JP3765870B2

JP3765870B2 - Rice cereal packaging bags

Info

Publication number: JP3765870B2
Application number: JP08603596A
Authority: JP
Inventors: 憲二遠藤; 亮林
Original assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Current assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date: 1996-03-15
Filing date: 1996-03-15
Publication date: 2006-04-12
Anticipated expiration: 2016-03-15
Also published as: JPH09249234A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、脱気用の複数の孔を有するピロー形式の米穀類用の包装袋に関し、更に詳しくは、包装袋に脱気用の複数の孔を設けても、包装袋の強度が損なわれず、且つ、充分な脱気性能と害虫の侵入防止性とを兼ね備えた米穀類用包装袋の技術に関する。
【０００２】
従来、米穀類を包装し、流通するために用いる包装袋は、大抵の場合、プラスチックの多層積層フィルムまたは単層フィルムを袋状に熱接着して製造される包装袋が用いられてきた。そして、袋を形成するフィルムとしては、例えば、２軸延伸ナイロンフィルム／アルミ蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルム／直鎖状低密度ポリエチレン層の積層フィルムや、２軸延伸ナイロンフィルム／直鎖状低密度ポリエチレン層の積層フィルムなどの多層積層フィルム、或いは、直鎖状低密度ポリエチレンの単層フィルムなどが用いられている。
【０００３】
このようなフィルムで形成される包装袋の形態は、単層フィルムを用いる場合は、インフレーション成形によるチューブに底シールする形態が、また、多層積層フィルムを用いる場合は、三方シール形式またはピロー形式の包装袋が主に使用されている。
そして、これらの包装袋に米穀類を充填包装する場合、通常、縦型の充填包装機が使用され、充填後トップシールする際、ヘッドスペース部にできるだけ空気を残さないよう、両側からスポンジゴムなどの治具を機械的に押しつけて脱気包装する方法が採られている。
しかし、内容物が米穀類の場合、重量物であり、封入後の包装体を集積し、積み上げた時、下部の包装体には大きな荷重が掛かるため、前記の脱気程度では不充分であり、尚残留する空気により内圧が上昇し、破袋を発生する問題がある。
このため包装袋には、更に残留する余分な空気を逃がせるように、孔径１〜２ｍｍの孔や、長さ２ｍｍ程度の切り込みを適当数設けたり、或いは、袋がピロー形式の場合、背シール部の一部に不織布のテープを貼るなどの対策が講じられている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来技術においては、例えば、孔径１〜２ｍｍの孔を包装袋に設けた場合、袋内の余分の空気を逃がすためには充分な大きさであり、１袋当たりに開孔する数も僅かでよく、それによる袋強度の低下も問題にはならない。しかし、孔径が１〜２ｍｍの場合、コクゾウ、ココクゾウ等の害虫が開孔部から侵入し、米など内容物を食い荒らす問題があった。また、長さ２ｍｍ程度の切り込みを設ける場合は、切り込み口から裂けて切れ目が大きくなり易く、上記と同様、虫害の問題や、場合によっては内容物のこぼれの問題も発生する。
そして、背シール部に不織布のテープを貼る方法では、通常の脱気性は優れているが、実際に内容物を充填包装して集積し、積み上げた場合、テープ貼りの部分が押しつぶされた状態になり、袋内に残留する空気の脱気性が低下する。また、この形態の袋の場合、部材が増え、その取り付けなど加工度も上がるため、コスト面で高価となる欠点もある。
【０００５】
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、脱気用の孔を設けた米穀類用の包装袋において、該包装袋に設ける孔の大きさ、即ち、孔径と、その数、および、孔と孔の間隔、そして、孔を設ける位置などを、それぞれ適する範囲に規定して設け、更に、孔を設ける位置によっては脱気性が損なわれないような対策をとることにより、包装袋の強度低下の問題も発生せず、且つ、充填後の包装袋を積み上げた場合にも脱気性が阻害されず、スムーズに脱気でき、更に、開孔部からの害虫の侵入も防止できるという性能に優れた米穀類用包装袋を生産性よく提供することにある。
尚、本発明において、孔径は、孔の形状が円の場合は、その直径を意味し、円以外、例えば、楕円状、角形状などの場合は、最大部分の径を意味するものとする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため鋭意研究した結果、コクゾウやココクゾウ等の害虫の侵入を防ぐためには、包装袋に設ける孔の孔径の上限を１０００μｍ以下とし、下限は、良好な脱気性を得る点から１００μｍ以上とすること。
そして、孔の数は、内容物を封入後、包装袋を積み上げた際に、内部に残留する空気の内圧で破袋が生じない程度の速さで脱気できることが必要であり、孔径に応じて適当数の孔を、適する間隔をとって、列状などの形で開孔させることが好ましいこと。
また、孔を開けることによる包装袋の強度低下をできるだけ小さくし、且つ、良好な脱気性を得るためには、孔の間隔を５〜１０ｍｍ程度の範囲に保ち、必要な孔数を確保すればよく、これは開孔列の数の増減で容易に調整できる。
【０００７】
更に、孔を開ける位置についても、充填後の包装袋の積み重ねによる脱気性の低下を防ぐためには、通常、袋の左右または上下など外周側面に開孔列を設けることが好ましいが、例えば、一つの外周側面に２列の開孔列を設ける場合、あまり接近して設けると、充填後の包装袋の落下強度が低下するため、特に、外周側面に設ける場合は、列と列の間隔を２０ｍｍ以上とることが好ましいこと。
この点、包装袋の中央部に開孔列を設けた方が、包装袋の強度低下は少ないため、中央部にも開孔列を設け、しかも、脱気性を良好に維持できる方法を検討した結果、更に、下記の知見を得たものである。
【０００８】
即ち、包装袋の形態をピロー形式の袋とすることにより、袋の中央部の長さ方向に、通常、幅１０ｍｍ程度の背シール部が形成されており、内容物を封入した包装袋を積み重ねた際にも、寝かされた背シール部の両側に、フィルムの厚さの差（段差）による空隙部が長さ方向に一定の幅で生じ、また、寝かされた背シール部の根元近くの下側にもフィルムの折り曲げ抵抗による空隙部が長さ方向に僅かな幅であるが生じる。
従って、包装袋の上記空隙部に面する領域に脱気用の孔を設けた場合には、その空隙部が脱気した空気の通気路となるため、包装袋の脱気性が損なわれることはない。
【０００９】
更に、背シール部を熱接着する際、例えば、圧着用の板またはロールなどの表面に平行な複数の直線、または布目などの模様状の凹凸を設けておくことにより、背シール部に模様状凹凸を形成することができ、背シール部を寝かせた時、その下面の包装袋との間に空隙部が形成されるので、これを脱気した空気の通気路に利用することができる。尚、布目状凹凸の場合は、寝かせた背シール部の下側の面の凹部が格子状に連続するように設けるものである。
従って、寝かせた背シール部の下全面には上記凹凸による空隙部が生じ、更に、背シール部の左右両端から包装袋の左右両端の方向に、それぞれ５〜６ｍｍ程度の幅の領域にはフィルムの厚さの差（段差）による空隙部が生じるため、この全領域を孔あけ可能領域として利用することができる。
【００１０】
上記の領域は、包装袋の中央部であり、側面よりも開孔列を設けることによる強度低下への影響が少ないため、開孔列の間隔は６ｍｍ程度以上とれば包装袋の強度低下は殆どなく、開孔列は、この領域内に少なくとも２列は設けることができる。
従って、例えば、包装袋の左右両側の側面に２列ずつ、合計４列の開孔列を設けた包装袋の場合、前記背シール部を含む中央部の領域に開孔列を２列設けることにより、両側の側面の開孔列を１列ずつに減らすことができ、これにより脱気性を良好な状態に維持しつつ、害虫の侵入を防止でき、且つ、強度面で一層優れた米穀類用包装袋を完成する至ったものである。
【００１１】
即ち、請求項１に記載の発明は、プラスチックの積層フィルムを熱接着してなるピロー形式の包装袋であって、該包装袋が孔径１００〜１０００μｍの複数の孔を５〜１０ｍｍの間隔で開孔させた開孔列を有し、該開孔列が、包装袋の寝かせた背シール部を含む一定幅の領域内に少なくとも１列と、米穀類を封入後の包装袋が積み重ねられた時に、包装袋で互いに塞がれない包装袋の左右または上下の端部に沿う一定幅の領域内に少なくとも１列が設けられ、且つ、該背シール部には、少なくとも該背シール部が寝かされて下側となる面に、その長さ方向に沿う複数の平行な直線状の凹凸、または、格子状に凹部が連続する格子模様の凹凸が設けられていることを特徴とする米穀類用包装袋からなる。
そして、請求項２に記載の発明は、前記包装袋に設けられた開孔列の孔が、レーザー光の照射により開孔された孔であることを特徴とする請求項１記載の米穀類用包装袋からなる。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の米穀類用包装袋の実施の形態について説明する。
本発明の米穀類用包装袋は、その形態をピロー形式の包装袋とするものであり、この形態の包装袋には、通常、積層フィルムが使用される。
そして、積層フィルムの材質構成は特に限定されず、従来、米穀類用包装袋に用いられているプラスチックの多層積層フィルムは、いずれも使用することができる。
具体的には、前記したように、多層積層フィルムでは、▲１▼２軸延伸ナイロンフィルム／接着層／直鎖状低密度ポリエチレン層や、▲２▼２軸延伸ナイロンフィルム／接着層／アルミ蒸着２軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム／接着層／直鎖状低密度ポリエチレン層などの積層フィルムが多用されているが、このほか２軸延伸ポリプロピレンフィルムなども強度面の条件によっては表面層などに使用することができる。
（以下、２軸延伸ナイロンフィルムはＯＮ、２軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムはＰＥＴ、直鎖状低密度ポリエチレンはＬＬＤＰＥと略記する。）
【００１３】
上記において、ＯＮとアルミ蒸着ＰＥＴのようなフィルム同士の積層にはドライラミネート法、または接着性樹脂を用いる押し出しラミネート法が利用でき、また、アルミ蒸着ＰＥＴやＯＮ面へのＬＬＤＰＥ層の積層は、フィルム状にしたＬＬＤＰＥをドライラミネート法で積層してもよく、ＬＬＤＰＥ樹脂を押し出しコートして積層してもよい。
また、▲２▼の構成のアルミ蒸着層は、不要な場合には除いてもよい。このようにアルミ蒸着層が不要な場合には、▲２▼の構成に限らず、▲１▼においても、全層を多層共押し出し法により積層フィルム化してもよい。
【００１４】
本発明の米穀類用包装袋は、上記のようなプラスチックの積層フィルムを袋状に熱接着して包装袋とするが、この時、包装袋は、その形態をピロー形式の袋とし、且つ、その包装袋に脱気を目的として、所定の大きさ（孔径）の孔を所定の間隔で配列した開孔列を、寝かせた背シール部を含む一定幅の領域内に少なくとも１列と、包装袋の左右または上下の端部に沿う一定幅の領域内に少なくとも１列を設けて構成し、更に、背シール部には、脱気性をよくするため、凹凸を設けて構成することを特徴としており、以下、これらについて説明する。
【００１５】
先ず、包装袋に設ける脱気用の孔の大きさは、袋内の余分の空気を速やかに脱気させるためには孔径が大きい方が好ましいが、大きすぎると、害虫の侵入や、内容物のこぼれ、更には包装袋の強度低下の問題が発生するため、特に害虫の侵入を防ぐ点から、上限として、孔径を１０００μｍ以下にすることが好ましい。そして、孔径の下限は、上限ほど厳密ではないが、小さすぎると脱気速度が低下するため、孔の数を多くする必要を生じ、これに伴って、開孔列の数を増やさない限り、孔と孔の間隔も小さくする必要が生じる。しかし、孔間隔を小さくしすぎると、袋強度の低下を招くと共に、開孔の作業性も低下させる。従って、孔径の下限は１００μｍ程度にすることが好ましい。
以上の理由から、包装袋に設ける孔は、孔径１００〜１０００μｍの範囲が好ましく、１５０〜５００μｍの範囲が更に好ましい。
【００１６】
次に、孔と孔の間隔は、例えば、開孔列の数を一定にした場合、脱気性をよくするために孔の数を多くしようとすると、間隔を小さくする必要があり、間隔が小さくなりすぎると包装袋の強度が低下する。また、間隔を大きくすると強度面の問題はないが、孔の数が減少することになり、必要な脱気性を得るためには、孔の径を大きくする必要を生じ、孔径を大きくし過ぎる（１０００μｍを超える）と前述したように、害虫の侵入の問題がある。従って、孔と孔の間隔も一定の範囲に調整することが好ましく、具体的には、５ｍｍ〜１０ｍｍの範囲であることが好ましい。
孔の間隔が５ｍｍ未満の場合、内容物の重量が５ｋｇまでは強度的にも問題はないが、重量が１０ｋｇになると、強度不足となり、落下衝撃などにより孔間が引き裂かれ、破袋の原因になる。また、孔の間隔が１０ｍｍを超える場合は、１袋当たりの孔の数が少なくなり、孔径１０００μｍ以上の孔が必要となるため、害虫の侵入を許すことになり好ましくない。
尚、孔と孔の間隔と、孔径との関係は、前記の条件を満たす範囲であればよく、それ以上は特に限定されない。
【００１７】
前記のような孔径の孔を所定の間隔で配列した開孔列を、包装袋に設ける位置は、通常、包装袋に内容物を封入後、集積する際、袋を寝かせて積み重ねているため、この状態で上下、左右などに隣接する包装袋によって、設けた孔が塞がれないよう、例えば、包装袋の外周４辺の端部の側面（湾曲面）に設けることができる。
具体的には、袋の寸法と内容物の充填量によって、袋の端部側面の寸法も変動するため、一律に数値で指定することは難しいが、標準的な例として、袋の外寸が幅３４０ｍｍ×長さ５７０ｍｍのピロー形式の袋に１０ｋｇの米を封入する場合、左右両側の端部側面では、袋の両方の端よりそれぞれ５ｍｍから、４０ｍｍ程度の範囲の幅で、長さ方向には、袋の長さ（内寸）に相当する領域（袋の表裏両面に共通）が適当であり、また、上下の端部側面では、それぞれシールしろを除いた両端より５ｍｍから、４０ｍｍ程度の範囲の幅で、袋の幅に相当する長さの領域（袋の表裏両面に共通）が適当である。
【００１８】
また、同様に、袋の外寸が幅２８０ｍｍ×長さ４７０ｍｍのピロー形式の袋に５ｋｇの米を封入する場合、および袋の外寸が幅２２０ｍｍ×長さ３５０ｍｍのピロー形式の袋に２ｋｇの米を封入する場合では、両者共通として、左右両側では、両方の端よりそれぞれ５ｍｍから、３０ｍｍ程度の範囲の幅で、長さ方向には、袋の長さ（内寸）に相当する領域（袋の表裏両面に共通）と、上下の端部側面では、それぞれシールしろを除いた両端より５ｍｍから、３０ｍｍ程度の範囲の幅で、袋の幅に相当する長さの領域（袋の表裏両面に共通）が適当である。
【００１９】
只、上記包装袋の端部側面の中、孔あけなどの作業性の点では、フィルムの流れ方向に沿う左右両側の側面が適しており、例えば、上記端部側面の領域に４列の開孔列を設ける場合でも、袋の表裏両側のフィルムの左右両側の側面に相当する孔あけ可能領域に各１列、即ち、袋の左右の側面に各２列の開孔列を設けるのが一般的である。
しかし、左右の各２列の開孔列の間隔が接近しすぎると、包装袋の落下強度、特に垂直方向の落下強度の低下が著しくなるため、少なくとも２０ｍｍ以上の列間隔をとることが好ましく、列間隔が大きくなるほど強度低下は小さくなり、左右各側面の開孔列が各１列の場合は、強度低下を殆ど無視できるようになる。
【００２０】
また、本発明の米穀類用包装袋は、ピロー形式の包装袋であって、背シール部に、例えば平行な複数の直線、または布目などの模様状の凹凸を設けているため、包装袋の中央部であっても、寝かせた背シール部の下側全面には、その凹凸による空隙部が形成され、更に、寝かせた背シール部の左右両端から包装袋の左右両端の方向にそれぞれ５〜６ｍｍ程度の幅の領域にフィルムの厚さの差（段差）による空隙部を生じ、これらが脱気した空気の通気路の役割を果たすため、この全領域を孔あけ可能領域として利用することができる。
この領域は包装袋の中央部であり、開孔列を設けることによる強度低下への影響が側面部よりも少ないため、開孔列の間隔は６ｍｍ程度とれば包装袋の強度低下は殆どなく、背シール部の幅が１０ｍｍの場合でも、その両側に生じる空隙部の幅、各５〜６ｍｍと合わせて２０〜２２ｍｍ程度の幅の領域となるため、この領域内に少なくとも２列は開孔列を設けることができる。
従って、包装袋に４列の開孔列を設ける場合でも、上記背シール部を含む孔あけ可能領域に開孔列を２列設けることにより、左右の各側面の領域には各１列ずつ開孔列を設ければよく、左右の各側面の領域に２列ずつ設けた場合と比較して、包装袋の強度を一層向上させることができる。
【００２１】
上記のような孔を包装袋に設ける方法は、従来品のように孔径が１〜２ｍｍと大きい場合は、通常のパンチングによる方法でも開孔できるが、本発明のように孔径が１００〜１０００μｍと小さい場合には、加熱針などによる方法、または、レーザー光の照射による方法が好ましく適用できる。
【００２２】
上記レーザー光による積層フィルムへの孔あけには、パルス発振タイプのレーザー照射を用いるが、マイクロ秒のオーダーでオン・オフ制御ができるレーザーであれば、スポット状、切り込み状などの断続的な孔あけ加工も自由に実施することができる。
レーザーの種類は、炭酸ガスレーザー、ＹＡＧレーザー、半導体レーザー、アルゴンイオンレーザーなどが利用可能であり、特に限定はされないが、フィルムに孔をあけるためには、フィルムがレーザー発振波長を吸収して発熱し、ミスト化することが必要であり、この点から、炭酸ガスレーザーが特に適している。
【００２３】
炭酸ガスレーザー光の波長は１０．６μｍであり、包装材料として汎用されるナイロン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレンなど多くのフィルムは、これを吸収し、発熱するため開孔可能であるが、低密度ポリエチレンフィルムは、殆ど吸収せず透過してしまうため開孔不可能である。
しかし、低密度ポリエチレンが、上記のような炭酸ガスレーザー光を吸収するフィルムと積層され、積層フィルムとして用いられている場合には、その積層フィルムに炭酸ガスレーザー光を出力調整して照射することにより、これを吸収する層が発熱するため、その熱により低密度ポリエチレン層も同時に開孔させることができる。
【００２４】
本発明の米穀類用包装袋においても、積層フィルムを使用しており、シーラント層は低密度ポリエチレンであるが、表面層や中間層にナイロン、ポリエチレンテレフタレートなどの炭酸ガスレーザー光を吸収する材料を使用しているため、問題なく開孔できる。
このようなレーザー光を孔あけの手段として用いることにより、孔径が数１０μｍから１０００μｍの小さな孔であっても、安定した孔径で、生産性よく開孔することができ、また、孔径や孔間隔の変更も容易に行える利点がある。
【００２５】
また、本発明の米穀類用包装袋では、ピロー形式の包装袋の背シール部に、凹凸を設けることを特徴としており、これにより包装袋に内容物を充填し、積み重ねた際にも、寝かせた背シール部と、その下の包装袋本体との間に、前記凹凸による空隙部が形成され、包装袋のその部分に脱気用の開孔列を設けた時、空隙部が脱気した空気の通気路となるようにしたものである。
【００２６】
背シール部にこのような凹凸を設ける方法は、特に限定はされないが、背シール部の熱接着の際、同時に行えるようにすることが生産性の点でも好ましく、例えば、加熱と圧着とが別のパーツで逐次に行われる装置では、圧着部の板またはロールなどの表面に所望の形状の凹凸を設けておいて、これで圧着することにより、熱接着と凹凸の形成とを同時に行うことができる。また、熱板シールなどのように、加熱と圧着とを同一パーツで同時に行うような装置では、熱板自体の表面に所望の凹凸を設けておくことにより、熱接着と同時に凹凸を形成することができる。いずれの場合も、加圧側と受け側の両方の部品に、雄型、雌型がセットになるように凹凸を設けることにより一層効果的な凹凸の形成が可能となる。
【００２７】
そして、背シール部に設ける凹凸の形状は、その凹凸により背シール部の下に形成される空隙部が、脱気した空気の通気路となり得る形状であれば何でもよく、例えば、平行な複数の直線で形成される凹凸形状、または布目、即ち、寝かせた背シール部の下側面に連続する格子状の凹部を形成できるような形状、などの凹凸形状が好ましく使用できる。
また、このような凹凸を設けた背シール部の幅は、一般のピロー形式の袋と同様、１０ｍｍ程度あればよいが、例えば、１５ｍｍ程度に大きくしてもよく、この場合には、袋の中央部の寝かせた背シール部を含む孔あけ可能領域の幅が広くなり、この部分に２列の開孔列を設ける場合でも、列間隔を一層大きくすることができ、包装袋の強度を一層強く安定させることができる。
【００２８】
【実施例】
以下に、図面、および実施例により本発明を更に具体的に説明する。
但し、本発明はこれらの実施例に限定するものではない。
図１は、本発明の米穀類用包装袋における脱気用の孔あけ可能領域を説明する図である。
図１に示した米穀類用包装袋10は、米などを充填・包装し、流通させるために用いるピロー形式の包装袋の例を示しており、通常、ロール状の積層フィルムを引出し、加熱針またはレーザー光の照射により、脱気用の複数の孔を、孔あけ可能領域３a 、３b 、４a 、４b 、５a 、６a （但し、５a 、６a は袋の反対側の面にも共通）の中の少なくとも１箇所と、孔あけ可能領域７内の少なくとも１箇所とに、孔径が１００〜１０００μｍで、孔と孔の間隔が５〜１０ｍｍの範囲の条件で配列した開孔列として設けた後、積層フィルムのシーラント層を内側として左右両側を、袋が所定の幅になるように折り返し、略中央部で両端を合掌貼り形式で熱接着させて背シール部１を形成して筒状体とし、更に、背シール部１を寝かせてフラットな状態とし、流れ方向に対して所定のピッチで底シール部２を熱接着して形成すると共に、底シール部２の直ぐ後ろをカットして個々の包装袋を作成するものである。
尚、図には示していないが、背シール部１には、これを熱接着する際、表面に平行な複数の直線などの模様状凹凸を設けた圧着ロールなどを使用して熱接着することにより、その模様状凹凸が全面に形成されている。
【００２９】
以下に実施例、比較例を挙げて本発明を具体的に説明する。
（実施例１）
米１０ｋｇを充填包装するピロー形式の包装袋（幅３４０ｍｍ、長さ５７０ｍｍ、背シール幅１０ｍｍ凹凸付き）を積層フィルムで作成することとし、積層フィルムの外側層に厚さ１５μｍの２軸延伸ナイロンフィルム（ＯＮ）を用い、内側層（シーラント層）には厚さ６０μｍの直鎖状低密度ポリエチレン（ＬＬＤＰＥ）フィルムを用いて、両者を２液反応型ウレタン系接着剤により、公知のドライラミネーション法で貼り合わせて、７０５ｍｍ幅の巻取り状の積層フィルムを作成した。
次に、この積層フィルムに脱気用の複数の孔（開孔列）を設けるため、炭酸ガスレーザーを用いて、包装袋の背シールのない側の面の左右両端よりそれぞれ２５ｍｍに相当する位置に流れ方向に、孔径３２５μｍ×１７５μｍ（縦長楕円状）の孔を、孔間隔７．５ｍｍで配列して開孔させた開孔列を左右合計２列設け、更に、袋の中央部の寝かせた背シール部の下で、シールの根元から５ｍｍの位置と、寝かせた背シール部の先端から３ｍｍ離れた位置に相当する２箇所に、背シール部に沿って各１列、即ち、この２列の間隔が８ｍｍとなるように、前記と同じ孔径と孔間隔の条件で開孔列を設けた後、この積層フィルムを折り径（袋の幅）３４０ｍｍ、背シール幅１０ｍｍ（表面に凹凸付き）、底シール幅１０ｍｍ（但し、シールしろは２０ｍｍ幅とする）、袋の全長５７０ｍｍとなるように製袋して、実施例１の米穀類用包装袋を作成した。
尚、背シールの際、一対の圧着ロールには、その表面に流れ方向に平行な複数の直線状の凹凸を、それぞれ雄型、雌型の形で設けたものを使用して、包装袋の背シール部全面に凸部と凹部の差（深さ）０．７ｍｍの凹凸を設けた。
【００３０】
（実施例２）
実施例１の米穀類用包装袋の構成において、袋の中央部に設けた２列の開孔列の位置のみを、背シール部の倒し方向の逆側で、シールの根元から３ｍｍ離れた位置に１列と、背シール部の下で、シールの根元から９ｍｍの位置に１列との合計２列に、この２列の列間隔は１２ｍｍとなるように、変更して設けた他は、総て実施例１と同様に加工して実施例２の米穀類用包装袋を作成した。
【００３１】
（実施例３）
実施例１の米穀類用包装袋の構成において、袋の中央部に設けた２列の開孔列の位置のみを、寝かせた背シール部の左右両端からそれぞれ３ｍｍ外側に離れた位置に各１列となるように、この場合２列の列間隔は１６ｍｍとなるように、変更して設けた他は、総て実施例１と同様に加工して実施例３の米穀類用包装袋を作成した。
【００３２】
（比較例１）
実施例１の米穀類用包装袋の構成において、袋の中央部、即ち、寝かせた背シール部を含む領域に設けた２列の開孔列の開孔を止め、その分を袋の左右両側の側面部に各１列追加して２列ずつ開孔列を設け、合計４列の開孔列を設けることとし、袋の左右両端からそれぞれ１５ｍｍ内側に相当する位置に、袋の表裏両面のフィルムに各１列ずつ、合計４列の開孔列を設けた他は、総て実施例１と同様に加工して比較例１の米穀類用包装袋を作成した。
尚、左右の各側面部における２列の開孔列の列間隔は３０ｍｍである。
【００３３】
（比較例２）
実施例１の米穀類用包装袋の構成において、袋の中央部、即ち、寝かせた背シール部を含む領域に設けた２列の開孔列の開孔を止め、その分を袋の左右両側の側面部に各１列追加して２列ずつ開孔列を設け、合計４列の開孔列を設けることとし、袋の左右両端からそれぞれ２５ｍｍ内側に相当する位置に、袋の表裏両面のフィルムに各１列ずつ、合計４列の開孔列を設けた他は、総て実施例１と同様に加工して比較例２の米穀類用包装袋を作成した。
尚、左右の各側面部における２列の開孔列の列間隔は５０ｍｍである。
【００３４】
（比較例３）
実施例１の米穀類用包装袋の構成において、袋の中央部、即ち、寝かせた背シール部を含む領域に設けた２列の開孔列の開孔を止め、その分を袋の左右両側の側面部に各１列追加して２列ずつ開孔列を設け、合計４列の開孔列を設けることとし、袋の左右両端からそれぞれ３５ｍｍ内側に相当する位置に、袋の表裏両面のフィルムに各１列ずつ、合計４列の開孔列を設けた他は、総て実施例１と同様に加工して比較例３の米穀類用包装袋を作成した。
尚、左右の各側面部における２列の開孔列の列間隔は７０ｍｍである。
【００３５】
（参考例）
市販の従来タイプの１０ｋｇ用米袋、即ち、包装袋のフィルムは実施例１と同じ構成の積層フィルムを使用し、袋寸法は、外寸で幅３６０ｍｍ×長さ５７０ｍｍで、シール幅が各１０ｍｍの三方シール形式の包装袋で、脱気用の孔は、袋の左右両側のシールしろを除いた両端から内側に向かって、それぞれ４０ｍｍの位置に、表裏両面のフィルムに孔径１．５ｍｍφの孔（円形）を、孔間隔２８０ｍｍで、パンチング方式で開孔させたものを参考例の米穀類用包装袋として準備した。
この包装袋の開孔列は、袋の左右両サイドの表裏両側のフィルムに各１列、袋全体では合計４列の開孔列が設けられ、１列当たりの孔数は各２個、袋全体では８個の孔を開孔させたものである。
【００３６】
以上、実施例１〜３、および、比較例１〜３の各包装袋に設けた脱気用の孔の開孔列の加工位置、合計開孔列数、総孔数を表１にまとめて示した。
（以下余白）
【００３７】
【表１】

【００３８】
〔評価および結果〕
以上のように作成した実施例１〜３、比較例１〜３、および参考例の各包装袋を試料として、その脱気性、袋の強度（内容物封入後の包装袋の落下テスト、および、積み上げテスト）、虫侵入の防止性を評価し、その結果を表２にまとめて示した。
【００３９】
（１）脱気性のテスト
各包装袋にそれぞれ１２Ｌの空気を封入し、１個当たり５ｋｇの荷重をかけて完全に脱気する迄の時間（秒数）を測定した。また、併せて参考例を基準として相対評価し、下記のランク付けを行った。（試料数各１０個の平均値で評価）

【００４０】
（２）包装袋の強度テスト
（イ）落下テスト
各試料の包装袋各２０個にそれぞれ米１０ｋｇを順次封入し、１．５ｍの高さから、垂直方向に５回、水平方向に５回、サイド方向に５回の順に落下させて、破袋発生の個数を調べ、その結果を、破袋個数／２０個で表２に示した。
尚、このテストは、実施例と、比較例、参考例との差を出すために、敢えて過酷な落下条件を適用したものであり、通常、実用性を判断するためには、高さ１ｍで垂直方向３回、水平方向３回、サイド方向３回の条件でテストし、破袋がなければ略問題はない。本実施例および比較例、参考例の各包装袋は、この条件の落下テストではいずれも破袋はなく、特に、高レベルの落下強度を要求されるものでない限り、実用性の点ではいずれも問題のないものである。
【００４１】
（ロ）積み上げテスト
各試料の包装袋にそれぞれ米１０ｋｇを封入し、パレット上に各１０個を積み上げて、倉庫に搬送し、３日間保存後、取り出して破袋の有無を調べた。
（記号）（評価基準）
○：破袋のないもの。
×：破袋のあるもの。
【００４２】
（３）虫侵入の防止性
虫侵入の防止性については、参考例の１．５ｍｍφの円形の孔を設けた包装袋では、孔の数は８個と少ないが、１カ月以上の長期テストでは虫の侵入が認められるため好ましくない。
これに対して、実施例１〜３、および比較例１〜３の包装袋では、孔の数は多いが孔径自体が１０００μｍ以下と小さいため、虫の侵入は認められず良好であった。
（記号）（評価基準）
○：虫侵入のないもの。
×：虫侵入のあるもの。
（以下余白）
【００４３】
【表２】
評価結果

表２に示した評価結果より明らかなように、実施例１〜３の包装袋は、この落下テストのような過酷な条件でも破袋せず、参考例の包装袋と比較しても遜色がなく、比較例１〜３の包装袋と比較した場合、明らかに有意差があり、一層強度が向上していた。
また、脱気性においても、実施例１〜３の包装袋は、いずれも参考例の包装袋より優れていると同時に、包装袋の端部側面のみに同数の開孔列を設けた比較例１〜３の包装袋と比較しても、略同等、または、極僅か劣る程度であり、背シール部に設けた凹凸の効果が充分得られており、良好な脱気性を有していた。
【００４４】
【発明の効果】
以上詳しく説明したように、本発明は、プラスチックの積層フィルムを熱接着してなるピロー形式の包装袋であって、該包装袋が孔径１００〜１０００μｍの複数の孔を所定の間隔で開孔させた開孔列を有し、該開孔列が、包装袋の寝かせた背シール部を含む一定幅の領域内に少なくとも１列と、米穀類を封入後の包装袋が積み重ねられた時に、包装袋で互いに塞がれない包装袋の左右または上下の端部に沿う一定幅の領域内に少なくとも１列が設けられ、且つ、該背シール部が、凹凸を有するように形成されていることを特徴とする米穀類用包装袋であり、このような構成を採ることにより、包装袋が優れた強度と脱気性を有すると共に、害虫の侵入防止性にも優れるという、総合的に性能の優れた米穀類用包装袋を提供できる効果を奏する。
また、包装袋がプラスチックの積層フィルムで構成されているため、脱気用の孔の開孔手段にレーザー光を用いることができ、これを使用することにより、孔径が１００μｍから１０００μｍの小孔であっても、安定した孔径の孔を所定の間隔で生産性よく開孔することができ、また、孔径や孔間隔の変更も容易であるため、異なるサイズの包装袋にも容易に対応でき、性能に優れた米穀類用包装袋を生産性よく提供できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の米穀類用包装袋における脱気用の孔あけ可能領域を説明する図である。
【符号の説明】
１背シール部
２底シール部
３a 、３b 、４a 、４b 、５a 、６a 孔あけ可能領域（袋の側面部の領域）
７孔あけ可能領域（袋の中央部、寝かせた背シール部を含む領域）
10 米穀類用包装袋[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a pillow-type packaging bag for rice grains having a plurality of holes for deaeration. More specifically, even if a plurality of holes for deaeration are provided in the packaging bag, the strength of the packaging bag is not impaired. In addition, the present invention relates to a technology for packaging bags for rice cereals that has sufficient deaeration performance and pest invasion prevention properties.
[0002]
Conventionally, packaging bags used for packaging and distributing rice cereals have been used in most cases by packaging a plastic multilayer film or a single layer film by heat bonding into a bag shape. And as a film which forms a bag, for example, a laminated film of biaxially stretched nylon film / aluminum-deposited polyethylene terephthalate film / linear low density polyethylene layer or biaxially stretched nylon film / linear low density polyethylene layer A multilayer laminated film such as a laminated film or a single layer film of linear low density polyethylene is used.
[0003]
The form of the packaging bag formed of such a film is a form of bottom sealing to a tube formed by inflation molding when a single layer film is used, and a three-side seal type or a pillow type when a multilayer laminated film is used. Packaging bags are mainly used.
And when filling and packaging rice cereals in these packaging bags, a vertical filling packaging machine is usually used, and when sealing the top after filling, sponge rubber etc. from both sides so as not to leave as much air as possible in the head space part The jig is mechanically pressed and deaerated and packaged.
However, if the contents are rice cereal, it is heavy, and when the packed packages are packed and stacked, a large load is applied to the lower package, so the above deaeration level is not sufficient. However, there is a problem that the internal pressure rises due to the remaining air and bag breakage occurs.
For this reason, the packaging bag is provided with an appropriate number of holes having a hole diameter of 1 to 2 mm and a length of about 2 mm so that the remaining excess air can escape, or when the bag is a pillow type, the back seal Measures such as putting a non-woven tape on a part of the section are taken.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the above prior art, for example, when a hole having a hole diameter of 1 to 2 mm is provided in the packaging bag, the size is sufficient to allow excess air in the bag to escape, and the number of holes per bag is also A small amount is sufficient, and the reduction in bag strength is not a problem. However, when the hole diameter is 1 to 2 mm, there is a problem that insects such as wolfberry and wolfberry enter from the opening and eat the contents such as rice. In addition, when a cut having a length of about 2 mm is provided, the cut is likely to tear from the cut opening, resulting in the problem of insect damage and, in some cases, the problem of contents spillage.
And, in the method of sticking the non-woven tape on the back seal part, the normal deaeration is excellent, but when the contents are actually packed and packed, accumulated and stacked, the part where the tape is stuck is crushed Thus, the deaeration of the air remaining in the bag is reduced. Moreover, in the case of this form of bag, the number of members increases, and the degree of processing such as attachment increases, so that there is a disadvantage that the cost is high.
[0005]
The present invention has been made in view of the above-described problems, and an object of the present invention is to provide a rice bag packaging bag provided with a deaeration hole, and the size of the hole provided in the packaging bag. In other words, the hole diameter, the number thereof, the distance between the holes, the positions where the holes are provided, and the like are provided within appropriate ranges, and the deaeration performance is not impaired depending on the positions where the holes are provided. By taking such measures, the problem of strength reduction of the packaging bag does not occur, and even when the packed packaging bags are stacked, deaeration is not hindered, and the degassing can be smoothly performed. The purpose of this invention is to provide a packaging bag for rice cereals with excellent performance that can prevent the invasion of pests from the section with high productivity.
In the present invention, the hole diameter means the diameter when the shape of the hole is a circle, and means the diameter of the maximum portion when it is other than a circle, for example, an ellipse or a square shape.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
As a result of earnest research to solve the above problems, in order to prevent the invasion of pests such as wolfberry and wolfberry, the upper limit of the hole diameter of the hole provided in the packaging bag is set to 1000 μm or less, and the lower limit is from the point of obtaining good deaeration Should be 100 μm or more.
The number of holes must be deaerated at a speed that does not cause bag breakage due to the internal pressure of the air remaining inside when the packaging bags are stacked after the contents are sealed. It is preferable that an appropriate number of holes are formed in a row or the like with appropriate intervals.
In addition, in order to minimize the decrease in strength of the packaging bag due to opening the holes and to obtain good deaeration, the interval between the holes should be kept in the range of about 5 to 10 mm, and the necessary number of holes should be secured. Well, this can be easily adjusted by increasing or decreasing the number of aperture rows.
[0007]
Further, in order to prevent the deterioration of the deaeration due to the stacking of the packaging bags after filling, it is usually preferable to provide a row of holes on the outer peripheral surface such as the left and right or top and bottom of the bag. When two openings are provided on one outer peripheral side, if they are provided too close, the drop strength of the packaging bag after filling is reduced. In particular, when the outer peripheral side is provided, the distance between the rows is 20 mm. It is preferable to take the above.
In this regard, the method of providing a hole array in the center part and maintaining good deaeration was examined because the lowering of the strength of the packaging bag is less when the hole array is provided in the center part of the packaging bag. As a result, the following knowledge was obtained.
[0008]
That is, by forming the packaging bag into a pillow-type bag, a back seal portion having a width of about 10 mm is usually formed in the length direction of the central portion of the bag, and the packaging bags enclosing the contents are stacked. Also, the gaps due to the difference in film thickness (steps) are formed on both sides of the laid back seal part with a certain width in the length direction, and the root of the laid back seal part A gap due to the bending resistance of the film is also formed on the lower side in the vicinity, although it has a slight width in the length direction.
Therefore, when a hole for deaeration is provided in the region facing the gap part of the packaging bag, the gap part serves as a vent path for the deaerated air, so that the deaeration property of the packaging bag is impaired. Absent.
[0009]
Furthermore, when heat-bonding the back seal part, for example, by providing a plurality of straight lines parallel to the surface of the crimping plate or roll, or pattern-like irregularities such as a cloth pattern, the back seal part is patterned. Concavities and convexities can be formed, and when the back seal part is laid down, a gap is formed between the lower seal and the packaging bag, and this can be used as a vent path for deaerated air. In addition, in the case of a texture-like unevenness | corrugation, it provides so that the recessed part of the lower surface of the back seal part laid down may continue in a grid | lattice form.
Therefore, a void portion is formed on the entire lower surface of the back seal portion laid, and the film is formed in an area having a width of about 5 to 6 mm from the left and right ends of the back seal portion to the left and right ends of the packaging bag. Since an air gap due to a difference in thickness (step) is generated, this entire region can be used as a holeable region.
[0010]
The above region is the central portion of the packaging bag, and since there is less influence on the strength reduction due to the provision of the aperture rows than on the side surfaces, the strength reduction of the packaging bag is hardly caused if the interval between the aperture rows is about 6 mm or more. Instead, at least two rows of apertures may be provided in this region.
Therefore, for example, in the case of a packaging bag having a total of four aperture rows, two on each of the left and right side surfaces of the packaging bag, two aperture rows are provided in the central region including the back seal portion. Can reduce the number of open holes on both sides to one row, thereby maintaining the deaeration state in good condition and preventing the invasion of insect pests, and for the rice grains with higher strength. The packaging bag was completed.
[0011]
That is, the invention described in claim 1 is a pillow-type packaging bag formed by heat-bonding a plastic laminated film, and the packaging bag has a plurality of holes having a hole diameter of 100 to 1000 μm. 5-10mm A line of holes formed at intervals of at least one line in an area having a constant width including a back seal portion laid on the packaging bag, and the packaging bag after enclosing rice grains At least one row is provided in a region having a constant width along the left and right or upper and lower ends of the packaging bags that are not closed by the packaging bags when stacked, and the back seal portion In , At least on the surface on which the back seal portion is laid down is provided with a plurality of parallel linear irregularities along the length direction, or a lattice pattern irregularity in which the concave portions are continuous in a lattice shape. It consists of the packaging bag for rice grains characterized by this.
The invention according to claim 2 is for rice cereals according to claim 1, wherein the holes of the hole array provided in the packaging bag are holes formed by laser light irradiation. Consists of packaging bags.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the packaging bag for rice grains of the present invention will be described below.
The packaging bag for rice grains of the present invention is a pillow-type packaging bag, and a laminated film is usually used for the packaging bag of this form.
The material composition of the laminated film is not particularly limited, and any of the plastic multilayer laminated films conventionally used in rice cereal packaging bags can be used.
Specifically, as described above, in the multilayer laminated film, (1) biaxially stretched nylon film / adhesive layer / linear low density polyethylene layer, and (2) biaxially stretched nylon film / adhesive layer / aluminum vapor deposition. Laminated films such as biaxially stretched polyethylene terephthalate film / adhesive layer / linear low density polyethylene layer are widely used. In addition, biaxially stretched polypropylene film may be used for the surface layer depending on strength conditions. Can do.
(Hereinafter, biaxially stretched nylon film is abbreviated as ON, biaxially stretched polyethylene terephthalate film is abbreviated as PET, and linear low density polyethylene is abbreviated as LLDPE.)
[0013]
In the above, the lamination between films such as ON and aluminum vapor-deposited PET can use a dry laminate method or an extrusion laminate method using an adhesive resin, and the lamination of the LLDPE layer on the aluminum vapor-deposited PET or ON surface is as follows. A film-like LLDPE may be laminated by a dry lamination method, or an LLDPE resin may be extruded and laminated.
In addition, the aluminum vapor deposition layer having the configuration (2) may be omitted if unnecessary. Thus, when an aluminum vapor deposition layer is unnecessary, not only the structure of (2) but also (1), all the layers may be formed into a laminated film by a multilayer coextrusion method.
[0014]
The rice cereal packaging bag of the present invention is a packaging bag obtained by thermally bonding the plastic laminated film as described above into a bag shape. At this time, the packaging bag is a pillow type bag, and For the purpose of degassing the packaging bag, at least one row of holes with a predetermined size (hole diameter) arranged at a predetermined interval is placed in a fixed width region including the laid back seal portion. The bag is configured by providing at least one row in a region having a constant width along the left and right or upper and lower end portions of the bag, and further, the back seal portion is configured by providing unevenness to improve deaeration. These will be described below.
[0015]
First, the size of the hole for deaeration provided in the packaging bag is preferably large in order to quickly deaerate excess air in the bag, but if it is too large, the invasion of pests and contents Since there is a problem of spillage and further reduction in strength of the packaging bag, the pore diameter is preferably set to 1000 μm or less as an upper limit particularly from the viewpoint of preventing the invasion of pests. And, the lower limit of the hole diameter is not as strict as the upper limit, but if it is too small, the deaeration speed decreases, so it is necessary to increase the number of holes, and along with this, unless the number of opening rows is increased, It is necessary to reduce the distance between the holes. However, if the hole interval is too small, the strength of the bag is lowered and the workability of the opening is also lowered. Therefore, the lower limit of the pore diameter is preferably about 100 μm.
For the above reasons, the hole provided in the packaging bag is preferably in the range of 100 to 1000 μm, and more preferably in the range of 150 to 500 μm.
[0016]
Next, with regard to the distance between the holes, for example, when the number of the aperture rows is constant, if the number of holes is increased in order to improve the deaeration performance, it is necessary to reduce the distance. If it becomes too much, the strength of the packaging bag decreases. In addition, when the interval is increased, there is no problem in strength, but the number of holes is reduced, and in order to obtain the necessary deaeration, it is necessary to increase the diameter of the holes, and the hole diameter is increased too much ( As described above, there is a problem of the invasion of pests. Therefore, it is preferable to adjust the distance between the holes to a certain range, and specifically, it is preferable to be in the range of 5 mm to 10 mm.
When the distance between the holes is less than 5 mm, there is no problem in terms of strength until the weight of the contents is up to 5 kg. However, when the weight is 10 kg, the strength is insufficient and the holes are torn due to a drop impact, etc. become. Moreover, when the space | interval of a hole exceeds 10 mm, since the number of holes per bag will decrease and a hole with a hole diameter of 1000 micrometers or more will be needed, the penetration | invasion of a pest will be permitted and it is unpreferable.
In addition, the relationship between the space | interval of a hole and a hole, and a hole diameter should just be the range which satisfy | fills the said conditions, and it is not specifically limited beyond it.
[0017]
The position where the opening rows in which the holes having the above-described hole diameters are arranged at predetermined intervals is provided in the packaging bag is usually because the bags are laid and stacked when the contents are packed in the packaging bag, In this state, for example, it can be provided on the side surfaces (curved surfaces) of the end portions of the outer peripheral four sides of the packaging bag so that the provided holes are not blocked by the packaging bags adjacent to the upper, lower, left, and right sides.
Specifically, because the dimensions of the bag and the filling amount of the contents also change the size of the side surface of the end of the bag, it is difficult to specify a uniform numerical value. When 10 kg of rice is sealed in a pillow-type bag of width 340 mm × length 570 mm, the width of each side of the left and right ends is about 5 mm to 40 mm from both ends of the bag in the length direction. The area corresponding to the length (inner dimensions) of the bag (common to both the front and back sides of the bag) is appropriate, and the upper and lower end side surfaces are about 5 mm to 40 mm from both ends excluding the seal margin, respectively. An area having a width corresponding to the width of the bag (common to both the front and back sides of the bag) is appropriate.
[0018]
Similarly, when 5 kg of rice is enclosed in a pillow-type bag having an outer size of 280 mm wide × 470 mm in length, and 2 kg in a pillow-type bag having an outer size of 220 mm wide × 350 mm in length. In the case of enclosing rice, in common with both, the width on the left and right sides is in the range of about 5 mm to 30 mm from both ends, and in the length direction, an area corresponding to the length (inner dimension) of the bag ( Common to both the front and back sides of the bag) and on the upper and lower end side surfaces, a width in the range from 5 mm to 30 mm from both ends excluding the seal margin, and a length corresponding to the width of the bag (both front and back sides of the bag) Is common).
[0019]
Of the end side surfaces of the packaging bag, from the viewpoint of workability such as punching, the left and right side surfaces along the film flow direction are suitable. For example, four rows are opened in the end side surface region. Even when a hole row is provided, it is common to provide one row each in the perforable region corresponding to the left and right side surfaces of the film on both the front and back sides of the bag, that is, two rows of opening rows on the left and right side surfaces of the bag. Is.
However, if the distance between the two open rows on the left and right sides is too close, the drop strength of the packaging bag, particularly the drop strength in the vertical direction, will be significantly reduced, so it is preferable to take a row interval of at least 20 mm, As the row spacing increases, the strength reduction decreases, and when the number of aperture rows on each of the left and right side surfaces is one each, the strength reduction can be almost ignored.
[0020]
Further, the rice cereal packaging bag of the present invention is a pillow type packaging bag, and is provided with a plurality of parallel straight lines, or patterned irregularities such as a texture, on the back seal portion. Even in the central part, a gap due to the unevenness is formed on the entire lower surface of the laid back seal part, and further, 5 to 5 respectively from the left and right ends of the laid back seal part to the left and right ends of the packaging bag. Since a gap due to a difference in film thickness (step) is generated in a region having a width of about 6 mm, and these serve as a vent path for the deaerated air, this entire region can be used as a holeable region. it can.
This region is the central portion of the packaging bag, and since there is less influence on the strength reduction by providing the opening row than the side portion, if the spacing between the opening rows is about 6 mm, there is almost no reduction in strength of the packaging bag, Even when the width of the back seal portion is 10 mm, the width of the gap portion formed on both sides of the back seal portion is a region having a width of about 20 to 22 mm together with each of the widths of 5 to 6 mm. Can be provided.
