JP3757153B2 - 通信端末、通信方法、及び、記録媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信端末及び通信方法に関する。また、本発明は、通信するためのプログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
電話で通話するためには、発呼者が通話先の電話番号を知っていなければならい。従って、AがBに電話したいが、Bの電話番号を知らないような場合には、AはBの電話番号を電話帳等の様々な方法で調べなければならない。
【0003】
電話番号を調べる方法として、友人間等では、Aから、Bとの共通の知人であるCに電話してBの電話番号を教えてもらい、その後、教えてもらった番号に改めて電話するようなことが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この方法では、Aは、Cから取得した電話番号を紙にメモしたり、記憶したりした後、Cとの電話を切断し、改めてBに電話しなければならず、操作が煩雑であり、電話のかけ間違い等が発生しやすい。
【0005】
同様の問題は、友人間に限らず、通話中に取得した電話番号に発呼する様々な場面で発生する。さらに、同様の問題は、有線・無線の電話に限らず、通信に相手先のアドレスを必要とする様々な通信に共通に発生する。
【0006】
従って、本発明は、通話中に取得した電話番号に簡単に発呼することが可能な通信端末及び通信方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、通話中に取得した電話番号に簡単に発呼することが可能な通信端末及び通信方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、簡単な操作で通信を可能にするプログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点にかかる通信端末は、複数のチャネルを同時に使用可能な通信端末であって、第1チャネルを使用して行われる通話中に、第2チャネルを使用して通信データの送受信を行う通信相手端末との間でデータを送受信する送受信手段と、前記送受信手段を制御し、前記通信相手端末以外の第三者端末の電話番号あるいは該第三者端末への接続に関する情報である呼制御情報を通信データとして前記第2チャネルを使用して該通信相手端末から受信し、前記通話の終了に応答して、受信した前記電話番号あるいは前記呼制御情報を用い、前記第1チャネルを使用して該第三者端末に発呼する制御手段と、から構成されていることを特徴とする。
【0012】
本発明の第の観点にかかる通信方法は、複数のチャネルを同時に使用可能な通信方法において、第1チャネルを使用して行われる通話中に、第2チャネルを使用して通信データの送受信を行う通信相手端末との間でデータを送受信する送受信工程と、前記送受信工程で、前記通信相手端末以外の第三者端末の電話番号あるいは該第三者端末への接続に関する情報である呼制御情報を通信データとして前記第2チャネルを使用して該通信相手端末から受信し、前記通話の終了に応答して、受信した前記電話番号あるいは前記呼制御情報を用い、前記第1チャネルを使用して該第三者端末に発呼する制御工程と、を備えることを特徴とする。
【0014】
本発明の第の観点にかかるコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、第1チャネルを使用して行われる通話中に、第2チャネルを使用して通信データの送受信を行う通信相手端末との間でデータを送受信する送受信手段と、前記送受信手段を制御し、前記通信相手端末以外の第三者端末の電話番号あるいは該第三者端末への接続に関する情報である呼制御情報を通信データとして前記第2チャネルを使用して該通信相手端末から受信し、前記通話の終了に応答して、受信した前記電話番号あるいは前記呼制御情報を用い、前記第1チャネルを使用して該第三者端末に発呼する制御手段と、から構成されていることを特徴とする通信端末としてコンピュータを機能させるためのプログラムを記録している。
【0015】
【発明の実施の形態】
現在、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式の携帯電話システムが、第3世代携帯電話システムの一つとして注目を集めている。以下では、2つの端末間で複数種類の通信線を設けることができる端末について、W−CDMAシステムを例に取って説明する。なお、端末間に設けられる複数の通信線はあくまでもイメージであり、実際には1つの無線電波であることが多い。
【0016】
以下に、W−CDMA方式の携帯電話システムについて簡単に説明する。
送信データを作成する場合、まず、音声チャネル、データチャネル、パケットチャネル、及び、制御用の制御データチャネルなどのTrCH(Transport Channel)のそれぞれについて、データ伝送上の誤り対策処理(コーディング)を行い、CCTrCH(Coded Composite Tranport Channel)と呼ばれるチャネルに集約する。
【0017】
その後、CCTrCHのデータ量に応じて、PhyCH(Physical Channel)を1つ又は複数生成し、生成したPhyCHにCCTrCHを載せる。なお、PhyCHは基本的には1つであるが、データ量が所定量よりも多い場合はその数を増やすことができる。
そして、各PhyCHにそれぞれ異なった拡散コードを与え、多重化することにより、端末から送信する送信データを作成する。
【0018】
送信データを受信した通信回線網では、上記と逆の手順で送信データから各TrCHを抽出する。そして、呼制御情報等により指定される宛先を各TrCHに割り振り、指定された宛先の端末をそれぞれ呼び出す。
【0019】
続けて、端末からの送信時と同様に、各宛先毎に各TrCHのコーディングを行い、CCTrCHに集約した上でPhyCHに載せる。なお、正確には、端末からの送信時とは伝送レートなとが違う上、トラフィック管理が容易であるためCCTrCHにPhyCHをあてがうルールは若干異なる。
そして、各PhyCHに拡散コードを与え、多重化してから各端末に送信する。受信側端末では上記と逆の手順により、必要な情報を得る。
【0020】
なお、複数のTrCHを用いることにより、音声とデータ、音声と音声チャネルを確保できる機能をマルチコール(Multi Call)機能と呼ぶ。また、拡散コードを用いて複数のPhyCHを送信データ中に持つことができる機能をマルチコード(Multi Code)機能と呼ぶ。
【0021】
また、TrCH中における、音声についての部分を音声チャネル、音声チャネルと制御データチャネルを除いた他のデータについての部分をデータチャネルと呼ぶ。
【0022】
また、通信の開始や既存の通信に、新たなチャネルを設ける旨を通知する場合、以下の説明では特に記載しないが、上記した制御データチャネルが用いられる。
【0023】
次に、上記マルチコール機能を用いて、音声通話中にデータチャネルで発信する場合の動作について説明する。
音声通話中は、通話相手に対する音声とその制御データについての各TrCHがコーディングされ、CCTrCHに集約される。
【0024】
この状態においてデータチャネルで発信する場合は、新たなデータチャネルの宛先を示す呼制御情報を既存の制御データに加え、新たなデータチャネルと既存の音声チャネルとをコーディングした後、CCTrCHに集約する。以上が、通話中におけるマルチコールでのデータ発信である。
【0025】
データチャネルでの通信中に音声チャネルを設ける場合も、上記と同様の動作が行われる。
【0026】
以下に示す各実施の形態では、マルチコール機能を例に取って本発明を説明する。なお、TrCHを用いたマルチコール機能により、複数のチャネルを設ける場合の説明となっているが、今後のW−CDMA方式の規格変動によっては、PhyCHを用いたマルチコード機能により本発明を実現することも可能である。
【0027】
(第1の実施の形態)
次に、本発明の第1の実施の形態にかかる通信システムについて図面を参照して説明する。
【0028】
第1の実施の形態にかかる通信システムは、図1に示すように、複数の通信端末(電話機)1と、無線又は有線の通信回線網(公衆電話回線網)3から構成されている。
【0029】
各通信端末1は、音声チャネルとデータチャネルの2つの通信チャネルを同時に使用可能なマルチコール機能を備えている。なお、音声チャネルは音声データを送受信するための通信チャネルであり、データチャネルは音声データ以外のデータ、例えば、文字データや画像データ、通信相手の通信端末を制御するための制御信号等を送受信するための通信チャネルである。
【0030】
各通信端末1は、図2に示すように、キー操作部11と、送受話部12と、無線送受信部13と、表示部14と、メモリ15と、制御部16と、を備える。
【0031】
キー操作部11は、複数の操作キー等を備え、通信端末1の利用者により操作される。キー操作部11は、利用者の操作に従って、通信端末を動作させるための様々な信号を制御部16に出力する。例えば、キー操作部11は、利用者の操作に従って、発信信号、データ取得信号、及び、発信命令信号等を制御部16に出力する。
【0032】
なお、発信信号は、音声チャネルを使用して利用者が指定する電話番号の端末に発信(発呼)することを指示する信号である。また、データ取得信号は、データチャネルを使用して通信相手の端末から必要なデータ(電話番号のデータ等)を取得することを指示する信号である。また、発信命令信号は、通信相手の端末を制御して第三者の端末へ発信させることを指示する信号である。
【0033】
送受話部12は、スピーカやマイクロフォン等を備え、音声を音声データに変換して制御部16に出力する。また、送受話部12は、制御部16から供給される音声データを音声に変換して出力する。
【0034】
無線送受信部13は、アンテナ、高周波回路等を備え、制御部16から供給される音声データ、データ信号等で搬送波を変調し、他の端末に送出する。また、無線送受信部13は、他の端末から供給される電波を受信し、音声データ等に復調して制御部16に出力する。無線送受信部13は、音声チャネルとデータチャネルとを有し、音声チャネルで音声通話と、データチャネルでのディジタルデータの送受信とが同時に可能である。また、音声チャネルとデータチャネルとの通信先は異なっていてもよい。
【0035】
表示部14は、液晶パネル等を備え、電波強度や電話番号、通信端末の動作状況等の様々な情報を所定の文字列やマーク等により表示する。
メモリ15は、RAM、ROM、フラッシュメモリなどから構成され、図3(a)に示すような表示候補リスト、図3(b)に示すような電話帳等を記憶する。図3(a)に示す表示候補リストは、過去の通信履歴などに基づいて生成され、通信先の候補のリストを記憶している。図3(b)は、ユーザが登録した通信先の候補のリストである。メモリ15は、他の端末と通信を行うための通信アプリケーションや、自端末の電話番号等も記憶している。
【0036】
制御部16は、プロセッサなどから構成され、メモリ15が記憶している通信アプリケーションに従って通信端末1を構成する上記各部の動作を制御し、他端末との通信を行う。なお、制御部16の詳しい動作については後述する。
【0037】
次に、上記構成の通信端末1の動作を、図4のフローチャートを参照して説明する。
各通信端末1のキー操作部11は、所定の手順でキーが操作されると、音声チャネルで通話中の通信端末から電話番号を取得することを指示するデータ取得要求信号を制御部16に出力する。
【0038】
制御部16は、データ取得信号に応答して、図4に示す処理を開始し、現在音声チャネルで通話中か否かを判別し(ステップS11)、通話中でなければ、このキー操作を無視する。一方、現在通話中であれば、無線送受信部13を制御し、音声チャネルで通話中の通信端末に、データチャネルで接続し(ステップS12)、他通信端末の電話番号の送信を要求する番号要求信号を送信(発信)する(ステップS13)。
【0039】
各通信端末1の制御部16は、他の通信端末から番号要求信号を無線送受信部13を介して受信すると、この番号要求信号に応答して、送受話部12又は表示部14を制御して、音声チャネルで通話中の相手に通知するための電話番号データの入力又は選択を促すメッセージを出力する(ステップS21)。
【0040】
このメッセージに応答して、使用者は、キー操作部11を操作して、電話番号を入力(又は予めメモリ15に記録しておいた電話番号の中から選択)し、或いは、電話番号の通知を拒否する。
【0041】
使用者の操作は、ステップS22で検出される。入力が「拒否」の場合には、処理を終了する(拒否する旨を要求元の通信端末1に送信し、回線を切断してもよい)。一方、利用者が電話番号を入力又は選択し、データ(電話番号)の送信を指示すると、制御部16は、指示に応答して、データチャネルで、番号要求信号の送信元の通信端末)に送信する(ステップS23)。
【0042】
各通信端末の制御部16は、返信された電話番号を無線送受信部13を介して受信すると、メモリ15上の表示候補リストに最優先表示優先度として追加する(ステップS31)。この際、このデータの履歴として、所定の端末から取得したものである旨を記憶させる。
【0043】
続いて、制御部16は、他の通信端末からの電話番号の取得が完了した旨のメッセージを、送受話部12又は表示部14を制御して、出力する(ステップS32)。
その後、データチャネルを切断する(ステップS33)。
【0044】
利用者は、通常、メッセージに応答して、キー操作部11を操作して、電話番号を表示を指示する。制御部16は、この操作に応答して、表示候補リスト中の優先度の最も高い電話番号とその履歴を表示する。以後、通常のボタン操作にて、表示されている電話番号に発呼(発信)可能である。
【0045】
なお、ステップS23で、電話番号の送信が完了した時点で、音声チャネルとデータチャネルの両方又は一方を切断するようにしてもよい。
【0046】
このような構成とすることにより、各利用者は、通話中に、通話相手から第三者の電話番号をデータチャネルを介して取得してメモリに記憶させ、通話終了後、この第三者に簡単な操作で電話をかけることができる。
【0047】
(具体例)
以下、上記構成の通信端末1の具体的な使用例を、図5に示すような3台の通信端末A,B,Cで通信を行う場面を例に説明する。
【0048】
なお、以下の説明では、通信端末A、B、及び、Cの利用者を、それぞれ利用者A、利用者B、及び、利用者Cと呼ぶ。また、通信端末の各部を示す参照番号の後に、通信端末を示すアルファベットの小文字を付すことにより、各部がどの通信端末に属しているのかを表す。
【0049】
利用者Aが電話番号を知らない利用者C(通信端末C)に電話する場合について説明する。なお、利用者Bは、通信端末Cの電話番号を知っているとする。
【0050】
図6は、通信端末A、B、及び、Cがそれぞれ行う動作を示す流れ図である。
利用者Aは、通信端末Cの電話番号を知らないため、始めに、利用者Bに電話して通信端末Cの電話番号を取得する。
【0051】
具体的には、利用者Aは、通信端末Aのキー操作部11aを所定の手順で操作し、通信端末B(利用者B)の電話番号を入力する。又は、利用者Aは、予めメモリ15aに記録(登録)しておいた電話番号の中から、通信端末Bの電話番号を選択する。
【0052】
キー操作部11aは、利用者Aが入力した又は選択した電話番号を示す発信信号を制御部16aに出力する。
制御部16aは、キー操作部11aからの発信信号に応答して無線送受信部13aを制御し、音声チャネルを使用して通信端末Bに発信する。
【0053】
利用者Bは、通信端末Bのキー操作部11bを操作して通信端末Aからの着信に応答し、利用者Aと通話する。
【0054】
利用者Aは、利用者Bと通話して、通信端末Cの電話番号を教えてほしいという要求に対する了解を得ると、通信端末Cの電話番号を取得するため、キー操作部11aを所定の手順で操作する。このキー操作に応答して、キー操作部11aは、データチャネルを使用して音声チャネルで通話中の通信端末から電話番号を取得することを指示する番号要求信号を制御部16aに出力する。
【0055】
制御部16aは、キー操作部11aからのデータ取得信号に応答して、現在音声チャネルで通話中か否かを判別し、通話中であれば、無線送受信部13aを制御し、現在音声チャネルで通話中の通信端末Bに、データチャネルを使用して他通信端末の電話番号を要求する番号要求信号を送信(発信)する。
【0056】
通信端末Bの制御部16bは、通信端末Aからの番号要求信号を無線送受信部13bを介して受信する。制御部16bは、この番号要求信号に応答して、表示部14bを制御して、音声チャネルで通話中の相手に通知するための電話番号データの入力又は選択を促すメッセージ等を表示する。
【0057】
利用者Bは、表示部14bのメッセージ等に応答してキー操作部11bを操作し、通信端末Cの電話番号を入力する。又は、利用者Bは、予めメモリ15bに記録(登録)しておいた電話番号の中から、通信端末Cの電話番号を選択する。電話番号の入力又は選択が完了すると、利用者Bは、キー操作部11を操作して、データ(電話番号データ)の送信を指示する。
【0058】
制御部16bは、指示に応答して、利用者Bがキー操作部11bを操作して入力した又は選択した電話番号を、データチャネルで番号要求信号の送信元である通信端末Aに送信する。
【0059】
通信端末Aの制御部16aは、通信端末Bから供給された電話番号を無線送受信部13aを介して受信し、メモリ15aの所定領域に記憶させる。そして、制御部16aは、無線送受信部13aを制御して通信端末Bとのデータチャネルを切断する。
その後、制御部16aは、送受話部12aや表示部14a等を制御し、電話番号の取得が完了したことを音声や文字列等により利用者Aに通知する。
【0060】
利用者Aは、電話番号の取得が完了した後、キー操作部11aを操作して通信端末Bとの間の音声チャネルを切断する。なお、この際、利用者Aが電話番号の取得が完了したことを通話により利用者Bに通知し、利用者Bがキー操作部11bを操作して通信端末Aとの音声チャネルを切断してもよい。
【0061】
その後、利用者Aは、利用者Cに電話するため、キー操作部11aを操作し、メモリ15aに記録されている電話番号を表示させる。このとき制御部16aは、先に受信した通信端末Cの電話番号をトップに表示する。利用者Aは、表示されている電話番号への発信するため、通話ボタンを操作する。これにより、キー操作部11aは、音声チャネルを使用して通信端末Cへ発信することを指示する発信信号を制御部16aに出力する。
【0062】
制御部16aは、キー操作部11aからの発信信号に応答して無線送受信部13aを制御し、音声チャネルを使用して通信端末Cに発信する。
利用者Cは、通信端末Cのキー操作部11cを操作して通信端末Aからの着信に応答し、利用者Aと通話する。
【0063】
以上のように、利用者Aは、通話相手である利用者Bから得た情報を利用して、簡単な操作で、利用者Cに電話することができる。具体的には、利用者Aは、通信端末Aを操作して、通信端末Bから得た通信端末Cの電話番号を用いて、利用者Cと通話することができる。この際、通信端末Cの電話番号は、データとして通信端末Bから通信端末Aに送信される。このように、データチャネルを使用して、通信端末Aと通信端末Bとの間で第三者に関するデータ(情報)を共有することができるため、利用者A及びBが行う操作が非常に簡単になり、番号のかけ間違い等がなくなる。
【0064】
なお、この発明は、上記実施の形態及びその具体例に限定されず、様々な変形及び応用が可能である。
また、例えば、他通信端末からの要求を受け付けた通信端末で、ステップS21でメッセージを表示すると共に自動的に図3(b)に示す電話帳を画面に表示し、電話番号の選択を可能とし、任意の番号が選択されると、選択されたデータを自動的に返信する(ステップS23)ようにしてもよい。
【0065】
さらに、図7に示すように、電話番号帳の各データに公開レベルのフラグを設定しておき、ステップS21でのメッセージに従って、利用者が公開レベルを指定すると、指定された範囲内のデータをステップS23で送信するようにしてもよい。例えば、利用者が公開レベル2を指定すれば、公開レベル2に設定されているデータがステップS23で要求元の通信端末1に送信される、一方、利用者が公開レベル1を指定すれば、公開レベル1又は2に設定されているデータがステップS23で要求元の通信端末1に送信される。データを受信した通信端末1は、これをメモリ15に格納し、データを自己の電話電号帳に取り込んだり、自己の電話番号帳と併用する等可能である。
【0066】
例えば、上記実施の形態では、音声チャネルでの通話中にデータチャネルを介して取得するデータとして電話番号(正確には、電話番号を示すデータ)を例示したが、送受信されるデータの種類やフォーマットは任意であり、例えば、電話番号、メールアドレス、URL(Universal Resources Locator)などでもよい。
【0067】
取得するデータが多種類にわたる場合に、例えば、図4のステップS31で、取得したデータの種類を判別し、判別した種類に対応する処理を実行するようにしてもよい。例えば、制御部16は、データを受信すると、供給されたデータが電話番号、メールアドレス、URLの何れであるかを判別する。
【0068】
データが電話番号である場合、制御部16は、それまでの通話が完了すると、無線送受信部13を制御して、供給された電話番号の端末に自動的に発呼する。また、受信データがメールアドレスである場合、制御部16は、メーラを起動し、表示部14にメール作成画面を表示させる。この際、宛先アドレスには、受信したメールアドレスを設定する。データがURLである場合、制御部16は、ブラウザを起動し、URL入力エリアに受信したURLをセットし、ブラウザの画面を表示部14に表示させる。
【0069】
なお、無線送受信部13に第2の音声チャネルを用意し、元の音声チャネルを維持したまま、取得した電話番号に発呼し通話可能にしてもよい。
【0070】
(第2の実施の形態)
上記第1の実施の形態においては、通話中に通話先から電話番号を取得し、取得した電話番号に発呼する例を説明したが、通話中に通話先に電話番号を通知し、通話先からその電話番号に発呼可能に構成することも可能である。以下、そのような構成の第2の実施の形態を説明する。
【0071】
この第2の実施形態の機器構成は図1乃至図3を参照して示した第1の実施の形態の機器構成と同一である。但し、第1の実施の形態とは動作が異なる。
そこで、以下、第2の実施の形態の通信端末1の動作を、図8のフローチャートを参照して説明する。
【0072】
各通信端末1のキー操作部11は、電話番号が入力され、続いて、所定の手順でキーが操作されると、音声チャネルで通話中の通信端末に電話番号を通知することを指示するデータ通知要求信号を制御部16に出力する。
【0073】
制御部16は、データ通知要求信号に応答して、図8に示す処理を開始し、現在音声チャネルで通話中か否かを判別し(ステップS41)、通話中でなければ、このキー操作を無視する。一方、通話中であれば、無線送受信部13を制御し、音声チャネルで通話中の通信端末1に、データチャネルで接続し(ステップS42)、電話番号を送信をする(ステップS43)。
【0074】
各通信端末1の制御部16は、他の通信端末から電話番号が通知されると、図8に示す処理を開始し、まず、受信した電話番号をメモリ15に格納する(ステップS51)。
【0075】
続いて、制御部16は、音声チャネルによる通話が終了したか否かを判別し(ステップS52)、終了していれば、通知された電話番号に自動的に発呼する(ステップS53)。
【0076】
このような構成とすることにより、各利用者は、通話中に、通話相手から通知された電話番号に簡単な操作で発呼することができる。なお、図8のフローチャートで、ステップS51で電話番号を表示優先度を最上位として記憶して、処理を終了してもよい。この場合は、以後は、利用者の判断で、メモリ15に記憶されている電話番号を表示させ、発呼するようにすればよい。
【0077】
(具体例)
以下、第2の実施の形態の通信端末1の具体的な使用例を、利用者Aが、利用者Cに電話することを、利用者C(通信端末C)の電話番号を知らない利用者Bに依頼する場合を例に説明する。なお、利用者Aは、通信端末Cの電話番号を知っているとする。
【0078】
図9は、通信端末A、B、及び、Cがそれぞれ行う動作を示す流れ図である。始めに、利用者Aは、利用者Cに電話することを依頼するため、利用者Bに電話する。
【0079】
具体的には、利用者Aは、通信端末Aのキー操作部11aを所定の手順で操作し、通信端末B(利用者B)の電話番号を入力する。又は、利用者Aは、予めメモリ15aに記録(登録)しておいた電話番号の中から、通信端末Bの電話番号を選択する。
【0080】
キー操作部11aは、利用者Aが入力した又は選択した電話番号を示す発信信号を制御部16aに出力する。
制御部16aは、キー操作部11aからの発信信号に応答して無線送受信部13aを制御し、音声チャネルを使用して通信端末Bに発信する。
【0081】
利用者Bは、通信端末Bのキー操作部11bを操作して通信端末Aからの着信に応答し、利用者Aと通話する。この通話により、利用者Aは、利用者Cに電話することを利用者Bに依頼する。
【0082】
しかし、上記したように、利用者Bは、通信端末C(利用者C)の電話番号を知らない。このため、利用者Aは、以下に示すようにして、通信端末Cの電話番号を通信端末Bに送信し、通信端末Bから通信端末Cに発信させる。
【0083】
具体的には、利用者Aは、キー操作部11aを所定の手順で操作し、通信端末Cの電話番号を入力する。又は、利用者Aは、予めメモリ15aに記録(登録)しておいた電話番号の中から、通信端末Bに発信させる端末の電話番号(通信端末Cの電話番号)を選択する。
【0084】
キー操作部11aは、利用者Aの操作に応答して、データ通知要求信号を制御部16aに出力する。
制御部16aは、キー操作部11aからのデータ通知要求信号に応答して無線送受信部13aを制御し、データチャネルを使用して入力(又は選択)された通信端末Cの電話番号及び発信命令などの接続に関する全て又は一部の情報を呼制御情報として通信端末Bに送信する。
【0085】
通信端末Bの制御部16bは、無線送受信部13bを介して通信端末Aから供給される呼制御情報に応答して無線送受信部13bを制御し、通信端末Aとのデータチャネルを切断する。
【0086】
続いて、制御部16bは、通信端末Cに発信するために、無線送受信部13bを制御して、通信端末Aとの音声チャネルを切断する。なお、データチャネル及び音声チャネルの切断は、通信端末Aの制御部16aが行ってもよい。
その後、制御部16bは、通信端末Aから供給された呼制御情報に従って無線送受信部13bを制御し、音声チャネルを使用して通信端末Cに発信する。
【0087】
利用者Cは、通信端末Cのキー操作部11cを操作し、通信端末Bからの着信に応答する。これにより、利用者Bと利用者Cは、音声チャネルを使用して通話することができる。
【0088】
以上のように、利用者Aは、通話相手である利用者Bに利用者Cに関する情報を送信し、利用者Bから利用者Cに電話させることができる。具体的には、利用者Aは、通信端末Aを操作して、通信端末Cの電話番号あるいは上記呼制御情報を通信端末Bに送信し、通信端末Bから通信端末Cに発信させ、利用者Bと利用者Cとを通話させることができる。
【0089】
一方、利用者Bは、通話相手である利用者Aから得た情報を利用して、利用者Cに電話することができる。具体的には、通信端末Bが通信端末Aから供給される通信端末Cの電話番号あるいは上記呼制御情報に従って通信端末Cに発信し、利用者Bは利用者Cと通話することができる。
【0090】
この際、通信端末Cの電話番号は、データとして通信端末Aから通信端末Bに送信される。このように、データチャネルを使用して、通信端末Aと通信端末Bとの間で第三者に関するデータ(情報)を共有することができるため、利用者A及びBが行う操作が非常に簡単になり、番号のかけ間違い等がなくなる。
【0091】
(変形例)
第1の実施の形態と同様に、音声チャネルでの通話中にデータチャネルを介して送信・受信するデータとして電話番号(正確には、電話番号を示すデータ)を例示したが、送受信されるデータの種類やフォーマットは任意であり、例えば、電話番号、メールアドレス、URL(Universal Resources Locator)などでもよい。
【0092】
送受信されるデータが多種類にわたる場合に、例えば、図8のステップS51で、受信したデータの種類を判別し、判別した種類に対応する処理を実行するようにしてもよい。例えば、制御部16は、データを受信すると、供給されたデータが電話番号、メールアドレス、URLの何れであるかを判別する。
【0093】
データが電話番号である場合、制御部16は、それまでの通話が完了すると、無線送受信部13を制御して、通知された電話番号の通信端末に自動的に発呼する或いは表示候補リストに追加する。また、受信データがメールアドレスである場合、制御部16は、メーラを起動し、表示部14にメール作成画面を表示させる。この際、宛先アドレスには、受信したメールアドレスを設定する。データがURLである場合、制御部16は、ブラウザを起動し、URL入力エリアに受信したURLをセットし、ブラウザの画面を表示部14に表示させる。
【0094】
なお、無線送受信部13に第2の音声チャネルを用意し、元の音声チャネルを維持したまま、取得した電話番号に発呼し通話可能してもよい。
【0095】
(第3の実施の形態)
次に、以下、第1及び第2の実施の形態にかかる通信システムを応用した診断システムに係る第3の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0096】
第3の実施の形態にかかる診察システムは3つの通信端末A、B、及び、Cから構成されている。なお、通信端末Aは患者の自宅等に設置され、通信端末Bは病院のコールセンタ等に設置され、通信端末Cは医者(担当医)の診察室等に設置されている。
【0097】
通信端末A、B、及び、Cは、それぞれ、音声チャネルとデータチャネルの2つの通信チャネルを同時に使用可能なマルチコール機能を備えている。
【0098】
また、通信端末A、B、及び、Cは、図10に示すように、第1の実施の形態で示した構成に加えて外部機器を接続するための外部通信インタフェース17を備え、コンピュータ(外部機器)21に接続されている。なお、コンピュータ21は、キー操作部11と同一の動作を行うことができる。
【0099】
また、通信端末Aに接続されるコンピュータ21aは、動画像を取り込むためのカメラ等を備えており、通信端末Bに接続されるコンピュータ21bは、患者のカルテデータ等をデータベースとして蓄積しており、通信端末Cに接続されるコンピュータ21cは、コンピュータ21aと同様に、動画像を取り込むためのカメラ等を備えている。尚、動画像や各種データの情報表示については、通信端末A、B、Cは、それぞれ端末内部の表示部14あるいはコンピュータ21に接続された図示しない表示部において情報の確認や送受信画像を見ることができるようになっているものとする。
【0100】
次に、以上のように構成される通信端末A、B、及び、Cが行う動作を説明する。
図11は、通信端末A、B、及び、Cがそれぞれ行う動作を示す流れ図である。
【0101】
始めに、患者(利用者A)は、診察を受けるために病院に電話する。
具体的には、患者は、通信端末Aのキー操作部11aを所定の手順で操作し、通信端末Bの電話番号を入力する。又は、患者は、予めメモリ15aに記録(登録)しておいた電話番号の中から、通信端末Bの電話番号を選択する。
【0102】
キー操作部11aは、患者が入力した又は選択した電話番号を示す発信信号を制御部16aに出力する。
制御部16aは、キー操作部11aからの発信信号に応答して無線送受信部13aを制御し、音声チャネルを使用して通信端末Bに発信する。
【0103】
病院のコールセンタのオペレータ(利用者B)は、通信端末Bのキー操作部11bを操作して通信端末Aからの着信に応答し、患者と通話する。この際、通信端末Bの制御部16bは、着信信号に含まれる通信端末Aの電話番号を無線送受信部13bを介して取得し、メモリ15bに記憶させる。
【0104】
オペレータは、患者との通話から、患者が初診であるか否かや、症状等の情報を得る。そして、オペレータは、コンピュータ21bを操作して患者との通話から得た情報を入力する。
制御部16bは、オペレータがコンピュータ21bを操作して入力した患者の症状等をメモリ15bに記憶させる。
【0105】
その後、オペレータは、診察に必要な個人情報(保険証番号やカード番号等)の取得に対する了解を患者から得ると、患者の個人情報を取得するため、コンピュータ21bを所定の手順で操作する。これにより、コンピュータ21bは、データチャネルを使用して通信端末Aから患者の個人情報を取得することを指示するデータ取得信号を制御部16bに出力する。
【0106】
制御部16bは、コンピュータ21bからのデータ取得信号に応答して無線送受信部13bを制御し、通信端末Aに発信する。
続いて、制御部16bは、患者の個人情報を要求する個人情報要求信号を通信端末Aに送信する。
【0107】
通信端末Aの制御部16aは、通信端末Bからの個人情報要求信号を無線送受信部13aを介して受信し、表示部14a(又はコンピュータ21aのディスプレイ)等を制御して送信する情報(データ)の入力を促すメッセージ等を表示する。
【0108】
患者は、表示部14a等のメッセージに応答してコンピュータ21aを操作し、保険証番号やカード番号等の個人情報を入力する。
制御部16aは、患者がコンピュータ21aを操作して入力した個人情報を、データチャネルを使用して通信端末Bに返信する。
【0109】
通信端末Bの制御部16bは、通信端末Aから供給される患者の個人情報を無線送受信部13bを介して受信し、メモリ15bに記憶させる。
その後、制御部16bは、無線送受信部13bを制御して、通信端末Aとのデータチャネル及び音声チャネルを切断し、医者(担当医)に患者の診察を依頼するため、データチャネルを使用して通信端末Cに発信する。
【0110】
制御部16bは、通信端末Cとの間のデータチャネルを確保した後、通信端末Aの電話番号、患者の症状及びカルテデータ等をメモリ15bから取り出し、患者情報として通信端末Cに送信する。
通信端末Cの制御部16cは、通信端末Bから供給される患者情報をメモリ15cに記憶させる。
【0111】
通信端末Bの制御部16bは、患者情報を送信した後、無線送受信部13bを制御して、通信端末Cとのデータチャネルを切断する。
通信端末Cの制御部16cは、通信端末Bとのデータチャネルが切断された後、メモリ15cから通信端末Aの電話番号を取り出し、無線送受信部13cを制御して、音声チャネルで通信端末Aに発信する。
【0112】
患者は、通信端末Aのキー操作部11aを制御して通信端末Cからの着信に応答し、担当医と通話する。
そして、担当医は、音声チャネルでの通話やデータチャネルでの動画像の送受信等により患者を診察し、コンピュータ21cを操作して診察結果及び投薬指示等を入力する。
【0113】
通信端末Cの制御部16cは、担当医がコンピュータ21cを操作して入力した診察結果を用いて、メモリ15cが記憶している患者のカルテデータを更新する。また、制御部16cは、担当医がコンピュータ21cを操作して入力した投薬指示をメモリ15cに記憶させる。
【0114】
診察が終了すると、担当医は、診察結果を通信端末Bに送信するため、キー操作部11c(又はコンピュータ21c)が備える所定の操作キーを押下する。これにより、キー操作部11c(又はコンピュータ21c)は、診察が終了したことを示す診察終了信号を制御部16cに出力する。
【0115】
制御部16cは、キー操作部11c(又はコンピュータ21c)からの診察終了信号に応答して、通信端末Aとの間の音声チャネル及びデータチャネルを切断する。
続いて、制御部16cは、メモリ15cから通信端末Bの電話番号を取得し、無線送受信部13cを制御して、データチャネルで通信端末Bに発信する。
【0116】
制御部16cは、通信端末Bとの間のデータチャネルを確保した後、メモリ15cが記憶している通信端末Aの電話番号、患者のカルテデータ及び投薬指示を診察結果情報として通信端末Bに送信する。
そして、制御部16cは、無線送受信部13cを制御し、通信端末Bとのデータチャネルを切断する。
【0117】
通信端末Bの制御部16bは、通信端末Cから供給される診察結果情報を無線送受信部13bを介して受信し、患者に請求する診察料金を算出する。また、制御部16bは、診察結果情報が示す投薬指示から患者に送信する処方箋のデータを作成する。
【0118】
その後、制御部16bは、無線送受信部13bを制御し、データチャネルを使用して診察結果情報が示す通信端末Aの電話番号に発信する。
そして、制御部16bは、通信端末Aとのデータチャネルを確保した後、診察料金や処方箋のデータを通信端末Aに送信し、通信端末Aとのデータチャネルを切断する。
【0119】
通信端末Aの制御部16aは、通信端末Bから供給される診察料金や処方箋のデータを無線送受信部13aを介して受信し、メモリ15aに記憶させる。また、制御部16aは、表示部14aを制御し、受信した診察料金や処方箋の内容を表示して患者に提示する。
【0120】
以上のように、病院のオペレータ(利用者B)は、通信端末Bを操作して担当医(利用者C)に患者(利用者A)に関する情報を送信し、担当医から患者に電話させることができる。一方、担当医は、通信端末Cが通信端末Bから供給される患者に関する情報を用いて通信端末Aに発信することにより、患者と通話することができる。
【0121】
また、各通信端末A、B、及び、Cの制御部16a、16b、及び、16cが、通信アプリケーションに従って、音声チャネル及びデータチャネルの接続を動的に制御する。さらに、患者に関する情報は、データとして各通信端末間で送受信されて共有される。このため、簡単な操作で多くの情報(データ)を正確に送受信することができる。
【0122】
この第3の実施の形態も、上記例に限定されない。例えば、患者と病院との間、病院と医者との間、患者と医者との間でデータを送受信する場合には、双方の通信端末をデータ通信モードに設定すればよい。この場合、制御部16は、データ通信モードに設定されると、通話相手とデータ通信相手とが同一となるように無線送受信部13を制御する。そして、制御部16は、通信端末がデータ通信モードに設定されたことを示すモード設定完了信号を相手の端末に送信する。また、制御部16は、相手の端末からモード設定完了信号が供給されるか否かを判別することにより、相手の端末も同じデータ通信モードに設定されたか否かを判別する。制御部16は、相手の端末が同じモードに設定されていないと判別した場合は、データを送信しないようにする。
【0123】
なお、第1及び第2の実施の形態では、キー操作部11の発信信号により音声チャネルで通信相手の端末に発信しているが、データチャネルを使用して発信してもよい。
【0124】
また、音声チャネルでの電話通信を行わず、データチャネルのみを使用して通信を行ってもよい。
【0125】
また、第1及び第2の実施の形態では、2つのチャネルの内、1つを音声チャネル、もう1つをデータチャネルとして使用しているが、2つのチャネルの両方をデータチャネルとして使用してもよい。このようにすると、1つの通信端末と2つの通信端末との間で同時にデータの送受信を行うことができる。
【0126】
また、第1及び第2の実施の形態で示したように、制御部16が通信アプリケーションに従ってチャネルの接続を制御するため、上記通信端末を三者以上の間で行われる通信に適用することにより、上記と同様に、簡単な操作で多くの情報(データ)を正確に送受信することができる。
【0127】
また、データを送受信する方法は、デジタルデータを送受信することができれば何でもよい。例えば、非制限デジタル、ショートメール、又は、音声通信で使用されるDTMF(Dual Tone Multi Frequency )等を用いてデータを送受信してもよい。
【0128】
また、上記通信端末A,B,Cは、IMT−2000に限らず、複数のチャネルを同時接続可能な規格に対応していればよい。例えば、ISDN(Integrated Service Digital Network)等に対応していてもよい。
【0129】
また、第2の実施の形態では、患者、病院、及び、担当医の3者間での通信を示したが、これに限らず生徒、学校、教師の3者間通信など様々なモデルに適用することができる。
【0130】
また、第2の実施の形態において、通信アプリケーションは通信端末のメモリ15ではなく、外部機器(コンピュータ21)のメモリ等に記憶されていてもよい。
また、コンピュータ21が備えるカメラ等は、通信端末が備えていてもよい。また、通信端末がコンピュータ等に組み込まれていてもよい。
【0131】
また、本発明の装置は、専用の装置を用いる必要はなく、通常のコンピュータにより実現することができる。例えば、コンピュータに上記した各処理を実行させるためのプログラム及びデータを記録媒体(FD、CD−ROM等)に記録して配布し、これをインストールしてOS上で実行することにより、この発明の装置を実現できる。
また、プログラム及びデータの配布は、CD−ROM等に限らず、通信回線等を介して行われてもよい。
【0132】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によって、簡単な操作で通信を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態にかかる通信システムの構成図である。
【図2】図1に示す通信システムを構成する通信端末の構成図である。
【図3】各通信端末に格納されるデータの例を示す図である。
【図4】第1の実施の形態において、各通信端末が行う通信動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】第1の実施の形態の具体例の通信システムの構成図である。
【図6】第1の実施の形態の具体例の動作を説明するための流れ図である。
【図7】各通信端末に格納される電話帳データの例を示す図である。
【図8】第2の実施の形態において、各通信端末が行う通信動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】第2の実施の形態の具体例の通信システムの動作を説明するための流れ図である。
【図10】第3の実施の形態にかかる診察システムを構成する通信端末の構成図である。
【図11】診察システムを構成する各通信端末が行う通信動作を示す流れ図である。
【符号の説明】
11 キー操作部
12 送受話部
13 無線送受信部
14 表示部
15 メモリ
16 制御部
17 外部通信インタフェース
21 コンピュータ

Claims (3)

  1. 複数のチャネルを同時に使用可能な通信端末において、
    第1チャネルを使用して行われる通話中に、第2チャネルを使用して通信データの送受信を行う通信相手端末との間でデータを送受信する送受信手段と、
    前記送受信手段を制御し、前記通信相手端末以外の第三者端末の電話番号あるいは該第三者端末への接続に関する情報である呼制御情報を通信データとして前記第2チャネルを使用して該通信相手端末から受信し、前記通話の終了に応答して、受信した前記電話番号あるいは前記呼制御情報を用い、前記第1チャネルを使用して該第三者端末に発呼する制御手段と、
    から構成することを特徴とする通信端末。
  2. 複数のチャネルを同時に使用可能な通信方法において、
    第1チャネルを使用して行われる通話中に、第2チャネルを使用して通信データの送受信を行う通信相手端末との間でデータを送受信する送受信工程と、
    前記送受信工程で、前記通信相手端末以外の第三者端末の電話番号あるいは該第三者端末への接続に関する情報である呼制御情報を通信データとして前記第2チャネルを使用して該通信相手端末から受信し、前記通話の終了に応答して、受信した前記電話番号あるいは前記呼制御情報を用い、前記第1チャネルを使用して該第三者端末に発呼する制御工程と、
    を備えることを特徴とする通信方法。
  3. 第1チャネルを使用して行われる通話中に、第2チャネルを使用して通信データの送受信を行う通信相手端末との間でデータを送受信する送受信手段と、
    前記送受信手段を制御し、前記通信相手端末以外の第三者端末の電話番号あるいは該第三者端末への接続に関する情報である呼制御情報を通信データとして前記第2チャネルを使用して該通信相手端末から受信し、前記通話の終了に応答して、受信した前記電話番号あるいは前記呼制御情報を用い、前記第1チャネルを使用して該第三者端末に発呼する制御手段と、
    から構成されていることを特徴とする通信端末としてコンピュータを機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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