JP3768775B2 - バックアップ装置及びバックアップ方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、遠隔に配置された分散システムのバックアップシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図13は例えば、特開平11−39273に示された遠隔システムのバックアップ方式であり、図において、5は通常業務を行う本番稼動コンピュータ、6はバックアップ用コンピュータである。本番稼動コンピュータは、オンライン処理部50、ファイル送信制御部51、バックアップ対象ファイル8、及びジャーナルファイル9で構成される。バックアップコンピュータはファイル受信制御部60、データ復旧処理部61、バックアップ対象ファイル100、及び受信用ジャーナルファイル110から構成される。本番稼動コンピュータとバックアップ用コンピュータはバックアップ用回線7で相互に接続されている。また、端末130が本番用回線71とバックアップ用回線72を用いてそれぞれのコンピュータに接続されている。
【0003】
次に動作について説明する。バックアップコンピュータはバックアップ対象のファイルの更新イメージ履歴をジャーナルファイルに格納している。本番稼動コンピュータが、障害により使用不可能な状態になったとき、バックアップコンピュータは、ジャーナルファイルを元にファイルを復元し、本番稼動コンピュータのバックアップとして業務の継続を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のバックアップシステムは、一台の本番業務用コンピュータに対して、一台のバックアップ用コンピュータを用意する必要があり、大規模システムのバックアップを行う場合は、同規模のバックアップシステムを用意しなければないという問題点があった。
【0005】
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、広域に分散した複数の遠隔システムを単一のシステムでバックアップし、連続したデータ処理を実現させることでシステム全体の信頼性向上を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
障害が発生した情報処理システムのバックアップを行うバックアップ装置において、
情報処理システムにおける障害の発生を検出する障害検出機構と、
前記障害検出機構により障害の発生が検出された障害発生情報処理システムと同じシステム構成を有するバックアップシステムを構成するバックアップシステム構成機構とを有することを特徴とする。
【0007】
前記バックアップ装置は、更に、
前記バックアップシステムを構成するリソースである構成リソースを保有するリソースプールと、
前記バックアップシステム構成機構が前記障害発生情報処理システムと同じシステム構成を有するバックアップシステムを構成するために必要な前記構成リソースを、前記リソースプールに保有された前記構成リソースから選出し、選出された前記構成リソースを前記バックアップシステムに割り当てるリソース管理機構とを有し、
前記バックアップシステム構成機構は、前記リソース管理機構により割り当てられた前記構成リソースを用いて前記バックアップシステムを構成することを特徴とする。
【0008】
前記バックアップ装置は、更に、
前記情報処理システムのシステム構成を示す情報処理システム構成情報を保有する情報処理システム構成情報機構を有し、
前記リソース管理機構は、前記情報処理システム構成情報機構が保有する前記情報処理システム構成情報に基づいて前記構成リソースを選出し、選出された前記構成リソースを前記バックアップシステムに割り当てることを特徴とする。
【0009】
前記バックアップ装置は、複数の前記障害発生情報処理システムのバックアップを行い、
前記リソース管理機構は、前記障害発生情報処理システムごとに前記構成リソースを選出し、選出された前記構成リソースを前記障害発生情報処理システムごとに前記バックアップシステムに割り当て、
前記バックアップシステム構成機構は、前記リソース管理機構により前記障害発生情報処理システムごとに割り当てられた前記構成リソースを用いて前記障害発生情報処理システムごとに複数のバックアップシステムを構成することを特徴とする。
【0010】
前記バックアップシステム構成機構により構成された複数のバックアップシステムは、前記リソースプールが保有する前記構成リソースを共用する仮想計算機システムであることを特徴とする。
【0011】
前記バックアップ装置は、更に、
バックアップの優先度を前記情報処理システムごとに設定する優先度設定機構を有し、
前記リソース管理機構は、前記情報処理システムごとに設定された前記優先度に基づき、前記構成リソースの選出及び選出された前記構成リソースの割り当てを行う情報処理システムを決定することを特徴とする。
【0012】
前記情報処理システム障害検出機構は、障害検出の基準である障害検出基準を前記情報処理システムごとに設定していることを特徴とする。
【0013】
前記バックアップ装置は、更に、
前記障害発生情報処理システムが保有する情報処理システム保有データを前記障害発生情報処理システムから取得し、前記障害発生情報処理システムから取得した前記情報処理システム保有データを前記バックアップシステムに送出するデータ管理機構を有し、
前記バックアップシステムは、前記データ管理機構より取得した前記情報処理システム保有データを用いて、前記障害発生情報処理システムのバックアップを行うことを特徴とする。
【0014】
前記情報処理システムには前記情報処理システムと通信を行う端末を有しており、
前記バックアップ装置は、更に、前記端末の通信先を前記情報処理システムから前記バックアップ装置に切り替える制御システム切り替え機構を有することを特徴とする。
【0015】
前記情報処理システム障害検出機構は、更に、前記情報処理システムが障害から復旧をしたことを検出することを特徴とする。
【0016】
前記データ管理機構は、前記バックアップシステムが保有するバックアップシステム保有データを前記バックアップシステムから取得し、前記バックアップシステムから取得した前記バックアップシステム保有データを障害から復旧した前記情報処理システムに送出することを特徴とする。
【0017】
前記バックアップ装置は、更に、前記バックアップシステムの動作を停止させるバックアップシステム停止機構を有し、
前記リソース管理機構は、前記バックアップシステム停止機構により動作を停止したバックアップシステムに割り当てられた前記構成リソースの割り当てを開放することを特徴とする。
【0018】
前記バックアップシステム停止機構は、第一の情報処理システムのバックアップを行っている第一のバックアップシステムの動作を停止させ、
前記リソース管理機構は、前記バックアップシステム停止機構により動作を停止した前記第一のバックアップシステムに割り当てられた前記構成リソースの割り当てを開放し、前記構成リソースの割り当てが開放された後に、第二の情報処理システムと同じシステム構成を有する第二のバックアップシステムを構成するのに必要な前記構成リソースを前記リソースプールに保有された前記構成リソースから選出し、選出された前記構成リソースを前記第二のバックアップシステムに割り当て、
前記バックアップシステム構成機構は、前記リソース管理機構により割り当てられた前記構成リソースを用いて前記第二のバックアップシステムを構成することを特徴とする。
【0019】
前記バックアップ装置は、更に、
バックアップの優先度を前記情報処理システムごとに設定する優先度設定機構を有し、
前記リソース管理機構は、前記優先度設定機構により設定された前記第一の情報処理システムの優先度と前記第二の情報処理システムの優先度とを比較し、
前記リソース管理機構により前記第二の情報処理システムの優先度が前記第一の情報処理システムの優先度よりも高いと判断された場合に、
前記バックアップシステム停止機構は、前記第一のバックアップシステムの動作を停止させ、
前記リソース管理機構は、前記バックアップシステム停止機構により動作を停止した前記第一のバックアップシステムに割り当てられた前記構成リソースの割り当てを開放し、前記構成リソースの割り当てが開放された後に、第二の情報処理システムと同じシステム構成を有する第二のバックアップシステムを構成するのに必要な前記構成リソースを前記リソースプールに保有された前記構成リソースから選出し、選出された前記構成リソースを前記第二のバックアップシステムに割り当て、
前記バックアップシステム構成機構は、前記リソース管理機構により割り当てられた前記構成リソースを用いて前記第二のバックアップシステムを構成することを特徴とする。
【0020】
前記バックアップ装置は、更に、
前記バックアップシステムの構成リソースを示すバックアップシステム構成リソース情報と前記バックアップシステムの保有するバックアップシステム保有データとを退避させる退避領域と、
前記バックアップシステム構成リソース情報と前記バックアップシステム保有データとを前記退避領域に退避させるバックアップシステム情報退避機構とを有することを特徴とする。
【0021】
前記バックアップ装置は、更に、
バックアップの優先度を前記情報処理システムごとに設定する優先度設定機構を有し、
前記リソース管理機構は、前記優先度設定機構により設定された第一の情報処理システムの優先度と第二の情報処理システムの優先度を比較し、
前記リソース管理機構により前記第二の情報処理システムの優先度が前記第一の情報処理システムの優先度よりも高いと判断された場合に、
前記バックアップシステム情報退避機構は、前記第一の情報処理システムをバックアップする第一のバックアップシステムの前記バックアップシステム構成リソース情報と前記バックアップシステム保有データとを前記退避領域に退避させ、
前記バックアップシステム停止機構は、前記第一のバックアップシステムの動作を停止させることを特徴とする。
【0022】
前記リソース管理機構は、前記バックアップシステム退避機構により前記退避領域に退避された前記バックアップシステム構成リソース情報に基づき、前記バックアップシステムを構成する構成リソースを選出し、選出した前記構成リソースを前記バックアップシステムに割り当て、
前記バックアップシステム構成機構は、前記リソース管理機構により割り当てられた前記構成リソースを用いて前記バックアップシステムを構成し、
前記バックアップシステム構成機構により構成された前記バックアップシステムは、前記バックアップシステム退避機構により前記退避領域に退避された前記バックアップシステム保有データを用いて、前記障害発生情報処理システムのバックアップを行うことを特徴とする。
【0023】
障害が発生した情報処理システムのバックアップを行うバックアップ方法において、
情報処理システムにおける障害の発生を検出する障害検出ステップと、
前記障害検出ステップにより障害の発生が検出された障害発生情報処理システムと同じシステム構成を有するバックアップシステムを構成するバックアップシステム構成ステップと、
前記バックアップシステムを構成するリソースである構成リソースを保有するリソースプールと、
前記バックアップシステム構成ステップが前記障害発生情報処理システムと同じシステム構成を有するバックアップシステムを構成するために必要な前記構成リソースを、前記リソースプールに保有された前記構成リソースから選出し、選出された前記構成リソースを前記バックアップシステムに割り当てるリソース管理ステップとを有し、
前記バックアップシステム構成ステップは、前記リソース管理ステップにより割り当てられた前記構成リソースを用いて前記バックアップシステムを構成することを特徴とする。
【0024】
前記バックアップ方法は、複数の前記障害発生情報処理システムのバックアップを行い、
前記リソース管理ステップは、前記障害発生情報処理システムごとに前記構成リソースを選出し、選出された前記構成リソースを前記障害発生情報処理システムごとに前記バックアップシステムに割り当て、
前記バックアップシステム構成ステップは、前記リソース管理ステップにより前記障害発生情報処理システムごとに割り当てられた前記構成リソースを用いて前記障害発生情報処理システムごとに複数のバックアップシステムを構成することを特徴とする。
【0025】
前記バックアップ方法は、更に、
前記バックアップシステムの動作を停止させるバックアップシステム停止ステップと、
前記バックアップシステム停止ステップにより動作を停止したバックアップシステムに割り当てられた前記構成リソースの割り当てを開放するリソース開放ステップと、
バックアップの優先度を前記情報処理システムごとに設定する優先度設定ステップを有し、
前記リソース管理ステップは、前記優先度設定ステップにより設定された前記第一の情報処理システムの優先度と前記第二の情報処理システムの優先度とを比較し、
前記リソース管理ステップにより前記第二の情報処理システムの優先度が前記第一の情報処理システムの優先度よりも高いと判断された場合に、
前記バックアップシステム停止ステップは、前記第一のバックアップシステムの動作を停止させ、
前記リソース開放ステップは、前記バックアップシステム停止ステップにより動作を停止した前記第一のバックアップシステムに割り当てられた前記構成リソースの割り当てを開放し、
前記リソース管理ステップは、前記リソース開放ステップにより前記構成リソースの割り当てが開放された後に、第二の情報処理システムと同じシステム構成を有する第二のバックアップシステムを構成するのに必要な前記構成リソースを前記リソースプールに保有された前記構成リソースから選出し、選出された前記構成リソースを前記第二のバックアップシステムに割り当て、
前記バックアップシステム構成ステップは、前記リソース管理ステップにより割り当てられた前記構成リソースを用いて前記第二のバックアップシステムを構成することを特徴とする。
【0026】
前記バックアップ方法は、更に、
バックアップの優先度を前記情報処理システムごとに設定する優先度設定ステップと、
前記バックアップシステムの構成リソースを示すバックアップシステム構成リソース情報と前記バックアップシステムの保有するバックアップシステム保有データとを退避させる退避領域に、前記バックアップシステム構成リソース情報と前記バックアップシステム保有データを退避させるバックアップシステム情報退避ステップとを有し、
前記リソース管理ステップは、前記優先度設定ステップにより設定された第一の情報処理システムの優先度と第二の情報処理システムの優先度を比較し、
前記リソース管理ステップにより前記第二の情報処理システムの優先度が前記第一の情報処理システムの優先度よりも高いと判断された場合に、
前記バックアップシステム情報退避ステップは、前記第一のバックアップシステムの前記バックアップシステム構成リソース情報と前記バックアップシステム保有データとを前記退避領域に退避させることを特徴とする。
【0027】
前記リソース管理ステップは、前記バックアップシステム退避ステップにより前記退避領域に退避された前記バックアップシステム構成リソース情報に基づき、前記バックアップシステムを構成する構成リソースを選出し、選出した前記構成リソースを前記バックアップシステムに割り当て、
前記バックアップシステム構成ステップは、前記リソース管理ステップにより割り当てられた前記構成リソースを用いて前記バックアップシステムを構成し、
前記バックアップシステム構成ステップにより構成された前記バックアップシステムは、前記バックアップシステム退避ステップにより前記退避領域に退避された前記バックアップシステム保有データを用いて、前記障害発生情報処理システムのバックアップを行うことを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における大規模分散システムの構成図である。
図において、1は、障害発生時にバックアップを行うバックアップ装置であり、管理ノード11及び仮想ノード12から構成される。2は、遠隔地に存在する情報処理システムである遠隔システムであり、通常はこの遠隔システムがクライアント3との間でデータ処理を行っている。図1においては、2a〜2nの複数の遠隔システムが存在している。3は、広域ネットワークに適用され、遠隔システムとの間でデータの送受を行うクライアントである。4は、バックアップ装置1、遠隔システム2、及びクライアントが接続された広域ネットワークである。
図2は、バックアップ装置1の構成を示す図である。
図において、11は、管理ノードであり、バックアップ装置における種々の機構を管理・制御している。例えば、仮想リソースプール111の管理、遠隔システム構成情報プール112において遠隔システムのシステム構成情報の蓄積等である。
12は、仮想ノードであり、バックアップシステムを構成する構成リソースたる仮想リソースを組み合わせて仮想的なバックアップシステムを構成するための領域である。即ち、複数のバックアップシステムが仮想リソースを共用する仮想計算機システムを構成するための領域である。
仮想リソースプール112は、計算機を構成する単位ごとにまとめられた、仮想リソース111a〜111oから構成される。仮想リソースとしては、CPU、メモリ、ディスク、ネットワークといった計算機を構成する全ての要素が含まれ、例えばCPUは111a、メモリは111bという形で管理されている。
遠隔システム構成情報プール113は、各遠隔システム2a〜2nのシステム構成を示した複数の遠隔システム構成情報112a〜112nから構成される。この遠隔システム構成情報は、各遠隔システムと同様な仮想バックアップシステム(以下、仮想システムという)を構築するために必要なリソースが記述されている。
遠隔システム障害検出機構113は、各遠隔システムに配置されたシステム状態通知デーモン(図示せず)と通信し、遠隔システムの障害の検出を行う。
定義ファイル114は、遠隔システム障害検出機構113による障害検出に関する情報を定義している。例えば、障害検出のための監視間隔等が定義されている。
仮想リソース管理機構115は、仮想リソーステーブル115a〜115oを管理している。仮想リソーステーブルは仮想リソースの種類ごと(CPU、メモリ等ごと)に用意され、仮想リソース名とそのリソースの状態を保持している。
バックアップシステム構成機構たる仮想システム構成機構116は、仮想リソース111a〜111oを用いて仮想システムを構築する。
仮想データ管理機構118は、一定間隔で遠隔システムの保有するデータ(情報処理システム保有データ)を各遠隔システムから取得・更新し、格納領域118a〜118nに蓄積する。
仮想システム起動機構119は、仮想システム構成機構116により構築された仮想システムを起動させる。
制御システム切り替え機構120は、障害が発生した際に、クライアントに対して接続先をバックアップ装置に変更するよう通知する。
仮想システム停止機構121は、遠隔システムの障害が復旧した場合に、仮想システムを停止させる。
【0029】
次に、図3及び図4を参照してバックアップ装置の動作について説明する。図3及び図4は本実施の形態に係るバックアップ装置の処理を示すフローチャートである。
本発明は、図3に示す障害検出及び仮想システム起動段階(S1〜S11)と、図4に示す障害復旧処理段階(S12〜S18)に分かれる。
最初に、障害検出及び仮想システム起動段階における動作を以下にて説明する。
遠隔システム障害検出機構は、所定の監視間隔に従って、定期的に遠隔システム2a〜2n上のシステム状態通知デーモンと通信を行っている(S1)。ここで、所定の監視間隔とは、定義ファイル14に定義された監視間隔である。つまり、遠隔システム障害検出機構は、定義ファイルの監視間隔に基づき、システム状態通知デーモンと通信し状態を取得する。
図6は定義ファイルの内容を示したものであり、監視間隔の他、遠隔システムの名前、遠隔システム内で監視するリソース(監視対象)、システムの状態が定義されている。監視対象は、監視する遠隔システムごとに異なった内容とすることができる。図6においては、システムaに対してはCPUとネットワークが監視対象となっており、システムnに対しては全部が監視対象となっている。つまり、システムaにおいては、CPU又はネットワーク以外の要素で障害が発生してもCPU又はネットワークで障害が発生しない限り、遠隔システム障害検出機構は、システムaに障害が発生したとは判断しない。一方、システムnにおいては、いかなる要素であっても障害が発生していれば、遠隔システム障害検出機構はシステムnにおいて障害が発生していると判断する。このような構成とするのは、遠隔システムごとに用途やシステム構成が異なっているため、遠隔システムの特性に合わせて個別的にバックアップ処理を行えるようにするためである。
遠隔システム障害検出機構は、このようにシステムごとに個別に定義された定義ファイルの内容に従って、システム状態通知デーモンと通信し、遠隔システムに障害が発生した場合(S2)は、障害を検出し(S3)、定義ファイル内にあるシステムの状態の項に障害内容を登録する(S4)。図6においては、遠隔システム2a及び2bにおいてCPU異常が検出されたことが示されている。
遠隔システム2a及び2bにおける障害を検出した遠隔システム障害検出機構はクライアント3a〜3mに対し遠隔システムaにおいて障害が発生した旨の通知を行う(S5)。
【0030】
次に、仮想システム構成機構は、遠隔システム障害検出機構113が障害を検出した遠隔システムaに対応する遠隔システム構成情報112aを、遠隔システム構成情報プール112から選出する(S6)。遠隔システム構成情報は、各遠隔システムがどのようなシステム構成となっているかを示す情報である。即ち、各システムのCPUの数、CPUの性能、メモリの性能等のシステム構成情報である。この遠隔システム構成情報を参照することにより、障害が発生した遠隔システムaと同様の構成の仮想システムを構成することができる。
仮想システム構成機構により選出された遠隔システム構成情報は、仮想リソース管理機構115に渡される。仮想リソース管理機構は、入手した遠隔システム構成情報に従って、障害が発生した遠隔システムaをバックアップするのに必要な仮想リソースを確保する(S7)。
仮想リソース管理機構は、仮想リソーステーブル115a〜115oを持っている。仮想リソーステーブルは仮想リソースの種類ごとに用意され、図7はCPUリソースに関する仮想リソーステーブルを示している。仮想リソーステーブルは、仮想リソース名とそのリソースの状態を保持している。
図7においては、CPUリソースは、CPU−1〜CPU−nまでのn個のCPUを仮想的に稼働させることが可能であることを示している。このように仮想リソースを複数の仮想システムで共有することが可能であり、このため本バックアップ装置では、1台のバックアップ装置で複数の遠隔システムのバックアップをすることを可能としている。仮想リソースの共有形態として、例えば時分割方式が考えられるが、その他の形態によることも可能である。
また、図7はCPU−1が”使用中”であることを示している。仮想リソース管理機構は、仮想リソースを確保する際に、各リソースごとの仮想リソーステーブルを参照し、リソースの状態が”使用中”でないものの中から選出を行い、選出したリソースの状態を"使用中"にする。このように、仮想リソース管理機構は、使用中の仮想リソースを選出対象から除外するため、常に未使用の仮想リソースを選出することができる。
【0031】
仮想リソース管理機構115により仮想リソースが確保された後に、仮想システム構成機構は、確保された仮想リソースを用いて、仮想ノード12上に仮想システム12a〜12nを構築する(S8)。
この仮想システム12a〜12nは、障害が発生した遠隔システム2a〜2nをバックアップするシステムである。このように、仮想システム構成機構は、障害が発生した遠隔システムと同じリソース構成を持つ仮想システムを、仮想ノード上に構築することができる。図6に示す場合では、遠隔システム2a及び2bと同様なシステム構成を有する仮想システム12a及び12bが構築される。
このように、本バックアップ装置では、1台のバックアップ装置で複数の遠隔システムのバックアップを同時にすることを可能としている。
【0032】
遠隔システム障害検出機構113が遠隔システムの障害を検出し、仮想システム構成機構116が仮想ノード12上に仮想システム12a〜12nを構築した時点(S8)で、仮想データ管理機構118の格納領域118a〜118nに蓄積したデータを仮想システムに渡す(S9)。
仮想データ管理機構の格納領域118a〜118nは、遠隔システムのデータを蓄積するための領域である仮想データ管理機構は、一定の間隔で各遠隔システムのデータ受信し、格納領域に蓄積している。そして、障害が発生した際には、この格納領域で蓄積した各遠隔システムごとのデータを仮想システムに渡すことにより、障害が発生した遠隔システムのデータを復元することができる。これにより、仮想ノード上に構築された仮想システムは、対応する遠隔システムの、障害が発生する直前の状態を再現することが可能となり、連続したデータ処理を実現することができる。
【0033】
遠隔システム障害検出機構113が障害を検出し、仮想システム構成機構116が仮想ノード12上に仮想システム12a〜12nを構築し、仮想データ管理機構118が仮想システムにデータを渡した後、仮想システム起動機構によって仮想システムが起動される(S10)。
これにより、仮想ノード上に構築された仮想システムは、障害が発生した遠隔システムが行っていた処理を引き継ぎ、処理を継続させることが可能となり、連続したデータ処理を実現することができる。
【0034】
次に、管理ノードの制御システム切り替え機構が、仮想ノード12上に構築された仮想システム12a〜12nが正常に起動した後、障害が発生した遠隔システムに接続していたクライアントの接続先を、仮想システムに切りかえる(S11)。
制御システム切り替え機構は、クライアントに対して接続先を変更するように通知を行う。クライアントは制御システム切り替え機構から受けた通知に従い、接続先を仮想システムに切り替える。
これにより、クライアントは障害が発生した遠隔システムから、仮想システムへ接続先を切りかえることが可能となり、連続したデータ処理を実現することができる。
【0035】
このようにして、バックアップ装置1の仮想ノード上の仮想システム12a〜12nとクライアントとの間の通信が確立され、遠隔システム2aの障害が復旧するまでの間、仮想システム12a〜12nとクライアントとの間でデータ処理が実行されることになる。
【0036】
本バックアップ装置は、以上のような構成をとっているため、障害が発生した遠隔システムと同様な構成を持つ仮想システムを構築することができ、データ処理の連続性が担保される。また、仮想リソースを複数の仮想システムで共有することができるので、単一のバックアップ装置で複数の遠隔システムのバックアップが同時に行える。
【0037】
次に、遠隔システム2a〜2nが障害から復旧した際にバックアップ装置が行う処理である障害復旧処理段階(S12〜S18)について、図4を参照しながら説明する。
【0038】
遠隔システム2a〜2nが障害から復旧した場合に(S12)、遠隔システム障害検出機構113は、障害が復旧した旨の検出を行い(S13)、定義ファイル内にあるシステムの状態の項に障害が復旧した旨の登録をする(S14)。
遠隔システム障害検出機構113は、遠隔システムの障害発生を検知するだけでなく、遠隔システムの障害復旧を含めた状態を検出することができる。具体的には、障害検出(S3)と同様であり、遠隔システム障害検出機構は、定義ファイルの監視間隔に基づき、システム状態通知デーモンと通信し状態を取得しており、システム状態通知デーモンより障害復旧との通知を受ける。これにより、バックアップ装置は、遠隔システムの状況を詳細に把握することが可能となる。
また、障害復旧の際の定義ファイルの更新(S14)も、障害検出の際の定義ファイルの更新(S4)と同様であり、図6に示す定義ファイルの内容を更新する。例えば、図6において、CPU異常と記載されていたシステム2aの状態を正常に更新する。
【0039】
次に、仮想データ管理機構118は格納領域118aに蓄積した仮想ノード上の仮想システムのデータを障害が復旧した遠隔システム2a〜2nに渡す(S15)。
仮想データ管理機構118は、遠隔システムのデータを蓄積するだけでなく、仮想ノード上の仮想システムのデータも蓄積する。即ち、仮想データ管理機構118は、遠隔システム2a〜2nの障害が復旧するまでの間に、仮想システム2a〜2nとクライアントとの間で行われたデータ処理の内容を格納領域118a〜118nに蓄積させている。そして、障害の復旧の際には、この格納領域で蓄積したデータ(バックアップシステム保有データ)を遠隔システム2a〜2nに渡すことにより、障害復旧までの間のデータ処理内容を遠隔システム2a〜2n上に復元することができる。
これにより、遠隔システムは、障害が発生から障害の回復までの状態を再現することが可能となり、連続したデータ処理を実現することができる。
【0040】
次に、制御システム切り替え機構120は、クライアントに対し、仮想システムから復旧したシステム2a〜2nに切り替えるように通知する(S16)。制御システム切り替え機構120は、障害発生時にクライアント3a〜3mに対して、接続先を遠隔の障害システム2a〜2nから仮想システム12a〜12nに切り替えるよう通知するだけでなく、障害復旧時に仮想システムから、復旧したシステムに切り替えるようにクライアントに通知する機能を持つ。
これにより、クライアントは仮想システムから、障害が復旧したシステムへ接続先を切りかえることが可能となり、連続したデータ処理を実現することが可能となる。
【0041】
遠隔システム障害検出機構113が障害復旧を検出し、仮想データ管理機構118が仮想システムから遠隔システムにデータを渡した後、仮想システム停止機構が仮想システム12a〜12nに対し、システムを停止するように通知する(S17)。
これにより、必要のない仮想システムが仮想ノード上で動作することを防ぎ、仮想システムと遠隔システム間のデータ競合を回避することが可能となる。これによりデータが競合せず、かつ連続したデータ処理を実現することが可能となる。
【0042】
次に、仮想リソース管理機構115が、仮想システム12a〜12nで用いた仮想リソースの開放を行う(S18)。
仮想リソース管理機構115は仮想リソースプール111から仮想リソース111a〜111oを選出するだけでなく、仮想システム12a〜12nで用いた仮想リソースの開放も行う。
仮想リソース管理機構は、仮想システム停止機構121から、仮想システム停止の通知を受け、仮想システムを構成していた仮想リソースを開放する。仮想リソースを開放する際、仮想リソーステーブル115a〜115o中の対象となる仮想リソースの状態を"未使用"にする。本実施の形態においては、障害が復旧した遠隔システム2aに対応する仮想リソースの状態を”未使用”とする。
以上のように、仮想リソース管理機構は、使用を終了した仮想リソースを開放することができるため、仮想リソースを有効に利用することができる。これにより、広域に分散した複数の遠隔システムを単一のシステムでバックアップすることが可能となる。
【0043】
このように、本実施の形態における管理ノードは、遠隔システムの障害を検知し、仮想ノード上に遠隔システムと同じ構成の仮想システムを構築する。この仮想システムが、遠隔システムの代わりに処理を継続するため、連続したデータ処理が可能となる。
また、仮想リソースを複数の仮想システムで共有することができるので、広域に分散した複数の遠隔システムを単一のシステムでバックアップすることが可能となる。
【0044】
実施の形態2.
実施の形態1においては、仮想リソース管理機構115は、常に仮想リソース111a〜111oを確保できることを前提としていた。即ち、仮想リソース管理機構115が、遠隔システム構成情報112a〜112nに基づいて仮想リソース111a〜111oを確保するが、この際に、仮想リソース管理機構115は障害が発生した遠隔システムと同様のシステム構成を構築するために必要なリソースを確保できることを前提としていた。
しかし、実際には、多くの遠隔システムにおいて障害が発生している場合は、仮想リソースが既に他の仮想システムにおいて使用されており、必要な仮想リソースを確保できない事態が生じうる。
そこで、本実施の形態では、遠隔システムごとに優先度を付与し、かかる優先度に基づいて仮想リソースの調整を動的に行うこととしている。
【0045】
本実施の形態におけるバックアップ装置の構成及び処理を図8、図9及び図10を用いて説明する。
図8は、本実施の形態におけるバックアップ装置の構成を示す図である。
図8において、実施の形態1(図2)と異なる部分は、仮想システム情報退避機構117(バックアップシステム情報退避機構)及び122優先度設定機構が追加されている点であり、他の構成部分は実施の形態1と同様である。
仮想システム情報退避機構117は、低い優先度が付与された遠隔システムに対応する仮想システムが稼働している時に、より高い優先度が付与された遠隔システムに対応する仮想システムを稼働する必要性が生じた場合に、低い優先度の仮想システムを退避させる機構である。仮想システム情報退避機構のより詳細な説明は後述する。
優先度設定機構122は、各遠隔システムに優先度を設定する機構である。優先度は、バックアップ装置の導入時に設定され、一旦設定されると原則として優先度は変わらない。但し、遠隔システムの運用状況等に応じて、バックアップ装置の管理者が優先度設定機構に変更命令を出して優先度を変更することも可能である。
図9及び図10は、本実施の形態に係るバックアップ装置の処理を示したフローチャートである。図9は、実施の形態1における図3に対応するものであり、障害検出及び仮想システム起動段階を示している。図9が、図3と異なる点は、S71〜S73の処理が追加されている点である。また図10は、実施の形態1における図4に対応するものであり、障害復旧処理段階を示している。図10が、図4と異なる点は、S19及びS20の処理が追加されている点である。
【0046】
まず、図9に示す障害検出及び仮想システム起動段階について説明する。
遠隔システム障害検出機構が障害を検出し(S1〜S5)、仮想リソース管理機構が遠隔システム構成情報に従って、必要な仮想リソースを確保しようとする(S6、S7)までは実施の形態1と同様である。
仮想リソースの確保(S7)において、仮想リソース管理機構115は、仮想システム構成機構116から渡された遠隔システム構成情報112a〜112nに基づいて仮想リソース111a〜111oを確保するが、仮想リソーステーブル115a〜115o内で"使用中"とされている仮想リソースを使用することができない。
そこで、仮想リソース管理機構は、仮想リソースの確保に失敗した場合(S71)は、現在仮想ノード12上で動作している仮想システムと、構築しようとする仮想システムの優先度を比較する。優先度は、それぞれの遠隔システム2a〜2nに付与されており、定義ファイル114に各遠隔システムごとに記述されている(図11)。このため、仮想リソース管理機構は、定義ファイルに記述された優先度を参照し、各仮想システムの優先度を比較する。
構築しようとする仮想システムの優先度より低い優先度の仮想システムが、仮想ノード上で起動していた場合は、仮想リソース管理機構は、仮想システム情報退避機構117に対しても退避をするよう通知し、また、その仮想システムを一旦停止するように仮想システム停止機構121に通知する。ここで停止対象の仮想システムは複数あってもよい。これにより、仮想ノード上にある優先度の低い仮想リソースは、退避領域に退避され(S72)、仮想リソースが開放される(S73)。
【0047】
次に、仮想システム情報退避機構117について説明する。
仮想システム情報退避機構117は退避領域1171を持つ。この退避領域は、仮想データ管理機構によって退避の対象とされた仮想システムの情報を保存する領域である。
退避領域は、図12に示すように、リソース情報退避領域1171a、データ退避領域1171bから構成される。
リソース情報退避領域は、退避された仮想システムのシステム構成の情報(バックアップシステム構成リソース情報)が保存されている。後述するように、より優先度の高い遠隔システムの障害が復旧し、仮想リソースに空きができた場合に、退避された仮想システムが再度構築されることになるが、その際にこのリソース情報に基づいて仮想システムが再構築される。
また、データ退避領域は、退避された仮想システムが保有していたデータ(バックアップシステム保有データ)が保存されている。より優先度の高い遠隔システムの障害が復旧し、仮想リソースに空きができた場合に、退避された仮想システムが再度構築されることになるが、再構築された仮想システムの処理は、このデータ退避領域に保存されたデータに基づいて行われることとなる。
【0048】
仮想システム情報退避機構は、仮想システムと通信し、保存対象となる仮想システムのリソース情報、及び仮想システムが保持しているデータを退避領域に保存する。退避領域保存後、仮想システム情報退避機構は、仮想システム停止機構121に対し、対象の仮想システムを停止するよう通知を行う。
【0049】
このように、仮想リソースの使用について競合が発生した場合であっても、遠隔システムごとに設定された優先度に基づいて調整が行われるので、重要性の高い遠隔システムのバックアップが優先的になされ、的確なバックアップを実現することができる。
また、仮想システム情報退避機構は、任意の時点で仮想ノード上において動作している仮想システムの情報を退避領域に保存することができる。これにより、複数の遠隔システムを単一のバックアップ装置でバックアップすることが可能となる。
【0050】
以上のS71〜S73の処理を経て、優先度の低い仮想システムが停止し、仮想リソースが開放されると、より優先度の高い遠隔システムに対応する仮想システムの構築のために仮想リソースが確保され(S7)、仮想システムが構築される(S8)。
S9〜S11の処理は、実施の形態1と同様であり、これらの処理手順に従って、より高い優先度の遠隔システムのバックアップがなされる。
【0051】
次に、図10に示す障害復旧処理段階(S12〜S20)について説明する。S12〜S18までの処理は、実施の形態1と同様である。つまり、障害の復旧が検出されると、仮想システムが保有するデータを遠隔システム上に復元し、仮想システムが停止し、仮想リソースが開放される。
仮想リソース管理機構によって仮想リソースが開放された際に、仮想システム情報退避機構は、退避領域に退避させた仮想システムが存在するか否かの判断を行う。即ち、前述のS71〜S73のステップにおいて退避領域に退避させた低い優先度の仮想システムが存在するか否かの判断を行う(S19)。退避させた仮想システムが存在していれば、仮想システム情報退避機構117は、退避領域1171に情報を退避してある仮想システム12a〜12nのうち、一番優先度の高い仮想システムから順に仮想ノード12上に構築するように、仮想システム構成機構116に通知を行う(S20)。
このように、仮想システム情報退避機構117は、仮想ノード12上で動作している任意の仮想システム12a〜12nの情報を退避領域1171に退避するだけでなく、退避領域に保存した仮想システムの情報に基づき、仮想ノード上に仮想システムを復旧するよう仮想システム構成機構116に通知することも行う。これにより、広域に分散した複数の遠隔システムを単一のシステムでバックアップすることが可能となる。
その後、当該退避させていた仮想システムの再構築のために、仮想リソースが確保され(S7)、仮想システムが再構築される(S8)。これにより、退避領域に退避した仮想システムを仮想ノードに復旧することができる。
【0052】
以上のように退避領域内の仮想システムの情報を元に、仮想ノード上に仮想システムを復旧させることにより、柔軟に仮想リソースを割り当てることが可能となる。これにより、優先順位を加味した、遠隔システムのバックアップが可能となる。
【0053】
以上のように、本発明は以下のような特徴を有している。
複数の仮想リソースを保持する仮想リソースプール、遠隔システムの構成情報を保持する遠隔システム構成情報プールからなる管理ノード、及び仮想ノードから構成されることを特徴とする。
【0054】
上記管理ノードは、一定間隔で遠隔システムの状態を監視し、障害を検出するための、遠隔システム障害検出機構を持つことを特徴とする。
【0055】
上記管理ノードは、仮想リソースプールから任意の仮想リソースを選出するための、仮想リソース管理機構を持つことを特徴とする。
【0056】
上記管理ノードは、障害検出時に、障害が発生したシステムの構成を仮想ノード上に構成する、仮想システム構成機構を有することを特徴とする。
【0057】
上記管理ノードは、任意の時点で仮想ノード上において動作している仮想システムの情報を退避領域に保存するための、仮想システム情報退避機構及び仮想システム情報退避領域を持つことを特徴とする。
【0058】
上記管理ノードは、障害検出時に、障害が発生したシステム上のデータを、仮想システム上に構成するための、仮想データ管理機構を持つことを特徴とする。
【0059】
上記管理ノードは、仮想ノード上に構成された仮想システムを起動するための、仮想システム起動機構を有することを特徴とする。
【0060】
上記管理ノードは、仮想ノード上に構成された仮想システムが正常起動後、障害が発生したノードに接続していたクライアントの接続先を仮想システムに切りかえるための、制御システム切り替え機構を有することを特徴とする。
【0061】
上記遠隔システム障害検出機構は、遠隔システムの状態を監視し、障害復旧を検出することを特徴とする。
【0062】
上記仮想データ管理機構は、障害復旧検出時に、仮想システム上のデータを、復旧した遠隔システムに構成することを特徴とする。
【0063】
上記制御システム切り替え機構は、障害復旧検出時に、仮想システムに接続していたクライアントの接続先を復旧した遠隔システムに切りかえることを特徴とする。
【0064】
上記管理ノードは、障害復旧検出時に、その時点で動作していた仮想システムを停止するための、仮想システム停止機構を有することを特徴とする。
【0065】
上記管理ノードは、仮想システムを構築していた仮想リソースを開放するための、仮想リソース開放機構を有することを可能とすることを特徴とする。
【0066】
上記仮想システム情報退避機構は、仮想システム情報退避領域に退避していた仮想ノードの情報を仮想ノード上に復旧することを可能とすることを特徴とする。
【0067】
上記仮想リソース管理機構は、必要とする仮想リソースが不足していた場合、仮想ノードで動作している優先度の低い仮想システムを一旦停止するように仮想システム情報退避機構に通知し、優先度の高い仮想システムの構築のために仮想リソースを確保することを特徴とする。
【0068】
上記仮想システム情報退避機構は、優先度の高い仮想システムが終了したときに、優先度の低い仮想システムの処理を再開するよう仮想システム構成機構に通知することを特徴とする。
【0069】
【発明の効果】
この発明における管理ノードは、遠隔システムの障害を検知し、仮想ノード上に遠隔システムと同じ構成の仮想システムを構築する。この仮想システムが、遠隔システムの代わりに処理を継続するため、連続したデータ処理が可能となる。
【0070】
また本発明は、以上のように仮想ノード上の仮想システムを一旦停止することにより、優先度の高い仮想システムで必要とされる仮想リソースを確保することが可能となる。これにより、優先順位を加味した、遠隔システムのバックアップが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態によるシステム全体図。
【図2】 実施の形態1に係るバックアップ装置の構成を示す図。
【図3】 実施の形態1に係るバックアップ装置の処理手順を示すフローチャート図。
【図4】 実施の形態1に係るバックアップ装置の処理手順を示すフローチャート図。
【図5】 遠隔システム構成情報の内容を示す図。
【図6】 定義ファイルの内容を示す図。
【図7】 仮想リソーステーブルの一例を示す図。
【図8】 実施の形態2に係るバックアップ装置の構成を示す図。
【図9】 実施の形態2に係るバックアップ装置の処理手順を示すフローチャート図。
【図10】 実施の形態2に係るバックアップ装置の処理手順を示すフローチャート図。
【図11】 定義ファイルの内容を示す図。
【図12】 退避領域の構成を示す図。
【図13】 従来のバックアップ方式を示す図。
【符号の説明】
1 バックアップ装置、2 遠隔システム、3 クライアント、4 広域ネットワーク、5 本番稼動コンピュータ、6 バックアップ用コンピュータ、7 バックアップ用回線、8 バックアップ対象ファイル、9 ジャーナルファイル、11 管理ノード、12 仮想ノード、50 オンライン処理部、51 ファイル送信制御部、60 ファイル受信制御部、61 データ復旧処理部、71 本番用回線、72 バックアップ用回線、100 バックアップ対象ファイル、110 受信用ジャーナルファイル、111 仮想リソースプール、112 遠隔システム構成情報プール、113 遠隔システム障害検出機構、114 定義ファイル、115 仮想リソース管理機構、116 仮想システム構成機構、117 仮想システム情報退避機構、118 仮想データ管理機構、119 仮想システム起動機構、120 制御システム切り替え機構、121 仮想システム停止機構、122 優先度設定機構、130 端末、1171 退避領域。
Claims (22)
- 複数の情報処理システムをバックアップ対象とするバックアップ装置であって、
前記複数の情報処理システムにおける障害の発生を検出する障害検出機構と、
障害の発生が検知された障害発生情報処理システムのバックアップのためのリソースである構成リソースを保有するリソースプールと、
前記障害検出機構により検出された障害発生情報処理システムが二つ以上存在する場合に、構成リソースを共有する仮想計算機システムにより、それぞれの障害発生情報処理システムと同じシステム構成を有するバックアップシステムを構成するバックアップシステム構成機構とを有することを特徴とするバックアップ装置。 - 前記バックアップ装置は、更に、
前記バックアップシステム構成機構が前記障害発生情報処理システムと同じシステム構成を有するバックアップシステムを構成するために必要な構成リソースを、前記リソースプールに保有された前記構成リソースから選出し、選出された前記構成リソースを前記バックアップシステムに割り当てるリソース管理機構とを有し、
前記バックアップシステム構成機構は、前記リソース管理機構により割り当てられた前記構成リソースを用いて前記バックアップシステムを構成することを特徴とする請求項1に記載のバックアップ装置。 - 前記バックアップ装置は、更に、
情報処理システムごとに、それぞれの情報処理システムのシステム構成を示す情報処理システム構成情報を保有する情報処理システム構成情報機構を有し、
前記リソース管理機構は、前記情報処理システム構成情報機構が保有する前記情報処理システム構成情報に基づいて前記構成リソースを選出し、選出された前記構成リソースを前記バックアップシステムに割り当てることを特徴とする請求項2に記載のバックアップ装置。 - 前記バックアップ装置は、
前記仮想計算機システムにより、それぞれの障害発生情報処理システムのバックアップシステムを並行して稼動させることを特徴とする請求項1に記載のバックアップ装置。 - 前記バックアップ装置は、更に、
バックアップの優先度を前記情報処理システムごとに設定する優先度設定機構を有し、
前記リソース管理機構は、前記情報処理システムごとに設定された前記優先度に基づき、前記構成リソースの選出及び選出された構成リソースの割り当てを行う情報処理システムを決定することを特徴とする請求項2に記載のバックアップ装置。 - 前記バックアップ装置は、更に、
前記障害発生情報処理システムが保有する情報処理システム保有データを前記障害発生情報処理システムから取得し、前記障害発生情報処理システムから取得した前記情報処理システム保有データを前記バックアップシステムに送出するデータ管理機構を有し、
前記バックアップシステムは、前記データ管理機構より取得した前記情報処理システム保有データを用いて、前記障害発生情報処理システムのバックアップを行うことを特徴とする請求項1に記載のバックアップ装置。 - それぞれの情報処理システムはそれぞれの情報処理システムと通信を行う端末を有しており、
前記バックアップ装置は、更に、端末の通信先を障害発生情報処理システムから前記バックアップ装置に切り替える制御システム切り替え機構を有することを特徴とする請求項1に記載のバックアップ装置。 - 前記情報処理システム障害検出機構は、更に、障害発生情報処理システムが障害から復旧をしたことを検出することを特徴とする請求項1に記載のバックアップ装置。
- 前記制御システム切り替え機構は、
障害発生情報処理システムが障害から復旧した際に、端末の通信先を前記バックアップ 装置から障害から復旧した障害発生情報処理システムに切り替えることを特徴とする請求項7に記載のバックアップ装置。 - 前記データ管理機構は、前記バックアップシステムが保有するバックアップシステム保有データを前記バックアップシステムから取得し、前記バックアップシステムから取得した前記バックアップシステム保有データを障害から復旧した前記情報処理システムに送出することを特徴とする請求項6に記載のバックアップ装置。
- 前記バックアップ装置は、更に、前記バックアップシステムの動作を停止させるバックアップシステム停止機構を有し、
前記リソース管理機構は、前記バックアップシステム停止機構により動作を停止したバックアップシステムに割り当てられた前記構成リソースの割り当てを開放することを特徴とする請求項2に記載のバックアップ装置。 - 前記バックアップシステム停止機構は、第一の情報処理システムのバックアップを行っている第一のバックアップシステムの動作を停止させ、
前記リソース管理機構は、前記バックアップシステム停止機構により動作を停止した前記第一のバックアップシステムに割り当てられた前記構成リソースの割り当てを開放し、前記構成リソースの割り当てが開放された後に、第二の情報処理システムと同じシステム構成を有する第二のバックアップシステムを構成するのに必要な前記構成リソースを前記リソースプールに保有された構成リソースから選出し、選出された前記構成リソースを前記第二のバックアップシステムに割り当て、
前記バックアップシステム構成機構は、前記リソース管理機構により割り当てられた前記構成リソースを用いて前記第二のバックアップシステムを構成することを特徴とする請求項11に記載のバックアップ装置。 - 前記バックアップ装置は、更に、
バックアップの優先度を前記情報処理システムごとに設定する優先度設定機構を有し、
前記リソース管理機構は、前記優先度設定機構により設定された前記第一の情報処理システムの優先度と前記第二の情報処理システムの優先度とを比較し、
前記リソース管理機構により前記第二の情報処理システムの優先度が前記第一の情報処理システムの優先度よりも高いと判断された場合に、
前記バックアップシステム停止機構は、前記第一のバックアップシステムの動作を停止させ、
前記リソース管理機構は、前記バックアップシステム停止機構により動作を停止した前記第一のバックアップシステムに割り当てられた前記構成リソースの割り当てを開放し、前記構成リソースの割り当てが開放された後に、第二の情報処理システムと同じシステム構成を有する第二のバックアップシステムを構成するのに必要な前記構成リソースを前記リソースプールに保有された構成リソースから選出し、選出された前記構成リソースを前記第二のバックアップシステムに割り当て、
前記バックアップシステム構成機構は、前記リソース管理機構により割り当てられた前記構成リソースを用いて前記第二のバックアップシステムを構成することを特徴とする請求項12に記載のバックアップ装置。 - 前記バックアップ装置は、更に、
前記バックアップシステムの構成リソースを示すバックアップシステム構成リソース情報と前記バックアップシステムの保有するバックアップシステム保有データとを退避させる退避領域と、
前記バックアップシステム構成リソース情報と前記バックアップシステム保有データとを前記退避領域に退避させるバックアップシステム情報退避機構とを有することを特徴とする請求項11に記載のバックアップ装置。 - 前記バックアップ装置は、更に、
バックアップの優先度を前記情報処理システムごとに設定する優先度設定機構を有し、
前記リソース管理機構は、前記優先度設定機構により設定された第一の情報処理システムの優先度と第二の情報処理システムの優先度を比較し、
前記リソース管理機構により前記第二の情報処理システムの優先度が前記第一の情報処理システムの優先度よりも高いと判断された場合に、
前記バックアップシステム情報退避機構は、前記第一の情報処理システムをバックアップする第一のバックアップシステムの前記バックアップシステム構成リソース情報と前記バックアップシステム保有データとを前記退避領域に退避させ、
前記バックアップシステム停止機構は、前記第一のバックアップシステムの動作を停止させることを特徴とする請求項14に記載のバックアップ装置。 - 前記リソース管理機構は、前記バックアップシステム退避機構により前記退避領域に退避された前記バックアップシステム構成リソース情報に基づき、前記バックアップ停止機構により動作を停止したバックアップシステムを構成する構成リソースを選出し、選出した前記構成リソースを前記バックアップシステムに割り当て、
前記バックアップシステム構成機構は、前記リソース管理機構により割り当てられた前記構成リソースを用いて前記バックアップシステムを構成し、
前記バックアップシステム構成機構により構成された前記バックアップシステムは、前記バックアップシステム退避機構により前記退避領域に退避された前記バックアップシステム保有データを用いて、障害発生情報処理システムのバックアップを行うことを特徴とする請求項14に記載のバックアップ装置。 - 複数の情報処理システムをバックアップ対象とするバックアップ装置であって、
前記複数の情報処理システムのバックアップのためのリソースである構成リソースを保有するリソースプールと、
リソースプールが保有する構成リソースの少なくとも一部を用いて、いずれかの情報処理システムのバックアップシステムを構成するバックアップシステム構成機構と、
前記バックアップシステム構成機構により構成されたバックアップシステムの構成リソースを示すバックアップシステム構成リソース情報と、前記バックアップシステム構成機構により構成されたバックアップシステムの保有するバックアップシステム保有データとを退避させる退避領域と、
前記バックアップシステム構成リソース情報と前記バックアップシステム保有データとを前記退避領域に退避させるバックアップシステム情報退避機構と、
前記バックアップシステム情報退避機構が前記バックアップシステム構成リソース情報と前記バックアップシステム保有データを前記退避領域に退避させた後に、前記バックアップシステム構成機構により構成されたバックアップシステムの動作を停止させるバックアップシステム停止機構と、
前記バックアップシステム情報退避機構が前記バックアップシステム構成リソース情報と前記バックアップシステム保有データを前記退避領域に退避させた後に、前記バックアップシステム構成機構により構成されたバックアップシステムに割り当てられた構成リソースの割り当てを開放するリソース管理機構とを有することを特徴とするバックアップ装置。 - 前記リソース管理機構は、前記バックアップシステム退避機構により前記退避領域に退避された前記バックアップシステム構成リソース情報に基づき、前記バックアップシステム停止機構により動作を停止したバックアップシステムを構成する構成リソースを選出し、選出した前記構成リソースを前記バックアップシステムに割り当て、
前記バックアップシステム構成機構は、前記リソース管理機構により割り当てられた前記構成リソースを用いて前記バックアップシステムを構成し、
前記バックアップシステム構成機構により構成された前記バックアップシステムは、前記バックアップシステム退避機構により前記退避領域に退避された前記バックアップシステム保有データを用いて、前記障害発生情報処理システムのバックアップを行うことを特徴とする請求項17に記載のバックアップ装置。 - 複数の情報処理システムをバックアップ対象とするバックアップ方 法であって、
前記複数の情報処理システムにおける障害の発生を検出する障害検出ステップと、
前記障害検出ステップにより検出された障害発生情報処理システムが二つ以上存在する場合に、障害発生情報処理システムのバックアップのためのリソースを共有する仮想計算機システムにより、それぞれの障害発生情報処理システムと同じシステム構成を有するバックアップシステムを構成するバックアップシステム構成ステップとを有することを特徴とするバックアップ方法。 - 前記バックアップ方法は、
前記仮想計算機システムにより、それぞれの障害発生情報処理システムのバックアップシステムを並行して稼動させることを特徴とする請求項19に記載のバックアップ方法。 - 複数の情報処理システムをバックアップ対象とするバックアップ方法であって、
前記複数の情報処理システムのバックアップのためのリソースである構成リソースの少なくとも一部を用いて、いずれかの情報処理システムのバックアップシステムを構成するバックアップシステム構成ステップと、
所定の退避領域に、前記バックアップシステム構成ステップにより構成されたバックアップシステムの構成リソースを示すバックアップシステム構成リソース情報と、前記バックアップシステム構成ステップにより構成されたバックアップシステムの保有するバックアップシステム保有データとを退避させるバックアップシステム情報退避ステップと、
前記バックアップシステム情報退避ステップが前記バックアップシステム構成リソース情報と前記バックアップシステム保有データを前記退避領域に退避させた後に、前記バックアップシステム構成ステップにより構成されたバックアップシステムの動作を停止させるバックアップシステム停止ステップと、
前記バックアップシステム情報退避ステップが前記バックアップシステム構成リソース情報と前記バックアップシステム保有データを前記退避領域に退避させた後に、前記バックアップシステム構成ステップにより構成されたバックアップシステムに割り当てられた構成リソースの割り当てを開放するリソース管理ステップとを有することを特徴とするバックアップ方法。 - 前記リソース管理ステップは、前記バックアップシステム退避ステップにより前記退避領域に退避された前記バックアップシステム構成リソース情報に基づき、前記バックアップシステム停止ステップにより動作を停止したバックアップシステムを構成する構成リソースを選出し、選出した前記構成リソースを前記バックアップシステムに割り当て、
前記バックアップシステム構成ステップは、前記リソース管理ステップにより割り当てられた前記構成リソースを用いて前記バックアップシステムを構成し、
前記バックアップシステム構成ステップにより構成された前記バックアップシステムは、前記バックアップシステム退避ステップにより前記退避領域に退避された前記バックアップシステム保有データを用いて、いずれかのシステムのバックアップを行うことを特徴とする請求項21に記載のバックアップ方法。
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