JP3761805B2 - デジタル化システム内のレンズによる像のひずみの補正装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル化システム内のレンズによる像のひずみの補正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、資料の像をデジタル化する場合には、レンズの結像系でCCD上に像を結ぶようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、資料の像をレンズの結像系でCCD上に結ぶときに避けて通れないのは、結像する時に生じる像のひずみである。換言すれば、結像された像の幾何学的相互位置が、元の対象の位置関係と異なることである。
【0004】
本発明は、上記状況に鑑みて、レンズの結像系で像を結ぶときでも、その像のひずみを補正することができるデジタル化システム内のレンズによる像のひずみの補正装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の目的を達成するために、
〔1〕デジタル化システム内のレンズによる像のひずみの補正装置において、時間的に変動しない安定な光源である積分球の開口に配置される透過型資料と、この透過型資料をデジタル化するための、デジタル化システム内のレンズによる撮像装置と、デジタル化システム内の真円のピンホールによる撮像装置と、この真円のピンホールによる撮像装置を前記レンズによる撮像装置の位置に水平にスライドさせる移動手段とを備え、前記レンズによる撮像装置からのデータを前記真円のピンホールによる撮像装置からのデータに基づいて補正するデータ処理装置とを具備し、前記透過型資料の上方に配置される前記レンズによる撮像装置と前記真円のピンホールによる撮像装置は前記透過型資料に対して同じ条件で撮像するように構成することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【0007】
図1は本発明の第1実施例を示す、ピンホールを有する結像系によるデジタル化システム内のレンズを有する結像系による像のひずみの補正装置の構成図(その1)、図2はその像のひずみの補正装置の構成図(その2)である。
【0008】
これらの図において、1は一様な照度を有し、時間的に変動しない安定な光源である積分球、1Aはその積分球1の開口部、2はデジタル化すべき透過型撮像対象物としての資料、3は結像装置、4はその結像装置3に装着されるその形状が真円のピンホール、5はそのピンホール4に代わって装着されるレンズ、6はこれらの装置を固定するフレームである。
【0009】
また、11はデータ処理装置であり、入力インタフェース(I/F)12、ROM(プログラムの記憶)13、RAM(一次的な情報の記憶)14、像のひずみ補正部15、補助情報記憶部16、CPU(中央処理装置)17からなる。
【0010】
これらの図において、ピンホール4による結像系は、幾何学的相対位置のずれのない、ほとんど唯一の結像系である。ピンホール4がデジタル化のための結像系として直接使用できないのは、光の回折により像がぼやけるためである。しかし、点源の回折像は、ピンホール4の形状が真円であれば円環状になるため、その中心を点源の位置として採用することができる。
【0011】
そこで、透過型資料2をデジタル化する場合、結像するレンズ5の代わりにピンホール4を使用し、2次元対象物の上に点源の列を配置し、これを結像する。この像と、レンズ5で結像した像を比較して、レンズ5によるひずみの補正の公式を作り、データ処理装置11で補正し、点源対象の像の数値データをつくり、デジタル化する。
【0012】
図3は本発明の第2実施例を示す、ピンホールによる結像装置を用いた、デジタル化システム内のレンズによる結像系の像のひずみの補正装置の構成図(その1)、図4はその像のひずみの補正装置(その2)である。なお、図1及び図2と同じ部分については同じ符号を付してそれらの説明は省略する。
【0013】
これらの図において、21はレンズを有するCCDカメラ、22は形状が真円のピンホール(小孔)22Aを有するピンホール結像装置(ピンホール望遠鏡)、31はデータ処理装置であり、入力インタフェース32、ROM(プログラムの記憶)33、RAM(一次的な情報の記憶)34、像のひずみ補正部35、補助情報記憶部36、CPU(中央処理装置)37からなる。
【0014】
そこで、まず、図3に示すように、透過型資料2をレンズを有するCCDカメラ21で撮像して、データ処理装置31に取込み、RAM34に記憶する。
【0015】
次いで、図4に示すように、ピンホールによる結像装置22をスライド機構(図示なし)でCCDカメラ21がセットされていた位置に移動させて、同じ条件の透過型資料2をそのピンホールによる結像装置22により撮像し、これをデータ処理装置31に取込み、RAM34に記憶する。
【0016】
そこで、図3及び図4に示すように、透過型資料2である対象が、別の結像系、例えば、ピンホールによる結像装置22(ピンホール望遠鏡)で撮像された場合、同じ対象をピンホール望遠鏡22と同じCCDカメラ21を使い撮像し、データ処理装置31に取込み、その像を基準として、デジタル化すべき対象をレンズで結像し、像を補正する。この場合も、第1実施例と同じように、点源の列が必要である。上記の例では、太陽を対象としているので、太陽の黒点を補正用の点源とする。
【0017】
この補正方法は、積分球1とCCDカメラ21を組み合わせたデジタル化システムばかりでなく、ほかの場合にも応用できる。
【0018】
文化財などで、忠実に数値デジタルデータとして画像を取得、保存する場合も、同じ補正方法を採用することができる。解像度の高い像はレンズで撮像し、ピンホールカメラで撮像した画像と比較して、位置の補正をする。
【0019】
これは、対象が大きい場合はレンズによる結像が大きくひずむため、対象が大きい場合は、特に有効な手段となる。
【0020】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0021】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、以下のような効果を奏することができる。
【0022】
(A)レンズの結像系で像を結ぶときでも、その像のひずみを補正することができる。
【0023】
(B)解像度の高い像はレンズで撮像し、ピンホールカメラで撮像した画像と比較して、位置の補正を行い、デジタル化における精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を示すピンホールによる結像系を用いたデジタル化システム内のレンズを有する結像系による像のひずみの補正装置の構成図(その1)である。
【図2】 本発明の第1実施例を示すピンホールによる結像系を用いたデジタル化システム内のレンズを有する結像系による像のひずみの補正装置の構成図(その2)である。
【図3】 本発明の第2実施例を示すピンホールによる結像装置を用いたデジタル化システム内のレンズによる結像系の像のひずみの補正装置の構成図(その1)である。
【図4】 本発明の第2実施例を示すピンホールによる結像装置を用いたデジタル化システム内のレンズによる結像系の像のひずみの補正装置の構成図(その2)である。
【符号の説明】
1 積分球
1A 積分球の開口部
2 デジタル化すべき透過型資料(撮像対象物)
3 結像装置
4,22A 真円のピンホール(小孔)
5 レンズ
6 フレーム
11,31 データ処理装置
12,32 入力インタフェース
13,33 ROM(プログラムの記憶)
14,34 RAM(一次的な情報の記憶)
15,35 像のひずみ補正部
16,36 補助情報記憶部
17,37 CPU(中央処理装置)
21 レンズを有するCCDカメラ
22 ピンホール結像装置(ピンホール望遠鏡)
Claims (1)
- (a)時間的に変動しない安定な光源である積分球の開口に配置される透過型資料と、
(b)該透過型資料をデジタル化するための、デジタル化システム内のレンズによる撮像装置と、
(c)デジタル化システム内の真円のピンホールによる撮像装置と、
(d)該真円のピンホールによる撮像装置を前記レンズによる撮像装置の位置に水平にスライドさせる移動手段とを備え、
(e)前記レンズによる撮像装置からのデータを前記真円のピンホールによる撮像装置からのデータに基づいて補正するデータ処理装置とを具備し、
(f)前記透過型資料の上方に配置される前記レンズによる撮像装置と前記真円のピンホールによる撮像装置は前記透過型資料に対して同じ条件で撮像するように構成することを特徴とするデジタル化システム内のレンズによる像のひずみの補正装置。
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