JP4893214B2 - 記憶制御装置、記憶制御方法および記憶制御プログラム - Google Patents

記憶制御装置、記憶制御方法および記憶制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4893214B2
JP4893214B2 JP2006275821A JP2006275821A JP4893214B2 JP 4893214 B2 JP4893214 B2 JP 4893214B2 JP 2006275821 A JP2006275821 A JP 2006275821A JP 2006275821 A JP2006275821 A JP 2006275821A JP 4893214 B2 JP4893214 B2 JP 4893214B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage
data
stored
storage area
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006275821A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008097156A (ja
Inventor
革 江尻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2006275821A priority Critical patent/JP4893214B2/ja
Priority to US11/881,871 priority patent/US8046630B2/en
Publication of JP2008097156A publication Critical patent/JP2008097156A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4893214B2 publication Critical patent/JP4893214B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/07Responding to the occurrence of a fault, e.g. fault tolerance
    • G06F11/14Error detection or correction of the data by redundancy in operation
    • G06F11/1402Saving, restoring, recovering or retrying
    • G06F11/1415Saving, restoring, recovering or retrying at system level
    • G06F11/1435Saving, restoring, recovering or retrying at system level using file system or storage system metadata
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/07Responding to the occurrence of a fault, e.g. fault tolerance
    • G06F11/16Error detection or correction of the data by redundancy in hardware
    • G06F11/20Error detection or correction of the data by redundancy in hardware using active fault-masking, e.g. by switching out faulty elements or by switching in spare elements
    • G06F11/2053Error detection or correction of the data by redundancy in hardware using active fault-masking, e.g. by switching out faulty elements or by switching in spare elements where persistent mass storage functionality or persistent mass storage control functionality is redundant
    • G06F11/2094Redundant storage or storage space
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/07Responding to the occurrence of a fault, e.g. fault tolerance
    • G06F11/16Error detection or correction of the data by redundancy in hardware
    • G06F11/1658Data re-synchronization of a redundant component, or initial sync of replacement, additional or spare unit
    • G06F11/1662Data re-synchronization of a redundant component, or initial sync of replacement, additional or spare unit the resynchronized component or unit being a persistent storage device

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Library & Information Science (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Description

