JP3759187B2 - 両眼視機能訓練装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、両眼視機能訓練装置に関し、例えば、斜視矯正訓練等に用いて好適な両眼視機能訓練装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
健常人が所定の対象物を見る場合、両眼の視線は対象物上で一致する。しかしながら、斜視の場合、正常な一方の眼(健眼)の視線のみが対象物を固視し、他方の眼(患眼)の視線が対象物からずれる。
【0003】
このように、斜視の場合、一方の眼の視線が対象物からずれるため、両眼の網膜のそれぞれに結像された網膜像を、脳によって融像することができない。そのため、両眼のそれぞれに結像された2つの像が別々に認識される所謂「複視」、または、健眼の網膜に結像した対象物だけが脳内で認識され、患眼の網膜に結像された像が見えなくなる(消される)所謂「抑制」の状態となる。
【0004】
抑制が生じた場合、抑制眼(患眼)は使用されなくなるため、患眼の視力が低下する。この状態を放置しておくと、視力の低下が進行し、ひいては視力回復が困難になる場合があるため、早期に斜視矯正を行うことが重要であると言われている。
【0005】
以上のようなことから、斜視の矯正のポイントは、早期発見と早期訓練であると言われ、斜視訓練の対象は、多くの場合、子供である。そのため、斜視訓練を行う場合においては、患者である子供(患児)の興味を喚起し、それを持続させることが非常に重要となってくる。
【0006】
斜視の視能矯正訓練としては、抑制の解除(同時視訓練)、融像訓練、輻輳訓練、および立体視訓練等があり、そのほとんどが、両眼に異なる視標(所定の図形、絵、または画像)を呈示するものである。
【0007】
斜視の矯正の訓練において最初に行われるのは、抑制の解除(同時視訓練)である。同時視訓練においては、抑制のかかった患眼(抑制眼)に呈示された視標を点滅させたり、あるいは振動させたりして、抑制眼に、健眼よりも強い視覚刺激を与え、抑制の除去を行い、両眼による同時視を被訓練者(患者)に獲得させる。
【0008】
このようにして、同時視を獲得した被訓練者に対しては、さらに高度な両眼視機能の獲得を目的として、両網膜像の融像訓練、輻輳訓練、さらには立体視訓練等が行われる。
【0009】
上述したような斜視矯正訓練において、従来、一般的に用いられているのは、大型弱視鏡(シノプトフォア)であり、両眼のそれぞれに対して鏡筒が備えられている。そして、これらの鏡筒には、両眼視訓練用の視標が描かれたスライドをそれぞれ挿入することができるようになされている。従って、患者は、鏡筒を通して、そこに挿入されたスライドに描かれた視標を見ることができる。
【0010】
従って、訓練者は、患者の斜視の状態に併せて、左右いずれか(または、訓練によっては両方)の鏡筒を手で動かすことにより、所定の斜視矯正訓練を行うことができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の大型弱視鏡を用いた訓練においては、斜視の程度、訓練の目的に合わせて、スライドをその都度入れ替えなければならず、面倒である課題があった。
【0012】
また、スライドの種類(絵柄)が限定されるため、被訓練者にとっては、あまり面白くない訓練となる場合がある課題があった。これを克服するために、多種多様な絵柄が描かれたスライドを用意しようとした場合、それらのスライドを収納するためのスペースが必要となるとともに、所望のスライドを探すのが面倒になるという新たな難点が生じてしまう課題があった。
【0013】
また、斜視訓練においては、予め測定した自覚的斜視角、または他覚的斜視角に基づいて、患眼用の視標を、斜視角(健眼の視線と患眼の視線のなす角度)を中心として所定の角度(数度)だけ動かしたり、斜視角を一定に保ったまま、左右の眼に対応した両方の視標を同時に同一の角度だけ動かしたり、あるいは、視標を上下左右に動かしたりといった複雑、かつある程度の精度を必要とする動きが要求される。上述したように、訓練者は、鏡筒を手で操作しなければならないため、正確かつ複雑に鏡筒を動かす場合に訓練者に要求される負担が少なくない課題があった。同様の理由によって、被訓練者自身がひとりで訓練を行うことは困難である課題があった。
【0014】
また、斜視訓練を、家庭で行うことが望まれているにも拘らず、大型弱視鏡は携帯するには重たすぎるなどのため、被訓練者の自宅で斜視訓練を行うことはできない課題があった。
【0015】
さらに、従来の大型弱視鏡においては、一定の絵柄の静止画だけしか呈示することができないため、患者、特に患児の興味を喚起させることができない場合がある課題があった。患児の興味を喚起させるものとして、例えば、複数の映写機を組み合わせて、動画を用いるもの、テレビジョン受像機の画面を左右の分割画面に分割して、それぞれの分割画面に表示させた所定の分割画像を、暗室箱を介して患者の左右のそれぞれの眼に呈示するものなどが考案されているが、装置が大がかりとなり、自宅での訓練に用いることは困難である課題があった。
【0016】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、斜視訓練を行う場合における、訓練者の負担を軽減するとともに、従来、診療施設等でしか行うことができなかった斜視訓練を、患者の自宅でも行うことができるようにし、さらには、従来より、単調であった斜視訓練を、被訓練者が楽しく、かつ興味を持って行うことができるようにするものである。
【0044】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の両眼視機能訓練装置は、左眼用の画像と右眼用の画像をそれぞれ別々に表示する表示手段と、左眼用の画像、または右眼用の画像の少なくともいずれか一方の表示位置を電気的に制御する制御手段と、表示手段に表示させる画像の輝度を制御する輝度制御手段と、少なくとも、表示手段に表示させる画像の表示手段における位置、大きさ、輝度、表示時間、および表示間隔からなる表示手順を記憶する表示手順記憶手段と、表示手順記憶手段に記憶された表示手順に従って、画像を表示手段に表示させる表示手順制御手段と、訓練の経過または結果を記憶する結果記憶手段とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の両眼視機能訓練装置は、左眼用の画像と右眼用の画像をそれぞれ別々に表示する表示手段と、左眼用の画像、または右眼用の画像の少なくともいずれか一方の表示位置を電気的に制御する制御手段と、表示手段に表示させる画像の大きさを制御する大きさ制御手段と、少なくとも、表示手段に表示させる画像の表示手段における位置、大きさ、輝度、表示時間、および表示間隔からなる表示手順を記憶する表示手順記憶手段と、表示手順記憶手段に記憶された表示手順に従って、画像を前記表示手段に表示させる表示手順制御手段と、訓練の経過または結果を記憶する結果記憶手段とを備えることを特徴とする。
請求項3に記載の両眼視機能訓練装置は、左眼用の画像と右眼用の画像をそれぞれ別々に表示する表示手段と、左眼用の画像、または右眼用の画像の少なくともいずれか一方の表示位置を電気的に制御する制御手段と、画像を、表示手段に動画にして表示させる動画表示手段と、少なくとも、表示手段に表示させる画像の表示手段における位置、大きさ、輝度、表示時間、および表示間隔からなる表示手順を記憶する表示手順記憶手段と、表示手順記憶手段に記憶された表示手順に従って、画像を前記表示手段に表示させる表示手順制御手段と、訓練の経過または結果を記憶する結果記憶手段とを備えることを特徴とする。
【0045】
また、所定の日時を計時する計時手段と、計時手段により計時された日時に基づいて、訓練の経過または結果を、訓練を行った日時に対応させて記憶する日時記憶手段とをさらに設けるようにすることができる。
【0073】
【作用】
請求項1に記載の両眼視機能訓練装置においては、左眼用の画像と右眼用の画像がそれぞれ別々に表示され、左眼用の画像、または右眼用の画像の少なくともいずれか一方の表示位置が電気的に制御される。また、表示させる画像の輝度が制御され、少なくとも、表示手段に表示させる画像の表示手段における位置、大きさ、輝度、表示時間、および表示間隔からなる表示手順が記憶され、記憶された表示手順に従って、画像が表示手段に表示される。さらに、訓練の経過または結果が記憶される。従って、被訓練者のこれまでの到達点を知ることができる。
請求項2に記載の両眼視機能訓練装置においては、左眼用の画像と右眼用の画像がそれぞれ別々に表示され、左眼用の画像、または右眼用の画像の少なくともいずれか一方の表示位置が電気的に制御される。また、表示させる画像の大きさが制御され、少なくとも、表示手段に表示させる画像の表示手段における位置、大きさ、輝度、表示時間、および表示間隔からなる表示手順が記憶され、記憶された表示手順に従って、画像が表示手段に表示される。さらに、訓練の経過または結果が記憶される。
請求項3に記載の両眼視機能訓練装置においては、左眼用の画像と右眼用の画像がそれぞれ別々に表示され、左眼用の画像、または右眼用の画像の少なくともいずれか一方の表示位置が電気的に制御される。また、画像が、表示手段に動画にして表示され、少なくとも、表示手段に表示させる画像の表示手段における位置、大きさ、輝度、表示時間、および表示間隔からなる表示手順が記憶され、記憶された表示手順に従って、画像が表示手段に表示される。さらに、訓練の経過または結果が記憶される。
【0074】
請求項4に記載の両眼視機能訓練装置においては、日時記憶手段により、訓練結果が計時手段によって計時された日時に対応づけて記憶される。従って、訓練を行った日時を調べることができる。
【0075】
【実施例】
図1は、本発明の両眼視機能訓練装置の一実施例の構成を示す外観図である。この実施例においては、本体50を構成する、所定の視標(斜視訓練用の画像)を表示する表示部1が、第1モニタ3(合成画像表示手段)を有する部分から上部に延びた支持部2により支持されている。支持部2は、可変に構成されており、表示部1の位置と向きを変えることができるようになされている。
【0076】
図2は、表示部1の詳細な構成を示している。表示部1の内部には、所定の視標を実際に表示する例えば液晶表示パネル等からなる左右の眼にそれぞれ対応した表示パネル12a,12b(表示手段)がその上部に設けられ、そこからの光が、マジックミラー(眼を外部から観察しない場合は鏡でもよい)13a,13bによりそれぞれ反射され、レンズ系15a,15b(拡大手段)を介して被訓練者の左右の眼にそれぞれ入射するようになされている。
【0077】
レンズ系15a,15bは、表示パネル12a,12bに表示された視標を拡大するようになされている。従って、被訓練者は、拡大された視標の虚像を見ることになる。
【0078】
表示部1の一方の側面には、訓練者が訓練に集中することができ、かつ表示パネル12a,12bに表示される画像が十分な明るさとなるように、外界からの入射光を遮るための左右のパッド11a,11b(プリズムレンズ装着手段、視力矯正用レンズ装着手段、遮断手段)が設けられている。このパッド11a,11bは、プリズムレンズや視力矯正レンズを装着することができるようになっている。従って、被訓練者は、プリズムレンズまたは視力矯正用レンズにより斜視角、若しくは視力、またはその両方を矯正した上で、斜視訓練を行うことができる。
【0079】
また、表示部1の他方の側面には、左右2つの覗き窓14a,14b(観察手段)が設けられている。従って、訓練者は覗き窓14a,14bから、マジックミラー13a,13bを通して、被訓練者の眼の動きを観察することができ、被訓練者が実際に訓練することができているか、あるいはおかしな動きをしていないか否かを、肉眼により確認することができる。
【0080】
第1モニタ3は、表示部1の左右の表示パネル12a,12bのそれぞれに表示された視標と同一のものを重ね合わせて表示することができるようになされている。第2モニタ4は、表示部1の2つの表示パネル12a,12bのそれぞれに表示された視標を、左右別々に表示するようになされている。また、第3モニタ5は、設定値、または表示部1への視標の表示方法等の訓練概要を、分かりやすいグラフにより表示し、また、訓練モード設定部21(設定手段)を備え、所定の設定値を入力することができるようになされている。
【0081】
入力装置6は、被訓練者が表示部1に表示された所定の視標を動かしたり、あるいは知覚内容、識別結果等のデータを入力することができるようになされている。
【0082】
図3は、上記実施例の詳細な構成を示すブロック図である。訓練モード設定部21は、訓練モードの設定を行うことができるようになされている。訓練記憶部22は、視標記憶部23(記憶手段)、訓練モード記憶部26(表示手順記憶手段)、ガイド用記憶部27、訓練結果記憶部28(結果記憶手段、日時記憶手段)、時計29(計時手段)、および音声信号記憶部30(音声記憶手段)より構成されている。
【0083】
視標記憶部23はさらに患眼用視標記憶部24と健眼用視標記憶部25より構成され、患眼用視標記憶部24は、患眼用の視標、例えば「檻」の絵、または写真に対応するデータを記憶する。また、健眼用視標記憶部25は、健眼用の視標、例えば「ライオン」の絵、または写真に対応するデータを記憶するようになされている。
【0084】
訓練モード記憶部26は、訓練モード設定部21により設定された所定の訓練モードを記憶する。また、ガイド用記憶部27は、訓練を行うに際しての実施説明、動機付けを行うための画像、および音声等を記憶する。
【0085】
訓練結果記憶部28は、後述する被訓練者入力部42(結果入力手段)より入力された訓練結果に対応する所定のデータを記憶するようになされている。また、時計29は、時刻を計時し、所定の時間間隔で、所定のタイミング信号発生し、訓練結果記憶部28に供給するようになされている。従って、訓練結果記憶部28は、所定の訓練結果を、時刻または日時に対応させて記憶することができる。
【0086】
また、音声信号記憶部30は、所定の音声信号を記憶し、出力するようになされている。
【0087】
視標呈示処理演算部31(輝度制御手段、大きさ制御手段、選択手段、判定手段、動画表示手段、表示角度制御手段、表示手順制御手段)は、視標記憶部23より読み出した所定の画像データに所定の処理を施した後、後述する画像構築部35に供給するようになされている。また、視標呈示処理演算部31を構成する比較部32は、被訓練者入力部42より入力された所定の情報と、表示パネル12a,12bに表示された画像情報の比較を行うことが可能である。また、スケール呈示処理演算部33(スケール表示手段)は、左右の表示パネル12a,12bのそれぞれにスケールを表示する。
【0088】
信号出力部34(結果出力手段、視標角度出力手段、データ出力手段)は、視標呈示処理演算部31からの所定の出力信号を、外部に接続された機器に出力することができるようになされている。
【0089】
画像構築部35は、患眼用画像構築部36と健眼用画像構築部37からなり、患眼用画像構築部36は、視標呈示処理演算部31より供給された所定のデータから、患眼用の画像を構築し、対応する画像データを後述する表示パネル制御部38(制御手段、処理手段、表示時間制御手段)に出力する。また、健眼用画像構築部37は、視標呈示処理演算部31より供給された所定のデータから、健眼用の画像を構築し、対応する画像データを表示パネル制御部38に出力する。
【0090】
表示パネル制御部38は、被訓練者の左眼が患眼であり、右眼が健眼である場合、画像構築部35より供給された患眼用の画像データを表示部1の左眼用表示パネル12aに供給し、画像構築部35より供給された健眼用の画像データを表示部1の右眼用表示パネル12bに供給するようになされている。被訓練者の右眼が患眼であり、左眼が健眼である場合には、患眼用の画像データを右眼用表示パネル12bに供給し、健眼用の画像データを左眼用表示パネル12aに供給する。
【0091】
また、表示パネル制御部38は、後述する画像出力部41(出力手段、画像出力手段)を介して、そこに接続された外部機器に所定の画像データを出力することができる。
【0092】
画像入出力部39は、外部画像入力部40(画像入力手段)と画像出力部41より構成され、外部画像入力部40を介して、そこに接続された外部機器から所定の画像データを入力し、それを表示パネル制御部38に供給する。また、画像出力部41は、表示パネル制御部38より供給された画像データを、そこに接続された外部機器に出力するようになされている。
【0093】
被訓練者入力部42は、被訓練者が視標の動きを操作したり、所定の知覚内容や、識別結果を入力する場合に用いられる。音声制御部43(音声出力制御手段)は、被訓練者の訓練の進行状況に合わせて、所定の音声の発生を制御し、音声信号記憶部30に記憶されている音声データに従って、所定の音声を出力したり、後述する外部音声入力部45(音声信号入力手段)より入力された所定の音声信号を、音声信号記憶部30に記憶させるようになされている。
【0094】
音声入出力部44は、外部音声入力部45と音声出力部46(音声信号出力手段、音声出力手段)より構成され、外部音声入力部45は、そこに接続された外部機器より、所定の音声を入力し、それを音声制御部43を介して音声信号記憶部30に供給する。また、音声出力部46は、音声制御部43を介して、音声信号記憶部30より入力された信号を、そこに接続された外部機器に供給するようになされている。
【0095】
電源部47は、各部に電流を供給するようになされている。
【0096】
次にその動作を説明する。まず、この実施例を用いて、振動法による抑制除去訓練を行う場合について説明する。訓練者は、最初、訓練モード設定部21により、被訓練者の抑制眼が左右のいずれであるかを入力する。次に、これから行おうとする訓練の方法、視標の大きさ、斜視角、および視標の点滅の有無を設定する。視標を点滅させる場合は、点滅時間と点滅間隔も設定する。さらに、視標の輝度、視標の動き、即ち、視標の移動範囲や移動速度、および訓練の繰り返し回数等を設定する。
【0097】
これらのパラメータは、訓練法、斜視眼、および斜視角等の最低限の情報を設定することにより、他の設定事項が自動的に設定されるようにすることができる。これにより、設定時の操作を簡便にすることができる。
【0098】
また、一旦設定された訓練に関する設定値に対応するデータは、訓練記憶部22の訓練モード記憶部26に供給され、記憶される。従って、次回、同様の訓練を行うような場合、訓練モード記憶部26に既に記憶された設定値を読み出し、その設定値に従って所定の訓練を行うようにすることができる。その結果、訓練を行う際の設定操作をさらに簡便にすることができる。
【0099】
ここで、訓練モード設定部21より、視標の動き、または位置を設定する場合、被訓練者の眼を中心として、左右上下、どの角度方向に視標が表示されるかを示す視角を設定する方法を採用した。これは、表示パネル12a,12bへの視標の表示は、表示パネル12a,12b上の2次元座標位置によって、最終的にコントロールされるが、斜視矯正訓練の場合、視標が患眼からどの角度方向に表示されるかが重要とされるからである。
【0100】
上述したように、訓練モード設定部21より入力された設定値に対応するデータは、一旦訓練記憶部22の訓練モード記憶部26に記憶された後、視標呈示処理演算部31に供給される。視標呈示処理演算部31は、訓練モード記憶部26より供給された設定値に従って、訓練記憶部22の視標記憶部23に記憶されている、例えば抑制除去訓練用の視標を読み出す。
【0101】
即ち、まず、患眼用視標記憶部24に予め記憶されている患眼用の所定の視標に対応する画像データ、例えば「ライオン」に対応する画像データを読み出し、次に、健眼用視標記憶部25に予め記憶されている健眼用の所定の視標に対応する画像データ、例えば「檻」に対応する画像データを読み出す。
【0102】
次に、視標呈示処理演算部31は、読み出した画像データである「ライオン」と「檻」が、訓練モード記憶部26より供給された設定値に従った動き(表示位置の変化)を行うように、所定の画像データを作成する。この画像データは、画像構築部35に供給される。
【0103】
画像構築部35の患眼用画像構築部36においては、視標呈示処理演算部31より供給された画像データに対応する視標(この場合「ライオン」の画像)が、表示パネル12a、または12bにおいて、指定された位置に表示されるよう、所定の一枚の画像信号が構築される。同様にして、健眼用画像構築部37において、視標呈示処理演算部31より供給された画像データに対応する視標(この場合「檻」の画像)が、表示パネル12aまたは12bにおいて、指定された位置に表示されるよう、所定の一枚の画像データが構築される。
【0104】
このようにして構築された画像データは、表示パネル制御部38において、左右の表示パネル12a,12bに対する割付処理等が行われ、例えば、患眼用の画像である「ライオン」は、右眼用表示パネル12bに表示され、健眼用の画像である「檻」は、左眼用表示パネル12aに表示される。
【0105】
上述したような、視標呈示処理演算部31より、画像構築部35に供給された画像データが、表示パネル制御部38を介して表示部1に供給され、対応する視標が表示される一連の処理は、瞬時に行われるようになされているため、表示パネル12a,12bに、訓練者の設定通りに視標が動く動画を表示することができる。
【0106】
従って、従来、訓練者が、大型弱視鏡の鏡筒を手で操作することにより、視標を斜視角を中心にして数度だけ移動させたり、一定の斜視角を保ったまま、視標を左右に動かしたり、あるいは視標を上下左右に動かしていたのであるが、上述したように、表示パネル12a,12bに表示した視標の位置を、瞬時に変えることにより、動画を表示することができるので、視標を斜視角を中心にして所定の角度だけ左右に移動させたり、視標を左右に移動させる角度を制限したり、一定の角速度で視標を上下左右に動かしたり、斜視角を一定に保ったまま、視標を左右に移動させたり、あるいは、点滅させたりすることが簡単にできる。
【0107】
また、被訓練者が入力装置6を操作することにより、表示部1に表示させた視標を移動させるようにすることもできる。この場合の上記実施例の動作を、視標として「蝶」と「網」を用いた「抑制除去訓練・追いかけ法」を例にして説明する。
【0108】
まず、訓練者は、訓練モード設定部21により、抑制眼を例えば「右」に設定し、訓練法として「抑制除去・追いかけ法」を設定する。次に、視標の大きさを設定し、さらに、訓練時間、その他必要なパラメータを設定する。
【0109】
訓練モード設定部21により、所定のパラメータの設定が終了すると、設定されたパラメータに対応するデータが、訓練モード記憶部26に供給され、記憶されるとともに、視標呈示処理演算部31に供給される。
【0110】
視標呈示処理演算部31に訓練モード設定部21により設定されたパラメータに対応する所定のデータが供給されると、視標呈示処理演算部31は、最初に、視標記憶部23の健眼用視標記憶部25より、健眼用の視標としての「蝶」に対応する画像データを読み出す。次に、患眼用視標記憶部24より、患眼用の視標としての「網」に対応する画像データを読み出す。
【0111】
視標呈示処理演算部31により読み出された、「蝶」および「網」のそれぞれに対応する画像データは、そこで、所定の視標呈示処理演算が施される。即ち、「蝶」の大きさ、輝度等を、所定の大きさ、または輝度値に変換するために、対応する画像データが加工されるとともに、「蝶」が表示部1に表示された場合に、「蝶」の動きが連続したランダムな動きになるように、例えば「蝶」の表示を制御する制御用データがプログラムされる。
【0112】
次に、視標呈示処理演算部31において加工された「蝶」に対応する画像データと制御用データは、健眼用画像構築部37に供給され、例えば、内蔵するメモリの、表示部1の左眼用表示パネル12aの制御用データに基づいて決定された所定の位置に対応するアドレスにコピーされる形で、所定の動画の元となる一枚一枚の画像に対応する画像データがそれぞれ構築される。
【0113】
一方、視標呈示処理演算部31により、患眼用視標記憶部24より、患眼用の視標として読み出された「網」に対応する画像データは、視標呈示処理演算部31において、「網」の画像の大きさ、輝度等を所定の大きさ、または輝度値に変換するために加工される。また、被訓練者入力部42に接続された入力装置6に備えられたジョイスティック6a(方向入力手段)を用いて、被訓練者により入力された所定の動き情報が、表示部1の右眼用表示パネル12b上における「網」の表示位置の変化情報に変換され、視標呈示処理演算部31に供給される。
【0114】
視標呈示処理演算部31は、「網」の右眼用表示パネル12b上における表示位置の変化情報に基づいて、「網」に対応する画像データの表示パネル12b上における表示位置を指示する制御用データが作成され、画像構築部35に供給される。
【0115】
画像構築部35においては、視標呈示処理演算部31より供給された所定の視標に対応する画像データ、および制御データに基づいて、右眼用表示パネル12bに表示する画像データが構築される。その結果、被訓練者によるジョイスティック6aの操作に対応して、「網」が表示パネル12b上の所定の位置に表示される。即ち、被訓練者の指示に従って視標が動くように制御される。
【0116】
このようにして、被訓練者は、左眼用表示パネル12a上に表示されたランダムに動く健眼用の視標である「蝶」に、右眼用表示パネル12b上に表示された患眼用の視標である動かせる「網」が重なって見えるように、ジョイスティック6aを操作して、「網」を「蝶」の方に動かすようにすることにより、ゲーム感覚で訓練を行うことができる。
【0117】
さらに、視標呈示処理演算部31には、比較部32が設けられており、被訓練者入力部42より入力された所定の情報、例えば、表示パネル12bに表示された「網」の表示位置に対応するデータと、表示パネル12aに表示された「蝶」の表示位置に対応するデータとの比較を行うことができる。
【0118】
従って、被訓練者の努力によって、「網」が「蝶」を捕らえた場合、比較部32によりそのことが認識され、例えば、音声制御部43に対して、所定の音声を出力するように指示する制御信号が供給される。音声制御部43は、比較部32より供給された制御信号に従って、音声信号記憶部30より、所定の音声データを読み出し、それを音声出力部46に出力する。
【0119】
あるいは、被訓練者の努力によって、「網」が「蝶」を捕らえた場合、比較部32は、そのことを認識すると、表示パネル制御部38に対して、表示パネル12a,12bの背景色を変えるように指令するようにすることもできる。表示パネル制御部38は、比較部32からの指令に従って、表示パネル12a,12bの背景色を変化させる。
【0120】
これにより、被訓練者は、「蝶」に「網」を重ねるというこの訓練の目標が達成されたことを認識することができる。
【0121】
また、訓練中、表示パネル12a,12b上に表示された視標が移動する場合において、被訓練者の患眼(この場合右眼)に抑制がかかり、視標が消えて(見えなくなって)しまったようなとき、その時点で、被訓練者が、被訓練者入力部42の所定の釦を押すことにより、その時点における視角(視標角度(被訓練者の向いている正面の方向と、画像と被訓練者の眼球を結ぶ線とのなす角度))に対応するデータを、訓練結果記憶部28に記憶させることができる。あるいは、その時点における視角に対応するデータを音声制御部43に供給し、視角に対応する所定の音声を音声出力部46に出力させ、被訓練者、訓練者または医師に伝えるようにすることもできる。
【0122】
従って、訓練結果記憶部28に記憶されたデータを読み出し、参照することにより、被訓練者、訓練者、および医師が、日々の訓練の成果を比較、検討することができる。
【0123】
また、訓練結果記憶部28に所定の訓練結果等のデータを記憶させる場合、訓練モードの設定や、訓練の設定値等の訓練設定の概要、および訓練判定結果等を、時計29により計時された日時に基づいて、訓練実施時刻、実施時間、および実施日時に対応づけて記憶させるようにすることができる。
【0124】
従って、訓練結果記憶部28に記憶されたこれらの情報を比較参照することにより、訓練者、医師、および被訓練者自身が、訓練の効果を含めた訓練の妥当性、訓練の経過、または訓練の経時的な成果を認識することができる。
【0125】
また、同時視訓練として、例えば、被訓練者の健眼には、2人の人間が写された絵を呈示し、患眼には3人の人間(前記2人および他の1人)が写された絵を呈示する。そして、被訓練者に、知覚された人間の人数を入力装置6により入力させる。そして、視標呈示処理演算部31により、正解であるか否かが判定され、正解であれば音声出力部46に所定の音声を出力させるようにする。このようにして、被訓練者が、ゲーム感覚で訓練を行うようにすることができる。
【0126】
次に、被訓練者が単独で訓練することができるように設けられた「使用ガイド機能」について説明する。この「使用ガイド機能」は、被訓練者に対して、訓練の実施説明を行ったり、動機づけを行うためのものである。訓練記憶部22のガイド用記憶部27には、訓練の実施説明を行う際に用いられる所定の画像データ、および音声データが記憶されている。
【0127】
被訓練者が、被訓練者入力部42に接続された入力装置6の所定の釦を操作することにより、訓練記憶部22に実施説明を行うように指令すると、訓練記憶部22のガイド用記憶部27より、実施説明用の画像データ、若しくは音声データ、またはその両方が読み出され、訓練の手順が、所定の画像、若しくは音声、またはその両方により説明される。この画像は表示部1の表示パネル12a,12bに表示させたり、あるいは画像出力部41より出力し、そこに接続された、例えば、第1モニタ3、第2モニタ4、あるいは第3モニタ5等に表示させることが可能である。
【0128】
また、被訓練者が訓練を行っている途中、例えば、「頑張れ、もう少し!」に対応する音声データをガイド用記憶部27より読み出し、それを音声制御部43を介して、音声出力部46より出力させ、被訓練者に対して動機づけを行うようにすることができる。
【0129】
あるいは、被訓練者が子供の場合には、子供が喜びそうなキャラクタ、例えば「ミッキーマウス」や「シンちゃん」等に対応する画像データや音声データをガイド用記憶部27に記憶させておき、それを動画により表示パネル12a,12bに表示させたり、動画とともに音声を音声出力部46より出力させたりすることができる。これにより、被訓練者である子供の興味を喚起しながら、訓練を行わせたり、訓練への動機づけを行うことができる。
【0130】
また、外部画像入力部40、および外部音声入力部45に、例えば図示せぬテレビジョン受像機の映像出力端子、および音声出力端子をそれぞれ接続することにより、テレビジョン受像機から供給される所定の画像を、左右の表示パネル12a,12bに表示させることができる。この場合、表示パネル制御部38の制御により、被訓練者の患眼の斜視角に応じて、外部画像入力部40より入力された画像を患眼側の表示パネル12a(または12b)に表示する際の表示位置をずらすようにすることができる。これにより、被訓練者は、テレビジョン受像機を見ながら訓練を行うようにすることができる。
【0131】
なお、この場合、患眼側の表示パネル12a(または12b)にだけ表示を行い、健眼側の表示パネル12b(または12a)への表示を行わないようにし、アイパッチ(眼帯)を用いた斜視弱視の視機能訓練を行うようにすることもできる。
【0132】
次に、モニタ機能について説明する。図3に示したように、上記実施例は、信号出力部34、および画像出力部41を備えており、これらを介して、外部に接続された第2モニタ4、または第3モニタ5に、所定の画像データを出力し、表示させることができる。
【0133】
例えば、第2モニタ4、または第3モニタ5に、訓練視標を表示させ、それを確認することができる。あるいは、訓練の概要を表示させ、それを確認することができる。
【0134】
また、訓練者が訓練モード設定部21を介して設定した設定データ、即ち、抑制眼が左であるか右であるかの別、訓練法、表示パネル12a,12bに表示する視標の大きさ、被訓練者の患眼の斜視角、および、視標の点滅の有無(視標を点滅させるか否か)、点滅させる場合、点滅時間、点滅間隔、さらには、視標の輝度、視標の動き(視標の移動範囲、移動速度)、訓練の繰り返し回数等に対応する信号を、信号出力部34、または画像出力部41を介して、そこに接続された外部機器、例えば第2モニタ4、または第3モニタ5に出力し、対応する画像、またはグラフを表示させることができる。
【0135】
従って、これらの設定データを事前に確認したり、あるいは、訓練中にリアルタイムで確認することができる。
【0136】
図4は、訓練中に、表示パネル12aまたは12bに呈示された視標の動きを確認するためのグラフを、例えば第3モニタ5に表示した場合の表示画面の例を示している。この表示画面において、縦軸は時間の経過を示し、横軸は被訓練者の眼球に対する呈示視標の角度を示している。また、画面の左側には、健眼用の呈示視標のデータを示し、画面の右側には患眼用の呈示視標のデータを示している。このように、時間に伴う視標位置の変化を表示することができる。
【0137】
また、視標呈示処理演算部31には、被訓練者の眼球に対する呈示視標の角度を確認するためのスケールを表示するスケール呈示処理演算部33が設けられている。このスケール呈示処理演算部33は、図5に示すように、例えば、第2モニタ4の画面に、スケールAを表示する。そして、それに重ねるようにして、視標を表示する。これにより、視標の動きをスケールAとの相対的な位置関係により確認することができる。
【0138】
また、表示パネル制御部38は、左右の表示パネル12a,12bに表示された画面を重ね合わせた合成画像に対応する画像信号を構築し、画像出力部41に出力するようにすることができる。画像出力部41に出力されたこの画像信号は、そこに接続された例えば第1モニタ3に供給され、図6に示すように、対応する合成画像が表示される。
【0139】
このようにして、第1モニタ3に表示された画像から、左右の表示パネル12a,12bに表示されている視標の位置関係を確認することができる。
【0140】
図7は、本発明の両眼視機能訓練装置の他の実施例の構成を示す外観図である。この実施例は、図1に示した実施例において、頭部装着部61(装着手段)を新たに設け、表示部1を頭部に装着することができるようにした点を除いては、図1に示した実施例の場合と基本的に同様の構成、および動作であるので、その詳細な説明は省略するが、この場合において、頭部装着部61によって表示部1を頭部に装着するようにしたので、装置をさらに小型化し、携帯性を促進することができる。その結果、人ひとり分のスペースがあれば、どこででも使用することができる。また、小型であるにも拘らず、大画面を実現することができる。
【0141】
なお、上記実施例においては、抑制除去訓練を行う場合の例に沿って説明したが、訓練モード設定部21により設定する設定モードを変えることにより、異常網膜対応訓練や輻輳訓練等、その他の斜視訓練を行うことが可能であることは言うまでもない。
【0142】
また、上記実施例においては、レンズ系15a,15bをマジックミラー13a,13bと、被訓練者の眼の間に設置するようにしたが、表示パネル12a,12bと、マジックミラー13a,13bの間に設置するようにしてもよい。
【0143】
また、上記実施例においては、マジックミラー13a,13bを用いるようにしたが、鏡を用いるようにすることも可能である。
【0144】
さらに、上記実施例においては、ジョイスティック6aを用いて、表示パネル12a,12bに表示された画像を移動させるようにしたが、マウス等を用いるようにすることもできる。
【0172】
【発明の効果】
請求項1乃至3に記載の両眼視機能訓練装置によれば、訓練の経過または結果を記憶するようにしたので、被訓練者のこれまでの到達点を知ることができる。従って、訓練者は、設定した訓練モードや、訓練自体の適性、または成果を評価することが可能となる。
【0173】
請求項4に記載の両眼視機能訓練装置によれば、日時記憶手段により、訓練結果が計時手段によって計時された日時に対応づけて記憶されるようにしたので、訓練を行った日時を調べることができる。従って、被訓練者は、訓練の適性、または成果を評価することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の両眼視機能訓練装置の一実施例の構成を示す外観図である。
【図2】図1の実施例の表示部1の詳細な構成を示す図である。
【図3】図1の実施例の本体50の詳細な構成を示すブロック図である。
【図4】第3モニタ5の画面に表示された、時間の経過と、被訓練者の眼球に対する視標の角度との関係を示すグラフである。
【図5】第2モニタ4の画面に表示された、スケールAと、視標の相対的な位置関係を示す図である。
【図6】第1モニタ3の画面に表示された、左右の表示パネル12a,12bに表示される2つの画像の合成画像を示す図である。
【図7】本発明の両眼視機能訓練装置の他の実施例の構成を示す外観図である。
【符号の説明】
1 表示部
2 支持部
3 第1モニタ(合成画像表示手段)
4 第2モニタ
5 第3モニタ
6 入力装置
6a ジョイスティック(方向入力手段)
11a,11b パッド(プリズムレンズ装着手段、視力矯正用レンズ装着手段、遮断手段)
12a,12b 表示パネル(表示手段)
13a,13b マジックミラー
14a,14b 覗き窓(観察手段)
15a,15b レンズ系(拡大手段)
21 訓練モード設定部(設定手段)
22 訓練記憶部
23 視標記憶部(記憶手段)
24 患眼用視標記憶部
25 健眼用視標記憶部
26 訓練モード記憶部(表示手順記憶手段)
27 ガイド用記憶部
28 訓練結果記憶部(結果記憶手段、日時記憶手段)
29 時計(計時手段)
30 音声信号記憶部(音声記憶手段)
31 視標呈示処理演算部(輝度制御手段、大きさ制御手段、選択手段、判定手段、動画表示手段、表示角度制御手段、表示手順制御手段)
32 比較部
33 スケール呈示処理演算部(スケール表示手段)
34 信号出力部(結果出力手段、視標角度出力手段、データ出力手段)
35 画像構築部
36 患眼用画像構築部
37 健眼用画像構築部
38 表示パネル制御部(制御手段、処理手段、表示時間制御手段)
39 画像入出力部
40 外部画像入力部(画像入力手段)
41 画像出力部(出力手段、画像出力手段)
42 被訓練者入力部(結果入力手段)
43 音声制御部(音声出力制御手段)
44 音声入出力部
45 外部音声入力部(音声信号入力手段)
46 音声出力部(音声信号出力手段、音声出力手段)
47 電源部
50 本体
61 頭部装着部(装着手段)

Claims (4)

  1. 左眼用の画像と右眼用の画像をそれぞれ別々に表示する表示手段と、
    前記左眼用の画像、または前記右眼用の画像の少なくともいずれか一方の表示位置を電気的に制御する制御手段と、
    前記表示手段に表示させる前記画像の輝度を制御する輝度制御手段と、
    少なくとも、前記表示手段に表示させる前記画像の前記表示手段における位置、大きさ、輝度、表示時間、および表示間隔からなる表示手順を記憶する表示手順記憶手段と、
    前記表示手順記憶手段に記憶された表示手順に従って、前記画像を前記表示手段に表示させる表示手順制御手段と、
    訓練の経過または結果を記憶する結果記憶手段と
    を備えることを特徴とする両眼視機能訓練装置。
  2. 左眼用の画像と右眼用の画像をそれぞれ別々に表示する表示手段と、
    前記左眼用の画像、または前記右眼用の画像の少なくともいずれか一方の表示位置を電気的に制御する制御手段と、
    前記表示手段に表示させる前記画像の大きさを制御する大きさ制御手段と、
    少なくとも、前記表示手段に表示させる前記画像の前記表示手段における位置、大きさ、輝度、表示時間、および表示間隔からなる表示手順を記憶する表示手順記憶手段と、
    前記表示手順記憶手段に記憶された表示手順に従って、前記画像を前記表示手段に表示させる表示手順制御手段と、
    訓練の経過または結果を記憶する結果記憶手段と
    を備えることを特徴とする両眼視機能訓練装置。
  3. 左眼用の画像と右眼用の画像をそれぞれ別々に表示する表示手段と、
    前記左眼用の画像、または前記右眼用の画像の少なくともいずれか一方の表示位置を電気的に制御する制御手段と、
    前記画像を、前記表示手段に動画にして表示させる動画表示手段と、
    少なくとも、前記表示手段に表示させる前記画像の前記表示手段における位置、大きさ、輝度、表示時間、および表示間隔からなる表示手順を記憶する表示手順記憶手段と、
    前記表示手順記憶手段に記憶された表示手順に従って、前記画像を前記表示手段に表示させる表示手順制御手段と、
    訓練の経過または結果を記憶する結果記憶手段と
    を備えることを特徴とする両眼視機能訓練装置。
  4. 所定の日時を計時する計時手段と、
    前記計時手段により計時された前記日時に基づいて、前記訓練の経過または結果を、前記訓練を行った日時に対応させて記憶する日時記憶手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の両眼視機能訓練装置。
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