JP3757557B2 - 距離測定装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パルス状の測定光を出射し、その反射光が戻ってくるまでの時間を計測することにより、外部の物標までの距離を測定する距離測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、距離測定装置として、例えば特開平7−71957号公報に開示されているように、レーザダイオードをパルス状の駆動信号で駆動して、発光部からレーザ光(測定光)を出射させ、その測定光が外部の物標に当たって反射してくる反射光を、フォトダイオード等からなる受光部で受光することにより、発光部の発光時刻から受光部による反射光の受光時刻までの時間△T(図7(a)参照)を測定し、その時間△Tに基づき、物標までの距離を算出するように構成された装置が知られている。
【0003】
そしてこの種の装置では、受光部における反射光の受光時刻(受光タイミング)を正確に検出する必要があることから、受光部からの受光信号を処理する信号処理系には、通常、図7(b)に示すように、受光部からの受光信号を増幅する増幅器52、増幅器52からの出力を更に増幅するSTC(Sensitivity Time Control )回路54、及び、STC回路54からの出力が予め設定された受光判定レベルVth以上か否かによって、受光部による反射光の受光を判定するコンパレータ56が設けられ、このコンパレータ56による判定結果に基づき、受光部における反射光の受光タイミングを検出するようにされている。
【0004】
尚、増幅器52及びSTC回路54は、夫々、受光部から出力される受光信号の内、物標から反射してくる反射光の信号成分(つまり発光部から測定光を出射させるのに用いたパルス状の駆動信号の周波数に対応した交流信号成分)のみを増幅して、後段のSTC回路54及びコンパレータ56に出力するためのものであり、上記各回路は、通常、直流信号成分カット用のカップリングコンデンサにて接続される。
【0005】
また、STC回路54は、図示しない制御回路から出力されるSTC信号(図7(a)参照)により、発光部を発光させて測定光を出射してからの時間の経過に伴い信号の出力レベルが大きくなるように、増幅率が制御されるものである。
つまり、受光部からの受光信号は、図7(a)に示すように、測定光を反射する物標との距離が短い程(換言すれば、測定光の出射後、反射光が受光部に入射するまでの時間が短い程)、信号レベルが高くなる。このため、受光部からの受光信号を常に一定の増幅率で増幅するようにしていると、例えば、発光部から出射した測定光が物標を測定すべき方向とは異なる方向に漏れ出し、その方向に位置する測定装置付近の物体で反射された微弱な光が受光部に入射した場合であっても、或いは、測定光が雨等で反射した微弱な光が受光部に入射した場合であっても、コンパレータ56には受光判定レベルVth以上の高レベルの信号が入力されることになり、本来検出すべき物標からの反射光を検出できず、物標までの距離を正確に測定することができなくなってしまう。
【0006】
そこで、距離測定装置では、通常、受光信号の信号処理系にSTC回路54を設けることにより、測定光出射後の経過時間が短い領域での受光信号の増幅率を抑え、近距離領域での微弱な反射光を、距離測定すべき物標からの反射光として検出してしまうのを防止しているのである。
【0007】
また、STC回路54の前段に設けられる増幅器52は、コンパレータ56による反射光の検出感度を調整して、受光信号の信号処理系を流れるノイズ信号成分が反射光として誤検出されない範囲内で、測定可能距離を最大にするためのものである。
【0008】
つまり、受光部からの受光信号は、物標との距離が長い程信号レベルが低くなることから、測定可能距離を長くするには、受光信号の増幅率を大きくして、コンパレータ56による反射光の検出感度を高くすればよいが、受光信号の信号処理系では、ノイズ信号成分も増幅されるので、受光信号の増幅率を大きくしすぎると、そのノイズ信号成分が受光判定レベルVthを越えて、コンパレータ56により反射光の受光が誤検出されることになる。
【0009】
そこで、距離測定装置では、通常、上記STC回路54とは別に、増幅率を調整可能な増幅器(所謂可変利得増幅器)52を設け、この増幅器52の増幅率を、図示しない制御回路からのゲインコントロール信号にて調整することにより、コンパレータ56による反射光の検出感度を、ノイズ信号成分を反射光として誤検出しない範囲内で、最大感度に設定できるようにしているのである。
【0010】
また次に、コンパレータ56は、上記のようにSTC回路54からの出力と受光判定レベルVthとを比較し、STC回路54からの出力が受光判定レベルVth以上であるときに、受光部による反射光の受光を判定するものであるが、距離の算出に必要な反射光の受光タイミングは、その判定結果から、例えば、次のように検出される。
