JP3764217B2 - 携帯形情報機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポータブルコンピュータのような携帯形情報機器に係り、特にそのディスプレイユニットのハウジングにポインティングスティックやクリックスイッチボタンを配置する場合の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近のポータブルコンピュータは、市場からの要求に伴って、筐体の小型・軽量化が押し進められている。この筐体の小型化が進むにつれて、筐体内の実装スペースは益々狭くなる傾向にあり、この筐体に実装される各種の機能部品のレイアウトに対する条件が一段と厳しくなりつつある。
【0003】
そのため、例えばスーツのポケットに収納し得るような大きさを有する超小型のポータブルコンピュータでは、筐体にポインティングスティックや複数のクリックスイッチボタンを配置するスペースを得ることができないために、これらポインティングスティックやクリックスイッチボタンを、ディスプレイユニットに配置することが行なわれている。
【0004】
このディスプレイユニットは、筐体の上面を覆う閉じ位置と、この筐体の後部において起立する開き位置と、に亘って回動可能に上記筐体に支持されている。このディスプレイユニットは、フラットな液晶表示装置と、この液晶表示装置を収容する合成樹脂製のハウジングとを備えている。このハウジングは、液晶表示装置の表示画面に連なる前壁と、この前壁の背後に位置された後壁とを有しており、上記ポインティングスティックは、上記前壁における表示画面の側方に隣接した位置に配置されている。また、クリックスイッチボタンは、上記ハウジングの後壁に配置されている。
【0005】
そのため、クリックスイッチボタンとポインティングスティックとは、ハウジングの側部において互いに背中合わせの状態で配置されており、オペレータは、親指でポインティングスティックを操作し、人差し指あるいは中指でクリックスイッチボタンを操作するようになっている。
【0006】
ところで、従来のコンピュータでは、クリックスイッチボタンとポインティングスティックとが背中合わせで配置されているため、このクリックスイッチボタンによって押圧されるクリックスイッチおよびポインティングスティックは、共通の支持板の表面および裏面に支持されている。そして、この支持板は、上記ハウジングの内面にねじ止めされている。
このため、支持板は、クリックスイッチボタンを指先で押圧した際に生じる押圧力を反力として受け止め、この力をハウジングに逃がすようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の構成によると、ハウジングは、コンピュータの小型化要求に伴って、肉厚が極限近くまで薄く形成されているため、このハウジングの剛性を充分に確保することは非常に困難な場合が多い。このことから、従来のコンピュータでは、クリックスイッチボタンを押圧した時に、この押圧力によってハウジングがねじれてしまうことがあり得る。
【0008】
そうした場合に、支持板に支持されているポインティングスティックは、指先で押圧した時に生じる歪みを検出することで、表示画面上のポインタを所望の位置に移動させるものであるため、上記のようにハウジングがねじれてしまうと、このハウジングのねじれが支持板を介してポインティングスティックに伝わり、このスティックによって検知される場合があり得る。
【0009】
また、この種のコンピュータでは、ポインティングスティックを操作した後、クリックスイッチボタンを押すといった使い方が頻繁に行なわれる。この場合、人差し指または中指でクリックスイッチボタンを押す際に、オペレータは、親指をポインティングスティックからずらして前壁に当てがい、人差し指または中指との間でハウジングを挾み込む動作を行なうことが多い。すると、薄肉なハウジングの前壁がねじれることがあり、このねじれがポインティングスティックによって検知される場合があり得る。
【0010】
この結果、ポインティングスティックを操作していないにも拘らず、表示画面上のポインタが勝手に移動してしまうといった不具合が生じてくる。
この対策として、支持板の肉厚を増したり、この支持板に複数のリブを形成し、支持板自体の剛性を高めて、ハウジングのねじれがポインティングスティックに伝わらないようにすることが考えられる。
【0011】
しかしながら、この構成によると、支持板の形状が複雑化するため、この支持板をダイカスト成型品とする必要がある。このため、支持板の製造コストが高くなり、コンピュータの価格が高くなる。その上、支持板にリブを形成すると、限られた大きさのハウジングの内部にリブを収める空間を確保しなくてはならない。この結果、ハウジングの内部の実装スペースが狭くなり、ここにポインティングスティックやクリックスイッチを実装する上での新たな制約が生じてくるといった問題がある。
【0012】
本発明は、このような事情にもとづいてなされたもので、その目的は、第2の操作部が外力の影響を受け難くなり、この第2の操作部の誤動作を防止できるとともに、補強板の構造を簡略化できる携帯形情報機器を得ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載された携帯形情報機器は、
第1の壁と、この第1の壁と向かい合う第2の壁と、を有する箱状のハウジングと;
このハウジングの第1の壁に配置され、指先で操作する第1の操作部と;
上記ハウジングの第2の壁に配置され、上記第1の操作部と向かい合うとともに、指先で押圧する第2の操作部と;
上記第1の壁に固定され、上記第1の操作部と第2の操作部との間に介在されるとともに、上記第1の操作部を操作した際に生じる押圧力を受け止める補強板と;を備えている。
【0014】
そして、上記第1および第2の操作部は、夫々上記第1の壁に固定するとともに、上記補強板と上記第2の操作部との間に隙間を形成し、上記第2の壁の内面には、上記補強板に当接するリブが形成されている。
【0015】
このような構成において、第1の操作部を指先で操作すると、その時に第1の操作部に加わる押圧力は、補強板が反力として受け止め、この押圧力は、ハウジングに逃がされる。この補強板は、第2の操作部との間に隙間を存して配置されているため、たとえこの補強板が強い押圧力を受けて撓んだり、あるいはハウジングのねじれが補強板に伝えられても、第2の操作部に補強板の撓みやハウジングのねじれが伝わることはない。
【0016】
また、ハウジングの第2の壁は、リブを介して補強板に当接しているため、ハウジングに第2の壁を押圧するような力が作用しても、この力は補強板によって受け止められ、第2の壁が撓んだり、ねじれ難くなる。
【0017】
この結果、第2の操作部が外力の影響を受け難くなるので、補強板に格別な補強を施す必要もなくなり、補強板の構造を簡略化することができる。
請求項2によれば、上記請求項1に記載されたハウジングは、上記第1の壁を含むハウジング本体と、このハウジング本体に連結され、上記第2の壁を含む蓋と、を有し、上記蓋は、合成樹脂材料にて構成され、上記ハウジング本体は、上記蓋よりも剛性の高い金属材料にて構成されている。
【0018】
この構成によると、第1および第2の操作部は、剛性の高い金属製のハウジング本体に固定されるので、これら操作部の固定強度が増大する。しかも、第1の操作部を操作した際の押圧力が補強板を介してハウジング本体に伝えられても、この押圧力に容易に打ち勝つことができ、ハウジング本体のねじれを防止できる。
【0019】
請求項3によれば、上記請求項1に記載された第2の操作部は、指先で押圧される押圧部と、この押圧部を支持する金属製の支持板と、を有し、この支持板が上記ハウジング本体の第1の壁に固定されているとともに、この支持板と上記補強板との間に上記隙間が形成されている。
【0020】
この構成によると、ハウジングがねじれたとしても、このねじれが押圧部に伝わり難くなり、第2の操作部に対する外力の影響を極力排除することができる。
請求項4によれば、上記請求項3に記載された第2の操作部は、上記押圧部を押圧した際の歪みを検出するスイッチにて構成されている。
【0021】
この構成によると、ハウジングがねじれたとしても、第2の操作部への外力の影響が排除されるので、第2の操作部がハウジングのねじれを検知することはなく、この第2の操作部の誤動作を防止することができる。
【0022】
請求項5によれば、上記請求項3の記載において、上記リブは、上記押圧部を取り囲むような筒状をなしている。
この構成によると、第2の壁における押圧部の周囲は、補強板によって支えられるので、この押圧部の周囲を指先で押圧したとしても、この押圧力は補強板によって受け止められる。そのため、第2の壁のねじれや変形を防止することができ、第2の操作部に対する外力の影響を排除することができる。
【0023】
請求項6によれば、上記請求項1に記載された第1の壁は、滑らかな曲率を描いて凹むガイド凹部を有し、このガイド凹部の略中央部に上記第1の操作部が配置されているとともに、上記リブは、上記ガイド凹部に対応した位置に配置されている。
【0024】
この構成によると、指先を第2の操作部からずらして第2の壁に当てがう場合に、この指先の座りが良好となり、ハウジングに指先が馴染み易くなる。しかも、第2の操作部を指先で操作する際には、ガイド凹部に沿わせて指先を移動すれば良く、第2の操作部を指先で押圧する際の操作性が良好となる。
【0025】
また、ガイド凹部に指先を当てがった場合でも、このガイド凹部に対応した位置にはリブが存在するので、ガイド凹部に加わる押圧力を補強板で受け止めることができる。したがって、ガイド凹部のねじれや変形を防止でき、第2の操作部に対する外力の影響を排除できる。
【0026】
また、上記目的を達成するため、請求項7に記載された携帯形情報機器は、
上面に情報を入力する手段を有する筐体と;
この筐体に支持されたディスプレイユニットと;を備えている。
上記ディスプレイユニットは、フラットなディスプレイ装置と、このディスプレイ装置を収容する箱状のハウジングと、を有し、このハウジングは、上記ディスプレイ装置の画面を露出させる開口部を有する前壁と、この前壁の背後に位置される後壁と、を有し、
上記ハウジングの後壁に指先で操作する第1の操作部を配置するとともに、上記ハウジングの前壁に、上記第1の操作部と向かい合うとともに、指先で押圧する第2の操作部を配置し、
これら第1の操作部と第2の操作部との間には、上記第1の操作部を操作した際に生じる押圧力を受け止める補強板が配置されている。
【0027】
そして、上記補強板、上記第1の操作部および上記第2の操作部は、夫々上記後壁に固定するとともに、上記補強板と上記第2の操作部との間に隙間を形成し、上記前壁の内面には、上記補強板に当接するリブが形成されている。
【0028】
このような構成において、第1の操作部を指先で操作すると、その時に第1の操作部に加わる押圧力は、補強板が反力として受け止め、この押圧力は、ハウジングの後壁に逃がされる。この補強板は、第2の操作部との間に隙間を存して配置されているため、たとえこの補強板が強い押圧力を受けて撓んだり、あるいはハウジングのねじれが補強板に伝えられても、第2の操作部に補強板の撓みやハウジングのねじれが伝わることはない。
【0029】
また、ハウジングの前壁は、リブを介して補強板に当接しているため、ハウジングに前壁を押圧するような力が作用しても、この力は補強板によって受け止められ、前壁が撓んだり、ねじれ難くなる。
【0030】
この結果、第2の操作部が外力の影響を受け難くなるので、補強板に格別な補強を施す必要もなくなり、補強板の構造を簡略化することができる。
