JP3763310B2 - 高分子量ポリカーボネートおよびその製造方法 - Google Patents

高分子量ポリカーボネートおよびその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、エステル交換法による高分子量ポリカーボネートおよびその製造方法に関し、さらに詳しくは、ハロゲン原子を含まない原料を用いたエステル交換反応による高分子量ポリカーボネートおよびその製造方法に関する。
特開平05−202180号公報。
ポリカーボネートは、その非晶質に由来する透明性、高い耐熱性、優れた機械強度及び良好な成形性等の多様な特性を持つ樹脂であり、その需要が急速に拡大してきている。その用途については、例えば、建築材料、光ディスク基板、自動車部品、光学レンズ、各種機能性フィルム等の実に広範囲の分野に及んでいる。また、近年では安全性並びに軽量化の観点から硝子代替品及び環境問題の点から金属材料代替品としての要求が急速に高まっており、それらに適合する数多くのポリカーボネート類の開発が行われている。
このような状況の中で、さらに、自動車用のエンジン関連部品、眼鏡用レンズ或いは電子写真感光体部品等の特殊な分野では、高度の機械的強度を必要としているから、通常のポリカーボネートと比べて分子量の著しく大きいポリカーボネートが求められている。
一方、電子写真装置は、高速で高画質の画像が得られることから、近年、複写機及びレーザービームプリンター等の分野において多く利用されている。これらの電子写真装置に用いられる電子写真感光体には、従来セレン、セレン−テルル合金、セレン−ヒ素合金、硫化カドミウム等無機光導電材料が用いられてきたが、これらに比べて安価にかつ容易に製造でき、廃棄可能な有機光導電材料を用いた電子写真感光体が主流を占めるようになり、なかでも、それらの有機光導電材料を用いて、露光により電荷を発生する電荷発生層と電荷を輸送する電荷輸送層を積層して形成された機能分離型積層有機感光体は、電気感度、帯電性及びその繰り返し安定性等の電子写真特性に優れていることから、種々のものが提案され、既に実用化されている。
ところで、一般に有機感光体は無機感光体に比べて機械的強度が劣っており、クリーニングブレードや、現像ブラシ、用紙などの機械的外力により摺擦傷、磨耗し、この磨耗により感光体の電気特性が劣化するため、寿命が短いという問題があった。さらに、エコロジーの観点から近年使用されてきている接触帯電方式を用いたシステムでは、コロトロンによる帯電方式に比べて大幅に感光体の磨耗が増加し、上述の問題は更に深刻になっている。その磨耗が進行すると、感光体の感度が低減しコピーにかぶりが生じたり、帯電電位が低下しコピー濃度が低下する。従って、十分な耐久性を有する感光層が形成されるような結着樹脂、電荷輸送材料等の表面層材料の開発が望まれている。
また、蒸着などの方法により導電層を形成したポリエチレンテレフタレート等のフィルム上に感光層の塗膜を形成したフレキシブルな電子写真感光体は、ベルト状に加工して電子写真装置を繰り返し使用できるため、電子写真装置の形状自由度を拡げることができるという利点を有しているが、感光体はフレキシブルな動きに十分に追従しなければならないという要求がある。たとえば、表面層の結着樹脂として各種のポリカーボネート樹脂を用いた感光体が提案されている。
ところが、従来提案された結着樹脂を用い、塗布工程によって感光層の塗膜を形成すると、比較的良好な耐久性を有するベルト状電子写真感光体が得られるものの、その機械的強度は必ずしも十分なレベルにあるとは言えず、複写機中のベルト駆動装置において長期間繰り返し回転させた場合、感光層中に亀裂が生じ、それがコピー画像上にひび割れ模様となって現れるという問題が残されていた。 上記のような問題を解決するには、優れた機械特性及び柔軟性を有する結着樹脂が強く求められ、このような観点から現在ポリカーボネートが最も広汎に使用されているが、電子写真感光体の感光層に結着樹脂として使用されているポリカーボネートは、他の用途に使用されているものと比較して分子量が高く、具体的には、ポリスチレン換算重量平均分子量で5万以上が必要とされており、このような高分子量ポリカーボネートは、現状ではホスゲンを原料とするホスゲン法により製造する方法に限られていた。
ところで、ホスゲンは人体に極めて有害な化学物質であるため、それに代わるものとして、トリホスゲンやクロロホルメートを原料とするポリカーボネートの製造方法が検討されている。しかし、これらの原料も人体に有害である上に、その方法は環境に悪影響を及ぼすハロゲンを使用する方法であり、完全に安全な製造方法とは言えない。
一方、ハロゲンを使用しないポリカーボネートの製造方法の代表的なものとして、ジフェニルカーボネートを原料とするエステル交換法が知られている。この方法では、ポリカーボネートは加熱により熱分解すること及び溶融粘度が極めて高いことから、得られるポリカーボネートは、その重量平均分子量の上限が3万程度に限られており、従来のエステル交換法では、重量平均分子量が5万以上のポリカーボネートを製造することはできない。
以上に述べたように、ハロゲンを使用することなく高分子量ポリカーボネートを製造し、得られた高分子量ポリカーボネートを結着樹脂として使用した電子写真感光体の開発は、人体及び環境への悪影響を削減できることから熱望されている。
本発明は、従来の技術における上記した実情に鑑みてなされたものである。すなわち、本発明の目的は、人体に安全であり環境に悪影響を及ぼさない方法による高分子量ポリカーボネートの容易な製造方法を提供することにある。
本発明者等は、人体及び環境に悪影響を及ぼさない高分子量ポリカーボネート重合体の製造について鋭意検討を重ねた結果、ジオールとカーボネートジエステルを原料としてポリカーボネートを製造するエステル交換法に、特定の触媒を使用することにより容易に重量平均分子量が8万以上の高分子量ポリカーボネートが製造できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の重量平均分子量が8万以上(ポリスチレン換算)の高分子量ポリカーボネートの製造方法は、ジオール及びカーボネートジエステルを、塩基性酸化物触媒の存在下に加熱するエステル交換反応により重合させ、エステル交換反応により生成したポリカーボネートを冷却した後、溶剤に溶解させた溶液から得ることを特徴とする。
本発明により得られる重量平均分子量が8万以上の高分子量ポリカーボネートは、触媒の残存量が、10〜100ppmであることが好ましい。また、その製造方法に使用する塩基性酸化物触媒の量は、生成する高分子量ポリカーボネートに対して20〜100ppmの範囲であることが好ましい。
本発明における高分子量ポリカーボネートの製造において、上記ジオールとしては、ビスフェノール類、水添ビスフェノール類、ビフェノール類、水添ビフェノール類、アリールジオール類、シクロアルカンジオール類及び脂肪族ジオール類からなる群から選ばれる1種又は2種以上の混合物を用いることが好ましい。また、上記カーボネートジエステルとしては、ジアリールカーボネート類及びジアルキルカーボネート類からなる群から選ばれる1種又は2種以上の混合物を用いることが好ましい。
以下、本発明の高分子量ポリカーボネートの製造方法について詳細に説明する。本発明において、出発原料として使用するジオール及びカーボネートジエステルは、それらの化学構造中に、人体に有害であり、環境に悪影響を及ぼすハロゲン原子を含まないものである。
従来、このようなジオールとカーボネートジエステルを出発原料とし、これに触媒を添加して減圧下に加熱し、エステル交換反応を進行させてポリカーボネートを得る製造方法は既に公知である。しかし、従来のエステル交換法では、反応の後半において生成ポリカーボネートの熱分解が促進されて、重量平均分子量が3万程度以下のポリカーボネートになり、重量平均分子量が5万以上の高分子量ポリカーボネートを製造することができない。また、ポリカーボネートは、溶融粘度が極めて高いという特有の性質があり、特に高分子量のものでは押出し成形が困難である。
これらの理由から、従来のエステル交換法では、重量平均分子量の上限を3万程度とする比較的低分子量のポリカーボネートが製造され、前記したように、高い機械的強度が要求される自動車用のエンジン関連部品、眼鏡用レンズ或いは電子写真感光体部品等の特殊な分野に使用される重量平均分子量が5万以上の高分子量ポリカーボネート、特に8万以上の高分子量ポリカーボネートを得ることはできなかった。
ところが、本発明は、次のような方法により上記の問題を解消し、重量平均分子量がポリスチレン換算で8万以上の高分子量ポリカーボネートを容易に製造できる方法を見出したものである。
本発明の第1の特徴は、触媒として塩基性酸化物を使用することにあり、ジオールとカーボネートジエステルとのエステル交換反応に塩基性酸化物触媒を用いると、特定の反応条件においてポリカーボネートの生成反応の向上に有効であるとともに、ポリカーボネートの分解反応が抑制されるという利点がある。
本発明の第2の特徴は、その触媒として使用される塩基性酸化物の量を比較的少量に限定することにあり、これにより重量平均分子量の大きい高分子量ポリカーボネートの生成方向に反応を促進させることができる。その塩基性酸化物触媒の使用量は、生成する高分子量ポリカーボネートの理論収量に対して20〜100ppmの範囲、好ましくは50〜80ppmの範囲であり、これは、ポリカーボネートの生成方向に反応を傾けることのできる好適量である。その使用量が20ppm未満では、ポリカーボネートの生成反応が十分に進行できないで、分子量の小さい状態で飽和されることになり、5万以上の重量平均分子量を持つ高分子量ポリカーボネートは得られない。一方、100ppmより過剰になると、ポリカーボネートの生成反応は進行するが、それと同時にその分解反応が活発になるため、やはり分子量は十分に上昇しなくなり、5万以上の重量平均分子量を持つ高分子量ポリカーボネートを得ることはできない。
本発明の第3の特徴は、生成した溶融状態のポリカーボネートを冷却した後、溶媒に溶解させて採取することにある。一般に、ポリカーボネートは、その化学構造にもよるが、重量平均分子量が5万以上の高分子量になると非常に高い溶融粘度を有するものである。例えば、ビスフェノールAとジフェニルカーボネートとの重合により得られる重量平均分子量が5万のポリカーボネートAは、300℃の高温においても100,000ポイズの溶融粘度があり、通常、押し出し可能な溶融粘度は10,000ポイズ程度が上限とされているから、押し出しによる採取は困難である。
そこで、本発明においては、生成したポリカーボネートを溶融状態で押し出すことなく、一旦室温まで冷却し、これに溶媒を加えて溶解させた溶液の状態で、或いはその溶液をポリカーボネートの貧溶媒中に流入させて生成する再結晶化状態で採取することにより、エステル交換法で重合された重量平均分子量が万以上の高分子量ポリカーボネートを容易に採取することを可能にした。
本発明の高分子量ポリカーボネートの製造方法に使用する塩基性酸化物触媒としては、遷移金属又は重金属の酸化物の中から選ばれ、具体的には、酸化亜鉛、3酸化アンチモン、酸化鉛、酸化鉄、2酸化鉄、3酸化鉄、酸化ゲルマニウム、酸化コバルト等が挙げられるが、本発明はこれらに限定されるものではない。これらの中でも、酸化亜鉛が、エステル交換反応の正反応を促進させて、その逆反応を抑制することから反応の制御に有効であり好ましい。
本発明の高分子量ポリカーボネートの製造に使用する出発原料は、ジオールとカーボネートジエステルである。本発明における原料ジオールとしては、任意のものを使用できるが、具体的には、以下のものが挙げられる。
ビスフェノール類としては、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘキサン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘキサン、3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘプタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)へプタン、3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)へプタン、4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)へプタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)オクタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)オクタン、3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)オクタン、4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)オクタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−メチルブタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,4−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)ジフェニルメタン、9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フルオレン、4,4′−[1,4−フェニレンビス(1−メチル−エチリデン)]ビス(2,6−ジメチルフェノール)、4,4′−[1,4−フェニレンビス(1−メチル−エチリデン)]ビスフェノール、4,4′−[1,3−フェニレンビス(1−メチル−エチリデン)]ビスフェノール、
2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)メタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)エタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)ブタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)ヘキサン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)ヘキサン、3,3−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)ヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)ヘプタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)へプタン、3,3−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)へプタン、4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)へプタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)オクタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)オクタン、3,3−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)オクタン、4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)オクタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−4−メチルブタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)シクロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−3,3,4−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−1−フェニルエタン、ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)ジフェニルメタン、9,9−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)フルオレン、
2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)メタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)エタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)プロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)ブタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)ヘキサン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)ヘキサン、3,3−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)ヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)ヘプタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)へプタン、3,3−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)へプタン、4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)へプタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)オクタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)オクタン、3,3−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)オクタン、4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)オクタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−4−メチルブタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)シクロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−3,3,4−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−1−フェニルエタン、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)ジフェニルメタン、9,9−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)フルオレン、
2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)フェニル]プロパン、ビス[4−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)フェニル]メタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)フェニル]エタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)フェニル]プロパン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)フェニル]ブタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)フェニル]ブタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)フェニル]ヘキサン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)フェニル]ヘキサン、3,3−ビス[4−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)フェニル]ヘキサン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)フェニル]ヘプタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)フェニル]へプタン、3,3−ビス[4−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)フェニル]へプタン、4,4−ビス[4−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)フェニル]へプタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)フェニル]オクタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)フェニル]オクタン、3,3−ビス[4−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)フェニル]オクタン、4,4−ビス[4−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)フェニル]オクタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)フェニル]−4−メチルブタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)フェニル]シクロヘキサン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)フェニル]−3,3,4−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)フェニル]−1−フェニルエタン、ビス[4−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)フェニル]ジフェニルメタン、9,9−ビス[4−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)フェニル]フルオレン、
2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジ(1,1−ジメチルエチル)フェニル]プロパン、ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジ(1,1−ジメチルエチル)フェニル]メタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジ(1,1−ジメチルエチル)フェニル]エタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジ(1,1−ジメチルエチル)フェニル]プロパン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジ(1,1−ジメチルエチル)フェニル]ブタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジ(1,1−ジメチルエチル)フェニル]ブタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジ(1,1−ジメチルエチル)フェニル]ヘキサン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジ(1,1−ジメチルエチル)フェニル]ヘキサン、3,3−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジ(1,1−ジメチルエチル)フェニル]ヘキサン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジ(1,1−ジメチルエチル)フェニル]ヘプタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジ(1,1−ジメチルエチル)フェニル]へプタン、3,3−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジ(1,1−ジメチルエチル)フェニル]へプタン、4,4−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジ(1,1−ジメチルエチル)フェニル]へプタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジ(1,1−ジメチルエチル)フェニル]オクタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジ(1,1−ジメチルエチル)フェニル]オクタン、3,3−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジ(1,1−ジメチルエチル)フェニル]オクタン、4,4−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジ(1,1−ジメチルエチル)フェニル]オクタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジ(1,1−ジメチルエチル)フェニル]−4−メチルブタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジ(1,1−ジメチルエチル)フェニル]シクロヘキサン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジ(1,1−ジメチルエチル)フェニル]−3,3,4−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジ(1,1−ジメチルエチル)フェニル]−1−フェニルエタン、ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジ(1,1−ジメチルエチル)フェニル]ジフェニルメタン、9,9−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジ(1,1−ジメチルエチル)フェニル]フルオレン、
2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3−フェニルフェニル]プロパン、ビス[4−ヒドロキシ−3−フェニルフェニル]メタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−フェニルフェニル]エタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−フェニルフェニル]プロパン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−フェニルフェニル]ブタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3−フェニルフェニル]ブタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−フェニルフェニル]ヘキサン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3−フェニルフェニル]ヘキサン、3,3−ビス[4−ヒドロキシ−3−フェニルフェニル]ヘキサン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−フェニルフェニル]ヘプタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3−フェニルフェニル]へプタン、3,3−ビス[4−ヒドロキシ−3−フェニルフェニル]へプタン、4,4−ビス[4−ヒドロキシ−3−フェニルフェニル]へプタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−フェニルフェニル]オクタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3−フェニルフェニル]オクタン、3,3−ビス[4−ヒドロキシ−3−フェニルフェニル]オクタン、4,4−ビス[4−ヒドロキシ−3−フェニルフェニル]オクタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3−フェニルフェニル]−4−メチルブタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−フェニルフェニル]シクロヘキサン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−フェニルフェニル]−3,3,4−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−フェニルフェニル]−1−フェニルエタン、ビス[4−ヒドロキシ−3−フェニルフェニル]ジフェニルメタン、9,9−ビス[4−ヒドロキシ−3−フェニルフェニル]フルオレン、
2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジフェニルフェニル]プロパン、ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジフェニルフェニル]メタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジフェニルフェニル]エタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジフェニルフェニル]プロパン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジフェニルフェニル]ブタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジフェニルフェニル]ブタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジフェニルフェニル]ヘキサン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジフェニルフェニル]ヘキサン、3,3−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジフェニルフェニル]ヘキサン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジフェニルフェニル]ヘプタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジフェニルフェニル]へプタン、3,3−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジフェニルフェニル]へプタン、4,4−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジフェニルフェニル]へプタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジフェニルフェニル]オクタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジフェニルフェニル]オクタン、3,3−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジフェニルフェニル]オクタン、4,4−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジフェニルフェニル]オクタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジフェニルフェニル]−4−メチルブタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジフェニルフェニル]シクロヘキサン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジフェニルフェニル]−3,3,4−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジフェニルフェニル]−1−フェニルエタン、ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジフェニルフェニル]ジフェニルメタン、9,9−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジフェニルフェニル]フルオレン、
2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルフェニル]プロパン、ビス[4−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルフェニル]メタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルフェニル]エタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルフェニル]プロパン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルフェニル]ブタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルフェニル]ブタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルフェニル]ヘキサン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルフェニル]ヘキサン、3,3−ビス[4−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルフェニル]ヘキサン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルフェニル]ヘプタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルフェニル]へプタン、3,3−ビス[4−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルフェニル]へプタン、4,4−ビス[4−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルフェニルフェニル]へプタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルフェニル]オクタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルフェニル]オクタン、3,3−ビス[4−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルフェニル]オクタン、4,4−ビス[4−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルフェニル]オクタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルフェニル]−4−メチルブタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルフェニル]シクロヘキサン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルフェニル]−3,3,4−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルフェニル]−1−フェニルエタン、ビス[4−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルフェニル]ジフェニルメタン、9,9−ビス[4−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルフェニル]フルオレン、
2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジシクロヘキシルフェニル]プロパン、ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジシクロヘキシルフェニル]メタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジシクロヘキシルフェニル]エタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジシクロヘキシルフェニル]プロパン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジシクロヘキシルフェニル]ブタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジシクロヘキシルフェニル]ブタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジシクロヘキシルフェニル]ヘキサン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジシクロヘキシルフェニル]ヘキサン、3,3−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジシクロヘキシルフェニル]ヘキサン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジシクロヘキシルフェニル]ヘプタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジシクロヘキシルフェニル]へプタン、3,3−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジシクロヘキシルフェニル]へプタン、4,4−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジシクロヘキシルフェニルフェニル]へプタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジシクロヘキシルフェニル]オクタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3−ジシクロヘキシルフェニル]オクタン、3,3−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジシクロヘキシルフェニル]オクタン、4,4−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジシクロヘキシルフェニル]オクタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジシクロヘキシルフェニル]−4−メチルブタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジシクロヘキシルフェニル]シクロヘキサン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジシクロヘキシルフェニル]−3,3,4−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジシクロヘキシルフェニル]−1−フェニルエタン、ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジシクロヘキシルフェニル]ジフェニルメタン、9,9−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジシクロヘキシルフェニル]フルオレン等が挙げられる。
次に、ビフェノール類としては、(1,1′−ビフェニル)−4,4′−ジオール、(1,1′−ビフェニル)−2,4′−ジオール、(1,1′−ビフェニル)−3,4′−ジオール、(1,1′−ビフェニル)−2,2′−ジオール、(1,1′−ビフェニル)−2,3′−ジオール、(1,1′−ビフェニル)−3,3′−ジオール、3,3′−ジメチル−[(1,1′−ビフェニル)−4,4′−ジオール]、2,2′−ジメチル−[(1,1′−ビフェニル)−4,4′−ジオール]、3,5,3′,5′−テトラメチル−[(1,1′−ビフェニル)−4,4′−ジオール]、3,5,2′,3′−テトラメチル−[(1,1′−ビフェニル)−4,4′−ジオール]、2,3,2′,3′−テトラメチル−[(1,1′−ビフェニル)−4,4′−ジオール]、3,3′−ジメチル−[(1,1′−ビフェニル)−2,4′−ジオール]、4,3′−ジメチル−[(1,1′−ビフェニル)−2,4′−ジオール]、4,2′−ジメチル−[(1,1′−ビフェニル)−2,4′−ジオール]、2,2′−ジメチル−[(1,1′−ビフェニル)−3,4′−ジオール]、2,5′−ジメチル−[(1,1′−ビフェニル)−3,4′−ジオール]、4,2′−ジメチル−[(1,1′−ビフェニル)−3,4′−ジオール]、4,5′−ジメチル−[(1,1′−ビフェニル)−3,4′−ジオール]、4,4′−ジメチル[(1,1′−ビフェニル)−2,2′−ジオール]、4,3′−ジメチル[(1,1′−ビフェニル)−2,2′−ジオール]、3,3′−ジメチル[(1,1′−ビフェニル)−2,2′−ジオール]、
3,3′−ジフェニル−[(1,1′−ビフェニル)−4,4′−ジオール]、2,2′−ジフェニル−[(1,1′−ビフェニル)−4,4′−ジオール]、3,5,3′,5′−テトラフェニル−[(1,1′−ビフェニル)−4,4′−ジオール]、3,5,2′,3′−テトラフェニル−[(1,1′−ビフェニル)−4,4′−ジオール]、2,3,2′,3′−テトラフェニル−[(1,1′−ビフェニル)−4,4′−ジオール]、3,3′−ジフェニル−[(1,1′−ビフェニル)−2,4′−ジオール]、4,3′−ジフェニル−[(1,1′−ビフェニル)−2,4′−ジオール]、4,2′−ジフェニル−[(1,1′−ビフェニル)−2,4′−ジオール]、2,2′−ジフェニル−[(1,1′−ビフェニル)−3,4′−ジオール]、2,5′−ジフェニル−[(1,1′−ビフェニル)−3,4′−ジオール]、4,2′−ジフェニル−[(1,1′−ビフェニル)−3,4′−ジオール]、4,5′−ジフェニル−[(1,1′−ビフェニル)−3,4′−ジオール]、4,4′−ジフェニル−[(1,1′−ビフェニル)−2,2′−ジオール]、4,3′−ジフェニル−[(1,1′−ビフェニル)−2,2′−ジオール]、3,3′−ジフェニル−[(1,1′−ビフェニル)−2,2′−ジオール]、
3,3′−ジシクロヘキシル−[(1,1′−ビフェニル)−4,4′−ジオール]、2,2′−ジシクロヘキシル−[(1,1′−ビフェニル)−4,4′−ジオール]、3,5,3′,5′−テトラシクロヘキシル−[(1,1′−ビフェニル)−4,4′−ジオール]、3,5,2′,3′−テトラシクロヘキシル−[(1,1′−ビフェニル)−4,4′−ジオール]、2,3,2′,3′−テトラシクロヘキシル−[(1,1′−ビフェニル)−4,4′−ジオール]、3,3′−ジシクロヘキシル−[(1,1′−ビフェニル)−2,4′−ジオール]、4,3′−ジシクロヘキシル−[(1,1′−ビフェニル)−2,4′−ジオール]、4,2′−ジシクロヘキシル−[(1,1′−ビフェニル)−2,4′−ジオール]、2,2′−ジシクロヘキシル−[(1,1′−ビフェニル)−3,4′−ジオール]、2,5′−ジシクロヘキシル−[(1,1′−ビフェニル)−3,4′−ジオール]、4,2′−ジシクロヘキシル−[(1,1′−ビフェニル)−3,4′−ジオール]、4,5′−ジシクロヘキシル−[(1,1′−ビフェニル)−3,4′−ジオール]、4,4′−ジシクロヘキシル[(1,1′−ビフェニル)−2,2′−ジオール]、4,3′−シクロヘキシル[(1,1′−ビフェニル)−2,2′−ジオール]、3,3′−ジシクロヘキシル[(1,1′−ビフェニル)−2,2′−ジオール]等が挙げられる。
水添ビスフェノール類としては、2,2−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)メタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)エタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)プロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)ブタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)ヘキサン、2,2−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)ヘキサン、3,3−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)ヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)ヘプタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)へプタン、3,3−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)へプタン、4,4−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)へプタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)オクタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)オクタン、3,3−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)オクタン、4,4−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)オクタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)−4−メチルブタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)シクロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)−3,3,4−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)−1−フェニルエタン、ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)ジフェニルメタン、9,9−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)フルオレン、4,4′−[1,4−シクロヘキセンビス(1−メチル−エチリデン)]ビス(2,6−ジメチルシクロヘキサノール)、4,4′−[1,4−シクロヘキセンビス(1−メチル−エチリデン)]ビスシクロヘキサノール、4,4′−[1,3−シクロヘキセンビス(1−メチル−エチリデン)]シクロヘキサノール、
2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルシクロヘキシル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルシクロヘキシル)メタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルシクロヘキシル)エタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルシクロヘキシル)プロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルシクロヘキシル)ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルシクロヘキシル)ブタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルシクロヘキシル)ヘキサン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルシクロヘキシル)ヘキサン、3,3−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルシクロヘキシル)ヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルシクロヘキシル)ヘプタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルシクロヘキシル)へプタン、3,3−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルシクロヘキシル)へプタン、4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルシクロヘキシル)へプタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルシクロヘキシル)オクタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルシクロヘキシル)オクタン、3,3−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルシクロヘキシル)オクタン、4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルシクロヘキシル)オクタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルシクロヘキシル)−4−メチルブタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルシクロヘキシル)シクロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルシクロヘキシル)−3,3,4−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルシクロヘキシル)−1−フェニルエタン、ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルシクロヘキシル)ジフェニルメタン、9,9−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルシクロヘキシル)フルオレン、
2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルシクロヘキシル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルシクロヘキシル)メタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルシクロヘキシル)エタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルシクロヘキシル)プロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルシクロヘキシル)ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルシクロヘキシル)ブタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルシクロヘキシル)ヘキサン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルシクロヘキシル)ヘキサン、3,3−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルシクロヘキシル)ヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルシクロヘキシル)ヘプタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルシクロヘキシル)へプタン、3,3−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルシクロヘキシル)へプタン、4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルシクロヘキシル)へプタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルシクロヘキシル)オクタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルシクロヘキシル)オクタン、3,3−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルシクロヘキシル)オクタン、4,4−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルシクロヘキシル)オクタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルシクロヘキシル)−4−メチルブタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルシクロヘキシル)シクロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルシクロヘキシル)−3,3,4−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルシクロヘキシル)−1−フェニルエタン、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルシクロヘキシル)ジフェニルメタン、9,9−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルシクロヘキシル)フルオレン、
2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)シクロヘキシル]プロパン、ビス[4−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)シクロヘキシル]メタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)シクロヘキシル]エタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)シクロヘキシル]プロパン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)シクロヘキシル]ブタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)シクロヘキシル]ブタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)シクロヘキシル]ヘキサン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)シクロヘキシル]ヘキサン、3,3−ビス[4−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)シクロヘキシル]ヘキサン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)シクロヘキシル]ヘプタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)シクロヘキシル]へプタン、3,3−ビス[4−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)シクロヘキシル]へプタン、4,4−ビス[4−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)シクロヘキシル]へプタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)シクロヘキシル]オクタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)シクロヘキシル]オクタン、3,3−ビス[4−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)シクロヘキシル]オクタン、4,4−ビス[4−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)シクロヘキシル]オクタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)シクロヘキシル]−4−メチルブタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)シクロヘキシル]シクロヘキサン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)シクロヘキシル]−3,3,4−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)シクロヘキシル]−1−フェニルエタン、ビス[4−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)シクロヘキシル]ジフェニルメタン、9,9−ビス[4−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)シクロヘキシル]フルオレン、
2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジ(1,1−ジメチルエチル)シクロヘキシル]プロパン、ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジ(1,1−ジメチルエチル)シクロヘキシル]メタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジ(1,1−ジメチルエチル)シクロヘキシル]エタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジ(1,1−ジメチルエチル)シクロヘキシル]プロパン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジ(1,1−ジメチルエチル)シクロヘキシル]ブタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジ(1,1−ジメチルエチル)シクロヘキシル]ブタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジ(1,1−ジメチルエチル)シクロヘキシル]ヘキサン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジ(1,1−ジメチルエチル)シクロヘキシル]ヘキサン、3,3−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジ(1,1−ジメチルエチル)シクロヘキシル]ヘキサン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジ(1,1−ジメチルエチル)シクロヘキシル]ヘプタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジ(1,1−ジメチルエチル)シクロヘキシル]へプタン、3,3−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジ(1,1−ジメチルエチル)シクロヘキシル]へプタン、4,4−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジ(1,1−ジメチルエチル)シクロヘキシル]へプタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジ(1,1−ジメチルエチル)シクロヘキシル]オクタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジ(1,1−ジメチルエチル)シクロヘキシル]オクタン、3,3−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジ(1,1−ジメチルエチル)シクロヘキシル]オクタン、4,4−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジ(1,1−ジメチルエチル)シクロヘキシル]オクタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジ(1,1−ジメチルエチル)シクロヘキシル]−4−メチルブタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジ(1,1−ジメチルエチル)シクロヘキシル]シクロヘキサン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジ(1,1−ジメチルエチル)シクロヘキシル]−3,3,4−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジ(1,1−ジメチルエチル)シクロヘキシル]−1−フェニルエタン、ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジ(1,1−ジメチルエチル)シクロヘキシル]ジフェニルメタン、9,9−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジ(1,1−ジメチルエチル)シクロヘキシル]フルオレン、
2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3−フェニルシクロヘキシル]プロパン、ビス[4−ヒドロキシ−3−フェニルシクロヘキシル]メタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−フェニルシクロヘキシル]エタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−フェニルシクロヘキシル]プロパン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−フェニルシクロヘキシル]ブタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3−フェニルシクロヘキシル]ブタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−フェニルシクロヘキシル]ヘキサン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3−フェニルシクロヘキシル]ヘキサン、3,3−ビス[4−ヒドロキシ−3−フェニルシクロヘキシル]ヘキサン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−フェニルシクロヘキシル]ヘプタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3−フェニルシクロヘキシル]へプタン、3,3−ビス[4−ヒドロキシ−3−フェニルシクロヘキシル]へプタン、4,4−ビス[4−ヒドロキシ−3−フェニルシクロヘキシル]へプタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−フェニルシクロヘキシル]オクタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3−フェニルシクロヘキシル]オクタン、3,3−ビス[4−ヒドロキシ−3−フェニルシクロヘキシル]オクタン、4,4−ビス[4−ヒドロキシ−3−フェニルシクロヘキシル]オクタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3−フェニルシクロヘキシル]−4−メチルブタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−フェニルシクロヘキシル]シクロヘキサン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−フェニルシクロヘキシル]−3,3,4−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−フェニルシクロヘキシル]−1−フェニルエタン、ビス[4−ヒドロキシ−3−フェニルシクロヘキシル]ジフェニルメタン、9,9−ビス[4−ヒドロキシ−3−フェニルシクロヘキシル]フルオレン、
2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジフェニルシクロヘキシル]プロパン、ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジフェニルシクロヘキシル]メタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジフェニルシクロヘキシル]エタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジフェニルシクロヘキシル]プロパン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジフェニルシクロヘキシル]ブタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジフェニルシクロヘキシル]ブタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジフェニルシクロヘキシル]ヘキサン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジフェニルシクロヘキシル]ヘキサン、3,3−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジフェニルシクロヘキシル]ヘキサン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジフェニルシクロヘキシル]ヘプタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジフェニルシクロヘキシル]へプタン、3,3−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジフェニルシクロヘキシル]へプタン、4,4−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジフェニルシクロヘキシル]へプタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジフェニルシクロヘキシル]オクタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジフェニルシクロヘキシル]オクタン、3,3−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジフェニルシクロヘキシル]オクタン、4,4−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジフェニルシクロヘキシル]オクタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジフェニルシクロヘキシル]−4−メチルブタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジフェニルシクロヘキシル]シクロヘキサン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジフェニルシクロヘキシル]−3,3,4−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジフェニルシクロヘキシル]−1−フェニルエタン、ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジフェニルシクロヘキシル]ジフェニルメタン、9,9−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジフェニルシクロヘキシル]フルオレン、
2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルシクロヘキシル]プロパン、ビス[4−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルシクロヘキシル]メタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルシクロヘキシル]エタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルシクロヘキシル]プロパン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルシクロヘキシル]ブタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルシクロヘキシル]ブタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルシクロヘキシル]ヘキサン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルシクロヘキシル]ヘキサン、3,3−ビス[4−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルシクロヘキシル]ヘキサン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルシクロヘキシル]ヘプタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルシクロヘキシル]へプタン、3,3−ビス[4−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルシクロヘキシル]へプタン、4,4−ビス[4−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルフェニルシクロヘキシル]へプタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルシクロヘキシル]オクタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルシクロヘキシル]オクタン、3,3−ビス[4−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルシクロヘキシル]オクタン、4,4−ビス[4−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルシクロヘキシル]オクタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルシクロヘキシル]−4−メチルブタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルシクロヘキシル]シクロヘキサン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルシクロヘキシル]−3,3,4−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルシクロヘキシル]−1−フェニルエタン、ビス[4−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルシクロヘキシル]ジフェニルメタン、9,9−ビス[4−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルシクロヘキシル]フルオレン、
2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジシクロヘキシルシクロヘキシル]プロパン、ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジシクロヘキシルシクロヘキシル]メタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジシクロヘキシルシクロヘキシル]エタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジシクロヘキシルシクロヘキシル]プロパン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジシクロヘキシルシクロヘキシル]ブタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジシクロヘキシルシクロヘキシル]ブタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジシクロヘキシルシクロヘキシル]ヘキサン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジシクロヘキシルシクロヘキシル]ヘキサン、3,3−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジシクロヘキシルシクロヘキシル]ヘキサン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジシクロヘキシルシクロヘキシル]ヘプタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジシクロヘキシルシクロヘキシル]へプタン、3,3−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジシクロヘキシルシクロヘキシル]へプタン、4,4−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジシクロヘキシルシクロヘキシル]へプタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジシクロヘキシルシクロヘキシル]オクタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3−ジシクロヘキシルシクロヘキシル]オクタン、3,3−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジシクロヘキシルシクロヘキシル]オクタン、4,4−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジシクロヘキシルシクロヘキシル]オクタン、2,2−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジシクロヘキシルシクロヘキシル]−4−メチルブタン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジシクロヘキシルシクロヘキシル]シクロヘキサン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジシクロヘキシルシクロヘキシル]−3,3,4−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジシクロヘキシルシクロヘキシル]−1−フェニルエタン、ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジシクロヘキシルシクロヘキシル]ジフェニルメタン、9,9−ビス[4−ヒドロキシ−3,5−ジシクロヘキシルシクロヘキシル]フルオレン等が挙げられる。
次に、水添ビフェノール類としては、(1,1′−ビシクロヘキシル)−4,4′−ジオール、(1,1′−ビシクロヘキシル)−2,4′−ジオール、(1,1′−ビシクロヘキシル)−3,4′−ジオール、(1,1′−ビシクロヘキシル)−2,2′−ジオール、(1,1′−ビシクロヘキシル)−2,3′−ジオール、(1,1′−ビシクロヘキシル)−3,3′−ジオール、3,3′−ジメチル−[(1,1′−ビシクロヘキシル)−4,4′−ジオール]、2,2′−ジメチル−[(1,1′−ビシクロヘキシル)−4,4′−ジオール]、3,5,3′,5′−テトラメチル−[(1,1′−ビシクロヘキシル)−4,4′−ジオール]、3,5,2′,3′−テトラメチル−[(1,1′−ビシクロヘキシル)−4,4′−ジオール]、2,3,2′,3′−テトラメチル−[(1,1′−ビシクロヘキシル)−4,4′−ジオール]、3,3′−ジメチル−[(1,1′−ビシクロヘキシル)−2,4′−ジオール]、4,3′−ジメチル−[(1,1′−ビシクロヘキシル)−2,4′−ジオール]、4,2′−ジメチル−[(1,1′−ビシクロヘキシル)−2,4′−ジオール]、2,2′−ジメチル−[(1,1′−ビシクロヘキシル)−3,4′−ジオール]、2,5′−ジメチル−[(1,1′−ビシクロヘキシル)−3,4′−ジオール]、4,2′−ジメチル−[(1,1′−ビシクロヘキシル)−3,4′−ジオール]、4,5′−ジメチル−[(1,1′−ビシクロヘキシル)−3,4′−ジオール]、4,4′−ジメチル[(1,1′−ビシクロヘキシル)−2,2′−ジオール]、4,3′−ジメチル[(1,1′−ビシクロヘキシル)−2,2′−ジオール]、3,3′−ジメチル[(1,1′−ビシクロヘキシル)−2,2′−ジオール]、
3,3′−ジフェニル−[(1,1′−ビシクロヘキシル)−4,4′−ジオール]、2,2′−ジフェニル−[(1,1′−ビシクロヘキシル)−4,4′−ジオール]、3,5,3′,5′−テトラフェニル−[(1,1′−ビシクロヘキシル)−4,4′−ジオール]、3,5,2′,3′−テトラフェニル−[(1,1′−ビシクロヘキシル)−4,4′−ジオール]、2,3,2′,3′−テトラフェニル−[(1,1′−ビシクロヘキシル)−4,4′−ジオール]、3,3′−ジフェニル−[(1,1′−ビシクロヘキシル)−2,4′−ジオール]、4,3′−ジフェニル−[(1,1′−ビシクロヘキシル)−2,4′−ジオール]、4,2′−ジフェニル−[(1,1′−ビシクロヘキシル)−2,4′−ジオール]、2,2′−ジフェニル−[(1,1′−ビシクロヘキシル)−3,4′−ジオール]、2,5′−ジフェニル−[(1,1′−ビシクロヘキシル)−3,4′−ジオール]、4,2′−ジフェニル−[(1,1′−ビシクロヘキシル)−3,4′−ジオール]、4,5′−ジフェニル−[(1,1′−ビシクロヘキシル)−3,4′−ジオール]、4,4′−ジフェニル−[(1,1′−ビシクロヘキシル)−2,2′−ジオール]、4,3′−ジフェニル− [(1,1′−ビシクロヘキシル)−2,2′−ジオール]、3,3′−ジフェニル−[(1,1′−ビシクロヘキシル)−2,2′−ジオール]、
3,3′−ジシクロヘキシル−[(1,1′−ビシクロヘキシル)−4,4′−ジオール]、2,2′−ジシクロヘキシル−[(1,1′−ビシクロヘキシル)−4,4′−ジオール]、3,5,3′,5′−テトラシクロヘキシル−[(1,1′−ビシクロヘキシル)−4,4′−ジオール]、3,5,2′,3′−テトラシクロヘキシル−[(1,1′−ビシクロヘキシル)−4,4′−ジオール]、2,3,2′,3′−テトラシクロヘキシル−[(1,1′−ビシクロヘキシル)−4,4′−ジオール]、3,3′−ジシクロヘキシル−[(1,1′−ビシクロヘキシル)−2,4′−ジオール]、4,3′−ジシクロヘキシル−[(1,1′−ビシクロヘキシル)−2,4′−ジオール]、4,2′−ジシクロヘキシル−[(1,1′−ビシクロヘキシル)−2,4′−ジオール]、2,2′−ジシクロヘキシル−[(1,1′−ビシクロヘキシル)−3,4′−ジオール]、2,5′−ジシクロヘキシル−[(1,1′−ビシクロヘキシル)−3,4′−ジオール]、4,2′−ジシクロヘキシル−[(1,1′−ビシクロヘキシル)−3,4′−ジオール]、4,5′−ジシクロヘキシル−[(1,1′−ビシクロヘキシル)−3,4′−ジオール]、4,4′−ジシクロヘキシル[(1,1′−ビシクロヘキシル)−2,2′−ジオール]、4,3′−シクロヘキシル[(1,1′−ビシクロヘキシル)−2,2′−ジオール]、3,3′−ジシクロヘキシル[(1,1′−ビシクロヘキシル)−2,2′−ジオール]等が挙げられる。
次に、アリールジオール類としては、2,6−ナフタレンジオール、2,7−ナフタレンジオール、2,3−ナフタレンジオール、2,5−ナフタレンジオール、1,2−ナフタレンジオール、1,3−ナフタレンジオール、1,4−ナフタレンジオール、1,5−ナフタレンジオール、1,7−ナフタレンジオール、1,8−ナフタレンジオール、1,4−ベンゼンジオール、1,2−ベンゼンジオール、1,3−ベンゼンジオール等が挙げられる。
次に、シクロアルカンジオール類としては、1,4−シクロヘキサンジオール、1,1−シクロヘキサンジオール、1,2−シクロヘキサンジオール、1,3−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメチロール、1,1−シクロヘキサンジメチロール、1,2−シクロヘキサンジメチロール、1,3−シクロヘキサンジメチロール、1,4−シクロペンタンジオール、1,1−シクロペンタンジオール、1,3−シクロペンタンジオール、1,5−シクロへプタンジオール、1,1−シクロへプタンジオール、1,2−シクロへプタンジオール、1,3−シクロへプタンジオール、1,4−シクロペンタンジオール、1,5−シクロへオクタンジオール、1,1−シクロオクタンジオール、1,2−シクロオクタンジオール、1,3−シクロオクタンジオール、1,4−シクロオクタンジオール、シクロデカンジメチロール等が挙げられる。
さらに、脂肪族ジオール類としては、エチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,2−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,2−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,3−ペンタンジオール等が挙げられる。本発明において高分子量ポリカーボネートを製造するには、上記ジオールのいずれも有効であるが、これらのジオールの任意の2種以上を併用してもよい。
また、本発明における原料カーボネートジエステルとしては、任意のものを使用できるが、具体的には、ジフェニルカーボネート、ジナフチルカーボネート等のジアリールカーボネート類、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、ジプロピルカーボネート、ジ(1−メチルエチル)カーボネート、ジブチルカーボネート、ジ(1−メチルプロピル)カーボネート、ジ(1,1−ジメチルエチル)カーボネート等のジアルキルカーボネート等が挙げられる。本発明の高分子量ポリカーボネートを製造するには、上記のいずれのカーボネートジエステルについても有効であり、また、これらのカーボネートジエステル中の任意の2種以上を併用してもよい。
本発明において、生成ポリカーボネートの溶解に用いる溶媒としては、所定のポリカーボネートを溶解できる溶媒であれば、任意の如何なるものも使用可能であり、具体的には、テトラヒドロフラン、ジオキサン等の環状エーテル、ジクロルメタン、クロロホルム等の塩素化脂肪族炭化水素類、モノクロロベンゼン等の塩素化芳香族炭化水素類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸イソプロピル等のエステル類、シクロヘキサン、シクロヘキサノン等の脂肪族炭化水素類、メチルエチルケトン、メチルイソプロピルケトン等のケトン類等である。これらの中でも、ポリカーボネートの溶解性が高く、ハロゲンを含まないテトラヒドロフランがより好ましい。
また、本発明において、溶融状態のポリカーボネートを析出させる貧溶媒としては、所定のポリカーボネートを全く溶解しない溶媒であれば任意のものが使用できるが、具体的には、水、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、n−ブタノール、イソペンチルアルコール等の脂肪族アルコール、シクロヘキサノン等の脂肪族炭化水素等である。これらの中でも、人体及び環境に無害の水がより好ましい。
本発明の製造方法は、人体及び環境に有害なハロゲンを全く使用することなく、自動車のエンジン関連部品、眼鏡用レンズ、電子写真感光体部品等の特殊な分野において強く要望されている重量平均分子量が万以上の高分子量ポリカーボネートを容易に製造できるばかりでなく、工業的生産性に優れた安全な製法により従来よりも高分子量のカーボネート樹脂が得られる極めて有用性の高いものである。
次に、本発明の高分子量ポリカーボネートの製造方法について、酸化亜鉛触媒を使用した製造条件について具体的に説明する。
まず、出発原料とするジオール及びカーボネートジエステルと酸化亜鉛触媒の所定量とを、室温で反応器に投入する。その投入直後に、反応器内を窒素で十分に置換した後、減圧を開始して10mmHg程度にまで減圧する。そして、使用する原料化合物の種類や化学構造により変化するが、反応器を160〜220℃に昇温し、アルコールが理論量の80%以上留出したとき、反応器を1〜3時間程度かけて1トール(Torr)以下に減圧する。
次いで、20℃/時程度の速さで220〜260℃まで昇温させ、さらに、10℃/時程度の速さで280〜350℃迄昇温する。この温度と1トール以下の減圧に保持させた状態で反応器の攪拌トルクをモニターし、そのトルクが所望の高分子量ポリカーボネートの重量平均分子量に対応する所定の値になったとき、攪拌を停止して重合を終了する。
その後、反応器が室温に低下するまで放置し、室温になったとき生成ポリカーボネートを溶解させる溶剤の所定量を投入し、再び反応器を攪拌する。その攪拌トルクをモニターし、生成ポリカーボネートが完全に溶解した状態に対応するトルクに戻ったとき、この溶解液を貧溶媒中に投入して析出させ、これを濾過することにより、所望の高分子量ポリカーボネートが得られる。
本発明の製造方法において、反応温度は目的とするポリカーボネートの構造に合わせて適宜選択される。例えば、ビスフェノール類やビフェニール類を主成分とするガラス転移温度の高いポリカーボネートでは、各工程の反応温度を高く設定することが好ましく、また、水添ビスフェノール類や水添ビフェニール類を主成分とする比較的ガラス転移温度の低いポリカーボネートでは、各ステップの反応温度を低く設定することが好ましい。また、ナフタレンジオールを主成分とするポリカーボネートについては、特にその溶融粘度が高いことから、反応温度を高く設定することが重要である。
以下、本発明を実施例等により具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。
1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン0.80モルとジフェニルカーボネート0.88モルと酸化亜鉛7.1mgを、1リットル(L)の重合装置に投入した。その直後に重合装置内を窒素で十分に置換させた後、30mmHg程度まで減圧した。この減圧下に保持させた状態で内容物温度を180℃に加熱し、内容物の攪拌を150rpmで開始した。この時点で、精留塔の塔頂温度は140℃に上昇し、フェノールの留出が始まった。さらに、その内容物温度を180℃に保持して1時間反応させ、フェノールの留出量が理論量の80%を越えたところで、重合装置内の圧力を1時間かけて徐々に0.7Torrまで減圧した。この時点で、留出フェノール量は理論量の90%を越えていた。 その後、この内容物温度を20℃/時の速度で260℃まで上昇させ、さらに、10℃/時の速度で300℃に上昇させた。この温度と1Torr以下の真空度に保持して7時間反応させ、重合装置内の攪拌トルクの上昇が確認された段階で重合を終了した。さらに、この状態で約14時間放置した。
次に、その内容物温度が室温に低下したことを確認し、重合装置内にテトラヒドロフラン1.50Kgを投入した。それにより重合で生成したポリカーボネートが溶解し始めたことを確認し、30rpmで攪拌を開始した。次いで、完全に溶解した溶液を、7.50Lの蒸留水中に20時間かけて徐々に滴下した。その析出物を瀘別し、100℃、70mmHg以上の減圧下で40時間乾燥させることにより、ポリカーボネート231gを得た。
得られたポリカーボネート(カーボネート重合体)について、そのIRスペクトル(パーキンエルマー社製のSYSTEM−2000により測定)を、図10に示し、また、そのH1 −NMR(Varian社製、UNITY−300/300MHz)スペクトルを、図11に示す。
図10においては、1773cm-1にカルボニル特有のピークが見られ、また、1000〜1600cm-1にシクロヘキサン環のピークが見られた。また、図11においては、7ppm付近にフェニレンに直結する水素の存在を示すピーク、1.5ppm付近と2.3ppm付近にシクロヘキサンに直結する水素の存在を示すピークが見られ、それぞれのピーク積分比は、7ppm/2.3ppm/1.5ppm=8/4/6であった。これらのスペクトル図から、所望のポリカーボネートが得られたことが分かった。
また、その分子量をゲルパーミッションクロマトグラフィー(東ソー社製、HLC8020/溶剤テトラヒドロフラン/ポリスチレン換算)を用いて測定した結果、得られたポリカーボネートは、その重量平均分子量が10万の高分子量ポリカーボネートであった。さらに、得られた高分子量ポリカーボネート中の残留酸化亜鉛量を蛍光X線を用いて測定したところ、24ppmであった。
実施例1において、酸化亜鉛の投入量を22.3mgにしたこと以外は、実施例1と同様にしてポリカーボネート230gを得た。得られたポリカーボネートの重量平均分子量は、実施例1と同様に測定したところ、8万の高分子量ポリカーボネートであった。
実施例1において、酸化亜鉛の投入量を15.2mgにしたこと以外は、実施例1と同様にしてポリカーボネート231gを得た。得られたポリカーボネートの重量平均分子量は、実施例1と同様に測定したところ、15万の高分子量ポリカーボネートであった。
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン0.80モルとジフェニルカーボネート0.88モルと酸化亜鉛10.2mgを、1Lの重合装置に投入した。その直後に重合装置内を窒素で十分に置換し、30mmHg程度に減圧した。この減圧下に保持した状態で内容物温度を180℃に加熱し、内容物の攪拌を150rpmで開始した。この時点で、精留塔の塔頂温度が140℃に上昇し、フェノールの留出が始まった。さらに、その内容物温度を180℃に保持して1時間反応させ、フェノールの留出量が理論量の80%を越えたところで、1時間かけて徐々に重合装置を0.7Torrにまで減圧した。これまでに留出したフェノール量は、理論量の90%を越えていた。
その後、この内容物温度を20℃/時の速度で220℃に上昇させ、さらに、10℃/時の速度で280℃に上昇させた。この温度と1Torr以下の真空度に保持して10時間反応させ、重合装置内の攪拌トルクの上昇が確認された段階で重合を終了した。さらに、この状態で約12時間放置した。
次に、その内容物温度が室温に低下したことを確認し、重合装置内にテトラヒドロフラン1.50Kgを投入した。それにより重合で生成したポリカーボネートが溶解し始めたことを確認し、30rpmで攪拌を開始した。次いで、完全に溶解した溶液を、7.50Lの蒸留水中に20時間かけて徐々に滴下した。その析出物を瀘別し、100℃、70mmHg以上の減圧下で40時間乾燥させることにより、ポリカーボネートを得た。
得られたポリカーボネートの分子量を、実施例1と同様に測定したところ、その重量平均分子量が12万の高分子量ポリカーボネートであった。
(1,1′−ビフェニル)−4,4′−ジオール0.80モルとジフェニルカーボネート0.88モルと酸化亜鉛8.5mgを、1Lの重合装置に投入した。その直後に重合装置内を窒素で十分に置換し、30mmHg程度に減圧した。この減圧下に保持した状態で内容物温度を200℃に加熱し、内容物の攪拌を150rpmで開始した。この時点で、精留塔の塔頂温度が140℃に上昇し、フェノールの留出が始まった。さらに、その内容物温度を200℃に保持して1時間反応させ、フェノールの留出量が理論量の80%を越えたところで、1時間かけて徐々に重合装置を0.5Torrにまで減圧した。この時点で留出フェノール量は、理論量の90%を越えていた。
その後、この内容物温度を20℃/時の速度で260℃に上昇させ、さらに、10℃/時の速度で320℃に上昇させた。この温度と1Torr以下の真空度に保持して6時間反応させ、重合装置内の攪拌トルクの上昇が確認された段階で重合を終了した。さらに、この状態で約18時間放置した。
次に、その内容物温度が室温に低下したことを確認し、重合装置内にテトラヒドロフラン1.50Kgを投入した。それにより重合で生成したポリカーボネートが溶解し始めたことを確認し、30rpmで攪拌を開始した。次いで、完全に溶解した溶液を、7.50Lの蒸留水中に20時間かけて徐々に滴下した。その析出物を瀘別し、100℃、70mmHg以上の減圧下で40時間乾燥させることにより、ポリカーボネートを得た。
得られたポリカーボネートの分子量を、実施例1と同様に測定したところ、その重量平均分子量が15万の高分子量ポリカーボネートであった。
2,2−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)プロパン0.80モルとジフェニルカーボネート0.88モルと酸化亜鉛10.6mgを、1Lの重合装置に投入した。その直後に重合装置内を窒素で十分に置換し、30mmHg程度に減圧した。この減圧下に保持した状態で内容物温度を160℃に加熱し、内容物の攪拌を150rpmで開始した。この時点で、精留塔の塔頂温度が140℃に上昇し、フェノールの留出が始まった。さらに、その内容物温度を160℃に保持して3時間反応させ、フェノールの留出量が理論量の80%を越えたところで、3時間かけて徐々に重合装置を0.7Torrにまで減圧した。この時点で留出フェノール量は、理論量の90%を越えていた。
その後、この内容物温度を20℃/時の速度で220℃に上昇させ、さらに、10℃/時の速度で280℃に上昇させた。この温度と1Torr以下の真空度に保持して10時間反応させ、重合装置内の攪拌トルクの上昇が確認された段階で重合を終了した。さらに、この状態で約12時間放置した。
次に、その内容物温度が室温に低下したことを確認し、重合装置内にテトラヒドロフラン1.50Kgを投入した。それにより重合で生成したポリカーボネートが溶解し始めたことを確認し、30rpmで攪拌を開始した。次いで、完全に溶解した溶液を、7.50Lの蒸留水中に20時間かけて徐々に滴下した。その析出物を瀘別し、80℃、70mmHg以上の減圧下で40時間乾燥させることにより、ポリカーボネートを得た。
得られたポリカーボネートの分子量を、実施例1と同様に測定したところ、その重量平均分子量が10万の高分子量ポリカーボネートであった。
(1,1′−ビシクロヘキシル)−4,4′−ジオール0.80モルとジフェニルカーボネート0.88モルと酸化亜鉛10.6mgを、1Lの重合装置に投入した。その直後に重合装置内を窒素で十分に置換し、30mmHg程度に減圧した。この減圧下に保持した状態で内容物温度を160℃に加熱し、内容物の攪拌を150rpmで開始した。この時点で、精留塔の塔頂温度が140℃に上昇し、フェノールの留出が始まった。さらに、その内容物温度を160℃に保持して3時間反応させ、フェノールの留出量が理論量の80%を越えたところで、3時間かけて徐々に重合装置を0.7Torrにまで減圧した。この時点で留出フェノール量は、理論量の90%を越えていた。
その後、この内容物温度を20℃/時の速度で220℃に上昇させ、さらに、10℃/時の速度で280℃に上昇させた。この温度と1Torr以下の真空度に保持して10時間反応させ、重合装置内の攪拌トルクの上昇が確認された段階で重合を終了した。さらに、この状態で約12時間放置した。
次に、その内容物温度が室温に低下したことを確認し、重合装置内にテトラヒドロフラン1.50Kgを投入した。それにより重合で生成したポリカーボネートが溶解し始めたことを確認し、30rpmで攪拌を開始した。次いで、完全に溶解した溶液を、7.50Lの蒸留水中に20時間かけて徐々に滴下した。その析出物を瀘別し、80℃、70mmHg以上の減圧下で40時間乾燥させることにより、ポリカーボネートを得た。
得られたポリカーボネートの分子量を、実施例1と同様に測定したところ、その重量平均分子量が10万の高分子量ポリカーボネートであった。
1,4−シクロヘキサンジオール0.80モルとジフェニルカーボネート0.88モルと酸化亜鉛5.68mgを、1Lの重合装置に投入した。その直後に重合装置内を窒素にて十分に置換し、30mmHg程度に減圧した。この減圧下に保持した状態で内容物温度を160℃に加熱し、内容物の攪拌を150rpmで開始した。この時点で精留塔の塔頂温度が140℃に上昇し、フェノールの留出が始まった。さらに、その内容物温度を160℃に保持して3時間反応させ、フェノールの留出量が理論量の80%を越えたところで、3時間かけて徐々に重合装置を0.7Torrにまで減圧した。この時点で留出フェノール量は、理論量の90%を越えていた。
その後、この内容物温度を20℃/時の速度で220℃に上昇させ、さらに、10℃/時の速度で260℃に上昇させた。この温度と1Torr以下の真空度に保持して18時間反応させ、重合装置内の攪拌トルクの上昇が確認された段階で重合を終了した。さらに、この状態で約12時間放置した。
次に、その内容物温度が室温に低下したことを確認し、重合装置内にテトラヒドロフラン1.50Kgを投入した。それにより重合で生成したポリカーボネートが溶解し始めたを確認し、30rpmで攪拌を開始した。次いで、完全に溶解した後に溶液を、7.50Lの蒸留水中に20時間かけて滴下した。その析出物を瀘別し、80℃、70mmHg以上の減圧下で40時間乾燥させることにより、ポリカーボネートを得た。
得られたポリカーボネートの分子量を、実施例1と同様に測定したところ、その重量平均分子量が15万の高分子量ポリカーボネートであった。
エチレングリコール0.80モルとジフェニルカーボネート0.88モルと酸化亜鉛3.52mgを、1Lの重合装置に投入した。その直後に重合装置内を窒素にて十分に置換し、30mmHg程度に減圧した。この減圧下に保持した状態で内容物温度を180℃に加熱し、内容物の攪拌を150rpmで開始した。この時点で、精留塔の塔頂温度が140℃に上昇し、フェノールの留出が始まった。さらに、その内容物温度を180℃に保持して3時間反応させ、フェノールの留出量が理論量の80%を越えたところで、3時間かけて徐々に重合装置を0.7Torrにまで減圧した。この時点で留出フェノール量は、理論量の90%を越えていた。
その後、この内容物温度を20℃/時の速度で240℃に上昇させ、さらに、10℃/時の速度で280℃に上昇させた。この温度と1Torr以下の真空度に保持して18時間反応させ、重合装置内の攪拌トルクの上昇が確認された段階で重合を終了した。さらに、この状態で約12時間放置した。
次に、その内容物温度が室温に低下したことを確認し、重合装置内にテトラヒドロフラン1.50Kgを投入した。それにより重合で生成したポリカーボネートが溶解し始めたことを確認し、30rpmで攪拌を開始した。次いで、完全に溶解した溶液を、7.50Lの蒸留水中に20時間かけて滴下した。その析出物を瀘別し、80℃、70mmHg以上の減圧下で40時間乾燥させることにより、ポリカーボネートを得た。
得られたポリカーボネートの分子量を、実施例1と同様に測定したところ、その重量平均分子量が20万の高分子量ポリカーボネートであった。
1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン0.40モルと2,6−ナフタレンジオール0.40モルとジフェニルカーボネート0.88モルと酸化亜鉛9.08mgを、1Lの重合装置に投入した。その直後に重合装置内を窒素にて十分に置換した後、30mmHg程度に減圧した。この減圧下に保持した状態で内容物温度を180℃に加熱し、内容物の攪拌を150rpmで開始した。この時点で、精留塔の塔頂温度が140℃に上昇し、フェノールの留出が始まった。さらに、その内容物温度を180℃に保持して1時間反応させたところ、フェノールの留出が止まったため、10℃/時の速度で内容物温度を220℃に上昇させた。さらに、その内容物温度を180℃に保持して1時間反応させ、フェノールの留出量が理論量の80%を越えたところで、1時間かけて徐々に重合装置を0.7Torrにまで減圧した。この時点で留出フェノール量は、理論量の90%を越えていた。
その後、この内容物温度を20℃/時の速度で280℃に上昇させ、さらに、10℃/時の速度で320℃に上昇させた。この温度と1Torr以下の真空度に保持して7時間反応させ、重合装置内の攪拌トルクの上昇が確認された段階で重合を終了した。さらに、この状態で約14時間放置した。
次に、その内容物温度が室温に低下したことを確認し、重合装置内にテトラヒドロフラン1.50Kgを投入した。それにより重合で生成したポリカーボネートが溶解し始めたことを確認し、30rpmで攪拌を開始した。次いで、完全に溶解した溶液を、7.50Lの蒸留水中に20時間かけて徐々に滴下した。その析出物を瀘別し、100℃、70mmHg以上の減圧下で40時間乾燥させることにより、ポリカーボネートを得た。
得られたポリカーボネートの分子量を、実施例1と同様に測定したところ、その重量平均分子量が10万の高分子量ポリカーボネートであった。
1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン0.80モルとジメチルカーボネート0.88モルと酸化亜鉛9.8mgを、1Lの重合装置に投入した。その直後に重合装置内を窒素にて十分に置換し、30mmHg程度に減圧した。この減圧下に保持した状態で内容物温度を180℃に加熱し、内容物の攪拌を150rpmで開始した。この時点で、精留塔の塔頂温度が60℃に上昇し、メタノールの留出が始まった。さらに、その内容物温度を180℃に保持して1時間反応させ、メタノールの留出量が理論量の80%を越えたところで、1時間かけて徐々に重合装置を0.7Torrにまで減圧した。この時点で留出メタノール量は、理論量の90%を越えていた。
その後、この内容物温度を20℃/時の速度で260℃に上昇させ、さらに、10℃/時の速度で300℃に上昇させた。この温度と1Torr以下の真空度に保持して7時間反応させ、重合装置内の攪拌トルクの上昇が確認された段階で重合を終了した。さらに、この状態で約14時間放置した。
次に、その内容物温度が室温に低下したことを確認し、重合装置内にテトラヒドロフラン1.50Kgを投入した。それにより重合で生成したポリカーボネートが溶解し始めたことを確認し、30rpmで攪拌を開始した。次いで、完全に溶解した溶液を、7.50Lの蒸留水中に20時間かけて徐々に滴下した。その析出物を瀘別し、100℃、70mmHg以上の減圧下で40時間乾燥させることにより、ポリカーボネートを得た。
得られたポリカーボネートの分子量を、実施例1と同様に測定したところ、その重量平均分子量が9万の高分子量ポリカーボネートであった。
1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン0.80モルとジフェニルカーボネート0.44モルとジメチルカーボネート0.44モルと酸化亜鉛8.5mgを、1Lの重合装置に投入した。その直後に重合装置内を窒素にて十分に置換し、30mmHg程度に減圧した。この減圧下に保持した状態で内容物温度を180℃に加熱し、内容物の攪拌を150rpmで開始した。この時点で、精留塔の塔頂温度が60℃に上昇し、メタノールの留出が始まった。その後、10分程度遅れて精留塔の塔頂温度が100℃に上昇し、メタノールとフェノールの共沸物の留出が始まった。さらに、その内容物温度を180℃に保持して1時間反応させ、メタノールとフェノールの留出量が理論量の80%を越えたところで、1時間かけて徐々に重合装置を0.7Torrにまで減圧した。この時点で留出したメタノールとフェノールの量は、理論量の90%を越えていた。 その後、その内容物温度を20℃/時の速度で260℃に上昇させ、さらに、10℃/時の速度で300℃に上昇させた。この温度と1Torr以下の真空度に保持して7時間反応させ、重合装置内の攪拌トルクの上昇が確認された段階で重合を終了した。さらに、この状態で約14時間放置した。
次に、その内容物温度が室温に低下したことを確認し、重合装置内にテトラヒドロフラン1.50Kgを投入した。それにより重合で生成したポリカーボネートが溶解し始めたことを確認し、30rpmで攪拌を開始した。次いで、完全に溶解した溶液を、7.50Lの蒸留水中に20時間かけて徐々に滴下した。その析出物を瀘別し、100℃、70mmHg以上の減圧下で40時間乾燥させることにより、ポリカーボネートを得た。
得られたポリカーボネートの分子量を、実施例1と同様に測定したところ、その重量平均分子量が10万の高分子量ポリカーボネートであった。
比較例1
実施例1に触媒として用いた酸化亜鉛7.1mgをテトラブトキシチタン7.1mgに代えたこと以外は、実施例1と同様にしてポリカーボネートを得た。 得られたポリカーボネートの分子量を、実施例1と同様に測定したところ、その重量平均分子量が2万のポリカーボネートであった。
比較例2
実施例1に触媒として用いた酸化亜鉛7.1mgを酢酸カルシウム7.1mgに代えたこと以外は、実施例1と同様にしてポリカーボネートを得た。
得られたポリカーボネートの分子量を、実施例1と同様に測定したところ、その重量平均分子量が2万のポリカーボネートであった。
比較例3
実施例1に触媒として用いた酸化亜鉛7.1mgを金属ナトリウム7.1mgに代えたこと以外は、実施例1と同様にしてポリカーボネートを得た。
得られたポリカーボネートの分子量を、実施例1と同様に測定したところ、その重量平均分子量が1.5万のポリカーボネートであった。
比較例4
1,1−ビス(ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン0.5モル、水酸化ナトリウム1.5モル及びベンジルトリエチルアンモニウムクロリド0.005モルを5Lのフラスコに投入し、これを脱イオン水2Lに溶解させて攪拌し、さらに、これに2Lの塩化メチレンを加えた。次に、フラスコ内部を10℃に保ち、攪拌しながら塩化メチレン層にホスゲン0.55モルを1時間かけて徐々に添加し全ホスゲンを滴下し終えた後、1時間攪拌を続け、これにテトラブチルアミン2.5mlを加えて、さらに20時間激しく攪拌を続けた。生成した塩化メチレン層を2Lの蒸留水、酸、アルカリの順で洗浄し、これをメタノール7L中に析出させた。得られたポリカーボネートをろ別し、80℃の真空下に8時間乾燥されることにより、ポリカーボネート110gを得た。
得られたポリカーボネートの分子量を、実施例1と同様に測定したところ、その重量平均分子量が7万の高分子量ポリカーボネートであった。
上記実施例1〜12及び比較例1〜4により得られた結果を表1に示す。
Figure 0003763310
上記の結果に見られるように、本発明は、エステル交換反応に塩基性酸化物触媒を用いて重合したことにより、特に重量平均分子量万以上の高分子量ポリカーボネート重合体が得られるのに対し、比較例に示すように、その他の触媒ではエステル交換反応による重合反応が十分に進行しないため、高分子量のポリカーボネート重合体を得ることができない。また、本発明においては、特に、塩基性酸化物触媒の使用量を20〜100ppmの範囲としたとき、より高分子量のポリカーボネートを得ることができる。
使用例1
実施例1で得たポリカーボネートを結着樹脂として使用し、以下の方法により電子写真感光体を作製した。
まず、ポリビニルブチラール樹脂(エスレックBM−S、積水化学社製)4重量部を溶解させたn−ブチルアルコール170重量部に、有機ジルコニウム化合物(アセチルアセトンジルコニウムブチレート)30重量部及び有機シラン化合物の混合物(γ−アミノプロピルトリメトキシシラン)3重量部を混合し撹拌して下引き層塗布液を得た。次に、アルミナ球状微粉末(D50=30μm)を用いる液体ホーニング処理により、中心線平均粗さRa=0.18μmに粗面化された30mmφのED管アルミニウム基体の上に、上記下引き層塗布液を用いて浸漬塗布し、これを150℃で1時間硬化処理して膜厚1.2μmの下引き層を形成した。
次に、電荷発生材料として7.4°、16.6°、25.5°及び28.3°の位置に明瞭なX線回折ピークを有するクロルガリウムフタロシアニン3重量部、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(VMCH、日本ユニカー社製)2重量部及び酢酸ブチル180重量部からなる混合物をサンドミルにて4時間分散処理して得られた塗布液を用いて上記下引き層の上に浸漬塗布し、乾燥させて膜厚0.2μmの電荷発生層を形成した。
次に、実施例1で得られたポリカーボネート6重量部、N,N′−ジフェニル−N,N′−ビス(3−メチルフェニル)−[1,1′−ビフェニル]−4,4′−ジアミン4重量部及び2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール0.2重量部をテトラヒドロフラン80重量部に加えて溶解させた塗布液を用いて、上記電荷発生層の上に浸漬塗布し、これを120℃で40分間乾燥させることにより膜厚25μmの電荷輸送層を形成し、3層からなる電子写真感光体を作製した。
得られた電子写真感光体を、接触帯電方式を有するプリンター(PC−PR1000/4R、日本電気社製)に装着し、5万枚のプリントテストを行うことにより、電子写真特性の測定及び評価を行った。その際、感光体の帯電電位、残留電位及び画像形成されたプリントの画質及び5万枚テスト後の感光層の摩耗量について調べた。得られた結果を表2に示す。
使用例2〜12
使用例1において、電荷輸送層の結着樹脂として用いた実施例1で得られたポリカーボネートに代えて、それぞれ順に実施例2〜12で得られたポリカーボネートを使用したこと以外は、すべて使用例1と同様にして電子写真感光体を作製した。また、得られた電子写真感光体を用いて、使用例1と同じく、それぞれ電子写真特性の測定及び評価を行った。得られた結果を表2に示す。
参考比較例1〜4
使用例1において、電荷輸送層の結着樹脂として用いた実施例1で得られたポリカーボネートに代えて、それぞれ順に比較例1〜4で得られたポリカーボネートを使用したこと以外は、すべて使用例1と同様にして電子写真感光体を作製した。また、得られた電子写真感光体を用いて、使用例1と同じく、それぞれ電子写真特性の測定及び評価を行った。
得られた結果を表2に示す。
Figure 0003763310
実施例1〜12で得られたポリカーボネートを表面層の結着樹脂として使用した使用例1〜12の感光体は、いずれも接触帯電装置を有するプリンターでプリントテストを行った際、感光体表面の摩耗が少なく、感光体の帯電性低下や残留電位の上昇がなく安定した電気特性が得られた。また、感光体のリーク放電等に起因する画質異常は見られなかった。
一方、比較例1〜3で得られたポリカーボネートを用いた参考比較例1〜3の感光体は、いずれもポリカーボネートの分子量が低いことに起因して摩耗が大きく、暗減衰が上昇して帯電性の低下が生じ、低濃度部分の画像にかぶりが見られた。また、摩耗により膜厚の低下した部分において接触帯電装置からの電流リークがあり、このリーク部分を絶縁性物質で修復して走行させざるを得なかった。この部分は画質欠陥となった。また、参考比較例4の感光体は、感光体の磨耗は少ないものの、ポリカーボネート中に残留する塩素により感光体が腐食された影響で、接触帯電装置からの電流リークがあり、このリーク部分を絶縁性物質で修復して走行させざるを得なかった。この部分は画質欠陥となった。
使用例1324
ポリビニルブチラール樹脂(エスレックBM−S、積水化学社製)16重量部をシクロヘキサノン550重量部と撹拌混合し、次に、レゾール型フェノール樹脂(フェノライトJ−325、大日本インキ化学社製)8重量部を加えて撹拌し、さらに、この液に酸化チタン顔料60重量部を加えてサンドグラインドミルにて5時間分散処理をして下引き層塗布液を得た。この塗布液を用いて液体ホーニング処理により中心線平均粗さRa=0.18μmに粗面化された84mmφのアルミニウム基体の上に、リング塗布装置を用いて塗布し、これを170℃で1時間硬化処理して膜厚4μmの下引き層を形成した。
次に、電荷発生材料として9.5°、11.7°、15.0°、24.1°及び27.3°の位置に明瞭なX線回折ピークを有するチタニルフタロシアニン15重量部、ポリビニルブチラール樹脂(エスレックBM−S、積水化学社製)10重量部及びn−ブチルアルコール300重量部からなる混合物をサンドグラインドミルにて4時間分散処理して得た塗布液を、上記下引き層の上に塗布し、乾燥させて膜厚0.2μmの電荷発生層を形成した。
次に、電荷輸送材料:N,N−ビス(3,4−ジメチルフェニル)ビフェニル−4−アミン4重量部と、それぞれ実施例1〜12で得られたポリカーボネート6重量部とを、クロルベンゼン80重量部に加えて溶解させた塗布液を用いて塗布し、これを乾燥させることにより膜厚27μmの電荷輸送層を形成し、3層からなる電子写真感光体を作製した。
得られた電子写真感光体を、中間転写ドラム方式を有するカラー複写機(Acolor−635、富士ゼロックス社製)に装着し、光量を調整してプリント操作を行った。その際の感光体の画質に関して得られた結果を表3に示す。
参考比較例5〜8
使用例13において、電荷輸送層の結着樹脂として用いた実施例1で得られたポリカーボネートに代えて、それぞれ順に比較例1〜4で得られたポリカーボネートを使用したこと以外は、すべて使用例13と同様にして電子写真感光体を作製した。また、得られた電子写真感光体を用いて、使用例13と同じく、中間転写ドラム方式を有するカラー複写機で評価を行った。得られた結果を表3に示す。
上記使用例1324及び参考比較例5〜8により得られた結果を表3に示す。
Figure 0003763310
実施例1〜12で得られたポリカーボネートを表面層の結着樹脂として使用した使用例1324の感光体は、いずれも画像かぶりが発生せず、また、黒点の発生も少なく、良好な画質が得られた。
一方、比較例1〜3で得られたポリカーボネートを用いた参考比較例5〜7の感光体は、いずれもポリカーボネートの分子量が低いことに起因する表面層の磨耗から画像かぶりが発生し、さらに黒点の発生が多く、画質異常が認められた。また、参考比較例8の感光体は、結着樹脂中の残留塩素による感光体の腐食に起因する画像かぶりが発生し、さらに、黒点の発生が多く画質異常が認められた。
使用例2536
ポリエチレンテレフタレートフィルム表面上にアルミニウムの蒸着膜を設けた導電性支持体(メタルミー、東レ社製)の上に、ポリアミド樹脂10重量部、メチルアルコール150重量部及び水40重量部からなる塗布液を塗布し、これを乾燥させて膜厚1μmの下引き層を形成した。次に、7.5°、9.9°、12.5°、16.3°、18.6°、25.1°及び28.1°の位置に回折ピークを有するヒドロキシガリウムフタロシアニン9重量部、ポリビニルブチラール樹脂(エスレックBM−1、積水化学社製)2重量部及びn−ブチルアルコール30重量部からなる混合物をボールミルポットに入れ、ミル部材としてSUSステンレス鋼ボール(1/8インチΦ)を使用し60時間ミリングをした後、さらにn−ブチルアルコール30重量部を加えて希釈し撹拌した液を、上記下引き層の上に塗布し、これを乾燥させて、膜厚0.3μmの電荷発生層を形成した。
次に、N,N′−ジフェニル−N,N′−ビス(3−メチルフェニル)−[1,1′−ビフェニル]−4,4′−ジアミン4重量部と、それぞれ実施例1〜14で得られたポリカーボネート6重量部とを塩化メチレン55重量部に加えて溶解させ、これを塗布し乾燥させることにより膜厚25μmの電荷輸送層を形成し、3層からなる電子写真感光体を作製した。
得られた電子写真感光体について、それぞれ感光層塗膜を導電性基体上から剥離し、折り曲げ強度試験機を用いて5000回までの折り曲げ繰り返し試験を実施した。また上記電子写真感光体をベルト状に加工し、ベルト回転駆動装置を有する複写機(Vivace800、富士ゼロックス社製)に装着して10万サイクルまでのコピー走行試験を実施した。得られた結果を表4に示す。
参考比較例9〜12
電荷輸送層の結着樹脂として、それぞれ比較例1〜4で得られたポリカーボネートを用いたこと以外は、すべて使用例25と同様にして電子写真感光体を作製し、同様の評価を行った。得られた結果を表4に示す。
Figure 0003763310
使用例2536の感光体は、実施例1〜12で得られた高分子量のポリカーボネートを表面層に使用しているから、折り曲げ試験後でも破断せず、またコピー走行試験後も、良好な画質が得られた。これに対して、参考比較例9〜11の感光体は、表面層に用いたポリカーボネートの分子量が低いため、また参考比較例12の感光体は、残留塩素による感光体の腐食のため、いずれも折り曲げ試験中に破断し、またコピー走行試験後中に、亀裂に起因する白点故障が多数発生した。
実施例1で得られた高分子量ポリカーボネートのIRスペクトル図である。 実施例1で得られた高分子量ポリカーボネートのNMRスペクトル図である。

Claims (6)

  1. ジオール及びカーボネートジエステルを、塩基性酸化物触媒の存在下に加熱するエステル交換反応により重合させ、エステル交換反応により生成したポリカーボネートを冷却した後、溶剤に溶解させた溶液から得ることを特徴とする重量平均分子量8万以上の高分子量ポリカーボネートの製造方法。
  2. 塩基性酸化物触媒の使用量が、生成する高分子量ポリカーボネートの理論収量に対して20〜100ppmの範囲であることを特徴とする請求項1に記載の重量平均分子量8万以上の高分子量ポリカーボネートの製造方法。
  3. 塩基性酸化物触媒が、酸化亜鉛であることを特徴とする請求項1または2に記載の重量平均分子量8万以上の高分子量ポリカーボネートの製造方法。
  4. ジオールが、ビスフェノール類、水添ビスフェノール類、ビフェノール類、水添ビフェノール類、アリールジオール類、シクロアルカンジオール類及び脂肪族ジオール類からなる群から選ばれる1種又はそれらの2種以上の混合物であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の重量平均分子量8万以上の高分子量ポリカーボネートの製造方法。
  5. カーボネートジエステルが、ジアリールカーボネート類及びジアルキルカーボネート類からなる群から選ばれる1種又はそれらの2種以上の混合物であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の重量平均分子量8万以上の高分子量ポリカーボネートの製造方法。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法により得られたものであって、重量平均分子量が8万以上、触媒の残存量が10〜100ppmであることを特徴とする高分子量ポリカーボネート。
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