JP3757728B2 - マスク合わせずれ評価用パターン - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体ウェハをチップとして切り出すダイシング以前に構成されているTEG(Test Element Group)に係り、特に半導体装置製造のウェハ工程におけるマスク合わせずれを検出、評価するマスク合わせずれ評価用パターンに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体装置の大規模集積化、デザインルールの縮小化が著しい。これに伴い、半導体素子の製造にはイオン注入、リソグラフィ工程等における複雑で微細なマスクが複数使用される。このため、各マスク工程毎に回路パターンとは別に、TEG(Test Element Group)と呼ばれる検査専用のパターンを構成している。このようなTEGの中に、例えばマスク合わせずれによって起こるトランジスタ素子の電気的変動を評価するパターンがある。
【0003】
図5は、MOSトランジスタ素子を評価する従来のTEGの一例を示す平面図である。例えば五角形(三〜六角形もあり得る)のモニターTEGであって、半導体ウェハを集積回路チップとして切り出すダイシング以前のスクライブラインに構成されているパターンである(以下、TEGパターンと称する)。
【0004】
TEGパターンは、例えばP型(図ではP- 表示)の半導体基板51上に、五角形のN型のウェルパターン(図ではN- 表示)52が形成されている。ゲート絶縁膜(図示せず)を介してこのウェルパターン52の外周を跨ぐように所定幅のポリシリコンゲートパターン53が形成されている。このポリシリコンゲートパターン53をマスクにN型のソース,ドレイン拡散層(図ではN+ 表示)54が形成されている。
【0005】
上記ウェルパターン52は、図示しないチップ領域における実際の素子形成に必要なウェルの形成と同一工程のイオン注入マスクに従って形成される。上記ポリシリコンゲートパターン53は、図示しないチップ領域における実際の素子形成に必要なポリシリコンゲートと同一工程のリソグラフィ工程によって形成される。さらに、ソース,ドレイン拡散層54は、図示しないチップ領域における実際の素子形成に必要な拡散層と同一工程のイオン注入工程によって形成される。
【0006】
上記TEGパターンにおいてソース,ドレイン間に測定電流を与える。これにより、しきい値やソース,ドレイン間のブレークダウン電圧(BVDS特性)の評価、その他のトランジスタ特性を測定する。
【0007】
例えば、上記BVDS特性が許容範囲を越えるような測定値になった場合には、チャネル長Lに問題があると評価できる。すなわち、ウェルとポリシリコンゲートのマスク合わせに許容できないずれが生じたことを意味する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記TEGパターンにおけるBVDS特性の評価では、チャネル長Lが最も短い部分で決定される。よって、Lの変動がX方向、Y方向のどのような成分比で起きているのか、分離できず、マスク合わせずれの詳細なずれ量の測定、解析をすることが困難である。
【0009】
一方、マスクのずれ量を評価するには、従来からバーニアパターンが知られている。バーニアパターンは、一般的に櫛形のパターンを対向させた組み合わせパターンであり、光学顕微鏡等にて観察する目視評価である。この評価手法は検査に時間を要し、ウェハロット毎に測定するとスループットが非常に悪くなる。このようなことから、やはり電気的にマスク合わせずれが検査、評価できるような構成が望ましい。
【0010】
本発明は、上記のような事情を考慮してなされたもので、その課題は、より詳細なマスク合わせずれの情報が電気的に取得できるマスク合わせずれ評価用パターンを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係るマスク合わせずれ評価用パターンは、半導体ウェハ上の素子形成に関する複数工程でのアライメントを評価するパターンであって、半導体基板上の所定領域に設けられた第1のウェルパターンと、このウェルパターンに絶縁膜を介し、ウェルパターンにおいて線対称的にそれぞれ対向させウェルパターンの外周の一部を跨ぐようにY方向に長く形成された所定幅の2つのポリシリコンゲートパターンと、この2つのポリシリコンゲートパターンをマスクに自己整合的に配された不純物拡散層を含む第1の検出用パターンと、前記半導体基板上の所定領域において前記第1の検出用パターンから所定距離離間して設けられた第2のウェルパターンと、このウェルパターンに絶縁膜を介し、ウェルパターンにおいて線対称的にそれぞれ対向させウェルパターンの外周の一部を跨ぐようにX方向に長く形成された所定幅の2つのポリシリコンゲートパターンと、この2つのポリシリコンゲートパターンをマスクに自己整合的に配された不純物拡散層を含む第2の検出用パターンとを具備したことを特徴とする。
【0012】
