JP3759582B2 - ディジタル放送受信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、ディジタル放送を受信するディジタル放送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
衛星や地上波を用いたディジタル放送を受信するディジタル放送受信装置は、専用のアンテナや地上波用アンテナを通して受け取った複数の放送波のなかから任意の放送波をチューナによって選択し、この選択した放送波に含まれる複数のチャンネルのなかから任意のチャンネルをデマルチプレクス処理によって選択し、この選択したチャンネルのディジタル信号を取り出し、これをデコードすることによって映像・音声信号を出力する。
【0003】
このようなディジタル放送では、従来のアナログ放送と同様に映像や音声を送信することに加え、番組情報も送信している。この番組情報は、番組名、番組開始時刻、番組内容情報、番組ジャンル情報などの各種情報を含んでおり、受信装置側ではOSD(オンスクリーンディスプレイ)機能を用いたEPG(Electronic Program Guide)表示機能によって多チャンネル放送のなかからユーザが望む番組を選択することができる。また、ディジタル放送では、データ放送も実現されており、天気やニュースなどの情報取得が行え、更に双方向性を利用してショッピングなどもできるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、BS(Broadcasting Satellite)ディジタル放送では、全てのトランスポートストリームに各(他の)トランスポートストリームの番組情報(全局番組情報)を入れ込み、これを数分周期で送るようにしている。従って、どのチャンネルでも他の全てのチャンネルの番組情報を取得できるのであるが、このように番組情報の送出周期が長くなる場合は、できるだけ1周期で全局番組情報を取得できるように放送受信装置を構成することが望まれる。また、データ放送は多チャンネルでコンテンツが放送されており、1サービス当たり数Mバイトのデータを流している。このため、データ取得に数分の時間が必要になる。
【0005】
データ放送のデータ取得と番組情報(EPGデータ)の取得を並行処理により行うこととする場合、ハードウェア及びソフトウェア的に重い処理となるため、どちらかの処理が追いつかなくなったり、その他の機能の動作速度を遅くしてしまう不具合を起こす可能性がある。一方、どちらかの処理を優先させるべく受信装置メーカー側で受信装置の仕様を設定したとしても、そのことがユーザにとって必ずしも望ましい結果をもたらさない場合がある。
【0006】
この発明は、上記の事情に鑑み、ユーザごとの設定を容易にし、ユーザごとに望ましい状態をもたらすように記憶手段や受信装置の機能等を有効に活用することができるディジタル放送受信装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明のディジタル放送受信装置は、上記の課題を解決するために、ディジタル放送波を受信し、それに含まれる各種データを取得して処理するようにしたディジタル放送受信装置において、質問をユーザに提示してそれに対する回答を取得する手段と、前記各種データを取得して処理するためのハードウェア及びソフトウェアのうちの少なくとも一方の設定を、前記回答結果に基づいて変更する設定変更手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
上記構成であれば、ユーザに質問を提示してその回答結果を得てハードウェア及び/又はソフトウェアの設定を変更するので、ユーザごとの設定を容易にし、ユーザごとに望ましい状態をもたらすように記憶手段や受信装置の機能等を有効に活用することができる。
【0009】
前記質問は少なくとも電子番組ガイドの利用又はデータ放送の利用に関する情報を聞き出す質問であるのがよい。これによれば、技術知識がない一般のユーザでも容易に回答が行えることになり、回答率が高まることになる。
【0010】
ユーザの視聴履歴に関する情報を取得していく手段を備え、前記設定変更手段は、前記回答結果に加えて前記視聴履歴に関する情報を加味するように構成されているのがよい。
【0011】
前記ハードウェア及びソフトウェアとして前記各種データを分離する分離手段を備え、前記設定変更手段は、前記分離手段における分離機能部資源のデータ放送用割り当てと番組情報取得用割り当ての比率を前記回答結果に基づいて設定するのがよい。また、前記ハードウェア及びソフトウェアとして前記各種データを記憶する記憶手段を備え、前記設定変更手段は、前記記憶手段におけるメモリ資源のデータ放送用割り当てと番組情報格納用割り当ての比率を前記回答結果に基づいて設定するのがよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図1及び図2に基づいて説明するが、ここではユーザがBS(Broadcasting Satellite)ディジタル放送を視聴する場合を例示している。図1はこの実施形態のディジタル放送受信装置30を示したブロック図であり、図2は質問文を表示したユーザ設定画面の説明図である。
【0013】
アンテナ1は、屋外において所定の方向に向けて配置されており、BSから送られてくるディジタル放送信号を受信する。このアンテナ1は一般に周波数変換器を備え、受信/周波数変換した信号をチューナ2に与える。
【0014】
チューナ2は、映像・音声データを含む高周波ディジタル変調信号のうちから特定周波数の信号を取り出す。すなわち、ディジタル放送の複数のトランスポンダのなかから一つを選択する処理を行う。また、チューナ2は、復調回路、逆インタリーブ回路、誤り訂正回路などを備えることにより、選択したディジタル変調信号を復調してトランスポート・ストリームを出力する。
【0015】
デマルチプレクサ(DEMUX)3は、前記トランスポート・ストリームを、MPEG2(Moving Picture Experts Group2)のビデオストリーム、オーディオストリーム、およびPSI/SI(Program Specific Information/Service Information)に分離する。デマルチプレクサ3は、ビデオストリームとオーディオストリームをAVデコーダ4に供給し、PSI/SIに含まれる番組情報(番組名、番組開始時刻、番組内容情報、番組ジャンル情報等)等をCPU13に供給する。なお、前述のごとく、トランスポート・ストリームには複数のチャンネルが多重化されており、このなかから任意のチャンネルを選択するための処理は、前記PSI/SIから任意のチャンネルがトランスポート・ストリーム中でどのパケットIDで多重化されているかといったデータを取り出すことで可能となる。また、トランスポート・ストリームの選定(トランスポンダの選定)もPSI/SIの情報に基づいて行うことができる。
【0016】
AVデコーダ4は、ビデオストリームに対してデコードを行うビデオデコーダ、及びオーディオストリームに対してデコードを行うオーディオデコーダを備える。ビデオデコーダは、入力された可変長符号を復号して量子化係数や動きベクトルを求め、逆DCT変換や動きベクトルに基づく動き補償制御等を行う。オーディオデコーダは、入力された符号化信号を復号して音声データを生成する。デコードにより生成された映像データは映像処理回路5に出力され、音声データは音声処理回路6に出力される。
【0017】
映像処理回路5は、AVデコーダ4から映像データを受け取ってD/A変換を行い、例えばコンポジット映像信号に変換する。音声処理回路6は、AVデコーダ4から出力された音声データを受け取ってD/A変換を行い、例えば右(R)音のアナログ信号及び左(L)音のアナログ信号を生成する。
【0018】
映像出力回路7及び音声出力回路8は出力抵抗や増幅器等を備えて成る。AV出力端子9には、出力部(左右音声出力端子等や映像出力端子等のセット)が設けられており、この出力部には、映像/音声コード17によって受像管16a及びスピーカ16bを備えるモニタ16が接続される。
【0019】
OSD回路12は、CPU13から出力指示された文字情報や色情報に基づく映像データを加算器20に出力する。加算器20は前記映像データをAVデコーダ4から出力される受信映像データに組み込む処理を行う。上記OSD回路12により、CPU13が受け取った前述の番組情報に基づくEPG(Electronic Program Guide)表示、メニュー画面表示などが行えることになる。
【0020】
リモコン送信機10は、当該放送受信装置30に指令を送出するための送信機である。このリモコン送信機10に設けられた図示しないキーを操作すると、そのキーに対応した指令を意味する信号光(リモコン信号)が図示しない発光部から送出される。リモコン受光器11は、前記信号光を受光し、これを電気信号に変換してCPU13に与える。また、ユーザはこのリモコン送信機10のキーを用いて、後述する質問に対する回答を選択することができる。
【0021】
不揮発性メモリ(例えばEEPROM等)14には、EPG画面などを表示するためのEPGデータ(番組情報)の他、ユーザへの質問文となるデータ、ユーザからの回答結果を示すデータ、視聴履歴に関するデータ等が格納される。
【0022】
CPU13は、このディジタル放送受信装置30における全体制御を行うものであるが、特にこの発明にかかる制御として、ユーザに提示する質問文の画面表示処理、ユーザが示した回答結果の蓄積、ユーザの視聴履歴に関するデータの蓄積、回答結果或いは回答結果及び視聴履歴に基づいて当該放送受信装置30のハードウェア資源の割り当て変更制御やソフトウェアの変更制御等を実行するようになっている。
【0023】
図2は、質問文を表示したユーザ設定画面を例示している。例えば、CPU13は不揮発性メモリ14から質問文として「ご覧になるチャンネルは番組表を見て決める方ですか それともチャンネル+−で探して決めますか」といった質問を取り出し、OSD回路12を動作させることによって受像管16aに表示させる。このとき、「番組表」及び「チャンネル+−」を表示し、ユーザに対して回答を求める。ユーザはリモコン送信機10の左右キーを用いて回答を選択し、「決定」ボタンで回答を決定する。ユーザが「番組表」を選択した場合、CPU13は「番組表の表示中に情報を早く取得するようにしますか(情報取得のため視聴中の番組が表示できないことがあります。)」といったEPG機能に関する質問を選択し、当該質問文と「YES」「NO」の文字を受像管16aに表示し、ユーザに対して回答を求める。
【0024】
またCPU13は、例えば「一番多くご覧になる放送は」といった質問文を表示し、「TV」「音声」「データ」「同比率」のいずれかをユーザに選択させる。ユーザが回答として「TV」を選択した場合には、次の質問として「2番目に多くご覧になる放送は」といった質問文を生成し、回答の選択肢として「TV」を除いた「音声」「データ」「同比率」を表示し、ユーザに選択を促す。
【0025】
このように、或る情報を取得するために、複数の質問を順次的に行う場合、第2番目以降の質問については、先の質問に対する回答の結果を踏まえて自動生成するようにしている。
【0026】
また、CPU13は、当該放送受信装置30において、お好みチャンネル機能やお好みジャンル機能の設定が行えることとしている場合には、「お好みチャンネル機能は良く使いますか」や「お好みジャンル機能は良く使いますか」といった質問をする。この質問に対する回答により、更には、ユーザの視聴履歴に関する情報(例えば、「○○チャンネルを良く視聴している」「スポーツ番組を良く視聴している」等)を加味することにより、ユーザが好んで視聴している番組を判断することができる。この判断結果に基づき、番組情報(EPGデータ)の取得においてソフトウェア及びハードウェアの資源の割り当てが少なくされている場合でも、ユーザが好むチャンネルの番組やジャンルの番組についての番組情報の取得が他のチャンネルや他のジャンルの番組情報の取得に対して優先的に行われるように制御することが可能になる。
【0027】
以上示した質問をユーザに提示することで、CPU13は、ユーザが番組を決める際にはEPG機能を多用していること、データ放送よりもTVの視聴頻度が高いこと、受信装置30に設定しているお好みチャンネルやお好みジャンルなどの機能を良く使うかどうか、といった情報(回答結果)を得ることができる。なお、ユーザに提示する質問として、例えば、メモリ資源の割り当て(比率)を直接問う等の技術的事項がからむ質問では、一般のユーザにとって理解できないものとなり、回答が得られないことが多く生じると考えられる。これに対し、上記のごとく当該放送受信装置30をどのように使っているか(視聴しているか)を問うこととしているので、一般のユーザでも質問に応えることができ、回答率を高めてユーザごとの的確な制御が行えることになる。
【0028】
CPU13は上記の情報に基づき、或いは、当該情報とユーザの視聴履歴に関する情報とに基づき、前記不揮発性メモリ14におけるメモリ資源のデータ放送用割り当てと番組情報取得用割り当ての比率を設定する。
【0029】
例えば、ユーザが番組を決める際にEPG機能をよく使用し、データ放送よりもTVの視聴頻度が高い場合には、不揮発性メモリ14におけるメモリ資源について、例えば、デフォルトの設定状態に比べ、番組情報格納用割り当ての比率を高め、データ放送用割り当ての比率を低くすることになる。反対に、EPG機能をあまり使用せず、データ放送をよく使用するユーザであれば、不揮発性メモリ14におけるメモリ資源について、例えば、デフォルトの設定状態に比べ、番組情報格納用割り当ての比率を低くし、データ放送用割り当ての比率を高めることになる。
【0030】
また、例えば、データ放送受信において、受信サービスやデータ放送のコンポーネントを切り替えた場合に、不揮発性メモリ14に格納しているコンテンツを全て消去し、切替後のデータ放送受信を行ってコンテンツを不揮発性メモリ14に格納する第1の処理方法(第1のソフトウェア)と、受信するコンポーネント等が切り替わった際も、受信済みのモジュールを不揮発性メモリ14にキャッシュしておく第2の処理方法(第2のソフトウェア)の二つを用意しておき、ユーザがデータ放送をよく視聴する場合には、第2の処理方法を採用し、ユーザがデータ放送をあまり視聴しないような場合には、第1の処理方法を採用するといったソフトウェア変更制御を行うようにしてもよい。その他、回答結果等に応じて、不揮発性メモリ14に格納しているデータ放送コンテンツと番組情報との消去の優先順位を設定する制御を行うようにしてもよい。すなわち、前記回答結果がデータ放送をよく利用していることを示す場合には前記不揮発性メモリ14におけるデータ消去については番組情報を消去することを優先し、前記回答結果が電子番組ガイドをよく利用していることを示す場合には前記不揮発性メモリ14におけるデータ消去についてはデータ放送データを消去することを優先するようにしてもよい。
【0031】
また、CPU13は上記の情報に基づき、或いは、当該情報とユーザの視聴履歴に関する情報とに基づき、トランスポートストリームを分離するデマルチプレクサ3について、その分離機能部資源(フィルタ資源)のデータ放送用割り当てと番組情報取得用割り当ての比率を設定する。分離機能部資源の割り当て率を変更することで、ユーザが重視しているデータを優先してより速く取得することができるようになる。
【0032】
例えば、ユーザが番組を決める際にEPG機能をよく使用し、データ放送よりもTVの視聴頻度が高い場合には、デマルチプレクサ3における分離機能部資源について、例えば、デフォルトの設定状態に比べ、番組情報取得用割り当ての比率を高め、データ放送用割り当ての比率を低下させることになる。反対に、EPG機能をあまり使用せず、データ放送をよく使用するユーザであれば、デマルチプレクサ3における分離機能部資源について、例えば、デフォルトの設定状態に比べ、番組情報取得用割り当ての比率を低くし、データ放送用割り当ての比率を高めることになる。なお、例えば、後者の場合において、ユーザーがお好みチャンネル機能やお好みジャンル機能をよく使っているような場合、また、ユーザの視聴履歴に基づきユーザの視聴嗜好が分かっているような場合には、ユーザの好むチャンネルやジャンルの番組情報は優先して取得するといった制御を行うこととするのがよい。
【0033】
また、回答結果に応じて、TV、データ放送、音声などのメディア毎にデータ取得優先順位を決定するようにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明であれば、ユーザに質問を提示してその回答結果を得てハードウェア及び/又はソフトウェアの設定を変更するので、ユーザごとの設定を容易にし、ユーザごとに望ましい状態をもたらすようにメモリや受信装置の機能等を有効に活用することができる。特に、前記質問が電子番組ガイドの利用又はデータ放送の利用に関する情報を聞き出す質問である場合には、技術知識がない一般のユーザでも容易に回答が行えることになり、回答率が高まることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態のディジタル放送受信装置を示したブロック図である。
【図2】質問文を表示したユーザ設定画面の説明図である。
【符号の説明】
1 アンテナ
2 BSディジタルチューナ
3 デマルチプレクサ(DEMUX)
4 AVデコーダ
12 OSD回路
13 CPU
14 不揮発性メモリ

Claims (5)

  1. ディジタル放送波を受信してトランスポートストリームを出力するチューナ部と、前記トランスポートストリームを分離するデマルチプレクサと、分離されたストリームからデータ放送データ及び番組情報を取得する手段と、前記データ放送データ及び番組情報を記憶する記憶手段と、を備えたディジタル放送受信装置において、少なくとも電子番組ガイドの利用又はデータ放送の利用に関する情報を聞き出す質問をユーザに提示してそれに対する回答を取得する手段と、前記回答結果に基づいて所定の変更を行う設定変更手段と、を備えており、