【0011】
即ち、受光信号は、物標との距離によって信号レベルが異なることから、STC回路54からの出力が受光判定レベルVth以上となって、コンパレータ56からの出力が変化した時刻を、受光タイミングとして検出すると、受光信号のレベルの違いによって、検出した受光タイミングがずれてしまう。そこで、図7(a)に示す如く、STC回路54からの出力が受光判定レベルVthを越えた時刻T1から、その後、STC回路54からの出力が受光判定れべるVthを下回る時刻T2までの時間を受光信号のパルス幅Wとして検出し、そのパルス幅Wから、受光信号の中心時刻T3 を算出し、これを反射光の受光タイミングとする。
【0012】
そして、物標までの距離を算出する際には、発光部から出射させた測定光の中心時刻T0 から、上記のように求めた反射光の受光タイミングT3 までの時間を求め、この時間を距離に換算する。
【0017】
尚、図7(a)において、受光信号波形の上部を破線で記載しているのは、近距離領域での受光信号はレベルが高く、増幅器52による信号増幅によって飽和してしまうためである。
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の距離測定装置においては、上記のように、STC回路54の前段に増幅器52を設け、この増幅器52の増幅率を調整することにより、コンパレータ56による反射光の検出感度を最適感度に設定できるように構成されるが、受光信号の信号処理系を流れるノイズ信号レベルは、使用環境(特に温度)によって変化することから、受光部による反射光の受光を誤検出しない範囲内で受光感度を最大するには、増幅器52の増幅率を頻繁に更新する必要がある。
【0018】
そして、その増幅率を最適値に更新するには、例えば、増幅器52への信号入力を遮断して、増幅器52にてノイズ信号成分のみを増幅させ、そのときコンパレータ56で反射光の受光が検出されない範囲内で、増幅器52の増幅率が最大となる最大増幅率を複数回探索し、その探索により得られた最大増幅率の内の最も小さい値を、増幅器52の増幅率として設定するようにすればよい。また、こうした増幅率の学習動作で、より誤検出の少ない最適な増幅率を設定するには、最大増幅率を探索(学習)する回数をできるだけ多くすればよい。
【0019】
つまり、受光信号の信号処理系を流れるノイズ信号は、距離測定装置の内部回路が動作することにより発生する熱雑音等、距離測定装置自体が発生するノイズの他、距離測定装置を使用する装置(例えば自動車等の移動体)が発生するノイズや、周囲の施設から一時的或いは周期に入力される外乱ノイズ等、各種ノイズから構成されるため、最大増幅率の探索を1回或いは数回行っただけでは、これらのノイズの影響を受けることなく反射光の受光を検出できる最大増幅率を見つけることは困難である。従って、最大増幅率の学習回数はできるだけ多くすることが望ましい。
【0020】
しかし、学習回数を増加させればさせる程、増幅率の更新に要する時間がかかることから、距離測定装置本来の機能である距離測定を充分実行できなくなってしまう。そして、距離測定を頻繁に行う必要がある場合には、増幅率更新のための学習回数を減らさずを得ず、この場合には、増幅器52の増幅率を最適値に設定することができず、距離測定精度が低下してしまう。
【0021】
本発明は、こうした問題を解決するためのものであり、距離測定装置において、距離の測定精度を高め、近距離領域に存在する物標から遠距離領域に存在する物標まで、広範囲に距離を測定できるようにすることを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の距離測定装置においては、距離算出手段が動作しているときには、まず、発光手段が、距離算出手段からのパルス状の駆動信号を受けて、測定光を出射する。そして、その出射した測定光が外部の物標に当たって反射してくると、その反射光を受光手段が受光し、反射光の強度に対応した受光信号を出力する。すると第1増幅手段が、その受光信号を増幅し、判定手段が、その増幅された受光信号の内の交流信号成分を取り込み、その信号レベルが予め設定された受光判定レベル以上になったか否かを判定する。
【0023】
そして、判定手段にて第1増幅手段からの信号レベルが受光判定レベル以上であると判定されると、時間幅検出手段が、そのときの時刻から、次に判定手段にて信号レベルが受光判定レベルを下回ったと判定されるまでの時間幅を検出し、受光時刻算出手段が、時間幅検出手段にて検出された時刻及び時間幅から、反射光が最大となる時刻を求め、その時刻を反射光の受光時刻として設定する。すると、距離算出手段が、発光手段にパルス状の駆動信号を出力して発光手段から測定光を出射させたときの中心時刻から、受光時刻算出手段が設定した受光時刻までの時間を求め、その時間に基づき物標までの距離を算出する。
【0024】
一方、距離算出手段が動作を停止しているときには、増幅率探索手段が、判定手段による判定結果を監視しながら第1増幅手段の増幅率を変化させて、判定手段にて信号レベルが受光レベル以上であると判定されない条件下での最大増幅率を、n回探索する。そして、増幅率探索手段が探索動作をn回実行すると、増幅率選択手段が、その探索動作によって得られたn個の最大増幅率の中から最小値を選択し、最小値換算手段が、その選択された最大増幅率の最小値を、予め設定された換算データに基づき、最大増幅率の探索をm回(m>n)行った際に得られるm個の最大増幅率の最小値に換算し、増幅率設定手段が、最小値換算手段の換算動作により得られた最小値を、第1増幅手段の増幅率として設定する。
【0025】
つまり、既述したように、増幅率探索手段にて探索されたn個の最大増幅率の中から最小値を選択して、それを第1増幅手段の増幅率として設定するようにした場合、判定手段がノイズ信号により受光を誤判定しない条件下で最大感度が得られるように増幅率を設定するには、増幅率探索手段による増幅率の学習回数nを例えば数十〜数百回に設定する必要があり、第1増幅手段の増幅率の更新に時間がかかる。
【0026】
そこで、本発明では、増幅率探索手段で探索されたn個の最大増幅率の中から得られる最小の増幅率を、最大増幅率の探索をm回(m>n)行った際に得られるm個の最大増幅率の最小値に換算し、その換算により得られた最小値を、第1増幅手段の増幅率として設定することにより、増幅率探索手段における増幅率の学習回数nを多くすることなく、第1増幅手段の増幅率を、判定手段がノイズ信号により受光を誤判定しない条件下で最大感度を実現し得る最適増幅率に設定できるようにしているのである。
【0027】
このため、本発明によれば、ノイズ信号による判定手段の誤動作を防止しつつ、受光信号を最大感度で判定し得る最適な増幅率を、短時間で更新することができ、距離測定の頻度を減少させることなく、距離測定精度を向上することができる。
【0028】
尚、増幅率探索手段で探索されたn個の最大増幅率の最小値を、最大増幅率の探索をm回行った際に得られる最大増幅率の最小値に換算できるのは、最大増幅率の探索回数と、探索により得られた最大増幅率の最小値とに相関関係があるためである。そして、例えば、この相関関係を実際の距離測定装置を用いて実験的に求め、その結果を換算データとしてマップ或いは計算式等で設定しておけば、その換算データを用いて、極めて簡単に、第1増幅手段の増幅率を設定することができる。
【0029】
次に、請求項2に記載の距離測定装置においては、第1増幅手段からの出力信号が、第2増幅手段にて更に増幅されて、判定手段に入力される。そして、第2増幅手段の増幅率は、発光手段が測定光を出射するのと同時に距離算出手段により起動される増幅率制御手段によって、発光手段が測定光を出射してからの時間の経過に伴い大きくなるように制御される。つまり、第2増幅手段は、前述のSTC回路として働き、判定手段にて、近距離からの不要な反射光の受光が検出されるのを防止する。そして、増幅率探索手段は、その第2増幅手段の増幅率を、増幅率制御手段が距離測定時に制御する最大の増幅率に設定して、最大増幅率の探索を行う。
【0030】
即ち、受信信号の信号処理系にSTC回路として機能する第2増幅手段が設けられている場合、判定手段には、第1及び第2増幅手段にて増幅された受光信号が入力されることから、最大増幅率の探索を行う際に、第2増幅手段の増幅率が低く設定されていると、反射光の受光判定の妨げとなるノイズ信号レベルも低く抑えられることになる。
【0031】
そして、この状態で第1増幅手段に対する最大増幅率の探索を行い、前述の手順で第1増幅手段の増幅率を設定するように構成すると、その後、第2増幅手段の増幅率が増大した際に、ノイズ信号が増幅されてしまうことから、判定手段が、そのノイズ信号から受光手段による反射光の受光を誤判定してしまうことが考えられる。
【0032】
そこで、本発明では、受信信号の信号処理系にSTC回路として機能する第2増幅手段が設けられている場合には、第2増幅手段の増幅率を最大の増幅率に設定して、最大増幅率の探索を行うことにより、こうした問題が発生するのを防止しているのである。
【0038】
ところで、距離測定装置を、例えば車両に搭載して、車両前方の先行車両や障害物までの距離を測定するような場合、装置が故障して距離測定が不可能になると、その旨を速やかに検出して、車両運転者等に報知することが望ましく、修理の手間を考慮すると、単に装置の異常を検出できるだけでなく、異常発生箇所を特定できることが望ましい。
【0039】
そこで、本発明(請求項1、2)の距離測定装置としては、請求項3に記載のように、受光手段から後段の増幅手段に至る信号経路を遮断して、増幅手段にパルス状の疑似受光信号を入力する疑似受光信号入力手段と、受光手段に対して疑似反射光を出射する第2発光手段とを設け、異常検出手段により、距離算出手段が距離測定動作を停止しているときに、疑似受光信号入力手段及び第2発光手段を個々に動作させ、疑似受信信号入力手段の動作時には、判定手段による判定結果に基づき受光手段よりも後段の受光信号系の異常の有無を判定し、第2発光手段の動作時には、判定手段による判定結果に基づき受光手段を含む受光信号系の異常の有無を判定し、それら各異常判定結果を記憶するように構成するとよい。
【0040】
そしてこのようにすれば、異常検出手段が、受光手段よりも後段の受光信号系の異常の有・無及び受光手段を含む受光信号系の異常の有・無を夫々判定し、その判定結果を記憶するので、その記憶した異常有・無の判定結果を使用者に報知したり、或いは、必要に応じて判定結果を読み込むことができ、車両等の移動体に搭載した場合には、移動体の走行安全性を向上できる。また特に、本発明では、異常検出手段にて異常が判定された場合には、その判定結果から、異常発生箇所が受光手段側であるか、受光手段よりも後段の増幅手段側であるかを特定できることから、修理の際に異常箇所を探索する手間を省き、作業性を向上できる。
【0041】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の一実施例を図面と共に説明する。
まず図1は、本発明が適用された自動車用距離測定装置の構成を表すブロック図である。
【0042】
図1に示す如く、本実施例の自動車用距離測定装置は、駆動回路2により通電されてレーザ光(測定光)を車両前方に出射するレーザダイオードからなる発光部(発光手段)4、及び、発光部4が出射したレーザ光が先行車両6等の車両前方の物標に当たって反射してくる反射光を受光するフォトダイオードからなる受光部(受光手段)8を備える。
【0043】
そして、受光部8からの受光信号は、増幅器10で増幅され、信号切換回路12を介して、第1増幅手段としての可変利得増幅器(以下、単に増幅器という)14に入力される。尚、この増幅器14は、図7(b)に示した増幅器52と同様のものであり、CPU,ROM,RAM等を中心に構成された周知のマイクロコンピュータ(以下、単にCPUという)30から出力されるゲインコントロール信号VGCにより増幅率が制御される。
【0044】
また、信号切換回路12は、増幅器14の入力を受光部8側の受光信号入力経路に接続するか、或いはフィルタ16に接続するかを切り換えるためのものであり、CPU30からの切換信号により、その内のいずれかに切り換えられる。尚、信号切換回路12は、通常は、受光部8側に切り換えられており、後述の異常検出処理実行時等に一時的にフィルタ16側に切り換えられる。また、フィルタ16は、抵抗・コンデンサ等からなる微分回路にて構成されており、CPU30から制御信号(Highレベル)が入力されると、これを微分して、パルス状の疑似受光信号を発生する。そして、本実施例では、このフィルタ16と信号切換回路12とが、本発明の疑似受光信号入力手段として機能する。
【0045】
次に、増幅器14からの出力信号はSTC回路(第2増幅手段)18に入力される。STC回路18は、CPU30からSTC電圧発生回路22を介して入力されるSTC電圧Vstc により、増幅率が時間の経過と共に増大するように制御されるものであり、STC回路18からの出力信号は、判定手段としてのコンパレータ24に入力される。そして、コンパレータ24は、STC回路18からの出力信号と受光判定レベルVthとを大小比較し、STC回路18からの出力が受光判定レベルVthよりも大きいときに出力端子からHighレベルの信号を出力し、反転出力端子からLow レベルの信号を出力する。
【0046】
またコンパレータ24の各出力端子は、時間計測IC26に接続されている。そして、時間計測IC26では、各出力端子からの出力信号の立上がりを監視し、図7(a)に示した時刻T1 ,T2 を測定する。つまり、コンパレータ24への入力信号が受光判定レベルVth以上となって出力端子からの出力が立上がる時刻T1 、及び、コンパレータ24への入力信号が受光判定レベルVthよりも小さくなって反転出力端子からの出力が立ち上がる時刻T2 を、夫々検出する。
【0047】
尚、CPU30は、駆動回路2にパルス状の駆動信号を出力して、発光部4から車両前方にレーザ光を出射させると同時に、時間計測IC26を起動することから、時間計測IC26では、実際には、レーザ光を出射した時刻(図7(a)に示した時刻T0 )からの経過時間が測定される。
【0048】
また、受光部8の近傍には、第2発光部28が設けられ、CPU30がこの第2発光部28を駆動することにより、受光部8に光を照射し、受光部8の動作状態を確認できるようにされている。尚、第2発光部28は、請求項4に記載の第2発光手段に相当するものであり、発光ダイオード(LED)28aと、LED28aへの通電・非通電を切り換えるためのトランジスタ28bと、電流制限用の抵抗28cとから構成されている。
【0049】
このように構成された本実施例の自動車用距離制御装置は、CPU30による制御の下に動作する。そこで次に、CPU30の制御動作をフローチャートに沿って説明する。
図2は、CPU30において繰り返し実行されるメインルーチンを表す。図2に示す如く、電源投入等によりCPU30が起動されると、S100(Sはステップを表す)にて初期化の処理を行った後、S110以降の処理を実行する。
【0050】
S110では、後述の異常検出処理で当該装置の異常(本実施例では、受光信号の信号処理系の異常)が検出され、その異常内容が不揮発性メモリ等に記憶されているか否かを判断する。そして、装置の異常が検出されていれば、S120に移行して、その異常内容をメモリから読み込み、車両に搭載された表示装置等に出力することによって、車両乗員に異常を報知する。
【0051】
また、S110にて、装置の異常が検出されていないと判断されると、S130に移行して、現在、距離測定を行う計測タイミングであるか否かを判断する。そして、現在、計測タイミングであれば、S140に移行して、後述の距離の計測処理を所定回(本実施例では100回)行った後、S150に移行し、現在、計測タイミングでなければ、S150に移行する。尚、S120で異常内容を表示装置等に出力した際には、装置に何らかの異常があり、距離計測は不可能であるので、S130,S140の処理は実行されず、そのままS150に移行する。
【0052】
S150では、現在、増幅器14の増幅率(換言すればゲインコントロール信号VGC)を制御する学習タイミングであるか否かを判断する。そして、現在、学習タイミングでなければ、再度S110に移行し、学習タイミングであれば、S160に移行して、ゲインコントロール信号VGCの学習処理を実行し、続くS170にて、信号処理系の異常を検出する異常検出処理を実行し、更に続くS180にて、信号処理系で生じる受光信号の遅延時間を測定する遅延時間計測処理を実行した後、S110に移行する。
【0053】
尚、計測タイミング及び学習タイミングの判定は、前回距離計測処理或いは学習処理を実行してから所定時間が経過したか否かを判断することにより行われ、本実施例では、距離計測処理は1.67msec.毎に行い、学習処理は100msec.毎に行うように、各タイミングが設定されている。
【0054】
次に、S140にて実行される距離計測処理について説明する。
図3に示す如く、この処理が開始されると、まず、S210にて、駆動回路2にパルス状の駆動信号を出力することにより、発光部4からレーザ光を出射させると共に、STC電圧発生回路22に駆動信号を出力することにより、STC電圧発生回路22から、時間の経過に伴い増大するSTC電圧Vstc を出力させる。この結果、発光部4からレーザ光が出射されると同時に、STC回路18の増幅率が最小の増幅率に設定され、この増幅率は、その後、時間の経過と共に除々に増大することになる。尚、本実施例では、STC回路18の増幅率が、STC電圧発生回路22の起動後、約200nsec.程度で最大の増幅率になるよう、STC電圧発生回路22の時定数が設定されている。
【0055】
そして、このようにS210にて発光部4からレーザ光を出射させると、車両前方に先行車両や障害物が存在すれば、発光部4から出射したレーザ光がそれらの物標に当たって反射し、その反射光が受光部8で受光されて、コンパレータ24からの出力が変化することになるので、続くS220では、時間計測IC26を起動して、レーザ光の出射後、コンパレータ24にて受光信号が検出されるまでの時間(前述の時刻T1 ,T2 )を計測させ、各時刻T1 ,T2 を読み込む。尚、車両前方に距離測定可能な物標がいなければ、コンパレータ24にて受光信号が検出されず、時間計測IC26から時刻T1 ,T2 を読み込むことはできないので、S220では、時間計測IC26にて所定時間以上時刻T1 ,T2 が計測されなければ、当該距離計測処理を終了する。
【0056】
次に、S220にて、各時刻T1 ,T2 が読み込まれると、S230に移行して、各時刻T1 ,T2 の時間差から、受光信号のパルス幅Wを算出する、時間幅検出手段としての処理を実行する。そして、続くS240では、その算出したパルス幅Wから、パルス幅Wの中心時刻(受光中心)を求めると共に、図6(a)に示したマップを用いて、パルス幅Wに対応した受光中心の補正値を求め、その補正値でパルス幅Wから求めた受光中心を補正する、といった手順で、受光信号が最大となる真の受光中心T3 を算出する、受光時刻算出手段としての処理を実行する。
【0057】
また続くS250では、この算出した受光中心(時刻)T3 とレーザ光の出射時刻(中心時刻)T0 とから、レーザ光を出射してからその反射光が受光部8で受光されるまでの計測時間を算出する。尚、この計測時間の算出は、レーザ光の出射時刻(出射時の中心の時刻)T0 とS240で求めた受光中心(時刻)T3 との時間差を求め、この時間差から、S180にて測定された信号処理系での受光信号の遅延時間を減じる、といった手順で行われる。
【0058】
つまり、本実施例では、S180において、第2発光部28を発光させて、その後、コンパレータ24からの出力が変化(受光検出)するまでの時間を測定することにより、信号処理系での受光信号の遅延時間を測定し、S250において、計測時間を算出する際には、出射時刻T0 と受光中心(時刻)T3 との時間差からこの遅延時間を減じることにより、レーザ光を出射してからその反射光が受光部8で受光されるまでの時間を正確に算出できるようにしている。
【0059】
またこのようにS250にて真の計測時間が算出されると、今度はS260にて、その計測時間から距離Lmを算出し、続くS270にて、その算出した距離Lmに対する補正値αstc を算出する。この補正値αstc は、STC回路18の増幅率が変化しているときに反射光が受光された際に生じる受光波形歪みに起因した測定誤差を補正するためのものであり、実距離と測定結果との関係に基づき予め設定された、距離Lmをパラメータとするマップ(図6(b)参照)を用いて算出される。
つまり、STC回路を備えた距離測定装置では、STC回路の増幅率が変化しているときに、反射光が受光されると、コンパレータへの入力信号が、STC回路における増幅率の変化に対応して歪んでしまう。そして、このようにコンパレータに入力される信号波形が歪むと、受光信号パルス幅Wの中心が真の受光中心から大きくずれてしまい、距離Lmに誤差が生じることになり、特に、近距離領域での距離測定精度が低下する。そこで、本実施例では、その測定誤差を補正するための補正値α stc を、図6(b)に示したマップから求め、測定した距離Lmを補正するようにしている。この結果、本実施例によれば、STC回路18の増幅率変化によって生じる距離測定誤差をなくし、物標までの距離を高精度に測定できることになる。
【0060】
そして、このように距離Lm及びその補正値αstc が算出されると、続くS280にて、補正値αstc を用いて距離Lmを補正して、補正後の距離を物標までの計測距離(L=Lm−αstc )として設定する。また、続くS290では、上記S210〜S280による一連の計測処理回数Nをカウントし、その計測処理回数Nが100回に達したか否かを判断する。そして、計測処理回数Nが100回に満たない場合には、S210に戻って、上記一連の計測処理を再度実行し、計測回数Nが100回に達した場合には、本距離計測処理を終了する。
【0061】
尚、本実施例では、S250及びS260の処理が本発明の距離算出手段に相当する。
次に、S160にて実行される、ゲインコントロール信号VGC(換言すれば増幅器14の増幅率)の学習処理について説明する。
【0062】
図4に示す如く、この処理が開始されると、まずS310にて、時間計測IC26に入力されるコンパレータ24からの出力変化を監視しながら、増幅器14の増幅率を変化させることにより、コンパレータ24にて入力信号が受光判定レベルVth以上であると判定されない条件下(つまりコンパレータ24にて受光信号が検出されない条件下)で、増幅率が最大となって最大感度が得られるゲインコントロール信号VGCを探索する。
【0063】
尚、この探索には、ゲインコントロール信号VGCを制御するデータ(例えば8ビット)の上位ビットから順に変化させて、コンパレータ24にて受光信号が検出されない条件下で増幅率が最大となる点を探索する、所謂二分探索の手法が用いられる。また、この探索は、STC回路18の増幅率を最大増幅率に保持した状態で行う。
【0064】
そして、この探索動作によって、上記条件下で増幅器14が最大増幅率となるゲインコントロール信号VGCが探索されると、続くS320にて、その探索は、n回(例えば10回)実行されたか否かを判断し、n回実行されていなければ、再度S310に移行する、といった手順で、S310の探索動作をn回実行させる。
こうして、上記条件下で増幅器14が最大増幅率となるゲインコントロール信号VGCがn回探索されると、S320にて肯定判断されて、続くS330に移行し、n回の探索動作で得られたn個のゲインコントロール信号VGCの中から、増幅率が最も小さくなる最小のゲインコントロール信号VGCmin を選択する。
【0065】
そして、続くS340では、上記条件下での学習回数とゲインコントロール信号VGCとの関係を測定した図6(c)に示す特性データ、或いは、この特性データから作成したマップ又は演算式を用いて、S330で選択した最小のゲインコントロール信号VGCmin から、前記探索動作の実行回数(学習回数)をm回(例えば100回)に増やしたときに得られるゲインコントロール信号VGCの最小値(m回学習相当値)を求め、続くS350にて、ゲインコントロール信号VGCをm回学習相当値に設定して、当該処理を終了する。
【0066】
尚、上記学習処理において、S310及びS320の処理は本発明の増幅率探索手段に相当し、S330の処理は本発明の増幅率選択手段に相当し、S340の処理は本発明の最小値換算手段に相当し、S350の処理は増幅率設定手段に相当する。
【0067】
次に、S170にて実行される異常検出処理について説明する。尚、この処理は、受光部8からコンパレータ24に至る受光信号の信号処理系の異常を検出するための処理であり、本発明の異常検出手段に相当する。
そして、図5に示すように、この処理が開始されると、まずS410にて、第2発光部28にパルス状の駆動信号を出力することにより、トランジスタ28bをオンさせ、LED28aを発光させ、続くS420にて、時間計測IC26に入力されるコンパレータ24からの出力変化から、LED28aの発光により、受光部8から受光信号が出力されて、コンパレータ24にてその旨が検出されたか否かを判定する。
【0068】
そして、コンパレータ24にて受光信号が検出されなければ、S430にてその旨を表す受光異常Aを記憶し、逆に受光信号が検出されていれば、S440にて正常Aを記憶する。尚、「A」は、受光部8からコンパレータ24に至る信号処理系の全経路に対する符号であり、受光異常Aは全経路のどこかに異常があることを表し、正常Aは全経路が正常であることを表す。
【0069】
こうして、S430又はS440にて信号処理系全経路での異常又は正常が記憶されると、S450に移行して、信号切換回路12を、通常時の受光部8側から、フィルタ16側に切り換え、フィルタ16に制御信号を出力して、フィルタ16から疑似受光信号を発生させる。この結果、増幅器14にはフィルタ16から疑似受光信号が入力され、増幅器14からコンパレータ24に至る信号処理系の一部の経路が正常であれば、コンパレータ24にて受光信号が検出されることになる。
【0070】
そこで、続くS460では、時間計測IC26に入力されるコンパレータ24からの出力変化から、増幅器14への疑似受光信号の入力により、コンパレータ24にて受光信号が検出されたか否かを判定する。そして、コンパレータ24にて受光信号が検出されなければ、S470にてその旨を表す受光異常Bを記憶し、逆に受光信号が検出されていれば、S480にて正常Bを記憶し、当該異常検出処理を終了する。尚、「B」は、受光部8からコンパレータ24に至る信号処理系の増幅器14以降の経路に対する符号であり、受光異常Bはその経路のどこかに異常があることを表し、正常Bはその経路が正常であることを表す。
【0071】
以上説明したように、本実施例では、距離測定時には、S210〜S260の一連の処理で車両前方の先行車両や障害物までの距離Lmを測定した後、その距離Lmを用いて補正値αstc を求め、距離Lmを補正値αstc で補正することにより、最終的な計測距離Lを求めるようにしている。このため、本実施例によれば、STC回路18の増幅率が変化しているときに、反射光が受光部8に入射した場合(つまり近距離領域に車両や障害物がある場合)であっても、STC回路18の動作の影響を受けることなく距離測定を行うことができ、距離を極めて高精度に測定できることになる。
【0072】
また、本実施例では、コンパレータ24による受光信号の受光感度が最適になるように、増幅器14の増幅率を調整する際には、コンパレータ24がノイズを誤検出しない範囲内での増幅器14の最大増幅率(具体的にはゲインコントロール信号VGC)をn回探索して、その最小値を選択した後、その値を、最大増幅率をより多く(m回)探索した際に得られる最小値に換算し、その換算後の値で増幅器14の増幅率を設定するようにしている。このため、増幅率の学習回数を少なくしても、増幅器14の増幅率を最適値に設定することが可能になり、距離測定の頻度を低下させることなく、距離の測定精度を向上できる。
【0073】
また更に、本実施例では、異常検出処理によって、受光信号の信号処理系での動作を、受光部8を含む全経路と、増幅器14よりも後段の経路との2系統でチェックし、各経路での異常の有無を記憶するようにしている。このため、各経路で異常が発生した場合には、その旨を異常発生箇所を含めて、車両乗員等に報知できる。従って、距離測定装置故障時の安全性を向上できると共に、故障個所を特定し易いので、修理の際の作業性も向上できる。
【0074】
以上本発明の一実施例について説明したが、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。
例えば、上記実施例では、本発明を自動車用距離測定装置に適用した場合について説明したが、本発明は、航空機等、他の移動体用の距離測定装置であっても、或いは、固定局から測定光を出射して周囲の移動体等を監視する固定局用の距離測定装置であっても適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の距離測定装置全体の構成を表すブロック図である。
【図2】 実施例のCPUにて実行されるメインルーチンの処理を表すフローチャートである。
【図3】 図2のステップ140にて実行される距離計測処理を表すフローチャートである。
【図4】 図2のステップ160で実行されるゲインコントロール電圧の学習処理を表すフローチャートである。
【図5】 図2のステップ170で実行される異常検出処理を表すフローチャートである。
【図6】 CPUが距離計測処理及び学習処理の実行時に使用するマップを説明する説明図である。
【図7】 従来の距離測定装置の構成及び動作を説明する説明図である。
【符号の説明】
4…発光部 8…受光部 12…信号切換回路 14…増幅器
16…フィルタ 18…STC回路 22…STC電圧発生回路
24…コンパレータ 26…時間計測IC 28…第2発光部
30…CPU(マイクロコンピュータ)
Claims (3)
- 測定光を出射する発光手段と、
該発光手段が出射した測定光が外部の物標に当たって反射してくる反射光を受光し、受光信号を出力する受光手段と、
該受光手段からの受光信号を増幅する第1増幅手段と、
該第1増幅手段から出力される交流信号成分を取り込み、該信号レベルが予め設定された受光判定レベル以上になったか否かを判定する判定手段と、
該判定手段にて前記信号レベルが該受光判定レベル以上であると判定されると、その時刻から、次に前記判定手段にて前記信号レベルが前記受光判定レベルを下回ったと判定されるまでの時間幅を検出する時間幅検出手段と、
該時間幅検出手段にて検出された時刻及び時間幅から、前記反射光が最大となる時刻を求め、該時刻を前記反射光の受光時刻として設定する受光時刻算出手段と、
前記発光手段にパルス状の駆動信号を出力して前記発光手段から測定光を出射させると共に、その後、前記受光時刻算出手段にて受光時刻が算出されると、前記駆動信号を出力した中心時刻から該受光時刻までの時間を求め、該時間に基づき前記物標までの距離を算出する距離算出手段と、
を備えた距離測定装置において、
前記距離算出手段が動作を停止しているときに、前記判定手段による判定結果を監視しながら前記第1増幅手段の増幅率を変化させて、前記判定手段にて前記信号レベルが受光レベル以上であると判定されない条件下での最大増幅率をn回探索する増幅率探索手段と、
該増幅率探索手段によるn回の探索動作によって得られたn個の最大増幅率の中から最小値を選択する増幅率選択手段と、
該増幅率選択手段にて選択された最大増幅率の最小値を、予め設定された換算データに基づき、前記最大増幅率の探索を前記n回よりも多いm回行った際に得られるm個の最大増幅率の最小値に換算する最小値換算手段と、
該最小値換算手段の換算動作で得られた最小値を、前記第1増幅手段の増幅率として設定する増幅率設定手段と、
を設けたことを特徴とする距離測定装置。 - 前記第1増幅手段からの信号を増幅して前記判定手段に出力する第2増幅手段と、
該第2増幅手段の増幅率を、該増幅率が時間の経過に伴い大きくなるように制御する増幅率制御手段と、
を備え、
前記距離算出手段は、前記発光手段にパルス状の駆動信号を出力すると同時に前記増幅率制御手段を起動して、前記第2増幅手段の増幅率を時間の経過に伴い増大させ、
前記増幅率探索手段は、前記第2増幅手段の増幅率を、前記増幅率制御手段が距離測定時に制御する最大の増幅率に設定して、前記最大増幅率の探索を行うことを特徴とする請求項1に記載の距離測定装置。 - 前記受光手段から後段の増幅手段に至る信号経路を遮断して、該増幅手段にパルス状の疑似受光信号を入力する疑似受光信号入力手段と、
前記受光手段に対して疑似反射光を出射する第2発光手段と、
前記距離算出手段が距離測定動作を停止しているときに、前記疑似受光信号入力手段及び第2発光手段を個々に動作させ、前記疑似受信信号入力手段の動作時には、前記判定手段による判定結果に基づき前記受光手段よりも後段の受光信号系の異常の有無を判定し、前記第2発光手段の動作時には、前記判定手段による判定結果に基づき前記受光手段を含む受光信号系の異常の有無を判定し、各異常判定結果を記憶する異常検出手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の距離測定装置。
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