本発明の請求項2に係るマスク合わせずれ評価用パターンは、半導体ウェハ上の素子形成に関する複数工程でのアライメントを評価するパターンであって、半導体基板上の所定領域に設けられた第1の2つのウェルパターンと、この2つのウェルパターンに絶縁膜を介し、2つのウェルパターンに関し線対称的で対向する外周の一部を跨ぐようにY方向に長く形成されたそれぞれ所定幅の2つのポリシリコンゲートパターンと、この2つのポリシリコンゲートパターンをマスクに自己整合的に配された不純物拡散層を含む第1の検出用パターンと、前記半導体基板上の所定領域において前記第1の検出用パターンから所定距離離間して設けられた第2の2つのウェルパターンと、この2つのウェルパターンに絶縁膜を介し、2つのウェルパターンに関し線対称的で対向する外周の一部を跨ぐようにX方向に長く形成されたそれぞれ所定幅の2つのポリシリコンゲートパターンと、この2つのポリシリコンゲートパターンをマスクに自己整合的に配された不純物拡散層を含む第2の検出用パターンとを具備したことを特徴とする。
【0013】
本発明のマスク合わせずれ評価用パターンによれば、第1の検出用パターンにおいて、2つのポリシリコンゲートパターンそれぞれに関するMOSトランジスタ素子が構成される。これらのMOSトランジスタ素子の耐圧比較により、X方向に対するずれ量が検出される。さらに、第2の検出用パターンにおいて、2つのポリシリコンゲートパターンそれぞれに関するMOSトランジスタ素子が構成される。これらのMOSトランジスタ素子の耐圧比較により、Y方向に対するずれ量が検出される。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1(a),(b)は、それぞれ本発明の第1実施形態に係るマスク合わせずれ評価用パターンの構成を示す平面図である。半導体ウェハを集積回路チップとして切り出すダイシング以前のスクライブラインにTEG(Test Element Group)パターンとして形成されており、同図(a),(b)2つの組合わせ構成となっている。
【0015】
上記TEGパターンは次のように構成されている。まず、図1(a)について構成を説明する。例えばP型(図ではP- 表示)のシリコン基板11を有するTEGパターン領域上に、第1のN型のウェルパターン(図ではN- 表示)12が形成されている。ウェルパターン12は、例えばY方向に長い縦長の方形領域である。絶縁膜13を介してこのウェルパターン12の外周の一部を跨ぐように所定幅で2つのポリシリコンゲートパターン141,142が形成されている。ポリシリコンゲートパターン141,142は、ウェルパターン12のY方向に沿って長く互いに線対称的に形成されている。この2つのポリシリコンゲートパターン141,142をマスクとした自己整合的な配置でもってN型のソース,ドレイン拡散層(図ではN+ 表示)151,152,153が所定領域形成されている。このような構成によって第1の検出用パターンが形成されている。
【0016】
次に、図1(b)の構成について説明する。上記P型(図ではP- 表示)基板11を有するTEGパターン領域上に、第1の検出用パターンから所定距離離間して、第2のN型のウェルパターン(図ではN- 表示)22が形成されている。ウェルパターン22は、例えばX方向に長い横長の方形領域である。絶縁膜23を介してこのウェルパターン22の外周の一部を跨ぐように所定幅で2つのポリシリコンゲートパターン241、242が形成されている。ポリシリコンゲートパターン241、242は、ウェルパターン22のX方向に沿って長く互いに線対称的に形成されている。この2つのポリシリコンゲートパターン241,242をマスクとした自己整合的な配置でもってN型のソース,ドレイン拡散層(図ではN+ 表示)251,252,253が所定領域形成されている。このような構成によって第2の検出用パターンが形成されている。
【0017】
上記第1、第2の検出用パターンにおいて、ウェルパターン12,22は、図示しないチップ領域における実際の素子形成に必要なウェルの形成と同一工程のイオン注入マスクに従って形成される。上記絶縁膜13,23は、図示しないチップ領域における実際の素子形成に必要な絶縁膜形成と同一工程で形成される。上記ポリシリコンゲートパターン141,142,241,242は、図示しないチップ領域における実際の素子形成に必要なポリシリコンゲートと同一工程のリソグラフィ工程によって形成される。さらに、ソース,ドレイン拡散層151,152,153,251,252,253は、図示しないチップ領域における実際の素子形成に必要な拡散層と同一工程のイオン注入工程によって形成される。
【0018】
上記図1(a)の第1の検出用パターンと、図1(b)の第2の検出用パターンは、それぞれ同一のパターンをそれぞれY方向、X方向を長手方向として配置することが好ましい。
【0019】
図2は、図1(a)または図1(b)に示す、F3−F3線に沿う断面図である。第1の検出用パターンでは、2つのポリシリコンゲートパターン141,142それぞれに関するMOSトランジスタ素子M11,M12が構成される。これらのMOSトランジスタ素子M11,M12の耐圧比較により、X方向に対するマスク合わせずれ量が検出される。
【0020】
例えば、MOSトランジスタ素子M11,M12各々のゲートG−1,G−2及びドレインDの印加電圧を固定し、ソースS−1,S−2に印加する電圧をパラメータとして変化させる。これにより、MOSトランジスタ素子M11,M12それぞれのソース,ドレイン間のブレークダウン電圧(BVDS特性)の評価を行なう。MOSトランジスタ素子M11,M12どちらのチャネル長Lがどれだけ短いかによるBVDS特性の結果が、X方向に対するマスク合わせずれ量の解析に寄与する。
【0021】
また、第2の検出用パターンでは、2つのポリシリコンゲートパターン241,242それぞれに関するMOSトランジスタ素子M21,M22が構成される。これらのMOSトランジスタ素子M21,M22の耐圧比較により、Y方向に対するマスク合わせずれ量が検出される。
【0022】
例えば、MOSトランジスタ素子M21,M22各々のゲートG−1,G−2及びドレインDの印加電圧を固定し、ソースS−1,S−2に印加する電圧をパラメータとして変化させる。これにより、MOSトランジスタ素子M21,M22それぞれのソース,ドレイン間のブレークダウン電圧(BVDS特性)の評価を行なう。MOSトランジスタ素子M21,M22どちらのチャネル長Lがどれだけ短いかによるBVDS特性の結果が、Y方向に対するマスク合わせずれ量の解析に寄与する。
【0023】
図3(a),(b)は、それぞれ本発明の第2実施形態に係るマスク合わせずれ評価用パターンの構成を示す平面図である。半導体ウェハを集積回路チップとして切り出すダイシング以前のスクライブラインにTEGパターンとして形成されており、同図(a),(b)2つの組合わせ構成となっている。前記第1実施形態と同様箇所には同一の符号を付す。
【0024】
上記TEGパターンは次のように構成されている。まず、図2(a)について構成を説明する。例えばP型(図ではP- 表示)のシリコン基板11を有するTEGパターン領域上に、第1の2つのN型ウェルパターン(図ではN- 表示)12a,12bが形成されている。ウェルパターン12a,12bは実質的に同じ形で、例えばY方向に長い縦長の方形領域である。絶縁膜13を介してこの2つのウェルパターン12a.12bに関し、線対称的で対向する外周の一部を跨ぐように所定幅で2つのポリシリコンゲートパターン141、142が形成されている。ポリシリコンゲートパターン141、142は、各ウェルパターン12a,12bのY方向に沿って長く互いに線対称的に形成されている。この2つのポリシリコンゲートパターン141,142をマスクとした自己整合的な配置でもってN型のソース,ドレイン拡散層(図ではN+ 表示)151,152,153が所定領域形成されている。このような構成によって第1の検出用パターンが形成されている。
【0025】
次に、図3(b)の構成について説明する。上記P型(図ではP- 表示)基板11を有するTEGパターン領域上に、第1の検出用パターンから所定距離離間して、第2の2つのN型ウェルパターン(図ではN- 表示)22a,22bが形成されている。ウェルパターン22a,22bは実質的に同じ形で、例えばX方向に長い横長の方形領域である。絶縁膜23を介してこの2つのウェルパターン22a,22bに関し、線対称的で対向する外周の一部を跨ぐように所定幅で2つのポリシリコンゲートパターン241、242が形成されている。ポリシリコンゲートパターン241、242は、各ウェルパターン22a,22bのX方向に沿って長く互いに線対称的に形成されている。この2つのポリシリコンゲートパターン241,242をマスクとした自己整合的な配置でもってN型のソース,ドレイン拡散層(図ではN+ 表示)251,252,253が所定領域形成されている。このような構成によって第2の検出用パターンが形成されている。
【0026】
上記第1、第2の検出用パターンにおいて、ウェルパターン12a,12b,22a,22bは、図示しないチップ領域における実際の素子形成に必要なウェルの形成と同一工程のイオン注入マスクに従って形成される。上記絶縁膜13,23は、図示しないチップ領域における実際の素子形成に必要な絶縁膜形成と同一工程で形成される。上記ポリシリコンゲートパターン141,142,241,242は、図示しないチップ領域における実際の素子形成に必要なポリシリコンゲートと同一工程のリソグラフィ工程によって形成される。さらに、ソース,ドレイン拡散層151,152,153,251,252,253は、図示しないチップ領域における実際の素子形成に必要な拡散層と同一工程のイオン注入工程によって形成される。
【0027】
上記図3(a)の第1の検出用パターンと、図3(b)の第2の検出用パターンは、それぞれ同一のパターンをそれぞれY方向、X方向を長手方向として配置することが好ましい。
【0028】
図4は、図3(a)または図3(b)に示す、F4−F4線に沿う断面図である。第1の検出用パターンでは、2つのポリシリコンゲートパターン141,142それぞれに関するMOSトランジスタ素子M11,M12が構成される。これらのMOSトランジスタ素子M11,M12の耐圧比較により、X方向に対するマスク合わせずれ量が検出される。
【0029】
例えば、MOSトランジスタ素子M11,M12各々のゲートG−1,G−2及びソースS−1,S‐2の印加電圧を固定し、ドレインDに印加する電圧をパラメータとして変化させる。これにより、MOSトランジスタ素子M11,M12それぞれのソース,ドレイン間のブレークダウン電圧(BVDS特性)の評価を行なう。MOSトランジスタ素子M11,M12どちらのチャネル長Lがどれだけ短いかによるBVDS特性の結果が、X方向に対するマスク合わせずれ量の解析に寄与する。
【0030】
また、第2の検出用パターンでは、2つのポリシリコンゲートパターン241,242それぞれに関するMOSトランジスタ素子M21,M22が構成される。これらのMOSトランジスタ素子M21,M22の耐圧比較により、Y方向に対するマスク合わせずれ量が検出される。
【0031】
例えば、MOSトランジスタ素子M21,M22各々のゲートG−1,G−2及びドレインDの印加電圧を固定し、ソースS−1,S−2に印加する電圧をパラメータとして変化させる。これにより、MOSトランジスタ素子M21,M22それぞれのソース,ドレイン間のブレークダウン電圧(BVDS特性)の評価を行なう。MOSトランジスタ素子M21,M22どちらのチャネル長Lがどれだけ短いかによるBVDS特性の結果が、Y方向に対するマスク合わせずれ量の解析に寄与する。
【0032】
上記各実施形態によれば、第1の検出用パターンで構成されるそれぞれのMOSトランジスタ素子の耐圧比較をする。さらに、第2の検出用パターンで構成されるそれぞれのMOSトランジスタ素子の耐圧比較をする。これにより、ウェルとゲートのX方向に対するマスク合わせのずれ量、Y方向に対するマスク合わせのずれ量が別々に検出できる。すなわち、マスク合わせがどのような成分で誤差を有しているかの詳細な解析が電気的に達成される。この結果、本発明を適用して、より短い時間で容易に適正なアライメントを維持できる製造管理が期待できる。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、第1、第2の検出用パターンによって、それぞれ構成されるMOSトランジスタ素子が耐圧比較される。これにより、X方向、Y方向に対するマスクずれ量が別々に検出、評価できる。この結果、より詳細なマスク合わせずれの情報が電気的に取得できるようになり、短時間に容易にアライメントの管理が期待できるマスク合わせずれ評価用パターンを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)は、それぞれ本発明の第1実施形態に係るマスク合わせずれ評価用パターンの構成を示す平面図である。
【図2】図1(a)または図1(b)に示す、F3−F3線に沿う断面図である。
【図3】(a),(b)は、それぞれ本発明の第2実施形態に係るマスク合わせずれ評価用パターンの構成を示す平面図である。
【図4】図3(a)または図3(b)に示す、F4−F4線に沿う断面図である。
【図5】MOSトランジスタ素子を評価する従来のTEGの一例を示す平面図である。
【符号の説明】
11…シリコン基板
12,12a,12b…第1のウェルパターン
22,22a,22b…第2のウェルパターン
13,23…絶縁膜
141,142,241,242…ポリシリコンゲートパターン
151,152,153,251,252,253…ソース,ドレイン拡散層
M11,M12,M21,M22…MOSトランジスタ素子
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体ウェハをチップとして切り出すダイシング以前に構成されているTEG(Test Element Group)に係り、特に半導体装置製造のウェハ工程におけるマスク合わせずれを検出、評価するマスク合わせずれ評価用パターンに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体装置の大規模集積化、デザインルールの縮小化が著しい。これに伴い、半導体素子の製造にはイオン注入、リソグラフィ工程等における複雑で微細なマスクが複数使用される。このため、各マスク工程毎に回路パターンとは別に、TEG(Test Element Group)と呼ばれる検査専用のパターンを構成している。このようなTEGの中に、例えばマスク合わせずれによって起こるトランジスタ素子の電気的変動を評価するパターンがある。
【0003】
図5は、MOSトランジスタ素子を評価する従来のTEGの一例を示す平面図である。例えば五角形(三〜六角形もあり得る)のモニターTEGであって、半導体ウェハを集積回路チップとして切り出すダイシング以前のスクライブラインに構成されているパターンである(以下、TEGパターンと称する)。
【0004】
TEGパターンは、例えばP型(図ではP- 表示)の半導体基板51上に、五角形のN型のウェルパターン(図ではN- 表示)52が形成されている。ゲート絶縁膜(図示せず)を介してこのウェルパターン52の外周を跨ぐように所定幅のポリシリコンゲートパターン53が形成されている。このポリシリコンゲートパターン53をマスクにN型のソース,ドレイン拡散層(図ではN+ 表示)54が形成されている。
【0005】
上記ウェルパターン52は、図示しないチップ領域における実際の素子形成に必要なウェルの形成と同一工程のイオン注入マスクに従って形成される。上記ポリシリコンゲートパターン53は、図示しないチップ領域における実際の素子形成に必要なポリシリコンゲートと同一工程のリソグラフィ工程によって形成される。さらに、ソース,ドレイン拡散層54は、図示しないチップ領域における実際の素子形成に必要な拡散層と同一工程のイオン注入工程によって形成される。
【0006】
上記TEGパターンにおいてソース,ドレイン間に測定電流を与える。これにより、しきい値やソース,ドレイン間のブレークダウン電圧(BVDS特性)の評価、その他のトランジスタ特性を測定する。
【0007】
例えば、上記BVDS特性が許容範囲を越えるような測定値になった場合には、チャネル長Lに問題があると評価できる。すなわち、ウェルとポリシリコンゲートのマスク合わせに許容できないずれが生じたことを意味する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記TEGパターンにおけるBVDS特性の評価では、チャネル長Lが最も短い部分で決定される。よって、Lの変動がX方向、Y方向のどのような成分比で起きているのか、分離できず、マスク合わせずれの詳細なずれ量の測定、解析をすることが困難である。
【0009】
一方、マスクのずれ量を評価するには、従来からバーニアパターンが知られている。バーニアパターンは、一般的に櫛形のパターンを対向させた組み合わせパターンであり、光学顕微鏡等にて観察する目視評価である。この評価手法は検査に時間を要し、ウェハロット毎に測定するとスループットが非常に悪くなる。このようなことから、やはり電気的にマスク合わせずれが検査、評価できるような構成が望ましい。
【0010】
本発明は、上記のような事情を考慮してなされたもので、その課題は、より詳細なマスク合わせずれの情報が電気的に取得できるマスク合わせずれ評価用パターンを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係るマスク合わせずれ評価用パターンは、半導体ウェハ上の素子形成に関する複数工程でのアライメントを評価するパターンであって、半導体基板上の所定領域に設けられた第1のウェルパターンと、このウェルパターンに絶縁膜を介し、ウェルパターンにおいて線対称的にそれぞれ対向させウェルパターンの外周の一部を跨ぐようにY方向に長く形成された所定幅の2つのポリシリコンゲートパターンと、この2つのポリシリコンゲートパターンをマスクに自己整合的に配された不純物拡散層を含む第1の検出用パターンと、前記半導体基板上の所定領域において前記第1の検出用パターンから所定距離離間して設けられた第2のウェルパターンと、このウェルパターンに絶縁膜を介し、ウェルパターンにおいて線対称的にそれぞれ対向させウェルパターンの外周の一部を跨ぐようにX方向に長く形成された所定幅の2つのポリシリコンゲートパターンと、この2つのポリシリコンゲートパターンをマスクに自己整合的に配された不純物拡散層を含む第2の検出用パターンとを具備したことを特徴とする。
【0012】
本発明の請求項2に係るマスク合わせずれ評価用パターンは、半導体ウェハ上の素子形成に関する複数工程でのアライメントを評価するパターンであって、半導体基板上の所定領域に設けられた第1の2つのウェルパターンと、この2つのウェルパターンに絶縁膜を介し、2つのウェルパターンに関し線対称的で対向する外周の一部を跨ぐようにY方向に長く形成されたそれぞれ所定幅の2つのポリシリコンゲートパターンと、この2つのポリシリコンゲートパターンをマスクに自己整合的に配された不純物拡散層を含む第1の検出用パターンと、前記半導体基板上の所定領域において前記第1の検出用パターンから所定距離離間して設けられた第2の2つのウェルパターンと、この2つのウェルパターンに絶縁膜を介し、2つのウェルパターンに関し線対称的で対向する外周の一部を跨ぐようにX方向に長く形成されたそれぞれ所定幅の2つのポリシリコンゲートパターンと、この2つのポリシリコンゲートパターンをマスクに自己整合的に配された不純物拡散層を含む第2の検出用パターンとを具備したことを特徴とする。
【0013】
本発明のマスク合わせずれ評価用パターンによれば、第1の検出用パターンにおいて、2つのポリシリコンゲートパターンそれぞれに関するMOSトランジスタ素子が構成される。これらのMOSトランジスタ素子の耐圧比較により、X方向に対するずれ量が検出される。さらに、第2の検出用パターンにおいて、2つのポリシリコンゲートパターンそれぞれに関するMOSトランジスタ素子が構成される。これらのMOSトランジスタ素子の耐圧比較により、Y方向に対するずれ量が検出される。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1(a),(b)は、それぞれ本発明の第1実施形態に係るマスク合わせずれ評価用パターンの構成を示す平面図である。半導体ウェハを集積回路チップとして切り出すダイシング以前のスクライブラインにTEG(Test Element Group)パターンとして形成されており、同図(a),(b)2つの組合わせ構成となっている。
【0015】
上記TEGパターンは次のように構成されている。まず、図1(a)について構成を説明する。例えばP型(図ではP- 表示)のシリコン基板11を有するTEGパターン領域上に、第1のN型のウェルパターン(図ではN- 表示)12が形成されている。ウェルパターン12は、例えばY方向に長い縦長の方形領域である。絶縁膜13を介してこのウェルパターン12の外周の一部を跨ぐように所定幅で2つのポリシリコンゲートパターン141,142が形成されている。ポリシリコンゲートパターン141,142は、ウェルパターン12のY方向に沿って長く互いに線対称的に形成されている。この2つのポリシリコンゲートパターン141,142をマスクとした自己整合的な配置でもってN型のソース,ドレイン拡散層(図ではN+ 表示)151,152,153が所定領域形成されている。このような構成によって第1の検出用パターンが形成されている。
【0016】
次に、図1(b)の構成について説明する。上記P型(図ではP- 表示)基板11を有するTEGパターン領域上に、第1の検出用パターンから所定距離離間して、第2のN型のウェルパターン(図ではN- 表示)22が形成されている。ウェルパターン22は、例えばX方向に長い横長の方形領域である。絶縁膜23を介してこのウェルパターン22の外周の一部を跨ぐように所定幅で2つのポリシリコンゲートパターン241、242が形成されている。ポリシリコンゲートパターン241、242は、ウェルパターン22のX方向に沿って長く互いに線対称的に形成されている。この2つのポリシリコンゲートパターン241,242をマスクとした自己整合的な配置でもってN型のソース,ドレイン拡散層(図ではN+ 表示)251,252,253が所定領域形成されている。このような構成によって第2の検出用パターンが形成されている。
【0017】
上記第1、第2の検出用パターンにおいて、ウェルパターン12,22は、図示しないチップ領域における実際の素子形成に必要なウェルの形成と同一工程のイオン注入マスクに従って形成される。上記絶縁膜13,23は、図示しないチップ領域における実際の素子形成に必要な絶縁膜形成と同一工程で形成される。上記ポリシリコンゲートパターン141,142,241,242は、図示しないチップ領域における実際の素子形成に必要なポリシリコンゲートと同一工程のリソグラフィ工程によって形成される。さらに、ソース,ドレイン拡散層151,152,153,251,252,253は、図示しないチップ領域における実際の素子形成に必要な拡散層と同一工程のイオン注入工程によって形成される。
【0018】
上記図1(a)の第1の検出用パターンと、図1(b)の第2の検出用パターンは、それぞれ同一のパターンをそれぞれY方向、X方向を長手方向として配置することが好ましい。
【0019】
図2は、図1(a)または図1(b)に示す、F3−F3線に沿う断面図である。第1の検出用パターンでは、2つのポリシリコンゲートパターン141,142それぞれに関するMOSトランジスタ素子M11,M12が構成される。これらのMOSトランジスタ素子M11,M12の耐圧比較により、X方向に対するマスク合わせずれ量が検出される。
【0020】
例えば、MOSトランジスタ素子M11,M12各々のゲートG−1,G−2及びドレインDの印加電圧を固定し、ソースS−1,S−2に印加する電圧をパラメータとして変化させる。これにより、MOSトランジスタ素子M11,M12それぞれのソース,ドレイン間のブレークダウン電圧(BVDS特性)の評価を行なう。MOSトランジスタ素子M11,M12どちらのチャネル長Lがどれだけ短いかによるBVDS特性の結果が、X方向に対するマスク合わせずれ量の解析に寄与する。
【0021】
また、第2の検出用パターンでは、2つのポリシリコンゲートパターン241,242それぞれに関するMOSトランジスタ素子M21,M22が構成される。これらのMOSトランジスタ素子M21,M22の耐圧比較により、Y方向に対するマスク合わせずれ量が検出される。
【0022】
例えば、MOSトランジスタ素子M21,M22各々のゲートG−1,G−2及びドレインDの印加電圧を固定し、ソースS−1,S−2に印加する電圧をパラメータとして変化させる。これにより、MOSトランジスタ素子M21,M22それぞれのソース,ドレイン間のブレークダウン電圧(BVDS特性)の評価を行なう。MOSトランジスタ素子M21,M22どちらのチャネル長Lがどれだけ短いかによるBVDS特性の結果が、Y方向に対するマスク合わせずれ量の解析に寄与する。
【0023】
図3(a),(b)は、それぞれ本発明の第2実施形態に係るマスク合わせずれ評価用パターンの構成を示す平面図である。半導体ウェハを集積回路チップとして切り出すダイシング以前のスクライブラインにTEGパターンとして形成されており、同図(a),(b)2つの組合わせ構成となっている。前記第1実施形態と同様箇所には同一の符号を付す。
【0024】
上記TEGパターンは次のように構成されている。まず、図2(a)について構成を説明する。例えばP型(図ではP- 表示)のシリコン基板11を有するTEGパターン領域上に、第1の2つのN型ウェルパターン(図ではN- 表示)12a,12bが形成されている。ウェルパターン12a,12bは実質的に同じ形で、例えばY方向に長い縦長の方形領域である。絶縁膜13を介してこの2つのウェルパターン12a.12bに関し、線対称的で対向する外周の一部を跨ぐように所定幅で2つのポリシリコンゲートパターン141、142が形成されている。ポリシリコンゲートパターン141、142は、各ウェルパターン12a,12bのY方向に沿って長く互いに線対称的に形成されている。この2つのポリシリコンゲートパターン141,142をマスクとした自己整合的な配置でもってN型のソース,ドレイン拡散層(図ではN+ 表示)151,152,153が所定領域形成されている。このような構成によって第1の検出用パターンが形成されている。
【0025】
次に、図3(b)の構成について説明する。上記P型(図ではP- 表示)基板11を有するTEGパターン領域上に、第1の検出用パターンから所定距離離間して、第2の2つのN型ウェルパターン(図ではN- 表示)22a,22bが形成されている。ウェルパターン22a,22bは実質的に同じ形で、例えばX方向に長い横長の方形領域である。絶縁膜23を介してこの2つのウェルパターン22a,22bに関し、線対称的で対向する外周の一部を跨ぐように所定幅で2つのポリシリコンゲートパターン241、242が形成されている。ポリシリコンゲートパターン241、242は、各ウェルパターン22a,22bのX方向に沿って長く互いに線対称的に形成されている。この2つのポリシリコンゲートパターン241,242をマスクとした自己整合的な配置でもってN型のソース,ドレイン拡散層(図ではN+ 表示)251,252,253が所定領域形成されている。このような構成によって第2の検出用パターンが形成されている。
【0026】
上記第1、第2の検出用パターンにおいて、ウェルパターン12a,12b,22a,22bは、図示しないチップ領域における実際の素子形成に必要なウェルの形成と同一工程のイオン注入マスクに従って形成される。上記絶縁膜13,23は、図示しないチップ領域における実際の素子形成に必要な絶縁膜形成と同一工程で形成される。上記ポリシリコンゲートパターン141,142,241,242は、図示しないチップ領域における実際の素子形成に必要なポリシリコンゲートと同一工程のリソグラフィ工程によって形成される。さらに、ソース,ドレイン拡散層151,152,153,251,252,253は、図示しないチップ領域における実際の素子形成に必要な拡散層と同一工程のイオン注入工程によって形成される。
【0027】
上記図3(a)の第1の検出用パターンと、図3(b)の第2の検出用パターンは、それぞれ同一のパターンをそれぞれY方向、X方向を長手方向として配置することが好ましい。
【0028】
図4は、図3(a)または図3(b)に示す、F4−F4線に沿う断面図である。第1の検出用パターンでは、2つのポリシリコンゲートパターン141,142それぞれに関するMOSトランジスタ素子M11,M12が構成される。これらのMOSトランジスタ素子M11,M12の耐圧比較により、X方向に対するマスク合わせずれ量が検出される。
【0029】
例えば、MOSトランジスタ素子M11,M12各々のゲートG−1,G−2及びソースS−1,S‐2の印加電圧を固定し、ドレインDに印加する電圧をパラメータとして変化させる。これにより、MOSトランジスタ素子M11,M12それぞれのソース,ドレイン間のブレークダウン電圧(BVDS特性)の評価を行なう。MOSトランジスタ素子M11,M12どちらのチャネル長Lがどれだけ短いかによるBVDS特性の結果が、X方向に対するマスク合わせずれ量の解析に寄与する。
【0030】
また、第2の検出用パターンでは、2つのポリシリコンゲートパターン241,242それぞれに関するMOSトランジスタ素子M21,M22が構成される。これらのMOSトランジスタ素子M21,M22の耐圧比較により、Y方向に対するマスク合わせずれ量が検出される。
【0031】
例えば、MOSトランジスタ素子M21,M22各々のゲートG−1,G−2及びドレインDの印加電圧を固定し、ソースS−1,S−2に印加する電圧をパラメータとして変化させる。これにより、MOSトランジスタ素子M21,M22それぞれのソース,ドレイン間のブレークダウン電圧(BVDS特性)の評価を行なう。MOSトランジスタ素子M21,M22どちらのチャネル長Lがどれだけ短いかによるBVDS特性の結果が、Y方向に対するマスク合わせずれ量の解析に寄与する。
【0032】
上記各実施形態によれば、第1の検出用パターンで構成されるそれぞれのMOSトランジスタ素子の耐圧比較をする。さらに、第2の検出用パターンで構成されるそれぞれのMOSトランジスタ素子の耐圧比較をする。これにより、ウェルとゲートのX方向に対するマスク合わせのずれ量、Y方向に対するマスク合わせのずれ量が別々に検出できる。すなわち、マスク合わせがどのような成分で誤差を有しているかの詳細な解析が電気的に達成される。この結果、本発明を適用して、より短い時間で容易に適正なアライメントを維持できる製造管理が期待できる。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、第1、第2の検出用パターンによって、それぞれ構成されるMOSトランジスタ素子が耐圧比較される。これにより、X方向、Y方向に対するマスクずれ量が別々に検出、評価できる。この結果、より詳細なマスク合わせずれの情報が電気的に取得できるようになり、短時間に容易にアライメントの管理が期待できるマスク合わせずれ評価用パターンを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)は、それぞれ本発明の第1実施形態に係るマスク合わせずれ評価用パターンの構成を示す平面図である。
【図2】図1(a)または図1(b)に示す、F3−F3線に沿う断面図である。
【図3】(a),(b)は、それぞれ本発明の第2実施形態に係るマスク合わせずれ評価用パターンの構成を示す平面図である。
【図4】図3(a)または図3(b)に示す、F4−F4線に沿う断面図である。
【図5】MOSトランジスタ素子を評価する従来のTEGの一例を示す平面図である。
【符号の説明】
11…シリコン基板
12,12a,12b…第1のウェルパターン
22,22a,22b…第2のウェルパターン
13,23…絶縁膜
141,142,241,242…ポリシリコンゲートパターン
151,152,153,251,252,253…ソース,ドレイン拡散層
M11,M12,M21,M22…MOSトランジスタ素子
Claims (3)
- 半導体ウェハ上の素子形成に関する複数工程でのアライメントを評価するパターンであって、
半導体基板上の所定領域に設けられた第1のウェルパターンと、このウェルパターンに絶縁膜を介し、ウェルパターンにおいて線対称的にそれぞれ対向させウェルパターンの外周の一部を跨ぐようにY方向に長く形成された所定幅の2つのポリシリコンゲートパターンと、この2つのポリシリコンゲートパターンをマスクに自己整合的に配された不純物拡散層を含む第1の検出用パターンと、
前記半導体基板上の所定領域において前記第1の検出用パターンから所定距離離間して設けられた第2のウェルパターンと、このウェルパターンに絶縁膜を介し、ウェルパターンにおいて線対称的にそれぞれ対向させウェルパターンの外周の一部を跨ぐようにX方向に長く形成された所定幅の2つのポリシリコンゲートパターンと、この2つのポリシリコンゲートパターンをマスクに自己整合的に配された不純物拡散層を含む第2の検出用パターンと、
を具備したことを特徴とするマスク合わせずれ評価用パターン。 - 半導体ウェハ上の素子形成に関する複数工程でのアライメントを評価するパターンであって、
半導体基板上の所定領域に設けられた第1の2つのウェルパターンと、この2つのウェルパターンに絶縁膜を介し、2つのウェルパターンに関し線対称的で対向する外周の一部を跨ぐようにY方向に長く形成されたそれぞれ所定幅の2つのポリシリコンゲートパターンと、この2つのポリシリコンゲートパターンをマスクに自己整合的に配された不純物拡散層を含む第1の検出用パターンと、
前記半導体基板上の所定領域において前記第1の検出用パターンから所定距離離間して設けられた第2の2つのウェルパターンと、この2つのウェルパターンに絶縁膜を介し、2つのウェルパターンに関し線対称的で対向する外周の一部を跨ぐようにX方向に長く形成されたそれぞれ所定幅の2つのポリシリコンゲートパターンと、この2つのポリシリコンゲートパターンをマスクに自己整合的に配された不純物拡散層を含む第2の検出用パターンと、
を具備したことを特徴とするマスク合わせずれ評価用パターン。 - 前記半導体基板上の所定領域は、前記半導体ウェハのスクライブライン上にあることを特徴とする請求項1または2いずれかに記載のマスク合わせずれ評価用パターン。
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