    前記設定変更手段は、データ放送受信において受信サービスやデータ放送のコンポーネントが切り替えられた場合に、
    前記記憶手段に格納しているコンテンツを全て消去し、切替後のデータ放送受信を行ってコンテンツを前記記憶手段に格納する第1の処理方法と、
    受信する前記コンポーネントが切り替わった際も、受信済みのモジュールを前記記憶手段にキャッシュしておく第2の処理方法のうち、
    前記回答結果がデータ放送をよく利用していることを示す場合には、第2の処理方法を採用し、前記回答結果がデータ放送をあまり利用していないことを示す場合には、第1の処理方法を採用することを特徴とするディジタル放送受信装置。
  2. ディジタル放送波を受信してトランスポートストリームを出力するチューナ部と、前記トランスポートストリームを分離するデマルチプレクサと、分離されたストリームからデータ放送データ及び番組情報を取得する手段と、前記データ放送データ及び番組情報を記憶する記憶手段と、を備えたディジタル放送受信装置において、少なくとも電子番組ガイドの利用又はデータ放送の利用に関する情報を聞き出す質問をユーザに提示してそれに対する回答を取得する手段と、前記回答結果に基づいて所定の変更を行う設定変更手段と、を備えており、
    前記設定変更手段は、前記回答結果がデータ放送をよく利用していることを示す場合には前記デマルチプレクサにおける分離機能部資源(フィルタ資源)のデータ放送用割り当てをデフォルト設定値よりも多くし、前記回答結果が電子番組ガイドをよく利用していることを示す場合には前記デマルチプレクサにおける分離機能部資源(フィルタ資源)の番組情報取得用割り当てをデフォルト設定値よりも多くすることを特徴とするディジタル放送受信装置。
  3. ディジタル放送波を受信してトランスポートストリームを出力するチューナ部と、前記トランスポートストリームを分離するデマルチプレクサと、分離されたストリームからデータ放送データ及び番組情報を取得する手段と、前記データ放送データ及び番組情報を記憶する記憶手段と、を備えたディジタル放送受信装置において、少なくとも電子番組ガイドの利用又はデータ放送の利用に関する情報を聞き出す質問をユーザに提示してそれに対する回答を取得する手段と、前記回答結果に基づいて所定の変更を行う設定変更手段と、を備えており、
    前記設定変更手段は、前記回答結果がデータ放送をよく利用していることを示す場合には前記記憶手段におけるメモリ資源のデータ放送用割り当てをデフォルト設定値よりも多くし、前記回答結果が電子番組ガイドをよく利用していることを示す場合には前記メモリ資源の番組情報取得用割り当てをデフォルト設定値よりも多くすることを特徴とするディジタル放送受信装置。
  4. ディジタル放送波を受信してトランスポートストリームを出力するチューナ部と、前記トランスポートストリームを分離するデマルチプレクサと、分離されたストリームからデータ放送データ及び番組情報を取得する手段と、前記データ放送データ及び番組情報を記憶する記憶手段と、を備えたディジタル放送受信装置において、少なくとも電子番組ガイドの利用又はデータ放送の利用に関する情報を聞き出す質問をユーザに提示してそれに対する回答を取得する手段と、前記回答結果に基づいて所定の変更を行う設定変更手段と、を備えており、
    前記設定変更手段は、前記回答結果がデータ放送をよく利用していることを示す場合には前記記憶手段におけるデータ消去については番組情報を消去することを優先し、前記回答結果が電子番組ガイドをよく利用していることを示す場合には前記記憶手段におけるデータ消去についてはデータ放送データを消去することを優先することを特徴とするディジタル放送受信装置。
  5. ディジタル放送波を受信してトランスポートストリームを出力するチューナ部と、前記トランスポートストリームを分離するデマルチプレクサと、分離されたストリームからデータ放送データ及び番組情報を取得する手段と、前記データ放送データ及び番組情報を記憶する記憶手段と、を備えたディジタル放送受信装置において、少なくともテレビ放送とデータ放送の視聴の順位を聞き出す質問をユーザに提示してそれに対する回答を取得する手段と、前記回答結果に基づいて所定の変更を行う設定変更手段と、を備えており、
    前記設定変更手段は、前記回答結果であるテレビ放送とデータ放送の視聴の順位をテレビ放送とデータ放送とのデータ取得優先順位とすることを特徴とするディジタル放送受信装置。
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