、他色との色合いを合わせたり(カラーバランス)、必要な最大濃度を確保するように決定される。その結果、高温高湿環境においては現像コントラストが小さく、バックコントラストは大きくなる。ここで、現像コントラストとは、感光ドラム上の画像部に対応する部分の表面電位(露光部電位)と現像バイアスとの電位差であり、バックコントラストとは感光ドラム上の非画像部に対応する部分の表面電位(略帯電電位)と現像バイアスとの電位差である。
【0033】
しかし、高温高湿環境下においては前述のように摩擦帯電による電荷の保持がされにくいため、正規に帯電されたトナー中に未帯電のトナーや、反転トナーの存在が多くなる。その結果、感光ドラムと現像ローラの接離時には反転トナーが感光ドラム上に微少量ながら転移してしまうこととなり、トナー消費量を多くする結果となる。
【0034】
耐久後半になりトナー全体中に占める反転トナーの割合が増加した場合、接触現像においてはバックコントラストを大きくすると、反転かぶりが増大する傾向にある。しかし、現像過程中は、適正な画像濃度やカラーバランスを保つため適正な現像コントラストとバックコントラストを保つ必要がある。従って従来の画像形成装置では、トナー消費量を適正にすることは困難であった。
【0035】
本実施形態においては、感光ドラムとトナーを担持した現像ローラとの当接または離間動作時における現像ローラの電位が、現像過程時における現像ローラの電位と感光ドラムの帯電電位との間の値になるように、現像ローラに印加する電圧(現像バイアス)を制御する。これにより、耐久後半における反転トナーの感光ドラムへの転移を防止することで、画像形成に寄与しないトナーの消費を抑えることが可能となる。
【0036】
また、少なくとも上記現像ローラを備えた現像手段を含む画像形成プロセス手段をプロセスカートリッジとし、これを画像形成装置本体に着脱自在とすることにより、トナー補給や寿命を過ぎた現像器の交換等、諸々メンテナンス作業に係わる使用者の労力を軽減し、簡単な操作で安定した出力画像が得られる様になる。
【0037】
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について図1と図2により説明する。
【0038】
まず、図2により本実施形態のカラー画像形成装置について説明する。本実施形態のカラー画像形成装置は、像担持体の画像部にトナーを付着させて可視化する反転現像系であり、負帯電トナーを担持した現像剤担持体を像担持体に当接させて現像を行う一成分画像形成装置である。
【0039】
このカラー画像形成装置は、主に、像担持体である感光ドラム1、感光ドラム1を所定の帯電電位に帯電する帯電手段としての帯電ローラ2、帯電した感光ドラム1を露光して静電潜像を形成する露光手段としての露光器3、4つの現像手段である現像器4a,4b,4c,4dを支持する回転式現像装置5、および中間転写体6によって概略構成されている。
【0040】
回転式現像装置5は、4個の現像器4a〜4dの一つを支持体7の回転により現像位置に定置する方式である。回転式現像装置5は支持体回転軸7aを中心とする同一円周上に各現像器4a〜4dの現像用開口面を有している。
【0041】
現像器4a〜4dはトナーを感光ドラム1との接触部に搬送するための回転する現像剤担持体である現像ローラ10a,10b,10c,10dをそれぞれ有している。この現像ローラ10a〜10dは導電性芯金上に弾性体を成形したいわゆる弾性現像ローラである。また現像ローラ10a〜10dの周囲には、現像ローラ10a〜10d上に非磁性一成分トナーを塗布する矢印方向に回転する塗布ローラ11a,11b,11c,11d、現像ローラ10a〜10d上のトナーに所望の帯電量を与えトナー量を規制する規制ブレード12a,12b,12c,12dを備えている。
【0042】
また、現像ローラ10a〜10dへ電圧を印加する直流高圧電源13と、直流高圧電源13のオンオフや現像バイアス電圧の値や時間的変化を制御する制御手段としての制御装置14を有している。
【0043】
帯電バイアス電源15は、帯電ローラ2に所定の直流電圧を印加する手段である。感光ドラム1表面は、帯電ローラ2によって一様に帯電される。このときの帯電電位は、帯電バイアス電源15から印加された直流電圧値に略等しい。
【0044】
また、この回転式現像装置5は、現像時だけ現像器4a〜4dを加圧装置8で加圧することにより現像器4a〜4d内の現像ローラ10a〜10dと感光ドラム1を当接させる。一方、回転式現像装置5が回転している間や非現像時には加圧装置8の加圧動作を解除することにより現像器4a〜4d内の現像ローラ10a〜10dと感光ドラム1を離間する構成としている。
【0045】