請求項8によれば、上記請求項7に記載されたハウジングは、上記後壁を含むディスプレイカバーと、このディスプレイカバーに連結され、上記前壁を含むディスプレイマスクと、を有し、上記ディスプレイマスクは、合成樹脂材料にて構成され、上記ディスプレイカバーは、上記ディスプレイマスクよりも剛性の高い金属材料にて構成されている。
【0031】
この構成によると、第1および第2の操作部は、剛性の高い金属製のディスプレイカバーに固定されるので、これら操作部の固定強度が増大する。しかも、第1の操作部を操作した際の押圧力がディスプレイカバーに伝えられても、この押圧力に容易に打ち勝つことができ、ハウジングのねじれを防止できる。
【0032】
請求項9によれば、上記請求項8の記載において、上記第2の操作部は、指先で押圧される押圧部と、この押圧部を支持する金属製の支持板と、を有し、この支持板と上記補強板との間に上記隙間が形成されているとともに、上記補強板および支持板は、上記ディスプレイカバーに支持されている。
【0033】
この構成によると、ハウジングがねじれたとしても、このねじれが押圧部に伝わり難くなり、第2の操作部に対する外力の影響を極力排除することができる。
請求項10によれば、上記請求項9の記載において、上記ディスプレイマスクのリブは、押圧部を取り囲むような筒状をなしている。
【0034】
この構成によると、前壁における押圧部の周囲は、補強板によって支えられるので、この押圧部の周囲を指先で押圧した際に、この押圧力は補強板によって受け止められる。そのため、前壁のねじれや変形を防止することができ、第2の操作部に対する外力の影響を排除することができる。
【0035】
請求項11によれば、上記請求項8に記載された前壁は、滑らかな曲率を描いて凹むガイド凹部を有し、このガイド凹部の略中央部に上記第2の操作部が配置されているとともに、上記リブは、上記ガイド凹部に対応した位置に配置されている。
【0036】
この構成によると、指先を第2の操作部からずらして前壁に当てがう場合に、この指先は円弧状に湾曲されたガイド凹部に収まるので、この指先の座りが良好となり、ハウジングに指先が馴染み易くなる。しかも、第2の操作部を指先で操作する際には、ガイド凹部に沿わせて指先を移動すれば良く、第2の操作部を指先で押圧する際の操作性が良好となる。
【0037】
また、ガイド凹部に指先を当てがった場合でも、このガイド凹部に対応した位置にはリブが存在するので、ガイド凹部に加わる押圧力を補強板で受け止めることができる。したがって、ガイド凹部のねじれや変形を防止でき、第2の操作部に対する外力の影響を排除することができる。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、スーツのポケットに収容し得るような大きさを有する超小型のポータブルコンピュータ1を示している。このコンピュータ1は、偏平な箱形の筐体22と、この筐体2に支持されたディスプレイユニット3とを備えている。
【0039】
図1および図2に示すように、筐体2は、平坦な底壁4aと、この底壁4aに連なる一対の側壁4b,4c、後壁4dおよび上壁4eとを有している。上壁4eは、底壁4aと略平行に配置されており、この上壁4eの前部は、平坦なアームレスト5となっている。
【0040】
図4に示すように、筐体2は、上記底壁4aを含むロアハウジング7と、上記上壁4eを含むアッパハウジング8とを有している。
ロアハウジング7は、マグネシウム合金のような熱伝導性を有する金属材料にて構成されている。本実施の形態におけるロアハウジング7は、金属ダイカスト成型法とプラスティック射出成型法とを合体した、いわゆるハイブリット成型法を用いて製造される。この成型法では、チップ化されたマグネシウム合金のペレットをシリンダ内に供給し、このシリンダ内で加熱しつつ攪拌することにより、マグネシウム合金をスラリー状に形成する。そして、このスラリー化されたマグネシウム合金を金型の成型空間に射出し、この成型空間内で凝固させることで、所望の成型品を得るようになっている。
【0041】
アッパハウジング8は、ABS樹脂のような合成樹脂材料にて構成されている。このアッパハウジング8は、ロアハウジング7に取り外し可能に連結されている。アッパハウジング8の上壁4eには、キーボード装着部10が形成されている。このキーボード装着部10には、情報を入力する手段としてのキーボード12が配置されている。
【0042】
筐体2は、バッテリ収容部2aを備えている。バッテリ収容部2aは、上記アームレスト5の下方において、筐体2の幅方向に延びている。このバッテリ収容部2aには、バッテリパック13が取り外し可能に収容されている。バッテリパック13は、コンピュータ1を商用交流電源が得られない場所で使用する際に、その駆動用電源として機能するものであり、コンピュータ1に標準装備されている。
【0043】
図4に示すように、筐体2の内部には、回路基板6が収容されている。回路基板6は、ロアハウジング7の底壁4aに複数のねじ9を介して固定されており、この回路基板6に上記キーボード12およびバッテリパック13が電気的に接続されている。
【0044】
アッパハウジング8の上壁4eの後端部には、第1および第2のディスプレイ支持部14a,14bが形成されている。第1および第2のディスプレイ支持部14a,14bは、筐体2の幅方向に離間して配置されており、これらディスプレイ支持部14a,14bの間に上記ディスプレイユニット3が支持されている。
【0045】
図1に示すように、ディスプレイユニット3は、カラー液晶ディスプレイ装置15と、このカラー液晶ディスプレイ装置15を収容する偏平な箱状のハウジング16とを備えている。カラー液晶ディスプレイ装置15は、矩形状の表示画面17を有するフラットな板状をなしている。ハウジング16は、ハウジング本体としてのLCDカバー18と、蓋としてのLCDマスク19とを備えている。LCDカバー18とLCDマスク19とは、互いに連結されている。
【0046】
LCDカバー18は、マグネシウム合金のような熱伝導性を有する金属材料にて構成されている。本実施形態におけるLCDカバー18は、上記ロアハウジング7と同様に、金属ダイカスト成型法とプラスティック成型法とを合体した、いわゆるハイブリット成型法を用いて製造される。このLCDカバー18は、第1の壁としての後壁20を有している。この後壁20は、上記筐体2の上壁4eと略同じ大きさを有しており、この後壁20の中央部に上記カラー液晶ディスプレイ装置15がねじ止めされている。
【0047】
LCDマスク19は、ABS樹脂のような合成樹脂材料にて構成されている。このLCDマスク19は、第1の壁としての前壁21を有している。前壁21は、上記後壁20と略同じ大きさを有し、この前壁21の中央部に、上記表示画面17を露出させる開口部22が形成されている。
【0048】
図5に示すように、LCDカバー18の内部には、第1の回路基板24と第2の回路基板25とが収容されている。第1の回路基板24は、上記カラー液晶ディスプレイ装置15のバックライト用インバータ回路を有している。この第1の回路基板24は、上記カラー液晶ディスプレイ装置15の左側において、LCDカバー18の後壁20にねじ止めされている。第2の回路基板25は、上記カラー液晶ディスプレイ装置15の右側において、LCDカバー18の後壁20にねじ止めされている。そして、上記LCDマスク19の前壁21は、後壁20と協働して上記第1および第2の回路基板24,25を覆い隠している。
【0049】
図1に示すように、ハウジング16の一端部には、このハウジング16の幅方向に延びる連結部28が形成されている。連結部28は、LCDマスク19の前壁21に連なる前半部分28aと、LCDカバー18の後壁20に連なる後半部分28bとを有している。前半部分28aと後半部分28bとは、互いに突き合わされており、これら前半部分28aと後半部分28bとの間に上記カラー液晶ディスプレイ装置15の一端部が入り込んでいる。
【0050】
連結部28は、上記筐体2のディスプレイ支持部14a,14bの間に介在されている。図4に示すように、連結部28の一端部は、ヒンジ装置30を介して筐体2に支持されている。ヒンジ装置30は、ヒンジ軸31と、このヒンジ軸31の一端に回動可能に連結された第1のブラケット32と、ヒンジ軸31の他端に固定された第2のブラケット33とを備えている。
【0051】
ヒンジ軸31は、第1のディスプレイ支持部14aと連結部28との間に跨がって水平に配置されている。第1のブラケット32は、アッパハウジング8の内部に収容され、このアッパハウジング8およびロアハウジング7に上記ねじ9を介して固定されている。第2のブラケット33は、ディスプレイユニット3のハウジング16の内部に導かれ、その後壁20にねじ止めされている。
【0052】
そのため、ディスプレイユニット3は、ヒンジ軸31を支点として、上記アームレスト5やキーボード12を上方から覆う閉じ位置と、キーボード12の後方において起立する開き位置とに亘って回動可能に筐体2に支持されている。
【0053】
そして、図3に示すように、ディスプレイユニット3を閉じ位置に回動させた状態では、剛性の高い金属製のLCDカバー18がLCDマスク19の上方に位置し、ハウジング16の上面を構成する。このことから、筐体2の底となるロアハウジング7も剛性の高い金属製であることと合わせて、ディスプレイユニット3を閉じた時には、コンピュータ1の外周部分の大部分が金属となる。
【0054】
よって、コンピュータ1を携帯している時に、このコンピュータ1に外方から圧力が加わっても、この圧力に充分に対抗することができ、筐体2やディスプレイユニット3が破損し難くなる。
【0055】
図2および図3に示すように、ディスプレイユニット3のハウジング16の後壁20には、第1の操作部としての一対のクリックスイッチボタン40a,40bが配置されている。クリックスイッチボタン40a,40bは、コマンドの実行および取り消しを行なうためのものである。これらクリックスイッチボタン40a,40bは、後壁20の右端部に配置され、ディスプレイユニット3を開き位置に回動させた状態では、上下に並んで位置されている。そのため、クリックスイッチボタン40a,40bは、コンピュータ1の使用中において、右手の中指および人差し指で押圧操作される。
【0056】
図6に示すように、後壁20は、クリックスイッチボタン40a,40bに対応した位置に、一対の通孔42a,42bを有している。通孔42a,42bは、上記カラー液晶ディスプレイ装置15の右側であり、かつ、上記第2の回路基板25の下側に位置されており、これら通孔42a,42bにLCDカバー18の内側からクリックスイッチボタン40a,40bが嵌め込まれている。
【0057】
クリックスイッチボタン40a,40bは、合成樹脂材料にて構成されている。これらクリックスイッチボタン40a,40bは、一対の支持部44を介して互いに連結されている。各支持部44は、蛇行状に湾曲された弾性変形部44aと、この弾性変形部44aの中間に位置された中空筒状のボス部45とを備えている。ボス部45は、後壁20の内面から延びる複数の係合突起46の一部に嵌合されており、この嵌合により、クリックスイッチボタン40a,40bがLCDカバー18に位置決め保持されている。そして、この場合、ボス部45とクリックスイッチボタン40a,40bとの間には、弾性変形部44aが位置するため、クリックスイッチボタン40a,40bは、一定のストロークで変位可能にLCDカバー18に保持されている。
【0058】
