JP3759565B2 - 携帯電話機のモックアップ - Google Patents
携帯電話機のモックアップ Download PDFInfo
- Publication number
- JP3759565B2 JP3759565B2 JP23879299A JP23879299A JP3759565B2 JP 3759565 B2 JP3759565 B2 JP 3759565B2 JP 23879299 A JP23879299 A JP 23879299A JP 23879299 A JP23879299 A JP 23879299A JP 3759565 B2 JP3759565 B2 JP 3759565B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- battery lid
- mobile phone
- mockup
- flat plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Telephone Set Structure (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機のモックアップ(実物大の模型)に関し、特にモックアップの電池蓋を固定する構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話機の販売店においては、実物の携帯電話機の外観や操作性を模擬したモックアップが展示されている。この様な店頭展示用の携帯電話機のモックアップにおいては、図6及び図7に示す如く、前面ケース(11)と背面ケース(12)によってケーシング(1)が形成され、前面ケース(11)の表面には、外観のみを模擬したディスプレイ(17)と、操作感のみを模擬した操作キー(18)とが配設される。又、ケーシング(1)には、伸縮操作の可能なアンテナ(14)が突設される。更に、背面ケース(12)には、外観のみを模擬した電池蓋(13)が固定される。
【0003】
図8に示す如く、背面ケース(12)には、電池収容室に代えて、蓋設置部(15)が形成され、該蓋設置部(15)の表面に電池蓋(13)が固定される。又、ケーシング(1)の内部には回路基板は装備されておらず、回路基板や電池の重量のみを模擬するための錘が内蔵されている。
【0004】
尚、電池蓋(13)を背面ケース(12)の蓋設置部(15)に固定するための手段としては、取り扱いの容易な両面接着テープが用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の携帯電話機のモックアップにおいては、図4に示す如く背面ケース(12)の表面と電池蓋(13)の内面とを両面接着テープ(3)によって互いに固定する際、電池蓋(13)を背面ケース(12)へ向けて押圧して、背面ケース(12)の表面と電池蓋(13)の内面を両面接着テープ(3)の接着面に圧接せしめる作業が必要であって、電池蓋(13)の寸法によっては、接着後に電池蓋(13)が浮き上がって、電池蓋(13)の端面と背面ケース(12)の表面との間に隙間Gが形成され、これによって外観を損なう問題があった。
この隙間Gを限りなく零に近づけるには、電池蓋(13)の高さHを若干大きく形成すればよいが、この場合、接着のために電池蓋(13)を背面ケース(12)へ向けて押圧することにより、電池蓋(13)が、図5に矢印Cで示す箇所にて大きく弾性変形し、この状態で、電池蓋(13)と背面ケース(12)とが互いに固定されることになる。この状態では、電池蓋(13)に大きな弾性復帰力Fが発生するので、両面接着テープ(3)の接着が剥がれる虞れがある。
【0006】
本発明の目的は、ケーシングの背面と電池蓋の内面とを接着層によって互いに固定してなる携帯電話機のモックアップにおいて、ケーシングの背面と電池蓋の端面との間に隙間が生じることがなく、然も、ケーシングの背面と電池蓋の内面との間の接着が剥がれる虞れのない電池蓋固定構造を提供することである。
【0007】
【課題を解決する為の手段】
本発明に係る携帯電話機のモックアップにおいて、電池蓋(2)は、ケーシング(1)の背面に沿って拡がる平板状部(21)と、該平板状部(21)の周囲にケーシング(1)の背面へ向けて突設された湾曲部(22)とを具え、該湾曲部(22)の端面がケーシング(1)の背面に当接している。
電池蓋(2)には、平板状部(21)を包囲して、平板状部(21)及び湾曲部(22)よりも肉厚の小さな薄肉部(23)が形成され、電池蓋(2)の平板状部(21)とケーシング(1)の背面とが接着層によって互いに接着固定されている。
【0008】
上記本発明の携帯電話機のモックアップにおいては、ケーシング(1)の背面と電池蓋(2)の平板状部(21)の内面とを接着層によって互いに固定する際、電池蓋(2)の平板状部(21)をケーシング(1)の背面へ向けて押圧し、平板状部(21)の内面とケーシング(1)の背面を接着層に圧接せしめる。
これによって、電池蓋(2)が薄肉部(23)にて弾性変形し、湾曲部(22)の端面がケーシング(1)の背面に密着した状態で、電池蓋(2)の平板状部(21)の内面とケーシング(1)の背面とが互いに固定される。
この状態で、電池蓋(2)には弾性復帰力が発生するが、弾性変形は薄肉部(23)で発生しているので、その弾性復帰力は小さく、接着層の接着が剥がれる虞れはなない。
【0009】
尚、接着層は両面接着テープ(3)によって形成することが出来る。
又、電池蓋(2)の薄肉部(23)は、湾曲部(22)の端面に沿って、連続して形成することが出来る。これによって、電池蓋(2)の薄肉部(23)における弾性変形についての弾性係数が充分に小さくなって、接着状態での弾性復帰力が小さく抑えられる。
【0010】
【発明の効果】
本発明に係る携帯電話機のモックアップによれば、ケーシング(1)の背面と電池蓋(2)の端面との間に隙間が生じることがなく、然も、ケーシング(1)の背面と電池蓋(2)の内面との間の接着が剥がれる虞れはない。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図6〜図8に示す携帯電話機のモックアップに実施した形態につき、図面に沿って具体的に説明する。尚、図6〜図8に示す構造と同一の構造については説明を省略する。
【0012】
本発明に係る携帯電話機のモックアップは、図1に示す樹脂製の電池蓋(2)を具えている。該電池蓋(2)は、平板状部(21)と、該平板状部(21)の周囲に突設された湾曲部(22)とを具え、湾曲部(22)と平板状部(21)の境界部分を内面側から薄肉化することによって、平板状部(21)及び湾曲部(22)よりも肉厚の小さな薄肉部(23)が形成されており、該薄肉部(23)は、湾曲部(22)の端面に沿って連続して伸びている。従って、電池蓋(2)は実物の電池蓋と同じ外観を有することになる。尚、電池蓋(2)の平板状部(21)の厚さは約2mm、薄肉部(23)の厚さは約1mmである。
【0013】
本実施例では、電池蓋(2)をケーシングの背面ケース(12)に固定するために、両面接着テープ(3)を用いる。
図1に示す如く、電池蓋(2)の平板状部(21)の内面に複数枚の両面接着テープ(3)を接着した状態で、図2に示す如く背面ケース(12)の表面に電池蓋(2)を被せる。
【0014】
この状態では、図3(a)に示す如く、背面ケース(12)の表面と両面接着テープ(3)の表面の間に僅かな隙間が形成されているが、矢印の如く、電池蓋(2)の平板状部(21)を押圧することによって、両面接着テープ(3)の表面を背面ケース(12)の表面に押し付ける。
これによって、電池蓋(2)は、図3(b)に示す如く薄肉部(23)にて僅かに弾性変形し、湾曲部(22)の端面が背面ケース(12)の表面に密着すると共に、両面接着テープ(3)の表面が背面ケース(12)の表面に圧接される。この状態で、電池蓋(2)の内面と背面ケース(12)の表面とが両面接着テープ(3)によって互いに固定されることになる。
【0015】
電池蓋(2)に対する押圧を解除することによって、電池蓋(2)は弾性復帰せんとするが、弾性変形は薄肉部(23)に発生しているため、その弾性復帰力は小さい。従って、両面接着テープ(3)の接着面と背面ケース(12)の表面との間の接着や、電池蓋(2)の平板状部(21)の内面との間の接着が剥がれる虞れはない。
又、電池蓋(2)の弾性変形は僅かであって、外観上、実物と変わりはない。
【0016】
上述の如く、本発明に係る携帯電話機のモックアップによれば、ケーシング(1)の背面ケース(12)の表面と電池蓋(2)の湾曲部(22)の端面との間に隙間が生じることがなく、然も、両面接着テープ(3)による背面ケース(12)と電池蓋(2)の間の接着が剥がれる虞れはない。
又、電池蓋(2)に反りが発生している場合においても、該反りに応じて薄肉部(23)が弾性変形するため、湾曲部(22)の端面と背面ケース(12)の表面とは互いに密着することとなり、隙間が発生することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る携帯電話機のモックアップを構成する電池蓋の斜視図である。
【図2】背面ケース及び電池蓋の分解状態を示す断面図である。
【図3】背面ケースに電池蓋を被せた状態(a)及び電池蓋を接着した状態(b)の断面図である。
【図4】従来のモックアップの不具合を示す背面ケースと電池蓋の接着状態の断面図である。
【図5】従来のモックアップの他の不具合を示す同上の断面図である。
【図6】本発明を実施すべきモックアップの表面側の外観を表わす斜視図である。
【図7】該モックアップの裏面側の外観を表わす斜視図である。
【図8】ケーシングと電池蓋の分解状態を表わす斜視図である。
【符号の説明】
(1) ケーシング
(11) 前面ケース
(12) 背面ケース
(13) 電池蓋
(2) 電池蓋
(21) 平板状部
(22) 湾曲部
(23) 薄肉部
(3) 両面接着テープ
Claims (3)
- ケーシング(1)の前面にディスプレイ(17)及び操作キー(18)を具えると共に、その背面に電池蓋(2)が設置され、該電池蓋(2)は、前記ケーシング(1)の背面に沿って拡がる平板状部(21)と、
該平板状部(21)の周囲に前記ケーシング(1)の背面へ向けて突設された湾曲部(22)とを具え、
該湾曲部(22)の端面が前記ケーシング(1)の背面に当接している携帯電話機のモックアップにおいて、
前記電池蓋(2)には、前記平板状部(21)を包囲して、前記平板状部(21)及び前記湾曲部(22)よりも肉厚の小さな薄肉部(23)が形成され、前記電池蓋(2)の前記平板状部(21)と前記ケーシング(1)の背面とが接着層によって互いに接着固定されていることを特徴とする携帯電話機のモックアップ。 - 前記接着層は両面接着テープ(3)によって形成される請求項1に記載の携帯電話機のモックアップ。
- 前記電池蓋(2)の前記薄肉部(23)は、前記湾曲部(22)の端面に沿って、連続して伸びている請求項1又は請求項2に記載の携帯電話機のモックアップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23879299A JP3759565B2 (ja) | 1999-08-25 | 1999-08-25 | 携帯電話機のモックアップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23879299A JP3759565B2 (ja) | 1999-08-25 | 1999-08-25 | 携帯電話機のモックアップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001069210A JP2001069210A (ja) | 2001-03-16 |
JP3759565B2 true JP3759565B2 (ja) | 2006-03-29 |
Family
ID=17035361
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23879299A Expired - Fee Related JP3759565B2 (ja) | 1999-08-25 | 1999-08-25 | 携帯電話機のモックアップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3759565B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100966603B1 (ko) * | 2007-03-16 | 2010-06-29 | 삼성에스디아이 주식회사 | 배터리팩의 받침발, 이를 구비하는 배터리팩 및 상기배터리팩의 제조방법 |
-
1999
- 1999-08-25 JP JP23879299A patent/JP3759565B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001069210A (ja) | 2001-03-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101050030B1 (ko) | 전자 기기 | |
JP3988203B2 (ja) | パネルスイッチ用可動接点体 | |
JP2931846B2 (ja) | パネルスイッチおよびその製造法 | |
US20080100568A1 (en) | Electronic device providing tactile feedback | |
KR101020464B1 (ko) | 전자 기기 | |
JP2008016220A (ja) | キーシート | |
JP6415706B2 (ja) | 音響電子部品が内蔵された電子機器 | |
JP2001102763A (ja) | 携帯型入力装置 | |
JP4932385B2 (ja) | 携帯電子機器 | |
JP4693874B2 (ja) | 電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネル | |
JP2008052124A (ja) | 保護パネルの取付構造及び携帯型電子機器 | |
JP3759565B2 (ja) | 携帯電話機のモックアップ | |
JP4767792B2 (ja) | 電子機器 | |
JP4886465B2 (ja) | 電子機器 | |
JP3766000B2 (ja) | バッテリー | |
JPH10173364A (ja) | 電気機器のシール材 | |
JP4767793B2 (ja) | 電子機器 | |
JP4826576B2 (ja) | 電子機器、及び、配線シートの積層構造 | |
JP2008112302A (ja) | 入力装置 | |
JPH114284A (ja) | 保護手段を含み2つの有用な主面を有する電子装置 | |
JP4653274B2 (ja) | 電池パック | |
JP6351208B2 (ja) | 携帯端末 | |
CN219174433U (zh) | 电池以及终端设备 | |
JP2000030562A (ja) | パネルスイッチ | |
KR101328050B1 (ko) | 휴대용 전자기기 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050304 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050412 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050601 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20051220 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20051229 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090113 Year of fee payment: 3 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090113 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |