JP3765022B2 - 把持装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボトル、キャップ等の把持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、特開平8-80903 号公報に記載の如く、ボトルを段ボール箱に箱詰めする箱詰め機(ケーサー)等で、ボトル(もしくはボトルに取着されているキャップ)を把持してハンドリングするための把持装置が用いられている。
【0003】
従来の把持装置は、一対の把持部材の開閉動により物品を把持可能とするに際し、開閉動せしめられる本体部と、本体部の前面に貼着され、把持対象物品の形状に合致する把持面を成形されてなる把持部とから、把持部材を構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
然しながら、従来技術には以下の問題点がある。
▲1▼把持部材の把持部をウレタンゴム等により成形し、予め特定の把持対象物品の形状に合致する把持面を付与されているため、特定の把持対象物品については広い把持面で確実に把持できる。ところが、把持対象物品の形状が異なるものになると、把持部の把持面がその形状変化に追随できずに把持面の一部でしか把持できなくなり、各種形状の把持対象物品を安定的に把持することができない。
【0005】
▲2▼上記▲1▼により、把持対象物品が変わる場合には、把持部材の全体、もしくは把持部を型替えする必要がある。
【0006】
本発明の課題は、単一の把持部材により各種形状の把持対象物品を安定的に把持可能とすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明は、一対の把持部材の開閉動により物品を把持可能としてなる把持装置であって、前記把持部材が、硬質体からなり、開閉動せしめられる硬質本体部と、軟質弾性体からなり、硬質本体部の前面にバックアップされて把持対象物品の形状に倣ってたわみ変形可能な物品把持面を構成する軟質把持部とからなり、硬質本体部の一部を切欠部とするとともに残部を支持部とし、この硬質本体部の支持部に軟質把持部をバックアップ支持するように貼着し、この硬質本体部の切欠部では軟質把持部を非バックアップし、軟質把持部における硬質本体部の切欠部前面に位置する軟質弾性体を他の部位の軟質弾性体より、把持対象物品寄りに突出してなるようにしたものである。
【0010】
請求項1に記載の本発明によれば下記(1) (4)の作用がある。
(1)把持部材を硬質本体部と軟質把持部にて構成した。従って、硬質本体部で把持対象物品を強い力で把持するとともに、軟質把持部を把持対象物品の形状に沿って倣うようにたわみ変形させて把持することにより、各種形状物品を広い把持面で把持可能とする。また、重量物の把持も容易である。
【0011】
(2)上記(1)により、把持対象物品が変わっても、把持部材の型替えを伴うことなく、単一の把持部材により各種形状の把持対象物品を安定的に把持できる。
【0012】
(3)把持部材の軟質把持部が、硬質本体部の切欠部では非バックアップ状態とされているから、軟質把持部はその部分でのたわみ変形の自由度を高められ、各種物品の多様な形状に沿ってより自由に柔軟に倣ってたわみ変形でき、各種形状物品をより容易に安定的に把持できる。
【0013】
(4)把持部材の軟質把持部が、硬質本体部の切欠部前面で把持対象物品寄りに突出形成されているから、軟質把持部の突出把持面が把持対象物品をより確実により広範に物品外周部を包み込んで大きくたわみ変形し、各種形状物品をより確実容易に安定的に把持できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は把持装置を示す模式図、図2は把持部材を示す模式図、図3はレギュラー品の把持状態を示す模式図、図4はポンプ品の把持状態を示す模式図、図5はトリガー品の把持状態を示す模式図、図6は箱詰め機を示す模式図である。
【0015】
箱詰め機10は、図6に示す如く、物品搬送装置11の上の物品保持具(袴)12から物品1(レギュラー品101、ポンプ品102、トリガー品103等)を取出し、この物品1を箱搬送装置13の上の箱14へと箱詰めする。このとき、箱詰め機10は、ロボット15の先端に幅寄せ装置16を備え、この幅寄せ装置16に把持装置20を備えており、複数の把持装置20により複数の物品1を把持し、それらの物品1を物品保持具12から箱14へと移載可能としている。尚、ロボット15は、幅寄せ装置16及び把持装置20を常に鉛直方向に保持しつつ、幅寄せ装置16及び把持装置20を物品搬送装置11の上で昇降可能とし、且つ幅寄せ装置16及び把持装置20を箱搬送装置13の上で昇降可能としている。また、幅寄せ装置16は、把持装置20に把持した物品1を箱14へと箱詰めするとき、相隣る把持装置20、20を互いにV字をなすように近づけ、それらの把持装置20が把持している物品1、1を箱14に挿入容易とするように幅寄せする。
【0016】
ここで、把持装置20は、図1に示す如く、エアシリンダ等からなる駆動装置21と、この駆動装置21により開閉動せしめられる一対の把持部材22とから構成され、一対の把持部材22の閉動作により物品1を把持し(図1(B))、一対の把持部材22の開動作により物品1を把持解除可能としている(図1(A))。尚、駆動装置21は、一対の把持部材22を互いに揺動させて開閉動しても良く、或いは互いに平行に対向移動させて開閉動しても良い。
【0017】
把持部材22は、図2に示す如く、硬質本体部31と軟質把持部41とから構成される。硬質本体部31は、金属、プラスチック等の硬質体からなり、駆動装置21の駆動アーム21Aに固定されて開閉動せしめられる。軟質把持部41は、ゴム等の軟質弾性体(把持対象物品の形状に関係なく一定の形態、例えば平板状をなす)からなり、硬質本体部31の前面に貼着されてバックアップされ、把持対象物品の形状に倣って柔軟にたわみ変形できる物品把持面42を構成する。
【0018】
また、把持部材22は、硬質本体部31を基部32Aと両側部32Bとからなる逆U字状支持部32とし、この逆U字に囲まれる部分を切欠部33としている。そして、硬質本体部31の支持部32に軟質把持部41をバックアップ支持するように貼着し、この硬質本体部31の切欠部33では軟質把持部41を非バックアップとしている。
【0019】
また、把持部材22は、軟質把持部41における硬質本体部31の切欠部33前面及び支持部32の両側部32Bの前面に位置する軟質弾性体を、他の部位(支持部32の基部32Aの前面)の軟質弾性体より、把持対象物品寄りに突出させ、この突出部分を突出把持面42Aとしている。
【0020】
箱詰め機10の把持装置20は、箱詰め対象物品の品種替えにより、同一の把持部材22により例えば下記(1) 〜(3) の如くの各種形状の物品1を把持可能とする。
【0021】
(1) レギュラー品101(図3)
把持部材22は、レギュラーボトル101Aのレギュラーキャップ101Bを把持する。このとき、把持部材22は、硬質本体部31の支持部32の基部32Aにバックアップされる軟質把持部41によりレギュラーキャップ101Bの上部側の一部を比較的強い把持力Faで把持し、硬質本体部31の切欠部33の前面に位置する軟質把持部41の突出把持面42Aにより、レギュラーキャップ101Bに倣って包み込むようにたわみ変形して広い面積でレギュラーキャップ101Bを把持する。軟質把持部41の突出把持面42Aがレギュラーキャップ101Bに及ぼす把持力Fbは比較的弱いが、その把持面積が広くなる結果、把持部材22はこれらの把持力Fa、Fbにより、ボトル101Aが重量物であってもそのキャップ101Bを確実に把持できる。
【0022】
(2) ポンプ品102(図4)
把持部材22は、ポンプボトル102Aのポンプキャップ102Bを把持する。この場合にも、把持部材22は、硬質本体部31の支持部32の基部32Aにバックアップされる軟質把持部41によりポンプキャップ102Bの上部側の一部を比較的強い把持力Faで把持し、硬質本体部31の切欠部33の前面に位置する軟質把持部41の突出把持面42Aにより、ポンプキャップ102Bに倣って包み込むようにたわみ変形して広い面積でポンプキャップ102Bを把持する。軟質把持部41の突出把持面42Aがポンプキャップ102Bに及ぼす把持力Fbは比較的弱いが、その把持面積が広くなる結果、把持部材22はこれらの把持力Fa、Fbにより、ボトル102Aが重量物であってもそのキャップ102Bを確実に把持できる。
【0023】
(3) トリガー品103(図5)
把持部材22は、トリガーボトル103Aのトリガーキャップ103Bを把持する。この場合にも、把持部材22は、硬質本体部31の支持部32の基部32Aにバックアップされる軟質把持部41によりトリガーキャップ103Bの上部側を比較的強い把持力Faで把持し、硬質本体部31の切欠部33の前面に位置する軟質把持部41の突出把持面42Aによりトリガーキャップ103Bの下部(及びボトル103Aの上部の一部)に倣って包み込むようにたわみ変形して広い面積でトリガーキャップ103B(及びボトル103A)を把持する。軟質把持部41の突出把持面42Aがトリガーキャップ103B(及びボトル103A)に及ぼす把持力Fbは比較的弱いが、その把持面積が広くなる結果、把持部材22はこれらの把持力Fa、Fbにより、ボトル103Aが重量物であってもそのキャップ103Bを確実に把持できる。
【0024】
従って、本実施形態によれば以下の作用がある。
▲1▼把持部材22を硬質本体部31と軟質把持部41にて構成した。従って、硬質本体部31で把持対象物品を強い力で把持するとともに、軟質把持部41を把持対象物品の形状に沿って倣うようにたわみ変形させて把持することにより、各種形状物品を広い把持面42で把持可能とする。また、重量物の把持も容易である。
【0025】
▲2▼上記▲1▼により、把持対象物品が変わっても、把持部材22の型替えを伴うことなく、単一の把持部材22により各種形状の把持対象物品を安定的に把持できる。
【0026】
▲3▼把持部材22の軟質把持部41が、硬質本体部31の切欠部33では非バックアップ状態とされているから、軟質把持部41はその部分でのたわみ変形の自由度を高められ、各種物品の多様な形状に沿ってより自由に柔軟に倣ってたわみ変形でき、各種形状物品をより容易に安定的に把持できる。
【0027】
▲4▼把持部材22の軟質把持部41が、硬質本体部31の切欠部33前面で把持対象物品寄りに突出形成されているから、軟質把持部41の突出把持面42Aが把持対象物品をより確実により広範に物品外周部を包み込んで大きくたわみ変形し、各種形状物品をより確実容易に安定的に把持できる。
【0028】
尚、本発明者による実験の結果、同一の把持部材22により確実に把持できる物品1の重量範囲は、80g 〜800gの広範囲に渡るものであることが認められた。
【0029】
以上、本発明の実施の形態を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本発明の把持装置は物品のいかなる部分を把持しても良く、例えばキャップ付きボトルのキャップだけ、キャップ及びボトルの両方、或いはボトルだけのいずれの部分を把持しても良い。
【0030】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、単一の把持部材により各種形状の把持対象物品を安定的に把持可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は把持装置を示す模式図である。
【図2】図2は把持部材を示す模式図である。
【図3】図3はレギュラー品の把持状態を示す模式図である。
【図4】図4はポンプ品の把持状態を示す模式図である。
【図5】図5はトリガー品の把持状態を示す模式図である。
【図6】図6は箱詰め機を示す模式図である。
【符号の説明】
1 物品
20 把持装置
22 把持部材
31 硬質本体部
32 支持部
33 切欠部
41 軟質把持部
42 把持面
42A 突出把持面

Claims (1)

  1. 一対の把持部材の開閉動により物品を把持可能としてなる把持装置であって
    前記把持部材が、
    硬質体からなり、開閉動せしめられる硬質本体部と、
    軟質弾性体からなり、硬質本体部の前面にバックアップされて把持対象物品の形状に倣ってたわみ変形可能な物品把持面を構成する軟質把持部とからなり、
    硬質本体部の一部を切欠部とするとともに残部を支持部とし、この硬質本体部の支持部に軟質把持部をバックアップ支持するように貼着し、この硬質本体部の切欠部では軟質把持部を非バックアップし、
    軟質把持部における硬質本体部の切欠部前面に位置する軟質弾性体を他の部位の軟質弾性体より、把持対象物品寄りに突出してなる把持装置。
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