Therefore, even when four opening rows are provided in the packaging bag, two rows are provided in the punchable region including the back seal portion, so that one row is opened in each of the left and right side regions. What is necessary is just to provide a hole row | line | column and the intensity | strength of a packaging bag can be improved further compared with the case where two rows are provided in the area | region of each side surface on either side.
[0021]
When the hole diameter is as large as 1 to 2 mm as in the conventional product, the hole as described above can be opened by a normal punching method, but the hole diameter is 100 to 1000 μm as in the present invention. When it is small, a method using a heating needle or the like, or a method using laser light irradiation can be preferably applied.
[0022]
For the hole punching in the laminated film with the above laser beam, pulse oscillation type laser irradiation is used. However, if the laser can be controlled on / off in the order of microseconds, intermittent holes such as spots and cuts are made. Drilling can be performed freely.
The type of laser can be a carbon dioxide laser, YAG laser, semiconductor laser, argon ion laser, etc., and is not particularly limited, but in order to make holes in the film, the film absorbs the laser oscillation wavelength and generates heat. In this respect, a carbon dioxide laser is particularly suitable.
[0023]
Carbon dioxide laser light has a wavelength of 10.6 μm, and many films such as nylon, polyethylene terephthalate, and polypropylene, which are widely used as packaging materials, absorb this and generate heat. Are hardly absorbed, and thus cannot be opened.
However, when low-density polyethylene is laminated with a film that absorbs carbon dioxide laser light as described above and used as a laminated film, the laminated film should be irradiated with the output of carbon dioxide laser light adjusted. Thus, the layer that absorbs the heat generates heat, and the low-density polyethylene layer can be simultaneously opened by the heat.
[0024]
The rice cereal packaging bag of the present invention also uses a laminated film, and the sealant layer is low-density polyethylene, but the surface layer and intermediate layer are made of a material that absorbs carbon dioxide laser light such as nylon or polyethylene terephthalate. Because it is used, it can be opened without problems.
By using such a laser beam as a means for drilling, even a small hole having a hole diameter of several tens of μm to 1000 μm can be opened with a stable hole diameter and with good productivity. There is an advantage that can be easily changed.
[0025]
In addition, the rice cereal packaging bag of the present invention is characterized in that the back seal portion of the pillow type packaging bag is provided with irregularities, so that the contents can be filled into the packaging bag and stacked. A gap portion is formed between the back seal portion and the packaging bag body below it, and the gap portion is deaerated when an opening row for deaeration is provided in that portion of the packaging bag. It is designed to be an air ventilation path.
[0026]
The method of providing such unevenness on the back seal portion is not particularly limited, but it is preferable from the viewpoint of productivity that the back seal portion can be performed at the same time in thermal bonding. In the apparatus that is sequentially performed with these parts, it is possible to simultaneously perform thermal bonding and unevenness formation by providing unevenness of a desired shape on the surface of the plate or roll of the crimping part and then crimping with this. it can. In addition, in a device that performs heating and pressure bonding simultaneously with the same part, such as a hot plate seal, the desired unevenness is provided on the surface of the hot plate itself, thereby forming the unevenness simultaneously with thermal bonding. Can do. In any case, it is possible to more effectively form unevenness by providing unevenness on both the pressure side and the receiving side so that a male mold and a female mold are set.
[0027]
The shape of the unevenness provided on the back seal portion may be any shape as long as the gap formed under the back seal portion by the unevenness can be a vent path for deaerated air. An uneven shape formed in a straight line, or an uneven shape such as a texture, that is, a shape capable of forming a lattice-shaped recess continuous on the lower surface of the laid back seal portion, can be preferably used.
Further, the width of the back seal portion provided with such unevenness may be about 10 mm as in the case of a general pillow type bag, but may be increased to, for example, about 15 mm. The width of the piercable area including the back seal portion laid at the center is widened, and even when two rows of apertures are provided in this portion, the row interval can be further increased, and the strength of the packaging bag is further increased. Strong and stable.
[0028]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described more specifically with reference to the drawings and examples.
However, the present invention is not limited to these examples.
FIG. 1 is a diagram for explaining a deaerated holeable region in the rice cereal packaging bag of the present invention.
Rice cereal packaging bag shown in FIG. Ten Shows an example of a pillow-type packaging bag used for filling, packaging, and distributing rice. Usually, a roll-shaped laminated film is drawn out and heated for degassing by irradiation with a heating needle or laser light. A plurality of holes are formed in at least one of the holes 3a, 3b, 4a, 4b, 5a, 6a (where 5a and 6a are also common to the opposite surface of the bag) and the holeable area 7 At least one of the holes, the hole diameter is 100 to 1000 μm, and the holes are arranged as a row of holes arranged in a range of 5 to 10 mm. The bag is folded back so as to have a predetermined width, and both ends of the bag are heat-bonded at a substantially central portion in a palm-attached form to form a back seal portion 1 to form a tubular body, and the back seal portion 1 is further laid flat. And set a predetermined pitch in the flow direction. In the bottom seal part 2 so as to form by thermal bonding, and cut immediately behind the bottom seal portion 2 is to create individual packaging bag.
Although not shown in the figure, when the back seal portion 1 is thermally bonded, the back seal portion 1 is thermally bonded by using a crimping roll or the like provided with pattern irregularities such as a plurality of straight lines parallel to the surface. Thus, the pattern irregularities are formed on the entire surface.
[0029]
Hereinafter, the present invention will be specifically described with reference to Examples and Comparative Examples.
Example 1
A pillow-type packaging bag (width 340 mm, length 570 mm, back seal width 10 mm with concavity and convexity) filled with 10 kg of rice is made of laminated film, and a biaxially stretched nylon film with a thickness of 15 μm on the outer layer of the laminated film (ON), a linear low density polyethylene (LLDPE) film having a thickness of 60 μm is used for the inner layer (sealant layer), and both are coated with a two-component reactive urethane adhesive by a known dry lamination method. A laminated film having a winding width of 705 mm was formed by laminating.
Next, in order to provide a plurality of holes (opening rows) for deaeration in this laminated film, positions corresponding to 25 mm from the left and right ends of the surface of the side of the packaging bag where there is no back seal using a carbon dioxide gas laser. In the flow direction, a total of two rows of holes with a hole diameter of 325 μm × 175 μm (vertically long oval) arranged at a hole interval of 7.5 mm and left and right were provided, and the center of the bag was laid down Under the back seal portion, one row along the back seal portion, that is, these two rows, at two locations corresponding to a position 5 mm from the root of the seal and a position 3 mm away from the tip of the laid back seal portion After providing an opening row under the same hole diameter and hole interval conditions as above, the laminated film is folded (bag width) 340 mm, back seal width 10 mm (with irregularities on the surface) , Bottom seal width 10mm (however, seal margin is 20 And m width), and Seibukuro so that bags full length 570 mm, were prepared rice cereal packaging bag of Example 1.
At the time of back sealing, a pair of crimping rolls are provided with a plurality of linear irregularities parallel to the flow direction on the surface thereof in the form of male and female, respectively. Convex and concave portions having a difference (depth) of 0.7 mm between the convex portions and the concave portions were provided on the entire back seal portion.
[0030]
(Example 2)
In the configuration of the packaging bag for rice cereals of Example 1, only the position of the two rows of apertures provided in the center of the bag is a position 3 mm away from the root of the seal on the opposite side of the back seal portion in the tilted direction. 1 row, and under the back seal part, 9 rows from the base of the seal and 1 row at a total of 2 rows, except that the spacing between these 2 rows is 12 mm. All were processed in the same manner as in Example 1 to prepare a packaging bag for rice grains in Example 2.
[0031]
Example 3
In the structure of the packaging bag for rice cereals of Example 1, only the positions of the two rows of apertures provided in the center of the bag are set to positions 1 mm away from the left and right ends of the back seal portion, respectively. In this case, except that it was changed so that the interval between the two rows was 16 mm, all were processed in the same manner as in Example 1 to produce a packaging bag for rice grains of Example 3 did.
[0032]
(Comparative Example 1)
In the configuration of the packaging bag for rice cereals of Example 1, the opening of the two rows of opening rows provided in the center portion of the bag, that is, the region including the back seal portion laid down, is stopped, and the portions are left and right sides of the bag Each side of the bag is provided with one row and two rows of holes, for a total of four rows of holes, on the front and back sides of the bag at positions corresponding to 15 mm inside from the left and right ends of the bag. A packaging bag for rice cereal of Comparative Example 1 was prepared in the same manner as in Example 1 except that each film was provided with a total of 4 aperture rows.
In addition, the row | line | column space | interval of the 2 rows of opening row | line | columns in each side part on either side is 30 mm.
[0033]
(Comparative Example 2)
In the configuration of the packaging bag for rice cereals of Example 1, the opening of the two rows of opening rows provided in the center portion of the bag, that is, the region including the back seal portion laid down, is stopped, and the portions are left and right sides of the bag Each side of the bag is provided with one row and two rows of holes, for a total of four rows of holes, on the front and back sides of the bag at positions corresponding to 25 mm inside from the left and right ends of the bag. A packaging bag for rice cereal of Comparative Example 2 was prepared in the same manner as in Example 1 except that each film was provided with a total of 4 aperture rows.
In addition, the row | line | column space | interval of the 2 rows of opening row | line | columns in each side part on either side is 50 mm.
[0034]
(Comparative Example 3)
In the configuration of the packaging bag for rice cereals of Example 1, the opening of the two rows of opening rows provided in the center portion of the bag, that is, the region including the back seal portion laid down, is stopped, and the portions are left and right sides of the bag In addition, one side of each side is added to provide two rows of opening rows, and a total of four rows of opening rows are provided. A rice cereal packaging bag of Comparative Example 3 was prepared by processing in the same manner as in Example 1 except that each film was provided with a total of 4 aperture rows.
In addition, the row | line | column space | interval of two rows of opening rows in each side part on either side is 70 mm.
[0035]
(Reference example)
A commercially available conventional type 10 kg rice bag, that is, a film of a packaging bag, uses a laminated film having the same structure as in Example 1. The bag size is 360 mm wide x 570 mm long and the seal width is 10 mm each. In a three-side sealed packaging bag, the holes for deaeration are holes of 1.5 mmφ in the film on both the front and back surfaces at positions of 40 mm inward from both ends excluding the seal margins on the left and right sides of the bag. A circular bag was prepared by punching with a hole interval of 280 mm as a reference example packaging bag for rice grains.
This packaging bag has one opening row on the left and right sides of the bag, and a total of four opening rows for the entire bag, with 2 holes per row. In total, eight holes are formed.
[0036]
As described above, Table 1 shows the processing positions, the total number of open holes, and the total number of holes in the holes for deaeration provided in the packaging bags of Examples 1 to 3 and Comparative Examples 1 to 3. Indicated.
(The following margin)
[0037]
[Table 1]

[0038]
[Evaluation and results]
Using each of the packaging bags of Examples 1 to 3 and Comparative Examples 1 to 3 and Reference Example prepared as described above as samples, the deaeration property, strength of the bag (dropping test of the packaging bag after the contents are enclosed, and Stacking test), the prevention of insect invasion was evaluated, and the results are summarized in Table 2.
[0039]
(1) Deaeration test
Each packaging bag was filled with 12 L of air, and the time (seconds) until complete deaeration with a load of 5 kg per piece was measured. In addition, relative evaluation was performed based on the reference example, and the following ranking was performed. (Evaluated by the average value of 10 samples each)

[0040]
(2) Packaging bag strength test
(I) Drop test
10 kg of rice is sequentially sealed in each 20 packaging bags of each sample, and dropped from a height of 1.5 m in the order of 5 times in the vertical direction, 5 times in the horizontal direction, and 5 times in the side direction. The number of occurrences was examined, and the results are shown in Table 2 in terms of the number of broken bags / 20.
In addition, this test dared to apply severe drop conditions in order to make a difference between the example, the comparative example, and the reference example. Usually, in order to judge practicality, the height is 1 m. The test was conducted under the conditions of 3 times in the vertical direction, 3 times in the horizontal direction, and 3 times in the side direction. Each of the packaging bags of this example, comparative example, and reference example is not broken in the drop test under this condition, and particularly in terms of practicality unless a high level of drop strength is required. There is no problem.
[0041]
(B) Stack test
Each sample packaging bag was filled with 10 kg of rice, 10 pieces were stacked on a pallet, transported to a warehouse, stored for 3 days, taken out, and examined for the presence of broken bags.
(Symbol) (Evaluation criteria)
○: No bag breakage.
X: The one with a broken bag.
[0042]
(3) Insect prevention
Regarding the prevention of insect invasion, the number of holes is as small as 8 in the packaging bag with 1.5 mmφ circular holes of the reference example, but it is preferable because insect invasion is observed in a long-term test of 1 month or longer. Absent.
On the other hand, in the packaging bags of Examples 1 to 3 and Comparative Examples 1 to 3, the number of holes was large, but the hole diameter itself was as small as 1000 μm or less, so that insect invasion was not recognized and was good.
(Symbol) (Evaluation criteria)
○: No insect invasion.
×: Insect invading.
(The following margin)
[0043]
[Table 2]
Evaluation results

As is clear from the evaluation results shown in Table 2, the packaging bags of Examples 1 to 3 do not break even under harsh conditions such as this drop test, and are inferior even when compared with the packaging bags of the reference examples. However, when compared with the packaging bags of Comparative Examples 1 to 3, there was clearly a significant difference, and the strength was further improved.
Further, in terms of deaeration, the packaging bags of Examples 1 to 3 are all superior to the packaging bag of the reference example, and at the same time, Comparative Example 1 in which the same number of opening rows are provided only on the side surfaces of the packaging bag. Even when compared with the packaging bags of ˜3, it was almost the same or slightly inferior, and the effect of the unevenness provided on the back seal part was sufficiently obtained and had good deaeration.
[0044]
【The invention's effect】
As described above in detail, the present invention is a pillow-type packaging bag formed by thermally bonding a plastic laminated film, and the packaging bag opens a plurality of holes having a hole diameter of 100 to 1000 μm at predetermined intervals. When the packaging bags after the rice grains are encapsulated are stacked in at least one row in a region having a constant width including the back seal portion where the packaging bags are laid. It is provided that at least one row is provided in a region having a constant width along the left and right or upper and lower end portions of the packaging bag that are not blocked from each other by the bag, and the back seal portion is formed to have irregularities. It is a packaging bag for rice cereals, and by adopting such a configuration, the packaging bag has excellent strength and deaeration, and also has excellent pest invasion prevention properties, and excellent overall performance The effect of providing packaging bags for rice grains .
In addition, since the packaging bag is made of a plastic laminated film, laser light can be used as a means for opening a hole for deaeration. By using this, a small hole having a hole diameter of 100 μm to 1000 μm can be used. Even if there are, it is possible to open holes with a stable hole diameter at a predetermined interval with good productivity, and because it is easy to change the hole diameter and hole interval, it can easily accommodate packaging bags of different sizes, The effect is that the packaging bag for rice grains having excellent performance can be provided with high productivity.
[Brief description of the drawings]
BRIEF DESCRIPTION OF DRAWINGS FIG. 1 is a view for explaining a deaerated holeable region in a rice cereal packaging bag of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Back seal
2 Bottom seal
3a, 3b, 4a, 4b, 5a, 6a Perforable area (area on the side of the bag)
7 Punchable area (the center part of the bag, the area including the back seal part laid down)
Ten Rice cereal packaging bags

Claims

A pillow-type packaging bag formed by heat-bonding a plastic laminated film, the packaging bag having an opening row in which a plurality of holes having a hole diameter of 100 to 1000 μm are opened at intervals of 5 to 10 mm , A packaging bag in which at least one row of opening holes is stacked in an area of a certain width including the back seal portion where the packaging bag is laid, and the packaging bags after the rice grains are sealed are not blocked by the packaging bag. at least one row is provided on the right and left or the region of constant width along the upper and lower ends, and, in the back seal portion, the surface to be the bottom side is at least the back seal portion reclined, its length A packaging bag for rice cereals, characterized by being provided with a plurality of parallel straight irregularities along the vertical direction, or a grid pattern irregularity in which concave portions are continuous in a lattice shape .

The packaging bag for rice cereal according to claim 1, wherein the holes in the row of holes provided in the packaging bag are holes opened by laser light irradiation.