この発明は、ネットワークを介して接続された複数の記憶部を備えるとともに、元データと他の記憶部に記憶された元データのバックアップデータとを各記憶部がそれぞれ記憶する記憶装置において、当該各記憶部間に関するデータの記憶制御をおこなう記憶制御装置、記憶制御方法および当該記憶制御方法をコンピュータに実行させる記憶制御プログラムに関する。
従来より、集中的な管理サーバを持つことなく、自律的にデータの格納先を検索して、データの書き込みや読み出しなどを行う自律分散型のストレージシステムを構成するストレージ装置に発生した障害を復旧するための技術が開示されている。例えば、非特許文献1に開示されているように、ルートディレクトリを各ディスク(例えば、ディスク1〜4)で共有するとともに、その他のディレクトリを各ディスクで分散させて保持することで、データ検索のために効率的なディレクトリ構造(図11参照)を持つ自律分散型ストレージシステムにおいて、データアクセス不能などのシステム障害を復旧する技術が存在する。
具体的には、図12に例示するように、ストレージ装置2に故障が発生した場合には、ストレージ装置3に記憶されているストレージ装置2のバックアップディレクトリをストレージ装置3のプライマリディレクトリ内へ挿入することにより、新たなプライマリディレクトリを生成する。そして、新たに生成されたストレージ装置3のプライマリディレクトリをストレージ装置4へバックアップディレクトリとして格納するとともに、ストレージ装置1のプライマリディレクトリをストレージ装置3へバックアップディレクトリとして格納することで、ストレージ装置2のプライマリディレクトリを復旧してデータへのアクセスをできるようにする。
平塚竜太郎、外2名、"並列ディレクトリ構造Fat-BtreeのnCUBE3上での実装"、[online]、[平成18年9月13日検索]、インターネット<http://yokota-www.cs.titech.ac.jp/~yokota/papers/dews-99-2.PDF>
しかしながら、上記した従来の技術は、システムに障害が発生した場合に、システムの使用不可時間が長くなるというという問題点があった。すなわち、図12に例示するようなプライマリディレクトリの復旧処理は、実際にデータを挿入する処理と同様の時間を要するため、ストレージ装置の故障などシステムに障害が発生した場合は、システムの使用不可時間が長くなるという問題点があり、データへのアクセスが可能となるまでには相当の時間を要することになる。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、プライマリディレクトリの復旧の高速化を実現することができ、システムの使用不可時間を短縮することが可能な記憶制御装置、記憶制御方法および記憶制御プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、ネットワークを介して接続された複数の記憶部を備えるとともに、元データと他の記憶部に記憶された元データのバックアップデータとを各記憶部がそれぞれ記憶する記憶装置において、当該各記憶部間に関するデータの記憶制御をおこなう記憶制御装置であって、前記各記憶部のいずれかについて、障害の発生を検出する障害検出部と、前記障害検出部により障害の発生が検出された場合に、当該障害が発生した記憶部に記憶されていた元データのバックアップデータを記憶している記憶部において、当該バックアップデータを元データとして記憶する論理記憶領域を生成する論理記憶領域生成部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、ネットワークを介して接続された複数の記憶部を備えるとともに、元データと他の記憶部に記憶された元データのバックアップデータとを各記憶部がそれぞれ記憶する記憶装置において、当該各記憶部間に関するデータの記憶制御をおこなう記憶制御方法であって、前記各記憶部のいずれかについて、障害の発生を検出する障害検出工程と、前記障害検出工程により障害の発生が検出された場合に、当該障害が発生した記憶部に記憶されていた元データのバックアップデータを記憶している記憶部において、当該バックアップデータを元データとして記憶する論理記憶領域を生成する論理記憶領域生成工程と、を含んだことを特徴とする。
また、本発明は、ネットワークを介して接続された複数の記憶部を備えるとともに、元データと他の記憶部に記憶された元データのバックアップデータとを各記憶部がそれぞれ記憶する記憶装置において、当該各記憶部間に関するデータの記憶制御をおこなう方法をコンピュータに実行させる記憶制御プログラムであって、前記各記憶部のいずれかについて、障害の発生を検出する障害検出手順と、前記障害検出手順により障害の発生が検出された場合に、当該障害が発生した記憶部に記憶されていた元データのバックアップデータを記憶している記憶部において、当該バックアップデータを元データとして記憶する論理記憶領域を生成する論理記憶領域生成手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明では、各記憶部のいずれかについて障害の発生を検出すると、障害が発生した記憶部に記憶されていた元データのバックアップデータを記憶している記憶部において、バックアップデータを元データとして記憶する論理記憶領域を生成するので、例えば、ストレージシステム内で故障したPE(Processing Element:処理装置単位)のディスク装置に記憶されているプライマリデータ(例えば、インデックスデータやプライマリディレクトリ、実データなど)のバックアップデータを、障害の発生により失われてしまったプライマリデータとして認識させることで、プライマリデータの復旧の高速化を実現することができ、システムの使用不可時間を短縮することが可能である。
また、本発明は、上記の発明において、前記障害検出部により障害の発生が検出された記憶部に記憶されていた他の記憶部の元データのバックアップデータを、前記論理記憶領域生成部により生成された前記論理記憶領域に格納するデータ格納部をさらに備えたことを特徴とする。
本発明では、障害の発生が検出された記憶部に記憶されていた他の記憶部の元データのバックアップデータを生成された論理記憶領域に格納するので、例えば、ストレージシステム内で故障したPE(Processing Element:処理装置単位)のディスク装置に元々記憶されていた他のPEのディスクのプライマリデータのバックアップデータを元の状態に再生することが可能である。
また、本発明は、上記の発明において、前記論理記憶領域生成部により生成された前記論理記憶領域に記憶されている元データのバックアップデータを、当該論理記憶領域とは別の記憶領域に記憶するデータ記憶部をさらに備えたことを特徴とする。
本発明では、生成された論理記憶領域に記憶されている元データのバックアップデータを論理記憶領域とは別の記憶領域に記憶するので、例えば、ストレージシステム内で故障したPE(Processing Element:処理装置単位)のディスク装置に記憶されているプライマリデータのバックアップデータを、障害の発生により失われてしまったプライマリデータとして記憶することで、失われたバックアップデータを元の状態に再生することが可能である。
また、本発明は、上記の発明において、前記元データおよび前記バックアップデータは階層構造を有するデータであって、前記論理記憶領域生成部は、前記障害検出部により障害の発生が検出された場合に、当該障害が発生した記憶部に記憶されていた前記階層構造を有する元データのバックアップデータを記憶している記憶部において、当該バックアップデータを元データとして記憶する論理記憶領域を生成することを特徴とする。
本発明では、元データおよびバックアップデータは階層構造を有し、記憶部に障害の発生が検出された場合に、障害が発生した記憶部に記憶されていた階層構造を有する元データのバックアップデータを記憶している記憶部において、バックアップデータを元データとして記憶する論理記憶領域を生成するので、例えば、Fat−Btreeなどのデータ検索効率化のための階層構造を有するディレクトリを備えたストレージシステムなどにおいて、ディレクトリの復旧の際に従来行われていたように、実際にデータを挿入する処理と同様の時間を要する処理を要することなく、故障したPE(Processing Element:処理装置単位)のディスクに記憶されているプライマリディレクトリのバックアップディレクトリをプライマリディレクトリとして認識させることで、プライマリディレクトリの復旧の高速化を実現することができ、システムの使用不可時間を短縮することが可能である。
本発明によれば、例えば、ストレージシステム内で故障したPE(Processing Element:処理装置単位)のディスク装置に記憶されているプライマリデータのバックアップデータを、障害の発生により失われてしまったプライマリデータとして認識させることで、プライマリデータの復旧の高速化を実現することができ、システムの使用不可時間を短縮することが可能である。また、例えば、Fat−Btreeなどのデータ検索効率化のための階層構造を有するディレクトリを備えたストレージシステムなどにおいて、ディレクトリの復旧の際に従来行われていたように、実際にデータを挿入する処理と同様の時間を要する処理を要することなく、故障したPE(Processing Element:処理装置単位)のディスクに記憶されているプライマリディレクトリのバックアップディレクトリをプライマリディレクトリとして認識させることで、プライマリディレクトリの復旧の高速化を実現することができ、システムの使用不可時間を短縮することが可能である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る記憶制御装置、記憶制御方法および記憶制御プログラムの実施例を詳細に説明する。なお、以下では、本発明に係る記憶制御装置として機能するコントローラを備えた複数のPE(プロセッシングエレメント)をネットワークを介して接続したストレージシステムを例に挙げて実施例1として説明した後に、本発明に含まれる他の実施例を説明する。
以下の実施例1では、実施例1に係るプロセッシングエレメントの概要および特徴、プロセッシングエレメントの構成および処理を説明し、最後に実施例1による効果を説明する。
[プロセッシングエレメントの概要および特徴(実施例1)]
まず最初に、図1および図2を用いて、実施例1に係るプロセッシングエレメントの概要および特徴を説明する。図1は、実施例1に係るプロセッシングエレメントの概要および特徴を説明するための図である。図2は、実施例1に係るプロセッシングエレメントのリカバリ処理の概要を示す図である。
実施例1に係るプロセッシングエレメントは、ネットワークを介して接続された複数のプロセッシングエレメント(以下、適宜「PE」と記す)を備えるとともに、プライマリディレクトリ(例えば、Fat−Btreeによる階層構造を有するディレクトリ)と他のPEに記憶されたプライマリディレクトリのバックアップディレクトリとを各PEがそれぞれ記憶するストレージシステムにおいて、各PE間に関するデータの記憶制御をおこなうことを概要とする。
ここで、Fat−Btreeについて簡単に説明する。Fat−Btreeは、データ配列の偏りを解消するために従来より提案されているディレクトリ構造である並列Btreeを改良したものであり、自律分散型ストレージシステムなどにおいて、データに高速にアクセスできるように開発されたディレクトリ構造である。
そして、このような概要を有する実施例1に係るPEは、プライマリディレクトリの復旧の高速化を実現することができ、システムの使用不可時間を短縮することが可能である点に主たる特徴がある。
この主たる特徴について具体的に説明すると、図1に示すように、PEは、主にディスクの制御を行うコントローラおよび各種データを記憶するディスクから構成される。また、各PEは、ディスク内の記憶領域について仮想的に配置する論理記憶領域を特定するためのパーティションIDに対応付けて、ディスクを特定するためのディスクIDを記憶するパーティション配置テーブルをディスクに記憶する。
さらに、各PEは、自己が管理するプライマリディレクトリを記憶するプライマリディスクを特定するためのプライマリディスクIDと、他のPEのプライマリディレクトリのバックアップディレクトリを記憶するバックアップディスクを特定するためのバックアップディスクIDとを対応付けて記憶するバックアップディスク管理テーブルをディスクに記憶する他、実データなどをディスクに記憶する。
また、ディスク2に記憶されているプライマリディレクトリのバックアップディレクトリはディスク3に記憶され、同様に、ディスク3に記憶されているプライマリディレクトリのバックアップディレクトリはディスク4に記憶され、ディスク4に記憶されているプライマリディレクトリのバックアップディレクトリはディスク1に記憶され、ディスク1に記憶されているプライマリディレクトリのバックアップディレクトリはディスク2に記憶されている。
各PEは、例えば、常時接続されているSocket通信が途絶えた場合には、故障が発生したものとして検出する(図1の(1)参照)。例えば、コントローラ2およびディスク2を備えるPEとの通信が途絶えると、コントローラ3およびディスク3を備えるPEはコントローラ2およびディスク2を備えるPEに故障が発生したものとして検出する。そして、PEは、接続されている他のPEの故障の発生を検出した場合にはリカバリ処理を実行する。
具体的には、まず、故障の発生が検出されたPE以外の全てのPEにおいて、故障の発生検出時に実行中であって、かつ消失したPEへアクセスするトランザクションのAbort(停止)およびRollBackを実行して、元の状態に戻す(図1の(2)参照)。
次に、故障の発生を検出したPEのコントローラ(例えば、コントローラ3)は、故障の発生したPEのディスク(例えば、ディスク2)に記憶されていたディレクトリを復旧する(図1の(3)参照)。
具体的には、図2に例示するように、コントローラ3は、パーティション配置テーブルおよびバックアップディスク管理テーブルを更新して、ディスク3に記憶されているディレクトリの中から、故障が発生したPEのディスク2(図2の(1)参照)に記憶されていたプライマリディレクトリのバックアップディレクトリを、ディスク2のプライマリディレクトリとして記憶するための論理記憶領域(パーティションID「2」)をディスク3の中に生成することにより(図2の(2)参照)、故障の発生により、ディスク2に記憶されていたが消失してしまったプライマリディレクトリを復旧する。
すなわち、ディスク3に記憶されているバックアップディレクトリをプライマリディレクトリと認識させることで、故障の発生により、PEのディスク2に記憶されていたが消失してしまったプライマリディレクトリを早期に復旧する。なお、コントローラ3は、更新したパーティション配置テーブルおよびバックアップディスク管理テーブルを各PEに配信する。
そして、故障の発生を検出したPEのコントローラ(例えば、コントローラ3)、および故障の発生が検出されたPEのディスク(例えば、ディスク2)にバックアップデータを記憶していたPEのコントローラ(例えば、コントローラ1)は、バックアップを再生する(図1の(4)参照)。
具体的には、コントローラ3は、ディスク3の中に生成した論理記憶領域(例えば、パーティションID「2」)に記憶させたプライマリディレクトリのバックアップディレクトリを、この論理記憶領域とは別に元から存在する別の論理記憶領域(例えば、パーティションID「3」)に記憶する。また、コントローラ1は、ディスク3の中に生成した論理記憶領域(例えば、パーティションID「2」)に、ディスク1に記憶されているプライマリディレクトリのバックアップディレクトリを格納する(図2の(3)参照)。
このようなことから、実施例1に係るPEは、上述した主たる特徴の如く、プライマリディレクトリの復旧の高速化を実現することができ、システムの使用不可時間を短縮することが可能である点に主たる特徴がある。
[PEの構成(実施例1)]
次に、図3を用いて、実施例1に係るPE(プロセッシングエレメント)の構成を説明する。図3は、実施例1に係るPEの構成を示すブロック図である。なお、以下では、実施例1に係るPEを実現する上で必要な処理部のみを記載し、その他の処理部については記載を省略する。
同図に示すように、クライアント装置10とネットワーク1を介して通信可能に接続されたストレージシステムを構成するPE20は、通信制御I/F部21と、ディスクI/F部22と、ディスク23と、コントローラ24とから構成される。
このうち、通信制御I/F部21は、クライアント装置10や他のPE20との間でやり取りする各種データに関する通信を制御する。ディスクI/F部22は、ディスク23とコントローラ24との間でやり取りするデータに関する通信を制御する。
ディスク23は、コントローラ24による各種処理の必要なデータを記憶する記憶部であり、特に本発明に密接に関連するものとして、自己に記憶されている実データのインデックスとして機能するプライマリディレクトリ23aと、他のPE20のディスク23に記憶されているプライマリディレクトリのバックアップディレクトリ23bとを記憶して構成される。
コントローラ24は、所定の制御プログラム、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する処理部であり、特に本発明に密接に関連するものとして、メモリ25および制御部26を備える。
メモリ25は、制御部26による各種処理に必要なデータおよびプログラムを記憶する記憶部であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、パーティション配置テーブル25aおよびバックアップディスク管理テーブル25bを備える。
このうち、パーティション配置テーブル25aは、ディスク内に仮想的に配置する論理記憶領域に関する各種の情報を記憶するものであり、具体的には、図4に例示するように、論理記憶領域を特定するためのパーティションIDに対応付けて、ディスクを特定するためのディスクIDを記憶して構成される。
バックアップディスク管理テーブル25bは、ディスクの対応関係に関する各種の情報を記憶するものであり、具体的には、図5に例示するように、自己が管理するプライマリディレクトリを記憶するプライマリディスクを特定するためのプライマリディスクIDと、他のPE20のプライマリディレクトリのバックアップディレクトリを記憶するバックアップディスクを特定するためのバックアップディスクIDとを対応付けて、その対応関係を記憶して構成される。
制御部26は、所定の制御プログラム、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データをメモリ25に格納し、これらによって種々の処理を実行する処理部であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、オペレーション実行部26aおよびリカバリ処理制御部26bを備える。
このうち、オペレーション実行部26aは、例えば、クライアント装置10からのリクエストに応じて、各種データの処理を実行する処理部である。なお、オペレーション実行部26aは、リカバリ処理制御部26bからの命令を受け付けて、更新されたパーティション配置テーブル25aおよびバックアップディスク管理テーブル25bを他のPE20へそれぞれ配信する。
リカバリ処理制御部26bは、PE20のいずれかに故障が発生した場合に、各PE20間に関するデータの記憶制御を行うことにより、データのリカバリ処理を行う処理部である。
リカバリ処理制御部26bは、常時他のPE20と接続されているSocket通信を監視して、通信が途絶えた場合には故障が発生したものとして検出する。例えば、図1に示すように、コントローラ2等を備えるPE20との通信が途絶えると、コントローラ3のリカバリ処理制御部26bは、コントローラ2等を備えるPE20に故障が発生したものとして検出する。そして、リカバリ処理制御部26bは、他のPE20の故障の発生を検出した場合にはリカバリ処理を実行する。
このリカバリ処理について具体的に説明すると、まず、故障の発生が検出されたPE20以外の全てのPE20におけるリカバリ処理制御部26bは、故障の発生検出時に実行中であって、かつ消失したPE20へアクセスするトランザクションのAbort(停止)およびRollBackを実行して、元の状態に戻す。
次に、故障の発生を検出したPEのリカバリ処理制御部26bは、故障の発生したPE20のディスク23(例えば、ディスク2)に記憶されていたディレクトリを復旧する。
具体的には、リカバリ処理制御部26bは、図6および図7に例示するように、パーティション配置テーブル25aおよびバックアップディスク管理テーブル25bを更新して、例えば、図2に例示するように、ディスク3に記憶されているディレクトリの中から、故障が発生したPE20のディスク2に記憶されているプライマリディレクトリのバックアップディレクトリを、ディスク2のプライマリディレクトリとして記憶するための論理記憶領域(パーティションID「2」)をディスク3の中に生成することにより(図2の(2)参照)、故障の発生により、ディスク2に記憶されていたが消失してしまったプライマリディレクトリを復旧する。
すなわち、ディスク3に記憶されているバックアップディレクトリをプライマリディレクトリと認識させることで、故障の発生により、PE20のディスク2に記憶されていたが消失してしまったプライマリディレクトリを早期に復旧する。なお、リカバリ処理制御部26bは、更新したパーティション配置テーブル25aおよびバックアップディスク管理テーブル25bを他のPE20へそれぞれ配信するように、オペレーション実行部26aに命令を発行する。
そして、故障の発生を検出したPE20のリカバリ処理制御部26b、および故障の発生が検出されたPE20のディスク23(例えば、ディスク2)にバックアップデータを記憶していたPE20のリカバリ処理制御部26bは、バックアップを再生する。
具体的には、故障の発生を検出したPE20のリカバリ処理制御部26bは、図2に例示するように、ディスク3の中に生成した論理記憶領域(例えば、パーティションID「2」)に記憶させたプライマリディレクトリのバックアップディレクトリを、この論理記憶領域とは別に元から存在する別の論理記憶領域(例えば、パーティションID「3」)に記憶する。また、故障の発生が検出されたPE20のディスク23(例えば、ディスク2)にバックアップデータを記憶していたPE20のリカバリ処理制御部26bは、図2に例示するように、ディスク3の中に生成した論理記憶領域(例えば、パーティションID「2」)に、ディスク1に記憶されているプライマリディレクトリのバックアップディレクトリを格納する(図2の(3)参照)。
なお、リカバリ処理制御部26bは、実データの復旧およびバックアップの再生を行う場合に、上述してきたディレクトリの復旧およびバックアップの再生と同様の手順を適用することができる。
[PEによるリカバリ処理(実施例1)]
続いて、図8および図9を用いて、実施例1に係るPE(プロセッシングエレメント)によるリカバリ処理を説明する。図8は、実施例1に係るプロセッシングエレメントのリカバリ処理の内容を示す図であり、図9は、実施例1に係るプロセッシングエレメントの処理の流れを示すフローチャートである。
図9に示すように、他のPE20の故障の発生を検出した場合には(ステップS901肯定)、リカバリ処理制御部26bはリカバリ処理を実行する。
まず、図8(Phase番号「1」)に例示すように、故障の発生が検出されたPE20以外の全てのPE20におけるリカバリ処理制御部26bは、故障の発生検出時に実行中であって、かつ消失したPE20へアクセスするトランザクションのAbort(停止)およびRollBackを実行して(ステップS902)、元の状態(「ロールバック完了」)に戻す。
次に、故障の発生を検出したPEのリカバリ処理制御部26bは、故障の発生したPE20のディスク23(例えば、ディスク2)に記憶されていたディレクトリを復旧する(ステップS903、図8のPhase番号「2」参照)。
具体的には、リカバリ処理制御部26bは、図6および図7に例示するように、パーティション配置テーブル25aおよびバックアップディスク管理テーブル25bを更新して、例えば、図2に例示するように、ディスク3に記憶されているディレクトリの中から、故障が発生したPE20のディスク2に記憶されていたプライマリディレクトリのバックアップディレクトリを、ディスク2のプライマリディレクトリとして記憶するための論理記憶領域(パーティションID「2」)をディスク3の中に生成することにより(図2の(2)参照)、故障が発生により、PE20のディスク2に記憶されていたが消失してしまったプライマリディレクトリを復旧する。
すなわち、ディスク3に記憶されていたバックアップディレクトリをプライマリディレクトリと認識させることで、故障の発生により、PE20のディスク2に記憶されていたが消失してしまったプライマリディレクトリを早期に復旧する。なお、オペレーション実行部26aは、リカバリ処理制御部26bからの命令を受け付けて、更新されたパーティション配置テーブル25aおよびバックアップディスク管理テーブル25bを他のPE20へそれぞれ配信する。
そして、故障の発生を検出したPE20のリカバリ処理制御部26b、および故障の発生が検出されたPE20のディスク23(例えば、ディスク2)にバックアップデータを記憶していたPE20のリカバリ処理制御部26bは、バックアップを再生する(ステップS904、図8のPhase番号「3」参照)。
具体的には、故障の発生を検出したPE20のリカバリ処理制御部26bは、図2に例示するように、ディスク3の中に生成した論理記憶領域(例えば、パーティションID「2」)に記憶させたプライマリディレクトリのバックアップディレクトリを、この論理記憶領域とは別に元から存在する別の論理記憶領域(例えば、パーティションID「3」)に記憶する。また、故障の発生が検出されたPE20のディスク23(例えば、ディスク2)にバックアップデータを記憶していたPE20のリカバリ処理制御部26bは、図2に例示するように、ディスク3の中に生成した論理記憶領域(例えば、パーティションID「2」)に、ディスク1に記憶されているプライマリディレクトリのバックアップディレクトリを格納する(図7参照)。
[実施例1の効果]
上述してきたように、実施例1によれば、各記憶部のいずれかについて障害の発生を検出すると、障害が発生した記憶部に記憶されていた元データのバックアップデータを記憶している記憶部において、バックアップデータを元データとして記憶する論理記憶領域を生成するので、例えば、ストレージシステム内で故障したPE20のディスク23に記憶されているプライマリディレクトリなどのデータのバックアップデータを、障害の発生により失われてしまったプライマリデータとして認識させることで、プライマリデータの復旧の高速化を実現することができ、システムの使用不可時間を短縮することが可能である。
また、実施例1によれば、障害の発生が検出された記憶部に記憶されていた他の記憶部の元データのバックアップデータを生成された論理記憶領域に格納するので、例えば、ストレージシステム内で故障したPE20のディスク23に元々記憶されていた他のPE20のディスクのプライマリデータのバックアップデータを元の状態に再生することが可能である。
また、実施例1によれば、生成された論理記憶領域に記憶されている元データのバックアップデータを論理記憶領域とは別の記憶領域に記憶するので、例えば、ストレージシステム内で故障したPE20のディスク23に記憶されているプライマリデータのバックアップデータを、障害の発生により失われてしまったプライマリデータとして記憶することで、失われたバックアップデータを元の状態に再生することが可能である。
また、実施例1によれば、元データおよびバックアップデータは階層構造を有し、記憶部に障害の発生が検出された場合に、障害が発生した記憶部に記憶されていた階層構造を有する元データのバックアップデータを記憶している記憶部において、バックアップデータを元データとして記憶する論理記憶領域を生成するので、例えば、Fat−Btreeなどのデータ検索効率化のための階層構造を有するディレクトリを備えたストレージシステムなどにおいて、ディレクトリの復旧の際に従来行われていたように、実際にデータを挿入する処理と同様の時間を要する処理を要することなく、故障したPE20のディスク23に記憶されているプライマリディレクトリのバックアップディレクトリをプライマリディレクトリとして認識させることで、プライマリディレクトリの復旧の高速化を実現することができ、システムの使用不可時間を短縮することが可能である。
なお、上記の実施例1では、Fat−Btreeなどのデータ検索効率化のための階層構造を有するディレクトリを復旧する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ユーザデータなどの実データのプライマリデータと他のディスク23に記憶されたプライマリデータのバックアップデータとを各ディスクがそれぞれ記憶する場合において、実データを復旧する場合にも本発明を同様に適用することができる。
さて、これまで本発明の実施例1について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では、本発明に含まれる他の実施例を説明する。
(1)装置構成等
また、図3に示したプロセッシングエレメント(PE)20の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、プロセッシングエレメント(PE)20の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、例えば、リカバリ処理制御部26bを故障検出処理機能、ディレクトリ復旧処理機能およびバックアップ再生処理機能にそれぞれ分散するなど、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、プロセッシングエレメント(PE)20にて行なわれる各処理機能(例えば、故障検出処理機能、ディレクトリ復旧処理機能およびバックアップ再生処理機能、図8および図9参照)は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
(2)リカバリ処理プログラム
ところで、上記の実施例1で説明したプロセッシングエレメント(PE)20にて行なわれるリカバリ処理(図8および図9参照)は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータシステムで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図10を用いて、上記の実施例1と同様の機能を有するリカバリ処理プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図10は、リカバリ処理プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
図10に示すように、プロセッシングエレメントとしてのコンピュータ30は、通信制御I/F部31、ディスクI/F部32、HDD33、RAM34、ROM35およびCPU36をバス40で接続して構成される。ここで、通信制御I/F部31およびディスクI/F部32は、図3に示した通信制御I/F部21およびディスクI/F部22に対応する。
そして、ROM35には、上記の実施例1に示したプロセッシングエレメント20と同様の機能を発揮するリカバリ処理プログラム、つまり、図10に示すように、オペレーション実行プログラム35aおよびリカバリ処理制御プログラム35bがあらかじめ記憶されている。なお、これらのプログラム35aおよび35bについては、図3に示したプロセッシングエレメント20の各構成要素と同様、適宜統合または分散してもよい。なお、ROM35は、不揮発性の「RAM」でもよい。
そして、CPU36が、これらのプログラム35aおよび35bをROM35から読み出して実行することで、図10に示すように、各プログラム35aおよび35bは、オペレーション実行プロセス36aおよびリカバリ処理制御プロセス36bとして機能するようになる。なお、各プロセス36aおよび36bは、図3に示したオペレーション実行部26aおよびリカバリ処理制御部26bにそれぞれ対応する。
また、HDD33には、図10に示すように、パーティション配置テーブル33aおよびバックアップディスク管理テーブル33bがそれぞれ設けられる。これらのパーティション配置テーブル33aおよびバックアップディスク管理テーブル33bは、図3に示したパーティション配置テーブル25aおよびバックアップディスク管理テーブル25bにそれぞれ対応する。そして、CPU36は、パーティション配置テーブル33aおよびバックアップディスク管理テーブル33bからパーティション配置データ34aおよびバックアップディスク管理データ34bをそれぞれ読み出してRAM34に格納し、RAM34に格納されたパーティション配置データ34aおよびバックアップディスク管理データ34bに基づいて、リカバリ処理を実行する。
