JP5494710B2 - アプリケーション実行システム、アプリケーション実行システムのアプリケーション実行方法およびプログラム - Google Patents

アプリケーション実行システム、アプリケーション実行システムのアプリケーション実行方法およびプログラム Download PDF

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本発明は、LAN、インターネット等の通信ネットワークを介してアプリケーションを実行するアプリケーション実行システム、アプリケーション実行システムのアプリケーション実行方法およびプログラムに関するものである。
従来、この種のネットワークシステムにおいて、サーバが、インターネット接続された各端末に対してアプリケーション実行サービスを提供するものが知られている。このネットワークシステムは、利用者が、クライアント端末からインターネット経由でサーバにアクセスすることにより、サーバに保存しているアプリケーションを実行させ、実行結果(出力データ)を取得している(特許文献1参照)。
特開2003−186380号公報
ところで、近年、上記のようなネットワークシステムは、様々なベンダにより構築されており、利用者は自分に必要なサービスを選択して利用している。しかし、上記のようなネットワークシステムでは、インターネット回線が不安定な場合に、通信が中断し、十分な応答速度が得られないという問題があった。さらに、サーバがダウンした場合や、回線が切断した場合には、システムが回復するまで利用者がサービスの提供を受けることができないという問題があった。この問題を解決するため、クライアント端末がインターネット経由で上記のサーバにアクセスする構成に代えて、利用者のLAN内に上記のサーバからアプリケーションを取得し、かつアプリケーションの実行を行う実行サーバを設置する構成が考えられる。このようにすれば、クライアント端末は、LANで接続された実行サーバにアクセスすることによりアプリケーションの実行結果を取得することができるため、インターネットを経由してサーバにアクセスする必要がない。
しかし、上記のようにクライアント端末が実行サーバにアクセスする構成にしたとしても、実行サーバのアプリケーションに不具合がある場合には、クライアント端末は、実行サーバからアプリケーションの実行結果を取得することができないという問題があった。この場合、クライアント端末からアプリケーションを提供したサーバにアクセスすることでアプリケーションの実行結果を取得することができるが、アプリケーションに不具合がある度にアプリケーションの実行を停止してアクセス先の設定変更する必要があり、操作が煩雑になるという問題があった。
そこで、サーバの性能や回線品質に左右されることなく、且つアプリケーションの実行を停止することなくシステムを安定的に動作させることができるアプリケーション実行システム、アプリケーション実行システムのアプリケーション実行方法およびプログラムを提供することをその課題としている。
本発明のアプリケーション実行システムは、アプリケーションを提供するアプリケーション提供サーバと、インターネットを介してアプリケーション提供サーバと接続され、アプリケーション提供サーバから取得したアプリケーションを実行するアプリケーション実行装置と、アプリケーション実行装置とローカルエリアネットワークを介して接続され、アプリケーション実行装置にアプリケーションの実行を要求するクライアント端末と、を有し、アプリケーション実行装置は、アプリケーション提供サーバから取得したアプリケーションを記憶するアプリケーション記憶手段と、アプリケーションの正常状態・異常状態を検知する状態検知手段と、状態検知手段がアプリケーションの正常状態を検知した状態で、クライアント端末からアプリケーションの実行要求があった場合、当該アプリケーションを実行し、実行結果をクライアント端末に送信する実行手段と、状態検知手段がアプリケーションの異常状態を検知した状態で、クライアント端末からアプリケーションの実行要求があった場合、アプリケーション提供サーバに代理実行を要求する代理実行要求手段と、を備え、アプリケーション提供サーバは、アプリケーション実行装置に提供したアプリケーションを記憶する代理アプリケーション記憶手段と、代理実行の要求に基づいて、代理アプリケーション記憶手段に記憶されたアプリケーションを実行し、実行結果をクライアント端末に送信する代理実行手段と、を備え、クライアント端末は、アプリケーション実行装置がアプリケーション実行装置に記憶されたアプリケーションを実行したときには、インターネットを経由することなくアプリケーションを実行した実行結果を取得し、アプリケーション提供サーバが代理アプリケーション記憶手段に記憶されたアプリケーションを実行したときには、実行結果を、アプリケーション実行装置を介して取得することを特徴とする。
また、上記のアプリケーション実行システムにおいて、アプリケーション実行装置は、アプリケーションのアカウント情報およびセッション情報を含む同期データをアプリケーション提供サーバに送信する同期データ送信手段を備え、アプリケーション提供サーバは、受信したアプリケーションの同期データに基づいて、代理アプリケーション記憶手段に記憶されたアプリケーションを更新することを特徴とする。
また、上記のアプリケーション実行システムにおいて、同期データ送信手段は、状態検知手段がアプリケーションの正常状態を検知した場合に、クライアント端末からのアプリケーションの実行要求に応じて、アプリケーションの同期データを送信することを特徴とする。
また、上記のアプリケーション実行システムにおいて、アプリケーション実行装置は、状態検知手段がアプリケーションが異常状態から正常状態への切り替わりを検知した場合に、アプリケーション提供サーバから、アプリケーションの再取得を要求するアプリケーション再取得要求手段を備え、アプリケーション記憶手段は、アプリケーション再取得要求手段の要求に対して再取得したアプリケーションを再記憶することを特徴とする。
また、上記のアプリケーション実行システムにおいて、アプリケーション実行装置は、クライアント端末からの操作により、アプリケーションの環境設定および状態閲覧を行うアプリケーション管理手段を備えることを特徴とする。
本発明のアプリケーション実行システムのアプリケーション実行方法は、アプリケーション実行装置でインターネットを介して接続されたアプリケーション提供サーバから取得されたアプリケーションを記憶し、アプリケーション実行装置でアプリケーションが正常状態であるか、異常状態であるかを検知し、アプリケーションが正常状態であることを検知しているときに、ローカルネットワークを介して接続されたクライアント端末からアプリケーション実行装置にアプリケーションの実行要求があった場合、アプリケーションを実行し、アプリケーションを実行した結果をクライアント端末にインターネットを経由することなく送信し、アプリケーションが異常状態であることを検知しているときに、クライアント端末からアプリケーション実行装置にアプリケーションの実行要求があった場合、アプリケーション提供サーバに代理実行を要求し、代理実行を要求されたアプリケーション提供サーバは、アプリケーション提供サーバが記憶したアプリケーションを実行し、アプリケーション提供サーバが記憶したアプリケーションが実行した結果をアプリケーション実行装置を介してクライアント端末に送信することを特徴とする。
また、上記のアプリケーション実行システムのアプリケーション実行方法において、アプリケーション実行装置のアプリケーションのアカウント情報およびセッション情報を含む同期データをアプリケーション実行装置からアプリケーション提供サーバに送信し、アプリケーション提供サーバは、受信したアプリケーションの同期データに基づいて、アプリケーション提供サーバが記憶するアプリケーションを更新することを特徴とする。
また、上記のアプリケーション実行システムのアプリケーション実行方法において、アプリケーション実行装置のアプリケーションが異常状態から正常状態へ切り替わったことを検知した場合に、アプリケーション提供サーバから、アプリケーションの再取得を要求し、要求に対して再取得したアプリケーションを再記憶することを特徴とする。
本発明のプログラムは、コンピュータに、上記に記載のアプリケーション実行システムのアプリケーション実行方法を実行させるためのものであることを特徴とする。
なお、以下の構成としても良い。
本発明のアプリケーション実行システムは、アプリケーションを提供するアプリケーション提供サーバと、アプリケーション提供サーバから取得したアプリケーションを実行するアプリケーション実行装置と、がインターネットにより接続されると共に、アプリケーション実行装置と、当該アプリケーション実行装置にアプリケーションの実行を要求するクライアント端末と、がローカルエリアネットワークにより接続されるアプリケーション実行システムであって、アプリケーション実行装置は、アプリケーション提供サーバから取得したアプリケーションを記憶するアプリケーション記憶手段と、記憶したアプリケーションの正常状態・異常状態を検知する状態検知手段と、状態検知手段がアプリケーションの正常状態を検知した状態で、クライアント端末からアプリケーションの実行要求があった場合、当該アプリケーションを実行し、その実行結果をクライアント端末に送信する実行手段と、状態検知手段が異常状態を検知した状態で、クライアント端末からアプリケーションの実行要求があった場合、アプリケーション提供サーバに代理実行を要求する代理実行要求手段と、を備え、アプリケーション提供サーバは、提供したアプリケーションと同一の代理アプリケーションを記憶する代理アプリケーション記憶手段と、代理実行の要求に基づいて、代理アプリケーションを実行し、その実行結果をクライアント端末に送信する代理実行手段と、を備え、クライアント端末は、アプリケーション実行装置がアプリケーションを実行したときには、インターネットを経由することなくアプリケーションを実行した実行結果を取得し、アプリケーション提供サーバが代理アプリケーションを実行したときには、代理アプリケーションを実行した実行結果が送信されることを特徴とする。
本発明のアプリケーション実行システムのアプリケーション実行方法は、アプリケーションを提供するアプリケーション提供サーバと、アプリケーション提供サーバから取得したアプリケーションを実行するアプリケーション実行装置と、がインターネットにより接続されると共に、アプリケーション実行装置と、当該アプリケーション実行装置にアプリケーションの実行を要求するクライアント端末と、がローカルエリアネットワークにより接続されるアプリケーション実行システムのアプリケーション実行方法であって、アプリケーション実行装置が、アプリケーション提供サーバから取得したアプリケーションを記憶するステップと、記憶したアプリケーションの正常状態・異常状態を検知するステップと、状態検知手段がアプリケーションの正常状態を検知した状態で、クライアント端末からアプリケーションの実行要求があった場合、当該アプリケーションを実行し、その実行結果をクライアント端末に送信するステップと、状態検知手段が異常状態を検知した状態で、クライアント端末からアプリケーションの実行要求があった場合、アプリケーション提供サーバに代理実行を要求するステップと、を実行し、アプリケーション提供サーバが、提供したアプリケーションと同一の代理アプリケーションを記憶するステップと、代理実行の要求に基づいて、代理アプリケーションを実行し、その実行結果をクライアント端末に送信するステップと、を実行し、クライアント端末は、アプリケーション実行装置がアプリケーションを実行したときに、インターネットを経由することなくアプリケーションの実行結果を取得するステップと、アプリケーション提供サーバが代理アプリケーションを実行したときに、代理アプリケーションが実行した実行結果が送信されるステップと、を実行することを特徴とする。
これらの構成によれば、クライアント端末は、例えば、インターネットを経由することなく、LANで接続されたアプリケーション実行装置にアクセスすることによりアプリケーションの実行結果を取得することができる。これにより、インターネット回線に左右されることなく、安定した環境の中でアプリケーションを実行させることができる。
また、アプリケーション実行装置のアプリケーションに不具合がある場合でも、クライアント端末からの実行要求に応じて、当該アプリケーションと同一の代理アプリケーションを有するアプリケーション提供サーバに代理実行を要求してアプリケーションの実行結果を取得することができる。これにより、アプリケーション提供サーバを代理実行サーバとして利用することができ、代理実行装置を新たに追加する構成と比べて、低コストでシステム構築を行うことができる。さらに、アプリケーション実行装置において、アプリケーションが異常状態である場合、クライアント端末からアプリケーション実行装置への実行要求を自動的にアプリケーション提供サーバへの代理実行要求に切り換えるため、アプリケーション実行装置のアプリケーションに不具合がある度にアプリケーションの実行を停止して、クライアント端末において実行要求先を設定変更する必要がない。これにより、クライアント端末は、アプリケーションの不具合を意識することなくアプリケーションの実行結果を取得することができる。なお、ここでいう「アプリケーション」とは、アプリケーションプログラムと、アプリケーションプログラムで利用されるデータベースと、を含むものである。また、「異常状態」とは、正常状態でない状態であり、例えば、アプリケーションに対して定期的に送信される生存信号に応答しない場合をいう。
この場合、アプリケーション実行装置は、アプリケーションのアカウント情報およびセッション情報を含む同期データをアプリケーション提供サーバに送信する同期データ送信手段を更に備え、アプリケーション提供サーバは、受信したアプリケーションの同期データに基づいて、代理アプリケーションを更新することが、好ましい。
この場合、アプリケーション実行装置が、アプリケーションのアカウント情報およびセッション情報を含む同期データをアプリケーション提供サーバに送信するステップを更に実行し、アプリケーション提供サーバが、受信したアプリケーションの同期データに基づいて、代理アプリケーションを更新するステップを更に実行することが、好ましい。
これらの構成によれば、アプリケーション提供サーバは、アプリケーション実行装置から送信された同期データにより、アプリケーション実行装置との同期をとることができる。これにより、クライアント端末は、アプリケーション実行装置に実行要求した場合の実行結果と同一の実行結果をアプリケーション提供サーバから取得することができる。また、アプリケーション提供サーバをアプリケーション実行装置のバックアップサーバとして利用することができ、アプリケーション実行装置にバックアップ装置を新たに追加する構成と比べて低コストでシステムを構築することができる。
この場合、同期データ送信手段は、状態検知手段が正常状態を検知した場合に、クライアント端末からのアプリケーションの実行要求に応じて、アプリケーションの同期データを送信することが、好ましい。
この構成によれば、アプリケーションの正常状態時に、クライアント端末からの実行要求を受ける度に、アプリケーション提供サーバにバックアップをとるため、アプリケーション実行装置のアプリケーションに不具合が生じた場合に、復旧の対象となるデータが少なく、短時間でアプリケーションを復旧させることができる。
これらの場合、同期データ送信手段は、状態検知手段が異常状態を検知した場合に、アプリケーションの同期データを送信することが、好ましい。
この構成によれば、アプリケーション提供サーバの代理実行時にはアプリケーション実行装置との同期がとれている状態となっているため、クライアント端末は、アプリケーション実行装置において実行する場合と同一の実行結果を、アプリケーション提供サーバから確実に取得することができる。
これらの場合、アプリケーション提供サーバは、代理アプリケーションのアカウント情報およびセッション情報を含む同期データをアプリケーション実行装置に送信する代理同期データ送信手段を更に備え、アプリケーション実行装置は、受信した代理アプリケーションの同期データに基づいて、アプリケーションを更新することが、好ましい。
この場合、代理アプリケーションの同期データは、バージョンアップデータまたはパッチデータを更に含むことが、好ましい。
これらの構成によれば、アプリケーション実行装置は、アプリケーション提供サーバから送信された同期データにより、アプリケーション提供サーバとの同期をとることができる。これにより、アプリケーション実行サーバが代理実行しているときは、アプリケーション実行装置をアプリケーション提供サーバのバックアップサーバとして利用することができる。また、アプリケーション提供サーバからバージョンアップデータやパッチデータを送信することで、アプリケーション実行装置のアプリケーションのメンテナンスを行うことができる。例えば、アプリケーション実行装置のアプリケーションに障害が発生した場合には、パッチデータ等をアプリケーション実行装置に送信し、障害対応をすることができる。また、アプリケーションに新たに機能を追加したい場合には、バージョンアップデータを送信し、アプリケーションをバーションアップさせることができる。
これらの場合、アプリケーション実行装置は、状態検知手段が異常状態から正常状態への切り替わりを検知した場合に、アプリケーション提供サーバから、代理アプリケーションと同一のアプリケーションの再取得を要求するアプリケーション再取得要求手段を更に備え、アプリケーション記憶手段は、アプリケーション再取得要求手段の要求に対して再取得したアプリケーションを再記憶することが、好ましい。
これらの場合、アプリケーション実行装置が、状態検知手段が異常状態から正常状態への切り替わりを検知した場合に、アプリケーション提供サーバから、代理アプリケーションと同一のアプリケーションの再取得を要求すると共に、要求に対して再取得したアプリケーションを再記憶するステップを更に実行することが、好ましい。
これらの構成によれば、アプリケーション実行装置のアプリケーションが復旧した場合に、アプリケーション実行装置のアプリケーションの障害時に、代理実行していたアプリケーション提供サーバの環境をアプリケーション実行装置がそのまま引き継ぐことができる。これにより、クライアント端末は、アプリケーションの障害復旧を意識することなく、アプリケーションの実行結果を取得することができる。
これらの場合、アプリケーション実行装置は、クライアント端末からの操作により、アプリケーションの環境設定および状態閲覧を行うためのアプリケーション管理手段をさらに備えたことが、好ましい。
この構成によれば、クライアント端末からアプリケーションの環境設定および状態閲覧を行うことができ、アプリケーション実行装置に入力デバイスや出力デバイスなどを設ける必要がなく、アプリケーション実行装置を低コストで簡易な構成とすることができる。ここでいう「環境設定」とは、ユーザ毎の実効権限の設定や認証設定等をいう。
本発明のコンピュータは、上記のアプリケーション実行システムに用いられるアプリケーション実行装置またはアプリケーション提供サーバとして機能することを特徴とする。
本発明のプログラムは、コンピュータに、上記のアプリケーション実行システムのアプリケーション実行方法における各ステップを実行させることを特徴とする。
これらの構成によれば、サーバの性能や回線品質に左右されることなく、且つアプリケーションの実行を停止することなくシステムを安定的に動作させることができるコンピュータおよびプログラムを提供することができる。
アプリケーション実行システムのシステム構成図である。 アプリケーション実行システムの制御構成図である。 アプリケーション実行装置の実行環境の模式図である。 アプリケーション実行システムにおけるアプリケーション実行セットの取得処理を示すフローチャートである。 アプリケーション実行システムにおけるアプリケーション実行セットの正常時実行処理を示すフローチャートである。 アプリケーション実行システムにおけるアプリケーション実行セットの異常時実行処理を示すフローチャートである。 アプリケーション実行システムにおけるアプリケーション実行セットの復旧処理を示すフローチャートである。
以下、添付の図面を参照して、本発明の実施形態に係るアプリケーション実行システム、アプリケーション実行システムのアプリケーション実行方法およびプログラムについて説明する。本発明は、利用者のLAN内に設置された実行サーバのアプリケーションプログラムに不具合がある場合に、アプリケーションプログラムの提供元のサーバが、実行サーバの代わりにインターネット経由で代理実行するものである。
最初に図1のシステム構成図を参照して、本発明の一実施形態に係るアプリケーション実行システム1のシステム構成について説明する。本発明のアプリケーション実行システム1は、アプリケーションプログラム12と当該アプリケーションプログラム12の実行時に使用する少なくとも1以上のデータベース13とを1セットにしたアプリケーション実行セット11a(アプリケーション)を提供する複数のベンダ(X社、Y社)が所有する各アプリケーション提供サーバ2a、2bと、アプリケーション実行システム1を管理するプラットフォーム管理者(P社)が所有する単一の管理サーバ3と、アプリケーション実行セット11aを利用する複数の利用者(A社、B社)の事業所(事業所A1、A2、A3、B1、B2、B3)に設置される各アプリケーション実行装置4aa、4ab、4ac、4ba、4bb、4bcと、がインターネット6(第1のネットワーク)で接続されると共に、各アプリケーション実行装置4と、当該アプリケーション実行装置4にアプリケーション実行セット11aの実行を要求する2台のクライアント端末5とが、事業所内LAN7(第2のネットワーク)により接続されている。
管理サーバ3は、例えばP社のデータセンターに設置され、アプリケーション提供者が、利用者(アプリケーション実行装置4)にアプリケーション実行セット11aを提供するための受付窓口として機能する。そして、利用者は、管理サーバ3から、管理サーバ3に登録されている複数のアプリケーション実行セット11aの情報(アプリケーション提供サーバ2のアドレス等)を取得し、その情報に基づいて、アプリケーション提供サーバ2からアプリケーション実行セット11aを取得する。これにより、利用者は、容易にアプリケーション実行セット11aを検索することができると共に、アプリケーション実行セット11aの選択の幅を広げることができる。また、管理サーバ3は、利用者からアプリケーション実行セット11aの利用状況を取得し、取得した情報に基づいて提供者(アプリケーション提供サーバ2)に支払う課金情報の管理を行っている。
アプリケーション実行装置4は、利用者の各事業所に設置され、アプリケーション提供サーバ2からダウンロードしたアプリケーション実行セット11aを、各事業所のクライアント端末5からの実行要求に応じて実行する。すなわち、アプリケーション実行装置4は、事業所内において、例えばハウジングサービスやホスティングサービスといったサーバーベースコンピューティング(SBC)のサーバとして機能する。これにより各クライアント端末5は、アプリケーション実行セット11aをインストールすることなく、アプリケーション実行セット11aの実行結果を取得することができる構成となっている。また、クライアント端末5は、インターネット6を経由することなく、事業所内LAN7で接続されたアプリケーション実行装置4にアクセスしてアプリケーション実行セット11aの実行結果を取得することができるため、インターネット回線に左右されることなく、安定した環境の中でアプリケーション実行セット11aを実行させることができる。
アプリケーション提供サーバ2は、アプリケーション実行装置4の要求に応じてアプリケーション実行セット11aを提供する他、アプリケーション実行装置4において、アプリケーション実行セット11aの不具合が生じた場合に、アプリケーション実行装置4の代わりにクライアント端末5に実行結果を返信するものである。この場合、アプリケーション提供サーバ2は、アプリケーション実行装置4のアプリケーション実行セット11aと同一の代理アプリケーション実行セット11bを記憶し、これを実行することにより同一の実行結果をクライアント端末5に返信する。また、各アプリケーションプログラム12は、ベンダ毎によって異なる開発環境で作成され、各データベース13は、各アプリケーションプログラム12に対応して構築されたものである。
続いて、図2の制御構成図を参照して本発明のアプリケーション実行システム1を構成する各装置(アプリケーション提供サーバ2、管理サーバ3、アプリケーション実行装置4およびクライアント端末5)の制御構成について説明する。
アプリケーション実行装置4は、通信インターフェース21、入出力インターフェース22、内部バス23、CPU24(Central Processing Unit)、ROM25(Read Only Memory)、RAM26(Random Access Memory)およびHDD27(Hard Disk Drive)を備えている。また、ROM25には制御プログラム31や管理ツール33(アプリケーション管理手段:後述する)が記憶され、HDD27には、アプリケーション実行セット11aを実行するために構築された実行環境32が複数記憶される。
実行環境32は、アプリケーション実行セット11a毎に構築され、アプリケーションプログラム12を動作させるための動作環境となるコンテナ34と、アプリケーションプログラム12の使用時にデータベース13にアクセスするためのデータベースエンジン35と、を備えている(図3参照)。また、実行環境32毎にRAM26のメモリ領域等のリソースが割り当てられており、例えば、メモリリークが生じた場合でも、他の実行環境32に配置したアプリケーション実行セット11aが影響を受け、動作が停止することがない。
制御プログラム31は、アプリケーション実行セット11aの状態を定期的に検知し、検知した状態に基づいてアプリケーション実行セット11aの実行処理、同期処理および復旧処理をCPU24で制御するものである。アプリケーション実行セット11aの状態検知方法としては、アプリケーション実行セット11aに、アプリケーション実行セット11aの状態を応答する応答プログラムを組み込み、制御プログラム31に組み込まれた送信プログラムに従って送信された信号の応答結果によって、CPU24がアプリケーション実行セット11aの状態を検知する。そして、CPU24は、応答プログラムから応答信号があれば正常状態を検知し、応答信号がなければ異常状態を検知する(状態検知手段)。なお、状態検知方法は、この方法に限られるものではなく、例えば、バックグランドにおいて実際にアプリケーション実行セット11aを実行できるか否かで状態検知する構成としてもよい。
そして、CPU24は、アプリケーション実行セット11aの正常状態を検知した状態で、クライアント端末5からアプリケーション実行セット11aの実行要求があった場合、当該アプリケーション実行セット11aを実行し、実行結果をクライアント端末5に送信する(実行手段)。一方、CPU24は、アプリケーション実行セット11aの異常状態を検知した状態で、クライアント端末5からアプリケーション実行セット11aの実行要求があった場合、前記アプリケーション提供サーバ2に代理実行要求を行う(代理実行要求手段)。
また、アプリケーション実行装置4は、アプリケーション提供サーバ2と同期をとっており、アプリケーション実行セット11aのアカウント情報およびセッション情報を含む同期データをアプリケーション提供サーバ2に送信する(同期データ送信手段)。
この場合、CPU24は、アプリケーション実行セット11aの正常状態を検知した場合には、クライアント端末5からアプリケーション実行セット11aの実行要求に応じて、同期データをアプリケーション提供サーバ2に送信する。クライアント端末5からの実行要求を受ける度に、アプリケーション提供サーバ2に同期データを送信してバックアップをとるため、アプリケーション実行装置4のアプリケーション実行セット11aに不具合が生じた場合に、復旧の対象となるデータが少なく、短時間でアプリケーション実行セット11aを復旧させることができる。
また、CPU24は、アプリケーション実行セット11aの異常状態を検知した場合には、その都度、同期データをアプリケーション提供サーバ2に送信する。これにより、アプリケーション提供サーバ2の代理実行時にはアプリケーション実行装置4との同期がとれている状態となっているため、クライアント端末5は、アプリケーション実行装置4において実行する場合と同一の実行結果を、アプリケーション提供サーバ2から確実に取得することができる。
そして、送信された同期データに基づいて、アプリケーション提供サーバ2は、後述する代理実行環境52に配備された代理アプリケーション実行セット11bの更新を行い、アプリケーション実行装置4との同期をとる構成となっている。このように、アプリケーション提供サーバ2をアプリケーション実行装置4のバックアップサーバとして利用することができ、事業所内LAN7にバックアップ装置を新たに追加する構成と比べて低コストでシステムを構築することができる。なお、ここでいう、アカウント情報は、アプリケーション実行セット11aの実行権限の付与や認証設定に用いられるものであり、ユーザの属するグループ名、ユーザ名、パスワードを含んでいる。また、セッション情報は、アプリケーション実行セット11aの異常状態検知時にアプリケーション提供サーバ2において、実行処理の継続性を確保するために用いられるものであり、セッションID、セッション有効/無効フラグ、セッション停止の最長時間、セッションの最終アクセス時刻、セッションが属するアプリケーション実行セット名、セッション時における更新データを含んでいる。
さらに、CPU24が、アプリケーション実行セット11aの異常状態から正常状態への切り替わりを検知すると、復旧処理を行うため、アプリケーション実行装置4は、アプリケーション提供サーバ2から代理アプリケーション実行セット11bと同一のアプリケーション実行セット11aを再取得する。具体的には、アプリケーション実行装置4からアプリケーション実行セット11aの再取得要求がされた場合(アプリケーション再取得要求手段)、CPU24がアプリケーション提供サーバ2の代理実行環境52に配備された代理アプリケーション実行セット11bを複製し、アプリケーション実行装置4に送信する。そして、アプリケーション実行装置4は、再取得したアプリケーション実行セット11aを実行環境32に再配備する。このように、アプリケーション実行装置4のアプリケーション実行セット11aが復旧した場合に、アプリケーション実行装置4のアプリケーション実行セット11aの障害時に、代理実行していたアプリケーション提供サーバ2の環境をアプリケーション実行装置4がそのまま引き継ぐことができる。これにより、クライアント端末5は、アプリケーション実行セット11aの障害復旧を意識することなく、アプリケーション実行セット11aの実行結果を取得することができる。
管理ツール33は、クライアント端末5からの操作により、アプリケーション実行セット11aの環境設定および状態閲覧を行うものである。ここでいう環境設定とは、実行権限の付与や認証設定のことである。実行権限の付与は、アプリケーション実行セット11a毎に、実行可能なグループ名やユーザ名を設定することにより行われる。また、認証設定は、アプリケーション実行セット11a毎に、ユーザ名やパスワードを設定することにより行われる。このように、クライアント端末5から環境設定や状態閲覧を行うことができるため、アプリケーション実行装置4に入出力デバイスを設ける必要がなく、簡易な構成とすることができる。
アプリケーション提供サーバ2は、入力デバイス48、ディスプレイ49、通信インターフェース41、入出力インターフェース42、内部バス43、CPU44、ROM45、RAM46およびHDD47を備えている。また、ROM45には制御プログラム51が記憶され、HDD47には、アプリケーション実行装置4に提供するための提供用のアプリケーション実行セット11a、アプリケーション実行セット11aと同一の代理実行用の代理アプリケーション実行セット11bおよび代理アプリケーション実行セット11bの代理実行環境52が記憶される。
制御プログラム51は、アプリケーション実行セット11aの配信処理、代理実行処理および同期処理をCPU44で制御するものである。アプリケーション実行セット11aの配信処理は、CPU44がアプリケーション実行装置4からの要求に応じてHDD47に記憶されたアプリケーション実行セット11aを配信するものである。そして、CPU44は、アプリケーション実行セット11aがアプリケーション実行装置4に配信されるのに併せて、HDD47内に配信したアプリケーション実行セット11aと同一の代理アプリケーション実行セット11bを複製する。さらに、複製した代理アプリケーション実行セット11bを代理実行環境52に配備する(代理アプリケーション記憶手段)。
そして、CPU44は、アプリケーション実行装置4のアプリケーション実行セット11aに不具合が生じ、アプリケーション実行装置4からの代理実行要求を受信すると、代理実行環境52において代理アプリケーション実行セット11bを実行し、実行結果をクライアント端末5に返信する(代理実行手段)。この場合、アプリケーション実行装置4を介してクライアント端末5に返信する構成としてもよいし、クライアント端末5に直接返信する構成としてもよい。
また、アプリケーション提供サーバ2は、アプリケーション実行装置4と同期をとっており、同期データをアプリケーション実行装置4に送信する(代理同期データ送信手段)。そして、送信された同期データに基づいて、アプリケーション実行装置4は、HDD27に記憶されたアプリケーション実行セット11aの更新を行い、アプリケーション提供サーバ2との同期をとる構成となっている。これにより、アプリケーション提供サーバ2が代理実行しているときは、アプリケーション実行装置4をアプリケーション提供サーバ2のバックアップサーバとして利用することができる。
また、アプリケーション提供サーバ2は、バージョンアップデータやパッチデータを含めて同期データをアプリケーション実行装置4に送信することにより、リモートでアプリケーション実行装置4のメンテナンスができる構成になっている。例えば、アプリケーション実行装置4のアプリケーション実行セット11aに障害が発生した場合には、パッチデータをアプリケーション実行装置4に送信し、障害対応をすることができる。また、アプリケーション実行セット11aに新たに機能を追加したい場合には、バージョンアップデータを送信し、アプリケーション実行セット11aをバーションアップさせることができる。
管理サーバ3およびクライアント端末5は、アプリケーション提供サーバ2と同一のハードウェア構成であるため、説明を省略する。なお、クライアント端末5は、パーソナルコンピュータに限られるものではなく、レシート発行装置等の各種印刷装置や携帯情報端末でもよい。
続いて、アプリケーション実行システム1におけるアプリケーション実行セット11aの取得処理、正常時実行処理、異常時実行処理および復旧処理の流れについて説明する。最初に、図4のフローチャートを参照して、アプリケーション実行セット11aの取得処理の流れについて説明する。
まず、クライアント端末5からのダウンロード要求に基づいて、アプリケーション実行装置4は、所望のアプリケーション実行セット11aを記憶しているアプリケーション提供サーバ2のURLにアクセスする(S01)。そして、アプリケーション提供サーバ2は、アプリケーション実行セット11aを代理アプリケーション実行セット11bとして複製し、代理実行環境52に配備してアプリケーション実行セット11aの送信準備を完了する(S02)。アプリケーション提供サーバ2は、アプリケーション実行セット11aをアプリケーション実行装置4に送信する(S03)。アプリケーション実行装置4は、受信したアプリケーション実行セット11aを、実行環境32に配備して起動し、アプリケーション実行セット11aの実行準備を完了する(S04)。
続いて、図5のフローチャートを参照して、アプリケーション実行システム1におけるアプリケーション実行セット11aの正常時実行処理の流れについて説明する。
アプリケーション実行装置4が、アプリケーション実行セット11aの正常状態を検知した状態で、クライアント端末5からアプリケーション実行セット11aの実行要求がされると(S11)、アプリケーション実行装置4は、アプリケーション実行セット11aを実行する(S12)。そして、アプリケーション実行装置4は、アプリケーション実行セット11aの実行により、変更が加わった同期データをアプリケーション提供サーバ2に送信すると共に、実行結果をクライアント端末5に返信する(S13)。アプリケーション提供サーバ2は、受信した同期データに基づいて、代理アプリケーション実行セット11bを更新する(S14)。このようにアプリケーション実行装置4は、アプリケーション実行セット11aを実行する度に、同期をとる構成となっている。
続いて、図6のフローチャートを参照して、アプリケーション実行システム1におけるアプリケーション実行セット11aの異常時実行処理の流れについて説明する。
アプリケーション実行装置4が、アプリケーション実行セット11aの異常状態を検知すると(S21)、アプリケーション実行装置4は、アプリケーション提供サーバ2に代理アプリケーション実行セット11bの起動要求を行う(S22)。そして、アプリケーション実行装置4が、未処理の同期データをアプリケーション提供サーバ2に送信し(S23)、アプリケーション提供サーバ2は、受信した同期データに基づいて、代理アプリケーション実行セット11bを更新して起動し、代理アプリケーション実行セット11bの代理実行準備を完了する(S24)。代理実行準備が完了すると、アプリケーション提供サーバ2は、その旨をアプリケーション実行装置4に返信する(S25)。
この状態で、クライアント端末5からアプリケーション実行装置4にアプリケーション実行セット11aの実行要求がされると(S26)、アプリケーション実行装置4は、アプリケーション提供サーバ2に代理アプリケーション実行セット11bの代理実行要求を行う(S27)。アプリケーション提供サーバ2は、代理実行要求に基づいて、代理アプリケーション実行セット11bを代理実行し(S28)、実行結果をアプリケーション実行装置4に返信し、アプリケーション実行装置4は、さらに受信した実行結果をクライアント端末5に転送する(S29)。
最後に、図7のフローチャートを参照して、アプリケーション実行システム1におけるアプリケーション実行セット11aの復旧処理の流れについて説明する。
アプリケーション実行装置4は、アプリケーション実行装置4の異常状態から正常状態への切り替わりを検知すると(S31)、復旧要求をアプリケーション提供サーバ2に送信する(S32)。アプリケーション提供サーバ2は、復旧要求を受信すると、代理アプリケーション実行セット11bを停止する(S33)。そして、アプリケーション提供サーバ2は、代理アプリケーション実行セット11bを複製し、アプリケーション実行セット11aとして、アプリケーション実行装置4に再送信する(S34)。アプリケーション実行装置4は、受信したアプリケーション実行セット11aを、実行環境32に配備して起動し、アプリケーション実行セット11aの実行準備を完了する(S35)。
以上の構成によれば、アプリケーション実行装置4のアプリケーション実行セット11aに不具合がある場合でも、クライアント端末5からの実行要求に応じて、当該アプリケーション実行セット11aと同一の代理アプリケーション実行セット11bを有するアプリケーション提供サーバ2に代理実行を要求してアプリケーション実行セット11aの実行結果を取得することができる。これにより、アプリケーション提供サーバ2を代理実行サーバとして利用することができ、代理実行装置を新たに追加する構成と比べて、低コストでシステム構築を行うことができる。さらに、アプリケーション実行装置4において、アプリケーション実行セット11aが異常状態である場合、クライアント端末5からアプリケーション実行装置4への実行要求を自動的にアプリケーション提供サーバ2への代理実行要求に切り換えるため、アプリケーション実行装置4のアプリケーション実行セット11aに不具合がある度にアプリケーション実行セット11aの実行を停止して、クライアント端末5において実行要求先を設定変更する必要がない。これにより、クライアント端末5は、アプリケーション実行セット11aの不具合を意識することなくアプリケーション実行セット11aの実行結果を取得することができる。
また、アプリケーション実行装置4が、複数のアプリケーション提供サーバ2からアプリケーション実行セット11aの配信を受けている場合には、アプリケーション実行セット11a毎に代理実行処理が行われるため、1つのアプリケーション実行セット11aに不具合が生じても、他のアプリケーション実行セット11aについては、事業所内LAN7内で実行することができる。さらに、アプリケーション実行セット11a毎に、提供元のアプリケーション提供サーバ2にバックアップをするため、全てのアプリケーション実行セット11aを単一のバックアップサーバにバックアップする構成と比較して、障害時の復旧作業が容易となる。
一方で、上記の例に示した、アプリケーション実行システム1の各機能をソフトウェアプログラムとして提供することも可能である。また、そのプログラムを記録媒体(図示省略)に格納して提供できる。記録媒体としては、CD−ROM、フラッシュROM、メモリカード(コンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア、メモリースティック等)、光磁気ディスク、デジタルバーサタイルディスクおよびフレキシブルディスク等を利用することができる。
上記に示した実施例によらず、アプリケーション実行システム1の処理工程について、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更も可能である。
1…アプリケーション実行システム 2…アプリケーション提供サーバ 4…アプリケーション実行装置 5…クライアント端末 6…インターネット(第1のネットワーク) 7…事業所内LAN(第2のネットワーク) 11a…アプリケーション実行セット 11b…代理アプリケーション実行セット 33…管理ツール(アプリケーション管理手段)

Claims (9)

  1. アプリケーションを提供するアプリケーション提供サーバと、
    インターネットを介して前記アプリケーション提供サーバと接続され、前記アプリケーション提供サーバから取得した前記アプリケーションを実行するアプリケーション実行装置と
    前記アプリケーション実行装置とローカルエリアネットワークを介して接続され、前記アプリケーション実行装置に前記アプリケーションの実行を要求するクライアント端末と、を有し、
    前記アプリケーション実行装置は、
    前記アプリケーション提供サーバから取得した前記アプリケーションを記憶するアプリケーション記憶手段と、
    記アプリケーションの正常状態・異常状態を検知する状態検知手段と、
    前記状態検知手段が前記アプリケーションの正常状態を検知した状態で、前記クライアント端末から前記アプリケーションの実行要求があった場合、当該アプリケーションを実行し、実行結果を前記クライアント端末に送信する実行手段と、
    前記状態検知手段が前記アプリケーションの異常状態を検知した状態で、前記クライアント端末から前記アプリケーションの実行要求があった場合、前記アプリケーション提供サーバに代理実行を要求する代理実行要求手段と、を備え、
    前記アプリケーション提供サーバは、
    前記アプリケーション実行装置に提供した前記アプリケーションを記憶する代理アプリケーション記憶手段と、
    前記代理実行の要求に基づいて、前記代理アプリケーション記憶手段に記憶されたアプリケーションを実行し、実行結果を前記クライアント端末に送信する代理実行手段と、を備え、
    前記クライアント端末は、
    前記アプリケーション実行装置が前記アプリケーション実行装置に記憶されたアプリケーションを実行したときには、インターネットを経由することなく前記アプリケーションを実行した実行結果を取得し、
    前記アプリケーション提供サーバが前記代理アプリケーション記憶手段に記憶されたアプリケーションを実行したときには、実行結果を、前記アプリケーション実行装置を介して取得することを特徴とするアプリケーション実行システム。
  2. 前記アプリケーション実行装置は、
    前記アプリケーションのアカウント情報およびセッション情報を含む同期データを前記アプリケーション提供サーバに送信する同期データ送信手段を備え、
    前記アプリケーション提供サーバは、
    受信した前記アプリケーションの同期データに基づいて、前記代理アプリケーション記憶手段に記憶されたアプリケーションを更新する請求項1に記載のアプリケーション実行システム。
  3. 前記同期データ送信手段は、前記状態検知手段が前記アプリケーションの正常状態を検知した場合に、前記クライアント端末からの前記アプリケーションの実行要求に応じて、前記アプリケーションの同期データを送信する請求項2に記載のアプリケーション実行システム。
  4. 前記アプリケーション実行装置は、
    前記状態検知手段が前記アプリケーションが異常状態から正常状態への切り替わりを検知した場合に、前記アプリケーション提供サーバから、前記アプリケーションの再取得を要求するアプリケーション再取得要求手段を備え、
    前記アプリケーション記憶手段は、前記アプリケーション再取得要求手段の要求に対して再取得した前記アプリケーションを再記憶する請求項1ないし3のいずれか1項に記載のアプリケーション実行システム。
  5. 前記アプリケーション実行装置は、
    前記クライアント端末からの操作により、前記アプリケーションの環境設定および状態閲覧を行うアプリケーション管理手段を備える請求項1ないし4のいずれか1項に記載のアプリケーション実行システム。
  6. アプリケーション実行装置でインターネットを介して接続されたアプリケーション提供サーバから取得されたアプリケーションを記憶し、
    前記アプリケーション実行装置で前記アプリケーションが正常状態であるか、異常状態であるかを検知し、
    前記アプリケーションが正常状態であることを検知しているときに、ローカルネットワークを介して接続されたクライアント端末から前記アプリケーション実行装置に前記アプリケーションの実行要求があった場合、前記アプリケーションを実行し、
    前記アプリケーションを実行した結果を前記クライアント端末にインターネットを経由することなく送信し、
    前記アプリケーションが異常状態であることを検知しているときに、前記クライアント端末から前記アプリケーション実行装置に前記アプリケーションの実行要求があった場合、前記アプリケーション提供サーバに代理実行を要求し、
    前記代理実行を要求された前記アプリケーション提供サーバは、前記アプリケーション提供サーバが記憶したアプリケーションを実行し、
    前記アプリケーション提供サーバが記憶したアプリケーションが実行した結果を前記アプリケーション実行装置を介して前記クライアント端末に送信することを特徴とするアプリケーション実行システムのアプリケーション実行方法。
  7. 前記アプリケーション実行装置のアプリケーションのアカウント情報およびセッション情報を含む同期データを前記アプリケーション実行装置から前記アプリケーション提供サーバに送信し、
    前記アプリケーション提供サーバは、受信した前記アプリケーションの同期データに基づいて、前記アプリケーション提供サーバが記憶するアプリケーションを更新する請求項6に記載のアプリケーション実行システムのアプリケーション実行方法。
  8. 前記アプリケーション実行装置のアプリケーションが異常状態から正常状態へ切り替わったことを検知した場合に、前記アプリケーション提供サーバから、前記アプリケーションの再取得を要求し、
    要求に対して再取得した前記アプリケーションを再記憶する請求項6または7に記載のアプリケーション実行システムのアプリケーション実行方法。
  9. コンピュータに、請求項6ないし8のいずれか1項に記載のアプリケーション実行システムのアプリケーション実行方法を実行させるためのプログラム。
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