LCDカバー18には、補強板としてのスイッチプレート47が支持されている。スイッチプレート47は、平坦な板金材にて構成され、このスイッチプレート47の外周部分には、複数の係合孔49と一対の通孔50a,50bとが開口されている。係合孔49は、上記係合突起46に対応した位置に配置されており、これら係合孔49に係合突起46を係合させることで、スイッチプレート47がLCDカバー18の後壁20に位置決めされている。
【0059】
スイッチプレート47の通孔50a,50bは、後壁20の内面から延びる一対の第1の取り付け座51a,51bに対応している。これら通孔50a,50bには、夫々ねじ52が挿通されている。ねじ52は、第1の取り付け座51a,51bにねじ込まれており、このねじ込みにより、スイッチプレート47がLCDカバー19の後壁20に固定されている。
【0060】
また、スイッチプレート47の中央部には、連通孔53が開口されている。この連通孔53は、後壁20の内面と向かい合っており、この後壁20の内面には、第2の取り付け座55が突設されている。図7に示すように、第2の取り付け座55の先端は、上記連通孔53を貫通して、上記スイッチプレート47から僅かに突出されている。
【0061】
図9に示すように、スイッチプレート47は、クリックスイッチボタン40a,40bと向かい合う第1の面47aと、LCDマスク19の前壁21と向かい合う第2の面47bとを有している。スイッチプレート47の第1の面47aには、配線基板57が重ね合わされている。配線基板57は、上記第2の回路基板25に接続されており、この配線基板55の中央部には、上記第2の取り付け座55が貫通する貫通孔58が形成されている。
【0062】
配線基板55上には、シート状をなす一対のクリックスイッチ60a,60bが配置されている。クリックスイッチ60a,60bは、上記クリックスイッチボタン40a,40bの押圧突起61と向かい合っている。
【0063】
このため、クリックスイッチボタン40a,40bを人差し指あるいは中指の指先で押圧すると、その押圧突起61がクリックスイッチ60a,60bに当接し、これらクリックスイッチ60a,60bがON・OFF操作されるようになっている。そして、これらクリックスイッチボタン40a,40bの押圧力は、上記スイッチプレート47が反力として受け止め、この力はLCDカバー18に逃がされるようになっている。
【0064】
図2図3および図9に示すように、LCDカバー18の後壁20は、クリックスイッチボタン40a,40bに対応した位置に一対の第1のガイド凹部62a,62bを有している。第1のガイド凹部62a,62bは、右手の人差し指あるいは中指の指先を収めるためのもので、後壁20の外面から滑らかな曲率を描いて凹んでいる。そして、これら第1のガイド凹部62a,62bの底に上記クリックスイッチボタン40a,40bが位置されている。
【0065】
そのため、ガイド凹部62a,62bに収めた指先を、ガイド凹部62a,62bに沿って移動させれば、この指先がクリックスイッチボタン40a,40bに導かれるようになっている。
【0066】
図1に示すように、ディスプレイユニット3のハウジング16の前壁21には、第2の操作部としてのポインティングデバイス65が配置されている。ポインティングデバイス65は、ポインタを表示画面17上の所望の位置に移動させるためのものであり、前壁21の右端部に位置されている。そのため、ポインティングデバイス65は、ディスプレイユニット3を開き位置に回動させた時に、オペレータと向かい合うようになっており、コンピュータ1の使用中においては、右手の親指で押圧操作される。
【0067】
図6ないし図8に示すように、ポインティングデバイス65は、ポインティングスティック66と、このポインティングスティック66を支持する板金製の平坦な支持板67とを備えている。ポインティングスティック66は、剛体にて構成された円盤状の押圧部68を有し、この押圧部68は上記支持板67に移動不能に支持されている。このポインティングスティック66は、押圧部68を指先で押圧した際に生じる歪みを検出するための検出素子(図示せず)を含むスイッチであり、この検出素子は、上記押圧部68の近傍に位置されている。
【0068】
支持板67は、上記スイッチプレート47よりも小さな形状を有し、このスイッチプレート47の第2の面47bと向かい合っている。支持板67は、一対の位置決め孔70a,70bと、一つのねじ挿通孔71とを有している。位置決め孔70a,70bは、上記後壁20の係合突起46に対応した位置に形成されており、これら位置決め孔70a,70bを係合突起46に係合させることで、支持板67がLCDカバー18の後壁20に位置決めされている。
【0069】
また、ねじ挿通孔71は、上記押圧部68の近傍に配置され、上記スイッチプレート47の連通孔53に連なっている。このねじ挿通孔71には、ねじ72が挿通されている。ねじ72は、上記LCDカバー18の第2の取り付け座55にねじ込まれている。このねじ込みにより、ねじ挿通孔71の開口縁部が第2の取り付け座55の先端面に押し付けられ、支持板67がLCDカバー18の後壁20に固定されている。
【0070】
この場合、第2の取り付け座55の先端面は、スイッチプレート47の第2の面47bから僅かに突出しているので、図9に示すように、支持板67とスイッチプレート47との間には、0.5〜0.6mm程度の隙間Sが形成されている。
【0071】
したがって、ポインティングデバイス65と上記スイッチプレート47とは、個々に独立してLCDカバー18に支持されており、このポインティングデバイス65と上記クリックスイッチボタン40a,40bとは、互いに背中合わせの状態で配置されている。
【0072】
なお、支持板67には、上記検出素子に接続されたフレキシブルな配線板75が取り付けられており、この配線板75は、上記第2の回路基板25に接続されている。
【0073】
図10に示すように、LCDマスク19の前壁21は、ポインティングスティック66に対応した位置に、通孔77を有している。通孔77は、上記カラー液晶ディスプレイ装置15の右側であり、かつ、上記第2の回路基板25の下側に位置されており、この通孔77に上記ポインティングスティック66の押圧部68が嵌め込まれている。
【0074】
LCDマスク19の前壁21は、ポインティングスティック66の押圧部68に対応した位置に第2のガイド凹部78を有している。第2のガイド凹部78は、右手の親指の指先を収めるためのもので、前壁21の外面から滑らかな曲率を描いて凹んでいる。そして、この第2のガイド凹部78の底に上記ポインティングスティック66の押圧部68が位置されている。そのため、ガイド凹部78に収めた指先を、このガイド凹部78に沿って移動させれば、指先がポインティングスティック66の押圧部68に導かれるようになっている。
【0075】
図9や図10に示すように、LCDマスク19の前壁21の内面には、リブ80が形成されている。リブ80は、ガイド凹部78に対応した位置に形成されており、上記通孔77およびポインティングスティック66の押圧部68を取り囲むような中空円筒状をなしている。このリブ80の先端は、上記スイッチプレート47の第2の面47bに当接されている。
【0076】
なお、LCDマスク19の前壁21には、コンピュータ1のメインスイッチ81が配置されており、このメインスイッチ81は、上記第2の回路基板25に支持されている。
【0077】
ディスプレイユニット3の内部の第1および第2の回路基板24,25は、ケーブル85を介して上記筐体2の回路基板6に接続されている。ケーブル85は、フレキシブルなプリント配線板にて構成され、上記ハウジング16の連結部28の右端部から上記第2のディスプレイ支持部14bの内側を通して筐体2の内部に導かれている。
【0078】
図5や図6に示すように、LCDカバー18の後壁20には、合成樹脂製のケーブルガイド86が取り付けられている。ケーブルガイド86は、上記連結部28の右端部と第2のディスプレイ支持部14bとの間において、ケーブル85の挿通経路をガイドするためのものである。このケーブルガイド86は、箱状をなす第1のガイド部87と、この第1のガイド部87に連なる中空筒状の第2のガイド部88とを一体に有し、これら第1および第2のガイド部87,88の内部にケーブル85が挿通配置されている。
【0079】
第1のガイド部87は、上記カラー液晶ディスプレイ装置15の右側部に沿うような姿勢でLCDカバー18の後壁20にねじ止めされている。この第1のガイド部87は、上記第2のガイド部88に連なる端部がハウシング16の連結部28に導かれている。第2のガイド部88は、連結部28の右端面を貫通してハウジング16の外方に水平に導出されており、この第2のガイド部88は、上記ヒンジ軸31と同軸上に位置されている。
【0080】
図12に示すように、連結部28の右端面は、第2のディスプレイ支持部14bの端面と向かい合っている。この第2のディスプレイ支持部14bの端面には、嵌合孔90が形成されており、この嵌合孔90に上記第2のガイド部88が回動可能に嵌合されている。第2のガイド部88の大部分は、第2のディスプレイ支持部14bの内側に導入されており、この第2のガイド部88の周面には、筐体2の内部に開口するスリット91(図11および図13に示す)が形成されている。
【0081】
図13に示すように、ケーブル85は、第2のガイド部88の内側において、折り畳まれている。このケーブル85は、上記スリット91を通じて導出された帯状の延長部92を有している。延長部92は、第2のガイド部88の外周面に数ターン巻回された後に、筐体2の内部に導出されており、この延長部92の先端の端子部92aが上記回路基板6上のディスプレイコネクタ93に接続されている。
【0082】
また、図13に示すように、ケーブルガイド86の表面は、導電性を有するメッキ層94によって覆われている。このメッキ層94は、上記ハウジング16の連結部28と第2のディスプレイ支持部14bとの間に跨がるケーブル85を外側から覆っている。
【0083】
図12に示すように、第2のガイド部88の先端は、筐体2の右側の側壁4cに隣接されている。この側壁4cの内側には、金属製の補強パネル96が配置されている。補強パネル96は、上記ねじ9を介して回路基板6に固定されており、この補強パネル96は、回路基板6のグランド配線層(図示せず)に接している。
【0084】
図11に示すように、補強パネル96には、金属製のアースばね97が取り付けられている。このアースばね97の先端は、上記第2のガイド部88の先端に接している。そのため、ケーブルガイド86のメッキ層94は、アースばね97および補強パネル96を介して上記回路基板6のグランド配線層に電気的に接続されている。
【0085】
この結果、ケーブル85を外側から覆うメッキ層94が筐体2に接地されるので、高速の信号が流れるケーブル85がディスプレイユニット3と筐体2とに跨がるにも拘らず、このケーブル85をシールドすることができる。
【0086】
このような構成のコンピュータ1において、クリックスイッチボタン40a,40bおよびポインティングスティック66を操作するには、図1や図2に示すように、ディスプレイユニット3を閉じ位置から開き位置に回動させ、そのハウジング16をキーボード12の後方において起立させる。
【0087】
そして、ハウジング16の第1のガイド凹部62a,62bに右手の人差し指および中指の指先を収めるとともに、第2のガイド凹部78に親指の指先を収める。この場合、第1および第2のガイド凹部62a,62b,78は、夫々ハウジング16の後壁20および前壁21から滑らかな曲率を描いて凹んでいるので、指先の座りが良好となり、指先がハウジング16に馴染み易くなる。
【0088】
しかも、クリックスイッチボタン40a,40b又はポインティングスティック66を押圧するには、指先を第1および第2のガイド凹部62a,62b,78に沿わせて移動させれば良く、上記指先の座りが良好となることと合わせて、クリックスイッチボタン40a,40b又はポインティングスティック66を押圧する際の操作感が改善される。
【0089】
クリックスイッチボタン40a,40bを指先で押圧すると、その支持部44の弾性変形部44aが変形し、クリックスイッチボタン40a,40bが一定のストロークで押し込まれる。そのため、クリックスイッチボタン40a,40bの押圧突起61がクリックスイッチ60a,60bに接触し、これらクリックスイッチ60a,60bがON又はOFFされる。
【0090】
クリックスイッチボタン40a,40bの押圧突起61がクリックスイッチ60a,60bに当接すると、このクリックスイッチ60a,60bを有する配線基板57は、スイッチプレート47に重ね合わされているので、クリックスイッチボタン40a,40bを押圧した際の押圧力は、上記スイッチプレート47が反力として受け止める。そして、この押圧力は、金属製のLCDカバー18に逃がされる。
【0091】
クリックスイッチボタン40a,40bとポインティングスティック66とは、スイッチプレート47を挾んで背中合わせの状態で配置されているため、スイッチプレート47が強い押圧力を受けて撓んでしまうと、ポインティングスティック66の検出素子がスイッチプレート46の撓みを歪として検出してしまい、ポインタが誤動作する虞がある。
【0092】
しかるに、上記構成によると、スイッチプレート47とポインティングスティック66を支持する支持板67との間には、隙間Sが形成されているため、スイッチプレート47が強い押圧力を受けて撓んだとしても、このスイッチプレート47の撓みは、隙間Sの部分で吸収され、ポインティングスティック66の支持板67に伝わることはない。
【0093】
よって、ポインティングスティック66の検出素子がスイッチプレート46の撓みの影響を受けることはなく、ポインタの不所望な移動を防止することができる。それとともに、スイッチプレート47に格別な補強を施す必要もなくなるので、このスイッチプレート47の構造を簡略化することができ、限られた大きさのハウジング16の内部に、クリックスイッチボタン40a,40bとポインティングスティック66とを背中合わせの状態で配置する場合に好都合となる。
【0094】
そして、本実施の形態では、LCDカバー18が金属製であるため、クリックスイッチボタン40a,40b、ポインティングデバイス65およびスイッチプレート47の取り付け強度が向上する。加えて、クリックスイッチボタン40a,40bを押圧した際の押圧力がスイッチプレート47を介してLCDカバー18に伝えられても、このLCDカバー18自体の剛性が高いために、上記押圧力に容易に打ち勝つことができ、LCDカバー18のねじれを防止することができる。
【0095】
よって、LCDカバー18のねじれがポインティングスティック66の検出素子によって検出されることはなく、ポインタの誤動作を防止できる。
また、この種のコンピュータ1においては、ポインティングスティック66を親指で操作した後、人差し指あるいは中指でクリックスイッチボタン40a,40bを押圧するといった使い方が頻繁に行なわれる。この場合、オペレータは、人差し指または中指でクリックスイッチボタン40a,40bを押す際に、親指をポインティングスティック66の押圧部68からずらして前壁21の第2のガイド凹部78に当てがい、人差し指または中指との間でハウジング16を挾み込む動作を行なうことが多い。そのため、ポインティングスティック66が配置された前壁21に押圧力が加わり、前壁21のねじれや変形の原因となる虞があり得る。
【0096】
しかるに、上記構成によると、前壁21の内面には、ポインティングスティック66の押圧部68を取り囲むような円筒状のリブ80が形成され、このリブ80の先端が上記スイッチプレート47に当接されているので、前壁21に加わる押圧力をスイッチプレート47によって受け止めることができる。
【0097】
したがって、前壁21のうち、押圧部68に対応する部分のねじれあるいは変形を防止することができ、この前壁21のねじれがポインティングスティック66の検出素子によって検出されることはない。よって、ポインティングスティック66に対する外力の影響を極力排除することができ、ポインタの誤動作を防止することができる。
【0098】
なお、上記実施の形態においては、ディスプレイユニットのLCDカバーを金属製としたが、本発明はこれに限らず、LCDマスクと同様に合成樹脂製としても良い。
【0099】
【発明の効果】
以上詳述した本発明によれば、第1の操作部に加わる押圧力を受け止める補強板が強い押圧力を受けて撓んだり、あるいはハウジングがねじれとしても、第2の操作部に補強板の撓みやハウジングのねじれが伝わることはない。しかも、ハウジングの第2の壁(前壁)は、リブを介して補強板に当接しているため、ハウジングに第2の壁(前壁)を押圧するような力が作用しても、この力は補強板によって受け止められ、第2の壁(前壁)が撓んだり、ねじれ難くなる。このため、第2の操作部に対する外力の影響を極力排除することができるので、補強板に格別な補強を施す必要もなくなり、補強板の構造を簡略化することができる。
【0100】
したがって、限られた大きさのハウジングの内部に、第1の操作部と第2の操作部とを補強板を挾んで背中合わせの状態で配置する場合に好都合となり、ハウジングの小型・軽量化にも無理なく対応できるといった利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るポータブルコンピュータにおいて、そのディスプレイユニットを開き位置に回動させ、親指でポインティングスティックを操作する状態を示す斜視図。
【図2】ディスプレイユニットを開き位置に回動させ、人差し指および中指でクリックスイッチボタンを操作する状態を示すポータブルコンピュータの斜視図。
【図3】ディスプレイユニットを閉じ位置に回動させた状態を示すポータブルコンピュータの斜視図。
【図4】ポータブルコンピュータの筐体の断面図。
【図5】ディスプレイユニットのLCDカバーにカラー液晶ディスプレイ装置やポインティングデバイスを装着した状態を示す斜視図。
【図6】LCDカバーとクリックスイッチボタン、スイッチプレートおよびポインティングデバイスとの位置関係を分解して示す斜視図。
【図7】スイッチプレートとポインティングデバイスとの関係を分解して示す斜視図。
【図8】ポインティングデバイスの斜視図。
【図9】ポインティングデバイスおよびクリックスイッチボタンの取り付け部分を示す断面図。
【図10】LCDマスクを内側から見た斜視図。
【図11】ケーブルガイドとアースばねとの関係を示す斜視図。
【図12】ケーブルガイドと筐体との位置関係を示す断面図。
【図13】図12のA−A線に沿う断面図。
【符号の説明】
2…筐体
3…ディスプレイユニット
12…入力手段(キーボード)
15…ディスプレイ装置(カラー液晶ディスプレイ装置)
16…ハウジング
20…第1の壁(後壁)
21…第2の壁(前壁)
22…開口部
40a,40b…第1の操作部(クリックスイッチボタン)
47…補強板(スイッチプレート)
66…第2の操作部(ポインティングスティック)
80…リブ
S…隙間

Claims (11)

  1. 第1の壁と、この第1の壁と向かい合う第2の壁と、を有する箱状のハウジングと;
    このハウジングの第1の壁に配置され、指先で操作する第1の操作部と;
    上記ハウジングの第2の壁に配置され、上記第1の操作部と向かい合うとともに、指先で押圧する第2の操作部と;
    上記第1の壁に固定され、上記第1の操作部と第2の操作部との間に介在されるとともに、上記第1の操作部を操作した際に生じる押圧力を受け止める補強板と;を備えており、
    上記第1および第2の操作部は、夫々上記第1の壁に固定するとともに、上記補強板と上記第2の操作部との間に隙間を形成し、上記第2の壁の内面には、上記補強板に当接するリブを形成したことを特徴とする携帯形情報機器。
  2. 請求項1の記載において、上記ハウジングは、上記第1の壁を含むハウジング本体と、このハウジング本体に連結され、上記第2の壁を含む蓋と、を有し、上記蓋は、合成樹脂材料にて構成され、上記ハウジング本体は、上記蓋よりも剛性の高い金属材料にて構成されていることを特徴とする携帯形情報機器。
  3. 請求項1の記載において、上記第2の操作部は、指先で押圧される押圧部と、この押圧部を支持する金属製の支持板と、を有し、この支持板は上記ハウジング本体の第1の壁に固定されているとともに、この支持板と上記補強板との間に上記隙間が形成されていることを特徴とする携帯形情報機器。
  4. 請求項3の記載において、上記第2の操作部は、上記押圧部を押圧した際の歪みを検出するスイッチであることを特徴とする携帯形情報機器。
  5. 請求項3の記載において、上記リブは、上記押圧部を取り囲むような筒状をなしていることを特徴とする携帯形情報機器。
  6. 請求項1の記載において、上記第1の壁は、滑らかな曲率を描いて凹むガイド凹部を有し、このガイド凹部の略中央部に上記第1の操作部が配置されているとともに、上記リブは、上記ガイド凹部に対応した位置に配置されていることを特徴とする携帯形情報機器。
  7. 上面に情報を入力する手段を有する筐体と;
    この筐体に支持されたディスプレイユニットと;を備え、
    上記ディスプレイユニットは、フラットなディスプレイ装置と、このディスプレイ装置を収容する箱状のハウジングと、を有し、このハウジングは、上記ディスプレイ装置の画面を露出させる開口部を有する前壁と、この前壁の背後に位置される後壁と、を有し、
    上記ハウジングの後壁に指先で操作する第1の操作部を配置するとともに、上記ハウジングの前壁に、上記第1の操作部と向かい合うとともに、指先で押圧する第2の操作部を配置した携帯形情報機器において、
    上記第1の操作部と第2の操作部との間に、上記第1の操作部を操作した際に生じる押圧力を受け止める補強板を配置し、
    これら補強板、第1の操作部および上記第2の操作部は、夫々上記後壁に固定するとともに、上記第2の操作部と上記補強板との間に隙間を形成し、
    上記前壁の内面には、上記補強板に当接するリブを形成したことを特徴とする携帯形情報機器。
  8. 請求項7の記載において、上記ハウジングは、上記後壁を含むディスプレイカバーと、このディスプレイカバーに連結され、上記前壁を含むディスプレイマスクと、を有し、上記ディスプレイマスクは、合成樹脂材料にて構成され、上記ディスプレイカバーは、上記ディスプレイマスクよりも剛性の高い金属材料にて構成されていることを特徴とする携帯形情報機器。
  9. 請求項8の記載において、上記第2の操作部は、指先で押圧される押圧部と、この押圧部を支持する金属製の支持板と、を有し、この支持板と上記補強板との間に上記隙間が形成されているとともに、上記補強板および支持板は、上記ディスプレイカバーに支持されていることを特徴とする携帯形情報機器。
  10. 請求項9の記載において、上記ディスプレイマスクのリブは、押圧部を取り囲むような筒状をなしていることを特徴とする携帯形情報機器。
  11. 請求項7の記載において、上記前壁は、滑らかな曲率を描いて凹むガイド凹部を有し、このガイド凹部の略中央部に上記第2の操作部が配置されているとともに、上記リブは、上記ガイド凹部に対応した位置に配置されていることを特徴とする携帯形情報機器。
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