なお、上記した各プログラム35aおよび35bについては、必ずしも最初からROM35に記憶させておく必要はなく、例えば、コンピュータ30に挿入されるフレキシブルディスク、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」、または、コンピュータ30の内外に備えられるHDDなどの「固定用の物理媒体」、さらには、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ30に接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」などに各プログラムを記憶させておき、コンピュータ30がこれらから各プログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
(付記1)ネットワークを介して接続された複数の記憶部を備えるとともに、元データと他の記憶部に記憶された元データのバックアップデータとを各記憶部がそれぞれ記憶する記憶装置において、当該各記憶部間に関するデータの記憶制御をおこなう記憶制御装置であって、
前記各記憶部のいずれかについて、障害の発生を検出する障害検出部と、
前記障害検出部により障害の発生が検出された場合に、当該障害が発生した記憶部に記憶されていた元データのバックアップデータを記憶している記憶部において、当該バックアップデータを元データとして記憶する論理記憶領域を生成する論理記憶領域生成部と、
を備えたことを特徴とする記憶制御装置。
(付記2)前記障害検出部により障害の発生が検出された記憶部に記憶されていた他の記憶部の元データのバックアップデータを、前記論理記憶領域生成部により生成された前記論理記憶領域に格納するデータ格納部をさらに備えたことを特徴とする付記1に記載の記憶制御装置。
(付記3)前記論理記憶領域生成部により生成された前記論理記憶領域に記憶されている元データのバックアップデータを、当該論理記憶領域とは別の記憶領域に記憶するデータ記憶部をさらに備えたことを特徴とする付記1または2に記載の記憶制御装置。
(付記4)前記元データおよび前記バックアップデータは階層構造を有するデータであって、
前記論理記憶領域生成部は、前記障害検出部により障害の発生が検出された場合に、当該障害が発生した記憶部に記憶されていた前記階層構造を有する元データのバックアップデータを記憶している記憶部において、当該バックアップデータを元データとして記憶する論理記憶領域を生成することを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の記憶制御装置。
(付記5)ネットワークを介して接続された複数の記憶部を備えるとともに、元データと他の記憶部に記憶された元データのバックアップデータとを各記憶部がそれぞれ記憶する記憶装置において、当該各記憶部間に関するデータの記憶制御をおこなう記憶制御方法であって、
前記各記憶部のいずれかについて、障害の発生を検出する障害検出工程と、
前記障害検出工程により障害の発生が検出された場合に、当該障害が発生した記憶部に記憶されていた元データのバックアップデータを記憶している記憶部において、当該バックアップデータを元データとして記憶する論理記憶領域を生成する論理記憶領域生成工程と、
を含んだことを特徴とする記憶制御方法。
(付記6)前記障害検出工程により障害の発生が検出された記憶部に記憶されていた他の記憶部の元データのバックアップデータを、前記論理記憶領域生成工程により生成された前記論理記憶領域に格納するデータ格納工程をさらに含んだことを特徴とする付記5に記載の記憶制御方法。
(付記7)前記論理記憶領域生成工程により生成された前記論理記憶領域に記憶されている元データのバックアップデータを、当該論理記憶領域とは別の記憶領域に記憶するデータ記憶工程をさらに含んだことを特徴とする付記5または6に記載の記憶制御方法。
(付記8)前記元データおよび前記バックアップデータは階層構造を有するデータであって、
前記論理記憶領域生成工程は、前記障害検出工程により障害の発生が検出された場合に、当該障害が発生した記憶部に記憶されていた前記階層構造を有する元データのバックアップデータを記憶している記憶部において、当該バックアップデータを元データとして記憶する論理記憶領域を生成することを特徴とする付記5〜7のいずれか一つに記載の記憶制御方法。
(付記9)ネットワークを介して接続された複数の記憶部を備えるとともに、元データと他の記憶部に記憶された元データのバックアップデータとを各記憶部がそれぞれ記憶する記憶装置において、当該各記憶部間に関するデータの記憶制御をおこなう方法をコンピュータに実行させる記憶制御プログラムであって、
前記各記憶部のいずれかについて、障害の発生を検出する障害検出手順と、
前記障害検出手順により障害の発生が検出された場合に、当該障害が発生した記憶部に記憶されていた元データのバックアップデータを記憶している記憶部において、当該バックアップデータを元データとして記憶する論理記憶領域を生成する論理記憶領域生成手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする記憶制御プログラム。
(付記10)前記障害検出手順により障害の発生が検出された記憶部に記憶されていた他の記憶部の元データのバックアップデータを、前記論理記憶領域生成手順により生成された前記論理記憶領域に格納するデータ格納手順をさらに含んだことを特徴とする付記9に記載の記憶制御プログラム。
(付記11)前記論理記憶領域生成手順により生成された前記論理記憶領域に記憶されている元データのバックアップデータを、当該論理記憶領域とは別の記憶領域に記憶するデータ記憶手順をさらに含んだことを特徴とする付記9または10に記載の記憶制御プログラム。
(付記12)前記元データおよび前記バックアップデータは階層構造を有するデータであって、
前記論理記憶領域生成手順は、前記障害検出手順により障害の発生が検出された場合に、当該障害が発生した記憶部に記憶されていた前記階層構造を有する元データのバックアップデータを記憶している記憶部において、当該バックアップデータを元データとして記憶する論理記憶領域を生成することを特徴とする付記9〜11のいずれか一つに記載の記憶制御プログラム。
以上のように、本発明に係る記憶制御装置、記憶制御方法および記憶制御プログラムは、ネットワークを介して接続された複数の記憶部を備えるとともに、元データと他の記憶部に記憶された元データのバックアップデータとを各記憶部がそれぞれ記憶する記憶装置において、当該各記憶部間に関するデータの記憶制御をおこなう場合に有用であり、特に、プライマリディレクトリの復旧の高速化を実現することができ、システムの使用不可時間を短縮することに適する。
実施例1に係るプロセッシングエレメントの概要および特徴を説明するための図である。 実施例1に係るプロセッシングエレメントのリカバリ処理の概要を示す図である。 実施例1に係るプロセッシングエレメントの構成を示すブロック図である。 実施例1に係るパーティション配置テーブルの構成例を示す図である。 実施例1に係るバックアップディスク管理テーブルの構成例を示す図である。 実施例1に係るパーティション配置テーブルの構成例を示す図である。 実施例1に係るバックアップディスク管理テーブルの構成例を示す図である。 実施例1に係るプロセッシングエレメントのリカバリ処理の内容を示す図である。 実施例1に係るプロセッシングエレメントの処理の流れを示すフローチャートである。 リカバリ処理プログラムを実行するコンピュータを示す図である。 従来技術を説明するための図である。 従来技術を説明するための図である。
符号の説明
1 ネットワーク
10 クライアント装置
20 プロセッシングエレメント
21 通信制御I/F部
22 ディスクI/F部
23 ディスク
24 コントローラ
25 メモリ
25a パーティション配置テーブル
25b バックアップディスク管理テーブル
26 制御部
25a オペレーション実行部
25b リカバリ処理制御部
30 コンピュータ
31 通信制御I/F部
32 ディスクI/F部
33 HDD(Hard Disk Drive)
33a パーティション配置テーブル
33b バックアップディスク管理テーブル
34 RAM(Random Access Memory)
34a パーティション配置データ
34b バックアップディスク管理データ
35 ROM(Read Only Memory)
35a オペレーション実行プログラム
36 CPU(Central Processing Unit)
36a オペレーション実行プロセス
36b リカバリ処理制御プロセス
40 バス

Claims (7)

  1. ネットワークを介して接続された複数の記憶部を備えるとともに、元データと他の記憶部に記憶された元データのバックアップデータとを各記憶部がそれぞれ記憶する記憶装置において、当該各記憶部間に関するデータの記憶制御をおこなう記憶制御装置であって、
    前記各記憶部のいずれかについて、障害の発生を検出する障害検出部と、
    前記障害検出部によって第1記憶部に障害検出された場合に、当該第1記憶部に記憶され元データのバックアップデータであって第2記憶部に記憶されるバックアップデータを元データとして記憶するとともに、前記第1記憶部のプライマリディレクトリとして機能する論理記憶領域を生成し、前記バックアップデータを前記論理記憶領域に転送する論理記憶領域生成部と、
    を備えたことを特徴とする記憶制御装置。
  2. 前記第1記憶部に記憶されていた他の記憶部の元データのバックアップデータを、前記論理記憶領域生成部により生成された前記論理記憶領域に格納するデータ格納部をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の記憶制御装置。
  3. 前記論理記憶領域生成部により生成された前記論理記憶領域に記憶されている元データのバックアップデータを、当該論理記憶領域とは別の論理記憶領域に記憶するデータ記憶部をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の記憶制御装置。
  4. 前記元データおよび前記バックアップデータは階層構造を有するデータであって、
    前記論理記憶領域生成部は、前記障害検出部によって第1記憶部に障害検出された場合に、当該第1記憶部に記憶され前記階層構造を有する元データのバックアップデータであって第2記憶部に記憶されるバックアップデータを元データとして記憶するとともに、前記第1記憶部のプライマリディレクトリとして機能する論理記憶領域を生成し、前記バックアップデータを前記論理記憶領域に転送することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の記憶制御装置。
  5. ネットワークを介して接続された複数の記憶部を備えるとともに、元データと他の記憶部に記憶された元データのバックアップデータとを各記憶部がそれぞれ記憶する記憶装置において、当該各記憶部間に関するデータの記憶制御をおこなう記憶制御方法であって、
    前記各記憶部のいずれかについて、障害の発生を検出する障害検出工程と、
    前記障害検出工程によって第1記憶部に障害検出された場合に、当該第1記憶部に記憶され元データのバックアップデータであって第2記憶部に記憶されるバックアップデータを元データとして記憶するとともに、前記第1記憶部のプライマリディレクトリとして機能する論理記憶領域を生成し、前記バックアップデータを前記論理記憶領域に転送する論理記憶領域生成工程と、
    を含んだことを特徴とする記憶制御方法。
  6. ネットワークを介して接続された複数の記憶部を備えるとともに、元データと他の記憶部に記憶された元データのバックアップデータとを各記憶部がそれぞれ記憶する記憶装置において、当該各記憶部間に関するデータの記憶制御をおこなう方法をコンピュータに実行させる記憶制御プログラムであって、
    前記各記憶部のいずれかについて、障害の発生を検出する障害検出手順と、
    前記障害検出手順によって第1記憶部に障害検出された場合に、当該第1記憶部に記憶され元データのバックアップデータであって第2記憶部に記憶されるバックアップデータを元データとして記憶するとともに、前記第1記憶部のプライマリディレクトリとして機能する論理記憶領域を生成し、前記バックアップデータを前記論理記憶領域に転送する論理記憶領域生成手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする記憶制御プログラム。
  7. 前記論理記憶領域生成部は、
    第3記憶部に記憶される元データのバックアップデータを前記論理記憶領域に生成し、当該論理記憶領域に記憶される元データのバックアップデータを、当該論理記憶領域とは別の論理記憶領域に生成することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の記憶制御装置。
JP2006275821A 2006-10-06 2006-10-06 記憶制御装置、記憶制御方法および記憶制御プログラム Expired - Fee Related JP4893214B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006275821A JP4893214B2 (ja) 2006-10-06 2006-10-06 記憶制御装置、記憶制御方法および記憶制御プログラム
US11/881,871 US8046630B2 (en) 2006-10-06 2007-07-30 Storage control apparatus, storage control method, and computer product

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006275821A JP4893214B2 (ja) 2006-10-06 2006-10-06 記憶制御装置、記憶制御方法および記憶制御プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008097156A JP2008097156A (ja) 2008-04-24
JP4893214B2 true JP4893214B2 (ja) 2012-03-07

Family

ID=39275858

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006275821A Expired - Fee Related JP4893214B2 (ja) 2006-10-06 2006-10-06 記憶制御装置、記憶制御方法および記憶制御プログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8046630B2 (ja)
JP (1) JP4893214B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011092425A1 (fr) * 2010-02-01 2011-08-04 France Telecom Gestion du lieu de stockage de donnees dans un systeme de stockage distribue
US8392754B2 (en) * 2010-10-11 2013-03-05 International Business Machines Corporation Disaster recovery production takeover
US9424135B1 (en) 2015-12-30 2016-08-23 International Business Machines Corporation Migration of large data from on-line content management to archival content management
TWI729680B (zh) * 2020-01-21 2021-06-01 友訊科技股份有限公司 以乙太網路供電技術進行冗餘電源管理方法及其冗餘電源裝置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3204143B2 (ja) * 1997-01-06 2001-09-04 日本電気株式会社 ディスクキャッシュの制御方法
JP3768775B2 (ja) * 2000-04-27 2006-04-19 三菱電機株式会社 バックアップ装置及びバックアップ方法
US6785789B1 (en) * 2002-05-10 2004-08-31 Veritas Operating Corporation Method and apparatus for creating a virtual data copy
US7089448B2 (en) * 2002-09-18 2006-08-08 Netezza Corporation Disk mirror architecture for database appliance
US6912631B1 (en) * 2002-09-25 2005-06-28 Veritas Operating Corporation Method and apparatus for restoring a corrupted data volume
US6978354B1 (en) * 2002-12-20 2005-12-20 Veritas Operating Corporation Method for creating a virtual data copy of a volume being restored
JP4272465B2 (ja) * 2003-05-12 2009-06-03 国立大学法人東京工業大学 バックアップデータ復旧方法、並びに、ネットワーク蓄積装置及びネットワーク蓄積プログラム
US7290101B1 (en) * 2003-12-19 2007-10-30 Symantec Corporation Using data copies for redundancy
JP2006330779A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 自律ストレージ装置、コンテンツ記憶装置及びコンテンツ分散プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008097156A (ja) 2008-04-24
US8046630B2 (en) 2011-10-25
US20080086610A1 (en) 2008-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11086555B1 (en) Synchronously replicating datasets
JP5539683B2 (ja) 拡張可能な2次ストレージシステムと方法
US10992598B2 (en) Synchronously replicating when a mediation service becomes unavailable
WO2017119091A1 (ja) 分散型ストレージシステム、データ格納方法、およびソフトウェアプログラム
CN103354923B (zh) 一种数据重建方法、装置和系统
CN103970585B (zh) 创建虚拟机的方法及装置
US9996421B2 (en) Data storage method, data storage apparatus, and storage device
JP4419884B2 (ja) データ複製装置、方法及びプログラム並びに記憶システム
CN113220729B (zh) 数据存储方法、装置、电子设备及计算机可读存储介质
US9471449B2 (en) Performing mirroring of a logical storage unit
US20220147365A1 (en) Accelerating Segment Metadata Head Scans For Storage System Controller Failover
CN111930716A (zh) 一种数据库扩容方法、装置及系统
US9513996B2 (en) Information processing apparatus, computer-readable recording medium having stored program for controlling information processing apparatus, and method for controlling information processing apparatus
JP4893214B2 (ja) 記憶制御装置、記憶制御方法および記憶制御プログラム
TWI428744B (zh) 用於儲存暫態資訊之系統、方法以及電腦程式產品
JP5556025B2 (ja) ストレージシステム
CN115955488B (zh) 基于副本冗余的分布式存储副本跨机房放置方法与装置
JP5445504B2 (ja) データ複製装置、データ複製制御方法、及びデータ複製制御プログラム
US9037762B2 (en) Balancing data distribution in a fault-tolerant storage system based on the movements of the replicated copies of data
CN111400098B (zh) 一种副本管理方法、装置、电子设备及存储介质
JP2008276281A (ja) データ同期システム、方法、及び、プログラム
JP5342055B1 (ja) 記憶装置およびデータバックアップ方法
JP5488681B2 (ja) 二重化システム、制御方法および制御プログラム
US11256583B2 (en) Efficient handling of RAID-F component repair failures
JP5907100B2 (ja) ディスク制御装置およびディスクの減設方法、ストレージシステム、並びにコンピュータ・プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090512

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110823

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111020

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111122

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4893214

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150106

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees