JP3758335B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は光ディスク装置に関し、特にたとえばデータの読み取りを高速化する、光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の光ディスク装置では、シークを高速化するため、たとえばリードスクリュー方式の場合には、スクリューピッチを粗く形成される。したがって、光ピックアップの送り量が大きく、変位速度が高速化される。また、この光ディスク装置では、送り量が小さい場合(たとえばリード時)に、光ピックアップをトラックに追従させるため、光ピックアップに設けられた対物レンズの振動周波数に対する送りサーボ(フィードサーボ)回路のサーボゲインを大きく設定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の光ディスク装置では、フィードサーボゲインを大きく設定しているため、対物レンズの振動周波数の高域成分に過敏に反応して、フィードサーボ回路が働いていた。したがって、光ピックアップの送り量が大きい場合には、光ピックアップの変位が終了した直後に対物レンズが発振状態となるため、光ピックアップがチャタリングを起こし、フィードサーボ回路に悪影響を及ぼしていた。このため、光ピックアップの変位速度は速くなったが、かえってシーク時間が長くなるという問題があった。
【0004】
それゆえに、この発明の主たる目的は、高速かつ正確なシークが実行できる、光ディスク装置を提供できることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、シーク時にオフされ、かつリード時にオンされて光ピックアップのトラッキングを制御するトラッキングサーボ手段と、光ピックアップのフィードを制御するフィードサーボ手段とを備える光ディスク装置において、リード時のフィードサーボ手段のサーボゲインは、高域になるに連れて減少する低域成分と、当該低域成分に連続するかつ一定値を有する高域成分とを有し、シーク時に、リード時におけるフィードサーボ手段のサーボゲインを、同一周波数のままで、高域成分を小さくするとともに、低域成分の減少率を高くすることによって調整するゲイン調整手段を備えることを特徴とする、光ディスク装置である。
【0006】
【作用】
光ピックアップは、トラッキングサーボ手段およびフィードサーボ手段によってディスク上に形成されたトラックを正確にトレースする。また、光ピックアップは、たとえばリードスクリュー方式で連結されたフィードモータによって駆動され、ディスクの外周方向または内周方向、すなわち径方向(スレッド方向)に変位される。
【0007】
ここで、シークの指示が与えられると、トラッキングサーボ手段はオフされ、光ピックアップがスレッド方向に移動する時に、フィードサーボ手段のサーボゲインはゲイン調整手段によってリード時よりも小さく設定される。したがって、シーク時に光ピックアップが高速移動した直後に対物レンズが発振しても、この発振に対してフィードサーボ回路は働かないので、光ピックアップがチャタリングを起こすことはない。
【0008】
【発明の効果】
この発明によれば、シーク時にトラッキングサーボ手段をオフするとともに、光ピックアップがスレッド方向に変位されるときにフィードサーボ手段のサーボゲインを小さくすることによって、光ピックアップがチャタリングを起こさないようにしたので、高速かつ正確なシークが実行できる。
【0009】
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0010】
【実施例】
図1を参照して、この実施例の光ディスク装置10は光ピックアップ12を含み、光ピックアップ12はたとえば3スポット法によって図示しない光ディスクに形成されたトラックを正確にトレースする。この方法は、再生信号およびフォーカシング誤差信号を検出するメインレーザースポットの他に、トラッキング誤差信号検出用の二つのサブレーザースポットが用いられる。この二つのサブレーザースポットから発せられたレーザービームは光ディスクで反射され、図示しないビームスプリッタによって反射され光検出器14で検出され、誤差増幅器16に与えられる。誤差増幅器16では、光検出器14の出力に基づいてトラッキング誤差信号を生成する。このトラッキング誤差信号は、抵抗R1とコンデンサC1とが並列接続されたローパスフィルタ18aを介し、増幅器20aに与えられる。この実施例では、ローパスフィルタ18aは、58kHz以下の周波数帯域のトラッキング誤差信号を通過させるように、抵抗R1およびコンデンサC1の値が設定される。増幅器20aで増幅されたトラッキング誤差信号は、スイッチSW1を介してA/D変換器22aに与えられる。スイッチSW1の切り換えは、マイコン24からの指示に従って行なわれ、光ディスクのリード時にはスイッチSW1はオンされるが、シーク時には、スイッチSW1はオフされる。つまり、シーク時には、意図的にトラッキングサーボ回路10aはオフされる。
【0011】
A/D変換器22aでは、増幅器20aから出力されたトラッキング誤差信号をディジタルデータに変換する。A/D変換器22aの出力は、第1信号処理回路26で位相補償およびサーボゲイン調整の処理が施され、トラッキングPWM(Pulse Width Modulation) 回路28で電圧値に変換される。トラッキングPWM回路28の出力は、アンプ30aで増幅され、ピックアップ12に設けられた対物レンズ12aを駆動するトラッキングアクチュエータ(図示せず)に与えられる。
【0012】
誤差増幅器16から出力されたトラッキング誤差信号はまた、抵抗R2とコンデンサC2とが並列接続されたローパスフィルタ18bを介して増幅器20bに与えられる。この実施例では、ローパスフィルタ18bは100Hz以下の周波数帯域のトラッキング誤差信号を通過させるように、抵抗R2およびコンデンサC2の値が設定される。増幅器20bで増幅されたトラッキング誤差信号は、スイッチSW2を介してA/D変換器22bに与えられる。スイッチSW2の切り換えはマイコン24によって行われ、スイッチSW2は通常オンであるが、リードエラーなどのエラーが発生した場合には光ピックアップ12の暴走を防ぐため、オフされる。
【0013】
A/D変換器22bでは、トラッキング誤差信号がディジタルデータに変換され、その出力は第2信号処理回路32に与えられる。第2信号処理回路32では、トラッキング誤差信号に位相補償を施すとともに、フィードサーボ回路10bのサーボゲインが調整される。このサーボゲインの調整は、マイコン24から与えられる光ディスク装置10の動作状態を示すデータに従って調整される。すなわち、マイコン24からリード中を示すデータが与えられたときには、図2(A)に示すようなサーボゲインに調整され、シーク中に光ピックアップがスレッド方向に移動するときには、図2(B)または図2(C)に示すようなサーボゲインに調整される。なお、図2(A)に示すサーボゲインは、低域ではゲインは大きいが、高域になるに連れてゲインは小さくなり、約30Hzを越えるとゲインは一定値nになる。また、図2(B)に示すサーボゲインは、図2(A)の値がそのまま平行移動され、一定値nが0になるように設定される。さらに、図2(C)では、図2(A)の一定値nが平行移動して0に設定され、斜線mの傾きが変えられる。このように、シーク中に光ピックアップ12がスレッド方向に変位するときには、サーボゲインが小さく設定されるが、特に高域のサーボゲインが小さく設定される。したがって、光ピックアップ12がスレッド方向に変位されるときには、第2信号処理回路32の高域のサーボゲインは0に調整されるため、光ピックアップ12が高速移動した直後に対物レンズ12aが発振しても、この発振に対してフィードサーボ回路10bが働くことはない。そして、第2信号処理回路32の出力は、フィードPWM回路32で電圧値に変換され、増幅器30bで増幅され、フィードモータ36に与えられる。これによって、フィードモータ36は駆動される。
【0014】
動作において、ディスクリード中では、スイッチSW1およびSW2はオンされ、第2信号処理回路32で図2(A)に示すようなサーボゲインに調整される。したがって、トラッキングサーボ回路10aおよびフィードサーボ回路10bによって光ピックアップ12および対物レンズ12aは光ディスクに形成されたトラックを追従することができる。ここで、図示しないシステムコントローラからシークの指示がマイコン24に与えられると、スイッチSW1はオフされ、光ピックアップ12がスレッド方向に変位されるときには、第2信号処理回路32で図2(B)に示すようなサーボゲインに調整される。そして、光ピックアップ12が目標位置に到達すると、第2信号処理回路32にはマイコン24からリード中を示すデータが与えられ、図2(A)に示すようなサーボゲインに調整される。そして、マイコン24によってスイッチSW1はオンされ、リードが実行される。なお、この実施例では、光ピックアップ12がスレッド方向に変位されるときに第2信号処理回路32で図2(B)に示すようなサーボゲインに調整されるようにしたが、図2(C)に示すようなサーボゲインに調整されてもよい。
【0015】
上述のような動作を、マイコン24は図3に示すフロー図に従って処理する。システムコントローラからシークの指示が与えられると処理を開始し、ステップS1ではスイッチSW1をオフする。続くステップS3では、光ピックアップ12の現在位置と目標位置とが等しいかどうかを判断する。ここで“YES”であれば、ステップS5でスイッチSW1をオンして、ステップS7でリードを指示して処理を終了するが、“NO”であればステップS9で第2信号処理回路32にサーボゲインの調整を指示する(シーク中を示すデータを与える)。続く、ステップS11ではシークを指示し、ステップS13では光ピックアップ12の現在位置と目標位置とが等しいかどうかを判断する。ここで、“NO”であればステップS11に戻るが、“YES”であればステップS15で第2信号処理回路32にサーボゲインを元に戻す指示(リード中を示すデータ)を与えて、ステップS5およびS7の処理を施し、処理を終了する。
【0016】
この実施例によれば、シーク時にトラッキングサーボ回路10aをオフするとともに、シーク中に光ピックアップ12がスレッド方向に変位されるときにはフィードサーボ回路10bの高域のサーボゲインを小さくするようにしたので、光ピックアップ12が高速移動した直後に対物レンズ12aが発振してもフィードサーボ回路10bに悪影響を与えることはない。すなわち、シーク時に光ピックアップ12はチャタリングを起こさないので、高速かつ正確なシークが実行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】フィードサーボ回路における周波数に対応するサーボゲインの特性を示すグラフである。
【図3】図1実施例に示すマイコンの処理の一部を示すフロー図である。
【符号の説明】
10 … 光ディスク装置
10a …トラッキングサーボ回路
10b フィードサーボ回路
12 … 光ピックアップ
14 …光検出器
18a,18b …ローパスフィルタ
24 … マイコン
26 … 第1信号処理回路
28 … トラッキングPWM回路
32 … 第2信号処理回路
34 … フィードPWM回路
36 … フィードモータ

Claims (2)

  1. シーク時にオフされ、かつリード時にオンされて光ピックアップのトラッキングを制御するトラッキングサーボ手段と、前記光ピックアップのフィードを制御するフィードサーボ手段とを備える光ディスク装置において、
    リード時の前記フィードサーボ手段のサーボゲインは、高域になるに連れて減少する低域成分と、当該低域成分に連続するかつ一定値を有する高域成分とを有し、
    シーク時に、前記リード時における前記フィードサーボ手段のサーボゲインを、同一周波数のままで、前記高域成分を小さくするとともに、前記低域成分の減少率を高くすることによって調整するゲイン調整手段を備えることを特徴とする、光ディスク装置。
  2. 前記ゲイン調整手段は、前記シーク時では、前記高域成分を0にする、請求項1記載の光ディスク装置。
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