感光ドラム1は矢印方向に回転され、帯電ローラ2にて一様に帯電され、その後露光器3によって感光ドラム1上に静電潜像が形成される。この潜像は、現像器4a〜4d内のカラー現像剤、例えばイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色に対応した潜像が形成される。
【0046】
詳しく述べると、まず1色目、例えばイエロー現像剤に対応する静電潜像を感光ドラム1上に形成し、イエロー現像剤の収容された現像器4aによって可視化した後、その可視画像を被転写体である中間転写体6に転写する。
【0047】
続いて感光ドラム1上の残留トナーをブレードなどのクリーニング装置9で清掃した後、2色目、例えばマゼンタ現像剤に対応する静電潜像を感光ドラム1上に形成し、マゼンタ現像剤の収容された現像器4bによって可視化した後、1色目のイエロー可視画像が転写された中間転写体6上に重ね転写する。
【0048】
上記動作を複数回行った後、中間転写体6上に複数層に重ねられた現像剤は転写材Pに転写され、定着装置16によって融解固着される。
【0049】
なお本実施形態では、潜像電位として非画像電位(帯電電位)Vd=−700V、画像部電位VL=−100V、現像過程において現像ローラ10aに印加する現像バイアス電圧Vdc2=−350Vとし、|Vd|>|Vdc2|>|VL|の関係が成立する。これにより、現像過程においては、ネガトナーは感光ドラム表面の画像部に相当するVL部分に現像される。
【0050】
ここで、本実施形態における動作態様を説明するため、時間変化を示す図1のタイミング図をも参照して更に詳しく述べる。
【0051】
まず時刻t10に回転式現像装置5を回転させ、1色目の潜像に対応する現像器4a、例えばイエロートナーが収納されている現像器4aを予め帯電ローラ2で均一に帯電した感光ドラム1に対向した位置に停止させる。
【0052】
この時点では、感光ドラム1と現像器4a内の現像ローラ10aとは十分に距離が離れており(具体的には例えば3mm程度)、現像ローラ10a上に付着しているトナーの一部がファンデルワールス力などで感光ドラム1へ付着することはない。
【0053】
この動作と同時に画像形成の準備回転のために感光ドラム1の回転駆動が開始され、帯電ローラ2には、感光ドラム1表面を一様に帯電すべく帯電バイアスがONされる。帯電バイアスは帯電バイアス電源15から供給され、感光ドラム1表面は帯電バイアス電源15から供給された直流電圧値に略帯電される。
【0054】
つぎに時刻t11に現像ローラ10aに現像バイアス電圧Vdc1を印加する。本実施形態においては、Vdc1=−450Vとした。この電圧が立ち上がった後の時刻t12に、現像器4aを加圧装置8で後方から加圧し、現像器4a内の現像ローラ10aを感光ドラム1に当接させる。そして時刻t13において、現像時における現像バイアスであるVdc2=−350Vを印加する。そして、時刻t14から露光器3からの露光信号による静電潜像が感光ドラム上に形成され、現像器4aのトナーにより顕像化される。即ち、時刻t14から後述する時刻t15までが現像過程に相当し、この時間の間に現像されたトナーが転写・定着過程を経て紙上に画像形成されることとなる。
【0055】
このように本実施形態では、現像過程時(t14〜t15の間)には適性な画像濃度およびカラーバランスを得る現像バイアス電圧Vdc2を現像ローラ10aに印加する。一方、感光ドラム1と現像ローラ10aの当接動作時(t11〜t13の間)には、現像過程時の現像バイアス電圧Vdc2よりもバックコントラストが低くなるような電圧Vdc1を印加する。
【0056】
すなわち、感光ドラム1と現像ローラ10aとの当接動作時における現像ローラ10aの電位が、現像過程時における現像ローラ10aの電位と帯電電位との間の値になるように、現像ローラ10aに印加する現像バイアス電圧を切り換えている。換言すれば、感光ドラム1と現像ローラ10aとの当接動作時における現像ローラ10aの電位と帯電電位との電位差が、現像過程時における現像ローラ10aの電位と帯電電位との電位差よりも小さくなるように、現像ローラ10aに印加する現像バイアス電圧を切り換えているということもできる。なお、かかる制御は、制御装置14が、直流高圧電源13の出力電圧を制御することにより行われている。
【0057】
これにより、当接動作時においては、現像ローラ10aから感光ドラム1へのトナーの転移を防止することが可能となる。この理由は以下の通りである。
【0058】
画像形成装置の耐久後半においては前述のとおりトナー全体中に占める反転トナーの割合が増加する。このとき、バックコントラストが大きい場合には、感光ドラム1と現像ローラ10a間の電界強度が大きいために、ネガトナー及び反転トナーの個々にかかる力Fは大きくなる。従って、反転トナーはトナー等の粉体が持つ凝集力、ファンデルワールス力、クーロン力等にうち勝って、ネガトナーは現像ローラ側へ、反転トナーは感光ドラム側へ転移することとなる。
【0059】
この状態は現像ローラが当接するときに当てはめると、図3に示すように現像ローラ10が感光ドラム1に近づいてくることになる。このとき、現像ローラ10上に担持されているトナーにとっては、除々に電界が大きくなるので、感光ドラム1と現像ローラ10の距離が狭くなるほどトナーに働く力は大きくなることとなる。
【0060】
バックコントラストが大きい場合には、感光ドラム1と現像ローラ10の距離が狭くなると反転トナーが当接近傍で感光ドラム1に転移する。このとき感光ドラム1は回転しているため、いったん感光ドラム1に付着したトナーを現像ローラ10側に回収することは困難である。上記動作は、フルカラー画像形成時には、プリント1枚毎に行われるため微少量のトナーの転移でも積もり積もってトナー消費量を増大させることとなる。
【0061】
しかし、バックコントラストが小さい場合は、反転トナーがトナー等の粉体が持つ凝集力、ファンデルワールス力、クーロン力等にうち勝てず、担持されているトナー層中から抜け出すことができないため、感光ドラム1と現像ローラ10の距離が狭くなっても反転トナーが当接近傍で感光ドラム1に転移することがない。その結果、現像に寄与しないトナーの消費を抑制することとなる。
【0062】
次に現像過程が終了(時刻t15)し、他色を現像過程に導くために現像過程が終了した現像ローラ10aを離間する動作を行う。
【0063】
離間動作においては、まず時刻t16にて離間用のバイアスVdc1=−450Vを現像ローラ10aに印加する。そして、バイアスが立ち上がった後の時刻t17にて現像器の加圧を解除することで現像器の離間を行う。
【0064】
現像ローラ10aの離間動作時においても当接動作時と同様にバックコントラストの小さいバイアスVdc1を印加することで、現像ローラ10aから感光ドラム1へのトナーの転移を制限することが可能となる。
【0065】
離間動作が終了し、時刻t18に離間用のバイアスVdc1がoffされると同時に2色目の潜像に対応する現像器4b、例えばマゼンタ(M)トナーが収納されている現像器4bを予め帯電ローラ2で均一に帯電した感光ドラム1に対向した位置に停止させる。以後の動作は上記イエロー現像器4aと同様である。
【0066】
以上述べたように、本実施形態では、感光ドラムと現像ローラとの当接動作時および離間動作時において、現像過程時に現像ローラに印加されるバイアスよりもバックコントラストが小さくなるようなバイアスを現像ローラに印加することとしたので、現像過程時には適正な画像濃度およびカラーバランスを保ったまま、現像に寄与しないトナーの消費を抑制することが可能となる。
【0067】
併せて、画像形成要素の内、比較的消耗の激しい、トナーを含む現像手段(現像器)を、画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにすることで、諸々のメンテナンス作業に係わる使用者の労力軽減を図ることができる。
【0068】
(第2の実施形態)
図4および図5には、本発明の第2の実施形態が示されている。上記第1の実施形態では、感光ドラム1と現像ローラ10a〜10dの当接動作時および離間動作時に現像ローラに印加するバイアスを、現像過程時のバイアスよりもバックコントラストが小さくなるように制御したが、本実施形態においては、さらに現像器のトナー残量に応じて現像ローラに印加するバイアスの値を可変する構成にしている。
【0069】
その他の構成および作用については第1の実施の形態と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0070】
図4に示すように、本実施形態の画像形成装置は、現像手段たる現像器4a〜4dに収容されているトナー(現像剤)の量を検出する現像剤量検出手段としての光学式残量検知手段17を備えている。
【0071】
光学式残量検知手段17は、発光素子17aと受光素子17bからなり、現像器4a〜4d中のトナー残量を検出する。具体的には、現像器4a〜4d中を発光素子17aから発せられた光が通過する仕組みとなっており、透過光の透過時間をカウントすることで、トナーの残量を検知する。なお、本実施形態では光学式の現像剤量検出手段を採用したが、これ以外にも現像剤の残量を検出可能な手段であれば種々のものを使用可能である。
【0072】
受光素子17bの出力信号は、光学式残量検知手段17の検出結果として制御装置(制御手段)19に入力される。制御装置19は、その信号に基づいて直流高圧電源18の出力値を制御し、現像ローラ10a〜10dに印加する電圧を可変する。
【0073】
制御装置19は、トナー残量に応じて、感光ドラム1と現像ローラ10a〜10dとの当接動作時または離間動作時において、その現像ローラ10a〜10dに印加するバイアスVdc3の値を決定する。
【0074】
図5は現像器のトナー残量に対するバイアスVdc3の制御値を示したものである。図5中、Vdは感光ドラム1の帯電電位であり、この電位に対して地かぶりのラインと反転かぶりのラインが決められる。ここで、「地かぶり」とは、正規の極性(本発明では負帯電)に帯電したトナーが非画像部に付着することをいい、地かぶりを防止するためには、バックコントラスト(|Vd−Vdc|)が大きくなるほどよい。また、「反転かぶり」とは、逆極性に帯電したトナーが非画像部に付着することをいい、反転かぶりを防止するためには、バックコントラスト(|Vd−Vdc|)が小さくなるほどよい。
【0075】
画像形成装置の耐久によりトナー残量が少なくなると、前述のようにトナー中に占める反転トナーの割合が増加することとなる。従って、感光ドラム1へ現像ローラ10a〜10dが接離する場合に、現像ローラ10a〜10dに印加されるバイアスVdc3を、トナー残量によって図5のように制御することで、耐久後半においても、接離時に感光ドラム1へ転移するトナー量を低減することが可能となる。
【0076】
本実施形態では、非画像電位(帯電電位)Vd=−700V、画像部電位VL=−100V、現像ローラの接離時における現像ローラ10に印加する現像バイアス電圧Vdc3=−400V(初期)〜−500V(トナーなし)として制御を行った。現像過程時は、第1の実施形態と同様の現像バイアスを用いた。
【0077】
すなわち、制御装置19は、感光ドラムと現像ローラとの当接または離間動作時における現像ローラの電位が、現像過程時における現像ローラの電位と帯電電位との間の値になるように、現像ローラに印加するバイアスVdc3を制御するとともに、現像器のトナー残量が少なくなるほどバックコントラストが小さくなるようにバイアスVdc3の値を可変している。
【0078】
この構成により、上記第1の実施形態と同様の作用効果に加えて、さらに耐久後半における反転トナーの感光ドラムへの転移を防止することができるので、トナー消費の一層の低減を図ることができる。
【0079】
なお、本実施形態では、現像器に収容されているトナーの量を検出する手段を設けたが、その代わりに、消費されたトナー(現像剤)の量を検出する消費量検出手段を設け、その結果に基づいて現像ローラに印加するバイアスを可変する構成にしても同様の効果を奏することができる。消費量検出手段としては、たとえば、画像形成される画素数を積算する、いわゆるピクセルカウント数に基づいてトナー消費量を計算する手段などを採用することができる。
【0080】
(第3の実施形態)
図6〜図8には、本発明の第3の実施形態が示されている。上記第2の実施形態では、トナー残量に基づいて、かぶりが発生しないと見込まれるバイアス値を推定しているが、本実施形態では、感光ドラムに形成した画像濃度を検出することによって、実際にかぶりが発生しているかどうかを調べ、その結果に基づいて当接動作時および離間動作時の現像ローラに印加するバイアスを制御する。
【0081】
その他の構成および作用については上記実施形態と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0082】
図6に示すように、本実施形態の画像形成装置は、画像濃度検出手段20を備えている。画像濃度検出手段20は、感光ドラム1上の現像剤画像(可視画像)が転写される被転写体としての中間転写体6上に形成(転写)された画像の濃度を検出する。具体的には、画像濃度検出手段20は、発光素子20aと受光素子20bとを備えてなり、発光素子20aから画像に照射した光の反射光量を受光素子20bで検出している。
【0083】
なお、本実施形態では中間転写体6上の画像の濃度を検出する構成としているが、画像濃度検出手段で感光ドラム1上の画像の濃度を検出するようにしても構わない。また、画像の濃度を検出可能な手段であれば種々のものを使用可能である。
【0084】
受光素子20bの出力信号は、画像濃度検出手段20の検出結果として制御装置19に入力される。制御装置19は、その信号に基づいて直流高圧電源18の出力値を制御し、現像ローラ10a〜10dに印加する電圧を可変する。
【0085】
この制御方法について、図7を用いて詳しく説明する。
【0086】
画像濃度を検出する際には、まず、所定のパッチパターン画像を形成する。パッチパターンとは、画像濃度を検出するための特別のパターンであり、画像形成装置の構成等に応じて種々のパターンを採用できる。ここでは説明をわかりやすくするため、図7(b)に示すような正方形のベタ黒のパッチパターンを用いることとする。
【0087】
所定の時間間隔をあけて、複数(本実施形態では4つ)のベタ黒の静電潜像を感光ドラム1上に形成し、それぞれのパッチパターンを現像器によって現像する。ただし、このときの現像バイアスVdcを図7(a)に示すように段階的に変化させる(W〜Z)。ここで、Wは現像コントラストが最も大きく(バックコントラストが最も小さい)、Zが現像コントラストが最も小さい(バックコントラストが最も大きい)設定である。
【0088】
その結果、パッチパターンのそれぞれの濃度はWが高く、Zが低くなる。このときの濃度の関係を示したのが図7(c)である。ここで、一点鎖線はパッチパターンのない部分(以下、下地部)の濃度で、トナーがない場合の濃度(以下、下地濃度)である。
【0089】
適正な現像バイアスVdcを選んだ場合には図7(c)に示すようにパッチパターン部の濃度は適正に検出され、下地部では下地濃度が検出される。
【0090】
しかし、耐久後半になって、全トナー中に占める反転トナーの割合が多くなった場合、図7(d)に示すように矢印Gの部分(バックコントラストが大:Vdc=Z)に反転かぶりが発生する。その結果、矢印Gの部分の下地部には下地濃度以上の濃度が検出されることとなる。
【0091】
一方、反転かぶりを防止するために、バックコントラストを小さくすると、Vdc=Wに相当する部分の下地部が下地濃度以上の濃度が検出されることとなる。
【0092】
その結果、感光ドラム1と現像ローラの接離時における現像ローラへ供給するバイアスとしての適正値はVdc=X〜Yの範囲ならば地かぶり及び反転かぶりが発生しないこととなる。
【0093】
従って、画像濃度を検出する時に、同時に下地部に相当する部分の濃度を検知し、その結果から適正な現像ローラの接離時のバイアスを決定することで、感光ドラムへのトナー転移を防止し、画像形成に寄与しないトナー消費量を最小限に抑えることが可能となる。
【0094】
特に、本実施形態で用いた方法によれば、使用環境が高温高湿環境になった場合においても、かぶりが発生するか否かを濃度によって判断できるため、かぶりが発生しないバイアスを正確に判断可能となる。
【0095】
なお、上記各実施形態においては、負極性の反転現像系を例に説明したが、正規現像系および正極性の反転現像系においても、本発明を適用することによって、かぶり現象がなく、トナー飛散のない画像形成を行うことが可能である。また、上記各実施形態においては、非磁性トナーを用いた多色現像について説明したが、磁性トナーを用いても同様の効果を得ることができる。
【0096】
更に、上記各実施形態にて示した回転式現像装置は現像器の向きが常時一定(感光ドラムと対向したときと同じ向き)であったが、感光ドラムと対向しない位置での現像器の向きについては特に限定するものではない。
【0097】
(比較例)
上記各実施形態の画像形成装置の奏する効果について、比較例との対比において検証したので説明する。
【0098】
ここでは、比較例として、感光ドラムの接離時のバイアスと現像過程時のバイアスを同じ値にした画像形成装置を用いた。
【0099】
各実施形態の画像形成装置および比較例の画像形成装置について、高温高湿環境で約4000枚、所定印字率のパターンを出力するテストを行い、その過程におけるそれぞれのトナー消費量の推移を調べた。トナー消費量の検出については、現像器の重さを量ることでおこなった。
【0100】
その結果を図8のグラフに示す。グラフの横軸は耐久枚数(出力枚数)を示し、縦軸は1000枚あたりのトナー消費量を示している。
【0101】
このグラフからわかるように、比較例Aでは、耐久後半においてトナー消費量が増加する傾向にある。これは、反転トナーの割合が増加し、感光ドラムと現像ローラの接離時に感光ドラムに転移してしまうトナーが増加することに起因している。
【0102】
一方、各実施形態B,C,Dでは、耐久枚数によらずトナー消費量は一定の値を保っていることがわかる。すなわち、本発明を適用することで、現像ローラが感光ドラムに当接または離間する場合のトナーの転移を防止し、画像形成に寄与しないトナーの消費を抑えることが可能となったといえる。
【0103】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、像担持体と現像剤担持体とが接離可能な接触現像系において、耐久後半における現像剤消費量の増大を防ぐことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る現像バイアスの制御を説明するためのタイミング図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るカラー画像形成装置を示す概略構成図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る現像ローラの当接動作時を説明するための図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係るカラー画像形成装置を示す概略構成図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る当接または離間動作時の現像バイアスを示す電位図である。
【図6】本発明の第3の実施形態に係るカラー画像形成装置を示す概略構成図である。
【図7】本発明の第3の実施形態に係る画像濃度の検知および現像バイアスの制御を説明するための模式図である。
【図8】本発明の第1乃至第3の実施形態及び比較例に係る画像形成装置におけるトナー消費量の推移を示すグラフ図である。
【図9】従来例に係るカラー画像形成装置を示す概略構成図である。
【図10】従来例に係る回転式現像器を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム(像担持体)
2 帯電ローラ(帯電手段)
3 露光器(露光手段)
4a,4b,4c,4d 現像器(現像手段)
5 回転式現像装置
6 中間転写体(被転写体)
7 支持体
7a 支持体回転軸
8 加圧装置
9 クリーニング装置
10,10a,10b,10c,10d 現像ローラ(現像剤担持体)
11a,11b,11c,11d 塗布ローラ
12a,12b,12c,12d 規制ブレード
13 直流高圧電源
14 制御装置(制御手段)
15 帯電バイアス電源
16 定着装置
17 光学式残量検知手段(現像剤量検出手段)
17a 発光素子
17b 受光素子
18 直流高圧電源
19 制御装置(制御手段)
20 画像濃度検出手段(濃度検出手段)
20a 発光素子
20b 受光素子
P 転写材

Claims (5)

  1. 像担持体を所定の帯電電位に帯電する帯電手段と、
    前記帯電した像担持体を露光して静電潜像を形成する露光手段と、
    前記像担持体に現像剤を担持した現像剤担持体を当接させて前記静電潜像を現像するものであって、前記像担持体に対して接離可能な単数または複数の現像手段と、
    前記像担持体と前記現像剤担持体が離間状態から当接状態になる時の当接動作時における、又は前記像担持体と前記現像剤担持体が当接状態から離間状態になる時の離間動作時における該現像剤担持体の電位と前記帯電電位との電位差が、現像過程時における該現像剤担持体の電位と前記帯電電位との電位差よりも小さくなるように、該現像剤担持体に印加する電圧を制御する制御手段と、を備え
    前記制御手段は、前記現像手段の使用量に応じて、前記像担持体と前記現像剤担持体との当接または離間動作時において該現像剤担持体に印加する電圧値を可変にすることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記現像手段の使用量が多くなるにつれて、該現像剤担持体の電位と前記帯電電位との電位差が小さくなるように、前記像担持体と前記現像剤担持体との当接動作時または離間動作時において該現像剤担持体に印加する電圧値を可変にすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記現像手段に収容されている現像剤の量を検出する現像剤量検出手段を備え、
    前記現像手段の使用量は、該現像剤量検出手段の検出結果に基づことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 消費された現像剤の量を検出する消費量検出手段を備え、
    前記現像手段の使用量は、前記消費量検出手段の検出結果に基づことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  5. 像担持体を所定の帯電電位に帯電する帯電手段と、
    前記帯電した像担持体を露光して静電潜像を形成する露光手段と、
    前記像担持体に現像剤を担持した現像剤担持体を当接させて前記静電潜像を現像するものであって、前記像担持体に対して接離可能な単数または複数の現像手段と、
    前記現像された像担持体上の画像が転写される被転写体と、
    前記像担持体もしくは前記被転写体に形成された画像の濃度を検出する濃度検出手段と、
    前記像担持体と前記現像剤担持体が離間状態から当接状態になる時の当接動作時における、又は前記像担持体と前記現像剤担持体が当接状態から離間状態になる時の離間動作時における前記現像剤担持体の電位と前記帯電電位との電位差が、現像過程時における前記現像剤担持体の電位と前記帯電電位との電位差よりも小さくなるように、該現像剤担持体に印加する電圧を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記濃度検出手段の検出結果に基づいて、前記像担持体と前記現像剤担持体との当接または離間動作時において該現像剤担持体に印加する電圧値を可変することを特徴とする画像形成装置。
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